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ナジーム ラシュディはシャッテンに投票を委任しています。
ブライアンはシャッテンに投票を委任しています。
ニュースキャスター は 真田 玄斎 に投票した。
ゾンネ ユーベルス は ニュースキャスター に投票した。
ナジーム ラシュディ は ニュースキャスター に投票した。
雷 宗太郎 は ニュースキャスター に投票した。
守川 篝 は ニュースキャスター に投票した。
ヴィクトーリア・フォン・リントブルム は ニュースキャスター に投票した。
風薙 緋焔 は ニュースキャスター に投票した。
紅金の ロージア は ニュースキャスター に投票した。
宮古護 は ニュースキャスター に投票した。
サフォア ツキシロ は ニュースキャスター に投票した。
高嶺 耀 は ニュースキャスター に投票した。
シャッテン は ニュースキャスター に投票した。
真田 玄斎 は ニュースキャスター に投票した。
ブライアン は ニュースキャスター に投票した。
ニュースキャスター に 13人が投票した。
真田 玄斎 に 1人が投票した。
ニュースキャスター は村人達の手により処刑された。
今日は犠牲者がいないようだ。人狼は襲撃に失敗したのだろうか。
現在の生存者は、ゾンネ ユーベルス、ナジーム ラシュディ、雷 宗太郎、守川 篝、ヴィクトーリア・フォン・リントブルム、風薙 緋焔、紅金の ロージア、宮古護、サフォア ツキシロ、高嶺 耀、シャッテン、真田 玄斎、ブライアン の 13 名。
シャッテンは、真田 玄斎 を投票先に選びました。
シャッテンは、高嶺 耀 を能力(襲う)の対象に選びました。
投票を委任します。
ゾンネ ユーベルスは、シャッテン に投票を委任しました。
投票を委任します。
守川 篝は、ゾンネ ユーベルス に投票を委任しました。
投票を委任します。
守川 篝は、シャッテン に投票を委任しました。
―夜の街―
[ 停電で闇に沈んだ街で蠢くのは、異形の者たちだけではない。
市民の大半は不安に怯えながらも、冷静な対応を呼び掛ける警察や自治体の広報に従い、大人しくライフラインの復旧を待っていたが。
非常事態を絶好の好機と捉える犯罪者は必ず存在する。
それは当然、特殊な能力を持たぬ人間もNEXTも変わりはない。
ここにもその好例があった。
一人暮らしの女性の家に押し入り、金品を強奪。その後は女性を強姦し、奪えるものは根こそぎ奪うつもりの二人組である。
停電だけでなく連日の大量殺人とゾンネの会見で気が立った付近住民が、むしろ普段より一層不審な物音や気配を警戒している中、大胆な犯行と言わざるを得ない。]
[ だが彼らが順調だったのはそこまでだった。
――ガシャーン!!
窓ガラスが割れ、先端が細く尖った杭のようなものが何本か突っ込まれた。
振り向けば窓一杯に巨大な黒い影。
ふたりの強盗たちだけでなく床に転がされた被害者でさえも、突然の事態に呆然と目を見張って動きが止まった。
その間に杭様と見えた、巨大な節足動物の脚は、ガラスの無くなったサッシを器用に抉じ開けて中に侵入してきた。
身を屈めてゆっくりと部屋に入り込んできたそれは、人間よりも巨大な蟲。
悪夢でしか見られないような恐怖の光景。
強盗のひとりが反射的に遁走し、悲鳴か何かを上げようとした刹那。
恐ろしい素早さで蟲が跳び掛り、鋭い足爪が男の頭部を貫いた。++]
[ 脚爪で床に縫い止められた死体の四肢がびくびくと痙攣する。その下からじわりと赤い――闇の中では油のように黒い液体が滲み出て拡がっていった。
それを棒立ちの片割れが目視した直後、今度は人間体の指爪が彼を襲った。
鋭い爪に切り裂かれ、男の胸に数本の赤い筋が走る。
泣きながらガタガタと震える男はだが、一撃で死ななかったことに安堵する暇も、怪物の次の攻撃を恐れる暇も無かった。
灼けつく痛み以外にも、胸から広がるのは麻痺。
胸元に手をやろうとして、呼吸すらままならなくなり、喉から擦れた音を出すのが精一杯の男はバタリと床に倒れた。]
[ 縛られたまま床に転がる女性の目の前で、悠然と蟲は部屋を横切っていく。
その頃には、勇を奮ったお隣さんが、どんどんと部屋の扉を叩いて、女性の無事を確認しようと叫ぶ声が聞こえてきていた。
蟲は、強盗が物色する為に乱暴に開いたクローゼットからワンピースを一着手に取ると、入ってきた窓から出て行った。
その前に、ペン立てに刺してあった鋏を爪で引っ掛け、女性の目の前の床に投げ落として。
蟲はベランダのフェンスを乗り越えて、闇のなかへと姿を消した。**]
投票を委任します。
高嶺 耀は、シャッテン に投票を委任しました。
[ この日、蜘蛛様のNEXT目撃は他に数件。
スポーツ用品店のショーウィンドウを割って展示されていたスニーカーを盗もうとした窃盗犯が、糸でぐるぐる巻きにされて街頭から吊り下げられた件。
パトカーに乗った警察官が発見し、本部に無線連絡を取ろうとしたところ、車両ごと鳥もち状の網に捕らわれて身動きが取れなくなった件。
これらはいずれも被害者は生存している。
ちなみに、ショーウィンドウが割られる被害を受けたスポーツ用品店からは、マネキンが着用していたスポーツウェアの一部が消えていた。]
投票を委任します。
ヴィクトーリア・フォン・リントブルムは、シャッテン に投票を委任しました。
投票を委任します。
サフォア ツキシロは、シャッテン に投票を委任しました。
―病院襲撃の夜/公園にて―
[何とか動けるようになったのは
どれくらい休んでからだったか。
人通りが少なかったのは幸いだった。
下手を打てばニンゲンに襲われていたかもしれない。
犯罪者は間違いなくいるのだから。
乱れた息を整えて、
ゆっくりと顔を上げて病院のあるであろう方を向く]
…――、…
[ツキシロは知らない。
電気を通すNEXTが、再び電気系統を
復活させていることを。]
―夜の街―
[ 暗い通りを花柄のワンピースを着た背の高い女性が歩いていた。
少し骨ばったボディラインは、スレンダーとは言ってもあまりに凹凸が少ないが、問題はそこではない。
俯きながら爪先立ち気味で歩いている姿は、如何にも挙動不審だが、素足に布を巻きつけているだけでは足元が気になるのも当然と言える。++]
―夜・公園付近―
[ 目標目掛けて最短距離で移動してきたが、そろそろ時間的に限界だった。
夜明けが来れば、Groom Huntressの巨体はどうにも目立つ。
そう考えて一旦人の姿に戻ったのだが。
衣服を調達する際に、靴も一緒に戴いてくるのを忘れてこの有様である。
これ以上進むならやはり何処かで靴を…と思い始めた頃。
丁度公園からふらふらと出てくる人影が目に映った。]
[そういえば昔夜道で襲われたことがあったな
と、そんなことを思い出す。
少々荒れていた時期だったから
突っかかっていって危なかったな、とか。]
…――ん、
[街灯は未だ灯らない。
足音が聞こえた気がして眼を凝らした。]
[ この格好で追い剥ぎはリスキーだな……とそんな思考が一瞬頭を掠めたが。
足を引き摺るように出てきた人物が、怪我をしているようだとなれば、報復の狩人から良識的な社会人へと意識が切り替わる。
自分の格好の不自然さはまず棚上げして、怪我人の救護を優先した。]
そこの君、大丈夫ですか?
