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重複存在 カムイ は 大鎌使い ノクロ に投票した。
妖獣使い リアン は 大鎌使い ノクロ に投票した。
暁の騎士 イヴァン は 大鎌使い ノクロ に投票した。
アイテムコレクター ムーラン は スナッチャー 影 文緒 に投票した。
クレリック †海の奏歌† は 暁の騎士 イヴァン に投票した。
撮影屋 ベル は 大鎌使い ノクロ に投票した。
大鎌使い ノクロ は 吹雪の遣い手 キリル に投票した。
フリーファイター ユーリー は 大鎌使い ノクロ に投票した。
ジャガーノート は 大鎌使い ノクロ に投票した。
吹雪の遣い手 キリル は クレリック †海の奏歌† に投票した。
スナッチャー 影 文緒 は 大鎌使い ノクロ に投票した。
大鎌使い ノクロ は村人達の手により処刑された。
重複存在 カムイ は、暁の騎士 イヴァン を占った。
次の日の朝、撮影屋 ベル が無残な姿で発見された。
ふわふわ パック は立ち去りました。
《★占》 暁の騎士 イヴァン は 人間 のようだ。
《★霊》 大鎌使い ノクロ は 人間 のようだ。
現在の生存者は、重複存在 カムイ、妖獣使い リアン、暁の騎士 イヴァン、アイテムコレクター ムーラン、クレリック †海の奏歌†、フリーファイター ユーリー、ジャガーノート、吹雪の遣い手 キリル、スナッチャー 影 文緒 の 9 名。
──これはただの独り言。
俺は『弟』が嫌いだった。『あの男』も嫌いだった。
『あの男』も決して俺を好きではなかっただろう。
それでも俺は受けた恩を返そうと『あの男』に尽くしたし『弟』にも良き兄であろうとした。
/*
駆け足でしたが、良い落ちかたができました。
初回だけど、プロ・1・2日と合計で5日くらい?遊ばせていただいたので、心残りはあんまりないや。
下手っぴいな戦闘RPの練習もさせてもらえたし!
感謝感謝。
俺は一つの世界を作り上げる手伝いをしていた。
痛みや苦しさを感じることなく、夢想を実体験として楽しむことのできる世界を。
だがプロジェクトが進むにつれてその危険性も見えてきた。
何年も前の、そうネットの黎明期から幾度と無く指摘されてきた強い依存性、そして長い時間をより現実に近い仮想空間で過ごすことで脳や精神におよぼす負担と影響。
特にジンローワールドのような極端に現実感を伴う没入は脳に相当の負担をかけることがわかってきた。
俺は『あの男』に何度となく危険性を訴え開発の路線変更を提案した。
しかし返ってくる答えはいつも決まっていた。
「この世界に住もうとする者それぞれが選択することだ、我々が危惧することではない」
『あの男』が目指したものは一昔前ならただの空想で終わっていただろう。
しかしテクノロジーの進歩は空想を現実に追い落とす、
人のすべて、命も精神も管理し全てをジンローワールドの中に収める。
それは昔の映画をもじり、いつしかスタッフからは『マトリックス計画』と呼ばれるようになっていた。
そしてジンローワールドが実装初期段階のころ
俺が開発チームから退いたころ
・・・『弟』が死んだ。
それはカテゴライズするなら病気だったかもしれない事故だったかもしれない。
だが殺したのはこの世界─ジンローワールドだ。
だが、はっきりと確信した。
──この世界は人を殺す。
ならば、この世界を壊すのが自分の責任だ。
─リアル・文緒─
[ジャガーノートの攻撃に含まれていた不可解なデータの解析を続ける文緒。だが、気がかりなことがあった]
あのとき(>>2:320)、確かにあのとき『パパ』と言っていたな
[悪い予感がする、もしそうなら『あの男』が裏にいることになるだろう。そしてそうならこのデータも・・・]
確かめよう
もしこのデータが予想通りのものなら・・・。
[着替えて外にでる。額に手を翳し太陽を仰ぐ・・・そうして数日ぶりの外出ということにようやく気づいた]
─リアル・???─
[白い壁に囲まれた廊下、病院を思わせる作りはしかし無機質で冷たさを感じさせた]
ええ、先生に面会を。
アポは取っていませんが、いえとにかく取りついでください。
トウドウエイジ・・・いや・・・。
ムラタテエイジが会いにきたと伝えてください。
[廊下の奥、話を聞きにきた人物がいるであろう部屋に視線を向ける。そこには『精密電子機器臨床実験室』と書かれた部屋があった]
<共有チャット>
■情報募集■
復活地点で、ノクロさんを見かけた方はいませんか?
星空のあるアドベンチャーワールドの、座標……で、すごく強いアバターに襲われました。
動きがMOBみたいだったので、奪われたアバターだと思います。
僕が離れている間に、ノクロさんが倒されてしまって……。
■救援要請■
そのアバターですが、動いていないなら、まだ、マップ移動してすぐのところに居ると思います。
移動直後の何もしらない人が襲われないように、倒して頂ける方はいませんか?
<共通チャット>
■注意喚起■
倒されたノクロさんなのですが、復活魔法が効きませんでした。
それだけじゃなくて、だんだん消えていくようになってしまって……。
ノクロさんがどこかで復活してるなら、僕の考えすぎだと思います。
でもそうじゃないなら、ジャガーノートか、それと同じ力を持つ奴が、星空マップにいるかもしれません。
―アドベンチャーエリア―
ベルっ、ベル! ……
[いやな時間だった。ベルに呼びかけても、返事はない。焦りばかりが募ってゆく。
もしも、ちゃんとした生理的現象を返すことができる体と、"繋がって"いるのなら、嫌な汗をかいていただろうか]
[現実には、棺おけに半分突っ込んだ体はいつだって自立呼吸と脈拍以上のものは望めやしないのに]
[そんな時、ギルドメンバーから白ログで]
「団長! 奏歌が共有チャットに」
「ノクロが倒された!?」
え…… ノクロって、さっきまでそこで――
――ッ
[かたや、行き先のわからないベル。
かたや、はっきりとしているカナタ]
ごめん、ベル。
[――選択肢というものは、だいたい片方しか選べないようになっている。その言葉をかみ締めるには十分の出来事だった]
カナタを助けにいってくる。
[ギルドメンバーには、一人は帰ってベルの連絡を聞くことと、もう一人の老クレリックは一緒にいこうといった。
――きっと、カナタはぼろぼろだろうからと]
…――――
[ライブ映像は、私をくぎ付けにする
ジャガーノートが、一瞬だけど]
私の動きをした
[彼は、何でも真似出来るのかもしれない
何処からか、データソースを受けて、学んでいる
教科書を読み、学ぶ子供のよう]
片桐さん
影とパパ、二人とも調べなくてはなりません
ジンローエンタープライズの資料、手に入りませんか?
[ぶつかるはずが、そこにはなにもなく。]
[とは言え、勢いついた身体が止まるはずもなく。]
[とっさに剣をぶん回し横の壁に突き立てる。]
[がんっ!!!]
[激しい音が空間に響いて、...の身体はよろめきながらもなんとかその突進を止める。]
盗まれたものは、取り返さねば。
[ムーランの気持ちが分かる。しかし、慰めを求めていないことも理解している。
だから、片桐はより前向きな提案を]
……。
その前に、ご覧頂きたいものがあります。
ムーラン様、ひとまず先に契約を。
[内線のベルを鳴らして、使用人にいくつか指示をする。
やがて、メイドが持って来たものは、先ほど言ったとおりの]
雇用契約書でございます。
―ジンローエンタープライズ社長室―
ジャガーノート、戦闘に対して少々遊びが過ぎるようだな。
まあ実験としては悪くない傾向なのかもしれんがな。
[ムラタテは格調の高いリクライイニングシートを後ろに倒しながら、インターネットの公共のブックバンクにアクセスし、立体映像装置を使いつつ架空の本棚を呼び出す。
その中から一つ本を取り出す。
『電脳化計画』という本だ。まるでそれを質量があるかのようにページを繰りながら読みふける]
――――…!
[共有チャットを受け、PT情報を急ぎ確認する。
それぞれの名と現在地が記されているだろうそれ、
しかしノクロの現在地情報だけが空白になっていた。]
…ムーラン、俺の方おかしいのかな。
ノクロが何処にも居ないという風になっている。
お前の方はきちんと表示されているよな…?
