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ゾンネ ユーベルスはシャッテンに投票を委任しています。
ナジーム ラシュディはシャッテンに投票を委任しています。
雷 宗太郎はシャッテンに投票を委任しようとしましたが、解決不能でした。
守川 篝はシャッテンに投票を委任しています。
ヴィクトーリア・フォン・リントブルムはシャッテンに投票を委任しています。
風薙 緋焔はシャッテンに投票を委任しています。
紅金の ロージアはシャッテンに投票を委任しています。
宮古護はシャッテンに投票を委任しています。
サフォア ツキシロはシャッテンに投票を委任しています。
ブライアンはシャッテンに投票を委任しています。
ゾンネ ユーベルス は 雷 宗太郎 に投票した。
ナジーム ラシュディ は 雷 宗太郎 に投票した。
雷 宗太郎 は 守川 篝 に投票した。(ランダム投票)
守川 篝 は 雷 宗太郎 に投票した。
ヴィクトーリア・フォン・リントブルム は 雷 宗太郎 に投票した。
風薙 緋焔 は 雷 宗太郎 に投票した。
紅金の ロージア は 雷 宗太郎 に投票した。
宮古護 は 雷 宗太郎 に投票した。
サフォア ツキシロ は 雷 宗太郎 に投票した。
シャッテン は 雷 宗太郎 に投票した。
ブライアン は 雷 宗太郎 に投票した。
雷 宗太郎 に 10人が投票した。
守川 篝 に 1人が投票した。
雷 宗太郎 は村人達の手により処刑された。
次の日の朝、宮古護 が無残な姿で発見された。
都SF特012号 <東風> は立ち去りました。
ネクストW/W は立ち去りました。
現在の生存者は、ゾンネ ユーベルス、ナジーム ラシュディ、守川 篝、ヴィクトーリア・フォン・リントブルム、風薙 緋焔、紅金の ロージア、サフォア ツキシロ、シャッテン、ブライアン の 9 名。
投票を委任します。
守川 篝は、シャッテン に投票を委任しました。
投票を委任します。
ナジーム ラシュディは、シャッテン に投票を委任しました。
*きみたちは はかいし の なかに いる*
というわけで墓下です。
ここでのルールは
*中身を出さないこと*
それ以外はありません。
自由に雑談したりふざけたりして遊んでください。
あ、もちろん上で遣り残したことを軽くRPでやってみたりもOKです。
―― 喫茶『ヒバシラ』跡地 ――
[捜索も虚しく、風薙緋焔の求めた姿は瓦礫と煤の塊から掘り返されることはなかった。咲いていた筈のチェーンは、痕跡すら喫茶店の破壊痕に上書きされている。
やがて、逃げ出した客の一人は呟いた
――おれ、見たんだ。かっこいいヒーローみたいなやつがさ、持ってた剣でズバっとやっつけたところをさ!
――俺も俺も! いやーかっこよかったよな!
――ずるいー。私も見たかったなー。
"裸足のメイド"の行方と生死は、市民に前向きな推測を立てさせ始めたようだ。
襲撃から静まり返っていた人々は、少しずつ少しずつ、恐怖の一つが去ったかもしれない事実に、安堵のいろに滲ませていた。++]
ちなみにメンデルス-ジャガーノートの第一希望が通った場合、IT企業の社長にして密輸関連とかそっちの悪事に熱心な人を出すつもりでした。
今から思えばナジームと被ってた気がしないでもない。
こう、NEXTがやっつけにきたら黒服がざっと現れて壁になる、みたいなね!
―病院へ―
[割れた窓から身を踊らせ、
空間の跳躍を病院へ向けて繰り返す。
現れては消える白い異形を捉えるものもあっただろう。
雨が降る。
雨が。
焼け果てたとある喫茶店も、
光と雷の戦った跡も
煙を上げる都庁も
等しく濡らして]
投票を委任します。
サフォア ツキシロは、シャッテン に投票を委任しました。
投票を委任します。
ヴィクトーリア・フォン・リントブルムは、シャッテン に投票を委任しました。
【投票委任済み】
■接続:もろもろ確認→21時目標で
■場所:市街地→病院に行こうかな、と
宮古さん、雷さん:お疲れさまでした。
嶺ぴょんとお爺さんによろしくお伝えください。
中東さん・ブライアンさん:
何が出来ることがあればおっしゃってくださいね。
※明日は23時頃の接続になりそうです。
18時〜21時の間はハトもだめっぽい。
[――かきり、と
逆回しになる歯車。変身が解ける。]
ッ――、 は…
[人の姿に戻れば
体格も力も常の人並みのものになる。
宮古を支えきれなくなる前に医師たちに託して]
――お願いします
[それだけ言うと、
病院の外壁に凭れて大きく息を吐く。]
……やっぱり 長距離は きっついな……
[そこで漸く、ツキシロは雨に自分が濡れているのに気づいたように、空を見上げた。]
投票を委任します。
風薙 緋焔は、シャッテン に投票を委任しました。
……少し休んだら、行かないと
[雨の雫が髪を伝う。
お守り――OAエプロンは腕にかけたままだ。
病院の出入りが慌ただしい。
大きな事件が都庁とは別で起こったらしいことが何となく 知れた。]
─ 喫茶店『ヒバシラ』跡地・近辺 ─
……あー。
やっぱり、あっちには繋がんない……か。
[愛車の傍ら、都庁への連絡を試みるものの、やはり上手く繋がらず。
已む無し、と再度、『Blaue Flamme』へ連絡を取る]
こちら風薙……都庁の方の状況、掴めたか?
[問いに返されたのは、大体の被害状況と、都庁周辺で電波障害が発生している、という事。
それから、別所で起きた戦闘の情報]
なに、それっ……。
[思わず声が上がるが、仔細な状況は『Blaue Flamme』の方でも掴めてはいないらしく、調査中、と返された]
とりあえず、俺、向こう戻るよ。
ここにいても、わけわかんないし……。
『そうねー……あ、ちょっと待って、新情報』
新情報?