投票を委任します。
雷 宗太郎は、シャッテン に投票を委任しました。
…、あ、…ああ、…
だいじょうぶ、です。
[できるだけ、不自然ではないように答える。
が、隠し気味に押さえる腕は
火傷や裂傷を負っていて不審すぎた。
暗がりの中、その声には聞き覚えがある気がしたのだが――]
セルフスタンドを実際に目にした時も驚きましたが
まさか街灯から繭が栽培されているなんて……。
随分と様変わりしたものです。
[ 暗がりでは細かい様子は近くで見なければ分からない。
が、隠すように押さえた腕は明らかに負傷しているようで、こちらも不審人物である自覚は充分にある以上、無理に介抱はしないが怪我人を放置するのも気になった。]
本当に大丈夫ですか?
手助けが必要なら……
[ 一応怪我の様子くらいは確かめておくかと、そろそろと歩み寄る。
その人物が面識のある誰かだと気付いたのは、特徴的なピアスが長めの髪の間から揺れているのが目に入った時だった。]
ええと……
[ 名前が出てこない。
知らないのだから当然なのだが。]
……喫茶店の人?
[ やっとそれだけ思い出した。
しかも店名を言えていない。]
―夜:公園付近―
[近づいてくれば、不思議な格好だと思う。
まず、靴を履いてない。
なぜだか裸足のままのメイドを思い出した。]
…――いえ、その。
歩けますから…、……――
ぇ、…あれ、
[いつもの格好ではなかったが
姿がはっきり見えれば馴染みの客だとわかる。
名は知らない。首を傾いで眼を瞬かせた。ピアスが揺れる。]
――お客様?
[いっぱい居る が。それ以外に呼びようがない。]
はい、 ええと
……、…いつも、ありがとう ございます…
[間違いなく店員だった。]
―― 夜・街中 ――
[花の辺りをさすりつつ、改めて白い繭状のものを見上げる。オブジェだろうか。アートだろうか。はたまた世間を知らない間に開発された新手の蚊取り線香だろうか。
メイドは進展の無い繭から視線を外そうと、]
!?
[二度見した。
白い謎の蚊取り線香が、微かに動いたのだ。]
モノだモノだと思っていましたが
もしやこれは、知らない間に開発された
人工生命体……ないしはNASUが捕獲した
宇宙的侵略生物……?
[メイドは心なしか目をきらきらさせている。
繭は、更に動いた。
メイドは、目を瞬かせた後――一言。]
……う、宇宙人様……?
[未知との対話を試みた。]
/*
さて。
いるけど何しよう。
宮古くんとこ行っときたいが、夜までいないなら、どこかに接触も考えるがのう。
ツキシロくんに! あえない!
今会うと高嶺の後を追ったことになる→所々の事件を目撃した上でスルーしたことになっちゃうよね……
[ 微妙な空気が場を支配した。
暫く間を置いた後、気を取り直して、ウェイターの人に話しかける。]
やっぱり怪我をしているんですよね?
[ 目線で火傷と裂傷の見える腕を示す。]
人に見られたくない事情がおありなら詮索しませんが。
[ 含み持たせて、更に一歩間合いを詰め]
ところで、物は相談なんですけど。
黙ってあなたが行きたい所に行く手助けをする代わりに、服を貸してもらえませんか?
[ いっそにこやかと言っても良い口調で切り出した。
きゅるきゅると頭を働かせてかれなりに計算した結果である。]
……。
[やっぱり へんな挨拶だったよな…と
脳内で反省会していたら話しかけられた]
…、……――ぅ
[言葉に詰まる。
一歩間合いを詰められて片足だけ半歩引いた。
眩暈がするのは否定しない。]
……――、…
[ベクトルは違うだろうが不審人物はお互い様だろうか。
暫く無言で見合った後]
……、……、 わかった。
[頷いたのだった。]
[正直なところ、早く休まなければ
回復がままならない、というのもある。
行きたい場所。休めるところ。
まあ――喫茶店から遠くない、自宅である。]
[夜道は暗い。すっかり人通りの減った道は、夕方より歩きやすいが、心細さもそれなりだ。
そんな夜道を月は黙って照らしている。]
お月様、ありがとうございます。私もお月様みたいになりたいです。
[太陽のように力強く照らす事は出来なくても、そこにいる事で安心できる。そんな人になりたい…。
そんな時、カバンの中の携帯電話が鈍く震える。]
あ、メールが届いたわ、電話が復旧したのかしら?
それがですね。
道路を歩いていたら突然
白い塊が宇宙人で街灯から吊り下げられていて……
………
?
シャッテン様、ですよね?
突然変声期に入られたようなお声……。
もしや喉を?
