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此処は、山奥にある小さな村。
冬にもなれば、雪が深く、春までは閉ざされてしまう。
そんな村で、数日前、一人の旅人の死体が発見された。
あまりにも無残な姿に、発見した村人はこう口走った。
―――人狼が出た、と。
昼は人間の姿をして、夜には正体を現すという人狼。
その人狼が紛れているという噂……あなたの耳にも届いているだろう。
1人目、宿屋の一人息子 ゲルト がやってきました。
宿屋の一人息子 ゲルトは、村人 を希望しました。
……まったく。
こんな山奥にある村で、どうしてこんな事が起こる。
村の皆は家族も同然に暮らしてるっていうのに。
[深い溜息。
窓から見える一面の銀世界。
冬となれば毎年の事であるが、しかしそれでも美しいと感じる。
積もった新雪は、数日前に殺された旅人の血を覆い隠しているだろう。]
村の設定が変更されました。
2人目、宿屋の女主人 レジーナ がやってきました。
宿屋の女主人 レジーナは、聖痕者 を希望しました。
―宿・一階台所―
……まったく。
そんなに走り回って、転んでも知らないよ。
[同じく深い溜め息。
しかし、目許は優しげに微笑んでいる。
視線を銀世界から鍋へと戻し、煮込んでいるシチューを混ぜた。]
なかなかの出来じゃないか。
[味を確かめた後、満足げに頷いて火を止める。
そして、皆が戻ってくるまで休息をとろうと居間へ向かった。]
[足音に気付き、窓の外に向けていた目をそちらに向ける。]
仕込みは終わったのかい?
掃除は終えた所だよ。
[居間に姿を見せた母にゲルトはそう言って。
……ためらうような間を置いて、言葉を続けた。]
どう思う?
殺された旅人の事。
―居間―
[居間に入ると、息子の姿が視界に入った。
背が常よりも小さく見えたから、掃除は終わったのかという言葉は出なかった。
尤も、尋ねなくても先に答えを知れたのだが。]
私も終わったところだよ。
[エプロンを外し、ソファーの背に掛けて。
窓際に居る息子に歩み寄り、窓の外を眺める。]
ああ、あの旅人のことか。
どう思うって、可哀想だと思うよ。
[胸に秘める思いはそれだけではないが。
僅か瞳を細め、息子と視線を合わさぬまま答えた。]
[……ため息をひとつ。
そして、左右に首を振る。]
……そうじゃないよ。
聞いてるだろ? 人狼の仕業かもっていう話は。
[神経質な性格を感じさせる声。
憂いと……そして、怯えの混じった色がゲルトの瞳に浮かんでいた。]
[首を振る様子が、視界の隅に入っている。
続く問いの言葉に、視線はやはり合わせられぬまま。
少しの沈黙の後、ゆっくりと口を開く。]
……ああ、聞いてるよ。
[それだけの返事。
言えるわけがなかった。息子の性格を表すような声を聞いては。
―――旅人を殺した影は、あんたの宿に入っていったんだよ。
あの村人から聞いた話、どうしたら伝えることなどできよう。]
噂だけかもしれないじゃないか。
用心するに越したことはないが、そんなに心配しなくても大丈夫だよ。
[息子を案じるようにみつめ、静かに言葉をかける。
例え、あの話が事実でも、息子を疑う心は微塵もなかった。]
[こちらを見つめる母は、勇気付けるように優しげな笑みを浮かべている。
もうひとつ、軽いため息を吐いて。]
――そうだね。噂だけなのかも。
でも、人殺しがこの村にいるのは間違いないんだ。
母さんも気を付けて。
[人狼の仕業かもという思いが消えたわけではなかった。
けれど、自分を気遣う母の言葉に、これ以上不安を表に出す事はためらわれて、頷いてみせた。
再び、窓の外を眺める。
一面を雪に覆われたその景色。
この静けさと安らぎが続くようにと、祈らずにはいられなかった。]
私は大丈夫だよ。
それに……子供に心配されるようでは母親失格さ。
[完全に不安を取り払えていないだろう。
しかし息子が頷けば、ほっと胸を撫で下ろし、自嘲気味に笑う。
釣られたように、少しの間窓の外を眺めて]
そろそろ皆戻ってくる頃かね。
あの騒がしい子たちが揃えば、休む暇などあったもんじゃない。
私は少し休んでくるよ。
ゲルト、お前も少し休んだらどうだい?
[そう言って、息子の返事を聞いた後に一階の自室へと。*]
[弱気な姿を見せぬ母。
それが、ただ強いからというわけではない事を分からないほどに子供なわけではなかったが、それでも頼もしく思えた。]
ああ、そうだね。
僕も部屋に戻るよ。
[一足先に部屋へと向かう母を見送って、やはり一階にある自室へと向かった。*]
……そう。
まだ、村人は知らなかった。
自分たちに、人狼容疑がかけられていることを。
/*
パスワードはwikiに貼ります。
入村はいつでもどうぞ。
プロローグ中もリアル時間に準じます。
1日目開始=夜〜深夜です。
3人目、孤児 フィリーネ がやってきました。
孤児 フィリーネは、人狼 を希望しました。
―公園―
ふふふ……綺麗ね…
[雪の中、コートも着ずに少女は歩いていた。
無邪気に笑みを浮かべながら、降りしきる雪に触れようと、掌を空にかざす。
手袋さえしてない少女の手に、雪がぱらぱらと降りかかる。]
冷たい…
[にっこりと掌の上の雪に微笑んで、ふと、先ほど耳にした噂のことを思い出す。]
――…“人狼”………
[その名前にくすりと微笑みを浮かべ、少女はその場でくるりと回った。
ふわりとスカートが舞い、足元で粉雪が踊る。
その様子に満足そうに微笑んで、宿の方を目を向ける。]
――…さて、そろそろ戻ろうかしら……
レジーナおばさんも、心配してるわ…きっと……ふふふ…
[肌身離さず連れているぬいぐるみにそっと微笑んで、少女は宿へと足を向けた]
―宿玄関―
ただいま。
[肩についた雪を軽く払って、フードをとる。
ふわりと現れたのは肩にかかるくらいのゆるくウェーブのかかったブロンド。
頬にかかる髪を耳にかけて、居間へと向かう]
―居間―
レジーナおばさん、いい香りね…
シチューか何かかしら…?
[扉から顔だけを出して、レジーナとゲルトに微笑みかける。]
少し部屋で休んでるから、ごはんの時間になったら呼んでくれる…?
[それだけ言い残すとパタパタと軽い音と共に階段を上がっていった**]
―自室―
[ぬいぐるみを抱いて、窓辺に立つ。
そこから見えるはどこまでも続く銀世界。
このどこかで旅人が殺されたという。
くすりと、少女が小さく微笑む。
とてもとても、楽しそうに――]
4人目、神父 ジムゾン がやってきました。
神父 ジムゾンは、人狼 を希望しました。
― 教会から宿へ ―
[ まだ日の落ちぬうちに、宿の北に位置する教会から宿へと向かう。
雪化粧に覆われた土地は道すらも定かではなく、暗くなってしまえば住みなれた土地とはいえ、迷う危険も十分にあったからだ。]
まあ、神父が教会を空けるのもどうか、という所ではありますが。
偉い方に知られたら、こってい絞られるでしょうねえ。
しかし、一人では、食事をするにも暖を取るのにも、どうしても無駄が出ますしね。
貴重な資源の節約のためです。
主もお許しになるでしょう。
[ 本来、神父は教会に住まうものだ。
この村の教会も、小さいとはいえ寝泊りは出来るように作られている。
しかし、ジムゾンは冬場はレジーナの宿で寝泊りしていた。
ジムゾンの名誉のために言えば、初めから羅そうだったわけではない。
村に赴任してきた初めの冬、夜の間に降り積もった雪で教会に閉じ込められて以来、すっかり懲りてレジーナの好意に甘える事にしたのだった。]
ここに来てから……ひい、ふう、みい、と、もう6年ですか。
時の流れるのは早いものです。
[ 指折り数えてみる。
赴任が決まった当事は、名を聞いた事もないような田舎に行く事になったなと思ったものだったが、それも今では懐かしく。
そんな事を思いながら歩き、宿へとたどり着く。]
ただいま戻りました。
――ああ、レジーナ。今日はシチューですか? いい匂いがします。
では、私は部屋に戻っております。
夕食の頃には降りて来ますので。
[ ジムゾンの挨拶を聞いて出迎えたレジーナに頭を下げて、2階の自室と戻った。**]
―台所―
[フィリーネとジムゾンを出迎えた後、エプロンをつけて台所へ。
昼間煮込んだシチューを温めながら、パンを籠に盛り付ける。]
買出しに行ったあの子はまだ戻らないのか。
早く戻ってくれないと、サラダが作れないよ。
他の子たちも、一体いつになったら戻ってくるのやら。
[帰りの遅い者たちに、呆れたように息を吐く。
どこか、案じるような色を織り交ぜて。
ゲルトとは違い、血の繋がりはなくとも、大切な子供に代わりはない。]
[台所から、居間の方を眺める。
大きなテーブルと、均等に並べられた12脚の椅子。
最後に、椅子を新調したのは何時だったか。]
あんな話……信じないよ。
この中に、人狼が居るわけないだろう?
