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見る間に、見知ったウィアの姿が変わる。
元に戻った、と言うべきなのか。
術の光が消えた時、そこに居たのは、今朝方声を交わしたウィアの姿ではなかった。
「⦅人外か…⦆」
独り言を零す。国にも猫又や狐人はいたはずだ。
センゾウ個人としては特に目立った感情を持っているわけではなかった。
しかし、これから仕える王の敵とあれば話は別だ。
別なのだが。
故郷の里とは別の里では身内から裏切り者が出た場合、即座に周りの者が処分する決まりになっていたそうだ。
センゾウには例えそれがたった一日二日でさえ『同じ釜の飯を食った仲間』に手をかけることは憚られた。
(⦅心が弱いな、私は。⦆)
カリンはああ言ってくれていたが、とセンゾウは思い返す。
ここに今自分がいる理由と共に。
クロエはウィアを見つめていた。
青く透き通ったその姿を──変わり果てても美しさは損なわぬその姿を、クロエは無機質な瞳に迎え続けた。
他種族であるウィアとその仲間を認めさせるために、ゲームと称してその宝石を砕き合わせるなどと。
思考と手段がやはりどこか人外めいていて、──しかし、そうでもしなければこの国が彼女らを受け入れることはないと理解していたのだろう。
だから、このような強行に出た。
性質トップの成績を持ちながら、ウィアの生まれが彼女から騎士である権利を奪う。
先ほどまで笑い合っていた同輩が手のひらを返す。敬愛する騎士団長から剣を向けられる。
──それでも、彼女は。
黒狼騎士であることを赦されるために、除隊される覚悟でファルス王子の前に立っているのか。
優しいっていうか、のらくらしてるだけだけどさ、俺は。
あーあ、後で処罰かなー。大目玉で済めばいいけど。
へらっと頬を緩めたまま壁際へ後ずさり、向かい合った二人を遠巻きに見やる。
「……石砕くってマジで?えげつないことするんだな」
ウィアの言葉に思わず背中の双剣を抜き、まじまじと眺めた、
それは騎士団としての誇り、つまり心を砕かれるのとほとんど同じだ。
利き手に持つほうの剣の柄には大きな橄欖石が嵌め込まれている。
細工されてあるようには見えないが、いつの間に?
優位に立たれてることをとことん見せつけられてる気分だ。
>>299ウィア
「だけど!
こんな事して、仮にお前らが負けたとしたら...この先どうなるんだ。現状維持がベストとは言わない。
他に...何かなかったのか」
/*
消え入るような事で、言葉を締めた。
自分は何に怒っているんだろう。
自分がこんな事に巻き込まれたから?
騎士の誇りである宝石を砕いて仲間を切らなきゃいけないから?
仲間だと思っていた人に裏切られたから?
自分の無知さに腹がたったから?
*/
あなたがたの中で私たちと戦える能力を持っている方々も把握していますから、教えてあげましょう。
【魔法取締役の能力を持つ方】。この方は、私たち異種族を見抜く力があります。この国で公式に認められた魔法。厄介ですね。でも、面白いです。【占い師】のように調べると聞き及んでいます。
【物に残された魔力を調べられる能力を持つ方】。これも、魔法取締能力の一環らしいですね。公式に認められた魔法です。砕いた宝石を調べれば、その持ち主が他種族か否か調べることが出来るでしょう。【霊能者】のようですね。
【首席合格の方】。知ってましたか?公表されてませんが、総合トップの方がこの中に一人います。とても気になりましたが、私も調べきれませんでした。この方なら、私たちの襲撃から味方を守ることが出来るでしょうね。
【お互いが潔白だと知っている二人】。調べていく過程で、入団試験中から随分親しくしていた二人がいると聞きました。バディもいるのに……あら、失言かしら。便宜上、【共鳴】と呼びましょうか。こういう方にまとめなどおまかせになると安心でしょうね」
彼女が行おうとしていることは到底許されることではない。
しかしだからといって、どうして彼女の切なる祈りを笑うことが出来ようか。
ウィアが本来の姿を明かした時点で、彼女とクロエの立場は一変してしまった。