[世界の所々に穴が発生するくらいなのだ、
ラグが起きて不安定になっているのだと思って。]
[ムーラン専用に作った内容は、ごくシンプルだ。
ムーラン・スミスをメイドとして、芳野家で雇うこと。
雇用日は今日から。労働時間は任意。労働内容は、接客およびアドバイス。給与は月給でちょっとしたもの。
そして労働中に得た個人情報には、守秘義務があることが書かれている。
最後に、解雇はムーランの側からでもいつでも可能なこと。ただし、守秘義務は継続することとあった]
[アドベンチャーエリアは、大きすぎる庭のようなものだった。
最初は小さく、そしてサービスの拡大とともに、無限に増えてゆく。
新しいマップができる都度、白紙の地図を片手にわくわくしながら冒険に出かけたか――先代の団長と一緒に]
[老クレリックが、救援信号に向かう者に向かって、一人ずつ移動速度増加の魔法を使用してゆく。
その名のとおり、単純にマップ移動速度が増すというものである。だがこれでロースペックのマシンは救えない]
[もし、常に星空で月夜であるマップの手前にいるのなら、じきに合流できるだろう]
あ、はい、契約ですね
[メイドさんの持ってきた、雇用契約書
一通り目を通して、サインをした
書類に目を通すのは、癖のような物だけれど
女の子だし、気を使わないとダメよってママが言ってたの]
これで、いいですか?
>>12
イヴァンは寝たきりだから、乗れないんじゃないかなww
生きて、思考活動できるだけで、全くうごけなさそう。
うん・・・?
[>>14ユーリーの言葉に、首をかしげた
ノクロがいない?
あれ、そう言えばPTから居なくなってる]
あれ、ノクロがいない・・・?
どこ、何処言ったの?
[抜けるって言葉は、聞こえなかったと思う
まさか、チャンプみたいに?]
ちょっと、誰かっ
ノクロの連絡先知らない!?
[自分があのアバターやMOBを、移動ポイントの傍に引きよせてしまった。このマップを向こうに移動する人がいたら、移動後の硬直を襲われてしまうかもしれない。
そう思うと、その場を移動できずに]
早く……早く……戻らなきゃ……。
ノクロさんの目撃情報がないなら……きっとまだあそこにいるんだ……。だから……僕さえ戻れば……だいじょうぶ……。
[本当は、共有チャットで話したほど落ちついていない。
ノクロが本当に「死」んでしまったかと思うことは、真っ黒な穴に落ちていくような恐ろしさで]
─回想─
[文緒はクローズ回線の情報を元にリアンの位置を割り出した]
だがそこにあったのは消えかかっているノクロのアバターと2体のゴーストだけだった
[剣を構えながらふたつの影があったはずの場所を振り返る。]
[まだ若干煙は残るものの、突進のせいか先よりも視界が明瞭になっていて。]
い、ねぇ……?
[足元見れば、割れた小瓶。]
[そして、煙幕の向こうに薄らと見えた目立つ髪色。]
[それが誰かは、名前は知らないけども想像は容易くて。]
[強く奥歯をかみ締めた。]
緊急ですので、電子判子は後日に。
[それから、メイドが一緒に持って来たものを開く。
それは古びたアルバムで]
ご覧頂きたかったのはこちらでございます。
─回想─
ノクロだったか。
奪え、マスタースナッチ
[首に手をかけゆっくりと情報を吸い上げる。アカウントに登録された情報、友人リスト、最近のログなどをゆっくりと。それが済むと手を離しまた別の能力を使う]
発動、フェイタルフューリー
[文緒はノクロの喉元に爪を突き刺すと力を発動させた。自律AI型のプログラム。ジャガーノートの作り出したゴーストを元に文緒がアレンジしたゴースト作成プログラム。人格形成のコードは未知の部分が多く上手く再現ができないでいたが、ブロークンアバターとしての自律性はほぼ完成していた。]
ノクロ
[呼びかける文緒に応えるようにゆらりと立ち上がるアバターが一つ。そうして文緒と新たなゴーストとなったアバターはどこかえて転移していった。もし急いで駆けつけた者がいたなら消える瞬間の二人を目撃できたであろうか?だがそこにはもう二体のゴーストが未だ健在のままで立ちはだかるだろう]
あ、はい
お任せします
[そう言って、開かれたアルバムを見る
そこにあるのは、昔の写真だのだろうか]
これは?
ムーランの方も同じなのか…!!
[自分の情報の不具合であってくれれば良かったのに。
彼女のPT情報からもノクロは失われていたようだ。]
呼びかけるだけの余裕が無かったのか…?
ただのラグであって欲しい、きっともうすぐ
戻った場所の表示が出るはずだ。
[それでも、情報欄は変化を見せず
待った時間の分、苛立たしげに舌打ちをするのみ。]
/*
>>*11
だめ、あれはワールド内での独白ではないので
でも公開した設定だから好きに手にいれて好きに使っていいよ
[アルバムはデジカメ映像ではなかった。いまやお金持ちの家にしかないような、紙に焼き付けるタイプの写真を収めたもの]
[ふたりがいるのは、蒼穹の部屋。
後ろにはこの部屋の主人が、物も言わずに眠っている。
そこに映っているのは、その蒼穹の幼い姿だった]
……年ほど前の、蒼穹様のお誕生日会の写真でございます。
こちらに映っているのが、ジン・ムラタテ様。現在のジンローエンタープライズ社の社長でございます。よくテレビに出演されているので、ご覧になったこともあるでしょう。
ムーラン様のプロファイリングの「ジンローエンタープライゼス社の重役」に当てはまる人物のひとりでございます。
そしてこちらが、
うん、私の方も同じ・・・
[でも、どうして
何があったの、ノクロに]
え・・・と
[待てど待てど、表示が変わる事はない
いつまでもそこは、空欄のまま]
私、リアルの方で心当たりを当ってみる
ユーリー、ここで見つかったら私に連絡いれて
リアルの方で見つかったら、連絡入れるからね
リョウ・ムラタテ様。
この方は、ムラタテ社長のご子息でいらっしゃいました。
[過去形で話して]
……ある意味、「ジンローワールド」によって、最初に殺された人物、と言えるかもしれません。
[フイルム印刷の写真なんて、今の時代お目にかかれない
それだけで、お金持ちの写真だって思えるけれど
説明を聞けば、頷いた
彼の小さな頃の写真か
そしてこれが、ジンローの社長
TV露出の激しい人物だから、顔は知っている
それから?]
[心細かった。怖かった。
……けれど、それはイヴァンのアバターが映る……いや、団長の姿が見えると同時に、ほどけていって]
団長!
ごめんなさい!
僕、ノクロさんを守れなくて……ごめんなさい!
僕が離れたから! 守れなかったから!
[リアルで涙がにじんだ]
いらっしゃいました?
殺された?
[リョウ・ムラタテ
子供を失った親と、経済力と技術力
彼が犯人だった時はきっと]
詳しくお願いします
>>20
ふみたんがゴーストにするなら、逃げる前にあの混戦状態でノクロさん倒しちゃった方が、スマートだったと思うのwww
<共用チャット>
現在、恐らくはジャガーノートの穴の中。
どうもジャガーノートに一人殺られたか浚われたかっぽい。
目立つ髪色の女の子。多分アサシン。
ところで、ムーランってのがこの討伐隊にいたと思うのだが、その人は無事だろうか?
