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楽観的 ハロルドは総帥 カオスに投票を委任しています。
強欲 セグメントは無欲 ケイに投票を委任しようとしましたが、解決不能でした。
軟派者 アークは総帥 カオスに投票を委任しています。
狭窄 メッポ は 無欲 ケイ に投票した。
無欲 ケイ は 強欲 セグメント に投票した。
楽観的 ハロルド は 無欲 ケイ に投票した。
強欲 セグメント は 狭窄 メッポ に投票した。(ランダム投票)
軟派者 アーク は 無欲 ケイ に投票した。
総帥 カオス は 無欲 ケイ に投票した。
変わり者 シュクル は 強欲 セグメント に投票した。
狭窄 メッポ に 1人が投票した。
無欲 ケイ に 4人が投票した。
強欲 セグメント に 2人が投票した。
無欲 ケイ は村人達の手により処刑された。
変わり者 シュクル は因縁に引きずられるように 無欲 ケイ の後を追った。
軟派者 アーク は、変わり者 シュクル を占った。
今日は犠牲者がいないようだ。人狼は襲撃に失敗したのだろうか。
《★占》 変わり者 シュクル は 【人狼】 のようだ。
暗雲が去り、まぶしい光が降り注ぐ。――全ての人狼を退治したのだ!
おさかな、美味しかったね!
名前 | ID | 勝敗 | 生死 | 役職 | 希望 |
---|---|---|---|---|---|
教官 モモコ | master | 勝利 | 2d襲撃 | 村人 | 村人 |
慌てん坊 ニウニウ | masyji5 | 勝利 | 6d襲撃 | 狩人 | ランダム |
狭窄 メッポ | oh-bow-Wow! | 勝利 | 生存 | 共鳴者 | おまかせ |
甘党 ちとせ | kuriharappa | 勝利 | 5d処刑 | 霊能者 | 狩人 |
雨女 ミツハ | Chinon | 勝利 | 6d処刑 | 狩人 | おまかせ |
優等生 ノイズ | haru8283 | 敗北 | 4d処刑 | 小悪魔 | おまかせ |
無欲 ケイ | loopxxx | 敗北 | 7d処刑 | 人狼 因縁★変わり者 シュクル |
魚人 |
楽観的 ハロルド | miyako-987 | 勝利 | 生存 | 村人 | おまかせ |
強欲 セグメント | kumoi22 | 敗北 | 生存 | C国狂人 | おまかせ |
軟派者 アーク | ゆきちだいふく | 勝利 | 生存 | 占い師 | おまかせ |
総帥 カオス | ChikaChika | 勝利 | 生存 | 共鳴者 | おまかせ |
微笑 コラーダ | Sakura_loliipop | 敗北 | 3d処刑 | 人狼 | おまかせ |
変わり者 シュクル | nyancat | 敗北 | 7d後追 | 人狼 因縁★無欲 ケイ |
ランダム |
気分屋 エスペランザ | henri | 勝利 | 3d襲撃 | 闇狩人 | おまかせ |
研究者 シルビア | MK | 勝利 | 5d襲撃 | 村人 | おまかせ |
秘書 ベル | karage | 勝利 | 4d襲撃 | 魚人 | おまかせ |
見物人一覧 | |||||
天然OL パルル | kewpie_sechs | -- | 1d失踪 | -- | -- |
上昇志向 イヌカイ | gucchihl_n | -- | 1d失踪 | -- | -- |
《マキタ》
「……ふむ。ええと、お疲れ様です皆様。
それと、我が同胞の社員諸君。
……本当に社員ですよね?楽しそうなのは何よりですが」
「さて、種明かしと行きましょうかね……
数日ぶりに動く方はよく感覚を確かめながらどうぞ」
気が沈むが、ここからが仕事のようなものだ。
眠っていたアバターを、何事もなく起動させていく。
>>1 カオス
「ひえ」
「まあまあまあ、収めて収めて。
その……モモコ氏より、改めてご説明があると思いますが」
「先に簡単に説明しますと……狂言、というか」
《マキタ》
そろそろモモコさんもスタンバイした頃だ。
サブスクリーンの画面を教官室に変える。
「……」
「…………」
「……………………」
「いない」
ニウニウにかける言葉を探しているうちに、ちとせはいつのまにか眠ってしまっていたようだ。
周囲のざわめきにゆっくりと意識が引っ張り上げられる。頭をあげると、隣にはニウニウがいた。どうやら膝を抱えて、寄りかかって眠ってしまっていたらしい。
「──────………?
