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おひめさま ニュイはベーシスト スズに投票を委任しています。
大学生 リーノ は 教師 アリーシャ に投票した。
拾う魔女 ドロシー は 教師 アリーシャ に投票した。
ベーシスト スズ は 教師 アリーシャ に投票した。
おひめさま ニュイ は 教師 アリーシャ に投票した。
教師 アリーシャ は 手品師 ピーター に投票した。
愛煙家 カミユ は 博士 イナルバ に投票した。
博士 イナルバ は 教師 アリーシャ に投票した。
平凡 メイネ は 大学生 リーノ に投票した。
黒縁 ヨハン は 教師 アリーシャ に投票した。
無愛想 ハルヒコ は 教師 アリーシャ に投票した。
手品師 ピーター は 教師 アリーシャ に投票した。
猛獣使い レイ は 教師 アリーシャ に投票した。
魔法使い ヴィクトル は 拾う魔女 ドロシー に投票した。
未亡人 ユノ は 手品師 ピーター に投票した。
眠り姫 イル は 大学生 リーノ に投票した。
大学生 リーノ に 2人が投票した。
拾う魔女 ドロシー に 1人が投票した。
教師 アリーシャ に 9人が投票した。
博士 イナルバ に 1人が投票した。
手品師 ピーター に 2人が投票した。
教師 アリーシャ は村人達の手により処刑された。
拾う魔女 ドロシー は、ベーシスト スズ を占った。
愛煙家 カミユ は、未亡人 ユノ を守っている。
博士 イナルバ は、拾う魔女 ドロシー を守っている。
次の日の朝、拾う魔女 ドロシー が無残な姿で発見された。
魔法使い ヴィクトル は因縁に引きずられるように 拾う魔女 ドロシー の後を追った。
《★霊》 教師 アリーシャ は 【人狼】 のようだ。
現在の生存者は、大学生 リーノ、ベーシスト スズ、おひめさま ニュイ、愛煙家 カミユ、博士 イナルバ、平凡 メイネ、黒縁 ヨハン、無愛想 ハルヒコ、手品師 ピーター、猛獣使い レイ、未亡人 ユノ、眠り姫 イル の 12 名。
[各々必死の思いでアリーシャを殺したあなたたちは自分たちの意識の裏で何が行われているのか、気が付くことが出来ませんでした。]
[あなたたちは背筋を走る悪寒に振り向かされ、そしてやっとソレを認識します。]
[ソレは、『尽く破壊された人間』の形をしていました。顔面だけでは誰なのか、判断すら付かない程に。]
[ですがあなたたちは直感します。この女性はあの拾う魔女、ドロシーであると。]
[人間が死んだ。それを実感させるかのように、足元にドロシーの赤い血がじわりと広がり染みてゆきました。]
[そして]
[パタリと音を立て、眠りに落ちるかのように静かに。]
[無邪気な魔法使いの少年、ヴィクトルが夢を見ることを止めました。]
「うひゃー。今日は2人っすか」
誰とも会話してないし、独り言にしかならないがつい漏らしてしまう。
しかし皮肉なものだ。ワンダーランドだからこそ通用する魔法使い達が一斉に居なくなってしまい、魔法があるから必要無さそうな手品師の俺は生きてるなんて。…目立たないから単に残っているだけかもしれないけど。
起こした者のことはもう興味がない。
この空間から仲間が減ってしまったことの寂しさ、俺達以外にも人を減らす奴の力の不気味さ、そのことが思考を埋めている。
仲間達の言う因縁の力が自分についていないか、体を触ってみる。どうやら大丈夫なようだ。
/*真っ当に真占抜きにきたっぽいのだけでも狼陣営ガチで勝ちに来てると思ったのに、その上因縁発動して対抗まで死ぬとかほんとなんだこれ凄い*/
/*と言うかRP村って村やっぱり勝ちにくいとかあるのかな?どうなんだろ?勝てるヴィジョンはあんまり思い浮かばないですけども。
それはそれとして、正体不明者は吊って倒す方向狙いでの噛みか。第三陣営が勝ったらどうなるんだろ?夢の仲で洗脳皆仲良しコース?いやいや。
*/
目を開ける、さて。今日も悪者を見つけないと。
探さなきゃいけないのに。
体を襲うのは違和感。
ウチは自然の中、机に突っ伏せて寝たはずなのに、
今はベットの中、薄ぐらい電灯と白い天井を見上げている。
杖を握っていたはずの手には何も無く、
代わりによく分からないコードや点滴が繋がれている。
もてる情報から現在地を探る。
病院だ。生に縋る場所、死を迎える場所。
ここは、一体。
ウチはどうしてここに。
隣に猫はいない。
**
あやあああああああ、仕事なにもできなかったあああ
ヴィーちゃん狂人かああああああ。
そうだよね?自分に結ぶはずないし、狼が自分から数減らさないよね?
これどうなっても今日死ぬ運命だったかー????
潜伏占いが正解だったかー、、、なるほどなー??なるほどなー??
「えっ
えええぇぇぇ〜〜〜〜〜〜〜〜っ?!」
/二人が、ウェディングドレスと、タキシード着て、どっか、行っちゃった。
そんな、そんな速攻コースもアリ〜〜〜〜〜〜〜?!?!?!/
/どっ、どどどどうしよう〜、なんか乗り遅れてる気がするよぉ。
ほんとに皆、想い想いの王子様に見つけてもらってゴールインするんだ、これ。
あの二人、王子様を見つけられる! って言ってた子達だよね?
