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もくもくと蒸気をあげて駆動する機械、ぐるぐると絶えず回る無数の歯車。
──今日は時計の国で年に一度催される三日間のお祭り。
城下町では時計職人たちが意匠を凝らしてつくりあげたさまざまな時計がずらりと飾られ、他にもたくさんの出店が並んでいます。
普段は灯台にある《マザー・クロック》が間近で見られることも、このお祭りがいかに特別なものかを物語っていることでしょう。
この日を楽しみにしていた国民たちは、心を弾ませながら城下町へと赴きます。
1人目、国王 オズワルド三世 がやってきました。
国王 オズワルド三世は、村人 を希望しました。
村の設定が変更されました。
村の設定が変更されました。
村の設定が変更されました。
/**/
次回村建てる時はもう失敗しないって思ったのにまたいろいろとやらかした。しにたい。
でもダミーがサトシになることは避けられて本当によかった。
どうもたかみをです!
今回はたくさんの参加表明をくださりありがとうございました。
プロローグは明日からですが、なにとぞよろしくお願いします!
[かつ、かつと。靴の音を規則正しく床に響かせて、開け放たれたホールへと向かう。そこでは既に、宮廷に仕える時計職人たちが、《マザー・クロック》を展示しているようだった。]
……ああ、ご苦労。
お前たちはもう下がっていいぞ。せっかくの催事なのだから、羽目を外してこい。
[私は時計職人たちに声をかけてから、大きな台に飾られた《マザー・クロック》に視線を落とす。
時計の国に繁栄をもたらした《マザー・クロック》への感謝と祈りのために始まった祭り。
時計塔からこの国を見守る原初なる時計は、この三日間だけは地上に降ろされ、国民が近くで見ることが許されている]
[鈍く光るアンティークのそれには幾つもの歯車が噛み合って、絶え間なく針を進めている。
一見ただの時計だが、これには過去から未来まで、世界の智慧の全てが詰め込まれている。私はそれを知っている]
そろそろ国民たちが来る頃だな。城内は開放されている間は好きに入り、回るといい。
といっても、特別なものはこの《マザー・クロック》くらいだろうが。
村の設定が変更されました。
2人目、時を愛する貴族 サラ・クロノスティス がやってきました。
時を愛する貴族 サラ・クロノスティスは、共有者 を希望しました。
空を煙が覆っている。私の好きな空。
国に、無数の時計の音が響く。私の好きな音。
油差しの臭いが立ち込める。私の好きな臭い。
そこにいるのは、年に一度の至福の時を過ごす国民達。
私の好きな国民達。
当たり前のように。変わらぬ事無く、生きる時を刻んでいく命達。
サラ・クロノスティスは、時計の国の城下町を。
緩やかに華やかに。されど心の動悸を高らかに鳴らしながら赴き歩く。
時を愛する貴族 サラ・クロノスティス が村を出て行きました。
2人目、傭兵 ブレイク がやってきました。
傭兵 ブレイクは、蝙蝠人間 を希望しました。
/☼華やぐ街の喧騒。
俺には相応しくねえなと苦笑いしながらも、石畳を踏みしめて行く。
今日は無礼講、か。
ま、言葉に甘えるとするかね。
銀鼠色の月と鮮黄色の太陽。
群青色の盤面には無色透明の星が瞬く。
開いた胸元からはそんな時計が首から下がっている。☼/
3人目、死病診 エルス がやってきました。
死病診 エルスは、辻占狂人 を希望しました。
4人目、新聞屋 アイリーン がやってきました。
新聞屋 アイリーンは、村人 を希望しました。
5人目、時を愛する貴族 サラ・クロノスティス がやってきました。
時を愛する貴族 サラ・クロノスティスは、共鳴者 を希望しました。
首に掛けた、サラの命が揺れる。
サラの生きてきた時間を詰め込んだ、命の時計。
上級貴族である、クロノスティス家の次期当主の証。
代々継承されるタンザナイトの宝石を縁に嵌め込んだ、心臓程の大きさの時計。
家の象徴の模様を掘り込まれたそれは、サラにとっての誇り。
文字通りの心臓とも言える時計を撫でて、今回店を出展していると聞いた友人の店へと歩く。
6人目、手紙配達人 レーヴ がやってきました。
手紙配達人 レーヴは、霊能者 を希望しました。
─────────────────────
縦横無尽に駆け回る!西へ東へ北へ南へ!