なっ、なんだ、もう終わったのか!?」
変わり者 シュクルは、ここまで読んだ。 ( B1 )
《マキタ》
果てしなく、ひたすらに嫌な予感がする。
教官室に駆け込むが、入れ違いで現れていたということもなく。
マイクのそばに、メモが一枚。
未だ幼さの残る丸い文字と多用されたハートマーク。
果てしなく、ひたすらに嫌な予感がする。
セグメント=トークンは、国随一の商家の主人夫婦の間に生を受け、何不自由無い幼少期を過ごした。
それなりに幸せな暮らしと言われるものだった。ありとあらゆる物は要る要らないに関わらず全て手に入る。
驚く程クリーンな経営と噂されるトークン商会は敵を作らない。それ程に会頭の経営手腕がずば抜けていた。
確かに裕福だったが決して傲慢にはならなかった彼は、一般の学園に進学し友人にも恵まれた。
ある日、友人と街を歩いている時、道端に座り込むみすぼらしい男を見かけた。
セグメントの住む街はトークン商会の助力をもって、浮浪者への手厚い保護を行っていた。恐らく街の外から流れてきた者だろう。
初めて見る浮浪者。友人に問いかけたセグメントはその答えに愕然とした。
何不自由無い暮らし。幸せな家庭。全てを手に入れることが出来る生活。
"全て?全てじゃないだろう?"
どこからともなく聞こえた声に、セグメントは、そもそも自分が何も得ていない事に気がついた。
誰もが幸福と自由を求める世界で、得た物ではなく初めから持っていたそれ。
そして何より、不自由を持ち合わせてはいなかった。
欲が出た。
セグメントは手に入れたいと思った。
物を、人を、全てを。
幸も不幸も賞も罰も。
自分の物となった世界はどんなに幸せな世界だろう。
自分が幸せな世界に生きる人々はどんなに幸せだろう。
数年後、持てる全てを棄てたセグメントは、あの日街で見た『持たざる者』になった。
それは、全てを得る為に。
…上手くいかないものである。
有り体に言って、セグメントは失敗した。
トークン商会を遥かに凌ぐ商会を作り上げた彼であったが、全てを得るには、世界はあまりにも広く、あまりにも汚かった。
彼の欲は、世界に敗北したのだった。
何を間違ったのかはわからない。
唯、わかったのは『誰もが幸福に暮らせる世界を得ることが出来なかった』ということ。
事実彼は、多くの人を救い、多くの人が幸せを感じることが出来る器を作った。
それでも。
電脳世界AtoZ。
誰もが幸福に暮らせる『世界』。
自分の商会を他人に託し、再び彼は『持たざる者』へと戻る。
自らの幸福。それは、計り知れない強欲。
【全てのモノが全てを得る世界】の為に。
……。
[平凡な日常が戻ってくる。1分1秒たりとも狂う事無く進む毎日。それが幸せ。
だが、あの非日常な日々はとても──楽しかった。そう思えた]
ちょっと出力が安定しなくて設定出し切れなかったのが残念。
もともとろあくんの卓で出す予定だった設定だったんですが、ボイセでやるの無理って思ってこっちで使うことにしました。
ゆきちちゃんの説明で、身体の欠損をしててもある程度アバターで補えるとのことだったので、早速だから両足がないという設定にしました。
元ネタはとあるアプリゲームの両足がない女の子で、その子の母親は「勝手に外に出ないでね」って言い残して、キャリーケースを手に戻ってこないんですね。
父親はちとせが身体障害を持って生まれたことで、愛が持てずに出ていってしまいます。
