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バレエ部 ミサ は、ボンボン ククイ に愛の言葉を囁いた。
クール ヒビキ は、オカルト部 マコ を占った。
オカルト部 マコ は、クール ヒビキ を占った。
次の日の朝、学級委員 サトシ が無残な姿で発見された。
《★占》 オカルト部 マコ は 人間 のようだ。
《★占》 クール ヒビキ は 人間 のようだ。
魚人が、バレエ部 ミサ の近くで跳ねたようです。
噂は現実だった。血塗られた定めに従う魔物“人狼”は、確かにこの中にいるのだ。
非力な人間が人狼に対抗するため、村人たちは一つのルールを定めた。投票により怪しい者を処刑していこうと。罪のない者を処刑してしまう事もあるだろうが、それも村のためにはやむを得ないと……。
現在の生存者は、読者モデル ミライ、クール ヒビキ、闇の眷属 シオン、軽音部 エニシ、モテ願望の強い キイチ、放送部 アリサ、学生漫画家 シズク、バレエ部 ミサ、オカルト部 マコ、スイーツ好き リコ、在日 セボ、ボンボン ククイ、バカップル ミウ、帰宅部のエース ヤクモ、テニス部 サヤ、巫女 コトハ、マイペース アオイ の 17 名。
───それは、一瞬のことでした。
最初に異変に気付いたのは誰だったのでしょう。
頭の上にのしかかってくるような低く厚い雲のもとで、鴉が何羽となく輪を描いてかあかあと騒いでいます。
鴉の鳴き声のほかは、あたりは溶けいるように静かで──。
そこであなたたちは湿っぽい杏のような臭いの正体に気づくのでした。
死体の山、山、山。至るところから血を流して倒れ伏す村人、そして教師たち。
他クラスの生徒たちだったものが、あちこちに転がっています。
その中には、あなたたちのよく知る学級委員たちの姿も。
地面に広がる桃色の髪の隙間から覗くのは、土気色の肌。──そして、折り重なるように死した彼の手には、血に濡れた手紙と古書が。
嗚呼、憶測は真実であった。
あなたたちは──選ばれてしまったのだ。
バカップル ミウは、マイペース アオイ を能力(守る)の対象に選びました。
『声が聞こえたの。
出して、ここから出してって。
サトシくんは聞こえない、余計なことはするなと言ったけど、わたしはどうしても無視ができなかった。
──声がしたのは神社の裏手の井戸からだった。
誰かが閉じ込められたのかしら?……いいえ、違う。そこに誰かが居るはずなんてないと、居たとすればそれはこの世にいていいものではないと、頭では理解できていたのに、わたしは気付くと蓋を外してしまっていた。
──カナコさまはわたしだ。いつも教室の隅で俯いていた、みんなに会う前までのわたしだ。
追いかけてくる影が、わたしたちと同じ制服を着ているような気がした。
気のせいだよね? だってわたしたちのクラスはずっと仲良しだったもの。だからといって、他のクラスの生徒だとも思いたくない。』
『ごめんなさい。もう足がへとへとで、一歩も動けそうにない。
声が聞こえるのよ。おまえが憎い、妬ましい、殺してやるって。
影から逃れるために本殿に入った時、不思議な本を見つけたの。そこにはこの村に起きた本当のことが描かれていた。』
『みんなへ。こんな目に遭ってしまっているけど、──みんなにも多大な迷惑をかけているかも知れないけど。
みんなと高校生活が送れてよかった。修学旅行、楽しかった。本当は一人ひとりに言いたかった。マコくん、ごめんね。お守り、砕けちゃった。』
『みんな、……みんなにあいたいよ。
みんなに会いたい。こわい。ちかい。あしおと、いやだ。死ぬのはい』
/*うわぁぁぁぁぁぁぁぁあぁぁぁぁぁぁナナハラさん!!ナナハラさん!!!?
寝てる間にサトシも死んでるしぃぃぁいぁぁぁ!!!!!*/
/*ヒビキ君はヒビキ君で人間だしよぉぉぉぉぉ!!!!殺すしかなくなっちゃったじゃんかぁぁぁ!!
ワンチャン殺さないルートあってくれって思ったのに...辛い...*/
[いつの間にか意識を失っていた。
肝試しでキイチにしがみついていたことに気が付いたアリサは顔を朱に染め、その後は二人並んで変な緊張感の中お札の司令をこなし…たかどうかの記憶も定かではないが、いずれにしても無事、肝試しは終了した。
そして、確かに宿舎に戻ったはずなのだが…]
…ん。
あれ…?ここ、どこだ…?
[軽い頭痛と倦怠感。頭を振り目を擦る。
自分がいるのが布団の中ではないことに気が付いたアリサは、己の所在を明らかにするため、周りを見回した。
そこには]
[声を上げることすら出来ないまま、急速に意識が遠ざかっていくのがわかる。かつて人間であったであろうそれらの中にアリサはいた。
ああ、誰かが自分を見つけてくれるのだろうか。
ここから助け出してくれるのだろうか。
アリサは再び意識を手放した。]
オカルト部 マコは、学生漫画家 シズク を投票先に選びました。
オカルト部 マコは、学生漫画家 シズク を能力(占う)の対象に選びました。
違和感を感じて目が覚める。
>>エニシ キイチ セボ アオイ
「起きろ!のんびりしてる場合じゃねぇ!」
鼻につく匂いは室内にいてもわかるほどだ、
俺は男4人を起こした後、先に宿を出ようと扉を開け…
そして、強く後悔した
目に飛び込んできている惨状、酸化が始まるであろう血の匂い。死体の山々。パッと見ただけでもお世話になった家の人達の死体があるとわかる。
「なんだよ…これ。。なんなんだよぉ!」
そう、叫びながら走れる範囲を走り回る。どこも状況は変わらない
いいや、悪化だ…クラスメートの死体があったのだから…
「くっ……ミナミ、サトシ」
クラスメートが殺された事実が、より恐怖を掻き立てる
「っつ!!ミライ達は無事なのか!?」
俺は彼女達の宿元へと向かって走り出した。
(ん...あれ。昨日、どうやって寝たんだっけ)
[昨日の最期、八重樫と帰った直後辺りからの記憶が曖昧だ。何かを、ヒビキに対してしたような
そうして思い出す。自分の渦の事を]
(ヒビキ君は、人間......。そっか。そっか。)
[浮かんだ笑みはどのような感情か。
友人が恐ろしい存在ではない安堵?
