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>>361 >>363 エクス
子どもであった者が跡形もない塊となって、最後の液体を撒き散らし、床に崩れ落ちるのを見た。
顔に付いた黒い液体を剣を持ったままの右手の甲で乱暴に拭う。
「……業を背負う……」
その言葉に心当たりがないでは無い。
あの者は、俺を「王」と呼んだ。『世を平す牙』それは、この黒狼騎士団が、その長である俺が担うべき、何かであろうか。
ぐるぐると、あの者の言葉が脳裏を巡る。熱のない目で、魔の残骸を見下ろしていた。
「……これだけ浴びても何も無い。危険はなかろう。誰か、これを片しておいてくれ」
気が鎮まってくると、手負いの腕の痛みを自覚する。黒黒とした液体に自分の赤い血が混じるのを見た。
「……チッ、俺もまだまだだな。」
「全く、しぶとい人間でしたね。」
黒く赤く染まった床を見下ろして言う。その言葉は平坦で、冷たく、情の見えないものだった。
「人間かも怪しいものですけど。
こんなに撒き散らかして……
スカートは致し方ないですが、この床。
掃除をしても落ち切らなかったらどうしましょう。」
これの掃除もボクらがやるのかなぁ。
そもそも落ちるの?
「ソラが異種族って線で考えるけれど、こっちは難しいかな。つまり仲間はソラとブレイ、あと1人ってことで。」
「クロエも言ってたように、魔法使いは今日ブレイの結果を割るだけで良かったのにそれをしなかったことが不可解だね。んー。生き残りたいなら、魔法使いになりきるスパイ、もしくは恋仲ってなるから少し違う気がするし。」
「割らない理由は魔法使いがまだ真贋が分かりきっていなくて、クロエを異種族とみなしたケースも多いにあり得る。ブレイの宝石を砕く民意が強い=クロエの占師度が高い、って解釈をとって身の保身を選んだ結果、ブレイ=異種族、で無難に出た魔法使いの像を思い浮かべちゃった。」
「もしこの魔法使いが異種族って展開だと“魔法使いどこ消えた?”というかマジックが起きるからあんまり考えてないよ。まあ魔法使いが恋仲になってる可能性もあるかもね。」
「…………やば。眠気が。」
「ソラが異種族の場合、クロエの宝石を砕いた所で、すぐすぐソラの宝石が砕かれる訳ではないんじゃない?だってスパイ見つけられるのは占師の他に異種族しかいないんだから。クロエの意見(>>86)は賛成できなかったかな。」
「えーと……だから言いたいのは、ソラが偽物の時は魔法使いだと思うってこと。理由はソラが異種族だった時の状況がよくわからないから。朝起きて聞き直して変わるかもだから残しておくね。」
「ソラが偽物なら魔法使い、クロエが偽物なら異種族、これが今の想定。」
「あと、襲撃先についてふらっと触って床に付かせてもらうね。結構限界。」
片付けを命じたのち、扉へ向かう。
この液体と、血を、洗い流さねば。
「では、俺は身を清めてから眠りにつくとする。ご苦労だったな、諸君」
「襲撃先のパターン。1ヒルダ、2クロエ、3.ソラ、4、スパイ、5、ブレイ。」
5は外道のするやり方だけれど、可能性があることはあるから蓄音機に残しておいてみる。ただこの5については、ブレイが異種族ではない時、つまり霊能者の時だけ。
「どこがどう高いかは省略。また、霊能者についても省略。あとから状況が煮詰まった時に取り出して考える方法を取ります。」
今日はあまり蓄音機を触っていない。
占いたい相手は昨日と変わらずグラジナ、エイダン。
石を砕きたい相手はカリン、これは昨日の印象を引きずってる。それ以外だとユーディト。全く絡みがない為、得体が知れない。他にも話したことのない騎士もいるが、蓄音機で“ユーディト”という名前を聞いても顔が全く思い出せないほど、印象に残っていなかった。
「……明日の自分へ。これを頑張って読み解いてください。」
