1876 暮情の村
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パレスは、ジョンとネアカの話を穏やかな表情で見守りつつ、カカオフィズを少しずつ飲んでいる。
( A7 ) 2018/08/29(水) 17:25:42
>>200 レイズ
[心の中で呼んだのが聞こえたのか。
そう思うほど、ごく自然に相棒は来てくれる。
だから楽し気にククと笑った]
ああ、聞いたよ。
まったく、この店は狂ったヤツらばっかりだ。
まあ退屈せずに済みそうだけどな。
[渡されたグラスの片方を持つ。
そうして乾杯、と相棒のグラスに打ち合わせる。
カラン――、涼やかな音が耳に心地いい]
これからも楽しくやろうぜ、相棒。
俺はレイズさえいれば何処でも楽しめるさ。
[ニッと笑ってグラスの酒を飲む。
冷たさが喉に満ちて、乾きが癒えた気がした]
( 202 ) 2018/08/29(水) 17:37:48
そうだ、せっかくだし……キールを頼むか。
お前ももちろん付き合ってくれるだろ?
[答えも聞かず、キールを二杯注文。
片方を手に取り楽し気に笑う]
ここでの出会いと俺達の悪に、乾杯。
[グラスを傾け、今度はこちらがウィンクをする]
( 203 ) 2018/08/29(水) 17:48:54
ジョンとネアカの様子を見守っていると、バーカウンターに座るリディアの姿が目に入る。
彼女には、似て異なる狩人のカードを持つ者として、パレスにしては珍しくプラスの感情を抱いた。
グラスを持ってそっと立ち上がり、ジョンに小声で「ちょっと、あちらへ行ってきます。」と伝え、小走りでバーカウンターに向かう。
>>195 リディア
「…………あの、リディア、さん。
お話中、ごめんなさい。
わたし、どうしても貴方に言いたいことがあって……隣、いいですか?」
( 204 ) 2018/08/29(水) 18:07:40
>>ナザレ
>>リーノ
えぇ。最期ですからね。
時間が来るまでは、ご自由に過ごしていただいて構いません。
相手の方が、この扉から出るよりも前に。
するべき別れは、していってくださいな。
狼に呪われてこの身になった私が、
狼を倒してもらうことでこの呪縛を断ち切るのに、
まーた変なことで後悔残されて引っ張られては、たまりませんからね。
( 205 ) 2018/08/29(水) 18:20:14
あ、そうだ。
キール、お二つですね。
(透き通る細長のシャンパングラスに、白ワインが注がれ程よく色白に染まり、続けてカシスの朱に染まる)
このグラス、シャンパンなど注ぐと、人の足にも見えてきません?
二人三脚、で。
(かつり、と隣り合わせたグラスを2人の前に置き、)
お二人は、こんな道行きだったのでしょうね。
なんて。あっはは。
( 206 ) 2018/08/29(水) 18:30:43
>>202 >>203 チップ
「ふふ、やっぱりきみと飲む酒は美味い。
おれも、きみがいれば絶対に楽しいことを確信してる。なぜだろうな?ゲームには負けたのに、きみと遊べたことだけで最高の気分だ」
「お、キールか!きみも、憎らしいほど良い酒を頼んでくれるじゃないか?」
>>206 アウローラ
「へーえ。確かに言われてみれば二人三脚かもしれない。
うん。おれたちにピッタリだ」
グラスを傾ける相棒と視線を絡ませ、満足げに乾杯した。
「ああ。きみとの【最高のめぐり逢い】に。おれたちの悪巧みに。乾杯」
( 207 ) 2018/08/29(水) 18:47:19
相棒とのひとときを楽しんだあと、他に話したいやつは……と記憶を辿って、ひとりの人物を思い出した。
相棒に「またあとで」と、断ってから、席を立ち目当ての人物を探す。
まもなく、一人でモヒートを飲む彼の姿を見つけた。
>>ゼノン
「やあ、死にたがり。きみの下駄のおかげで、相棒とヒノの楽しいやりとりを見ることが出来た。感謝してるぜ?」
爽やかとはとても言えない、悪い顔でニッと笑って、ゼノンの隣の席についた。
( 208 ) 2018/08/29(水) 19:03:59
>>206 アウローラ
そういえば、足にも見えるな。
二人三脚か……。うん、ぴったりだ。
ははっ。
[感想が同じらしい相棒にふふと笑う]
>>207 レイズ
そうだ、今度囲碁を教えてくれないか?
ここでの暮らしも長くなりそうだ。
相棒の趣味を知るのも悪くない。
っと、話しが長くなったな。
お前も他に話したいヤツがいるだろ。
行ってこい。
[ひらりと手を振りグラスの酒を全て飲みほした]
( 209 ) 2018/08/29(水) 19:04:06
>>161セーニャ
「……店主が言ってたように、ボクらはもし此処から出られたとしても二度と会えない。たとえ生きていてもだ」
「ボクも此処から出た先で普通の身体になれて、それでキミが傍に居るなら出ても良いかなって思うよ。それこそ一生懸命鍵を探すね」
静かに、カウンターでカチャカチャと手を動かす。
「でもさ」
「キミの居ない世界で、今まで通りに生きられる自分が想像出来ないんだ」
「平然とお金持ちのおじさんたちに媚びて笑って、ペットみたいに愛玩用具として可愛がられながら生きていくのが怖い」
「でもそうしないと生きていけなかったから。
ボクにはキミが眩しすぎた」
セーニャにそっと、ダージリンをホットで差し出す。
例の如く砂糖とミルクがめいっぱい入っていた。
「ボクに此処からキミを想わせて」
( 210 ) 2018/08/29(水) 19:11:57
>>208 リーノ
おー、あんたか。まんまと一杯食わされたわ……!