[そこにあったのは、都が決議したHOPEに関する知らせ。>>441]
はい、喜んで。みんなの平和、私の願いの為に、この力を役立てられるなら。
[明日は忙しい一日になりそうだ。早く家に帰らないと++]
商談成立ですね。
[ 晴れやかな顔でにっこりと微笑んだ。
早速ツキシロの隣に移動し、肩に掴まるように促す。
体格がほぼ同じなので、極端に掴まり難いということはないだろう。
その後は彼の指示通りに、肩を貸して歩いて行った。]
―夜の公園付近―
…… ああ…。
よろしく、たのむ。
[なんだか、押し切られた感がある。
控えめに頷いて、肩を借りる。
距離は、ほどほどにある。
かれの手助けがあって正直助かった。]
ここでいい。……ちょっと待っててくれな。
どういう服がいいとか、あるかな。
…そんなに種類 ないけど
[部屋の前で、尋ねる。
特になければワイシャツとスラックスという
飾り気のないものになるが]
―― 夜・街中 ――
[白い繭は、もふもふとくぐもった声を返してきた。]
………………
[街灯がぎしぎしと揺れている。
繭は、とても活きがいい今年水揚げされたばかりの魚のようだ。目を輝かせていたメイドは、元の眠そうな表情に戻った。]
なんだ、ただの人間ですか……。
[繭は、一層激しく動き出した。抗議しているかのようだ。
やがて拘束されたまま動くのは疲れたのか、
繭の動きは小さくなってしまった。]
しかし何故このようなところにおられるのでしょう。
新しいマゾヒストの形……?
[首を傾げつつ、メイドは繭を放置プレイした。]
他人様からお借りするんですから、この際デザインがどうとか色がどうとか贅沢は言いません。
[ うっすら笑って答えたが、ということは普段は徹底的に拘っていると言うことだ。
兎に角ツキシロから渡された衣服はありがたく受け取った。]
ずうずうしいついでに靴も貸してもらえませんか。
自分のは無くしてしまったので…。
[ 今度は忘れずに切り出した。]
―夜:自宅付近―
[言葉の端から拘りを感じた。
あのスーツも特別製なのだろうか]
――――そう、
なら、いいけど
……靴を?
[首を傾げたが
こちらも詮索無しで手助けしてもらったわけだし、と、それ以上は突っ込まずに]
サイズ、合うか…?
[黒合皮のローファーを一足取り出す。
サイズは男性の平均程度ではある。]
[しばらく大通りから外れた路地裏を歩いていた。月の光もここまでは照らしてくれない。]
この道を抜けたら、教会も近いわね。
早く帰らないとみんなが心配している。
[夜の闇から何かが出てきた。人影はだんだん大きくなり、紅い瞳がこちらを見ている。]
ゾンネ…、ユーベルス。
[拳をぎゅっと握り締める]
[ 高嶺が普段履いているのは、既製の男性靴だと普通の店でギリギリ置いてある小さめサイズである。
おそらくはツキシロと1サイズか2サイズ程度小さいだろうか。]
……努力しましょう。
[ 色々飲み込んだ。裸足で歩くことを考えれば数倍マシである。]
―夜:自宅/ワンルームマンション―
……ちょっと待っててくれ
[謂って、一度部屋へ戻った後
まだ封を開けていない黒い靴下を差し出す]
履けばマシかも。
[と、端的に伝えた。]
なぜ、君は人のために戦う?
人とNEXTは相容れない。
―――人は弱い。
そう、心も、体も……どうしようもなく。
[コツ、と。
夜の闇の中、靴音がやけに大きく響く。]
私はNEXTの味方だ。
同胞であるNEXTを殺したくは無い。
単刀直入に言おう……
共に世界を変えないか、
NEXTが蔑まれない世界を作るために。
[ 差し出された黒靴下を受け取る。]
どうもありがとうございます。
重ね重ね申し訳ないんですが、ここで着替えさせてもらってもいいですか?
[ と衣服を抱え、ワンピース姿でじっとツキシロを見詰める。感情に訴える作戦である。]
人は弱い?
ええ、人は弱いわ、自分以外の強いものに恐怖を覚えるし、異質なものを認めない人もいる。
[近づいてくる足音に圧迫感を感じるが、目は背けない]
でも、そうでない人がいる事も知っている。
だから、私は人間もNEXTも一緒に暮らせる世界を望む。
NEXTが蔑ろにされない世界…、あなたが欲しい世界ってNEXTが、人間を蔑ろにする世界に聞こえるわ。
[テレビで見た、自分と相反する人間を無差別に殺した、あの風景が脳裏に蘇る>>2:239]
―夜:自宅付近―
へっ…!?
[目を丸くする。
想定外も想定外。
いや確かにどこで着替えるのかという話しではある。気が回らない辺り朴念仁の気があるのか。
感情に訴えられるのは、弱い。]
……いや、まあ、
べつに、いい、けど―――
[しかし部屋はワンルームである。]
……わかった、外に出ておくから。
人を蔑ろにする、それの何がいけない?
君はもしかして……
人とNEXTが同列とでも考えているのか?
[軽く首を横に振りながら、
小さな溜め息をひとつ。]
NEXTは人の上位種だ。
自分達より劣る生物を糧とし、狩り尽くす。
時には都合の良い様に作り替え、増やす。
今まで人がやって来た事を今度は私達が行う。
自業自得だとは、思わないかね。
自分達がするのは良いが、
やられる側に回るのは御免被る……
その様な道理があってたまるものか!
[目の前の女性が騎士へと姿を変えると同時。
ゾンネの周囲を光が包み込む。]
私は光………
全てを焼き尽くす永久の憎悪―――変身!
―夜・ツキシロの自宅付近―
ありがとうございます。
[ 本当に嬉しそうだ。
別に見られても気にはしないが、出てくれるというのを断る理由はない。]
本当に重ね重ねご迷惑をお掛けしてすみません。
[ お詫びに頭をぺこぺこ下げておいた。]
[ゾンネが変身した。リヒタル・ゲゼッツ、その姿は輝く光のよう。
今まで感じなかったけど、そのまばゆい姿は憎悪の光だったのか。
一瞬怯んだが、騎馬に一喝与えて突撃する。]
NEXTだって、父と母から生まれた人間の子。
上位とか下等とかなどない!