[脳裏に一人一人を思い浮かべ、椅子に座らせる。
耳を澄ませば、賑やかな声が聞こえてくるようだった。*]
5人目、司書 クララ がやってきました。
司書 クララは、おまかせ を希望しました。
―図書館―
……私としたことが、寝ていたようです。
[かけたままにしていた眼鏡をとり、眼鏡ふきでていねいにぬぐう。そして開きっぱなしの本を閉じて顔をあげた。]
真っ白ですね……いけない、そろそろ宿に戻らないとレジーナおばさまに叱られてしまいます。
[立ち上がって出口に向かう。残された本の表紙には『人狼とその生態について』と記されていた。]
6人目、花屋 シモン がやってきました。
花屋 シモンは、おまかせ を希望しました。
―宿の近く―
[深い雪の中、杖をついて歩く身には辛い道のり。
ようやく宿が見えて、左手で深くかぶったフードを押し上げた。]
……。
[その柔らかな灯りに眩しそうに右の目を細めて、また足元に意識を集中する。一度転べば、起き上がるまでに身体の芯まで冷え切ってしまうだろう。]
/*
ごめん。これだけ言わせて。
シモン、花屋ってどんだけwwwwwwwwwwwww
これ言いたいがために、こっちのIDでインしたとk
―宿玄関―
ただいま。
[自宅に帰ったような気安い挨拶と共に、宿に入る。
玄関に設えられた椅子に腰掛けて靴の雪を払うと、コートを脱いで居間に入った。]
遅くなりまして。夕食は――
[言いかけて、誰もいないことに気付く。随分遅い時間なのにどうしたと首を傾げ、キッチンに向かって声をかける。]
レジーナ、ただいま。荷物を置いてきますね。
[そのまま、扉を閉めると一階に与えられた自室へ向かった。*]
7人目、農夫 ヤコブ がやってきました。
農夫 ヤコブは、おまかせ を希望しました。
―村はずれの養豚場―
[ 豚たちがひしめき合って干草を食んでいる。外を白い雪で塗りつぶされながらも、養豚場の中は比較的温かかった。]
よしよし、腹いっぱい食えよ。
[ ひしめき合う豚たちの熱気のせいかそれとも重労働のせいか、全身汗だくになりながらも働いた。体を動かしている間だけは不安を払拭できるからだ。]
…と、そろそろ仕舞いにしないとレジーナに怒られちまうか。
[ 実のところ、仕事はとっくに片付いていた。養豚場の片隅に腰を下ろし、汗が引くのを待つ。濡れた体で外に出るのは自殺行為だからだ。]
人狼…か。さすがになあ…。
[ 手を止めると、追い払っていた不安が再び迫ってくる。
家族同然の村だ。この中の誰かが人狼だなんて、信じられる話ではなかった――だが、この村に訪れた旅人をあんな無残な方法で殺害したのが人間だとも思えず、独りで煩悶する。]
…もうすこし乾いてからにするかな。
[ 今の自分は酷い顔をしているに違いない。普段の自分を取り戻そうと、餌に群がる豚たちを眺めた。]**
8人目、炭焼き アルビン がやってきました。
炭焼き アルビンは、おまかせ を希望しました。
―炭置き場からの帰り道―
[村共有の炭置き場から宿へ炭を運ぶ青年。
大きく膨らんだ袋を背負っているが、寒さのせいかやや早足である。]
うう、寒い
冬は薪も炭も減りが早いから嫌いだ。
[愚痴を言いながらも宿に辿り着くと、扉を開けた。]
炭焼き アルビンは、狂人 に希望を変更しました。
― 自室から、居間へ ―
[ 服を着替え、ひと休みすると、自室を出て階段を降りて居間へと入る。
居間では、ゲルトが食器を並べている所だった。]
ゲルト、私も手伝いますよ。
あれ? 大丈夫ですか? あまり顔色が良くないようですけど。
具合が良くないなら、休んでいてください。
……え? ああ、あの旅人の事を。
確かに、あのご遺体は無残な姿でしたが……私には、何とも。
確かめもせずに、軽々と何者の仕業だなどとは言えませんしね。
[ そんな会話を交わしつつ、食器を並べてゆく。
そろそろ、皆も帰って来る頃だろうか。]
―居間へ―
……あ、ジムさん帰ってたのね…おかえりなさい
[居間のドアを開けるとジムゾンと目があい、軽く微笑んで挨拶を交わす]
そろそろご飯の時間だと思って……あたしもなにか手伝うわ…
[自分の椅子にぬいぐるみを大事そうに置くと、その頭をひとなでしてから、食器並べを手伝い始めた]
―宿玄関―
レジーナさん、頼まれた炭運んできましたよ。
持てるだけ持ってきたから数日は大丈夫だと思いますけど、減ってきたら言ってくださいね。
玄関の隅の方に置いておきます。
[宿に居るだろうレジーナに大きな声で言うと、背負ってきた袋ごと玄関の隅に置き、2回の自室へと向かった**]
ああ、フィリーネも帰って来てたんですね。
今日は私が一番最初かと思ってました。
ええ、じゃあ、そちらの小さい皿をお願いしますね。
[ カタリナにそう頼むと、自分は大きい皿を並べてゆく。台所を眺めれば、レジーナがシチューを焦がさぬように、ゆっくりとかき混ぜていた。**]
―自室→居間―
[荷物を置いて戻ると、そこに複数の人影を見つけた。]
三人だけか。こんばんは。
[手伝おうとしても邪魔になると判断してソファに座ると、アロマのパイプを咥える。人の集まりが悪いのは、やはり村全体に漂う不穏な空気に皆怯えているのだろうか。と茫と香りを楽しみつつ考える。
誰かに話しかけられれば、*笑顔で応えるだろう*]
9人目、奏者 パメラ がやってきました。
奏者 パメラは、狂人 を希望しました。
―湖畔―
[湖を囲う木々の枝には、今にも落ちそうなほどの雪。
指先を温めるための息は濃白で、それは気温の低さを物語っていた。]
……困ったなぁ。
[そう呟くのは、二つに事柄に対して。
一つは、大切な指の感覚が失われ始めているから。
もう一つは……]
こんなことになるなら、あそこ寄れば良かったかな。
[あの臭いは苦手だが、一人道に迷うよりかはマシだろう。
地に置いた大きな紙袋を再び抱え、来た道を戻る。
新雪に微かに残る、自分の足跡を頼りにして。]
10人目、いたずらっこ ピーター がやってきました。
いたずらっこ ピーターは、狂人 を希望しました。
―森から宿へと向かう道―
うわー。雪がこんなに降るなんて分かっていたら…もっと早く帰ればよかったなぁ。
[すっかり暗くなってしまった帰り道。
森で遊ぶのに夢中になって、気が付いたらいつもなら帰らなければいけない時間を過ぎていた。
フードを深く被り直し、レジーナに怒られないかそれだけを心配して少し早足で宿へと向かう。]
レジーナおばさん、今日は僕の好きなもの作ってくれるって言ってた。早く帰ろっと。
[宿の明かりが見える。
村を出る前に聞いた噂――人狼の噂を思い出し、自然と駆け足になっていた。]
―養豚場―
[目的の場所に辿り着くのに、そう時間は要さなかった。
最後は足跡が消えていたが、養豚場の明かりが道標となってくれて、この時ばかりは豚に感謝しただろう。]
なに難しい顔してるの…?
[ヤコブにかける声は、常のものではない。
片方の手で鼻を摘んだまま、揶揄するような言葉。]
豚に話しかけてないでさ。早く宿に戻った方がいいよ。
レジーナ、心配しちゃう……。
[自分のことは棚に上げ、間接的に宿に戻ることを誘った。]
…準備、出来ましたね。
あまり待っているのも、遅れた人に気を遣わせるでしょう。先に頂きませんか?
[ソファからシチューが湯気を立てる皿の前に移って、その場にいる人達を見渡した。]
[ 突然の声にびっくりして顔を上げた。]
あれ、パメラ…?
[ この養豚場は、普段の彼女なら決して足を踏み入れない場所だった。慌てて立ち上がり、顔の力を抜き…。]
珍しいじゃん。いつも「くさいくさい」って近付かなかったのに…ボクにすらね。ははは。
[ 軽くおどけて肩をすくめた。]
ごめん。あと一仕事あるんだ…もうちょっとしたら帰るよ。ああ、そうだ。帰るなら丁度食べ頃になった肉があるから、後で持って行くってレジーナさんに伝えてくれるかい?