えらいことしてくれたもんやのう。
オレの下駄で楽しんでくれたんやったら本望や。
まあ、別にあんたのためやないけどな。
ほんで、ヒノちゃんからはめっちゃ怒られるし……
ナザレとあんたが狼とは、えらい美男子の狼やのう。
( 211 ) 2018/08/29(水) 19:13:45
>>211 ゼノン
「あはっ!きみにも成り代わるか迷ったんだけれどさ。
きみの言葉を真似するのはなかなか難しいよね。結局、攻められなかったなあ」
「ゲームだからね。楽しめればオールオッケーさ!!
そうそう、自己紹介しておくよ。おれはレイズ。リーノから生まれ変わったんだ」
手を広げて、嬉しそうに言う。
「……あはは。相棒は綺麗な顔してるけど。おれはどうかな」
( 212 ) 2018/08/29(水) 19:32:12
>>204 パレス
思いがけない子から声をかけられた。
きっとひどい顔をしているだろう。エイヴォンから渡された、少しぬるくなったおしぼりを広げて顔に押し付ける。
「……どうぞ。ちょっと騒がしくしてるけど。
この子ね、面白いこと言うのよ?
こんな風なんだけど、"いい女"ってやつだから。」
隣のカナンを見やってふざけて見せる。
( 213 ) 2018/08/29(水) 19:42:26
>>191 ムラクモ
……?どうされたの?元気がありませんわ?
(顔を覗き込む。疲れているようだ。いつもなら少しからかいを込めた言葉を返すはずなのに…心配そうに見上げた後、いたたまれず頬に手を添える。自分から触れたの初めてかもしれない。思ったよりも、緊張はなかった。)
……ねえ、わたくしと一杯、お付き合いいただける?
あの日よりも、立派なレディに近づけた記念に、そして…最期の思い出に。
( 214 ) 2018/08/29(水) 19:43:47
>>170ネアカ
「……うん。探して、ほしい」
この言葉はきっと、彼にとっての呪いになるのだろう。
それでも嘘だと言ったところで彼は見抜いてしまうと分かった。
「これは、本当」
念を押して、呪った。
( 215 ) 2018/08/29(水) 19:44:40
>>196 ナザレ
「ギャーーーーーー!!
聞きたいワケあるかーーーーーーー!!!」
壁が崩れるように笑うナザレの物言いに、みるみるうちにその表情を引き攣らせて両耳を塞ぐ。
「オマエ…………ホンットにどこまでも趣味がわりぃナ! だぁーーーれが好きこのんで自分の最期が知りてぇかよッ!」
「ったく……アンタもリーノも──ええと、レイズだったか?
最初は二人が仲間だなんて想像もつかなかったけどよ、その憎たらしさ、ホントお似合いだぜ。
せいぜい地獄で仲良くするんだナ!」
( 216 ) 2018/08/29(水) 19:44:54
>>212 リーノ
天下の憑狼さんも、オレには恐れをなした、っちゅーわけやな?はっはっは!
あんたの勝ち気やったら、むずいとわかってオレの真似でもして来そうやと思ったんやけど、見込違いやった。
なんや、あんたリーノやないんか。
レイズっちゅーてまたオサレな名前やのう。
どういう風の吹きまわしや?改名か?
( 217 ) 2018/08/29(水) 19:45:54
リーノは、リディアをチラリと見てから、またゼノンに視線を戻した
( A8 ) 2018/08/29(水) 19:48:37
>>210 テトラ
………テトラ……。
(ぎゅう、とワンピースの裾を握る。幾度となく涙を流してきたが、彼女のこれまでの人生とこれからのあるかもわからない未来を考えて、浅はかな発言をしてしまった自分が悔しくなったが泣くのを堪えねばと思った。
受け取った紅茶の水面が揺れる。手が震えてしまう。唇も。しかし、ゆっくりゆっくり言葉を紡ぎ始めた。)
………わたくしも、きっと帰れませんわ。でももし、もう1度帰れるのなら…
……貴方の居場所を、作って待ってますわ。もちろん貴方のおっしゃるようなおじさん達のように、貴方を愛玩としてそばに置くのではなく、2人で共に生きる居場所を作るの。
時には喧嘩して、怒って泣いて……そんな想像をしながら、今日はお茶をしましょう?未来なんてわからないもの…そんな馬鹿みたいな楽しい話を、どうか付き合って?テトラ。
( 218 ) 2018/08/29(水) 19:50:46
カナンは、リディアを横目で見つつ、問題は無いわ。と レモネードを一口
( A9 ) 2018/08/29(水) 19:58:34
>>172 アルマン
「皆さんだいぶ集まっていますし、そろそろいい時間なので開けましょうか」
キンキンに冷えたクリュッグを取り出しポンッと小気味良い音を鳴らしコルクを抜くと2つのシャンパングラスにそれを注ぐ。
「グラスが足りなければお申し付けください。
ごゆっくりどうぞ」
( 219 ) 2018/08/29(水) 19:58:58
>>217 ゼノン
なんや、本気にしたんか?
あんたに花を持たすための、社交辞令っちゅーやつやで。
本気でやろう思ったら、朝飯前やんな?
せやせや。リーノはな、もう要らんのや。
おれの相棒と会った時に決めたんが、【レイズ】や。
おれらは最高のギャンブラーやさかいにな、ええ名前やんな?
ゼノンはギャンブルはすんのんか?