アナタの街の配達人!
アトラップ配達をどうぞよろしく!
─────────────────────
7人目、捨て子 リリアーヌ がやってきました。
捨て子 リリアーヌは、照坊主 を希望しました。
少女は、祭りで華やぐまちを歩いていました。彼女が跳ねるように歩く度、彼女の首からかけられていた、懐中時計が瞬きます。
彼女の名前はリリアーヌ・キャンベル。キャンベル家はこの町では名の知れた貴族。そのキャンベル家の長女こそ、彼女リリアーヌ・キャンベルです。
「今日はお祭りの日! とっても楽しい特別な日!」
くるりとリリアーヌは回転してみせると、へへっと嬉しそうに笑います。深窓の令嬢として普段は出歩くのも許されない彼女は、今日という特別な日を、心待ちにしていたのでした。
「お父様もお継母さまも、今日は一人でお出かけしていいなんて、なんて素敵な日なのかしら!」
何も知らないリリアーヌは、無邪気に笑いました。
8人目、人形が喋るよ! ルーツ がやってきました。
人形が喋るよ! ルーツは、小悪魔 を希望しました。
大きなリュックを背負った彼女は右手に白い髭を蓄えた可愛いおじいさんの人形をはめている。
なにかの目線を気にして、それでも彼女の世界は独立して確立している。
年齢より可愛い声をどうにか嗄れた声に落とし込んで人形の口を動かす。
「ルーツよ、これが祭じゃ!楽しむぞ!」
祭を前に気持ちが舞い上がったのか、作った声に満足したのか、口角を上げながら彼女は頷いた。
9人目、人嫌い ダズリー がやってきました。
人嫌い ダズリーは、おまかせ を希望しました。
─────ああ、臭い臭い。
(ここの黒い煙のにおいにはすっかり体も馴染んでいるものの、人のごった返す独特な臭いはやはりまだ慣れない。怪訝そうに眉を寄せながら装着しているマスクの紐を後ろでさらにきつく縛る。)
マザークロック様々だな……なんでそんなに見たいんだか。
(とは言いつつも、自分もその物好きのひとりに過ぎないのだと自らを嘲た。)
時を愛する貴族 サラ・クロノスティス は肩書きと名前を 上級貴族 サラ に変更しました。
10人目、蒸気機関技師 テルミット がやってきました。
蒸気機関技師 テルミットは、おまかせ を希望しました。
職人街のとある倉庫。
勢いよく噴出する蒸気と激しく運動する無数のタービンが、その巨大な機構の活動を証明していた。
その振動でガタガタと音を立てるパイプと回転する歯車がやかましく鳴り響く中、男―テルミット=ヴィブラートは声を上げた。
「…ふふ…ははは!はあーっはっはっは!!!
遂に…遂に完成したのだ!私の最高にして究極の時計《時を刻むくん改》が…!!