遠慮無く死体を見れると言う、狂喜?
そこにまだ、殺したくないと言う思いは残っていたか]
(......なんだか、外の雰囲気が...?)
[他のクラスメイトよりかなり早くに寝たからか、分厚い雲が太陽を隠しているからか。それとも、陰の気にでも当てられたか。珍しく、朝なのに頭が冴えていた]
[ヒビキとシオンに気づかれないよう、そっと外に出る。
そこに広がっていたのは
天国/地獄だった]
(なんだこれ!?なんだ、これ...!?)
[死体。死体。死体。見た顔も、全く知らない人も平等に、そこには死が散布剤の様に撒かれていた
だが、マコを最も混乱させた部分はそこでは無く]
(なんで僕、こんなに、興奮してるんだ)
[体の内が、熱い。
嫌悪感も、吐き気もするはずなのに、この心を埋める爽快さはなんだろう。喉の渇きはなんだろう。背筋に走る、甘い感触はなんだろう。]
[間もなくマコは見つける。
自分の夢の始まりを。自分の夢の終わりと共に。
そして知るだろう。新しい素敵な夢/悪夢の始まりを。]
(ナナハラ、さん)
[綺麗だと思った。
その肌は土気色で、マコに見せてくれた笑顔の面影は、欠片も無いのに。
見たかった/見たくなかった
嫌だ/なんて素敵
嬉しい!うれしい!ウレシイ!/悲しい。哀しい。かなしい
これは、元から、きっとあったものだ。
ほんの少しの、その優しさへの猜疑心も。それでも信じたかったこの気持ちも。
マコの人間性は、また一枚乖離する]
「あ、あ、あぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁああああ!!!!!!!!!!あぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁああああ!!!!」
[ミナミが持っていた、砕けた御守りを握り絞めながら。ミナミだった物の近くで、マコは絶叫しただろう。
村中に響き渡る程の、夢を喪ってしまった赤子の様な悲鳴を]
闇の眷属 シオンは、バカップル ミウ を能力(守る)の対象に選びました。
はた、と目を開ける。
静かだ。夜は明けているはずなのに、遠くで鴉の声がしてきる。
「……」
おかしい。サトシの帰ってきた形跡がない。
それに、部屋にいても漂うこのにおいは。
確信めいた絶望とともに民家を駆け出て、その惨状を前にも片膝をついた。
「…………どないなってんねん」
「マ..」
マコに声をかけようとしたが、マコの目に生気がない。今は声を掛けても無駄なのだろうか。
(他に人は...)
あたりを見渡す。死骸の山の傍らにアリサが倒れているのを発見した。
「おい!!アリサ!!おい!」
アリサを抱き抱え、肩を少し揺らしてみる。鼻に手を当てる。息はしている。
(よかった...)
生きている。これが今、何より大事だ。
安心し、アリサをお姫様だっこし、死骸の山から少し離れた所にアリサを寝かせた。
─────なんてことだ。
本当にこんなことが起こるなんて。
狼達はクラスメイトを手に掛けるのに躊躇いなんてないのか。
アオイは憤慨していた。
これでミウが死体で上がってみろ。末代まで祟り呪い殺してやる。
そんな気持ちだ。
ミライ達の宿まで、ただただ全力で走った。
宿の扉を強く叩く
「おぃ、無事か!おぃ!」
もしも無事ならミナミ達の事をなんと言えばいいのか、今更のように考える…
安否を確認できたらミナミ達の元へ案内するしかないと腹をくくり、扉を叩いていた。
…………
/マコの叫び声で飛び起き、何事かと警戒態勢に入る。なにより、この悪臭はなんだ。吐気もするし、気分が悪い/
/ジャージに着替える。女子達も気がかりだけれど、昨日までの様子じゃ自分達がいなくてもある程度しっかりしてるから大丈夫だろう/
/書き置きを一応残して民家を出た/
うっ…………っぁ
/外に出るとひどくなる悪臭。耐えきれず道路脇の排水溝に嘔吐するも、朝何も食べていないので何も出ない。気持ち悪さだけが残りながらも、とりあえず走った/
アリサ!?マコ!?シオン!?
おっおい、なんだよこれ、なんだよこれ!!
