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キャスターは渋沢 スミスに投票を委任しようとしましたが、解決不能でした。
アサシンは渋沢 スミスに投票を委任しています。
荒谷天羅 とらは渋沢 スミスに投票を委任しています。
キャスター は 屑水 相真 に投票した。(ランダム投票)
屑水 相真 は 荒谷天羅 とら に投票した。
アサシン は キャスター に投票した。
渋沢 スミス は キャスター に投票した。
荒谷天羅 とら は キャスター に投票した。
キャスター に 3人が投票した。
屑水 相真 に 1人が投票した。
荒谷天羅 とら に 1人が投票した。
キャスター は村人達の手により処刑された。
今日は犠牲者がいないようだ。人狼は襲撃に失敗したのだろうか。
メイデン は立ち去りました。
暗雲が去り、まぶしい光が降り注ぐ。――全ての人狼を退治したのだ!
名前 | ID | 勝敗 | 生死 | 役職 | 希望 |
---|---|---|---|---|---|
三上 照彦 | n1.Junk.Food | 勝利 | 2d襲撃 | 村人 | 村人 |
キャスター | 01.Junk.Food | 敗北 | 8d処刑 | 人狼 | 人狼 |
屑水 相真 | bdheki | 勝利 | 生存 | 村人 | 村人 |
セイバー | azumi | 敗北 | 3d処刑 | C国狂人 | C国狂人 |
神嵜 剣助 | xavi | 勝利 | 7d襲撃 | 村人 | 村人 |
ランサー | migya | 勝利 | 6d処刑 | 村人 | 村人 |
キース | waterfall | 勝利 | 6d襲撃 | 村人 | 村人 |
アーチャー | azuma | 敗北 | 7d処刑 | C国狂人 | C国狂人 |
キートン | seiya | 勝利 | 4d襲撃 | 村人 | 村人 |
アサシン | reahannta | 勝利 | 生存 | 村人 | 村人 |
猿 飛龍 | KAME | 勝利 | 3d襲撃 | 村人 | 村人 |
ライダー | kandori | 勝利 | 5d処刑 | 村人 | 村人 |
セムラ | Junk.Food | 敗北 | 5d襲撃 | 人狼 | 人狼 |
バーサーカー | turugi | 勝利 | 4d処刑 | 村人 | 村人 |
渋沢 スミス | n2.Junk.Food | 勝利 | 生存 | 村人 | 村人 |
荒谷天羅 とら | daima_oh | 勝利 | 生存 | 村人 | 村人 |
見物人一覧 | |||||
朝生木たつ | takijean | -- | 生存 | -- | -- |
メイデン | buka_m | -- | 8d失踪 | -- | -- |
ああ、勿論だ・・・・・・だが一人で立てないみたいだ。手を貸してくれ。
[感慨に浸っている時間は無い。時計を見れば既に5時間が経過していた]
こんな体で言うのも何だが、早く戻ろう。
−教会−
[アサシンに担がれながら、教会へと到着する。
神速の足を実際に味わうのは、ランサーの運転とどちらが心地よかったのだろうと道中考えた。
教会に到着するなり、扉を開く]
爺さん!聖杯よりも先に・・・・・・セムラの封印を解除する。
[寝台に横たわっているセムラへと近づいていく]
[セムラの手の甲を取り、封印している封印球に触れる]
開け。
開け。
根源への道は既に開かれた。
[封印球が手の甲から剥がれ、球体となって床に落ちる]
肉体の崩壊は免れた。
あとは眼を覚ますかだ。
[人知は尽くした。あとは奇跡を待つ]
[屑水相真の言葉と共に。
ゆっくりと、回路が内転を始める。
セムラの体に魔力が戻り始める。
冷え切った体の意識を引き戻すには、まだ十分ではない。
少しずつ少しずつ、魔が機能を思い出す。
ゆるりとゆるりと、肉が記憶を呼び起こす。
雫を搾り出すように、魔力が時間をかけて満たす。]
うむ。
器を今から持ってこさせよう。
[アサシンの言葉に頷き、とらへと視線を向ける。
まだ必死に祈っていたようだ。]
――― さて。私が奇跡を願うのはここまでかな。
[そも、神に仕える者が奇跡を願うなどご法度。
自身の行為を思い出して、苦く笑う。]
え。
[状況に気付いてみれば、大変な役目を与えられていた。]
ええ、えと、あと・・・はい。わかりましたわ。
[ひとつ大きく深呼吸。そして小さくお辞儀をすると、部屋を出て行く。]
[――暫くして。
荒谷天羅とらは“それ”の乗せられた台座を手にして戻ってきた。]
・・・こちらになります。
後は、どうぞ貴方がたの手で。
[偶像の前へと台座を設置し、言葉少なくその場を離れた。]
――――。
[目の前へ現れるは純粋な魔力の塊。
まさかこれほどとは思わなかった。
その圧倒的な存在感には、英霊ですらも言葉を忘れるだろう。]
屑水……よろしいですか……?