仲悪そうに見えて実は……んや〜もう〜! 手の出せない介入不可な二人っているよね!!/
[目を背けたら、ドロシーちゃんのメモが目に入った。]
「ドロシーちゃんは、昨日オレを?なんでだろ……」
「……てか、悪者を見つけられるやつ、いなくなっちまったのか」
/*と言うかそうか。小悪魔からすると占い師のどちらかが死ねば死ににくくなるからか。狩りはヴィクトルくん護衛かはたまた。
うおぉ戦略は狼も第三陣営もガチと言うことですかね?
おけです楽しい
*/
/*
いつもと違い今日ははっきりと目が覚めた
辺りを見回すと箱と真っ赤な水たまりの中にいくつかの塊、そして全てを止めたヴィクトルの姿が視界に入る
ぱたぱたとわかりきったはずの箱に近付くとへにゃりと眉を下げた
*/
………アーシャ…わるい人だったの
/*
箱に納められたアリーシャが透視でもしたかのようにはっきりと見える
けれどもそれは"ただの抜け殻"だった
【アリーシャは悪い人】
それだけを鮮明に自覚した
*/
[なにやら騒がしいようだ
寝ぼけ眼でロディの人形を抱えながら歩く
皆の目線の先にある血だまりに倒れる女と
ロディのように眠る少年をみつけた]
ビクトル、こんなところで寝ちゃったの?
朝だよー?起きてっ
[ピタッとニュイの動きが止まる
揺さぶろうとヴィクトルに触れた時、ひどく冷たかった
ロディだった落書きを触れた時と同じ感触
それが意味することを悟らないほど鈍感ではなかった]
……ビクトルも、疲れてるんだねっ
魔女のお姉ちゃんと一緒に、悪い人を探してたもん、つかれちゃうよね
[ドロシーのことを思い浮かべる
そういえば彼女はどこにいるのだろうか]
えのぐ…の中に、えっと
[目線を上げ、辺りを見ると目につく血だまり
その中には魔女のトレードマークである帽子
“えのぐまみれ”の帽子を見つけた]
[取りに行きたい
だけど変な、嫌な臭いのする絵の具の海の中へと
足が動かない]
魔女のお姉ちゃん、探してくるね!
今日、だれが狼さんなのかわかったか
教えてもらわなくちゃ
[メモの存在も知らず、知っていても読めないだろう
ゾウの背中に乗り、アテもなくドロシー探しに出かけた]
眠りから意識が覚醒する。
急いで起き上がると、夢の中で見た事を皆に言わねばと急いで立ち上がった。
「おはようございます!
あの!【アリーシャさんは悪い人でした!】
私、今日まで何も見れなかったので、黙っていましたが、霊能とい、う………………ドロシーさん?ヴィクトル君……?」
皆のいる場所へと駆け込むと、ドロシーとヴィクトルらしきものが倒れているのが目に入る。
その不気味さに目眩がし、ふらりと壁際に倒れ込み、蒼白の顔色のまま、ずりずりと壁に沿ってしゃがみこんでしまった。
「…………モイラ」
体を確認するように触る彼に話しかける。
「……ドロシーさん、起こす事が出来ました。
だから、昨日言った通りにしました。
今日も23時までに決める方針でいいですか?
………後、戦略的に起こしたい人がいないのであれば、私、個人的な感情だけど、起こしたい人がいるんです。
もし、候補がなければ、後で言いますね。
では、また後で話しかけます。」
必要最低限の事を聞くと、彼からの応答を待った。
自分はいい魔女と信じていた、
たとえ悪い魔女と言われてもよかった。
叶わぬなら悪い魔女でもいいと思っていた。
だけど「魔女である」という自分の存在を否定された。
魔女であった世界が虚構だった。
どんな自己満足でも、人が成長や転機を迎えると共に生まれる「必要のない人格」、「捨てたい人格」を拾い上げ自分の島に集める行為は誰かのためになってると思って疑わなかった。捨てるほうがどうでも良くっても捨てられる方が淘汰されて消えゆくのはやり切れない悲しさがあると思い上がって。
結局、自分たちが捨てられた人格と気づいた聡明な人物は島に1人しかいないが。
それも虚構だ。
無口な彼女も短気な彼も涙脆い彼も依存体質の彼も社会を認めない彼女もひねくれた彼もゲラな彼女も上から目線の彼も負けず嫌いの彼も親を愛せなかった彼も子供を愛せなかった彼女も魔女であった彼女も
いない、いない、いない、いない。
理想で造り上げられた島も─────。
捨てられたものを拾って“ あげて ”いるつもりでいた快活な魔女は、静かな少女がずっと昔に捨てた憧れた人格だった。
ゴミを拾っているのはゴミだった。
今ここにいるのは魔法なんか使えるわけもない理想も幸せからも最も遠い女。
大学の片隅で人の目に怯えて本を読むことしか出来ない無口な女。
あまりに残酷だ。いや、客観的に悲観をすることなど許されない。