( 220 ) 2018/08/29(水) 19:59:35
セーニャは、エイヴォンに「ムラクモとわたくしに一杯ずつ頂けます?」
( A10 ) 2018/08/29(水) 19:59:44
>>162 アウローラ
アウローラは不思議なことを言う。あの日のメモのことも、リヒトは気になっていた。が、そんな夜もありました。そう言うためには深入りはしてはいけないのだろう、と。
「僕は僕、ですよ」
リヒトは微笑みながら答える。
それ以上のことは何も無い。
「あ、ありがとうございます」
これにはどんな意味があるのだろう、そんなことを思いながら眺めていた。
( 221 ) 2018/08/29(水) 20:02:42
リディアは、リーノの方に輪ゴム鉄砲が飛んで行ったことに気づかない「……?どこ飛んだかな。ま、いっか。」
( A11 ) 2018/08/29(水) 20:11:43
( A12 ) 2018/08/29(水) 20:12:25
>>A10 セーニャ
「畏まりました」
セーニャへウォッカ・ギブソンを、ムラクモへセプテンバー・モーンを作り、それぞれの前に置く。
( 222 ) 2018/08/29(水) 20:14:48
>>214 セーニャ
「…セーニャ」
触れられた手はあたたかくて、どこか冷たくて
なんて情けない。
どこかで誰かの声が響いたが、その言葉に甘える
「……ああ、いいさ。
アンタとの最期の思い出に添えられるのならば」
( 223 ) 2018/08/29(水) 20:15:03
>>189 ヒノ
「いつだって、事件を解決するのは探偵の仕事ですよ。名推理でしたよ、ヒノ」
彼女が真実を導き出したから今こうして、言葉を交わせるのだとリヒトは思う。
「ですが、その役目もきっともう終わりですね」
【ゲーム】の間ずっと使えていた、二人だけの会話は使えなくなっていた。日常に戻った、といえばそれまでなのだが、少し寂しいものを感じる。
「もう、君の相棒ではありませんが…もう少しだけお話できませんか?」
( 224 ) 2018/08/29(水) 20:15:20
>>220 リーノ
なんや、やればできるんやん。
やって欲しかった、っちゅーのは嘘やけど、さすがっちゅーかなんちゅーか。
あんたの負けず嫌いも、筋金入りやなあ。
ギャンブルなあ、オレも何回かやったことあるけど、あらあかんわ。オレは向いてへんっちゅーのはようようわかった。
勝ち始めると欲出てくるさかい、戒めっちゅー意味でもオレはパスや。
( 225 ) 2018/08/29(水) 20:15:30
>>181 オジサマ
「……あら、オジサマも悪い男だったの。
きっとたくさんの女の人が泣いたでしょうね。
私、ひとりで出て行かなくちゃいけないみたい。
入って来た時もひとりで何ともなかったのに、何でこんなに寂しいのかな。
…私の泣き顔なんてオジサマにしか見せてあげない。
オコサマたちには10年早いのよ。
そうね、怒鳴り散らしてやるのはいいかもしれないな。
「うわー。女のヒスはこれだからー……」って引かれて終わるだけかもしれないけど、スッキリするかもね。
後でね、一杯ごちそうしたい人がいるの。
その時はまた、こっそり声をかけるね。」
( 226 ) 2018/08/29(水) 20:21:20
>>223 ムラクモ
ふふ、乾杯。
(届けられたカクテルを手に取る。綺麗な琥珀色をしていた。
そっと掲げて首をかしげながら笑みを浮かべる。)
……今からわたくしが話すことは、全て独り言ですわ。
わたくし、ムラクモっていう不思議な人に出会いましたの。とっても不思議な方……変な笑い方が特徴的ですの。
わたくし、その人と話しをして、そして……あっという間に、蜘蛛の糸に絡まれてしまいました。
思えばその人に心を奪われたせいで、嬉しくて、悲しくて、憤って、悔しくて……わたくしにこんな汚い感情が詰まってるって初めて知ってしまいましたの。
こんなわたくしを嫌がらずに居てくれた……会いたい時にあって、話を聞いてほしい時に聞いてくれた。
……だから、ね?ムラクモ。……貴方に永遠の感謝を。
わたくしを、前よりもっともっと素敵なレディにしてくれて…ありがとうございましたわ。
(そう言って、勢い勇みカクテルを1口ぐいっと飲む。かぁーっとアルコールが喉を焼くのを感じ、思わずむせる)
けほっけほっ……う、うう……お酒って、すごいですわ……。
( 227 ) 2018/08/29(水) 20:25:48
>>225 ゼノン
「ふふ、咄嗟に思い出した割にはいいセン行ってるだろ。売られた勝負は買わなくっちゃあ、勝負師の名が廃るからさ」
楽しげに、ククッと笑う。
「なーんだ。ゼノンはそういうタイプか。
のってきたときからが本番だろ?ま、リスクよりもスリル楽しめないと難しいかもね」
肩を竦めてふうっと、息を吐いてから、ゼノンを見る。
「……で、きみは死ぬんだっけ?」
( 228 ) 2018/08/29(水) 20:28:43
>>228 レイズ……やったか?
おお、多分ここにおるやつらやったら見破られへんやろな。オレは違和感覚えると思うけどな!はっはっは!
そらあんた、金掛けてたらビビりもするやろ!オレはそない金持ちやないさかい、負けたらメシ食われへんようなるんや!
……ああ。
オレはもう、決心しとるんや。もう誰も傷つけたらあかんさかい、今日でオレはおしまいや。
( 229 ) 2018/08/29(水) 20:34:45
>>パレス
うん、行ってらっしゃい。ゆっくりしてくるといいよ。
[と、送り出した彼女を目で追いながら、もう一口。先のことに思いを馳せた。本当に、ここに来てから俺らしくもない事ばかりする]
( 230 ) 2018/08/29(水) 20:45:35
>>229 ゼノン
「うん、レイズでいいよ。最高に気に入ってるんだ」
「あっはは!スったら稼げばいいじゃないか。それもギャンブルだぜ?たくさん賭けたらたくさん戻ってくるんだからさあ」
当然のことのように笑い飛ばす。
「そうなんだな。きみは、おれたちに殺されてもダメだったようだし、難儀な『呪い』を抱えているね。
おれには、死にたがる心境ってのはよく分からないけど。
きみが面白い選択だと思うならいいと思うぜ。生きていくのがつまらないなら、死んでみればいいんだ」
「……きみとは友人には成りそびれたけど。地獄で会えたら仲良くしてくれよ」
( 231 ) 2018/08/29(水) 20:46:46
>>226 リディア
「そんなことはありませんよ。
私は…子どもを望めない体でしたので。
妻に出会うまでは、女性とは常に距離を置いておりました」
眉を下げ少しだけ自分のことを話した。
「おや、その可愛らしいお顔を私にだけとは役得ですな。
わかりました。2人だけの秘密としましょう」
少し前屈みになり彼女の顔を覗き込みながら、愉快そうに唇に人差し指をあてた。
「畏まりました。
お待ちしておりますね。
…お忘れものにはお気を付けて」
( 232 ) 2018/08/29(水) 20:51:58
>>231 レイズ
あんた、棋士や言うてたな。棋士っちゅーのは、稼げるんやなあ。オレも目指せばよかったわ。っちゅーてな。はっはっは!
