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ゾンネ ユーベルスはシャッテンに投票を委任しています。
ナジーム ラシュディはシャッテンに投票を委任しようとしましたが、解決不能でした。
守川 篝はシャッテンに投票を委任しています。
ヴィクトーリア・フォン・リントブルムはシャッテンに投票を委任しています。
風薙 緋焔はシャッテンに投票を委任しています。
紅金の ロージアはシャッテンに投票を委任しています。
サフォア ツキシロはシャッテンに投票を委任しています。
ブライアンはシャッテンに投票を委任しています。
ゾンネ ユーベルス は ナジーム ラシュディ に投票した。
ナジーム ラシュディ は ブライアン に投票した。(ランダム投票)
守川 篝 は ナジーム ラシュディ に投票した。
ヴィクトーリア・フォン・リントブルム は ナジーム ラシュディ に投票した。
風薙 緋焔 は ナジーム ラシュディ に投票した。
紅金の ロージア は ナジーム ラシュディ に投票した。
サフォア ツキシロ は ナジーム ラシュディ に投票した。
シャッテン は ナジーム ラシュディ に投票した。
ブライアン は ナジーム ラシュディ に投票した。
ナジーム ラシュディ に 8人が投票した。
ブライアン に 1人が投票した。
ナジーム ラシュディ は村人達の手により処刑された。
次の日の朝、ブライアン が無残な姿で発見された。
シンドバッド は立ち去りました。
カウントレス・S は立ち去りました。
現在の生存者は、ゾンネ ユーベルス、守川 篝、ヴィクトーリア・フォン・リントブルム、風薙 緋焔、紅金の ロージア、サフォア ツキシロ、シャッテン の 7 名。
投票を委任します。
サフォア ツキシロは、シャッテン に投票を委任しました。
[路地裏で、あの男と女の子を見つけた時
助けを求める声を、助けることは出来なかった。
地下室で、サイコロが運命を呼び込んだ時
助けを求める声を、ことごとく轢き潰した。
明日は、明後日は、一週間後は、一月、一年……
きっと二人が助けに来てくれるのだと、祈り続けた。
いつの間にか、祈るということを忘れてしまって
忘れてしまったということを、思い出さないようになった。
考えれば、血に塗れた自分の体に気付いてしまう。
黒いばかりだった液体の色が、赤いそれなのだと。
12年の歳月をかけて、丁寧に丹念に、私ではなくなった。]
[助けを乞う声を何度聴いただろう。
聞いたような気がした。
気付く前に、体は、刃は彼等を蝕んでいて
皆、虚ろになった瞳を私へ向けてくるのだ。
彼等の声が、いつまでも響いている。
――影の街。
引きずり込んだ"東京"からも。]
―― メンデルスタワー/70階 ――
――――…。
[世界がどうであろうと、どうでもいい。
幾重にも重なった呪いの声は、
考える機能を剥奪された脳に浸み付いている。
どこにいても。
どこからでも。
何故、お前だけが生きているんだと、恨めしそうに。]
[考えないようにした。
考えれば、思い出せば、
片隅に残った欠片(わたし)は、本当に食われてしまう。
難しいことはわからない。
自分が何をしているかも、あまり興味が無い。
自分はメイドであり、メイド以外の何者でもないのだ。
だから。
シャッテンの演説も、思想も
彼の行く末に、何も異を挟む理由などなかった。]
『例えば君たちは……
人を食らう猛獣たちを見た事があるだろうか?
彼らはその罪によって、人に敵視され、殺されていく。
その猛獣たちが殺した人の数の何十倍、何百倍もの数を!
人が己が欲や繁栄の為に殺しているにもかかわらず!
その事に対しては言及せずに、
ただその一部の猛獣が人を殺したという点のみを重視し!
知らしめ!殺していく!』
[自分が生き残る為に、たくさんの人をころしました。
なるほど。私は、貴方にとって大罪人なのでしょう。
――それは、今更、どうでもいい。]
『この様な暴挙が許されているのはなぜか!
それは人という種が、この世の頂点にいるからである!
弱きを貶し!強きを引きずり落とし!
この世界を牛耳っているからである!
―――そして、人はNEXT……
我々をも同様に扱っていることは明白だ!』
[確かに、彼は私に命令する時も、陵辱する時も
地獄に君臨する悪魔のようなものだった。
彼を殺して外へ出てきた私は――否。
彼が大切にしている"NEXT"を処理し
その心臓を食べた私は、彼にとって大悪人だろう。
――それは、今更、どうでもいい。]
『NEXT達が起こす犯罪を、過剰なほどに誇張、報道し!
逆に人が無抵抗のNEXTに危害を加えた事件など
新聞の片隅に追いやられる!
私はそれを、他でもないこの目で見続けてきた!
人という種にのみ都合の良い世の流れ……
これを作り出している事に、今更なんの疑問があろうか!
人とNEXTが平等に扱われる……
その様な未来はまやかし以外の何者でもない!
その道は、他でもない人自身が望んでいないのだから!』
[人が起こした犯罪も、その内に時間と日常に溶けていく。
本当に平等な六分の一。
それが人にとって都合のいい流れだというならば……それもいい。彼に危害を与えられなかった人間にとってはどうでもいいことで、気付かないならば無いのと同じだ。
世はさりとて滞りなく廻っているのでしょう。
華の裏に、ひたすら毒を押し隠して。]
[それもいい。それはいい。
どうだっていい。
彼が何を見てきたのか、私は知らない。
彼は多くを助け、多くを殺し、
そして"全て"を知って――絶望したのだろう。
だから、彼の行く末は、彼だけのものだ。
ただ一つだけ、我侭を言うのなら。]
『この答えが出ない問いを、
私は時に人にとって都合の良い正義の味方
また、人に悪意を振りまく影として考え続けた。
結論を言おう……ない、ないんだ。
人に、守る価値など一片たりともないッ!!』
[貴方は数多を見てきたのでしょう。
そして"全て"を知って絶望し、世界の理を渇望している。
彼の見てきた"全て"に私達はおらず。
彼の絶望した"全て"に、彼は目もあてられず。
それで"全てを見た"と断じるなら、それもいい。
なら。
もし私が心臓を食べて、NEXTにならなかったなら。
――あそこにいた子たちも。
貴方には、守る価値の無いゴミでしかないのですね。]
―― メンデルスタワー/70階 ――
…………。
[メイドは、荒野となり果てた東京を眺め下ろしながら
誰にあてたものでもない呟きをこぼす。]
私と貴方は。
あの日まで、会ったこともなかったはずなんですけどね。
[言霊に感情は滲まない。
ただ淡々と紡ぎ、花のしたの顔は、笑っている。
血に塗れてしまった野菜ジュースを取り出した。]
[血に似た色のジュースを飲みながら
高層からの眺めを目に焼き付ける。]
――――。
[頂点にたったその場所で
見えるものは、何一つなかった。]
あれだけ食べても
ミスター・緋焔のことはなにもわかりません。
……まだ、足りないのでしょうか。
[首をかしげて、鋼の華がまた一つ、ガソリンを送り出す。]
――――。
[考え事をしようとすると、拒否するように頭が痛む。
手にぶら下げたままのチェーンソーは、まだ目覚めない。]
…………、
[ともだち。
あの日――いつか握った、掌の感触。]
……………
……、……?
