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平社員 羽生 栄太郎 は システム管理者 牧原 錬 の 辞令を出す?
秘書 秋芳 誄歌 は 部長 那須 雷太 の 辞令を出す?
システム管理者 牧原 錬 は 秘書 秋芳 誄歌 の勤務態度を褒めた。(適当)
アルバイト 羅瀬 瑠兎 は システム管理者 牧原 錬 の勤務態度を褒めた。(適当)
平社員 羽生 栄太郎 は 副主任 神部 慶志朗 の勤務態度を褒めた。(適当)
秘書 秋芳 誄歌 は 部長 那須 雷太 の勤務態度を褒めた。(適当)
主任 伊香保 仁 は 秘書 秋芳 誄歌 の勤務態度を褒めた。(適当)
アルバイト 瀬戸 里久 は 秘書 秋芳 誄歌 の勤務態度を褒めた。(適当)
係長 紅練 遊馬 は 平社員 羽生 栄太郎 の勤務態度を褒めた。
平社員 近藤 桂斗 は 副主任 神部 慶志朗 の勤務態度を褒めた。(適当)
副主任 神部 慶志朗 は 係長 紅練 遊馬 の勤務態度を褒めた。
部長 那須 雷太 は アルバイト 羅瀬 瑠兎 の勤務態度を褒めた。
システム管理者 牧原 錬 は 1名から褒められた。
アルバイト 羅瀬 瑠兎 は 1名から褒められた。
平社員 羽生 栄太郎 は 1名から褒められた。
秘書 秋芳 誄歌 は 3名から褒められた。
係長 紅練 遊馬 は 1名から褒められた。
副主任 神部 慶志朗 は 2名から褒められた。
部長 那須 雷太 は 1名から褒められた。
秘書 秋芳 誄歌 は 皆から花束とお祝いの言葉を受け取って、本社へ栄転していった。
システム管理者 牧原 錬さん、喜んでください。
あなたが今回の栄転者ですよ。
[...は、いい笑顔でシステム管理者 牧原 錬に辞令を渡した。]
係長 紅練 遊馬 は 主任 伊香保 仁 の辞令を待っている。
システム管理者 牧原 錬 は急遽辞令を受けて、本社へ栄転していった。
平社員 近藤 桂斗 は システム管理者 牧原 錬 とセットで本社に栄転していった。
残ってるのは、アルバイト 羅瀬 瑠兎、平社員 羽生 栄太郎、主任 伊香保 仁、アルバイト 瀬戸 里久、係長 紅練 遊馬、副主任 神部 慶志朗、部長 那須 雷太の7名。
[本社にやってきた面々を見て、小さく溜め息を漏らした]
本社特別事業部へようこそ。
このテキトーかつどうしようもない名称から分かるように、仕事らしきものは、かなり少ない。
支社に残る人間には悪いが、戻れる日があることを信じてのんびりと日々を過ごすしかないらしい。
[だだっ広い部屋に、真新しい机がいくつか並ぶだけの場所だ]
このフロアは支社の三階とほぼ同じつくりだ。
自由に過ごしてくれ。
…………orz
後(最低)3回以内にスパイを本社送りにしてなおかつその間自分が送られるのを回避する…自信は微妙です。
出来れば長く残って話を盛り上げたいですし…。
ああ…頼む。
きっと、君自身の経験にもなるだろうから。
〔羽生と言葉を交していると、近藤が去ったのと
入れ違いに神部の姿が見えて。やや深く会釈を向け〕
…お帰りなさい、神部さん。
…む、それに、鳳さんも…?…
〔彼の後からは、事務の鳳さんが入ってくる。
彼女が遅くまで残業することは珍しい。
何かあったのかと訝しげにして――〕
[呆然と、していた。
せっかく少しだけ勇気を出して抱きしめたその身が、またもやするりとすり抜けて行ってしまったようで――]
近藤さん――。
[ぽつりと、名前を呼ぶ]
[先に聞いておくべきことがあったはずだった。しかし、近藤からの言葉の嬉しさに、つい聞きそびれてしまった。
そのことに愕然として、肩を落とす]
牧原さんと、一緒なのですね――。
[気になっていたのは、その一点。
もし自分が近藤に心を寄せたとして、彼の存在はどうなるのか――]
3票……………………秋芳さん
2票……………………副主任
1票……………………牧原さん・瑠卯くん・部長・係長・僕
何故主任に入ってないのか謎です。里久くんは分かりますが(ぇ
それとこれからバイト陣は名前+くんにします。
[突然辞令を手渡され、まるで拉致の如く連れて来られた場所は、だだっ広い部屋。]
……とりあえず身の危険は無いって事…かな?
[突然にゅっと現れた亜久の、まるで状況説明らしき言葉に耳を傾け、こてりと首を傾げる。]
ああ、神部さん。お戻りですか。
鳳さんは何か忘れ物――という訳ではないのでしょうか――。
[鳳の少々沈痛な面持ちに、首を傾げる]
仕事、無いんだね。
……束の間の休息ということで、ゆっくりして良いの…かな?
[俄かに喜ぶも、やはり支社に残された者達を思うと素直に喜べず。
とりあえず並べられたデスクの一角に向かい、着席する。]
[鳳は困ったように僅かに首を傾げながら]
…秋芳さん、牧原さん。
そして近藤さんまでが、本社へと緊急呼び出しを受けました。
…栄転だそうです…。
主任 伊香保 仁は、誰でも の勤務態度を褒めることにした。
…………ぇ?
[思考停止。まさかこんな形で悪い予感が当たるだなんて思ってもいなかった]
…………この調子で本当に発表会なんて出来るんでしょうか…。
[鳳の言葉をじっと聞き――顔色を失う。
ふらふらとデスクに戻り糸が切れたように椅子に座り込むと、両手のひらで顔を隠すようにして前のめりになり]
――なんてことだ――。
[ぽつりと呟いた]
現在7人。
スパイは頭数に数えないから、場合によっては次の更新でエピか!
・人事が二人とも残っていて、次の更新で吊られなかった場合。
・秋芳が人事で、次の更新でもう一人の人事が吊られた場合。
うーむ、これ微妙だな…。
自吊り言い出しても、人事が二人とも残っていたら終わる…。
[鳳の言葉に眉間に刻まれる皺は跡が残りそうな程きついものとなり]
…………………。
[緩く息を吐いて何時の間にか堅く握られていた拳を解くと]
……其れは……。
…ご栄転、おめでとうございます。
[本人達はこの場には居ない訳なのだが、感情のあまり乗らぬ声で呟き]
[羽生や那須の様子をなんとも言えず、複雑に見つめた。]
〔椅子を入口のほうへ斜めに向けたまま、
暫し皆と同じくひとときの沈黙を。
…次いで、零れる声は辛うじて掠れずに済んだ〕
――3、名。ですか…
〔先刻きつく窘めたばかりの…伸び盛りの近藤。
年も近く、生真面目なことから親近感を抱いていた牧原。
新たな業務に意欲を見せて張り切っていた秋芳。
連ねられる名には、現実味がなく〕
[喫煙室からマシン室に戻り、暫くキータッチの音が響いて]
――見付けた。
[そう、言うのが先だったろうか。
それとも、パソコンに辞令のメールが届いたことを告げる
携帯の着信音の方が早かったのか]
[自身のノートパソコン一台のみを持ち、
先導されるままに本社屋を歩いていけば…無駄に広い部屋。
しかも大して仕事は無いらしい]
……何の為の異動なんだ。
[呟きながらもデスクのひとつに座ってパソコンを開く]
[何もする事が無いので、とりあえず机にへたりとうつ伏す。頬に伝わるひんやりとした感触が心地良い。]
何で…よりにもよって牧原さんと一緒に栄転になったんだろう…。
ただでさえ顔、…合わせ辛いのに。
[怪文書による一件で、近藤はすっかり牧原を遠ざけるようになっていた。これ以上迷惑は掛けたくないという本音からだったが――]
……最悪。
[ぽつり。思わず本音が漏れる。]
[落ち込んでばかりもいられない。しかし、ぽっかりと空いてしまった穴は、どうにも埋めようが無く]
せめて、牧原さんと一緒でなければ――。
[もしくは、聞いておくべきだった。
牧原に向けているのは、どういう感情なのかと]
まだ……からちゃんとした返事、聞いていないのに……。
[思い残した事が、次いで口から漏れ落ちる。
吐息は薄い水滴になって、机を僅かに濡らした。
と、片隅でパソコン片手に作業を始める牧原の姿が目に入る。
一体彼は自分と妙な噂を立てられて、どう思っていたのだろう?さぞかし迷惑に思っていたのだろうか?
