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重複存在 カムイ は、フリーファイター ユーリー を占った。
次の日の朝、管理者 ゲルト・ラクテイン が無残な姿で発見された。
チャンピオン ガルーダ は立ち去りました。
社長 ジン・ムラタテ は立ち去りました。
留学生 ムーラン・スミス は立ち去りました。
《★占》 フリーファイター ユーリー は 人間 のようだ。
管理人ゲルト・ラクテインが何者かによってザ・ジンローワールドから強制ログアウトさせられ、リアル側の方の体も同時に意識不明となってしまった。
この事項は極秘とされたが、しかし風の噂となってザ・ジンローワールド全体ににわかに拡散されていく……。
現在の生存者は、重複存在 カムイ、妖獣使い リアン、暁の騎士 イヴァン、アイテムコレクター ムーラン、クレリック †海の奏歌†、撮影屋 ベル、大鎌使い ノクロ、フリーファイター ユーリー、ジャガーノート、吹雪の遣い手 キリル、スナッチャー 影 文緒 の 11 名。
[舌打ちと声>>1:711に、リアルでびくりとする。
ムーランアバターの優しげな顔はいつもどおりなのに、チャットから冷たく怒る表情がみ見える気がする。
直視できずに、視界を変えた]
[ギルド盟主の騎士>>1:713が、言葉をかけてくれる。
ムーランと同じことを言っている。
やらなければならないと……]
いってらっしゃい、騎士様
[観客席の救援に行くと言う、イヴァン
私は、他人にそこまで興味はない
助けてくれと言われない相手を、善意で助けたりしないんだ]
私は、どうしようかな
重複存在 カムイが「時間を進める」を選択しました。
[掲示板の書き込みを、チェックする
今日の犠牲者、と言う書き込みを発見した
ガルーダの名前だ、間違いない
住所なんかも書いてあるけれど、これを誰が調べたんだろう
狼ってくらいだから、不正アクセスって奴なんだろうな]
…――――
確認、したいな
[チャンプがどうなったのか、知りたい
行ってみようかな、ここに]
でも、会った事ない人のお家に行くのってどうなの?
ネットのルール的に、有りなの?
女の子として、それでいいわけ?
[画面の前で、頭を抱えている私
どれだけ滑稽なんだ、と言いたくなる
ダメだ、違う
そんなんじゃなくて、心配なだけなんだって
いや、でも、あれ、その
一回、電話してみようかなぁ]
[おかしい。こんなのおかしい。
ジンローワールドは楽しいゲームのはずだ。
仲間がいて、本当の自分になれて。
こんなのは、おかしい]
[皆に背を向ける、PTから脱退するボタンを押し、コロシアムの外へ向かった]
[怖かった。ジャガーノートがまた現れるようで。
怖かった。皆の落胆が、状態異常治療を間に合わせることが出来なった自分に向けられているようで。
怖かった。
……フレンドの、リアンが]
[ジンローワールド内のブロークンアバター騒動がひと段落するころに、掲示板で妙な噂が立つ]
=================================================
『なんかエリア内に変な穴みたいのできてね?』
『穴とはまたけしからん』
『俺も見た気がする』
『バグか? 本当運営は最近仕事しねーな』
『あの穴って、あれに似てるよな。あのベルとか言う奴の動画でジャガーさんが逃げこんでた穴』
『それはつまりジャガーさんの穴ってことか?』
『ガセネタ広めるのいくない』
『誰か入ってみろよ』
『いや、なんかログインするのすら最近怖いんだが』
=============================================
[うじうじしてるのは、私らしくない
なんだか、自分にムカついてしまう]
ええい、考えててもしょうがないじゃないっ
[よし行こう、うん行こう、決めたっ]
─碧樹の森・滝壺─
[モンスターが沸かない場所へ、アバターを座らせる。
あの楽しい気持ちを思い出そうと、裏窓でジンローブログのブックマークを押す]
「ジャガーノートが」「PvPが」「チャンピオンが」「イベントが」「黒服が」
[好奇心と、はやしたてと、推測と、……そして少しの疑いがそこにはあった。
すぐに閉じた]
―太陽コロシアム 観客席―
[遠目から見ていたら、あまり話さずに、ブロークンアバターからの退路を確保しているように見えるだろう]
[PKerに対して、慈悲の欠片もなく、ただ速やかに任務を遂行していった]
『団長! あいつは……』
『わかってる。でも、誰かがやらなきゃならねーことだろ!』
["幻想への旅路"ギルドの盟主。熱ロールプレイヤー。極VIT振りの壁。騎士イヴァンを示す呼称はそうだが――
いざ、剣を抜けば情けも容赦もないことを知るのは、一緒に狩りに出かけたことのあるものしか知らない]
[嘗ての仲間に対して振るわれる剣にも、正しき行いと示すように、寸分の狂いもなく振るわれ、弱きを守る盾は、敵刃が貫くことを許さない]
ちょっと、調べ物しよっかな
[そう呟いて、PTを抜けた
瞬間移動アイテムを使い、自分のルームに戻る
放置しつつ、チャンプの所在を調べ始めた]
――…あ
左腕…ありがとう。
[コロシアムを出て行こうとする姿へ、>>3
何はともあれ先に言っておかなければならないと、
短いがそれだけは声にした。
外に出てしまえば後は瞬時に移動出来るのだから、
それは届かなかっただろうが。]
[「引退することにした」と言った。
雪の日が少なくなってきた、春まぎわ。
「就職決まったから」と。
「それじゃあ、装備品くれよw」
が、フレンドだと思っていた相手からの言葉だった]
[恨んではいない。むしろ、感謝している。
そのおかげで、すっぱりとゲームを止めることができたのだから。
けれど、執事として仕えることになった家の坊ちゃんは、なんとも見事なジンローワールドのヘビーユーザーで。
その皮肉には笑うしかなかった]
<ギルドチャット>
皆苦しい戦いに持ちこたえてくれてありがとう
ジャガーノートを打ち損じて悪かった
だが――生きているからには復讐戦を挑む機会がある!
俺はやるぜ!ここで引き下がったら、ザ・ジンローワールド一番往生際が悪い騎士の名が廃るからな!
[どっと、いつからそういうことになってんですか、と突っ込みがわく。とんでもない出来事に張り詰めた空気が抜け、普段の流れに近づいてゆく。
そう、俺たちはロールプレイヤー。どんなときだって、バカらしいほど真面目に冒険する。それだけだ。
今回は――悲しいことに、いつもしているロールが、リアルになっちまった。そういう話なのだ。きっと]
[細かくボイスチャットで指示を出してゆく。自身のアバターの操作。指示の視野展開。偵察係からの情報を元にした、闘技場マップの再構築の支持。
戦闘の片手間に、普通のキーボードならば"手"の本数が増えなければできない処理を、やってのける。これは非常時だと言い聞かせながら]
貴方はそれでも人の親ですか!!
[叫んだ時には、もう通話は切れていた。
片桐は怒りを短い溜息として放ち、携帯を背広の内ポケットに押し込む]
[主治医を呼び、緊急医療キットを配備し、後は家族が集まるだけ。しかし、蒼穹の父である会長も、兄である代表取締役も、仕事の方が大事だとのたまう]
[住所を調べて、行き方を確認する
そんなに遠くない、大丈夫だろう]
えっと、ちゃんとお化粧しなきゃダメか?
知らない人に会うんだから、服にも気を使った方がいい?
[なんだ、何を私はやっているんだ
と、とりあえず、スーツ着て行こう、スーツ
黒いレディーススーツがあったはずだもん
わたわたと着替えを済ませて、携帯端末に地図を入れた
いつもと違って、ちゃんとお化粧もした
大丈夫、変には見られないよね?]
よっし
―― チャンプのお家を目指して ――
/*
襲撃はまだ状況を見たいけど、誰か行きたい人居る?
上手く掛かれば、ベルとか見せ場作れそうだけど、あとカムイはこれは襲撃し難いな。
まあ吊含めてその辺の告知は明日にでもメモに書いておこうか。
/*
流れ見て、ですかねー>襲撃
システム的にも自分襲撃ないんで、お二人の好きなとこにどぞー
ところでこれ、wiki見るに、吊りも狼側で候補決めるんですよね?
暁の騎士 イヴァンが「時間を進める」を選択しました。
蒼穹様……。
[ぐうたらゲーム使用の寝台は、今、緊急に運び込んだ機材で埋まっている。
その中心で、蒼穹はやや眉根を寄せ、浅い呼吸を繰り返している]
[悔やんだ。蒼穹に逆らい、電源コードを引き抜いてでも、ログアウトさせておくべきだった。
リスクを近づけるべきではなかったのに]
/*
了解ですー!
ムーラン殺すときは自分も行きたいですね、是非に。
吊りは、裏切り者疑惑とかで吊ってく感じになるんでしょうかね。未知数。
―― チャンプのお家 ――
でかいわぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ
[門の前で、思いっきり怒鳴ってやった
何、何なのこれ
チャンプってまさか、お金持ち?