ジャガーノートが、
――ダウンロード ムーラン――
――ダウンロード ガルーダ――
と言っていたのが気にかかっている。
とりあえず、出口探すついでに奥に進む。
何か見つかればまた連絡する。
それから、ノクロという人の特徴も出来れば教えてもらえれば。
……解った。俺はこちらで捜してみる、
その他関係がありそうなものもあれば合わせて報告するよ。
チャンプの時の事もあるし…ノクロが無事である事を祈る。
[次いで流れる共有チャット。>>25
初めて見る名だと思いつつ、彼の言う特徴を見て行けば
それは、ベルのもの以外のなにものでもなく]
――――そんな…。
[ショッピングモールで話をした時に「生き延びる」と
言った彼女の姿を思い出し、項垂れるも
更に目の前のムーランの名がその中に入っているのを見ると
何故、とその顔をじっと見るのだった。**]
[片桐は記憶を呼び覚ますように目を細める]
実際は企業秘密として、かなりの部分が曖昧にされていたり、別の事故に置きかえられています。
私の推測を多分に含んでいることを、ご理解いただいたうえで、お聞きくださいませ。
[前置きをした後]
「オンラインゲーム」としてのジンローワールドは、二次的なものだったのだと思います。「現実ではできない経験」を組みこむことが、「ユーザーの増加」に効果的だったのでしょう。
ジンローワールドの本来の目的は「別世界の構築」だったのではないかと思います。
環境・季節・時間、そしてなにより、人間を完璧に再現することだったのではないかと。
ええ、推測でも構いません
それも、手掛かりになるのです
[前置きに頷いた後、話を聞く
一つ、二つ、頷きながら]
つまり、オンラインゲームはおまけ
もしくは、研究資金集めの代替品
ゲームを利用して何かを起こしたのではなくて
何かを起こす為に、ゲームを作ったと
そう言う事なのですね
そんなジンローワールドの初期から開発に携わっていたのが、ムラタテ氏。
後から加わったのが、彼の実子のリョウ様と、そして……当家にいらしたことがないので、おられるということしか伺っておりませんが……養子の方のおふたりでございます。
開発に携わるようになってから、リョウ様は当家にいらっしゃることが減りました。
そして、ある日を境に、二度といらっしゃらなくなりました。
ムラタテ社長は、エンジニア上がり
実の息子と養子も、開発に加わった
そして、実の息子は死んだ、と
死因は、何だったのでしょう
[事故死か自殺か、それとも他殺か
過労死か病死か、変死だったのか
そう言う事って、結構大事だったりする]
(そうだ、落ちつかなくちゃ……)
[深呼吸をする。
状況を時系列に並べて要点を簡潔に説明する。
自分の気持ちを表現するのは激しく苦手だが、状況説明ならば仕事と同じだ]
マップの途中で、2人から襲撃を受けました。
僕が見たところ、相手はMOBのような動きをする意思のないアバターのようでした。
ただ、ノクロさんの攻撃がほとんど通らなかったので、防御極、もしくはかなり高レベルのアバターのようでした。
2人では倒せないと判断したノクロさんは、僕に隣のマップに戻り、救援を呼ぶようにと言いました。
もしかしたら、僕だけを逃がすつもりだったのかもしれません。
僕がその場を離れた後に、ノクロさんが大ダメージを得て、戦闘不能になりました。
その後、僕はエンカウント位置に戻り、ノクロさんに復活魔法を使用しましたが、効果は……、、
あっ?!
[思わず、リアルで立ちあがってガッツポーズをした。
コロシアムの戦いに出ていて良かったと、チャンピオンの最期に立ちあえてよかったと、初めて思った]
団長! ノクロさんを殺したのは、ジャガーノートじゃありません!
だって、チャンピオンは復活魔法の対象としてさえ「選べなかった」。「存在しない」って出たんです。
でも、ノクロさんは、復活魔法をかけたけども「効かなかった」。
だから、ノクロさんはチャンピオンとは違う「死因」で、ということはたぶん、意識不明にはなっていないんじゃないでしょうか?
[ぐいっと袖で涙をぬぐってから]
僕、ワールド外部に相談できるようなHPを作ろうと思います。
外部なら、ジンローワールドのアカウントにアクセス出来なくても、情報交換が出来るでしょう?
せめて、無事か、そうじゃないかだけでも確認することができれば、皆の負担は全然違うと思うんです。
なんとかなりますよね。出来ますよね。
[相手のリアル事情は知らず、でも力いっぱいに同意した]
申し訳ございません。リョウ様の死因は明らかにされていません。
蒼穹様も気になさって、何度か調べたりも致しましたが、はっきりしたことは。
対外的には、病死と聞いておりますが……。
ムーラン様、ムラタテ様が「パパ」だとしても、彼には息子が2人います。お亡くなりになった息子と、生きてはいるが行方不明の息子です。
「ジャガーノート」はこの2人のどちらかなのでしょうか。それとも、3人目の……使い捨ての息子なのでしょうか。
少なくとも「ジャガーノート」の方は、「パパ」を慕っているように思えますが……。
>>33
草の根掲示板よりもそっちのほうが確度は高いな。
今の外のまとめサイトは、誰でも編集可能状態だから、点呼とか、そういうことには使えない。
ちょいとまてよ…。
[自分のアドレス帳を開き、一人の連絡先カードのコピーと、簡単に書いた未開封の紹介状メールをカナタへ差し出した]
知り合いの本職の奴だ。多分今頃(学校なくて)暇しているから、完成図の絵だけ書いて送ればそれなりの形にしてくれるだろ。
[それは――HP作成などで小遣い稼ぎをしている飯場暁生の高校の友人の連絡先、である。できれば自分のこちらの立場は隠しておきたかったが、このさい個人の恥だの何だのはきっと些細な問題だ。うん、間違いない]
[招待状メールをしっかりと握って、にこりと笑う]
分かりました。すぐにお願いしてみます。
大丈夫、僕リアルではしゃかいじ……、、、
コホン、
布教活動で集めたお金がそこそこあるので。
[それから先の予定が決まったことで、かなり気持ちが楽になって]
それでは、あと仕事が一つ残っていますよね。
この向こうのアバター、倒さないと。
ジャガーノートと同等の力はなくても、バグを起こす可能性は、あるから。
[もうひとりのフレンド、リアンが関わっているなどとはまだ知らず。
ノクロはブロークンアバターに倒されたのだと信じたままに**]
[しばらく後に、HPが完成する]
【ザ・ジンローワールド 安否確認HP】
ここは、†海の奏歌†が管理するサイトです。
「ログインできないけど、無事だよ」
「この人の安否を知っている人はいませんか?」
……そういう情報を書き込み出来るようにしていく予定です。
【No.1】
タイトル:ノクロさんへ
投稿者:†海の奏歌†
ノクロさんが守ってくれたおかげで、僕は無事です。
守れなくて、本当にごめんなさい……。
リアルのノクロさんは大丈夫ですか?
時間はかかるかもしれないけれど、きっと解決しますので、待っていてください。
[†海の奏歌†って変な名前だけど、でもそれでよかった。
ノクロがこの名前で検索さえしてくれたら、見つかるに違いないから……]**
[言いかけた言葉に、ぷふ、と笑って]
まぁ、そっちのほうも手配してある。
[共有チャットが出た時点で、ギルドチャットで反対側の詰まってない方のマップに暇人集まれとそれとなく持ちかけておいたのである]
今日はもう無理せず、ゆっくり休め。ちゃんとここを使ってくには、1日6時間以上の睡眠が必要だぞ。
一日いろいろあったんだしな。
それに、話聞いてて相手もどのへんかわかってきたから。
多分、星のコロセウムのあそこらへんだろうな、あの大鎌で削りきれねえとなると……
まぁ、ムーランほどじゃねえが、特殊攻撃できる奴が来てくれるから、何とかなる。
何も一人でがんばらなくていいんだ。
ちゃんと助けて、っていえれば、その穴はそれなりに埋まる。
[老クレリックと、イヴァンとが、カナタの右肩左肩をそれぞれ叩き――]
―とある大学病院 『精密電子機器臨床実験室』 前室―
[廊下から直接これる小部屋と、そして硝子の向こうの患者――否、被験者?――に別れる部屋。患者に触れようと思えば、廊下からではなく、クリーンルームからアクセスしなければならないので階を跨いで大回りになるし、何段階かのエア洗浄を受けなければ入室ができなくなっている]
[全室にあるのは、硝子向こうの部屋のモニターをモニターするためのディスプレイと、患者とコミュニケーションを取る為のモニターとマイク、そして些細なメモを取る為に用意されたデスクと無塵紙くらいである]
[アポはないが、ムラタテ姓を名乗る若い男が来た、といわれ――中年に入ったばかりの年の教授は、意外そうに片方の眉をあげ]
「うちの部屋に通してください。コーヒーあったかいのを2つ」
[患者は、5年間もの余り、ずっとこの部屋から出ることがなかった。今も、ベッドと一体化した箱のような機械に口元、頭から脊髄を覆われ、体に極力負担をかけないジェル素材のベッドの上で寝かされていた。栄養補給は全て点滴で行われている]
[この機械は、脳と電子素子の間で電気信号を交換するものであり――その用途は、意識不明だが「脳」が正常に機能している人間とコミュニケーションを取るものである]
「何か大変なお客さんがきちゃったみたいだよ。それじゃ、あきちゃんまた夕方」
[マイクとディスプレイの電源を落とし、医者は扉を開け廊下へと出た]
初めまして、ムラタテさん。
私が、戸部 次郎です。どうぞ、狭いところですがこちらへ。
―とある大学病院 戸部 教授室―
[――案内するのは、実験室の正面、自分のオフィスであった。
大学病院。主に臨床研究を扱うソコは、先進的な実験室とは異なり、木の棚と古い資料、コーヒーが絡みつく独特の臭いと、電子機器の動作音でごっちゃとしているところだった。]
[大きな長机に、簡素な回転椅子がいくつか。ロビースペースというよりも、ミーティングスペースといった場所で、席をすすめて]
どうぞおかけください。――お逢いするのは初めてですが、貴方の名前は電気電子業界では有名です。一体何故私のような医者を訪ねて来たのです?
