情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 6日目 7日目 8日目 9日目 エピローグ 終了 / 最新
[1]
[2]
[3]
[4]
[5]
[メモ記入/メモ履歴] / 発言欄へ
放送部 アリサ に 3人が投票した。
巫女 コトハ に 2人が投票した。
放送部 アリサ は村人達の手により処刑された。
次の日の朝、巫女 コトハ が無残な姿で発見された。
現在の生存者は、闇の眷属 シオン、学生漫画家 シズク、テニス部 サヤ の 3 名。
昨夜の決定までのことは、よく覚えていない。
疲れもピークだったのだろう。
話を聞いて、しばらくして気付いたときには話は終わっていた。
あたしは決断を迫られた。
あたしはそっと、アリサを抱いて外へ出た。
身体を鍛えておいてよかった。テニスも、バカにならない。
何とか華奢な身体を抱え、アリサを閉じ込めに向かった。
アリサが狼だと確証があったわけではなかった。
しかし、状況は最もアリサが疑わしいと思った。
それに……閉じ込めておけば、アリサが襲われることはきっとない。閉じ込めているみんなも待ちくたびれているはずだ。
扉を開け、アリサを寝かせて外へ出る。
暗くて何も見えなかったけど、みんなもう寝ていたのだろう。
自分で選んで閉じ込めた手前、会うのも少し気まずかったし、あまり中を見ないようにしてそっと扉を閉めた。
「アリサ、またあとで……
大丈夫、すぐ迎えに来るよ〜。」
コトハの亡骸を見た。そっと、ハンカチで血を拭う。
「……さいごの、さいごまで、のこってしまった。」
「……しおん、だったんだね。」
肝試しを一緒にまわった記憶が、走馬灯のように、思い浮かんだ。
「……すごく、不利。でも。わたしは、みんなをたすける。まけないよ。しおん。」
「ごめん、どうようして……言ってなかったね。」
「今日の護衛は、【さや】。封印は、されてない。
護衛成功をねらうつもりは、なかった。
ただ、わたしがいる間は、さやを死なせないって決めた。
それだけ。」
「我もここまで生きてしまったな。八重樫 琴葉は霊能者だったということか。真相は闇の中ではあるが。
我が守護の力の行使先は【日向 咲耶】である。流石に貴様しか守るところがなかったのだ。…最後まで我が力を持っているかどうか分からぬままだったな。
貴様を信じたかったが…そうか、加賀見雫」
「我はもう迷うことは無い。やらなければならないのは、我が身の潔白の証明と加賀見雫が人狼であることの証明か。
少し、休息を取りつつ話していこうと思う。
我らが同胞の絆を示す為にも、我は死ぬわけにはいかぬのだ」
集会所に戻り、全てを確認したあと、
「【2人とも、狂人なら手をあげて。】
もしどちらかが狂人なら……あたしは、もうどうしようもないから。」
「……わたしは【狩人】。狂人でも、狼でもないよ、さや。」
「日の高いうちは、あまりはなせない、けど。出来るだけ、おもいついたこと、話していくから。」
「……わたしも、きのうで、終わると……思ってたよ。しおん。」
「今までは、ほかの人と比較して、しおんは狼のかのうせいは、低いとおもっていた。それに、なんとなく、わたしと立場が似ていた。でも、こうしてかくていすると、見えてくることも、ある。」
「……今日、わたしを襲わなかった、のは。
狂人の可能性もある、ことはを残さなかった、のは。
わたしがことはを護衛成功させたことで。わたしが本物であるとき、ことはの狼がない状態だった。
さやは襲えない。わたしがいるから。
それに、もしわたしの能力が封印される……もしくは、別のとこを護衛していたとしても、ひびきの占い先がゆいごんで残ってるかも、しれないもんね。
さやが、狙われなかったのは。ひびきの占い先が、ねっくだったのかもしれない。
ことはと戦うより、わたしと戦うほうが、のこる可能性が、たかい、と判断したんだと思う。」
「きのう、ことはを人狼で見る、と宣言したのは、この状態にするための、ふせき。
そこでひとつ、弁明ができるから。」
「違和感には気付いていたのだ。だが、我は加賀見雫が人狼でなければいいと誤魔化してきた。だからこそ、今日が来てしまったのだろう。
我が残された理由としては霊能者二人よりも我や加賀見雫の方が日向 咲耶を襲撃しない、出来ない理由が付けやすいからだろう。我が人狼と仮定するなら、大柳響が我を占っていたという遺言。加賀見雫であれば、護衛成功した狩人の遺言。これがあった時点で呪われし者だと透ける。