聖杯、か。
[思えば当初の願いは既にアカシャの魔物が持ち去った。
今の自分を支えているのは・・・・・・
いや、それよりも先にやらなければいけない事がある]
アサシン、どうするんだ。
[答えはなんとなくわかっているが]
俺は・・・・・・
[考える。今の自分には何も残っていない。記憶も混乱している。
嘘は無いが、所々整理がついておらず理解できていない箇所がある。
だが、だからこそ今の自分にとって大事な時間を取り戻したいと思う。それが一番の願い。
今の自分にとって、大事な時間。それは一体何だったのだろうか]
ばーむ、くーへん。
[確か、色々文句を言いながらも繁華街でバームクーヘンを口にし、コーヒーも飲んだ。
そんな当たり前の時間を取り戻したいのかもしれない。
そう、セイバーという”女性”と過ごした時間を]
・・・・・・大丈夫だ。
そうだ、叶える前に。
[令呪を解除する]
さあ、はじめよう。
[令呪が……自分と、屑水の繋がりが絶たれる。]
願いは……。
[この身は悪。
それはきっと、揺ぎ無い事実。
それでも……約束をした。
共に居たいと、願ってしまった。
一人にしたくないと、思ってしまった。
それは許されないのかもしれない。
平穏な日々など、愛する者の元に居るなど。
だが……願わずには居られない。
一人にしないでといった、少女の為に。
何より、己の内に在る想いの為に。]
[瞬間、外部には微小の変化。
……しかし内は別の物へと。
座へと縛られていた身から、現世へと開放される]
此れは……叶ったの、ですか?
[自覚は余り無い、が。
先程令呪がたたれてから急速に薄れようとしていた己の密度が止まったのは確か。
ならば意味は一つだろう。]
―――セムラ?
[ならば、もう一つの願いは。
視線は自然と、少女へ向けられた。]
[呼びかけに、少女の目は薄っすらとひらこうとする。
―― けれど、そこまで。
少女の体には徐々に活性が戻り、蘇ろうと足掻いている。
まだ完全に目を覚ますまでは至らない。
その瞳に彼を映すまでには、至らない。]
[少女が起きようとしている。
必死に、生きようとしている。
それが、痛いほど伝わってきた。]
セムラ
―――私は、此処に居ます。
[その少女の頭を、優しくなでた。]
[少女は鼓動を再開している。
今すぐではない。しかし。
今ではないいつか。
少女は必ず暗闇から意識を立ち戻らせるだろう。
日々を想い、隣に立つ青年がいる限り。]
−狭間の界−
[ニムロドの視線が柔らかいのが見えた。
相真が、暗騎が、呪いに雁字搦になった女を開放するを見た。
槍騎の手の暖かさが、頭にあった。
不意に。
遠ざかって行くのは掌の重み。
薄れてゆくのは意識。
ああ、座に戻るのだと。
相真が何を希ったのかも聞こえないまま
己の役目も終わるのだと]
えっ。
[いきなり聖杯から何か人間大のものが吐き出される。そしてそれが相真に向かい飛び込み・・・・・・押しつぶされる形となる]
ててて・・・・・・一体何が。
[見上げてみると、ほんの僅か数日前に見慣れた顔]
せい、ばー?
…、は
[セイバー。その名前はもう返上したはずだ。
そうおもったが、なにやら潰しているらしい]
───相、真?
[何が起きているのか。
呆けたような顔をいくらかしているだろう。
訳が解らないまま、乗っかったまま、見下ろすことぐらいしか]
は、ははは・・・・・・
[自分の記憶の中で、一番気持ちがほぐれていた時間。そのときに近くにあった顔]
[だが、英霊を無断で一方的に受肉させてよかったのだろうか]
その、あの。何ていうか。
・・・・・・君のお陰でキャスターを倒せた。ありがとう。
───。
[何が起きている。相変らず頭の中はそればかり。
急に礼を言われて、何を如何したものかと]
…。
……。
───おい。相真。
[違和感に気がついた。それは主に、己に起きた変化]
[声は、少年のものにしては幾らか高いが]
これは───お前の仕業か。
[受肉したことは百歩譲っても良い。
それよりも問題があった]
──吾は、男であったはずなのだが。
[自然と声が深くなる。
思わず馬乗りのまま襟首を引っ掴んだ。
どう考えても、何かが足りず。
喜ばしくない何かがほんの少しだけ増えている]
・・・・・・・えっ。
[”男”であった、という発言に脳内が混乱する。
馬鹿な、自分の記憶の中ではショッピングでスカートを買ったりしていたので、確実に女性だと思い何も疑問に思わなかった]
え、いや、だって君はショッピングで女物の服を買ったりしていたじゃないか・・・・・・・
[頭が真っ白になる。一体何が起きたと言うのだろう]
その、確かに聖杯にはセイバーとまた楽しく過ごしたいというような願いを言ってしまったのだけれど、ああ、えっと、そうか俺の記憶の中が反映されて女性、に・・・・・・
えっ、ではない。このど阿呆が!!