その後は母親がひとりで育ててくれましたが、次第にちとせが重荷になり、家に寄り付かなくなった。
地球にちとせが残った理由は、残ったのではなく、置いてかれたからです。
母親が家に帰ってこなくなり、育児放棄をされていたのが丁度10歳の頃。その後、里親に引き取られますが、ね……。
幼い頃に一人で留守番していた時、ちとせに与えられていたのは昔母がよく読んでくれた桃太郎の絵本と、口紅でした。
一人でいることが多かったから、空想に思いを馳せるのが得意で、家の壁に桃太郎の落書きをしていました。
昔から桃太郎の話は主人公より鬼のほうが好きで、その頃に「鬼だって好きで悪さをしてるんじゃないんだ。きっとのっぴきならない事情があるんだ」って思い始めた。
鬼の悪事を肯定して、「自分も鬼だったら」って考えるようになって、大きくなるにつれて色々鬼関連の本を調べてるうちにあんな言葉を使うようになった。
だから、素は普通の女の子なんだけど、それがAZに反映されました。
誰もが恐れる鬼になれば、迫害されることもなくなる。
自分も蔑ろにするものは踏みつけてしまえばいいって感じだね。
だから、ちとせのAZは誰も口答えをしない。家族はみなちとせを大事にしてくれるし、逆らうものがいたら刑に処す。
って言っても、さすがに殺すのはちとせの幸せじゃないから、なんかやることは結構子供のそれっていう。
だから自分の中の鬼の像を演じているだけで、下ネタふられると恥ずかしいし、強い態度を取られると萎縮する。
ケイとお喋りしてた時に妹と弟がいるって言ってたけど、あれはちとせを引き取った里親の実娘と実息です。
「突然家に来た足のない子」が急に家族としてやってきたのが受け入れがたくて、あまりちとせに好意的に関わってきたことはない。
大人になってからも、われ関せずって感じで、ほとんど喋ったことがない。
もともと今回は女で入るつもりで、村が始まった直後はニウニウのキャラチップで入ろうとしてました。
でもたかみをがあれ使ったらみくるみたいになっちゃうなと思ってこっちにした。
このキャラチップも、女の子のなかで使いたいなと思ってるものだったから、被らなくてよかったです!
ちとせのAZは、家族に愛されて他の大人たちにもちやほやされる場所。支配者だけど、生クリーム風呂に入りたいだとか、巨大ケーキにダイブしたいだとか、やらせてることがマジで子供。
いうことを聞いてくれなかったら、ちとせが折檻をする。
家族の愛に飢えてるから、友情とか恋愛とかは二の次で、だからこそ今回のニウニウの存在は大きかった。
ニウニウのことなんでこんなに気にかかるのが分からなくて、初めての気持ちで困ってた。
でも、ニウニウが「友達」って言ってくれたから、「わたしはニウニウと友達になりたかったんだ」って納得した。
割とアークの邪魔してる時は、恋って言われても相違ないような感情だった。(◜ᴗ◝ )
>>セグ
鬼王って呼んでくれてたのほんとすき……。
>>カオス
そうだね!笑
他にも理由はあったけど、カオスいけ好かないから表を匿名にして名前出さないようにしてた。(◜ᴗ◝ )
**
予測変換が変な笑い声で埋まりました。お疲れ様です、雲居です。言い忘れてました。
クックとかケケケとか笑うRPがやりたくて、いい顔したオレンジ色の変なやつを選びました。何このゴーグル。どうなってんの?
