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人里離れた森の中、古びた洋館の前。
一人の少年が地図を片手に立っていた。
軋む門を開け、枯れたバラ園を抜ける。
そして、屋敷の扉を開いた。
1人目、呪われし王子 リオ がやってきました。
呪われし王子 リオは、村人 を希望しました。
謎の気配 が見物しにやってきました。
謎の気配は、見物人 を希望しました。
2人目、修道士 アイザック がやってきました。
修道士 アイザックは、おまかせ を希望しました。
人里離れた森の中ーー樹皮や木の芽のむんむんとする香の中を、真っ直ぐに歩く。
最初は舗装されていた道を行けば良かったが、次第に草木に阻まれてその道は狭くなり、とうとう獣道すらもなくなってしまった。
木々の隙間からは、時折バサバサという鳥の羽ばたきのような音が聞こえた。
ーー森に警戒されている。
「…………」
ここで踏みとどまれば、僕たちはまだ引き返せるような気がした。
願いの成就が近づくたびにそんな考えに囚われて、けれどもう手遅れだということも十分に理解している。
本当に引き返そうと思うなら、修道院から出てはいけなかったのだ。
それでも僕はーーレティシアが大罪を犯したあの日から、この願望を胸に生きてきた。
何百にも渡る問答の末に導かれた結果は、もう覆らない。
覆ったとしても、僕たちに待ち受けるのは、決して和らぐことのない苦悩だけだ。
3人目、モデル ギルバート がやってきました。
モデル ギルバートは、おまかせ を希望しました。
「……驚いた。本当にあるんだね」
何度も何度も夢で通ったその屋敷は、確かに森の中に有った。
現代には似つかわしくない古びた洋館……ただし歴史的、美術的な価値はあるのかもしれない。
歩を進めれば、枯れ果てた庭が見える。おそらく、遺物を見るに薔薇園だったのだろう。
「……クラシック……というよりは、ホラーかな……」
しばらく目を閉じて在りし日の薔薇園を思い浮かべていたが、まずは中に入ろう、と扉へ向かった。
やがて鬱蒼とした木々が嘘のように拓けて、辿り着いたのは枯れた先は薔薇園だった。
その奥に、古びた洋館が構えている。
「………ここが、僕たちのルーツ」
無意識にそう呟いた僕は、ふと自分以外にも人がいることに気がついた。
これも主のお導きなのだろうか。その神を、僕は裏切ってここへ来ているわけだけれど。
>>3 リオ
僕は穏やかな笑みを携えた。
「こんにちは。驚かせてしまいましたか?……私はアイザック・ツァデック。怪しいものではありませんよ。」
そして、ぺこりと帽子を手に取り会釈をする。
「きみはーーこの屋敷の住人、というわけではなさそうだね。名前も聞いてもいいですか?」
/*このキャラチ……使いたかったんですよねー!職業めちゃくちゃ迷いまして。自由業がイイなーって思ったんだけど、作家って顔じゃないし、顔が良いから芸能界かな……ってなった時に、俳優にするととある過去村のキャラと被るなって思ったからモデルにしました。
モデルのポーズを取っている間、想像力を膨らませて周りに世界を作るタイプ。ちょっと不思議ちゃん。よくいえば哲学者。
洋館のことは夢で何度も見て知っていた。今までは、知っていたけど探すつもりはなかったけれど、ちょっと願い事ができたから、探し始める。
願い事は「夢で逢瀬を重ねている運命の人と結ばれること」
夢で確かにずっと会っているのに、目を覚ますと顔を忘れてしまうあの人への愛しさが募って我慢できなくなった。
書いてて自分でも思ったけど『君の〇は』じゃん??というツッコミは無しだ……*/
/*ダンテの息子で来るか迷ったんだけど、時代と雰囲気がどうも違うなと思ったので直接出すのはやめました。その代わり、ギルバートに夢を見せているのはダンテの息子の魔力かもね?みたいなね(ゆるふわ設定)*/
4人目、フロイライン アウローラ がやってきました。
フロイライン アウローラは、ランダム を希望しました。
門の軋む音に目眩がする。
「うぅ……」
自分は、どうして。
「此処、は何処……?」
この場所に辿り着いたのだったか。
ふらつく足を押し進め、屋敷の前へと立つ。
「何も……」
分からない。けれど。
きっと自分の求めるものが此処にあると。
ただその予感だけを頼りに。
彼女は立っていた。
5人目、売女 アデリーナ がやってきました。
売女 アデリーナは、おまかせ を希望しました。
パパ、嘘つきじゃなかったんだぁ…
すっごぉい…こんなの、まだあるんだ。
誰かいるのかな?いないよね。
たぶんあれ、薔薇でしょ?
