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宇宙怪獣の出現により、地球圏が混乱の坩堝に叩き込まれてはや一年。
今日もどこかで、罪もない人々の嘆きがこだまする…。
たいへん!世界の危機だ!!
助けて、ぼくらの勇者たち!!
機械化連隊中隊長 ボールドウィン がきたらしいよ(1人目……だったかなあ?)。
機械化連隊中隊長 ボールドウィン は ただの人 になれるよう、天に祈った。
Wolfリーダーより本部!
至急増援を頼む!繰り返す!至急増援を!
急いでくれ! この数ではどれだけ保たせられるか…
[ブツッ]
くそっ、切れたか…!
Wolfリーダーより各機へ!
増援が来るまで絶対にここを抜かせるんじゃないぞッ!!
……すまないブリジット…娘の誕生日、祝ってやれないかもな…
入坂 結理人 がきたらしいよ(2人目……だったかなあ?)。
入坂 結理人 は 余り物 になれるよう、天に祈った。
―― ある過去の記憶 ――
[遠くで爆音が、聞こえてくる。
散った火花の煙や砂埃が運ばれてくる。
――「やつら」が、向こうでまだ蠢いている]
サンダーって、何……だよ……、
[惨状からただ一人、命辛々逃げ出してきた非戦闘員の青年。
全身に重傷を負っていた彼は、やがて立つことも出来なくなり。
ばたりとコンクリートの上に倒れ伏した]
ちくしょうっ、
まだ……まだ……死にたく…ない……っ!
[やがて耳に届いた革靴の足音。
血と涙が滲み霞んだ視界のまま、僅かに顔を起こす。
黒服の男が2、3人だろうか、青年を見下ろしていた]
……助けて、くれ―――…
[そこで、青年の意識は一度途切れた]
今から 入坂 結理人 は 改造人間 イル だッ!
―― そして現在 ――
[遠くで爆音が、聞こえてくる。
その方角を見据え、風を受けながら佇む一人の戦士。
見た目は前時代的な軍服姿にレーザーガンを担いだだけの、ただの人間。
しかし、その肉体は……]
奴らに手を貸してやる義理はないんだが。
[コンクリートを蹴り、駆け出す脚は、雷光を思わせる速さ]
―――のため、このボディ朽ちるまで戦う。
それが俺の宿命《さだめ》だ。
[その戦士の名は、改造人間 イル。
あの日、黒服の男たちに運ばれ改造された青年。
――入坂結理人、その人である**]
/*
……って感じで良かったの、かな。
いきなりロボに乗ってない人でごめんなさい、改造人間です。自前のじゃないけれど筋力の人です。
でも、乗るときは乗ります!乗るんです。ガンバりますっ。
しろんさんは村建て、お疲れ様&ありがとう!
泥棒 スコル がきたらしいよ(3人目……だったかなあ?)。
泥棒 スコル は てけとー になれるよう、天に祈った。
──戦闘区域・ある雑踏の中──
[未だ爆音が響く中、火花を上げて倒れる其に近寄る姿。
品定めするかの様に、既に動かぬ"部品"を覗き込み]
まだ無事なパーツはこんなもんか。
チッ…派手に壊しやがって、お陰でしけてやがるぜ。
[其の姿に唾を吐き掛け、無事な"部品"を崩しに掛かる。
幾らかを解体し終わると、"部品"を担いで、未だ爆音の響く場所から*離れた。*]
調達屋 ルッカ がきたらしいよ(4人目……だったかなあ?)。
調達屋 ルッカ は おおかみ になれるよう、天に祈った。
-戦闘区域上空-
…やれやれ。
やんなるよねぇ?お前をこんな前線まで出す仕事ってさ…
[…彼女は己の愛機に語りかける。
時代遅れと称される爆撃機を改造した輸送機、『シームルグ』。
決して足が速くないソレがこの空域に居るのは、
だいぶ無茶をした結果であった。]
…ったく、また敵さんか…
ああもう、絶対コレ必要経費で落としてやるっ!
代金に上乗せしてやる―っ!
[向かってくる戦闘機に叩きつけるように、
空のコンテナを投下する。
流石に弾薬や医療器具の入ったコンテナをパラシュートなしで落とすわけにはいかない。]
ったく…人をこんな危険区域で待たせてんのよっ!?
さっさとラブコール<位置座標>でも送ってきなさいってのっ!
[愚痴を言っても、そも繋がっていない回線は連絡を返さない。
返って来るのは、追加で迎撃に来た戦闘機ばかりで…]
帰るっ!絶対帰るぅぅっ!
[品物を届けるまで帰還もできない。
戦闘機を撃墜しながら、戦闘空域の上で旋回し続けて居た…**]
…さて。没個性な気がするし、若干個性でも付けてみますか。
1:無個性こそ個性。そのままでいいじゃない。
2:1と同じ
3:実は裏切り者。敵軍に内通してます。
4:実はアンドロイド。ま、小ネタの域は出ないけど。
5:実はボールドウィン隊長の元部下。…何で元かは後で決める。
6:…もう二回この表を振る(何処のゲームだ
1(6)
1(6)
…なんとなく気まぐれで振ってみる。
ブレードランナー村とかやってみたいけど、
村立てしても人が集まる気し無いんだよね。
…ガチ苦手だし(致命的に
避難者 エリー がきたらしいよ(5人目……だったかなあ?)。
避難者 エリー は おおかみ になれるよう、天に祈った。
―結構前の事―
…うわぁ、やっぱりもう、地球だめなのかな……
[また、人側拠点の壊滅の知らせ。そんな報告が、自分のいるシェルターに舞い込んで来る。力が、あれば――
そんな事を考えながらも、実際はどうにもできずに、泥のように眠る。]
今から 避難者 エリー は 魔法少女 エリー だッ!
―なんやかんやあって今―
[瓦礫の山、普通の人など誰一人いないだろう、壊滅した場所で。
戦いの場から遠い、何とか崩れていないビルの屋上で。
高笑いが響く]
おーっほっほっほ!
そろそろ始めようかしら?
私の野望と欲望と更新は誰にも止めさせはしませんわよ!
[ふりふりの白い衣装に緑に輝く宝石ひとつ。両手に白と黒の杖をもった気弱だった少女は――ビルの屋上から、*飛び降りた*]
/*
PC再起動したら開始日時が見えるようになった。
…キャッシュかな?
さておき、思いっきりアクティブにやっていこうかなーということで
いろいろふっとばしてみました、まる。*/
…野望と欲望と、『更新』…?
いや、キャラの裏ネタとかかもしれないからつつかないけど。
行進とは違うと思うし…
そして。
アタシ、補給役のはずなのにまず機体に乗ってるのがアタシ以外に居無い件。
皆生身戦闘しすぎでしょorz
修理工 ユージィン がきたらしいよ(6人目……だったかなあ?)。
修理工 ユージィン は おしどり夫婦 になれるよう、天に祈った。
[人でも入ってそうなトランクだなと思い、そんなまさかと苦笑しながら開けたら、
入 っ て い た。
……閉 じ た]
…………。
…………え?
『お前は、まだ役にもたたんガラクタをいじくっておるのか。せめて武道でもやれば、私の研究に役立つものを……』
[くどくどと文句から始まる手紙を、丁寧にナナメ読みし、後半に注目する]
『よって、お前を私の傑作のテスターに任命してやる! 感謝するが良い』
……………………。
[静かに手紙を閉じ、もう一度開いたが、内容は変わらなかった]
『持ち運べて、武器に見えない武器、防具に見えない防具』
[それが父の研究テーマだった。
物心つく前から、父の研究所に入り浸り、玩具代わりに工具をいじり、絵本代わりに設計図を読んだ。
父を偉大な発明家だと思っていた]
[しかし、反抗期を迎えて、父が夢ばかり追う金食い虫だと気付いて、憧れは失望に変わった。
僕がなろうと決めたのは父と同じ発明家ではなく、もっと堅実で安いながらも毎日稼げる修理工という仕事だった]
今から 修理工 ユージィン は 機甲修理工 ユージィン だッ!
[チャリチャリ、と歩くたびに軽い金属音がする。
僕の膝近くまである長いコートの中には、使い込んだ数々の工具や道具が、順序と理由を持って並んでいる]
……どうした、ジュリエット。
[振り返ってかける声は、2歩後ろを歩いていた女性。
濃紺色の長い髪をした女性だ。次に頭、肩、胸、腰、膝の真っ白いフリル……フリルエプロンに目がいく。ちょうちん袖に詰襟、膝下までのロングスカート。メイド服だ]
「緊急救難信号を傍受しました。
座標は……」
[メイド姿の女性──ジュリエットのあげる数字を聞いて、僕は苦笑をこぼす]
僕に何をさせたい?
「私は、事実を申し上げただけです」
……解った解った。
[僕は苦笑をこぼし、進路を変えた]
まだキャラづくりに悩んでるので、埋め埋め。
あ、どうも。
かりょです。かりょたんです!!
この顔を使うのは、2.5回目(2コンver使用)なんだけど、だから逆に「ここかりょないだろう!」というのを狙って入りました!
エピまでよろしくよろしく。
[其処まで距離がある訳でも無く、
4(20)秒もすれば、輸送機の近くまで行く事が出来た]
お楽しみの最中、申し訳ねぇがよ。
──嬢ちゃん、ここは些か危険ってモンだぜ?