設定?後からついてくるよそんなもん。って思って始めたけどそんなことはなかったぜ。
多分根は、というか普通にいい奴の筈なので、不遜な態度は照れ隠しみたいな感じです。
AZ内でもなかなか思ったようにはことが進まないようで、いかに自分が幸福になれる世界とはいえ、彼の強欲は世の不条理を自らの不幸として感じていたようです。
セーグメーント、れいてーーん。(ガンツ先生)
**
繋がった世界で、まともに会話できる人達ともっと仲良くしたかったとは思うけど、若干身を引く性格の彼はわいわいしてるみんなをちょっと離れたところで見ているのも幸せと感じていたようです。
特に子供は守るべき存在であると思っているので、ちとせやミツハは触れにくかったでしょうね。
アナウンスの時、近くにいたちとせに話しかけたのも、自分の役割を置いてでも安心させてやりたかったのでしょう。
多分。
しかし敵対しちゃってまあ。
嫌われただろうなあと落ち込んでいたのは内緒です。
セグメントが話しかけてくれた時、素直にお礼は言えなかったけど、ちとせとしては結構嬉しかったんですよね。
それを自覚してるかどうかはともかく、だからセグメントのことは、あの日にスリープする必要ないと思うって言った。
そしたら敵対されたから、アークと一緒にセグメントもヘイト対象になったけど、もし霊能COされてなかったらニウニウの次に懐いてただろうなあ。
お疲れ様でした。割と隠すつもりなくるーぷさんでした。
AZ民としての設定は
ドラマチックでも何でもない日常に幸せを感じているけど、前回との差分で幸福度測られているから、すぐ引っかかる。
教習所に来れば、幸福度マイナスになるから、差分ですぐ幸福度上がる。みたいな。
妄想の家族ってやばいよな。って思ったけど、社員なので普通に家族実在する。
ナチュラルに口が悪い。興味無いから、って感じだったけど社員だから、見下しているんだろうなぁ。
今回のことも「自分の平凡な日常がいかに尊いかを確認するために、非日常を生み出す」的な。
両親を殺した「パパ」に育てられ、AZの世界に。
パパはお父さんじゃないけど、神様で、血である。
仮想世界に飛んだ日にパパは不敵に笑いながらいった。
「ミツハは“ 他人と幸せを共有すること ”が幸せなんだよ。」
あの日からずっと世界は泣いている。パパが牢屋から救ってくれたあの日から仮想世界に来てまでもずっと。
言われた幸せを達成するためにミツハは他人に聞いていろんな世界見ました。
本を読んだり、妹と踊りを踊ったり。どこかの国の王様になったり。好きな人と一緒に空飛ぶ船に乗ったり。
少し“ 道徳、倫理 ”に反する願いをありました。
でも、ああ、なんで。
言われた通りにしていたのに。
ミツハは“ 楽しくなかった ”のです。
機械に何度も、お前は幸せでない。とレッテルを貼られて変な場所に送られます。
ミツハは悪い子なのかな、だからこんなか目にあうのかな。
「うーん、おはよう」
俺は伸びをして、それから首を鳴らすように回した。
「あっはは! まさかシュルクとケイが両方ともハッカーだなんてさ!」
>>16 ニウニウ
「え───あ……、ニウニウ……!? な、なぁーにを本当に噎び泣いておるのだ! そうか、そ、そうまでも吾に感謝してもし足りぬのだな………、」
ちとせは腕組みしながら得意満面な笑みを浮かべていたが、ニウニウがぽろぽろと雨粒のような涙を落とし始めたことに気付くと、狼狽したように妙な瞬きをした。
それから慌てて立ちあがろうとするが、縋るように服を掴まれていまえば、拒むことなど出来なかった。
ニウニウはしばらく嗚咽を漏らしたあと、赤い目でちとせに笑いかけた。
「……………………」
ちとせは眉を下げると、静かに息を吐く。
そして、唇を尖らせながら、小さな手のひらをニウニウの頭にぽんと乗せる。
「………まったく汝は、本当に莫迦だな。」
瞳を細めて、優しくこぼす。
「よかろう。今度は溶かさぬように、真っ直ぐ帰ってくるがよい。」
シルビア設定あんま深く考えてなかった
とりあえず
実は貴族で火星にも行く権利あったのにAZを選んだ
両親は元々普通だったのにシルビアが物心つく頃から段々毒親になっていったけど、悲しいとかよりも「この人たちの頭の中どうなってるんだろう?」って思ってた
それから段々
感情って何?
