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1、2年生が催しの準備をする間、三年生はおこた完備の談話室へと追いやられる。少しの間離れてしまうが、準備のためだ、仕方ない。
どうやらこの中には、村人が8名、人狼が1名いるようだ。
[朝、部室の扉をがらりと開け、]
全員揃ってるか?あー、いないやつには後から伝言頼む。
毎年恒例の三年生を送る催し、知ってると思うが今年もやるから。内容とかは任せた。いるもんあれば近くにある商店街とかで買ってくれ。かかったお金は部費で落とすからレシート忘れずになー。
俺は午後から三年生の方行くから用事あったら午前中にな。あと、談話室には入らないように。
[釘を刺すように付け加えると、部屋の隅に鎮座している大道具のソファに腰掛けた]
顧問教師 千冬が「時間を進める」を選択しました。
そうだ、お金足らんだらこの机の上に置いとくから。好きに使え。
[この分は実費だが、どうせ後で部費で帰ってくるのだ。机の上に置かれた茶封筒の中には諭吉が10(10)人ほど。足りるのか定かではない]
っていうか、もう何するか決まってる感じ?
昨日俺顔出してない間に決まってる?
顧問教師 千冬が「時間を進める」を取り消しました。
―1年前 教室>>0:236―
[抱きつく紅緒の身体を、確りと受け止める。
あやすようにゆっくりと、彼女の頭を撫でながら]
――――…うん、知っているよ。
ベニが皆を大好きなこと、皆もベニが大好きなこと。
[ちら、と視界の端に映るのは、進路希望調査票。そこに落とされた文字が、彼女の涙の原因か。こんなにも。こんなにも彼女が悩んでいたと言うのに。今まで気づけなかった自分が、不甲斐ない]
うん、うん…。そうだね、私も同じだ。
私もこの演劇部で過ごした時間は、
今までにない宝物みたいに大切なものだから。
…ずっと、このままでいられたら良いのにね。
時間が止まってしまって、このまま。
[でも、現実に時の流れなど止められない。
慰めていた筈なのに、自分まで少し涙ぐんでしまって。
彼女を抱きしめる腕に、ぎゅうと僅か力を込めた]
一応やるこた決めてあるよ
今日からは動きも合わせて行こうかなと思って
音合わせたり照明の調整とか
他にも色々
なになに、ふゆちゃん先生ったら仲間はずれにされてさみしかったの?
[からかうように良いつつも現金10万円を確認すればしっかりとメモをして]
ありがたく使わせていただきます!!
飯代とかは経費でおちる?実費?ふゆちゃん先生の奢り?
[ここでありがたく奢ってくれるとなれば素直に奢ってもらいつつみんなのやる気も上がるだろうなーなんて呟きつつ、しっかりと手帳に時間と預かったお金をメモ。無駄使いだけはしないようにしなければ]
【メモ】
千冬顧問より10万円
年度末決算時に過不足の場合はできるだけ部員で賄うようにする(...できれば)
ムツキのかぐや姫計画(来年中)
演出
妖精:幻想的、パック、真夏の夜の夢、きらきら、ふわふわ
リュウ:柔らかい印象、やる時はやる、気高く誇り高く
服飾工:きらーんしゃらーんしゅぱーんきらきらー!