貧乏学生の私とは、雲泥の差?
なんかむかつく、心配なんてしてやるもんか]
えっと、どうやって入るの?
つか、インターフォン何処よ
[門の所で、右往左往している]
[そうして、騒ぎが終わった後に。
観客席での騒ぎで、結果として団員が命を救われたという魔剣士に挨拶にいった。
向こうはそんなつもりはなかっただろうが、こちらとしては、大事だった。
騎士イヴァンにとって、ひとりひとりが大事な仲間なのである。もしも皆、いなくなってしまったら。騎士の心は死んでしまうだろう**]
[昏睡からの回復方法を求めて、パソコンを立ち上げた。
もうとっくに忘れていると思ったのに、指が勝手にIDとパスワードを打ち込んだ]
『ザ・ジンローワールドへようこそ!』
[弓使いアルトレット。
古いプレイヤーなら知っているかもしれない。5年以上も前、アドベンチャーエリアの各施設の最下層を全制覇したヘビーユーザーを。
……もちろん、「当時の」最下層だ。今はアップデートによって更に下層が追加されている。
当時のアルトレットが制覇した階層など、今は中級プレイヤーなら誰でも行ける場所になっている]
こ、これかな?
[暫く右往左往していた後、それを見つけた]
えっと、髪乱れてないよね?
お化粧も崩れてない、服も変じゃない
うん、大丈夫
[鏡を見ながら、色々と確認して]
いける、いけるぞ私っ
私は可愛い、私は強い、私は偉い
[そうやって自己暗示をかけ、インターフォンを押した]
[観客席の騒ぎを鎮めるのを手伝いに行きたいが、
相手はイヴァンの大切なギルドメンバーも多く
余所者が軽い気持ちで手を出すべきではないのかも知れない。]
[コロシアムの出口まで行くと、そのまま座り込み
しばらくの間動かなかった。
モニタの前でも、中の人が同じように椅子に凭れ
天井を仰いでいたから。]
[短い黒髪をきちんと撫でつけた、スーツ姿の長身の男性が、ムーラン>>+7に声をかけた]
当方に何か御用ですか?
[門付近でうろうろしている不審者が、と聞いて、確認することにした片桐だった。
蒼穹の状態が安定していて、良くも悪くもならない今、手持無沙汰だったのもある]
[三日月の消えた...が我に返ったのは、ガルーダのアバターと共に転移していく男を見送ってから。]
―――盛者必衰、ってヤツ……では、ねぇよなぁ。
んぁ……しっかし倒したヤツって……どいつよ?
今の消えてったアレって……どうみても一般アバター、だよなぁ?
[あいにく自身もブロークンアバターとの戦闘で、コロシアム内の戦闘をろくに見れなかった為、それすらもわからず。]
……わっけ、わっかんねー……。
けど……
[裏窓を閉じて、ジンローワールドの画面に戻っていたら、奏歌が死んでいた]
あ……。
[迷子のモンスターが沸いたのか。それとも、通りすがりのアバターによる、モンスターPKか。
ともかく、奏歌はHP0で倒れている]
……。
[そうだ。アバターはただのアバターだ。
ゲームはただのゲームだ。
リアルになったりはしない。リアルの幸雄が傷ついたりしない]
[しばらく見つめてから、復活を選択する。
手近な病院か、教会かを選ぶ。
そう、これで元通り……]
チャンピオンも……。
きっと、どこかで……。
[そう思う。きっとそうだ。
連れ去られたように見えたけど、でも、それだって、チャンピオンが復活を選べばいいだけのことだ]
[くつり、喉鳴らして、片手で剣を振るい、鞘へと収める。]
ああ、そういや……。
[毒矢>>1:676をちらと見、今度は飛んできた方向へと視線を向け。]
礼、言わなきゃだな。
[視線の先、矢の射手は……?**]
[ふいの衝動のままに、パソコンの電源ボタンを押しっぱなしにした。
強制終了をかけられ、画面が消える。ジンローワールドも、奏歌も、フレンドも皆消える]
これで無関係だ。
これで、誰も僕を傷つけることはできないよ。
[声に出して、そう言った**]
にゃっ!?
[インターフォンを押そうとしたら、声をかけられた>>+9
突然だった事もあり、心臓が飛び出るかと思った]
や、あの、わた、わたしは、えっと
あのっ
ムーランと言います
えっと、さっきまでガルーダと一緒に戦ってた
ジンローワールドの、プレイヤーです
えと、その、色々噂になってて
あれにやられると、倒れるんだって
だからその、心配になって、ちょっと、その
ご迷惑だったでしょうかっ
[緊張している、このがさつな私がっ
こんなの、私じゃなぁーいっ]
―太陽のコロシアム前―
[結局、その場から動かずに溜め込んでいたチャットログを
最初から読んでいた。]
何が出来るのかわかんないけど、
出来てない事から手を付けてかなきゃ。
後、ソロ戦闘でも足引っ張ってたんじゃ世話無いわ。
そっちもなんとかしなくちゃ…。
[カムイが傍に来る事があったならば、即座にそちらへと
意識を向けて戻るつもりだ。
ただ、泣き言を言いそうになってしまう事も
あるかも知れない。**]]
[片桐は、やや目を見開いて、女性を見ている。
この女性は、蒼穹のリア友なのだろうか。それとも……]
[閃くものがあった。蒼穹の後ろから、ゲーム画面を見た時に、掲示板エリアに被害者の本名や住所が載せられていたことがあって。
……あとで抗議するなり訴えるなり、せねばならないな、と内心思いながら]
心配して下さってありがとうございます。
「ガルーダ」様は、現在お話し出来る状況ではありませんが、命に別条はないというのが、主治医の判断でございます。
そう、ですか…――――
[命に別条はない
やっぱり、死ぬわけじゃないんだ
本当に死んでしまうんじゃ、ないんだ
力が抜けて、へなへなと座り込んでしまった]
えっと、あれ?
主治医の判断? 話せる状況にない?
体、何処か悪かったんですか?
あ、私、お見舞いとか何も持って来てなくてっ
すぐ、すぐ何か買って来ますっ
具合、悪いんですよね?
[女性の言葉>>+12に、片桐は新鮮な驚きを思う。
家族ですら、蒼穹の危難に駆けつけようとしなかった。
なのに、この女性は見ず知らずの蒼穹の為にここまで来て、全身で心配を、そして命の危険がないのとに安堵している]
……この周囲は住宅街ですよ。
買って帰ってくる頃には日が落ちてしまうでしょう。
[くすりと笑って、門を開けた]
よろしければ、お会いになっていかれますか?
貴方を追い返したと蒼穹様に知られれば、叱られてしまう気がします。
[「ガルーダ」ではなく、「蒼穹」と]
[ジンローワールド・居住エリア。
コロシアムを離脱して、仮想自室へと戻ってきていた。
双獄炎が苦悶するような表情で眠っているのをそっと撫でる]
……ふう。
色々と考えなきゃいけないことがあるわね。
あの男は何者なのか。
最後の瞬間、確かにチャンピオンには異変が起きていたわ。
あれはジャガーノートの技ではない…と思う。
仲間なのか、それとも…?
なんとかしてコンタクトを取りたいけど、現れるのを待つしかないわね…。
それと、エレノア。
戦闘が始まって有耶無耶になったけど、彼女とは出来れば協力し合いたいわね。
あ・・・そうですよね
やっぱり、何か持ってくるんでした
お見舞いとか持って来たら、その
体に何かあったって、決めつけるみたいで嫌だったから
ごめんなさい、次はちゃんとっ
[門を開けてくれる、執事服の男の人>>+13
蒼穹様って言うのが、ガルーダの人の名前なのかな?
会って行くかと言われたら、一つ頷いて]
はい、是非
彼には、言ってやりたい事があったんです
[彼の後について行こう、私は]
[メールウィンドウを呼び出すと、約束通りエレノアへメールを送る]
To:エレノア
やっほー、リアンだよ。
コロシアムではお疲れ様。
その時の会話の続きだけど、エレノアもこっち側の人間、て見ていいんだよね?
