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── 三年生の秋 ──
[三年のインターハイが終われば、部活は引退。
大城のおこぼれもあってか、俺にも声を掛けてくれた大学がいくつかあったけど。結局、どれも選ばなかった。
気持ちが揺らがなかった、と言ったら嘘になる。やってみれば、もうちょっとできんじゃないかって。
柄にもなく、悩みんだ。けど。
俺自身、プロでバスケやってくだけの覚悟がなかったことと。実をいうと、そろそろ肘が限界だった。
一年の夏に痛めた肘は思いの外長引いて。巻き直す回数が増えたテーピングとか。肘を庇うようにボール回しの癖が変わったりとか。
医者に忠告を受けたりもしたけど、意地でも引退までバスケクマにパスを出し続けたこと。俺は、後悔していない。]
……断るのってさ。
思ってた以上に勇気いるのな。
[いつだったか。
バスケでの推薦は断ると決めた時、そんな風に奈那に零したっけ。]
変だよなー。
なんかこの辺にさ、ぽっかり穴が空いた気分。
[そう言って苦笑した俺は、ちょっとだけ寂しげな表情をしてたかもしれない。
それからは。これまでバスケに注いでた時間を、受験勉強とバイトに没頭させてみたけど。
ぽっかり空いた穴はなかなか塞がってはくれなかったことだけは、覚えてる。*]
── お家デート Returns ──
[受験生となればほぼ勉強一色になる。
それでも少しでも会いたくて、勉強を一緒にやろうとかこつけて誘うのは、これで何度目か。
そうして今日も。
俺の部屋で、二人で参考書を広げていた。]
……俺さ、スポーツ学科。
目指してみることにした。
[ノートに走らせていたシャーペンを止めて。
視線を落としたまま、ぽつりと。]
やっぱ身体動かすこと好きなんだよなー。
この先、どんな仕事したいとかまだ見えてねーけど
まずは興味あることからやってみようかなって。
[学科について、ずっと迷っていた。
奈那と一緒に文系に行くのもいいかもって、考えたりもしたけど。色々と資料を見てたら、最終的に気になったのがそれだった。]
[報告して顔を上げれば、テーブルを挟んで向かいにいる彼女を見る。
右手を伸ばして奈那の左手に重ねたなら、ニッと笑って。]
でさ。合格したら、またご褒美くれね?
そしたらすげーがんばれるし。
俺も奈那が合格したら、ご褒美あげるから。な?
[やる気ちょーだい、なんて。
身を乗り出して顔を近づけるのは、決まって勉強の集中力が途切れてしまった時。]
……5分だけ、休憩しよ。
[はたして、本当に5分ですんだかは─── **]
/*
ちょっと遡った日常をちょこっと追加しておやすみなさい!
いい雰囲気になったとこを家族の声とか、携帯の着信とかで邪魔されたの、9(10)回くらいあったんじゃないかな。
奈那に、いっぱいのありがとうを。**
─ 9年後 ─
[ 仕事を始めるのも、仕事に慣れるのも、時間はかかるもの。転職を重ねているなら、繰り返し繰り返し苦労をしているのだろう。
だから、会える時は優しく接した。自棄になってるならなにも言わずに膝枕。愚痴をこぼすなら全部聞いて抱きしめてよしよしして。したいのなら受け入れて、したくない時には寄り添って眠った。
やっと優滉に合う仕事が見つかったのは、卒業してから9年余りの時が過ぎていた。
夢の国。高校の頃より大人になった陽光は、脇坂くんがしてくてたメイクを思い出して、少しはメイクの腕も上がったと思う。
誕生日プレゼントの夢の国は賑わいを見せ、テンションうなぎのぼり ]
次はなにに乗りますか。
[ そう聞いた時、名前を呼ばれた ]
はい、なんですか。
っ。
/*
あとはその後かなぁ
わたしのプレー書くつもり、お返事ほしいものじゃないし快斗はめど付いたら休んでいいからね?