「こっち」で生きてきた18年間よりも遥かに多くの時間を「あの島」で過ごした。
私の人生は喪失した。
多くを失った感情は奈落の落とし穴に突き落とされた感情に近い。
しかし、その裏に燻る感情があることも認めなければいけない。
誰が悪いの?と、猫を抱えた魔女は問い掛ける。
それは......。と、本を手にした彼女は言い淀む。
それは私だ。
多弁なことを自分を、愛猫をもう一度抱える自分を、笑える自分を、魔法を使える自分を、誰かを救える自分を、
そんなとうの昔に捨てた理想に心のどこかで溺れていた自分が許せない。
片目に涙が溢れる。これは私が泣いているんだろう。
片目は何かを睨む。これは魔女が憤っているのだろう。
「ぅあ、あぁ、あう」
何年ぶりに口を開くのだろうか、嗚咽もまじり発音の仕方を思い出すのが困難だ。意味を持つ言葉は編めない。
「だ、か、ばて、だれか、ばして、」
この声は誰かに届くのだろうか。
「おはようございます。諸々、拝見しました。
アリーシャさんは悪者、確定でしょうか。残念です。
お2人が悪者だと言っていますね。
ドロシーが襲われ、ヴィクトルが後を追う。ならばヴィクトルは悪者ではありませんね。本物か、裏切り者?のいずれかなのでしょう。
はぁ……困りましたね。悪者は余程、他に紛れ込んだ何かを探す自信があるのでしょうか。
それとも早々にひとり閉じ込められ焦ったのでしょうか。拙速ですね。
……何かお話でもしませんか。どなたか。」
「おはようドロシー」
まずは挨拶を返す。
「感情で起こしたい人がいるのはいいことだよ。是非俺もその起こしたい人とやらを起こしたいね」
思いのままにやる事が案外上手くいくかもしれないし。
「あ、あー……」
[オレの神さまがドロシーちゃんを探してどこかに行っちまった。帰ってきたらなんて言おうかな……]
「ええと、」
レイと、「確か昨日リーノとバチってた」イルという者が、アリーシャを悪者だったと申しておるのか!
「あれか、箱に閉じこめたやつが悪いヤツかわかるやつか」
「じゃあ、メガネのセンセイは悪いヤツ確定ってことか。一人退治できたのは嬉しいけど、手掛かりがなくなっちゃったな。ドロシーちゃんが襲われてるし、ドロシーちゃんが本物だったと考えていいんだろーか……」
「おはよう、モイラ。
私はマリアですよ。
でも、気にしないでください。
きっと、寝ぼけてるのね。」
真面目なマリアは淡々と返したが、別に怒ってなどはいなかった。
誰にでも呼び間違えのひとつやふたつはある。
「ありがとう、そう言ってもらえると気が楽になります。
私が起こしたいのは【リーノさんです。】
……とっても、優しい人ですから、こんな所から早く出してあげたいな。
でも、モイラの意見を一番に大切にしたいから、考えが変わったら言ってね。」
穏やかな口調でそう告げた。
情報量の多さに目が眩みそうだ。
...魔女と、魔法使いを見る。だったもの、だが。魔法使いは、本当に寝ているようで。
けれども、魔女は。あの愉快そうな笑顔を見ることは最早出来ないのだろう。そこまでする必要があるのかと言う程に。ロディさん以上に無惨に破壊されている。
そして。
「イルちゃんとレイさんが霊媒師との主張。聞こえました。
アリーシャ先生は、悪者でほぼ確定と言うことですね」
あの笑顔も。主張も。そして、昨日の震えも。全て嘘だったのか。
約束を、嘲笑っていたのか。そう思い、臓ふが重くなる。
>>10ヨハン
ヨハンの声に疑問を呈する。
「まだ、ヴィクトル君が悪者の可能性はあります。確かに薄くはありますが。
恐らくヴィクトル君は小悪魔の権限で後追いをさせられたのでしょう。
それは、悪者にも適用はされるでしょうから。
ヴィクトル君は協力者なのではと思うのですが。
そして、僕はドロシーさんが本物だと思っています。
ですから(ドロシーさんが残したメモを見て)スズさんも、正体不明者ではないと思います。悪者の嫌疑は、残ったままですけど。
けれど、二人とも亡くなってしまった以上、知る術はないですね」
そして、霊媒師が二人。それはつまり。どちらかは確実に悪者と言うことだ
[ゾウの背中に乗せてもらいながら探す
ロディの出したウサギたちも後に続くだろう
昨夜リーノと話した時に出てきた大きなイヌも続き
行列は花畑へとたどり着いた]
「どうしたの?」「遊びましょう」「浮かない顔だよ」
「やっときた」「お姫様なにかあった?」「踊りましょう」「笑いましょう」「かなしいの?」「ねむたいの?」
[日向でくつろいでいた草木たちはお姫様に気付いて声をかける]
……魔女のお姉ちゃんみなかった?
