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お下がりを頂くことで、キツネサマと食事することになるんだ。敬ってみるなら、ねねが食べなよ。
それに……我儘いうなら、私もねねと食べたい。
[ダメかい?と追いついたあなたに首を傾げた。]
一平はここで働くって住んでるからね。
ねねも床の上にあがってきても良いのに。
>>456天
そうだったわね。[くすくすと笑う]
……うん。
私は、"私"になれるといいな。
[――結局のところ、自分の目指しているのは、そこなのかもしれない。"妖怪"でも"女達の未練"でも"人間"でもなくて。ただ、"沙霧"として生きられたら。そのときには、]
一平ちゃん。
私を、見ていてね。迷っても、アンタの声でまた帰れるように。
独りで歩き続けるんじゃなくて、誰かが一緒にいるんだって、思い出せるように。
一緒にいましょ。
[「結婚しよ」とは、結局、言わなかった。何だか相応しくない気がした。それがきっと、何かが変わっていく証で、一歩を踏み出した結果だ]
[未来の夢を描きながらも、踏み出せなかったぬるま湯を抜けて。その先の未来はわからなくても、ゆっくりと進み続けるために]
[あなたの小さな手を、そっと、握った**]
>>459烏
たまにはね。……別に、お前の怒り顔ばっかり、知りたいわけじゃねえし。
[半分自覚した感情に、素直に笑顔が見たいなんて言えない。]
烏の食性ってそんなんだったっけ……。ま、身体壊さないんなら、別にいいけど。
──料理なあ。なるちゃんに教わるのも手かもな。
[ときわちゃんのはちょっとさっぱり系だ、なんて呟いていた。]
売れなかったら、中古書店に売ってくるから安心しろよ。
[最後はそんな、からかい混じりに。]
──いや、さ。あたしさ、モノの声聞こえるから。聞こえるけど、別に話せないし。[手のひらを見下ろす。手のひらから聞くからだ。]
あやかし同士なら話せるし。
こないだみたいなん、起きる前に。高尾みたいな、そゆのに慣れたのがさ、話聞いてやれば、なんか……起きないンかなって。
>>457 8花
図書館な。昔教わって、カードっての作った気がすんだけど……どこいったかな……
[その時は、文字にも物語にも興味はなく、どこかに放ってしまったのだが。今思えば、少し勿体ないことをした。早く始めていれば、何か違っていたかもしれない。時間があまりにありすぎるから、いつの間にか新しいことを先に先にと伸ばしていたのかも、しれない]
料理は厳しいぞ。今の味になるまで70年だからなー。
そして教えるのも厳しいぞ。70年経っても覚えてないからなー。
[そんな風に揶揄えば、あなたはまた拗ねた顔をするのだろうか。]
[知り合いたちの名があなたの口から出れば、おう、とだけ呟いて。あなたが一平との間になにかあったらしいことも、(目を配るようにしたから、だろうか)なんとなく察せるようになって。それを話してもらうには、自分はまだ非力だろうかと思いながら、聞きだすタイミングを見計らている。]
>>458 花
[あなたがふと振り返り、まっすぐに見上げて笑う。臆することもなく、そんなまっすぐな言葉を人に向ける。眉をあげて、それから目を細めて]
なんだよ急に。
……俺がそうしたかっただけって言ったろ。
[本当は何度も折れていたし、その度に誰かの手を借りて、なんとか立ち上がったように見せかけて、ごまかしごまかしやっていたのだと。そこまで晒せるほどの勇気がまだ足りない。けれど]
……俺も、立花が生き返らなきゃ嫌だと思ったから、
だから動けただけだ。同じだよ。
夕飯食ったろー。……デザートのあまり、持ってくるから待ってろ。
あぁ、うん。
こちらこそ、よろしく。
[お前が誰かと出ていくその日まで、と心の中で付け加えて。いつかきっと来る日まで、できるだけのことをし続けていこうと、今はそう思っている**]
>>467 続き
……どうだろうな。人のことも、妖怪のことも、きっと相談には乗れるよ、色々と経験もしたしな。
[それはこの間の件も含めてか]
[あなたの言葉を聞いて、あなたに近づいて、目線を合わせて顔を見て話をしようとするだろう]
そんなことを考えてたのか…
でもな、俺は、正直あきらの言葉には救われたよ。
──1回はつかめなかったけど、俺が今こうしてるのは、お前のおかげだよ
[それはきっと、倉庫での、廃ビルでのあなたの言葉]
んー…だから、なんだ。
あきらがの言葉だから、届くことってのはあると思う、俺が単に理屈で喋ったのとは違ってな。
だから、お前のそれで、そういうのに慣れてないって思うんなら、これから知って、慣れていけばいいさ。
今日だってそれのはじめだろうよ、それでも足りなければ俺でも、他のやつでも呼んで使ってくれればいいさ。
>>462 歯
うん、見てるよ。沙霧サン。
迷いそうになったらおれに言ってね。おれは、生きれる限りは生きてるからさ。おれも迷ったら沙霧サンに……言うかも。
そうだね、一緒にいよう!
[軽めの言葉で返事をした。彼女にはきっと沢山の言葉はいらない。ゆっくりでもきっと進めるんだろうと信じていた。そして、自分もまた。]
頑張って!