[軽い口調をパイロットに向けて。
しかし、器用に戦闘機の攻撃を避けながら]
嬢ちゃんが良いって言うなら、幾つか戦闘機を貰い受けても良いんだが。
[どうする?と、顔を向けて尋ねた。
返答次第では、視える限りの戦闘機を駆逐する、そのつもりで]
機甲修理工 ユージィンは、おおかみ になれるよう、再び天に祈った。
市長少女 明朱佳 がきたらしいよ(7人目……だったかなあ?)。
市長少女 明朱佳 は 余り物 になれるよう、天に祈った。
―極東地区・海上人工防衛都市・陣桜市―
[極東に位置する島国をあらゆる外敵から護るため、海に浮かんだ巨大な防衛機械郡。それが陣桜市だった。
けれども本国から持ち込まれた土には緑が芽吹き、人々はそれぞれに日々の営みを送る。わずかばかりの平時に流れる静かな時間は、地球が今なお危機に晒されていることさえ忘れさせてくれそうな……]
[ヴィィーーッ!ヴィィーーッ!!]
[そんな時間を、けたたましく鳴り響く警報のサイレンが引き裂いた]
―陣桜市・市庁舎四階・市長室―
はぁっ!?
第二防衛線を突破されたぁ!?
軍の狗どもは何やってんのよ、うちの年間予算よりよっぽど予算食ってる癖して、んっとに役に立たないんだからっ!
[市長室の豪奢な執務机に、ばんっ!と手を置き、少女が吼える。電話口の相手も、気おされながらも報告の義務を全うしようと必死だ]
防衛線超えてきた連中の数と種別は?
…ッ
ああもぉ厄介ね。“魚”じゃなくて“アメンボ”だったらまだ楽だったのに…!
…市民の避難誘導急がせて!
例の“アレ”を使うわ!
…未完成? 使えるとこだけ動けば十分よっ!
[矢継ぎ早に指示を出し終え、一息ついたところで後ろに倒れこむ。少女の体には不相応なほど大きな革張りの椅子が、その体を支えた。
けれど、少女の仕事はこれで終わったわけではなかった]
……もしもし?すぐやる課と危機管理課の連中に待機命令出しといてくれる?
ああ、すぐやる課の方は避難誘導で出払ってる余りの人間だけでいいわ。
手は打ってあるけど、切れるカードは多いに越したことはないもの。あたしの機体の整備も一緒にね。
んじゃ、よろしく。
[がちゃんっ。
内線電話を切った少女の目前で、執務机に点ったランプが緑色に点灯していく。各所に設置されたシェルターが、規定の人員を収容した合図だ。すべてのランプが点灯したことを確認して、先ほどまで電話を手にしていた少女が、今度はマイクを手に取った]
…総員、近くの安全索に体を固定しなさい!
耐衝撃用意!
……起動!
[各シェルターと市庁舎の全館にマイク越しの声を響かせ、少女の手が執務机中央にしつらえられた巨大なボタンを強く押し込む]
/*
村、自、体、が!
お久しぶりなんだぜ\(^o^)/!!
あ、どうもsuzurinさんです、サイボーグやりたかったけど改造人間(イル)と被るよ!どうしよう!
↓
細けぇ事は良いんだよ!!
のノリでサイボーグ化しました、反省はしていない。
承
認
[少女の目の前で、そう書かれたランプが煌々と輝いている。…更なる大きなゆれの後。
人工都市は、 立 ち 上 が っ た]
あいにく楽しんでる余裕無いよこっちはっ!
ったく、人を呼んどいてラブコールの一つも無しなんだから…
[人が飛んでいると言う不条理な光景も、
こんな仕事柄慣れてしまった。
愚痴をこぼし終える前に聞いたのは、渡りに船の一言で。]
むしろこっちからお願いするわっ!
とにかくこの状況なんとかして!
[幸い、弾薬と食糧ならば人に渡せるほど積んでいる。
多少目減りしても頼まれた量には十分足りるだろう。
もし助けられたらそれらを礼の代わりに渡すつもりで、
コンテナをまた一つ戦闘機にぶつけながら目の前の男性に向けて叫んだ。]
ダイシチョー、発進っっ!!
[ ぎ
ご ご
ご ご
おぉ
ぉ]
[少女の言葉に答えるように、大きな、巨きな体をもたげ、機械の巨人が、海の中に立ち上がった]
[チャリチャリと、銀髪の青年が歩くたびに軽い金属音がする。
背はあるものの、痩せてひょろりとした体躯を包むのは、膝近くまである長いコート。その中には、使い込んだ数々の工具や道具が、順序と理由を持って並んでいる]
……どうしたの、ジュリエット。
[振り返ってかける声は、彼の2歩後ろを歩いていた女性。
濃紺色の長い髪をした女性だ。
不思議な色の髪の次に頭、肩、胸、膝を覆う真っ白いフリル……エプロンに目がいくだろう。ちょうちん袖に詰襟、膝下までの黒いロングスカート。典型的なメイド服だ]
「緊急救難信号を受信しました。座標は……」
[メイド姿の女性──ジュリエットのあげる数字を聞いて、主人である青年は苦笑をこぼす]
僕に何をさせたい?
「私は、事実を申し上げただけです」
……仕方ないな、人助けだ。
[彼は苦笑をこぼし、進路を変えた]
訓練生 フェイト がきたらしいよ(8人目……だったかなあ?)。
訓練生 フェイト は おしどり夫婦 になれるよう、天に祈った。
…光景想像するとシュールだよねぇ。
戦闘機相手に箱ぶつけて叩き落とす全翼機(しかも何故か落ちてない)
…まぁ、ACFAのアレだったら上空取れば安全だけど。
(つーかテンプレ作るかな。今叩き落としてる戦闘機。
[3(10)機も潰せば、残る戦闘機も、輸送機から此方へ狙いを変えて来るだろう]
そんじゃな、約束通り、こいつら貰って行くぜ!!
[聞こえているかは定かではないが、伝える物は伝えたと。
戦闘機に追われ、輸送機から離れる様に《飛ぶ》]
[“それ”の身の丈は3mあるか、ないか。
百合の花冠を模した装飾を施した頭部、
天使の翼をイメージし設計されたのだろう、背面。
右腕には大きな弓を象った兵装に、
全身を覆うパーツはローブを思わせて。
そのシルエットは傍目から見ると女性そのもの。]
……あー、痒い痒い。こんなの俺じゃねえ!!
なんでぇ?なんで天使型パワードスーツしか無かったワケ?
もっとごついの寄越せっつーの!!
ハァ、他のは全部大破。さいですか。
あーあ…もう。
んでぇ?座標は此処だっつってんだけどなんもねーじゃん。
そっちの計測ミスだろ、オイ。
折角痒いセリフ吐いて降りて来てやったのにそりゃねーだろーよ。
[その見た目と裏腹に、残念な口調の言葉が響く。
声色は穏やかなままな為に残念さは大幅にアップしている]
ヒュゥっ…
[戦闘機を素手で叩き落として行くさまには、むしろ感嘆すら覚える。
呆然として行くうちに彼が離れていく事に気がついて、
無線を繋ごうとしたが周波数を知らず。]
なんか入り用なものがあったら調達屋のルッカまでどうぞっ!
おにーさんなら、だいぶオマケしとくよ―っ!
[外部のスピーカーで叫んだ言葉は果たして届いただろうか?
そんな事を叫んだ少し後に彼女を呼んだ取引先からの連絡は届き、
パラシュートをつけた物資を投下したのは別のお話。]
─輸送機から、大分離れた所─
うし、大体こんなモンかね。
[これだけ離れれば良いだろうと、戦闘機に向き直り。
一機ずつ、《展開》させたワイヤーネットを浴びせて行く。
全ての機体にネットが掛かったのを確認、その後]
《放電》
[自身から繋がるネットは電気を帯び、戦闘機の内部に居るパイロットを順々に"焼いていく"]
さぁて。
思わぬ収穫もあったからな、さっさと帰るとするかねえ。
[ネットで包んだままの戦闘機を全て抱え、地上に降りた]
くっそ、なんか反応があるっつーから来てみりゃ
ただの廃墟じゃねえか。
こんなんじゃ人も居るのかどーかも怪しいぜ?
[辛うじて倒れずに残っていたビルを見上げ、
耳と思しき箇所に手を当てては通信を繰り返す]
あー、あとさ。
この変声機能いらねーからなんとかしてくれよ。
見た目に拘った結果なんだろうがよ、これって女が使うのに
合わせて設計されたんだろ?
間に合わせつっても、その辺は使う奴に合わせてくれたって
バチは当たんねぇと思うんだけどよ。
[悪態を付いて居る先は同僚か、設計者か。
相変わらずの残念さは続く。
その視線の先、ビルの屋上から飛び降りた姿>>8が見えたのは
そんな通信の最中。]
…なによ。未完成とか言ってた割にはちゃんと動くじゃない?
ふふん。
ダイシチョーさえ動けば、あんたたちなんてメダカみたいなもんよ。
武装開放!やっちゃぇ……っ
[巨大な機械巨人…ダイシチョーの足元に群がってきた、魚のような姿の宇宙怪獣を見下ろし、少女が勝ち誇ったような笑みを浮かべる。
その、足元に迫った脅威をなぎ払うべく指示を出そうとした。刹那]
[ が ご ん っ ]
[またしても大きく一揺らぎして、ダイシチョーは動きを止めた]
―ビルから落下中―
ほほほほほほ!
