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代理人 キャロライナ は 旅芸人 ボブ に投票した。
若当主 ラッセル は 旅芸人 ボブ に投票した。
放蕩貴族 ヒューベルト は 旅芸人 ボブ に投票した。
新米記者 ソフィー は 旅芸人 ボブ に投票した。
引きこもり セシリア は 旅芸人 ボブ に投票した。
メイド ネリー は 旅芸人 ボブ に投票した。
ジェーンの甥 ギルバート は 旅芸人 ボブ に投票した。
箱入り娘 ウェンディ は 旅芸人 ボブ に投票した。
医学生 ハーヴェイ は 旅芸人 ボブ に投票した。
貴族の一人娘 シュテラ は 旅芸人 ボブ に投票した。
旅芸人 ボブ は ジェーンの甥 ギルバート に投票した。
牧師 エミール は 旅芸人 ボブ に投票した。
雑貨屋 レベッカ は 旅芸人 ボブ に投票した。
ジェーンの甥 ギルバート に 1人が投票した。
旅芸人 ボブ に 12人が投票した。
旅芸人 ボブ は村人達の手により処刑された。
箱入り娘 ウェンディ は、新米記者 ソフィー を占った。
雑貨屋 レベッカ は、代理人 キャロライナ を守っている。
次の日の朝、メイド ネリー が無残な姿で発見された。
牧師 エミール は、貴族の一人娘 シュテラ の血を吸いました。
貴族の一人娘 シュテラ は、血を吸われ、血人 になりました。
《★占》 新米記者 ソフィー は 人間 のようだ。
現在の生存者は、代理人 キャロライナ、若当主 ラッセル、放蕩貴族 ヒューベルト、新米記者 ソフィー、引きこもり セシリア、ジェーンの甥 ギルバート、箱入り娘 ウェンディ、医学生 ハーヴェイ、貴族の一人娘 シュテラ、牧師 エミール、雑貨屋 レベッカ の 11 名。
―ジェーンの部屋の前―
[返り血を避けるには、目を閉じないこと。
この近距離では、それでも汚れないはずはなかったが。
床に落ちた頭部を蹴って、へたりこんだ姿勢のまま血を噴出している胴体から離れる。]
落としたぞ。
始末は、どこでやる?
[耳に残るボブの最後の叫びを払うように頭を振って、ソフィーに尋ねた。]
/*
ホラー系の村は大抵初回襲撃されますね。
まあジェーン様発見した時点で私の仕事は終わってたからいいけど。
唯一の後悔は昨日の最後のメモで「スーパーキャロライナ/エミール/ヒューベルトタイムをwktkしている」という一文を入れ忘れたことですね(ぇ
[銃声が鳴ることは無かった。
静かに銃口を下し、スカートの下にしまい直す。]
灰にしましょう。
ジェーンの部屋に暖炉があるから、そこでできるかな。
[飛んで転がったボブの首に歩み寄り、その見開かれた両目を伏せる。
そして、持ち上げ、死臭漂うジェーンの部屋へと入って行った**]
新米記者 ソフィーは、牧師 エミール を能力(封印する)の対象に選びました。
[ 月の光の中。
ああ、化け物になり果てた男。
なのに何に怯えているのか、
不死の王(ノスフェラトゥ)よ。
だが、彼女の視線は何者よりも強く、
とても美しく―― ]
君が、そうなのか…
[ 静かな、声で。 ]
箱入り娘 ウェンディは、代理人 キャロライナ を能力(占う)の対象に選びました。
―二階・食堂―
[一人二人と人が減った食堂で
窓から見える赤い月を眺めたり、ぼんやりとしながらネリーの料理を待っていたが待ちくたびれたのか少しウトウトとし始めた。
キッチンとジェーンの部屋の前、すぐ傍で起きている2つの惨劇にギルバートは気づくだろうか**]
ごめん。お腹空いてない
[ネリーに料理はどうかと聞かれると首を振って断る。今日は何も食べてなかったが、どうしても食べる気分になれなかった。皆が部屋へ戻る頃、同じように部屋に戻り、特になにもなければそのまま眠りに着いた事だろう]
新米記者 ソフィーは、牧師 エミール を投票先に選びました。
エ…ミー……ル…さま…?
[ 紡がれる懐かしく甘い声。
伸びゆく牙。
輝く金の瞳。
恐ろしく感じてもおかしくないはずのその変化。
でも、シュテラを支配するは恐怖などではなく――
感じるは切ない胸の痛み。
動くこともできず、ただ、エミールの歩みを見守る]
……。
でかい方を運ぶのは、私…?……だよな。
[天井まで届いた動脈血が途切れるのを待って、両足を掴むとジェーンの部屋へ。]
ボブ、何故抵抗しなかった?牙があるならば、抗えば良かろう。
[化け物かと聞かれて首を縦に振ったボブは、最期まで立ち上がろうとすらしなかった。]
…真意は本人だけのものか。
―三階・執務室前―
[静かに扉を開ける。
エミールの変化が何を示しているか、すぐに分かった。
そして男の目の前には、シュテラの姿。
今止めれば間に合うかもしれない。
けれど、今の同胞の状態では――――、
これ以上、正体を知られるわけにはいかなかった。]
……ふーん、
[見ていたこと、気付かれないように扉を閉めて呟く。
そして、足音に気を配りながら階段を上がり、自室へと。]
[ 一歩、近づく。
両の腕を迎えるように開く。
一歩、近づく。
手が、髪に触れる。
一歩、近づく。
互いの鼓動すら聞こえる。]
――ずっと、君を探していたよ。シュテラ。
[ そして、もう一歩も距離はなくなり。
男は、開いた両の腕を、折りたたんだ。]
[暖炉にボブを押し込むと、ソフィーが足の間に頭を置いただろう。
火を付ける前に、胸骨を切り開くと動きを止めた心臓を抉り出した。]
こいつは、太陽の下へ。
君に預けたいほど信用はしていないが、そちらはどうだ?私に朝までこれを保管させても良いだろうか?
[女の返答は如何か。 もしも乞われたならば、言葉とは裏腹にそれをあっさり渡すだろう。そうでなければ、取り出した銀の食事用ナイフで心臓に楔刺して、布に包む。
ボブが燃え盛る暖炉の中で異臭を放ちながら灰へと尽きていくのを、最後まで見守った。ソフィーが付き合うならば共に。]
おやすみ、ソフィー。さっきの続きを御所望なら、来るが良い。
[別れ際、喉を震わせたのは常の戯れ言だった。**]
―回想:自室―
[食堂で皆と話した後ゆっくりと席を立ち、自室へと向かう。
その場にいる事も考えたが、少し1人になりたかった。
服の首元を緩め、ベッドに横になって考える。]
…お兄さん、ね。
[キャロライナとエミールに言われた事を思い出し、唇に笑みが浮かんだ。]
1年に1度会うか会わないかの従妹に、情があるだなんて何故思うんだ?
くだらない。
[久し振りに感じる、“可笑しい”という感情を、そのまま笑い声に変えて。]
母さんが死んで…何よりも先に「金はやらん」って言ってきた男の娘に、情があるなんて考える方が可笑しい。
俺があいつを気にかけるのは、あの男に娘を守らなかったと一生言われ続けることが嫌なだけなのに。
はは。はははははははは。
[込み上げてくる笑いを、堪える事はせず、暫く笑い続ける。]
[どれくらいそうしていたか。気付けば夜は更け、辺りはすっかり暗くなっていただろう。]
窓がないと、夜なのかも分からないな…。
[せっかく中庭側の部屋にも関わらず、窓がないことが残念だというように呟く。
喉が渇いていたが、水を汲みに行くのも億劫で、着替えもせず目を閉じた。
階下での2つの惨劇に気付く事もないまま、そのまま眠りについただろう。**]
[ 牧師の長衣はまるでおとぎ話の吸血鬼のマントのごとく、
彼女の体を覆う。 ]
今こそ、二人の刻(トキ)を――
[ その中で行われたのは、契約。
今生こそは離れまい、放すまいとする、約束。 ]
―自室―
[自室に入ると、机の上に置いたチェス盤に向き合う。
向き合う色違いのビショップ。
黒の駒を手にとって、床へと落とす。]
封印してもらうわ、あの男を。
でも、封印じゃぁまた蘇っちゃうかもしれない…?
