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>>セボ
「まずセボは、明るくて面白い! そんでジュース買ってきてくれるから優しいでしょー、ええっとぉ……あと、めっちゃミウの話聞いてくれた♡ 聞き上手♡」
結局、ミウに語彙力はありませんでした。
「む…大柳 響はもう眠りについたのか」
辺りを見回してみても、ククイと話すコトハ、リコの姿しか見えない。ヒビキどころか、自分の班員の姿は無かった。
到着、と。
ヤクモとの印象深い肝試しが終わった。
行きと帰りで探してみたが、やはりミナミの姿は見えなかった。
普通にまずくない?どこかで怪我をしてるとか。
最後に見たのは、確か……。エニシとの仮肝試しの帰り。
なんて考えていると自販機でジュースを悩む彼の菅を見つけた。
>>エニシ
エニシがお金を入れたタイミングで隣に駆け寄り、清涼炭酸水のボタンを押す。
「ごちそうさま。」
プルタブを開け、ググッと飲む。
「ぷっはぁー。肝試しあとの炭酸は最高だね、」
/*
結局、七原は戻ってこなかった。
やはりあの時引き止めて家に返すべきだったと、サトシはほんのすこし罪悪感に苛まれていた。
楽しそうに参道を歩くクラスメイトたちを、七原と休日を潰して買いに行った肝試しグッズで驚かす。
それに律儀に恐怖する者もいれば、あまり驚かないクラスメイトもいる。
他クラスで暇をしている生徒を捕まえて、高校時代の華とも言われる修学旅行を草むらで過ごすサトシは、どうあがいても目の前の一コマの一員ではない。
でも、それでもいいかと半ば諦めている。このクラスが個性で粒立っているように、青春の謳歌も人それぞれだ。
*/
>>530 リコちゃん
「………あ」
口元に手をやる前に、握手をされる。
握られた手が温かい。
だが、今はそれ以上に情けない顔をリコちゃんとククイ君に見られてしまったかと思うと内心で慌てふためいた。
私の慌てなど気付かず、リコちゃんはにこにこしているのでこちらも頑張って話す。
「……え、ええ、まあ。
私も、マコちゃんと話しながら言ったから。
ククイ君となら、安心よね。」
ぎこちなく笑いながらも返していると、彼女は後ろにいたククイ君に上着を綺麗に畳んで渡す。
顔を、表情を見られずに済むと思うと不思議と胸が撫で下りる。
もう時間も遅いから、と目の前のククイ君の服の袖を軽く引く。
>>534 ククイ君
「もう遅いから、リコちゃんを送りましょ?
他の班の子、見当たらないし、ね?」
ね?と身長差がある彼に自然となる上目遣いで頼むと、リコちゃんの手を取った。
>>539 セボ
……あれ、もしかして今4つ言っちゃったかな?
ミウは両手をゆっくりと見下ろしましたが、視界を過ぎったセボの表情が想像していたよりも嬉しそうだったので、数をかぞえるのをやめて顔をあげました。
セボの笑顔とミウを褒めるその言葉を聞いていたら、ミウも自然とえくぼができました。
「えへへ……、ミウはどっちかとゆーと面倒見られたい方だけどねー♡」
ずっとみんなと一緒にいたい、なんて。ミナミがよく言っていた言葉。
ミウも今ならその気持ちがとても分かるような気がしました。
けれど、いつかは大人になる。
それまで誰一人として欠けずに、このクラスで笑顔で卒業できたらいいなと。
ミウはくるりと元来た道に体を向けます。
「なんか喋り疲れちゃったぁ。もうあーくん帰っちゃったかなぁ……ねえセボ、藤木さんちまで送って♡」
/*
それにしても、だ。
サトシは、昨夜からずっと気になっていたことに思考をめぐらせる。
みなが口々に言うカナコ様。社殿の影にある不気味な井戸。そして、耳にまとわりつく不快な声。──その最後の一つは直接耳にしたわけではないが。クラスメイトが言うあれは、一体なんなのだろう。