……そんなん言うてな、ほんまは死にとうないんやで。
オレかて、ほんまは、生きたい。けど、それより、忘れてまうことの方が怖いんや。
大事な人のこと、オレの心から、奪っていってまう。
誰が奪っとるんか知らんけどな。
……地獄で会うても、よろしゅう。
願わくば、あんたのことも覚えてるとええな。
( 233 ) 2018/08/29(水) 20:54:51
/*
口をつける覚悟が決まらなくて、カミカゼはどんどん氷で薄まっていく。
汗をかいたグラスを拭って一度席を立った。
*/
>>230 ジョン
ご機嫌よう狐さん?
まさか本当に狐さんやったとはなあ。
/*
自分がやりたかったわけでもないのに。
あんたもここから出られないなんて。
気を抜くとそんな言葉をこぼしそうになる。
*/
……ご愁傷様やね。
( 234 ) 2018/08/29(水) 20:55:48
>>234 カペルラ
[そうして、考えているうちに、うるさい獣の鳴き声が聞こえた気がした]
これはこれは占い師の子猫ちゃん。
ふふ、野生の勘は侮れないね、ボクを殺すには至らなかったようだけど。
[それでも俺は、こいつに負けたのだ。元々信用差は天ほどもあった。それは認めざるを得ない]
あっは。それはなんだい。 同情?
( 235 ) 2018/08/29(水) 21:01:04
>>227 セーニャ
「……そうか。」
綺麗な眼で伝える彼女はやはり純粋だ
でも出会った時とはかわってすこし強くなった、そう感じた
セプテンバー・モーンがはいったグラスをもってゆっくりとまわす
ー貴方の心はどこに
まるで、今の自分に問われてるようだ
自分はどうしたいのだろうか
「…俺は、」
言葉が出ない
また、また…悲しませるのではないか、そんなことがよぎる
でもそんなことを余所に彼女はにこやかで、そして感謝の言葉を自分に述べる
( 236 ) 2018/08/29(水) 21:06:31
「……感謝なんてされるようなことはしてねぇよ
俺はただ、アンタと話をしたかっただけ。
そして俺はアンタの話をききたかったし、話したいと思っただけ
素敵なレディになれたのはアンタ自身が創り上げたもの
…もうアンタは、立派だ
だからもう、俺の役目は終わりだな…ヒヒヒ」
もうやっとでた笑いはどこか乾いていて
誤魔化すかのようにセプテンバー・モーンを呑んだ
「…ありがとう、セーニャ
アンタと出会えて、俺も楽しかったぜ」
( 237 ) 2018/08/29(水) 21:07:32
>>218セーニャ
待っている、と言った。揺れる瞳が自分を捕らえて。
「うん」
「もし2人で出られたらその時は絶対に会いに行く。約束しよう」
キミは狡い……どんどん生きたくなってくるじゃないか。せっかく諦めの付きかけた生が愛おしく惜しくなる。
口から出かけたその言葉をぐっと飲み込んだ。
紅茶に口を付けて一息つく。
「うん、たくさん話そう。一生分」
( 238 ) 2018/08/29(水) 21:09:37
>>235 ジョン
本っ当に口の減らん奴やねえ、子猫ちゃんはやめよって言うとるやろ……
……今さらあんたに寄せるような情も別になか。
別れの挨拶しに来てあげたんよ。
乾杯しようと思って。
( 239 ) 2018/08/29(水) 21:09:52
>>213 リディア
「ええと、お邪魔します……いい女、ですか?
わたしから見たら、皆さんいい女なのですが……。」
と戸惑いがちに隣の席に座る。
そして、話の合間にこのような事をリディアに語りかける。
「…………あの、リディア、さん。
先のゲームのことですが……本当に、ありがとうございました。
貴方がいなければ、狩人が乗っ取られていたかもしれないです。
わたし、狩人だったのに、皆さんのお役にほぼ立てなくて………それだけが、ずっと心残りでした。
でも、闇狩人である貴方が果敢に戦ってくださったおかげで……皆さんが救われたんだと思います。
その……ムラクモさんや、リーノさんとのことは………えと、悩みがあれば、わたしでよければ聞きます。
勿論、わたしでなくてもいいんです。
……ただ、ここにいられるのも時間制限があるようですし、悔いのないように行動なさった方がよいかと、だけ………すみません、見ず知らずのわたしが偉そうに……。」
と目を伏せ、申し訳なさそうに頭を下げる。
( 240 ) 2018/08/29(水) 21:11:37
>>237 ムラクモ
………ええ。ありがとう。
(くらくらする頭を抑えながら、彼らしい最後の言葉に安堵したように微笑む。
そっと彼の手を取った。そして指に触れながら、そっと手に持つグラスに唇を合わせる。彼の気持ちにキスをしたような感覚だった。酔いのせいだ、そう言い訳できるくらいには、大人になったのだろう。真っ赤な顔もそのせいだ。)
……こんなところを見られたら、お母様に【はしたない】と怒られそうですわ。
ありがとうムラクモ。……ごきげんよう、また会う日まで。
( 241 ) 2018/08/29(水) 21:13:13
>>239 カペルラ
照れてるの?