……予定よりも随分大きくなってしまった気もするが……まあ誤差の範囲だろ。」
ガコン!と一際大きな音を立てて、《時を刻むくん改》が身を揺する。
「さて…どうやって運びたしたものか。そこまで考えていなかった。」
テルミットは時計の周りをぐるぐる回りながら思案する。足元に落ちた鈍く光る真鍮の歯車には気付かないまま。
大きなリュックを背負った彼女は右手に白い髭を蓄えた可愛いおじいさんの人形をはめている。
なにかの目線を気にして、それでも彼女の世界は独立して確立している。
年齢より可愛い声をどうにか嗄れた声に落とし込んで人形の口を動かす。
「ルーツよ、これが祭じゃ!楽しむぞ!」
祭を前に気持ちが舞い上がったのか、作った声に満足したのか、口角を上げながら彼女は頷いた。
─────ああ、臭い臭い。
(ここの黒い煙のにおいにはすっかり体も馴染んでいるものの、人のごった返す独特な臭いはやはりまだ慣れない。怪訝そうに眉を寄せながら装着しているマスクの紐を後ろでさらにきつく縛る。)
マザークロック様々だな……なんでそんなに見たいんだか。
(とは言いつつも、自分もその物好きのひとりに過ぎないのだと自らを嘲るのだった。)
頭につけたフリル。耳にあしらった時計の装飾からチクタク音がする。外出用にいつも付けている、命とは別の時計。
美しく装飾出来そうな店が無いかも合わせて探す。
「ふふ。そう。二人で出すことにしたの。
素敵な目覚まし時計ね。ユリ。
一つ、買わせて貰うわ。後で家のものに取りに来させるから」
同じ学園に通っている、女学生が売っている時計を購入する。
父を時計職人に持つ友人は、隣にいる同じく学友の子と照れ臭そうにはにかんでいる。
商品を出すかを悩んでいた彼女は、吹っ切る事が出来たようだ。
サラは、時が進んだそのものの風景を慈しむ微笑を見せると、また他の時計探しへ向かう。
11人目、薬師 ジュラム がやってきました。
薬師 ジュラムは、小悪魔 を希望しました。
祭りの喧騒から四つ、五つ離れた通りをずっと突き当たりまで歩いてゆけば、少々陰気で多少オンボロの、変哲もない薬屋がある。
《スミスの薬屋》。どこにでもありそうな名で、時々途切れながらも閑古鳥は鳴かないような、そんな店だ。ギィと鳴る木の扉を押せば、当然ながら草の苦い匂いが鼻を刺す。積み上げられた葉やら虫やら、色んなものが閉じ込められた瓶の隙間に、男がいることには気づくだろうか。
一人の少女が、小脇に紙の束を抱え、街中を駆け回るところから、今日のお話は始まります!
「号外ごうがーい!今日は待ちに待ったお祭りの日だよ!今日から3日間はみーんな平等!無礼講のお触れが出ているよ!仲良くお祭りに参加できるんだよー!」
道ゆく人々に声をかけながら、でっかく『号外!!お祭り特別号!!』と見出しの入った紙を渡して行く。
綺麗に結われたおさげを揺らし、それに合わせて羽織ったケープやスカートもひらりと舞う。
はぁ……。
[今日は年に一度の祭りの日。町の誰もが朝早くから、見渡す限り浮き足立っている。
男は、騒々しい町の様子を僅かに開いた自宅の窓から眺めて眉間に皺を寄せた]
今日は患者が増えるだろうな。
[ぼそりと零し、ぐっと伸びをしてベッドから抜け出し動き出した。
顔を洗い、歯磨きをし、服を着替えた。顔全体を覆い隠してしまうほどに大きなマスクを被り、キッチンへと向かう。
湯を沸かし、煎った豆を機械で砕き、カップをセットして2杯分のコーヒーを淹れた。
そして、それに口を付けることなく流しに捨てた]
さて、行くか。
[町は祭り一色でも、男のやるべきことはいつもと変わらない。行きつけの店で朝食を取り、それから仕事を始めるのだ。仕事の合間であればかの《マザー・クロック》を見に行っても良いかもしれないが。
彼ーーエルシニア・カフネは自宅を出て町へ歩き出した]
12人目、少女 トッティ がやってきました。
少女 トッティは、おまかせ を希望しました。
[少女は人目も気にせず、時折踊るように、弾むように、くるりと回りながらスキップをしていた。すれ違った人は、少女が何か歌っているのを聴いたかもしれない]
「♪ぜんまいくるくる手まき時計。
かちかちくるくる準備する。
いちにち始まる準備する♪」
[今日は一年に一度のお祭りの日。13になったトッティは、初めて一人でお祭りに参加するお許しを貰ったのだ]
「けーん、けーん、ぱっ!ふふっ♪
マザークロック♪マザークロック♪おかおを見せてね、マザークロック♪」
全能神は焼き鳥を咥えていた。
とてとて、とてとて。
ゼウス 「これは、これは。我の大好物を買ってくれたのか?」
少女は神を前に小さく頷いた。
ゼウス 「ルーツの信心深さは本当に尊いな、おじいちゃんも嬉しいぞ。」
全能神は口をパクパクさせる。
少女は恥ずかしそうにはにかんで首を振る。
第三者から見たら気が触れたような世界が彼女のパーソナルな世界。
20歳を迎える彼女は人形とお喋りをしている。
いつもはのんびりと客を待つ男だが、今日に限ってはそんなわけにもいかない。黒く小さい眼鏡を鼻に引っ掛けてヒョロリとした体躯の男は、薄笑いを浮かべながら薬瓶を纏めている。
「さァ、稼ぎ時だネ。」
敷き布で簡単に纏めた荷物を両手で抱えて、どうにかこうにか表の通りへ歩いていった。
/*一応、三人分程は同じRPが出来そうなチップは用意してはいたんですけれどね……?