お前の服では大きすぎるといったはずだ。
女物であることより、吾は動き易いものを好んだだけで
[怒鳴り返した剣の瞳は完全に据わっていた。
大きな溜息がひとつ。
本来ならば拳のひとつくらいでは足りないのだが]
……まったく。
[頭が痛い。
つかみかかりかけた拳もへなりと床の上に落ちた。
軽く肩を竦めると、押し潰していた男の上から降りて
もう一つ盛大な溜息を着きながら見下ろした]
───まったく、お前ほどの阿呆は見たことがない。
[怒りは度を越すと呆れになるらしい。
幾らか表情を顰めて、また溜息が出た]
・・・・・・・そ、そんな・・・・・・・
[どうやらアカシャの怪物は余計な物まで盗んでいってしまったらしい。
猛省。背徳感。
まさか日本最古ともいえる英霊を、性転換して蘇生させてしまうとは。こんな経験中々味わえない。そういう問題ではない]
うわああああああああああああああああああ!!!!!!
[もう一度幻想に頼るべきなんかもしれない]
ちっ、違うんだ!いや何も違ってないんだが違うんだ!
あれからちょっと記憶障害というか記憶喪失というか、ともかくこう頭がこんがらがってしまって!
えっとその・・・・・・すまない。
[頭を海よりも深く下げる]
黙れ喧しい。
[大騒ぎ、土下座。遠慮なくその頭を踏む。
綺麗な左の踵落としに近かったのは
気のせいではないかもしれない。
幾らか考えも落ち着いてきた頃には
眼は据わっていたが溜息の大きさは代わっていた]
呪騎を下したことは褒めよう。
もう、この際、性は諦めるしかなかろうが…。
[肩を竦めながら足を主の後頭部から離脱させた]
───反省したならさっさと立て。
[あくまで上からの口調だった。
それがやがて呆れの吐息に代わったかとおもえば
見下ろして促す視線へとかわり]
腹が減った。
バウムクーヘンが食べたい。
───買いに行こう、相真。
[さも当然のような顔をして告げる。
お前の願いを叶えたその代償に、食わせろと*望んだ*]
ぐむっ。
[土下座中の頭部踏破はかなりの衝撃だった。だが彼・・・・・・否、彼女の怒りを静める事が出来るのなら安いものだ。そう思うことにした。
土下座も終わり、セイバーはまだ眼は据わっているものの割り切りを見せ始めた]
いや、しょうがないって訳にもいかないんだろうけども・・・・・・いや、はい。
[全ていいなりに近いが、どことなく昔懐かしい雰囲気に感じる]
判った、いくらでも食べてくれ。えっと・・・・・・しょ、聖母。
[呼び名はまたあとで考えればいい。とりあえず、新しい明日へと生活は変わっていく]
[セイバーは不機嫌そうに外に出て行く。相真もそれを追いかけて外に出ようとするが、アサシンと少女のほうに寄り]
・・・・・・・力になれなくてすまない。
だが、ここからの奇跡は二人しか起こせない。
きっと、目覚める。君も受肉した事だし、頻繁に君たちに会いに行くさ。
[そう伝え、*繁華街へと移動していく*]
[聖杯戦争が終結していくらか日の経った後。
キースは日本を出国すべく、空港にいた。
来た時と、同じ服装。ただ、サングラスははずして、内ポケットに収まっている]
……。さて、それじゃ手始めに大統領でも目指してみるか。
[笑みを浮かべる。売店で飲み物を握り、ふと、――目を留めた。
眩しそうに、それを見詰めて手に取ると、レジへと持っていく。
Fran、と書かれたチョコレート菓子。
約束。自分と、自分にとってただ一人の英霊との。それを成す為に、男は新たな道へと、足を踏み出した]
[――SPとして、幾度も大統領を暗殺から救った男がいる。
彼は、自分の名をキース・フラン、と名乗った。
彼は自身の紹介をする時に、その名の由来を、愛する者から貰ったものだと、いつも語っていた――。
彼が後に、どのような功績を残したかは、彼の最期の笑みを見れば*明らかかもしれない*ー*]
――何が問題だったのか。
――言うまでもない、わかりきっている。
俺に敗北を齎したもの。
それは心だ。
無駄が多すぎた。
遊びが多すぎた。
過信だった。
言い出したらキリがない。