[間合いを詰めて、剣を高く振り上げた]
―夜:自宅付近―
[―――押されっぱなしのような気がする。
が、頭を下げられれば首を横に振り]
……や、気にしなくて、いい。
[大丈夫、と重ねて]
それじゃ、
着替えられたら出てきてくれ。
[謂って、扉をゆっくり閉めてそれからもたれ掛かり空を見た。]
……、
[おかしなことになってるなあ、とぼんやり思いながら。]
その過去からの系譜を……
悪しき鎖を絶つ時が来たのだよ!!
[騎兵の姿通りの起動力。
その勢いのまま振るわれる剣閃……
それから刹那の差で後方へと逃れつつ、
腕から数本の光の矢を放つ。]
―ツキシロの自宅―
[ 家主の青年が外に行き、ワンルームマンションには一人だけが残った。
見渡すと、モノトーンと言うも殺風景な部屋だ。色彩があるのは、机の上の雑誌くらいなものか。
NEXTについて書かれた記事に目を細める。日付と内容を確認し、あたりをもう一度確認する。
パソコンの類は外に出ていないようだが、家捜しして怪しまれるのも不味い。
取り敢えずは、服を着替えることにした。]
[速い!
騎馬の機動力と自身の動きを併せて振り上げた一撃を逃れつつ、腕から数本の光の矢が放たれる。
騎馬のステップで交わしつつ、避けきれない一本の矢を剣で受け流す。
手に鈍い痛み、痺れのようなものが走った。]
過去からの系譜…、悪しき鎖。
何なの、それは。あなたはその紅い瞳で何を見たの?
[痺れた手に力を入れ直し、もう一度突撃しようと間合を図る。]
―夜:自宅前―
[扉にもたれ掛かり手持ち無沙汰。]
…あー……
[部屋の中に、
nextの起こした事件についてのメモもそのままだ。だが、あまり気にしないことにする。
月城研究所に間する資料は、本棚に差し込んだままだった。]
[何を見た。
そう問われたとき、ピクと動きが一瞬止まる。]
―――人の……愚かさだ。
君とていつかは恋をし、子を宿すだろう。
その生まれて来る子供がNEXTだった時……
今のこの歪んだ世界で、幸せに生きられるか?
この世界を守り続けたとして、
良い方向に変われる可能性がどれほどある?
変えなければいけない……
未来の為に、この世界を!
[握りしめた拳に光が灯る。
叫びと共に光を強めていくそれを拳に宿して、
白き騎士へと全力で飛び掛かる。]
[ 手早くさっさとワンピースを脱ぐ。
白く平らな胸、下着代わりに穿いた陸上競技用のスパッツはボディラインを完全に露わにしているが、そこには性を感じさせるものが一切欠落している。
ワイシャツを羽織り、ボタンを留めながらざっと本棚にも目を通す。]
……?
[ 本の間に差し込まれた書類の束を見つけ、そっと引き出す。
「月城研究所」の文字が見えた。]
[ あまり手間取る訳にも行かないから、見るのはページの端を捲った少しだけだ。
目は文字を追いながら、その間に靴下とスラックスを穿く。
最後にそっと資料を元通りに本棚に押し戻すと、ガラスに移った自分の姿を確かめて、ボタンを開ける数や襟や裾の位置を整えて見栄えを整えた。]
―月城研究の資料―
[月城研究所における研究と
数年前の事故――否、事件についての切り抜きと公的資料。
やや斜めに傾く癖のある字で注釈やメモが書き加えられていた。
あの事件がnextがらみであることもある程度読めば知れよう。
そこにツキシロの名もある。
――生きているべきなのか。
――どちらなのだろう?
問いかけは、幾度か乱れた字で書かれていた。]
[ そうしてから漸く扉の外に声を掛けた。]
終わりました。
[ 明るい声で呼びかけ、内側から扉を開く。
家主の青年は待ち草臥れているだろうか。
掛かった時間を不審に思われないかどうかが少し不安だった。]
!!
[びくっ!!
とした。
完全に油断していた。
猫を抱えた状態だった。]
あ、ああ。
や、大丈夫だ。
[すっと立ち上がる]
そっちは、問題なさそう、かな。
[生まれてきた子がNEXTだった時…、幸せに生きられるか?
そう問われた時、気が一瞬緩んだ。
NEXTになった自分。NEXT故、家族と離れ離れになった自分。その能力を宿しながら、隠し続けてきた自分…。]
はっ!
[戦いの場では、その一瞬の気の迷いが危険を呼ぶ。目の前には光を拳に宿したリヒタルがいる。
慌てて回避を試みるも、拳を避けきれずに脇腹のあたりを掠め、勢い余って落馬した。]
それでも…、
それでも、誰かが誰かを虐げる事は許されない。
世界を変えるにも、他のやり方があったはず。
NEXTになった私を怖がる人間もいたけど、NEXTである自分を支えてくれた人間もいる。
綺麗な世界しか見てなかった私だけど…、無力で無知な私だけど。きっと、方法はあるはず。
[脇腹を抑えながら立ち上がる]
あなたの憎悪はその程度かしら?
[立ち上がり、剣を構え直す]
[ ドアを開けたら野良猫を抱えた家主がビックリしてこちらを見上げていた。]
ええ。ありがとうございます。
サイズはぴったりでした。
[ 微笑んでまたぺこりと頭を下げた。
飾り気のないシャツとスラックスが、少し着崩しただけなのに、それなりにお洒落に着こなしているように見える。]
―夜:自宅前―
それは、よかった。
……ファッション関係かなにかなんですか?
[感嘆のまま素直にこぼした。
にゃあ、と猫に抗議されて地面に下ろした。]
遅いのだ……何時になるか解らない理想論では!
不確定な救いなど何になる―――。
[変身しても変わらぬ赤い瞳が、
真っ直ぐに白い騎士を見下ろす。]
―――何度でも言おう。
人に守ってやる価値など、塵芥程も無い!
私達の力は、NEXTを同胞を救う為の!