この先走りフライングロケットダッシュヒューマンほんとギルティ………………*/
上級貴族 サラ は肩書きと名前を 貴族 サラ に変更しました。
/*キャラチ争奪戦やばいな0:00のうちに投稿したのに、サラに負けた.......そして第二候補のリリアーヌのキャラチも取られていたw
第三候補残っててよかった〜
今回はロリします。
何気に中学生以下の年齢の女の子するの初めてかもしれぬ*/
/*今回の村ではふしぎちゃんとしてのんびりお祭りを楽しむ!
そして役職は、最近は大抵なにか希望していたいたけど、今回は天に委ねる*/
/*トッティは時間の神で検索してたら引っかかったエジプトのトト神から。クロノスと迷ったけど、あんまり女の子っぽくなかったからトト神のほうにした
時計のデザインは、キャラチ決まってからにしようと思ってたので、詳細はこれからこの子に合うのを考えます*/
/*赤ちゃんのときに孤児院の前に時計つきで捨てられてた。人の言うことをそのまま受け止める素直な子*/
13人目、令嬢 ヘンリエッタ がやってきました。
令嬢 ヘンリエッタは、占い師 を希望しました。
家庭教師 オーリ が見物しにやってきました。
家庭教師 オーリは、見物人 を希望しました。
ヒェッヒェッヒェ……
《マザー・クロック》、命の時計じゃったかな?
はてさて文明国というのに訳のわからん文化があることだわい……
一つでもいいからお土産に持って帰れたら、あの口うるさい母親に目にも見せてやれるんじゃがの……
ちょこっと一つもらえんかのぅ……
[危なっかしい足取りで、街道をちょこちょこと杖を突いて歩きます]
>> ブレイク
丈夫な男にぶつかってルーツはよろめいた。
あっ、と声をもらして、人形を用意する。
ゼウス「大丈夫かね、そこの男。ルーツが迷惑をかけたな、怪我はないか?」
作った声は少し脅えていた。
>> ケロイドの男
(ドンッ
猫背のせいで視線も下に行っていたせいだろう、ガタイの良い何者かに肩がぶつかってしまった。そう鍛えてもいないヒョロい体は呆気なく反対側に仰け反り、そこでようやく視線を上げた。
目立つケロイドは何の過去を物語っているのだろうか。そう思うのも束の間で明らかに不服そうな目をじっとり男に向け、舌打ちを残す。)
ゴールドのボタンにクリムゾン色のリボンの付いた留め具の付いた真っ黒なケープの下、淡いコーヒー色のブラウスは小さな歯車型のボタンが付いており、襟元はシンプルではあるものの、左側にイニシャルと羽根の刺繍がアクセントのように施されている。袖は少し窄まっており、袖のまわりにランプブラックのベルトが巻かれている。
肩紐のベルトは袖元と同じランプブラックでスカートの三分の二の長さまで装飾のように取り付けられている。
スカートは二重構造になっており、内側はチョコレートブラウンの細ボーダーにフリルの付いた膝丈3cm程度の長さだ。その上に裾が少し短めに左右や後ろをぐるっとモスグリーンの布地で腰まで覆っている。前や下からちらりと見えるボーダーラインの配分は完璧だ。
時計はスカートにチェーンで通されゆるりと垂れている。動けばちゃらりと揺れるそれは、チェーンにつけられた歯車型や羽根型、汽車型のチャームやディープレッドやチョコレートブラウンのリボンなどが不規則に彩っている。
肝心の“命の時計”は、シンプルなデザインながらも秒針の先端に小さな、自分の目と同じ色の石が埋め込まれており、外枠には細かな技巧で綺麗な羽根が描かれている。
「はいはいどうぞー!」
なんて言いながらあっちこっちを駆け回る。
そう、これがあたし!