/走りながら目に入ったのは、クラスメイトの姿だ。無事だった事は喜ぶも、近づくとアリサが倒れていて、マコの隣にはアオイがいて、少し側にククイとシオンが立っていた/
っおい、誰か、誰か教えてくれっ、はっ、なっ何がっ
/声が届く位置までたどり着きら息も絶え絶えに男子に話しかける。襲いかかる恐怖に頭がついて来ていない/
「……おはよう。」
頭の中で二人にあいさつする。
「変なにおいすると思ったら、死体、いっぱいだね。みなみもいる。昨日わたしが殺したのは、さとしだけのはずなんだけど、やっぱり、何かおかしいね。」
「みらい、」
昨日寝ぼけてて返事ができなかった。
「わたしも、みらい、すき。がんばろうね。」
[死体そのものは平気だ。寧ろ、今のマコを興奮させるものだろう。
眼球からの情報も、鼻を刺激する匂いも耐えられる。
けれども心だけは耐えられない]
「あ……そうだ。」
「昨日、さとしを殺したら、【さとしにはなんの力もないってわかった】の。
……どういうことだろう。」
>>13 ミライ
一番最初に声を聞けたのはミライだった
「扉は開けるな!それから、他の女子は無事か!?」
矢継ぎ早だ
「村は参事だそれと、よく聞けミナミとタカダが死んでいた。よく聞け、お前ならこれを聞いても動けるはずだ。他のメンバーは無事か?」
「んう……」
変なにおいと、誰かの声。
昨日は、シオンに送ってもらって……そのまま。
「ねむい。」
目をこすりながら、起き上がると、ヤクモがミライと何やら話している。
「やくも?どうしたの?」
騒々しさで目が覚める。
体を起き上がらせ、伸びをするとどうやら表が騒がしいようで。
隣に眠るミサちゃんを見やるが、とりあえず様子を見に行こうと服を着替え、外へと赴く。
「おはよう、朝から元気ね……………え?」
そこには、血の海に沈むナナミちゃんの姿と、先生や村の人、そしてサトシ君の見るも無残な姿、その周りで嘆き苦しむクラスメイトの姿がある。
地獄絵図のようなその空間に立ち尽くしていたが、ふと目に止まるのは屈んで何かを見るククイ君の姿。
同じ班員で声を掛けやすいという事もあり、自身の蒼白の表情に気付かぬまま、軋む胃を、お腹辺りを抑えながら話し掛ける。
>>7 ククイ君
「…………おはよう、ククイ君。
これは一体……それは、何?」
見ている手紙を覗き込む。
昨日も、コトハに起こすようお願いしたかもしれない。
…しかし、その前に目が覚めてしまった。
「なに…?」
部屋の中にまで漂う死の気配に、咄嗟に布団を剥がしてコトハを揺すった。
「ねえ、コトハ?起きて? ねぇ」
>>*シズク
「あ、おはよー!焦ってるヤクモやばい可愛いな、でも行動力もあるし殺したくなっちゃうー。」
「力?んー、どういうことだろう。アタシたち以外にも念話とかできる人達がいるのかな?」
>>19 シズク
「その声は、シズクか!」
俺は安堵しシズクにも状況を伝え、残りのメンバーの安否を確認したのちミナミ達の元へ案内した。
「…なんでよ、生きてるわ。これがなんなのか分からない、けど…ねぇ、いまどこにいる?」
部屋に居ないでしょ、コトハと一緒に行くわ。
そう問いかけた。
>>シズク
「おはよ、シズク。朝から悪いんだけど確認したいことがあるから手伝って」
「シズクってほかのクラスの人の連絡先とかって知ってたりは…、そんな多くない、か。じゃあこっちはアタシが電話しよう。シズクは下にある黒電話使って、…使い方大丈夫よね?しおりに書いてある先生たちと学級委員二人の番号に電話かけてくれない?」
ミナミに関しては昨日から連絡が取れないのはわかっていたが、万が一もある。
空気が明らかに変わっている。
もう平和な村はここにはない。
>>21 ミライ
「こんな達の悪い冗談言えるかよ…とりあえず全員いるんだな!」
安堵する様子はきっと声にも伝わっただろう。
少しすると、シズク(>>19)が目を覚ましたのか声をかけてくれたので状況を説明した。**
隣の部屋をそっと覗く。
そこも血の匂いが充満していて、そして、誰も…サトシも、ククイもいなかった。
「先に行ってるのよ、そうよね?」
襖を開けたその向こうに、声は虚しく響いた。
先程制止されたが、恐る恐る扉を開ける。
躊躇いながら1歩家を出ただけでも、それは感じられた。
「…酷い臭い。」
片手で片っ端から他クラスのやつに電話をかけながら無残に倒れているソレらを確認する。
死んでるのはわかる。明らかに出血が致死量だ。
それでも動揺しないのは、まだ実感していない、からかもしれない。
「…生きてるのはアタシのクラスだけ?」
だんだんと実感していくにつれ、恐怖も湧いてくる。
足が震え、両手で顔を隠してしゃがみこんでしまう。
なんもできない。
…誰か、助けて。
村のど真ん中、ミライは孤立していた。
急いでしおりを取り出して、電話へ向かう。
受話器を上げるが……。
「……あれ。」
耳から外して受話器を見る。一応、モリクボの番号を回してみる。
再び、電話を耳につけたけれど。
「……うんとも、すんとも。」
隠した顔の中で笑みを浮かべる。
「楽しい楽しい楽しい楽しい楽しい楽しい」
やったー!どうしよー!
今からはアタシたちの私刑の時間だ。
─ 回想:2日目夜、肝試しの後 ─
[肝試しの内容は、暗闇でいつ出てくるかわからない仕掛けと、怖いとしがみついてくるアリサにドキドキし過ぎていて、よく覚えていなかった。
朧気な記憶の中、帰った途端汗が凄いことに気が付いて、もう一度お風呂に入らせてもらった事だけは覚えている。
冷たいシャワーを頭から浴びて、火照る顔と体の熱を下げようとした。冷たすぎてくしゃみが出ただけだった。
風邪を引いてしまう前に部屋に戻り、しかし、頼れる男というものは実現できたのではないかと、布団の中でポジティブに考える。
明日は、また農家さんのお手伝い。
今度はどんな体験をさせてくれるのだろうか。
将来的に酪農をする事になりそうだから、園原さんの意見も参考に牛達へのモテ極意を教えて貰おうと。期待に胸を膨らませながら。]
あぁ、明日も楽しみだ。
[この後の惨劇をまだ知らないキイチは、幸せな気分で眠りについた。
酪農家になる計画も、将来の展望も、追加の本を買うことも。
目が覚めた瞬間に潰えることになろうとは、微塵も思わずに。]**
>>シオン >>アオイ
俺、村の生存者探すわ
背高いし、比較的俺のことも見つけやすいだろ
……行ってくる
/とりあえずいる場はクラスメイトに任せて、自分は歩き回ろうと小走りに立ち去った/
朦朧とする意識の中「ェ縺ィ縺薙…ェ縺ィ縺薙…」と呼ぶ声が ス縺。
その声は 繧薙※ に、徐々に大きさを増し 縺ゅ↑縺 、私のすぐ隣に 縺セ繧後ェ繧医?∝ 。
「莠コ繧豬エ縺堺ココ■繧?≧」
意識が急速に覚醒する。
渚は肩で息をしていたが徐々に息が整っていく。
先ほどまでの不調が嘘のように身体が軽い。どうしてだろうか?