『宮古さんが、病院に搬送された、って……状態ははっきりわかんないけど』
はあ!? ちょっと待て、それどーゆー……っ!
『アタシに聞くなああああ!
都庁爆破とかあったんだもん、そこから考えなさいよ!』
……ごもっともです。
[やっぱり、反論はできなかった]
[通信を切り、空を見上げる。
雨が冷たい。
色々な意味で限界近いな、と思いつつ、新しく入った情報は休息よりも状況を知りたい、という思いを強めて]
……気力が残ってりゃ、なんとか、なるっ……!
[思いっきり無茶を言いつつ、病院へ向けて愛車を走らせた]
─ 病院 ─
[たどり着いた病院は、酷く、慌しかった。
各所で起きた事件のために酷くざわめいていた]
……あそこだけでも、結構な騒動だったもんなぁ……。
[喫茶店での事を思い出して、苦く呟く。
都庁でも爆発があったとなれば、人的被害はどれほどのものか。
一つ、息を吐いて、慌しく動く人々を見回し]
あれ……ツキさん!?
[外壁にもたれる姿に気づいて声をあげ、ややふらつきながらそちらへ向かった]
どうした、って。
都庁爆破されて、宮さん、担ぎこまれた、って、キアから聞いて……。
状況全然つかめないから、とりあえず、こっち来てみよう、って。
[そこまで言って、それから。
何処に、という問いに、僅かに目を伏せる]
……えっと……『ヒバシラ』って、喫茶店、知ってます?
そこで……。
[どう、説明すればいいのか。
言葉が途切れる]
例の……『裸足のメイドさん』と、遭遇、して、まして……。
[ようやく告げた言葉も途切れがち。
隠しようのない疲労と、『鬼』の装甲をも裂いてその下に達した刃の痕は、それが穏便なものでなかった事を端的に物語っていた]
投票を委任します。
紅金の ロージアは、シャッテン に投票を委任しました。
[キア、と聞いて
首を傾げたがそれについては口に出さず]
ああ、都庁がナジームの襲撃をうけた。
ミヤコさんはさっき、病院に運び込んで……
……――ヒバシラ?
[怪訝そうな表情を浮かべた。]
……喫茶店だな。
知ってるけれどそれが、どうしたんだ。
裸足のメイド…!?カガリと会ったのか?
その傷も、それで か
[思わず詰め寄り方に触れ――それから苦い表情を浮かべる]
―― 街中/街路 ――
[夜は闇を呼び、昇る日は再びの光を覚ます。
喫茶店の火災、街中を照らさんと膨れ上がった光、
そして、都庁での死闘。
色褪せた街に寄り添う人々は、束の間の平穏を享受する。
街路に止められた車。中には男が乗り込んでいる。
連絡のつかなくなった娘を探しに来た彼は、やっとの想いで掴んだ手掛かりを元に、街中を車で走り回っていた。
――これから病院へ向かおうと思う。何も心配は要らないさ。私とて、自ら危険に踏み込まないさ。何か進展があれば連絡する。
言って、男は携帯電話を切った。
窓から見える景色も人も、どこか生気が無い。"戦争"の開始から数日――始まりの頃の被害者数を考えれば、昨夜の被害は"一般人"にとって微々たるもの。
とは言え、完全な活気は取り戻せていない。
男は、乾いた喉を潤すべく、車を出た。]
[車体の下。
硬質な音が鳴る。
男が自動販売機に視界を取られている内に
湧き出た鎖が、車をぐるぐると取り巻いた。
気配に気付き、振り返った時にはもう遅い。
車体は――鎖ごと、影に沈んだ。
後には、音も形も、何も残らなかった。]
[その日、男以外にも自動車やトラック、バイクといった移動手段の消失が相次いだ。時に目撃され、時に音も無く。
共通するのは、犯人らしき姿は目撃されなかった事。
周囲にいた人々も、怪しい人影は見なかった事。
中には、消失した車やバイクが戻ってくる事もあった。
元あった場所とは違う場所に置かれ、総じてガソリンだけがEmptを示していたという――。]
[誰かが実しやかに語り始めた。
きっとあれは夏の怪談に乗り遅れた
機械の悪魔《グレムリン》の仕業なのだと。
昨夜の事件三つは市民に不安を煽りもしたが
まだ冗談で笑い合える余裕はある者もいるようだった。]
都庁襲撃って……それで、あっちに連絡つかなかったのかよ……。
[舌打ち一つ。
今更ながら、別行動をとった事への悔いが滲み出る]
……帰りの巡回ルートで、その近く通ったら、そこになんでかトラック突っ込んでて……。
[そういや、なんであそこに突っ込んでたんだろう、という疑問は、直後の言葉と触れられた所から伝わる痛みに途切れた。
それでも、痛みの方は半ば強引に押さえつけ]
ツキさん?
篝ねーさんのこと、知ってたの!?
[二人の間にあった事など、当然の如く知る由もないから。
疑問はストレートに、言葉になって飛び出した]
――都庁舎>>4:319――
大丈夫じゃなくても、止まんないのよ。
[ついたため息は諦めを含んでいた。]
それにまあ、戦闘能力の面ではあたしよりも出来る子だしね。
何かあったら対処できるくらいの能力はあるはずよ。
[そんな他愛ない会話をいくつしただろうか。案外ふたりとも、あまり無駄な口を開かずに自らの役目を全うしていたかもしれない。
爆発音に彼が頷いたのは判別しきれなかったが、姿が消えたこと、それを了解と受け取った。]
宮古!