課題はわかった。
ならば実行すればいい。
――神嵜剣助は心を削り研磨を続ける。
――例え先に何もないと理解していても。
――それが決めた道だから**
[屑水が外へと出ていくのを見て、視線をそちらに。]
いえ、貴方は十分に力になってくれました。
有難うございます……。
[深く、頭を下げる。]
私は暫くは西ブロックの家にいるでしょう。
先はどうするかわかりませんが……。
今は取り合えず、戻ろうと思います。
――セムラと、一緒に。
[セムラを抱き上げ、帰路へとつく。
それは昨日、セムラと一緒に歩いた道。]
―――。
[黎明の道は、不思議と心地好く。
いつの間にか、家へと着いていた。
前と同じように、ソファーに寝かせてその隣へ。
そして、いつものように頭を撫でた。]
朝ですよ……セムラ。
[愛しげに、そう呟く。]
― 西ブロック・キートン宅 ―
[少しだけひらいていた目は、今はまた閉じていた。
撫でられ、すぐったそうに震えた気がしたが、ごく僅かな変化で「意識が覚醒した」とまでは言えないようだ。
それでも。
徐々に昇り始める朝陽の採光に照らされた頬は、血色が良い。]
……………。
[眠ったセムラは応えない。
代わりに、傍に置かれた杖が、かたりと鳴った。
バランスを崩して傾いだのだろうか。]
[カタリ、と音を立てた杖へと視線を向けてから。
再びセムラの顔へと戻る。
どことなく心地良さそうに見える顔に、思わず微笑んでしまった。
大丈夫、此処まで来れた。
ならばあとは、信じるだけ。]
―――早く、笑顔を見せてください。
[頬を撫で、軽く口づけをする。]
さて、食事の用意でもしますか……。
[震えていた杖は動きを止める。]
…………。
[鼓動が一つずつ、意識を上へと押し上げる。
不十分な魔力の停滞が、意識を下へと圧し戻す。
封印前より、主人を失った使い魔の身だった。
千木五郎が用意した礼装で最小限に抑えられていたとは言え、崩壊と枯渇は限りを迎え始めていた。
生成されるオドは少なく。
事ここに来て、全身の魔術回路封印によってガタが来ていた。
鼓動が戻ったとしても、魔の摂理だけは変わらない。
それでも。
暗闇に揺らぐ一抹の波紋。―― 馬岱の口付け。
食事を作る、という言葉を聴いて。
幽かに微笑んだように見えたのは、気のせいだろうか。]
[受肉したとして、魔力が必要なのは変わらない。
戦闘等さえなければ暫くは持ち続けるだろうが、それでも緩やかに減っていく。
いつかは解らないが、"いつか"は消える。
それでも、契約する人は既に決めている。
共に歩もうと決めた少女。
ならば微量でも普段から魔力を回復しなくてはいけない。
食事もその手段の一つだ。
例えそれが、日々減っていく量より少ないとしても。]
―――。
[台所で、簡単な食事を作る。
それは昨日、少女が笑顔で食べてくれた物と同じ食事。]
[それをお盆にのせ、テーブルへと運ぶ。
出来るだけ一緒に。
少女がいつ目覚めてもいいように。
最初に、声をかけられるように。
それが、自分に出来る唯一。]
[セムラの鼻が動くのを見て、ク……と笑みがこぼれる。
きっと無意識での行動なのだろう。
食事を中断すると、セムラを抱き上げて膝へと乗せる。
前のように、右手は頭へ。
左手は、その小さな手を握る。]
[握られる手。―― 誰の手だろう。
確実なのは、鰹節のにおいがするということ。
それと、この温もりを知っているような気がしたこと。]
――――。
[フラッシュバックするいつかの屋敷。
意識を覚醒するには未だ至らない。けれど。
目は、もうひらいている。
瞳は、―― 握り返す"彼"の手を映している。。]
[何か、言わなければいけないことがある。
何か、―― 返さなければいけない言葉がある。
それが何だったか思い出そうとして、……思い出せない。
ただ、今は。
一つだけ確かなことがある。]
[笑顔で居て欲しいと願った。
それを傍で見ていたいと思った。
ああ、だからきっと。
今、間違いなく……自分の願いは叶ったんだろう。]
―――おはようございます。
待たせ……ましたか?