[ほどなくして運ばれてきたコーヒーは、わざわざサイフォンを使用して淹れられたものだった**]
暁の騎士 イヴァンが「時間を進める」を選択しました。
/*
朝の一撃離脱。
何も出来てないぞこの自由人。
確かおジャガさんに倒されたらブロークンになる、って
情報が出てたんだっけ、そこを昼休みに確認出来たら
良いのだけれど。
それからスラムエリアに入ってみるのも手かも知れない。
エレノアさんはひとまず置き、の体勢。
後は昼間の流れを見て考えようか…。
よし出勤。
―居住エリア―
[ひとまず自室に戻り、休養をと思えば。
次々に襲い来るのは、両親からの新着メール通知。]
(あぁ、もう、煩い……!)
[一体どれほど溜まっていたのだろう。
メーラーを立ち上げてから、ひっきりなしに通知音が鳴り響く。]
(そっちの世界になんて、もう用は無いのに…)
[暗く沈んだ瞳で、じっと画面を見つめる。
新着通知が解除されぬままに、メーラーを切断した。]
―共有チャット―
[休憩を取ってから共有チャットに接続すれば、>>7>>8の情報が目に入り、小さく唸る。]
MOBみたいな動きをするアバター…?
まさか、ね……。
ひとまず行ってみようかな。
[腕には些か覚えが有る。
ひとまず共有チャットに書き込みをして、当該座標に向かう事にした。]
―共有チャット―
こちら“幻想への旅路”所属、キリル。
救援要請の座標まで移動してみます。
対処出来るようならば、こちらで応戦したいと思います。
[書き込みを終え、共有チャットを閉じて一息。]
これで良し、と。
ま、ジャガーノートでは無さそうな気もするけど…まぁ、何にせよ手がかりが欲しいし。
行ってみるか。
[改めて座標を確認し、当該位置へと向かった。**]
……しっかし、むかつくなぁ。
そりゃ、吹き溜まりそのものだったけど、さぁ……それでも……。
[一瞬だけ、目を閉じる。]
[殺伐とした空気。飛び交う怒声。]
[けども、何もかも許容していた。]
[そして、あそこにはあそこなりの混沌と秩序があり、熱気があった。]
[コロシアムでやるPvPとは違う、丁々発止。]
[...自身は正規ユーザーだが、たまたま迷い込んだあの場所が気に入ってそのままいついていた。]
[スマートさに欠ける戦闘スタイルは、あの場所で培われたもの。]
……あそこにいた連中……逃げてりゃ、いいけど……。
俺よりずっと血の気の多いの、揃ってやがったからなぁ……。
[苦笑いすれば、視界の端、共用チャットがスクロールする。]
<共用チャット>
よぉ。
そういやこの前は動画のアドレスThanx!
ベル、ね……そう、か。
あいにくだが、残ってねぇんだ。
なんで、”浚われたかも”、ってな。
一応今、ポーション投げる対象を探してみたが誰もいねぇ。
んで銀髪で大鎌持ちって……コロシアムにいてた子だよな?
OKOK、もし見かけたら連絡するわ。
んでまぁ……心配ありがとな。
まぁ、その……万が一音信不通になったら、骨拾ってくれや。
ったって、所詮データだから骨なんてねぇけどさw
[知った相手だからか、ランスの普段の口調に近い口調。]
[...は未だ、あの動画の撮影者がベルだとは知らぬまま。]
[軽口叩くのは、実際に起こる可能性があるとわかっているから。**]
[「睡眠が必要>>36」と言われて、お見通しだなあと赤面する。
ジンローワールドを始めてからこっち、かなり不規則な睡眠時間になっていた]
はい……。
そうですね。ひとりじゃないって、僕もノクロさんに言ったばかりで……。
[でも、ひとりにしてしまったのだけどと、苦い物がこみ上げる]
はい。
ちゃんと、言います。
団長、大老、ありがとうございます。
[これが仲間か、と思う。
役割分担があり、それぞれ出来ることをして、出来ないことは助けてもらって。
これが仲間なんだ、と]
[これが終わったら落ちるから、と約束して、掃討戦>>37に参加する。
ギルメンの吹雪の使い手>>44にも挨拶をした]
[片づけを終え、ギルドハウスに移動してから、ログアウトする。
本当に長い一日だったと、ため息をつく]
[それから、イヴァンに教えて貰ったアドレス>>34へメールを送った。
時間的なものもあるし、返事は明日だろうと思っていたら、すぐに返信が来た。
話はあれよあれよという間にまとまり……]
【ザ・ジンローワールド 安否確認HP】
ここは、ザ・ジンローワールドの住人 †海の奏歌† が管理するサイトです。
「ログインできないけど、無事だよ」
「この人の安否を知っている人はいませんか?」
……そういう情報を書き込み出来るようにしていく予定です。
【No.1】
タイトル:ノクロさんへ
投稿者:†海の奏歌†
ノクロさんが守ってくれたおかげで、僕は無事です。
ひとりにしてしまって、本当にごめんなさい……。
リアルのノクロさんは無事ですか?
時間はかかるかもしれないけれど、きっと解決しますので、待っていてください。
[†海の奏歌†って、よく読み間違えられるし、変な名前だけど、でもこの名前でよかった。
†をつけたのは、「海の奏歌」がすでに使われていたせいだが、「海の奏歌」だけなら、原作の小説の方が先にヒットしたはず。
「†海の奏歌†」ならば、自分しかいない。
ノクロがこの名前で検索さえしてくれたら、きっと見つかるだろう]
あとは……。
ジャガーノートを倒せば、きっと皆戻ってくる。
[事態はそう単純ではないようだが、いつかと同じで、相手の強大さを知らないからこそ、立ち向かおうと思うことが出来た。
時計をふと見て、慌てて煎餅布団にもぐりこんだ]
(昨日は本当にいい日だった。)
[???:???]
(昨日カムイ…だったっけ…という少年PCが私の元を訪れました。
何でも誤って持ち出した短剣を返しにきたとか。
持ち出されたのには怒りましたがもう戻らないと思っていた武器の一部が戻ってきただけ良かったことにします。
彼も同じように悲しんでいたみたいですが…。
彼はそのまま帰りそうだったので私は半身を知っているか一応聞いてみました。
ですがその反応がどことなくぎこちなく感じました。そこで槍を使って聞いてみた所、半身の場所を教えてくれるとのこと。
今は居ないから来たら連絡すると言っていましたので暫くしたら連絡が来るでしょう。
今から楽しみです。)
[騙されていることに気がつかずエレノアはそう考えた。]
そう、ですか
本当に、死んでいるのでしょうかね
[少しだけ、そんな気がした
バーチャルな空間を使って、死んだ息子の蘇生を願ったとして
元のデータがなければ、それをバーチャル空間に再現出来ない
だから、それはどうかとも思える
ジャガーノートの能力
心を肉体から引き剥がす能力
それは冥界の門を叩き、死者の魂すら引き寄せるのだろうか
植物人間だ、と言うのならわからなくも無い
その魂をバーチャル空間に固定する事は、即ち蘇生だ
だからこそ、本当に死んでいるのか、と言う疑問に繋がった]
どちらにしても、このムラタテ社長は怪しい
調査するのなら、ここからでしょう
後はそう、行方不明の息子の所在も知りたい
[単純に、朽ちぬ体を欲していると言うのなら
自分の魂をあの世界に定着させて、不老不死を手に入れる
そして、システムを掌握する事ですべてを牛耳る
そっちの方が、むしろ単純明快ではないか
そんな事も、考えられてしまう
どちらにしても、情報は必要だ
もっと詳しく、もっと細かく、知る必要があるかもしれない]
ジャガーノートは、たぶん実験材料なんだと思います
新薬を開発した時、臨床実験なんてやるでしょう?