[ そういって微笑んだ 。]
―宿の玄関―
ただいまです。立ち上がったと思ったら、いつの間にか寝ていたのです。
先ほど歩いていたら、人狼に似たピーター君か、ピーター君ににた人狼らしき影が見えたのですが、大丈夫ですかね?
みなさん、宿には早めに帰らないとレジーナおばさまに叱られてしまいますよ。
[数冊の本を手に居間へ向かう。眼鏡は雪のせいで少し濡れていた。]
―宿玄関―
ただいま!
遅くなってごめんなさい!
今日、森でウサギを見つけたんだよ!真っ白でね、夢中になって追いかけてたらこんなに遅くなっちゃってね!
[レジーナに怒られる前にと、コートについた雪を払いながら口を動かすが、寒さの所為かうまく動いてくれない。
既にテーブルに並べられたお皿を見て、ギリギリ夕飯には間に合ったと胸をなでおろす。]
僕も何かお手伝いするよ。何すればいい?
[珍しいと言われれば、どう誤魔化そうかと考えて]
ちゃんと仕事してるかなって様子見に来ただけだよ。
ほら、帰り道だし……さ。
[鼻を摘んでいなければ、声は上擦っていただろう。
不自然に外套に降り積もる雪には気付かずに、内心うまく誤魔化せたとほっとした。]
……え?
そ、そう。まだ帰らないの。
[ヤコブとは違い、表情から笑みが消える。
道に迷ったから一緒に帰ってなどと、負けず嫌いな性格ゆえに言えなかった。]
酷いなぁ、ヤコブ。
あんな噂があるのに、暗い夜道を女の子一人で歩かせる気?
[諦めて、一人帰ろうかと思ったが。
最後の粘り。叶うだろうか。]
ええ…雪、奇麗だったからもう少し外にいてもよかったんだけど……
ミリィが濡れてしまっては大変だもの……
[そういって椅子の上のぬいぐるみに視線を送る。
少し濡れてしまっていたので自室で乾かしてきたのだが、あれ以上外にいたら中までしっかりと濡れてしまったかもしれない。]
ええ、このお皿ね…
[笑顔で応えて小さい皿を丁寧に並べて行く。
皿を並び終えたころ、ドアの開く音がして振り返るとそこにはシモンがいた]
おかえりなさい、シモンさん。
[先に頂こうという提案にしばし考えたのちに頷く]
…そうね、頂きましょうか……
…あら、でもクララさんもピーターくんも帰ってきたみたいね……ふふ、ちょうどよかったわ、今から食べようと思ってたのよ
[クララとピーターに気付いて笑顔を向けた]
[玄関から聞こえてきた声に顔をあげる。]
クララ、ピーター、おかえり。
ピーターに似た人狼、とはまた物騒ですね?
[不謹慎にも思える言葉に、微かに眉を顰めたかもしれない。
あの旅人の身元はわかっていない。墓地の祠に安置した遺体の元へ、今日も調べに行っていた――その血に染まった鞄を思い出す。]
森でウサギ……いいな、あたしも見たかったわ……
きっとかわいかったんでしょうね…
[楽しそうに話すピーターの前に屈んで目線を合わせて、頭を撫でる。]
お手伝いは大丈夫よ、もう終わるわ…さ、席について食べましょう…?
[くすりと微笑んで、ピーターの手をひいて席へと誘う]
この時間に帰ってくるということは、やはりあれはただの人狼に似たピーター君でしたのね。なにごともなくよかったのです。
最近、物騒なうわさもあることですし……。
シモンさんとフィリーネさんはもうお夕飯の支度をなさっているのですか。なら私もコップやスプーンなどをお出ししますわ。
[そう言うと周りの人にほほえみかけ、眼鏡の位置を整えた。]
[席についたピーターを見て、手伝いには及ばないだろうと頷く。]
さあ、少し…人数は少ないけれど、食べましょう。
[キッチンからゲルトとレジーナも呼んで、空席のあるテーブルを囲む]
あまりにも遅いようなら、車を出して探してみます。…あんなことがあった後、やはり心配ですからね。
――いただきます。
[ パメラの言葉に、渋い顔をしながらも…。]
しかたないね。じゃ、帰ろうか。
[ 仕事でかいた汗はとっくに引いている。これなら外に出ても凍えることはないだろう。
敵わないなと思いつつ、帰り支度を始めた。]
よし、お前ら。また時間になったら来るからな。いい子にしてろよ?
[ わざと豚たちに声をかけ、そしてパメラへと向き直った。]
それじゃ行こう。…やっぱり暖炉が恋しいや。
[ 薄汚れたマントを羽織った。]
うん。ウサギ、すっごく可愛くて、フィリーネちゃんに見せてあげたくて捕まえようと思ったんだけど…。ごめんね。
[フィリーネに促がされ、席につく。
湯気を立てているシチューを目の前にし、食欲を刺激された。]
クララ姉ちゃん僕が狼に似てるとか…酷いや。
[忘れかけていた噂を思い出し、ぞくりと震えた。
子供だからと詳しくは聞いていないが…随分酷かったと察することが出来た。]
ウサギ、本当は捕まえたんだよ。
でも…そいつの親だと思うウサギが後からやってきて…可哀相だから逃がしちゃったんだ。
ごめんね。
仕方ないって……
[続きの言葉は失うも、確かに安堵の息をつく。
ヤコブの真似事のように、びしっと豚を指差して]
いい子にしてるのよ。……くさっ、
[その指をすぐさま鼻に戻し、片手で抱えていた荷物をヤコブに手渡した。]
ほら、早く。
きっと、皆心配してるよ。
[先導するように歩き始めるも、歩をおそめて手招きする。
これ以降、宿に辿り着くまでの間、ヤコブの前を歩くことはなかった。*]
ふふ…じゃあ今度一緒に行きましょう…?そしたら捕まえなくても見れるわ……
[もうひとなでしてから隣の席を引いて、ぬいぐるみ――ミリィを膝に抱く]
いただきます
[シチューを口に含むと暖かさが広がる。]
ふふふ…大丈夫……
[震えたピーターの頭をそっと撫でて、微笑を浮かべた]
[一人、早々に食事を終えて壁の時計を見やる。]
ご馳走様。
もう――こんな時間ですね。
やはり、迎えに行ってきます。
[あと4人…ヤコブは農場だろうが。パメラは買出しに出ていたはず、道に迷っていなければいいが…あと二人は……と思考を巡らせる。]
レジーナ、車を借ります。
ひょっとしたらすれ違いになるかもしれませんが、責任を持って探しますから。心配せずに今日は寝んで下さい。
[まだ食事中の面々に軽く挨拶をして、杖を手に*出て行った*]
本当ね、もうこんな時間……
[シモンの声に導かれるように時計を見る。]
迎え……気をつけてね…人狼、いるかもしれないもの…
[席を立つシモンに無邪気な笑顔を向けて手を振った]
もう遅いですね。
あと4人……とても心配ですわ。シモンさんご自身も気をつけてください。
私はもう自分の部屋に籠らせていただきます。読みたい本もあるので……。
フィリーネさんも、早く寝ないと美容の毒ですよ?
[食器を片づけると、フィリーネにほほえんで自室に戻った。手にしているのは茶色い表紙の本。人狼関係の書物だろうか。]
うん。今度一緒に見に行こう!あ…でも、もう冬眠してるかも。ウサギって冬眠するのかな?
でも、森には可愛い動物がいっぱいいるんだよ。リスとか狐とか!
春になったら一緒に見に行こうよ。
[シチューを頬張りながらも、出て行くシモンに手を振る。]
―宿の玄関―
[ 頭に積もった雪を払い、パメラと共に玄関を潜る。]
ただいま。パメラもお疲れ様、わざわざ迎えありがとうね。
[ 言って、預かっていた荷物を渡した。]
ええ、あたしもそのうち戻るわ……ありがとう、クララさん
[立ち去るクララに笑顔を向けて見送ってピーターに向き直る。]
ウサギは…冬眠しないわ……でもそうね、リスとかは冬眠してしまうもの…
春が楽しみね…
11人目、青年 ヨアヒム がやってきました。
青年 ヨアヒムは、おまかせ を希望しました。
―公園―
〜〜〜♪
[夕方。青年は固めた雪の上にごろりと転がり、即興の鼻歌を歌いながら雪うさぎを作っていた。
やがて、それらしき雪団子ができると]
ねえ、うさちゃん。
皆人狼こわいこわいって言ってはいるけどさ……この現代に「人狼なんているわけないじゃん。 おおげさだなぁ」。
[図ってか図らずか、おとぎ話の最初の頁の言葉を呟いてくすりと笑い。そして、雪団子を丁寧に手直ししながら]
それよか人間の方が怖いよ、ねぇ。うん、色々と。
[さらに重ねて呟いた。
多分この村の"人間"がやらかしたのを、それでは都合が悪いからどこかから来た人狼がやった、という事にしているのだろう……
旅人の無惨な死体を見なかった故に、そう思っていた。]
[ 食卓からはいい匂いが漂ってくる。思わずそちらに足を向けたくなるが…。]
酷い匂いさせたまま行くのもなぁ。
[ 自分の仕事着には、豚小屋のにおいが染み付いている。]
…シャワーと着替えを済ませてから顔を出すかな。
[足早に2階の自室へと向かった。]
くしゅん。
[一つくしゃみをして、ふと辺りを見わたせば。
どこもかしこも夜の帳が降りていた。]
おや、思ったより時間が経ってたみたいだね。もう真っ暗だ。
このままじゃぼく凍えちゃうから、そろそろ宿に行くよ。
それじゃ、さよなら。
[薄いコート一枚ではいいかげん寒くもなってきたので、
赤くかじかんだ手を雪だんごに振って別れを告げると宿に向かう事にした。]
クララ姉ちゃん、おやすみなさい!