子供達:華やか、舞踏曲
── 部室 ──
…………………。
[逢坂が部室の扉を開けて話すのを黙って聞きながら、視線を落とすのは自らの手。指を大袈裟なほどの包帯を巻いて、真琴の横にちょこんと座っていた。
───あの日。
舞台の上で泣くな、と言われれば>>0:218、眼をグッと見開き、先輩を見上げた。溢れることはなく、先輩のパーカーの袖がその水滴を吸え取る。そのまま涙を堪えていれば、同級生が氷嚢を持って現れ>>0:222、病院へ、と言われればふらふらと学校を後にしたのである。そのままこの指は包帯ぐるぐる巻きになり、痛みは引いたものの、細かい作業は難しい状態で今に至る。
衣装作りはペースをガクンと落とし、先輩の足を引っ張っていることは言うまでもなかった。
おそらくは誰かから声が掛かるまで、ボンヤリとその指を見つめていたことであろう]**
── 回想 ──
[がらりと扉を開けて姿を見せた馴染みに、
ころっと態度を変えたイース。>>0:219>>0:226
切り替えすげぇな なんて思い眺めるも、
当然口には出さない。内緒だもんな。
イースを心配するヒカリの人の良さを見れば
相変わらずの純粋さに、なんだか心配になる。
いつか誰かに騙されないかな… うわ超心配。
今まで 自分が目を光らせて、何かあっても
俺がヒカリを守ればいいや そう思っていた。
だが、この先学校が離れてはそれも難しい。
早急に何か対策をとらねばならないか…。
そんなことをぐるぐると頭の中で考えて
少しだけ複雑そうな表情を浮かべながら、
2人のやりとりを黙って聞いていたか。]
[『えらい、えらい。』>>0:240
向けられた 子供扱いするかのような言葉には、更に何とも言えない顔をして。
隣から聞こえる小さな笑い声>>5に、]
……笑うなよっ
[お見舞いなんてしてない。
そう言うことが叶わない今、小さな八つ当たりをイースに向ける。
彼女からの言葉には「おうよ」と短く返すも
内心ではまだ 実感なんて湧いていなかった。]
あ、待てよヒカリ 俺も一緒に行く。
[部屋を去ろうとしていた彼女を呼び止めて、駆け寄る。
「この後どこ行くんだ?」と話し掛けながら
ちらり、まだ部屋の中にいるイースに目配せ。
どうせまたすぐ会うだろうし、別れの言葉なんていらないだろうと、片手をあげ、“先行くわ”と暗に伝えてみる。
正確に伝わらずとも、大体同じような意味は伝わったことだろう。]
── 現在・談話室 ──
ってか、先輩ら、毎年こんなとこでぬくぬくしとったん?!
[談話室の鍵を逢坂から預かり、扉を開ければ、炬燵にミカン、女性陣のために加湿器も用意されているようだ。暖かくなってきてはいるものの、やはり炬燵に足を突っ込めば幸せな気分になれる。]
部長決めかぁ。
いよいよ、な感じやな…
[側に、ヒカリとベニは居ただろうか、居れば聞こえたであろう独り言。さて、ここで、思い出に花を咲かせながら、次期部長を決めようか。]
── 回想・部室 ──
うわ……っ………と。
[前に重心を持っていかれる感覚。握っていた手に重ねられる手。無邪気に笑ったように見えた友人の表情を素直に受け入れられない。
片足を一歩後ろへ出し、その手を引き寄せてバランスを取ろうとすれば、転ぶことは免れた───が、軽い彼女の身体はポスンと自らの胸の内に落ちる。それを反射的に抱き止める。]
────……あっほか、転けるやろ。
[軽いな…細いのは知ってたが、引いた時の軽さは舞台でのそれより抵抗感が無かった気がする。食ってるんか?という言葉を今出して良いものかなんて下らないことを考える。]
そんな寂しいことゆうなや。
卒業しても会えるやろ…?
[そう呟く言葉は自らの内に言い聞かせるように。]
うっはー、大金すごーい
ふゆちゃんせんせ、ありがとー
[1年前まで中学生だった彼女にとっていささか大きな額>>1を見て、少し興奮したように顧問にお礼を告げる。
昨日のケイ先輩の忠告を真面目に ー彼女にしては、ではあるがー 守った結果、今日の彼女はいつもより少し目が冴えていた。
とはいえ、間伸びした話し方は普段とは大きく変わらないだろう。
ふと、目を上げれば俯いた同級生の姿が>>3。その目線の先にある、痛々しい包帯が目に入って、のそりと移動すれば体育座りの態勢で彼女の隣の席に着いた。そっと彼女の顔を覗き込む。]
ね、ね、マイちゃん
その包帯、どうしたの?
[舞台側の騒動の際、キラキラと目を輝かせてイメージを語っていた少女は、同級生に何が起こったのがを認識していない。ある意味で場違いな質問を、小さな声で彼女に投げた。]
/*
よしおっけ。長ハイフン使いたいときはこれコピペやな。
…面倒くさくて途中でしなくなるにふゆちゃんせんせの10万円賭けよう。
―談話室―
――――…これは。ふふ、至れり尽くせり、だね。
[進>>+1が開けた扉の先を覗き込んで、くすりと笑う。
此処に猫でもいれば完璧じゃないか、なんて冗談を零して]
私たちが部長を決めると言うのも、
何だかくすぐったい感じだね。
去年は本当に驚いたな…。
進が部長に選ばれるのは、そんな気がしていたけど。
[いつも周囲への気配りを忘れない、
そして何より芝居に真剣な彼は、
演劇部のムードメーカーにまさにふさわしかっただろう。
自分が副部長に選ばれたのは、
何処か一歩引いたところのある性格への、
先輩達からの餞別だと思っている。
あ、お茶入れるよ、と備え付けのポットで支度をして、
人数分の紙コップを机に並べると炬燵の中へ]
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