人を滅ぼす為の力だ!!
[天へと掲げた両腕に、強大な光球が生み出される。
それはまるで、
全てを焼き尽くすが如き揺らめきを―――………]
[ 問われて少し考え込む。
素性を教えた方がいいのだろうか。
最悪の事態は、友人の家を出ると決めた時からぼんやりとではあるが考えている。
後はこの青年がどの位置にあるかなのだけれど]
ええまあ。
服飾デザイナーをやっています。……殆ど売れていないインディーズですけど。
[ 青年の腕から逃れた猫が、とててててと走り去っていくのを目で追った。]
そこまでにしておけ、私よ。
[一切の音も無く。
リヒタルの影より顔無き男が現れる。]
説得は失敗だ。
彼女には意志がある……これ以上は無駄だろう。
間もなく夜も明ける。
ここらが潮時だ。
[そういうと同時。
リヒタルとシャッテンの影が自身達を飲み込みはじめた。]
―― 夜/路地裏/コンテナ陰 ――
[メイドはいつもの場所へ帰ってきていた。
彼女に帰るべき場所は、他に無い。
ネズミとゴミと時々猫と、冷たい壁と。]
難しく考える必要は無い……。
[自らに埋められたカゲの中、シャッテンと目される人物が言った。私は私であり、難しく考える必要は無いのだと。]
私は私。
メイドはメイド。
[呟く。
誰かの影が、さっとメイドの体を覆った。
見上げると、そこには成人男性が二人。]
?
[コントラストが強くて誰であるかはわからないが、服装だけは見て取れる。どうやら警察らしい。資料のようなものと見て、どこかに無線を飛ばしている。]
[こちらを見つめる目。
――裸足のメイドを発見しました。
誰かと話している――連絡を取っている。
こちらへ歩み寄る足。]
…………。
[メイドは、その場から逃げ出した。
警察はまもなく彼女を見失い、消息が掴めなくなった。**]
……ところで、NEXTに興味があるんですか?
失礼ですけど、ついうっかり目に入ったもので……
[ 申し訳無さそうな声音をつくり、しれっと切り出した。
本棚の資料も覗いたことはおくびにも出さない。]
―――………そうだ、な。
[暫しの逡巡の後、腕を下ろせば
激しく輝いていた光球も虚空へと消える。]
……また、会おう。
戦いの場となるである事が残念だ。
[そう言い残して。
二人の男は影の中へと消えて行った**]
[立ち上がるのが精一杯の自分に向けて、人間に対する憎悪の言葉を向けるリヒタル。
彼の憎悪とはこれほどまでにも大きかったのか…。
両手をあげた憎悪は光を集め、目を開けるのも辛い程の大きさになって行く。
何故、ここまで憎むのか?何が彼を掻き立てるのか?]
それでも…、それでも私は…
[剣を前に構え、覚束ない足で踏ん張り、剣先に気持ちを集中させる。月の光に良く似た、青白い炎。剣先に炎が集まり、それが大きくなり…
リヒタルに向けて放たれる!だが、その光はリヒタルの憎悪ほど大きくないだろう]
[リヒタルの影から…、ゾンネが現れた。
彼らは表裏一体。リヒタルはゾンねであり、ゾンネはリヒタルだ。ゾンネはリヒタルを飲み込む様に、二人は溶ける様に消えていった。]
あ…、待ちなさい。
[そう気丈にいってみるも、体は悲鳴をあげてその場に倒れる様に座り込む。
彼の憎悪は本物だ。しかもそれがあの光を生み出すなら…、彼の強さ・憎悪の源は底知れぬほど強大で、深淵だ。]
―夜:自宅前―
ああ、そうなんです、か。
洒落た着こなしだな、って、思って。
[――と。
続いた言葉には表示を少し固くした]
――――ああ、
新聞、おいたままだっけな。
……はい、…―――気には、なります、から
[目を伏せる]
リヒタル…、あなたが人間をそこまで憎む気持ち。
私には理解出来ないけど、あなたを憎悪から開放できるなら…、救済してあげたい。
[脇腹を抱え、座り込んだまま、暫し某然としていた。**]
投票を委任します。
ナジーム ラシュディは、シャッテン に投票を委任しました。
―粗川/河川敷―
[ずぶ濡れのまま座っている。]
しばらくは大人しくしているか。
「我ら」は負けたのだから。
[その顔は少し清々しげ++]
女の子は図々しいぐらいが、ヒーローものでは映えると思っている私ですが、いざ自分でやると参ったなぁって感じになりますね。w
ヒーローもののヒロインってあまり好きじゃないかも。
真っ先に出てきた女性ヒロインが、wの頭にクリップつけたアレとか、いろいろな意味で終わってる。(女性でないし w
―翌朝:粗川/河川敷―
[西に向かって朝の祈りは欠かせない。
どうやら、そのまま橋の下で段ボールを
利用して眠っていたらしい。]
[ 青年の表情を冷静に観察し、言い淀んだ時の間と反応で、やはり何かがあるのを感じた。]
ああ、あんなに大規模犯罪が続いたんではそうなりますよね。
このところのNEXT犯罪者の凶悪振りは、全く腹立たしいばかりです。
神の代理人気取りのテロリストに、団地丸ごと無差別殺人、バスジャックですか?
己の欲のままに振舞って罰せられないと思い込むなどバカにするのも程があります。
[ 少し誇張した義憤を演出してみた。
これにどう答えるか、青年の反応を窺う。]
― 翌朝 河川敷 ―
[橋の下、不自然に転がっている大き目のダンボールの前。
土を踏みしめる音が静かな朝日の中に響く。]
……こんな所で夜を過ごしていたのかね?
………貴様か。
[ちょうど祈りも終わったところだろう。
ゾンネを一瞥して立ちあがる。]
一杯喰わされてしまったのでね。
少し頭を冷やしてもいい頃だろう。
[それは昨夜の病院での戦いのこと。
彼自身「負けた」と称しているが、
何故だか表情は晴れやかだ。]
第二の要求は撤回させてもらった。
そもそも、アレは「我ら」を騙る者がやったことだが。
――ビル街――
[緊急で通信が入れば、何よ、と小さな苛立ちを口にしながらそれを受信する。
送信者は宮古。その名前を見て苛立ちは緊張に変わるが、内容は直接大きな事件事故等の発生でないことを読み取れば、僅かだけ安堵する。]
守護者、か……
[呟くのは、つい先程まで迷いを持っていた自分に対して。
自分は守護者にふさわしいのだろうか、と一瞬考えたが、すぐに振り払う。たった今、考えないと決めたばかりだ。]
ま、とりあえずお呼び出しなら行くしかないかな。
そっちは?