[自室に戻っていくクララに声をかける。
と、ちょうど食べ終わり…おかわりをしても良いものか悩むが、遅れてきた人の分を考え遠慮する事にした。
使った食器を片付ける為に立ち上がり、フィリーネに笑いながら話し掛ける。]
へー。ウサギは冬眠しないんだ。
じゃ、またあのウサギに会えるかな?明日も行ってみたいけど…この雪が止むまで行けないかもね…。
[窓の外に目をやり、残念そうに呟いた。]
ええ、ウサギさんは冬になっても食べるものがあるから冬眠しないんだって…だから会えるかもしれないわ……
[自身も食べ終わり、ピーターと共に食器を片づけに向かう。]
でも……そうね、この雪の中じゃ…危ないわ……森で迷子になったら大変だものね…?
[窓の外から見えるのは、黒くて白い闇。
迷子になったらきっと遭難してしまうだろう。
――人狼も、いるかもしれないしね…?
ピーターを怖がらせないために呟きは心の内にとどめておく。
残念そうに呟くピーターの頭をそっと撫でて頬笑みを浮かべた]
くしゅ。こりゃ、風邪引いたかなぁ。
[何度も何度もくしゃみをしながらてくてくと歩く。
その間、シモンの車とすれ違ったかもしれないが気付く事はなく。
やがて宿に着くと、玄関の扉を開け]
こんばんはー。ちょっと取り込んでて遅くなったよ。
[玄関の外でコートや帽子に積もった雪を払いながら、
屋内に向けて声をかけた]
/*
あっ。
年齢のバランスが若い方に偏ってしまってる……。
まぁ私ヘタレだから若年じゃないと死ぬので、12人目の人が頑張ってくれると信じます。
そうなんだー。
早く雪が止んでくれたら良いのになー。そしたら、、またあのウサギに会えるかもだし。
[玄関の方から聞こえてきた声に]
あ、ヨア兄ちゃん帰ってきた!
おかえりなさーい!
[ シャワーを浴び、着替えも済ませた。気になる匂いはだいぶ落とせたみたいだ。]
さて、と。下界に降りるかな。
[ 軽口を叩きつつ部屋を出ようとして、慌てて机に戻る。]
そうそう、肉を忘れちゃいけないな。
[そう言ってずっしりした袋を提げ、部屋を出た。]
ふふ…準備するわ……座って待ってて…
[顔を輝かせたヨアヒムににっこり微笑んで台所へ向かう。
シチューを注いで居間に戻るとヨアヒムの前に静かに置いた。]
はい…といっても、あたしはなにもしてないけれどね……
[くすりと笑みを浮かべてソファに腰掛け窓の外を見る]
雪、今年もすごそうね……
[ 食堂からは賑やかな声がする。美味しそうな匂いに釣られて踏み入った。]
やほ、みんな。
[ 食卓に着いているみなの顔を見て挨拶をした。]
/*
あっ。
促しがない!自重しないと酷い事になりそうだ。
第一声で「人狼なんているわけないじゃんおおげさだなぁ」って言っちゃったし、これはもう毎日死亡フラグ立てるしかないですね。
…ヤコさんもおかえりなさい……さっきパメラさんの声もしたわね……もう寝てしまったのかしら…
シチュー、ヤコさんも食べる…わね、きっと。
[尋ねるよりも前に、ヤコブのシチューへの視線を見てくすりと微笑みソファから腰を浮かす。]
どうぞ
[湯気の立ち上るシチューをそっとヤコブの席においた]
今日は何してたの?遊びに行くなら、僕も連れてってくれれば良かったのにー。
ヨア兄ちゃん、遅いから先にご飯食べちゃったよー。
[ヨアヒムが今日一日何をしていたのか気になるようで、少し眠そうにも関わらず、ヨアヒムの隣に座る。]
あ、ヤコ兄ちゃんもお帰りなさい!
パメラちゃんも帰ってきてたの?僕、気付かなかったなー。
[首をかしげながらも、寝てしまったのかもというフィリーネの言葉に、納得したように頷いた。**]
[ どうにも目線がシチューに行っていたらしい。どうにも締まらないなあと思いつつ。]
仕事の後のごはんは美味しいからね。ああ、パメラなら指のケアでもしてるんじゃないかな?帰り際も「寒いと指が固まる」ってずっと文句言ってたし…。
[ つい帰り際の出来事を口にしてしまって、しまったと思った。]
そうだ。肉、これだけあれば当分は足りるかな?もし足りないようならまた持ってくるってレジーナさんに伝えといてくれるかい?
[そう言って袋をフィリーネに渡した。]
[ シチューに口をつけながら、ヨアヒムとペーターの談笑に耳を傾けた。]
あいかわず仲がいいね。うん、美味しいや。
[ ホワイトソースのまろやかさに舌鼓を打つ。]
うん、美味しい。流石レジーナさんだね。
[ そう言ってふと、ここにいる顔が足りないことに気付いた。]
…あれ、シモンさんまだ帰ってきてないのかい?遅いなあ…。
[ 心配そうに外を見た。]
そう……ピアノ、指大切だものね……
[ヤコブの焦りには敢えて気付かないふりをして、眠たそうなピーターの頭をそっと撫でて。]
…お肉…?わかったわ…伝えておく。
[袋を受け取り、冷蔵庫へと向かう。
途中ヨアヒムに声をかけられ足を止める]
ふふ、コツさえつかめればだれだって奇麗によそえるわ…でも、ありがとう…
…ピーター……本当に眠たそうね…
[居間に戻ってくるとピーターに声をかける。]
そろそろ寝ましょう…?
明日もまた遊びに行くんでしょう…?
ね…?
ヤコさん、ヨアさん、ピーターくん連れて寝に行くわね……
おやすみなさい…
[笑顔で告げると、ふらふらしているピーターの手を引いて部屋を出ていった**]
[フィリーネとピーターの後姿を見送る。]
ピーターおやすみ。フィリーネもね。
[そして、黙々とシチューをかきこんだ。満腹のせいか、急に眠気が襲ってくる。]
ふあぁ…ごちそうさま。
[ 一瞬、このまま寝てしまおうかとも考えたが、流石に迷惑だろうと思い立ち上がった。]
さて、ボクも休むかな。それじゃ、ヨアヒム。また明日ね。
[ 一言声をかけた後、空になった食器を流し台へと置き、部屋を出て行った。**]
む?
[ヤコブ>>64の声音に小さな疑問を感じたが、丁度シチューのニンジンと戦っていたので何も言えず。
フィリーネ>>68には]
コツ、かぁ。もうちょっと頑張ってみようかな。
[あまり気が乗らなさそうな感じで答えた。]
……ところで。作ってくれたレジーナさんにもありがとうって言いたいんだけど、どこ行ったんだろうね?主人はちゃんと居なきゃいけない筈なのに。
[そう言ってきょろきょろと見回すと、他にもこの場にいるべきものが何人か欠けている事に気付く。
それを見てとんでもない言葉が口をついて出そうになったが、考え直して頭から振り払うと]
遊びに、いってるのかな?
[とだけつぶやいた]
―自室―
[ミリィを抱いたまま、片手で窓に触れる。]
――人狼、ね……
[生まれた村を襲った恐怖の名前を再び呟き笑みを浮かべる]
どうなるのかしら…ねぇ、ミリィ…?