それなら、人狼だって告発しちゃおうかしらぁ。
―――許さないわ、エミール。
[紺碧に紅が灯る。
唇から食み出すは肉を喰らうための牙。
この牙で、あの男を喰らえないことが悔しい。]
[ 一歩一歩ゆっくりと、エミールが近づいてくる。
髪に触れる手。自身を包みこむ腕。
それらが懐かしくて、とても、愛おしかった。]
――待っていましたわ、エミール。
[ 呼応するかのようにすらりと出た言葉。
さほど背のないシュテラの身体は容易にエミールの腕に、“マント”におさまり。]
[ 首筋に触れる吐息。くすぐったげに身をよじるも、逃げるようなことはせず。
遅れてやってきた牙が肌に感触に、愛しさが広がる。
肌につきささる、牙。鈍い痛みが走る。
でも、それさえも。]
――エミール…
[ 共に在るための契約ならば。喜びでしかなかった。]
[黒のビショップをロングブーツのヒールで踏み潰す。
食堂でやった時とは比べようもない力。
紅が灯る瞳の今、砕くのは容易くて。]
私ぃ、――――にも言ってなかったのよ。
場合によっちゃぁ、契約もアリかなぁって思ってたのに。
もう、しぃらないっと。
[シャワーを浴びた後、バスローブのままベッドへ寝転がる。
拳銃は常のように枕の下。
そして、同胞が払う、いつしかの対価を待った。*]
[ 如何ほど経っただろうか。
“マント”を開け、契約を交わした彼女を現す。 ]
契約は成った――。
300年の長き魂の漂泊の果て、
ついに我が望みを叶えたり。
[ 再び彼女を抱きよせ、囁く。]
既に主の敵となって久しいこの身。
されど貴女を護る騎士とならん。
[ 誓いの言葉を述べ、再び距離を0に。
そんな二人を、月と暖炉に踊る火だけが見ていた―。**]
……ラッセル。
貴方に隠してたことがあるの。
隠してた、というよりも言ってなかったことぉ?
吸血鬼を封印できる女ねぇ、―――ソフィーよ。
[ラッセルが、薔薇を咲かした後で囁く。
"コエ"からは、感情など読み取れないだろう。]
それから、ね。
―夜・キッチン―
[一度自室に戻った後、暫く経ってからそっと部屋を出た。
最初はあてもなくうろついていたが、やがてネリーが先程「何か作ってくる」と言っていたのを思い出して
キッチンに向かった。]
正解だったみたいだな。
[そして、其処から聞こえてきた音にそっと口角を上げる。
辺りに誰も居ないのを確認して抜き足差し足で近寄ると、
気配を感じたのか振り返った彼女と目が合ってしまい]
コ、コンバンハ。
[しまったと思いつつも、満面の笑みで答えた。
しかし、その瞳に宿る色は既にあかく、紅く。
そして口からは牙が、手からは爪が生え――]
……なんて危ないもの持ってるんだよ。
[全てが終わった後、舌打ちをしてネリーだったモノから視線を外し、自らの後方の床を見遣る。
そこに転がるのは、割れた小瓶とその中身――おそらく、水銀。
即座に顔に向けて投げつけられたソレを避けられなかったら、
人狼の身でも危なかっただろう。]
しっかし、思ったより抵抗されたから"薔薇のモト"傷つけちゃったな。
これじゃあ綺麗にならないや。
……ま、失敗したところは切ればいっかね。
[相手が動かなくなってしまったので気楽に呟くと、
ネリーの傍らに座って上着だけ脱がせ、攻撃を防御された際に大きく傷ついてしまった両腕を噛みちぎる。
そして、鳩尾に開けた大きな「穴」を起点にすっと下に一本の爪を動かし、
更にその傷から傷を伸ばして網状脈のような筋をネリーの胴体に描いた。]
しっかし。これじゃ薔薇と言えない、かな。
そもそも気付かれた事、抵抗されたことからして失敗か。
……ま、こういうのは初めてだったししょうがないな。
[そうしてできた自らの"作品"を見遣って苦笑して、
床の上から手頃なテーブルの上へと移動させ。]
あ、そうだ、腕。ここにほっぽったら邪魔だし、借りよう。
[両腕は中身もそのままの鍋の中へと入れておいた。
ついでに、目についた割れた麺棒も一緒に入れておいた。]
[全てが終わった後に、その場の壁にぼんやりともたれかけ。
ふらり、ふらりと自分の周りの紅に視線を彷徨わせつつキャロルの話を聞いていたが、ソフィーの名を聞けば]
ああ――。
[封印できる女、と聞いたときになぜかすぐに脳裏に浮かんだ女。
感情は読み取れなかったがとくには気にせずに頷いた。]
きっと、シュテラも吸血鬼になるわ。
もぉ本当に困ったことになったわね。
とりあえず、明日、ソフィーには吸血鬼が誰か伝える。
それが契約だったし。
―――いいよね?
[吸血鬼の名を聞くと、目を丸くして]
エミー、ル。
[その名を反芻する。
もっと早く言ってくれれば、と思ったが何かできる訳でもなかったろうし久々の「狩り」での疲労から言う気にもなれなかった。
更に、シュテラが吸血されたと聞くと深刻げな"コエ"で]
本当に、困った事だな……。
だろうな。
俺はあまり詳しくないが、吸血鬼はおそらくはそういうモノだった筈だ。
――そうだな、特に隠し立てしていい事もないだろう。
さて。
ここからが問題なんだけどぉ。
[少し考えるように黙った後。]
エミールは、私の正体知ってるの。
ソフィーも知ってるけど、まぁ彼女はどうとでもなる。
どうしようかなぁって思っててね。
[淡々とした"コエ"、最後は溜め息まじり。]
エミールには、もう本当に腹立ってるからぁ。
あいつを殺すために、対価として私の命を、
―――人間に捧げるかもしれない。
[さて、ラッセルの反応は。]
……まぁ、全てはソフィー次第。
彼女が何を望むか、それによるわ。
私はぁ、封印じゃなくて、殺したいけどねぇ。
封印したって、また蘇るかもしれないしぃ。
[床に散らばった黒のピショップの駒を睨みつけて]
―――二度と蘇れないように、こなごなにしてやりたいわ。
[妖しく、口の端を上げた。]
成程……そういう状況だったんだな。
[キッチンを辞し、4Fに向かいながらも溜息混じりの"コエ"に答え。
"提案"には]
…………もう少し、穏やかな対価は、ないのか?
[心底、困惑したような"コエ"を。
自らの想いと、キャロルが何をされたか知らない故の反応。]
[ 契約を終えても未だ未熟なその身体。彼と“同じ”になれるのはいつだろう。
そんなことを思うも、囁かれた誓いの言葉にシュテラはくすりと喉を震わせ少し悪戯な笑みを浮かべる。
ああ、そんなことよりも今はただ――]
騎士と仰るのなら…もう二度と離れることなどないように、しっかりと護ってくださいね?
[ エミールの胸に頬を寄せ、そっと見上げる。
絡み合う金と翡翠。
近づいたのは、どちらからだったか。
――再び巡り合えたこの奇跡に感謝しよう。**]
―――ないと思うわぁ。
[迷わずに答えた。
ラッセルの想いが何かは知らない。
そして、吸血鬼に奪われた"モノ"言うつもりはないが……]
……っと、ネリーの"薔薇"は咲いたのかしらぁ。
報酬もらう前に、見てきてもいい?
[場所は何処ぉ?と、漸く甘い"コエ"を響かせた。]
そうか……そこ、まで……
[此方にも伝わってくる、自分の死をもってしてもエミールに報いたいという程の憎悪の感情。
理由はわからなくてもなんとなく予想がついていたが、改めて即座に断言されてしまうと哀しげな"コエ"を響かせた。]
ああ、咲いた。キッチンだよ。
少しばかり不器用になってしまったが、見てきてほしい。
[場所を聞かれると、少しほっとしたような"コエ"を。]
その間に俺は湯浴みでもしてくるよ。
こんな体で報酬を渡すのは不味いから。
―二階・キッチン―
[裸足でゆっくりと階段を下りる。
キッチンの扉を開ければ、漂う紅の香り。
自然と瞳に紅が灯った。]
うふふ、
貴方もぉ、やっぱり男なのねぇ。
[両の腕を失い、上半身裸で仰向けになっている女を見下ろす。
紅い瞳は悦びの色を織り交ぜて。]
傷一つなかったんでしょぉねぇ。
私と違って……
[その膨らみにそっと触れる。
紅塗られてた細い指に、自身の舌を這わせた。]
私の薔薇と違うけどぉ、これはこれで綺麗ねぇ。
儚い薔薇―――いいんじゃなぁい?
[うっとりと紅い瞳を細めて、ラッセルに"コエ"を向ける。
網状脈に走る筋に指を這わせ、慈しみをもって撫でる。
まるで、柔らかな、紅い薔薇を撫でるように。]
あらぁ、鍋に中に腕が入ってるわ。
みんなに食べさせちゃうのぉ…?