[まだ動きはぎこちない。けれど。]
―――、……
[悪戯めいた微笑みのまま、セムラは小さく頷いた。
声はまた暫く出ないらしい。
でも、今はそれでいい。
まだ"彼"の名前は思い出せないが、いずれ思い出すだろう。]
それは、すいません。
[その微笑みに、自然と自分も笑みを零す。
頭を撫でていた腕は、いつの間にか少女を強く抱きしめていた。]
でも、もう待たせることは無いですから。
これから先、私は……。
[―― 何か、返そうとしていた言葉を思い出しそうになって。
次いで、今は声が出ないと思い出す。
それでも。
強く抱きしめた彼の力が、絞り出すに必要なものをくれた。
欠けた力を、彼の言葉が満たしていく。]
[また涙が出そうになって、なんとか堪えて。
言葉だけでは足りない感謝を示すために。
―― それ以外の意味もあったのかもしれないけれど。
そっと、彼の頬に口付けをした。
脇で、杖の先が外れて中から白い紙が見えていた。]
−繁華街−
[懐かしい風景。懐かしい感覚。
また、こうやって荷物を持たされ、バームクーヘンを購入している。
あの時と違うのは、もはや戦争というものなど関係ないことと、今の自分があの頃の相真ではないということ。そして図らずともセイバーの性別だった]
あ、えっと。その。
・・・・・・好きなだけ欲しいものを買ってくれ。
[一切の口答えの機会を失い、まさに奴隷のように付き従っている]
―繁華街―
[買ったものと言えばバウムクーヘンに巨大な兎の縫いぐるみ。
兎はどうやら抱いた感じを気に入ったらしい。
それから服と、携帯と]
──えらく下手ではないか。
まったく、どうした。
[手元にはクレープ。
首を傾げる姿は流石に疑問に思っているのか]
どういう風の吹き回しよ。
そ、そりゃこういう時くらい下手に出るだろ!
[性別を覚えていないだけならともかく、その結果女性で受肉というとんでもない結果。普通なら八つ裂きに匹敵する罪を犯したという認識]
あの、えっと。ほんとすまない・・・・・・
[体力も残り少ないが、荷物を放棄できるほど前向きではない]
[先ほどから、相真の体には変化が起きていた。
最後の魔術を放った際に、無理やり起源へと触れた為魔術回路が焦げ付いてしまった。
魔術師としては致命傷。修復できないわけではないが、数年かかるだろう。
結果的に、無理やり休息を与えられたような状態となってしまった]
まあ、お前が阿呆以外の何者でもないのはとうに理解しておる。
今更動かぬものをどうこう出来るわけではないしの。
[クレープはあっという間に胃の中へ消えていった。
兎を寄越せとばかり、相真へと腕を広げる]
いつまでも後ろ向きでおるよりも
もっと建設的に構えよ。
そうでなくては、吾を受肉させた意味がなかろう。
大体、他の願いはなかったのか?お前は。
[無茶苦茶なやり方で魔術を行使した元主の
よろめく姿に溜め息を]
…まったく、阿呆なだけではなく貧弱とは嘆かわしい。
軟弱過ぎる。鍛え方が足りんぞお前。
[呆れたように肩を竦めて相真を見上げた]
願い、か・・・・・・
[以前失ったフィアンセ。だがそれはまやかしだった。
ただ、ロンドン塔の密令により自身によって行った魔術儀式が失敗した結果起きた火災事故を、自分のせいではないと思い込むために、当時流行していたシリアルキラーの犯行と思い込み、さらにはその犯人をより恨み罪をなすりつける為に、隣りに宿泊していた女性を勝手にフィアンセと刷り込んでいたのだった。
結果的に、追うべき敵もいなければ、フィアンセと呼ばれる人物も存在しなかったのだ]
いや、そうだな。聖杯戦争に参加した目的ごと失ってしまったんだ。
だから・・・・・・自分にとって一番幸せな時間を取り戻したい、そう願った。
…幸せな時間?
[兎を受け取ろうと腕を開いたままで
微かに首を傾げた。
理由がない。それがどんなことか剣にはわからないまま]
それで───吾を?