なら、協力しよう。
あたしは引き続き討伐隊メンバーとして動くつもり。
なんかあったらよろしく、ね。
From:リアン
―――そして最後に、あたしの裏切りに気づいている奴がいるかどうか。
あの乱戦、そうそう気づかれないとは思うけど、もし勘づく奴がいたら…削除しないとね…。
情報を集めるには、スパイはいくらいても足りない。
………ムーラン、ごめんね。
[クリストファのソースを開き、周囲の会話やチャットの問題ワードをちぇりーに送信するよう設定した。
ムーランの元へ向かい、彼女の命令を聴くよう設定する]
…ふふ、それにしても、あのチャンピオンの死をこの目で見られる日が来るとは思わなかったわ。
今夜は良い夢が見れそうね。
[アバターでも現実でも笑いながら、ログオフした**]
蒼穹様が、元々お身体が悪かったのか、といえば、そんなことはございません。
主治医は、当家で雇っている者でございます。
[執事の片桐、と名乗り、女性を案内しながら、運動場のような庭を抜ける]
ですので、見舞い品をお持ちにならなかったお嬢様の判断は賢明だと思いますよ。
[静かな声で、気持ちをほぐすように語りかけながら、迷路のような屋敷を歩く]
どうぞ。
こちらが蒼穹様のお部屋です。
[そこは、シックなモノトーンに統一された部屋。
ヘッドマウントディスプレイがあるから、普通は要らないはずのバカデカいディスプレイのパソコンが2つもある。
ひとつは、ベッドに寝ながら自堕落に過ごせるように設置されている]
[そのベッドの上に、「ガルーダ」の印象より激しく若い青年が寝ている。
19歳。「ガルーダ」の自分に酔った言動も、それでいながら英雄きどりであることも、その歳から理由がつけられよう]
え、体は大丈夫だったんですか?
じゃぁ、いきなり?
[主治医を雇うって、どれだけお金持ちなのよっ
なんてつっこみは、辞めておこう、はしたない
にしても、何この100M走が出来そうな庭は
一人野球でもするのかっ]
賢明ではありませんよ
実際は必要だったわけですから・・・
でも、ありがとうございます、片桐さん
[つか、広すぎるのよ、このお邸っ
トイレに行くのにも迷うわっ]
あ、はい
失礼、します・・・
[それでも、通されるがまま、中に入って]
…――――
[そこに眠っていたのは、ガルーダではない
私と変わらないか、少し若いくらいの青年
モノトーンに統一された部屋も、大きなパソコンも
きっと素敵なんだろうけれど、私の目には入らなかった]
チャンプ、何寝てるわけ
皆、心配してんだからね?
さっさと起きて、大丈夫って言いなさいよ
[近寄って良い物か、私にはわからなかった
止められないなら、傍まで歩み寄って
眠ったままの顔を、覗き込んでみた]
あんた、太陽なんでしょ
太陽は沈んでも、次の日には昇るもんだよ
太陽が休んじゃったら、皆困るじゃないのさ
[片桐は、邪魔にならないように入口の傍で、じっとその様子を見ている。
主治医では解明出来なかった状況も、改善できなかった病状も、もしかしてと思って]
[しかし、蒼穹は答えない。規則正しい呼吸の音だけが続いている]
今日はちょっと、お見舞い忘れたんだけどさ
次は、フルーツセットでも持ってくるよ
あ、ケーキとかのがいい?
なんでも、好きな物買って来てやるよ
高いのは無しね、私あんたと違って金持ちじゃないから
[規則正しい呼吸音が、ただ響く
そんな彼に、私は声をかけ続けた]
ちゃんと起きて、食べてよね?
じゃないと、私が食べちゃうよ?
あんま私に食べさせると、太るんだからな?
こんな美人を太らせたら、ダメなんだぞ
[意識があるなら、何処かに反応があってもいいはずだが
意識不明って、どう言う事なんだよ]
片桐さん、原因ってわからないんですか?
[友人の言葉なら、と思ったが、効果はないようだ。
片桐は目を伏せる]
主治医の判断は、巷で言われていることや、テレビで言われているようなことと同じですよ。
「催眠術で、冷水を熱いと信じ込んだら、実際にやけどの症状を起こすのと同じで、
アバターが傷ついたことで、プレイヤーも精神的に傷を負ったのでは」と。
[その噂が出てから、ずっと気になって調べていた。
アバターがジャガーノート、もしくは壊れたアバターから攻撃され死んだ時に、気分の悪化を訴えた者は多数。
その内、意識不明になった者は一部。そして、意識不明から回復したのは、たった一例だけ]
精神に処方する薬は、残念ながらいまだ発明されていません。
巷で言われてる事って・・・
戦闘不能の経験がない子なんて、いませんよ
ましてや、私達毎日やってるプレイヤーです
そんな単純な事で、寝込んだりしません
[絶対、何か原因があるんだ
ゲームの死を、人の死を直結させる何か
噂では、一例だけ復活した患者がいるらしい
その相手は確か…――――]
今、ジンローワールドで何が起こっているか
片桐さんは、ご存知ですか?
だいたいのところは。
[ムーランに返答し、蒼穹のベッドにせり出したディスプレイの傍に寄る。
……もうとっくに忘れていると思ったのに、指が勝手にIDとパスワードを打ち込んだ]
『ザ・ジンローワールドへようこそ!』
[弓使いアルトレット。
緑の髪をしたエルフアバターに、懐かしさを覚える]
私もかつて、ジンローワールドプレイヤーでした。
……蒼穹様にも秘密にしていたのですけれどね。
[古いプレイヤーなら知っているかもしれない。アドベンチャーエリアが実装された当時、真っ先に各施設の最下層を全制覇したヘビーユーザーを。
……もちろん、「当時の」最下層だ。今はアップデートによって更に下層が追加されている。
当時のアルトレットが制覇した階層など、今は中級プレイヤーなら誰でも行ける場所になっている]
アルトレット・・・?
[私は、そこまで古いプレイヤーではない
だから、噂とか、昔話とか、その程度の認知度ではある
けれど、私もアドベンチャーエリアを中心に活動する者だ
最速制覇記録の話くらいは、知っている
そっか、この人、凄い人だったんだ]
えっと、今、変なアバターが街を徘徊しています
ログイン出来なくなったはずの人達のアバターが、勝手に、自動的に、非戦闘エリアでPKを仕掛ける
それに敗れた者は、同じくアバターを乗っ取られる
私、思うんです
ヘッドセットって、視覚情報を頭に直接送り込みますよね
だから、頭の中に何か、良くわからないデータが入って
それの作用で、動けなくなってるんじゃないかなって
言うなれば、心をゲームの中に置いてきてしまった状態
そんな気が、してるんです
だから、ゲームの中から心をひっぱり出せたら
きっと、目を覚ますんじゃないかなって
だから、その
NPC状態で徘徊するアバターを見つけて、倒せれば
そのアバターの中にある心は、現実に帰って来る
そんな気がしているんですよ、私
ゲームが出来る程度に回復するかは、わかりませんけど
[医学的根拠なんて無いし、そんな気がするだけ
説得力なんて、何もない
だけど、今は他に方法もない]
なんとかします、私きっと
そして、この人の顔にケーキぶつけてやるんです
To:リアン
えぇ、そうみてもらって構わないわ。
けど、今の私の目的は半身を殺すこと。
それに支障が出ない限り協力するわ。
あと半身を見つけても殺さないでね。
もし殺したら…貴方を殺すわ。
From:エレノア
[メールを送って一人呟く]
あんな勝ち方なんてごめんだけどね。
[太陽コロシアムの壁際で座り用がある人がいないか待つ。]
/*
さて、朝の一撃離脱。
これからだねーだねー。
少しユーリーの事をまとめてみよう。
・ソロは好きなの?→なんかあまり好きじゃないっぽ?
・PT組むのは数年ぶり→チームワークは苦手
・弱い事は自覚してるみたい
・結構な古参プレイヤー、だけど中途半端
・チャンプの事はどう思ってた→ここが問題
・多分、現時点で信頼しているのはカムイとムーラン、そんでイヴァン。 ムーランに向ける信頼は、レア取引は信用第一。ヘタな事は出来ない上に誰彼構わずメールを送信していた所から。
これから行動を起こす上で、チャンプに対する印象とかは
結構引っ掛かって来るんじゃなかろか…。
ユーリーがコロシアムの雰囲気が好きだと言っていたあたりからそこは作ろうか。
後はやっぱカムイさんとエレノアさんを軸にする、か。
よし出勤。
−暫し後、掲示板エリア−
『「ジャガーノートの穴」の場所って何処?