顔を上げると、ツクモの方へ手を振っている袴田とアカリの後ろ姿が見える。
(もう大丈夫ですよ〜)
と、声を掛けようとした時、渚は自分の異常に気付いた。
彼女は二人が背を向けているその一瞬の隙をつき、ツクモが来る方向とは反対方向へと駆けだす。
袴田が「渚さん!?」とびっくりしているのをよそに渚はぐんぐん林の奥へと駆けていく。
(やだ、やだやだ…なんで、どうして? 見ないで…)
目から、口から、耳から止め処なく溢れ出る血。血。血。
それらを手で拭いながら周りに弾く。
袴田達は驚くだろう。渚が座っていた所には血溜まりが。
走った所には赤黒い液体が斑点のように残っていたのだから
[朝、ヤクモの叫び声で目が覚める(>>1)。手元に置いた時計を確認すれば、まだ起床時間には早かった。]
……んだよ、ヤクモ……そんなに酪農体験が楽しみなのか……?
気持ちは……わかるけど、まだ時間じゃ………ふあぁ、ねぇぞぉ……
[覚醒しきらない頭のまま身体を起こし、眠たい目を擦りながら欠伸をひとつ。なんとものんびりとした寝起きである。
その起きた姿を確認したか否か、ヤクモは唐突に部屋を飛び出した。それに続いてアオイまで部屋を出て行ってしまう(>>2)。]
え、おい、どこ行くんだ…………っ?!
[2人の行動に驚いた直後。嗅いだことのないようなきつい匂いが辺りに充満している事に気がついた。思わず被っていた布団を鼻に当て、匂いの遮断を試みる。]
な……なんっだよ、この匂い……!!
[近くの窓から外を見ると、なんとも不気味な空模様と、鴉が何羽も輪を描いて騒いでいるのが目に入る。生まれてこの方、こんな光景は見たことがなかった。]
はぁー、ハーー、ッ、はぁ……
[嫌な予感がする。寒いくらいの室内なはずなのに、汗が止まらない。昨日の肝試しとはまた違う鼓動が、胸を埋め尽くす。だんだん息が荒くなる。]
[──ふと、思い出す。
昔、路地裏で猫が血を流して死んでいた。野良猫だったのか、誰にも目にとどまらない所で死んでいた。その近くを鴉が一羽飛んでいて、今にもその猫に飛びかからんとする勢いだった。
幼いキイチは怖くて逃げ出した。初めて死を目にした恐怖と、鴉の目の光を恐れて逃げ出した。
血を見れば、その時の光景を思い出す。
その時の恐怖を思い出す。]
………ぁ、ぁぁ、あああ──!!!
[部屋の扉を開けた先、待っていたのは悲惨な光景。
血を流し、倒れている、人だったもの。
鼻につく匂いの元は、死体。]
なんで……これは……
[立っていることができずにその場にへたり込む。うまく息をすることが出来ない。
やめてくれ、いったいなんの冗談だ?
わからない、理解ができない。
血が、血が、人が、倒れて、なんで、
カラスが、ねこ、が、死んで、
これは、これは ]
──────── 。
[ぷつん、と意識が途絶えた。]*
後ろから、呻きのような絞り出した声を聞く。
ゆっくりと振り返ると、過呼吸を起こしたキイチ君がいて。
思わず声を掛けようとした、その時だった。
へたりこんだ彼がそのまま、地面に倒れ伏す前に抱え込む。
>>41 キイチ君
「………あっ、と、と。
……キイチ君……………。」
クラスメイトの苦しそうな姿に、思わず体が動いた。
そっと首に触ると、脈は正常で僅かに安心した。
ここにいても、皆の心に負荷がかかるだけ。
そう思い、キイチ君を抱き抱えたまま声を上げた。
>>外の惨状を見ているクラスメイト達
「……ねえ、このままここにいても苦しくなる一方だわ。
だから、一度皆がいるか点呼をとったりとか、近くの家で行わない?
…………現に、具合悪そうな人だっているじゃない。」
キイチ君のじんわりと滲み出る汗を、持っていたハンカチで軽く拭いてあげながら、皆に話し掛ける。
──声が、声がする。
今度こそ、はっきりと。
恨むような、悲しいような、
そんな声がはっきりと聞こえている。
夢の中で見たあの光景。
昔の夢、昔の思い出。
あぁ、そうさ、誰も俺を見てくれてはいなかった。
誰も、俺を愛してくれてはいなかった。
だったら、何を怖がる必要があるのだろう。
だったら、何を怯える必要があるのだろう。
もう、疲れてしまった。
誰かに認めて欲しいと思うことも、
誰かに自分を見てほしいと思うことも。
もう、いいだろう?壊れても。
壊れてしまっても。
俺を見てくれない人なんて、
俺を愛してくれない人なんて、
全部、全部、消えてしまえ。
>>1 ヤク
ふあー………んだよ、まだ寝てたっていいだろ……。
(昨日はあれからミライと他愛ない話をして部屋に戻った。昨日からの妙な不安も、どうせ今日には全て勘違いだったと気づくのだ。そう決まってる。この年代特有のセンチメンタルに過ぎないと……思っていたのだ。
緊迫感のあるヤクの声と、異様な臭いで目が覚める。何が起きたか分からないのに、不安が形を為していくような気がした。着替えもせずにみんなが集まっているところへ向かう。
したいが、あった。ミナミと、それからサトシ。言葉を失い数歩近づくとほかのクラスの奴らもいて……)
ミナミ……サトシ……?…っコウスケ!ダイチ!!!
(軽音部の仲間も、まるで自分に見せつけているように死体の山の目立つところに積まれていた。跪いて一人一人の肩をもちガクガク揺らした。血まみれになりながらも、そんなこと無意味だと分かっていても。)
(昨日はシズクがサトシを殺した。首を絞めて命を奪った。
俺はただ、それを何も無い表情で眺めていたのだ。)
………いいな。
(心の中でそうぽつりと呟いた。どういう意味なのか?それは自分にもわからない。でもこれは他人に決められた感情などではなく、自分の意思から溢れた言葉なのだろうとなんとなくは理解していた。しかし……)
>>ミライ シズク
どういう、ことだ………俺たちのクラスの奴らだけ残って、あとの奴らが皆死んでるなんて……俺達じゃない。俺達じゃ無いはずだ…!
