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次の日の朝、自警団長 アーヴァイン が無残な姿で発見された。
……そして、その日、村には新たなルールが付け加えられた。
見分けの付かない人狼を排するため、1日1人ずつ疑わしい者を処刑する。誰を処刑するかは全員の投票によって決める……
無辜の者も犠牲になるが、やむを得ない……
そして、人間と人狼の暗く静かな戦いが始まった。
現在の生存者は、"Dowser" キャロル、"ExaltedAngel" ローズ・ブラント、"WidowedGentleman" オードリー、"StiweardShip" ラッセル、"ShadowWalker" ジーン、"LatestOpe" ニーナ、"Sledge-Hammer" ダニエルの7名。
焦らしプ………?
[ラッセルの言葉に、眉をしかめる。]
他人のものが美味そうに見えるのなか、それをお主にやろう。……意外と「同じ」ではないかもしれんぞ?己自身では気付かぬだけで……
[ふっと髭の奥で笑ったその時、バーカウンターに居るスタッフが慌ただしく話を始める。]
……………?
なんだ。お主ら何があった……?
[それでもなお、"Vermillion-Jack"とは関係の無い今夜のゲストDJは、彼らの頭上からフロアに向けて喧しくも緩慢な音を落とし続けている――]
"ShadowWalker" ジーンは、"StiweardShip" ラッセル を能力(襲う)の対象に選びました。
…ん?
[メダルもなくなりかけた時、ふとタッチパネルの上の情報が変わったことに気付く。
メダルを入れる手を止め、モニタを見つめ…]
あーぁ。
[溜め息をついた。ゆっくり立ち上がる。
とぼとぼとカウンターへ戻る姿は、消えていったメダルのせいにしか見えないだろう。
しかし、既に切り替わっているタッチパネルの情報を見ていたならば、この嘆息の意味が分かっただろう。
残念。悲哀。期待はずれ…]
どーしようねぇ?
[スツールに座ると置いてあったグラスを傾けた]
"ShadowWalker" ジーンは、"Dowser" キャロル を投票先に選びました。
…ン。諍いとひとことにしてしまうのもいいけれど。
〔耳に入る会話の内容は…喧騒に紛れるが、その只事でなさにぐ、と一度唇を噛む。〕
――アーヴァインは腕は未熟だったかもしれないけれど…
人一倍スタッフとして苦労してきてるオトコさ。
キャロルが自己防衛に走って暴発をしかけたのを、
正反対の性格のニーナがうまく宥めていなしてくれた…と。
…奴は其処まで汲んで教えてくれたよ、ダニエル兄。
〔取り替えられたペットボトルを束の間目で追って、とんでもないとばかりに豊かな紅髪を打ち振る。両手を腰へあてながら、感傷さ、と口の中で呟き〕
〔ラッセルへはにやりと相好を崩して見せて…
泣き笑いのような切なる面持ちを過らせる〕
だから…ダニエル兄と…麗しのローズだと思う。
─2F "Blue"floor─
[ふと足を止め、バーカウンターのある方に視線を送る。
そこに居る者たちの気配を感じたか、僅かに首を傾け目を細めてじっとそちらの方を眺める。]
………ふうむ。
儂はその様子をよく見とらんかったからな。誤解ならばすまなんだな、オードリー。
[カウンターテーブルの向こう側を若干気にしながら、男はオードリーに詫びた。]
……………?
儂と、ローズが……何だ?
[オードリーを見つめ、問う。]
[ダニエルの表情に可笑しそうに肩を震わせ]
興味を浮かばせるようなことを口に出すのに巧くはぐらかしてる…
楽しみにしているんだけど昔語りは未だ?
[相槌を打ちながらペットボトルを高く翳して中の液体を揺らしながら眺め]
…同じでなかったらクレームものだよ…
それでも何か仕込んでるの?
[同じにしか見えない、と皮肉を込めて呟き]
[囁き流れる会話には僅かに目を眇めるだけでそれ以外の反応は見せず、それよりもオードリーへと軽く眉を上げて面白みを含めた瞳で見つめ]
……それは、興味深い話だね。
WidowedGentlemanの話が聞きたくなったよ…。
"だから"…に辿り着くまでまでの、貴方の心の内を
言葉に直して聴かせて欲しいな。
…んーン。ダニエル兄。
私こそ――勘違いならば。
〔詫びを途中で飲み込むのは、傍のラッセルへとせめて格好つけてみせようとでもいう伊達かもしれない。〕
…破壊者。…
〔そんなものはいないといい…と数日思い続けてきた、
口にせざるを得ない言葉。ふっと漏れる呼気を整え…〕
[単にメンバー達に挨拶をしようと考えたのか、スタッフ達のざわめきに気付いたか、黒の男は進路を変え、バーカウンターへと向かう。]
[気配をゆっくりと現しながら近付き、会話する三人に目礼を送った。]
…んー?なーに、あたしが悩むのってそんなに意外かなー?
[若いバーテンがずっとこっちを見ているのに気付くと、小さく笑った]
だって、あたしお姉さんだもん。
色々、考えなきゃいけないのだー。
…んーと。
みんなはBlueに居るのかな…?
[赤。黒。青…
モニタを見やればゆっくりと立ち上がり]
ん。まぁ、気にしないでお仕事してて。
こっちはこっちのお仕事だから、ね?
[バーテンに軽くウィンクするとエレベーターへと向かっていく。
ボタンを押すと小さく息を吐いた]
―1F Platform → 2F "Blue"floor―
――1F・"Platform"――
[彼女は闇を歩く
光の元へと帰ってくるその姿はいつもとは違い古びたローブを黒衣の上から羽織っていた]
・・・いつもの
[...は慌ただしい周りの状況など気にも止めずにカクテルを注文する]
《業務連絡》
再度確認致しますが、この村のバトルは【乱数による勝敗決定】は禁止です。
更新直前までバトルRPを行っていただきます。皆様は、全体の流れから【バトルに負けたと思われる方に処刑投票を入れて下さい。】
3人以上が戦っている場合(複数箇所でバトルが繰り広げられている場合を含む)は、【一番生き残っている確率が低そうな人に処刑票を入れて下さい】。
あ、そうそう。
いくら負けたくないからって、無敵表現や「攻撃を全部避けた」とかいうのはダメです。RP的にクールではありません。相手の攻撃から逃げられないと思ったら、素直にダメージを受けて下さいね。
………ほう。
[オードリーの言葉に、両腕を組んで応える。]
しかして、その理由は如何に?
思慮深いお主のことだ。何の理由も無く、儂が「破壊者」に見えたとは思えぬ。
[壁際で、オードリーの目をじっと見据えて居る。]
[契約時間終了に尽き、彼の立ち去ろうとする女に、契約の男は一つ問いを投げかける。]
「――恋をした訳ではあるまい?」
[その言葉に、女は静かに苦笑を漏らして首を振る。]
―― 一体誰に?
一晩の馴れ合いとはいえ、心を全て赦した訳ではないわ。嗤えない冗談はよして…。
そして…。今は仕事中よ?例えどんなに想いを揺さぶられようとも、琴線に触れることは無いの…。
[「愚問過ぎるわ…」
そう吐き捨てて、女は立ち去る。
背中越しに聞こえる僅かな喧騒は、彼女の耳には届かないままに――」
―― →1F Platform――
[オードリーの唇から毀れた「破壊者」という言葉が、丁度歩み寄った時に耳朶に入る。
漂う雰囲気の変化に、浮かんだ笑みは薄れ、微かな痕跡となって残る。
立ち止まって、沈黙のうちに三人の顔に順番に視線を注いだ。]
話をさせて貰えるのならね?