[抱えられて廊下に戻ってきた宮古は、気を失っているのか動かぬまま。
伝えられた現実現状、逃げたらしいナジームに喜ぶことは出来なかったが、しかし"爆弾"の制御に難有りとなれば、まだ少しは成果があったのかもしれない。]
――おねがいね。
[病院へ、と告げるfacelessに頷く。犠牲を払って彼らを止める、などということに甘んじてはいけない。
彼には生きていてもらわないといけない。それが《希望》でもあると思った。]
[雨は降り続いている。
このままなら、もしナジームが制御を取り戻したとしても、延焼の無闇な拡大は防げるかもしれない。
しかし逆に、制御が失われていることに気づけばまずはじめに議事堂へ向かう可能性がある。
体力的にはそろそろ限界に近かったが、休む間が欲しい、とは、いつの間にか思わなくなっていた。
今のうちに成すべきことを成さねば、と地を踏む足に力を入れる。
都庁内の残人数の確認が終わり次第国会議事堂に向かう算段で、庁舎内を最終確認とばかり駆けまわり始めた。]
多分、おれを誰かと間違えて謂ったんだ。
……何だかよく分からないけれど、
カガリはおれのこと、
「ご主人様」認定してて、その。
[ご主人様呼ばわりについては
やや困った様な表情を浮かべたまま。]
今みたいに出歩く前から、
そういう、状況、だったのかもしれない。
……心当たり、ないか。
アカネ……あかねぇ、と、俺を。
処理に連れて来ないでくれ……って。
[ふ、と。
思い出したのは、診療所の地下で見たもの。
嫌な連想が繋がって、盛大に眉が寄った]
ご主人様とか、その辺りは、全然わかんない、けど。
[困ったような表情の意味は何となくわかるから、そこはそれだけで流しておいて。
心当たりを問われると、大きく息を吐いた]
……篝ねーさんは、12年前に、行方不明になって。
一時期、誘拐事件って事で、結構騒がれたりもしたんだけど……結局、見つけられなかった。
[見つけられなかった、という言葉に籠もるのは悔いの響き]
んで、さ。
その間、いたらしい場所……ねーさん追ってたロージアさん探しに行って、入り込んだんだけど。
そこにあったの……ひとの、一部分、標本みたくしたもので……。
[思い出して気分のいいものではないから、自然、表情にもその思いが滲む]
ねーさんが言ってた『処理』ってのが、それに関わるものだとしたら。
……俺とかあかねぇ盾に、色々強制されてた……って、事、なの、かな。
その、『誰か』……に。
[頷く。]
あかねえ?
アカネというひとも、
お前の知り合いなのか。……?カゼナギ?
[きつく寄る眉に疑問形に言葉のはしが上がる。
ご主人様、にツッコミが入らなかったのは、助かった。]
…――誘拐事件、…?
[12年前のことと言われても
ピンと来ない様子で続きに耳を傾ける。]
…――、
……… 何だって?
[ひとを標本にしたようなもの。
口元に手を当てて、考えるような
何かを堪えるような仕草を見せた。
研究所?
と小さく口が動いた。
でも違う。首を横に振った。]
…――、
かも、…しれないな。
誘拐された、末、とか……そういう、話。
ありえないわけじゃ ない
……お前のこと
カガリが“分からない”ってことは
……ないと、思う。
呼んでたから。“エンくん”って。
寝ぼけてたときに。
お前が……とめるきっかけに、……なってくれるような気がして。
……――成り行きでご主人様呼ばわりだけど、
…成り行きでも、そう呼ばれてるからには
止めないといけない、気がして
[愛想は足りない、そのままに少しだけ、
困った顔のまま、眼を伏せた]
ん、ああ……風薙茜……俺の、実姉。
篝ねーさんとは友達で、剣道のライバル関係だったんだ。
[疑問には、こう返して。
診療所の地下で見たものの説明に対するツキシロの仕種に、緩く首を傾げた]
……ツキさん? どーか、した?
[短く問いかけ、それから。
こちらの推測に対する言葉に、一つ、頷く]
正直、何様、って、感じだよな、そういうの。
……ひとを、何だと思ってんだか……。
[低く吐き捨て、それから。
手を後ろ頭に持っていって、がじ、と掻く]
ん。そ……だね。
[分からないって事はない。そう、言われて表情が緩む]
俺も、止めたい……いや、止める。
何もしないで諦めて、それで痛い思いするのは二度とごめんだから。
[目を伏せたツキシロの呟きに、返すのは迷いのない宣]
でないと……あかねぇにも申し訳、たたないし、な……。
そう、…なのか。
幼なじみと、…いうやつ、か。
[首を傾ぐ風薙へ、首を横に振った。]
……――なんでも ない
[ピアスの孔が痛むのか、指先を耳へと移動させ]
…――詳しいことは、分からないけれど
その「誰か」……俺の前の
「ご主人様」かもしれないが
それにひどく怯えて、恐れていたのは間違い、ないから――きっと。ろくでもない、こと
[ゆっくり、伏せていた眼を上げた。
雨にしとど濡れて張り付いた己の前髪を払いのけながら、決意に満ちたカゼナギの言葉を聞く。]
…――。 ん。
……――
[眩しげに、少しだけ眼を細めた。]
……――カゼナギ、
お前、医者に診てもらったほうがいい。
……おれはこれから都庁に戻る。
ロージアに後のこと任せたままだから…――
[と、そこまで言ってから]
…―― 嗚呼、…
そうだ。…聞いてると思うけれど。
[それでも、躊躇いが生じた。
喉の奥に引っかかるように、一度唇を開いて、閉じて]
……NEXTなんだ、おれは。
ん……そんな感じ、ですか、ね。
[幼なじみ、という表現は多分一番的確なものだから、頷いた]
……なら、いいんですけど。
[なんでもない、というなら、追求はしないが。
気遣う色は、瞳に確り、浮かんでいる]
本人に問い質しても楽しいことじゃないのは確かっぽいから、そこらあんまり突っ込む気はないけど。
そこから、抜け出せるなら……止められる、かな。
[その、恐れていた相手がどうなっているのか、まではわからないが。
何か、強迫観念的なものがあるなら、そこから抜け出せれば、止められるだろうか。
そんな事を考えながら小さく息を吐いて]
[伏していた目を上げるツキシロに向けるのは、笑み。
分からなくて苛立っていた部分が、推測からとはいえだいぶ埋められた事で、多少なりともいつもの調子が戻りつつあった]