けれど他の仲間たちのように、ウィア──ウンディーネを責め立てる気にはならなかった。
「【スパイ】……この方は、魔法を使用しています。魔法取締能力で素性が分かると不味い人ですからね。能力が使われることを察知したら、【襲撃されたように見せかけ、自らの石を砕く】でしょう。この人の心はセルナリアにあるのですから。
恋愛禁止の規則を破ろうとするもの、は、長いですね。【求愛者】とでも呼びましょうか。もし、彼、もしくは彼女の思いが相手に届けば、【恋人】になるかもしれません。どちらかの石が砕かれれば、もう一人もまた同じようにするのではないですか。これは想像ですけど。」
>>295グラシエラ
「本当に筋肉なんですねぇ。水が話すわけないじゃないですか。
だからアレは生物。吸血鬼だって杭を心臓に打ち込んだら殺せるんです。魔物でも生物なら殺せるでしょ。
弱点がわからないんだから、検証実験は数をこなしてなんぼでしょう。」
あ、つい砕けた口調で話してしまった。
まあいいか。後でどうとでもなるでしょ。フォローは入れとかないといけないけど。
「あぁ、申し訳ありませんグラシエラ様。
少々お言葉が過ぎたようです。それにしても、このタイミングでボクを諌めてくれるとは、グラシエラ様はお優しいんですね。」
グラシエラに微笑むと、ナイフを何処へともなく仕舞った。
🍅今更ではあるが、村に多数潜んでいるであろうカーマインの限界オタクを差し置いて蝙蝠。がんばる。
いやでも汝も含めて初な気がするんだけど?(稲荷はノーカン)たすけてこはるちゃん??
「さあ、我らがウンディーネが舞台をあつらえてくれたわ。これからわたしたちがすべきことは分かるわよね? グラジナ、ブレイ。」
取り澄ました声でクロエは口を開く。
「わたしたちがいかに黒狼騎士として溶け込み、信用に足るかを騎士団長や仲間たちに証明して差し上げましょう。
当然わたしたちはサリーナに忠誠を誓う騎士なのですから、スパイや求愛者も探し出さなくてはね。」
あーあー、カーマイン様、聞こえてます?よね?
もし忍び込んだ奴らが上手くやれたら、歴史が変わるかもしれませんよお。
なるべく長く生きて随時様子は連絡しますし、
生きて帰れるように、まあ、精進するんで……
「……ルールはこんな所でしょうか。今日は、私の石を砕いてください。それで、わかるでしょう。
もし、ゲームを進める上でわからない点があれば、私のベッドに隠してある本を見てください。そこに大抵の事は書いてあります。
各能力についてどう呼ぶかは、お任せします。便宜上いくつか、勝手に命名しましたけど」
[ふー……と、長いため息をつく]
「……唯一、騎士団として悔しいのは、スパイの存在を今まで告発しなかったことです。
私たちの目的を果たすため、ゲームを受けてもらうため、必要になる存在だと判断し、秘匿しました。その点については、申し訳もありません」
[話しているうちに何人かに声をかけられた。少し話そうか]
クロエの声が頭に響く。
「...ああ。そうだな。
何か案はあるか?クロエ。お前の事だ、何かしら考えているだろう」
ゲーム。ゲーム。
ウィアは、騎士団の誇りを砕くことをゲームの一部にするという。それは到底許せることではなかった。
しかし。
時折、切々と訴えかける彼女の瞳は、彼女にそうさせるまで気が付かなかった愚かな俺を映している。
「……君がしたこと、しようとすることを、俺は許せない。しかし、それに気が付かなかった……君を止められなかった俺の力不足が、一番許せない」
奥歯をぎり、と噛み締める。いっそ砕けてしまえばいいと言うくらい、噛み締める。
「……今なら引き返せるぞ。君の除隊だけで許してやる。考えを改める気は無いか、ウィア」
うわーノア黒狼騎士団に憧れて憧れて狩りしたり盗賊殺して奪った剣で更に盗賊殺して死に物狂いで強くなったのに霊能者とか生存エンドが見えないーおいしいーーーって言いたいところだけど今回は綺麗なRPするって決めてたからどうしようーーーーー
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