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「まったく何です?この結界は。」
藪を掻き分け皆の前に姿を現わす。
いくらボクがナイフを突きつけたからってこんな地味な嫌がらせ、
「お陰で合流に時間が掛かったではありませんか……
ボクの推理が見当違いで本当に天地をひっくり返すことになっていますし。
まあ、どのみち一物を抱える者たちを全て排斥できそうなので何よりですね。
これでお兄様に叱られることもありません。」
【ヴォレモスの悪魔】
森に入り、先へ進む。
進むにつれ。進むにつれ。悪寒が。腐敗臭が。鳴き声が聞こえてくる。
闇が広がる。夜の森は、闇そのものを抱く。
臭いは道標だ。だが、その道標は何へと続く物だ?
光が見えた。いいや、光?あれは光か?或いは森の闇よりもより暗いからこそ見えたのかもしれない。
ーそこには、"悪魔"が顕在していたー
まるで騎士が来るのを待っていた様に。
伝承による姿。蒼き焔を見にまとい。黄色く光る三つ目で巨漢の騎士を見る。瞼も無い、見初められただけで、胸を揺さぶる目。
三つの口には極小の牙が幾万と生え。人を嘲笑う様に汚くぐねうごく。
山羊の脚が、三つ指と共に大地を抉る。
その姿は五メートル程。周囲の木々よりも低いが、この大きさであれば、もっと目撃数が多くてもおかしくはないはずなのに。
烏の鳴き声が、不吉の音楽を奏でる。鳴いた傍から地に堕ち、しかしてそれでも泣き止まない烏ども。
狂狼の騎士は、巨大な"悪魔"と対峙した
それでも、どこかにウィアの影は張り付いて居たのだろう。遠征中、異種族と交戦しても、どうしても子どもに手をかけることはできなかった。
何かと理由をつけて見逃した。それは、正しいこともあり、正しくないこともあっただろう。
父王に逆らうつもりは、無い。
国を治めることというのは、俺が思うよりもずっと酷な仕事だ。それに、幼きころ、政務中でも俺を膝の上にずっと乗せていたというほど可愛がってくれた父にはあまり心労をかけたくない気持ちもある。
全てを正し、理想の国にするというのは、はっきり言って不可能だろう。
ただ……。
先刻のクロエの話を思い出す。
だからといって。『ひと』が、ひとらしく扱われないということが許されていいのだろうか。王族はそれを、当然のことと思ってよいのだろうか。
だが、黒狼騎士団長の、俺は──
そんなことを、ウィアの几帳面な字を思い出しながら、じっ、と考えていた。
手紙のことは、明日、あの結界が解かれたら決めよう。
ーー槍を、抜くーー
【フェンリル】。幾度も騎士と共に戦場を駆け抜けた槍が震えているのを見て、体が震えている事に気がつく。武者震い?いや。
その震えの種類が、久しく感じていなかったものだと気づくと、騎士はまだ闘っていないと言うのに大量の汗をかき出した。
だが、それを打ち払ってこその騎士だ。
人の言葉を解するかも分からない"悪魔"へ、言葉を掛ける。
「よぉ。あいつらは今、もしかしたら柵を越えられるかもしれん所なんだ。この先、成長していく奴等なんだよ。
お前みたいな化け物に、惑わさせる訳にはいかなくてな。俺がここから先に、けしてお前を進ませはしねぇ。
後は私怨だが。
ーーー良くも俺の部下に手ぇだしやがったな、ドグサレめ」
狂狼の騎士は咆哮し、悪魔へと突きかかる。
何重もの鉄板すら貫く槍は、悪魔の胴体を確かに捉えただろう。
2(6)+2
/*
共鳴とかほんとに無理すぎて前半自分がどんなロル書いたのか全く覚えてないのでロルを読む旅にでます……探さないでください……
☆まあ多分、無責任な可愛がり方をするタイプなんじゃないかな父王……無責任に庶子のサテンに会いに行ったこともあるし、他の庶子のとこにもいってそう