あー……うん、それも、そうなんですけど。
戻って、充電したりなんだりもしないと……。
手当て受けたら、一度『Blaue Flamme』の方に戻ります。
[手当てを、と言われたら、苦笑しながらこう言って。
その後に告げられた言葉に、一つ、ふたつと瞬いた]
あ、えっと。
うん、それは聞いてます。
ちょっとだけ驚いたけど。
[告げる言葉にも態度にも、含むようなものは全く見えず]
でも……NEXTだからどうの、っていうのは、俺、元から言う気ないですから。
[あっけらかん、とした態度で、そう、言い切った]
…――そうか。
……ん。
[大丈夫、と謂うように気遣う眸を金に似た色の眼は見た。
ピアスの孔は苛むように痛むけれど。]
止められれば いい
人殺しの事実は 消せなくとも
[俯きがちに、誰に向けてだろうか、
己にも向けてだろうか、言葉を落とした]
[Blaue Flammeのことはよく知らない。
ツキシロは組織については詳しくない。]
――、…――そうか、わかった。
伝えておく。
…ぇ
[元から謂う気がないと]
[そう、あっけらかんと笑って言う風薙の声に
ツキシロは顔を上げ、丸くなった眼を彼に向けた。]
それは……そう簡単に、消せるモンじゃないけど。
……増やさないようにする事は、できる、から。
[人殺しの事実、は、自分も幾つか背負っているから。
誰へ向いたか定かならぬ言葉に、ぽつりと呟いて]
ん、ま、ロージアさんならそこらわかると思います。
結成前から、あちらとも付き合いはあったから。
[一転、口調を軽くして、言った後。
向けられる目に、首を傾げた]
ま、確かに蟠りとか、全然ない、とは言いませんけど。
でも、変わらないものだ、ってのは、知ってるつもり……だから。
そも、義兄になる予定だったひとも……NEXT、だったりしましたし。
[過去形の呟きは、今まで誰にも話した事のないもの]
そんなわけなんで、そこらは全然気にしなくていーですよ。
ツキさんは、ツキさんで、そこはかわんないんですし。
[彼の語る身の上を、
ツキシロは眼を丸くしたまま聞いていた。
それから緩やかに表情を、緩めて]
……、…――そ、か。
[やはり、あっけらかんとした笑みへ
珍しくも、ほんの少しどこか安堵したような柔らかな笑みを、浮かべた。]
―― 喫茶店『カミングアウト』 ――
[ある通りに喫茶店がある。
朝から変わったBGMを流すこの店は、マスターのカフェモカが長く親しまれている場所だった。
近年になって代替わりがされ、メニューも一新。
伝統のカフェモカも受け継がれる。
そしてもう一つ。]
『みんなー!! 俺、無乳とか、好きだからーっ!!』
[一日一回、店長によるカミングアウトが名物だった。]
[今日のカミングアウトを終えて、店長の路里紺太は厨房へと引っ込む。カフェモカ以外は基本的にセルフサービスなのだ。]
『ふう。明日は何について語ろうかな……』
[椅子にすわり、足を組みながら新聞を読む。
相変わらず、NEXT達とブーストの争いの記事が絶えない。
その足の付近。
椅子が形作る影が、漣(さざなみ)のように揺らいだ。]
[男の足に、ゆっくりとチェーンが伸びる。
新聞からそちらへ意識を割く切欠は、僅かな痛み。
腿に食い込む刃が、彼の目視と恐怖を強制させた。]
『――――、………! ひっ』
[慌てて逃げようと立ち上がるも、時は既に遅く。
椅子ごと、沼へはまるように沈んでゆく。
机の脚を掴み――まるで意味が無い。
固定された配水管を抱きかかえて、漸く止まる。
既に上半身は引きずり込まれていた。
もがく。
もがいて、もがいて、もがいて――
びくりと、痙攣ひとつに身が震えた。
背中から、チェーンソーの先端が生えている。
――動かなくなった男は、チェーンソー諸共影に消えた。]
[この後、周辺の喫茶店でもマスターと、その従業員が行方不明になる事件が発生。現場には血痕は見当たっても、凶器や犯人らしき姿、遺体すら何も見つからなかったという。**++]
――都庁――
[さて。
早いうちから避難経路を確保していたのが功を奏したか、それとももう、助からなかった人間が多かったのか。
もしくは単純に都職員の公務員らしい整然とした動きが逆に避難誘導に向いていただけなのかはわからないが、都庁に人の気配がなくなるのに、そう長く時間はかからなかった。
ちなみに、扱いに困った黒服たちはまとめて崩壊しかかった対策本部の中に放り込み――爆発しないか最新の注意をはらって、だが――また、瓦礫で閉じ込めておいた。
維持していることすら負担になってきた変身を解除し、壊れた水道管から未だ吹き出る水を見ている。
あちらの状況はどうなったろうと、おもむろにツキシロに通信をとばす。]
――どう、だった?
[宮古は、とか、状況は、とか、色々な想いを一言に込めて、それだけ問う。]
ー市街地ー
[雨は静かに降り続ける。雷さんは、らしくない笑顔を浮かべたまま…。]
彼を病院に連れて行きましょう。
[福祉車両の運転手を促して、彼の亡骸を後方のストレッチャーに乗せ、自分も車に乗り込んだ。]
ナタリアさんに連絡しないと…。
[気が重いが、それが看取った人の役目。携帯電話のアドレスから、ナタリアさんの連絡先を探す。]
ー病院ー
[到着して程なくナタリアさんがやってきた。
簡単な挨拶をし、霊安室へ案内する。
霊安室には、雷さんが横たわっている。
雷さんはナタリアさんの事を良くわかっていた。
遺体を前に泣く事はせず、声を荒げて雷さんに呼びかける。こんな所で死ぬなんてあなたらしくない、だの、勝手に一人で死んで無責任だの…。
この人は声を上げる事で泣いているんだ。
そっと、部屋を出て都庁へ戻ろうとすると、福祉車両の運転手さんが、すごく言いにくそうに、集中治療室へ寄る様に促す。]
ー集中治療室ー
[そこには、意識の戻らない宮古さんが眠っている。]
どうして…、どうして無茶をしたのですか。
[沢山の管を身体中に巻きつけた身体。生命を守る機会の音だけが室内に響く。]
私、聞こえてました。一緒に音楽を聞いてくれますよね。
目が覚めたら、プリッツェルン持ってきますから…。
飽きるまで食べつづけてもらいますから…。
目が覚めるまで、この街の希望は私達が守ります!
