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>>ソラ
クロエは目の前のサファイアの騎士に、自分の身の上を話した。その場にいる者にも聞こえるように、彼女の生い立ちを嘘偽りなく話した。
「もともとわたしは子爵であるリシャール家の子どもだった。
けれど、その領土の習わしで、二人目の子どもは後継者争いが発生することから忌避され、跡取りではない子どもは養子に出さなくてはならなかったの。
それを知ったのが15歳の時。決まりならば仕方がないと思ったわ。両親や姉上と会えなくなるのは寂しいけれどね。だからわたしはド=ベルティエ家の子どもになった。」
ド=ベルティエ家に養子に出されてからの生活を滔々と話す。
「ド=ベルティエ家には一人息子がいた。兄上は、わたしを疎んだわ。よそからやってきた女に後継者を奪われるのだから当然よね。
でも、最初はそれでも優しかったの。家族から引き離されたわたしに同情心さえ持ってくれていた。
兄上が豹変したのは、ある事実を知ってからだった。」
「おはよう!
………あら?昨日作ったスープがないのだわ?
うふふ。食いしん坊な誰かがきっと夜に食べたのだわ!もう……しょうがないのだわ。おいしいものは時に人を子どもにしてしまうのね。」
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明け方までに懸命な誰かが処分したらしいことには気がつかず、川に飛び込むノアとブレイが見えた。
*/
「まあ……!殿方はすぐあんなおふざけをしてしまうのね。
着衣のまま川に飛び込むなんて危ないのだわ」
「砦の中は勝負が決したようなのだわ。
待ちましょう。
……団長は公明正大な方。
流れる血の色で考えを止めてしまうような方ではないのだわ」
/*
事前にその人の人となりを見ない限り無理だネ。
やっぱり異種族の事を知る事の出来る土壌がないと無理みが深そうだなあ
>>ソラ
「“クロエにはエルフの血が流れている”と。
ウェリントン・リシャール──つまりわたしにとっては本当の父が、ある日仕事で立ち寄った国境付近の森でエルフと出会った。
魔法を固く禁じられ、魔法や魔法生物は悪であると謳われてきたサリーナで、事もあろうか父上はそのエルフに魅了され、関係を持ったの。
そして、生まれたのがわたし。
お爺様がわたしを引き取ったのは、人間とエルフの特徴を引き継いだこの体に興味を持ったからだった。」
エルフと子をなしたことが知られれば、父はサリーナにいられなくなる。だから、養子を出すことはていのいい厄介払いだったのだ。
断絶寸前だったド=ベルティエ家は、クロエを人間として育て、再びその栄華を取り戻さんとした。
クロエはそっと腕を捲る。そこには爛れた肌があった。
>>+9 カリン
「きゃっ!!」
/*
木から落ちてくるものは木の実か動物。
予想外の人物との朝の出会いに思わず声をあげてしまう。
いつかは何事にも動じない騎士にきっと、なれるはず。ならねば。
*/
「レパートリーは増やすべきだと思うのだわ!
そうすればどのような場面でも効率よく栄養を摂ることができるもの。
オムレツからぜひお願いしたいの。
よろしくお願いします。」
>>ソラ
「ハーフエルフはね、人間とエルフの特徴を引き継いでいるの。寿命もエルフほどは長くないけど、人間よりはずっと長い。わたしはずっと人間として育てられたから、魔法らしい魔法は使えない。だけど、この体には魔力が巡っているから、傷の治りも速い。
厳密にはわたしは人間でもエルフでもないから、交配しても子孫を残すことはできない。」
つらつらと自分について語る。
「後継者としての権利をよそからきた女に奪われた。その上、その女には異種族の血が流れているらしい。そうなれば、酷く酷くプライドを傷つけられた男が、わたしにしたことなんて容易に想像がつくでしょう?」
>>+5 ブレイ
「いてーな何すんだよ!!
お前知ってて言ってただろ!
腐った性根はどっちだ!!!」
ベシンッベシンッと小気味よく鳴った頬は赤くなり肩に担がれると降ろせと言わんばかりに背中を殴る。
そのまま心の準備をする暇もなく川へ落とされた。
「ぷはっ
マジで何すんだこの馬鹿野郎!
あの光景見てよく知らんふりできたなぁ!?
ヒルダの…!
………ヒルダの…不味いとかそんなレベルじゃなかったんだよぉ…」
今まで死ぬかもしれないと思ったこともあったし不味い物も腹に溜めるために食ってきたがヒルダのスープはダメだ。
人間が食べていいものじゃない。
思い出すだけで辛くてえぐえぐと泣き出した。
>>ソラ
「正直に言って、この七年間は地獄だった。わたしには選択する権利がなかった。正体を明かされればサリーナにはいられなくなる。お爺様や兄上の言う通りにするしか、未来は残されていなかった。
一度、すべてが嫌になって母親を探しに行ったことがあるの。いっそわたしもエルフとして暮らそうって。けど混血種って、中途半端な存在としてエルフにも忌み嫌われているんですってね。」
行った先に母親はいなかった。その代わりに、クロエはエルフたちから心無い言葉と石を投げられた。
自分には最初から、生を受けてしまった時点で居場所などなかったのだ。
そうだと分かれば、あの忌々しい家に戻って、尊厳を踏み躙られる毎日を耐え抜くしかなかった。クロエの居場所はそこにしかなかったから。
「……それでも。こんな人生でも、わたしは幸いサリーナのことは愛していた。何かをしてもらったわけじゃない。
でもこの国は、姉さんと一緒に過ごした大切な場所だから。誇りも何もなかったわたしには、黒狼騎士団は光そのものだった。」
「おはゲホッ、ようございます
妙だな。昨日は嘘の様に痛みが引いてたってのに。
起きたら、動かしちゃ駄目な部分を無理矢理動かしたみたいな痛みが増えてやがる」
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