入って、無事戻れたら報告するから。』
[…それは、良くある書き込みの一つ。
それだけならば、特に誰かが気に留める要素は無いだろう。]
『追記:確実に情報を持ち帰るべく、同行者を求めたい。
当方ハイド・ステルス特化アサシン。
明日の同時刻、連絡先記入。』
[誰かの事を思わせる、そんな追記が無ければだが**]
[精神と肉体は、そう簡単に切り離せるものじゃない、と思った。
……だが、昏睡から復帰したPLが、嘘か本当か、ゲーム内で倒されていたという話もある]
蒼穹様は、敵だと面倒ですよ。
なので、私も協力いたしましょう。
[微笑みと共に、訪問者に告げた]
私のアバターは、今の基準ではたいして強くありませんが、代わりに過去の遺物がいくつかあります。
[パソコンを操作して、インベントリを開く]
例えば、「転送の翼」。今はかなりのレアアイテムですが、かつては普通のドロップ品でしたので、手持ち予備があります。
こういった形の援助や、後方援護なら可能です。
[自分の名刺を取りだし、ムーランに手渡して]
連絡が必要な時があれば、そのアドレスへ。
意識不明者や、ジャガーノートについて判明したことがございましたら、お教え頂けると幸甚でございます。
ただし、貴女自身の安全を最優先になさって下さい。
他者を踏み台にして生還したとしても、蒼穹様はお喜びにならないでしょうから。
[それから、先程より少し立派な、もう一枚の名刺を差し出して]
こちらは、必要であればどうぞお持ち下さい。
蒼穹様の名刺でございます。
心の無い体は、まともに動かないものです
私、彼には勝てませんでしたけど
彼のアバターに、勝てなかったわけじゃありませんから
でも、お手伝い頂けると嬉しいです
力量とか、戦力とか、そう言うんじゃなくて
一人じゃないのは、嬉しいです
[片桐さんは、いい人みたいだ
普通、使用人ってのは、主の世話をするのが仕事
主を復調させるなんて業務は、聞いた事が無い
でも、この人は私に協力してくれるって言う
きっと、蒼穹君の事、大事に思ってるんだろうなと思う
まぁ、私の妄想かもしんないけどね]
後方支援や、情報収集で、協力をお願いします
[差し出された名刺を受け取って、まじまじと眺める
えっと、受け取る時の作法とかあったっけ?
名刺入れの上にのせて受け取る、って名刺入れ持ってないよ
私は学生なの、名刺なんて使わないのっ]
あ、ありがとうございます
えっと、私の連絡先・・・
ごめんなさい、名刺とか持ってなくて、その
ちょっと待ってくださいね?
[ショルダーバックの中からメモ帳とペンを取り出す
連絡先を書いたら、それを片桐さんに渡した]
私の連絡先です
私はただの学生で、調べられる事なんてたかが知れてる
ジンローワールド内の事だけで、精一杯だと思います
でも、出来ること、精一杯やりますから
現実の方で、何かわかった事があったらお願いします
教えてください
重複存在 カムイは、撮影屋 ベル を能力(占う)の対象に選びました。
[必要があれば、と差し出された蒼穹君の名刺
受け取った方がいいかな、とちょっと思った
連絡先とか、書いてあるはずなんだ
だから連絡する時とか、あると便利だと思うよ、だけど]
それ、今は受け取れないです
どんな人なのかとか、連絡先とか、気になりますけど
私は、彼の社会的立場とか、そういうの関係なくて
少なくとも始まりは、一人の人間同士でありたいんです
だから、それは元気になった彼から受け取ります
そうじゃないと、駄目だと思うんです
なんか、自分でも何言ってるのか良くわからないですね
ごめんなさい
[太陽コロシアム前]
ようやく着いた…。
[太陽コロシアム前は野次馬やらコロシアムから運び出される負傷者で埋めつくされていた。
カムイはそんな中友人の姿を探す]
ユーリー!まだ居るかー!?
重複存在 カムイは、スナッチャー 影 文緒 を投票先に選びました。
/*
一撃離脱。
吊りについて深く考えていなかった件。
まあ襲撃と吊りを被せてもいいだろう。
吊=襲撃 と言う考え方から2人村側を襲撃で墓落ちでも良いと思われ。
共食いもあるので場合によっては、3日目辺りに狼陣営2人墓落ちでも良いし、なんだったら最終戦をエピローグに持ち越すとか出来るよね。
でもまずは今日の襲撃と吊を考えよう。
吊については村側も一緒に考えてくれるはず。
いいえ。
[深い笑みと共に、蒼穹の名刺を引っ込めた]
お嬢様が謝罪なさることはございません。
私が出すぎた真似を致しました。
深くお詫び致します。
[言葉通り、頭を下げた]
この状況は、けして歓迎できるものではございませんが、こうならなければ、お嬢様がここを訪れることはなかったのだと思うと、
[笑み顔を上げて]
まさに塞翁が馬といったところでしょうか。
どうぞ、蒼穹様がお目覚めになった後も、変わらぬご友情を向けて差し上げてください。
私の方からも、何か分かれば報告をお約束します。
ゲーム内での支援も、時間の許す限りは。
蒼穹様のお心を、どうか宜しくお願いします。
2IDだと、1回くらいは誤爆した方が面白いとおもうんだけど、意外としないものですねー。
僕自身もないし、人がするのも、まだ見たことない。
[ジンローワールド外部の掲示板では不穏な書き込みが相次いでいた]
『昨日PKされたらログインできなくなったぞ』
『なにそれ? 本当かよ?』
『俺もPKされて以来ログインできない』
『まじかよソースだせ』
『ジンロー終わったな』
『デマ乙』
/*
ハンター同士戦わせたいなー
ジャガーノートへの挑戦権みたいなもんで吊りをうまくハンターに向けられないかな?
[ヘッドマウントを外し少し考えを整理する]
ゲルトとガルーダが消えた今、ジャガーノートにとっての最大の障壁は・・・
まず『暁の騎士イヴァン』
ガルーダほどではないがワールド随一の戦闘力とそれに加え最大の脅威は『幻想への旅路』のギルドマスターであること。
傘下におく副団長やらフレディックを倒したというキリルとかいうナイトも侮れない。
ゴーストをいくら放ったところでこの組織力は厄介だ。
逆にこいつのギルドメンバーをゴースト化していくことで戦力は逆転する。
個人の能力という意味では『ムーラン』とかいうのも中々だ。
おそらくジャガーノートの敵ではないだろうが高LVの極ステ型はハマると強い。
多数のレアアイテム所持も何がジャガーノートの弱点になりえるか見えないのも危ういな
戦闘力で言えば『ノクロ』とかいうオカマっぽいのも要注意か。
これもジャガーノートが一対一で対峙する限り問題ないように思うがゴースト程度では足止めできるかどうかだろう。
排除にはジャガーノートの力が必要になるかもしれない。
『ユーリー』って奴の特殊能力も大したもんだったな。
あれはなんだ?加速なのかわからないがあれだけの速度を操ってみせたそのプレイヤースキルは大したものだ。
遠距離主体っていうのもジャガーノートの戦いかたを見る限り相性はいいほうではないだろう。
邪魔という意味では『エレノア』とかいうのがいたな。
ゴーストのくせにはっきりと意識を保ってるように見える、その上で行動原理が謎だ。
戦闘力は中の上程度だが何がしたいかわからないというのはこちらのシナリオに組み込みにくいノイズとなる。
場合によっては早々に表舞台から退場してもらうのも手だな。
他にも・・・
[ジャガーノートと対峙したメンバー以外にも数人のアバターを思い浮かべる。観客席ではランスとかいう剣士風の男、そしてベルとかいう少女風アバター。そのほかにも各エリアで活躍したというプレイヤーたちについての情報を吟味する]
全てをこちらで処理するのは骨が折れるな。
ジャガーノートはどうも不安定なところがあってアテにするには危険か。
どうしたものか・・・。
[再びヘッドマウントを装着しジンローワールドへログインする]
── Hello, THE JINRO WORLD
最悪、早いうちからこいつを使うことになるかもしれないな
[笑みを浮かべる文緒の後ろで赤い翼が大きく広げられた]
/*
確かにハンター通しで戦えるRP設定が欲しいですよね。
悪役側の人数と立ち位置的に、このままだとNPCとの戦闘ばかりになる気がする。
挑戦権ありかも。
相手の殺害までには至らないし。
あとは裏切り者疑惑とか、……思いつかなーーい
あ、いや、そんな、謝らないでくださいっ
ただ、私が常識無いだけなんです
こういうのは受け取っておくものだって、頭ではわかるし
私が子供なだけで、片桐さんが悪いわけじゃありません
[あわてて彼の謝罪を否定しつつ
続く言葉には、首をかしげた]
塞翁が馬って、災い転じてって奴ですよね
私、そんなに良い子じゃないです
でも、そうですね
彼が目覚めた後も、変わらないってのだけは保障します
[心をよろしくと言われれば、私は満面の笑みを浮かべて]
はいっ
彼は、多くのプレイヤーの憧れですから
チャンピオンが居ないと、闘技場がつまらないです
それに、私も彼がいないとつまらないし
出来るだけの事をします
じゃ、今日はこれで失礼しますね
家に帰って、早速彼の心探しをします
[蒼穹君の傍に寄って、もう一度顔を覗き込む
まったく、幸せそうに眠りやがって]
また、来るからな
起きてないと、顔に悪戯しちゃうぞ
[本当にそんな事したら、怒りそうだからしないけどね
片桐さんに頭をさげて、私は家に帰った]
/*
確かに村側対村側はやってみて欲しいね。
アプローチとしてすぐに思いつくのは下記四つかな?
