情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 6日目 7日目 エピローグ 終了 / 最新
[1]
[2]
[3]
[4]
[5]
[6]
[7]
[8]
[9]
[10]
[11]
[12]
[13]
[14]
[15]
[16]
[17]
[18]
[19]
[20]
[21]
[22]
[23]
[24]
[25]
[26]
[メモ記入/メモ履歴] / 発言欄へ
絶対に殺った。その感触はあったのに、目の前のこれはなんだろう。不可解だと睨みつけていたその場から姿が消え、真後ろから刃の突き刺さる感触…と、間抜けな音がした。
「お前……!!今のは魔法か?その紛いもんの剣はなんだよ!名を名乗れ!」
>>577エクス
「何を言ってるのかわからないから」
すっと、立ち上がる。
「捕まえてから聞くね」
そう笑顔になると、エクスのと間合いを詰める。
顔面めがけて左ハイキックを魅せる。が、囮。
独楽のように体を回転させて無防備の左ボディに重い蹴りを御見舞する。
いつもの笑顔ではなく、強者と対峙している時のそれだ。
組手で戦うのはいつぶりだろうか。
>>569 ソラ
「反省はいいことだが、また己のよかったところを認めるのも必要だ。謝る必要はない。その団員には誤解を招くような真似をしてしまったと私が詫びていたと伝えてくれ」
まっすぐな言葉に穏やかな笑みが自然と浮かぶ。きっとこの者はいい騎士になるだろう。
時間は飛ぶようにすぎ、そろそろ城へ帰還せねばいけなくなっていた。
「ではそろそろ私は失礼するとしよう。ソラ君、私がいない間、王子のことを頼むよ」
先輩騎士 アルベルト が村を出て行きました。
そうして、ゴミを片付けに来たところでようやく異変に気が付いた。
おかしな剣を持つおかしな少年が、道中にカリュドーンが出るような危険な場所で、騎士団以外いてはならないこの砦で、同輩たちを揶揄うように舞っている。
まるで時空を歪めるように、舞っている。
それを視認しながら、クロエはそれでもなお冷静に口を開いた。
この少年を刺激してはならない。今は一時的にでも場を収めて、そしてすぐに王子に報告せねば。
「あなたたち……揃いも揃って子ども相手に剣を構えて。一体どうしたっていうの。新兵と言えど子どもに手を出すなんて、騎士の名折れね。」
>>エクス
「ごめんなさい。あなたに付き合ってあげたいのは山々なのだけれど、今わたしたちは仕事中なの。帰る道が分からないのなら、近くの町まで送るようお願いしてくるから、待っていてくれるかしら。」
「……行ってしまったわ。」
クロエは平素の表情で、少年が消えた先をしばらく見つめた。
やがて、その場にいたカリンたちに視線を配る。みな異様な目であの少年を見ていた。
「あれはなに? わたしの目に間違いなければ、あの子、確かに──。」
言いかけて、途中で口を噤む。
「今あったこと、王子に報告してくるわ。」
そして、その場を立ち去った。
(確かに当たったと思った右腹部への蹴り。が、すり抜けたな。....魔法か。最初に小太刀が吸われたのも魔法なら説明が付く。もし仮にそれ以外だとしたら、厄介すぎる)
*/
綺麗に着地する。考えることがあって、すこし周りの確認が出来ていないでいる。
*/
「はあ…ま、当たらんよな。知ってたし。」
鉄杭は空を貫き、奥にあった木の幹に突き刺さっていた。
去り行くエクスを見送り、嘆息する。
「…で、なんだったんだありゃ。」
クロエはついてくると言ったカリンを一瞥だけして、またすたすたとファルス王子の元へ歩き出した。
>>ファルス
「ファルス王子──騎士団長。アメジストのクロエ・ド=ベルティエでございます。実は報告したいことがございまして。」
クロエはおかしな少年が砦に現れ、また消えてしまったことを、ファルス王子に報告した。
>>578 ソラ
「怒ってるか? 俺が、お前に置いていかれて、怒ってるか、だって?」
イグニスはゆっくりと言葉を繰り返した。それから、大きく息を吸い込む。
「んなわけないだろ! 俺は俺で他の奴らと組んで狩りに行ったからな! お前のことなんかこれっぽっちも頭を過ぎっちゃいねえ!」
そうして怒鳴り散らしてから、──イグニスはそわそわと体を揺らした。
「…………んで…………は?」
>>592センゾウ
「加勢助かったよ、ありがとう。
当たらないと思っていたのは、なんでだ?」
状況を整理する為にセンゾウに質問してみる。
「…チッ」
逃した、というより、最初からこうするつもりだったのかもしれない。こういう輩はまた現れて、その時には本物の剣を持っているなんてこともざらにある事だ。
やはり魔法としか思えないような消え方をしたその空間を、憎々しげに睨みつけていた。