「…………結界…スープ…罠、仕掛けなきゃ…………」
もしまた今日クロエに占われるとしたら、宝石が砕かれている可能性がある。そんな事を思いながら、ずるずると蓄音機の前で眠ってしまった。
イグニスは自身の足に刺さった撒菱を抜き去ると、ぽいと遠くに放り投げた。
「……ったく。俺も鈍ってるな」
ボソリと呟くと、ぼんやりと月を見上げた。子供が死んだ。遠くから、見ていた。意識をほかにやろうとしながら、どこかでずっと、そのやり取りを追っていたのだ。
>>364 ユーディト
キィン…とユーディトのレイピアを弾く音が響く。
柄を絞りユーディトの肩へ切り込む直前で長剣は止まった。
「…へへっ。俺の勝ち」
地面へ落ちたターコイズのレイピアを丁寧に拾うと、ユーディトへ渡す。
その時の表情は本来の少年らしさを含んだ、騎士としては不釣り合いな笑みだったかもしれない。
「ありがとう、ユーディー」
あまり気乗りしなさそうに了承をもらった愛称を、最大の感謝と親しみを込めて呼んでやった。
「もう時間がないな。
俺本当は戦略って苦手なんだけど、最後くらいは頑張ってくるわ」
ちょっと走り込みをしてくると言うようなノリでそれだけ言うと、クルッと背を向けて歩き出した。
別れの言葉も、挨拶も、十分に話した。
イグニスの母親は、名をリリスと言う。姓はない。彼女もまた典型的なクエンの女であったが、その社交性から領主の館で働いていた。
館で働いているクエンの数は片手で足りるほど。それらも大体が下男や下級召使いであったから、主付きのメイドとして召し上げられていたリリスは例外中の例外といえるだろう。
リリスはよく働き、周囲の人間ともそれなりに上手くやっていたという。真っ赤な髪を揺らしながら館を駆け回る姿は、花にたとえられることもあった。きっと、彼女は恵まれていたのだろう。
──領主の息子に、見初められるその時までは。
>>373 クロエ
イグニスは緩慢な動作で、クロエに振り返った。
「あ? …………クロか。黄昏なんかいねえよ」
>>375 クロエ
「へえ、言ってくれるじゃねえか」
イグニスは僅かに唇を引き上げる。
そのまま去るかと思ったクロエは、しかしイグニスの側で立ち止まる。
「……」
空に浮かぶ月は、それは見事な黄色い円を描いていた。
「…………そうだな」
そう言いながら、イグニスはクロエに視線を移す。絹糸のような髪が風に揺れて幻想を呼ぶ。
こんな色彩は、クエンにもダリにも無いものだったから、だからきっと、目で追ってしまうのだ。
血に汚れた服を着替える。そのままベッドに…は行かず蓄音機の元へ戻ってきた。
言いたいことは言っておかないとね。
>>106クロエ
「念のために弁明させて頂きますが、言及したかったのは霊能者の内訳であって、ヒルダ様のご友人ではございません。
霊能者の内訳は占い師の真偽に大きく影響しますので。確定させることに越したことはない、と急かさせて貰いました。
序でに、昨晩は霊能者を……囮にさせたかった意図もありまして、わざと口にした部分もあります。
効果はなかったようですけれど。」
霊能者を名乗るバディを浮かべ、一瞬口籠るも代わる言葉は思いつかなかった。
正しくボクは霊能者を囮にしようと思ったのだから。
>>115グラシエラ
「そちらに関しては護衛の優先順位が違うのだと思います。
ボクを含めた占い師護衛派は、恐らく、“失くすと困る能力”を優先して護衛先を考えているのかと。
グラシエラ様の言い分としては、“襲撃がありそうなところを守る”ということですよね?
ボクからすると、まとめ役は少なくとももう1人いらっしゃいますので、優先して護衛を貰えているとは思いませんでした。」
それと、
「ボクは目立つつもりはありませんよ。
ここでは確かに場にそぐわない服装ではありますが、街中では正しく紛れこめるでしょう?