[高笑いをあげながら、両手の杖を下に突き出す。
そして、落下しながら目を細め、]
――我、古の盟約を引き継ぐ者なり
――我、世界を憂うものなり
――我――セカイを手にするモノ、エリーの名において命ずる、現れよ、忘れられし大地の精霊よ!
[詠唱しきり、地面に強く、杖をあわせて突きつける――]
っ〜〜〜あーっもうっ。
機関室っ!?報告!
『だから未完成だって言ったじゃないですかぁっ!
KIAIエンジン、出力安定しません!これ以上の稼動は無理です!』
ったく仕方ないわね…
いいわ。出力絞って。
シェルターが持ち上がって“魚”のやつらから届かなくなっただけでも御の字よ。
姿勢維持を最優先。余力があったら最低限の防衛装置だけでも回しときなさい。以上。
[いったん受話器を置き、続けざまにダイヤルする。繋いだ先は、内蔵兵器の格納庫]
危機管理課とすぐやる課の連中は揃ってる?
あいにく、掃討はこっちの仕事になりそうよ。
準備できたやつから逐次発進!手ごろなやつを狙って確実にしとめなさい!
いい?絶対ヤれるって確信できる相手としか戦っちゃだめよ?
頭数揃ったら打って出るわ!
あたしの機体暖めときなさいっ!
[それだけ告げて内線を切ると、少女も立ち上がり、市庁舎の廊下を格納庫へ向けて、走りぬけた]
/*
はわわわわ、ある程度の設定は組んできたけど
いつも「なるようになーれ☆」だからなあ…!
肩書きとか村に入る時に決めたし、ちょっと簡単にまとめなおそうか…どきどき。
思い切り巨大ロボットにするつもりだったんですけれど、皆さんロボじゃない…ので急遽パワードスーツに。
天使型なのは趣味です(きぱ
Q:かりょさんって、おまかせ希望がポリシーじゃありませんでしたか?
A:ポリシーですけど、実は次のを表に出すのに使ってもらおうと、秘密発言が欲しかったんです。
「仕方ないですか?」
[青年の背>>22に、平坦な声がかかった。
ビク、と足を止め、青年は恐る恐る振り返る]
あの、ジュリエットさん?
「いいですか、貴方は私の主人です。そして、私の目標は、「私の完成」です。
人助けも貴方の命も、どうでもよろしい。いいからさっさと私を装備できる戦場に向かいなさい」
あのう……それって主人って言えるんですか?
「まだお分かりではないようですね。貴方は私にとって、取り換えの利くパーツでしかありません」
あっ、ジュリエットさん、暴力はだめっ。いたっ、痛い! やめ……あ、ちょ、ジュリエットさん、……やめないで!
[確実に大きくなっている騒ぎを尻目に。
《格納庫》へと戦闘機を押し込んで、ワイヤーネットを回収の後、一息]
こんだけあれば、結構なモンだな
後は、コレを繋ぎ合わせ…。
[言った所で気付く、足りない物。
そして、ほぼ同時に先程の少女の言葉を思い出した]
調達屋のルッカ、だっけか。
オマケしてくれるって話だった、よな。
[彼女はまだあの付近に居るだろうか?
『とりあえず、聞いてみるだけでも』と、《格納庫》から外に──]
なんじゃ、こら。
[──出た、その時。
巨大な土くれのヒトガタが、見えた]
違うわぁあああああ!
この私がどうみたら自殺者に見えると!
実験よ!実験!
魔法ってモノは実験と実践でぶっつけ本番で確認していかないといけないものなのよ!このセカイを手に入れる予定の
[助けるつもりの相手に、感謝の気持ちひとつみせずに指突きつけてお説教する小娘がそこに。地面に下ろされても、あえてもう一度乗り込もうと跳ねて]
ええい、私が操作しないと暴走するわよ!だから早くアイツの頭上まで連れて行きなさい!
[そう、ぎゃーぎゃーわめきながら、少しあせりの色が顔に。
……それもそのはず。
土のゴーレムが、かってに、ずしん、ずしん、と歩き出し、騒ぎの大きい戦場方向へと歩き出す。
歩き出すだけなら遅いが、全力前進といってしまったせいか、腕を振って走り出すしていく!
周りの瓦礫を跳ね飛ばし、蹴散らしていく――]
―― 過去:ある青年の話 ――
[知り合いが居ない訳ではなかったが、近くに身寄りが居た訳でもなかった青年。
黒服の男たちの組織――とある秘密結社に捕獲された彼は、
やがてそのまま結社に忠誠を誓い暗躍する怪人となる運命であった……筈だった。
戦闘テストによって改造の成果が確かめられたばかりのところで、
改造人間 イルは与えられたその身体能力を駆使し、結社から脱走したのだ]
間違ってる、あんなのは……っ!
[結社による思考コントロールさえも打ち消した、入坂結理人の持つ一つの意志。それは]
あ ん な ゴーレムと一緒に働けるか!!!
[そう、呪いや怨念や幽霊の類がすごく怖くて苦手だったのだ]
―― 現在:交戦地帯へと ――
[そんな訳で結社から離れた改造人間は、今、ある地点へと向かっていた。
遠くから伝わってきた衝撃。そこに、宇宙怪獣の姿があると睨んだのだ。
加速しながら移動する最中は、上空や地上からの声や通信を捉えることはほとんどない。
詠唱する声も、この時聞こえてはいない。
それでも、ちら、と一度だけある方向を見遣ったのは何かの勘だったのかもしれない]
…………。
[そして、その勘はとても嫌な類の勘であった。
例えば、魔法などで動く土がいたら……等、そういう類のだ]
どっからどう見ても自殺志願者だったわ!!!
ったくよー、なんだコレ喚んだのあんたかよ。
しかし世界とか何アッタマ悪い大志抱いてんだ…。
[自殺ではないと言い張る少女に、>>39
身を乗り出して同様に怒鳴る。
一方、あまりお目にかかった事がないヒトカタを、ぐるぅりとあらゆる角度から見てみようかと首を回すがどうやら少女の意思とは関係無く動いているらしい。]
しかしでけー、あまりにもでけー。
あ。もしかして本部に入ってた『反応』ってあんたの魔力の事だったりして。
そんならしばらく調べもん、させてもらおうか。
[勝手にヒトカタが歩き出しても暢気なものである。
ところが、走り出して行くのを見れば流石に慌て――]
[呆気に取られたのも束の間、動く度に地面を揺らす其は。
考える迄も無く《格納庫》すらも振動で潰してしまいそうだった]
おいおい、マジかよ……。
崩れたらどうしてくれるんだっての。
[止めねばなるまいと、ヒトガタに向かって、飛んだ。
飛んだ先に人を見やれば、《止めろ》と声をかけるだろう]
少年 メガタ・テルオ がきたらしいよ(9人目……だったかなあ?)。
少年 メガタ・テルオ は 余り物 になれるよう、天に祈った。
[メカマリオン。
株式会社ゼペットの開発した、体高20cm程の人型ロボットである。
操作方法は至ってシンプル。マリオネットのように、リングをはめた両手の指を動かし操るのだ。
とはいえ実際にロボットと糸が繋がっている訳ではなく、リング内に埋め込まれたセンサーが指の動きを感知し、電磁波の信号としてロボットに伝えるのである。
これにより、指の動きとロボットを完全連動させるだけでなく、一定の動きを"コマンド"として予め登録しておくことで、複雑な動きを簡単に再現させることも可能となった。
例えば"側転"のような、両手両足の動きを組み合わせた運動でも、事前に登録さえしておけば"右の掌を返す"だけで再現可能なのだ]
[この新しい操作形態のロボットは、漫画やアニメの題材とされたこともあり、小中学生の爆発的な人気を呼んだ。
これらの作品内に登場した、メカマリオン同士を格闘させる通称メカバトルは、現実世界でも大会が行われ、ゼペット本社にあるバトルアリーナには世界中から参加者が集った。
そして熱戦が繰り広げされ、まさに決勝戦が始まろうというその時――あの事件が起こったのだ]
[――そして、それから1年の歳月が流れ]
―現在・株式会社ゼペット 本社敷地内/メカバトルアリーナ―
人、少なっ。
[メカバトルアリーナに到着して早々、少年は思わず呟いていた。
それもそのはず、宇宙からの侵略者により、今、地球は滅亡の危機に晒されているのである。
そんな中、たかが子供のおもちゃの大会に、わざわざ危険を冒して出向く者が居ようはずもない。
そもそも、何故今大会を開く必要があるのか――と多くの大人たちは疑問視していた。
それでも、少年にはここに来なくてはならない理由があったのだ]
主役のオレが逃げて、どーすんだよ!
[そう、1年前のあの日――
宇宙怪獣襲来のニュースによりお預けとなった決勝戦で、舞台に上がるはずだった選手の一人が、彼――目賀田 照夫であった]
とはいえ……これじゃあもう、ほとんど不戦勝だよなぁ。
[と、少年が呟いたその時。
会場内に、轟音が響いた]
『敵だぁぁぁぁ!!』
『怪獣が来たぞぉぉぉぉ!!』
[叫び声に振り向くと、アリーナの壁に空いた大穴の向こうに、巨大な蟲の姿が見えた]
う……うわぁぁぁぁぁ!!
[口から吐いた酸で、アリーナの壁と近くにいた数人を溶かした蟲は、今にもこちらへ向かってきそうだった。
会場内は一瞬にしてパニックになり、少年も人波に押されるようにして逃げ惑う]
あ、あれ?