「魔女?」「しらないよ」「魔女だって」「いないよ」「ここにはいない」「遊びましょう」「お姫様遊ぼう」
ううん、ニュイね、がんばるって約束したから
…またね、おはなさんっ
「またねお姫様」「さようなら」「もうさよなら?」「いかないで」「お姫様がんばって」「がんばって」「またあした」
[ひらひらと手を振り、お姫様とお供は出発した]
夢の世界は確かに心地よいものでした。
失った思い出も、未来も叶う。さも、それが当然のようにある。そんな世界だったのです。
アリーシャは目を閉じて、短い夢の世界の出来事を思い出します。
本当はあのアップルパイも紅茶も、遠い昔のことでした。お母さまもお姉さまも、もう。
夢の世界へ籠ってしまう人が、不思議で仕方ありませんでしたが、アリーシャは今なら少しだけ気持ちが分かる気がしました。
それでも。たとえ現実がつらくても。歩みを止めてはならないとアリーシャは思います。
……、
/*
血溜まりの中の惨たらしい身体と、眠る子どものように伏せった姿を見下ろす。
見下ろして、立ち尽くす。
*/
ふむ。ドロシー、が悪者に襲われて、
ヴィクトルが、眠って、後を追って、ええ、と。
…………
/*
この光景には見覚えがある、ような、
正しくは、よく似た光景を過去にも、
*/
ふむ。そして、ええ……ふむ。
ロディの言っていた『霊能者』だと主張するのが二人、本当は?一人のはずで、
/*
不味い、ではなぜ。これは夢。
いつからか、いつからか。忘れた。忘れるとは、ここに来てからのものではなく、ではこれは?
*/
んむう、しかし、今いる中から悪者を見つけられると言っていた二人が居なくなってしまった以上……
偽物がいるとしても、今は霊能者?霊媒師?の二人に頼るしか無かろうな。
どちらが本物か知る術もなさそうだが……
人が急に減ったね。
アリーシャが悪いやつだってのがほぼ確実だから、それを言い当てたドロシーは高い確率で本物だね。
ここまではいいとして……
霊媒師、だっけ?
2人とも結果が同じだから、どっちが本物かわかんないね。
あーあ、めんどくさいなあ。
[花畑から森へ、ニュイ達はやってきた
コトリやキツネ、リスたちはニュイに気付き声をかける]
「ごきげんようお姫様」「こんにちは」「おっきなゾウね」「こんにちは」「どうしたの?」「遊びましょう」「歌いましょう」
ねぇねぇ、魔女のお姉ちゃんみなかった?
「魔女?」「魔女ならいないよ」「ねぇお姫様」「なにしてあそぶ?」「魔女だいじ?」「歌いましょう」
……ううん、ニュイ、がんばらなきゃっ
ばいばいっ狼さんに気をつけてねっ
「さよならお姫様」「狼はここにいないよ」「ありがとうおひめさま」「がんばって」「もうかえるの?」「ばいばい」「またね」
[収穫はなく、ニュイは森をあとにした]
**
現実世界では奥さんと子どもがいて、自分が留守の間に二人は殺されてしまった。
帰り着いたときに見た光景がフラッシュバックして↑のバグ()
本当は甘いものは好きじゃないけど二人が好きだったから食べはじめたのが習慣になって、この世界では習慣だけが残っている。だから不味い。
ちなみに現実世界ではクローン研究に勤しんでいた。
悪用されないように慎重にしていたけど、盗みに入られて二人はそのとき殺された。
魔女のお姉ちゃんいないねっ
どこにいっちゃったんだろう
…おひさま、気持ちいい
どこにいけば、魔女のお姉ちゃん
会えるのかなぁ……
[暖かい日差しに、ゾウの揺れは気持ちよく、ニュイはうたた寝をしてしまった]
[ゆっくりとゾウは歩き続ける
行き先はきっと、皆の待つ場所だろう
ニュイはドロシーに会うことを望んでいるのだから]
>>17 リーノさん
「あ……………リーノ、さん。」
見知った声に名前を呼ばれ、顔を上げる。
そこには、いつもより強ばった表情のリーノがいた。
いつも優しい彼が纏う、違う表情と僅かにピリついた雰囲気が何だか怖くて、目を逸らす。
しかし、掛けられる優しい言葉にちらりとリーノの方を見やった。
「……………ごめんなさい、ありがとうございます。
…………あったかい。」
アールグレイらしきカップを受け取り、1口飲むと、乱れた心が落ち着いた気がした。
そのまま黙々と紅茶を飲み進め、ティーカップが空になると、ふわりと分解されるようにカップが消える。
その頃には大分呼吸も整ってきたので、改めて彼に声を掛けた。
「……ありがとうございました。
お陰様で、落ち着きました。
遅れちゃいましたけど……おはようございます。
昨日は、話を早々に切り上げちゃってごめんなさい。
本当は、もっと話していたかったんですけど……眠気が。」
照れくさそうに笑うと、ほんの少しだけ嘘をついた。
流石に、恥ずかしかったからあの場を逃げました、だなんて本人には言えなかった。
うっ、ううん、まぶしいよ……
まだ、ぼくは…、まほうつか、い?
/*
日中問わず閉じられた眼球には世界は眩しすぎました。
目を開こうにも白いばかりで、なかなか何も見えません。
*/
ね、だれかいる、?