[そんな理由でと呆れたような顔をした。
まるで確認でも取るかのように]
・・・・・・そうだよ。悪かったな。
[少しばつの悪そうな顔をする。
戦争中であったが、それでもああやって誰かと微笑みながら過ごした時間など無かった。常にいもしない敵を追いかけ、それを自分の人生としてきた。
だから、今の自分の記憶の中で一番輝いていた時間は、セイバーと過ごした日々だった。
ばつが悪そうにそっぽを向く。
自分がこんな人間だなどと、思ったことも無かった]
そっ、その。
これからどうするんだ、セイバーは。
俺、あの戦いで魔術も使えなくなってしまったし・・・・・・その、暫くはロンドン塔の依頼での研究とかでもしながら生計を立てていかなきゃいけないっていうか、そうなると俺一人では色々支障があってだな。
[言葉が詰まる。きっとそれは、新しい日々の始まりの言葉]
・・・・・・暫く、俺と暮らさないか。
英霊にとってそれは、瞬きくらいの時間かもしれないけれど。
俺にとって、君と過ごす時間は永遠だから。
[まるで告白だな、そう口篭った。
それでも嘘の無い気持ち]
…あのな。
[軽く肩を竦めた。
外方を向く姿に、軟弱者と叱り飛ばす。
いい加減兎は自分で奪うべきだろうか。
腕が疲れたとは言わないが、このままでは永遠に腕を広げたままな気がした]
まあ…人間何かしらの生計は立てねばならんしの。
吾も受肉したからには何か考えなくては───。
[食わねど高楊枝などと決め込める暇は無さそうだった。
けれど]
…お前と?
[軽く首を傾げた。
命の時間は、どうなるのだろう。
自分にはまだよく分かっていなかったが]
───この阿呆。
[考える。まるでこれでは妻問いのようではないか。
短い時間、考えて、考えて]
お前の都合で受肉させたからには
責任を最期まで取るのが道理と言うものだろう。
[答えはこうだった。
答えは、怒ったような笑ったような]
暮らさないか、ではないだろう?
[剣だった腕の中には、今は誰もいない]
えっと、その、あー・・・・・・
[こういうのは苦手だ、何しろフィアンセも居なかったわけだ。
それに記憶が混乱して女性だと思っていたセイバーとはいえ、元が男性だったというのも相真を複雑な気持ちにさせた]
[言葉でこれ以上何かを伝えるのは難しいな、そう思ってつい、足元に荷物を置き]
[セイバーに近寄り、そっと抱きしめる]
君を、幸せにする。これが新しい約束。
なんだ、言いたいことがあるならはっきり───
[相真の腕から縫いぐるみが動いたかと思えば、
包装されているとは言え地面に置かれて、
いくらか不機嫌割増の気配が滲むが]
────。
[幸せに。
それは、己には縁遠いような、近いような。
間が空いた。文字通りぽっかりと。
急に妙な気恥ずかしさがわいてきて、
耳を染める紅を誤魔化せないまま咄嗟に下を向いた]
・・・・・・
[少し恥ずかしい。でも、自分の腕の中にある輝きを失わないように。
もう二度と、忘れないように]
セイバー、って呼んでいいのかな。
[肩を抱いたまま、下をうつむいたセイバーを見つめる。少し顔が上に浮いた刹那、セイバーの唇に自分の唇が吸い込まれていく]
[恥かしい。訳が分からない。何が己に起きている。
しかも何でこれほど人の行き交う道端で、
この男は一体何を]
そう────
[訳の解らなさを落ち着けようと慌てふためく暇はない。
相真、と、呼び掛けた声が奪われる。
何が起きているか、理解しようと努力したら負けに思えた。
それだけは、己の矜持か許さない]
…阿呆、その名は返上しておる。
[息を吐き出す、落ち着くために]
願うなら──お前が名付ければよい。
[名前は言霊だ。それゆえ世界に存在を刻み込む。
小碓命でも、聖母でもない。
新たな存在としての名前を]
名前・・・・・・か。
[生憎こういうのはセンスが無い。色々名前を考え付いたが、どれも口にしたら張り倒されそうなものばかりだった]
ラミア、じゃ駄目かな。
[結局、ラミアという女性はいなかった。自分の幻想の中でその名前になったのは、きっと事件を追っていてどこかで見かけた名前なのだろう。
それでも、ラミアという名前は自分にとって特別なもので、今までの自分を支えてきた存在だったから]
…何やら発音しにくい名だの。
[どうみても純粋日本人の名が横文字とはこは如何に。
しかも、わがままに関する遠慮はない。
思ったことは率直に言うが剣の性。
それでも相真がそれを望むなら
その三つの音を名として見に負う事を選ぼうか]
まぁ、仕方ない…。
───それ程にのぞむのであれば、側にいてやらんでもない。
[黒い瞳が見上げる]
───相真。
[男の名を呼ぶ唇には微かに果実の香の名残]
この吾を現世に止めおいたのだ、
心して幸せにするように。
───良いな?