こっち、出口じゃない!
[無意識に蟲から遠ざかろうとしたのがいけなかったか、少年の目の前にある扉は出口ではなく、『関係者以外立ち入り禁止』と書かれた物々しいドアだった。
後ろを振り返れば、既に体半分ほど会場に入り込んだ蟲が見える。
出口に向かうなら、あの怪獣の横を通らなくてはならない]
「あっ、キミ。こんな所で何してるんだね?」
[と、背後――ドアがあるはずの場所から声がした。
そちらに目を向けると、開いたドアから、テレビや雑誌で見知った顔が覗いていた]
あ、博士!
[博士――メカマリオンの開発者であり、メカバトルの解説者としてもお馴染みの初老の男がそこに居た。
唇の端から下顎まで囲う、腹話術人形の口のようなメイクが特徴的だ]
「ここは危ない。こっちの通路を通っていいから、早く逃げなさい」
[と、少年を連れ関係者以外立ち入り禁止の通路に進もうとした所でふと振り返る]
「あれ、キミ、もしかして――
いや、間違いない」
[博士は、少年の両肩をがっしりと掴むと、その瞳を覗き込んで言った]
「キミ、世界を救ってみないかね?」
[――そして、今。
少年の目の前に、"それ"はあった。
この格納庫から目と鼻の先のアリーナで、今も怪獣が暴れているというのに、"それ"を見上げた少年は胸の高鳴りを抑えられない]
「どうだね、テルオくん。
これが我が社の開発した、マリオネット操縦型ロボット兵器――
その名も、メガマリオンだ」
[体高20m。
メカマリオンと全く相似形の、しかし巨大なロボットが、出陣の時を待つかのように佇んでいる。
そしてそのコントローラー――10本のリングは、少年の指にあった]
ちょ、あんたアレの頭の上から動かさなきゃダメなの!?
そんじゃなんで飛び降りたああああああ!!!!
ほれ、連れてってやっから、来いよ!
[こいこい、と手招きするは自分の手元。
どうもお姫様抱っこしてやる、と言っているようだ。
彼女が拒否したなら、普通に抱きかかえて飛ぶだろうし
その辺は彼女の希望を汲んで舞い上がる]
あ、スカートはしっかり押さえてろよ。
下から見えるぞ。
[そんな軽口も飛び出しつつ、翼の出力は上昇させ続けた。
後の事など全く考えもせず、である。]
どこからどうみたら杖真下にして詠唱してるのに自殺なんて発想がでるのよ!
あれは、地の精霊を具現化するための法なのよ。
頭悪いとかいうけど、私に夢で魔法の力くれたなんちゃらってのはセカイを手に入れることを引き継いでくれって条件だったし。
正直コレだけの力なら手に入るかなーって。
[高飛車に天使ぽい奴に>>43一度言い返してから冷静に戻って説明する。
ちなみに、魔力の反応をこの場でわかるのであれば、宝石と杖と土くれゴーレムに強く感じるだろう]
調べもんって言われても困るんだけど?ってゆーか
早く連れてけっての!
私があの杖つかまないととまんないよ!
[大声で>>44の声にも反応して叫ぶ。その割りにあせりは少ないが]
召喚のためじゃああ!
ってゆーかあのまま杖掴んでたら、そのまま操作し続けられたっての!
[ったく、とべっと舌だしつつ、もとりあえず姫抱きで当然、とばかりに身を預ける。続く声にスカートを抑え、顔を赤くし]
あああ、うう、そ、それ先に言いなさいって。
[土のゴーレムが先に駆け出したぶん、先行はしているが、速度自体はそれほどでもない。
問題は、重量による地響きとか、走る先に巻き込んだ場合の被害だが、今のところゴーレムは障害物をまるっきり意に介していない。
もし経路上にあれば・・・<格納庫>も危ないが。]
「着る」って言う点で、フェイトと被っちゃってるけど、サイズが違うからいいかな、いいかな。
というか、攻撃バリエは多いけど、僕弱いからね、弱いからね!
―戦場―
すぅぅぅぅぅ……
[陣桜市が、市の予算で買い取った量産型ジンロボ。そのカスタム機のコクピット内で、少女が息を吸う。胸いっぱいに吸い込んだ、その息が]
『戦闘を、やめなさーーーーいっ!!』
[上空を飛び交う戦闘機群へ向けて、ジンロボが手にした巨大な拡声器を通じて、『音』の『波』として放たれた。
全周囲に向けて放たれた、ほとんど衝撃波とも言える音量の声は、耳をふさぐことも許さずびりびりと機体を揺らす]
宇宙怪獣が攻めてきてるってのに、こんなときにこんなとこで地球人同士で喧嘩するなんて、ばっかじゃないのっ!?
いいえ、あたしが断言するわ、馬鹿よ、馬鹿。
バーカ、バーカ!
悔しかったら小学校から教育受けなおしてきなさい、このばかっ!!!
[矢継ぎ早な罵詈雑言が、やはり巨大な音波として戦闘機群を打ち据える。それで挑発に乗ったか否かは別として、敵であることは伝わったのだろう。戦闘機の機首がこちらを向いたことを確認して、拡声器の指向性ダイヤルを捻る。
指向性を持って直進する音波を向けたのは、上空を旋回していた、戦闘機とは趣の異なる輸送機>>27]
待たせたわね。
発注かけといた業者がいっぱい食わされたみたい。
そっちのコンテナの受け取り先、ホントはよそのもっと安全な区域なのよ。
仕方ないからあたしが直接受け取りに来てあげたわ。
馬鹿どもはこっちで引き受けとくから、向こうで旗振ってるやつに荷物渡してやってくんない?
[くいっとロボの親指で指し示したのは、武装を解除した、民間作業用の人型ロボット]
追加分の報酬も込みで、あんたには価格交渉しないとね。
よかったらうちの街まで来てくんない?
返事は行動で示してくれればいいわ。以上、通信終わり!
[音波を使った一方的な通信を終え、向き直るころには、機首を返した戦闘機たちが迫ってきている]
ふんっ。だからあんたら馬鹿なのよ。
飛び回ってれば地上から攻撃なんて当たんないのに。
[にやりと不敵に笑い、合図をすると、少女の乗った機体の足元から、巧みに偽装された作業ロボットたちが立ち上がる。その手に握られたのは、消火作業に用いられる、消防ホース]
放水っ!
[号令一下、少女の機体が片腕を振り上げる]
はじめぇっ!!
[その腕が振り下ろされて。ホースから吹き出た水が、突っ込んできた戦闘機群を地に落としていった]
/*
※危ないので、実際の消防ホースを人に向けてはいけません。
Q:いろいろおかしくね?戦闘機が突っ込んでくるとか、消防ホースで撃墜とか、ありえなくね?
A:だから馬鹿だって言ったじゃない。それとね、消防ホースって言っても作業ロボットでの運用が前提の、超高圧、高出力ホースなのよ。暴徒鎮圧だってらくらくよ?
…という言い訳。
―交戦地域のそと・おそら―
いやまぁ、冷静に考えれば助けに入ろうとしたわけだし、ソコまで悪いわけじゃないわよ、たぶん。
んー?…知り合い?……
[はて、と首をかしげた。たぶん以前あってたとしても覚えていないのだろう。
それよりもとめないと、とヒトカタの頭部におろしてもらえば、ず信ず真揺れる最中、這うように進みながら白杖黒杖両方掴み、魔力を思いっきりこめ――]
ええい、ストォォォォップ!!
[思いっきり叫んだ。ソレと同時にヒトカタがとまったはいいのだが、腕振り上げて片足上げたバランス悪い状態をのぞけば。]
ったく…
はは、今回の配送苦労した甲斐あったかもねっ!
[戦闘機を文字通り『叩き落とした』あの男性に、
消防ホースで戦闘機を落として行くこの発注先。
向こうに聞こえないよう通信を切って、コックピットでクスクスと笑い。]
オーキィドーキィっとぉっ!
パラシュートは付けとくけど、敵さんに撃ち落とされないよう注意して受け取ってよっ!
運ぶのも集めるのも苦労したんだからねっ!
[言いながら進路を変え、頼まれた配送先にコンテナを降ろす。
戦闘機があらかた片付いたのを確認すると、
ひとまず戦闘区域から離れた場所に着陸する事にした。]
博士、これはメカマリオンと同じように動かせばいいんですね!?
[両手を基本姿勢に構えながら、顔だけ博士に向けて問う]
「ああ、基本コマンドも登録済みだ。
本来なら、操縦者に合わせたコマンド登録と最終調整もするはずなのだが――」
[アリーナのある方向から地響きが響く。
屋根が落ちたのだろうか]
いや、このままやるよ!
いくぞ――
[大事なバトルの前と同じように、少年は深呼吸する]
メガマリオン、ゴー・ファイト!
[そして拳を突き出し、前進のコマンドを送る。
メガマリオンは、地響きと共に歩き出す]
やった、動いた……!
[ずんずん前進するメガマリオンを必死に追いかける。
すぐに崩壊したアリーナと、酸を吐いて暴れ回る蟲が見えて来た]
いけぇ、パンチだ!
[指先のコマンド一つで、メガマリオンの鋼鉄の腕が蟲の顔を殴り付ける。
よろめいた蟲を見て、遠巻きにした人々が歓声を上げる]
すげぇ……!