綺麗だったはずなのに、
枯らしちゃうなんてもったいないもん。
[軽装の女が1人、森の中を進んでいた。
丸出しの腕、短いスカートから露になった脚が、枝で、草で、棘で、傷つけられていく。
それに頓着せず、聞かされた方向へ。
方位磁針に従って、まっすぐ。そして、その先にみつけた。
誰も話さないのなら、自分が話さないと。
そうすれば、喜んでくれるのだから。
染み付いた癖そのままに、誰かへ語りかけるように話す]
勿論あの人を模倣する気などはありません。
けれど、それでも、きっと。
世界観のイメージはCLAMPさん。
別人なのは間違いない。そもそも中の人が違うしどうしようもないし。
ただ器が同じだけ。その器が作る影の形に貴方達は何処かの物語を見出す。
そんなコンセプトです。あっはは。**
/*
SAN値低そうで頭が悪い女をやりたかった。
そしてこの子かわいい。絶対ビッチ。かわいい。
世界観に合ってるかは正直不安。
*/
/運命の人この中には居なくてもいいか。願いが夢であってる人と結ばれることだから、願い的には、夢の中の人を現実に具現化してくれればいいんだから……うん*/
ちな彼女の当初の目的、願いとしては「幸せになりたい」です。
とにかく何でも良い、どうしたって構わない。ただ漠然と幸せを渇望している。
何がそこまで彼女を動かすのか、全く分からない。普通に産まれ、普通に生きてきた。それでも何故か満たされない。身体の芯が疼き喚くように「何か」を求めて堪らない。
彼女はその「何か」の正体を「幸せ」だと信じて動いている。**
6人目、記者 ノエル がやってきました。
記者 ノエルは、おまかせ を希望しました。
心臓という檻に獣を飼っている。そんな設定。
だからといって特殊能力とかは全く無いけれど。
役職希望も「とにかく何でも良いから求めて止まぬ幸せを掴みたい、他人を押し退けても構わない」から来るランダムで。ゆきます。
出オチにならないようにがんばるぞ。**
>>10 ギルバート
端正な男性に完璧な笑顔を向けられ、あらまあと口元を手で抑え、同じように上品な笑みを返す。
「なるほどなるほど?そうだったんですねー
ああ、私はこういう者でして
噂の屋敷とやらに、取材に来ました」
薄紅色の鞄から名刺ケースを取り出し、一枚ギルバートに差し出す。
それは〘 ノエル・リー〙という名前と連絡先、所属先が書かれている、簡素な作りの名刺だった。
「貴方の名前も伺っても?」
と声を掛けたところで、金髪の艶やかな女性に話しかけられ、眉を上げて驚く。
>>11 アデリーナ
「びっ、くりしたあ……私もここの人ではないですー
金髪の美人さんも、ここにふらっと来た感じですか?」
ふと彼の手元を見てみると(>>3)、そこには紙があった。
ぱっと見る限り、それがこの近辺の地図であることが分かった。
彼もこの洋館に用があって来たのだろうか。こんなところに何の用があるのだ、と僕は思ったが、その答えにはあっさりと辿り着いた。
後ろを振り返ると、先ほどよりも人が増えていてびっくりする。
ここに用があってきたのは何となく分かるけれど、みな一様に中に入らないのは、最初に訪れた目の前の彼や僕が足を踏み入れないからだろうか。
「……あの、こんにちは。僕はこの屋敷に用があって来たーー森の外の街にある修道院のアイザックといいます。
皆さんも、ここに何か用事があっていらしたんですよね。……どうやら全員初対面のようですし、ここで出逢ったのも何かの縁だと思います。
みんなで中に入りませんか?」
誰かの声ではっと我に返った。ぼんやりとしていた頭に人の声が入り込んでくる。
>>14アイザック
「修道院、の方……ですか。ええと、初めまして。
私はアウローラといいます。
この中に……えと、此処まで来た私が言うのもなんですが、入っちゃっても良いものなんでしょうか。その、不法侵入になったりしませんよね?」
言いつつも、無意識に身体は扉へと向かっていた。
>>16 ギルバート
「普段は世の中で起きた事件とか書いてますね
民事も刑事ものも書いてます
あ、そうなんですか?