ミライの声が聞こえた(>>*4)。その楽しそうな声色にほほえましい気持ちになる。やっぱり、ミライはかわいいな。やっぱり、ヒロインなんだ。ミライは。
「うん。楽しいね。みんな、どんな顔してくれるのかな。」
いっぱいいっぱい苦しんでくれたらいい。
>>*5 エニシ
「うん……こんなにいっぱい殺すの、ぶつり的に、むり。わたしたちではない、と思う。
少なくとも、わたしたち『だけ』じゃない。」
「さとしが、【何の力もない】ということは、他に力のあるひとがいるかもしれないということ。
わたしたちの仲間……だといいけど、敵、もいるのかも。」
……マンガなら、そう。
主人公には、ライバルや、打ち倒す敵がつきものなのだ。
>>*5 エニシ
「何そんなに焦ってんのよ。もうそんなラインとっくに超えてるでしょ?」
こんなお膳立てまでしてもらってるのに戸惑っているエニシに少しいらつく。
確かに、村がどうしてこんな素晴らしい状態になったのか。
他に賛同者がいた?アタシたちのうちの誰が無意識に?
いや、わかってる。わかりきってる。
ミナミを殺した時に隣にあった祠。見てもないのに災厄と目が合ったのを覚えている。
彼女は、そう、泣いたように笑ってた。
「カナコ様ね。念話とか鑑みても間違えない。アタシたちは彼女に祝福されてるのよ。」
彼女の恨みがきっとアタシたちの恨みと共鳴しているのだろう。
考えていた構想としては
呪いにあてられた渚が袴田先生を手を掛ける→絶望した渚は袴田の遺体に寄り添いながら呪死endを考えていましたが
もう少し平和な感じにしていこうかなと思いますw
「(サトシ………あんなんだけど意外と良い奴だったな。)」
(2人に送るテレパシーではなく、心の中でそう呟く。
何かにつけてルールを破りがちな俺を注意してたサトシ。けど面倒みは良かった。学園祭の時もクラスをまとめようとしてたっけな……。
………文化祭の軽音部のライブの時、あいつ言ったんだ。
「ミウ達のライブ盛り上がったらしいな」って。
ミウ達?あいつは歌が上手いだけだ。俺は全部の曲を作った。練習では部を引っ張ったし、ダイチやコウスケ達だって、思い出作り程度にしか思っていなかった。
あれは俺のだ。俺のバンドで俺の曲だ。
俺はギターが好きだった。俺はギターが好きだった。俺はギターが好きだった。俺はギターが好きだった。俺はギターが好きだった。俺はギターが好きだった。俺はギターが好きだった。俺はギターが好きだった。俺はギターが好きだった。俺はギターが好きだった。俺は…………俺は……?)
>>37 ミライ
ああそうだな。集まれる場所に集まろう。……大丈夫、俺らにそんな人を殺せる度胸があるやつなんていないから。
な?ちょっと気を抜け。
/顔のこわばるミライの肩をポンポンと叩く。こんな時、大福があればまた突っ込んだのになと、他人事のようなことも考えてしまう。それほど、この状態は現実離れしていた/
>>42コトハ
俺はアスハラに賛成。集会所が無難だろ、とりあえずこの場はお前らに任せる。俺はクラスメイトに会えば集会所に連れて行くし、生存者を探しに行ってくる
とりあえず集まろう……話したいことあるしな。
/コトハに任せようと肩を叩く。そのまま、また来た道を歩き始めた/
なんとか自分達の位置を知らせようとツクモの方にばかり意識を集中していた。
ふいに草木を踏むガサガサっという音がして、振り向くとなぜか渚が駆けて行くのが見えた。すでに少し距離が出来ている。
「渚さん!?」思わず声を張り上げたその瞬間
(……えっ……⁈⁈)
今まで彼女が座っていた場所に血溜まりができているのが目に入る。これは只事ではない急がねば…!
━━━袴田は考えるより先に駆け出していた。
渚が残したであろう赤黒い血痕が続く道へ━━━
讌ス縺励>繧上h縺ュ縲
逋セ蟷エ蜑阪b縺昴≧縺?縺」縺溘?
ウッ…身体がひどくだるい。頭が割れるようだ…
袴田は思わず近くの木にもたれズルズルと倒れ込む
(な…渚さんのそば…に…)
最期の余力を注ぎ込んで、なんとか渚の元まで這いずって行くことができた。血に染まった彼女の手を握る。
ところで杏って死体とか血の匂いするの?そんな厨二フルーツだっけ???
干し杏好きで結構食べてんねんけどそんな気はしなかったのだが……
安堵した刹那に生温い感覚が唇を通過した。
(あれ…鼻血なんて珍し…い…この血はどこから流れてくるの…か…赤い…涙…?)
意識が朦朧としてくる中、地面に落ちる血液を眺めていた。
突然’ツーーーーーーーーー’と不快な耳鳴りが始まった矢先ポタ、ポタタタタ…両耳からも血液が滴り落ちる。
(あれ…どうして…)
自分の身に起きている状況も把握できないまま、目の前がゆっくりと白くなっていく。
この上ない胸焼けで逆流物が込み上げてくると感じた時には吐血が始まっていた。
(もしかして…死…ぬ…のかな)
不思議と死への恐怖は感じないのは、渚と共に居るからだろう。
生徒達ひとりひとりの顔が浮かんでは消えゆく。
(何も…先生らしいこと…してやれなかった…みんなを護れずに…このまま…すまない)
「ミナミちゃん、いないな……
そんなに隠れられるところもないのに……ッ!?」
突然、錐で全身を突かれたような痛みが襲う。
歩く足は標本の蝶のように地面に針でとらわれる。
「いた……い……」
痛みに思わず涙が溢れる。
しかしその色は、赤、赤、赤。
ぽたぽたと影を染めるように滲み出るのは、まさしく自分の命そのもの。血だった。
「いやだ……こわい、こわいよう……なんで?」
赤く滲んだ視界が徐々に狭くなり、赤から黒に変わる頃。
<<バレエ部 ミサ>>の姿が見えたような気がした。
アオイは藤木家に到着する。
既にミライとシズクは外に出ているみたいだ。
寝室へと向かう。
(いるよな...)
