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ちらほらと自分の宝石を砕く希望を出す人の声が聞こえる。
そして共有の決定が耳に届く。
「ははっ。
まだ自分の宝石が砕かれる心配のない奴は好き勝手言えていいよなぁ…」
無意識にそんな皮肉が溢れた。
「《…便利だな。あ、いやここは訳す必要は無いが……無いと言ったのに。
…まあいい。
希望を出す前に状況を纏める。
占いはソラがアルバート、クロエさんがミズリさんに共に白を出し、霊能はカリン、ノア共にブレイに黒だ。
ブレイはあの状況で回避するのは難しい。異種族なのだとしたら、霊能か首席を騙るしかなかったはずだ。
真の霊能であるなら疑いをかけられたのなら独断で宣言してもよさそうなものだ。性質の違いにもよるだろうが。
つまり、見たままブレイを異種族と見る。
各役職の内訳は、占いに魔法士と真、霊能に異種族と真と今のところは感じている。可能性としては占いに間者が出ているなら霊能に魔法士でもいいとは思う。状況的に仕方ないとはいえ霊能に異種族がふたりというのも利が薄いからここはまだ一考の余地がある。》」
あー、まてまてまてまて、俺なにいってんだろうな、さっきの言葉は聞かなかったことにしてくれ。よく考えてなかった。
グラシエラだけど、たしかに異種族ではなさそうだな。ソラの発言が気になるなら、グラシエラをクロエにあてればいいと思う。それで何か出てきたら儲けもんだ。
そうなれば、変えるのはメロかなぁ……
ヒルダはどう思う?
「《占いの希望は【メロとスクルド】。昨日の通りだ。
追放の希望は、霊能から選ぶなら【ノア】。
それ以外なら【エイダンかグラシエラ】。
比較的カリンの方が情報量が多そうだから、エイダンとグラシエラは首席且つ間者ではなさそうだからだ。
ミズリさんは昨夜ブレイを庇う様子が常軌を逸していたが、クロエさんからは白を貰っている故、一先ず除外しておく。》
…ってあれ、もう仮決定で出てた?悪ぃ、遅れちまったわ。」
クロエは微かに唇をゆるめた。
テレパシーで話しているゆえに、グラジナはきっとクロエの微笑に気付かなかっただろう。
「大丈夫よ。ただし、主席合格者としての日記はきちんと書いておきなさいよ。
内容はあなたに任せるけど、まあヒルダ辺りを守っていたことにするのが無難だと思うわ。」
そう告げて、なんとなく議論に混ざっているグラジナを一瞥る。
その顔を見て、クロエは唇に乗せた笑みを深めた。
「あら、あなたでも照れるのね。」
/**/
ノアーーーーーっ!!!!!!!!
やだあああああああああああああああああわたしの好みの顔面ーーーー!!!!!!!!
>>ALL
「さて、本決定なのだわ。
ちょっと悩んだのだけど、【仮決定そのまま】。
みんなは今日みたいにばっちり表を揃えて欲しいのだわ!
占いのふたりはヒルダメモを。
ノア、あなたの宝石を砕くのは同じタイミングで騎士になったものとして忍びないけど、濡れ衣だと言うのならあなた視点の考えをしっかり残して欲しいのだわ。」
ラピスラズリ ヒルダは、トパーズ ノア を投票先に選びました。
「あっ!すれ違っちゃったのだわ!!
メロが何となく主席のような気がしてしまっていて……
うーん、占われちゃうかしら。
やっぱり訂正するのだわ!!!!」
>>166 ヒルダ
「おー!流石だなあ。これでなんの支障もないぜ。ありがとヒルダさん」
膝をくいくいと曲げ伸ばししして笑う。
「さて、占い師についてそれぞれ抜粋して蓄音機聞き返したけど、どっちも賢いんだなあ。おじさん参っちゃうわ
ソラのほうが少し理論武装ぎみで、クロエさんのほうが印象を起点に論を展開してるって感じだな。
どっちに良い悪いはねえけどさ」
「俺はどっちかっていうとクロエさんのほうを本物に見てるかな。まだ微妙だけど。
霊能の結果もだし、ブレイの去り際はちょっと冷静じゃな過ぎたしな」
いやー久しぶりの村でボロ雑巾はちょっとさすがに辛かった
闇落ちさせたくなかったんだけどどう足掻いても闇落ちだったんだよ
なるべく軽くしたけどこれか精一杯だよごめんちかちゃん
カニバはしてないから許して
「続き。
んで、その場合、ソラは異種族も魔法使いも勿論だけど、隣国のスパイもありえると思ってる。
みんなスパイは隠れたがりって言うけど、この状況で最後まで隠れられるか?
普通にしてたって占われるか追放される可能性のが高いだろ」
「それなら理論で武装して、民意の流れを獲得しちまえばこっちのもんって感じじゃないか?
占い師の片方なんて、相手から占われる確率も低そうだし、相手が本物と確定することもないしさ」
「お、てなところで仮の決定は確認したぜ」
☆特に意図してなかったけど、ファルス女子にばっか話してないよな……?本来男子とワイワイするほうが好きだと思うんだけど、懐かれるとついかまいにいっちゃう
/**/
なんか多分わたしがその場のノリでブレイに黒打ちしたのも理由の一つだと思うけど、求婚されて嬉しいのに(求婚されて嬉しくない人いるわけないと思ってる)ちゃんと狼としての矜持を持って断ってくれたの嬉しいなって思った。
たかみをはとても思ってるし、クロエもその事実を知ってグラジナへの信頼度あがったと思ってる。
>>ALL
「ああごめんなさい!!
誰もいないところで言ったことをなかったことにしようかと思ったらクロエにばっちり聞かれていたのだわ!
クロエの占いは【グラシエラ、ヨルダ、アルバート】でお願いしたいの!
>>215 クロエ
「ごめんなさい。ずっと粗忽で迷惑をかけるのだわ……!」
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