私たちが味わうもの、知らせるのもいいかもねぇ。
[満足よ、そう告げて、キッチンで手を洗う。]
……っと、危ないわ。
水銀落ちてるならぁ、教えてよぉ。
[危うく怪我するところだったしょぉと少し不貞腐れて。
ネリーの"薔薇"を最後にもう一度見遣った。]
"ロクデナシ"、ネリーと仲良くなかったっけ。
うふふ、
ふふふふふふふふ、
あははははははははは…!
[思わず、笑いが込み上げる。]
ネリーのこの姿見てぇ、あの男どうするかしらぁ。
怒りで震えちゃうぅ…?
泣き叫んでくれるかしらぁ。
[誘うような"コエ"は、同胞ではなく茶髪の男へ。
と同時に、あることを思いついた。]
……なるほど。
エミールは封印でもいいからぁ、シュテラを殺すのもありね。
だってぇ、あの二人、仲良さそうだったしぃ。
せっかくの下僕を奪うのも楽しいかもしれないわぁ。
[さっと湯浴みを済ませ、自室の椅子に座って"コエ"を聴く。]
そりゃ、なぁ。
……傷?
[貴方も男だったんだな、と言われるとどういう意味だと口を尖らせたが。
次の言には小さく疑問の意を示し]
よかった。随分違うものになったから、どうかなと思ってたんだ。
腕はね――あんまり綺麗にならなかったから投げただけだけど。
食べさせるのもいいかもな。
[満足を告げられれば、照れたような"コエ"を。
腕の事を言われると、未だ戻らぬ紅色を細めた。]
シュテラに、拳銃向けたらどぉするかしらぁ。
まぁ、ソフィーと相談ね。
ラッセルもどうしたいか、教えてくれると嬉しいわぁ。
[さて戻るわね、と告げて。四階の自室へと戻ってきた。
戻ってきた時の表情は、酷く満足げなもの。]
―四階・自室―
―――傷が何か、後で分かるわよ。
[で、そっちに行けばいいのかしらぁと囁いて。
ラッセルが頷けば、其方へ。来るのならこのままで。]
―三階 自室―
[鋏の走る音。机上に揺らめく蝋燭の影。
羊皮紙は人形に刳り貫かれ、机に貼り付けられる。
誰に頼まれた訳でもない人狼探し。
――暇を持て余していた。ただ、それだけだった。]
S-o-f-i-e……。
[黒玉の爪は、女記者の名をなぞる。
この女を選んだ理由は――。]
――インク臭いのよね。この女……ふふふ。
ああ、ごめん。
ばたばたしていて忘れてた。
[水銀の事を言われれば、忘れていた事を謝罪し。
"ロクデナシ"の話になると]
ああ、そういえば。パーティのときだったかなんだかんだと軽口を言いあっていたなあいつら。
――明日は面白くなりそうだ。
[込み上げる同胞の笑いを聴きながら、再び目を細めた。
シュテラを殺す話の段になれば]
なるほど……あの男の泣き叫ぶ声を聞いてみるのも良さそうだな。
[くっくっと嗤ってみせた。]
[カリ、カリ……羊皮紙を掻く音がやけに耳に響く。
そして掻き終えるのと同時――。]
……はぁ、そうだとは思っていたけど。
[人形は徐々に黒ずみ、そして影と同じ色になる。]
人間……なあんだ。
[ころりと黒玉を机に転がした。]
……この女、狼だと言ってやったらどんな顔をするのかしら?
[炭となった人形を息で吹く――粉々の黒い塵となり、彼女への興味と共に消え去った。]
今日は誰が死ぬのかしら……。
[くすくすと笑いを残して、ベッドへと潜る。
部屋の鍵は敢えて掛けない。]
ほら、ほら、占い師はここよ、犬っころ。
早くしないと――占っちゃうわよ?
[押し殺した笑い声が、寝息へと変わった。
窓から覗く月は血を流しているかのように紅い。
――事実、今この瞬間、誰かの血――そして生命が流れていることだろう。
寝息が聞こえるその時まで、その喉はくすくすと音を立てた。**]
じゃぁ、貰おうかしらぁ。
うふふ、
[自室に姿を現したラッセルに微笑んで]
言っておくけどぉ。
後悔するかもしれないわよぉ、この報酬のこと。
それでもいいなら、満たしてくれるぅ…?
[後悔とは、勿論、報酬の"後"で望まれたこと。
自分の父親と身体を重ねたことがあるとは思いもしないだろう。
女は最後、一つ尋ねた。]
ああ。
[微笑まれれば、此方も微笑みを返し]
――大抵の事は、後悔しないから大丈夫だろう。
[父親がキャロルと体を重ねた事があるなど、
当然の事ながら想像がつかず。
女の問い掛けには、ふっと常盤緑を細めて頷いた。]
[ぱさりと、バスローブを脱ぎ落とせば。
白く細い肢体が露わになる。
ネリーよりも大きい膨らみ、左のそれには、紅い薔薇。]
"仕事"の最中に、撃たれた痕よ。
隠すために彫ったのぉ。
……綺麗?
[男の手を薔薇に触れさせて、後は全て男に身を任せる。
満足させる自信がある―――男は確かにそう言った。
暗い室内に、灯るは紅光。漏れるは絡み合う熱い吐息。
最中、女は何も言葉を紡がない。
果たして、男に言葉はあったのか。
女が天秤にかける二人の煉瓦色、より強く身体を刻んだ方は。*]
[あらわになったキャロルの白い姿体、
とりわけネリーより大きな膨らみに目を見張る。
左の膨らみの紅薔薇を見遣れば、撃たれた痕隠しと言われ
そのときの痛みを想像して少し眉を顰めたが
手を取られ、薔薇に触れさせ綺麗か、と問われれば一つ頷き、そっとベッドに押し倒す。
そして、天秤に掛けられてる事など露知らず、男は体を重ねる。
その瞳に紅い光を湛えながら。
最中、絡む吐息の中、ただ一度だけ
「できたらこれからも、ずっと、俺の女王様であって、傍に居て、ください――」と女の耳元で囁いた。
たとえ甘かろうと、酷い身勝手であろうと……それが男の今の心からの願いだったから**]
/*
賽 は 投 げ ら れ た 。
眠気と勢いでようやく書いたものの。
前回以上に破壊力あるわ、これ……しかも外明るいし。
死にたいorz
/*
駄目だ、目に入るだけで首吊りたくなる。
終盤まで残ったら精神力持つのかしら。にゃーん。
そういや人狼放送の日本語崩壊してるんだった。
つたわるかなぁ……しーらない。しーらない。
昼まで放置だっ。
[>>8ヒューベルトがボブの心臓をどうするかと問えば]
ふふ、信用がないな。
では、朝まで保管をお任せする。
首を刎ねたのは貴方だからね。
……貴方を人間と、信じてみようと思う。
[鉄のにおいと、腐臭と、人体の燃える臭と。
そんなものに塗れながら、金色掛かった炎を映す瞳を見据え、言った。]
先程の続き?
なんのことかなぁ。
あぁでも、貴方が幼児のように人恋しいというのなら、おいでになれば、眠るまで抱き締めていて差し上げましょう
[遺体が燃え尽きるまで共にし、別れ際の軽口には、ふと表情を緩めてやはり軽い口調で返し、自室へと一度戻った**]
―朝・二階―
お腹空いた
[きゅるり。空腹に鳴くお腹を押さえながら廊下を歩く。ネリーの部屋まで来るとドアをノックして]
ネリー
[声を掛けてみるが反応が無い]
――…
ネリー?
…ドア、開けるから
[嫌な予感がしてドアを開ける。しかし、そこにネリーの姿は無く]
もう、起きてる…?
[呟くが嫌な予感は消えず、ネリーを探してキッチンへ向かう]
―キッチン―
[キッチンの傍まで来ると、漂って来る血の臭いに立ち止まる]
まさか…
――…ネリー……?
[先ほどから続く嫌な予感はほぼ確信へと変わって。しかし、微かな希望を信じてキッチンを覗く]
――っ、
ネ…リー、ネリー!
嫌、いやああああ!!
[テーブルに寝かされたネリーの亡骸に悲鳴を上げて立ち竦む**]
/*
SNS発作的に退会しそうになったやばい……全く大丈夫じゃない私。
つーか方向性あれでよかったんかい。ぽんぽん痛い。
たーくんが元気に薪にされた事さえ、今気付くていたらく。
畜生私の手で焼きたかった。
―二階 キッチン―
[朝、ネリーは来なかった。
それはつまり、着替えをひとりでこなさなければならないという意味であり。]
どこもおかしくない……わよね?
