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―シオンside―
[居心地の悪さ、というものを抱いている。
正確には居心地の悪さが興味を上回ってきている、というべきか。
「別に」で止めるくらいならはっきり言えばいい、とは思ったが、
やんわりとそれを口にするにはカップラーメンができるくらいの時間がかかりそうだったので結局諦めた。
代わりにじろりと遠慮ない視線を向けたのにはシオン自身気付いていなかった]
はあ? ……誰があなたのような人なんぞと。
[決しておざなりに別れるつもりはなかったのだがいささか沸点が低かった。
リリーの名を呼べば返事のように鳴く声がひとつ。
よもやかの猫に“迷子”と認識されているとは知らず、
リリーの律義さに目を細めたが]
んん……、
[やがて踵を返そうとするシオンとはまるで真逆にフードの男に近付きすりすりするリリー。
しばしぽかんとしていたが、やがて低い笑い声を漏らした]
まるでぺるみたいなことをするじゃあないか……。
[真意はリリーのみぞ知る。
しかしすり寄る猫の姿に埋もれた過去を見て、それから現在へと意識を引き戻し]
……やっぱ行くわ。リリーを待たせるのも忍びないし。
その、なんだ……。
[言葉を探す。猫ならぬひとにはそれができる。
だが、かけてみた言葉はあまりに場違いにとられたかもしれない]
…………猫はいいよ。私も何度も猫にたすけられた。
あなたにもそういうのが、あるといいな。
[それから踵を返す。軽く走れば先を往く猫との距離は詰められただろうか*]
[家族みたいなもの>>51…不思議なことに、
その言葉は、友達よりも、心にしっくりきた気がした]
そう、多分、友達より、もっと大切で……はい。
[こくり、とレディさんに頷くと、滲んだ涙を、指で拭った]
お墓って、さみしいものだと思ってたけれど、
そうじゃないんですね。
ぺるに会えないことはさみしいですけど……
お姉ちゃんが重い病気になってから、家族で
出かけることもなくなったので、
賑やかなのは楽しい、です。
[紅茶と一緒に、ピクニックのお弁当に入っていた、
チーズクリームと果物のジャムのロールサンドをいただく。
甘酸っぱくて、キラキラしていて。今の気分に似ていた*]
陸上のちゅーきょりらんなーってのだったよ。
あ、ああ。あの頃はね。
[輝いていた、の言葉になぜか一瞬同意を躊躇うのだった。
不死鳥だなんて綺麗なものじゃないもの。
とっくに燃え尽きているのに慣性で動いているだけの、ゾンビですから。]
何、そんな事はどうでもいいさ。
[一つかぶりを振れば。]
本当に気ままでさ。
人が泣いてりゃすっと寄ってきて、元気になった時に気が付きゃいなくなってやんの。
[それが猫なのです。**]
[投げやり、雑な言い方。
どうでもいいというのは、とどのつまりは、余裕が無いからに他ならない。それが自覚があるなしかは別として。]
…………それは。
気にもなりますね。
[膝の上に手を置いた姿勢は、無意識に格好をつけた……悪い言い方をすれば、ドヤのようなものだ。
正面きって「形見」だと言われるには、バツが悪いものだろう。その返事を予測していなかったのだから。]
[猫は墓守猫の真似をした心算はありませんでしたが、その姿はきっと似ていたことでしょう。
しかし、そうであると猫自身が気付くことはありませんでした。
フードのひとの仕草は目にしないまま、猫は丘を目指します]
みゃー
[ある程度移動した後、振り返り一声鳴きました。
友猫のかいぬしがついて来ているかを確認するためです。
その姿が見えたなら、また前を向いて歩き出しました。
それを繰り返せば、自然と友猫のかいぬしとの距離が縮まります]
[丘が近付けば漂う、食べ物の匂い。
その中に友猫の匂いを見つけたなら、猫は歩む速度を速めて小走りになりました]