幸せって何?
心って何?
人間という"器"が動く、個体によって"性格"が違うのはなぜ?
って派生してって研究者になった
だから積み重なっていた疑問が一つずつ解消していくのがシルビアの幸せ
最終目標は心を殺す薬を作ること
ちなみにアークに質問された時答えなかった薬は自傷剤
一定期間服用しながら脳に罪を刷り込ませると動き続ける限り自傷行為を止められなくなる薬
考えてたのはこんくらいかなぁ
>>19 ニウニウ
「うむ。」
ちとせは短く頷く。
ニウニウは、ちとせの言葉を真に受けて、そのまま足早にアイスを取りに行ったようだ。
戻ってきた時には息を切らしていて、ちとせは思わず左の口角を引き上げながら笑みをついた。
「……くっふふふ。学習したな、ニウニウよ。吾への捧げもののために奔走し、ぺっぱーから強奪してくるその殊勝な心がけ、称賛に値するぞ。鬼を分かっている。」
そして、そう言って差し出されたカップを受け取った。
「ほう、ちょこれいとあいすか。まあまあ、よきかな。吾がすとろべりーの次に気に入っているふれいばあだ。……では、食べるか。」
ちとせは、いつかニウニウと隣あって座った長椅子にちょこんと腰かけ、手を合わせた。
/*
村たて日にバタバタしてて、日付超える前にって突貫で作った女の子。
従属することに幸せを感じててM入ってるって設定だけで発進した。
AZの世界では理想のご主人様に仕えていたんじゃないかなあ。
カオスには懐いてるけど、カオスを好むっていうより命令が欲しいだけだから別にカオスじゃなくてもいい。
この中で一番理想のご主人様がカオスだったんだ!やったね!
赤点取った理由はわからないというか、からあげさんがシステムを理解しきれてないけど、教習所に来たのは初めて。
そういえば自己紹介カード書いてないや。
特に設定は盛らず、思うままに動かしたら「何を考えているのかわからず、快楽主義で人の気持ちは考えない」……とナルバディン2号になってしまった。
どっかの令嬢でお行儀ばかり言われるからアズのなかでは奔放になりたかったんじゃないかしら。
カオス的には、ベルと遊んで、ハロルドに挨拶して、マキタクンいじったら悠々と自分のAZに帰れそうです。
メッポクン?芸人枠でウチのAZ来てもいいよ?
/*何もかも終わって、皆が動く様をぼんやりと見ていた
各々楽しそうに話す皆に自然と笑顔が零れながらも、ふらふらと歩いていると、ある男性が目に止まった
なんだかんだお世話になった人ではあったので
、声を掛ける事にした*/
>>指揮官殿
やあ!指揮官殿!
愛しの子猫ちゃんとお話中、失礼するよ!
今日はご機嫌いかがかな?
/*いつもと変わらずへらへらと笑いながら前にずい!と身を乗り出した*/
《マキタ》
「……」
メモを丁寧に二度折って、内ポケットへしまう。
AZの外へ持って出ることはできないけれど、構わないと思った。
モモコさんは本当に知っていたのだ。
幹部たちの企みも、これから地球が辿る運命も、俺がAZに送り込まれている理由も。
知った上で、彼女は本気で、AZ民の幸せを追求していたのだ。
「やぁ、皆楽しそうでよかった。
おじさんもベルと再会できて、ニウニウとちとせも再会できた」
>>おじさん
「ま、ほどほどにしてあげなよ?