新聞屋のクロッカー家次女、アイリーン!
みんなからはリーンて呼ばれているんだ!
みんな、覚えてよね!
っと。
ここで、はい!くるりとターンしておでこの前に右手を出してビシッと……うん、決まったね!
[エルスの職業は医者である。主に死に至るような感染症が専門ではあるが、基本的な医療知識はそれなりに身に付けていた。
それ故に、皆が慌ただしく駆け回る祭りの期間は怪我人などが割とよく駆け込んでくるのだった]
蒸気が空へと昇っていく。黒い煙が空を覆って、今日も都会はどんより空だ。
パルクールよろしく飛び出た煙突やトタン屋根を掻い潜り、足を痛めない程度の高さから飛び降りる。
足を着けた先、路地裏に住む猫にはさっき挨拶を済ませたばかり。また来たよと頭を撫でれば、向こうは呑気に欠伸で返してくる。
……平和そうで羨ましいねぇ。
どこの悪ガキが書いたのか、色とりどりに"アートされた"ブロック塀を軽々と超えれば、ほうら、見えた。
「ばーちゃーん!今日も孫から手紙来てっぞ〜!」
ブロック塀の向こうに住む老婆へ手を振り、自慢のローラースニーカーを転がして颯爽とその場に辿り着く。
着けていたゴーグルを外し、背負っていたリュックからガサゴソと手紙を一通取り出せば、腰を屈めて縁側で茶を啜っている老婆へ受取票と共に手渡した。
ガシャンガラガラ、と、職人街に破壊の音が響き渡る。
周辺の住人は、やれやれまたかと肩を竦めたことだろう。
「扉が小さければ大きくすれば良いだけの事!
サーメート!あとは任せた!私はこのまま祭りに出るから、お前も事が済んだら今日は自由にしていいぞ!」
《時を刻むくん改》はテルミットを乗せて蒸気を噴き上げ、自走する。
「では行ってくる!」
走り去る師匠と突き破られた扉を交互に眺めて、サーメートと呼ばれたテルミットの弟子は酷く疲れたように嘆息した。
14人目、令嬢 セレナ がやってきました。
令嬢 セレナは、村人 を希望しました。
城への道を歩きながら、セレナは独り言を呟く。
「あら、もう随分と人がいるのね。
私、人混みは嫌いなのだけど。
……お祭りだから仕方ないかしら。」
道の至る所で人々が談笑している。
彼らを横目に見ながら、ゆっくりと歩いていく。
貴族はいつ何時たりとも優雅であれ、なんて父は言った。
何回聞いても馬鹿らしいと思うけど、身体に染み付いているのだから呆れるやら情けないやら。
「私もお祭りを楽しめるといいのだけど……少なくとも、退屈が紛れるくらいには。」
「ああもう!ジャンの小うるさいこと!