皆様のように明らかに騎士を名乗る服装の方が警戒されるではありませんか。」
>>380 クロエ
「……ふうん」
クロエの育った環境など知るよしのないイグニスは、曖昧に相槌を打つ。
「まあ、見下ろすだけでなんにもしちゃくれないけどな」
クロエが気づかないうちに、イグニスは再び空に視線を投げる。
「…………俺はよく、見てたよ。何にもしてくれやしないのに、どうしてだろうな」
それは、ずっと昔。何も出来ない子供だった頃の話だ。イグニスはため息のようにそう零すと、はたと顔を顰めた。
「つまんねえ話をしたな」
>>381 イグニス
「……そうね、本当に何もしてくれない。」
そうしてイグニスの視線が再び満月へと注がれた時、クロエは遅れて横にいる彼を一瞥した。
彼の横顔が青い月夜を浴びて、──そのせいか、クロエがいつも知る彼とは違う印象を与える。
彼の話に耳を傾けながらクロエは考える。彼はどんな時に、どんな気持ちでこの月をよく見たのだろう。
「……ただ、誰かに見ていて欲しかったのかもね。何もしてはくれなくても、ただそこにいて欲しかったのかも。」
クロエは静かに笑う。
「別にいつも面白くないから気にする必要ないわよ、イグニス・アッカード。……そろそろ寝ましょうか。明日もこのゲームを続けなければならないのだし。」
そうして、彼に背を向ける。
>>イグニス
「ねえ。……全てが終わったら、あなたの話を聞かせてよ。別に同じ宝石同士で盃を酌み交わさなければならないなんて決まりはないのだし。」
「……おやすみなさい、イグニス。」
>>382 クロエ
そうかもしれない、とイグニスは思った。
けれども、それを認めたくはなくて、黙っていた。
「はあ? んだとてめえ。…………失礼な奴だな」
一瞬つり上がった眉は、あっさりと元の形に戻る。そしてイグニスは彼女の背に呆れたような笑い混じりの声をかける。
夜が、月が、彼を大人しくさせているのだろうか。
「全てが終わったら、ね。ふん、いいぜ? ただしクロがもう一度俺に勝ったらだ。──なあ、いいだろ」
イグニスはそう言って、もう一度ふん、と鼻を鳴らした。
「さっさと寝ろよ」
夜明けはそう、遠くない。
蓄音機の前に座り静かに話し出す。
「さてと、何から話そうかな。
まずは………俺を諦めて、ごめん。
ウィアの件があったあの日から、俺は霊能者の宝石を全員砕くことだけを目標にしてた。
それだけが俺が役に立てる唯一のことだって思い込んでた。
だから正直その先のことなんて考えてなかったし、考える気もなかった。
だって、どうせそこに俺はいないだろ?って。
なんつったらいいのかな…捨て駒?生贄?になった気持ちだった。ずっと。
でも自暴自棄はやめようって思ったから、皆に託すためにこれを残すよ。
自分勝手な贖罪だと思うけど。
ただ俺今日ソラとバチバチやりあったけど、本当は戦術論きら…苦手なんだ。
変なこと言ったらごめん。」
占い師と霊能者の内訳、占って欲しい人を2人。
昨日と変わらないオーダーだね。
「先ずは占い師のお二方。
霊能力の結果とヒルダ様のご友人がいないと証言が取れましたので、クロエ様>ソラ様の順で本物だと考えています。
各自の理由の前に、前提を述べておきましょう。ボクはブレイ様をほぼ人外だと思っています。
昨日まとめを待ってからのカミングアウト、立場が乗っ取られそうだというのに自らは何も話さない態度。
本物だとしたら受動的すぎ、危機感がなさすぎです。焦った様子も見られなかったのもマイナスポイントです。
よって、ブレイ様は人外として話を進めますね。」
「初めにクロエ様。
クロエ様は本物>魔法使い>魔物の順で可能性が高いと見ています。まぁ、ほぼ本物だと置いているのですが。
昨晩姿を消した件については少々苦しいと思いましたが、本日の淡々と仕事を熟す様子、素直に探っている占い師に見えます。
偽物ならば魔法使いでしょう。ブレイ様は思わぬ偶然でしょうか。若しくは、何の益もなく執行される立場なら、せめて自身の糧にするという覚悟の上でしょうか。