〔この場にいない者たちの動向を気にはかけながら、
ラッセルの興味に視線を動かさぬ侭応える。〕
…ラッセルには、私が破壊者であるらしいと
誤解されるようなことを言ってしまって…
それに乗じて君の反応を見させて貰った。
もし君が逆に破壊者なら、私が味方でないことは
元々知っているはず…君にはその匂いがなかった。
その会話を聴いていた様子のジーンと話したけれども、
カマのかけ方でやっぱり同じ匂いはなかった。
〔折しもの影の訪れに、矢張り視線のみで応じ…〕
キャロルやニーナとは直には話していないけれど…
アーヴァインから…可哀相に、逝ってしまったのだね…
聴いた昨夜の様子から朧気に判断を。
〔一度息を次いで、自分の思考過程を晒すことに
やや慣れなさを憶えることを振り捨てる〕
…ローズは長く私と過ごしていたのに、
…私に問うことすらしなかった。
ダニエル兄に到っては、時が満ちゆく間
声をかけてくれもしなかったし…
破壊者を探す素振りが全く見えなかったのだよ。
それぞれに私が感じ心を動かしたことは
たくさんあるのだけれど…私がいま短い時間で
話せるのは、多分こんなふうだと聞き易いのだと思う…
〔…そして、皆のではなく…此処の所感を待つ。
それが明かされるのであれば…だが。〕
―― 1F Platform――
[足を踏み入れるなり、俄かに感じるざわめき。
膚をなぞる微かな感触に違和感を覚えた女は、近くを通り過ぎるスタッフを一人引き止めて、訊ねる。]
――…そう…アーヴァインが…。
それはまた…気の毒に…。
[耳元で囁かれた事実に、女の双眉は微かにでも動いただろうか?
一瞬だけ弔うように視線を伏せるが、再び視線を上げる頃にはいつも通りの表情を浮かべ――]
さぁ…本格的に仕事開始って所かしら?
よろしくね?わたしの可愛い部下達…。
[くすり くすり――
空気を震わす白き笑みは、白金の指輪に口付けをして。]
まずは…みんなの所へ出向かなくてはね?
[ひらり――優雅にシフォンのショールを翻しながら、向かう先は…]
――1F Platform→2F Blue floor――
――2F "Blue"floor――
[青の照明。
ゴシックドレスの白を青く染め。
その肌さえ青く染め。
柔らかい髪の毛は辺りと同化する。
人の多さに飛び跳ねながら、見知った姿を探す]
ぅー。人多すぎー。
[見えない。周りより頭一個か二個分低い少女に取ってはソレは青いトウモロコシ畑の様にも見えるか。
違うのは蠢きながら時には遮り、時には進ませる流れになること。
人混みをかき分けながら、なんとかカウンターの側に着くと]
はぁ…
[大きく息をついた。
ふと、皆の姿が見えると微笑みながら手を振って近づくが…漂う雰囲気に手を止める]
……ふうむ。
[腕を組んだまま、ダニエルは考える。]
カマかけだったのか。そうか。気付きもせんかったわ。
儂はもしあの2人が口喧嘩でも起こしたら大変だ…と、単純に思っただけだったのだがな……。諍い即ち殺し合い、とまでは想定しておらなんだ。
[髭を撫で、ふっと暗い目をする。]
……お主がそんなことで、周囲を誤解するとはのう……混乱しすぎだぞ、オードリー。疑う前に、まずは相手の意図を最後まで聞かんか。
そんな小さなことでいちいち疑いの目を向けていたら、それこそ「破壊者」の思う壺だろうに。
……カマかけをする頭があるのなら、もっと慎重に考えろ、オードリー。
[呆れたような溜息をつく。]
…そう。
それは随分と仕事熱心なことだね、WidowedGentleman。
[目を細めて浮かべるのはこの場を楽しむもので。皆までは未だ言わず…それに対するダニエルの反応を黙したまま待つのみで]
[言葉を挟まず、じっとオードリーの告発に耳を傾けていたが、それに対するダニエルの抗弁を聞き終えると、ポツリと呟く。]
……君は限られたパターンしか考察せずに答えを出そうというのか。
…ニーナ。やあ…来たね。
〔姿を見せる天真爛漫な彼女に、幾分安堵めく笑みを向ける。〕
すぐ始まるかどうかはわからないけれど…
あまり前に出過ぎないよう気をつけるのだよ?
〔此方の話は、漏れ聞こえただろうか。
確認を取る態で緩く首を傾けてみせる〕
[ラッセルの方を向き、ふっと笑みを浮かべる。]
……少々「昔語り」をしてやろうか、ラッセルよ。
儂はの、昔から「戦い」の場にしか身の置けん人間でな。殺気の中でこそ、人間の本性が見えると踏んでおるわけだ。お主と同様、この場所の音楽にも、群衆にも興味は無い。
ついでに、オードリーに応えてやろう。
音楽と仮初の快楽に酔い痴れている人間に、何の本質が見えよう……?色惚けした人間には、まるで「興味」というものが沸かんのだ。
こうして今、殺気が目に見える「形」となり、儂の前に現れた。……アーヴァインには悪いが、これからが「本番」というわけだ。儂も、ようやっと動き出せるわい。
さて……お主の「本質」、見せて貰おうかのう……。
――2F Blue floor――
[辿り着くなり押し寄せる熱波と耳を裂く大音量に、女はあからさまに不愉快な表情を浮かべて歩みを進める。]
酒・ドラッグ・音楽に酔いしれた闇、宵も深みを増せば酔いもまた、深みを増して――
突き進む穢れ無き白に、哀れ絡みつく輩も居たかも知れずが。]
――…ごめんあそばせ?
わたくし、今とても虫の居所が悪いの。
だから――…
[カチリ――
細い指の根元から零れ落ちた金属音と共に、宙を切る音が鳴り響く。]
ベッドへの誘いは、別の人にして下さらないかしら?
――尤も…。貴方の性欲が、痛みを上回ったらだけど…ねぇ?お馬鹿さん…?
あははっ――
[そして刹那、訪れた静寂に天使の微笑が零れ落ちたなら。
純白の背後に、鮮血の赤はコントラストを描くのだろうか――]
…"破壊者"?
[聞こえてきた言葉をなぞると、三人…いや、四人の傍へと歩み寄る]
お仕事の話、かな?かな?
もうそろそろ、始めないと怒られちゃう?
[オードリーの笑みに軽く首を傾げ…首を傾げる様子に同じ方向に傾ける]
んー。元々、あたしは前に出て戦うタイプじゃないしねー。
言われなくても気を付けるつもりだけど…
あれ、そう言う意味じゃない?
…キャロルの、事…かな?
…考察か。そして疑いの目。
そんなもの、最初から持ってはいないとも。
私の中で…全ては消去法だった。
敵を探すという任務にあたって、
味方から探し始めた私を愚かだというなら
それは甘んじて受けよう?
〔ダニエルの糾弾、ジーンの諫言。
それは全く以って正論だと此方も思う。
――論理の世界に於いては。〕
では逆に皆へ問おうか。
…
自分については間違っている、という方はお出でかね?
…違う…ニーナ!!
この場にいないもう一人だ!
〔ニーナの背後へ現れる天使。声を上げるのは…同じく飛び道具を持つものに反応を促す意図で〕
それとも君は。
その「答え」でもって何かを計ろうというのか。
それは、
[と言い掛けて、口を噤んだ。その先を、この場で話すのは相応しくないと判断したのかも知れない。
黒の男はダニエルとラッセルに視線を流した。]
…昔語りをありがとう、Granpa?
