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うん、何時でも来て!
アタシも絶対、マジックキングダムに――、
セルリアンのところに、遊びにいくから!
[さん、と付けなくなったのは、本当に「友達」だと意識したから。
ゲートの先に向かう彼に、めいっぱいの笑顔と共に、手を大きく振った。]
[一人きりになったツバキは、改めて発着場から故郷の景色を眺めた。]
フィロや、スーさんやイリーナさんが居てくれたから。
ナガサメマチのみんなも、こうやって戻って来れて。
――――…。
[この手でシックネスを滅ぼしたかった、とは言わなかった。
ナガサメマチのみんなが帰ってくること。それが願いだったから。
分体の中に故郷の人々がいれば、本体が停止するまでの間、
その“時”を止め、外部の干渉を防ぐことで護れないかと考えていた位。]
ミアとケヴィンありがとー!
いつかファシナトゥールに来た時は、他の妖魔がどんな対応になるかも含めて色々想像できるね。
「随分と“外”に友人が増えていたようですね」
うん、…―――って、え ?
[背後から響いてきた声に、ツバキは驚いて振り向いた。
よく聴き覚えのある男の声。
振り向けば、そこに見えた洋装姿のかげかたちは、
確かに端正な顔立ちのヒューマンの青年だったのだが。]
「俺ですよ、ツバキ様。
先ほどまで貴女の後ろの席に乗っていたんです」
シェリアク、…… …――――!
[そう。あの時背後から感じていたのは妖魔の気配。
そして今、目の前に居るのも――。
ツバキは瞠目し、何かを言い淀み、何かを堪えた。]
―――…だ、だったら一言くらい声掛けてよ!
「人目も憚らず、シップ内ではしゃがれては困りますので」
[その肩には、何時かオウミで見た白猫が一匹。
にゃあと一鳴きした後、ぴょんと降り立ち、
ツバキの足元に寄って喉をごろりと鳴らした。]
「霊を忍ばせた使い魔から情報は得ました。
ヒューマンたちと黒狼のみなら兎も角、
まさか高貴なるお方とまで交流をお持ちだったとは、ね」
[恐れ多くも――なんて言葉でも出てきそうな面持ちで
ヒューマンの姿を被った猫は小さく溜息一つ。]
……で、それで今まで何処に居たのよ。
「それは屋敷に戻ってからゆっくりとお話ししましょう。
言うにも少々、見っとも無い話ではありますが――…」
[メイアル>>307 と抱きあい、そしてその姿を見送った]
……新婚旅行。まだ続きそうですね。
温泉にも行くチャンスがありそうです。
[ケヴィンを見上げて、ふふ、と笑った]
「それにしても。
貴女は一度此処に戻って来られたのですか?
その、椿の簪は――…」
[シェリアクがそう問おうとしたところで、また別の女の声が、
発着場の出口の方から響き渡る。]
『おーい!ツバキじゃないかい。
それにせりあくの旦那も。無事だったんだね!』
―――ユウ、
『っておや、その簪、良く似合ってるじゃァないか。
ふふ、せりあくの旦那よ。
お嬢様への贈り物は確り受け取って貰えたようだねェ』
「っ、お止し下さいっ、」
―――――…。
>>-883
もうちょっと早く言ってくれれば、いくらでも改定したのに!!
黒犬は、ツバキの所が白猫だったので、対比の為に出してきたんだったりする。
初回襲撃がナガサメマチだったので、ちょっと関係があるかもないかもみたいな。
[ツバキは暫く、その場のふたりをきょとりと眺めていたが。
やがて小さく苦笑いを零した。
納得やら可笑しさやら安堵やら、様々なものが混じった苦笑。]
あのさ。
『ん、如何した?ツバキ』
昔、アナタから聞いた歌なんだけれど――…、
そうね。また、お仕事の合間に遊びに行った時にでも、
歌ってくれるかしら?
[家を忘れた心算なんてない子ひばりは、
家を失くしたまよいごにも成らなかったのだ、と。
空の月にでも歌うようにぽつんと過ったそんな言葉は、
けれど今は零さず――ただ、涙だけを溢れさせた。**]
─ エピローグ:??? ─
[ぷつぷつぷつ……と試験官が音を立てている。
暗い昏いクーロンの地下にある、誰かの研究所]
[誰かの手がテーブルに爪を立てた。
うっすら透けた手。死者の手。
……しかし、その手はテーブルに爪の後を刻んで行く。
ながく、長く、
不吉に]**
−時間はもっと経ちました−
ああほらシス。転ぶよー。
[転んだ]
はいはい、痛くない痛くないだいじょうぶ。
しょうがねぇな。相棒には内緒でちょっとだけ食べてちゃえ。
[こうしてみるとなんだかすっかり(見た目以外は)すっかり普通の子供のシスは、今日もなかなかに元気がいい。
なんせほら。保護者がいいからね]
んー…幻術使い?
なんか最近このヒトよく見るなぁ。
[やってることはどう見てもパフォーマーなんだけど]
…んぉわ!?
[新聞見てゆっくりしてたら、何処からともなく飛来するのは小さな金属片]
色々と〆を考えてたんだが、IRPOの〜とか蛇足をつけるのはどうかなぁとか何とかで迷って結局落とさないことにしたという(
やべ。シス、おいで!
[すぐさま抱えあげて、ひとつになって]
相棒ー!通信終わったー!?
ごめん、ちょっと長居できなくなった!
シップ出すよー!
[追っかけられながら、誰かと話していたみたいな相棒に声をかける。
ちょっとシップを相棒に任せて買出しに行ったらこれだよ!]
それいけー!
[転がり込むみたいにして乗り込みながら、シップは浮かんで急発進]
あはは。ごめん相棒。
[やっぱり相棒には呆れたみたいに注意されてしまうけど。今のはわたしのせいじゃなくない?なんて、些細なやり取りだって楽しいものだ。一緒にいるって感じがする。
うん、そう。そうだ]
/*
あっ、もう時間!挨拶出来なかった!!
楽しかったです、かりょさん村企画ありがとう&お疲れ様でした!
またどこかで会ったらよろしくお願いしますー。
――全部、まるっとお断りだ。
[酒の力を借り(ほとんど抜けているが、そういうことにして)いつまでも自分を被保護者扱いしかする気のない、幼馴染の要求>>301を跳ね除ける。]
私は私の好きなことをする。
……言うことを聞かせたいなら、鎖か檻でももってこい。
[……まさか、ほんとに放り込まれるとは思ってもいなかったのだった。]
[たまにおっかないことや困ったことや、辛いこととかきついこととかたくさんあるけど。それだって何しろ生きてるっぽい。
世界には楽しいことや嬉しいことがいっぱいだ。一緒に居てくれる大事な相棒がいる限りは、絶対だ。なんせ生きてるんだから。
だから。そんな大事な世界は]
わたしたちが!ん守ーーーーるっ!!**
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