なんてな、嘘だよクソ猫。
……自分の敵にまで乾杯しに来るとは随分お優しいようで。死にたがりの面倒までみるんだから、テメエは優しいというよりは物好きだな。
……ふん。
[グラスを持ち上げる。
こんな所に数日間もいたというのに、……乾杯するのは、初めてだった]
( 242 ) 2018/08/29(水) 21:19:25
>>242 ジョン
……あんたの辞書にふつうの猫はおらんのか。
/*
グラスを掲げて、口をつける。
乾いた唇にライムがしみた気がした。
*/
あー…そうねえ。
どこぞの店員さんも、好奇心は猫も殺す、って言っとったけど。
こんなに、自分が物好きとは知らんかった。
乾杯してくれてありがとう。
じゃあね"ジョン・スミス"。
( 243 ) 2018/08/29(水) 21:30:19
>>241 セーニャ
触れられた唇に驚いたのか少し片眉をあげてしまった
「…ヒヒッ アンタもレディどころか少し狡さを覚えたようだ」
ただこのまま引き返すのも悔しいと感じたのは、まだきっとオコサマなのだろう
優しく微笑む彼女の綺麗な髪を撫で、毛先に唇を落とす
「これで【おあいこさ】
そしてアンタに巻かれた糸もこれでなくなった
でもまた会えた時はアンタをまた捕まえるさ。
そのときまで、さよならだ。」
( 244 ) 2018/08/29(水) 21:32:24
>>240 パレス
「……ありがとう。あなたのこと、勝手に狼にしてごめんね。偽物にも仕事があってよかったな。
リーノのこと、見つけられてよかったって思うのと……
見つけなきゃよかったって思うのと……ぐちゃぐちゃしてる。
でも、間違いじゃなかった。
だからきっと、こうしてお話しできてるのね。
聞きたいこと……いっぱいあったんだけどな。」
( 245 ) 2018/08/29(水) 21:39:28
>>215 テトラ
「……、…ははっ、オマエもたまにはホントのコト言えンじゃねぇか! 言ったじゃんよ、俺っちは因果律をも捻じ曲げるクールメンだってサ。
──アンタは大船に乗ったつもりで、このネアカさんが来るのを待ってな。」
にぃ、と八重歯を覗かせて、大きな手のひらをぽんと彼女の頭に置く。それから、テトラから自分の表情が見えないのをいいことに、しばらく槿色の眸のなかに彼女の姿を閉じ込めた。
暮れなずむ束の間の夢からはみ出して、
知らず知らずのうちにまた一つ、ネアカは抜けない棘を抱えていく。
( 246 ) 2018/08/29(水) 21:39:57
「ねぇパレス。あなたは長くあっちにいたみたいだから、わかるかな。
……リーノのこと。
レイズって、誰なの?
まだ何か、リーノに取り憑いているの?
リーノは……いつからあんな風になったか、わかるかな。」
( 247 ) 2018/08/29(水) 21:45:10
>>233 ゼノン
「んー……ま、勝てばな。おれは……うーん、そこそこ」
資金源なんて稼ぎだけじゃなくても……という言葉は飲み込んだ。
「……なんだよ。後ろ向きだな。
怖いから、とか、クソつまんないぜ?
どーせ忘れんなら、やりたいこと全部やっちまえばいいだろ。どーせ自分は忘れんだから、相手に引かれようが、嫌な顔されようが、関係ないだろ
逆にその特性を利用して楽しく生きればいいんじゃないの」
「ま、狼の考え方なんて?みーんな理解できないっていうだろうけどさ。
つまんねえ選択はクソだせえから、よくよく考えるんだね」
ニッコリ笑い、ゼノンの肩を軽く叩いて席を離れた。
( 248 ) 2018/08/29(水) 22:06:01
>>195 リディア
「………、気持ちがあるじゃない? 想いを込めて送られるものって。似合っているか、似合っていないか、も大事だけど。どれだけの気持ちが詰まっているか、が大事じゃない。
後、そのアクセサリーは、消えものだし…、なんてね…」
( 249 ) 2018/08/29(水) 22:09:14
パレスは、リーノのいるところにうっかり飴を落としてしまった。顔が真っ青だ!
( A13 ) 2018/08/29(水) 22:17:04
( A14 ) 2018/08/29(水) 22:18:12
リーノは、パレスの飴を口に含むと、パレスの方を向いて、ガリッと噛み砕いて笑った。
( A15 ) 2018/08/29(水) 22:19:13
( A16 ) 2018/08/29(水) 22:19:31
カナンは、リーノの居る所に グラスをシャーーーー! ってやる奴をやってみたかった
( A17 ) 2018/08/29(水) 22:19:34
( A18 ) 2018/08/29(水) 22:22:07
リーノは、カナンからのグラスをパシッと受け取って、「ありがとう、カナン」
( A19 ) 2018/08/29(水) 22:22:53
>>249 カナン
「……どんな思いがこもっているのかな。うんと嫌われたみたいだけど。最初に信じなかったこと、だけじゃない気がする。
何か許せないこと、あるのかなって。
……でも、この"アクセサリー"が似合ってたら困っちゃうな。不幸体質じゃないの。
そうね。確かに消えもの、ね。」
……消えないものが欲しい時だって、あるんだけどな。
( 250 ) 2018/08/29(水) 22:23:17
ムラクモは、グレイテストショーマンだなぁ(カナンのをみながら)
( A20 ) 2018/08/29(水) 22:26:01
>>246ネアカ
「……」
大きな手のひらに撫ぜられ温かさがじわりと伝わる。
無言で一度だけ、こくりと頷いた。
根拠の無い最強論に何処か安心している自分が居る。
ネアカからは見えない角度で、穏やかに穏やかに目を細めて微笑んだ。
声に出さないまま、何かを呟く。
彼の人生に、確かな傷跡を。
( 251 ) 2018/08/29(水) 22:26:02
テトラは、リーノに「ご主人、喉がガラガラじゃないか」
( A21 ) 2018/08/29(水) 22:27:15
( A22 ) 2018/08/29(水) 22:28:17
テトラは、ネアカに感謝して贈答用最高級メロンを渡した。
( A23 ) 2018/08/29(水) 22:28:47
カペルラは、リディアへの感謝と労いを込めて肩を叩いた。
( A24 ) 2018/08/29(水) 22:29:09
>>245 リディア
「いえ、あの状況下であれば、わたしが狼でなければ………リーノさんが、ということになりますし、致し方ないかと……。
偽物、ですか。
わたしは……リディアさんのこと、守り手の力はないといえど、"狩人"の心を持った、勇敢な方だと、そう思います。
……!