やーっと!抜け出してこれたんだから。
うふふ。お祭りにお目付役と行くなんて興醒めよ。
私うんとたのしみにしていたんだから!」
髪には祖父の形見をお守りに。
まだ見ぬ世界に胸を躍らせて少女は街へと駆け込む。
目移りしながら走るうち、<<令嬢 セレナ>>とぶつかった。
令嬢 ヘンリエッタ は肩書きと名前を 箱入り娘 ヘンリエッタ に変更しました。
大きな通りに出ると、朝早いにも関わらず既にチラホラと店が出ている。しかし、まだ幾らでも良い場所が取れるだろう。
通りの交差する場所から少し奥、人通りが多くて店を見る余裕のある場所。そこに敷き布を広げ、薬瓶を種ごとに分けて並べてから歯車じかけの機械を脇に置く。小さな椅子と折り畳みの机を広げると、机の上には幾つかの小さな看板を据え付けた。
一番目立つ赤い看板には、『咳止め! 即ぐ効く』。その横には『特性目薬、これで煙も平気』、『その他諸々、調合します』などと手書きの文字が並んでいる。
外つ国の人には慣れぬこの空気だ。毎年のように飛ぶように売れるが故に、大声を出すことも無く悠然と笑みを浮かべて座っていた。
令嬢 セレナ は肩書きと名前を 地主の娘 セレナ に変更しました。
[途中すれ違った幼い少女に挨拶を返し、エルスは町中を通り過ぎてゆく。新聞屋の少女と手紙配達人の青年が忙しそうに視界の端を駆け抜けていった。
そうこうしている内に行きつけの店へと辿り着く。
レトロな外観の喫茶店。今日は祭りだからか、店の前に小さな屋台が出ていた。
喫茶店の扉を押し開け、マスターに声を掛ける。いつものものを、と言えばすぐに伝わっただろう。
マスクを外している間に、じきに出てきたシンプルなサンドイッチを齧りながら新聞を読んだ]
手紙を届けて受取票にサインをして貰うだけなのに、どうしてあの家に行くと付属品が多々ついてくるのだろうか。
持たされた巾着を開けて中を見ると、今日はどうやら砂糖飴らしい。色とりどりの綺麗なそれは、口に含むと甘い砂糖の味がする。コロコロと口の中で転がせば、途端ガリッと噛み砕いた。
「よぅし、次行くか!」
糖分補給は充分できた。必要以上の休憩は商売の質を落とすことになる。
首にぶら下げたゴーグルを装着し、ローラースニーカーを走らせて適当な路地を見つければ、近道とばかりに身体を急旋回させてその奥へと入っていき、軽々とした身のこなしであっという間に屋根の上へと登りつめた。
見上げた空は先程と変わらずどんより暗く、しかしお祭り騒ぎに浮かれた街は、そんな空をものともしない程に活気で賑わっている。
「時計なんて見て、何が楽しいんだか…」
恨めしそうにその光景を見てため息をつく。瞬間、トタン屋根を蹴って走り出した。
飛び移ったレンガの屋根が、レーヴの体重を支えきれずに少しだけ欠ける。しかし、どうせ無人の家だからと構わず次から次へと飛び移り、空を駆けた。
黒い煙の昇る空、蒸気の匂い、機械の音、色とりどりの街の賑わい。
ふと、階下から子どもの声がする。その声に片手を上げて応えれば、次の配達の為、レーヴはその場を後にした。
どすん!
大きな音を立ててぶつかり、その勢いのままに尻餅をつく。
>>35 セレナ
「いたた……まあ!ごめんあそばせ。
おほん……いえ、ごめんなさいね。
私ちょっとよそ見をしてしまって。お怪我はないかしら?」
きっとこんな時物語なら最初にぶつかるのは運命の王子様。
しかし現実は自分と身分の近しいであろう女性。
「うまくはいかないものだわ」と小さくつぶやくが、よそ見をしていたのは事実。お詫びはしなくては。
/*好きなもの:アンティーク時計。古いものは、それだけ時間をその機工に詰め込んでいるから
時間ガチ勢。家は屈指の時計募集家の側面を持っている*/
15人目、貿易商 アーネスト がやってきました。
貿易商 アーネストは、智狼 を希望しました。
父が呼ぶ声がする。今日は年に一度の書き入れ時だ。臨時の店舗−と呼ぶには聊かお粗末だが、大事な商品を並べるテントは今朝早くから父と、孤児院の子供たちと自分とで立ち上げた。弟が検品した時計やその装飾品をテントへと運びながら、父へと返事を返した。
「はい、ただいま!」
両手に抱えるこれは単なる金儲けの道具ではない。注ぎ込まれた職人の心血と情熱を忘れずに、商品には敬意を払って丁寧に扱うことは、まだ年端もいかなかった頃から父に叩き込まれていた。すべては、まだ見ぬ客の最高の買い物のために。
>>40 ブレイク
彼女のそれは腹話術のように精巧なものではなく明らかに口は一緒に動いてる。
そしてそのまま二つの意味で被りを振る。
ゼウス「彼女も悪かったと謝ってるぞ(後ろでペこぺこ)
それとだが!わしは主神ゼウスだ。友人などという簡単な関係ではない!(後ろでうんうん)」
人形が喋るよ! ルーツ は肩書きと名前を 人形で喋るけど腹話術ではないよ! ルーツ に変更しました。
/**/
やあこんにちは!桜飴です!
