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この辺は予稿だったけど、()内は、没ね。そういう気持ちかどうか、曖昧な方がいいし。
(私はひとりきりになったけれど、貴方が見れなかった分まで、色んなものを見るワ。)
[光に触れ ヤミ
愛に触れた、皇帝の分まで。
レディは、世界を見て回る。]
**の歌姫 レディは遺言状を貼りました。
―シオンside―
よしよし。あ、そうだ。あとでおやつもあげないとな〜
[遅くなってしまった分奮発しようと思いつつ、
ぺるのお墓の前へと歩んでいくがうめちゃんはついてこない。
先に来た分何やらあったらしい。
芝生の上ではなく広々としたピクニックのためのマットの片隅でのんびりしている。
見送っているんだかそうじゃないんだか。
ぺるのお墓の前にはうめちゃんとひとまず別れたリリーもいた。
しゃがみ込んで、何気なくリリーの視線の先を追った。
そこには墓石が静かにたたずむだけだ。
もう少し上を向けば青空も見える。
シオンは秋の晴れ渡る空が好きだ。
子供の頃数年暮らしていた田舎町の、たわわに実った稲穂と空のコントラストが原風景として焼き付いている。
だけど今思い出すのは別の空だった]
[ぺると出会ったのは4年前の冬のことだった。
良く晴れて寒い日だった。
昨日のうちに降っていた雪が墓石にもうっすらと積もっていたから、
手袋をしたまま雪をはらってあげた。
その時すぐそばで猫の鳴き声がした。
どうやら自分が、墓石の傍にいた猫に雪をかけてしまったのだとすぐに気づいた。
うめちゃんとは違う毛並みのその猫にためらいなく手を伸ばし、
墓標の前にひとりではない、という事実を享受した。
近所の人からは慕われていた駄菓子屋のばーちゃん。
だが、その死から1年経ってもなお定期的にお参りをする者はあまりに少ない。
ばーちゃんの娘や孫は遠くの街に住んでて全然こっちには来ないし]
あったかいね。
いや、まあ、生きてるもんね。
[ただそれだけが心に浸みていった。
かくして少女は墓守猫だとは知らぬままぺると出会い、
また会えることを願い、やがてそれは叶った。
雪ではなく、薄桃色のひとひらが舞い込む頃に]
…………、
だからぺるはあの頃の、いや、今でも私にとってのさしずめヒーローなんだよなぁ。
そしてうめちゃんはヒロイン。
[猫にとってはなんのことやら、だろう。
しかし気にするそぶりも見せず、一輪の花を墓前に供え、
手を合わせた。
青紫色の、星の形にも似た小ぶりの花は、名前を竜胆と言う。**]
フード姿の人物は遺言状を貼りました。
フード姿の人物は遺言状を貼りました。
フード姿の人物は遺言状を貼りました。
フード姿の人物は遺言状を貼りました。
フード姿の人物は遺言状を貼りました。
[死んだ後、残されていた、一通の手紙/電子情報の付加された、には、自身への言葉が綴られていた。
きょうだいが思うよりも、幸せに生きている。その筈。
楽しいことだってあった。きょうだいが知らないだけで。]
あいててて、そう言うなよ。
[ありがたく手につかまれば、何とか腰掛ける様子。自分でも年齢を感じずには居られなかった。
けれども。]
ふふっおっと失礼。何、ぶっきらぼうな奴だと思ってね。
いや、助かったさ。
[不躾な物言い。
すぐに猫を被るのを忘れて、それだけが子供の頃と変わらないんだ。]
あんた、さっきも見掛けたろう?
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