37 Chaos-HEXA
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酒場の主人 デビッドは牧師 ネルに投票を委任しています。
酔いどれ ドナルドは牧師 ネルに投票を委任しています。
牧師 ネル は 行き倒れ メルヴィン に投票した
看護婦 ホリー は 牧師 ネル に投票した
行き倒れ メルヴィン は 牧師 ネル に投票した
族長の息子 ポール は 牧師 ネル に投票した
酒場の主人 デビッド は 行き倒れ メルヴィン に投票した
酔いどれ ドナルド は 行き倒れ メルヴィン に投票した
牧師 ネル に 3人が投票した
行き倒れ メルヴィン に 3人が投票した
行き倒れ メルヴィン は村人の手により処刑された……
族長の息子 ポール は、酔いどれ ドナルド を占った。
次の日の朝、族長の息子 ポール が無残な姿で発見された。
現在の生存者は、牧師 ネル、看護婦 ホリー、酒場の主人 デビッド、酔いどれ ドナルドの4名。
酒場の主人 デビッド
ぐ、ぅっ、――！！！
［銃口を逸らそうとする右手］
［押しとどめようとする左手］
［互いの力が拮抗し腕に筋肉の束が膨れ上がった］
っ、ぐあ、――！！
牧師 ネル
[まずは頭]
[小さな頭を鷲掴みに]
──さようならだ、ポール。
[相変わらず感情を映さない瞳を覗き込み歌うように囁く]
[殺戮の高揚に瞳を爛と輝かせ]
『────ぐしゃり』
[握りつぶす]
酔いどれ ドナルド
[ポールの声]
[だが]
[軌道の修正は最早効かない]
[メルヴィンの呪言すらも飲み込み、凶暴な顎は彼の肉体を喰い散らした]
[彼の魂はあの世へと][魄を喰らいて尚成長を為す]
[暴れ狂う白と彩の渦は吸血鬼の群れの中へと突き進み、彼らの身体を全て無残に引き裂きながら暴走する。身体に残っていた魄を喰らいながら、ジグザグに移動]
酒場の主人 デビッド
［一人相撲の均衡は数秒も保てず崩壊。異常な程の剛力で右腕がターゲットを照準する。一切のブレもなく狙いを定めた］
――ああ。
――殺してやるぜ。
［右目だけで捕らえたその姿へと撃鉄を絞り込むことに何の躊躇もなかった］
――メルヴィン。
看護婦 ホリーが「時間を進める」を選択しました
酒場の主人 デビッド
［がちり］
［ハンマーが落ち銃弾の尻を叩く機構］
［引き絞られた弦が放たれていく］
［鋭敏化した感覚は僅かな振動さえも手に伝えてきた］
ッ！
逃げ、――！
［間に合わない。］
［人間は音速で動けなどしない。］
酔いどれ ドナルド
[心臓を引き裂き][血管が破裂]
[骨が砕け][脳髄が噴出]
[いわんや、脳幹も破壊である]
[そうやって朱(あけ)の霧を作り出しながら渦は止まらない]
[聖堂に繋がる道々の吸血鬼を喰らい潰しながら渦は聖堂の前に嵐となり鎮座した]
[嵐は次の票的にポールを目さんとし──停滞]
牧師 ネル
[頭の次は柔らかな肌に]
[伸ばした爪を振り上げ振り下ろし]
[四肢は無惨に引き裂かれ]
……さぁ。ホリーさん。
最後はあなたの番ですよ。
[片手に肉塊と化したポールをぶら下げ]
[新たな返り血に全身を紅に染め]
[ニィ]
[嗤う]
[背後では、デビッドの弾丸がドナルドの呪がメルヴィンへ死を呼ぶ]
酒場の主人 デビッド
［右腕は青年に狙いを付けたまま動かない］
［石化した彫像のようだった］
［それでも左掌で銃口を塞ごうとし］
［それでも五〇口径の破壊力の前には無為と化した］
看護婦 ホリー
[周囲で広がる呪の波動、50口径から放たれる轟音]
[襲い来る恐怖に潰されそうになりながらも]
[こちらを振り返る牧師へと]
っぁあああぁっ！
[目を見開いて引き金を引いた]
[真っ直ぐに、吸い寄せられるようなその瞳を狙って]
[小さな銀が飛ぶ]
看護婦 ホリーは、牧師 ネル を投票先に選びました。
酒場の主人 デビッドが「時間を進める」を選択しました
酔いどれ ドナルド
[殺戮の高揚に酔い痴れる吸血鬼ごとポールを喰らおうと、嵐は再度加速。魄を吸収し尽くした為に嵐の回転と共に周囲の空気は冷却。]
酔いどれ ドナルドは、牧師 ネル を投票先に選びました。
酒場の主人 デビッドが「時間を進める」を取り消しました
牧師 ネル
[弾丸は右の瞳に着弾]
[紅い目が一つ弾け飛ぶ]
だから言ったでしょう、ホリーさん。
そんなに闇雲に撃っては、殺せるものも殺せませんよ。