………そのこと、ですが……そうですね……わたしが死後の世界?に行って、リーノさんが来たときには、既にあのような感じで……。
二重人格、というより、恐らく……わたしの見立てでは、レイズさんも、リーノさんも、彼なのでは、と………ああいった方の一番の対処方法は……話を聞き、気持ちを受け入れ、理解すること、だと思います。
…………今の、リディアさんには、酷だと思いますが……その、ご参考までに。」
困ったように目を伏せ、すくっと立ち上がる。
「………ええと、わたし、そろそろ失礼します。
お互い、側にいるべき方のところへ、行きましょう。
その……リディアさん、わたしも……貴方とのように、強くあれるように、頑張ります、ね。
では……お話してくださり、ありがとうございました。
失礼します。」
ぺこり、と頭を下げ、その場から立ち去る。
( 252 ) 2018/08/29(水) 22:32:45
パレスは、ジョンの隣へ行き、一言ただいま、です。と朗らかに言った。
( A25 ) 2018/08/29(水) 22:34:03
もうこれで記すことはないだろう
振り返れば自分は弱い人間だった
大人でも子供でもない、ツクリモノの人間だと
(アッチの世界に足を踏み込んだから、なのかもな)
きっと誰とも話すこともないのだろう。それはこれからも
ウエストポーチから大量の睡眠薬を出す
残りのセプテンバー・モーンと共にそれを飲む
(ここに残れというのなら。こっちから立ち去ってやるさ)
重くなる瞼と霞む視界ー
(嗚呼でも共に生きると約束したのに、破っちまったな)
(…ま、もうそれも終わった話なんだが)
そんな夜も、ありました
そしてその夜は朝を迎えることは自分にはないだろう
ーーそう、それは、永遠に。
( 253 ) 2018/08/29(水) 22:42:15
>>リディア
「私、今、大分リーノの事、気になってるんだけど。
でも、一応*求婚者*なのよね」
「 今回は 百年に一度の奇跡を体験して、感動の渦に巻き込まれちゃったから、これから貴女に何が起きても目を瞑るわ、 ………ちょっと、私も用事が出来たから言ってくるわ」
/*まぁ…、頑張ってね、素敵なレディ*/
( 254 ) 2018/08/29(水) 22:46:13
( A26 ) 2018/08/29(水) 22:47:16
>>253 ムラクモ
「ねぇ………? 貴方はそれで良いの? 構わないわよ? ちゃんとお別れしたのは偉いわ………、よく出来ました…、ってね」
「なら………私は?
仮に姉弟愛だったのかもしれないけど
尚更、お別れの挨拶くらい、しに来ても良いんじゃないかしら?」
眠りにつくムラクモの耳元で囁きます。
( 255 ) 2018/08/29(水) 22:53:20
カナンもパレスもいなくなった。
また、ひとり。
リーノは、レイズ。
レイズもリーノ。
二重人格でも、何かに取り憑かれているわけでもなく、両方あの人なのね。
–––話を聞き
–––気持ちを受け入れ
–––理解すること
ずるいな。こんなの、誰だってやって欲しいことじゃないの。
あんな豹変した姿を見せたらそんな風にしてもらえるなんて。パレスの専門家のアドバイスも、「思いっきりビンタすればいいんですよ!」ならよかったのにな。
( 256 ) 2018/08/29(水) 23:05:05
ふわり、ふわり
真っ白な世界にいる自分
夢なのか現実なのかは、よくわからない
そこにみえる、1人の人物
ー嗚呼、▓▒▓▒▒だ
ー俺、アンタに……
[次第に真っ暗になってくそれは]
[眠りなのか、闇なのか]
[それは彼も誰も、知らない話である]
( 257 ) 2018/08/29(水) 23:20:08
「……オコサマ扱いしてあげるか。
私、大人だもんね。」
>>232
「ねぇ、オジサマ。あそこの"男の子"にさっきお知らせしたカクテル、出して欲しいの。"おねーさんのおごり"って言ってあげて。」
( 258 ) 2018/08/29(水) 23:20:57
なァーじーさん。
……今晩で、最後なんだろ?
じーさんは人生全うして死んだかもしれねェーけど、
俺様、まーだまーだ余生があるうちに、殺されちゃうわけよォ。
ま、散り際に周りをぶち壊す趣味もねーし、
静かにやらせてもらうからよォ。
頼むよ。
……百年の孤独。
( 259 ) 2018/08/29(水) 23:30:26
>>258 リディア
「例のものですね。畏まりました」
クスリと微笑みながら1杯のカクテルを作っていく。
ウイスキー、レモンジュース、シュガーシロップを氷と一緒にシェイクする。
氷を入れたタンブラーに注ぎ、ジンジャーエールで満たして軽くステアする。
>>リーノ
「失礼致します。
ケーブル・グラム・ハイボールです。
あちらのお客様からこちらと言付けを。
"おねーさんのおごり"とのことですよ」
楽しそうな笑みを携えて彼女からの頼まれごとをこなす。
「カクテル言葉は、彼女から聞くとよろしいかと」
そう言って一礼をするとバーカウンターへ戻って行った。
( 260 ) 2018/08/29(水) 23:31:45
>>255(続き
*パチン*とリディアから[借りていた]ライターをスッとムラクモポケットの中に押し込めます。
「私はね…、悪い女よ………。貴方は私を追ってくれたけど…、私は、今の貴方は追えないわ…」
「………、お休みなさい…、………可愛いくて、ちょっと憎たらしい、心も髪も白い 弟ちゃん…」
本当の姉弟の様に、安心して眠れる様に、その額にそっとキスをするのでした。
( 261 ) 2018/08/29(水) 23:35:11
( A27 ) 2018/08/29(水) 23:39:10
>>260 エイヴォン
ゼノンから離れて、適当な席で周囲を観察していると、エイヴォンに酒を渡される。
ケーブル・グラム・ハイボール……?