確かメロ様がリスクの割にローリターンと仰ってましたが、霊能者の結果が別れるならば、そうハイリスクではないと思います。
ブレイ様にリスクを背負う必要はないのでは、と言われると頷かざる得ない部分はありますが。」
整理も兼ねて2日目から順番に追おうとしたけどやっぱ時間足りなすぎたわ。
まとめる時間ないから垂れ流しだし聞きにくくなってごめん。
ソラが占い師でイグニス白、次いでクロエが占い師でブレイ黒と申告。
それに対してソラが素早くクロエの考察を述べてる。(>>2:117)
結論出すのもはえーな。実際話した印象からもソラは発言軽くて推理の経過も垂れ流すタイプに見える。
んでその後なんだけど、今まで現れなかったブレイがクロエに異種族だと言われていきなり来てる。(>>2:120)
んでいきなり暴れてる。(>>2:124)
このタイミングどっかに隠れて狙って出てきたんじゃねーかと思うレベルなんだよな。
ヒルダが共有を名乗ったのはその後。(>>2:130)
霊能出ろって指示が出てカリン(>>2:141)→俺(>>2:154)→俺の後割とすぐにブレイ(>>2:158)。
ブレイがクロエに黒って言われてから時間を置いてたのはまぁ他の仲間に相談してただろうな。
俺が出たの知ってたか知らなかったかが気になるな…
知らなかったならカリンを本物と見て出たんだろうし、知ってたなら俺のこの疑問(>>2:215)になる。
ここのクロエの案は堅実だと思った。(>>2:173)
このソラのブレイへの質問はナイス。考えんのやっぱはえーな。(>>2:180)
メロで気になったのが、ソラを本物めに見てそうな発言をして(>>2:187)、すぐに個人で見たらソラの方が疑わしい(>>2:190)って言ってる。からのソラの方が信用できる発言。(>>2:202)いやどっちだ。ソラか。
グラシエラは仲間をさっさと決めるな落ち着け。(>>2:197)
アルバートが自分を占わなかったことにクロエに質問してる。(>>2:225)これ自分が占われないか気にしてるの気になるな。後半クロエがまだいて余裕あるならアルバート占って欲しい。
ミズリのブレイ庇い始め。(>>2:233)ブレイが霊能者を名乗ったことに疑問を感じたのは俺なんだよなぁ。
ソラの希望(>>2:249)で一つ気になったのが、カリンを本当の内訳を知ってる異種族って言ってるけど、霊能者3人が異種族、魔法使い、本物でカリンが異種族ならブレイと俺どっちがどっちかわかんなくね?
<内訳>
[占い]
・クロエ
本物>魔法使い>異種族orスパイ
・ソラ
異種族>本物>スパイ
[霊能]
・ブレイ
異種族
・カリン
魔法使い>異種族orスパイ
理由喋ってる時間…ないか。ごめん。
最後に俺から見たらやっぱ霊能起点で話すのがいいのかな。
昨日割とあっさりブレイの宝石を砕く希望したのに今日本物を追おうとしてる人割といたけど、その中に敵混ざってるんじゃねーかなって思う。
ミズリはずっとブレイ庇ってるからあんまり考えてないけど。
そもそも昨日のブレイ見てなんで本物だと思ったんだって見返しててもやっぱ思った。
あと、やっぱ俺ブレイの宝石砕いて霊能機能壊れた時点で敵を確実に2人追い出すべきだと思うよ。
「次にソラ様。
ソラ様は悩み気味ですが、魔物>魔法使い>本物といったところでしょうか。
霊能者の結果が揃ったのが悩みの種ですね…素直に本物を巻き込みたい魔法使いが結果を合わせたのでしょうか。又は、魔物が占い師に擦り寄るため?得られるリターンを思うと微妙だと。
ソラ様が本物の場合、クロエ様が魔法使いで、レイ様に特攻してしまった可能性が高いです。しかしこの場合、カリンちゃんかノア様が魔物、霊能者に魔物が2人出ていますので、なかなか苦しい内訳です。あるとしたらノア様が魔物で、連携が上手く取れなかったパターンだと思いますが…何とも。
ブレイ様が首席だったと名乗りあげた方が確かです。」
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