[窓から手を離し、ミリィを目の高さまで掲げて首を傾げる。
――顔にはとても無邪気な笑みを浮かべながら……]
ふふ……寝ましょうか…
[ミリィをそっとサイドテーブルに置くと、着替えをしてベッドに入り込む。
腕を伸ばしてミリィを抱くと、小さくおやすみ、と呟いて瞳を閉じた]
/*
0:30〜3:30の3時間か。
……しかし、頑張って削ってるのに文章なげぇorz
なんというKY。
これは1000では全然足りなくなるペースだから、もうちょい省略せねば。
/*
あっ。
人が居なかったならば、居間の火と灯を消して……とすべきだったorz
誰かいたのに消しちゃってたらごめんなさい。てへっ。
―台所→居間―
[誰よりも早く起き、自室を出て台所に立つ。
窓の外はまだ暗いが、シモンに貸した車が止まっていることくらいは分かる。]
ちゃんと、戻ってきたみたいだね。
[帰りを待とうと思っていたが、気付いたら寝てしまったらしい。
ピーターが戻るまでに寝てしまうことはないが、他の皆に対しては「子供じゃないから大丈夫だろう」と信じている気持ちがあり、昨日のように先に寝てしまうことがあるのだった。]
……よし、出来た。
[テーブルに皿を並べ、中心にフランスパンが入った籠を置く。
朝食はスクランブルエッグとサラダ、そしてかぼちゃのスープ。*]
―自室―
[自室のベットで目を覚まし、伸びをする。
寒くて思わず布団の中に戻りかけたが、自分自身に気合を入れて飛び起きた。]
うー。今日も寒いよ。雪、まだ止んでいないのかな…?
[窓の外に目をやり、欠伸をかみ殺しながら顔を洗う。
ふと、いつの間に自室に戻っていたのか思い出そうとしたが、残念ながら思い出せず…まあいいかと着替え始める。]
―居間―
[着替えも終わり、もう一度伸びをすると、階段を下りて居間へと向かった。
居間へ入るとソファに座っているレジーナに気付く。]
レジーナおばさん、おはよう!今日の朝ご飯はなあに?
…わ!かぼちゃのスープだ!僕、レジーナおばさんのかぼちゃのスープ大好き!
あ、もちろんレジーナおばさんの作るご飯はなんでも好きだけど…かぼちゃのスープはその中でも好き。
[既に用意されている朝食に目をやると、好物のかぼちゃのスープがあると嬉しそうに笑う。
早く食べたいと思いながらも、皆が集まるのを待つことにした。
少年は一人で食事をとることを、何よりも嫌っているから――**]
―自室―
[ 身震いするほどの寒さに目覚めた。]
ふあ…っと。
[ 寝つきというものがよろしくない。夜中に目覚める頻度も増えた…このままベッドの中にいたところで、再びまどろむことはないだろう。]
ま、あいつらも待ってるだろうし…行くかな。
[手早く着替えて部屋の外に出る。階段を居り、居間へと向かった。]
―居間―
[ 居間に入ると、ピーターが椅子に座ってあしをぱたぱたとさせていた。]
やほ、ピーター。レジーナさんは?
[ そう聞きながら部屋を見渡すと、ソファに座っていることに気付いた。]
おはようございます。
[ 言って、テーブルの上に目を落とす。レジーナの手による朝食は、いつもの様にとても美味しそうだ。]
さって、食べて仕事しないとな。ペーターもどうだい?
[ そう言ってテーブルに座った。**]
―回想・夜―
[殊更ゆっくりと車を走らせながら、シモンは暗いヘッドライトの先を見透かすように右目を眇めた。]
…酷く、降りそうだな。
[大雪になれば、村は陸の孤島となる。備蓄は多いが、それでもライフラインが途絶する期間が長ければ生活は制限されたものになる。
いや、それよりも。「何か」があっても助けが来ないことこそ、恐れるべきことだった。 たとえば、殺人事件のような。]
……ああ、まったく――どこをほっつき歩いているやら。
[思考を断ち切るように首を振って、周囲に注意を戻す。ヤコブの農場は暗く、戸締りされていた。道中で拾えることも考えて湖畔に寄り、そこから宿に向かって戻る。まだ帰っていない者がいれば山の方へ探しに行くつもりだった。
最後の一人を見かければ乗せて帰っただろうし、そうでなければ宿の玄関に4人分の靴を見つけて息を吐いただろう。]
―回想・自室―
[部屋に戻ると、ベッドに腰掛けてアロマパイプを咥え、義足を外す。ゆっくりと両手で筋肉をマッサージして強張りを解きながら、物思いに耽った。
村人に聞かされた、旅人を殺した影の話を――この宿に入っていったという話を、思い出す。]
くだらない。
獣はとうに村を離れたか、でなければ腹を満たして眠りについた頃だ。
[呟きながら、その空々しい響きに自らを嗤う。もし獣の仕業ならば、人の血肉の味を知れば益々凶暴になるばかり。まして人狼ならば、早晩狩りを再開せずにはいられなくなるだろう。]
…どうあれ、これで事件が終わってくれれば良い。
[やがてベッドに横たわると目を閉じた。眠れなくとも体は休まる。また朝が来て、何事もなく一日が始まることを願った。]
―回想・了―
12人目、運び屋 トーマス がやってきました。
運び屋 トーマスは、村人 を希望しました。
― 一方、村から少し離れたところ ―
[ガタゴトガタゴト]
――おお、ようやく村が見えてきたぞ。
あともう少しだ、ちょいと急ぐか。
なんせこいつを届ければ今年の仕事は終わりだ。
[チラとミラー越しにトラックの荷台を見、ひとりごちる。そこには、薪、プロパン、灯油、食材、酒類、医薬品その他の生活必需品や嗜好品がうず高く積まれている。かなり、危ういバランスで。少々酒類が多いだろうか?]
“閉ざされた冬”を楽しむ為には“心豊かに”。心を豊かにするためには“豊かなモノ”がなくっちゃぁな。
[少し速度をあげる。カコーン。*何か*が荷台からこぼれおちたようだ]
……。まあ、少々張り切り過ぎた感は否めんが。
またもう少し減らして――いやいやイカン、既に結構おくれとるんだ。急がんとな。
搬入も結構かかりそうだしな。アルビン君かゲルト君が居てくれれば良いのだが。
[少しまた速度を緩めて荷台のバランスを気にしつつ、昨日のことを思い出していた。]
―回想・夕 路傍の休憩所―
[車を停め、粗末な椅子の雪を払い腰掛ける。山奥の村に向かう途中の休憩所は、村程ではないとは言えそれなりに高所にある。既にふもとよりも酷く寒く、息を吸うと肺を刺すようだ。]
どっこいせっと。
流石に積み込みと長距離が重なると疲れるし――ここまで登ると冷えてくるな。毛布、毛布は――。お、あった。崩さんように引っ張りださんとな…っとうわあああぁぁ……
[絶妙なバランスで詰まれていた荷物の一部が崩れおちた。
またか、と頭をかきつつ荷物を積みなおす。途中、何かの瓶を手にして相好を崩した。]
ふむ、荷物が沢山あるから崩れるのだ。つまり減らせばそれだけ安全だということだな。体を温める必要もあるし、仕方あるまい…ふふふ。
[誰が聞く訳でもない独り言をつぶやいた後、瓶のフタを開けて飲み始めるのだった。]
―回想・了―
―自室―
うぅ……あと、5分……。
[目を覚ましてからもしばらくは毛布を被ってごろごろしていたが、やがて空腹と無形の不安に耐えかねて体を起こす。
そして、ぼんやりと時計を見ればまだ昼にもなっておらず。]
うわあ、もったいない事をした。これならあと4時間は寝られたのになぁ……。
シチューもっと食べとくんだった。
[自分の早起きをひとしきり嘆くと、腹ごしらえのために着替えて居間へと向かった。]
―村・入口―
[ブロロロ…キッ。村の入り口に緩やかに車を止めて降りて深呼吸する。]
――ふう。
結局こんな時間になってしまったか。なぜか夕方から記憶がなくなって、起きたら朝だったのは不覚だった・・・。
[台車を下ろし、宿屋に向かって荷物を運び出す。]
シモンは心配しとるだろうな…。『夜には村に着いて、あとは少し出歩いてるかもしれん』とか連絡してあるからな、探しに出たりしてなきゃいいが。あとでお詫びに好物を届けておいてやるか。
おおいレジーナさん!おたからもってきたぞーー!!
納屋、勝手に使わせてもらうよ!