― 卒業後 ―
[あれから有言実行、やる気満々に嫁入り道具をもつ恵奈乃>>397
出会ったころより、肉体的にも大人になって、でも見下ろす確度は変えないぐらいには、自分もでかくなったりしたのだろう。
進路はといえば、建築デザイナーなど目指そうか。とは考えていたが、未来はわからない。前にいったキャディでもやっているのかもしれない。と、一応勉強もしてはいた。
まあその影響で、学校の成績は多少後退して、余一との代表を競い合いは敗北をしてもいたが、特に後悔もない
どんな未来であれ、一致してるのは、旅行もいけば愛の巣でもある新居で、今までよりもずっと一緒にいられる時間が増えて、ずっとお互いを見つめあえることだろう]
一番喜んでくれるって思ったからな。
[報告は幸せにします。とか、色々なんだろうな。神社が見えてきた。駐車場へと止めて、あの日みたいに手を繋いで表参道を登っていくのだろう。
ちなみに運転中、恵奈乃の母親に報告内容を考えていた横で、違う報告>>339をしていることは...は知らないことであった*]
[ 両手で口元を押さえる。涙がポロポロ溢れて、鎖骨辺りで揺れる猫の国ネックレスにもあとからつけたカイヤナイトの石にもポタポタと雫がかかった。喧騒が遠のく ]
はい、よろこんでお受けします。
[ 嬉し涙はしばらくとまりそうにないけど、良いよね* ]
/*
余一、生天目さんペア
初めからものすごい勢いで進んでいってて圧倒された。地味に片方は委員一緒だし、もう片方は一番絡んでいたであろうダチだったりで、PCとしては色々見守ってしまう傾向が強かった気がします。余一とは最初からいっぱい絡めてありがとうな。裏でも表でも色々な方向で影響しあえてて楽しかった、航と信至が息が合ってたように、こっちは余一と快斗だったんだなーって感じだった。
航、雲母さんペア
雲母さんとじっくり話す機会があったせいか。雲母さんとPC視点では雲母さんと航がくっつくのに恐らくすげーほっとしていたかんじであった。雲母さんには包容力あるやつが必要だって思ってたので、航と親しく付き合ってるんだーっておもったりで、あまりからかうことができなかったな!
バスケもだが、全体的に芯が通っていて、信至もそうだが、すげー安心して一緒にいれたよ。これはもてるなー。っていう友人がいて鼻高々でした。
/*
信至、吉橋さんペア
こっちはPL視点ではめっちゃがんばれ!とは思いつつ、PC視点では信至は航と同様色々落ち着いているから安心しきっていたのであった。ゆっくり進んでいく感じと、無垢なのに実は肉食っぽくもある吉橋さん相手に、信至は理性がんばれ!がんばって卒業まで持たすんだ!釣りから家族から、非常にバックボーンがみえててみんなの拠り所になっていて上手いなーっておもってました。
優滉、九鬼さんペア
肝試ししてもらって、そして逆肝試しもしてもらえてよかった!それだけでもありがとうです。キューピッドになれらならなお嬉しくもある。ちょっと薄幸というか達観な優滉と包容力のある九鬼さんペアは見ていて、本当マッチしてるなーって感じでした。
ちなみに海水浴の時の、九鬼さんへの嫌な予感は、二人で既に秘話やってそうだから触れないでおこうっていうPL視点を勝手に予感にしといたのでした。
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陽太、夕莉さんペア
陽太は、本当、バス移動中の会話がお互いの恋愛進めるときに大きかったなーっていう思いであった。一応進めるつもりだったけどおかげですごくすっきりと前にいけたなーって気持ち。おかげでつい男子トークでも贔屓してしまった気がする。
夕莉さんとはあまり絡めなかったけど、可愛らしく、昔からの知り合い縁での恋愛だったので、その初々しさがとてもよかったです。
あとは、男子トークは楽しかった。
そして服装選びなど、女子の本気具合に中身はとてもぶるぶるしていた。
/*
ペア単位でコメントもらえるとまた違った嬉しさがありますね…!
ホッとしてくれてありがとう!