みゃーん
[丘の上にあるのは墓守猫のお墓。
その近くでは何人かのひとが集まり食べ物を囲んでいます。
先程見かけた顔もありましたが、猫は真っ直ぐ友猫の元へと駆け寄りました。
友猫に鼻先を伸ばし、挨拶しようとしています**]
家族みたいなものか…。
みんなの中にそれぞれのぺるがいるんだねえ…。
[ぺるがお星さまになって1年、
ぺるはもう思い出の中にしかいなくなってしまったけれども、
慕われ続けられて、つくづくぺるは幸せ者なんだなあと、
紅茶をすするだろう]
うーん…、ぺるに何か恩返しできないかなあ…。
[と呟いてみただろう。
アイツからもらった恩はまだ返しきれないと思うからだ**]
…………………………。
…………く、ふふっ、
[沈黙を挟んだ後、弾けるように声が洩れた。]
全く何を言い出すかと思えば。
ええ、ええ。
さっさと、墓参りにでも行きなさい。
見も知らない人物に声かけるシーンでも無いでしょう。
[否、墓地なのだからある種の悲しみという共通項がある相手に対しては、そんな言葉をかけてもおかしい話では無い。
けれども、そう言う。]
[そうして、ベンチの前からシオンとリリーは立ち去った。
背凭れに背を、そして頭を預け、ふぅと深い息を吐いた。
影、枝と葉により遮られ作られた影は、眩しい陽を遮り、安息を与えるもの。]
……全く。
[片手を覆うように顔にあてた。]
何を、やっているんでしょうね。
[向けた言葉は、自身へ対してのものだった。*]
[美味しそうに食べるフィアにつられてか、レディもサンドイッチをひとつ。
丁度手にとったのは、ピーナツサンドだった。]
まァ、中距離ランナー♪
脚力に自信があったのネ。
[美夜子とのアスリート話は、それ以上美夜子が続けたくないようなら、そこで終わったろうか。
ぺるへの、猫への言い方に、レディは笑うと、ぱくりとサンドイッチを口に咀嚼した。]
ン〜、デリシャス♪
なぁに、ハマチ。
ぺるチャンへの恩返しって、例えばどんなことかしラ?
[その問いは、ハマチ以外にも、聞こえる人には勿論聞こえたろうか。*]
フード姿の人物は、大学生 シオン を能力(襲う)の対象に選びました。
/*
[シオンはごく普通に生きている。
それなりの苦労を背負ったことはあるけど、それでも余裕がない、というわけじゃない。
知らない男の人に声をかける程度には。
だけど短絡的なところもあるから、勘違いを正そうとしないまま突っ走ったり、考えが浅かったりすることもある。
要はうめちゃんのことをないがしろにされたように勝手に思っていた]
うめうめ リミットは2時くらいだよー
[ワタシと彼女をつなぐのはぺるだ。
しかしここにはぺるはいない。
ワタシはその瞬間には立ち会っていないけれど、
前のかいぬしのようにつめたくなったのだろう。
その後石の下に行ってしまったワケだ]
「にゃー」
[こんなことになる前に、もっといろいろなことを教わりたかったなぁ……]
─ ぺるのお墓の前 ─
[茶猫の仔は、撫で撫でもふもふすると、可愛らしくにゃーと鳴いていた。
構った後は、ピクニックマットの端で何時の間にか丸まっている。
レディは茶猫の前にも、そっと取皿を置き、サンドイッチの中にあったツナや、ほぐした唐揚げ、もしかすると、ハマチが作ったブリ大根やつみれも、置かれていたかも。
量はあるだろうから、猫友がやってきても、もぐもぐ十分に出来るだろう。**]
猫の恩返しならぬ猫に恩返し?
[なーんて冗談めかして言ってみたり。
こういう話は大好きだ。]
猫、喋んないからね。ほんとは何に喜ぶのかな。
猫の気分になって考えてみるか。
[悪戯っぽい笑顔を浮かべれば、そっと脇の隙間道へと滑り込んで。
すっとその場から姿を消すのでした。]
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