今回の目標:ろあにばれない
これは結構真面目にやっているので、ひとまず恋愛PLから離れることを第1に決めたよ。こういうお店開く系PLは大体雲居さんかあげちゃんだと思うけど、またやばみな設定を盛ってるので非雲居さんは確実に透けるね。まあ文体で透けるんだけど。
あとは、小悪魔が通って欲しい。基本的には長く楽しみたいと思っているから、下手に致命傷追わせないように(でも落としたい)つなげてニヤニヤしたいなぁ。
……ほう。
[薬師の店のラインナップを見渡し、目を細める。もっともその顔は大仰なペストマスクによって窺うことは出来ないのだが]
>>44 アイリーン
褒められて喜んだ彼女はリュックを漁る。
あれでもない、これでもないとドタバタしたあと彼女のもう片方の手にも釣竿を背負った若い男の人形がはめられていた。
エビス「褒めてくれるなんて、嬉しいね。これだけで祭にきた意味があったよ!」
ゼウス「お嬢さんも祭を楽しむだぞー!取材ならいつでもウェルカム!」
にっこり笑顔が新聞屋に向けられる。
星呼び シルヴィ が見物しにやってきました。
星呼び シルヴィは、見物人 を希望しました。
/*
白くぼやける煙なのか、地に近い雲なのか。
どちらともつかない大綿が敷き詰められた空を見上げる。
息の詰まるような隙間のない視界。
それと裏腹に広く開け放たれた大国の正門を、シルヴィはただ眺めていた。
*/
>>50 セレナ
「まあ!コドモではないのよ?」
むっとするが、ほんの少し自分より年上であろう相手に少し身構える。
「はじめまして。私はヘンリエッタ。
とてもお祭りを楽しみにしてきたの。きっとあなたもそうね?
露天をゆっくり見てみたくて。
あなたは何を楽しみに来たのかしら?」
怪我はないことを見せるように、両手を広げて少し腰を落としお辞儀を披露する。
>>63
渡された新聞を眺めていると変な視線に気づく。
原因をたどってみるとそこには一人の女性。同い年くらいか?
(〇〇に成功したあなたはそれが仕掛けも何も無いハンドパペットだとわかる。)
ゼウス「わしの顔になんか着いてるかいの?」
エビス「ジジイの顔にはダサい髭しかついてないよ!」
ゼウス「我が権能の塊に向かって、不敬な!」
と、その後ろで少女は不思議そうに首を傾げる。
声は大して使い分けれていないらしい。
あの美人さんはどうしだろう?
/*自作の歌が共有のものになった!!!