仮に霊能者だという遺言があったとして、ある一人の人狼は確定はせぬからな。
日向 咲耶は『あの段階で妖狐を狙うのは難しい』と言っていた。我もそう思う。…榛 莉子が真なる狩人だったのではないか?後七夕 鵠の可能性もあるがここは大した差ではない。
それならば、小宮山 心優の襲撃も妖狐を探していたのだろうと…」
「いや…そうなると、あそこで加賀見雫が狩人だと言った意味が分からぬな。いいや、違うな。対抗で同じ主張をする者が現れたらその場合は我では無く、その者と日向 咲耶の3人でこの日を迎えるつもりだったのだろう。
むしろ、対抗が出ることを期待していたのでは無いだろうか。すれば、最終日まで何の違和感を持たれることも無く放置される。
そして、2度目の護衛成功は封印狂人に封印されたのだろう。逸見 亜梨沙がそうだったのだろうな。ああ、妖狐を探していたわけでは無く、狂人を襲撃せぬようにあの妙な襲撃をしていたということか」
「我が感じていた違和感はいくつかある。
昨日の皆の発言の歪み、日向 咲耶ばかりを護衛する護衛先、そして何よりも我が狩人であるという発言を信じていたことだ。
…護衛成功しているのに2度も同じ者を襲撃しに行っている。そう主張する我を信じること自体が怪しかったのだ。こればかりは、何かの思惑で操作された訳ではなく、加賀見雫本人の意思である故、彼女の怪しさの一番分かりやすく、否定出来ない箇所なのではないだろうか。
そもそもだが、我が人狼であれば大柳響が占うと言う中に二人、片方は呪狼であるというのに影裏真子を襲撃している場合では無いと思うのだが。加えて、狩人である加賀見雫を残しておく必要も無い」
「しかし…護衛先の違和感は我の方がおかしいのかもしれぬ、と皆が明かしてから少々思った。
日向 咲耶は襲われぬだろうと思っていたから、それ以外で襲われそうだと思ったところに守護の力を使っていたのだが。
あとはそうだな。やたらと我を人狼とすれば話がややこしくならずに済むようになっていたのも我を残すつもりだったのだろうか、と。
思いついたままに吐き出してみたが…少々疲れた」
「いちばん、ふしぜんなのは、しおん自身がいっていたけど、えにしとの連携。
本当に、しおんの性格的に……なにも、指示せずでるとは、かんがえづらい。
だから、このてんについては、えにしのミス、聞きのがし……もしくは、しおんが、まさか出るとは思ってなくて、もともと何も言ってなかったかのうせいも。
ここについては、そうとらえるしかない。
「しおんは……しおんは、難しいことばも、つかうけど、すごく話の筋が、わかりやすい。
こんがらがるところがなくて、理解しやすい。色々先を見て、よそくする。それに……意外と、せわやきだもんね。
だから、指示がつたわらないことなんて、あるのかなって。」
「だけど、さくせんとしては、わるくない。あの発言がなければ、しおんとあおい、そしてえにし、3人にしゅーちゅーして疑いがむいた。
あの発言があったから、しおんは安全圏にいられた。
それに「本物の狩人かはわからない」こうすることで、のちのち、闇にも、本物にも、なれた。そういうふせき。」
『三年生の先輩たちが無事に卒業して、わたしたちは二年生にあがった。
一年があっという間に過ぎることを、わたしは高校生になって初めて知った。きっと残りの二年も光のように過ぎて、思い出話に花を咲かせながら卒業するのだろう。
新しく入学してきた後輩たちに、一年前の自分たちを重ねて微笑ましい気持ちになる。
春の教室で最初に顔を合わせたのはセボくんだった。クラス替えがないと寂しくなくていいねって、クラスメイトの登校を待ちながら二人で話したっけ。
セボくんはクラスのムードメーカー的存在で、どんな時も和やかだ。キイチくんといつも仲良しで、二人の会話は聞いているこちらまで楽しい気分にさせてくれた。
そういえば、キイチくんは料理が上手だ。調理実習で同じ班になった時、手際の良さに驚いた記憶がある。普段はそんな素振りを見せないから、意外だったな。
最近熱心に読んでいる付箋だらけの本は、ひょっとしたらレシピの本なのかしら。』
「今考えてること、今のうちに吹き込んどくね。
……どっちが狼の路線で考えても、何かが噛み合わない。何かしらの疑問が残る。
あたし、思い返してみたの。『前提がおかしいんじゃないか』って。
あたしの持ってた前提条件。それは、『霊能のいずれかは本物』ってことだった。
もし、それが違ったら?
霊能に本物がずっといなかったとしたら?