[アリーナの惨状も忘れてつい瞳を輝かせながら、体に覚え込ませたコマンドで蟲に連続パンチを喰らわせる]
「うーむ、やはり肉弾戦では決定打が……」
[博士のそんな呟きも、操縦に夢中で気にならなかった]
─戦場 〜ヒトVSヒト尽きぬ欲望は今もなお─
ああ、この無線だったのか……。
[青年が見上げるのは、戦闘機と巨大ロボットの戦い>>56。どちらかが虐殺しているのではなく、良い勝負に見える。
乱入する理由を感じなかった。
きびすを返したら、ジュリエットの顔がセンチ単位で傍にあったので、一瞬のけ反る]
あの、ジュリエットさん? 近いんですけど。
「お帰りになるのですか、ご主人様」
……いや、その。
宇宙怪獣や、怪人や、大魔獣相手ならともかくね? ヒト対ヒトの戦いには関われないよ。怨恨が面倒なことになってしまうし。
「お帰りになるのですか、ご主人様」
あの、ジュリエットさん? そもそも僕は、どっちに加勢するべき? どっちに非があって、どっちが正義なの?
ヒト対ヒトの戦いに、完全なる正義はないよ。
ヒト対異存在なら、まだ「人類存続」の大義名分があるけど……。
/*
あー、うーん。
やっぱこっちじゃない設定の方が良かったかな。
ロボット使うの初めてなんで、散々迷ったんだけどorz
「本 当 に お帰りになるのですか、ご主人様」
[メイドは無表情で、同じ内容を繰り返した。
いや、無表情ではない。一拍遅れて、微笑みが浮かんだ。スイッチが入ったかの様に、美しいが無機質だった顔に温かみが広がる。
……が、主人である青年の方は、青ざめてじりりと後ろに下がった]
あ、そ、そうだね。
なんだか僕の正義の心が、あの戦いに参加しろと言ってるよ……。
/*
これ使うにしても、「マリオネット型操縦ロボ」の一言で済ませて、さっさと飛び込んだ方が良かったかなぁ。
戦況読み取るだけで大変なのに、自分の設定で四苦八苦してる場合じゃなかった。
ええい、止めたわよ!コレで文句ないでしょ!
[そう、とりあえずはさっきの男に告げながら、ゆっくりと足場が傾いている事に気がつく。そりゃ、片足上げた状態だから――。]
あ。ちょ、両足で体勢ととのえてっ!?
[ズシン。あわてて一歩。踏みしめさせた。
かなり大きな地響きが一度起きて。
そこでようやく、完全に止まった。]
でー。……で。ここから如何するわけ?
[とめたはいいけどその先は?とヒトカタの頭上で杖握りながら首をかしげ、とりあえず意見が聞けそうな二人を交互に見回した。]
―ヒトカタの頭の上―
[翼から放出されるエネルギーは徐々に緩やかに、そして停止。
酷く揺れるヒトカタの頭部に、もう少し飛んでいれば良かったと10(10)秒後には後悔した]
うわっと……
つーかなあ、気持ちは解るが妙なのとはなんだ妙なのとは!
一応動作テスト中だけど「Guardian Angel」って型名があるんだぞ!
[どうもこの手の戦闘には慣れている様子の男>>58への
心配は無用のようだ。
だからと言って、こちらも余裕を見せている場合ではない。
不安定な格好で止まったヒトカタの手を見上げ、脚を覗き込み…「こっからどうすんの?」と言いたそうに首を傾げて少女の表情を伺った。]
あったり前でしょ?
こっちだって市民の血税かかってんのよ!
…い組からほ組は目標そのまま、迎撃続けて!
め組は対地放水!へ組の受け取りを援護しなさい!
あたしんとこに飛び込んでくる馬鹿は、少しくらい通したってかまわないわ!
[飛ばした指示を聞いていたかのように、言葉どおりに一機、放水を潜り抜けた戦闘機が少女の乗る機体に飛び込んでくるそこへ]
あたしだってね…
[少女の機体が、拡声器を持たない片腕を向けて]
馬鹿を墜とすくらい出来んのよ!
[その腕から、ワイヤーに繋がったアンカーが打ち出された。
…本来の用途は、広域通信を確保するための、アンテナユニットなのだが。戦闘機の翼を縫いとめるように撃ち抜き、地に落とす]
さぁ、ぶち落とされたいやつからかかってきなさいっ!
[青年はそれ以上下がれなかった。>>63微笑みながらそう言う彼女の足が、彼の足を踏みつけていたからである]
痛い痛い痛いよジュリエットさん。
足、足潰れちゃう!
行くから行くから! ジュリエットさん装纏するから!
―― ボールドウィンたちの交戦地 ――
キリがない。
俺はともかく……おっさんたちがもう持たない。
[付近で善戦する機械化連隊を微かに横目で捉えつつ、
距離を取った怪獣にはレーザー砲、詰めてきた敵には電撃の蹴りを見舞ってやった。
こんな状況下ででも人間同士で戦っている者たちがいれば其方にも一撃食らわしてやる気にもなったかもしれないが、今、その光景は青年の目に映ってはいない]
――…増援、か?
[そうしているうちに、段々と近づいてきた量産型ジンロボの機械音。
それを受けて、連隊の一人が、青年に掛けてきた言葉]
……好かないが、止める気もない。
そう言うならあんたらだけでやっとけ。
[シームルグが着陸した事を確認して、ペイロードの奥のほうに走る。
そこに置かれて居るのは、四本足の砲撃用改造重機。]
ふふ、流石にコンテナぶつけるだけじゃ物足りなかったんだよねぇ…
人の事追い回した仕返し、たっぷりやらせてもらうからねっ!
[そう言って機体に飛び乗って、向かう先は先ほどの戦闘区域…]
[目を伏せ、息を整える。
く、と顔を上げ、前に立つメイドの目を見ると、ひとつ、頷いた]
【機甲兵装>装纏】!!
機動せよ、Jul=I=Ett387!!!
「認証します!」
[た、ん……!
人が入りそうに大きなトランクを、メイドが叩き、それを反動に軽々と飛び上がった。空中でくるりと回転し、音もなく主人の背後に着地する]
[不安定な格好のヒトガタは大きな振動こそあげた物の、安定はした様で。
これだけの距離があれば《格納庫》も無事だろう、と大きく息を吐く]
おう、文句無しだ、良くやった嬢ちゃん。
[ヒトガタの頭上に居る少女に、そう声をかけた。
そんな時、突っかかって来る"妙なの"には、じっとりした視線を投げつけ]
型名…いや、まあその辺は良いか。
つか、第一お前も『気持ちは分かる』とか言ってるじゃねえか。
[さらり、と。 "ナシ"と決めた相手へ、容赦の無い言葉を浴びせる]
『どうすんの?』だあ?
決まってるだろ、俺の《格納庫》を潰さない様に迂回。
──因みにあそこな、ぐるっと遠回り位出来るだろ?
[どうすんの?と視線を向けられれば。
《格納庫》の場所を示し、其処を潰さない様に迂回しろ、と
完璧な自分の都合だけを伝え、二人の様子を伺う]
[同時。蝶つがいなどまるで無視して、トランクが「ほどけた」
ネジ・バネ・プレート。それらのパーツのパーツが、自動的に展開し、組み合わされていく]
[するり、とメイドは背後から青年の肩に両腕を回した。トランク同様の変化は、彼女にも起こっていた。
風もないのに、ふわり、とメイド衣装がなびいたかと思うと、意思を持った生き物のように、背のリボンがほどけていく。リボンだけではない。エプロン・スカートも同じようにほどけ広がって行く。
下着は見えなかった。
なぜなら装着していなk(ry]
[男性陣にとって燃えたぎる光景は一瞬だった。その背が展開し、反転していく。その中身は、人ではありえない。鋼鉄と潤滑油とコードだった。
まるで翼を背負ったかのような青年の姿は、続いて展開した「彼女」と「トランク」によって包まれていく。
膝や腹には駆動系のパーツが組み合わされ、胸や脛はプレートで覆われる。万を超えるパーツによって構成される……それこそが、「機甲」だ]
[ふ、とないはずの彼女の呼気を耳元に感じたような気がして、青年は微笑みを浮かべる]
がーでぃあんえんぜる?
[天使っぽいものの方をみやり、ん?と首をかしげる。]
それ、魔法兵器じゃないの?ま、いーけど。
[そんでもって、止めろっていってた声の主へと振り向きなおして]
まぁ、操縦さえできればこんなもんよ。
[よくみたら顔の濃いおっちゃんに見えたが、そこは御口チャック。]
まーおーけい。でよ。いちおーこのあたりにいたんでしょ?ちとじょーきょーおしえてくんない?このあたりの。
[そういえば情報何もなかった、といまさら気づいて。じぃ、とヒトカタの上から見つめてみた。]
[全体のカラーリングは、銀と青。
中世の甲冑と未来の戦闘機を組み合わせたような、どことも知れないデザインだ。
身動きの度に、ギュン、とかすかなモーター音がする他には、金属の擦れる音は最低限だ。当然である。摩擦音がするということは、不要な形がそこにあるということだからだ]
ジュリエットさん、どっちに加勢するの?
<当機には、飛行機能がありません。よって、確実に戦闘テストが可能なのは、ジンロボの方でしょう>
[装纏中のメイド……いや、メイド型機甲の声は、鼓膜振動によって装纏者の耳に直接届けられる。
そうだね、とユージィンは返答した]
[ざっ、
地面を蹴る音を置き去りに、ユージィンは走った。ヒョロい生身だった時では、到底出せない速度だ]
あらかた片付いた?