僕、おじさんの趣味分からないしベルの幸せもよくわかんないから、止めないけどさ」
《マキタ》
それなら。
いや、そうであろうとなかろうと、自分の役目は変わらない。
最後まで、彼女の補佐をするのみだ。
やれやれといった顔で広間へと戻ろう。
/*
皆、会いたがってた人と再会できた。
仲よさげな人と楽しげに逢瀬をしている。
それが特別、僕個人じゃないのはもう慣れていた。
人と僕の幸せは共通ではない。
ミツハは誰かと幸せを共有することが幸せだと言っていたし、それが特定個人に限られた話じゃない。
そういうことである。
僕の幸せは、僕が勝手に望んだ事、だ。
*/
「ぶぅー、あんまりワタシみんなとお話できなかったのよ。
今ならきっと好きなもの食べさせてくれるのよね?
何を好きなだけ食べても、ウエストも何も気にしなくていいAZ。
……帰るんでしょ?みんなで。」
>>24 カオス
「承知しましたわ。
ベルもあんなにハッカーさんたちがお熱だとは思いませんでした。
ケイ様なんて、あまりお言葉を交わす方でもありませんでしたのに。
–––ッ、」
背中にゾクゾクとした何かが走りました。
そうです、ベルはお答えしていません。
襲われたかったのは確かですが、まさか、と油断していました。
ベルは悪い子です。
ベルが罰を受けるのも、仕方のないことでしょう–––
「……はい、カオス様のご命令どおりに。」
ヒールに手をかけ、片足ずつ、命令どおりに。
ストッキング一枚を境に、ひんやりとした床材を足裏で感じます。
ベルだけ1人観衆の前で。
なんと惨めなことでしょう!
アズが、人の幸せを実現する世界なら。
いるだけで人の下着を見ていられると知った皆のアズに、僕がいられるわけがないよね。
ベルはカオスに何を聞きたかったんですか!!!
カオスはベルにベルのご主人サマがなにをしてたのか、どんな人だったのか聞いて、上位互換になりたいなーって思ってたよ♪
/*ログアウトしようがしまいが、一先ず、命の危機は脱したらしい。皮肉にも、この手で正義のミカタのような真似をしてしまった。
しかし、自らの命を守る為だったから、仕方ないと思うことにしよう。幸い、典型的な正義のミカタのような仲間も居なかったコトだし。
カオスは相変わらず、教官椅子に座っている。本物の教官が起きようが起きまいが知ったことか、と、悠々と足を組んで、ベルの紅茶を待つ。
総帥たる自分に指揮の資格を与えたことだけは、モモコとかいう教官を褒めてやろうと思った。
バディにおかしな芸をさせられたことは想定外だったが、ごくごくたまになら悪くない、とも。*/
《マキタ》
いかにも苦々しい顔で広間へ入る。
役目を全うしなければ。
「……皆様、お待たせしております」
「モモコ氏は、あー……今回のプログラムの、後処理をしているようです。
申し訳ありません。
本人も、顔を出せないことを残念がっていました。」
「私から、ご説明させていただきますね」
/*裸足になったベルの後ろ姿を見る。
初めてアレを見た時から、恐らくアレの求めるモノと、自分が与えるモノ、逆に自分が求めるモノとアレが寄越せるモノが一致しているだろうという直感があった。
──それでも、直接、《COSMOS》に勧誘することはできなかった。
命令すればアレは恐らく来るだろうが。
なんとなく、それはつまらなかった。
AZで目が覚めた時に、アレが居るかどうかを楽しみにしよう。
それが、本人の意思か、己の幻影か知る術は無いが。*/
《マキタ》
広間の面々を見渡す。
「今回の騒動は、すべて架空のもの。
……真っ赤な嘘、です」
「cradleにトラブルは起きていないし、誰もAZから緊急ログアウトなんてしていません」
「いつのまにか終わってたんですねぇ
研究したくて禁断症状が出そうだったので助かります〜
やっぱり赤点は取るものじゃないですね」
ふああと欠伸をしながら皆が集まる部屋へ足を踏み入れました。
「でも面白いものが見れました
同じ造りなのにどうしてこう"個性"というものは被らないんでしょう
"好き嫌い"があるんでしょう