[異論も拒否も辞退も最早己は聞かないとばかりに
告げた幼い声は命じる。
そして、先ほどの仕返しとばかり背伸びをして唇を奪ってやることにした*]
ありがとう、ラミア・・・・・・
[結局、聖杯への望みは叶ったのかもしれない。
自分の中にあった記憶は全て崩壊した。だが、今目の前にあるものは確かなもの。幻想などに塗り替えられる事など出来ないもの。
自分を見失わないように。
もう二度と、幻想などに自分を奪われないように。
その温もりを確かめるように、ぎゅっ、と*ラミアを抱きしめた*]
― 中央ブロック ―
[―― あれから数ヶ月。
最初は歩くこともままならなかった。
言葉を話すことも、馬岱の名前すらも忘れていた。
けれど今は、何もかも取り戻している。
戦争中に見た平穏と変わらない暮らし。
今から思えば、聖杯戦争なのに何をしていたのだろうと想う。
でもきっと、それらは全て必要なことだったのだ。]
……異常なし……です。
[変わらないことは一つ。
こうして、セカンドオーナーとして巡る夜の警備。]
[変わったことは二つ。
一つは、消失した神社を復興するための対策会が発足されたこと。
私も集まりに出ることはあるが、殆どの場合は馬岱が赴いている。
…… というか、彼が帰ってくるまでの間に巡回を行っている。
気付かれているかもしれないが、未だに秘密だったりするのだ。
龍人神社と名付けられたあの神社は、着々と復興を行っている。
問題は、やはり神主を引き受ける人材がいないこと。
集まった人々は、温情ありとは言え手に職ある人ばかりだったから。
それでも。着実に。
かつて同じ時間を過ごした龍人の名を関する神社は、歩んでいる。
忘れられた伝説。
また、誰かに継がなければいけないことが増えたのだけれど。
むしろ、今では自分のやりたいことになっている気がした。]
― 教会前 ―
[年甲斐もなく教会に感無量を感じていたら、要らぬ人物に見つかったようだ。
というか今一番会いたくなかった相手ナンバーワンである。]
おー。セムラさん。
今日も精が出るようで何よりだ。
[胸に掲げていた十字架はない。
……まぁ、一言で言えば色んなことが起きすぎた。
それだけだ。それ以上でも以下でもない。]
[戦争中の被害として、あらゆる追求が魔術協会からなされた。
青年の被害。図書館の被害。発電所の被害。寺の被害。
図書館と発電所はともかく、青年と寺の被害は隠せなかった。
あと、ついでに英霊二体の受肉のこともある。
―― それが幾日続いた日だったか。ぱたりと終わったのだ。
青年と寺の死は行方不明に、英霊二体に関しても何も言ってこない。
山火事と合わせて「あれは神隠しだ」などという噂も立っていた。
暗躍したのが誰だったのか。……目の前の結果を見れば明らか。
それを謝るべきなのか、感謝するべきなのか。]
………お世話になりました。
[きっと彼はどちらも望まないから。
万感を篭めて、お辞儀をしながら、それだけを告げた。]
世話になったのはこっちの方だよ。
それに、……まぁ、嘘とは言え孫二人も頼りになってきた。
まだ危なっかしいかもしれないが、今度は私が頼む番かな。
あいつらのことを。
[そもそも、この地での聖杯戦争はどうなるのか。
もう過去に記された製作者の神秘は失われている。
死に体だった聖杯戦争を、目の前の猫娘が蘇らせたのだ。
……齢八十幾つ。
そのために費やした歳月など、想像も出来はしないが。
続けるも、続けないも、彼女の決断次第だろう。]
…………、はい。
さようなら。渋沢。
[彼の心を象徴するように、実に呆気なく、風とともに去る。]
『何も言わずにパジャマを一枚寄越せ。』
[―― 最初の挨拶は、そんな一言から。
そんな軽口も、もう会えないと思うと寂しいものだった。]
[聖杯戦争を始めたのは、五郎に恩を返すため。
……返したいと思う気持ちは、今でも変わっていない。
それでも。
今まで感じてきた理由の分からない焦燥。
誰かの帰りを ―― 命を受け続ける虚無からではない気がする。
変わらないのは。
五郎の屋敷を掃除するのは、今でも楽しいということだけだ。
結局、最後までまともな戦争にはならなかった。
今までの戦争と同じように、数多の魔術師が願いを以って戦っていたのに。
台無しになってしまったことも、また口惜しかった。]
[空を見上げる。
海よりは淡く、けれど高く在る綺麗な空。
渋沢が去った方向とは逆へと歩み出し、帰路へついた。
新しい日常をまた一つ、*埋めるために*。]
CAST
■屑水相真 :bdheki
■神嵜剣助 :xavi
■キース :waterfall
■キートン :seiya
■猿飛龍人 :KAME
■アサシン :reahannta
■アーチャー :azuma
■ランサー :migya
■ライダー :kandori
■バーサーカー :turugi
■セイバー :azumi
■麻生木たつ :たき
■メイデン
■荒谷天羅とら :魔王T
■三上照彦
■爺
■セムラ
■キャスター :おやつの人
■アンリ・マユ :友情出演
[セイバー。
バーサーカー。
ライダー。
ランサー。
アーチャー。
そして、キャスターと、ハンター。
セイバーが吐き出されたとは言え、聖杯は一時呑み込んだ。
聖杯に必要な六つではなく、想定を超える七つ目の魂を。]
STAFF
■企画 :チームたじま
■構成 :チームたじま
■原作 :「Fate/stay night」
■脚本 :チームたじま
■ロボットデザイン :チームたじま
■絵コンテ :チームたじま
■音楽 :チームたじま
■美術監督 :チームたじま
■撮影監督 :チームたじま
■色彩設定 :チームたじま
■3D監督 :チームたじま
■制作デスク :チームたじま
■制作プロデューサー:チームたじま
■アニメーション制作:チームたじま
■オープニングテーマ
Marble Halls(Enya)
■挿入歌
アンパンマンのマーチ(歌/ドリーミング)
イバラード(井上直久)
■エンディングテーマ
The Sun in The Stream(Enya)
御前はどうしたのだ。
忙しいやつだな!!