[傍らの緋のブーストも同じく通信を受信しているようなら、そちらにも意識を向け。
彼が同行するでもしないでも異は唱えず、自らは茨鞭をロープのようにビルの合間に渡し、アスファルトの大地に立った。]
ああ、こちらの姿でははじめまして……だな。
偽者が現れたのか。
有名人ともなると大変なものだな。
[くつくつと、小さな笑いが漏れる。]
まぁ良い、丁度良い切欠になってくれた。
人を見限るには―――な。
[ 青年の瞳のいろが更に暗くなった、と見た。]
――NEXTなんて居ない方がいいと思っている?
[ 「生きているべきなのか」と書かれたメモを思い出し、敢えてさらりと問い掛けた。]
投票を委任します。
紅金の ロージアは、シャッテン に投票を委任しました。
貴様は―………人を殲滅しようとしているのか?
[不敵そうな顔を見て、表情を変えずにそう問う。]
仮にそうだとして、貴様は人を殲滅した後で何を為す?
一時の気の迷いや癇癪の類ではあるまい。
……――わからない。
[首を横に振る。]
……理由は、きっと
あるんだろうと、思っているんだ……
[ゆる、と裂傷の残る腕を握りしめた。
死にたくなど、あるはずもなく。
さりとて存在への問いかけは続く]
“どちら、なのだろう”
[下に着けば、即座に変身を解除する。
NEXT体でいることはひどく目立つ。高速機動に優れるような能力でもないため、移動をするなら時間がかかろうと公的機関を利用するのが基本だった。
都庁を目指し、駅に向かう。]
……バイクとか、あったほうがいいのかなー。
でもなー。
[そもそも身分が不詳すぎて免許を取れない。
愚痴を零しながら、ぶらぶらと夜の街を歩く。
こんな夜更けに庁舎が開いている保証はなかったが、受け取ったら来いと言っていたのだから、行って開いていなかったらタクシーでも使って帰宅して、その代金を都庁に請求してやってもいいくらいには考えていた。]
……私はずっと考えていた。
なぜ私達はこの力を授かったのか。
どうして扉が開かれたのか―――。
[最後に残ったのは2つの答え。
それは
『人類に対しての天敵』と『人類にとっての守護者』
後は簡単だ、両方をやってみて判断を下す。
幸い、それを実現する為の力が、自分にはあった。]
―――結果は、ご覧の通りだ。
NEXTを、人という種は受け入れない。
この歪んだ世界は、迎え入れない。
何を成すかと問われれば、こう返そう。
後の者達が続く道を創る―――と。
[昇り始めた朝日へとまっすぐ視線を向けながら、
まるでそこに手を伸ばすかのように。]
これより生まれてくるであろう同胞達が、
真っ当に祝福される世界を作るために。
さて。
そろそろ行かなくちゃ。
あなたにこれ以上迷惑を掛けられないし。
[ 貰った(かれの中ではそうである)靴を履き、とんとんと確かめる。……爪先に布か何かを詰めた方が良さそうだ。]
服、お返しするのは喫茶店でもいいですか?
ここへは却ってご迷惑でしょうし。
[ 道順を覚えていないので、案内無しに自分ひとりで来れるとも思えない……というのは内緒。]
貴様の話を聞いていると、我が故郷を思い出す。
遥か西方……戦火絶えぬパレスチナの地だ。
[朝日へ手を伸ばすかのような姿を見る。
表情は変えない。「奪われた国」を思うのか。]
だが、道を作るだけで満足なのか?
必要な戦火は致し方ない。始まってしまった以上、
可能な限り早く終わらせるのが平和よ。
人間も捨てたものではないぞ。彼らは数が多い。
そして弱き故に―……御しやすい。
貴様は誤ったのだ。人類は「太陽」には靡かない。
共存するためには貴様は「北風」を演じるべきだった。
―― 郊外/元診療所 ――
[路地を逃げ出し、ガソリン不足を間近に控えたメイドが辿り着いたのは、少年と過ごした喫茶店でもなく、身を隠すには定番の河川敷でもなく――。]
………。
[見上げる。
かつて過ごした自宅の位置は、覚えていない。覚えていないというより、記憶を遡ろうとする度に、"彼"の影がちらついて、拒否反応を起こしてしまうのだ。
――思い出してはならない、と。]
ただいま……帰りました。
[メイドは小さな声で言う。]
[応える者はいない。変わりに、己の身にも染み付いた臭いが、扉と共に開け放たれた。眠そうな目が、忙しなく周りを見回す。
扉のカゲ。机の下。電灯のスイッチ。地下へ続く階段。キッチン。簡易な手術室に診察室に――全てを確認し終えてから、漸くメイドは中へと踏み入る。
――地下の死体は、封じられたままらしい。
重厚な扉を引き開くと、腐臭が黒い虫と共に生じた。]
今のNEXT差別の現状は、人類に対して下手に迎合した
かつての貴様をはじめとする「臆病な鳩」のせいだ。
数の暴力に屈さば、強きを挫く弱者の理論が蔓延る。
[糾弾するように。]
「我ら」には人類を縛る鎖がある。
その「圧倒的恐怖」で以て人類を御さば、
―……人類とNEXTの調和、争いのない平和な世界が訪れる。
NEXTは「抑止力」たるべきだ。そうは思わないか?