[空になった野菜ジュースを、窓から捨てた。
つよい風が入り込んでくる。]
[風。
泣き叫ぶ少年を――逃げ惑う人々を
颯爽と助けに現れた、貌のないひと。
当たり前のように手を差し出し
当たり前のように、助けを求める声を聞き。
――ずっと憧れていた何かが、彼にはあった。
だからきっと。
躊躇う事無く身を翻す彼に――
私は、恋をしたのだ。
この人にこそ、この穢れた身は捧げるべきなのだと
永遠の主人として、仕えることを決めた。
もし彼の手が意に沿わぬ屍に染まるなら
それしかシラナイ私の手で、轢き潰してさしあげようと。]
…………。嗚呼。
いいでしょう。もういい。
私には――私には、私には私には私には私には私には
サフォア様さえいれば、どうでもいい。
あの方こそ、この世に必要ならヒーロー。
あの方こそ、私が生涯を以ってお仕えするべき御方。
[おんなは――わらったように見えた。
じゃらりと咲いた鋼の華と共に、悪意の園へと還る。**]
[自分の体が聞こえる。
片隅に追いやられた正気(わたし)にも、はっきりと。]
………相変わらず馬鹿なんですね。私は。
[時間は、戻らない。
振り返っても、恨んでも、慕っても、時間は戻らない。
馬鹿な事ばかりを繰り返す、風に舞われた殺人鬼。]
[黒い影は、すべてを飲み込んだように見える。そこには何もない。闇しかない。
黒い世界を呆然と眺め、そしてはっと振り返る。
病院。ナジームの手当てを、怪我人の処置をするべき施設は。
なかばダメもと、すがるような思いで端末を手に、コールする。
しかしその思いを裏切るように――コールした先は、あっけなく通信に応えた。]
は――
[拍子抜けした声はしばし言葉を失い。端末の向こうからこちらへ呼び掛ける声がする。]
あ、ああ。すみません。
爆破事件の"被害者"の処置をお願いしたいのですが。
[通信はそうしてまるで普段通りに行われ、そして切れた++]
―国会議事堂―
[ロージアの声、成される通信を背に]
…ッ!!
[窓ガラスを突き放すように体を離し、
やや不安定なア足取りで外へと向けて走りだす。
正面玄関の扉へ半ば倒れこむように手を伸ばした。
重い音を立てて、開く。]
―国会議事堂:正面玄関―
[年に3回しか開かないはずの正面玄関。
それを押し開けて見えたものは―――]
…――、
…――ぇ、 あ……
[遠い灯りも、走る車も、何も無い。
まるで、街がそのまま
底なし沼に沈んでしまったように。
目の前の光景に現実感がない]
…… 何、が……、
[街をいただく、とそう謂った。
でも、これでは――]
[大理石の柱に手をついて
瞬きも忘れたように眼を見開いたまま。
影ばかりの荒野に
いくつか不自然に灯る光。
残ったそれが何であるか気づけば、
これを成したものが誰であるのか、
きっと分かってしまうだろう。
けれど、ツキシロはまだ気づかない。
呆然と膝を折る。]
[――鎖の擦れる音が聞こえた気がした。++]
――サフォア!
[切れた通信の向こう、ふらりと走り出す背を追う。
こちらも足がもつれるけれど、飛び出していく人間を止めようとするのはもう本能なのかもしれない。
そして、開かれた重い扉の先にあったものは。]
なんにも、ない。
[呆然と、音が溢れるだけのように、口にする。]
[追うてきたのは金髪を揺らす紅金のロージア。
何もない、空虚な夜にその色が鮮やかだ。
彼女の口からも呆然とした声が漏れる。]
…―― … ッ…!!
[ツキシロは、大理石の柱を拳で殴った。]
こんなの…、
ッ こんなの ない だろ……!!
なんで…!!
[車も走らぬ街は、どんな記憶にもないほどに静かだった。
サフォアが柱を殴る音と、自分の吐息。
議場のほうから聞こえる幾つかの声だけが、ここにあった。]
は、あはは……
[人はあまりにも理解の範疇を越えると笑うのだと、どこか冷静にそう思った**]
―― 影の街 ――
["東京"を貪り尽くした鎖たちも、メンデルスタワーの一部として浮上する。おんなは供給管を伸ばしながら、声無き世界で漂っていた。]
――――
[失われた街で為すべき事は、見当たらない。
再びメンデルスタワーの最上階へと向かうべく
浮上を始めた。]
─ 国会議事堂 ─
[呆然としたまま、動けずに。
ツキシロやロージアが外へ向かうのにも、反応できずにいた。
そんな意識を揺り動かしたのは、銀の上で瞬く緋色のアラート。
数度、瞬き、銀に触れる]
『エン、無事かーっ!?』
[聞こえて来たのは、支部長の声。
数度瞬き、それから]
……支部長っ!?
ちょっとこれ、なに、何が起きてんのっ!?
っつーか、みんな、無事っ!?