こんなところまで来るなんて、もしや、旅行が趣味だったり?」
記者という職業のせいか、気になる事はとことん聞く悪い癖が無意識に出てしまっている。
彼の隣をぴったり歩き、目を合わせて話を聞いているが、ノエルは特に気にしてはいないようだ。
>>19 アデリーナ
「あは、事実を言ったまでですよ〜
そうなんですか?
仲良しのおじさん……お友達が多いんですね
それにしてもその赤いドレス、素敵ですね
身なりが整ってますけど、芸能界の方ですか?」
アデリーナにも悪気無く話を聞こうとする。
>>15 リオ
「……姓を名乗る資格がないだなんて」
言いかけて、途中で口を噤んだ。
世の中には様々な人間がいる。確かに彼は、僕とは少し違った姿をしていた。きっと、想像もつかないような処遇を受け続けてきたのだろう。
「では、リオと。私のこともファーストネームで呼んでいただけると嬉しいです。私の場合は、あまりこの姓を好ましく思っていないので。」
「噂ーーええ。おそらくこの屋敷に訪れた者はみな、それを目当てに来たのでしょうね。そうだ、君も一緒に中に入りませんか?」
>>18 ギルバート
「ふふ。どこかの国に、昔そんなことわざがどこかであった気がします。……屋敷もかなり老朽化が進んでいるようですし、集団で動いた方が危険に対処しやすいですよね。」
人当たりの良さそうな笑顔を向けた。
>>23リオ
「このお屋敷に人が住んでいないにしろ、家主自体は居るんじゃありませんか? どうなんでしょう」
きょとん、と首を傾げる。
「私は……えっと、実は、よく覚えてないんです。
気が付いたら此処に居て……変ですよね、あはは……。
でも、何ででしょう。不思議なんですけど、私も此処に大事な用がある気がするんです。
入って、みませんか?」
恐る恐る屋敷の扉に触れた。
>>25 ノエル
「へえ。事件派の記者さんなんだ。ノエルさん、学がありそうだもんね。尊敬しちゃうな。
……そうだなあ、旅行というか、森林浴が好きなんだよ。散歩しながらのんびり考え事ができるしね」
当たり障りのないような会話は難しい。
これだけ人がいたら、今後も色々話すことになるのか……と思うと頭を抱えたくなった。
>>26 アイザック
人当たりのよさそうな青年に笑顔を向けられる。
見たところ、神職だろうか?いつ死んだとも知れぬ、どこの誰ともわからぬような亡き主の鎮魂にでも来たのだろうか?
本格的にホラー映画だな、と思いつつ、こちらもよそ行きの笑顔で対応する。
──表情筋の筋トレになるなあ。
「へえ、外国にはそんなことわざがあるんだね。確かに、とっても古い屋敷だし、一人で入るのも危険かもしれない。ここはみんなで探検と行こうか。
中に宝でもあれば楽しそうだね」
>>29アイザック
「あら、大丈夫そうなんですね。それは良かった? ですかね?」
笑う彼に釣られるように、ふふ、と笑みを零す。
「まあ、修道士さんが屁理屈だなんて、いけませんよ。……でも、そうですね。いざとなったら助けてくださいな」
ふにゃりと目尻を下げた。
>>32 アデリーナ
「そのくらいなら全く構わないよ。美味しいお店教えてくれると助かる」
しつこく勧誘されなかったことに安堵しつつ、軽く了承する。この場合、教えない方がきっと面倒になりそうだと、経験上判断した。
「確かにお姉さんは話すの得意そうだね。頭の回転が早いんだろうなあ。
あは、ありがとう。褒めて貰えるのは悪い気はしないな」
記者がいる以上、あまり職は知られない方がいいかもしれない、と思う。
わざわざ隠すほどのことでもないが、わざわざこちらから言うことも無い。
記者もファッションや芸能が専門ではないようだし、自分を知らない者が多いのは好都合だ。
定員に達しなかったため、村の更新日時が24時間延長されました。
>>37リオ
「それもそうですかねぇ……管理者さんがいくら適当でも、鍵を開けっ放しにだなんてしませんよね。ええ。
記憶喪失、では無いと思うんです。自分の名前も分かりますし……ただ、どうして此処へ来たかだけがよく分からなくて。何か……呼ばれているような、そんな感覚に駆られて」
自分で話していてもピンと来ていないのだろう、アウローラは曖昧な手振りをしながら首を捻った。
リオの後に続いて屋敷の中へと踏み込む。
しっとりとした埃のにおいが鼻腔を満たした。
7人目、従者 エーリカ がやってきました。
従者 エーリカは、おまかせ を希望しました。
「もうっ! どこへ行かれたのですかっ?!