―夜:自宅前―
―――…… 生きるべきか、
死ぬべきか……
[繰り返す、つぶやき。
もういかなくちゃ―――と、それで現実に引き戻される。]
あ、ああ。
…引き留めて、悪かった。
[そ、と道を開けた]
うん、それでいい。
店には、いるから。たぶん。
[地下へ降りる。
姿を手配された以上、容易な燃料補給は儘ならない。
そして街を追われた以上、彼女に帰るべき場所は
長い歳月を奪われた、診療所の地下しかなかった。]
――――っ
[足が、鎖の感覚に引き攣る。
幻影だ。幻聴だ。
わかってはいても、鉄球の重みに引き摺られるように足取りは重く、時折――放置されたままの死体に躓いて、なんとか奥へと辿り着く。
用意された手錠はかけない。
用意された首輪は要らない。
メイドを繋げようとする者は、この世にいない。
それでもメイドは、ごく自然に拘束具が用意された隅へと歩き、血の感覚を足の裏で知りながら、座り込んだ。]
[地下への扉が、閉まる音がする。]
――――。
[とても、暗い。
ぼんやりとした思考で、燃料はどこにあっただろう、と思考しようとして、目の前の闇に消散した。]
―――かも知れんな。
だが……普段は恵みであろう太陽も
度が過ぎれば生命を焦がす悪鬼灼熱となろう。
[朝日へと伸ばしていた掌を強く握り締める
それはまるで、日の光を握り潰すかのように。]
勿論、果てを見るつもりではいる。
だが私は人を侮ってもいないのだよ。
人の醜さとは群れたときに現れるもの……。
群れる事によって人は力を得、
高潔さを失っていく……面倒なものだ。
―――かも知れんな。
だが……普段は恵みであろう太陽も
度が過ぎれば生命を焦がす悪鬼灼熱となろう。
[朝日へと伸ばしていた掌を強く握り締める
それはまるで、日の光を握り潰すかのように。]
勿論、果てを見るつもりではいる。
だが私は人を侮ってもいないのだよ。
人の醜さとは群れたときに現れるもの……。
群れる事によって人は力を得、
高潔さを失っていく……面倒なものだ。
今の歪んだ理を破壊し、新たなる光に満ちた法を敷く。
NEXTが人という古い種の作り出した
都合の良い理の外に居るものだと知らしめる。
それが、世界を変えるという事……。
[赤い瞳は、再びナジームへ]
その為の、私達の力。
その為の、Lighthal=Gesetz《光の法》。
やり方が過去の人類に似通っているというのが
聊か気に入らないがね。
仕方がない。人類とはそのような生き物よ。
群れたところで、力も発揮しようとは思えないほどの
圧倒的な……。つまるところ、争いは抑止せぬ限り起こる。
[意を決したかのように、ゾンネの目を見据える。]
「我ら」と組まないか。この国の政権は我が要求を黙殺している。
ならば、強硬手段に出なければならない。
「我ら」と貴様―……その他同志で以て
世界の抑止力たる独立国家を築こう。
首班には貴様を推す。我が神もきっと納得するだろう。
[ もう一度ありがとうございましたと頭を下げて、脇へどいた青年の前を通りかけ、]
……ああそう。
ピンク・トライアングルって知ってますか。
ナチスのホロコーストは大勢のユダヤ人を殺したけれど、同じように沢山のマイノリティも虐殺したんですよ。
異教徒でも異民族でも何でもない、たかだか性愛の形が違うと言うだけの人間もね。
[ 振り返って青年の瞳を見据えると、何の脈絡も無く話し始めた。]
宗教。道徳。正義。社会秩序。その場の空気。
人は色んな理屈をつけて、彼らの考える正しい形と異なる者を排除して殺してきたんです。
今もそれは続いているし、人間の存在そのものが変わらぬ限りそれは変わらないでしょう。
今更そこに、NEXTが加わったところで私は何も驚かない。
行くところが無いので引きこもってみたけど
輪をかけて行くところがなくなった気がしなくもない。
メイドで壮大な話にはあまりついていけないので
どうしても脇の小話路線になってしまう葛藤。
んー
とりあえず燃料補給して
活動再開すればなんとかなる?
とりあえず時間軸が翌日になるまでの我慢だ!
あ。
でも善側が会合予定あるんだっけ。
―――………良いだろう。
世界を変えるために。
まずは最もNEXTが多いこの国から壊そう。
[暫しの空白の後、
ナジームの言葉には緩やかに肯定の意を示す。]
目指す道程が同じならば、
私達は同じ意志持つ同士となれる。
―夜:自宅前―
…―――え?
[脈絡なく話し始めたかれ。
呆気にとられた。
瞬き、言葉に耳を傾ける。]
――――、…
人間の、有り様…か。
……そうなのかも、しれない……、な
――だからこそ、『たかが』NEXT能力の有無なんて何の意味もない。
[ 見据える高嶺の双眸が火を噴くように苛烈ないろを帯びた。]
そんなもので流した血が免罪されると考えるのも、力あることを罪悪と考えるのも等しく愚かだ。
同盟成立だな。
[ゾンネの言葉を聞いて、右手を差し出す。
握手を求めているようだ。
用心深い彼が……それは信頼だろうか。]
「我ら」は愚鈍なる豚の巣窟を
機を見て手にかけようと思う。議事堂をな。
是非、そのときは同行願おう。
世界新秩序の建設を宣言する首班として。
あなたが私の想像したとおりの者なら、そんなことで迷うのはお止めなさい。
あなたは、正しくあなた自身である生を生きることを考えるべきだ。
[ と、そこで言葉を切ると目を伏せ、ふうと大きく息を吐く。]
……余計なことを言っちゃいましたね。
くだらない話と思うなら聞き流して下さい。
あと悪のNEXTってブライアンだっけ。
確か彼はVSナジーム派だった気がする。
現状を省みるにどちらかと言えば正義側?
正義側で悪っぽいのはいないかな。
とりあえず
ナジームが赤片割れやった方が良かった気がすr
これからどうしようかなー。
了承した。
私は同士からの連絡を心待ちにしていよう。
………恐怖を撒き散らしながら。
[差し出された手を、軽く握り返す。]
それでは、そろそろ失礼しよう。
訪ねたい者も幾人かいるのでね。
君には、有意義な時間を過ごせた感謝を。
現状まとめ
ゾンネ:世界ぶっ壊す。
ナジーム:独立国家建国へ。
ブライアン:ナジームにツンデレ。
ツキシロ:過去とナジームとの因縁と。
雷:俺の腕が届く範囲が俺の国。
ヴィクトーリア:世界を護ってみせる!
