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エンフェルケスーカの渡り人 ナジは魔王 ケテルに投票を委任しています。
悪魔の司教 リリ・リリトは魔王 ケテルに投票を委任しています。
魔王 ケテル は 黒騎士団団長 アミー に投票した。
エンフェルケスーカの渡り人 ナジ は 黒騎士団団長 アミー に投票した。
召喚獣 チャペ は 月虹 アロラ に投票した。
戦士 アルシェス は 黒騎士団団長 アミー に投票した。
死喰い人 ダート は 黒騎士団団長 アミー に投票した。
月虹 アロラ は 黒騎士団団長 アミー に投票した。
魔剣士 フリッツ は 黒騎士団団長 アミー に投票した。
信徒 レティーシア は 黒騎士団団長 アミー に投票した。
黒騎士団団長 アミー は 竜の子 ダリア に投票した。
竜の子 ダリア は 黒騎士団団長 アミー に投票した。
悪魔の司教 リリ・リリト は 黒騎士団団長 アミー に投票した。
月虹 アロラ に 1人が投票した。
黒騎士団団長 アミー に 9人が投票した。
竜の子 ダリア に 1人が投票した。
黒騎士団団長 アミー は村人達の手により処刑された。
信徒 レティーシア は、死喰い人 ダート を占った。
戦士 アルシェス は、竜の子 ダリア を守っている。
次の日の朝、月虹 アロラ が無残な姿で発見された。
《★占》 死喰い人 ダート は 【人狼】 のようだ。
現在の生存者は、魔王 ケテル、エンフェルケスーカの渡り人 ナジ、召喚獣 チャペ、戦士 アルシェス、死喰い人 ダート、魔剣士 フリッツ、信徒 レティーシア、竜の子 ダリア、悪魔の司教 リリ・リリト の 9 名。
よ…よし君…なんでここにいるっすか…
よし君はタンガリザにとって一番のお友達。綺麗な小石を見つければそれを自分に自慢し「もっときれいな石を見つけたらこの石あげるよ」と言われればそれを交換してくれる。とても良い犬である。
ときには人間に追われる自分の逃げ先に罠を張り、真剣にピンチになって焦る自分を笑っていたり、遊びに対しても一生懸命で、憧れの人物である。そんなヨシ君が霧の中に現れて自分にキュウリをくれると語りかける。
幻惑に囚われながらよし君のキュウリをもらいにいくとあの女勇者が現れてその女勇者が短剣でヨシ君の頭をポーンっと刎ねている。]
ああ…ああ!ヨシ君!!!よしくーん!!
[霧はタンガリザには作用しているようだ。しかしその幸せな時間は女勇者アロラの登場によりまた絶望を味合わされる。]
―幻の中―
はわわわ。。。
はわわ…
[狼狽える。大きくなった身体をブルブルと震わせて女勇者が次は自分の前に近づいてくる。]
やめるっす!来るな!来るなあああ!