ダスリー優しいな.......《みんなのおうち》の詳細決めてないんだけど、孤児院だって言っとこうかなぁ*/
旅のお供 アベル が見物しにやってきました。
旅のお供 アベルは、見物人 を希望しました。
[黒い雲に覆われた空を見上げれば、駆動音を立てながらばさばさと飛び去っていく機械の鳥を見つける。]
……へえ。噂には聞いていたが、外と中じゃ印象も大分変わるね。
機械仕掛けの鳥なんて初めて見たよ。まあ僕は、生きている鳥の方が好きだけど。
[鳥の行く末を目で追うと、あちこちに立ち並ぶ露店が視界に入った。そして、行き交う人々はみな、時計を持ち歩いている。]
いいなあ、“命の時計”。
あれを持ち歩いてるだけで、都会人って感じがするよね。
それにしても、あの人はどこにいるんだろう。
>>65 セレナ
「うふふ。出会いから非日常で素敵。
きっといいお友達になれるわ。お祭りでセレナに、もちろん私にもたくさんの特別なことが起こりますように。
ではお店をぐるっと見てこようかしら。
私たちまた会えるわ。きっと!
その時はお互いたくさんの特別を教え合いましょうね。」
セレナの手を両手で包み込んで笑顔で見上げると、たくさんの露店に向かって歩き始める。
「今度はぶつかったりしないわ。
身分は簡単に明かさず、でもエレガントに!
ああ……1度串のお肉やコーンのアイスにかぶりついてみたい。ジャンがいたら絶対にできないんだから。」
小さな野望を目に宿らせてヘンリエッタはセレナにしばしの別れをつげた。
>>64リリアーヌ
はにかみ笑顔の彼女へと、サラも貴族の社交場では出さない自然な笑顔を向ける
「そうなの。それは、残念ね」
俯くリリアーヌへと掛けれる言葉はこの程度のもの。本人の時間を、奪うだなんて。と憤りたくもあったけれど。
本当はもっと、励ますような言葉を掛けたかったけれど。
「リリアーヌと学園でお茶が出来たら、とっても楽しそうね。私のティータイムが華やかになってくれるわ
良ければ、私からもリリアーヌのお母様にお願いしたい所だけれど」
それは、貴族感での交渉事になってしまうだろうか。友人として訪ねてみるのは良いかもしれない
未来の楽しいであろう一時を想像して、口からそんな展望を語る。
「素敵。素敵な提案ねリリアーヌ。私、貴女の時間でどんな時計を見つけてきてくれるのかが、とても楽しみよ
私も丁度、古くて時間が目一杯に詰まった時計が無いかを探していたの」
「お城にも行ってみたいなあ」
リリアーヌは呟きました。たしか、このお祭りの最中は解放されていたでしょうか。たくさんの人だかりに背伸びをして、遠く城の方を眺めます。
そのとき、彼女の胸の懐中時計がまた煌めきました。正しく言えば──時計の表面に飾られた、イミテーションジュエリーが。
/*
煙さえも雲になる上空と、
人で海が出来上がっている街路を、新鮮な気持ちで眺めていた。
彼女にとっては、初めて見る時計の国である。
少し歩けば、新聞屋が号外だと謳い紙面を配っているのが見える。
近づいて人の波に乗りながら受け取ったそれには、一面を飾る《マザー・クロック》の全体画が写し出されていた。
陶磁器のように病的な白い肌。
肩に届かぬ横髪から覗く彼女の表情は、眼前の人だかりに負けず劣らず複雑である。
ひそめる眉のもと、怜悧な眼差しで見渡す街路へシルヴィはあてどなく歩を進める。
*/
星呼び シルヴィ は肩書きと名前を シルヴィ に変更しました。
店の準備は整った。まだ人の少ないうちに競合会社の偵察と祭りの後に出す商品の買い付けに駆り出された俺は、時計職人の店を中心に見て回りながら、その中に混ざる取引先や得意先に挨拶に回る。職人はみな元気そうだ。
「あ、親父さん!この間は素敵な時計を譲ってもらってありがとうございました。親父さんの時計は素朴だけど味があって好きです。新作があればまた後で買い付けに来ますね。」
通りも大分賑わってきた。朝から何も食べていない父や子供たちのために、何か朝ごはんになるものでも買おう。
きょろきょろと歩いていたら突然話しかけられてドキッとする。
その独特な風貌にまた驚くが、見た目で人を判断するなんて祖父の針にかけて決してできない。
>>77 シルヴィ
「はい……!!何かご用?」
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