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>>51 クロエ
イグニスはぐっと眉間に皺を寄せた。
クロエの生い立ちの話は聞いていた。グラジナの絞り出すような悔しい、という叫びも。最初の日、イグニスらしくもなく、異種族について思いを馳せたこともあった。だけど。
──そんなことは。
そんなことは、今。どうだっていいのだ。
「……今は、黒狼騎士と異種族の話をしてるんじゃねえんだよ」
イグニスは吐き捨てるように言った。
「…………あの月の下。お前は初めから、分かってて約束を取り付けたんだ。果たされることはないと!」
瞳に炎が移る。悲しみとも怒りともつかない色を乗せて、イグニスはクロエに叫んだ。
「それを……、"俺"を裏切ったことを、謝れ! クロエ・ド=ベルティエ!!」
>>+60カリン
えげつない頭突きが炸裂する。頬を手で挟まれる。カリンの言葉はグラジナに刺さる。その通りだ。
しかし、勝てず、結果として追放されてしまうのも事実。
「っっっ......
俺は、本当にいい仲間、友を持った。
ありがとう、カリン。」
今にも泣きだしそうなカリンの真っ直ぐな瞳をみて、そう応える。ふわっと、軽く抱きしめた。
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これ、別に騎士の正義感とかで言ってるわけじゃないから、クロエじゃなかったら、すんってしてたんだろうな。。。
クロエ…………
遠まわしな告白では…………?
>>52 イグニス
「……」
──そうだ。クロエは頭のどこかで果たされないと分かっていて、あの満月の下でイグニスに約束を取り付けた。
リスクばかりの勝負だった。
いくらクロエが彼の石が砕け散るところを見たくないと、そう願おうとも。
必要であれば、あのガーネットに手をかけなければならなかった。
共に騎士として生きていける道は、ほんのわずかばかりの可能性だった。
クロエは抑えきれない感情を瞳の奥で燃やして、イグニスを睨みつけた。──それでも。
「……あったわ。わたしたちの約束が果たされる道も、あった!」
そのわずかな可能性に、その希望を委ねたかった。そして、本当にそうなったらいいと願っていた。騎士として共に生きていける未来を。
「……あの夜の言葉に嘘はない。わたしは、あなたと──」
それ以上、クロエの口から言葉は出なかった。
>>ヒルダ
「あら、ありがとう。思ったよりも深く斬られたみたいで困っていたのよ」
反撃の刃から身を庇うためにと。あの時はとっさの行動だった。
左腕には乱雑に包帯を巻いたが。
グラジナは、異種族だからとか獣人族だからとか、関係なしに人を殺めないと誓っていた。この騎士団に入っても賊だろうとエクスだろうと、小太刀は使わず、気絶を狙って敵を倒してきた。
────過去に、幼少時に人を殺めているからだ。
>>+65 メロ
「あまり器用な方ではないけど、スクルドにした時はうまくいったのだわ。
……私、あなたと仲良くなりたかったと言ったのは間違いじゃないのだわ。もちろん騎士としてなのよ?
周りをよく見て、穏やかで。落ち着いていて。私にはないものだらけ。
それから、「きっと許してくれるのだわ。作戦だもの」と、あなたを利用してしまったこと、改めてごめんなさい。
これから私たち騎士団がどうなるのかはわからないのだわ。でもまた何か困ったことがあったら、今度は勝手にじゃなくて堂々と頼りにするのだわ。」
そう言いながら、包帯を巻く。
58
[戦闘が終わり、取り憑かれた先輩騎士達は動きを止めた。そのままガルセウヌに縛り上げられた彼らは、それでもなお意味不明な罵詈雑言を吐いている。それを見て、何とも複雑な気持ちになった。]
……ぃってぇ……
[緊張の糸が解けた瞬間、襲う痛みに顔を顰める。避けたとはいえ、自ら手入れをしている刃物だ。掠めただけでも傷は深く刻まれ、右腕を動かす度に痛む。
すぐさまポーチから包帯を取り出せば、止血をするように、幹部に強く巻き付けた。]
[──戦闘中、他の奴らが戦っているのを後ろで見ていた。他種族と、魔法使い。最も憎むべき奴らの戦いを。
もしかすれば、この場に便乗してあの人達を殺すかもしれない、卑怯な手を使ってこちらに攻撃を仕掛けてくるかもしれない。そんな思いを持ちながらも、戦闘が終わるまで、ただひたすらに彼らの戦いを見守っていた。
しかし、そこにいたのは憎むべき他種族の姿ではなかった。種族や能力など関係なく、ただ、一つの国を守ろうとする為に己を捧げる騎士がいるだけだった。]
……………。
[カリンとグラジナの会話を傍で聞いていた。2人の想いを聞いていた。傍で見つめるブレイも、クロエの独白だって、全て見て、聞こえていた。彼等がどんな想いでこの計画を立て、実行したのかを。
けれど、小さい頃から刷り込まれたこの想いは、どうしたって簡単に変えることなどできない。ノアやメロやヒルダのように、他種族だと分かったアイツらと、笑いながら会話をする事などはできなかった。
腕に巻いた包帯から血が滲み、また漏れだした。それを左手で抑えながら、そっとその場を後にした。]*
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他種族を嫌っているのは、伯父を騎士団退団にまで追いやった原因だから。
魔法使いを嫌っているのは、自身が使える魔法が何の役にも立たないものなのと、炎しか使えないから。
>>53 クロエ
イグニスの表情が僅かに怯んだ。
…………もし、クロエの嘘が最後までバレなければ。
「──お前らが最後まで俺たちを騙し通した、その後で、本当に約束が果たされるとでも!?」
だけどイグニスはすぐにそう言い返す。それでも少しずつ、少しずつ、イグニスの瞳から怒りが剥がされていく。
「…………馬鹿野郎」
イグニスは途方に暮れたように唇を震わせた。波紋を広げるように、悲しみが身体中を伝っていく。
>>54イグニス
「どうあっても、その約束は違えてしまうんだよ。異種族であるという理由で。外見はなんら人と変わらないのに。
ただ、それだけの理由で俺らは蔑まれ、虐げられ、全てを壊してくる。
不思議だよな」
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何度も言うけど、人ってそう簡単には変われないんだよ。大人なら割り切れるかもしれない。でもこの子16歳だからね。割り切れないし変えれない。無理なんだよな、どうしても。だから、皆の話を聞いても、理解出来ても、心が追いつかないんだよ。だから、何も言えないまま立ち去るしかないんだよな。
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グラジナに視線気付かれたけど、ど、どうすればいいんだ……???その場を去ったから話しかけるとかはできないけど……ど、どうしよう……どうしようかな……
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と、とりあえずね、とりあえず……アクションしてくれたからお返しってことで……被ったらごめんね……ごめん……ごめんなさい……
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