ミコトはまずえなのんの友達だけれど、望月くんの複雑そうな部分を何回か見て何かあるんだなって勘付いていたので……度胸のあるえなのんなら絶対大丈夫だろうなと、そちらで安心して見守っていた面もあると思います。
本当にお幸せにね。
/*
恋愛経験値が高かったらもう少し肉食だったかもしれないですね…たしかに。
そういえば、恵奈乃ちゃんには12ネタの話になったとき中身がすごく反応してしまいました。
/*
恵奈乃は……うん、最後はちょっとごめんよ。ってのはあったが、PL当人は楽しんでいました。色んな意味で刺さりすぎて夢中になってたからだなー。と。おかげで現実との狭間についていけずPCがふわふわしてるなー(時間とともに解決させる予定だった…)となっていた面を露呈されてしまったので、そういう方面でも刺さってしまったんだ。
もっとたくさん甘く愛情を注ぎたいとかも出来たらよかったのだけど、時間的にも色々もって、今後の快斗がめっちゃがんばるはずです。
そして、おそらく快斗個人での一番のきっかけは最初に誘って、保留されたところだろうなー。って思うのである。PL視点で、あ、これもう無理やな。ってなった。
そのあとは、快斗は勝手に、夢中になれそうな相手ってのを選ぶためお誘いしたので、二回連続なのも含めて、選んでくれてありがとうでした。
後、左前髪まで飾ってくれたところとかが、凄く愛らしくて好きでした。たまにしたげると喜びます。
毎日のように愛情の言葉を花束みたいにして贈りたいほど愛してます。ありがとう。
/*
>>-1287 恵奈乃
寝心地チェックはそうやね。ここからまだ二年近くあるのだから、ちょくちょくやってきては色々しゃべったりごろごろ過ごしたり、ここで勉強一緒にしたりしてもいいなーっていう気持ち
>>-1288 雲母さん
考えていってたら、なんか結局ペアの感想になるな。ってなったのであった。
うん、互いにちょっと知ってるし、知られている。
そして快斗と雲母さんの二人の距離は友人ぐらいじゃないと、互いに不幸になるな。っていう解釈が快斗の中に芽生えてたような。でも友人として心配はしていたような。そんなであった。リボン贈れたのも航と一緒なら大丈夫、綺麗な姿で堂々としてな!ってのもあったしな。
>>-1289 吉橋さん
個人的にはとても言われた短歌に戸惑ったやつであった。がんばって信至を無自覚気味に転がしてっておくれ
[ まだ気持ちは溢れてるけど涙は止まった ]
愛してますよ、他の誰でもなく優滉くんを。にゃーよりも。これからも、心の奥の深い所を私には見せてくださいね。
[ 人前なのは知ってる、優滉に近づいてぎゅっと抱きしめた ]
じゃ、山制覇に行きましょう。せっかく来たんですから、限界まで楽しみましょう。
[ しっかりと手を繋いで、これからも共に歩いて行く。一歩ずつ。
スマホは新しくなったけど、ストラップはあの日の鍵と錠前が。少し古びたけれど、そっとスマホを持ち上げて優滉に鍵を見せる。受けてくれるなら、錠前を見せてくれるし、無理そうなら首を横に振ってくれる ]
耳元で囁かれて、変な気持ちになるのは優滉くんにだけです。キスも、触れられるのも。だから、ね。他の人に妬かなくて良いんですよ。
私には貴方しか見えないんですから。ね。
[ アトラクションの待ち時間も、優滉と一緒なら実際の時間より早く過ぎた。並んで座ると安全バーが降りてくる。それでも優滉と手は繋いで。
陽光はとても楽しい時間を過ごせた* ]
― 神社 ―
ふふっ、さすがにあの浴衣はもう着れないかな。
新調したらまた一緒に行こうね。
快斗の格好いいのもまた見たいし。
[さすがにあれは当時の自分にしか着こなせないものだ。
林間学校開けてからずっとファッション誌ばかり読んでいた気がする過去を思い出して。]
― 境内 ―
おかーさん
前に言ってたひとと、一緒になることができました。
あのときよりもずっと大好きな、わたしの愛する夫です。
お父さんもお兄ちゃんもお姉ちゃんといた家を出るのは少し寂しいですが、
負けないぐらい幸せな家庭を築きますからどうか見守っててください。
[とお祈りして――今回は賽銭箱の前でだけれど。
別に意味はなかったが、凶だったリベンジでおみくじ引けば*13半凶*で。
これは結ばないつもりだったが――]
あ。
すみません、ペン貸してください。
[……と、いまさらそんなことを言い出して、裏面に何か書き込んでいた――結びもしなかったし。]
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