・洗脳とか
・挑戦権
・人質
・疑心暗鬼
個人的には全部やってみたいかな。
洗脳と人質については、王道だよね。
ムーランが墓下でガルーダに縁故繋いでるみたいだから、ガルーダのアバターを人質にしたり、「奴がジャガーノートを裏から操っいるんだ」とかやれば上手く乗ってくれるかも。
特にリアンなら上手く騙せそう。
―― 自室 ――
ただいまぁ
ってゲームだっつの
[放置して調べ物をしていたが、戻ってきた
チャンプのアバター、探さないといけないんだ
急いで行動しないといけない
まず、共用チャットにログを流した]
ハロー、こちらムーラン
リアルでチャンプの様子、見てきたよ
彼は大丈夫だけど、暫くIN出来ないんじゃないかな
だから、チャンプのアバター見つけたら教えて?
休んでなきゃ駄目だぞって、怒ってやらなきゃだから
NPCみたいなアバターの事もあるからさ
必ず、私に連絡してね
[そう書き込んでから、情報収集に掲示板を見に行った]
あら、クリストファ
[自室から外に出ると、クリストファが待っていた
リアンが使ってるとばかり思ってたのに]
いいのかい、ご主人の所に戻らなくて?
私は、ありがたいからいいんだけどさ
[一つ頭をなでて、クリストファに跨った]
いこ
掲示板、見に行くんだ
―― 掲示板エリア ――
[色々調べてみたが、目新しい情報はない
あるといえば、変な穴が出来たと言う書き込みくらいだ]
穴って何よ、穴って
[それ、絶対ウイルスかなんかじゃん
データがはがれてるんだよきっと
だけど、穴の中に入ってみるって人もいる>>25
片桐さんには、無理をするなって言われたけれど]
『誰も行かないなら、私が行くよ
こっちも探し物があるし、丁度いい
連絡先:*****』
[そう、書き込みをしておいた]
―騒ぎの鎮静後 ギルドハウス―
[一息つく暇というのはどこにあるのか。現状のギルドメンバーを把握して]
まずは皆、お疲れ。
そしてすまない――俺は、務めを果たすことができなかった。
たくさん仲間を失ってしまった。
[消えていったガルータ。触れることすらできなかったジャガーノートと、それと行動を共にしていた初期アバターの『人外』、]
敵はジャガーノートだけではない。
ジャガーノートに加担する『人外』、同調するならず者も含まれる。
見誤っていたよ。 すまない。
俺や、そしてガルーダも含めて大部分の皆が思っている以上に、事態は深刻で、ジンローワールドの根幹を揺るがすもののようだ。
ますます、不利になるばかりだが、しかし。
諦めたらそこで終わりだ。
俺は、諦めない。――ここを護る為なら命すら惜しくない。
[謝った上で、決意を語り――役職持ちと相談した今後の基本方針について、具体的なことを話し始めた。]
俺達の力が今すぐ有効活用できるのは、PKに走るプレイヤーの妨害だ
ジャガーノートはまた不正規エリアに潜んでいて、対応のしようがない。
だがっ! ジャガーノートの被害者たちが急激に増えているのは、コロセウムの一件からわかるだろう!
俺達の力は、今もなお、ジンローワールドを護る為には必要だ。
皆――、改めて、力を貸して欲しい。
頼む。
[正直なところ、不安だった。ジャガーノートと、このジンローワールドで名実ともに最強のプレイヤーがぶつかり合ってジャガーノートが勝利した。
なのに―― ]
[かけられる言葉は、憎まれ口を叩きながらも賛同する声、こういう時こそ燃えるのがうちのギルドだろう、という肯定する声、……
RPなのか、ノリなのか、本心なのか。少年はどっちでもよかった]
ありがとう……、そして、うん、ありがとう
[語彙のなさを露呈するその言葉に、ギルドハウスは温かい空気に包まれていた]
[少年は、自分が誰かに元気をどれだけ与えられているかなんて、測る術などなかったが、ここがどれだけ、自分に生きる気力だとかそういうものを与えてくれるのかは、理解している]
[――だから、皆がいる限り、自分は倒れたりしない]
「「「「えい、えい、おー!!!!!」」」」
[全員で唱和。ぼろぼろだけれど、決意新たに――]
To:ベル
From:イヴァン
無事か?
おとといはメンテナンスエリアでの映像を送ってくれてありがとう。
忙しくて返信がおろそかになっててすまん。
もし、昨日の太陽コロシアムの戦いの――特に、俺らから見えなかった、炎の壁の向こうで、ガルーダとジャガーノート、それからあの初期アバタ―の様子、映像で押えているのなら、是非送って欲しい。
あの初期アバタ―が、ガルーダに何をしたのか知りたいんだ。
うちのギルドの連中は忙しくて撮れてないんだ。頼む。
<共有チャット>
皆、太陽コロシアムで何が起こっているのかは知っていると思うが、改めて。
ジャガーノート、そしてもう1人の『人外』によって、チャンピオンのガルーダが打ち取られた。
俺達は大きな認識違いをしていた。敵はジャガーノートだけじゃない。
それに便乗して動く『人外』がいることをここに警告しておく。
こいつは、ジャガーノートに倒されたアバターを操る人外能力持ちのようだ。昨日の組織だった観客席の騒ぎは、こいつが手を引いている。他にも能力があるかもしれんから皆気をつけてくれ。
[そして、文緒の初期アバタ―の絵がUPされる。
ちらり、ちらりと2度あっただけだが、カスタマイズされなさ、っぷりがモンタージュ作成に楽だった。最も、いつまでも同じ姿をしているとは限らないが]
おそらくここのチャットも『人外』には筒抜けだと思うので、
「全員に公表していいことだけこちらに掲載」
「大事な話は直接かメールで」
することを勧める
なお、俺があえてここでメッセージを記すのは。
敵も味方も含めて皆に知って欲しいからだ
うちのギルドは、退かないってことな!!!!
何故なら、騎士は、護るべきものの為に戦う存在だからだ!!
計算や金やら名声やアイテムやら保身やら、そんなもんぶらさげてロールプレイヤーできっか!
――そういう馬鹿揃いなものでな
メンバーのうち、1/3がログイン不能となっているが、"幻想への旅路"は、ここで冒険したいヤツが絶えない限り、永久に不滅だ!!
[そして、掲載されるログイン不能者リスト。ずらずらとアバターの姿と名前が並び]
こいつらの顔ぶれを見たら、そいつはジャガーノートの被害者だ。
魂なくさまよう彼らも、そんな姿で有り続けることは望んでないだろう
見かけて――もしできるなら、終わらせてやってくれ
無理だったら、俺らに連絡してくれ。引き受ける。
以上だ!みんな頼むぜ!
[コロセウムの観客席で、自分のギルドのPKがあったということが、信用の低下につながるだろう。
信用されなければ、有用な情報も手に入らなければ、後手後手に回るのは否めない。
だからこそ――透明性を高める為の、情報の提示だった。
裏目に働く可能性があるのでは、と役持ち会議の意見も出たが、PKギルドと看板が汚れては、ギルドエンブレムをつけて"ゴースト"と戦うギルドメンバーらも滅入るだろう、という意見に推されて、情報の提示に踏み切ったのだった**]
>>32
そして、嫌な予感しかしない前振りwwww
ジャガたんとこの子になるかと思ったら、文緒の手下になったか、俺ww
いいぞもっとやれwwww
文緒PLなら一番面白い使い方をしてくれるだろう。
ところで、ムラタテは文緒だよな?
─少し前・芳野宅─
ぜひまたお越しください。
事前にお教え頂けましたら、車を回しますので。それと、ぶつける用のパイケーキとマジックペンも用意しておきましょう。蒼穹様は私が捕獲しておきますので。
[しれっとそう言うと、ムーランに手土産を持たせて送りだした。来客用に置いてあったシュークリーム。こんな状況でなければ、本来はちゃんと応接間に通して、紅茶と共に出すべきものだった]
まともなおもてなしひとつ出来ずに、本当に申し訳なく思います。
詰まらない物ですが、プレイのお供にでもお召しあがり下さいませ。
[片桐の仕事が増えた。
蒼穹の代理としての仕事は、秘書で決定出来るものはして、そうでないものは保留の通達と、お詫びをする。
蒼穹の治療と診察も続け、その健康を維持しながら、肉体的に呼びもどす手段を模索する]
[そして、ネット利用者が増える夕方からは、蒼穹の部屋で液晶ディスプレイのパソコンでログインした。
あえてBGMをつけ、蒼穹が聞こえるようにプレイする。その音楽が、彼の心を呼びもどしはしないかと]
片桐は、蒼穹に激甘なんだが、設定にも表にも直接は書きたくない俺チュンリー。
「小言ばかり言う」「ゲームに理解がない」と言う蒼穹。
心配とか大事とかそういうことを一切言わない片桐。
でも、こう、お互いに信頼関係がある家族同様の相手なんだというのが伝わればいいかなと。
うむ。あれだ。
自賛NPCって、なんでこうこっ恥ずかしいのか……!!