聞けない思いを胸に携えながら、今はただ広い部屋で、規則正しい牧原の奏でる音に、ぼんやりと*耳を傾けていた*]
そんな…酷い。
[確かに支社長について行きたいと望んではいた。
しかし気持ちも切り替わり、新しい仕事を得て、
良い感じにやる気も出てきたところだったのに]
伊香保主任…那須部長…
──… …
…ごめんなさい…
[用意されたデスクに座り、両手で顔を覆って]
〔やっと上体を巡らせて、皆の面持ちを見渡す。
首が軋むような感覚もあって、僅かに片手で押さえ〕
……確かに。ご栄転では、あります。
笑顔で送り出して…差し上げなければ…
〔神部の声に、一言ずつ確かめるように口にする。
きっと花束の手配は、鳳さんがしてくれるのだろう。
3名の見送りは明朝でもになるのだろうか〕
[今すぐに。
そのような内容の辞令に従わぬわけにもいかず。
かといって見付けたものを放置もできずに。
本来外からアクセスできないようにされているシステムに
無理矢理穴を開けて接続可能にしてきた。
暗号化とIDパスワードをセキュリティ代わりに
何重にも張り巡らせてはあるのだが…
…担当に怒鳴られるのは覚悟しておくしかないだろう]
[伏した近藤の様子も気にはかかるが、
支社にはシステムを操れる人間が碌にいない。
自分がやらなければならないのだ、見付けてしまった以上は。
――勘違いであることを祈りながら]
『ごめんなさい…』
[小さく落とされる言葉に、ふと顔を上げ視線を泳がす。
と、映る秋芳の姿が見え、近藤は居た堪れない気持ちに襲われた。]
あの…秋芳さん。オレが言える立場ではないのは百も承知だけど…元気…出して?
きっとすぐ…帰れるから…。
[そっと彼の傍に近寄り、気休めにしかないと思いながらも*声を掛けた*]
やっぱり自吊りの方向で行くかな?
スパイと人事二人が残った状態で五人になるとエピ、って計算をしてくれて止めてくれるとありがたいのだけど、それを求めるのは酷だ。
それよりか、キャラが動きたいように動かせてあげよう。
[重苦しい沈黙が室内を包む中、緩く息を吐き出すと表情を無機質なものへと変え]
…其れでは早急に仕事の引継ぎを行いましょう。
近藤がここに居てくれると助かるのですが…
彼には彼で準備があるでしょうし。
牧村さんに関してはシステム管理の方へお任せするとして、
問題は近藤…羽生と神部、伊香保主任で明日以降近藤の担当をできるのなら3名で。
紅練係長にも助力をお願いできるのなら…。
…問題は秋芳秘書の発表会でのモデルの件ですが…
[給湯室へ向かう那須、出て行く羽生へと頭を下げ]
…………。
――お疲れさまです。
[何かを押し殺ような堅い声で二人を見送ると一度指でこめかみを揉み解し、パソコンの起動スイッチを押した。]
[重苦しい沈黙が室内を包む中、緩く息を吐き出すと表情を無機質なものへと変え]
…其れでは早急に仕事の引継ぎを行いましょう。
近藤がここに居てくれると助かるのですが…
彼には彼で準備があるでしょうし。
牧村さんに関してはシステム管理の方へお任せするとして、
問題は近藤…羽生と神部、伊香保主任で明日以降近藤の担当を。
できるのなら3名で、紅練係長にも助力をお願いできるのなら…。
…もう一つの問題は秋芳秘書のモデルの件ですが…
[給湯室へ向かう那須、出て行く羽生へと頭を下げ]
…………。
――お疲れさまです。
[何かを押し殺ような堅い声で二人を見送るとパソコンの起動スイッチを押した。]
/*
ん〜…?なんで同じものコピペしてるはずなのに
無効になってるものがあるんだろう?
不思議だ。
秘書さんという癒しがいなくなった…(´・ω・)
〔事態が飲み込めない様子の羅瀬へと、浅い頷きを伝える。
一方、那須の落胆振りは、如何にも見ている此方の胸が
痛む程の其れで――〕
…はい。――…
羽生くんも、お疲れさまだな。
…睡眠は充分に取ってくれ。
〔那須へはただ応答を返すことしかできなかった。
常にマイペースで落ち着いている羽生でさえ、
動揺の色濃くと見え――そして自分は、まだ
自身のことへ気が到らないでいる〕
は、はい…
[余程辛いのか、目にはうっすらと涙すら浮かび]
すみません、一人だけ暗くなっちゃって…
近藤さんもお疲れなのに…
…そうですね。
そう…信じます…
[そう言うと、力なく*笑い返した*]
[茶渋が目立つようになった湯飲みを、シンクに水を張って漂白剤を入れ、その中に浸けこむ。
それを見るともなしに見詰めながら]
仮にも一番上の立場の人間が、これでは――。
[きちんと栄転の祝いを口にし、引継ぎの指示を飛ばしていた神部を思い出し、緩く首を振る]
――なぜ――。
[シンクの淵を掴む手の甲に、ぽとりと、熱い雫が落ちた]
お祓いでも受けた方が良いので……?
[自宅―ごく普通の2階建てアパート―の前まで来てふと部屋の灯りが目に入った]
おかしいですね…今日は来客の予定はないはずですが…。
[いぶかしみつつも空き巣ならもっと早い時間に来るだろうと判断し念のため110番の準備―通話を押せば繋がる様にするだけ―をしつつ階段を上がり扉に手を掛ける]
[近藤と秋芳の様子を眼に映したのは一瞬。
羨ましいと、思う。
本社から福岡支社に転属になって8年。
結局誰とも、まともに付き合えないままだった]
[誰もいないマシン室に逃げていたのは自分自身だったのだが]
[ふるり、と頭を振る。
感傷に浸っている暇などない。それは後回しにすべきだ。
今は何よりも*解明を優先しなければ――*]
うん・・・そうだよね、めでたいことなんだよね?
おめでとういわなきゃいけないんだよね・・・
…。
でも・・・ちょっとさびしいよ・・・
[...は少ししゅんとして*仕事に戻った*]
[案の定鍵は開いていた。そのままやや勢いをつけて開け放つ―と、『うわ!?』とか言う聞き覚えのある声が奥から聞こえてきた。ついで奥からエプロン姿の…可愛い青年がひょこっと顔を出した]
『な〜んだ、栄ちゃんか〜。も〜、脅かさないでよ〜。お帰り〜♪』
…一体何やってるんですか。住居不法侵入で訴えますよ?