[我に返るや、飛び出すのは矢継ぎ早の問い。
支部長は、落ち着け、と突っ込みを飛ばしてから、今の状況を説明してくれた。
とはいうものの、支部長にも、街が鎖によって影に引き込まれた事と、ごく僅かな場所だけが残された事以外は把握しきれていない、との事だったが]
……鎖……って。
それって……。
[思い当たる節は一つしかない。
だからこそ、何故、という思いが強い]
『とりあえず、無事なメンバーは病院に避難してるんだが……こっち、これるか?
verダウン状態じゃ、きつかろう、お前』
……え? でも、修復って時間かかるんじゃ……。
[砕けた剣の再生には、時間がかかるから、と。
一バージョン前のものを仮装備していたのだが。
支部長曰く『非常手段使わせてもらった』との事で]
……どっちにしろ、いかなゃなんない、か。
病院に搬送しないとなんないのもいるし……。
[そんな呟きをもらしつつ、一先ず通信を切り。
先に出て行った二人を追って、自分も外へと歩き出した]
─ 国会議事堂・正面玄関 ─
……ほんっきで、なんもねぇし……。
[開いた扉の先に見える世界に、口をつくのはこんな一言]
訳わかんない事ばっかり続くなあ、とは思ってたけど。
……今回のこれって、極めつけだろ。
こんな事して、一体どーするんだよっ……。
[右の拳をぐ、と握って低く呟く。それから、拳を開いて]
とりあえ、ず、これから。
どーします?
いや……俺としては、やんなきゃなんない事って、一択なんですけど。
[低くこう、宣して、それから。
場にいる者たちに、先ほど支部長との通信で得た『現状』の情報を伝えた。++]
…―― 、
[顔を上げる。何もない街を見、
それから風薙へと視線を動かした。
膝を折っているため 見上げる形になって]
…… …それは …、
本当、なのか?
[嘘など言うはずないが――それでも、確かめたくもなろうもの。]
……嘘や冗談で、言える内容じゃ、ないでしょー?
俺だって、正直、信じたくないです、よ……。
[見上げながらの問いに、へにゃ、と眉が下がる]
でも……影の中から鎖、って、そんな能力持ってるのって、限られてるし。
……なんで、こんなことするのかはわかんねーけど。
[言いつつ、僅かに目を伏せて。
ひとつ、息を吐き出した]
……とにかく、いかないと……このままには、できないんだから……。
……カガリ……
[きつく眉を寄せて首を横に振る。]
――嗚呼、……止めない と
[柱に手をついて、
ゆっくりと 立ち上がった。]
ゾンネもきっと…――動く、だろうから
止めないと、ですよ、ね。
[ゆっくりと立ち上がるツキシロの言葉に、頷き。
ゾンネの名に、視線を何もない空間に向けた]
……あちらさんも、後はやる事直球だろうし。
こっちも、真っ向受けるのみ……って、とこですか。
[睨むような視線は僅かな刹那、一度目を閉じて]
……なんにしても、負ける気、ねぇけど。
[ぽつり、呟いた]
―― メンデルスタワー/70階 ――
[地上に戻ってくると、光が目についた。
メンデルスが遺したパソコンだ。]
?
[首を傾げ、近付いていく。
画面を魚が泳いでいた。
ゆっくりと手を伸ばし――お腹がマウスに触れた。
唐突に画面が切り替わる。]
!
[メイドは、後退した。]
…………
?
[画面は、それ以上の動きを見せない。
メイドはゆっくりと前に進んでみた。
画面には、小さな女の子が映し出されている。]
??
―国会議事堂/正面玄関―
[かわいたわらい、ロージアのそれが
衝撃のあまりの大きさを伝えるようだ]
……ああ。
[痛みを堪えるときのような表情で、
遠く灯る明かりを見た]
…――、残ったランドマークが何処か、
調べてはもらえるのか?
病院と――、…
[風薙へと尋ねながら、気づく]
――、ヴィクトーリアは。
─ 国会議事堂・正面玄関 ─
病院と、ここ以外で残ってる場所、そう、多くないみたいで。
支部長、調べがつき次第、連絡くれる、って言ってました。
どっちにしろ、俺、一度はあっちとも合流しないと……今の装備じゃ、全力出し切れないから。
[答えながら、そーいや『非常手段』って何なんだろー、なんて。
そんな思考がちらりと過るが]
ん……ヴィッキーちゃんは、まだ、議場、かな?
[ヴィクトーリアは、という問いに、一時それは置いておいた]
[顔半分を手で覆う。
落ち着け、と自分に言い聞かせるように
深く息を吸ってから目を伏せる]
……――、そうか わかった
連絡が 来るまでは、
少し、でも 休んだほうが、いい か…――
ナジームは……どう、なってた?
捕らえたところまでは、
わかったんだけど
[俯きがちのまま、眼だけを動かして風薙を見る]
… 、……議場、に?
そーですよ……ツキさん、結構無理してるでしょ。
俺は、都庁で合流する前に少し眠れたから違うけど……今の内は、休まないと。
[軽い口調は、そこまで。
ナジームは、と問われると、軽く、目を伏せる]
……いろんな意味で……再起不能、かな。
あのおっさんも、色々と、思うところはあったみたいだけど。
[少年のような口調で紡がれた言葉、それが示す過去。
知ったところで、何か変えられるものでもないけれど。
全く、何も思わないわけではなく。
自然、声には僅かな陰り]
ええ……怪我人についてるんじゃない、かな?
[正直な所、議場を出た時には周りを見る余裕はなくて。
その場にいた『もう一人』の事には気づけていなかった]
−議事堂・内部−
ブライアンさん?どうしましたか...。
[変身し、何かを行い、そして倒れた。そもそも、何故ここにいたのだろう?聞きたいことが色々ある。
倒れたブライアンさんに近づき、そっと胸に耳を当てる。心臓の音が聞こえるような...、消え入るような...]
もしかして...、意識が落ちている?
[何はともあれ、あまり良い症状でないようだ。仲間の誰かの助けを借りて、早く病院に連れて行きたいが、気がつくと誰もいない。]
んー、もしかしてナジームを保護する為の車を外で待っているのでしょうか?