「──おねーさんの?」
怪訝そうにエイヴォンの視線を追うと、【彼女】の姿が。
思わず眉根のシワを深くするが、グラスを持ち、つかつかと彼女の方に歩いていき、隣の席に座った。
>>258 リディア
「……この酒は、どういうおつもりで?
───『おねーさん』?」
( 262 ) 2018/08/29(水) 23:41:24
>>259 ハルト
「畏まりました。
…私は既にこの世にいるべき存在ではありません。
お客様が寂しくなったら、私と妻の元へいらしてください。
100年でも、200年でも、お待ちしております」
そう言って百年の孤独のロックを彼の前へコトリと置いた。
もし生まれ変わりという輪廻があるのなら、私達の子どもとして生まれてきてはくれないかと言おうとしたが、その言葉は飲み込んだ。
( 263 ) 2018/08/29(水) 23:43:59
/*
狐の面を被せられた男に背を向けて、ここへ来てから毎夜立っていた場所へ向かう。
そのさなか、一口ぶんだけ減っていたグラスの中身を一気に飲み干した。頭の中心が熱くなる。
酔っているのかと一瞬思いかけたがそうではなくて。
*/
あー……。
/*
換気扇を強くして、ポケットから煙草の箱とZIPPOを取り出した。
*/
( 264 ) 2018/08/29(水) 23:48:19
>>262 リーノ
「すてきな"アクセサリー"をどうもありがとう。そのお礼よ。」
まだうっすらと痕の残る手首を自分の香りの高さまで持ち上げて見せる。
「……まあ、1度やってみたかったのよね。"あちらのお客様からです"っていうの。
それ、オコサマでも飲みやすいはずよ。どうぞ。
危ないものなんて、入っていないわ。」
まだ残っていた"プライド"をグラスの半分ほど、飲み下す。
( 265 ) 2018/08/29(水) 23:51:58
コツ、とグラスを置かれ、しばらく手に取りくるくると遊んどく。
じーさん、
付き合ってもらってわりィーな。
寂しくなったら、じーさんのところに、ねェ。
……わるかねェーかもしれねーな。
こんだけいい酒が出てきて、
話もできるじーさんがいるンだ。
ずっと、他人の話を聞いてきたモンとしちゃァー、解放される気がしていーかもしんねェーな。
じーさんは、聞きっぱだがなァー!
( 266 ) 2018/08/29(水) 23:54:27
>>265 リディア
リディアの手首を見て、引きつったような笑みを浮かべる。
「あ。アザになったのか?あっはは、悪い悪い、うっかり手加減できなくってさあ」
「……ああそう。そんなことは分かってるさ。きみには、そんなことをする度胸も遊び心もないね。媚薬くらい入ってれば面白いのにさ」
ぐっと、カクテルを多めに口に含む。
ウイスキーの香りにレモンの清涼な香りが少し混ざる。
今のリーノには、飲みやすい酒だった。
「……じーさんに、カクテル言葉聞いて来いって言われたんだけど、なんだよ」
少しイラついているのが、声に出てしまっている。
自分で自分に舌打ちしたくなるが、どうしようもなかった。
( 267 ) 2018/08/30(木) 00:03:13
>>266 ハルト
「はっはっはっ
構いませんよ。
妻も私ももうどれだけ話したかわかりませんから。
お客様…ハルトさんのお話を聞かせてください」
( 268 ) 2018/08/30(木) 00:03:19
その後。
立ち上がるカナンは普段しない薄化粧を拭い。
元居いたカウンターへ向かうと。
何やらリーノとリディアが面と向かって話しているのを確認する。
/*
今じゃ無いわね…。
*/
すると一人の男がバーテンと話しているのが見える。
>>ハルト
「………、貴方、何一人で高そうなお酒呑んでるの…?」
( 269 ) 2018/08/30(木) 00:05:35
カナンは、エイヴォン盗む…? ヤケよ それも[奪い取ってあげる]瓶の方をね!
( A28 ) 2018/08/30(木) 00:08:37
>>268 エイヴォン
話すこと、ねェ。
俺も、あーんまねぇんだけどなァー。
気づいたら、俺のことを話すよりも、話されることが多かった、そんなもんよ。
あァーそうだ!
一人の女にな、出そうとしたグラスがあンだよ。
結局、あの店員のねーちゃんに下げられたけどな。
そんな話でもすっかァ。
( 270 ) 2018/08/30(木) 00:10:00
>>カナン
百年の孤独。
ねーさん、やめといた方がいいぜ。
戻れなくなる。
この酒からも、
俺からも、なァ。
( 271 ) 2018/08/30(木) 00:11:39
( A29 ) 2018/08/30(木) 00:12:03
>>216 ネアカ
あっはっはっはっは!!!
やっぱお前面白いな、最高だよ!