2IDであっても、出来るだけ自画自賛しないようにしてきたんだけど、今回は練習も兼ねて。
―太陽のコロシアム前―
[「ユーリー」は座り続ける]
[その中の人はモニタの前で別窓を開き、
膨大な量のログに目を左右に行き来させている。
時折動きを止めては、溜息を付いて
もう一度ログの確認。]
[今日のココアも甘い…はずなのに、無味に思えた。]
―― 自宅・パソコンの前 ――
[珈琲を入れて、パソコンの前に座った
情報収集は、焦ったら負けた
パソコンを覗きながら、貰ったシュークリームをかじった]
あ、美味い
[片桐さん、良い人だったな
突然押し掛けて行った私を、通してくれたし
こんなお土産まで貰っちゃった
それにしても、チャンプめ
あんなお金持ちだなんて、聞いてないぞっ
いや、そんなに親しかったわけじゃないけれども
なんか、場違いな気がしちゃったじゃないか]
・・・お見舞い、何持って行こうかなぁ
[コロシアムでの戦いからかなりの時間が経ったが、
周囲の騒ぎに紛れ未だ立ち上がらずに居る。
一通りの情報を整頓したら、今度は考えるのと
独り言を流すターン。]
[いつものように、PTチャットに切り替える。]
エレノアと話が出来なかったのは残念だったなあ。
ジャガーノートに襲われて壊れたアバターなのかと
思ってたんだけど、なんかしっかり自立してるし…
俺の事を覚えていなさそうだから、まったく別人が
中に入ってるって感じはしたけど、あいつは自分みたいな
考え方だったって言ってたし。
アルカの鞄を漁ってた時も先に武器に気が向いていたし、
同一とまでは行かなくても何かを共有してる…?
双子みたいなもの?
[独り言が延々とPTチャットに流される。
もしも未だにPTに残っている者が居たならば、
この誤爆タイムを堪能する事が出来てしまうだろう。
そして、誤爆に気付いたのはそれからたっぷり
独り言を残した後だった――。]
[暇つぶしをしたいなら、別にオンラインゲームでなくてもいい。
オンラインゲームに限るにしたって、ザ・ジンローワールドである必要もない]
[忘れよう、と思った。
そもそも、暇つぶしするほど暇なんてなかった。
目を通すべき参考書はいくらでもあるし、研究すべき大学だってまだまだある。
ジンローワールドがやりたかったわけではないのだ。
ただ]
友達が、欲しかったんだ……。
―― 上空 ――
[クリストファに乗って、空を舞う
チャンプのアバターを探すって、決めたんだ
暴れてる無人アバターみたいに、徘徊してるかもしれない
だから、色々な場所を回ってみよう
ログイン出来ない状態にあるのは、わかっているんだ
だから、今もし彼のアバターがいたのなら]
人探しは根気ーっ
[さて]
[チャットの誤爆に気付くまでに延々とエレノアについて
垂れ流していたのだが、それも一時中断。
周囲の声に混ざって、自身を呼ぶログ>>27が確認され
ようやくその場に立ち上がり、手を大きく振った。]
カムイ、こっちだこっち!!
そっちで何か解った事はあるかー!
[恐らく、コロシアムの様子を何処かで見ていたのだろうと
思い、周囲の反応はどうだったかも何気なく問うてみた。]
―アドベンチャーエリア・滝壺―
[翌日ログインすると、フレンドリストのカナタの場所をチェックした。]
…いねーか。
[危険なことに巻き込んでしまってごめんなさい。
そう、言わなくてはいけないと思った。]
オレはさ、なんかムカつくからあいつぶちのめす、でいいけど。
…あいつは、まだよくわからないってのに危ない目にあわされたんだもんな。
[昨日掲示板や外部サイトから収集した情報を脳裏に巡らせる。
ガセだと思っていた。しかし…
昨日までの出来事は、すべてそれを裏付けている気がしてならない]
[胸の奥がざわつく。でも、耳をふさごうと思う。
自分が行ってどうなるというのだ。
オンラインゲームのフレンドなんて、こうやってオフになってしまえば、映画や小説の中の登場人物と同じ]
[筆記具類をまとめて、ショルダーバッグに押しこむ。
つい昨日までは、仕事あがりの時間が待ち遠しかった。
でも、今日は帰りたくなくて、つい予備校の講師室に長居を]
大鎌使い ノクロは、スナッチャー 影 文緒 を投票先に選びました。
[そうこうしていると、連絡が入った>>46
安全優先で、と言われている
皆、同じ事を言うんだな
私ってそんなに、無鉄砲に見えるだろうか?]
大丈夫だよ
生存率だけなら、私ピカイチだから
[そう返事をしておいて
待ち合わせの場所、何処にするかと連絡しておいた]
そういえば、ジンローワールドのデスペナルティって、なんなんだろうなあ。
・経験値一定減少(ほとんどのMMO)
・(他PLからの復活がない限り)非戦闘地点への強制移動(ほとんどのMMO)
・能力値一時ダウン(RS)
・装備品のドロップ(マビ)
・ペットキャラクターの死亡(あぴ)
……こんなかんじかな。
[そして、メール>>39を見るとため息をつき、
重い手つきでキーを打つ…]
『To:イヴァン
From:ベル
客席でアバターが暴れた時に避難して、定点カメラで撮ったんで映ってるかどうかまではよく分かりません。
内容も未確認なので正直まず撮れているかどうかも分かんないのですが…
確認できる余裕が無いのでアップロードだけしておきます。
何か映ってたら返信ください。』
[メール書き上げてため息ひとつ。我ながら酷い内容だ。]
…でも実際、確認するのが怖いんだよね。
何かヤバい物でも映ってそうで。
[少女の中ではあのビデオは、若干呪いのビデオ扱いになっていた。
正確にはジャガーノート関連のビデオほぼすべてが、だが。]
大鎌使い ノクロが「時間を進める」を選択しました。
―スラムに似せた不正規エリア―
[ボロボロに崩れ捲れ上がったアスファルトの道。傾いたビル。横倒しになったビル。廃墟……。それらが夕暮れのような赤い光に、血のような色を映えさせる]
――痛イ――痛イ――痛イ――
[ジャガーノートはこのエリアの一角にあるビルのように巨大な真っ黒なタワー型のコンピュータの前で、ガルーダに傷つけられた腹部を押さえて呟き続けていた。
ダメージはすでに回復している。ステータス上では何の問題もない。しかし『痛み』が何故か残る]
――何ナノダコレハ?――
[ジャガーノートは目の前のタワー型コンピュータに訊ねる。この事象を検索する。しかし答えは返ってこない。
こいつは格闘術、策略、戦況判断、戦闘知識、etc、全ての情報を備え、全ての状況に対して答えを用意してくれるはずなのに
どんな時にも有効な戦い方を教えてくれるのに、あの最強のチャンピオンに勝つ術も教えてくれたのに。今は何も答えてくれない]
――何ナノダこの痛みハ?――
[ジャガーノートは目の前のタワー型コンピュータに訊ねる。この事象を検索する。しかし答えは返ってこない。
こいつは格闘術、策略、戦況判断、戦闘知識、etc、全ての情報を備え、全ての状況に対して答えを用意してくれるはずなのに
どんな時にも有効な戦い方を教えてくれるのに、あの最強のチャンピオンに勝つ術も教えてくれたのに。今は何も答えてくれない]
今回、けっこう霧が酷いな。
俺が瓜科でRP村に入ってると、ガチ村以上に霧に襲われる気がする。
気のせいか、そうか。
……ところで、墓下の動きに悩むるでござる。
うん、まあ、奏歌んが妙なところで切れてるので、先に続きを落とそうそうしよう。
─スラムエリア─
[ここスラムエリアは元々治安のいい場所ではなかった。メンテナンスの及ばない場所でPKによるペナルティが無い等と一般プレイヤーにとっては禁忌の無法エリアである。それでも腕試しやスリルを求めて足を踏み入れるプレイヤーは後を絶たなかった。]
いずれジンローワールドの全てが・・・。
[だが文緒の眼前に広がる光景は今までのスラムエリアですらなかった。ゴースト─文緒がブロークンアバターを指してそう呼ぶアバターたちが跋扈する無法を超えた世界ができあがりつつあった。ゴーストたちはこのエリアに踏み入るプレイヤーアバターやメンテナンスアバターを攻撃し、そしてゴーストに倒された者もゴーストと成り果てていくのであった。]
・・・こうなる。
[リアルで同じくジンローワールドをやっている知り合いに話をした。
当然噂も知っていた。
討伐隊に参加したと言ったら、しばらくログインしない方がいいと言われた。]
……、ここでしか味わえないものがあるんだから、しゃーねーじゃん。
[若さゆえの無鉄砲ともいえるのだろう。
殴り合ってリアルに死ぬんだってかまうもんか、というやけくそな気持ちにすらなりつつある。
”ノクロ”は、滝壺の脇の草原にごろりと寝そべっていた。
平和だ。]
[文緒の人外能力─マスタースナッチによりブロークンアバターには二種類あることが判明した。一つはジャガーノートや文緒が直接作り出すブロークンアバター、もとのプレイヤーの人格(といってもAIによる模倣だが)を残したまま生み出した人外を主として従うもの─TypeA。もう一つは文緒たちに倒されたがなんらかの原因で人格を模倣できなかったもの、またはブロークンアバターによって倒された者がなるもの─TypeBの二種類。TypeAはジャガーノートや文緒の手足として、TypeBはただ徘徊と襲撃を繰り替えすゾンビのような存在としてここスラムエリアを蹂躙していた。]
・・・ウイルスのようなものだな。
[もともと放置してきたエリアではあったがゲルトを失った運営チームはいよいよこのエリアに手を出すことができなくなっていた。]
…何なのよ。これ…。
[エレノアの部屋]
[その中に置いてあったはずの武器達は何処にもなかった。
机も、枕元も、壁も。
部屋にあった武器は全て盗まれていた後だった。
…ジンローワールドでは部屋の鍵をかけてないとたまにこんな盗難騒ぎが起きることがある。
PK達が居るなかではなおさらだろう。]
ログインするな、って。
……それは例の噂の為ですか? 君もあれを本気にしているのですか?