[次に見え始めたのは船の上、女勇者のまわりに人が集まり自分を引っ張っていくと殴る蹴るの横行。チャペが近くに見える。アルシェスもエステルも近くに見える。
二人は心配そうに見ながら自分が私刑された姿を見ている。
そしてアロラは自分の目に短剣を突き刺そうとしたところでプツっと幻は消える。]
はあ…はあ…
[汗びっしょりで立ちすくむ米犬。 幸せな夢はアロラの幻影で悪夢にかわり、憎む気持ちはさらに倍増されている*]
[絶望の淵から這い上がった小娘は幾多の死地と同胞の血で鍛え上げられアロラと言う名を冠する業物に成った。
然し、あまりに無駄なものを削ぎ落としゆく生は力と引き換えに自律武器に近い生を与える。
人類の防御武器として振るわれるアロラと名のついた力。
盾となり武器となり血を浴び同胞を失っても背後で行われる政治によって無為となる事もあった。
鉄のように冷めた心はそれに挫ける事もなく、女は力を振るい続けた。
それに希望を抱くものも居た、その生き様に様々な尊称で呼ぶ人々も居た。
私にこのような安息の地は残されていないと、鍛え上げられた芯金が囁く。
安息が訪れる時は、武器として用を成さなくなった時だと。]
─森 蔓植物の群生地─
[強靭な精神力で半覚醒状態に留まる女を、蔓は繭を形成するかの如く複雑に巻き付きながら持ち上げる。
幻惑の世界に置かれる心が現実を公子に強く身を抱きしめられた後、姫抱きに抱え上げられる感覚に変換してゆく。
それを当事者として味わいながら同時に第三者のように眺める奇妙な感覚の違和感。
徐々に狭まる視界は霧中でもがくレティーシアと蔓植物群生地へ接近し同じように霧に捕らわれた獣人を曖昧な輪郭として捉えていた*]
霧の中、ぼんやり見える蔓に絡めとられた人影
暴れる影と持ち上げられた影の一つに女勇者を認識する。
ミ…ミツケタ…
[切り取られて短くなった尻尾をプロペラみたいにブルンブルン回し、四足でスタタタタタタとその真下まで駆け急ぐ]
ハア…ハア…ウオオオオオオオオン!!!!
[雄たけびをあげて上にぶら下がるアロエの下でピョンピョン跳ねる。叫んでいるレティーシアには目もくれず、ひたすら下で捕まえようとピョンピョンピョンピョン]
米犬……。
[眼下で雄叫びを上げる獣人。
変わり果てた姿は今まで打ち殺した数多の米犬と重なり見える。親しい者の死は縁者へ強い感情を刻み込むがアロラから見ればヨシの死も数多狩った害獣を内の1匹程度の出来事でしかなかった。当時は米犬にして多少頭が回ると感想を持ったが、それすらも既に忘却の彼方へと消え去っている。]
タンガリザか。
いやはや……"無事"だったか。
チャペが喜びそうな姿をしているな。
[耳障りな雄叫びと強烈な悪臭に意識が覚醒する。
それが海に放り込まれた米犬と同じような傷を負っていると気付けば、女から見て個体差見分けづらい米犬でも判別が容易く――覚醒から間を置かず体の自由を更に奪うためか蔓は締め付けを増す。体が軋み、腕や脚の骨に罅が入り始めても掠れ声で皮肉地味た言葉を、絶妙に届かぬ位置から投げかける*]
[何度ジャンプしても届かない。
ぶら下がったおもちゃをつかもうとするように手を伸ばして何度振り回しても何度ピンっと背中を張ってもむなしく空をきってしまう。
憎たらしい女勇者は届かぬところで嫌味を言う。チャペの言葉に反応して]
ワンワンワンワン!!!!!
[吠えて吠えてまた吠えて吠えまくると蔓がシュルシュルシュルと動き意思があるのか偶然なのか獲物を届く距離まで下げていく。]
(今度こそ…)
ワオーン!
両足を延ばしてジャンプ!!足を掠めるギリギリの位置まで辿り着くものの、届かずに腹からビターン。
でもでも今度は届く。きっと届く*]
はは。
米犬はどこまでも米犬か。
這いつくばる姿が相応しいな。
……っ。
[跳躍を続けバランスを崩す無様な姿に嘲笑の言葉が響くが腕脚と続き、腰骨の砕ける嫌な音と共に神経に大きな損傷を受けたのか下半身の感覚が消失する。
このままでは、米犬に手の掛かるのも時間の問題。
あまり得意では無いが、攻撃魔法を行使しようと集中する蔓か霧かもしくは両方か。何かが魔力に干渉する事を阻害する。
無力化に成功した事からか繭のように周囲を包んでいた蔓は拘束を弱め上半身を縛るのみとなる。
だらり、と人形の如く垂れる脚は人並の知性があればどのような
状況になっているか把握できるだろう。
タイミングの悪い事に体を持ち上げていた蔓は徐々にさがり始めた*]
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