話が、少しずつ通ってきた気がしたの。
まず、あたしの考える霊能内訳は、本物、狼、狂人、狐。もう1人の本物は、リコ。
さらに、後七夕くんは本物か狼。つまり、あたしたちにミライの結果を報告した時点では、すでに霊能の力は失われていた。
アリサとコトハちゃんが本物っぽく見えたのは、霊結果が一致してたからだった。でも、昨日コトハちゃんが封印されたって主張してるから、どちらかは封印狂人であることはおそらく間違いない。どうやって結果を合わせられたのか……って考えたら、カンタンだった。【どっちも偽物なんだ。】って。
どっちも正しい結果なんて知らないから、お互いがお互いに追従する。アリサが先に発表しようが、コトハちゃんが先だろうが、一緒だったんだ。
コトハちゃんはおそらく封印狂人。狐ではないことは明らかだし。アリサは、狐かな。少なくとも、本物じゃない。狼の可能性もあるかな?昨日の段階でコトハちゃんが狂人として名乗りをあげるのはちょっとリスキーだったと思うし、可能性はあると思う。
この霊能内訳を仮定すると、シズクが主張してる『3日目にマコちゃん護衛で手応えあり』の違和感が消える。多分、4日目に襲ったのはヒビキくんのほうだ。マコちゃんが本当の占い師。死因は、呪狼を占ったから。
マコちゃんは、占い先に投票するって言ってたね。山田くんにも、一票入ってる。もしかしたら、山田くんが呪狼なのかもね。十堂くんかもしれないけど、それはこの際どちらでも問題ない。
そのあとの襲撃先は、ある意味どちらが狼でも取りうるかな。人間確定だと思われたミサに、霊能のコトハちゃん。多分、コトハちゃんの襲撃に失敗したから、ミウや金枝くんに行ったんじゃないかな。最終的に狼疑惑はシズクにかけるつもりだったなら、潜伏幅が狭まろうが関係ない。むしろ、隠れ蓑をなくしていく襲撃は自分を無実だと思わせる材料になる。
……っと、ここまで話せばわかると思うけど、今のところ【山田くんが狼だと思ってる。】
でも、まだ決めたわけじゃないよ。
多分無理やり当てはめちゃってるところもあるし、これに対しての2人の意見を聞きたいな。
」
『気品があってお淑やかなコトハちゃんが、本当は明るくて活発なことはこの二年で知った。八重樫神社には夏祭りを見に、サヤちゃんたちと遊びに行ったなぁ。
コトハちゃんのお姉さんの巫女神楽はとても美しくて、来年の夏祭りからコトハちゃんが舞うと思うと楽しみでしかたがない。
夏でたびたび思い出すのは、アリサちゃんが放送したマコくんの選りすぐりのオカルト話だ。わたしはホラーを楽しめるタイプだけど、ヒビキくんはすごく怖がってたっけ。
アリサちゃんはクラスの外でも学校行事や大会の司会など、放送部としてたくさん活躍していた。結婚式のスピーチはアリサちゃんにしてもらいたいねって、女子のみんなで話したな。』
「しおんは。」
「しおんは、ひとに指摘されそうな点を、じぶんで先回りして指摘して、可能性をつぶしてみせてきた。
それは、もともと、そうやっていうために、計画してさくせんしていたから、じゃないのかな。」
『今年の文化祭で行った演劇はすごく楽しかった。
みんなでたくさん意見を出し合って、最初は話がまとまらなくてちょっとだけ険悪なムードにもなったりした。
最終的にセボくんやヤクモくんたちが間に入って、全員が活躍できるように少し物語を改変したんだよね。モデルになったお話のアレンジには、シズクちゃんが一躍買ってくれた。
みんなで遅くまで教室に残って、先生に帰れって言われるまで準備して。そんな些細な時間が、わたしは心から愛おしかった。卒業したら、みんなとこうして他愛のない日々を過ごすこともなくなるのかなって、寂しくも思った。
当日はわたしたちのクラス、大盛況だったね。他のクラスの子たちも見に来てくれて、うれしかったな。
別の学校の生徒や保護者の方がシオンくんをずっと役作りをしている生徒だと勘違いしていたのはおかしかったけど、褒められたシオンくんが得意げだったのはちょっとかわいかった。』
『この二年間で、一度も悪意にさらされたことがなかったといえば嘘になる。
それでもわたしがこの学校生活を愛おしいと思えるのは、それ以上にみんなと過ごす日々が楽しかったからだ。
絆の本来の意味は、家畜を繋ぎとめておく鋼のことだそうだ。それが人と人との繋がりを表すようになったのは、ごく最近のことなのだとか。
それまではむしろ、しがらみや呪縛を表すことのほうが正しかったらしい。
──わたしはクラスメイトに絆を感じている。
わたしにとっての絆とは、感謝の心だ。喜びや悲しみも楽しみも分かち合ってきたみんなを、わたしは心から愛している。……こんなことを口にしたら、みんなは大袈裟だと笑い飛ばされるかもしれないが。
それでも、わたしにとってはそのくらい大袈裟なことだった。
サトシくんなら分かってくれるよね。わたしと中学校が同じだった彼なら、きっと笑わずにわたしの話を聞いてくれるに違いない。
わたしはずっと、何者かになりたかった。
座る場所を与えてくれたのはみんなだ。わたしを今の七原南にしてくれたのはみんなだ。』
[1]
[2]
[3]
[4]
[5]
[メモ記入/メモ履歴] / 発言欄へ
情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 6日目 7日目 8日目 9日目 エピローグ 終了 / 最新