[朝、部屋を出る事が遅れるという意味でもある。
姿見の前で、納得が行くまで何度もくるりと回る。]
もし、ネリーが食べられちゃっていたのなら……。
――ふふふ。
[納得が行ったのか姿見の前で頷いた。
扉の外、食堂へと向かって歩く。
階段を下りる途中、セシリアの悲鳴を聞いた。>>24]
……本当、面倒くさいところをトられちゃいました。残念です。
[予感は確信へと変わり、悲鳴の聞こえた方向――キッチンへ。
立ちすくむセシリアをかわすようにして入り口へ。]
――キッチン、このままでは使えませんわね。
[食材の様に横たわる、調理の途中のようなネリーを前に――セシリアには聞こえないよう小声で毒づいた。代わりに。]
ネリーさんが襲われたという事は――人狼は料理が出来るということでしょうか。
[人を襲い生のまま食らう人狼にとっては料理が出来ようが出来まいが、関係のない事だが。
敢えて口にしてから、セシリアに向き直った。]
――皆様を呼びましょう。
ネリーさんをこのままにしておくのは――。
[静かに声をかけた。]
ずっと、俺の女王様……ねぇ。
お父様のことを知っても、それを願えるのかしらぁ。
[皺が刻まれたシーツを撫でながら、昨夜の男の言葉を反芻して。
ベッドから起き、姿見に全身を映す。
乱れた髪を結い直せば、少し紅薔薇が高い位置に。]
そうそう、ラッセルの勝ちねぇ。
まぁ、体力の差かもしれないけどぉ。
[口の端を上げて笑う。
昨夜、何度意識を手放したのか分からない。
それは演技ではなく、心の底から男を感じてた証。]
―四階・自室―
[目覚めた後、紅いワンピースに着替え、常の"モノ"を装着する。
床に散らかった黒ピショップの残骸は「邪魔よ」と言いたげに蹴り飛ばした。]
"アナタ"が咲かせた薔薇、そろそろ見つかる頃かしらぁ。
儚い薔薇、良かったわよ。
[机の上の紅薔薇を撫でながら、うっとりと紺碧を細める。]
今日は"私の番"でいいのかしらぁ。
どちらがヤるにしても、"薔薇"は決まってるだろうけどね。
うふふ、馬鹿な女。
"依頼"のことも、"力"を話したことも、
私が人間だって信じてくれてたのかしらぁ。
……だとしたら、申し訳ないんだけどねぇ。
でも、綺麗な女。大好きよ。
代理人 キャロライナは、雑貨屋 レベッカ を能力(襲う)の対象に選びました。
―二階・キッチン―
["ネリーの薔薇"は、昨夜のうちに確認していた。
しかし、再び向かうのは、薔薇を前に"人"の反応が見たいから。
悦びを共有できないことなど分かっているけれど]
……酷いわね、
[血の臭いに抗うように、広がる薔薇の香り。
先ずはネリーに紺碧を向ける。
昨夜真っ紅だった薔薇は、城主と同じように紅黒くなっていて。
そして、立ち竦むセシリアと、正反対に冷静な少女を見遣る。]
このままじゃぁ、ネリーがかわいそうだわ。
寝かせてくるから……ウェンディお嬢様はセシリアと部屋へ。
セシリア、少し休んだ方がいいわ。
[気遣うように手を伸ばしてみたものの、勢いよく払われた。
きっと、自身の声も届いてはいないだろう。]
―回想・朝 自室―
[夢を見ていた。
幼い頃の夢、そして初めて吸血鬼を殺した時の夢を。
――蝋燭の灯り一つの他は、一筋の陽光も入らぬよう閉めきられた牢獄のような地下室
――毎日呪詛のように聞かされる死にたいという言葉
――時が過ぎるのをただただ耐え続ける退屈と、息子に己を抱かせる陰欝な女
ヒューベルトが初めて太陽を見たのは18歳の時だった。その日、酔狂な貴族に飼われていた吸血鬼は――望み通り灰になった。]
……朝か。
[男は起き上がると、いつものように髪を括る。
冷えて固まったボブの心臓は、銀に貫かれたまま布の中に収まっていた。]
東向きの窓か…中央の塔にでも行くか。
[軽装に着替えてサーベルを装えると、不機嫌を引きずったまま部屋を出た。]
酷いわぁ。
やっぱり、紅黒くなっちゃってる……
ずっと紅くは無理なのかしらね。
[残念そうに"コエ"を響かせて、二人の女を見据える。]
ウェンディ―――この少女、何者なのぉ?
明らかに、何かが可笑しいわ。
だって、全然平気な顔してるんだもの。
―二階 キッチン―
[キャロライナの言葉に頷いた。]
そうですね――私が居ても掃除の邪魔でしょうし。
[一度しゃがみこむセシリアを見てから、もう一度キャロライナの方を見た。]
それではよろしくお願いします。
――そうだ。このお城って書庫、ありますか?
[首をかしげた。]
―――掃除?
[少女の言葉を鸚鵡返し。……違和感。
昨日食堂で話した時も、心が壊れているように感じたのだが。
何故"人"が、幼い少女が、冷静に"掃除"などと言えるのか。]
えぇ、お嬢様の服が汚れてしまうから。
それに、貴女に運べないでしょぉ?
[テーブルの上のネリーを抱きしめて、キッチンから出ようと。]
書庫なら、屋根裏にあったわよ。
[一度振り向いて、何故それを今問うのかと首を傾げる。
けれど、問うことはせずに、使用人室へと向かった。]
―中央塔・最上部―
[既に起きていたソフィーを伴って、最も高く朝陽が遮られない塔に立つ。]
旅立ちに相応しい良い天気だな、ボブ。
[つまらなそうに言い放つと、陽射しで仄かに暖まった窓辺に包みを置いた。
儀式も術具も男は用いない。無造作に布を解いて、眇めた双眸を向けるだけ。]
………はずれか。
ソフィー、どう思う?
[気のない声を傍らにかけて、止められなければナイフを抜き去ると肉片をゴミのように窓から投げ捨てるだろう。
階下からはセシリアの悲鳴が遠く聞こえた。]
屋根裏、ですね。ありがとうございます。
[ネリーを運んでいくキャロライナに礼を言った。]
それにしても、力持ち――ふふふ。
[過去、人狼に襲われた犠牲者を何人も見てきた。
大抵、後始末は男の仕事――たった一人の犠牲者を、一体何人がかりで担ぎ上げていただろうか?
それを目の前の女はたった一人で――引き摺る訳でもなく、担ぎ上げた。]
――ふふふふ。
[くすくすと笑いながら階段を上がる。
無聊を慰めてくれる書物を求めて。]
―二階・ネリーの部屋―
[両腕無き女の身体、軽い体重を"人"として抱えることなど容易い。
腕があったとしても、長身を誇る女にとって苦ではない。
ネリーをベッドに横たえると、その縁に座り彼女を見遣る。
鳩尾に開いた穴から伸びる茎と棘。
儚い筋、固まった紅黒いそれをなぞる様に指を這わせて]
ここぉ、きっと柔らかかったんでしょぉね。
["花"の傍ら、その膨らみを包む。
憐れむような紺碧で見下ろし、立ち上がった時、
茶髪の男が入ってくれば、暫く男の様子を見守って。
男は、どんな反応を示しただろうか。]
誰なんでしょぉね、ネリーをこんな姿にしたのは。
[声調は、常の男に向けるものよりも柔らかい。
ネリーを気遣うような声は、男の心を昂ぶらせるもの。]
ジェーンさんもネリーも、貴方にとって大切な人。
貴方に恨みがある人が人狼なのかしらぁ。
やだぁ、そんな瞳で見ないでよ。……私ぃ?
人狼じゃないわぁ。
それにぃ、貴方よりも恨んでる"ヤツ"居るからぁ。
[今までの"薔薇"は、決して目の前の男への恨みではない。
単に、綺麗な薔薇を咲かせたいだけ。
その後、"人狼ではない"、と一つだけ嘘をついて。
男は、恨んでいるのが誰か、尋ねるだろうか。
尋ねられるのなら、あれほど嫌っていた男、その茶髪に手を滑らせて、耳元で囁く。
―――教えたらぁ、"ソイツ"殺してくれるのぉ?]
[ソフィーは直ぐに悲鳴の元へ向かっただろうか。
手をかざして直射日光を遮りながら、男は外を見る。うっすらと雪を被った山は、城で起きている惨劇の再演など知らぬように静かに佇んでいた。]
……伝承の人狼は何匹だったか。
[おとぎ話を幾度か反芻してみると、窓を離れて、眉間を解しながらのろのろと階段を降りる。]
―二階へ*―
―中央塔・最上部―
[>>32ヒューベルトに伴われ、陽の光が降りそそぐ塔の最上部へとやってきた。
それは、雑作もなく己の拙い嘘が暴かれるということ
眠れなかった瞼に、陽の光は眩しく、目を細めた。
当然のように、ボブの心臓が灰になることはなかった。
どう思う、と問われ目を細めたまま]
……吸血鬼ではないようだね。
では人狼なのなら、何故変化しなかった。
もし、唯の人だったなら―――何故、首を縦に振ったの。
[淡々と述べた。
ただ、最後は、少し哀しみにも似た色を宿した声。
必要な犠牲だったと割り切ってはいても。
もし、ボブが殺される前に嘘が露見していたなら。
殺されていたのは己で、ボブを生きたかもしれない。
名目のもとに、直接的に間接的に何人を殺してきたか。
思うと、吸血鬼や人狼と、己の何が違うのか、時々解らなくなる]
/*
えーと、現在。
狼2、第3陣営1、人間8(狂人1血人1)の11人。
吊り縄5。
村勝利エンドを作りたいなら、たしかに封印狂人は負担でかいわ。
ソフィーおつです!