あれと同じなんじゃないかな、って気がします
ムラタテ社長が「パパ」であった時
第三の息子って可能性のほうが、高そうですね
死んだ息子の擬似人格って事もありえますけれど
死んだ息子さんの擬似人格だったとしたら
ガルーダ戦の後の、彼の痛みや苦しみも理解できる
友人を殺した罪悪感、って奴かもしれませんね
でも、いくら考えても推測の域を出ません
詳しい調査の後、考えましょう
[事件を解決する、それが一番大事なことだ
犯人が何を目的としているか、は後でいい]
[片桐は「昏睡にさせる技術」と考え、そこを主軸に考えていた。
ムーランは、「心を電脳世界に閉じ込める/作り上げる技術」と考えているようだ。
視点の違いはどこで生まれたのだろうと考え、自分は結局現実的かどうかという固定観念に、縛られているのだろうなと思う]
例えば、リョウ様が昏睡状態で生きていらっしゃって、ムラタテ様はリョウ様を探してらっしゃる、ないしはその体に入れるべき心を作り出そうとしている、ということでしょうか。
すぐには信じることはできませんね……。
それならば、リョウ様を電脳世界で再現し、彼のための、完璧で平和な世界を作り上げる方が、理にかなっているように思えます。
……ただ、これだとすると、なぜその世界を壊すようなことをするのか。
[そこで、片桐は言葉を止めた]
……私が、真っ先にムラタテ様を思い出したのは、ごく最近にお会いしたからでございます。
[詳細に思い出そうとしつつ、話す]
蒼穹様のお見舞いにいらっしゃって、私はてっきり会長から……蒼穹様のお父様ですが、蒼穹様のことをお耳にいれられたのだと思っていたのですが。
しかし、思えばずいぶん早うございました。
ムラタテ様は、昏睡状態の蒼穹様の身を、預かりたいと仰いました。
それはお断り申し上げましたが……。
[寒いものを感じつつ]
蒼穹様とリョウ様は幼い頃からのご友人でございました。
すなわち、リョウ様が生きていらっしゃったならば、蒼穹様と同じ年頃でいらっしゃるということです。
[一息ついて]
意識不明者を作り出すことにも、なにか重要な意図があるのでは?
ここに、ムラタテ社長が・・・?
[旧知と言うのなら、おかしくはなかろう
引き取りたいと言った事も、心配だったからかもしれない
でも何か意図があった時は、どうなんだろう]
意識不明者を作る事の意味、ですか
例えば、死者の記憶や思考回路をシステム的に作り出し
それを、意識不明者の体にダウンロードする、と
そう言った可能性の話ですね
顔を手術で変えて、記憶や思考は思い人
それも、死者の蘇生といえなくはないです
技術的に可能かどうかはわかりかねますけれど
人間の意識なんて所詮電気信号の塊です
そう言う術が無いとは、言い切れませんけど
ジャガーノートは意識の無い人形を作るシステム
そしてそれを完璧にする為の実験場がジンローワールド
その可能性も考慮に入れて、調査しましょうか
片桐さん、意識不明者ってどこかに集められてます?
一箇所の病院で、集中的に引き受けてるとか
[もしそうだったら、そこに忍び込めば何か出てくるだろう]
いや、しかしムラタテ様が黒幕だと決めつけるのは、早計すぎるかもしれません。
ムラタテ様は、人格者ですし、蒼穹様のことも可愛がって下さっていました。
ジンローエンタープライズ社上層部の方で、他に存じ上げているのはゲルト様くらいですが、この方の方がよほど病的気質だと伺って……、
[そこで考える表情になって]
きっと、ゲルト様ならば、ジンローワールドを壊すような、このような計画があると知ったならば、全力で阻止なさったことでしょう。
実際、蒼穹様に一時的にメンテナンスエリアへの侵入を認めてまで、ジャガーノートを倒そうとしておられました。
ジャガーノートを操る者が、本格的に活動を始める前に倒しておくべき敵だったことでしょう。
彼が犯人だと、決めてませんよ、私は
ジンローエンタープライズのお偉方は、皆調べます
でも、社長を一番重点的に調べる、と言う事ですよ
ジンローエンタープライズに進入出来ないかなぁ
ハッキングとかクラッキングとか、得意な人がいればな
情報収集って、部屋の中でも出来るのに
[そんな人はいないわけで、足で調べるしかないのだ]
ジンローワールドと、意識不明者は、表向きは無関係ということになっています。
なので、エンタープライズ社が集めている、ということはないでしょう。目立ちすぎます。
……しかし、独り暮らしの意識不明者など、そのままでは命の危険がある方は、援助の名目でどこかへ入院させている……そういうことはありえると思います。
すぐに調べさせます。
[ハッキングやクラッキングが、という話を聞くと苦笑して]
左様でございますね。
きれいな方法ではございませんが、目には目を……という格言もございます。
そちらもあわせて、協力者を探しましょう。
よろしくお願いしますね
外堀から、ゆっくり埋めていきましょう
時間はあまりないのだから、ミスは許されませんしね?
[ジャガーノートの成長は早い
今のうちに、まだ止められるうちに止めないといけない
ジャガーノートも、パパもだ]
そっちの協力者の方も、お願いしますね
直接会社に忍び込んで、と言うのは怖いですし
ゲームならまだしも、リアルじゃただの女ですから
[目が覚めて飛び起きて、どうして目覚ましがならなかったんだろうと思いながら背広を着込んで電車に飛び乗ったら、休みの日だったなんて、つまり、まあ、よくあること]
[こんな昼間からログインしたら、「はいじん」と思われないだろうかと緊張しながら]
おはようございます?
[と、ギルドチャットで挨拶したら、なんで疑問系だってツッコミがいっぱい来た。
なんだ、結構みんないるんだね]
ギルドハント?
はい、行きます!
[ホイホイついて行くことにした**]
あ、もうこんな時間
片桐さん、今日は私、帰ります
明日は、家庭教師に行かなくちゃいけなくて
今日のうちに、明日の授業計画立てておかなくちゃ
終わったら、また来ますから
[そう言って、いそいそと帰宅した
リアルも色々と、忙しいのである]
―― そして翌日 ――
[インターフォンを押して、家の人が出てくるのを待つ
生徒の女の子は、色々と複雑なお年頃のようで
勉強が好き、とは言いがたいみたいだ]
ハロー
[一応アメリカ人だから、英語の先生なんだけどさ
日本の英語、難しいのよね
そんな文法使わないよ、って事まで勉強するし
私も予習しておかないと、ついていけないんだ]
[あの後、私はすぐにログアウトしていた
リアルで一日を過ごし、ノクロの所在を探っていた
今日ログインするのは、家庭教師のバイトの後になるだろう]
【村建発言】
更新時間
【3月3日の25時】
キリルさんは改めておかえりなさーい。
復調したとはいえ、ご無理はなさらないようにー。
― 自宅 ―
[乃九路椿の家は、元々空手道場を祖父がひらいていたが、父親は会社員だ。だから、祖父が引退してからは、現在は父が兼業で子供を集めて休日に教える程度である。
だから、隣に道場があったりするが、いまどき珍しい日本家屋で庭とかあったりするが、本人はごく平凡な高校生である。
インターフォンが鳴るのが、今日ほど待ち遠しいと思ったことはなかった。
学校から帰り、制服のままスカートの裾を翻して自分の部屋から玄関までバタバタと走りって引き戸を開けた]
はろー、先生!
まってたよ!