……?
……君たちが、解決、する?
どうやるんです?
あの太陽のチャンピオンだって倒されたというのに。
君のアバターは、コロシアムのランキングにも乗っているわけでもない。ギルドだって弱小だ。
そんな君が、ログインしてなんの役に立つと言うんです?
人に助言をするくらいなら、まず自分からログインをやめ、リアルに集中してはいかがですか?
しくじったけどな、助けてもらってなんとか。
[今はもう普通に動かす事が出来る左腕を振り上げ]
あんな形でチャンプが負けるって、なんかな。
真正面から正々堂々と勝負に挑んで、勝つ奴がいつかは
出て来ると思ってたんだけどな。
あんなの納得出来ねえ。
いつの間にか居た初期のあいつもジャガーノートと同等に
めんどくさい奴みたいだしな。
聞いたか、イヴァンの。
[座り込んでいる間に流れたイヴァンの共有チャットログ>>40を
遡り、再度確認。]
―リアル・とある大学病院にて―
[いつもの朝の回診で]
おはよう、あきちゃん。何だかニュースでもやってたよ、ジンローワールド。
[モニターに表示される文字列に、頭をかいて]
そうだねぇ、じゃあちょっと話をしようか。
モニターを通して遠隔地にいる人間を気絶や、悪い気分にさせる事件はたしかにあったとも。
あれは確か、90年代の末くらいかな? 夕方やっていた国民的アニメを見ていた子供らが数百人病院に搬送されたというものさ。
だから、遠距離にいるものに映像と音だけで不快感や、視神経を通じてダメージを与えるというのはそれほど難しいことではないんだよ。
――まぁ、推測にすぎないんだろ? あきちゃんの。
あんまり体を張った実験をするんじゃない。君は脳に対する刺激が致命傷になりかねない体をしているんだから。
[硝子の壁の向こうの個室。小さな電子音をあげ、作動し続ける大型の機械。「精密電子機器臨床実験室」のネームプレートがかかったその部屋を、医者は後にした]
……。
……どうしてですか?
そこまでする価値が、オンラインゲームごときのどこにあるというのです?
友達がいる?
ゲームの中でしか会えないような、そんなものが友達なのですか?
顔も知らない。本名も知らない。
リアルで困った時も助けてくれるわけではない。
それで友達と言えるんですか?
[なあ、物辺さん。
友情ってなんだと思う?
お金? でも、リアルでだってお金の関係しない友達もいるよね。
物? 何一つ物のやり取りしなくても、友達になれるでしょ。
本名? でも、友達だからこそ、ニックネームで呼んだりしないかい。「誰かがつけた名前」ではなくて、その友達が自分で「こう呼んで欲しい」という名前を。
なあ、物辺さん。
「友情」は「気持ち」だろ。「気持ち」には形も重さもない。
形も重さもないものに、距離は関係ないんじゃないかなあ。
だからね。
離れた場所にいても、会える時間が限られてても、顔も本名も知らなくても。
それでも間違いなく、ジンローワールドのフレンドは俺の「友達」なんだ……]
/*
文緒はスラムエリアに本拠地を建設します!
というかスラムエリア自体を文緒の王国にします。
ゾンビだらけだけどね!
>>*12
今日の襲撃先はリアンとの絡みで決めようとおもうがどうか
―居住エリア ギルドハウス 自分の部屋―
[そして、ログインし。今日もぱぱぱ、とメールを確認する。
部屋内のテレビをつければ、ジンローワールドをとりまく事件と、その火消しをムラタテが行っているだろうか。]
運営はどう動いているんかな。 少なくとも、イベントの方の足は全然止まってるようだが……
[指揮官クラスがきっと何人も抜けたのだろう。うちは、自分がいなければ副長らが、副長がいなければ自分が、と誰かが欠けても機能するようにやってるが、まとめてごそっと頭が抜けたらそうはいってられないだろう]
黒服にコロセウムの実力者がいる、って噂は本当だったのか?
[太陽、月、星。その全てのアバターがジャガーノートに倒されたことと何かいっていた話を思い出しつつ]
[メールチェックをすれば、ベルから返信が来ていた。]
[すぐさま内容を確認する。1(6)
1,2:炎の壁の向こうの出来事がジャガーノート以外鮮明に残っていた
3,4:チャンピオンだけしっかりと映していた
5,6:定点がずれていて、音声のみを拾った]
/*
ムーランもフラグ建ててくれてるんで、ガルーダアバターを人質にするのはすぐ出来そうですね。
挑戦権もすぐ出来そう。
疑心暗鬼はバトルまで繋げるには時間かかりそうですが。
……。
[デスクに鍵をかけ、バッグを肩にかける]
相手の意見を無視した、一方的な意見だと思います。
[やっぱり幸雄は、結局幸雄で]
でも。
[でも]
そういう考え方、嫌いじゃないです。
[そうだ。
自分は奏歌そのものじゃない。
でも、クレリックの†海の奏歌†は確かに自分の一部で]
[相変わらず、言いたいのと少し違う毒舌は止められないけど]
ずいぶん時間を無駄にしました。
[止めることに一生懸命になるよりも]
けれど、貴方を恰好いいと思います。
[もう一言だけ、付け足すことが出来ればいいのではないだろうか]
ヘタレ奏歌が、リアルでは毒舌キャラで、びっくりした人も多いと思います。
PLもびっくりしました(キリッ
ええ、はい。リアル設定は、落とす数時間前に決めますた。
そもそも、最初はサブアカとか執事とかの案もあったし。
その奏歌が!
もう一段階進んで、ツンデレになるとは!
誰も予想出来なかったと思います。
PLも出来ませんでした(キリッ
後…お前とエレノアの事だってほっとけないし。
そもそも、あいつは一体何なんだ?
どこか壊れたアバターなのかと思い込んでたら
しっかり自分で物事を判断して動いてた。
何があってもまず武器、と
思考の流れは確かにお前とそっくりだったから
双子みたいなものかと思い直してた所だよ。
[何から手を付ければ良いのだろう。
全ては同じ根で繋がっているのだと思っていても、
今はそれをじっと眺めているだけに過ぎない。
話しながらどうすべきなのか、どうしたいのかを考える。]
To:ベル
From:イヴァン
ちゃんとしっかり映っていた。ガルーダとジャガーノート(ぼやぼやだったこいつは)の戦い、それから、初期アバターが乱入するところもしっかりと。
人外の手の内と、ガルーダが動けなかった理由が解けるかもしれない。ありがとう。
そういえば、『掲示板』で偵察行の募集をかけているのはベルかな?
俺は鈍足だからそういう奴には参加できないけれど、金とかアイテムとかは用立てるよ。映像の礼さ。気楽にいってくれ。
[掲示板、居住エリア、ショッピングエリア
色々回ってみたが、それらしいアバターはいなかった]
片桐さんに、メール入れてとこ
[そう呟いて、彼に一般エリアの捜索を頼む
私は、アドベンチャーエリアに行こう
あそこは広いから、普通に探すだけでも骨が折れる
そこにもいなければ、スラムに行かなくちゃならない]
―― アドベンチャーエリアへ ――
/*
言葉足らずだったw
リアンとの絡みからでも、エレノアとの絡みからでも、てことですなー。
でも襲撃実行のRPはなるべく狼役お二人に任せたほうが綺麗かな。
エレノアが見物人だってことを、時々忘れそうになるのはきっと自分だけじゃないはずw
To:ムーラン様
掲示板の募集と、レスを拝見いたしました。
危険な場所に行かれるおつもりですか?