これだけ広い屋敷ではございますが、朝からずっと呼んで探してもお出になられないなんて……。
早くしませんと公務に支障が」
/*
いいかけて、数瞬後。
敷地の中に別の気配を感じた。
それは一人だけのものではない、色々の男女の声である。エーリカが聞き覚えのあるものではない。
誰かが−−"屋敷に入り込んで"いる。
*/
8人目、運転手 シュウジ がやってきました。
運転手 シュウジは、おまかせ を希望しました。
従者 エーリカ は肩書きと名前を 妄者 エーリカ に変更しました。
9人目、旅人 ミト がやってきました。
旅人 ミトは、おまかせ を希望しました。
あれ、こんなに人がいるなんて聞いてなかったなぁ。
噂に惹かれてこんなところまで足を伸ばしたのに、出遅れかぁ。参ったなぁ。
あはは、でもなんとか……なるよね?
/*
公証人いれると、遅延メモは使えないのね。なるほど。
どうして、発言ポイント800なんだろ……。うーん?
他の設定か、人数でひっかかると減るのかなぁ?
まあ、多弁の方がいいってことかぁ。
*/
水戸 聖 ミト セイ
積層都市アーセルトレイの学園都市にて学ぶ学生。
藤咲 葵に恋心を抱き、告白するも玉砕。その後無気力な毎日を送るが、ある日目覚めるとそこはいつも住む部屋ではなかった。どうやらここはヨーロッパというところらしい。アーセルトレイに帰る方法を模索し、何とか帰る方法に目処が立ったある日、奇妙な噂を耳にする。願いが叶う……?それなら、僕は。
そうしてたどり着いた館で、僕が願うものは……【彼女の心】だ。
藤咲さんに、もう一度僕を見てもらうために。もう一度、僕に笑いかけてもらうために。
誰も知り合いのいないこの地で、身勝手な願いを一人で突き通すんだ。もう、我慢ばかりの人生は嫌なんだ!
てか、寒くない?
[誰に言うでもなく、扉に手もかけない。
こう言っておけば、
誰かが暖かいところに入れてくれる。
それに慣れた彼女の悪い癖だった。]
えーっと……これは誰かに挨拶しなきゃいけないのかな。
この館って今も誰か住んでるのかな。
しまったなぁ……こんなことならちゃんと下調べしとくんだったよ……
**村建てとしてのご挨拶を忘れていた。
初めましての方も、2回目の方も、3回目の方もこんにちは。
村建て人のるーぷです。今回も人集めに難航しましたが、参加ありがとうございます。
wikiの記載やら、2ヶ月ぐらい前の「自分も楽しむよりも当初の予定でいこう」、そして謎の気配から気付いている方もいるかもしれませんが、今回るーぷさんは参加しません。
現在の配役デフォルトなのは、そこをなるべく隠すためです。
一つ想定外なのは、狼達の沈黙1500ポイントじゃないことでしょうか。
**そして、今回のダミーくんは。リオくん。システムメッセージ作った時点だと別の名前だったけど、るーぷさんが間違えそうだからやめた。
これまでの2村は「ダミーは参加者とは一線引いた別の存在」って位置付けでしたが、今回はダミーも巻き込まれた人間。ですね。
そして、こちら。謎の気配こと、『館の主 レヴィン』です。当主ではもう無いですね。死んでるし。
前作、共生の村の最後の言葉、あれがレヴィンの願いと認識され、再び巡り会う日を待っている状態です。健気だね。
あの時は、小瓶の中身を飲んでいない。割っているので、館にかかった=館が飲んだ。状態です。
そして、当主はレヴィン。なので、レヴィンの願いのために働く、と。
**そして、屋敷は今はボロボロですが、レヴィンの願いの力でそのうちぴかぴかになります。昔の姿〜〜〜。
忘れないように、舞台設定のネタバレ的なところも今書く。
共生は『家族』、今回は『友人』に対する物語です。
レヴィンにとって、『友人』とは、利害の一致のためだけに関係性を結ぶ者。ですね。貴族特有の、表面は良い顔する。的な。貴族じゃないからイメージだけども。
そして、何故『友人』認定するかというと。
人の家に勝手に入ってくるのは、『家族』か親しい『友人』、それじゃなきゃ盗人だ。君たちは『家族』ではない、盗人にしては計画も警戒心もなさすぎる。ならば、『友人』だね。
ということです。
**ちなみに、エズレルは親友で『家族』なので、『友人』ではないですね。
まあ、友人なら利害の一致するように、取り引きを持ちかけるわけです。