ぼく、まほうつかいなら、ちゃんと伝えなきゃ……
「私はあまりしゃべらないだけで特別頭は良くありません。
ドロシー、ヴィクトールともにどちらが本物と決められることはなさそうです。そのため、スズが何者かはフラットに考えたいですね。
ああ、ヴィクトールは誰を占うか残してはいなかったのですか。
気分的には、レイ、イルのお2人ともを閉じ込めてしまいたいのですが、それをやってしまうととても小悪魔たちに有利かもしれません。蝙蝠とやらが霊能者のふりをしているのかもしれませんが置いておくべきかと。
しかし、手がかりがとにかくありません……手詰まりですね。オープンにしてしまいます?【狩人】の存在。
あ、私はもちろん【霊能者ではありません】」
コーヒーでも飲もうかと顔を上げると、イルの凶行が飛び込んできた。
>>28 イル
「!!何てことを…!!おやめなさい!!」
思わずレイを突き飛ばすと、石はヨハンの左の眉に向かって鈍い音を立てる。
……ぼた、ぼたり…
赤い血が頬を伝って、落ちた。
眼鏡は……どこへ落ちただろうか。
博士 イナルバは、ここまで読んだ。 ( B2 )
「………わお、なんて空気だよ。なになに、重要人物のドロシーがやられたって?それに後追いのタイミングも進行としては早すぎだね。ストーリーが速やかに進みすぎてる」
くわえタバコで起床し、メモに現在の状況を書き連ねてみる。このままでは盛り上がりにかけてしまう。パワーバランスが悪いのだ。それでは流れが美しくない。
「判断材料が少ない中、今日の投票先を決めるのはなかなか厳しい部分があるな……」
>>+16
ゆめ、ユメ、夢。
「何が快挙なの。何が。人の幸せを無理やり剥がして、捨てたいはずの現実を突きつけてそれが快挙なの?目覚めた人だって幻の中に幸せがあっただろうに。幻が現実じゃないって誰が決めたのよ...」
/*つらつらと言葉を漏らす。最初こそ相手に向けた言葉だったが後半は私の未練が隠しきれなかっただけだ。1度現状を整理しよう。再び寝ることは可能なのだろうか。*/
「他に誰が目覚めたの?誰が目覚めさせたの?もう一度あの世界に帰ることは出来るわよね?」
/*手を伸ばし相手の腕を掴む。溺れていたものはこのように藁を掴むのだろう。きっと情けない顔をしてるんだろうなぁ*/
>>26レイさん
一度目を逸らされ、やはり顔が強張ってしまっていたかと反省する。人の感情の機微に敏いのだろう。隠し事は出来そうにないのかもしれない。
けれども、彼女は差し出した紅茶を受け取ってくれた。
「構わないですよ。おはようございます。
僕ももっと話したかったですけど、ほら。眠気は大事です。
寝たい時に寝るのが一番体にも心にも良いんですから。それが一番です」
彼女の照れ臭そうな顔に、他の何かを感じ取りはしなかったか?或いは、感じ取った上で素知らぬ振りをしたのか。
余分な思考だ。それよりも
「落ち着いたようなら何よりです。
そこで一つ、聞きたいことがあるのですがーーー」
質問の先を言葉には出来なかった。
その行動は余りにも当然の様に。そして酷くありえないように見えたから。
不理解に過ぎるその行動に、とっさに僕の体は動かなかった。
だから、彼女を守ったのは黒縁眼鏡の彼だった
>>28 >>29
リーノと穏やかに話していると、突如後ろからこつ、こつという足音が聞こえる。
不思議に思い、振り返るとそこには”イルが大きめの石を持って、こちらに振り下ろそうとしている姿”が見えた。
突然の事に体が硬直し、そのまま石が頭に当たるーーーそう思った時だった。
横から強い衝撃を感じ、私はそのまま雪崩るように転んだ。
痛む足を抑え、顔を上げるとそこには”ある男性が私を庇い、血を流しているところ”だった。
思わず、悲鳴が喉から出るのを手で口を抑える事で押しとどめる。
緊張と恐怖で早鐘を鳴らす心臓を落ち着かせ、辺りを見渡すと、皆が事態を収束させてくれた事だった。
私は何とか立ち上がると、騒ぎの原因の少女に話しかける。
>イルさん
「……貴方から見れば、私は偽物でしょう。
私も、貴方の事をそう思っていますから。
でも、だからってこんなやり方で排除しようとするなんて、おかしいです!
……占い師の人達がいませんから、もう貴方の正体は分かりません。
ただ、これだけは言えます。
貴方は人の形をしただけの、ただの化け物です!!!!
何故、言葉で解決しようとしなかったのですか?
皆で協力して、この場を乗り切ろうと思わなかったのですか?
…………なんて、人の心を持たぬ貴方に言っても無駄なのでしょうね。
私は、貴方のような方には屈しません。
必ずや、私は私に出来る最大限の事をして、皆を救ってみせますから。
……失礼、貴方と話しても水掛け論になるだけですから、これ以降の言葉は控えます。」
つい、冷たい声音で、言いたくないことまで言ってしまう。
悪者や正体不明でも、生きて話が出来れば分かり合える余地があるかもしれない、そう思った過去の自分が愚かなのだと絶望に苛まれながら、その場を早足で去った。
/*レイさんを守る役やりたかった!!(バンバン!!)
目の前で守って怪我とかそんなん!そんなん絶対に美味しいですやん!!