[普段はしぶしぶ顔を出す生徒だというのに、ムーランの手を引くような勢いで、自分の部屋へと。]
[足を止めてから、きっかり三秒後。
アイテムバッグでカウントを開始していた十数本の炸裂ポーションが、
ベルを中心に大爆発を起こした。]
―アドベンチャーエリア―
[イヴァンからメールを受けた。>>32
ひとまず、その内容は一度ログアウトしてから
しっかり確認しようと、目立つ所に表示はさせておく。
メールへの返事も、その時に改めてするつもり。]
[机に置いたままのお気に入りのココアを口に含む。
甘いはずなのに何処か苦かった。]
ハロー?
待ってたって、今日は積極的だな
意外だよ
[ばたばたと音がして、玄関の戸が開く
手を引くような勢いで、部屋へと連れ込まれてしまった
なんだ、そんなに勉強したかったのか?
それとも、私に会うのがそんなに楽しみだったのか?
なんか照れるー、なんちって]
お、おい、そんなに急ぐなーっ
―そして、今―
…うー。頭がんがんする…って言うか耳とお腹痛い・・・
「どうしたスズ。また音量調整でもミスったか?
あのヘッドマウント、FPS用だから音量設定細かいからなー…」
ちゃうわい馬鹿兄。ほら、ジンローワールドのジャガーノートイベントってあるじゃん?
「あー。あのやられたら死ぬとかいう………もしかして、襲われたのか?」
うん。おもいっきし襲われた。そいで、多分やられた。
[部屋につくなり、ぴしゃりとふすまを締めた。
高校2年生。来年は受験だ、真面目に勉強しなくちゃならない、と心を入れ替えた…わけではなかった]
あの、さ。
……センセの名前って、なんていうの?
[なんと、椿は最初に紹介された時の家庭教師の名前を覚えていなかったのだった。
だって、センセ、で充分だったんだ…]
お?
[ぴしゃり、と襖が閉められた
なんだ、人に見られたくない事でもあるのか?
真面目に勉強する気になってくれたのなら、嬉しいけど
と、想っていたのに]
な、名前・・・?
[覚えていないって、酷いなぁ
でもまぁ、先生、としか呼ばないもんね]
スミスだよ、私は
ムーラン・スミス、アメリカ人留学生
忘れるって、酷いな
「………多分て。お前のキャラなのに、なんで不確定だよ?」
いやさー。逃げ切れないと思ったんでね?
その時持ってた炸裂POT全部起動して、
ヘッドマウント外して布団に飛び込んだんだわ。
「………俺でもやんねーぞ、ンな無茶な自爆戦術…」
戦術っていうか、敵前逃亡だしねー。
まぁ、お蔭で原因不明の頭痛腹痛と耳鳴りで済んだけど。
「………いや、ヘッドマウント外してそれなのか?
それ、冗談抜きでヤバいんじゃ…」
うん。多分ヤバい。
…無事だと良いんだけどなぁ。皆。
[兄とそんな他愛無い会話をしながら、思いを馳せるのは討伐隊の面々の事…]
―リアル・自室―
[手元の携帯が点滅しているのに気付いたのは、
ログアウトしてからしばらく後の事。
――…実家で暮らしている妹からだった。
内容は、この間予備校の先生にむかつく事を言われたから
そのまま居座ってやった、とか…そんな近況。
親には言えない愚痴なんかは大体こちらへと送られて来る。]
…むかつく事言われて居座ったって、なによそれ。
ほんと、気の強い娘だ。
―アドベンチャーエリア―
――ウ、ウウ――
[うめき声のような声を上げつつ、ジャガーノートは起き上がる]
――自爆トハな、ハハハ――
――また一つ学習したゾ――
[ムーラン・スミス。
そう聞いて、緊張に胸が高鳴る。
ちなみに椿の外見は、ノクロを黒髪にした女の子を想像してほしい、化粧はしていないが、爪は磨いているらしい。]
ムーラン、センセってさ…
その、ジンローワールドとか、やったことある?
そのまんまの名前で、そっくりなアバター作ってたり、する?
[畳の自室で座布団の上に正座で聞いた。]
/*
今日はリアル側のターン?
というか狼陣営が動かないと話が回らない?
>リアン
ムーランがメモで吊り希望出してるよー
[正座で座っている、椿ちゃん
ジンローワールドだなんて、唐突な]
うん、やってるよ
ムーランって名前のアバター使ってる
名前考えるの、面倒でさ
そっくりかどうかはわかんないけどね
速度タイプで、ソロ狩りなんてやってるよ
どうしたの、椿ちゃん
[何か、緊張している様子だ
私は心配になった、何かあったのだろうか]
/*
もうそろそろコアタイムだし発言増えるかな?
だけど、墓下人口のほうが増えつつあるし、表は大きな動きしないと、話が進まないかな?
―現在・アドベンチャーエリア―
[あれだけの爆風を食らったのだ。どうやらそれなりに長い時間、意識を喪失していたようだ。それなりのダメージも残っている]
――小物と言えどモ侮るな、と言うコトだな――
[そして最後には]
『お姉、焦るなー』
[と、書かれているのだ。
恐らくは両親から言われている結婚についての事なのだろうが
今日は、なんとなくジンローワールドでの出来事について
言われているような気もして、小さな笑みを浮かべた。]
ま、頑張る。独りに戻るのはそれからで。
[妹への返事は、少し長い目に。
予備校の先生の言葉は、結果としてやる気を出させてくれたし
良いのではないか、だとか…時には受け止めるような物言いを
付け足してみたり。]
[思わず、ばーんとちゃぶ台に手をついて身を乗り出していた。]
うっそ…こんなことってあるんだ!
アタシ、ノクロだよ!
ジャガーノート討伐隊で、一緒だったノクロ!
あのね、アタシ、カナタをすぐ次のマップ見せに連れて行ってあげようと思って、それでね、変なアバターにやられちゃったんだけど、その時に死んじゃって、でも、復活できなくて、操作もログインもできなくなっちゃって、カナタをおいてけぼりにしちゃって!
[まくしたてるようにそういうと、はっと気づいてへたりと再び座布団に座り込んだ。]
よかったぁ…
このまま、もう、誰とも会えなくなるのかと思ってたぁ…
[ふぇ、ひっく。うぇえええ…
勢い込んで話したかと思えば泣き出した。せわしないことこの上なかった]
―ジンローエンタープライズ社長室―
目を覚ましたようだな、ジャガーノート。
しかしまさかあのような自爆をやってのけるとは……最近の娘は過激だな。
[ムラタテは立体映像として映した塚原五十鈴のアカウント情報を見やりつつ、「やれやれ」とばかりに呟く]
どうやらコイツはブロークンアバターにはならなかったようだな。
サンプルとして期待していたんだが残念だ。
[ムラタテは用済みの五十鈴のアカウント情報を消すと、いくつかのアカウント情報を呼び出す。
そのいくつかのアカウント情報には『不確定要素』のタグが付けられている]
ちょ、え、あれ?
[一気にまくしたてる、椿ちゃん
何を言っているのか、後半は良くわからなかった
けれど、彼女が「ノクロ」であると言う事はわかった
所在がわかって一安心であるけれど]
・・・?
[何故か泣き出す、椿ちゃん
よっぽど不安だったのだろう、と思ったから
座ったまま近寄って、背中を撫でようと]
とりあえず、落ちついて?
[背を撫でられれば、こくこくと頷いて、ぐしぐしと手の甲で目を擦る。]
ごめ、ごめんなさい
ちょっと、ほっとして
[という理由なので、割とあっさりと泣き止んだ。
涙をぬぐいつつ]
ええとね、ログインできなくなっちゃったの。
[泣き止んだが、代わりにしょぼくれて言うのだった。]
うん、良い子だ
[あっさりと泣き止む彼女に、にっこりと笑って
目元の涙を拭う様子に、頭を撫でようと手を伸ばす]
ログイン出来ない・・・?
ジャガーノートにやられたのかい、椿ちゃんは?
[それ以外でログイン出来なくなるのって、何があるかな
影にやられて、アバター操られたりとかかな?
でも、影は私達と戦ってたんだ
すぐに戻って来る事はないだろうし]
しかし……ダウンロード、か……。
コロシアムでも、ダウンロード、って言ってたが……アレって、人名じゃぁ、なかったよなぁ……。
うーん……やっぱ、殺したアバターの能力、引っ張ってきてんのかね?