そういえば、街がどうとか言っていたような...。
[倒れている人を無理に動かしたくないこともあいまって、その場に待機して、仲間に無線で連絡をとってみる。]
投票を委任します。
ヴィクトーリア・フォン・リントブルムは、シャッテン に投票を委任しました。
─ 国会議事堂・正面玄関 ─
[向けられる、気遣わしげないろには、ほんの少し苦笑を滲ませるに留め]
や、ほんとに休める時に休みましょ、って。
……残ってるものが大きい、って、わかってんだから。
[拾う滲む声で悪い、と言われると、大げさにため息をついてからこう返して]
お……ヴィッキーちゃん?
どしたの、なんかあった?
[繋がる通信のアラートに、ある意味ではボケた問いを投げていた]
もしもし...、あ、お願い!
私の知り合いが倒れているの、早く病院に連れて行きたい。とりあえずナジームの横に連れて行きたいんだけど、一人で運べないの。
こっちにきて手伝って欲しいんだけど。
[街が大変になっていることは、つゆ知らず...。
倒れた人の手を握ってみるが、それに対する反応はない。]
[緩やかに顔を上げる。]
…――、怪我人 の 話しか?
[何にせよ、疲労を取るには
ここで寝るわけにもいかないかと、体を起こそうとしつつ++]
知り合い、って、なんでこんなとこに……ってのは、後でいいか。
ん、わかった、そっち戻るよ。
[ヴィクトーリアの言葉に一瞬、怪訝な表情をするものの、急を要するのは察しがついたのでそう返し]
うん、どーもそんな感じです。
とにかく、一度中に戻ります、か。
ロージアさんも。
[ツキシロに頷きつつ、必要ならばと手を差し伸べて。
ロージアにも、こう、声をかける]
……知り合い?
[漏れ聞こえる会話の一端に
怪訝そうに眉を寄せた。
議員の知り合いというわけでもないだろうに。]
……ああ、戻る…
[一度立ち上がろうとしてから、
結局風薙の手を借りる。
申し訳なさそうな表情を浮かべてからロージアへ目配せし、中へと戻った。]
[申し訳なさそうな表情に、気にしない、との意を込めた笑みを返し。
もう一度、広がるくらい世界を見てから、中へと戻る]
お待ちどーさまっ。
えっと……知り合い、って、このひと?
[相対した事はあれど、それは変身した後の姿でのみ、故に倒れる男が何者かは知る由もなく。
側に添うヴィクトーリアに向け問いを投げ]
というか、この人、なんでこんなとこに……。
[それから、素朴な疑問をぽつ、と零した]
[議事堂の中でみんなが戻ってくるのを待っている。
この人…、ここで何をしていたんだろう?NEXTだったのか、そういえば帰る家がないとも言っていたな、と、記憶を蘇らせ考えている。]
あ、風薙さん。
何故ここにいたのかは、私も聞きたいのですが…。
[夜の公園で会って、少し話した程度の知り合いですけど、と付け加える]
この人が黒いNEXTに変身して、何かを行い、そして倒れました。わからない事だらけですが、とりあえず病院に連れて行ってあげたいのです。
[意識が戻れば話が聞けますし…、と思った。]
―国会議事堂内部―
[風薙と、そしてついてくるならば
ロージアもだろうが、内部へと戻る。
風薙より後ろにいたツキシロは
倒れている人物を見て目を瞠る。]
……、―― ブライアン…?
[見間違えるはずがない。
爆発現場で会った
“見覚えのある”男に相違なかった。]
は? 黒いNEXT?
[ヴィクトーリアの説明に、きょとり、と瞬きひとつ。
特徴など聞く事ができたなら、いつか対峙した相手と気づくのは容易いか]
……ほんとに、よくわかんね……ま、とりあえず、病院は無事みたいだから、あちらさんと一緒に搬送しよっか。
あー……それはいいけど、足、あるかな。
ツキシロさん、お知り合いですか?
お名前、ご存知なんですね。
[ただの知り合いに会った風に見えない、驚いた感じの表情が気になったが、風薙さんに話しかけられたので]
本当、よくわからないのです。何故ここにいたのか、そして黒いタイツのようなものに、覆面を被ったようなNEXT体になったら、突然倒れて…、
病院は無事みたいって、まるで他の場所は無事じゃないみたいな言い方ですよね。
足はいつもの福祉車両がある筈ですが、救急車を呼んだ方がいいと思いますけど
[と、ブライアンさんの体をすこし傾けて、足の方を持ってもらえないかと目配せする。]
知り合い、と 言うか……
[どう説明すればいいのだろう、と 言葉につまる。
たしかに研究所にいた彼だと思ったのに
彼は自分を知らないという。]
……まあ、…知り合い、だな
[不自然な沈黙の後、
変身した、という話を聞けば
ますます眉を寄せた。
動かぬ男を見下ろして]
…――、
……ちょ、それってやっぱいつぞのバスジャック犯……。
[上げられた特徴に、がじ、と後ろ頭を掻いて、ため息ひとつ]
あー……それが、ね。
無事じゃないんだよ、他の場所。
ここと病院と、あと何箇所か以外は……全部、消えちまってるん、だ。
だから、救急車回す余裕はないだろうし……こっちの車輌で運んだ方が、いいと思う。
[苦いものを帯びた声で、外の状況を説明して、それから]
ん、一方受け持つのはいいんだけど、大丈夫?
[とはいえ、一人で無理して運ぶのもどうか、と思うわけなのだが]
[ブライアンを運ぶという、それに手を貸そうとしながら]
……ヴィクトーリア。
カゼナギの言う通りだ。
街は―― “酷い有様”と謂う言葉で足りない。
なにも……無いんだ。
一部を 除いて。
[やはり、かれは あまり似過ぎていた。
――記憶が掘り返される。
あの研究所で研究対象だったものは。
あるいは高揚し、あるいは絶望し、
あるいは諦観し、あるいは激怒した。
ひとの精神を持ったまま
過ぎた力を持つことは
ひどく、危ういことであった。
それを進化と呼ぶか
或いは、ついぞツキシロの出会わなかった雷の謂うように――退化と呼ぶか?]