願いの小瓶を渡す代わりに、『家族』を待つ間、私を楽しませてはくれないか?と。取り引きは1度したらキャンセルなんて出来ないよ。と、敷地内から出れなくなります。
まあ、楽しませることシステムは恩讐リスペクト。レヴィンを楽しませる話をしてもらおうかな、と。この辺が1日目。
でもって、リオに小瓶を渡す。空だけど。
10人目、異国の婦人 レイコ がやってきました。
異国の婦人 レイコは、おまかせ を希望しました。
─学生時代の知り合いから聞いた噂話。もしも嘘だったらアイツ、絶対に許さないわ─
「全く、こんな所までわざわざ来てしまうなんてね。」
ここまでの長旅を振り返りながら言うと、衣服に付着した土埃や葉を手で払い、既にいくつかの声がする屋敷の中へ躊躇わず踏み込んだ。
>>アデリーナ、エーリカ
「こんにちは、お嬢さんたち。……貴女は確か、外で笑顔の素敵な彼とお話をしていた女性ですよね。」
まずは金髪の女性に笑顔で挨拶をするが、ふと視線を落とした先の切り傷に眉を下げた。おそらくここに来るまでの間に作ってしまった傷なのだろう。
「……ああ、痛そうな傷だ。念のため応急セットを持ってきているので、あとで手当しましょう。」
アデリーナに単純な厚意でそう言ったあと、手当に使える部屋を探す前に給仕服の女性とも会話をする必要がある、と考えて、僕は彼女に向き直った。
「それで、話が少し聴こえてしまったのだけれど、貴女はその服にも覚えがないと?……いつ頃ここへ来たかは覚えていますか? 貴女も怪我はありませんか?」
>>シュウジ
「そこの御仁、ちょっといいかしら。このお屋敷は観光名所にでもなっているの?思っていたより人が多いようだけど。何かご存知?」
辺鄙な地の古びた洋館へ一度に人が集まるなんて不思議だ。思わず目に付いた近場の男に尋ねた。
11人目、喪失 ライ がやってきました。
喪失 ライは、おまかせ を希望しました。
12人目、シャーマン トッド がやってきました。
シャーマン トッドは、おまかせ を希望しました。
「パワースポットがあるって聞いて
遠路遥々、こんな所まで来てみたんだけれど…」
人っ子一人立ち入らないような古びた洋館
何も“パワー”を感じないこの場所が、本当にパワースポットなのだろうか?
「とりあえず、行って見ないことにはわからないか!そうだよね!アン!」
アンと呼ばれた女の子は、黙ってコクリと頷いた。
そんな風にやり取りをしていると、なにやら自分以外に人がやってきたようだった。1人だけではない。2人、3人と集まって行く
「あっ、…………えいっ」
思わずトッドは庭にある小さな小屋で身を潜めることにした
へぇ、僕だけじゃなかったのか。
[城を抜け出すときに、兄と慕う人物から教えて貰った、お伽噺のような噂。てっきり、知っているのは自分と彼だけだと思っていたのに。こんなにも人がいるなら、自分の願いを叶えるのは難しいのではないだろうか。]
>>66リオ
「あの、皆さん口々に『噂』と仰っていますが……このお屋敷、何かあるんです? い、いわく付きみたいな」
気が付けば此処に居た。先にこの屋敷に来ていた給仕服の少女>>54も似たようなものだと言っていたのを小耳に挟んだ。
幽霊などは信じていないが、それでも少し不気味に感じる。そわりと背筋を震わせた。
この森の外にあるとある街の修道院で、僕と妹は暮らしている。
ツァデック家は市民から貴族へと成り上がった一族だったが、祖父の代から領内の不作が続いて借金がかさみ、父が当主となった時には既に、領地を手放さなければならない状態だった。
僕と妹のレティシアは孤児同然となり、路頭に迷っているところを今いる修道院に拾われたのだ。
修道院は、一般人をかたくなに拒むように、かたく閉ざされた門と高い塀に囲まれている。
ずっと進むと静寂で厳かな空気感になり、並木道のずっとずっと奥に修道院の建物が見えた時、子供ながらに鳥肌が立ったのを覚えている。
13人目、放浪娘 リコッタ がやってきました。
放浪娘 リコッタは、ランダム を希望しました。
フラフラと歩いてると、目の前に古びた屋敷が見えた。
そっと裏口から侵入すると、複数の人影が見える。
「ナニナニ〜?