―二階―
[ネリーの部屋を出て、出会った姿は一つか、それとも二つか。
どちらにしても、まずはネリーの状況を伝えるだろう。
ヒューベルトの金翠に混じる色に気付かないまま]
―――対価はぁ、どうなったぁ?
[ソフィーの耳元で甘く囁く。
彼女が何と言おうと、「二人きりで話したい」と伝えるだろう。]
部屋でぇ、待ってるわ。
場所は教えてあるから大丈夫よねぇ。
[そう言って、先に一人自室へと戻るのだった。*]
[何か言葉を継ぐ前に、セリシアの悲鳴が聞こえた]
…また、犠牲者が?
次は、必ず、吸血鬼を倒すわ。
そして、その後に、人狼を駆逐する。
[対価は払った。キャロライナが嘘を吐く可能性は考えたが、彼女にとっても吸血鬼は邪魔者であり、取引に大して不実を働く理由は考えられなかった。
だから―――次は確実だ。]
セリシアさんが心配です、先に行きます。
[ボブの件について追求される前に、この場を離れる口実ができたのは幸いだった。
セリシアの身を案じるように、事実案じてもいたから、階段を駆け下りていった。**]
―2階へ*―
―屋根裏 書庫―
[埃の匂いが鼻を突く。]
――掃除、行き届いていないみたい。
[キッチンで紅い花を咲かせて居たネリーを思い、息を吐く。]
……適当に選ぼうかしら。
[言いつつ、本棚を眺める――蔵書量は、図書館のそれと比べればたいした事は無い。
だが、本に接する事をせず、何を選んでいいか分からない。]
占うなら畜生を探すんじゃなくて、こういうのを探したいのよね……。
[しばらくぐるぐると見回したが、結局は手近な――本棚の隅にある本を手にとって見ることにした。]
―2階―
[セリシアのところに行く前に、キャロルと遭遇し、ネリーのこと、セリシアの状態を聞いただろう。
耳元の甘い囁きに、こくりとひとつ頷いて見せる]
キャロルが昨日聞かせてくれた話について、話したいことがあるから、お部屋に伺うよ。
[取引をヒューベルトに気づかれぬよう、そんな言い回しで、部屋に行く旨を伝える。
セリシアに声をかけ、拒まれると、すぐにキャロルの部屋へと向かった。
部屋をノックし、招き入れられれば、滑り込み、戸を閉める]
…ボブは、死んだよ。
遺体は燃やしてしまったからね。
灰は夫人の部屋の暖炉にある。
信用できないのなら、城中探しまわってもらってもいい。
―――吸血鬼は、誰?
[閉ざした厚い扉に背を凭れ、腕を組んで依頼の応えを待った**]
/*
骨まで灰に出来る大火力暖炉ってどんなオーパーツ、っていうのは気にしない俺。ほら…ボブだから……
ぶっちゃけ、ジェーンの部屋の"前"を血塗れにしちゃったから気付かれそうだな!アハハハハ。
[ページをひと捲りして、本をそのまま落とした。]
つまんない……。
[そう言って、別の本を手に取る。]
これは……どうかしら?
[ページを繰る。小説――それも、恋愛物のようだ。]
もう、これでいいわ。
[少し厚めの本を抱えて、自室へと戻る。]
―四階・自室―
[椅子に座り、机の上、チェス盤にある白のビショップを弄る。
みつめる紺碧は待ち遠しいように細められている。
ややあって、ノック音が聞こえると「どぉぞ」と告げて]
……そぉ、お疲れ様ぁ。
信用してあげるわ。ソフィーは賢い女だもの。
[嬉しそうに唇は弧を描く。
「其処へどぉぞ」とソフィーをベッドの縁に座らせた。]
では、依頼を遂行するわね。
吸血鬼は、
―――エミールよ。
[迷いも無く、男の名を伝える。
そしてチェス盤をもって、彼女の隣に腰を下ろし反応を待った。
その間、チェス駒を弄るのは、まるで話の続きがあるように。]
吸血鬼って、十字架苦手なのよねぇ。
不思議なんだけどぉ、エミールって十字架恐れてなかったの。
礼拝室で何度かあの男と会ったのよ。
嗚呼、でもぉ。
"昨日"は礼拝室で見なかったなぁ。
[単にタイミングが合わなかっただけかもしれないが。
女は、一つずつ整理するように語り始める。]
それからね、私――"もう一人"、吸血鬼知ってるのぉ。
[自身は知らない。吸血してすぐには目覚めないこと。
だから、自身にとっては事実。
ソフィーはその名を問うだろうか。
教えるかどうかは、彼女次第。再契約も考えている。]
貴女の力って、吸血鬼を"退治"できるのよねぇ。
それって、"灰にできる"……であってるかしらぁ。
……私ね、
此処に居る皆と契約することも考えてるの。
[思い出すのは、同胞の困惑した、哀しく響く"コエ"。
ソフィーは契約について尋ねるだろうか。
尋ねるのなら、自身の正体(いのち)と引き換えに、皆に吸血鬼を告発する心算だと告げるだろう。]
吸血鬼をどうしてやろうか、色々考えてるけどぉ。
貴女には、退治できる力がある。
だから、
[右手で女の頬に触れ、振り向かせて。
強引に、麗しき唇を奪うだろう。
まるで、吸血鬼にされたことを、抗う力で清めるように。]
―――全て、貴女に任せるわ。
[唇を離した後、微笑みを向けた。*]
―4階・キャロライナの部屋―
[>>43細い指がチェス盤の上を滑るのを眺めながら、その名を聞いた]
エミールさん…あの牧師、か…
[>>44十字架を恐れなかったという話しに、少し考えて頷く]
恐らく、一昨日の時点ではまだ覚醒前であったか、高位の吸血鬼である可能性が高いね。
……もう一人?
それは。エミールにより増やされた眷属を知っている、ということか。
誰が……?それとも、また対価が必要なのかな?
……私だけがもつ特殊な力は、”退治”のではなくて”封印”だよ、キャロル。
退治するのは普通の人間でも手順をきちんと踏めば雑作もないこと。
…皆と、契約?
新米記者 ソフィーは、貴族の一人娘 シュテラ を投票先に選びました。
[夜が明ける前に女の部屋を辞して自室へと戻り。
朝に女が自室で独り語る言葉の事など知らぬまま、
ベッドに転がり天井を仰ぎ見て]
――満足されなかった事はない、だっけか。
さすが、言うだけはあるな。
[いつか聞いた言葉を反芻し、未だ蕩けたような光を残した瞳を
すうっと細めて呟いた。]
―4F・自室―
[階下から聞こえたセシリアの悲鳴で目が覚めた。]
……また、誰かが
[殺されたのだろうか。と、呟く。
連続して起こる惨劇に、段々と感覚が麻痺してきていた。
それでも上体を起こし、ゆらりと立ち上がって寝間着から着替えると悲鳴の"もと"を探しにと向かった。]
―4F・自室→城内―
[4Fの下り階段にさしかかったところで、屋根裏に向けて階段を昇るウェンディの小さな背中が見えた。
なぜかそのとき、笑い声が聞こえたような気がしたから]
――ウェンディさん。どうか、されたのですか?
[と、怪訝げに声をかけたが答えはあったかどうか。
どちらにせよ階段を下ってどこで悲鳴が聞こえたかを探し、
誰かから話を聞くか、あるいは惨劇の場か遺体かを直接見るかして昨夜起こった惨劇の事を知っただろう**]
[少し前に聞こえた残念そうな"コエ"には]
紅黒もたまにはいいけれど、やっぱり新鮮な紅がいいんだがな。
仕方がないのかねぇ……。
[少々残念そうな響きを。ウェンディの話になると]
ああ――そういえばあの子、昨日の夜も妙に冷めた目だったな。
こういう事に慣れてでもいるのだろうかね。
―回想 階段―
[屋根裏への道中、後から声を掛けられた。]
――はい?