無様の何が悪いかね。
負けたにも拘らず、こうして生きているのだ。
まだ進める事を喜ぶべきではないか。
[顔の無い男ともう一人……ゾンネユーベルス。
だがその姿には依然とは決定的に違う箇所があった。]
―――腕や脚の一本ぐらいは、
勝者にくれてやっても罰は当たるまい。
[右腕があるはずの部分、そこは付け根より消失しており、
右足もまた同様に、薄い影がまるで義足の様にその代わりを果たしていた。]
……戦力が半減、どころではないのだがな。
永光の手《ハンズオブグローリー》は使用不可能。
影孔の手《ハンズオブグローリー》も全力使用は無理だ。
……勝てるのかね?その様で。
―国会議事堂―
…行くぞ
[半ば強引にヴィクトーリアに代わり。
ブライアンを運んでいく。
とりあえずは――抜け殻となったナジームの側。
見下ろす表情は、ひどく複雑なものだった。]
―― メンデルスタワー/70階 ――
ふう。
[メイドは、周辺機器が役に立たない――実際にはメイドには動かす事が出来ない――と知ると、息を吐いた。
残党狩りを行うにも、あまりにも街はがらんどうだ。
死臭すらも湧いていない。]
シャッテンにここを明け渡して
いらないと言われたら解体致しましょうか。
それから――
[頭の花を微調整した。
タワーの各階には相変わらずチェーンがうようよしているが、サフォアと、一応シャッテンは傷つけてはならない。]
…………
[チェーンソーについた血糊をふき取っている。]
なんとでもなる。
……意志が折れぬ限り、その様なこと
須らく些事に過ぎぬよ。
[小さく息を吐いてから。
不意にその場で少し立ち止まる。]
それに……
彼らはまだ知らない。
影に覆われた、私の絶望の姿を―――。
[メイドにしては珍しく、思い返すという機能を使う。
過去――黒く塗り潰された狂気の宴ではなく
開いた扉から、両の足を使って出てきた後のこと。]
………。
[チェーンソーを拭う顔が、えへら、と笑っている。]
きれい。
[ガイドバーに移った自分の花。
メイドは、ただわらっている。]
シャッテンさまー。
お城の準備が出来ましたよ、っと。
[正気の心は眠っている。
だから、呼びかける声は、狂気を宿すメイドのもの。]
刎ねられないように気をつけて上がってきてくださいね。
ん、そーですね。
[ツキシロの言葉に頷いて、ヴィクトーリアを見る。
とりあえず、運ぶか、と思ったところで、ふと、何か物思うような様子に気がついたものの。
行くぞ、との促しにそれを問う事はせず、当初予定していた場所へとブライアンを運んでいく]
……さて、と。
まだ、調べ、おわんない、かな。
[運び終えた後、視線を向けるのは左手首の銀色。
緋色は今の所、沈黙していた。**]
街が...全部消えた?誰が、何故、なんのために。
[二人の発言を理解するのに時間がかかり、次に思ったのは宮古さんの入院している病院のこと、牧師様と子供のいる教会の事。]
救急車が呼べないなら、福祉車両で行きましょう。ツキシロさんの能力でお願いしますと言いたいけど、力は温存しないと。
あ、ありがとうございます。
[ツキシロさんがブライアンさんを抱えるのを代わってくれた。]
ロージアは?彼女が戻って来次第、病院へ連れていきたいのだけど...。
[ブライアンさんを横たわらせてもらい、あそのそばにいるナジームの頭を撫でた。**]
やったのは……――カガリ、だ。裸足のメイド。
理由は……わからない。
[なぜ、どうして。その答えには目を伏せる。]
……気にするな。
ロージアなら、一緒に、いた。来てない、か?
[ブライアンを横たえると、
壁に凭れて再び座り込む。]
……ちょっと 休む
[そうして、また目を閉じる間際。何故だろうか。
本に挟んだままの、カガリに貰った花びらを思い出した。**]
―― メンデルスタワー/70階 ――
[おんなは、チェーンソーのメンテナンスを行っている。
久しく使っていなかったチェーンソーも
供給管の接続に問題は無いようだ。]
――――
[タワーの玄関付近に誰かが近付いてくる。
揺れる鎖を通じて、空気の震えが報せた。
リコイルスターターを引きかけたが
窓の外を見て、すぐに離す。
ちなみに。
1階から70階までを巣食うチェーンは燃費を抑える代わりに機械的な意志が宿る状態になっており、有体に言えばモンスター的な動きをする。
ある程度の意志は伝達・操作可能なので無闇に襲い掛かることは無いが、冬眠から目覚めた熊なみに飢えているのでうっかり攻撃する可能性はあった。
特に閉鎖密室のエレベーターはついうっかり襲撃を受ける可能性が高く、危険なので使用をする際は気をつけよう。具体的に言えばワイヤーを切られる。]
―― メンデルスタワー/70階 ――
おかえりなさいませー。
[メンデルスタワー最上階。
数々の罠を突破した二人を待っていたのは、一人のメイド。
恭しく礼をして、疲労回復に万全な飲み物を差し出した。]
どうぞ。粗茶ですが。
[紙パックの野菜ジュース×2。]
……。
色々と言いたいことが在るのだが、
言葉にできる自信が無いのでやめておこう。
[野菜ジュースを受け取る。]
人というのは進化の段階で
言葉ではなく思念での意思疎通を可能とするべきだったな。
まったくもって言葉が見つからない。
?
[メイドは、自分も野菜ジュースを呑みだした。
なんとかきゅんきゅんとか接客とかは皆無です。]
言霊にすることで整理できる華(モノ)もあります。
思念ですと、愛の告白のつもりなのに明日の晩御飯をついうっかり考えてしまったりとか、そういう弊害が考えられます。
[メイドはいつになく真剣だ。]
特にシャッテンは華を娶る為の台詞が上手そうです。
…………?