随分と面倒くさそうなところに迷い込んじゃったみたいにゃ?」
とぼけながら呟く。ここが目的地で間違いなさそうだ。
僕たちが拾われた修道院は戒律が厳しく、室内ではフードを被り、祈りや勉学の時は左右にしきりのある椅子に座らされた。
修道士は大半を一人で過ごし、他者と言葉を交わさないのが原則で、レティシアとはおろか、他の修道士とも日曜日の数時間しか会話ができなかった。
外界との関わりを断つこの場所では、世の情勢は院長がすべて口頭で伝えてくれる。
一年に一度だけ、決められた期間中に家族からの訪問を受けられるが、僕たちのもとへ両親が訪れたことは一度もなかった。
もっとも、僕たちは両親をーー特に父親を憎んでいたから、その期間中はあの男に見つけ出されて連れ戻されないか、それだけを恐れていた。
>>74リオ
「へえ、お宝が……」
"大したことじゃない" "お宝" とは一体……? とアウローラは思考を巡らす。
これだけの人が集まるのだから、それなりに魅力的なものではないかと思うのだが。
そしてリオの言うお宝が金銀財宝のようなものでないこともすぐに想像はついた。屋敷がここまで荒れ果てるほどに長い間、そんなものが放置されているとは考えにくい。
「あ、もしかして」
「此処で出会った人たちは運命の赤い糸で結ばれちゃう、とか」
一拍、動きが止まる。
「なんて……あはは、えっと……わ、忘れてください」
夢見る少女のようなことを口走ってしまい、少し気恥しくなる。
「でも良い線じゃないです? こんなに人が集まるんですもの。きっと話題性のある何か……そうですねえ……」
/**/
分かりやすいアイザックの家系図
エズレル(100年前) 高祖父
金儲けが当たって爵位買って男爵になったけど、貴族たちに「金で爵位買った卑しい家」ってレッテル貼られたストレスで、金に執着して妻子にDVするようになった。
結局二人に逃げられ消沈中、レヴィンに出会う。唯一心から愛してくれる友をエズレルも家族と認めるが、その強欲さから彼を我が物にするためにその手で殺害。自分も同じ屋敷で処刑される。
↓
ローマン 曽祖父
エズレルの元から逃げて母が駆け落ちした男と3人で暮らすが、そいつに金を騙し取られる。母は心労で自殺して一人で生きるが、6年後にエズレルの死を知る。色々あって自分がツァデック家当主を継ぐことに。自分たちを虐げた父のようにだけはならないと誓っていたが、次第に妻や娘、息子に暴力を振るうようになる。子供にヒ素で殺される。
↓
ローマンキッズ 祖父
ローマンの仕打ちに妹と耐え続けているうちに、次第に兄妹と理解しながら実の妹を愛してしまう。妹もまた兄を愛し、子供をもうける。この頃から領内の不作や家格と税収の不均衡などで借金が出始め、子供を置いて二人で蒸発。
↓
ローマンキッズ Jr. 父
自分が家を守らなければならないという重圧や、自分を置いて出ていってしまった両親が兄妹同士での近親相姦をしていたことなどに苦悩していた。そして、先代の当主と同じようにそのストレスを家族にぶつけるように。更には、娘に性関係を強要した。
↓
アイザック
ずっと虐待に耐えてたけど、妹が父に性関係を持たされていたことを知って、没落とともに妹を連れて逃げ出す。その後、自分たちのルーツを辿って先祖たちがクズなのを知って、ツァデック家の血を強く憎む。妹が自殺しようとしたことがきっかけで、『過去から未来まで、ツァデックの血が流れる者の人生を全てなかったことにしたい』という願いを持つようになる。
ただ自殺するのでは意味がない。この世から自分たち兄妹を含めたツァデック家の存在そのものを消し去る、その決意を胸に屋敷へやってきた!🙌💖
今思ったけど、妻子に逃げられる前からレヴィンと知り合いだったような。まあ、そこら辺はアイザックの物語には大きく影響しないから今度るーぷさんと話そう。!(^^)!人(◜ᴗ◝ )
入った場所は、小屋を保つことが精一杯のような、
触るとガラガラと崩れ落ちそうなほど古びていた。
何故ドアが開き、トッドを招いたのか不思議なほど、
洋館と同じくらい古かった。
「ひぇー…人が集まるってことは、やっぱ有名なパワースポットなんすかねぇ…」
隙間からこちらを見えないよう、そっとお屋敷の方を覗いた。人種も服装もバラバラで、なんだかスピリチュアルに興味を持っているような気配は感じない。
そもそも、トッドはパワースポットだとおもいこんでいるが、正しくは人に「願いの叶うらしい洋館がある」という風に伝えられている。
それをどう解釈したのか、パワースポットとなってしまった。
…まあトッドはこのパワースポットには、願いを叶えるためにやって来たようなものなので
間違ってはないのだが。
14人目、トレブル ベガ がやってきました。
トレブル ベガは、おまかせ を希望しました。
チッ。
/*
––––もう、人が通った跡がある。
身体に似合わぬ大きさの背嚢を規則的に上下させながら、その人影は歩みを速めた。
*/
**
こんにちは!初めましての人はいないかな。
ゆきちですよろしくお願いします。
他にロリショタいないか確かめたうえで最後に入村したかったけど待ちきれなかったー!