"感情"というものが付き纏うんでしょう
人間一人の原価なんてそこらの機械以下なのに」
性欲しか感じなくなる薬を作りました
怒りしか感じなくなる薬を作りました
全てが面白く笑い続ける薬を作りました
ポジティブに、ネガティブになる薬を作りました
嘘が言えなくなる薬を作りました
快楽を得られる薬を作りました
若返る薬を作りました
身体能力を上げる薬を作りました
記憶力を増幅する薬を作りました
常に多幸感で溢れる薬を作りました
自傷に走る薬を作りました
沢山沢山薬を作りました。
けれども所謂"心"を壊せる薬はまだ未完成でした。
試作品はどれも心だけでなく肉体も壊れてしまいました。
"心"を壊すにはあまりに複雑で、シルビアは薬を作れば作るほど、研究すればするほど、その複雑さが人間の欲のように思えました。
けれどもシルビアは諦める気はありません。
何年、何十年かかっても。
この欲深い生き物の全てを知りたいのです。
「本当に…人間は強欲な生き物ですねぇ」
本当に。私も含め。
「次の研究は"他人への興味"と"自己承認欲求"、ああ、それから"親愛度による相乗効果"、"共感"もいいですね〜」
研究心は止まることを知らず、うずうずと心を躍らせながら思いを馳せました。
《マキタ》
「一連の出来事すべて、仕組まれたものでした。
そしてこれこそが、新しくなった教習プログラム」
「……ハッカーと呼んでいた人たちは、実は幸光電社の社員です。
悪い人ではありません。どんな人が来るかは、私も知らなかったんですがね」
両方の手のひらを制すように身体の前に出す。
「わかります!お気持ちは、よく分かります。
下らない真似しやがって、というお気持ちは」
ゆきちさん村建ておつありでしたー
お気楽村人ということもありスラスラポンポン適当に発言してましたてへぺろ
もうちょっと研究者感出せばよかったなぁ
あと次こそもっと推理しない考察やりたい
ではではありがとうございましたー!
《マキタ》
「ですが、AZでよ皆様の毎日がいかに幸せであったかはお分かりいただけたはず、です」
「その証拠にほら、ね」
メインのスクリーンを操作して、入所者の測定結果を映し出させる。
リアルタイムのその映像には、合格点を上回るであろう値が表示されていた。
クカカ!
マキタァ、漸くネタバラシかぁ?
カワイソウなお嬢ちゃんたちが怯えてんじゃねえか。
ケッケ、悪かったなあ。まあそういうこった。
俺様は社員サマなんかじゃねえが、ちょっとオテツダイさせてもらってたって訳だ。ヒッヒ。
────ま、それなりに?いつものプログラムよりは、楽しめましたが。
/*目を閉じ、マキタからの説明をBGMだと思うことにした。この教官椅子の座り心地は悪くない。
──正義のミカタのようなコトをしたのは、むず痒いような気持ちの悪さもあったが、どこかで……達成感のようなものもあった。
ハッカーを眠らせ、全てを終わらせた瞬間。認めたくはないが、自分は、心のどこかでは〈正義のミカタ〉になりたかったのだろうかと、そんな考えがふと、頭をよぎった。
そんなハズはない、と打ち消すが。
きっと、自分のAZに戻ってからも、何かしらの影響が出るのだろうことは、なんとなく予想できた。*/
/*スクリーンに写し出された測定値を見る。*/
──それも、まァ、幸せにつながるンなら、ヨシとしますか。
ワタシにとっての幸せは、酒池肉林。
ワタシにとっての不幸は、代わり映えのない日々、思い通りにならないモノの存在、ですからね。
住みやすく、タイクツしない。
ソレさえあれば、構いません。
カオスは一応これで締め!!!
ゆきっちゃん村建てお疲れ様でしたー!
悪の総帥で共鳴まとめ名乗り出た瞬間が最高に楽しかったです……!!!
寝落ちでお待たせしたのは本当にごめん……。
カスタムハッピー考えるの楽しいね!?
ほんと総合してとても楽しかったです!!
あとマキタクンたいへん好きです!!
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