報告を終えて、クロエはしばらくさきほどの少年について考えていた。
しかし、結局結論は出なかった。クロエは小さく溜息をつくと、気持ちを切り替えることにする。
王子に報告はした。最終的な判断はクロエではなく彼がするのだ。
「……あ。」
そこで、イグニスのことを思い出した。感情に疎いクロエでも、彼が自分との手合わせを楽しみにしていたことは分かっていた。
きっと、約束を反故されたことを怒るに違いない。
その時は素直に謝ろうとクロエは目を伏せた。
>>598 ソラ
ソラの顔が近づくと、イグニスはギョッとしたようにその顔を背ける。
「──だからっ、理由はって聞いてんだよ!!」
>>602 ソラ
「はぁ? ────」
話にならない、と言わんばかりの表情で、イグニスはソラを見遣る。
「お前、なんで俺が! 詫びで勝負してもらわなきゃなんねえんだよ!」
そう言ったところでイグニスは、もうひとつ、違う人間から約束を反故にされたのを思い出した。軽く舌を打つ。確かに先の先輩騎士による模擬試合のせいで、闘争心を掻き立てられていた。
「───分かった」
暫く黙ったイグニスの顔には、いいことを思いついたとばかりの笑みが浮かんでいた。
「賭けをしようぜ。お前が負けたら理由を話せよ」
>>603 イグニス
「ですよねー!」
イグニスの言い分が10割正しい事に、ひーん と嘘の泣きべそをかきながら、作戦失敗を悟ります。
別に平時においてイグニスに手合わせを挑んでも、挑まれても受動側は拒否する理由はないのですから。
交渉のチップとしては手合わせは何の意味も持ってはいません。
しかし、続く彼の言葉は予想とは打って変わっていました。
彼の発言の真意は分かりませんが、隠し通せるチャンスを掴めた事に内心喜ぶ事でしょう。
「……オーケー。話さないで済むならその条件を飲むよ。ボクが勝ったら理由は話さない。」
勝った時の事も明言しておかなければ後で何を言われるか分かりません。一応釘を刺しておきます。
「それじゃあ、明日。互いの都合がついた時に、やろうか?」
クロエとの対決の前後がベストでしょうか。
イグニスと日時についてのやり取りを行います。
──夜は恐ろしい。
暗がりにいると、義兄にされた暴虐の数々が瞼の裏に蘇ってくる。
クロエにとっては理不尽以外の何者でもないようなことを喚き散らされ、責められ、圧しかかられる。
義理の妹を陰湿に睨め付け、あの男はその肌に指を這わせるのだ。
手順はいつも決まっている。義兄は絶対者だった。彼が命じるだけでクロエは意思をなくし、体を預け、満足のいくように振る舞った。
体を暴かれようと、白い肌に切り傷や青痣を残されようと、クロエのすべきことは変わらない。
彼にとってそれは、クロエがド=ベルティエ家の一員となった七年前より始まった、自分と妹を赦すための代償行為だった。
弛まぬ努力の末に、クロエは騎士となった。
黒狼騎士団には寮があるため、研修を終えたあともあの家に毎日帰る必要はない。
──そう思うと、すこしだけ気が楽だった。
離れていてもあの男の影は常に脳裏にちらつくけれど、おかげで純粋に勉学や鍛錬に励むことができる。
クロエは用意された寝床で膝を抱えて、縮こまりながら目を閉ざした。
イグニスと話し終えた後、食べ終えた食器を片付けながら、ふと思い至ります。
(……あ、そう言えば寝室は男女別の大部屋だったっけ…。)
現状、男性大部屋の寝室で夜を明かす事はなるべく避けたい所です。
幸い、今日はとてつもない量の経験、知見を得ていたので、睡魔とは上手く折り合いを付けることが出来そうでした。
食器を洗い終えた後、こっそりと砦の階段を上がり、城壁の凸凹した狭間窓にもたれて、夜空を見上げます。
丸いお月様は、淡い光で砦を照らしていました。
しかし、よく見ると月はほんの一部分ですが欠けていて、まるで月の欠片がどこかに落ちてしまったような、そんな印象を抱きます。
(欠けた月って不吉なんだっけ?月蝕とかじゃないし杞憂なのかなぁ?
まぁいっか、復習、復習♪)
/*ゆったりと時が流れていく夜の砦で、ソラは今日の出来事を反芻しながら、1日目の夜を過ごすのでした。
明日は今日の自分より一歩でも騎士として成長出来るように。*/
[1]
[2]
[3]
[4]
[5]
[6]
[7]
[8]
[9]
[10]
[11]
[12]
[13]
[14]
[15]
[16]
[17]
[18]
[19]
[20]
[21]
[22]
[23]
[24]
[25]
[26]
[メモ記入/メモ履歴] / 発言欄へ
情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 6日目 7日目 エピローグ 終了 / 最新