放浪娘はセーフで
**
トレブルっていうのはイギリス英語で聖歌隊のボーイソプラノのことです。分かりづらい肩書きでごめん使いたかった。
まあキャラチが元々聖歌隊員だし
禁止事項「共生キャラ本人のRP」なの、謎の気配=共生キャラ達説ある。そういうのときめいちゃう。
先生の亡霊に会いたい……たぶん居ないけど……**
>>30 ギルバート
「あはは、ありがとうございます
言われ慣れてないので、何だか照れちゃいますね……
そうなんですね!
健康、というか美容に気遣ってるように見受けますが、それだけ見目麗しいのは、何かそういうご職業につかれてる感じですか?」
ちょっと前から気になっている疑問を爽やかに笑いかけながら聞いてみる。
>>34 アデリーナ
「そうなんですかー?
これだけ美人さんならそうなのかな〜と思いまして!
私、芸能関係には疎いのでもしやっていう話だったんですけど!
男の人と仲良し……バーの店員さんとかですか?」
職業当てクイズではないが、やけになって聞いてしまっているようだ。
………ここだ。
/*
やがて見えてきたのは荒れきった敷地と、冷えつつ回る星のように鎮座した洋館だった。
長らく空き家だとは聞いていた。話に違わぬ彩度の低さだが、迷わず足を運ぶ。
その建物にはそれほどの、引力とも呼ぶべき何かがあるようだった。
*/
引き寄せられたのが、他にもたくさん、か。
>>77 ノエル
右手を差し出される。
僕はその歩み寄りに頬を緩めて、自分からも右手を出して握手をした。仲直りもなにも喧嘩をした覚えはなかったけれど、彼女のさっぱりとした態度には好感が持てた。
「お気になさらず。こちらこそ、改めてよろしくお願いします。ええと……確か記者、でしたっけ。すみません、さっき話しているところを聞いてしまって」
記者ということは、噂を聞きつけて願いを叶えにきたというよりは、その噂そのものを解明しにきた人なのかも知れない。
「ふふ。……仕事柄人を信じやすい私と、疑いやすい貴女。足して割ったら丁度いいかもしれませんね。」
人を信じやすいなんて、もちろん嘘だ。
──本当は誰も信用していない。信頼できるのは僕の半身であるレティシアだけなのだから。
先生に会いたい……どこ……
でも先生は天寿をまっとうして死んでも天国だろうと地獄だろうとシャルと会えない自信がある……会いたいのに……自分が解釈違い……でも絶対会えない……えっこれマシュマロさん分かってくれると信じてるんだけど……会えないよね……
お話は!!!!!!!!!!「めでたしめでたし」のその瞬間に!!!!!!!!!!!終わっちゃうんだよ!!!!!!!!!
嗚呼ハッピーエンドが憎い……すき……
でも会えないからこそシャルの幻影を見るやべえ先生が最高にエモいの。先生は壊れるまでがワンセット。
私は先生に会いたいけどシャルロッテはそう思ってない。だって死んだから。幸せに死んだから。この世で一番の幸せを自覚した瞬間に存在が消えたから会いたいと思うことも出来ないし思う必要すら無い。
シャルロッテという存在が完全に終わっちゃったのにその影を見続ける先
>>82 アイザック
優しげな表情の彼が握手を返してくれた事を嬉しく思いながらも、こちらもにこりと笑いかける。
「そうですよー!