[振り向くと、ラッセルが訝しげな視線を投げていた。]
ええ、ちょっと……階段上るのって大変ですね。
[誤魔化すように息を吐いた。
ラッセルが望むなら下での顛末を話し、そうでないなら背中を見送った後屋根裏へと向かっただろう。*]
覚醒前か、高位の吸血鬼。
覚醒前だったなら、覚醒するための"何か"があった筈よねぇ。
……教えてくれる?
[ソフィーは話すだろうか。その"何か"について。
話すのなら、覚醒前の吸血鬼―――シュテラの名を伝える。
小さな対価として。]
封印…―――つまり、吸血できないようにするわけね。
私でも、手順踏めば"退治"できるのかしらぁ。
普通どころか、"人間じゃない"けどぉ。
[口の端が上がる。
牙は敵わなかったけれど、人としての行為なら排除できること。
ホルダーから拳銃を取り出して、微笑む。]
―――吸血鬼を倒したい理由?
[何故それを問うのかと、不思議そうに青の瞳をみつめ]
理解できないと思うわよぉ。
まず、一つ。
私たち人狼は、薔薇を咲かせたいと思ってるの。
紅く咲かすためには血が必要。血を吸う吸血鬼は邪魔なのよ。
[人差し指を立てて微笑む。]
二つ。
人狼の牙は、吸血鬼に敵わない。
生意気なのよぉ。
ピラミッドの頂点に居るべきなのは、"私たち人狼"
[中指を立ててやはり微笑む。]
―四階 廊下―
[本を手に階段に差し掛かった時、階段の下に影が走った。]
――あら?
[階段を下りながら目で追う。
カツカツと硬い音を立て、背筋を伸ばして遠ざかるブロンドの後姿。]
ソフィーさん……?
[奇しくも昨晩占った女性、早足で歩く後姿は――焦り、もしくは怒りなのか。
少なくとも笑みを浮かべてはいないだろう。]
どうでもいいか。
[視線を断ち切って、階下へ。
部屋に入り、ランプを灯して読書にふける。]
三つ。
きっと、これが一番理解できないと思うけどぉ。
"エミール"を一番に倒したいのは、
これぇ、奪われたからぁ。
[立てていた二本の指で自身の唇に触れ、薬指を立てて見せた。]
三つ。
きっと、これが一番理解できないと思うけどぉ。
"エミール"を倒したいのは、
これぇ、奪われたからぁ。
[立てていた二本の指で自身の唇に触れ、薬指を立てて見せた。]
―三階 自室―
ふぁ……。
[あくびを一つ落として本を閉じた。]
びっくりするほどつまらない話もあるものね。
[読まなかった小説を机に投げ捨て、伸びを一つ。]
……暇ぁ。
[退屈しのぎにもならなかった本を恨めしそうに眺める。
どこかに暇を潰せそうなものは――。]
暇つぶし……あ。
[先程見た後姿を思い出した。
どうせあのように急ぐ事など、人狼騒動以外には無いだろう。でも――。]
退屈で退屈で死にそう……。
[行って起き上がり、四階へ。
ドアを一つ一つ叩いて回り、ソフィーを探した。**]
私が殺されても、"あの人"が生き残ってくれるなら、
きっと、薔薇を咲かせ続けてくれるし、城を紅く染めてくれる。
―――こんなところかしらね。
私が正体を明かせば、流石に皆信じると思うの。
もちろん、抵抗はするわけどねぇ。
ただ、"あの人"は私が刺し違えること、望んでないからぁ。
[まだ迷ってるのよ、と悪戯っぽく片目と瞑った。]
呪いに、襲撃……ねぇ。
となると、私が牙でシュテラを殺すことは無理なのねぇ。
―――えぇ、死んでもらうわ、シュテラには。
薔薇咲かせられないのは残念だけどぉ。
[自身にも可能だと聞けば嬉しそうに頷いて。
淋しげな声、同胞のそれに重なる。
頬を撫でられれば、紺碧を細めて。]
あらぁ、貴女にとって私は"敵"なんじゃないのぉ?
ほらぁ、美人薄命って言うじゃない?
綺麗なうちに死んでもいいかなぁって。
[最後の問いには、冗談で返した。]
さて、どうするかしらぁ。
貴女がエミールを封印するというのなら、
―――これで、シュテラを殺すけどぉ。
[拳銃を壁に向けて、"バン"と声で発砲して。
何か思いついたように、紺碧を輝かせる。]
面白いこと考えちゃったぁ。……うふふ、
[その後、扉を叩く音が聞こえれば「どぉぞ」と招き入れる。
その姿を見れば、流石に不思議そうに首を傾げるも]
ソフィーに用事…? じゃぁ私は退散するわぁ。
部屋、汚さないでねぇ。
―回想・中央塔最上部―
[ソフィーから返ってきた言葉>>37には]
さぁな。だが確かに肯定は、した。
[もし、キャロライナを襲ったか、と尋ねていれば結果は変わったかもしれないと思う。
金の髪の二人の女。同じように拳銃を隠し持って、一人は人狼に銃口を向けると言った。もう一人は、醜態を晒してでも生き延びると。
悲鳴に、ソフィーの顔が上がる。表情には固い決意が見えて。]
…ああ。既に一晩経った…僕が一匹増えているだろう。さっさと根を潰さなければ。
[犠牲者に焦って見せながら、"その後に"という言い回し…確実に目に見える形で出るだろう新たな犠牲を容認している事実、女自身も気づいているのだろうか。]
―――さぁて。
どうやって皆に伝えようかしらぁ。
私一人じゃぁ、逃げられたら終わりだしぃ。
[考えながら、向かったのは屋根裏の書庫。
古びた本を一つ手にとって、机の上のペンを取る。
綴る内容は、封印能力と、吸血鬼の退治方法。
そして、覚醒した吸血鬼と、その前の状態について。
勿論、覚醒するためのトリガーも。]
あらぁ、これ百年前の日記かしらぁ。
人狼が二人って書いてあるわね。
書き直すの面倒だし……人数バレても、
[問題ないかと呟いて、古びた日記を持ち、女は食堂へ向かう。
そしてテーブルの上に置いて、別部屋で紫煙を燻らせる。
日記のことを問われるのなら、知らないと惚ける心算。]
―二階・別部屋―
―二階―
[ネリーの部屋の前で、キャロライナに出会った。
朗らかでよく働く、住み込みのメイドが殺されたと。
女の衣装が血で汚れているのは、ネリーを運んだからだろうか、それとも――
ふと、渇きを思い出す。]
ネリー、か。
[男はネリーの部屋に入る。
横たえられた、両腕のない遺体。ジェーンほどは汚れていなかったせいか、凄惨な死体も現実離れして美しく感じられた。腹の傷が咲き誇る大輪に見えて――男は喉を鳴らす。
腕を噛み千切られた時、彼女は生きていただろうか。どんな気分がするのだろう、命が 消える瞬間は?
二度とこちらを見ることはないメイドに、心中で尋ねて唇を弧の形に歪めた。]
……見つけたのは、セシリア?
[やがて。
ジェーンを発見した昨日のネリーの錯乱状態を思い出し、良く知った娘の精神を案ずる男は、常の平静を取り戻したように見えるだろう。
二階キッチンへ着いたときには、ソフィーもウェンディも去った後で、床に座り込むセシリアだけがいた。]
"おはよう"
[少し前に聞こえてきた"コエ"に悪戯っぽく"コエ"を返す。]
ウェンディは、私の部屋でソフィーと話してるわ。
何話してるのか分からないけどぉ。
そうそう、情報が増えたわよぉ。
[そして、ソフィーから聞いた――尤も、食堂の日記には書いてあるが――情報を伝える。
そして、自身が今日"人"としてシュテラを殺そうとしていることも。]
今、二階の別部屋に居るからぁ、"用"があるならどぉぞ。
―キッチン―
セシリア、大丈夫か。
[かけた声に返ってくるのは、やはり拒絶だろうか。
キッチンの中を覗き込んで、髭を撫でる。
血痕の残るテーブル、床の血溜まり。それらをざっと眺めて、足を踏み入れる。
粘性を持つ血液は、一歩歩くごとにねちゃねちゃと音を立てて男の靴を汚した。]
腕は…胃袋の中かね。
[探しても意味はないかと思いかけたところで、血の池の中ほどに落ちている小瓶に気づく。
周囲の血を弾くように、毀れた銀色の液体も。]
水銀?何故こんなところに。
[そんなものをメイドが入手する術を持つとは思えなかった。
持ち歩く必要がある人物がいるとすれば―― 考えるまでもなく脳は答えを見つける。]
――回想・食堂――
[悲鳴が聞こえた。それだけで一日前のジェーンの姿が呼び起こされる。
まず真っ先に頭に浮かんだのは、ああ、失敗したんだなということ。やはり能力なんて自分が持っていても役に立たないのだなあと落胆する。
食堂にはセシリアの姿があり、さらに奥を覗くとネリーが死んだことが確認できた。]
ネリーさんが邪魔だった……そうも限らないのかもしれないけれど。
[昨日キャロライナが言ったことを思い出してそうつぶやく。しかし、やはり襲われる基準は分からなかった。]
そうだ、今日もキャロライナさんを……。
[セシリアの様子は気にかかったが、声をかけても人を相手にできるような状況ではなかったようなので自室へと戻った。]
――回想終了――
や、"おはよう"
[悪戯っぽい"コエ"には、くすと笑って"コエ"を返した。
ウェンディの話になれば]
へえ。ウェンディにはやっぱり何かあるのかね……。
さっき、なんだか楽しげに笑ってたみたいだし。
ほほう。
[ソフィーから聞いた情報を聞かされると、成程とばかりに頷き。
"用"があるなら、と言われると"後"の事を思い出して]
そうだな。これからそちらに向かう事とするよ。
ソフィー、確かに君は吸血鬼ではなさそうだ。
こんなものを実際に肌身離さず持ち歩けば、何かの拍子に火傷するとも限らないものなぁ?