そうだな…性質で言うのならSledge-Hammerと僕は近い。
決定的な違いはあるのだろうけれど。
そしてWidowedGentleman…そうだな…。
貴方はそれを僕へと伝えて…何を得ようとした?
僕の今の興味はその一点だよ…。
[指を組んで指の縁に口先を付けて悠然とした笑みを浮かべ…問いに問いを被せる。]
[やがて純白は、賑わうバーカウンターへと姿を見せる。
邪気の無い笑みを浮かべたままに。]
こーんばんは。あら、みんなお揃いで…。
何やら難しい話でもしているの…?
例えば…そうねぇ、仕事の話とか…?
[声を僅かに荒げるオードリーに、綺麗な笑みを浮かべて。女はニーナの髪を一筋掬う。]
[オードリーの忠告が早いか、ローズの笑い声が聞こえるのが早いか]
ひょ。
[小さな身体が前に転がる様に飛び出す。
兎か…鼠が駆けていく様に、四人を横切ってローズから距離を取る]
ビックリしたぁ…
何?オードリーは破壊者の目処がたったの?
ローズも…凄くビックリしたよー?
[よいしょ、とスツールに座る姿からはあまり緊張感のない声が聞こえて来る。
その表情を見ても、何処か呆然としている所があり]
[ふと眉を顰める。
それは近付いて来たニーナと……もう一人の気配を察したからか。]
[言葉は無く、ただ視線だけをそちらの方向に移す。]
――回想・1F・"Platform"――
[彼女はいつもとは違い古びたローブを羽織り男の前へと姿を現す
その姿に男は驚く]
「その格好はあの人の・・・」
[彼女は何も答えない
ただ、じっと視てるだけ]
「何故そんな格好をしているか聞いてもいいか?」
・・・探しているだけ
「此処にはない。確認したはずだ」
[特に他愛もない会話をする二人
周りからすればそう見えただろう]
・・・無ければ他を当たるだけ
「あの人との約束は――」
[男は最後まで言葉を紡ぐのを止める]
・・・約束
・・・それでも私は探す
・・・邪魔をすればアーヴァインと言えどもコロス
[彼女はそう呟くと闇へと消え去った]
あらあら、オードリーったら…。案外情緒のない方だったの?わたしは躰を重ねる時と仕事は、分けて考える方なのに…。
[掬った短い髪は、言葉とはうらはら、手元から抜け出し。
その仕草に女は鈴を転がしたような笑い声をたて、うっとりとした眼差しで絳花を見つめる。]
時にオードリー…。貴女の消去法、その間違いを指摘するなら…。
そうねぇ…。貴女がわたしに抱いた疑問、それをそっくりそのままお返しするわ?
貴女は何故、わたしへ事の全てを訊ねようとしなかったのかしら…。
あんなに長い時間まぐあい逢ったというのに…。
[その口調、心から残念そうに呟き、露は女の赤き唇を静かに濡らす。]
/*
よいしょー!
<よいしょー!
あ〜・・・仕事しんどい
<きばりなはれや・・・
ん、眠いときは寝てもいいよね?
<仕事中はあきまへんやろ
*/
「自分について間違っている」……
それはお主のことについてか?……オードリー。
[ふぅむ…と再び息を吐き、オードリーを見据えたまま腕を組んでいる。]
儂からは、「それは間違いだ」としか言えぬわ……当然だがな。
それだけでは足らぬならば……
今のお主は、極めて混乱しておる様だのう……。自身の思い込みだけで行動し、思考の海で溺れ、自身の目に「色眼鏡」が掛かってしまい、ありのままの相手の姿すら見えなくなっておるように見える。
もしやオードリー、お主はいざという時のプレッシャーに弱いクチか?
……「ハズレ」ならすまんがな。
[...は差し出されたカクテルを一口飲むとグラスをカウンターへと置く]
・・・マズい
[彼女はモニターを眺めバーテンダーを確認するとエレベーターへと歩き出した]
――1F・"Platform"→2F・"blue"floor――
…仮初め上等で遊んでいるのさ、
この素晴らしき世の在りようをね?
…言ったろう、ダニエル兄…
格好でもつけてなけりゃ、死ぬの生きるの
かったるくって誰が言っていられるものかい。
〔パン、とシャンパンゴールドのジャケットの裾を払う。
シュリン…と小気味良い音を立てて抜かれるのは…
男装の女の得物たる"大きすぎる剃刀"と"大きすぎる針"。
剃刀の幅は50cm、どちらも長さは70cm程度にて〕
…アッハ、…漸く胸の内を聴かせておくれだね。
そんなもの、愉しんだもの勝ちに決まっているじゃないか。
"WidowedGentleman" たる私の、これが得物。
一応披露させて戴くよ…格好つけてね。
…全員の把握を待つのであれば、さて…
始めるのは、明日にするのだろうかね。
/*
お馬鹿さんはわたしだと思う。
そして何気に時間がやばいことになっているんですがーガーがー。
わたし、今日も仕事…(メソリ)
しかも運転業務…orz
――2F・"blue"floor――
[...はフロアへと降り立つとその乱雑な音楽には一切目もくれずカウンターへと足を運ぶ]
[髪を撫でられた感触。
その部分を指でつまむと、んー、と小さく唸り]
…残念?
もしかしたら、スイーツのお時間だったのかなー…
でも、此処じゃ人多すぎるしー…溶けちゃうよ?
[人混みに。この青の部屋に。
首を傾げながら皆の言葉を聞いている]
難しいねー。
破壊者ってどんなのだろね。
どんな事考えてるんだろね。
自分で壊したいって思ってるのかな?
勝手に壊れて欲しいと思ってるのかな?
それすら不明瞭なのに、コイツだー、なんて、お姉さん烏滸がましくて言えないかなー。
[どうしようね、と指の中でメダルを弄りつつ]
[彼女は先客達を見るとそのまま興味なさげに空いてる椅子へと座る]
・・・いつもの
[バーテンダーは来ることを予想してたのか言葉が終わると同時にカクテルを差し出した]
……アッハ。
〔言い淀むでもなく途切れる言葉に、影たるジーンを見遣って…
あくまで面白がるように一度晒した得物を一振りして収める〕
/*
まぁ、ここら辺は1Fのバーテンから連絡が言っただけ
<この騒音でよくわかりますなぁ
慣れると案外電話とかも話せるよ?
<すごいですなぁ
*/
[フロアに訪れたローズ、ニーナ、キャロルには何時も通り挨拶の言葉を交わすこともなく…ただ、機嫌良さそうに軽く目を細めて見せる。]
………ふぅむ。
オードリーには悪いが、儂は気が進まんなぁ……。
[オードリーの得物を見て、呆れを通り越して困ったような表情を浮かべる。]
「推理」に「思考」は、いくつもの失敗を重ねながらたどり着くものだぞ……オードリー。なのに今のお主は、ひとつの材料で全てを見ようとしておる……危険なことだのう……。
そんな基本的なことすら分からずに、よくぞ今まで生き延びてきたもんだ……これがお主の「本質」なら、兵隊に戻ってイチからやり直せ。
[剣の切っ先を、じぃっと見つめている。]
[小気味良い金属音と共に、お披露目されたオードリーの部下に、女はうっとりとした目を更に細め――]
素敵な子ね…。でも我が血で染めるだなんて…。
美しくは無いわねぇ。
[くすり――]
[笑みは弾むように零れ落ちて――]
疑う事は悪くは無いと思うわ、オードリー。
でも相手をよく見抜くことね。
でないと…意外な所から命を狙われてよ?
あははっ!
