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その墓地は、街の郊外にある小さな墓地。
別の言い方をするなら、公園墓地とも呼ばれるかもしれない。
あおあおとしたふかふかの芝生。
周囲には木立とちょっとした長椅子などが幾つか点在している。
今日は、猫の墓守が眠った、約1年後の日。
1人目、猫の墓守 ぺる がやってきました。
村の設定が変更されました。
ここはとある小さな墓地。
呟くように啼いた猫が亡くなって、早くも約1年。
穏やかでぽかぽかとした陽があたるこの墓地に、ちらほらと誰かがやってきたようです。
【最初に】
この村は、初回で狼を吊って終わる3dエピ村です。
多忙な方も時間が取れない方も、wikiの説明をご覧になった方なら参加を歓迎しています。
各自無理せず、ゆったりと遊びましょう。
【アンケート】
更新間隔(48hか72hか)と更新時間(現在は朝9時)については、27日・28日頃を目安に一度皆さんに尋ねたいと思います。
また、入れて欲しい役職の希望については何時でもメモでお寄せ下さい。
【キャラセットについて】
基本ローテーションは以下の通りとします。
大体、朝9時頃には切り替え予定。
使いたいキャラセットの希望があれば、一度入村しメモでお知らせ下さい。(遅くても夜には対応します)
http://melon-cirrus.sakura.ne....
(wikiには、使えるキャラセット一覧が書かれています)
22日:メトロポリス・GNL・ぐります
23日:カテドラル・霧雨・xx
24日:カオス・悪夢・夜月町
25日:mtmt・おかしな街・宵闇
26日:へっぽこ・甘味人形・もふぉれすと
27日:もふぁんたじぃ・ゆめびより・白百合
28日:国史学園・文明開化・花のお江戸
〜(以降は人気そうなキャラチップをセット)
久々に村を建てますので、抜けもあるかもしれませんが、まったりと遊べたらと思います。
それでは、これ以降鍵解放となります。**
村の設定が変更されました。
2人目、さんぽ猫 リリー がやってきました。
[心地良い陽気に包まれた公園墓地の木立の傍。
木漏れ日の落ちる長椅子の一つに、濃灰と薄灰の毛並みをした猫が丸くなっておりました。
短めの毛は撫でるとビロードのような手触り、今は瞼に隠れる瞳は薄い青色をしております。
どこかで飼われている猫なのでしょう、短い毛並みに埋もれるように細い首輪がしてあり、首輪につけられたタグには”リリー”と言う名が刻まれておりました]
《ごろごろ》
[陽気に誘われ転寝をする猫からは、甘えるように喉を鳴らす音が聞こえます。
夢の中で、誰かに甘えているのかもしれません**]
村の設定が変更されました。
[眠る猫の耳に触れる心地良い風。
猫はぴるぴると耳を動かすと、瞼を開き大きな欠伸をしました。
丸くしていた身体をしなやかに動かし、前足から肩、背中、後足と順に伸びをします。
短い尻尾をピンッと天に向けた後、長椅子を踏み締めていた四肢を折り曲げ、芝生が繁る地面へと軽く跳躍。
音も無く下り立つと、墓石の並ぶエリアへと歩き始めました]
[さんぽをしていると、公園墓地の中で様々な人を見かけます。
皆、故人を偲びに来ているのでしょう。
猫にはそのような相手はいませんでしたが、故人を偲びに来る人達を見守る存在がいたことは知っていました]
[猫がこの公園墓地へ現れ始めたのは3年程前。
その存在は、初めて公園墓地へ訪れた時にも人々を見守り、慰めておりました。
公園墓地へと通い始めて数ヶ月後、猫はその存在 ─── 墓守猫に訊ねたことがあります]
[『どうしてあなたは彼らに寄り添っているの?』]
[墓守猫は一度猫を見ましたが、何も言わず並ぶ墓石へと視線を移しました。
その瞳はとても穏やかだったことを、猫は覚えています]
3人目、幸福の花 フィア がやってきました。
[未だ新しめの墓には、小ぶりの花が供えられている。
形ばかりのたどたどしい黙祷を捧げ終えると、
幾分か固い表情で顔を上げた]
…………
[そこには、姉が眠っているのだった。
両親に愛されながら、病で若くして亡くなった気の毒な、
フィアのたった一人の姉だった]
[姉が亡くなった時の両親はそれは酷く嘆き悲しんでいて、
その時のフィアは、それをどこか遠いような気持ちで
眺めていたのを、覚えている。
亡くなった姉の顔は、どこか安らいだ表情にも見えていた。
けれど今も両親は姉が亡くなったことを嘆いているようで、
姉の存在は、ずっと、両親を縛っているようにも見えて、
フィアはそれを、やはり、ただ見ているしかないのだろうと、
諦めているのだった]
村の設定が変更されました。
4人目、夢破れし 美夜子 がやってきました。
[今年も変わらず。
律儀にもこの地を訪れる彼女の姿。
夫を亡くして3年が経った。端から見れば、悲しみにくれる未亡人。ただ一つ不思議なのは。]
知夏、先にばぁばんち行ってな。
母ちゃん、やる事があっからさ。
[娘を先に行かせれば、向かう先は夫の墓とは逆の方角だったのです。]
[そこは墓地の外れ。
その墓石は、名前も書かれていなければ、大きさ自体も数周り小さい。よくこの場を訪れる者であっても、それが墓石だと気付いている人が何人いるでしょうか。なんだか、子供の手作りのようで。]
今年も、お前さんには会えずじまいだったよ。
一緒には、行けないんだよね。
[うつむき加減に絞り出すように呟けば、当然答える声はない。
遠くにサバ猫が歩いているのが見えた。]
そういや、あの時にも猫が居たっけ。
あの猫、残念だったなぁ。
[風の噂を思い出す。
あたしにとって、あの猫は、そうだなぁ・・・・・・**]
[零れ落ちるような声と人の気配。
それに気付いて猫は薄青の瞳をそちらへと向けます]
みゃあ
[一つ先の墓石の並びに居たのは、寂しげに見える人。
足を止め、鳴いた声はその人に届いたでしょうか。
様子を窺うように、猫は相手を見詰めます**]
村の設定が変更されました。
[爽やかな風に、久方振りに伸ばしてみた髪がなびくのです。
千の風はなんとやら。これほど肝試しに向いていない墓地も珍しい。]
おいでよ。
[振り返ってはいけないよ。
一度は終わったはずの物語だから。私が一歩踏み出すと決めたのだから。]
………、にゃぁ。
[猫が、きれいな瞳でこちらを見上げて鳴いたのに、
フィアは、ちょっと驚いた。
この猫もどうしてか、墓守猫のように、
フィアの寂しさに寄り添ってくれたように思えるのだ。
大丈夫、と言うように、鳴き真似をしたあと]
猫さん、こんにちわ。
心配してくれるの?ありがとう。
[それは気のせいかもしれなかったけれど。
言葉は通じないだろうけれど。
フィアは猫に向かって微笑みかけた**]
[見上げた相手から応ずるような鳴き声が返って来ました。
猫は、ほんの少しだけ、首を傾げるように動かします。
相手は更に言葉を続けていましたが、猫に人の言葉は分かりません]
[(さて、彼の墓守猫はこういう時どうしていたっけ)]
[相手の言葉が終わるまでの間の思案。
相手の微笑みを見た後、猫は柔らかい芝生を踏み歩き出しました]
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