[冗談半分草臥れ半分で問えば]
『栄ちゃんひっど〜い、それが大家に対して言うセリフ〜?そんな事言ってる人は家賃5割増しにしちゃうぞ〜』
[とふくれて見せる。彼―このアパートの若き大家、由良 須美耶―の事だ、どうせ『最近忙しそうだから夕飯作ってあげようと思って♪』とかそんな理由だろう…とか思ってたらその通りの答えが返ってきた]
はいはい、すいませんでした。それじゃありがたくいただきます。
[おざなりな謝罪に苦笑とほんの少しの感謝を籠めて―とりあえず*部屋へと入るのだった*]
…助かります、神部さん。
〔メモ帳を引き寄せて、臨戦態勢を作る。
足がかりを作ってくれる神部の、身を鎧うような声が有難い。
彼の言葉に沿って、思考は遅まきながら回転を始める〕
近藤くんの業務日報を精査して、分担しましょう。
モデルの不足人員については、南九州支社から
応援を回して貰えるようあちらの主任に掛け合ってみます。
…係長は、お体の具合がすぐれないご様子でしたので、
頼り切ってしまわないよう気をつけて下さい。
〔過去二か月分のファイルを取り出しながら、
つとめてゆっくりと声を出す。
近藤の業務内容は把握しているが、取引先担当との
やりとりについては、妙な言質を取られないよう
下調べを入念に行うべきだろう〕
〔事の次第が飲み込めてきたらしい羅瀬の
素直な反応に、僅かに面持ちを和ませる。
彼を呼び寄せると、軽くその肩を叩いて〕
…どうやら、嫌でも鍛えられる時が来てしまったな。
頑張ってくれよ。
〔羅瀬には近藤のデスクから、まずは
優良案件の書類を選り分ける作業を頼むようだ〕
昨日出す予定だったアパートの大家さん(昨日の段階では大家婦人でしたが)を出してみました。
mtmtセットのユーラスです。
はむはむ(ぷちキャラセット)も居るんですから別に良いじゃないですか(何
[程よく漂白が済んだ湯飲みに番茶を淹れて、ワーキングルームに戻る。伊香保と神部のやり取りを見て、この二人がいれば自分がいなくても大丈夫なのでは――そんな気分になってくる]
ご苦労様です。
まさか突然三人もいなくなるとは思いませんでしたので――私にできることがあれば、遠慮なくまわしてください。
[近藤の仕事範囲の把握は直属の上司である二人に任せていたため、自分は大まかな所しか理解していない。あくまでも全体統括をしていただけだ]
身体だけは頑丈ですので、遠慮は要りませんよ。
[薄く微笑む目の端が、僅かに赤い]
[羅瀬の素直な言葉に眉に込められた力が僅かに緩む。こめかみを指で軽く解し]
…明日からはもっと忙しくなるからな。
頑張ってくれ…。
[同じ言葉は瀬戸にも掛けられるのだろう。]
…其れでは、モデルの件に関しては伊香保主任にお願いします。
秋芳秘書は何処まで打ち合わせが済んでいたのでしょう…
彼にも担当が居たのならその引継ぎも行わなくては…
係長については承知致しました。気をつけます。
――伊香保主任も、ご無理はなさらずに。
急な話でしたから…一度、休憩されては如何でしょうか。
[パソコンからスケジュール帳を開くと調整の空枠に新たな予定を埋めて行き、ファイルを捲る伊香保の何時もよりも少し遅い口調に眉を寄せて其方を見て問いかけ]
…お帰りなさい、那須さん。
〔今は、昼間と違って一度だけ那須の姓で呼んで迎える。
気も動作も慌しくならないよう留意しながら、会釈を向けて〕
はい…無論、ご辣腕を振るって戴きます。
しっかりと、盗ませて戴きますよ。
〔拭われてはいるだろうものの、彼の目元が痛々しい。
それほどまでの何があるのかは、自分では察することが
できなかったが――〕
─ワーキングルーム─
只今戻りました。
[遅れ気味のスケジュールを合わせる為に、多めに入れた予定をこなして帰社。
鳳から事情を聞かされて、動揺する。]
三人…ですか?
そんなの聞いてない…。
[秋芳は元支社長が自分のもとに呼び寄せるかもしれないという予感はあった。
だが…例の怪文書の2名がセットでとか…]
…お疲れさまです。
[戻ってきた那須に画面から目をあげてから頭を下げ、目許の赤に気づくと眉を僅かに寄せて色づいた部分を見つめるが口には出さず]
……突然のことで…驚きました…。
[同意の頷きを返して那須の言葉にデスクの引き出しから書類を取り出し]
…秋芳秘書のことをお任せしても宜しいでしょうか…?
秋芳秘書ご自身のことについては…
那須部長がよくお二人で話をされていたのを
よくお見受けしていましたので…
…紅練係長もお疲れさまです…。
〔明日からは、今までさんざん発破をかけてきた
アルバイト2人に和まされながらの勤務になるのだろう。
備える意味も込めて、暫くすれば早めに帰宅させる筈で〕
…お願いします。
秋芳さんの業務は、部長が把握なさるのがいいのでは。
係長には、できるだけ体力を温存して戴いて
万が一の際にはモデルをお願いすることに
なるかと思います…元はご本職ですし。
…と、…む、自分ですか…
…
〔自らに水を向けられると、資料棚に向かおうとした
脚が止まる。暫し思案して…〕
…分担が済んだら、今夜は全員
退出するのがよくありませんか?
明日からは泊まりこみになるでしょうし。
[伊香保に呼ばれた名に、僅かな違和感と心遣いを感じながら]
辣腕ですか。
昔の自分を取り戻せれば、客先回りくらいはこなせるでしょう。
[湯飲みとともにデスクについて、パソコン画面にスケジュールを呼び出す。支社長代理としての予定とマージしたものを、分刻みで調整をかけながら]
秋芳さんのモデルの件は、亜久支社長のその場の思い付きでしたから――欠けてもショウは、回ることは回ります。
ただしその分、発表点数に制限が出てきますので――。
[要は、皺寄せがマニアックなほうに行く。伊香保の担当が減ってしまう]
もしどうしても人員が足りない場合は、紅練さんに昔取った杵柄でお願いすることまで考える必要があるかもしれません。
…お帰りなさい、係長。
お疲れさまです。
〔資料棚からファイルを幾つか取り出しながら、
帰社した紅練に声をかける。きちりと一礼を向け〕
自分達も、漸く動き出した有様です。
各々に分担を済ませてしまいましょう。
ああ、お疲れ様です紅練さん。
てっきり呼ばれても一人だろうとタカを括っていたのですが――甘かったようです。
本社は福岡支社をどうするおつもりなのか。
[苦笑いで労いつつ]
秋芳さんの仕事ですか。
そうですね、支社長に向けた窓口としての人材がいなくなってしまったのですから、それを兼ねるべきでしょう。
[神部から書類を受け取り、中身を確かめる]
…えぇ、そのくらいなら。
[現役を退いてからも、常に維持は続けてきている。
舞台に上がることに不安は無い。]
…それにしても…何故……
[自分のデスクに戻り、パソコンを開くと情報収集。]
[泊り込みの単語に、僅かに眉を顰めて]
また、美優を実家に預けねばなりませんね――。
[ぽつりと呟く。
しかし思考の中心はそれとはズレた所にあるようで――さまざまに思いを巡らせつつ、書類を捲る]
[上手く思考が纏まらない。こんな時に人事異動を言い渡してくる本社人事に、ビジネスだけでなくプライベートでも、文句を言いたくなってしまう]
――愚痴を言ってどうなるものでもないのですが――。
[後もう少し時間があったら。
抱きしめた腕の中の近藤は、どんな表情で何を言っただろう?]