[賑わうダンスフロアを濡らす。]
[睨みあう形となったメンバー達から、この剣呑な空気の流れをものともせず、近付いてくる黒衣の女に目を移す。
その一挙手一投足を注視する視線は、冷たい虚無。]
………遅かったなぁ、ローズ。
ああ……そんなにドレスを血で濡らして……そうやたらに人を傷つけるな。お主には口があるのだから、用件は口で伝えるが良いだろうに……
…表層の違いには、あまり興味がないんだ…ローズ。
私が麗しの天使に聴いていたのは、切なる孤独と餓えでしかない。
問いは無言の裡にあんなに…迂遠でしかないのだろうけどもね。
〔格好はつけてみせても、得意がることとは無縁の此方。
ダニエルの口にする本質は勿論"アタリ"。〕
私が全く混乱せずに此処へ
辿り着いたと思うのかね…ダニエル兄。
私はただ、自信に裏打ちされた謙虚さが欲しくて欲しくて、
ずっと足掻いている一人の人間に過ぎないのだよ?
…キャロルはどう思ってるのかな?
このお仕事に関して、さ。
[今は敵意を感じなかったのか。ゆっくりと目を向ける]
さっさと終わらせたい?
それとも、立ちふさがるまで動かない?
[軽くコインを弾く。
空中で受け止める、と繰り返しながら尋ねる]
とりあえず…立ちはだかるならヤルしかないとはあたしも思うけどさ。
あ、そうそう。最終的に疑われた末命を狙われるのなら…。
そうねぇ、貴女になら…この命、奪われても構わなくてよ?
オードリー…
我が愛しき貴女――
[酔いしれた瞳は、とろんと赤き髪を見つめて。
優美に腰を下ろして礼に変え]
そろそろタイムリミット。ここは煩過ぎて頭が痛くなりそうなの…。
salut、みんな。気になるなら追い掛けてどうぞ?
わたしは逃げも隠れもしないから――
[踵を返す。
囁かれたニーナの甘い言葉に、女はいつも通りの破顔を浮かべ]
そうね、ここは人が多いから…。折角のdessertsが溶けてしまうわね…。
じゃぁ、またの機会に…。その時は美味しく食べさせて?
salut――
[手をひらりと返す。]
[...は周りの空気から逸れたところから感じる視線に振り向く]
・・・何?
[彼女は闇へと溶け込みそうなほどおぼろげな姿を見ながらカクテルを口へと運ぶ]
だってっ…ダニファー爺、あの人言葉が通じない人だったんだもん…。仕方が無いじゃない?
わたし、案外気が短いんですもの…。
[そしてのんびりと口を開くダニエルには、珍しく唇を尖らせるような仕草を見せて。
女は足早にフロアを*後にした*]
キャロルか。
お主、また同じ酒か……いつも様子が変わらんな……。
……まあ、これくらいの騒動は、儂らの稼業にとっては日常茶飯事。ましてお主のように、誰とも馴れ合わぬ人間にとっては……
〔そしてやがて場へ混じるキャロル。自分の裡に籠りがちな彼女が心の中でさまざまな思いを溜め育て、悩んでいるようなのもまた…皆がわかっているのではないだろうか。〕
…ニーナ。理由は…他者から語られるべきものでもないだろうよ。
突き止める類のものじゃないからだ。
結局は、一人で飲み込むしかない…そんなものもある。
[...は横からの声に反応する]
・・・別に
・・・邪魔をするのならコロスだけ
[彼女は特に興味がないのかそれだけ言うと再び男へと視線を向ける]
ふぅむ………………
[ローズの顔を見て、髭を撫でながら考える。]
……その割には……
何故、笑む………?
[ぽつりと呟いた。]
/*
なんか今日は人気者
<いや、始まったからですやん
・・・人気者じゃない?
<確実に違うと思いますわ
・・・そっか(´・ω・`)
*/
…私がひとりなら、そうやってあちこちへ
手を出して足掻いたさ…ダニエル兄。
だけど私はひとりじゃなかったから。
皆が心の断片を渡してくれたから。
〔…いとしい皆が。…そして、また敵に回った本音を現し始める彼等からもまた、此方が受取った断片はあるのだ――〕
皆、それぞれ得意とするところがある。
全く誰にも頼らずには、何もできないさ。
…私は、私が究めるべきところをそうするまで。
戦いにおいても、同じ事が言える…とお約束するよ。
/*
というか大槌の中身が割れている件について
<いや、まぁ最初からわかってたですやん
ま〜ね
<ぶっちゃけだからどうしたって感じでっしゃろ?
うん
<殺害するんでっか?
絡まれれば、かな。この子は自分から動くことはあまりないね
*/
オードリーよ。
混乱せねば、その様な態にはなるまいて。よーく分かっておる。
自信も謙虚さも欲しくば、周りをよく見ろオードリー。そして、もっといろいろな視点から考えてみろ。
……「破壊者」に笑われるぞ。
儂は心配でたまらんわ……
ん、やっぱり二人きりが良いなー…
うん、また…って。
あぁん。今日は駄目なのかぁ…
[残念、と言うかの様に頭と肩を落とし…
キャロルの言葉を聞くと、小さく頷いた]
そか。
んー。んー…じゃ、キャロルとは止めとこうかな。
キャロルが破壊者なら、なんとなーく動きそうな感じするし。
探し物を探す、って名目で…ね。
[視線を天井へと向けると溜め息をつき]
はぁ。
本当にこの中にいるんだよねぇ…
流石に、この中の誰かと戦う、ってなったら…すごくぞっとするー。
[暫くは機嫌良さそうにこの場の雰囲気を楽しんでいるようだったが時間が経つにつれ口許から笑みは薄れていき、今浮かぶのは退屈を感じる其れで。遠慮することなく欠伸を一つ。]
…ただ話を聞いて欲しかっただけじゃないだろう?
WidowedGentleman…僕はこの状況に少し飽きてきたよ。
空気の心地よさと同時にうっかり居眠りしそうなくらいにね。
貴方の導き出した結果の…
更にその先の結論に興味があったんだけど…
いつまで決定の出ない「会議」を続けるつもりなのかな…
[一つ息を吐き、視線をまた残りのメンバーに戻す。
虚無を湛えた闇黒の眼で確認するようにゆっくりと見回した。
そして、最後に紅の髪の麗人に辿りつくと*そこで止まった。*]
――伴侶だ。
〔得物をしまって衣服を整えると、ローズの思考の
何を読んだものかぽつりと口にする。〕
……、…くっ…
〔…命を狙われる。意外なところから…その台詞には
無論最早為す術もないのか…とも憶えてきつくルージュを
引いた唇を噛む。軽やかに去りゆくローズの背を見送り…〕
……。それでも私は、君をきらいにはならないよ。
ローズ…君も私も、他の皆誰も…いとしい駄々っコなのだからさ。
…おやすみ、…逆夢に望むものを描いてお出で?…
お仕事の話だよ、キャロル。
話は聞いてるんでしょ?
…んで、あたしは勝手にキャロルは破壊者じゃないと思ってるだけ。
[短く、不思議そうな声に目を向けずにそう言うと、コインを弾く]
[立ち去り際、聞こえたダニエルの疑問に]
あら…。だって愛しき人が自分の事で心を乱す様は、陶酔に匹敵するものではなくて?
例えそれが、偽りの情報に踊らされている事であっても…。
違って?
[極上の笑みを零して囁くは、天使の声か悪魔の声か――
いずれかの答えを持ち合わせたまま、女は軽やかな足取りで青いスペースを*後にした*]
/*
ちなみに今は能力つかえません
<なぜに?
昨日の夜にアーヴァインに使ったから
<じゃあ、今は無防備?
無防備ではないけど能力はないから身体能力のみで戦うことになるね
<それは勝てるんで?