[自分より大きな手に握られれば握り返す。きっと進めるよの代わりに。]**
>>460狐
掌で潰さないっていうんだったら考えてあげるわ。
[ネズミの姿の己を思い描きながら、どうにも満更でもなさそうで。]
それはもう。
蘇って悪いことなんて、一つぽっちもないわ。
[そんな返事を返したのは、ビニールを受け渡しながらだったか。]
……それは、ごめんね。
けれど、別に、チャラにしてもらう為に持って来たわけじゃ、
[そう言葉を続けようとして、振られたビニールに気を取られた。
続いたあなたの"我儘"に、一つ、こくんと頷いて。]
だったら、そうね。一緒に。
[なんて満面の笑みを向けた。]
[社へ向かいながら、一平の話を聞く。住人が増えたなんて知らなかったが、缶詰の安否を除いて、概ね生活にかわりはないだろう。"床の上に"には、「狭いところの方が落ち着くの」なんて返したけれど。今日ばかりは、同じ社の床の上から、なかなか引っ込もうとはしなかった。何もかも愛しいねぐらに、やっと帰ってこれた記念の日だったから。**]
>>470天
[あなたからもし頼ってくれたら、それはそれで、とんでもなく喜んでしまうんだろう予想はついた。寄ってくるのは相手の方からでも、なんだかんだ言って、寄りかかっているのは自分の方な自覚はあるから]
[握り返された手に、嬉しそうに微笑んだ**]
【いつかどこかの空の下/昼】
[それはよく晴れた日だった。仕事を休み、雲一つない空の下、都心部の喧噪を少し離れて、あの廃ビルまでやって来た]
[廃ビルは封鎖され、取り壊しの日程が書かれた紙が壁に貼られている。それはそう遠くない日付で、やがてこのかつての集会所は、影も形もなくなるのだろう]
[戦った日々があった。夢見たものがあった。思い出にするには生々しい傷があった。けれどそれを、後悔として胸に刻みたくはない。それは変わりゆく命の道を生き、歩くための、掛け替えのない靴なのだから]
[女は空を振り仰ぐ。この世に生まれ出でたとき、身に纏っていたのは白いドレス。本能の声を聞いたとき、力をくれたのは黒いドレス]
>>465 花
いいんだ。りっちゃんは人ができてんな。雪女だけど。
最後のほう今なんて…?
[本当によく聞き取れなかったようだ。聞いていたら彼にとっては衝撃の事実であろうが。]
分かったけど、いつ決まるか……というか。もう決められたような……[後ろにいくにつれ小声で呟く。]
クローバー?急に?いいけどよ……。その。ま、いいか。
[右手を握りあなたの提案通りクローバーを探しに行くのだろう。遠い未来まであなたの気持ちも自分の気持ちも理解しようとも分かろうともしない、ということは許されないだろう。でも今日のところは幼馴染との関係は今のところはこの距離のまま、幸運を探しに。 ]**
[でも、まあ。自覚できたのは、悪くない。]
【某家・深夜】
[誰かの寝言で目が覚めれば、寝ぼけ眼を擦ってから、なだめるみたいに彼の髪にキスを落とすことくらいは、できるようになった。すぐ寝直すけど。]
[それは多分、気づかれるまでの秘密だ。**]
【水タバコ屋/朝】
[ツボから出て、ひとつあくびを噛み殺しながら。今日も何とか朝のうちに起きられた、と時計を確認する]
[あれから、どれくらい経ったろうか。思ったよりも身体の回復は早いらしく――それでも元に戻るというわけではないのだが――なんとか8時間、元の姿で動けるようになった。その日から、昼間も2時間だが店を開けることにした。あと、定休日も決めた。]
(「普通は決まった時間で店は開くし、客が来ないからって寝ないもん」らしいから、なぁ)
[砂糖の代わりにカルダモンを入れたコーヒーを飲みつつ、そんなことを考える。更生したのかと今聞かれたなら、そんなもん、と隠さず頷くだろう]
[そのうち起きてくるだろう、立花の分の食事を温める。立花は最初の数日こそ、早起きを始めた彼に驚いたり喜んだり、はたまた熱でもあるのかと心配したりしたのだが(ちなみに平熱は40度である)、もう慣れたのか騒がなくなった。]
全て世は事もなし、かぁ。
……自分が変わったかどうかなんて、自分じゃわかんねーしなぁ。
[肉を薄く切って、丁寧に焼きながら。カウンターに置いた本を眺める。店が開く前に、少し読めればなと思いつつ、一日1ページ読めればいい方なのだが]
[立花が起きてくる音がする。今日は忙しくなるから常盤も手伝いに来てくれる。常連になってしまったかしましい女2人は来るだろうか。クルト騒がしい親友コンビも。それから、なんだか遊びを教え込むのが楽しいらしい新しい友人も]
[もう一つあくびをして、肉を裏返した**]
みなさん、約2週間お疲れ様でした。
楽しんで振り返れる村になっていればみんなの幸いです。
東亰奇譚【名月のやるよRP村】へのご参加ありがとうございました。
では、皆さんまたご一緒しましょう。
また同村してみんなで楽しめることを願いつつ。
ありがとうございました!
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