[空に飛ぶ機体の数がまばらになり、こちらに向かってくる機体もなくなってきたことを確認して、開放回線で通信を開く]
各班、状況が片付いたら人員報告!
へ組は物資回収したら先に帰ってていいわ。
人員の点呼が完了次第、各班はへ組の護衛について帰投しなさい!
点呼漏れがないのを確認したら、あたしも続くわ。
[しんがりを勤めると言外に告げて、それぞれの班からの報告を待つ。
あちこちに撃ち放たれたアンテナユニットから入る情報に目をやると、その中に、明らかに毛色の違う四足の重機が混ざっていることに気がついた]
へぇ…この進路は、あの運送屋?
なかなか気合入ってんじゃない。
[愉快げにその機体の動向を眺めていると。
目端に、何かが写った。
同じくアンテナユニットが拾った情報だ。
熱源を示す光点が、急速で近づいてくる]
…っ
ろ組っ!八時の方向、ち組、四時の方角、仰角15!
放水っ!!
[その光点の進路をふさぐように、いまだ消防ホースを手にしていた作業隊に指示を飛ばした]
[ヒトガタの上からの視線と言葉に]
ここか? 廃墟だよ。
特に何かある訳でも無く…おっと、俺の大事な大事な《格納庫》のある廃墟だ。
[シンプルな、けれど1番分かりやすい答え。
ヒトガタ頭上の相手が《交戦地域の事》と尋ねなおすならば]
俺がいた時は輸送機が戦闘機に襲われてたな。
他にもなんだかんだ、戦火は到る所にあるみてえだが。
──ま、俺にとっちゃあそれだけお宝の山が増えるって事さ。
とりあえず交戦地域に行きたいってなら、テキトーに歩いたらどっか着くと思うぜ。
[割としっかりと答える、顔の濃いおっちゃん]
[ヘルメットで覆われた頭部の中、サンバイザーにもにた内部スクリーンには、前方・左右・後方の4枚画像が表示されている。これにより、装着者は首を動かすことなく4方の確認が可能だが。
とはいえ、4枚の画像を同時に見るのは、人間には容易ではない]
(ジュリエットさんは、なんで見れないのか不思議みたいだけど、やっぱりこの機能はいらないなあ)
[機甲兵装である彼女が、認知・分析・統御を行い、装着者である彼が判断する。今のところ、この形が一番うまくいっている]
(最初のころは、人体に無理な動きをさせられて、死ぬかと思ったもんなあ。成長したなあ)
[そんな感慨を想起していたら、ジンロボはもう目の前にいた]
[多くの人が逃げ去ったアリーナに、逆に近付く人影>>73が現れた頃。
少年は戦い続けていたが、次第にその表情は焦りに変わり始めた]
パンチ! パーンチ!! それ、もう一発!!
[指をタイミング良く動かして、連続パンチを浴びせ続ける。
攻撃は確実に決まっているものの、蟲の外殻を破壊するには至っていない]
くそ、こうなったら!
ひっっさぁぁぁつ! 体当たり!!
[技名が地味なのは、あくまで基本コマンドだからだ。
メガマリオンは前傾姿勢を取ると、そのままガシャガシャと走ってタックルを喰らわす。
狙い違わず蟲は引っ繰り返ったものの、必死にもがいて抜け出そうとしているようだ]
駄目だ、博士! あいつまだ動いてる!!
[メカバトルなら確実に決着となる状況で、少年にはその先の戦略が思い付かなかった。
助けを求めるように、博士を、周囲の大人たちを見回した]
[ヘルメットで覆われた頭部の中、サンバイザーにもにた内部スクリーンには、前方・左右・後方の4枚画像が表示されている。これにより、装着者は首を動かすことなく4方の確認が可能だが。
とはいえ、4枚の画像を同時に見るのは、人間には容易ではない]
(ジュリエットさんは、なんで見れないのか不思議みたいだけど、やっぱりこの機能はいらないなあ)
[機甲兵装である彼女が、認知・分析・統御を行い、装着者である彼が判断する。今のところ、この形が一番うまくいっている]
(最初のころは、人体に無理な動きをさせられて、死ぬかと思ったもんなあ。成長したなあ)
[そんな感慨を思い起こしていたら、ターゲットへの道筋を塞ぐように、作業ロボットが展開して>>81くるとの報告と、予測と、取るべき行動パターンが同時に耳につっこまれた]
ジュリエットさんジュリエットさん。
人間はそんなに早く思考できないよ?
でも、とりあえず、Aプランを採用。
[即座に青年の体が宙に跳ねた。
悲愴な悲鳴は、ヘルメットにさえぎられて、外部には漏れたかどうか]
[目の前の"妙な機体"から漏れ出す、残念な口調の残念な愚痴を聞き流しながら。
女性的なデザインの割に行動、口調が乱暴なのは中身の所為だろうか? 等と思考を巡らせる]
ま、余り物にはなんとやら、だ。
頑張ってくれよ、えー……
──妙なの!
[型名を覚える気はさらさら*無かった*]
あーっもうっ、すばしっこいわね…!
なにこいつ、新手!?
[放水された水柱をたやすく飛び越え、銀青の機体が迫る。
即座に迎撃すべきかと、アンカーの仕込まれた腕を掲げかけ…やめた。代わりに]
すぅぅっ…
[拡声器が向けられる]
『止まりなさぁーいっ!!!』
[あらん限りの大声が、指向性を持って銀青の機体へと叩きつけられる]
あんたの用件は何!?
3秒あげるから今すぐ答えなさいっ!
答えがなければ敵と見なすわっ!!
[顔の濃いおっちゃんからの答えに、あー、と気の抜けた声]
えーと、それもそれでありがたいけど、えーとなんていったらいいかな。ドンパチ状況?
[と、追加で聞きなおす。]
輸送機が戦闘機って……なにやってんだかねぇ。
ま、おっちゃんにとって価値あるものはわかったわ。
あんがとおっちゃん!私が行った方向に遅れていけば色々転がってるかもよ!
[完全に呼び名がおっちゃんで固定されている。
ヒトガタの頭上から笑顔で手を振り]
あー、あー、テステス。
こちら「調達屋」ルッカ…
サービスついでに援護射撃でも撃ち込むよ。
何処に撃つかの指示は任せたっ!
[回線を開いて、援護する事を伝える。
クレーンを支える為の四つ足は、
迫撃砲の反動さえ軽く吸収するだろう。
だが、元が重機の悲哀か観測機無しではレーダーが使い物にならないのだ。
この機体は。]
弾薬費はこっちで持つから、好きに指示頼むわ。
追い回された分お返ししたいしね!
/*
てけとー縁故
フェイト:俺女?(百合設定でいいかなとおもっている(何
スコル:顔の濃いおっちゃん。がらくただいすき。
*/
[ホースでの放水、という攻撃は、低コストで長時間稼働が可能だが、予測がしやすい、という難点がある。掃射しか出来ないからだ。
いや、一度放水を止めれば、狙い撃ちも可能だろうが、それはゼロ距離まで近づいたらの話。
ジュリエットの予想は、危険地帯へ彼を移動させない]
やっぱり狙うのは、足だね、ジュリエットさん。
機動力を奪ったら、登って頭部を破壊して終了かな。
<良い判断でしょう。どうやら、ジンロボを改造した機体のようですが、弱点位置はほぼ同じ──?!>
[人間以上の感度を持つ彼女は、音波攻撃に一瞬フリーズした。統御を失った機甲が転びそうになるのを、彼は慌てて手動運転に切り替えて逃れた。
なにせ、今の彼は、生身の数倍の体重がある。自重が危険である]
あー……えーと。
僕の用件ね……何かな……。
とりあえず、それっぽいのを言った方がいいよね?
[ぱちり、と拡張装置をオンにして]
あの形状、見覚えが――ああ、そうか。
……そう言えば、此処、は。
[自分でも昔――この身体にされる以前に――少し嗜んでいた覚えのある人型ロボット。
それを強く想起させる形状を、目の当たりにしていた。
緩みそうになった瞳を、それでも、冷徹な色に保つ]
決まってはいるが……分が悪いな。
[視線を落とした先に見える、大人たちを見回す少年の顔>>83。
少しだけ、はたりと瞬いた。
それから、巨大ロボット――メカマリオンに似て見えるそれと、もがく蟲を、眺めて]
……一緒にぶっ壊したら、すまん。
[レーザーガンの銃口を、蟲の外装甲――できるだけ広い面積が覗く箇所――に合わせ、そして、引き金を引いた]
<ちゃちゃちゃっ、じゃっ、だだーん!!
だ〜だだ〜だだら〜だだ〜!>
あの、何か変な音楽が流れ始めたよ、ジュリエットさん?
いつの間にこんな機能つけたの? それとも最初から? ……ありえるな。
[ともかく]
<愚かなり!>
[叫んだ]
<宇宙からの使者が侵攻せんというこの時に、人同士で争うなどと、不届き千番である!
悲しきかな、力持つ者よ! それを同類たる人に向けるとは!!
我がここで、貴君を成敗いたす!>
……なんか自分で言っててツッコミどころいっぱいな気がするけど、うん、本当の理由言うよりはいいよね。
通信?
あいつから…じゃ、ないか。
ああ、運送屋さんか。ルッカって言うのね、ふむふむ。
[なんだか音楽を流し始めた銀青の機体から、一時意識をそらし、回線を開く]
了解。
こっちから何班か回してそっちに追い込ませるから、落とせるタイミングで撃ってくれる?