・・・多分無理
*/
[キャロルに視線を向け、組んでいた腕を解除する。]
その通り。何の能もない、ただの「大槌」だ。
[キャロルの席の隣に座る。
騒音の中で、椅子がギシリと軋んだ。]
……そういえば、お主とはまともな会話をしておらんなぁ……隣、失礼するぞ。
ああ、そこの若者よ。コーラをひとつくれ。先ほどラッセルにやってしまってなぁ……
[バーテンダーからコーラを受け取り、ボトルのキャップを捻る。]
さて……だんまりを決め込んだお主は、いったいどういう話題なら興味を持つものか……
[プシュッ、という音と共に、キャロルに話を切り出した。]
/*
・・・
<・・・
キャロル仕事の内容知らなかったー!
<えらいびっくりな展開ですなぁ・・・
というかそもそもこの調子だとアーヴァインの死すらしらないんじゃない?
<・・・
・・・
<有りうるだけにコメント控えさせていただきますわ・・・
*/
…嗚呼、…ラッセル。
私のやり口は全く迂遠で、皆よくつきあってくれたと
当の私が呆れかえっているよ…アッハ。
〔無論此方とて話し疲れていて、さまざまなあれこれの
代弁を買って出ているに過ぎないと思っているのだから。〕
…さあラッセル…
では私は、此処で初めて君に頼るべきなのだろうね?
〔幾らか底意地と性質のよくない笑み。〕
…流石のGentleでも恥ずかしくて言えない結論を…
情緒の一欠けらもないほどの簡潔さで、
君が一言でスパッと出しておくれ?
呼ばれただけなの?
…ずるいー。
[キャロルの言葉にカウンターに突っ伏す]
悩まなくて良いのは羨ましいー。いー。
自分に来たのをやるだけで良いンだからねー…
んー。んー…
[バーテンに何か頂戴、と手を出すと、困った様子で一つのカクテルをカウンターに置く。
…照明の青で青く光った]
/*
この子本当に喋らないね
<喋りまへんなぁ
でも、ちゃんと声かけられたら返すんだね
<一言だけですけどな
*/
……、…。
〔ダニエルが会話の席につく様子なのへ、此方もやや肩の力を抜く。キャロルの傍へと歩んで…互いの間合いの裡へゆるりと佇む。――そう…いつも影が皆へ混ざる時のように。〕
…先程、此れ等を私は伴侶と言ったけれど…キャロル。
君と私は…似たようなものを探していたりはしないかね。
「探す」?
ふぅ…む。
まあお主が何を探しているのか無理には問わぬが……な。
もしそれが"Vermillion-Jack"の内部の、しかも根幹に関わるものなら、……そして、それを破壊するなら……。
儂はその時、お主と戦うことになるだろうなぁ……。
[コーラを一口、ゴクリと飲んだ。]
[...はニーナの非難は無視し声をかけてくるオードリーへと呟く]
・・・似たようなもの?
・・・私は貴女が何を探しているのか知らない
[そう呟くとバーテンダーに空のグラスを渡し新しいカクテルを貰い口へと運ぶ]
[...は壊すというダニエルを睨みつける]
・・・アレを壊すというのならお前をコロス
[彼女は羽織っていたローブを少しズラシながら腰の得物へと手をあてる]
/*
なんか一気に話しかけられてるのに冷静だねキャロルって
<わいらやったらいっぱいいっぱいになってますわ
ほんとすごいよね〜
*/
〔キャロルの傍に居るニーナが、当に此方が喩えた駄々っコそのものであるので…此方は面白がって敢えて言及していない。そして問うことをやめないニーナは、此方の行動理念の本質をまた突いているひとつの鏡だった。〕
…。
……夫の仇。
〔キャロルから発される問いへ矢張り簡潔に応える。〕
…それは私だ。求められて殺した。
だから私は――常に自らを許さない。永遠に。
/*
まーちーがーえーたー
<独り言に間違えただけやから被害はないですやん
誤爆はプレイヤーの恥よ!
<大げさやなぁ
*/
いやいや、すまんなキャロル。
儂のとんだ勘違いだったようだ。
第一、お主が何を、どんな目的で探しているかも分からないのに、儂がそれを破壊したり大切にしたりができないだろうに……
[コーラを、再び一口。]
壊したりはせん。
だから落ち着いて座れ。
…冗談。
何故僕が貴方の助け舟を?
頼られる謂れこそ一欠けらもないよ。
[オードリーへと嘲うように鼻を軽く鳴らして濃艶な笑みを見せ、手を覆っていた絹手袋を外して隠れていた素肌の其処彼処に彫り刻まれた傷跡を眺めながら]
…僕は貴方と違ってそこまで仕事熱心ではないんだ。
思ったよりみんな真面目で…正直退屈だし。
だから貴方の望む結論を僕は伝えることはできない。
…上面を探る茶番はお終いだよ、WidowedGentleman…
[解るよね?と笑いを含ませた声を零し]
となると……だ。
お主が探しておるのは、「探して破壊したい」ものではなく、「大切だから探したい」……というものなのかな?
[コーラのボトルのキャップを閉め、キャロルを見つめる。]
[...はダニエルの言葉に得物から手をどけローブを正すと椅子へと座りなおしカクテルを飲みなおし始めた]
・・・壊さないならいい
…アッハ。そうかね。
〔自らの心にあるものを曝け出した此方は、黒衣の彼女に対しての"方法論"はもうEnpty。それでも彼女の傍を離れない侭に囁く。〕
…君の想いは、では君だけのものだ…キャロル。
だけど私は、君を諦めてしまったりはしないよ。
[...はダニエルの言葉に得物から手をどけローブを正すと椅子へと座りなおしカクテルを飲みなおし始めた]
・・・大切
・・・そう、大事なもの
・・・アレを壊すなら誰とて容赦はしない
[彼女は最後の一言に殺意を込めて呟く]
/*
<なんかキャロルがダニエルにはそこまで歯向かわないのはなんでやろ?
ん〜・・・今能力つかえないから無理に戦いたくないんじゃない?
<なるほど、探し物が見つかるまでは死ねませんもんなぁ
そそ、後はあの人に雰囲気が似てるから・・・かな
<だからあの人はダレ!?
*/
…おや。流石に一晩待つわけにもいかんかね。
っふ、…正直私も此処まで自らを暴かれるのは
かなりの苦痛だし堪忍してほしかったところさ?
〔基本面倒くさがりで頽廃的な女であるので、まさしく本音。〕
…
世界を、社会を、組織を、人を、自分を…諦めるな。
言葉は巧くないのだろうが…私が出したそれが結論。
最後のものについては…正直わからないのだよ。
答えが待たれる…そんなところなのだろう。
かなり口惜しくてならんのだけれど。
[受けとったカクテルをチビチビと飲みながら話を聞いている。
スルーされたのは昨晩のキャロルの様子を考えれば容易に想像がつくのか。そのことには言及せず]
どーしよー、みんな好きなんだけどなー…
[ぐったりとしながら呟く様子を見れば、酔っぱらっている様にも見えるだろうか。
耳に入るキャロルとオードリーの探し物の話には微かに顔を向ける]
…
[そして、ラッセルの声が聞こえればゆっくりと起きあがった]
あたし、真面目じゃないよー。不真面目だよー。
お仕事は適度にこなして、楽しければ良いンだもん。
…でも、生半可な気持ちじゃダメなの。
ヤルからには本気で対立し合って…そうじゃないと、熱くならないから…
[何かに酔った様に、ぼそぼそと呟く。
グラスを傾けると小さく笑んだ]
ふぅむ。なるほど………
[テーブルの上にボトルを置き、男は髭の奥で微かに笑んだ。]
壊されたくないのは、果たして「モノ」か……或いは「ヒト」か……儂にはまだ見当がつかんのう。
少なくとも、誰にも触れさせ、破壊されたくないと願うお主の気持ちが分かっただけでも、儂にとっては収穫だわい。
[ギシリと音を立て、コーラのボトルを手にして席を立つ。]
すまんな、キャロル。
大切な話を聞かせて貰ったわ。
感謝しておるぞ。
……では皆、儂は少々撤退させてもらおうかの。また、後でな。
……ンー…
流石に話し疲れてしまったよ。
まだおねむではないけれど、口数が減るくらいはいいだろう?