[泣く事ではなく、前を見て部屋を去った。]
[隣にあった巨大な水槽の様な生命維持装置。>>2:383]
妹さんとしばらく休んでください…。
運転手さん、都庁へ戻りましょう。
ナジームを追い詰めて、ゾンネを倒す。
[ぐっと拳に力を入れ、都庁へ向かった。++]
―病院前―
[病院から出ていく
ヴィクトーリアとはすれ違いとなったのには気づかない]
…ともかく戻る。すぐだ。
[通信を行いながらツキシロはゆっくり歩き出し
それから助走をつけて“跳躍”する。]
[聞こえないはずのピアスの音が聞こえた気がした。
12のピアス。
殺した数。
歯車が軋んで、首を飛ばす。
空間の切断は刃となってあたりを斬り裂いた。
――償え。
忘れないようにあけた孔。
時折、内側から痛んで。]
そう。
まあ、風薙は後で個別に色々と聞くとして。
無事、か。一応。
[集中治療室という場は、すなわち予断を許さないということだが。
宮古はNEXTの戦いを生き抜いた男だ。その生命力を信用するしかない。]
あの子はまだ、何も。
こっち来るなら、その間に連絡とってみる。
[ヴィクトーリアの様子を問われれば、緩く首を振る。
声に動きは伝わらないだろうが、少しトーンが落ちたのは聞き取れたかもしれない。]
―都庁―
[雨水を滴らせながら
壁や廊下の崩れた都庁へと入る。
入館証があるわけでもないので、ロージアへと連絡をした。]
――…濡れたな
……うまく使って――今度こそ。
[見るのは“お守り”こと、OAエプロンだった++]
[ただし、"来る間に連絡をとる"というのは、相手がこちらに来る間にタイムラグがなければとれない行動だ、ということを、まだサフォアとの付き合いの浅い自分は失念していた。]
――いいなあ、そういうの。便利で。
[サフォア――facelessが都庁に降り立つのを、公共交通機関しか足を持たない女は羨ましげに見やった。]
[かなりの部位が崩壊した都庁では、彼を認識する方が連絡をもらうより早かっただろう。
再び繋がる通信に、苦笑しながら一言。]
入館証とかチェックする人間、もー残ってないし。
早くおいで、濡れたでしょこの雨じゃ。
[タオルの入っていたロッカーは無事だろうか。
なければ何かしら拭くものを調達しなければならないな、と頭の片隅に思いながら。]
……ああ、…そうか。
[真面目すぎるきらいがあるか。
通信に乗る苦笑に、
今気づいた風で返事をする。]
わかった、行く。
[落ちた瓦礫を避けながら、
目的の場所へと昇っていく。
ロージアのすがたを見つけると、やや足を速めた。]
お疲れさま。
[こちらへ足を早めるサフォアへ、労いの言葉をまずかけてから。
瓦礫の山に向き直り、倒れたロッカーを起こそうと、生身のまま蹴りを入れる。]
よい……せっ、と!
[扉の曲がったロッカーは、隙間からタオルを覗かせている。
一枚手にとり、濡れていないことを確認するとサフォアに投げた。]
流石に寒いでしょ、そのままじゃ。
風邪引いてる場合じゃないしさ。
[彼が受けとるのを確認したあとは、ヴィクトーリアに連絡をとろうと端末に手を伸ばす。]
[砕かれた記憶の破片。積み重なった残骸。
壊れてしまった過去。
断片的で繋がらないそれを振り返るとき、いつも最初に見つけるのはそれだった。
NEXTの力を、最初に自覚したときの記憶]
[街中で、道の片隅で、善良なだけの人間が拳銃を拾ってしまったとき、その人間はまずどう思うだろうか?
ほんのわずかな力で、人を殺傷する凶器。それを手にし、そして周りには殺せてしまう相手がうようよとしている。
他より優れた力を得た……その優越感からくる愉悦に笑みを浮かべる? 否。
人は手にした武器そのものに恐怖する。こんなもの、恐ろしいと。
なのにNEXTの力という拳銃は遠ざけることもできず、それどころか常に、指が引き金に添えられてしまっているのだ]
― 都庁近く・路地裏 ―
[爆音が幾度も響いた。シンドバッドの狙いはここだったようだ。
政治犯であるナジームには目的がある。その目的達成のため、これからもこの街の要所を狙うだろう]
……NEXTは怖い。
[雨の中、薄暗い裏路地で狭い空を見上げ、一人呟く。
それは紛れもない本心。深く、深く、砕けてしまった過去の奥に居座る恐怖心。
NEXTである自分は、NEXTである自分が怖い。
砕けていく過去。朧な自己。強大な力。沸き上がる不安。
この力は、あまりにも危険すぎる]
ー都庁前ー
[いつもは仕事だ用事だと行き来する、たくさんの人の姿はない。
たいした火事にはならなかったみたいだが、ガラス窓は所々割れ、何かが焦げた臭いが、この雨でも消えずに残っている。]
はい、大丈夫です。いつも、無理言ってごめんなさい。
[福祉車両から降りて、頭を下げる。みんなはどうしているかしら?ロージアに連絡してみよう。]
――出てくれれば、いいけど。
[ヴィクトーリアに向けて通信を飛ばす。
通じたなら、まず雷はどうしただとか、もうちょっと落ち着きなさいよ、だとか言いたいことはいくつもあったけれど。
早く帰っておいでと、穏やかな声でそう告げるだけになっただろう。]
―都庁―
[放られたタオルを受け取り髪を拭う]
すまない。
[前髪かきあげながら、
ロージアが連絡をとるのを見る。]
…――どうだ、連絡はとれそうか?