指示は出せる範囲で出すけど、そっちでイケると思ったら好きに撃ってくれてかまわない。
それと!弾薬代は折半よ!
あなたの私情に市民の血税は払えないけど、援護射撃もらった事実に代金払わなきゃうるさい連中だっているんだからっ!
それに、何よりあたしの気がすまないっ!
平気よ。あたしが指示出すんだもの。
無駄玉なんて撃たせるわけないじゃないっ!
「テルオくん……」
[博士が気落ちしたような、しかし優しい声で呼び掛けてきた]
「これ以上はキミにも危険が及ぶ。
残念だが、今回は諦めて退避しよう」
えっ……?
でもメガマリオンは、ここの会社はどうなるの!?
[問い掛けに、博士は黙って首を振る]
「元々、調整前の機体で戦うのが無茶だったんだ……。
キミが気に病む事はない。少し運が悪かっただけだ」
そんな……っ
[諦め切れない顔で少年が博士を見たその時。
一筋の光が、蟲の外装甲を貫いた>>90]
あっ……あれは!?
[コントローラーを装着してるのも忘れて、思わずそちらを指差した]
[再起動・現状確認・認識。
ジュリエットは復旧と同時に、状況を把握し、改めて思考した]
<……機甲装備に、生体パーツは本当に必要でしょうか?>
あの、ジュリエットさん。
そこで機甲だけじゃなくて、僕の存在まで完全否定しないでくれる?
[回線を切って、銀青の機体に意識を戻す。その言い分を聞いて。音楽交じりの口上を耳にして。 …ぷつん、と、何か切れる音がした]
愚か者はあんたよこのバカッ!
難癖つけてきてんのはそっちじゃないっ!
喧嘩売る相手見誤ってんじゃないわよっ!!
[ひとしきり、言いたいことを拡声器を使って吼えたてる]
ああ、もう、腹が立つったら…
あんたに交渉する気があるなら聞いてあげるわ。
あんたの目的は、喧嘩の仲裁?それともあたしに喧嘩売りたいだけ?
前者だったら、いいわ。武装解除でも何でもしてやろうじゃない。
後者だったら…あたしも容赦するつもりないから覚悟なさい。
[苛立ちながらも、交渉の姿勢は崩さない。すでに戦闘状態に入っていた、先の戦闘機群とは事情が違うのだ]
武装解除してくれるんだって。
いい子じゃないか。ねえ、ジュリエットさん?
<問答無用です>
あ、そうだよね。うん……。
[ジュリエットの作戦会議の間、オフにした拡声装置を再びオンにすると]
<問答無用!!!>
[せめてもの警告にと、それを言い放って、同時、ジンロボの足元へ疾走した。
同士撃ちを恐れれば、先ほどの射撃も防げるだろう、という計算の元に]
「ご主人様、貴方莫迦ですか、死ぬのですか。
戦闘テストに交渉の余地など存在しません。
とりあえず、パーツはパーツらしく黙って、ターゲットを攻略して下さい」
なんだろう、頼み口調なのに、全然頼まれているように聞こえないのは……。
ん、サンキュ。
でも――…テメェ覚える気ねーだろ!!
それならせめて俺の名前でも言っといてやる、フェイトだ!
フェイト・ローグリアン!!
あんたは!?
[返事があろうとなかろうと構わない。
こちらが名乗ったのだから、一応といった気分で尋ねた]
[背部。やはりパーツとして収納されていた機槍を取り出す。刃先は微細な振動を起こし、貫いた相手を内部から破壊する、対多装備だ]
コクピットは狙わないであげるから。
[破壊光線が届き、外装甲に、蟲にダメージを与えたのを視認した。
時々うっかり暴走して電撃乱射モードになるのこの銃の欠点だが、幸いそれも起こらずに。
巨大メカマリオン――メガ、マリオン…?――のガッツポーズを、無事、見ることとなった]
なんとか、なったな。
[大型銃を下ろし、片手で余裕でそれを手に提げながら。
アリーナの外壁や屋根の残骸だろうか、地面の障害物をも軽々と飛び越えて。
指差してきたその少年と博士たちの方へと、あくまで人間の走る速度で近づいていく]
[一年ほど前、宇宙怪獣の襲来に巻き込まれ行方不明になった高校生、入坂結理人。
小中学生でもないのにロボットで遊んでいたその青年は、呑気であり、ある種の恥ずかしさも心に抱えていた。
その時の呑気さや羞恥の感情は、今は遠くなったまま。
その遠くなった感情を呼び覚ます、あの勝利のコマンド――。
ふと、この場に居る彼らに、何から言うべきかと思案したその時]
なるほど、そーするわけよね。
いーわよね。あたし警告ちゃんとしたもん。
目標!あたしの足元!
総員!放水はじめっ!!
[少女の指揮の下、作業用ロボット隊が全方位から放水を開始する。その水圧は生半可なものではないが、かといって仮にも量産型とはいえ、人類救済級の名を関するロボットの装甲を抜くほどのものではない]
ルッカ、聞こえる!?
狙えるとすればあたしの頭上よ!
実弾しかないならよぅく狙って!
捕縛に使える弾薬があるならあたしごとでかまわない、今すぐ撃って!
追い込…める速度じゃなさそうだけどっ!?
あぁもう、クラスター弾は範囲広すぎて使えないし…
[相手の速度は早いが、
サイズは一応人間並…
暫し考え、諦めた。]
…ゴメン、やっぱ弾薬費はこっち持ちだわ。
多少当たっても怨まないでよっ!
[レーダーは機能しなくても、
制度のほうは信頼できる。
謎の戦士の接近を妨害すべく、ゴム弾の雨をジンロボのやや手前に撃ち込んだ。
最も、隙間の広いそれは簡単にすり抜けられそうだが。]
……っ!
まだ、生きてるのか。
[レーザーガンを撃たれたことによるはっきりとした焦げ跡を付けながらも、未だにもぞりと動き出す蟲。
咄嗟に銃を構えたが、焦りの所為で、上手く照準を合わせられない。
ちっ、と舌打ちを一つした後、思いついたように叫んだ]
―――…テル……そこのお前!
メカマリオンで、その蟲のキズのところ、ぶん殴れ!
まあ、なんだ。
要するにあちこちが交戦地域ってわけか。
[男と少女の会話を聞いてはふんふんと頷いて]
あんたはこっからどうするよ、俺は此処のなんかしらの反応を
調べて来いって言われただけだけど…多分あんたとコイツの
事だろうから調査は終わり。
でも、テスト操行も兼ねてっからもうちょっと歩くつもりだ。
どっかで戦闘が起こってんなら、鎮めに行くか?
コイツならなんとか出来そうじゃねえ?
[コイツ、と呼びながらヒトカタの頭部をぺちんと叩く。]
さて、これで横の動きは封じたし、上に逃げれば蜂の巣。
もちろん、あたしだって『 黙 っ て 』いるつもりはないわ。
[言いつつ、槍を構えた機体に拡声器を向ける。至近距離で、指向性を最大に。収束された音波は、機体はともかく操縦者には甚大なダメージを与えることが出来るだろう]
…まだやる気?
[最後通告のつもりだった。何より、すでに相手は得物を抜いて懐の中。手加減している余裕がない以上、自らがダメージを負う覚悟はすでに出来ている]
[とりあえず、気持ちを切り替え、深呼吸。]
私?まぁ、とりあえず戦闘あるほうにむかってみよーかしら。
ちょっと空気的にとまっちゃったからいいかなーとか思っちゃったりもしたけど、
もともとはそのつもりだったし。
まー。たぶんパワーと耐久力はあるからね。問題はスピードそんなないのよこの子。さっきので解ったけど。だから、戦闘機とか小回り効く機動系あいてだときっついかもよ?
[性能はいいんだけどねー、と、のほほん、と。
ヒトカタは叩かれても、びくともしない。]
捕縛ね…
任せといてっ!
[幸い卯月は元重機。
ロープやウィンチには事欠かない。
そう、そしてそれらで引く為の物にも…]
ネット弾ばらまく!
丈夫とは言えただの網だから、
かかり次第すぐに押さえてっ!
[岩石などを纏めて牽引するためのワイヤーネットを、
広範囲に何枚もばらまく。
重しなどはついていないが、押さえる機体があれば同じ事で。]
[四方から、ジンロボごと囲むホースの首に、嫌な予感を覚える]
あれ?
ジュリエットさん、これって自傷覚悟の攻撃って奴じゃない?
<当機の対ショック・対防御性能の確認に、適した状況です>
[装纏者の意見に、装備の方は耳を貸す気がないようだ。
音声攻撃>>107を、音声カットにより凌いで、「同じ手は食らいません」と、申告する。平坦な声なのに、嬉々としてるのが、そら恐ろしい]
あの。
放水攻撃くらいじゃ、ジュリエットさんは壊れないだろうけど、僕は死ぬんだけど……!!!
[手動に切り替えたままだったのが幸いした。
直角に進路を変え、Gに体を流されながらも、工作ロボの壁の一角に突っ込む。
一点突破!
槍を奮い、非武装のロボにごめんね、とヘルメットの中で一言を落として「砕いて」ゆく]
[全力で、一心に、ただひたすらに
……逃げた]
や、やったぁ!