[にやり歪む潰れた瞳が、ごぽりと泡立ちすぐさま再生]
酒場の主人 デビッド
［吹き出す血飛沫。鮮烈な痛みと熱さ］
おあぁぁぁっ！！
［吹き飛んだのは小指を除いた四指と左掌の大部分。
そして――］
メルヴィンっ！！
［己が向けた銃口の先に居た青年。弾着の衝撃にぽっかりと開いた大穴は深紅の空洞。彼の身体に心臓は最早存在しなかった］
牧師 ネル
東の苻術か。厄介な！
[襲い来る嵐は飛翔で回避]
[追尾]
あぁもう、ゴミ虫の癖に面倒くせぇ！！
[片手の肉塊──ポールのなれの果て──を嵐へ投げ込み、街灯を足場に方向転換、更に跳躍]
[目指す先はただ一つ]
[ホリーの頭上へ]
酔いどれ ドナルド
なぁ……そういや、お嬢ちゃん。
ひよこは、要ったっけかなぁ？
[嵐が牧師/源吸血鬼へ向かうのを見ながら、場違いに問う]
[右の瞳への着弾]
[驚異的な再生力][──目は見ない]
酒場の主人 デビッドが「時間を進める」を選択しました
看護婦 ホリー
[恐慌状態の中]
[どこか冷ややかさを含んだ牧師の声が]
[そして呪を使った男の声が聞こえた]
……全部。
[自分でも意識しないままに答える]
……いただくわ。
[跳躍によって外れた視線]
[もはや勘に近い部分で横へと転がる]
[そして膝立ちとなって]
酔いどれ ドナルド
[ツン]
[腕と腕を組み合わせ]
[指をくいと動かして]
いやぁ、もう。
本当にもう、人間の屑でぇねぇ。
へっへっへ。
生意気にこの歳まで生きやがってしまいやして、あぁもうすみませんねぇ。へへ……。
[肉塊を喰い散らし、街灯を歪ませ、追尾]
[と、その時]
[飛び込む女性の声]
【墓】 族長の息子 ポール
[今や肉体から解き放たれた彼の意識は無限に拡がっていく、]
[拡散し、][拡大し、]
[この積層都市の全域を覆い尽くし、]
牧師 ネル
未だ抗いますか！
そのしぶとさにはさすがと言うより他ありませんね。
しかしながらホリーさん。
ゴミはどれだけ強がろうとも結局はゴミなのですよ！
[爪を振り上げ]
[その喉に]
[溢れる血を想い]
酒場の主人 デビッド
［ネルが飛翔する様は人間離れした超筋力］
【アレは、吸血鬼だ】
【アレは、俺が/俺達が/『赤ジャケ』が狩るべき】
【アレは、標的だ】
［除隊時に漂白された筈の心理武装。
第一次野戦支援機構（ﾊﾝﾃｨﾝｸﾞ･ｲｰｼﾞｽ）が脳内で起動。
情動を司る大脳新皮質の働きを抑制、精神浸蝕への耐性を強化。運動を司る小脳を活性化し高速機動に対応する］
酒場の主人 デビッド
――させるかよっ！
［無痛シールドで痛覚信号は全てカット。
使い物にならなくなった左手は意識から消失。
今にもホリーへ爪を振り下ろさんとするネルにEマグを向け］
【削除】 酔いどれ ドナルド
哈！
[ひよこを投げる]
[ひよこは途中で符に変じ、矢のように鋭利に疾ぶ]
[腕をホリーを庇うように突き出しながら]
まぁどんな奴でも──人外よりゃマシさ。
魂を持っている奴ぁな。
[駆け込み、魅了視を懼れぬように立ち塞がろうと試みた]
酔いどれ ドナルド
哈！
[ひよこを投げる]
[ひよこは途中で符に変じ、矢のように鋭利に疾ぶ]
[腕をホリーを庇うように突き出しながら]
まぁどんな奴でも──魂を持っていない奴よりゃマシさ。
魂を持っている奴ぁ……それだけで好いもんさ。
[駆け込み、魅了視を懼れぬように立ち塞がろうと試みた]
酔いどれ ドナルドが「時間を進める」を選択しました
看護婦 ホリー
[祈りの言葉なんて知らない]
[祈る神なんて知らない]
[けれど]
――Amen.
[その心臓を狙って]
[両の手で銃を支え]
[引き金を引く]
牧師 ネル
[今しも爪を振り下ろそうと言う刹那]
ッが、……この、クソったれが……！
[Eマグの祝福された銃弾が狙い過たず肘に着弾]
[肘から先は無様な曲線を描き吹き飛ぶ]
[同時]
[雛の転じた苻がその片目を封じ]
クソが、クソが、クソが、クソがッ！！
[瘴気混じりの悪態を吐き、眼球ごと苻を毟り取る]
[残った片目に狂気と憎悪]
牧師 ネルが「時間を進める」を選択しました
酔いどれ ドナルド
あぁ──天使が見たいもんだなぁ。
[隻眼の紅を見つめて呟いた]
[魂はひよこの中に]
[酒臭い息を吐き出し]
へへっ……。
あぁ本当に。違ぇねぇなぁ……。
[吸血鬼に笑んだ]
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