〔思い切り伸びをして、空いたカウンター席へとだらりと懐く。頃合を見計らったバーテンが、透き通ったグラスへアブサンを注ぎ…角砂糖を溶かす〕
話は聴いているよ。…多分眠っても。皆の気持ちはね。
気が向けば返事くらいはするんじゃないかな。
〔休みに戻るダニエルへと、気が長いよね?と半ば自らへも揶揄めく視線。軽くグラスを掲げて見送り…〕
…だろうね。見てたらわかる。
[ニーナへ揶揄る笑みを送り]
でも後半の部分には頷ける場所があるよ…
本気で対立し合って…じゃないと熱くはなれない。
LatestOpeは誰と熱くなりたいのかな?
誰を溶かしてしまいたい?
[恋愛話を聞くようなそんな軽さも見える口ぶりで。静かに幕開けた宴の様子を何処か一線引いた遠くから眺めている…*今は未だ*。]
…嗚呼…アッハ。
いちばん短くしてくれたのはニーナだったかい?
…ン…いつも本気。それでいいんだね…
有難う?
〔一度立って行って、ニーナを背中からきゅうと抱き締める。肩を叩いて促すと――約束の姫抱きにあやしつつ彼女の席へと腰掛けなおすのかもしれない。〕
そーでしょー?
あたしがみんなに愛を飛ばしてるの、見たら分かるよねー。
[…良い方に解釈。
ラッセルの問いには、少しだけ悩む素振りを見せ]
…そーだねー…
居なくなる前に、オードリーかローズとは二人きりになりたい、ねー。
でも、仲間だった子なら…誰とでも熱くなっても良いよ?
熱くして貰えるなら、ね…ふふっ。
[小さく笑うと殻になったグラスをカウンターに置く。
後ろから感じた体温に軽く目を見開くと]
…えへへー。お姉さんだもん。
[ふんぞりと、無い胸を張る。
しかし、すぐにその態度は消えオードリーに*甘え出すだろう*]
〔向き合うからには本気…と、矢張り簡潔すぎず誰にでも解かる言葉の芯は、ラッセルがぽんと出してくれたらしく。自らそれに気づいていないらしいのが女にはいとしく…羨ましくもある点。其々の間合いもまた、其々が受け入れるのだろう〕
では今宵…と言いたいところだけれど、
時間も時間だしおねむならば添寝程度になるかもしれないな?
〔女性にしては長身にして、近接戦闘専門の此方なのでニーナの身体はあやす揺らぎごとにふわんふわんと触は雲の上。甘える目許へ、瞬きの合間を見計らう態で音なくくちづけ…〕
…居てくれて嬉しかったよ、キャロル…
心安くいてくれるといい…明日は君が頼りだ。
〔低める声音で、退出するキャロルへと声をかける。
暫くは"飲むマリファナ"たる酒を愉しんで、ニーナの愛らしい戯れを甘やかす。老戦士から苦言を呈された侭のありさまで、やがて幕を開ける祭礼への時を*過ごし居り*〕
"WidowedGentleman" オードリーは、"ShadowWalker" ジーン を能力(守る)の対象に選びました。
〔ずっと誰もが気にかけていて、誰も辿り着けないもの。
大事な仲間のひとり…キャロルが求めて止まないもの。〕
〔…男装の女は、自らがその応えを掴みかけていることを
いとしい彼女が誰かに導き出して貰うのを待っていることを
たぶん…知っている。もう少し。もう少し。〕
〔だけれど、一つには絞れない…それは彼女の心の問題。
心の全てを暴き出して満足してしまえるほど傲慢にはなれない。〕
……私には、…私の言葉がある…。
伝えてみようか。…まだ間に合ううちに。
〔時を過ごすうち、心は凪いでいく。*皆がいるから。*〕
…私は、自分をも諦めない。
"Morgen ist auch noch ein Tag..."
明日と言う日がないでなし…さ。
アッハ、…
如何かね…ジーン?こんなものでさ。
《業務連絡》
本日のコミット時間についてご相談です。
今回も、コミットを行わないままだと7/30(月)23:00に更新になります。
一応こちらの村は48時間進行を主としたいので、次回は7/29(日)23:00に更新したいと考えていますが、いかがでしょうか?メモにてご意見をお願いいたします。
もちろん、7/30(月)23:00の更新でも構いません。
また人数が少なくなったら、途中から前倒しで24時間進行に変更なさっても大丈夫です。生き残っている皆様のご意見を優先に進めてください。
─回想 B2F・スタッフ専用部屋─
[備品庫の、天井から照らす電灯の明かりは、何処か侘しく薄暗い。
さして広くもない室内の、棚や床に積み上げられた箱は、猥雑なのにいっそ寒々しささえ感じる。]
[アーヴァインはその片隅に茫然と立っている……ように見えた。]
…ダニエル兄。
私たちはきっと、声を掛け合えてればよかったんだね。
こんなに近い発想を持っている存在なのだからさ。
〔フロアの様子を眺めている老戦士が、聞いているか
聞いていないかはあまり気にせずに…呟きを置く。〕
…ダニエル兄が愉しくないなら、私も愉しくない。
皆に対してもそう。 …
多分私は…また応えを出している。
〔ゆるりと瞼を下ろして、大きく呼吸をし…〕
キャロルに話し掛けてくれたのが…うれしかったよ? …
〔女が時に老戦士に擁く感慨は、多分近しすぎるが故の反発。〕
〔ダニエルに対するときの女は、また違う面を見せる。
自らが平常心を保っているときは…*少年の貌。*〕
…ダニエル兄は、たぶん心で気づいている。
私が追跡者だということを。
私も、自分が明確な尻尾を出してしまったことを
自分でよくわかっているんだ。
〔…じっと考え込む。じっと。いつものように。〕
それは…まだ甘えることが出来ていないから。
案じさせているね。ダニエル兄…皆。
…ローズも、気づいてはいると思う。
でも私は…あのコが私を生かして
苦しめようとすることに賭けたい。
寂しがりの、愛憎の天使。…
憎んでくれて、いるのだよね?
…だから私は、キャロルが皆へくれた思いを掴んだ今…
その解答を軽々しく言うわけにはいかない。
それは、キャロルの好意を無にすること。
…でも、全てが終わった後、何も言えていないとしたら…
それは、キャロルを諦めてしまうことにならないだろうか。
…キャロルだけに伝えたい。
こんなとき、…そういうことに長けた
ラッセルがとても羨ましくなるのだよね。
私は、私が意図する言葉をどうやって
自分らしく伝えることができるんだろうな…
[彼の視線の先には、鮮赤の水溜りに浸った男……いや、かつて男だった肉の塊が転がっていた。
胴体から切り離された頭部が、瞬かぬ眼で天井を見上げている。
そしてその顔は……それを茫然と見詰める男の顔と全く同じであった。]
私は…自分自身を守れない怒りの感情を使って、
ジーンを守れない口惜しさの感情を装った。
ダニエル兄とローズは、それを汲んでくれるだろうか。
もうあとは…私自身の在りようがことの勝敗を分ける。
そのためには、…皆にどうやって頼るかだ。
味方の…逆を思うと嫌な言葉だな…中には、
私にとっての私はいない。それはダニエル兄だったから。
――積極的に、頼る。
難しいけれど…もう一度皆と言葉を交さなくては。
皆に私を諦めさせる酷を、強いさせないうちに。
─回想 B2F・スタッフ専用部屋─
そう。それは君の死体だ。
君は死んだのだ。
[アーヴァインの背後から、影の男が囁きかけた。
半ば影に溶け込み、蒼白い顔だけがぼんやりと薄闇に浮かび上がるその様は、正しく幽鬼の如く。
眸に湛えるは虚無の闇。]
正確に言えば、君はアーヴァインではない。
「影」によって収集された情報に基づき、「影の領域」内でシミュレートされたアーヴァインの仮想人格だ。
…自分の言うことが理解できるか?