リーノ君は特に情緒うごかないかもだけども!!*/
足早にあの場から去った後、自分を助けてくれた恩人の姿をみかけ、礼をせねばと駆け寄った。
>>ヨハンさん
「初めまして、ですよね。
先程は助けて下さり、ありがとうございました。
お陰で、私は無傷でしたが、ヨハンさんにお怪我が……手当します。」
包帯と消毒液をイメージし、手元に作り出す。
普段、動物達にするように、器用に手当をし始めた。
「ちょっと染みるかもしれません。
……ああ、でもよかった。
見た目より、傷は浅いです。
…………あの、どうして見ず知らずの私を庇ってくださったのですか?」
消毒液で患部を消毒し、器用に包帯を巻きながら、素朴な疑問を問いかける。
>>32イルちゃん
知人に殺意を振るおうとした少女を、僕は憎いとは思わない。ただ痛ましい。
何がこの子どもに行われたら、あっさりと人を殺す行為をやってのけれるようになるのか。
昨日は途中で逃げられてしまったけれど。
もう一度、昨日と同じように、目線を屈めて。落ち着いた声で話し掛ける。
「こんにちわ。イルちゃん。
怒るつもりはないよ。ただ、こう言った事はもう止めて欲しい。殺人は確かに行われなくちゃいけない。けれど。
それを君が一人で執行する必要は無い。君がする必要は無いんだ。皆で。決める事なんだよ。
一つだけ、聞かせて欲しい。大事な質問だ。イルちゃん。君は、
【ロディさんとの約束を守る】。そうなんだね?」
>>35 ヨハン
たんりょなのはおじさんなの
イルがわるい人ならあの人をここでころそうとすることこそたんりょなの
イルがわるい人ならあの人とイルで箱を2こつかわせて最後のなかまに箱がつかわれるのを少しでもとおざけるの
それにイルはさいごまで生きていられるなんて思ってないの
みんながイルをうたがおうがイルが生きてるうちにわるい人をころさなきゃおじさんたちがころしてくれるかなんてわからないの
イルの力はしんだ人しかわからないの
生きた人はわからないならイルはイルしか信じないの
/*そこで言葉を区切り今日誰を殺すか悩むヨハンをケラケラと嘲笑った*/
ほら、おじさんは今日だれをころせばいいかわからないの
どうせすうじつおはなししただけの人とかやさしいと思う人にはじょうがあるからころすゆうきがなくておはなししてない人をころすんでしょう?
わるい人の方が甘いことばを使うのに
そうやって幸せだったむじつの人たちをころしていくの
>>39レイさん(ヨハンさん)
(イルちゃんと僕との、何かしらの会話を終わらせた後かもしれない)
ヨハンさんへ献身的に看護をしている彼女を見る。
その姿はーーーとダブってーーーー。
またか。邪魔だ。今は必要も無い。
「どうも。えっと、お邪魔ではないですかね?」
ショックからか混乱からか。声を掛ける間も無かったレイさんに話し掛ける。少し茶化したトーンだったかもしれない。
ヨハンさんには何度目かの会釈。
「レイさんに怪我は無かったみたいですね。何よりです。ヨハンさんも、レイさんを守って頂いてありがとうございます。
僕が言う筋合いもありませんけれど」
そうだ。守れなかった上に。知人なだけで、特別な仲と言う訳でも無い自分に。礼を言う筋合いはない。
「えっと、実はレイさんに質問がありまして。さっきは途中だったので」
>>40リーノ
/*
昨日に引き続きまた話しかけてきたリーノを昨日と同じように無機質に見上げる
*/
ロディとのやくそくは守るの
イルは誰もいないところでぽかぽかしながらねむりたいの
でも信じられる人がいないのにどうやってきょうりょくするの?
うらないしはもういないの
イルの力はしんだ人しかわからないの
わるい人たちはじゃまな人にとうひょうしてじゃまな人をころしていくの
イルたちがまちがえたらわるくない人をころしちゃうの
/*
命を軽んじているわけではなかった
むしろ死んだら終わりなことを知っているから早く悪い人を殺さないといけないと思っていた
*/
僕自身には、正直言って。ここにいる明確な理由はーーーーーーとなる。
つまりは、思い出せない。けれども、ここの方がマシだと言う思いでここにいる。
......なら、悪者はどうなのだろう。彼等は、僕らを殺す目的で来た。その理由までは分からないが。
僕と同じように記憶や認識に齟齬があるのか?この状態は僕だけか?
それとも、全ての記憶があるのか?
レイさんの答えで、少しは分かるのかもしれない。
そしてもう一つ。レイさんに訊くべきかもしれないことがある。
......彼女はサーカス団と言った。それならば当然。家族同然の動物達がいるだろう。
何故、その動物達を置いて、ここにいる?
手品師 ピーターは、大学生 リーノ を能力(襲う)の対象に選びました。
リーノの襲撃準備は既に整っている。
問題は俺の生存だ。
誰からも相手にされてないのでのらりくらり生き延びれば良いが、投票という制度だと一回ミスが許されることになる。そんな背景で普通に狙われかねない。
似たような態度の住人がいるから、運があればということだろう。
手品師 ピーターは、未亡人 ユノ を投票先に選びました。
>>+17モネ
んーん…だれ…?
おとーさん?
ねこのおにーさんとかギターのおにーさんとはちがうこえ…
/*
ヴィクトルは、夢の中の声、現実の声、共に覚えのある男性の声を思い出しますがどれとも合いません。
*/
あ、でもしってるこえがするー……
はは、あれはドロシーちゃんだー、えー?じゃあまだゆめのなか…?