[目の前には二人いる。片方は名前を知らない。
今更気付いたらしく、首をかしげ――盛大にスルーした。]
投票を委任します。
ゾンネ ユーベルスは、シャッテン に投票を委任しました。
それは過大評価だな。
愛を囁いた経験など、私には無い故に。
[こちらを見る視線に気付けば、少しの思案。]
ああ、敗者に相応しい姿だろう。
だが不便なのは確かだな。
………私(シャッテン)よ。。
[その呼び掛けと同時。
心得ているとばかりに無言でシャッテンはゾンネに重なる。
そして存在感を増す右足の影の義足。
それだけではない、
失われている右腕にも黒い腕が生え、
人としての姿を取り戻していく。]
……ふむ、これでマシにはなった。
[影による漆黒の義手と義足。
その動きを確かめるように軽く動かす。]
[ぼーっと眺めていると
シャッテン? あれそういえばこの人誰だろう、の失われた腕から、黒いものが生えてきた。カビか、中に誰かいるのかもしれない。]
わあ。
[メイドは相変わらずのんびりとした口調だ。
やや上機嫌なものも混じっているようだが。]
歯医者……。
[メイドの中で、彼の職業が明らかになったようだ。]
確かに動くようですが、以前の動きと比べますと0.023秒ほどブレが出ていますね。
それでは、女性を抱きしめる時に目測を謝ってしまいますよ。経験が無いのでしたらなおさらに。
[ちゅーと野菜ジュースを飲みながら観察している。]
問題は無い。
その様な予定は持ちえていないし、
誰も私にその様な事を望みもしないだろう。
[コートを軽く羽織りなおしながら。
メイドのほうへと視線を向けなおす。]
愛……今の私には最も不似合いな言葉かも知れんな。
んー……。
[向けられた視線を、じっと見つめ返す。]
華(あい)は確かに美しいですが、華だけでは立つことはできません。葉があり、茎があり、根があり、漸く花は色を得て、毒を育てることが出来ます。
もしシャッテンに愛するつもりが無いのだとしても、例えば雨が降った日、私が華ならば、誰かに傘を差してほしいと思うかもしれませんし、凍えを凌ぐ為に誰かに抱きしめて欲しいと思うかもしれません。
華を育てることはとても難しいことなのです。
摘み取る事はいつでも出来るのだとしても。
[メイドは、花の下でふわりと笑う。]
……もしそのような華があったとしたら、
とんだ変わり者の華だろうな。
[笑みに少しだけつられる表情を見せてから、
緩やかに視線を外す。]
だが、まぁ………
万が一、そんな奇特な華が居たと仮定するなら。
気まぐれで応える事も、
吝かではないかも、しれないな。
そうですねぇ……。
私には、貴方を求める華が在るならばきっと必ず出会えます、なんてことは言えません。
ですが……
花瓶に咲いていようと、道端に咲いていようと、ひび割れたコンクリートから咲いていようと、華は華。
踏み潰してしまわないように。
知らないまま過ぎてしまわないように。
きっと"次"は、見つけてあげて下さいね。
[メイドの笑顔の上で、花が揺れる。]
[――それも一瞬。
花は鋼色の心臓へと変わり
おんなの姿は、顔を覗かせた鎖とともに、影の街へ墜ちる。]
花の世話をして参ります。
心行くまでおくつろぎくださいませ。
[影に墜ちる寸前。
床に置いたままだったチェーンソーを掴み、引きずり込んだ。**]
――国会議事堂正門前――
[風薙がこちらへ来る様子を感じとれば、笑い声も止む。
ゆるりと彼を見上げて、そして現状を語る言葉を耳に入れる。]
は、なにそれ……
[到底信じるに値する言葉ではなかったが、目の前の光景はそれを裏付け真実味を持つ。
ふらり、と支えを失うように力の抜ける身体を、大理石の柱だけが受け止めてくれた++]
[風薙とサフォアのふたりは、この能力を持つものに心当たりがあるらしく。
また自分も、鎖のワードから浮かぶNEXTは、ひとり。]
メイド……か。
[思い当たる人物像を口にしてみる。
同意は得られたかどうか、どちらにせよ間違いないと確信を持っていた。]
合流するんだったら、一旦みんなで病院までいくっきゃない、かな。
この状態で単独行動はあり得ないでしょ。
[現時点で万全な者もいない。体勢を整え直すのは必須に思えた。
座り込むサフォアを咎めることなど、できやしない。
ヴィクトーリアからの無線連絡が入ったのは、その頃だったろうか。
中へ、と促されれば、無論頷いて同行した。]
――コンビニの人じゃん。
[ヴィクトーリアが知り合い、と示した男には、しっかりはっきり見覚えがあった。
バスジャック犯としてよりも、偽シンドバッドとしての印象が先立つ。
どうしてこんなところに、との感想は、風薙が補完してくれた。
ヴィクトーリアが自分の居場所を問えば、男二人の影になっていたかひょいと顔を出して、存在をアピールしてみたり。]
まあ、移動するならしちゃお。
みんな、色々と限界でしょ。まずあたしが無理。もー無理。
[盛大にため息をついて、膝をついた++]
……思いっきり、満身創痍だよな現状って。
[疲労の色濃い……の、一言で終わりにできない状況に、がじ、と後ろ頭を掻く]
んじゃ、いつまでもここにいてもなんだし、ぱっぱと移動しましょーか。
……俺も、そろそろきついし。
[口調だけは、軽く、言って。
外に待機していた福祉車輌の所へと向かう。
運転手はさすがに落ち着かない様子だったが、事情を話せばすぐに動いてくれた。
ついでに、先に警備員に預けた愛車も引き取って]
……あー、支部長に、連絡入れとくか。
[それからふと思い立って、病院にいる支部長に連絡しておく。
今から、そちらに向かうから、と]
ん、いくー。
[顔だけ上げて、風薙に返事をして。
床に手をついてゆるりと立ち上がる。]
……みんな、ぼろぼろだよね。
笑えるくらい。
[苦笑交じりの呟き。
傍まで福祉車両はもう来ているだろうか。]
あ、福祉車両がいる!