[小瓶はネリーが持ち歩いていた、とは男は知らない。
割れて、有毒な液体に汚染された小瓶を拾い上げることはせずに、他に置き土産がないかと辺りを探して。]
……あった。
[コンソメスープだったものは、新しい"具"に染められて魔女の釜のようになっていた。
流石に不愉快そうに眉を顰めて、ネリーを取り出した。それを、ボブに使ったものと同じ布で覆って、入り口を振り返る。セシリアは未だ項垂れたままだったろうか。]
―回想・階段―
[階段を上るのは大変、と言われつつ息を吐かれると
胸中の疑問は残ったものの、今は納得しておく事にした。]
ああ、息が切れていたんですね。確かに階段、長いですもんね……。
そういえば。下で何があったか知りませんか?
[ついでに下で何が起きたかを尋ねると
キッチンでネリーが人狼にやられた事等を答えられて]
そうですか……ネリーさんが……。
ありがとうございました。
[ぼんやり彼女の話の内容を反芻すると礼を言って別れ、
階段を下る。途中]
――その歳にしちゃ、随分冷静なんだな。
[誰にも聞こえないような声で、ぽつりと呟いた。]
[いつからそこにいるのだろう、泣き叫ばない代わりに拒絶も強いなら、セシリアを抱え上げるのには苦労して。瞳に正気の光が戻っているなら優しく促して立ち上がらせる。]
部屋に戻ろう。
[宥めるように穏やかな声を作って、セシリアの部屋へ。望まれても拒まれても、どちらにしてもしばらくセシリアの傍にいる。*]
―回想・朝 食堂―
[いつの間にか眠っていたのかテーブルから身を起こす。うつぶせの体勢ではうまく眠れなかったのかぼんやりした頭で]
なにか、夢を見ていた気がするな。あれは叔母貴の前の屋敷だったか……
[セシリアの悲鳴で起きたのだが夢と現の狭間ではっきりとは認識できていなかった。しばらくするとキッチンの方向でなにやら話し声が聞こえ、そちらへ向かった。]
[何ともなしにキッチンへと向かい、ちらりと中を覗き見る。
床の黒紅に視線が行きかけるが、周りに人が居たならばすぐに目を逸らした。
床の水銀、布の中身になど気付く筈もなく。
暫くその場に居たかが、誰にも話しかけられなかったらば、血塗れていない場所を求めて彷徨って。
いつしか別部屋へと辿り着いただろう**]
[何ともなしにキッチンへと向かい、ちらりと中を覗き見る。
床の黒紅に視線が行きかけるが、周りに人が居たならばすぐに目を逸らした。
床の水銀、布の中身になど気付く筈もなく。
暫くその場に居たかが、誰にも話しかけられなかったらば、血塗れていない場所を求めて彷徨って。
いつしか別部屋へと向かっていただろう**]
――3階自室――
[感覚が麻痺していたのか、既にネリーのことは頭の隅に追いやられていた。ボブが死んだことはそもそも知らない。
今の最大の関心事は今夜の護衛。二人の死体を見て、恐怖よりまず使命感が勝ったのかもしれない。
もちろん、契約のことがあったのでキャロライナを守るつもりではあった。しかし……。]
昨日から分かっていたことだけど……薬の材料がもう、ないのよね……。
だから昨日、キャロライナにしか飲ませられなかったわけだし。
[人狼から身を守る薬は師匠からいくつか教えてもらったように思う。しかしどれも材料がなかったり、キャロライナには使えそうにないものばかり。]
…………。
[荷物からおっかなびっくりと取り出したのは金色の銃。
もっとも鑑賞用に作られたもので、扱えても人狼に効くかは怪しいものではあったが……。]
/*
ヒューが色々襲撃絡みの描写拾ってくれてうれしかった。
特に鍋(ひゅーがいるからこそちと自重した訳でもありますが)!
あの電波を読み解いてくれてありがとう、大好きだー!
―回想:朝・自室―
[いつもよりも遅くに目が覚めた。
朝の冷たい空気に少し身震いしながらも、ベッドから起き出してゆっくりと身支度を整える。]
腹が減ったな…。
[思い出せば、昨日から食事を取っていない。腹が減ったと自覚した途端、腹の虫が鳴る。
食事の用意はされてなくても、キッチンに行けば何か食べるものがあるかと思い、自室を出て階下へ。]
―回想・二階の廊下―
[食堂を出たところで出会ったウェンディに]
なにか、ありましたか?
[そう問うとキッチンでの出来事が聞けただろう。血相を変えてキッチンに向かおうとすれば、ネリーはキャロライナが運んだと教えられた。]
―回想:キッチン前―
[階段を下りると、途端に鼻をつく鉄の匂い。ジェーンの部屋からだけではなく、キッチンの方からも漂ってくることに気付けば、少し眉を寄せる。
一瞬、ジェーンの部屋へと視線を向けたが、扉は閉まったまま。そのまま足をキッチンへと向ければ。
赤黒く汚れたテーブルと、床に溜まった……。]
……何があった…いや、今度は誰が殺されていたんですか?
[既にネリーの遺体はキャロライナによってここにはなく、ここで“何かがあった”という事だけが分かる。
セシリアに声をかけたが、返事はない。]
こんな状況じゃ、もうここで調理なんて出来たもんじゃない。
ったく。何処で誰を殺そうが勝手だが、何もわざわざここでこんな散らかす事はないんじゃないか?
飢えさせるのが目的なのか……ん?
[血の匂いに気分が悪くなりながらもキッチンの中を見れば、鍋の中にある両腕に気付いた。]
…悪趣味だな。
[込み上げてくる不快感を隠そうともせず、そう呟きその腕を良く見れば。]
……この腕…女性のもの…か?
[誰のものかはわからないが、従妹の腕でないことは確かだ。
それだけ確認して、キッチンから出る。
呆然としているセシリアに視線を向けたが、かける言葉も浮かばずに、そのまま談話室へと向かった。]
―回想・キッチン―
あ、あ。あああ…
[目の前に広がる惨状にただ声を漏らす事しか出来ずに立ち尽くす。気が付くと周りには人が集まって来ていて]
――…あ
[その中の一人、キャロライナから手が伸びてくると、咄嗟にそれを振り払い]
嫌!来ないで…来ないで!!
[来ないで!と何度も繰り返して、その場にへたり込む。その後も何人かに声を掛けられたが、やはり結果は同じで来ないでと拒むだけだった]
―回想・キッチン―
[どれほどそうしていたか。やってきたヒューベルトに名前を呼ばれると、群青にかすかに光が戻る]
ヒュー…
嫌、来ないで
[しかし、口から出るのはやはり拒絶の言葉。ヒューベルトがキッチンに入って来来ると、再び俯いて、自分の殻の中に閉じこもる。彼がこちらに近づいてくるのを感じると]
イヤ…嫌!
来ないで!来ないで!
[拒絶の言葉を繰り返すも、抱き上げられると手足をバタつかせて]
嫌、ヤダ。離して!触らないで!!