[いまだムーランが生存していることを知らない...は、そんな予想を立てている。]
だとすれば……あの炎は、アイツが、って事なんだろうな……。
[ジャガーノートにやられたのか、と聞かれて、ふるふると首を振った]
ううん、アタシ、ジャガーノートとはあの時戦ってないの。
様子のおかしいアバター2体と戦ってたんだけど、急に後ろから飛び出してきたアバターがいて、その人に刺されてHPがなくなっちゃったの。
………その人
[言葉を切った。数度、ためらうように、うつむいて視線をさまよわせた後、意を決して顔を上げる。]
…討伐隊の、リアンって人だった。
どうして…なにがあったんだろ…
[思考を整理しながら歩いておれば、巨大な物体の姿が明確になっていく。
うっわぁ……。
これ、って……。
[遠近感が狂ったのかと一瞬疑い、駆け出してその物体の間近へ行って見上げた。]
どうみても、でっけぇタワー型、だよなぁ……。
ジャガーノートじゃない・・・?
うん、可笑しなアバターと戦って
え?
[リアンに刺されて、HPが無くなったって
PK? あのアバターと戦ってる相手を?
何があったのか、わからない
でも、直接聞いてみないといけない]
リアン、だね
あの子、私のフレンドなんだ
だから、聞いておくよ
椿ちゃんの無事も、伝えておこうね
[ムラタテは不確定要素タグの付いたアカウント情報の中から、二つを選んで拡大する。
一つは『影 文緒』をアバターとして使う者。おそらくは偽名での登録なので詳しい素性は分からない]
ジャガーノートに襲わせようとしたが、しかし中々にガードが固いな。
[ジャガーノートが正面から行けば、排除することは容易であろうが、しかし先のようにジャガーノートが『面白い』と感じるものをこの『影 文緒』にいたるまでにスラムエリアで見つけてしまっては、ジャガーノートはそちらへと気が回ってしまう。特に『影 文緒』はブロークンアバターをジャガーノートよりも多数侍らせているので、強いブロークンアバターを見つけようものなら、ジャガーノートはそちらへと集中してしまうだろう]
…何か、理由があるのかもしれない。
動けなくなってからも、しばらく見てることはできたんだけど…
リアン、…なんだか、苦しそうに見えた。
[ぽつりぽつりとそんな風に語った。]
あの…カナタは、討伐隊のみんなは無事?
それに、ガルーダは?意識不明って本当?
…センセがまたお見舞いにいくなら、アタシもついて行っても…いい?
[小さく首を傾げて、しかし頼み込むようにムーランを見上げるのだった]
うん・・・何か、理由があるのかもね
苦しんでるのなら、助けてあげなくちゃいけない
悲しんでいるのなら、傍にいてあげなくちゃいけない
それが、友達ってもんだから
[だから、リアンに会わなくちゃいけない
会って、話を聞かなくちゃいけない]
討伐隊の皆は、一応無事
ベルちゃんってアサシンが、消息不明だけどね
あ、チャンプの家?
いいよ、行こうか?
心配だよね、きっと
[携帯型端末を取り出して、片桐さんに電話を入れる
今日、知り会いを連れていくって]
[ジャガーノートと『影 文緒』は相性が悪い]
ガルーダを倒した時のようにブロークアバターをぶつけるか?
[しかし、ブロークアバターをぶつけて、たとえ『影 文緒』を倒したとしても、またぞろ違うアカウントで復活しに来ることは目に見えている。それにジャガーノート純正のブロークンアバターは古参のギルドなどの討伐により、その数を大幅に減らしている。ここでぶつけて無駄に消費するのは躊躇われる]
となればだ。
[ムラタテは『不確定要素』タグ付きのもう一方のアカウント情報に注視する。そこには『度会 神威』と『エレノア』の文字]
コンタクトを取ってみるか。
―アドベンチャーエリア―
―クローズ回線/ジャガーノート⇒エレノア―
『エレノア、聞こえるか?
もし聞こえて居るのならば私のところまで来い』
[ジャガーノートは……否、ジャガーノートに『パパ』と呼ばれる存在は、クローズ回線を使いエレノアにコンタクトを取ろうとする]
そっか…心配だね。
[ベルのことを聞けば、表情を曇らせた。
ゲームの中の”ノクロ”よりも、ずっと大人しめの、平凡な女子高生だった。]
うん、行く!
ありがとう、ムーラン…センセ!
[それから、あ、と気が付いて口に手をあてる]
あのね、ログインしたら、アタシは無事だよってみんなに伝えてくれる?
カナタ、きっと心配してる。
[外部掲示板の存在に気づいていないため、ムーランにそう頼んだ。
もう、勉強どころではない生徒だった]
うん、心配だ
彼女、私と直接接点がなかったからさ
だから、どうしてるのかわからないんだよ
[ふぅ、と息を吐いてみる
全員の所在を調べる、と言うのは私には不可能だ]
よし、行こう
カナタ君には、ちゃんと連絡しておいてあげるからね
その代わり、向こうで勉強するよ
片桐さんって執事さんがいるから、教えて貰いな?
執事さんって、教育係もするはずだし
[そう言って、立ちあがった]
―自宅、兄視点―
[妹が何やら調子悪そうにしているから、
何時もの様に動画の編集中、爆発エフェクトなどを大音量で聞いたのかと思っていたのだけれど。
どうも、コイツはジンローワールドでジャガーノートと交戦してたなどという。
ああ、名前は聞いたことがある。
ジンローワールド無関係なFPSまで噂が流れてくるイベントだ。
やられたら死ぬ、だのなんだのと、おかしな噂もあるが…初戦噂だと思っていた。
だが、実際スズはジャガーノートにやられ、体調を崩した。
心因性なのか実際にゲームが原因なのか分からない以上は、下手に病院にも連れていけないし…]
…確か、アイツもジンローワールドやってたよな?
[一応、メールアドレスだけは知って居る。
他にプレイしてる知り合いも居ないし、確認だけして損は無いだろう。]
─芳野邸宅─
[ムーランを見送った後、片桐は屋敷の仕事に戻った。
相変わらず会長も代表も帰って来ない。仕事か、愛人宅か分からないが、いつも通りのことだった]
蒼穹様がこんな状態なのに……。
[この家はいつもそうだった。
昔はそうではなかったように思うが、新事業が軌道に乗ってからは家庭を省みるよりも仕事場にいることの方が多い人々だった]
from:塚原神楽
to:ムーラン・スミス
『ジンローワールドのジャガーノートイベント、死人が出てるとか言う噂は本当だろうか?
ウチの妹が、ジャガーノートにやられて具合悪いとか言ってるんだが…
病院に連れて行くべきかどうか、プレイしてるヤツの意見を聞きたい。』
…我ながら、ひでぇ文体…
[苦笑しつつも、かちりと送信ボタンを押した。]
[行こう、というムーランの声に頷いて準備を始めた。
向こうで勉強する、という言葉には]
う…はぁい。
優しい人だと、いいなあ。
[勉強道具も鞄に詰めて。
芳野家へと向かうムーランについて行っただろう**]
[深夜までかけて屋敷のことを片づけると、片桐は本日最後の蒼穹のバイタルチェックをしてから、蒼穹の仕事用のパソコンの前に座った]
[蒼穹のゲーム用のパソコンは、特注キーボードに視線感知マウスにと、他人が触れたものではない。
が、仕事用の方はまともであった]
[片桐は内心の葛藤をねじ伏せて、会長のアカウントでジンローワールドにログインした。
これがバレれば、クビになるかもしれない……しかし、通常アカウントで調べられる情報は、もう限界だった]
[イヴァンからのメールの内容を確認したのは、
一晩経って仕事が午前で終わった昼下がり。
早々に家に戻り、溜め込んだ会話ログの整頓も行っていた。]
ふむー。
確かに、チャンプの時は対象にすら選べてなかったよね…。
ノクロさんは効果が無かった、と。
ん、と…それじゃあジャガーノートにやられたわけじゃないから
暴れだしたりしないって事?
その辺どうだったっけ…?うぅ、ログログ。
いやもうその辺ひっくるめて聞こう。
少しでも早く捜しに行かなきゃ…!