──ガチャ
扉を開けるとそこにはぐっすり眠っているミウとリコがいた。
ふぅ、と心を撫で下ろす。
「ミウ...」
頭を持ち上げて膝枕をして、髪を撫でる。
ミウがあの惨劇を知ってしまったら、酷く泣いてしまうだろう。後のことを考えるとこのまま寝ていてくれた方が良いようにも思えた。
>>44 ミライちゃん
「…ええ、お願い。
他にも具合悪い子いるから……その子達も連れて行ってあげて。」
後ろを向き、顔色の悪い子を見やる。
ミライちゃんもどこか顔色が悪かったのを見るが、無理もない。
この有り様を見て、心が痛まない者などいるものか。
気絶したキイチ君をそっと床に寝かし、彼女に任せる事にした。
>>45 ヒビキ君
「ええ、私もそう思う。
そっちは、任せたわね。
……土地勘がほぼない場所だし、気をつけて。」
肩を叩かれた時に、ヒビキ君に手をひらりと振ると、この場にいる者達の点呼を取り始める。
すると、ある子の顔が見えない事に気付いた。
「………ミサちゃんが、いない。」
ぽつりとそう呟くと、背筋がぞわりと冷えた。
そういえば、まだ寝ているからと様子を見に行ったきりのままだ。
その事に気づくと、この現状も相まって嫌な事ばかりが思い付く。
もし、犯人がまだこの島にいたら、彼女が危ない。
そう思い付いてしまうと、さあ、と頭から血の気が引くのを感じる。
焦りながら、側にいた@シオン君Aククイ君に声を掛けた。
>>1(2)
「………ごめん、ミサちゃんを探しに行ってくる!
集会所、先に行ってて、皆の事もお願いね!」
家中を見て回って、結局は男子部屋に戻ってしまった。
田中さんもいなくて、外をちょっと見ると…血みどろの人たち、が折り重なっていた。顔を歪めて、そしてどうするべきか考えて…
決めた結論は、
「誰か生きていれば、きっと探しに来てくれる。こういうのはね、動かない方がいいのよ。」
という、消極的なものだった。
暇を持て余し、やることと言ったら練習ぐらいだ。
柔らかい畳の部屋は好都合、間近に迫った次回公演のプリマオーディションに向けて…『サロメ』の曲を小さく口ずさんだ。
血の匂い、内蔵の匂いは、狂気に充ちたこの演目にむしろ華を添える。全てを終えて深く礼をしたその時、襖が開いた。
耳鳴りがして頭が働かない。
本の内容を噛み砕くには、もう少し時間がかかりそうだった。
「……なんで、なんでや」
消え入りそうな声が漏れる。
「七原さん…………高田くん」
遺体を浄めることなど叶う状況ではない。
まず生きているものだけでも同じ場所に集まらなければ。
部屋の中央に立つ、彼女の顔を見て全身の力が抜けるかのように安堵した。
それでも、へたりこまなかったのは飛び付いて抱きつくミサちゃんを受け止めたからだ。
良かった、私は過ちを侵さずに済んだのだ。
彼女の無事が、暗雲立ち込めるこの島の差す、唯一の光にも思えた。
だが、班員の事を聞かれ、言葉に詰まる。
>>53 ミサちゃん
「………ククイ君は無事よ。
きっと、今頃集会所に避難してるはず。
……………サトシ君は」
一度言葉をそこで切るが、いずれはわかる事だ。
簡潔に、だがゆっくりと言葉を選び、重々しく今の状況を説明した。(>>#0)
「……サトシ君は、死んだわ。
いや、多分殺されたのだと思う。
先生も、私達のクラス以外の子も、村の人も……ミナミちゃんも、殺されたの。
ここの窓から何かが積み上がってるのが見えるでしょう?
あれは全部……皆の遺体よ。
もう、この島には私達しかいないの。
だから、集会所に避難して……これからどうするか話し合うみたい。
さ、早く避難しましょ。」
ミサちゃんの細く小さい、白魚のような手を取り、目を見つめて真摯に頼み込んだ。
**サロメかあ
なかなかえぐいのやるなあ
でも、私はあの話好きです
後、ミサも好きです
ミサの役職なんだろ……同陣営だといいなあ……死ぬなら一緒に死にたい……けど、コトハやククイが死んで、悲しむミサも見たい……悲しんでくれるのか不安だけど……
ボンボン ククイは、ここまで読んだ。 ( B12 )
>>58 ミサちゃん
彼女の陶器のような肌が、徐々に淡青に染まっていくのを見て、胸が苦しくなる。
きっと、さぞや不安だっただろう。
軽率な考えで、彼女を置いていった朝方の自分を恨みながらも、心配をかけまいと困った時に浮かべる微笑みを見せた。
「……そう、皆よ、皆……もういないの。
……………ごめんね、一人にして。
これからは、ずっと側にいるから。」
そう言って、自らの潤む瞳を隠すように彼女を優しく抱き締めた。
無事で、本当に良かったと、心からそう思った瞬間だった。
彼女の存在を確かめるように暫く抱きついていたが、そっと離れるとそのままやんわりと手を繋ぐ。
「…………さて、行きましょうか。」
あの場はシオン君に任せたので、心置き無くミサちゃんと集会所へと向かった。
遺体の山は彼女にあまり見せたくなかったので、迂回出来る道を通り、無事集会所へ辿り着いた。
**コトハマインドだと、ミサちゃん……守らなきゃ!ってなるし、多分この感じだとクラスでも仲良かったと思えてきた
皆の平和な学校生活も見たかったなあ……今悲しくなってきて、想像で補ってる………
>>+3 袴田
どうやら、快調は死の間際の一時的な復調だったようだ。
林の中を掻き分け、進んでいくもすぐに体調は悪くなり、私はよろよろと近くの木陰に座り込む。
(…もう)
どうして来てしまったの?