[少しでも展望が開けたと感じた瞬間にどん底まで落とされてしまった気分だ。――辛い]
[突然鳴り響く、電話のベルに、ビクリと身を竦ませる。
それでもとらぬ訳にはいかず、5コールめでようやく受話器を取る。]
『あ〜す〜ま〜きゅんっ☆』
[硬直した上にヒビまで入ったような気分。]
〔合間に細かな指示を出すと、アルバイトの2人は
室内の危機感に飲まれる態でよく動いてくれる。
地域別、業態別等次々と資料がピックアップされていく〕
…もう少し、まめに見てやればよかったな…。
〔そんなことも考えつつ、一人ごち。
各々が集中すれば、[01]分程で
普段は目立たないが頼りになる次長や課長も
巻き込んだ、大まかな分担が決定することだろう。〕
[突然鳴り響いた電話の呼び出し音。それにはっとして――]
ああ、そうだ。
携帯で連絡を取ればいいのではないですか――。
[そう思い、机の下でこっそりと近藤の携帯にコールを入れる。しかし、返ってくるのはオペレーターのお決まりの声だけで]
電波の入りが悪いのでしょうか――?
[仕方なく、メール画面を起動する。しかし何を書いていいものか迷い]
『元気ですか?』
[結局、そんなどうしようもないメールを送ってしまった。しかも題名はまた空欄のままで]
[時計の時刻を確認し]
……そうですね、今日は早めに撤収した方が良いでしょう。
体力温存という形で…。
[自分は家も会社も距離的にも機能的にもそんなに変わるものがないので泊まりこみに関しては特に問題ないのだが…]
…那須部長は…
娘さんがいらっしゃるのでしたら…あまり無理は…
[前に聞いた家庭の話を思い起こして眉を寄せて呟き。今日は簡単な分担処理を行い各デスクの整理は羅瀬や瀬戸に頼むことになるのだろう、急に寂しくなった自分のデスク周りを見て]
…守衛の方に連絡を入れます。
明日以降のことで了承いただかなくては…。
[電話のベルの音に一度紅練へ目を向け、連想されたのか受話器を取ると内線を繋いで状況の説明から。]
係長に対する専務とは違って(ぉ)僕にとっての由良さんは(現状は/強調)和み要員です。
…由良間にしようかと一瞬迷いました(ぉ)が主に性格等の理由で止めました(ぁ〈名前
…ど、どういうことなんですか!?
二人って言ってたじゃないですか!
『やーん、アスマきゅんこわーい。』
やーん、じゃありませんよ!やーん、じゃっ!!
[思わず声を荒げる。]
『えー?しらないよぉ。
たしかに、秋たんはー、亜久ちゃんがさみしそーにしてたから呼んだんだけどぉ。
あとの二人はぁ、推薦だよ?推薦。
なんかねー、そっちに人事担当に任命した子が居るみたいなんだぁ。
誰なんだかぼくたんも知らないけどねー。そいで、二人一緒がいいかもーっていわれたみたいー。』
…訳わかりません……。
[スピーカーホンのスイッチが入っていたから、回りにも暑苦しい鼻息混じりの声が聞こえたかもしれない。]
私は午前半休を取ってしまいましたから、問題ありません。
家も遠いわけではないですし。
娘は、実家に頼みます。こればかりは仕方がありません。
弁当のことで文句は言われるでしょうけれど。
[ようやく少し気持ちが落ち着いてきたようで、大丈夫ですと微笑む]
それにしたって…何故こんな時期に…。
『おじいたまが決めたんだもん。ヨッシーしらないよぉ。
こないだも言ったじゃん?彩りだって。
おじいたま言ってたもん。最近の本社はムサいーって。』
[呆れて、物も言えない。]
『んじゃ、アスマきゅんも早く来てねぇ?
待ってるよぉー♪』
[がちゃりと切れた電話に、しばらく放心状態。]
[珍しく声を荒げる紅練と、電話のスピーカーから聞こえるどうしようもなく程度の知れる喋り口調に]
ああ、紅練さんの頭痛の原因は、その方ですか。
[思わず呟きが零れる。
横で聞いていてもうんざりするくらいだ、本人はたまったものではないだろう]
しかし――どういう内容を話しているのでしょうか?
本社専務理事、瓜水美樹――。
[そっくりそのまま復唱して]
――会長のお孫さんですか――。
[つい天を仰ぐ]
それで、一体どういう電話だったのでしょうか?
[一部始終は聞いていたのだが、いまひとつ何が目的の電話だったのかが分からない]
>>=3
[うっすらと涙ぐむ秋芳に、昨夜の自身の姿が重なり]
――那須さん…ごめんね?
[何故か謝罪の言葉が口を伝った。どうしても声が聞きたくなって携帯を見遣るが、生憎電波は届かず圏外のまま。]
ありえない…。
[思わず本音が漏れる。
本当に全く連絡が取れないままなのだろうか?
何処か電波が入る所――
と、考えて思いついた場所は男子用トイレ]
〔一人娘の名を口にする那須に、やや案じる視線を向ける。
思うことはいろいろあるが、今は説得する自信がない。
やはり深夜勤務をしているであろう、南九州支社の知己へと
私用携帯から応援要請メールを送ることにするようで〕
…営業も兼任できる者が来れるなら、
そうしてほしいところだが…
〔各自へ託すファイルへと、細々と付箋で指示を
貼りつけながら、手早く幾度かやりとりする。
…そのうちに、紅練が取った電話の内容が耳に
入ってくるようで――〕
…。今回のこと、係長は事前にご存知だったと…
そういうお話…ですか?
もし、自ら転勤を希望したら、近藤さんはなんと言うでしょうか?
[ふと、そんなことを考える。
ビジネスとプライベート。どちらを取るべきなのか?
悶々と悩みながら――]
…今回の人事異動で、ボクが戻って来るとでも思っているのかもしれません。
逐一、情報くれるんですよ。
彼…ボクが本社に居たときも、やけに懐いていましたから。
[デスクに肘をついて頭を抱えると、深いため息。]
>>=3
あ…ここなら僅かに電波がある…。
[微かに立った電波に表情を柔らかくして、センターへメールの有無を確認する。
と、一通のメールが届いていた。]
那須さん…。
[込み上げてくる感情を抑えて、ボックスを開封。そして中に書かれていた文字を見て――
泣きそうになった。
きっと一回に三人もの職員が栄転になった福岡支店は、それは大変なことだろう。
しかも今は代理とは言えトップ権限を与えられている。そんな彼から労いの言葉を掛けられ。
近藤は無言で携帯を握り締め、暫くその場から動けなくなっていた。]
――はい、それでは…。
そうですね、セキュリティの問題も有りますので
見回りだけは通常通りに――はい、では。
[内線を切ると那須の微笑みに戸惑いの眼差しを向けるが了承したのか一度頷く。]
…毎日…とは言いませんので数日に一度は帰ってあげてください。
本当のご家族に勝るものはありませんから。
[那須の愛娘と被る姿があるのだろう、神妙な顔で言い。
近藤の業務報告書のファイリングを捲って担当店舗の洗い出し。
詳しいことは明日羽生が来てからの方が都合が良さそうか…]
[会長の孫の名と紅練の様子、何より伊香保が言った一言が気になりファイルを捲る手を一度止めて顔をあげる]
…えぇ。詳細までは聞いてませんでしたが、二名づつ選出して本社へ栄転させる予定だとは。
[多少落ち着いてきたのか目をあげて。]
一度に三人は、彼も想定の範囲外だったそうです。
[涙ぐみながらも力なく微笑む秋芳の肩をぽんと叩き]
今生の別れではないしね。オレ等も居るし。
それに秋芳さんの所為では無いことは、部長達も十分承知の上だと思うから…だから…さ?心配させないように元気になろうよ?