構いませんよ、別に知られて困る事ではありませんし
あ、名刺いります?」
名刺を取り出し、一応は差し出しておく。
「ですねえ、純粋に人を信じる心って中々手に入るものじゃありませんし……アイザックさんはそのままでいてくださいね」
貴重ですよ、とにこやかに言うと、気になっていた事を聞いてみる。
「……そういえば、アイザックさんはどうしてこの屋敷に?
ここ、幽霊が出るだの願いが叶うだの色々な噂がありますけど、ここの屋敷について何か知ってる事があれば教えて欲しいのですが」
〜屋敷に着いた時〜
私はこっそりポケットの中のボイスレコーダーのスイッチを入れた。
万が一、私に何かあった時の為に記録を残そうと思ったからだ。
廃墟らしきこの屋敷に、幽霊がいずとも無法者が住んでいる可能性があるからだ。
本来なら女一人でこのような場所に、と言われかねないが私の長年の夢が叶うチャンスを逃す手はなかった。
ずっと、記者なんかより私は─────心の中でそう思いながら、屋敷の敷地内へと足を踏み入れるのだった。
15人目、ヒューズ がやってきました。
ヒューズは、おまかせ を希望しました。
ただの廃屋になぜこうも人間が集まるのか、全く理解しがたい。
いや、理解し難いという表現には語弊がある。頭では理解しているが、目の前の情景を認めたくないが今の考えとしては正しいか。おおよそ私と同じく噂を聞いてやってきたのだろう、ちょっとした人だかりを塀の上から眺めて一人、嘆息する。
はてさて、只の猫として振舞うべきか、誰かに話しかけてみるか。それが問題だ。
まさしく。"猫ちゃん"である。今の私は右から見ても左から見ても"猫ちゃん"と形容するに相応しい見た目をしている。しかしどうしたのだろう?この人間は猫を見た事がないのだろうか?それとも毛並みを整えてきたのが裏目に出たか。もっと薄汚い野良猫のような、みずぼらしい姿で現れるべきだっただろうか。
しかし毛並みを整えない品位の無い猫と思われるのも業腹である。それに過ぎた事をとやかく言っても仕方のないことだろう。そんなことより今はこのカンのいい人間を観察した方がよさそうである。
猫がいる、のはまだしも屋敷の中へと入ろうとするなんて賢い猫だなと思いながら、口からはつい言葉が飛び出る。
よく見ると綺麗なオッドアイかつ、白い毛並みは汚れが見当たらないので、もしや誰かの飼い猫?と思ったが、この屋敷は廃墟だし、他の人もさして気にしていないようだ。
首を傾げていると、猫ちゃんはこちらに駆け寄ってきたので、少し驚きながらもしゃがみ込んで待ち構えてみた。
すると、可愛らしい声で鳴かれたのではわわ……となりながら、そっと手を伸ばしてみた。
>>87 猫ちゃん
「……かっ……かわいい……!
どこから来たの?迷子かな〜?」
にこにこしながら、伸ばした手を首のあたりへとやり、こしょこしょしてみる。
確か、頭より首の方が喜ぶはずだと記憶していたからだ。
……うわあ!
/*
扉の先ばかりに意識を向けていたために、足もとを通り抜けたそれにひどく驚く。
……小狡い猫め、無駄に大声を上げさせやがって。
*/
/*
少々決まり悪げに桜貝の唇を引き結び、猫が駆けていった先から屋敷の中を––先にいた面々を––見渡す。
かなりの数だ。埃と時間の積もり積もったこの屋敷の中に、まさか住んでいるわけはあるまい。
であれば、
*/
全員"そう"なのかよ。
/*
ほとんど吐息とともに低く呟くと背嚢を乱暴にドサリとおろし、取り出した水筒の中身を一口飲み下した。
*/
**
水筒はめちゃんこでかいやつです。しょっちゅうちびちび飲みます。
中身を聞かれたら、「はちみつ大根の上澄み」と答えます。
猫…?
[いや、居てもおかしくはないのだが。それにしても、この屋敷は部屋数が多い。…かつては大人数で暮らしていたのだろうか]
到底人が住めなさそうな洋館にも関わらず、その扉をくぐる人々がいた。
片方の眉を上げながら訝しげに見るも、恐らく彼らもこのメモと同じ目的なのだろう。
それにしても同じタイミングでこんなに人数が集まるものかと思いながらも、とりあえず<<異国の婦人 レイコ>>に話しかけてみることにした。
「なあ、あんたらも願いがあって来たのか?」
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