風薙:NEXTを止めるぜ! 胸中複雑。
ロージア:覚悟は決まった。私は戦う。
宮古:正義側の指揮官。
投票を委任します。
真田 玄斎は、シャッテン に投票を委任しました。
とりあえず
シャッテンをご主人様にしていれば結構悩まずに済んだ予感もする。悪の幹部。いいじゃないか。
色々とキャラ設計ミスだな……
不甲斐ない相方ですまんのだぜ。>ぞんび
……落ち着いたらまた喫茶店に行きますよ。
オーナーによろしく。
それじゃ本当にありがとうございました。
[ ぺこりと会釈し、今度は振り返らずに歩いて行った。]
―夜明け・ツキシロ自宅付近―
[ 青年の家を出ると、空が白み始めていた。
日が昇ればGroom Huntressの移動力はもう使えない。
標的の手がかりもつかめぬまま見失ってしまった。++]
・ゾンネの戦争勧誘を待つ
→多分望み薄
・メイド/チェーンジャンクション
→通り魔モード。IDとは関係ない。
・このままでいる
→事態が悪化するのは目に見えている。だめ。
――夜の街で――
[最近良く警官に会う。ホイッスルを吹く警官と野次馬たちが興味の境界であるKEEPOUTのテープの周りでざわざわとやりあっていた。]
……また、何かあったの。
[警官に様子を聞けば、糸のようなもので繭状に巻かれ吊るされた男を見つけたとのこと、さらにそれを発見した警官が、パトカーごと網に捕らわれたとの情報を教えてくれる。互いに命には別状がないとのことだ。
そして、この女が幾つかのNEXT犯罪解決に協力者として参加していることを知る警官が、蜘蛛に似たNEXTの目撃情報が上がっていることも加えた。]
/*
昨日の生存投票は
1位 守川 篝
2位 ヴィクトーリア・フォン・リントブルム
3位 サフォア ツキシロ
でした。
篝はなんだか色々ドラマが楽しみ、ヴィクトーリアは最悪自分の後を託して正義らしい正義路線行って欲しい、ツキシロはニアミス多いから。
って感じ。
しかし雷に投票してくれた人いたのか、誰か分からないけどありがとう。
……あいつか。
[先ほど見失った蜘蛛を思い出す。警官たちも行方は現状つかめていないとのことで、今は警戒するしかない、と悔しそうに言った。]
わかりました、何かあったら即連絡します。
[情報提供の礼に軽く頭を下げ、厳戒態勢の邪魔にならぬよう場を去ろうとする。
幾人かの野次馬に早く捕まえろ、だとか野次られたが、それが出来たらもう捕まえてるよ、という毒めいた呟きは心の中までに留めておいた。]
―― 郊外/診療所 ――
[死臭に、油の臭いが混ざっている。
メイドの足元に転がる缶から発するもの。
巻きついていた管は、変身の解除と共に掻き消え
空になった携行缶だけが遺された。]
――――。……喫茶店。
[メイドは、立ち上がる為に立ち上がる。
朝陽が昇ろうとも、風が吹こうとも、地下まで届かない。]
人、……猫、犬………。
――――ころさないと……。
早く行かないと、ご主人様――――が。
[ぶつぶつと呟きながら、メイドは掃除をする。
掃除とは名ばかりの、腐肉を掌で掻くだけの動きだったが。]
――都庁――
[そして。
明確な蜘蛛の手がかりは得ぬまま、都庁の門を叩くことになる。
《HOPE》についての話はどれだけ詳しく聞けたか、それから蜘蛛と、蚊、黒いNEXTの話。情報と知識の共有を余す所なく行って、そうして長い夜は終わろうとしていた。
時間も時間だったせいで朝日に目覚めたのは都庁舎の宿直室だったかもしれないが、そうであったにせよ一度は帰宅を申し出て、『STOPPER』まで戻ることを選択した**]
――都庁――
[そして。
明確な蜘蛛の手がかりは得ぬまま、都庁の門を叩くことになる。
《HOPE》についての話はどれだけ詳しく聞けたか、それから蜘蛛と、蚊、黒いNEXTの話。情報と知識の共有を余す所なく行って、そうして長い夜は終わろうとしていた。
時間も時間だったせいで朝日に目覚めたのは都庁舎の宿直室だったかもしれないが、そうであったにせよ一度は帰宅を申し出て、『STOPPER』まで戻ることを選択した++]
―― 郊外/診療所 ――
[大まかな"掃除"が終わると、メイドは目を移ろわせた。
数日間、光の中にいたといっても
闇に慣れた目は扉の位置を見失わない。
重い足取りで、再び地上への扉を開くべく、歩いた。]
―― 郊外/診療所前 ――
[眩さに、何も見えなくなる。
メイドは、眠そうな目を更に細め、
照りつける朝陽を、朱に染まった掌で覆い隠した。]
…………。
[人の気配。
通りがかった自転車。運転する学生らしき青年は、メイドを見るやいなや、手元を狂わせた。
診療所から現れた姿は赤。
純白のエプロンドレスと、肌をを汚す血液の赤。]
[おんなの形には決して流れない、生命の赤。]
―――――。
[診療所の壁を突き破ったチェーンが、青年の肩に刺さる。
更に伸びた二本目が、タイヤに巻きつき、大気ごと軋ませる音を響かせた後、両断した。
引き摺り落とされる少年を、おんなは見下ろす。
荒い呼気と共に倒れ伏す少年に、異形の影が落ち――
その顔を突き破って、最期のチェーンが生えた。
吹き散らす赤は、おんなの体に降りかかる。]
[おんなは、首を傾げた。]
…………。
[物言わず、その場を立ち去った。
音の無い足取りで、郊外を沿うように歩いて行く。
歩く為に、歩いて行く。]
[ジョギングをしていた青年。
井戸端会議をしていた主婦。
散歩をしていた人の良さそうな女性。
"彼女"の姿を認めた者は
皆例外なく、己の足元から生える鎖に串刺された。]
…………。
[メイドは何も言わない。
ただ、滴る赤に、首を傾げるばかりだ。]
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