[淡々と語りかける言葉に、アーヴァインの「亡霊」はのろのろと振り向き、影の男を見た──非情な魂の収穫者を。]
[虚ろに見詰めるだけのアーヴァインの反応に、影の男は僅かに頭を傾けた。]
シミュレートは完全ではないのか?情報が不足していたのだろうか。
[その口調はあくまで平静。]
[突然アーヴァインの口から、低い呻き声が洩れた。それまでだらんと垂れていた両の手で顔を覆い、がっくりと膝から崩れ落ちていく。
何事か言葉にならぬ言葉が発せられたとほぼ同時に男の姿が薄れ始め、血溜まりとなった床に波紋を立てずに膝をついたその時には、陽光の下の靄のように散り散りに消え去っていた。
その一部始終を、影の男は瞬かぬままにずっと見詰めていた。]
[監視カメラは相変わらず、何も変わらぬ倉庫内を映している。
アーヴァインの死体も、その亡霊も影の男も、何一つ記録には残らない。
改ざんされた映像が、アーヴァインの最後の立ち寄り地点を不明にさせ、死体の発見を遅らせるだろう。
全ては順調にいっている……これまでは。]
[紅の髪の麗人に暫し留まった視線はまた、順番に他のメンバーへと回らされ、]
──君は、君たちは大事なことを見落としている。
我らが何を求められているのかという前提を。
では。
[それだけを言い捨てると、黒い男は踵を返し、青い光の降り注ぐダンスフロアへと*消えていく。*]
――エレベーター内――
[Bluefloorの喧騒から逃げるように立ち去った女は、その足で無機質で無重力な箱に駆け込み、壁に寄りかかり一つ溜息を吐く。
純潔を思わせる真白ワンピースは、今は血の匂いを漂わせ。身に纏う者を狂気の沙汰へと引き摺り込もうと手招きをしている。]
「――恋をした訳ではあるまい?」
[動くモーター音に、ふいに何時かの言葉を思い出してしまい。女は冷たい感触に抱かれながら苦笑を漏らす。]
――いいえ、恋などして居ないわ?ただ、あの人を純粋に愛しただけよ?
殺めてしまいたい位、純に…――
[留まる事を知らない機械は、彼女の呟きを飲み込みながら、暗渠へと沈んでいく。
静けさを保ったまま。規則正しい*音だけを立てて*]
――3F "Blue"floor ラウンジ――
〔吹き抜けの空間から昇り来るサウンドは、却って間近で聴く其れよりも奥深く身体全体に響く気がした。ゆっくりと身体から酒が抜けるのを待つうちに、見下ろすフロアの蒼へ漠然と思うところを探す。去り際の影の言葉を幾度も想い…〕
…ン。……そうだな。
皆を愛してると言いながらも、
せっかくこれだけ非情になったんだ…
せめて交す中で個々に潰されることがないように、
ある程度固まっておかなくてはね。…
〔彼我の内訳を独断で明かした意図は、共闘による確実な任務遂行に他ならない。捨てられない感傷との矛盾に、女はささやかな愉しみを見出すことにしていた。少しばかり身体を解した後…やがて微かなヘリオトロープとブラックペパーの香りを纏い階下へと女は降り行く。〕
――3F"Blue"floorラウンジ→1F"Platform"モニター前――
――B2F STAFF ROOM――
[血塗られた天使は、そのこびり付いた朱を流し落とす為にスタッフルームへと訪れる。
用件を短く述べて借り出したシャワールームの中、しばしの間生温い雨にその身を委ねて、穢れを全てリセットしていく。]
[そして濡れた浴室を後にし、血生臭さを綺麗に落とした身に纏う色は、再び純潔を思わせる白――
タイトに纏わり付く、薄手の素材でコサージュを重ねたワンピースにひらめく羽の尾は、動く度優雅に宙を舞い。
それは天使の羽ばたきに似て美しさを醸し出す。]
生きるは苦しみ、愛するも苦しみ――
同じ苦しみを味わわなければいけないとしたら…。
さぁ、貴女はどっちを選ぶの?
[緩く巻いた髪、鎖骨を滑り落ち――
鏡に向かってルージュを引く女は、写し身の姿に問いを掛ける。]
でもそれは愚問よ?貴女。
わたしの答えなんて…もう既に決まっているのだから…。
[自らに投げかけた問い。しかしそれはすぐに陳腐に成り下がる。己のやり取りに、女は何処か他人事のように、くすり くすり 笑みを零して――]
さぁ、元の世界へ戻りましょうか…?
このままではわたし、きっと詰まらない女に成り下がっちゃう…。
[身支度を整えた女は、再び地上へと足を運ぶ。
持ち合わせた答えを、豊かな胸元に隠し持ったまま。]
――B2F STAFF ROOM→1F Platform――
――1F Platform――
[地上に舞い降りし天使は、一人主の欠けたカウンターバーへと足を運ぶ。]
ラバーズ・ドリームを頂戴?
[ひらりとスツールへ身を乗せると、女は愛らしい名前のカクテルを注文し、辺りを見渡す。
まるで恋人達の夢を改竄するために訪れた、夢魔のような微笑を浮かべて。]
――B1F・"Black"Floor――
[男は何も語らず、ただカウンターで腕を組み、目を閉じて居る。]
[耳に届くのは、猟奇的な破壊神が轟かせる爆音と、彼らを崇拝する「蛆虫」達の声。]
[しばしの沈黙の後――男は目を開ける。]
………行くかの。
[男は、ゆっくりとした動作でフロアを後にした。]
――B1F・"Black"Floor → 1F・"Platform"――
――2F "Blue"floor――
簡単だよ、ジーン。
あたしが求めてるのは…適度な刺激。
お仕事だって。
わざわざあたし達でやらせなくても。
上でやれば一番手っ取り早かったんだから…
[くす、と笑うとスツールから立ち上がった]
つまり。
あたし達が好きにやって良い、って事なんでしょ?
あたし達の遊びなんだから…ね。ふふっ。
[ゆっくりとした足取り。
しかし、人混みに触れることなくエレベーターへとたどり着いていた]
――2F "Blue"floor → 1F Platform――
――1F Platform――
[…エレベーターから降りると、カウンターへと向かう。
皆が目を惹くその姿を見つけると、微笑みを携え隣へと座る]
アップサイド・ダウン、お願い。
[カクテル、だが、少女のその姿には似つかない。
バーテンが少しだけ目を向けるが、すぐにシェイクを始めた]
ふふ。ローズはどうするのかな?
ダンスを踊っちゃうのかな?