ムーラン様がそうそう戦闘不能になるとは考えておりませんが、脱出アイテムは必ずお持ち下さいませ。
必要がありましたら、私もお供致しますので、お声をかけて下さいませ。
From:アルトレット
To:イヴァン
From:ベル
役に立ったなら嬉しいです。正直、見るのが怖かったんで…
状態異常スキルの類はあまり詳しくないので、解析はお任せしますね。
…偵察に関しては内部の様子の確認と、
広ければ地図的な物の作成が今の所の目的です。
ステルスで探る予定だからアイテムはたぶん使わないと思いますが…
まぁ、ほんとに危なかったら討伐隊の共有チャットでも使って知らせますね。
危なくないのが一番ですけど。
リアンに感謝しなくちゃね
君が居てくれるおかげで、助かってるよ
ありがとう、クリストファ
[むぎゅ、と抱きしめてみた
広いフィールド、これを探すのは徒歩じゃ辛い]
ん…――――?
[滝の所で、寝転んでるアバターを見つけた>>58
何してるんだろう、こんな所で
高度を落として、傍に降りた]
何してんの、君
[ジンローワールド・居住エリア・自室]
さーて今日はどうしようかなっと。
昨日みたいにPKしに行くのもいいけど、なんだかちょっと物足りないわよね。
どうせあたしの力じゃ、ある程度データを破壊するくらいしか出来ないし。情報集めに行こうかしら。
それと……昨日のコロシアム、正直あそこまで討伐隊に善戦されるとは思ってなかったわ。
討伐ハンターたちの力は、こちらが予想するより遥かに高い…。
ふ、ん……それならそれで、同士討ちするよう仕向ければいいだけの話、か。
あれだけの力を持った者同士がぶつかり合ったらどうなるのかしら…?わくわくするわね。
[いつも通りペットを連れ、自室を後にした]
─自宅─
[風呂上がり。
コンビニで買ってきた缶ビールを飲んで、激しくむせる。
ちゃぶ台を拭いたタオルを、洗濯カゴに投げ込んで、パソコンの前に正座した]
『やるかやらないか、その選択肢の先にしか
本当の強さや、かっこよさは無いと思うな』
『 皆それぞれ護るものがある。それがはっきりとしていて、自分にやれることをやるんだったら、それは何ら恥ずかしいことじゃねえ』
『今必要なのは、「何をすべきか」だ!!
出来るか出来ないかではない、やるべきかそうでないかだ!!』
[眩しすぎる、そんな言葉を言う人々と、一時期とはいえパーティメンバーと呼び合った]
―とあるテレビ番組―
[ジンローエンタープライズ社長のジン・ムラタテはキャスターたちに対してにこやかに話をする]
馬鹿げていますねぇ、ははは。
ゲームでそんな死人が出るなんて。この間も話したとおり極度の過労以外にありえませんよ。
その責任をゲーム会社である我々に問う向きも、まあわかりますがね。
しかしそこはやはり自己責任の部分が大きいわけです。
[ムラタテは巧みに話題をスライドさせていく。本筋から話題をそらせて行く]
―とあるテレビ番組実況掲示板―
===================================
・ムラタテのオッサンが胡散臭い件について
『あいからわらずこのオッサン口うまいな』
『ステマ乙』
『俺達が聞きたいのはそう言う部分じゃないんだが』
『見事に問題点をスライドさせたよね』
『でも実際これに騙される人もいるわけで』
==================================
うーん、この花かんむりも良いわね。
[頭に乗せてみたり、あのショールも可愛いなと手を伸ばした所で、何処からか悲鳴が聞こえて]
何かあったのかしら?
って、なんでここにPKが!
[キョロキョロと辺りを見回せば、逃げ惑う人々に襲いかかるブロークンアバターの姿が目に入った>>1:612]
早く逃げないと、私まで襲われちゃうわね。
[何処か安全な所に移動しかけた所で、ブロークンアバターと目が合い。
次の瞬間には鉄のハンマーが飛んできて、何とか避ける]
ちょっと!
か弱くて可憐な私に攻撃しかけるとか無いでしょ!!
攻撃するんならむさいオヤジとか、強そうな人にしてよね!
[文句だけ言い残して、その場でログアウト]
―居住エリア ギルドハウス 自分の部屋―
[>>1:636 >>1:648 >>1:652 >>1:654 >>1:658 >>1:662 >>1:663 >>1:666 >>1:668 >>1:672
呆然と、映像を見ていたら学校行く時間だな、と思った。
だが、――しばらく学校が休校になるというメールが入ってきた。ジンローワールドのサーバーうんたらかんたらと長ったらしくも判りにくいにくい説明が入っていたが。
つまるところ、現実世界で殺人犯が近所に潜伏しているから生徒の安全を守る為に学校を休校にします
ということなのだろう。あのジャガーノートの被害者のアバターらが、学校でアバターを倒すという絵を想像したら、確かに胸糞悪くなるものだった。
それをさける利口なやり方が、そもそもログインしなければいいと大人が考えるのも無理はない]
ふぅ、危ないところだったわ…
きっと強い人が倒してくれるわよね?
[ヘッドマウントディスプレイを外し、リアルでやる事を考えて…面倒になった]
ふわふわ パックは、何とか読んだー ( B2 )
あら、クロノ・・・じゃなくてノクロじゃん
考え事って、何さ?
お姉さんに話してみ?
私、リアルで英語の家庭教師してるからさ
話聞くの、得意だよ?
[クリストファから降りて、彼の座った岩の傍に腰を降ろす]
元気元気、ダメージなんてまともに受けてないもん
[回避系の特権だ、当らないと言うのは]
チャンプ?
ああ、リアルで様子見て来たよ
[一度戻ろうと振り返れば、見慣れぬアバター(>>10)。]
いやまぁ、べっつにそういうつもりもねぇし、礼なんていらねぇが……。
[...の視線は、アバターの腕章で止まる。]
[見覚えのあるエンブレム、...がまめにこの世界にログインしてた頃には既にあったソレ。]
ああ、アンタらええっと……『幻想の旅路』、だっけか?
……ってか、ギルマス、か?
しっかし義理堅いんだな……そういうヤツぁ、嫌いじゃねぇけど、な。
[三日月、一瞬歪に歪むも、すぐに元の綺麗な弧に。]
んぁ、礼がどうこうってなら、なんか面白いネタあったら、流してくんね?
そもそも、今の現状もまぁだよくわかってねぇんだわ。なんせ1年ぶりくらいにここに来て、そしたらこんなことんなってるしな。
[そう言って半ば押し付けるようにメールアドレスを教えた。]
―番組終了後―
やれやれ、ああいう番組はどうしてもなれないね。
肩が凝ってしまうよ。
[ムラタテは首をゴキリゴキリと鳴らしながら、リムジンに乗り込む。古いタイプのリムジンだが、乗り心地は最高だ。運転手が「今日のところはもう予定はありませんが、ご自宅へ戻ります」と言ってリムジンを走らせる]
ああ、いや、待ってくれ。
ちょっと行きたいところがある。そう遠いところじゃあじゃあない。
場所は……。
[ムラタテは芳野という苗字を告げた]
[そして……]
『もちろんおっけーにきまってんだろ。
改めてよろしくな、カナタ!』
[そう言って握手してくれた、白くて強くてカッコいいフレンド]
『あっ、さっきレベルアップしたんだ。
おめでとー!』
[そう言って会ったばかりの自分を祝ってくれた、ペットをいっぱい連れた優しいフレンド]
【ようこそ、ジンローワールドへ!】
[カチリとマウスが鳴り、昨日ログアウトした教会へインした]
ん
[メールのアイコンが、光る
さっき連絡した、穴に突入するって子だ
返事、しておかないとな]
『了解ー 穴の場所は探しておこうか?
今人探しをしているから、ついでにさ?
見つけたら教えるから、転送アイテム買っておいて
それと、身代わりアイテムもね
私は持ってるけど、いざと言う時の為に』
[英語の家庭教師、と聞いて改めてまじまじとムーランを見た]
カテキョかぁ。うちにも来るけど、ガイジンのすげー美人なねーちゃんなんだよな。
そいや、あんたにちょっと似てる。
[ぼんやりとした調子で、つられるように珍しくリアルのことを話していたが、
リアルでガルーダの様子を見たと聞けば、身を乗り出すようにした]
えっ!?マジで!?!?!?!?
…どう、だった…?
[ディスプレイ越し、ごくりと唾を飲み込む。
微かに緊張して、妙に神妙に岩の上で思わずアバターが正座する]
あ?
[カムイの口から出た「もし」>>84に大きく首を傾ける。
頭上には「?」のエモーションが飛び出ているだろう。]
何処から如何見てもお前があいつの半身じゃねえの。
エレノアはお前のアバターで、何かに襲われてやられたと。
気付いたらあいつは一人歩きしてるし、お前はこんな所で
ぬるぬる動くアバターもどきになってた。
あぁ、なんか面白いからもう一度スクリーンショット
撮っとこ。
[流石に最後の言葉は冗談で、何もしなかったが]
……違うってのなら、今度はその半身捜しも
やっていかなきゃな。
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