……別に、俺がやらなきゃ誰がやる、とか。
そーゆーカッコつけじゃ、ないんだけど。
[格好つけてる場合ですか、と窘める医師から半ば逃げるように病院から退散しつつ、ぽつり、呟いて。
ぶん、と頭を振って水気を振り落とすと、『Blaue Flamme』へと走る。
出迎えたのは、予想していた通り、ジト目のキアだったが]
のんびりしてる時間、ねーし。
充電とメンテ、頼む。
[何か言われる前にこう言って、手首から外した銀を渡した。
呆れたような、着替えて、作業終わるまで仮眠しなさいよ、という言葉には素直に頷いておいた。
実際、そうしないと、辛いのも事実だったから]
はい、もしもし…。
うん、うん。もう近くにいるの。今から向かうね。
ありがとう。
[ロージアから通信がきた。戻っておいで、の言葉にほっとする。
いつも勝手に飛び出して、好き放題やってしまう私を見守ってくれる。多分、同じぐらいの年齢だけど、頼れるお姉さんだと勝手に思っている。
ホールを抜けて、みんなのいる場所へ…。]
[近くにいる、と言われたなら通信を切り、サフォアに笑んだ。]
ん、もう側まで帰ってきてるって。
言いたいことあったら言ったらいいよー?
いきなり出ていくな、とかさ。
[くすくすと忍び笑い。きっとヴィクトーリアと過去に何度か、そんな話をしたことがあったかもしれない。
今はすっかり後方支援につくようになってしまった。]
実のところここまで立ち位置というか、キャラの目的が決まってないのはいくつかの要因があったりするわけで、自分的ラスボスを決めるにはちっとばかし足りないなぁと思っていたりというか、シンドバッドが同時落ちでなけりゃ介錯頼んだところだ。
別に同士討ち希望と言ってもいいんだけど、でもそれだと他の人らが四日目にがんばった意味ないもんな。横から獲物かっさらうのは主義に反する。
でもってメイドさんならどうかって話だけど、今までかすりもしてないからなぁ。
結局、ゾンネでも挑発してその気になるくらいしかないかなとか考え中。
…、いきなり出て行ってないもん。ちゃんと声かけているし。
[ロージアの声>>68に、返事を返して部屋に入ってきた。]
でも、ごめんなさい。今度から飛び出さないようにする。
[そう笑って話したかと思うと、顔を引き締め、自分がいなかった間の司令室に様子を聞きたがっただろう。]
[短い仮眠の間に見たのは、幼い頃の夢。
そうする事を、自身の意思の介在なしで決められていた剣術の修行。
それへの反発は、確かに大きかった。
けれど、投げ出す事無く続けていた。
理由は二つ。
一つは、突っかかっては返り討ちにされる年上の少女に勝ちたい、という子供染みた意地。
そしてもう一つは、一度だけ抜かれるのを目の当たりにした一振りの太刀の存在。
惹きつけられたのは刃の煌めきか、それを手にした祖父の常と異なる気迫だったか。
いずれにせよ、いつか、そこに届きたい、届かせたい、と。
そう、思っていたから、剣の道は捨てる事無く。
前へと進んで、そして──今に、至る]
[ぼんやりとした夢現を破ったのは、呼びかけと肩を揺する感覚。
睡眠自体は全く足りていないが、どうにか目を覚ました。
平たい目の前に突きつけられるのは、先に渡した銀。
視線を上げれば相変わらずのジト目があったわけだが、わらって誤魔化して]
あ、そーいや、剣……。
[どーなった? と問えば、正式採用モデルの一つ前の型をつけておいた、と返される]
「ただし、一回『吼えたら』アウトね。
あれ、今のモデルの強度でやっと、なんだから」
……肝に銘じとく。
[『吼える』が意味するのは、滅多に出さない奥の手技。
あれは、仕留め損ねた場合リスクもあるため、よほどの事がないと使わないのだが。
そんな『よほどの事』も起こり得るのが現状だった]
私に行かせれば良かったのだ。
本体が行って怪我を負っては、
私のいる意味が半減してしまうだろうに。
[暗闇の中、
壁に背を預けるようにして顔無き影が苦言を零す]
そう言うな。
私は意志ある殺意は否定しない。
……それは即ち、私の否定に他ならないからな。
[影の男……もう一人の自分へと
苦笑交じりの視線を向ける。]
分かるだろう、私よ。
故に、影ではなく自身が赴かなくてはならない、か。
……理解できるというのも、面倒なものだ。
[ふん、と小さなため息]
いいだろう。
私は有象無象の駆除に専念しよう。
―――ただし、今日の所は自重してもらうがね。
しかしゾンネを挑発するってなかなか難儀だな。
雷は真っ向からの逆意見による完全な敵対だったか。他にゾンネが殺した相手はいないもんな。
切り口によっては傘下に入ってもいいんだけど。
それと、雷さん、w/wはゾンネに倒されたわ。
残っているHOPEが一つにならないと、希望を守る事は出来ない。
まずは、ナジームを何とかしないと…。
[とはいえ、人を爆弾にする彼の能力は、目の前で体感しただけあって、どうすればいいのか…。
―都庁―
――――、そう、か
[ほ、としたように息を吐く。
声が聞こえれば振り返り]
……無事か?
そちらは、どうだった。
―――確か、誰かが交戦中だった、か…?
[緩やかに首を傾ぐ。++]
/*
うっかり時間軸迷子ってなんですか?
→移動したり仮眠取ったり移動したりしてるんで、すぐに都庁についてしまうのはある意味迷子だと思う、というささやかなこだわりです。
なので、少しタイミングをずらしたいのでした。
[記憶の断片をどうにか辿れば、次に思い返すのは研究所だった。
無知は恐怖を呼ぶ。知ればそれは和らぐ。それは自分の中ではごくごく当たり前のことで、そして自分にはそれができる環境があったような気がする。
NEXT。この得体の知れない力の解析をするには十分ではなかったが、それでも設備はあった。
そして、自分の力はそれに最も適していたといっていいだろう。
多元定理変算。カウントレス。自己を増やす能力。
サンプルがあるのなら、開いて中を見るのが最も手っ取り早い]
[無事かと聞かれ>>78]
私は大丈夫…。
[ツキシロさんが手に持っているエプロン]
それは何?何故、エプロンなんて持っているの?