サトシはオカルトなど信じていない。だからこそ、真夜中になっても木々の合間でいつまでもこうして佇んでいられる。
*/
あぁ、悪かったな急に。
……は? うるせえな、いいからおまえらも帰れよ。
おう、おやすみ。……はいはい、すれ違ったらな。
/*
わざわざ夜に抜け出して肝試しの手伝いをしてくれた、卓球部の仲間を追い払う。
後片付けくらいはサトシ一人でも出来る。
*/
>>524 ミライ
ミライとの肝試しはきっとお互いの印象を大きく変えただろう。
あの会話の印象が強すぎて。気がついたらゴール地点。つまり終わっていた。
「あんなに素直な言葉、いえるならもっと出せよ…」
本当、班活動時のツンツンさが無ければ…いや関係ないか
意識せざるを得ないのかもしれないと、心の片隅にメモをとる。
「さって、今日は大人しく寝よう」**
>>543 ククイ君
「うん、そうしようか。」
反対側の手でミサちゃんの手を取り、4人でそれぞれの帰る場所へと行った。
道中、充実した一日と零すククイ君に淡く微笑んでみせた。
「……そうだね。
でも、とても楽しかった。
皆と……サトシ君やミサちゃん、ククイ君とこうして過ごせて……本当に良かったよ。」
ふふ、と自然と表情が和らいでいく。
そんな事を話していると、家の明かりが見えてきた。
家人の方に就寝の挨拶をし、男子と女子で部屋を別れる時、名残惜しそうに振り向く。
「……それじゃあおやすみなさい、ククイ君。
また明日、ね。」
空いた手をひらりと振り、ミサちゃんと手を繋いだまま部屋へと戻る。
そう、まだ修学旅行は明日もある、明日もあるから……まだ寂しくならなくていい。
そう思いながら、布団を引いて眠りについた。
/*
足音の絶えた夜更けの参道は、深山のように静かだ。
鞄の中にしまっていたゴミ袋を広げて、サトシは面倒くさそうに、もう使わない道具をしまいこんでいく。
最近になって、ようやくクラスメイトのことが分かるようになってきた。
入学当初はわがままで自分勝手なやつばかりだと教室で騒ぐみなを見て呪詛を吐いたものだが、二年間という時間を費やしてやっと、こいつらといるのも悪くないかも知れないと思った。
なるほど、愛着とは恐ろしい。
未だに苦手意識の残っていた後七夕とも、今回の修学旅行で少し打ち解けられたような気がする。
明日もきっと四班のメンバーに、面倒な班長役を押し付けられるのだろう。
*/
(こんな時間に弾けるはずもない。また1日連れ添った相棒に傷がついてないか確かめるだけだ。それだけでもだいぶ気分が落ち着く。)
……あーあ。まーたミウに怒られるわ。歌わせてくれなかったって。
/*
ふと、かさりと。
背後で葉が擦れ合うような音を耳にした。
*/
……? まだ戻ってないやつがいるのか?
/*
反射的にうちのクラスの誰かだろうと決めつける。
これが昔から駄目なのだと、サトシ自身もよく理解してはいるのだ。
きゅっと縛ったごみ袋を片手に提げて、音のする方を振り返る。
そういえば、七原と最後に別れを交わしたのは、このくらいの時間だったな。
それきり顔も見せない彼女が頭に過ぎらせた時。
*/
>>549 セボ
「はあ、歩き疲れたぁー。」
ミウは大きく伸びをしてから、上機嫌そうに向き直ります。
「今日はありがと! なんかセボのイメージ変わったしぃ、すっごく楽しかった♡」
「あっ」
ミウは短く声を発するとセボの両手を引きます。そして、セボの手のひらを器に見立てたかと思うと、そこに向かって人差し指をくるくるしました。
「みーたんの愛の力よー、あーくんに安眠と良き夢をもたらせー!………………よしっ。じゃあ、ミウのこのラブパワーをあーくんへの手土産に、セボも気をつけて帰ってね♡」
なかなかに電波なことを言うと、ミウは手を振ってから自分の部屋に戻っていきました。
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