[破壊光線が蟲にダメージを与えたのを見て、少年は歓声を上げる。
光線の飛んで来た方向を見れば、大型の銃を抱えた青年>>102が視界に入った]
すっげぇ……!
ありがとうお兄さん!!
[手を振りたい気持ちをぐっと堪えて、大声で礼を言う。
しかしその彼の様子が変化した>>105
と、同時に、少年の方も蟲の動きに気付く]
えっ……あっ、はい!!
[青年の叫びに大声で答え、気合いを入れ直す]
よっし、今度こそ決めるぞ、メガマリオン!!
[少年は指の先まで神経を集中させる。
まだ基本コマンドしか登録されていない機体。
だが――マリオネットロボを操る方法は、コマンドだけではないのだ]
いけぇ!!
メガスクリュ〜〜〜〜……パーンチ!!
[大音声の叫びとは裏腹に、繊細な動きを10個のコントローラーへと伝える。
そう、コマンド登録がないのなら――マニュアルで動かせばいい。
少年の気合いに応えるように、メガマリオンの右腕が高速回転を始め、蟲の傷を抉り減り込んでいく]
[そしてついに、怪獣は沈黙した]
地味にあの支援機、うざい(←褒め言葉)ね。
[ワイヤーネット>>109とはいえ……いや、ワイヤーだからこそ、一秒間に百以上の振動で擦られては、金属を起こす。
機槍で切り開き、あるいは避けながら、更に速度を上げる。
機甲内に、除去しきれない排熱が蓄積していく]
ジュリエットさん……! 振り切るまで……あと何秒?!
えっ、何その反応!!?
俺女だと思われてたの!?嘘だろぉ……
くっそぉ、全部このスーツのせいだ。
新しいのが出来たら絶対取り替えてもらう!!
[でも、今もスーツから顔を出さない所からして
付き合いは長くなりそうな気はしている残念天使である。]
ああ、小回りが利く奴が来たら俺が応戦する。
どんぐらい対抗出来るのかは知らんが、その間に背後からコイツで叩いたら良い感じじゃねえ?
卑怯?知るか。
[勝手にくっ付いて行く事にしたようで、その方向で話を進めている。特に拒否されなければ、そのまま頭の上に乗って同行するつもりだ。]
そういや…あんた名前なんてーんだ?
呼び方知らないとちょっと面倒だし、女の子相手に「あんた」って言い続けるのもなんだかだしよ。
ぶっちゃけ、俺口調の女の人だと思ってました。
というか新しいのって普通に作ってるならそんな予算でるんだろか。
[きっとでないよねぇ、こんな状況だし。とある意味止めになりそうと思う言葉をポツリ]
ま、その辺りも実験だよね。
それじゃあかき回してきなさいな、ほほほほほ!
んじゃ、ちょっと迂回してぜんしーん!
[ようやく調子を取り戻したのか高笑い。そのまま先ほどの格納庫を回避させながら動かしだして。歩く速度なので割りとゆっくり]
ん?あー。私はエリー。
いちおーまほーしょーじょらしいーよ。魔法の力くれたなにやらいわく。
[えへん、とあまりない胸を張り]
『『ッ…狙うんならあたしを狙いなさいよ、ばかぁっ!!!』』
[逃げてゆく背に、思い切り罵声を叩きつける。当然、最大出力で。手加減はしない]
救護班ッ! すぐ救助に向かって!
人命が最優先!
ハッチがイカレてたら、手近な機体が手を貸して壊しちゃっていいわよ!
…ルッカ、頭の上飛んでる馬鹿どもがちょっかい出してくるようなら撃ち落とすの手伝ってもらえる?
測距はこっちでするわ。
あたしは…まずこの網から抜け出さないと。
[逃げる相手を追う理由はない。…し、時すでに遅く、広域に撒かれたネットがいくらか機体に絡んでいる。関節を痛めたり、転倒してダメージを被る可能性がある以上、無理は出来なかった]
えーと…ここがこうで、こうはずせばそっちがそうで…
…ルッカ、三時の方向、仰角20よ。3秒後に撃って。
[手元で網をはずしつつ、近づいてくる戦闘機があれば迎撃を頼む。戦闘は、じきに終息に向かうだろう]
─戦場傍 〜つはものどもが夢の跡─
【機甲兵装>解装】!!
沈黙せよ、Jul=I=Ett387!!!
「認証します」
[命令と共に、装纏とは逆の作業が起こる。各種パーツは外れ、畳まれ、まとめられて、トランクとメイドに戻って行く]
……ごめんね、ジュリエットさん。
いい状況だったのに、逃げてしまって。
怒ってる?
「私に怒りという感情はありません」
つまり、す ご く 怒っ て る って意味だよね……。
でもね、ああしないと僕死んでたと思うんだ。
逃げなきゃ死んでたようなこと、今までも3回くらいあったと思うけど。
「いいえ。4回です」
知 ら な い 間 に 僕 死 に か け て た
あー……なるほどな、その発想は無かったわ。
俺口調の女か。うん、まあそれもアリだな。
[なにしろ音声が女性のものに変換されているのだから
仕方が無い事である。
続けて呟かれた予算については、がっくりと膝を付いた。
今、諦めの瞬間である]
はぁぁ〜〜…
まあ、今はコイツ動かすのに専念すっか。
そんじゃ、エリーか。叩くのは任せたぜ!
しかし魔法少女って居るもんなんだなー、後で写真撮らせてもらおうかね…同僚がそういうの好きなんだよな。
[男も一緒に来るようならそちらへも手を振って、
ヒトカタの向かう先、交戦地域へと視点を拡大させて
見つめる天使であった。**]
[今度こそ本当に倒れた蟲。
自分で宇宙怪獣に止めを刺せなかったというしょんぼりした気持ちは、今、不思議と沸いてこない。
またもう少し、テルオたちのもとに近づいて]
……此方こそ、ありがとう、な。
[今すごい、格好いいメカマリオンが見られた。しかも、生で。
そんな思いからの緊張を湛えながら、少したどたどしい口調で、少し目も逸らして、少し頭を下げた。
そしてやがて、緊張から顔を逸らし、その場を離れようとマントを翻す**]
今日の寝床はどうしようかな。
[両手でグーパーをしながら、青年はぽつり、つぶやく。
機甲を解いた後は、いつもこうだ。
装纏時は、加速する思考と、大幅にアップする身体能力に、ハイになるが、解装すると一気に重くなる体に、あれは「自分の力」ではないのだ、と思い知る]
「先ほど、当機が破壊した工作ロボットの修理を行い、路銀と、ついでに宿を確保すればいいと思います」
ジュリエットさん、非人間的?!
無理?! それ無理だよ?! あのね、人間には罪悪感というのがあってね?!
そうそう、それの方が良かったんだけどねぇ。
でもまぁ、ぶっちゃけ新しいの作るなら、新しいパイロットにまわすでしょ。それなら。と思った。
[性別に多少の不満をぶつけつつも、機体についてさらに追い討ちをかけておいた。]
殲滅はおっけー。
とりあえずおさわりと写真は禁止で。
っていうとどっかの踊り子とかアイドルみたいになるんだけど……あれ?魔法少女ってアイドル代わりかしら。
[まー、その辺はあとでかんがえよー。と*行く先の交戦地域へと意識を集中した*]
ワイヤー切り裂くって…
少なくとも、やり合いたくは無いなぁ。
シームルグ落とされたら家無くなるし。
[避けられるとは思っていたが、
あっさり斬られるのは予想外。
流石に今のは認めたくなくて、暫し現実逃避した。
無差別襲撃っぽいし。]
あ、了解っ!
一、ニ、三…射っ!
[暫く戦闘機を落としていたが、一段落すれば移動の為一度シームルグに戻った。
途中で二人連れを見つけたら、
人手不足だし一度機内まで案内したかもしれない。]
[蟲が完全に沈黙したのを見て、コントローラーの電源をオフにする]
やったぁぁ!
[そして、全身で喜びを表現するように飛び跳ねた。
通常の戦闘機では歯が立たない怪獣を、自分の動かすロボットがやっつけたのだ。
もちろん、自分一人で、ではないけど]
ううん、お兄さんがいなきゃ、あいつの事倒せなかったよ。
お兄さん、ヒーローなの?
[マント姿の青年に、昔テレビで見たヒーローを思い出したのだ。
しかしそのヒーローは何故か緊張した様子>>121で、少年は首を傾げる]
あれ、お兄さん。
[そして彼が立ち去ろうとした時、少年はふとある事実に思い当たる>>105]
なんで、オレの名前……
──少し前・少女と"妙なの"との──
[例の変わりか、笑顔で手を振る少女は、掘り出し物の情報を伝えてきた。
──いかんせん物騒めいた話ではあったが、僥倖と言わんばかりに応え、手を振り返す。
"妙なの"から響く声には]
悪ぃな、型名とか、面倒なのは覚えん主義なんだわ。
[事実半分、建前半分の答え。
相手の名前と共に、尋ねる声に]
──OK、フェイトな。
こっちはスコル、スコル=アンダーソンだ。
[最低限の返事だけを返して
二人に背を向けると、被害を確認すべく一路《格納庫》へ]
──そして今・《格納庫》内部─
[予想していたよりも
──むしろ、棚の物一つたりとも落ちていない室内。
内部が無事な事が確認出来れば、大きく吐いた息一つ]
さぁて、そいじゃあ嬢ちゃんを探しに行きますかね。
[必要な資材は覚えている。
後は相手が見つかり次第、声をかけるつもりで*外に出た*]
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