[運転手さんことタナカさんに手をふる。]
今日は普通の速度でいいけど、安全第一でお願いしますね、怪我人が多いので。
[笑顔を作ったつもりだったが、顔は疲れていただろう。]
ここまでくると、笑うしかないというか。
[苦笑するロージアに、こちらも似たような面持ちで返す。
何はともあれ、自力では動けないナジームたちを運ぶのは、運転手のタナカさんにも手伝ってもらったりしつつ]
ん、じゃあ、行きますか。
[自分は例によって愛車に跨り。
準備が整ったなら、先導するように走り出した]
はい、向かいましょう。
[病院へ車を走らせる。風薙さんはバイクで向かったが、他の人が全員で乗ったら、それなりに車内は狭かっただろう。
体育座りの状態で、持ってきた飲みものを飲む。]
ん、野菜ジュース、かぁ…。
[そういえば、…駐輪場でもらった野菜ジュースは、メイドNEXTで、それを助けにシャッテンがやってきて。
その前にナジームがビルを破壊したり、公園でブライアンさんと会ったり、ああそういえばロージアが閉じ込められていた診療所は何だったのだろう。
などと考えたりしたら…、きっと間もなく病院に着くだろう。]
うーん、自分もへましまくりであれだけど、編成的に、もう少し悪い子NEXTさん同士で囁けて、かつ数を制限したほうが統制取れて、動きやすかったんじゃないかと思ったり。
いい子NEXTは、悪いやつユルサナイである程度足並みを揃えられるからロールしやすいけど、悪い子NEXTの人は結構、いい子NEXTの動きを待たなければならない感じがしたんですよねー。
悪い子NEXT=悪の組織にいるんだけど、腹に一物持っているゲソぐらいの縛りでもよかったかもかもて思ったり。
てか、ロール遅くて待たせてごめん、あうあうあー。
現実、笑ってもいられないけどねえ。
[などと嘯きながら、福祉車両に乗り込む。
人数的に快適とは言えなくても、疲労のピークにある体はそれを苦に感じる余裕すらない。
うとうとと夢現、病院までの道を往く。
ぼんやり映る視界は、どこまでも黒ばかり。]
更新時間が24時間延長されました。
─ 病院 ─
[たどり着いた病院は、突然の出来事から辛うじて逃れた人が集まり、慌しい空気が漂っていた。
先に連絡を入れておいた事もあってか、『怪我人』の受け入れは早かった]
……さて……と。
んじゃ、支部長探して……。
[情報交換、と。そう、思いながら、周囲を見回した]
―病院―
[道中の車の中、
眼を閉じてずっと眠っていた。
瞼の闇に、―――さまざまなひとの姿が浮かんでは、消えて。
しんだ。ころした。ころされた。
たいせつな、―――]
…、ん
[長い前髪が揺れた。
到着する頃にはゆっくり、眸を開いた]
─ 病院 ─
[周囲を見回す背後に忍び寄る影一つ。
疲れのためか、それとも忍び寄ってきた人物が絶妙に気配を隠していたためか──ぱかん、と後頭部を軽く殴られるまで、そちらには気づけず]
なんっ……。
[慌てて振り返った先にいたのは、支部長だった]
って、支部長っ! 何なんですか、いき、な……。
[言いかけた文句は、支部長が持つ包みに気づいたとたんに途切れがちになる。
深い緋色の細長い布の包み。
先の仮眠の夢現に見たもの]
……なんで、支部長がこれ持ってんですか。
[半ばジト目になって問えば、「道場と師匠の家財は預かってたからな」と、胸を張られた。
何気にこの支部長、亡き祖父の直弟子で。
そこらも、『Blaue Flamme』にスカウトされた理由の一端だとか]
……ていうか、さっき言った、『非常手段』って、コレ!?
[祖父の形見の太刀。自分を剣の道に惹きつけたもの。
何故これがここに、という疑問は、直後に先のやり取りと結びつく。
それへの肯定は、あっさりと返された。
そりゃもう、あっけらかん、と。
それでも、わずかばかりだが改造させてもらった、という時には、ほんの少しすまなそうではあったのだが]
……ったく……。
[いつか、引き継げたらいい。
そんな思いは確かにあった、けれど。
まさかこんな形でこれが手元に来るとは思っていなかったから、滲むのは、苦笑]
それで、支部長。
他に残ってる場所って、どこです?
[気を取り直して問う。
伝えられたのは、ここと議事堂の他に残った三箇所の情報。
月の猫と、教会、それから]
……メンデルスカンパニータワー?
なんで、そんなとこが……。
[関連性がほとんど感じられないその場所が残された、という情報に、眉が寄る]
なんにしても……行ってみるしか、ない、かな。
他に、行けそうな場所、ないし。
[その前に、全員に休息がいるな、と。
限界近い意識の中でふと、そんな事を考えた。**++]
――病院――
[ごく浅い眠りの休息から醒め、避難所となっているという院内を散策する。
風薙は無事『Blaue Flamme』の支部長と会えたようだった。
けれど、自分は。]
……。
[捜すのは、唯一とも言える家族――『STOPPER』の所長の姿。
一人、二人、協力者の姿は見つけても、素性の知れぬ自分を拾い養ってくれた彼の姿は、院内には見当たらない。
見つけた協力者たちに聞いても、首を振るばかりで。
院内を歩く女は、徐々に口数を減らしていく。]
[病院の中は、病院の機能を失ってはいなかった。
それが余計、外の世界が異様である事を物語っている。]
…、もう少しで終わります。
[目覚めない宮古さんを前に、一人立っている。]
あなたが目が覚めた時には、平和で平穏な幸せに溢れた世界がありますように…。
私に、それを成すために、あなたの勇気を下さい。
[手をそっと重ねて、温度を感じた…。**]
[ふらり。ふらり。女の足取りはおぼつかない。
いない。《HOPE》の仲間はそこにいるのに、視線を巡らせればそこにいるのに、急にひどく心細く思える。
時折、通信を試みてみるけれど。何度試しても応答はなかった。
誰かから休めと声がかかるまで、女はそうしてふらふらと院内を彷徨っていただろう**]
[ゆるやかに病院の中へと足を踏み入れる。
補修箇所だらけの院内を見回し、
祈るように眼を閉じた。]
……―――
[それから。
あの腕を無くした少年が気にかかるのか、探そうとして―――立ち止まる]
[あの、腕を無くした少年はどうしただろう。
病室のいくつかを辿るが
名前も知らないゆえに探すことはかなわない。
小さく息を吐く]
―――― ?