えー……そっかー…
でも、それならちゃんと言わなきゃー。
えーっとね、おそくなったけどさ、今日ぼくがみたのはー……
>>+20 ギンシュ
「ほうこくしょ……」
昔から、勉強は嫌いでした。苦手だった訳では無い、嫌いなのでした。それでも、教師になったのは──。
ふるふると首を横に振ります。ああ、夢を見たからでしょうか、昔のことばかり思い出してしまいます。
「分かりましたわ。…いえ、夢よりもずっと現実の方が快適ですわ」
あの甘さは身体に毒だとアリーシャは思います。幸せで、素敵な、麻薬。見たくないものには蓋をして、それに気付かせることすらさせてはくれません。
「そうですね、せっかくですし少しお話ししましょうか」
もっとも、夢の世界を正しく知るにはわたしよりも適任がいるのですが─おそらく、話すことなんて出来ないでしょうし。そうアリーシャは思います。
「とても、幸せでしたよ。都合のいい、幻でした」
猛獣使い レイは、大学生 リーノ を能力(襲う)の対象に選びました。
愛しの貴方。呼び方はなんでもいいのよ。
そしてそして。素敵な結果ね。
私達の仲を裂く「正義」は消え去ったわ。
なんて愛おしい世界なのかしら。
これも全て愛する貴方のおかげ。
「……ありがとう、モイラ。
……あの、もっとわがままを言ってしまので、無理なら無理で構いませんが、今日、もし私が箱に入らずに済めば、【私にリーノさんを起こさせるのを、任せてもらえませんか?】
……お世話になった人だから、私の手で、起こしたあげたいんです。
……駄目ですか?」
>>+21 ドロシー
「……おっと、これは失礼」
僕は彼女を宥めるために、口を開く。
「快挙というのは、この病気によって目覚めなくなってしまったあなたたちを待つ人間に向けての言葉でしたね……」
"捨てたい現実"。夢を見る人間は、皆そうなのだろうか。––─現実で幸せになれないから、夢を見るのだろうか。
「──いいえ」
僕は静かに首を振った。どんなに彼女が夢を望んでも、彼女は貴重なサンプルだ。もう一度夢に返すわけには、行かない。あの薬を摂取すれば、もしかしたら可能なのかもしれないけれど、それが彼女の手に渡ることは、決してない。
「……けれど、貴方がこちらで幸せを感じられるよう、僕たちがサポートします。だから──」
**共喰いだと思われかねないけど、そうじゃなくてこの手で起こしてあげたいだけなんです……レイはリーノが気になってるから……
>>45イルちゃん
その瞳は、昨日と全く同じだ。感情の感じられぬ目。
それでもめげずに。
同じ目線に合わせて。穏やかさを失わずに話をする。
「ロディさんとの約束を守る。それが聞けただけでも充分だよ。まずはありがとう。
そうだね。好きなだけ眠る事が出来たら、それが一番素敵だ。
信じられる人間。本当にいないかな?
例えば年の近いニュイちゃんやハルヒコ君はどうだろう?
僕、も信頼して欲しいけど。そこまでの欲張りはしない。
......イルちゃんは。悪くない人は殺したくないんだね。優しい気持ちが。きちんとあるんだね」
この少女への認識は間違えていたのかもしれない。
確かに度しがたい部分もある。だが。
真っ直ぐ過ぎる程の、敵対者への。恐い存在への敵意。
けどその裏には。優しいもので満たされていたい気持ちがあるのだろう。
ならばやはり。大人が守るべき、子どもなのだ
/*やっぱり思った。独白させ過ぎるの駄目だ。他の人が推理できなくなる。
基本は灰に埋めよう。
すみません(土下座)
RP村三分の二程初心者なものでして......*/
/*後設定的に記憶が定かでない描写も村をさらけ出してしまう事に気付いた。
【youはどうしてワンダーランド?】とかも聞き過ぎると不味いな。いや、けど、聞くくない?
容疑者炙ろうとここにいる理由を話させて狼かどうか探る、のはやりそうだけど*/
そもそも。旅行に行ったと言うのも嘘だ。
いや、ひょっとしたら嘘ではないのかもしれないけど。
少なくとも、今の僕に西表山猫を見た記憶なんてない。レイさんとの会話を弾ませたくて吐いた嘘だ。
自分が何者で何をしていたのか。そこの記憶は殆ど無い。
名前すらも果たして正しいのやら。ただただ【現実よりはマシ】の思いで揺蕩っていただけに過ぎない
ただ。自分の背格好から年齢を適当に推察し。
そこから大学生だろうと言う設定を付け加えたに過ぎないのだ。
性質に関しては、流石に変わらないものだとは思いたいが。
正直に言って。イルちゃんの言うことは概ね正しい。僕は嘘つきで。どちらかと言えば悪人の類なのだろう
また誰か箱に入れるんだっけ?