[と大声を張り上げると、そのまま宿の裏手へ向かった。]
炭焼き アルビンは、人狼 に希望を変更しました。
―養豚場への道中―
[ レジーナの作った朝食を腹に詰めて、養豚場へと向かう。毎日通うこの道はあまり整備されておらず、車で通うのは難しい――まあ、冬場に運転するのは怖い。真っ白に固まった雪の上を慎重に歩く。]
トーマスさんなら鼻歌歌いながら乗り付けるだろうけどね。
[ 思わず独りごちた。みんな腹をすかせているだろう。]
寒いなあ。早く溶けてしまえばいいのに。
[ 白い景色をぼんやりと眺める。手足の先から寒さが染みてくる。]
…寒いなあ。
[ 体を動かせば、追い払えるだろう。そう思って、養豚場へと向かう足を少しだけ速めた。**]
―居間―
おはよー。
[怠そうにその場に居る者へ向けて片手を上げる。
そして、テーブルの上のスクランブルエッグを見ると目を輝かせ]
わ、たまご!朝から素敵。レジーナさんも素敵。
しっかし、他のはパンはともかくサラダとスープが強敵だね……。
[とは言いつつも、全部食べるとは決めている。そうしないとまたお腹がすくから。それに、出されたものは残さず食べないと……。
そんな事を思案していると、宿の外から大声が聞こえ>>83]
あ、トーマスさんが帰ってきた。
また運び物してるのかな?手伝いたいけど、手出したらいつも何かしら壊すからなぁ……。
[遠い目をしつつ呟くと、テーブルについた**]
―宿2F 自室―
[外から聞こえるトーマスの大声に目を覚ますと時計を確認した。]
ぅん?いけない、もうこんな時間だ。
寒いし日の昇りも遅いし、これだから冬は……
[一瞬寒さに躊躇うもベッドから抜け出し着替えを始めた]
―宿の近く―
[宿の裏手に荷物を運ぶトーマスに気づき]
トーマスさん、おはようございます。
トラックはいつもの所ですか?運ぶの手伝います。
[トーマスに声をかけるとトラックのある村の入り口に向かい、荷物の運び込みを手伝った**]
/*
初心者なので、メモと自己紹介の使い分け方がわかりません!きゃあきゃあ。
あと、誤字って更新しまくってごめんなさい……orz
穀潰しにやる食い扶持などないんだーで負縁故来ないかなー。それにしちゃちょっとキャラ柔くしすぎたか。
これはありがたい。いつもすまないなアルビン君、私がこんな体じゃなければねぇ…。/* cough */
[といつものように戯けて見せながら、アルビンの素直な好意に対する独特な感謝を示す。]
量が多くて申し訳ない。まあ、どれも余分に持ってきてあるから、欲しいものがあれば持って行ってくれで構わんよ。かくいう私も…おおっと /* cough, cough */
[…などと話しながら、手分けしつつ搬入を終える二人だった**]
ん…もう昼か。
[手がけていたドライフラワーのブーケを机に置いて、腰を伸ばす。
花屋といっても、扱う生花は小さな薔薇園と温室で自ら管理できる範囲。春には種から花の苗を育ててふもとの園芸屋に卸す仕事があったが、いずれにしても雪深くクリスマスも終わったこの時期に出来る作業はほとんどなかった。]
何か食うかな。
[ゆっくり立ち上がると、自室を出て居間へ向かった。]
―養豚場―
[ 豚たちへの餌やり、掃除を終えて一息つく。]
やれやれ、ひと仕事終わったよ。
[ 腹さえ膨れさせてやれば、豚たちは大人しくなる。冬でなければこの後畑に出て、いくらでも仕事を作ることはできるのだが、今はそれも適わない。雪に閉ざされているからだ。]
ふあ…。
[ 暇を自覚した瞬間、急に眠気が襲ってきた。夜に熟睡できなくなったからだろうか?]
我ながら…。
[ 言葉をあくびと共に飲み込んだ。幸い、ここに足を踏み入れる者は滅多に居ない。…昼寝くらいならばれないだろう。]
よいしょ…と。
[干草で簡単なベッドを拵えた。寝転ぶと、あっという間に意識がふやけていった。**]
―居間―
[スクランブルエッグと乾いたフランスパンを食べ終えると、窓辺に座って外を見る。宿の裏手の納屋に向かって台車を引いて搬入した跡が残っていて、トーマスが着いていたらしいと苦笑する。]
あいつは。どうせ酒でも飲んでいて遅くなったんだろう。
[昨夜は心配して探したが。
村の入り口まで行ってトーマスのトラックがないことに気づけば、出歩くどころか村に辿り着いてさえいないと知れてそのままにしていた。]
レジーナを除けば宿で最年長だろうに。いつまでも成長しないな。
[4つ年上の幼馴染に淡々と悪態をついて、腕を組む。少しの眠気に任せ、そのまま瞼を閉じて意識を解放した。**]
―自室―
……今までずっと寝てたなんてことは、ありませんのよ。
[昨日遅くまで読んでいた本の内容を思い出す。人狼は、お互いよく知り合っている間柄にこそ潜んでいる。]
別に、怖くて寝れなかったなんてこともありませんのよ。
[眼鏡を装着して居間に降りていく。今日も相変わらず寒い。]
―自室―
……できたわ…
[皆と共にご飯を食べたのち、部屋に戻って編物をしていた。
何年か前にレジーナから教わり、今ではもうある程度の物は作れるようになった。
時たまトーマスに運んでもらって少しだが収入を得ていた。
ほとんど使うことなど、ないのだが。
完成した小さなマフラーを膝上のミリィにつけてやる]
ふふ……かわいい…
[満足げに微笑んで窓の外を見る。
そこに見えるは一面に広がる銀世界――もうすぐこの村は、孤島となる。]
今日も…楽しくなりそうね、ミリィ……
[くすりと微笑んで、少女は階下へと向かった]
―居間―
…あら……寝てるのね…
[居間に入るとソファで眠るシモンに気づき、くすりと笑みをこぼす。
隅に積まれていた毛布を一つとると彼にかけ、隣の隙間に腰を落として。
部屋から持ってきた毛糸玉でまたなにやらを編み出した。]
…――
[すぐ近くの温もりに、ふと意識が浮上する。
耳を澄ませば、編み棒の当たる微かな音。気配の乏しさからレジーナではなくフィリーネだろうと見当をつけて、瞼を開く。]
おはよう、フィリーネ。
毛布をかけてくれました?ありがとう。
[ポケットからアロマパイプを取り出すと一本咥えた。]
そうですね。
[あまり同意しているようでもない声で答えたが、それでも毛布をたぐり直して身体に巻きつける。まだ眠気の晴れない眼でフィリーネの手元を見た。]
今度は何を作っているんですか?
ふふ……ひかないなら…いいのだけれどね…
[同意してなさそうな声に小さく笑みで返して、手元に目を落とす。
薄緑の毛糸で編まれているのは小さなマフラー。
むろんミリィのそれよりは大きいものではあるけれど]
今は外用に作っても運んでもらえないから……ピーターくんに新しいマフラーを…よく外に遊びに行っているようだしね…
ピーターか…
またマフラーをなくしたんですか?あの子こそ、風邪を引きそうにないですがね。
[相手の表情を写すようにくすりと笑って、すらすらと編み上げられていく毛糸を暫し眺めた。]
もし、暇が出来たら…パメラにも、手袋を編んではくれませんか?
最近指先が冷えて傷むと嘆いていましたから。
ふふ…元気でいいじゃない……?
[窓の外の雪を眺め、微笑を浮かべる。
今もきっとどこかで走り回っているのだろう。]
手袋……そうね、指大切だものね…
パメラさんのピアノ音、好きだわ……パメラさんの明るさがにじみ出るようなきれいな音…
―居間・入口―
[中の様子をうかがいながら]
シモンは…起きているな。いつも昼寝しているのにな。
寝ている間にお土産を置いて行こうと思ったが、作戦変更だ。
戸口の所にメモを置いて外を一回りしてくるか…。
[鞄からラベンダーパイプの入った袋を出して床にそっと置き、
「スマン。飲まれた。」とシモン宛の簡潔なメモを添えた。
そして、ふとフィリーネに気づく。]
ん…フィリーネ君も一緒なのか。
なら頼まれ物の染料も置いておこう。あとこいつもな。
[染料の入った箱を出して「フィリーネ君へ」と書き添えた後、
「ミリィ君へ」と小さく付け足してレースのリボンと鈴も置いた。
そして物音を立てぬよう表に向かった。]
そうですね。パメラのピアノは、好きだな。
[時々宿の中で奏でられる曲を思い出して、頷く。
教会でオルガンも弾いていることは知っていたが、そちらを聞いたことはほとんどない。よほどの用がない限り、教会には寄り付かなかった。]
ピーターは、今日も遅いようなら灸を据えてやらないと。
レジーナはとりわけあの子には甘いですからね。この時期、真っ暗になって森で迷ったりすれば命に関わるというのに。
[昨日遅くまで戻らなかった理由を聞いていたシモンはアロマごしに細く溜息をついた。
勿論、寒さだけが脅威ではないが…それに触れることはしなかった。]
フィリーネは、あの子にはどんなお仕置きが良いと思いますか?ヨアヒムなら…三日間野菜付けとか、効果がありそうですけどね。
お仕置き……ピーターくんは野菜もちゃんと食べる子だものね…
[編みあがったマフラーをたたみ、シモンの方を向く。
不穏な噂が流れていることだし、直接言わないもののシモンはソレを心配しているのだろう。]
おやつ抜き、とか…?