前の茂みからガサガサと音が聞こえる。
よろよろと茂みから私の前に現れたのは、同じく非常に顔色の悪そうな様子の袴田先生。
(こんな所…見られたくなかったのに)
誰も自分が血まみれの状態で人に見られたいとは思わないだろう。
だから、いま思った事は本当。でも、嘘でもある。
袴田先生なら、もしかしたら、なんて思っていた。だから、来てくれたのは……嬉しい。
/*そういえば、てっきりアオイ君はおなくなりになるものと思ってた
それぞれ別PLであのいちゃいちゃしてたのか。すごいな*/
>>+3 袴田
袴田先生は途中で倒れ込むも、私の元へと這いずって、私の手を握る。
「…ば〜…、か…」
精一杯の力を振り絞って、声を出す。
血泡も吹きこぼれてしまい、聞き取れたのかは分からない。
果たして声になっただろうか。だけど通じなくたっていい。言いたかっただけだ。
(こうやって男性の方と手を繋ぐのなんて私は初めてなんですからね〜…もう…)
言いながら、袴田先生に微笑みかける。
彼の事が好きだったかは分からない。
でも、こうして手を繋いでいると安心できるなら。
「…あなた…が、いて…よかっ……」
徐々に薄れていく視界に身を委ね、私は目を閉じた。
少なくとも、幸せなまま意識が手放せるなら。
それも悪くはないか。
暗くなった夜道を歩く。
シンと静まった、生活音さえ消えた島の中で、神社を目指しひたすら歩く。
「あら?今日はみんな少ないと思ってたのに…
さっきから、知らないこばかり。
なぜかみんな這いつくばっていて、お話してくれないし…
彼女も…帰ってなかったらどうしようかな。
今日逃すと、また閉じこもっちゃうかな。」
「それにしても、静かな夜…」
柄が折れた箒、ゴミ箱が倒れ散らばる残飯、軒先に伸ばされた腕。
ついぞ、彼女は目にしたこともないだろう、今夜の島は混沌としていた。
道の端で倒れ臥す少女、森の中で折り重なる男女。
そんな凄惨な場面を見ようとも、視線の一つも投げずに歩く。
>>14シオン
[アオイのハンカチを口に当てて座り込む>>46
嗚咽は収まった。
口の中の苦味も、今は正気を保つのに丁度良い]
「ぼぼぼ、僕の、知識...?
そ、そんなの。
......人の手には難しいって言うのには、同意する、よ。一晩でこんなにも沢山の人を、殺すなんて、普通じゃ無理だ。
村の人達の死に方が、カナコ様の伝承の病気と似てる...。
現実的な事として、考えるなら、その時の同じ病気が、一瞬にして広まった、とか。
だれかがウイルスを撒いた、とか。
どうして突然なのかも、僕達だけが生き残っている理由も、分からないけれど」
[震える体を抑えながら、なんとか憶測を喋りだす。
アトタナバタが持っていった本には気づいていないようだ]
昨日はミウチャンを送って、そのまま倒れるように眠った。
それでも結構遅い時間だったから、二日分の夜更かしが祟って。オレはひどく眠かった。
「……うう、……もうちょい寝かしてよ、みんな……」
だから異常にも気付かず呑気にオレはそう言って。目を擦ってそれから妙な匂いに気づいた。
状況も理解できないまま、やくものあとに続く。牛が暴れてるとかかな。それにしたって、イヤな匂いだ。だけどなんだっけ、どこかで嗅いだことがある────。
そして、辿り着いた神社の奥、幾度も訪れた、裏手の井戸。
彼女は、井戸の淵に背を預けた。
まるで、駅で友を待つ女子高生のように、ときどき辺りを見渡す様子は一介の待ち合わせを演じていた。
そして、待ち人の影が現れると、目を輝かせ薄く微笑んだ。
「こんばんは、カナコちゃん。
直接逢うのは、はじめてね。
たのしいお話、聞かせてくれるの?」
真っ黒い、夜の闇に紛れるはずの影。
しかし、その影だけはっきり見えた。
影が何か蠢く。
彼女も、影に触れようと片手を伸ばした。
ミライに電話が通じないことを伝えようと外に出て、立ち尽くしていた。
変なにおいがする方に行くと、死体の山が積み重なっている。
「みなみ……さとし……」
親戚の葬儀こそ行ったことはあるが、こんなにもたくさんの死体を間近で見るのは初めてだった。
「……どう、すれば。」
すとん、とその場に崩れ、色んなことがぐるぐるする中で、怖いのが苦手だと言っていたヒビキは、大丈夫かな、とぼんやり思った。
学生漫画家 シズクは、マイペース アオイ を投票先に選びました。
>>エニシ
「えにしは、不安、なんだね。今までとちがう感情が、溢れてることに。
わかるよ。
わたしも、こんなことが嬉しい、楽しい、と思うのは変だなって思うもん。
でも、仕方ないよ。満天の星を見てきれいだと思うのと同じように、きらきら光る海のまっすぐな水平線を見ると気持ちがいいように、
わたしたちは、みんなを殺すことが、苦しめることが、喜びなんだから。
早めに受けいれた方が、きっと楽だよ。
じゃましないなら、べつにかまわないけど、わたしは、中途半端な気持ちで、みうを殺して欲しくない。」
最初に見つけたのは園原さんだった。
オレたちを家に泊めてくれて、美味しいご飯を作ってくれた。目撃情報によればハカセンといい感じになってる!? なんてのもあって、オレはハカセンに確認してやろうと、……思ってて……。
「──ぁれ」
叫び声が聞こえる。
おかしいんだ。静かなところだけど、案外動物の鳴き声とかが聞こえてきてさ。賑やかなんだ。それなのに、今は砂を詰めたような静けさの中で、聞き覚えのある悲鳴だけがこだましている。
現実感がない。
オレは気づけば笑ってた。
外に出れば、また、死体。死体。死体!!