情報も十分にはないけど、誰を入れるか考えとかなきゃね。
ドロシーもヴィクトルもいなくなっちゃったし、今はレイもイルも箱には入れられないかな。
貴重な情報源だしね。
そのうち、どっちが偽物か考えなくちゃいけないかもだけど。
「それは構わないけど、俺は『おまかせ』に戻したりした方がいいのかな?」
この世界に明るくないので、確認を取らせていただく。
>>50ヨハンさん
「いえ、本来、一番近くにいた僕が止めるべきだったんですから。あの時はあれがベストだったと思います。
正体不明者が騙っているですか。
確かに。あり得ます。寧ろその可能性は大きい。既にほぼ確実に悪者は残り二人。
その上で残りの悪者の数を確定させてまで、霊媒師として出てくるメリットが分からない。
唯一あるとすれば確実に善と言える人を作らない事ですが...。
それでも、両方排除する、と言う案が出る可能性を考えると悪者にとっては分が悪い。
正体不明者側にとっての利があるのかは分かりませんが...。
連携が取れず、は考える必要は無いでしょうか」
>>44 >>46 リーノさん
せっせとヨハンの手当をしていると、後ろから声を掛けられる。
その声に覚えがあるので振り向くと、やはり想像していた通り、リーノがいた。
冗談めいた明るい声の彼にくすり、と笑った後、つられるような微笑みを向ける。
「私は構いませんよ。
丁度、手当も終わりました。
……質問ですか。
……………。」
リーノからされた質問についてじっと考え込む。
自分の考えを上手く口に出来るか不安もあったが、考えがまとまったところで再び顔を上げた。
あまり聞かれたくない話、という事もあり、リーノに顔を近づけ、内緒話をするように声を潜める。
>>リーノさん
「……リーノさん、リーノさんが好きな猫ちゃんは、年間何匹殺処分されているか、ご存知ですか。」
疑問形ではないので、返事を待たずにすぐに答えた。
「……答えは、年間約7万匹の猫ちゃんが保健所で殺処分されているんです。
人間は……殺したら犯罪なのに、猫……いいえ、猫のみならず、他の生き物は理由があれば殺しても罪に問われない事を、動物好きなら一度は考えた事がおありでしょう。
……私は、動物が皆幸せな世界が欲しいんです。
…………現実的に考えて、私の力ではかないっこないから……だから、ここにいるんだと思います。
……ごめんなさい、楽しい話ではなかったですね。
ワンダーランドの住人らしく、もっとファンシーな理由だったら、よかったのですけど……これでよいですか?」
話終えるとまた距離を程よくおき、悲しげな頬笑みを浮かべ、儚く笑った。
>>49 ヨハンさん
「ああ、ならよかったです。
でも無理は禁物ですよ。
後で体調が悪くなるかもしれません。
その時は、早めにどなたかに言ってくださいね。
眼鏡……………あ、あんなところに。」
打撲などの脳に強い刺激を与える怪我は、後で症状が出ることがある、というどこかで聞いた話を思い出し、彼に伝えた。
眼鏡、と言われそれらしきものがないか辺りを見渡すと、黒色の眼鏡が少し離れた場所に落ちていた。
すぐに取りに行くと、地面に落ちていたのをハンカチで綺麗に拭き、彼に手渡す。
「……はい、どうぞ。
……あら、まあ!
紳士的なんですね。
咄嗟の判断、素晴らしかったです。
……でも、私、自分が怪我するならまだしも、人が怪我をするのを見るのが嫌で…………次は、庇わなくてよいですから。」
眉を下げ、困ったように笑った。
彼の気持ちと行動はとても嬉しかったが、それ以上に、誰かが自分の為に傷つくのを見るのは、心が痛かったからだ。
あっさり許可を貰えた事に驚きつつも、返事をする。
「……ええ、そうです。
もし、私が箱に入れられそうなら。お手数だけど、またリーノさんを起こすようにお願いしてくださいね。
何だか、わがままを聞いてもらって悪い気がします。
明日は、モイラの起こしたい人を起こしましょうか。
その方が、公平ですから。」
猛獣使い レイは、眠り姫 イル を投票先に選びました。
────動物が、殺される世界が嫌いだった。
でも、私が諦めたら、あの子達は無残にも殺されてしまう。
なんで、なんの罪もないあの子達が酷い目に遭わなければいけないの?
話せないから?人間より知能が劣るから?人間と姿が違うから?
……いいや、違う。
人間が"残酷"だからだ。
私は、あの子達を全ての脅威から守りたい。
だから、多額の報酬と引き換えに、今回の案件を受けた。
あの子達を受け入れるノアの箱舟である為には、多額の資金がいる。
生きているだけで餌がいる、環境の維持費がいる、全て財がなければ、力がなければ成せないのだ。
夢を見ていたい気持ちもわかる。
わかる、が、私は私の楽園の為に、今日も皆を夢から起こすんだ。
「……ああ、そうだ。
貴方には先に言っておかないとですね。
今日、私は【イルさんに票を入れました。】
私目線では、悪者なので当然ですけどね。
後で、あちらの方でも言う予定です。」
わるい人はひどいの
かんたんに人をころしたらだめなの
うらないしがいない今しんちょうにかんがえるの
みんなでおはなししてあやしい人をさがしてがんばって元のせかいにもどすの!
うらないしの2人にわるい人はいなかったと思うの
だからイルのにせものはわるい人だと思うの
アーシャはわるい人だったからあと1人見つけるの
わるい人はいい人のふりをすると思うの!
/*
瞳に熱を持たせ一生懸命に話すその姿はまるで別人だろう
一拍置いて元の冷めた表情に戻す
*/
きらわれないようにおはなししようと思えばイルだってこれくらいできるの
"子どもだから"とか"やさしい"とか"あたたかい心がある"なんて思ってるならそれはゆだんなの
げんにアーシャはわるい人だったの
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