[実は秋芳の方が自分より年上だという事をすっかり忘れていた近藤は、何とか勇気付けようと、自らも空元気で笑顔を作ってみせる。
実の所、残してきた仕事の行く末がどれ程までに支社にいる人間の負担になるのか、考えただけで泣き出しそうになるのだが。]
[紅練が本社に行ったら、ぶっ倒れてしまうのではないか?少し電話しただけで激しく消耗している姿を見て、気の毒に思う]
二名ずつ選出。一体いつまで――。
[いっそ福岡支社を丸ごと本社に吸収してくれればいいのに、そんな突拍子もない事を考える]
何だか、真綿でじわじわと首を絞められるような――そんなやり方ですね――。
[神部には、こちらも神妙な顔で頷き]
ええ、なるべく一緒にいる時間を取りたいとは思っています。
守衛室への連絡、ありがとうございました。
[近藤の言葉に、こくんと頷く秋芳を見て安堵したように息を吐き、再び席に戻る。
そして、机にうつ伏すと頬を当て]
冷たくて…気持ち…良いな――
[引き摺る頭痛の酷さに気づいていなかったが、ほんのり熱を帯びる身体は明らかに風邪の初期症状を発症しており、発熱は確実に近藤の体力をじわじわと奪っていた。]
……「ずつ」…ということは…
まだ続くのでしょうか…。
[3人減っただけで大きな痛手だというのに、考えただけで気が遠くなりそうな紅練の言葉に眉間の皺も深いものへとなっていき]
……今日は早めの撤収を、と伝言を受けています。
と言っても、もう消灯の時刻が迫っていますが…
そろそろ切り上げましょう。
[実際には言われなかった言葉を淡々と那須へと告げて。那須、伊香保、紅練、それぞれが疲労の色を見せている。今日中に終わらせなければならない緊急な用件も今のところは落ち着いているようで時計の時刻を確認すると開いていたファイルに付箋をつけて片づけをはじめた。]
〔あれこれと気を回してくれる神部に感謝しつつ、
まずは近藤の仕事を一番把握していた自分が
丸抱えにできるものをファイルボックスへ纏める。
――そして、待望の知らせも届き〕
…応援依頼の件、2名寄越して貰えるそうです。
うち1名は、自分の後輩です…
少なくとも、近藤くんのルーチン分は任せられると思います。
上得意先だけ、我々で持ちましょう。
〔幾分状況がましになるのを、面々に告げる。
無論、一連の異動が続くなら一時凌ぎでしかないが〕
…お一人で抱えこんでいらっしゃったのですね。
概要は…わかりました。
〔携帯をしまいながら、紅練へと頷く〕
――やはり、少し…休んできます。
皆さんもご無理はなさらないで下さい。
>>35
…僕は牧原さんしか送った記憶がありませんが…秋芳さんが近藤さんを推薦したのでしょうか?それとも…。
まさか、あの怪文書を真に受けて…?
[本社に送った辞令メールが改竄された可能性は考えないのか]
あぁ、応援回してもらえるのはありがたいですね。
業務の簡略化のために、各種統一ファイリング化を進めていたのは幸いでした。
…こんな事態で役に立つとは思ってませんでしたけどね。
お互い無理せず頑張るしかないでしょう。
ひとり崩れれば、周りに皺寄せが行って共倒れしかねませんしね…。
[皆へとかける言葉は、自分への自戒の意味もかなり強かったかも知れない。]
そうなのですか?忙しい時期なのですが――。
[神部の言う「伝言」に首を捻りながらも、それ以上追求する気は無いようで、明日に向けての大まかな書類の分類とスケジュールの割り振りを詰めていく。
ざっと机の上を片付け、湯飲みを洗ってくると]
それでは、また明日に。
[タイムカードを打刻してワーキングルームを出ようとして、ふと振り返り]
――もし、私が抜けても――
[何かを言おうとして言い淀み]
いえ、何でもありません。――お疲れ様でした。
[礼をすると、*家路についた*]
[ぼんやりとしながら、歩を進める。毎日一定時間以上を過ごす社内では、考え事をしていても迷わずにぶつからずに歩けた。
社屋から出る。頬に風が僅かに冷たい。寒の戻りだろうか?明日の朝は寒いのかもしれない。美優に毛布をもう一枚かけてやらねば――]
――返事が、ありませんね――。
[止め処も無いことをつらつらと考えながらも、気に掛かるのは携帯電話。メールは読んだのだろうか?やはり電波状態が悪いのだろうか?
それとも]
こんな調子で、仕事になるのでしょうか。
大きなミスをしなければ良いのですが――。
[車に乗り込んでエンジンをふかす。しかししばらくそのまま発車もせずに虚ろな目でハンドルに腕を凭れて。
やがて、アクセルを踏み込む。
何かを後ろに、*振り切るように*]
…本当に助かります、ありがとうございます。
[早急な対応と伊香保からの朗報に感謝の意を込めて深く頭を下げ。一息つける状況になると異動の通達からの怒涛の流れに疲労を感じたのか眼鏡を外して首を回し、顔の力を抜いて暫しの間目許を休め。]
……いえ、少しではなく充分に休まれてください。
紅練係長も。
[伊香保の言葉には眼鏡を外したまま眉を寄せてぼやけた人影へ声を掛け、那須の躊躇うような一言には疑問符を浮かべ]
……?
…お疲れさまでした…。
[自覚すると徐々に体に圧し掛かる疲れに思考は正常には回らず。声のする方向に挨拶を告げると*帰り支度を整えて残っている人にも挨拶、そのまま今日は家路へ*]
――っくしゅっ!
[どれ位机にうつ伏していたのだろう?
ふいにこみ上げてきたくしゃみで我に返る。]
…んっ…こっち来て…風邪引いたかなぁ?
[鼻が詰るような感覚に、首を傾げる。何となく目も重たいような気がする…]
所で滞在場所って何処なのかなぁ?
未だそこまでの準備って…決まってないの…か…な…
[次第に被さる重い瞼に逆らえず。近藤はそのまま机に頬をくっ付けたまま、何時しか眠りへと*落ちて行った*]
〔各自に分けた書類は、記憶媒体と纏めて空いた資料棚へ保管する。こんな作業も――日常になってしまうのだろうか〕
〔退出しようとする那須の言葉には、
暫し黙する間をおいて…深い一礼で送り出す〕
…はい、明日も。…お疲れさまでした。
神部さん、係長も…おやすみなさい。
〔自分も手荷物を常より少なめに持つと、タイムカードをチェックして。言葉少なになるのは、誰しものようだが…自分は特に酷い、と申し訳なく思いつつ面持ち固くして*帰途につく*〕
…えぇ、お疲れ様です。
[それぞれに休息のために去る同僚たちを見送り、天井を見上げて溜息。
業績好調な中での、急な欠員ほど困ることはない。
顧客のニーズに対応しきれなくなれば、積み上げてきた信頼が一気に崩れかねない。]
正念場、ですね…。
[あの口ぶりでは、コレだけで終わるとも思えず。
何が起きてもお互いフォローしあえるように、
また、他支社からの応援要員がすぐに仕事が出来るように、
統一ファイル形式の活用手順をざっとまとめて簡易マニュアルを作っておく。
A5用紙{2}ほどの短い資料だが、説明の手間が省けるだけでもかなり効率がよくなるだろう。
…そういう事態に備えなければならないというのが、辛くはあるのだが。
なるべくなら、誰も…。]
…えぇ、お疲れ様です。
[それぞれに休息のために去る同僚たちを見送り、天井を見上げて溜息。
業績好調な中での、急な欠員ほど困ることはない。
顧客のニーズに対応しきれなくなれば、積み上げてきた信頼が一気に崩れかねない。]
正念場、ですね…。
[あの口ぶりでは、コレだけで終わるとも思えず。
何が起きてもお互いフォローしあえるように、
また、他支社からの応援要員がすぐに仕事が出来るように、
統一ファイル形式の活用手順をざっとまとめて簡易マニュアルを作っておく。
A5用紙{3}枚ほどの短い資料だが、説明の手間が省けるだけでもかなり効率がよくなるだろう。
…そういう事態に備えなければならないというのが、辛くはあるのだが。
なるべくなら、誰も…。]
[ふと、思いついたように、鞄の中を漁りだす。
[01]分ほど引っ掻き回しただろうか?