[屑水を半眼で見遣った。]
屑水も身長が180程度と聴いた。
何故御前らそんなに背が高い。
平均当たりを取ったらこのざまか!!
というわけで皆さんお疲れ様でした!
今回、なんかいつのまにやらGM側に名前の記載されていた悪の大魔王タカアキ様こと悪の大魔王タカアキ様ですわ。
連日夜遅くまで本当に大変楽しませていただきましたwww
/*
というわけであまりメモで会話しなかったので改めて。
(一応中身を隠そうとしてメモで喋るのを自重していたらしい)
お疲れ様ですー最近RP村とかてんでやってないんで皆さんの足をひっぱってしまいすいません。隠居プレイヤー兼隠居RP村GMのbdhekiです。
ひっさしぶりすぎて感が狂いまくりで色々ご迷惑をおかけしてすいませんでした!楽しかったです!
とりあえず、キースの顔グラが他人と思えません。
次にIDバレ村があったら本名でキースを使って入村するように言われたので善処します。
アーチャー>
まあ実際のところちょい高めくらいで・・・・・・と思ったんだが、このキャラだと170〜175で妥当だった気がする。
むしろアーチャーは2Mくらいあるんだと思っていた。キースとの攻防の都合上。
とりあえず俺の中の人の皮膚は普通に肌色です。
ニムロドが贈ったバーサーカーTセットを美味しく食べてくれたと聞いて吾満足。
そんな吾の今日のあさごはんはバウムクーヘン。
皆おつかれさまなのだよ!
マゾさが滲み出てたぞ……クズミ。
どっちにしろヘキさんがSは無理と思うんだ。
ライダーもわかった。
……犬にはだまされた。
粗食さんもまだ2回目だが即発見。
あーちゃー>
設定については、途中からアドリブで追加に追加だった気がする。ちょっと後悔した。
何しろ最初はサーヴァントで考えていたもので、マスター設定はセイバーの中の人とメッセしながら10分くらいで考えたような気がする。
とりあえずログから中の人を推測できない人間なので、知り合いでも判ったのは戸田アサシンくらいだったかな。
ああ、寝落ちクイーンは寝落ちしたときに判った。
>ケンスケ
待て、なんで俺のイメージが既に囲い込みになっている。
>ヘキさん
誰とでも無理という話しがあるがどうよ?
>カンドリさん
まぁ、知り合いと一緒だとだらけるね……。
>ばかけん
いや、昨日今日とくいだおれてたのでそこまでいらんしwwww
どっちかいうと伊藤園のシナモンカプチーノを吾の家に二箱ぐらい貢いで欲しい。
おやつ「Fate村のGMって面白そうだよね」
たきさん「興味はある」
おやつ「ふむ」
たきさん「うむ」
〜数日後〜
おやつ「よしやろう」
たきさん「何をだ」
おやつ「Fate村」
たきさん「えっ」
そんな感じでたきさんが快く引き受けて下さったことから、腰とか睡眠時間とか現実とかと戦いながら何とかやってきましたGMその2のJunk.Foodです。主にステ振りとか組み合わせとかラスボス関連とか建てとか担当させていただきました。
中々大変でしたが気持ちい……楽しかったです。
ありがとうございました!
とりあえず苦情は魔王さんまで。
ライダー>
むしろライダーの中からかんどりさんが出てきたときに腹かかえて笑ったよ!!なんでそんな無理してお色気キャラ絵使っちゃったの!!
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