早く目を覚ましたいのに、思い切り頬を張ったら手も頬もめちゃくちゃ痛い。でも、目の前の光景は変わらない。
あちこちで混乱の声が聞こえる、クラスを、まとめるであろう面子が集会所への移動を提案した事で、行動の流れができつつあった。
「高田…ミナミこんな形でお別れなんてな…」
不意にいなくなったクラスメート2人の遺体に手を合わせる。その際、不自然な血痕後があるのに気がついた。なにかがそこにあり、それを持ち去った様な跡だ。
「この血痕あとは…?」
そして、2人の遺体の損傷具合を確認する。
「咬み傷や、裂傷、そしてあり得ない方向は曲げられた体か…」
まだ色々と調べないといけない。そう、様々な可能性を含めて。
>>シズク
「ねえ、シズク。退屈だから聞いていい?いいよね?」
「サトシ、どうやって殺したの?どうやって死んだの?泣いてた?怖がってた?最後の言葉は?」
頭に浮かぶ色々な質問を脊髄で口に出す。
手にはまだミナミを潰した感覚が心地よく残っている。
サトシのそれも聞いて、想像して、頭の中でもう一度殺したかった。
「うん、集会所に向かってくれてるみたい。」
彼が生きていることだけを信じていた。クラスのみんなが生きていることは嬉しいけれど、ただ彼のことを。
/*
女の子が看病してくれてるとか最高のシチュエーションのはずなのに、周りの状況が許してくれてないのが辛すぎるよね
キイチの寝顔から恐怖が引いていき、寝汗を拭き取ってから毛布をかける。
「ごめんね、布団とか用意出来なくて。」
今は誰であれ、生きていることが嬉しい。
困り顔で謝ってから誰か来てないか確認するために集会所の出口に立つ。
お願い。みんな、生きてて。
>>ミライ
「いいよ。えっとね……。」
昨日のサトシの最期を反芻する。生々しく思い浮かべたら、ミライにも映像が伝わるだろうか。
「さとしは、学年で一番まじめだから、最後まで残って片付けをするだろうなと思ったの。だから、怖いお面が吊るされていたところで、待ち構えて……お面をあらかじめ下に落としておいて、拾おうと屈んだところを、吊るしてたロープを使って、力いっぱい首を絞めたの。
さとしは、「ひぐえ」みたいな、変な声をあげて、もがいてたけど、わたしも、ぜんぶの体重をかけたから……うまく殺せた。
首を絞めたから、あんまり言葉らしい言葉はなかったけど、『なんで、俺が』って言ってた気がする。
死体を確認したら、泣いてたよ。
そのあと、林の中の、手ごろな所に捨てたはずなんだけどなあ。さとしは……もっとダイエットしてても、よかったよね。おもい。
なんか、さっき見たら、傷も増えてたし、わたしたちの知らないところで、別の力が働いてるのかもしれないね。」
ふらふらと町中を歩く。
途中で誰かにすれ違った気がした。生きているのは、クラスメイトの一部だけ。
ミナミちゃんと、サトシはもう────。
オレはこの悪夢の実態を掴んでいく。夢から醒めるには、どうしたらいいんだろう。なんて、考えながら。
ミナミちゃんの前にしゃがんで、手を合わせる。
「……あれ、ミナミちゃんの髪飾り。どこいったんだろう」
いつも付けてるレースの髪飾りが、無くなっていた。誰かが持って行ってしまったのだろうか。
優しい彼女の笑みが浮かんで、ポタリと涙がこぼれた。おかしいな。夢が覚めたらまた会えるのに。
/*
独り言はぽんぽこ呟けるのに白喉になったら全っっ然喋れないのなんでだろうね……ト書なんか書いてるからかしら…[いやでも……頑張る……キイチ!!!おら!!たて!!起きろ!!ミライちゃんが待ってるぞ!!!(待ってない)
「そういえば下を向いた時、『七原』って言ってたなあ。お面じゃなくて、みなみを探してたのかな?
それとも、もしかして、さとしには、何か見えたのかな……まあ、関係ない、かな?」
[[ 夢を見た。
村人が、生徒が、先生が、血だらけで倒れている夢を見た。
空は黒く沈んでいて、無数の鴉が鳴きながらぐるぐると旋回している。
そんな中に、ぽつんと一人で立ち尽くして、
その光景を眺めている。昔の事も思い出した。あの後、猫はどうなったのだろうか。
こんな夢を見るのも、幼い頃を思い出すのも。全て、あのおみくじの結果が悪かったからだろう。
きっと、そうだ。だから、この目を開ければ、今日もまた、楽しい修学旅行を過ごせるはずだ、……はずなんだ。
きっと、大丈夫。大丈夫。
……あぁ、それなのに。夢なのに。
どうしてこんなにも強く、夢であってくれと、願っているのだろうか。
遠くで妹が笑っている。お兄ちゃん、と、俺を呼ぶ声がする。
帰らなくちゃ。あの子の元へ。
夢から、醒めなくちゃ。]]**
[ゆっくりと目を開く。
目の前には見慣れぬ天井が広がっていて、ここが民泊で使っていた部屋では無いことを理解する。
体を起こし近くの窓を見れば、外の景色が黒く澱んでいて、鴉の鳴き声が微かに聞こえてきた。]
………夢じゃ、なかった……のか。
[だんだん頭が冴えてくる。冷静に物事を判断しようと、脳が働き始める。
慌てていたって仕方がない。
俺はもう子どもじゃないんだから。
よく見れば、ここは集会所だった。
部屋から出たのは覚えているが、集会所まで歩いた覚えはない。ならば、誰かが運んでくれたのだろうか。]
毛布まで……誰が掛けてくれたんだろ…
[その場から立ち上がり、毛布を軽く折り畳んで部屋の端に置いておく。
そして、寝ていた部屋からそっと廊下に出れば、誰かいないかと建物の出入口まで歩いた。]
>>72 ミライ
[と、見慣れた姿が目に入る。
彼女に慌てて駆け寄った。]
ミライ…!!無事だったんだな!
…ほんとに、ほんとに良かった…
[同じ班員であるミライの無事を確認できたことに安堵する。
これで、3班全員の無事は確認できたわけだれけど、他のクラスメイトはどうなっているのだろうか。]
他のみんなは?どうなったか知ってるか…?
[今朝見た光景がフラッシュバックして、嫌な想像を掻き立てる。どうか、無事でいて欲しいと願いながら、ミライの返事を待った。]
>>エニシ
「うん。いいんだよ。
また、気晴らしに、写真撮らせてね。
えにしは、スタイルが、少女漫画の、ヒーロー向き。理想的な被写体……だからね。」
このチームいいなぁ……役割分担されてる感じ。
心置き無く葛藤する役回りができるのがありがたい………ってかシズクこはるちゃんだよね?最初からそうかなーって思ってたけど……殺し方のあたりがかなり………いやでもちかちゃんも有り得るよなぁ。
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