ラベル代わりにヒヨコのシールを貼られた、フロッピーディスク。
既に旧世代のものと化した記憶媒体を、外付けFDDを探してきてパソコンへ。
幸い、破損はしていなかったようだ。
すぐにその中のファイルを2部づつ、プリントアウト。]
[20枚ほどになった紙束を、2冊まとめてクリップで留める。
自分が畑違いのこの業界へ入り、右も左もわからなかった頃に貰ったマニュアル。
言葉遣い、電話の応対や顧客への応対。
それに何より、"品物を売る者"、"品物を買っていただく者"としての心構え。]
すぐには無理でも、なるべく早く戦力になっていただかないと。
[ヒヨコの表紙のマニュアルを、瀬戸と羅瀬のデスクにそれぞれ1部ずつ置く。
表紙の隅に小さく入った署名は"Goto."]
[20枚ほどになった紙束を2冊にまとめて、それぞれクリップで留める。
自分が畑違いのこの業界へ入り、右も左もわからなかった頃に貰ったマニュアル。
言葉遣い、電話の応対や顧客への応対。
それに何より、"品物を売る者"、"品物を買っていただく者"としての心構え。]
すぐには無理でも、なるべく早く戦力になっていただかないと。
[ヒヨコの表紙のマニュアルを、瀬戸と羅瀬のデスクにそれぞれ1部ずつ置く。
表紙の隅に小さく入った署名は"Goto."]
一晩寝て方針が固まりました。
・秘匿恋愛者COはしない。
・相手は明言しない。
・推薦票を入れてもらう。
・人事は空気と手数を読んで、もし二人残っているなら辞令被せをしてくれ!(祈
これで、後はいかに全員が納得する「推薦理由」を出せるかですな。
〔早朝からは、到着した応援者達とのミーティング。
元は福岡支社のサテライトだった南九州支社の者達だけに、
飲み込みのいいのが助かるところだった。
早速、各店舗ごとの状況把握に入って貰うこととして、
自分も山積する業務に取り掛かっている。〕
…これだけやることが多いと、いっそ爽快だな。
〔続く状況を織り込みながらの作業は、いい経験になる。
目の前の忙しさに踊らされないようにと心がけるべきだろう。
背中合わせの席で作業する楊課長の気配も頼もしい。
――そんな状況での滑り出しは、21%程度〕
軌道に乗せるまでが勝負…か。
〔更に辞令は出されるのだろうから、焦りは禁物だ。
取引先訪問の時刻が近づくまでは、順序だてて堅実な
作業を*続けるだろう*〕
[支社から持ってきていた資料を開いていたときに、
背後から聞こえてきたくしゃみに顔を上げる]
…風邪ですか?
向こうでも具合の悪そうな方、多かったですし…
人の心配だけじゃなくて、自分の心配もしましょう。
…ね?
[毛布を借りてきて、近藤の肩にそっと掛けた]
―ワーキングルーム―
[朝から引継ぎ業務の話とかいざと言う時は自分がモデルになろうかとか色々忙しく、本来受け持ってた仕事の進行度は現在81%]
[指示が一通り行き渡ると、慌しさに反比例してどんどんと口数が減っていく。焦らないように――そう考えることが、既に焦りの第一歩なのだろう。
疲弊した脳を休めようと、湯飲みを片手に立ち上がり給湯室へと向か――おうとして、身体がデスクの端にぶつかる。注意力が散漫になっていたのかもしれない]
――あっ――!
[その拍子に、手からするりと湯飲みが滑り落ちた。
薄いタイルカーペットを敷き詰めた床。それでも少しは衝撃を吸収してくれるはずだったのだが――落ちて衝撃を受けた場所がまずかったらしい。
綺麗に、二つに割れてしまった]
――ああぁ――
[何かが抜けてしまったような細い声を喉の奥から絞り出し、へたりとその場にしゃがみ込む。ぼんやりと割れた湯飲みを見詰め――やがてその破片を手のひらに拾い集めると、表面の魚の文字を指先でなぞっている]
後もう少しですね…さっさと終わらせて引継ぎの方に全力を注ぎ込むとしますか。
[軽く首筋を揉みつつ何時もよりハイペースで*進行中*]
さて。
それにしても近藤は結局牧原は諦めてこっちに来るのか?
単にふらふらしているだけなのか?
はっきりとよく分からんまま分かれちゃったなぁ…。
取りあえず那須の方針が変わってきたから、以前のテーマソングは破棄。
違うものを考えてみようかな。
……さむい。
[ふと目を覚ますと、動いた勢いで毛布がずるずると床に落ちる。
あっと思い反射的に手を伸ばしたが、僅かに間に合わず元で小さな山になる。]
だれが…掛けてくれたんだろう?
[ずるずると引っ張り上げて身を包むように包まる。柔軟剤の匂いがふわりと鼻腔を擽った。]
優しい…匂い…だな。――懐かし…
支社の人達は…今頃どうしているんだろう?きっと…大変だろうね…。
今…何も出来ない自分が…歯痒いや…。
[鼻を啜りながら、気休めにと鞄の中から取り出したのは、入社当時から集めて居たスクラップ。世間ではどういった物が好まれ、またどういったものが求められているのか。ファッションから。世相から。色んな視点から物事を見て先を読めとの教えを守って集めていた代物だった。]
オレだけただ黙ってここに居る事なんて…出来ないから…。
[自然と潤む視界を指で拭って。ゆっくりとスクラップを捲り始めた。]
[立ち上がり、内線で出法螺を呼んで細かい破片の後片付けを頼むと、給湯室に向かう。
大きなかけらを古新聞紙に包むと、不燃物入れの中に、そっと横たえた]
――大切にしていたのですが――ごめんなさい。
[ぽつりと呟き]
仕事に、集中できませんね。
気分転換をしてきましょうか――。
[給湯室を出ると、屋上へと向かった]
[屋上は、少し風が強かった。それほど高くない建物だが、ビル街の周辺部に位置するため、方角によっては遠くまで見渡せた。ぽつぽつと、桜らしき薄霞が確認できる。
フェンスにもたれて携帯を取り出し]
『湯飲みが割れてしまいました。
声が聞きたいです。』
[題名のないメールを送信する]
――――。
[送信完了のメッセージを確かめてから閉じると、遥か空を見上げた]
良い、お天気ですね。
あちらは寒くはないのでしょうか――?