[ふらふらと、不安定な足取りでロージアが歩いていくのが見えた。]
……おい、
……なにしてる。
そっちは怪我もしてるん、
休んでおけ。
[声をかけたが届いたか。]
―― メンデルスタワー改め篝の料理教室/70階 ――
[影の街から帰還したメイドは、料理をしていた。
鼻歌を歌っている。至って上機嫌だ。
エプロンドレスは伊達ではない。]
♪
[塩加減を誤った目玉焼き。]
これはサフォア様の分。
[箸で摘めば漏れなく崩れ落ちる黒い魚っぽいもの(鮭)。]
これはサフォア様の分。
[青い色のご飯。]
これはサフォア様の分。
[苺の入った味噌汁。]
これはサフォア様の分。
[酸っぱさと甘さと切なさが混在するパフェ。]
これはサフォア様の分。
♪
[片手にはおたま。片手にはフライパン。
エプロンドレスは伊達だった。]
さあシャッテン。召し上がれ♪
[メイドは、試食もとい毒見とばかりにシャッテンもといゾンネの口にサフォアのご飯を放り込んでいる。あーんで。]
……いないの。
[何してる、とのサフォアの問いには、その一言を告げただけ。
支えを欲して壁に手をつく。]
そ、だよね、休まないとだよね……
[うん、とひとつ頷いて、ふらつく足は今度は何処か、休息できる場所を探しにいく。]
―― メンデルスタワー改め篝の料理教室/70階 ――
[ゾンネ・ユーベルスに運ばれるご飯は全てが毒々しい紫の煙を噴いている。さながら最終決戦の様相だ。
料理が勝つか、ゾンネ・ユーベルスが生き残るか――。]
ところで、先程拾ってきたあれはどうしましょう。
[先程影の街へ鎖の世話にいったところ、血塗れの体が一つ、落ちていた。幾重かの鎖に貫かれながらもまだ生きているらしい人間。]
凄まじいまでの生命力ですね。
[ゾンネに紫のご飯をあーんしながら、ベッドに横たえたニンゲンを見つめる。全身切り傷だらけだが、致命傷は避けているらしく、辛うじて息をしているようだ。
泥濘の底に落ちながらも、悪意の園に呑まれながらも生きながらえたその姿は、まるで――。]
………
[また一つ、ゾンネにあーんした。
あの血塗れの存在が、ロージアの捜し求める人物であるなど、メイドには知る由も無い。]
―病院―
……いない?
誰か 探してるのか。
[問いかける。
ロージアは心此処にあらずだ。]
…――探すなら、手伝っても、いいけど
[けれど。ふらふらとロージアは行ってしまう。
その背を見るツキシロは心配そう、だった。]
[休めそうなソファーを見つけ、
医師にことわり横になる。
ぼんやり天井を見上げながら
物思いに沈むように
長く息を吐き出した。
ほんのわずかでもいい、
力を回復しなければ。
―――静かに眼を閉じて、
眠れないとしても
しばらくは、そのまま。]
投票を委任します。
守川 篝は、シャッテン に投票を委任しました。
……あの。
[慌しい様子の医師に遠慮がちに問いかける。
なんだね、と苛立ち気味の答えが返ってきたが、もう面割れしているか、それとも庁用車での到着を見られていたか、《HOPE》の人間であることは伝わってしまったらしい。
居住まいを正す医師に、逆に居心地の悪さを覚えながら、細い声を紡ぐ。]
少しだけ、休ませてほしいんです。
やらなきゃ、いけないこともあるから。
[緊急用の簡易ベッドすら埋まっていることを、医師はすまなさそうに告げる。首を振ってそれを否定して、ソファでいいと言えば、これまたすまなさそうに、空いたソファの一角を指し示した。]
――ありがとう。
[せめて、とブランケットを貸してくれた医師に笑み、そして肉体も精神も限界の悲鳴をあげていた女はすぐに眠りに落ちる。
深い眠りにつく女の頬に、細く水が流れた++]
[色もない、上下もない、密度も味もない、そんな意識の深淵に届くシラブル。
「護兄さん」
──愛(めぐみ)…
爆破テロによって身体の大部分を失った妹は、細胞活性化溶液の中で生きていて、ごく近くにいる者に「声」を届けてくる。]
[愛の「声」が聞こえるということは、ここは病院の集中治療室か、あるいは…夢の中だ。
──ここしばらく、会いにゆけなくてすまなかった。
いつものように、声には出さずに伝える。
「東京が大変なことになってるのは知ってる。
看護士さんたちから「教えてもらった」の。」
それもまた愛の「力」]
[ ──すまない、僕は、<東風>を壊してしまった。
「始末書を書かされる?
そういえば、さっき『Blaue Flamme』の所長さんが来たよ。
風薙君から届く実働データがいろいろ無茶だから、移植系ブーストが実用化したらスーパー義体になったりして、って言ってた。
試作品が出来たら、わたし、テストドライバーやらせてもらうの」]
[神経系、あるいは脳を移植して動かす「移植系ブースト」は、全身麻痺などの患者を救済する切り札として、福祉課が開発の後押しをしている技術だ。
<東風>の実働データもその開発に使われている。
発声器官がなくても、意志を「伝えられる」愛は、試験者としては最適なのだろう。
「また、一緒に散歩しようね」
──ああ、そうしよう。]
[ ──そういえば…この前、進兄さんに似た人が、街の記録画面に映っているのを見つけたんだ。
「戻ってきてくれるといいね。
ニンジン置いておこっか」
──それは…いいのかな… ]
[小学生の頃。
護と愛が「ニンジン嫌い」と残すと、進が横から手を出して全部食べしまったから、ふたりとも、進はニンジンが好きなんだと思っていた。
ずっと後になって、進もニンジンが嫌いだったと知った。
「兄ちゃんで肩代わりしてやれることならしてやる」と、斜めを向いて言った兄の顔を忘れない。
──病院食のニンジンを残したら、食べに来てくれるかな… ]
[ 「あ…っ」
不意に、愛の気配が揺らいだ気がした。
「今ね、護兄さんのところにお見舞いに来てる女の子がいる」
──…。
「そうそう、今、護兄さんが思い浮かべた人だよ」
──…っ
「彼女が、なんて言ってるか、聞きたい?」]
[護の意を受け、愛は、護を見舞った少女の言葉を伝えなかった。が。
「ああっ、彼女って意外と大胆っ♪」
──…な、 !!
愛の煽り文句は非常に気になった。
何があったのか気になったけど、ぐっと我慢した。]
[1]
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