[必死で抵抗しようとするが、男性の力に敵う訳もなく、ヒューベルトに連れられて部屋へと戻っていった]
―三階・隅の部屋―
―――………
[部屋に戻ると、ベッドの上で膝を抱えて]
――……
[ベッドの縁に座るヒューベルトを無視してただ黙り込む]
――本
[暫くして気持ちが落ち着いてくると、膝を抱えたままヒューベルトの方と手を伸ばして]
約束
[そう付け足して、ヒューベルトを見つめる]
―回想 明け方・執務室―
[ 目を覚ませば愛しき人と視線は絡んだだろうか。どちらにせよ、隣にある温もりにくすりと笑みを浮かべ、手を伸ばしそっと頬をなぜる。
視線をあげて窓を仰げば、既に紅い月はなく。夜が明けたことを意味していた。]
エミール…
[ 頬に触れた手はそのままに、どこか寂しげに口を開く。]
エミール、私、死んだ者の気配を感じることができましたの。ご存じないかしら、人狼事件が起こる際、その場に居合わせると言う“霊能者”と呼ばれる者の存在を。
私の一族にはその力を有する者が沢山いましたわ。私ももちろんそのうちの一人――でも、もう力が弱まっているのを感じますの…。
力があった頃には少し煩わしく感じていた気配たちも……薄くなると寂しいものですのね…
[ 言って虚空に視線をやる。以前より格段に減った気配。その中にまた二人、新たな存在が加わったこと、今のシュテラには気付けない。]
―回想・ネリーの部屋>>34―
[ネリーの部屋に飛び込むとベッドの傍に立つ金髪の代理人とその向こうに見えるベッドの上には]
「誰なんでしょぉね、ネリーをこんな姿にしたのは。」
[女の声には答えずベッドの傍まで行くと
上着を脱ぎ、横たわるネリーの肌を隠した。
そして、なおも口を開く女に怒りを隠さぬ目を向けた。]
大半の人間と初対面だろうによほどの事をされたようだな
それとも、以前からの知り合いでも居たか?
[女の言う”ヤツ”への興味など微塵もない
ただ、このまま無視をしているとネリーとの別れを邪魔されそうだと思い。声を返した]
―二階・別部屋―
そういえば、呪いか襲撃って言ってたわねぇ。
私が牙を立てる前に、アイツは吸血鬼だと言った。
となると……誰かが呪いを施したってわけね。
呪いって占いの一種よねぇ。
[紫煙を燻らせながら、城主と昨日のセシリアの話を思い出す。
そして納得したように頷いた。]
ということはぁ、死んだ人―――霊が視える人も居ると。
まぁそんなもの居ても興味ないけどぉ。
問題は、呪いの方よねぇ。
仮にソフィーが封印したとして、またヤられちゃぁね。
探して、咲かせちゃおうかしらぁ。
……難しいわ。
[しばらく部屋の中で銃の動かし方を、弾をださない範囲で練習していた。
イタリア製の黄金でデコレーションされたその銃は性能の面では明らかに心もとない上に、レベッカ自身もまた銃の取り扱いなど素人であったけれど。]
でも、銃は銃だもの。不意打ちならあるいは……。
[ある程度満足がいくといつもの下げているバッグにしまい、例の大荷物からいくつか選んでは中に入れた。]
……外にでましょう。
食堂には……行きたくないけれど。
[囁きと笑みを残して立ち去るキャロライナには一瞥もくれず]
思えば、案外と長い付き合いだったな。
しばらくお別れだ
もう永遠に会いたくないなんて言ってくれるなよ
[苦笑とともに呟くとネリーの額に唇を落とし立ち去った。
その時の...の顔にはどのような感情が浮かんでいただろうか]
―四階 キャロライナの部屋―
失礼しますね……あれ、キャロライナ様?
[ドアをノックして回り、ようやく返事のあった扉を開ける。
最初に視界に映ったのは、予想もしなかった人間。
向こうも同様らしく、不可解な表情を浮かべた。>>62]
あの、すみません……ソフィーさんを探しているのですが……。
心当たり、ありませんか?
[用件を伝えると、キャロライナはソフィーが居る事を伝え、部屋を出て行く。]
ありがとうございます。
[閉まる扉に頭を下げてからソフィーに向かった。]
あの、突然すみません。
先程物凄く……その……怖い顔で歩いていくのを見かけたもので。
それでどうしても気になって――。
[表情は見ていないが、そう口にした。
息を吸い、吐く。
単なる感だが……廊下を歩いていたソフィーの様子から、彼女はキャロライナだけに用事があったのだろう――それは何なのだろうか?]
――キャロライナ様と何かあったのですか?
[好奇心の赴くままに尋ねてみた。]
……大丈夫?
[紫煙を追っていると、談話室の方からラッセルの姿が目に入る。
何処か疲れたような男。
キッチンでの惨状が原因かと思い、案じるような声。]
お父様のことね。話してもいいけど、
もっと疲れるかもしれないわよ。……いいのぉ?
[断った後、長く紫煙を吐き出して、静かに語り始める。]
貴方のお父様、私の依頼人だったの。
依頼は、貴方の家と権力を争っていた当主の殺害。
もちろぉん、依頼は遂行したわ。
つまり私は―――殺人者ってヤツ。
[最後は少し声を弾ませて、微笑みを男に向ける。]
―三階・セシリアの部屋―
[幸い、セシリアの茶のドレスは血に汚れてはいなかった。
もし着替えさせようとすればどんな結果になるか――他人事のように苦笑する。
誘われれば"誰とでも"肌を重ねた。それが特別な行為らしいと知ってからも、モラリスティックに振舞うのには忍耐を伴った。
誘われて断ったのは――3年前の喪服を纏ったジェーンの姿を思い出す。]
………。
[ベッドの縁に腰掛け、どうでもいい記憶を掘り返して退屈を凌いでいると、セシリアが身じろいだ>>81]
ほん?――ああ。
約束、したからな。
[帰る前に渡す、と伝えた本は、昨日からポケットに入れていた。何度も服を着替えてその度に移し変えるのに、本人を前にすると忘れていたのだ。]
ほら。
イギリスでこの手の娯楽小説が出たのは初めてだと思う。
無人島で、やって来る食人の輩からも身を守って生き延びた…強い人間の物語だ――気に入るといいが。
[表紙で二本の猟銃を担ぐ男を軽く指先で叩くと、それを差し出した。]
軽蔑するのならご自由に。
どんな依頼であれ、契約した以上は遂行するわ。
それが私の仕事だし、ポリシーだから。でもぉ、
[真っ直ぐと常磐色を捉え、はっきりとした口調で紡ぐ。
視線は逸らさない。例え、男の視線が逸らされても。]
―――お父様のことは軽蔑しないであげてねぇ。
[叶うなら、頬に触れようと手を伸ばす。
柔らかい笑みを湛えて。]
貴方もぉ、お父様のように何か依頼する?
それなりの対価貰えるなら、引き受けるけどぉ。
[楽しそうに、口の端を上げる。]
貴方のお父様、お金じゃない方法で対価を払ったの。
[スカートの下、ホルダーから拳銃を取り出して男に手渡す。
ラッセルには分かるだろう、それが父親のものであると。]
庶民にはぁ、なかなか拳銃って手に入り難いから。
まずはそれ。
あとぉ、もう一つ強請ったの。
…ん
[ヒューベルトにそれだけ返すとまた膝を抱えたまま黙り込んで]
――…ねえ
ヒューは、人間?
[こんな状況下では人間じゃないなどと言う人は居ないだろうと思いつつも聞いてみた]
この髪の色、それから瞳の色……お父様にそっくり。
[言いながら、順々に触れていく。
脳裏に浮かぶのは]
抱いて貰ったのよ、お父様に。
私、貴方のお父様に、
―――惚れてたから。
―続回想―
私少し部屋に戻りますわ…エミールは、どうなさいます…?
[ どれくらいそうしていただろうか。部屋に置いたままの“ナイト”が気になり、傍らの“騎士”に問いかける。彼は何と答えただろうか。どちらにせよ、名残惜しそうに傍を離れると執務室を出ようと扉を開ける。]
……血の、匂い…?
[ すると感じた“甘い”匂い。今までとは違った感じ方に少し戸惑いを感じる。]
エミールに近づけた証なのでしょうか…
[ 戸惑いと共に湧きあがる喜びにくすりと笑みをこぼして、止まっていた足を再び進ませた]
あの、胸の紅薔薇はね。
お父様の依頼を引き受けた時に、受けた傷なのぉ。
命長らえたけどぉ、
依頼さえ遂行できればぁ、私……死んでも構わなかったかなぁ。
――中庭――
[特に行くあてもなくさまよっているといつの間にか中庭についていた。そしてはた、と思いついて薔薇に手をかける。]
いたい……。
[指から血が吹き出すのを見てハンカチをとりだしておさえ、代わりにハサミをだして薔薇を切り、バッグにしまった。]
みんなどこに行ったんだろう。
[銃を手にすると自分が襲われるのではないかと急に心細くなり……集まっている場所の候補を考えると二階だろう、という結論に達した。
食堂を通るのは気が進まなかったのもあり、しばらく薔薇を眺めながら行こうかどうしようか考えていた。]
私が、今まで"心"を許したのは、貴方のお父様だけ。
"身体"は、数え切れないほどいろぉんな人に許してるけどぉ。
[そこまで言って、ラッセルの上から下り。
隣に座りなおすと、愛しそうに拳銃を弄るのだった。]
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