[後に、ログインして夕べ合流したアドベンチャーエリア。
まずはイヴァンへ例の仕事の癖からの硬い挨拶から始まる
メールを送り、情報へのお礼とノクロがブロークンアバターにならないかどうかの確認を行った。
最後には、自身の情報収集の遅さへの謝罪が添えられた。]
優しい人だよ、片桐さんは
[そう言いながら、家を出る
少し歩いた所で、メールが入った>>+55]
え・・・?
[ジャガーノートにやられたって、それで無事なの?
具合が悪いで済んで、良かった
返事、しなきゃ]
From:ムーラン・スミス
To:塚原神楽
死人は出ていないよ、今の所
その代わり、意識不明者は出ているけれどね
病院に連れていっても、薬を貰えるわけじゃないしさ
もしよかったら、私の方で面倒を見ようか?
意識不明者に知り合いがいてね、その人主治医がいるから
見てもらえるように、お願いしてみる
[ビジネスエリアの、企業の社長や重役にだけアクセスできる地区へ移動する。
清掃Botに命令して、ここ1カ月に「ゴミ箱」行きになったメールを呼びだすように指示する。
メールBOXのガードは固いが、ゴミ箱ならば……と]
[表示されたのは、数十万通。
蒼穹の普通では処理落ちしないようなパソコンでも、DLには数分かかった]
さて。
[その時間の間にコーヒーを淹れてくると、片桐は地道で時間だけがかかるチェック作業に入った]
[検索システムをフル活用し、明らかに不要なメール、全く関係ない差出人のメールなどは、破棄する。
それでも最終的に数百通が残った。
それらを読み終える頃には、広い庭で鳥の鳴き交わす声が聞こえてきて]
……ふう。
[画面を見続けて、痙攣する瞼を揉む。
収穫はさほど多くはなかったが……]
―社長室―
ん?
[傍らにリアルタイムで立体映像として映しているジンローワールドの不正規エリアの超巨大型パソコンの近くに何者かが近づいているのが見えた]
いつの間に……。
名前がありました。
「ブロークンアバターtypeA」そして「typeB」。
名前があるということは、「未知」ではないということです。
既知であるのに公表していないというのは、意図があると言うことです。
そうでございますね?
[片桐は、その名前が載っていたメールの差出人を、見つめる。ジン・ムラタテの名を]
/*
この人達はアドベエリアの何処に居るんだ…!!
ガチでかち合ってはいないよね、ね!?
そしてこの場所の被りっぷりにようやく目が覚めました。
―塚原家キッチン―
[とりあえず頭痛にはホットミルクだろうと、神楽は蜂蜜を湯煎していた。
冷蔵庫で保存していた蜂蜜は、糖が分離してやや酷い事になっている。
ふと携帯電話を見るとちかちか点滅しており、
メールを確認するとさっそく返信を打ち始めた。]
from:塚原神楽
to:ムーラン・スミス
本当か!?
まさか意識不明が出てるとは…
スズ(妹)はやられる直前にヘッドマウント外してたらしいから、
そのおかげで無事で済んだんだろうか。もしかして。
面倒見てもらえるのはありがたいんだが…
スズをそっちに行かせるか?それとも、ムーランが家に迎えに来るか?
どっちにしても、とりあえず準備は要ると思うが…
[それだけ書いて送信すると、神楽は牛乳を温め始めた。]
[メールが、ちかちか点滅している>>+63]
From:ムーラン
To:塚原神楽
それは、不幸中の幸いだったね
意識不明になっちゃうと、酷いもんだよ
体には何にも異常はないのに、意識だけ戻らないんだ
こっちが迎えに行くよ、体調悪いんでしょう?
住所だけ教えてくれれば、車出して貰うから
[そうメールを打ってから、片桐さんに電話をかけた
歩いて行こうかと思ったけれど、そうもいかない]
片桐さん、忙しいかな・・・
─アドベンチャーワールド:星砂浜─
「本当は同じくらいの実力の人と、PTするのがいいんだけどね」
[……と言うギルメンに連れられて、無人島のマップへ行く]
えっと、経験値がってことですか?
「それもあるけど、促成栽培で育ったら、実力がつかないんだよねー」
「同じレベル、同じスキルでも、実力のあるなしで、全然強さ違うしねー」
[……と、双子のようにそっくりの外見をしているが、アクセをつける位置や、武器の持ち手が左右反対な女性槍使いたちが言う]
「あたしはモンスターと戦うのが得意」
「あたしは対人戦が得意」
「対モンスか、対人かは、全然違うバトルよ」
「有効スキルはもちろん考え方もねー」
[セリフを分けて喋る2人が、モンスターの群れを片づけていく]
―塚原家居間―
具合どんな感じだ?今。
「んー、だいぶ調子よくなった…まだお腹痛いけど。」
[スズにホットミルクを飲ませながら、
携帯でメールを確認し手近な郵便物を引っ張ってくる。
住所絡みは、手紙から書き写した方が間違いも無くて手っ取り早い。]
from:塚原神楽
to:ムーラン・スミス
とりあえず歩ける程度には調子良さそうだが、車はだいぶ助かるな。
住所は○○市の…(中略)。、とりあえず今スズはホットミルク飲んでる。
体調変化したら追加連絡する…
しかし、こりゃ数週間ジンローワールド禁止にしたほうが良いだろうか?
[意識不明になられてはかなわない。
そんな事を想って、メールの最後に一文付け足した。]
―社長室―
[ムラタテはジャガーノートの目を通して、エレノアの反応や仕草を観察する。エレノアはブロークンアバターのtypeA,typeBのどちらにも属していないように感じられる。ジャガーノートに攻撃されたログも残っており、ブロークンアバターになったことも間違いない。しかしゲルトが調べたように、アカウント情報がunkownになっていたり、ジャガーノートに敵対する行動を取っていることが不可解だ]
……使えるようならば使うが、使えないようならば排除するか。
[片桐が電話に出たなら、迎えに来てくれるよう頼む
出られないようなら、また掛け直そう
メールを確認して、返信する>>+66]
From:ムーラン
To:塚原神楽
うん、迎えに行くからあまり動かさないでね
タイムラグがあるのかもしれないし
ジンローワールドは、別に問題ないかもしれないけれど
でも、やらない方がいいかもね
実際今、危ない状況だしさ
体調が悪いのに無理したら、今度こそ倒れるよ
[『パパ』はジャガーノートの目を通して、エレノアの反応や仕草を観察する]
(エレノアはブロークンアバターのtypeA,typeBのどちらにも属していないように感じられる。ジャガーノートに攻撃されたログも残っており、ブロークンアバターになったことも間違いない。しかしゲルトが調べたように、アカウント情報がunkownになっていたり、ジャガーノートに敵対する行動を取っていることが不可解だ。そして……>>67のようにまるで人間のような疑問をさしはさんでくる)
『もう一度確かめたいのだ。お前が有能か無能かをな。それとも拒否するかな?』
[『パパ』は考えは口に出さず、ただ疑問符だけを投げかける]
モンスターは、近い相手を攻撃する。
人間は、弱い相手を攻撃する……ですか?
[後ろで支援・回復をしながら、聞く]
「そうそう、モンスターはクレリックだからって襲ってはこないけど」
「人間は違うの。よく覚えておいてねっ」
[なるほどと、うなづく。
槍使い娘達の講義の次は、クレリックの少年だ]
「お姉さんたちの言う「実力」とは、つまり、
1:どの魔法を使うかというセンス
2:誰に使うかの選択
3:いつ使うかのタイミング
……大きく分けるとこの3つなんだよね。
スキルなら、レベルが上がれば覚えられるけど、こればっかりは自力で習得するしかない」
『おっと、それともう一点だけ聞いておこうかな。度会カムイの名前に聞き覚えはあるか?』
[『パパ』はなんでもないことにように訊ねる]
…叱られてもおかしくないな、これでは。
[ログインしたばかりだというのに早々に肩を落とす。
そうしてPTに入ったままだった事を思い出し、幸い誰も
接続して居なかったのでそっと抜けておいた。]
おーい、カムイー。
生きてるかー。
[そして日課となった彼への呼びかけ。
戦闘能力を上げていると言っても、やはり心配なものは
心配だ。]
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