>>=6
[ぼんやりとスクラップを眺めている近藤の胸ポケットが、微かに揺れる。
どうやら僅かに電波をキャッチした携帯が、メールを受信したらしい。
もそもそと取り出し、受信ボックスに掛けておいたパスワードを外し内容を見る。]
――っ……
[言葉にならない声が漏れそうになって、必死で口許を押さえた。]
〔取引先へと、担当が代る旨の挨拶を一通り済ませて
会社へ戻って来る。皆が抜けた者の穴を埋めようと、
尽力する様子に内心力づけられもして〕
…む、…丁度昼時か。
皆さん、あまり飛ばさず…
休憩は通常通りに入れてください。
〔ワーキングルームにいる面々に声をかけていると、
部長の机傍を片づける出法螺さんの姿が目に入る〕
お疲れさまです、出法螺さん…
何かありましたか。
〔事情を大まかに尋ねると、那須が力落とした様子で
屋上へ向かったことも耳へ入るのだろう。
彼女に礼と労いの言葉をかけて、思案げにし…
やがて屋上へ向かってみるのだろう〕
[スクラップを見る目が霞む。そう言えば毛布を被っても一向に暖かくならない。
そんな近藤の姿を黙ってみていた亜久は、そっと彼に近付き、肩を叩く。]
『近藤くん、今すぐ私の熱いベーゼを受けるのと、医務室へ行くのとどっちが良い?』
[その声に振り返り、亜久を見上げた近藤に戦慄が走る。]
あっ…あ…あの!オレ…医務室行ってきます!
[言うか早いか立ち上がると、転がるように室内を後にした。]
[少し強い風が吹き抜ける屋上。社屋はそんなに高くないのだが、ビル街の周辺部に位置するため、方角によっては遠くまで見渡せた]
ああ、まだ桜が残っているところもありますね。
[種類が違うのだろうか?既に葉桜になっているものに紛れて、淡い霞がかかったところが散在するのを確認できた。
フェンスにもたれ、晴れて所々に雲の浮かぶ青空を見上げ、眩しそうに目を細める]
…支社長…
[転がるように飛び出していく近藤を
心配と呆れの混ざった視線で見送り]
[ここは「俺というものがありながら」とかボケるべきだろうかとか
思わず真顔で考えてしまったりして]
〔屋上へ続く鉄扉を開くと、手応えは重く。
風に煽られて結髪が躍るのをそのままに、
陽射し浴びる那須の姿を視界に映し――〕
…山桜の類は、最近街中でも見られるようです。
〔彼の傍へ歩を進めると、耳に入る言葉へ応える。
花の時期がずれる樹は、景観としては良いのだろうが
――本来あるべき場所から移されたそれらが、
常から少し、気の毒な気もしていた。
自分も景色を眺めつつ、視線を合わせないまま会釈して〕
─早朝・自宅─
ごめんな、ベアトリーチェ。
またいろいろ心配かけることになりそうだ。
[出勤前のお見送りに来た猫を撫でる。みぃ…と小さく鳴いて、見上げる緑色の瞳。
他人に懐かない子だから、知人に世話を頼むわけにもいかない。外回り中に餌をやりに来ることは出来ると思うが。]
──男ってぇのはな、守るべき相手を持たないとダメになるイキモンなんだ。
自分だけだと思えば、まだ大丈夫だと無茶しやがる。
誰かの為に生きなきゃなんねぇ、倒れるわけにゃあいかねぇ…
…そう思えばナ、自分のコトも気にかけようと思えるようになるもんだ。──
[退院して自宅療養中に、出張のついでだと見舞いに来た嘗ての上司は、そう言って小さなキャリーバッグを差し出したのだっただろうか?
ウチのネコが産んだ子でなぁ、と。]
ボクは、大丈夫ですから。
[ぺろりと手を舐められて、微笑む。
行って来ます、とドアをしめた。]
えーと。
…何でもないです。
[言ったら言ったで凄いことになりそうなのでやめておいた]
[少しばかり表情が緩むのは、いつものやりとりへの安心故か]
[軋む扉の音に視線を流すと、現れ出てくるは伊香保の姿]
――そうなのですか、ではあれは山桜なのですか。
[ぽつりと。会釈を返し、また空に瞳を泳がせ]
一番しっかりしないといけない人間がこれですからね。
困ったものですね。
[苦笑して]
少し、仕事をどうにかしないといけないな。
寝る場所は、とりあえず三軒隣のビジネスホテルを確保した。
近藤君は体調の回復を待つとして、秋芳君は私に来る福岡支社関係の問い合わせの対応を頼む。
牧原君は、私の管轄外だが、何やら自分でやっていたようだから指示しなくても問題ないだろう。
しかし、今回のことを決めたはずの会長自身が、接待ゴルフで捉まらないときた。
どうにもならん。
[げっそりとして]
ああ、その前に私にコーヒーを淹れてくれ。
はい、分かりました。
[きびきびと出される指示にすぐさま返事を返す。
営業は勉強中だが、秘書の仕事は慣れたもの──]
…って、コーヒーですか。
あんまり俺にばっかり頼んでると、そのうち
俺の淹れたコーヒーじゃないと満足出来なくなりますよ?
[苦笑し、冗談交じりに呟いて]
─ワーキングルーム─
[新たに決まった仕事の分担にあわせて、データベースを使いやすく分類してソートし、引継ぎ先へと割り振っていく。
処理中に電話応対。気心の知れた上得意先には、春の人事異動でご迷惑をおかけするかもしれないと詫びもいれながら。
あの湯飲みが割れてしまったのは見えていたのだが、電話中だったので反応するわけにも行かず。
気落ちしていないか、心配にはなっている。]
[早朝からタイアップの会議と調整に廻り、社に戻ってきたのは正午過ぎ、進度は[[future]]%だか午後からは引継ぎの方へ集中することができそうだ]
………那須部長…?
[途中仮眠室に寄り持参した最低限の生活用品何点かが入った袋を置くと階段で3階へ。屋上へと向かう後ろ姿を眉を寄せて見ていたが、後を追う伊香保に軽く頭を下げ]
………。
[特に声を掛けるでもなく二人の消えていった場所を見つめ、緩く息を吐いて何か思いを馳せるように目を伏せるとワーキングルームへ]
む?それはつまり私に
「そのときは秋芳君をお嫁にもらうから問題ナッシング!」
と言わせたいのかな?
[真顔で。かなり真顔で]
[早朝からタイアップの会議と調整に廻り、社に戻ってきたのは正午過ぎ、進度は38%だか午後からは引継ぎの方へ集中することができそうだ]
………那須部長…?
[途中仮眠室に寄り持参した最低限の生活用品何点かが入った袋を置くと階段で3階へ。屋上へと向かう後ろ姿を眉を寄せて見ていたが、後を追う伊香保に軽く頭を下げ]
………。
[特に声を掛けるでもなく二人の消えていった場所を見つめ、緩く息を吐いて何か思いを馳せるように目を伏せるとワーキングルームへ]
…はい。
花より葉が先に出ますので、あれで盛りなのでしょう。
〔受け答えも他愛無いもので、柔らかな風の中
街の際霞む遠くを見遥かす。那須の自嘲には、
緩く被りを振って〕
…いえ。きちんと陣頭指揮を戴いていますし。
我々と同じように、悩んで下さっていると…
自分は安心しています。
…傷ついたッ!私は傷つきましたよ!
こんないい男を振るなんて、秋芳君は見る目がありませんね。
[机にべったりと伏せると、人差し指でのの字を書いている]
[午後からは引継ぎ仕事に取り組んでいたもののどうにも部長の事が気にかかる]
…伊香帆さんが後を追いましたし多分大丈夫だとは思いますが…。
[何時もの「主任」ではなく名前で呼んだ事に本人は気付いているのか居ないのか。時折バイト達の様子も見つつ今はただ自分がやるべき事をやるのみ―]
[あくまでも上司を立てようとしてくれる伊香保の言葉に、少し情けなさそうに微笑を返すと]
――伊香保さんは、言うべき言葉を言いそびれたり、聞くべきことを聞きそびれたり、そんなことはありますか?