でもまぁ…夢中になって遊んでしまうのも、わかるけれどね……
あたしも小さい頃…よく暗くなるまで走り回って怒られたわ…
[今はもう戻ることのできない、生まれ育った町並みを思い出しながら、ミリィの頭を撫でる。]
おやつ抜き。そうですね、その位が手ごろかもしれない。
一人だけキッチンで夕飯を食べること、なんて言ったら泣いてしまうかもしれませんしね。
[漸くはっきり覚醒してきたのか、二本目のアロマを口から離すと、失礼、と声をかけてソファから立ち上がる。
フィリーネがどこか遠い目をしたことには気づいたかどうか。]
暖炉の燃料が少ないようです。玄関から炭を取ってきますね。
[杖をついて玄関へ。]
―居間・入口―
ん?
[戸口の所に置かれた袋と箱に気づいて、歩みを止めた。]
トーマスか…まったく。
[メモの「スマン。飲まれた。」の文字と、袋の中の好物を確認して小さく笑う。]
フィリーネ、とミリィにトーマスからお土産だそうですよ?
[一度には持てない。振り向いてフィリーネに声をかけると、箱とリボンをテーブルへ。
戸口へ戻って袋を取ると、そのまま居間を出て一旦自室へ置きに行った。]
ええ、流石にそれはかわいそうだわ…
[シモンの声に意識を戻し、くすりと微笑む。
一人で食事をするのを嫌うピーターなら、本当に泣いてしまうだろう。]
ありがとう…
[立ち上がるシモンに声をかけ、暖炉に目をやる。
確かにそろそろ燃料が足りなくなりそうだ。]
トマさんから…?
[声をかけられ振り向くと、シモンがテーブルに土産を置いたところだった]
あら……嬉しいわ…ミリィにも…
[ミリィにつけていたマフラーをとってリボンを巻く。]
…うん、かわいい……マフラーは外に行く時につけよう…
[居間を出るシモンに手を振って、鞄から明るい茶色の毛糸を取り出し、手袋を編みはじめた]
/*
ピーターがいい子なので、topどうしようもない子になってしまった。野菜食べれないとかどこの駄々っ子なのかと。
まぁ私が見た時点で真面目っ子ばっかみたいだったから狙ってたけどさ。
これだけ駄目な子なら、いくら喋っても桃とか言われないに違いない。しゃきーん。
さてRP考えてこよう……。
[布に包んだ炭と薪を左腕に一抱え、持ってくると暖炉の脇に積む。そのうちいくつかを炎にくべて火勢を調節した]
今日こそは、全員そろっての食事になるでしょうかね。
メニューはなんだろう。
[キッチンに視線を向けたが、そこにはまだ人の気配はない。]
俺は、少し部屋で午前の作業の続きをしてきます。
もしゲルトを見かけたら、夜にたくさん積もる前に一度宿の周りを除雪しておいた方がいいと伝――ああ、そういう仕事はゲルトよりもトーマスにやってもらえばいいんだが。
あいつ早い時間に来るかな。
[最後の一言は独り言のように呟いて、フィリーネに軽く会釈すると居間を出て行った。*]
全員そろうと…楽しいわね……
[宿の面々を思い出し、笑みを浮かべる。
全員そろえばきっと賑やかになるであろう。]
そうね…今日も雪が深くなりそう……
トマさんが戻ってきたら伝えておくわ…
[窓の外の雪景色に目をやる。
まだまだ積もりそうな雪に、楽しげに眼を細める。]
また夕食のころに…
[シモンに軽く手を振って、編み物を再開した]
―宿の外・居間付近―
[窓の外。茂みと並んで正座していたトーマスは凍えながら呟いた。]
ふう…シモンは部屋に戻ったか。お土産作戦は成功したのか…?
どの道このままでは凍死しかねん、一度暖を取るか。
[と言いつつ立ち上がり、裾の雪を払って伸びをした。
視界には今にも山あいに吸い込まれそうな夕日。
もうじき、村は暗闇に支配されるだろう。
ふと、不穏な噂を思い出して顔を陰らせたが、
それを振り払うように宿の入り口へ向かった。]
―宿の外・居間付近―
[窓の外。茂みと並んで正座していたトーマスは凍えながら呟いた。]
ふう…シモンは部屋に戻ったか。
お土産作戦は成功したのか…?
どの道このままでは凍死しかねん、一度暖を取るか。
[と言いつつ立ち上がり、裾の雪を払って伸びをした。
視界には今にも山あいに吸い込まれそうな夕日。
もうじき、村は暗闇に支配されるだろう。
ふと、不穏な噂を思い出して顔を陰らせたが、
それを振り払うように頭を振り、宿の入り口へ向かった。]
―居間―
おお寒い寒い。
流石に日が傾くとどんどん冷えてくるね。
――ああ、フィリーネ君。
君の編み物を売ったお金を渡しておくよ。
[といいつつ、幾許かのお金を取り出して渡した。
そしてしばし逡巡したのちに、照れくさそうに頭をかきながら]
それで…シモンは何かいってなかったかな。
「勘弁してやろう」とか、そういう感じのことを。
トマさんおかえりなさい…
[手を止め帰ってきたトーマスに軽く手を挙げて挨拶を交わす。]
ありがとう…お土産も。ミリィにまで…嬉しいわ……
[お金を渡されると財布を取り出しそっとしまう。
ミリィにつけたリボンがトーマスに見えるように膝から抱きあげた]
シモンさん…?嬉しそうにしてはいたけれど……
[特には何も。と首を横に振る。
そして思い出したようにああ、と呟いて]
雪、たくさん積もる前に、除雪したほうがいいって……頼めるかしら…?
―宿の外・玄関付近―
[朝食(?)を食べた後、宿の外に出て。]
随分積もったね。歩きにくいから、今日は宿の近くでやろう。
[と呟くと「狼なんか怖くない」というフレーズのある曲の鼻歌を奏で始める。そして、玄関の近くで雪団子にしか見えない物体を幾つも並べていた。が。]
……くしゅん。ううん、昨日から変なくしゃみが出るなぁ。
悪い噂はされてる訳ないし、これは風邪でも引いたかな?
[そう考えると、何だか体調も悪くなってきた気がする。このまま倒れては埒があかないので、とりあえず宿に戻る事にした。**]
―回想・宿―
[皆が起きてきたのは、窓の外が明るくなった頃。
居間に集う面々と挨拶を交わし、美味しそうに食事をとる様子を微笑みながらみつめる。]
ピーターもおいで。
[幼い頃から成長を見守ってきたピーター。
何を好み、何を嫌うのかは分かっていた。
好物のかぼちゃのスープを目にしても、やはり一人で食事をとるのは嫌なのだろうと思う。]
片付けはいいからね。
みんな仕事あるだろうし……
[居間の面々にそう言った後、ピーターに視線を移して]
ピーターは悪戯が仕事かな?
[揶揄する言葉を笑いながら言い、朝食の片付けをしたのだった。]
[片付けが終わると、風呂掃除と洗濯をして。
夕食の準備に取り掛かろうと、残った食材を確認する。]
買出しに行かなくて大丈夫そうだね。
[昨夜、ヤコブから貰った豚肉を手にとって笑う。
野菜庫からキャベツを取り出し、手際よく準備を始めた。]
ヨアヒムには悪いんだけどね。
流石に巻かないわけにはいかないよ。
[くすっと笑い、豚のひき肉を丸め、丁寧にキャベツで巻いていく。
一人二個程度与えられるくらいの数が出来上がると、鍋に入れて煮込む。
そして、煮込んでいる間、少し休息をとって……]
後は、きのこのリゾットでいいかな。
[フライパンを温めて、材料を入れる。
日が暮れる頃、皆が戻ってくれば、テーブルにはロールキャベツをきのこのリゾットが並んでいるだろう。]
いやいや、フィリーネ君の編み物を持っていくとな、
買った人がいい笑顔を見せてくれるんだよ。
お土産はそのお礼みたいなものだから、お礼なんていいさ。
シモンはそう言っていたか…。
それは「除雪すれば勘弁してやろう」というサインだな。
分かった、頼まれたよ。私はまた出てくるとしよう。
ではまた夕飯どきにな。
[そう言いつつ居間を後にした**]
そう……
[嬉しそうに微笑んで、ミリィを抱きしめる。
お金は別にどちらでもいいけれど、喜んでもらえるのは、嬉しかった。]
お願いね…気をつけて……
[手を振ってトーマスを見送った。]
―回想・昨夜―
[ヤコブと宿に戻る間、口にした言葉は文句ばかり。
文句が止めば、悴んだ指に何度も息を吹きかけていただろう。
宿に戻ると、ヤコブから荷物を受け取ってレジーナに渡す。]
遅くなってごめんなさい。
今日シチューなの…?やったぁ!