[増えた自己とは精神下で繋がっている。
生きながら身体を切り刻まれ、中身を露出し、じっくりと観察され、その光景を最期に痙攣しながら死に至る。
そのおぞましい体験を、狂おしい経験を、自分の恐怖を取り除くために自分は続けた。望んで実験台になった。
そんな経験を何度も体験している内に、精神は耐えられなくなり、過去は砕けた。砕けて、破片となり、ばらまかれたのだ……]
雨は嫌いだ。
いらないことを思い出す。
[しばらく爆発の音は無い。事態が収縮したらしい。
ナジームはどうなったのか。出てくる姿を見ようものなら、状況次第で闇討ちも考えにはあった。……とはいえ、本気でするかといえば微妙ではある。もしそれを狙っているのなら、都庁の周りは複数の黒いNEXTが囲んでいるはずだ]
強大な力は、それに何か意味があるのだと勘違いさせる。
そうすることで……内なる恐怖から逃れたがるかのように。
[W/Wは倒された、という言葉を聞けば、そう、と重く呟いた。
彼の言い分には、結局彼と言葉を交わし合うこともなく分かり合えないままになってしまったということだ。
人類の希望として名を連ねる筈だった彼も、おそらく力のあるNEXTだったはずだ。
そのNEXTをひとりでも世から減らしたことは、彼にとってどんな思いなのだろう。]
――ひとつ、か。
なれるといい、けど。
[今ですら全員揃わぬ状況に、金の髪を揺らした。]
―都庁―
…そうか、
なら……いいけれど。
[エプロンを軽く持ち上げて示す。]
ミヤコさんにもらった。
お守り、だそうだ。
電磁波を防ぐ。
―――ナジームの能力を遮れるかもしれない。
しかし、この世に意味が無いことなどない。
私達は一人が一つの歯車だ。
何か一つ違えば、
きっと世界は大きく変わってしまうのだろう。
[ブライアンの背後。
黒いコートを羽織ながら、ビルの陰から姿を現す。]
人はこれを、縁故と言うのだったかな?
[―――ひとつに。
思うのは。
殺したのはNEXT で
殺したのは人間 で
殺されたのはNEXTで
殺されたのは人間で
――耳に振れた。
あの日、遠い日、暴走した力。
砕いたのは―――己で ]
ナジームの能力を防ぐ、お守り。
電磁波を防ぐと、ナジームは物を爆発させる事が出来ないって事?あのキーンと耳をつんざく音も電磁波の発生音なのかしら。
そういえば、ナジームと会った宮古さんに病院で会った。
意識が戻っていなかったから話は聞けなかったけど、彼は爆風にやられたていなかったわ。
何故、ナジームは爆弾を使わなかったのかしら?
[―――それでも、もがいて。]
……、…なれるように
動くって決めた。
だから、
やれること、
やるしかない…―――
今は。
ナジームを、止めなければ
─ 都庁 ─
[移動にかける時間は最低限に、と。
出来る限り裏道を選んでショートカットを心がけつつ。
それでも、異変がないか、に意識が跳ぶのは已む無し、と言った所。
それでも、いつまでも合流しない、というのは状況柄好ましくないのも理解しているから、可能な限りの最短ルートを選択して]
……って。
ハっデにやってったんだなぁ……。
[今は鎮まっているようだが、崩れた様子がその時の状況を端的に物語る。
一応、駐輪場だった場所の隅に愛車は停めて、それから。
いるであろうメンバーに向けて、通信回線を開く]
こちら風薙、遅くなってもーしわけないっ!
みんな、どこに集まってんの?
[かけられた声は、知っているものだった。とはいえ面識があるわけではない。
単純に相手が有名人であるというだけのこと]
いいや、この世は無意味で無価値に溢れている。
たかだか一つ違ったところで、世界は変わりはしない。
その程度で変わるのは個人の運命くらいだろう。
[振り向き、その人物を視界に納める。
ゾンネ=ユーベルス]
それを人は、縁故と言うのだ。
だが、その個人の運命が……
数万数億の人命に関わる場合もあるだろう。
今の私の様にね。
[クク、と笑みを零す。]
まぁ、私に言わせれば
今の人という存在自体が……
無価値で溢れていると言うべきか。
ミヤコさんに聞いた。
ナジームは
電磁波を操って爆弾を爆発させている、と。
……それを、妨げる策がある、とも謂っていた。
―――きっと、それが“成った”んだろう。
だから。
今は、チャンスのはずなんだ。
今がチャンス…
[>>92ツキシロさんの話を聞き、つぶやく。
風薙さんが来るのを待つ。雨は少し止んできたかしら?]
音?