[突如、質問を切り替える]
あぁ、お帰りなさい…神部クン。
[画面から目を上げて微笑む。
コンピューターの扱いに慣れているのは単に趣味の範疇でだったのだが、それでもこういう事態の時には必要とされてしまうわけで。
プレゼン用の資料をプリントアウトしながら、少し手を休める。]
[医務室から薬を携えて帰ってくると視界に入った、亜久のむさ苦しいいじけた姿に]
――秋芳さん、そのうっとうしい人、どうにかしてくださいませんか?折角注射まで受けてきたのに…頭痛が痛みます…。
[本店ともなると医師と看護師も常勤ならしく、医務室に入るなり診察を受ける。医師から帰ってきた答えは風邪。休養と栄養分をしっかり取れと告げられ、栄養剤を打たれた。
しかしそのお陰で大分体調は良くなり、三十分の仮眠も手伝ってか、すっきりした様子で席に着く。]
一杯のコーヒーで私の胸の鍵を盗んで逃げていったあいつはどこにいるのか盗んだ心返せ〜ウォンテッド!
ああ、そんなあなたが憎い。憎すぎる。
[妙な節で歌いながら、ジト目で秋芳を見つめてみた]
〔緩く首を巡らせて那須の面持ちを目にする。
其処へ浮かぶ機微へか、僅かに黙する間のみを置いて〕
…多々、あります。
自分は、行動で示す性質なので。
――部長は、今…後悔なさっておいでですか。
ああお帰りなさい近藤さん。大丈夫ですか?
大丈夫だと思っても無理する人なのは分かってるので
とりあえず休んでくださいね。
文法おかしくなってますから。
[支社長とのやりとりでテンションが上がっているようだ。
言っていることが何気に問答無用]
はいはいコーヒーは淹れますから
そんな恨みがましく見ないでください。
胸の鍵ならのしつけて返しておきますよ。
[性格、変わってないか?]
――それは、解決をしたのですか?
[多々、という伊香保の言葉に、緩く気遣わしげな瞳の色を表し]
後悔――そうなのでしょう――きっと。
そのことはかりが胸に痞えて、仕事が手に付かないのです。
こんなことでは――と、思うのですが。
こんな大事な時期に、本当に申し訳ありません――。
[ぎゅっと目を瞑り、振り切るように唇を噛む]
――ワーキングルーム――
…只今、戻りました。
紅練係長もお疲れさまです。
…羽生も。
[羽生にも目を走らせて。呟く言葉には随分間を置いてから曖昧に頷き。プリンターからもりもりと生み出される資料の山から紅練の仕事量を察すると眉間へ寄せる力を緩め]
……何か淹れて来ますので、少し休憩なさってください。
…羽生はコーヒーで大丈夫か?
[他にも二人のバイトにも声を掛けてから踵を返して給湯室へ]
ご心配お掛けいたしました。もしかして、毛布を掛けてくださったのも秋芳さんでしたか?
――多分大丈夫じゃないと思うので、素直に休みます。
えぇ、支店長のお願いと言われてもそれはすっぱり断りますので…
[ごく自然に言い訳など返せない言葉尻の強さで休養を命ずる秋芳に、反論などせずこくりと頷き、鬱陶しく歌を口ずさむ亜久を一瞥して溜息を吐く]
秋芳君、何かから解放されたように生き生きとしているね。
[突っ伏した頭を、こてりと横に倒して]
ショーモデルの特訓が効いたかな?
うむ、魅力的だぞ。
[自分の指示に間違いはなかったと言わんばかり]
近藤君は相変わらずツンデレさんだなぁ。
たまには毒舌を引っ込めて弱いところを見せてくれないと、私の心はキュンとしませんよ?
[暇なのか、雑談をするくらいしか時間を潰せないようだ。どうせまともな反応が返ってくるはずはないと思いつつ、軽口の応酬を続けて楽しんでいるらしい]
ええ、何だか調子が悪そうでしたので…
毛布をかけるより、引きずってでも医務室に連れて行ったほうが
良かったかもしれないですね。
[苦笑し]
…そうですか?
[生き生きしている、との言葉には首を傾げて]
…ええ、まあ、いい経験は出来ましたけど…
それとは何か違う気が。
[魅力的と言われても喜んでいいものかどうか]
えぇ、そうですね。
[少し伸びをして、親指の付け根を軽くもみ、]
無理しない程度での最善の維持。
コレが重要なんですけど、難しい…。
内部の問題で顧客に迷惑をかけるわけにはいきませんしねぇ。
[また電話が来て、応対の穏やかな声色が響く。]
したものもあれば、していないものも。
…自分が至らないので。
〔応える声は、常とさして変わりなく。
隠しへ手を入れて、手遊びのように
タブレットの箱をからからと鳴らし〕
――自分で宜しければ、お聞かせ下さい。
効率改善の一環とでも、お思いになって。
〔苦しげな那須の様子に、僅かに眉を顰めて。
上体を傾けると、彼が唇を噛むのを
親指の腹で摩る仕草をしてやんわりと窘める〕
褒めているのだから、素直に喜びなさい!
[びしぃっと、秋芳に人差し指をさして]
でも私はそうして遠慮して恥らう秋芳君も大好きですよ。
[恥らってない]
引き摺ってって…秋芳さん、それって何気にオレを殺そうと企んでいます?
[苦笑を漏らす秋芳に恐怖を感じ、亜久の軽口には、近藤は軽い眩暈を覚え、額に手を当てていたが、ふと思い立ったように立ち上がり]
……支店長の胸キュンのツボが解らないので…。
どう行った態度を取れば…支店長はキュンとしてくれますか?
[亜久の傍に行くと、僅かに緩めていたネクタイをきゅっと締め、わざと視線を外して呟く。まだ熱がしっかり下がりきっていない所為か、頬は僅かに朱に染まっている。]
みな、同じですね。
[少し安心したように、吐息を漏らす]
――一度、大きな失敗をしたのです。
仕事を優先するばかりに、大切なものを失ってしまった――。
[伊香保の仕草に、顎の力を緩め]
二度と同じ過ちはしたくないと、そう思いました。
しかし――今の状況では、やはりプライベートを優先するわけには参りません。
――娘のこともありますし――。
[うまくいかないものです、そう口の中で呟く]
殺そうなんてとんでもない。
俺は非力なものですから、近藤さんを担げないと思っただけです。
…ちゃんと毛布を掛けるだけに留めたでしょ?
[自主的に医務室に行かなかったら引きずって行ったのだろうか]
あ…お帰りなさい。コーヒーで良いですよ。
[声を掛けられてから漸く副主任が戻って来た事に気付き慌てて挨拶を]
[現状進行度は89%]
[秋芳の「に゛っこり」の「゛」は意図的に見ないようにして]
おお、秋芳君。
ならば私たちは相思相愛だな!
……こ、近藤君…。
いけないッ!私には秋芳君という存在がッ!
こんなにモテモテなのに、私の身体はひとつだけ。
ああ神様のいぢわる。
[キュンとしたらしい]
はいはいそうですねー相思相愛ですねー
[かなりおざなりだ]
[そんなやりとりをしつつもちゃんとコーヒーは淹れたらしい。
ついでに近藤のデスクにはホットミルクを置き]
[1]
[2]
[3]
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