でもその前に、指の手入れしてきていいかな。
[食事が促されたら、冷えた手を合わせてお願いのポーズ。
レジーナが頷くと、満面の笑みを湛えて二階の自室へと。]
[洗面器にぬるま湯を張り、冷えた手を温める。
湯が冷めればまた湯を張って……
かなりの時間を使い、夜が更ける頃に手入れを終えた。]
……あれ?
レジーナ、寝ちゃったかなぁ。
[居間に戻ると、誰の姿もなかった。
鍋を温めようと火をつけるも、シチューはすぐに煮立つ。
心の中でレジーナに感謝して、大きなテーブルで一人食事をとった。]
[その後、窓際に向かいピアノをみつめる。
コンクールで優勝し、その時に贈呈された黒のグランドピアノ。
この場所に運んでくれたのは、トーマスだったか。]
壊されたらどうしようかと思ったりしたっけ。
[懐かしそうに呟いて、ピアノ椅子に座る。
鍵盤蓋をゆっくりと開き、手入れしたばかりの指を置き……
ポーンと、一つだけ鍵盤を弾く。
ペダルを踏まなくとも、その音は暫し鼓膜を震わせて]
流石にこんな時間に迷惑か。
[くすっと笑い、名残惜しそうにその場から離れ、自室で眠りについたのだった。]
―まだ回想・昼―
[目覚めたのは昼過ぎだったか。
休みの日に、遅く目覚めるのは常のこと。
朝食もとらずに、ベッドに横たわったまま楽譜を開く。]
次のミサって何時だったっけ。
[楽譜には、”聖歌集”と書かれている。
ミサの日は必ず教会に赴いて、オルガンを担当していた。]
後で、行ってみるかなぁ。
[行かずとも、神父は宿に戻ってくるのだから聞けるというのに。
キリスト教ではないが静粛とした雰囲気は好きだから、ミサの日ではなくとも時々教会に顔を出してるのだった。]
―もうすぐ終わる回想・昼→夕―
[自室を出ると、一度居間に向かう。
レジーナは鍋に火をつけたまま、眠っているようだった。
鍋の蓋を開けて中身を確認し、少しだけ火を弱めてその場から立ち去る。
向かうは教会。]
こんにち……
[教会の扉を開け、祭壇の前に立つ姿に声をかけようとするも……
祈りの邪魔はしたくなかったから、真ん中辺りの長椅子に座り、自分も同じように祈る。
気付いたら眠ってしまったようで、起きた時には神父は宿に戻る頃だった。]
あ、いや……これは……
[ばつが悪そうに頭を掻き、どう誤魔化そうかと言葉を探す。
結局、適当な言葉はみつからずに]
……ごめんなさい。
[そう一言だけ謝って、次のミサの日を尋ね、今日こそは遅くなる前に宿に戻るのだった。]
―回想・了―
―宿・居間―
ただいまぁ!
……って、フィリーネしか戻ってないの?
[外套を脱ぎながら居間に入る。
その中に、フィリーネの姿をみつけると軽く微笑む。]
ううぅ、寒い。
[身を震わしながら、暖炉の前にしゃがみ込んだ。]
/*
暮れの忙しい中、集まって頂き感謝です。
予定通り、本日24時に開始したいと思います。
村の時間は夜に向かってるようなので、1日目開始が夜〜深夜とし、29日朝に村も同様朝になればいいかと思います。
ちなみに、1日目は47時間進行です。
前半23時間を昼フェーズ、後半24時間を夜フェーズとしますので、それを念頭に置いて動いて下さい。
パメラさんおかえり…
ふふ…でもこの村の寒さはまだまだこんなものじゃないじゃない…?
[言って片方できていた手袋を見せる]
手袋、編んでるんだけど……色とか大きさ、大丈夫かしら…?
そうなのよ。
これからもっと寒くなると思うと……考えただけで凍死しそう。
[大袈裟に身を震わせて笑う。]
手袋…?
もしかして、私の…?
[立ち上がり、フィリーネを抱きしめる。
彼女の羊のぬいぐるみが、潰れてしまっても構うことなく。]
きゃー!
ありがとう、フィリーネ。
手袋無くしちゃったからさぁ。どうしようかと思ってたんだよ。
うん、色も大きさも大丈夫。
[親指を立てて、”GOOD”と示した。]
ふぁ……
……もうパメラさんは元気だね…
[ふふ、と笑みを浮かべて少し抱きしめ返して]
…大丈夫ならよかった……もうすぐこっちもできあるから…明日出掛ける前には渡せると思うわ…
[編みかけの手袋を掲げて笑った。]
シモンさんがね、言ってたの…パメラさんに手袋、って…‥
[フィリーネは自分より少しだけ背が低いか。
彼女のブロンドの髪が頬に触れて瞳を細める。]
私の好きな色を、ちゃぁんと心得てるなんて。
フィリーネ、最高!
[編んでくれている手袋の色は、外套と同じチョコレート色。
身体を離し、掲げられたもう片方の手袋をみつめて微笑んで]
……シモンが?
[何故、と不思議そうに首を傾げた。
自分のピアノが好きだと、言われたことがあったような気もするが。]
ヤコブとは大違い。
[昨夜のことを思い出し、くすっと笑う。
フィリーネには笑った理由、分からないだろう。]
好み、覚えるのは…大切だから……
[にっこりと微笑んで潰れていたミリィをぽふぽふとふくらませる。
物を作る時に、相手の好みを覚えておくことは重要だ。
例えよいものを作ったとしても、相手に合わなければ意味はないのだから。]
ヤコさん……どうかしたの…?
[笑顔は崩さないまま、首をかしげてパメラを見上げた]
[ぬいぐるみを膨らませる様子が微笑ましい。
然程歳は離れていないのに、少しだけ幼く見えた。]
ああ、ヤコブね。実は……
[笑いながら語るのは、”ごめん”と共に帰ることを断ったこと。
勿論、自分が道に迷ったことは伏せるのだが。]
ね、酷いでしょ…?
暗い夜道を、女の子一人で帰らせようなんて。
それに比べてシモンは、女心を分かってるっていうか。
伊達に歳は食ってないってやつ?
[あははと笑い、ピアノの方へ向かった。]
村の設定が変更されました。
…はっくしょん!
[ くしゃみと共に飛び起きた。外は暗い。軽い昼寝のつもりが、本格的に寝入ってしまったらしい。]
…うう、夜になるとこんなにも冷えるんだ…。知らなかったなあ…寝藁の量を増やした方がいい…のか?
[ 鼻をすすりながら豚たちを見ると、身を寄せ合って寝息を立てている。少し考えてから、藁を運び込んだ。]
…よし、これだけあれば寒くはないだろう?
[ 返事が返ってくることはあり得ないと理解していたが、それでも豚たちに一応問いかけた。しばらく豚たちの寝息を聞いた後。]
さって、帰ろう。
[ しっかり寝たせいか、不眠による疲れも消えた。すこしだけ思考も軽くなる。]
ま、人狼がいたとしても、いつまでもこの村に居るとは限らないじゃないか!
[ そうであってほしいと言葉に出して、養豚場を後にした。]
そう……確かに、危ないわ…
人狼の噂も、あるものね……
[こくこくとパメラの言葉に素直に頷いて]
ふふ…伊達に年はって……シモンさんだってまだまだ若いわ…きっと…
[くすりと笑って、ピアノへと向かうパメラに期待を込めた瞳を向ける]
ピアノ、弾いてくれるの…?
/*
…
あぶねぇ、最初41歳にしたところを7歳くらいサバ読んどいて良かった。
レジーナ、「あの子達」って言ってくれてありがとう。あれにつられて若作りしたんだ。
それにしても、20くらいの女子にとっては30越えると皆おっさんなのか…
/*RP村でやっていいか分からなかったのでモーツ&リッツには遠慮してもらいました。
今回のテーマは「女々しい農夫」ってなところですが…某空農夫と同じくらいの年齢なんですよね(今更気付きました)。
これは誰かに言い寄って振られろということなのか…?*/
[フィリーネは同意してくれたようで、心の中でガッツポーズ。
もしかしたら、表情にそれが表れていたかもしれない。]
人狼の噂……か。
うん、怖い話だよね。
[ピアノ椅子に座り、小さく呟く。
譜面板に映った顔は、少しだけ強張っていた。]
うん。 少し早いけど……手袋のお礼。
[ペダルに足を掛けた姿勢で、顔だけをフィリーネへ。
表情には、笑みが戻っていただろう。
そして、そっと鍵盤に指を置いて、ゆっくりと一つ息を吐く。
奏でる曲は、勿論長調の曲。
指は楽しげに鍵盤を弾き、暫し居間には明るい音が響くのだった。*]
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