[耳をつんざくような音、とヴィクトーリアが言うのに首をかしげる。]
それって、どんな――
[モスキート音だとは気付けない。
自分の歳など知らないが、ヴィクトーリアよりは歳上なのかもしれない。
少なくともそんな音を聞いた覚えはなく、ヴィクトーリアに問う。]
すまなかったな。
[その人物を前にして、まず言うべき言葉はそれだと思っていた。……実際に会うまでは]
記事で読んだ。君がそうなったのは私のせいだ。
以前の君ならそんなことは言わなかったろう。
君の行く道は私のために狂ったようなものだ。
─ 都庁 ─
[居場所の確認への返答はヴィクトーリアから得られ。
どうやら、こっちも大丈夫かな、と思いつつ、都庁内に踏み込む]
……うわぃ。
中もすげーな……。
[口をつくのはそんな感想。
ともあれ、伝えられた場所へと向かう歩みは急ぎ足。
僅かな時間でも休息を取れたことで、だいぶマシになっているな、と思いつつ]
風薙緋焔、ただいま帰還しました、っと。
……中々戻れなくて、色々、ごめん。
[最初に口にしたのは、こんな言葉だった]
[問いかけに答えが返るより先か後か。
チャンス、という言葉には、頷く。]
――ええ。
体勢が整い次第議事堂へ向かうつもりよ。
ひとつになってね。
[風薙がこちらへ来るらしいのをヴィクトーリアの様子から悟れば、遅いとばかり片足で地を踏みながら。]
まずはジャブかなぁ。
切り崩しが趣味ではあるんだけど、さっさと切り込んでもらいたいんだろうな。
ゾンネに対してやっておくべきことは、あるにはあるんだが。そこまでたどり着けるといいにゃあ。
[>>82一つになれるか不安そうに言うロージアに]
なれる。私達、仲間ですもの。
[そう言って、ロージアの手に自分の手を重ねた。
風薙さんがやってきた。]
ごめん、というのは、なしにしましょう。
私だって、なかなか戻ってこられなかったんですもの。
投票を委任します。
ゾンネ ユーベルスは、シャッテン に投票を委任しました。
[眉をひそめる。
声をかけられた時点で、話はそのことに関するものだと思い込んでいた]
シンドバッドの二つ目の要求だ。
今は取り下げられたらしいが、あれは元々私が書いたものでね。
いわば、私は偽物のシンドバッドなのだよ。
……ああ、成る程。
それならば、別段気にしないでも良い。
[ゾンネの後ろに重なるように、
シャッテンがぼんやりと浮き上がる。]
確かに、あれが最後の一押しになった事は否定はしない。
だが……以前から疑問には思っていたのだよ。
この世には―――、
どう足掻いても救い難い奴が居るのでは無いか。
人とは、救うべき存在なのか、と。
それが、私から影……シャッテンを生み出した
[ごめんというのはなし、というヴィクトーリアの言葉に、ほんの少し、眉が下がる]
あ、いや、なんというか。
……なんとゆーか、俺、ここに集まってから単独行動ばっかりだからさ。
[元々そういう気質があったのは否めないのだが、どうにもここの所それが集中しているような気がして。
そこらが少し、決まり悪くもあった]
投票を委任します。
ブライアンは、シャッテン に投票を委任しました。
[一つになって、というロージアの言葉に心強さを覚えて、>>94音の事を聞かれたら]
えーっと、昨日ナジームたちがここへ来て爆発行為を行った時、そういう音がしたの。
[おもむろに携帯電話を取り出し、アプリを立ち上げる。]
これ、聞こえる人と聞こえない人がいる着信音アプリなんだけど、これに近い感じかな?高音域を鳴らしているの。
[これを使って授業中にメール交換をしていた人がいてね…、と付け加える。]
つまり、このような音が聞こえなかった場合、宮古さんが言っていた策は、成功したと思っていいと思うわ。
音が聞こえなくても、高音域を拾える機械があれば誰でも確認は出来るはず。
なるほど……。そういうことになるのか。
[ぼんやりと浮かび上がる影。それを目にしながら、納得したように呟く。
天秤。その男はそう言った。
彼の心には元よりそれがあったのだ]
しかし、ではなぜ私になど声をかける?
君との接点は、私にはその一つしか思い浮かばないが。
なに、少々興味深かったのだよ。
"強大な力には、何か意味があると思考する"
それはまさに、
私の内に宿った最初の疑問そのものだ。
君は一体、これについて
どのような答えを用意するのかね?
―都庁―
カゼナギ。
[声が聞こえれば、そちらを向いた。]
……無茶はするなよ
[首を緩やかに傾けた。
傷は浅くはなかったはずだ。
高音域アプリが起動する。
僅かに眉を寄せた。
しかし、しっかりは聞こえない]
…モスキート音、か
[単独行動ばかり、という風薙に首を振る。]
それ言ったら、あたしとかどーなんのよ。
単独行動とった挙句SOSとか、チームどころの話じゃないわ。
[言って笑えるのも、風薙がごめんはなしだと言ったからだ。
というのは口にしないとして、ヴィクトーリアの着信音に耳を澄ませるが。]
……聞こえる?
[首をまた少し傾げて、風薙へ聞いた。]
[その問いには、皮肉げにクツクツと笑った]
その問いの答えか。
ならば、もうすぐ出ると思うよ。
[あっさりと、当然のことのように。
それはたしかな予感。
破片となり続ける記憶。朧な自己。ちぐはぐになっていく人格]
私はもうすぐ完全に壊れるだろう。無意味にね。
君に比べれば弱い力しか持たない私だが……結局は、何も残せずに終わる。
結局、世界はそういうものだ。
わかってますよ、と。
……やりたい事残ってるのに動けなくなるよーな事にゃしません、って。
[無茶は、というツキシロに、軽く肩を竦めて見せる。
傷の深さは、ある程度は読まれているだろうから、なにも言わずに]
あはは……じゃ、そゆ事でっ。
[ロージアに笑ってこう言って。
ヴィクトーリアが起動したアプリの音の事を問われると]
いや……何にも。
[しばし耳を澄ませてから、首を横に振った]
いや、君は確かに残した。
私という悪意の光を生み出す最後の切欠を。
[紅い瞳は
目の前の男を真っ直ぐに見据えて。]
先程の縁故の話だが……。
君は私という一人の運命を変え、
結果として数万数億の人生を変えたことになるのかもしれないな。
成る程……これもまた、繋がりか。
[くるりと、男へ背を向ける。]
切欠、ね。
[ふん……と鼻から息を吐く。
背を向けた男に投げかける言葉は、当然のように]
君には無理だよ。
その細い足で、君の行く道が踏破できるはずがない。
ならば次は這ってでも。
たとえ首だけになってでも食らいついて進もう。
元より、私が踏み締める道は修羅の道。
五体満足で進めるなどと思ってはいないよ。
[振り返ることなく。
その歩みは止まらない。]
私の意志は、言葉では決して折れはしない。
止めたくば意志持つ力で止めるが良い。
人の歩みを進めるのも、止めるのも……
希望や絶望などというまやかしではなく、
いつの世も人の意志に他ならないのだから。
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