[間も無く差し出されたコリンズグラスを、女は軽い笑みと共に受け取り、カクテルピンに刺さる果物を弄んでは、グラスの中身に唇を寄せ、一人語ちる。]
でも考えると可笑しな話よね…。
いくら内部内での裏切り者である「破壊者」が出たとはいえ…、仲間同士で抹消させるだなんて…。
まるで…わたし達クラスの人間を全て掃討する為の…
と言うより、上の者達を愉しませる為のゲームみたい…。
[与えられた指令を反芻しては浮かび上がる疑問は、果たして誰の耳にも留められる事は無かったのか。]
――1F・"Platform"――
[人々の渦、ざわめき。
男はその中を、無言で歩く。
極限まで鍛え上げられた肉体、鋭い視線。
――男に気圧されたのか、人々はざわめきながら、彼のために道を譲る。それはまるで、古代の宗教者が海を割り、歩んだかのような光景――]
[男はカウンターテーブルまで無言で歩き、そして初めて口を開いた。]
………ミネラルウォーターを貰おうか。
[しかし女の疑問は、隣にdessertsの気配を感じ取ると、途端に唇を噤み――]
あらニーナ、いらっしゃい。
ダンス?…そうねぇ、わたしはダンスより、ベッドで熱を貪りあう方が性に合っているかもしれないわ?
[変わらぬ微笑をニーナに捧げる。]
[小さなグラス。
それをつまむ様に持つと、小さく笑った]
ぁ。あたしもそっちの方が良いなー。
みんなと背の高さも合わないし、ね。
[一気に煽る様にしてカクテルを飲むと、手の中でグラスを転がす]
ふふっ…
ベッドの上で、愛し愛され美味しく食べられちゃう方が良いな…
[先ほどの酒の衝撃か。
頬を染めながら少しだけ頭が揺らいだ]
――4F "Vermillion-Jack"Room――
[幹部からの情報に青年は特に興味を伺わせることもなく、抑揚もなく相槌を打つ]
…ふぅん。
アーヴァインが召されたのは本当だったんですね。
…祝辞の言葉をあいつに与えなくて本当によかった…
そんなことをしていたら自分の仕出かした行動に虫唾が走って
其処彼処の壁に頭を打ち付けているところだ。
…しかし、お上の眼識の質も随分と落ちたものです。
「…姿を見せぬお前の主人よりかは幾許かマシであろう?」
[目を細めて皮肉を零し、幹部がそれにも動じないようなら返される皮肉には黙したまま笑みを消して踵を返す]
…犬どもの鳴き声が真実だったことは解ったのでこれで…。
せいぜい宴を楽しんできます、貴方達の望むように…
…ああ…一つだけ訂正を…。貴方達は一つ間違えている。
My Masterは貴方達の前に幾度となく姿を見せている。
…彼の方は、常に我と共に…
[一度だけ振り返り悠然とした笑みを湛えて己の胸元を疵だらけの指先で指し、今度は振り返らずに部屋を出て行った。]
――1F"Platform"――
〔幾人かが動き始める。モニターのカメラが引く度に、小さく映るその挙動を確かめて…女は結い上げた纏まりを確かめるように紅髪に触る。〕
…さて、…私を信じる者は――どの程度いるものかね。
〔昨夜は個々へ訊ねることをしなかった答えを待ち侘びるように、半ば蕩ける溜息を漏らす。やがて顔馴染のスタッフに声をかけ…声音を顰めるでもなく笑みを向ける〕
…上得意は、今のうちにご避難戴くといいよ?…アッハ。
〔何故とは問われずに、事は速やかになされるだろう。既に幾人かが集うらしいバーカウンターへと足を向ける〕
酒は抜けたが、気付けの一杯は欲しいところさ。
アイリッシュ・ミストをくれないか。
[振り返らずとも気配で感じる威圧感に、女は一度だけすっと目を伏せて。
再び開かれた瞳、カウンターに辿り着いた男に真っ直ぐに注いで]
こんばんは、お爺ちゃん。今日もお元気?
そう言えばダニファー爺って、いつもミネラルウォーターか何かよね?お酒、飲めないの?
[いつも通りのシフォンの声色で挨拶を交わす。
勿論ふと浮かんだ疑問も唇に乗せて。]
[隣には、仮初――と見るべきだろうか――の愛を語る娘達の声。それを微かに耳にしながら、男はペットボトルのキャップを開けた。]
……のう、若造よ。
[鋭い視線で、バーテンダーに声を掛ける。]
そなたらは、儂等が殺し合う姿を見たいか?
ミッションとはいえ、アーヴァインが死んだとはいえ……知らぬ間に同士討ちをしてるやもしれん儂等の姿を……
[――雑踏の中、バーテンダーは口を開いた。]
………そうか。
[男は、バーカウンター裏のボトルに目をやった。]
[くらりと揺らぐニーナの姿を目にしては、女は鈴の音のような笑い声をカウンターテーブルに転がし]
あら、愛し愛されって…。ニーナは本当は誰を愛しているのかしら…ねぇ?可愛い人?
少なくても、わたしはあなたのそのリストには入っていないような気がするのだけれども…。
それとも…。わたしを今宵ベッドに誘う意図は何か有って?猛毒使いのお姫様?
[中身を飲み干し、グラスを手の中で転がす彼女を、女は警戒色を湛えた眼差しで見つめる。]
――1F Platform――
[束の間の静寂の後聞き入れる爆音はこれ以上なく耳に痛い。煩わしげに前髪を指先で払いながらBGMと共に耳に入る声に口角を上げ]
…昨日の答えを僕の方こそ聞いていないよ、WidowedGentleman。
君はその問いの先に何を求めている?
僕は一晩程答えを待っていたんだよ…?
……酒は、の。
[ペットボトルの水を一口飲み、ローズの方へと視線をやる。]
飲めんのだよ。
……あまりに「危険」じゃからの。
[テーブルにペットボトルを置く。]
儂はひどく「酒癖」が悪いものでなぁ……。
[気配。
一つは大きな気配。
その気配を避ける様に気配が消えた方角がある。
また。もう一つ、気配。
どんどん、カウンターに気配が集まっていく]
へろー、ダニエル…オードリー。
気付け、かぁ…
[グラスをカウンターへと返す。
もう一度上から下へ。
一気に飲むと、とん、とカウンターへと置いた]
─1F "Platform"─
[ざわめく人々を飲み込んで、不夜城は輝く。
不穏な気配をはらむそこも、何も知らぬ一般人にはいつもと同じ……
娯楽を、快楽を、ちょっとしたスリルを味わう為の期待に満ちた場所。]
[常と同じく、影の男は雑踏の中から陽炎の揺らめくように姿を現す。]
誰を愛してるって?
…仲間ならみんな愛してるよ。
[くす、と笑い声を漏らす]
そして…あたしだけ見てくれる人はもっと好き。
凄く。溜まってるの。
つまみ食い、してないし。されてないし。
[ローズの目を見やると、青い瞳は細くなる]
飲めない?危険だから?
しかも酒癖が悪いの?
[コリンズグラスを傾けながら、女は僅かに驚いたような声色を上げて、老年の男を見つめる。]
自覚する位だから、きっとダニファー爺の酒癖って、きっと酷いものなんでしょうねぇ…。
[口許から零れるのは、きっと苦笑と呼ばれる類の笑みだろう。
それ以上女は、男の事情に深入りはしないといった様子で頷いて見せた。]
その場でストリップショーを始めてしまったり、
誰彼構わずにディープキスを施してしまうとか?
[ダニエルの酒癖にはそれだと面白いとでも言いたげに目を細めて、けれども瞳からオードリーの姿を外すことはせず]
ラッセル。お主なぁ……
そのようなことを、儂がすると思うか?
[予想外の言葉に、思わず苦笑が漏れる。]
……まあ、儂がもし酒を必要とするのなら……
[くくっ…と笑い、口許を歪める。]
それはまだ、秘密よ。
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