>>81 イグニス
「……泣いてなんかいないわよ、別に。」
イグニスと剣を交える度に、クロエがそれまで抑えこんできたもののすべてが噴出してしまいそうになった。
太陽を見ることもなくじめじめとした暗がりに置き去りにしていた心は、彼といると雲間を洩れる陽の光を浴びたような心地がした。
五歳も年下のはずの彼の手のひらは、とても温かかった。
クロエは両手で顔を覆って、しばらく泣いた。月に似たその瞳は、クロエを見守ってくれていただろうか。
胸にわずかに芽生えた感情は、きっと吐露すべきではない。
今日、クロエの祈りがたくさん詰まったアメジストが砕かれる。
その時に、この思いも捨て去ろう。
そして、砕けたかけらを胸にしまって、時折心の引き出しから取り出すのだ。
「いい加減みんなが心配するわ。……そろそろ戻りましょう、イグニス・アッカード。」
涙を拭って顔をあげる。
赤くなった目尻は、きっとこの夜ならば覆い隠せるだろう。
クロエは剣をおさめて、みなのもとへ歩き出した。
ファルス王子のもとへ行って、腰に差した短剣を差し出さなければならない。
"ヴォレモスの悪魔"
HP【???→???】
確かに、悪魔の細身の胴体を捉えた筈の槍は、手応えも無しに悪魔の焔に当たり、そのまま止まる。焔に遮られ、その先少しも進むことは無い。
瞬間に騎士は後ろに飛び退く。
「……魔法か。分かってはいたが厄介な奴め」
"悪魔"は、ガルセウヌを見て何もしない。三つ口がただ、嘲笑う様に歪むのみ。
烏の鳴き声。強烈な腐った臭い。
「くせぇ。ちゃんと風呂はいってんのかクソが」
動揺は見せない。心の弱味が、悪魔に取りつかれると知っているからだ。
生半可な攻撃では効かない。それを直感する。
☆父上のやり方は間違っている!!父を退け、今すぐ俺が国を執る!!!
と、いうほど家族に対して非情になれない。
せいぜい、父王が引退したらきちんと制度を整えられるよう、今から準備をせねばならない、程度に思ってる。
その間虐げられる民は緩やかに減らしたいなくらいは思ってる。
>>+82>>+83ガルセウヌ
「はぁ。バレバレなんですよ、やってる事が。その身体じゃ勝てるものも勝てん」
/*
一瞬でガルセウヌの隣に来る。
これは....と5m程の巨体を見上げる。
*/
「センパイ、これ。退治手伝うんで今から見せる姿、'人'に見せたことないんで内緒にしててくださいね」
そう言い放つ。
ガアアアアアアア!と咆哮を上げる。森全体にもしかしたら響いているかもしれない。
見る見るグラジナの腕と脚の形が変わっていく。
獣の爪、地を速く翔れるであろう獣の脚。
これが本当のグラジナの姿。
身体能力強化と雷の魔法を使える異種族。
巨体の懐に入る。
小太刀に雷を纏わせて切り裂く。
2(6) +2
ならば。
【全力の一撃】の構え。
魔猪を屠ったそれを。かつてはオーガを、ドラゴンを、巨人を屠ったそれを。
「喰らえ。これこそ、我が最大の一撃。
狼の、誇りの牙と思え」
ガルセウヌの口から血が漏れるが、気にも止めず。胸から骨が軋む音が聞こえるが、意識のらちがいに置く。
空を抉る。魔の無い人の身で放たれるものとして恐らく最上の一撃のそれは、"悪魔"へと、恐るべき速度を持っていた。放たれた。
確かに、それは人の身として、非常に強烈な一撃なのだ。
だがーーー悪魔は、ほんの身動ぎもせず、防ぐ素振りすら見せず。頚ごと抉りさるかと思われた。槍は、悪魔の顔に傷一つつける事なく、動きを止め。
そのまま、力なく悪魔の足元へと堕ちた。
"ヴォレモスの悪魔"
HP【???→???】
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