[ネアカの大騒ぎに腹をかかえて笑う。
ああ楽しい。
気付けば笑いすぎで目元に涙まで浮かぶ]
お似合いか、誉め言葉と受け取っておくよ。
これからは地獄で仲良くやってるさ。
お前もせいぜい楽しく生きろよ。
[目元の涙を拭って。
こつん、軽くネアカの肩を拳で叩いて祝福を送った]
( 272 ) 2018/08/30(木) 00:12:05
>>267 リーノ
「別にいいわ。男の人からのプレゼントなんて消えものに限るじゃない?」
手首をひらひらと回して見る。
もう痛みは、感じない。
「……媚薬なんていらないでしょ。私これでも結構モテるの。オコサマにはわっかんないかな、大人の女性の魅力ってものが。
……ああそうだ、忘れてた。乾杯。」
リーノのグラスに自分のグラスを軽く当てる。
「性急だな。カクテル言葉なんて後でいいの。
それより"おねーさん"に何か面白いこと教えてよ。
例えば、"リーノとレイズ"について、なんてどう?」
( 273 ) 2018/08/30(木) 00:12:56
>>194アウローラ
「そう。よかったね」
ブラッディメアリーを一口。薬味で整った味の中に、ほんのりとした酸味。
これも悪くない。
「私のラブコール。聞こえてた?」
それは真夜中、誰にも聞こえない様に呟いていた言葉。貴女なら聞こえていたんでしょう、と言いたげな視線。もう一口。カランとグラスの氷が崩れる。
「私の想い。届いたね。もうこれで、アウローラはお店、開かなくて済むね」
( 274 ) 2018/08/30(木) 00:18:30
>>ハルト
「……… 何言ってるの? そんな美味しそうな物、一人で味わうものじゃないでしょ…。
後、私は追うタイプじゃなかったみたいだから、貴方が付いて来なさい。
来るならだけどね?」
>>エイヴォン
「おぢさま、私にも同じ物を頂戴、グラスに入れずにそのままね。後 、トレイに空グラスを何個か頂戴」
( 275 ) 2018/08/30(木) 00:20:54
カナンねーさんそれ持ってくのはなしっしょォーーーーーー!!!!!
( 276 ) 2018/08/30(木) 00:21:55
>>273 リディア
「ふーん、そう。喜んでもらえたようで」
怖がって近寄らなくなると思っていたのに。
何がしたいんだ、このひとは。
「……知ってるよ。でもきっとそれは、きみが大人だからじゃない。大人の『フリ』をしているのが、いじらしく見えるんだろ。おれには関係ない話だけどな」
乾杯、は素直に受け取る。
たしか、最初にこの店に来た日もこうして並んで飲んだのだ。
「ははっ。リーノの話なんてつまらないね。きみも知ってるアレがリーノ。
おれはもう、ギャンブラーで、楽しく悪いことをする、レイズに生まれ変わったんだ。君の知らないところでね」
( 277 ) 2018/08/30(木) 00:23:13
>>275 カナン
「ふふ、どうぞ。皆さんでお楽しみください。
私はそろそろ時間のようですので、一足先にお暇させていただきます」
百年の孤独といくつかのグラス、氷の入ったアイスペールをトレイに乗せて彼女へ渡す。
( 278 ) 2018/08/30(木) 00:25:14
>>274 ヒノ
……ふっふふ。
くたばれ、なんて、正面向かって言われたことなんてありませんでしたからね。
なんて酷いことを! なーんて、思いもしましたけど。
……そうですね。
私の、願いどおりでした。
(カツ、カツ、と話しながら、もらってもいないオーダーを作る)
……あら?
何か、できてましたよ。
これは……ローザ・ロッサ。
あっはは、なんでしょう、手癖でしょうか。
なんで、これができたのか分かりませんけど……よろしければ、どうぞ。
( 279 ) 2018/08/30(木) 00:27:56
−−漆黒の時。
寸分先も見えぬ夜闇の中、
一つの物語−−"店"が、幕を閉じる。
( #7 ) 2018/08/30(木) 00:30:42
>>ハルト
「ちょっとっ! 抱きつかないで! ………、良いわ、これのお駄賃ね、私は高いのよ? しっかり味わいなさい?」
>>エイヴォン
「おぢさま、ありがとう。恩にきるわ…、奥様と御子息ご息女に乾杯」
貰ったトレーの上から一杯 百年の孤独を注ぎ、エイヴォンのカウンターの前に置く
( 280 ) 2018/08/30(木) 00:33:16
>カナン
[ふと、カウンターにカナンの姿を見る。
ハルトと話しているようだったが横から声をかける]
まさかこうして君と酒を飲む機会が来るとはな。
恋人にはしてやられたよ。
悔しいが、君もまたゲームの敗者だ。
お互いの健闘を称えて一杯やらないか?
……後は、恋の話でも?
[ゲーム中に出来なかった話。
他愛ない様子でカナンと肩を並べる]
( 281 ) 2018/08/30(木) 00:40:43
>>277 リーノ
「……そうね。次にもらったら……私からはなかなか消えないプレゼントをお返しに贈りたくなるぐらいには喜ぶかもね。」
「そんな風に言われたのは初めてよ。誰の感想なのかしらね。それ。」
手元の"プライド"を少しずつ開けていく。
ああ、最初はマタドールを飲んだんだっけ。
リーノは、何を飲んでいたかな……思い出せないけど、リーノの言葉が優しかったような、それはよく覚えてる。
「アレ、なんて随分な物言いね。あなた"リーノ"は嫌いなの?楽しく悪いこと、"リーノ"でもすれば良かったのに。レイズにならなきゃできないのかしらね。」
( 282 ) 2018/08/30(木) 00:40:56
/*
店主は、店内の様子を眺めます。
カウンターの裏から、各々の"そんな夜"を。
*/
……私が言うのもなんなんですが、
このお店は、『Nostalgic Nocturne』は、なんなのでしょうね。
長い長い、永遠にも等しいひとときが流れるように感じるんです。
前回も、今回も。
でも、今回は、本当に……この場で全てが終わるんでしょうね。
いえ……終わらせないと、いけないんですよ。
( 283 ) 2018/08/30(木) 00:47:15
お約束です。
人ならざるものは、私と一緒に来ていただきましょう。
暗く深い、この地の底へ。
狼と、狂人と、狐と……恋人。
てるてる坊主に、魚人。
あなた方にもそれぞれの世界があったのかもしれませんが、
私たちの世界を黒く染めたその罪を、贖ってもらわないと、済みませんから。
( 284 ) 2018/08/30(木) 00:50:43
−−じわり、と。
アウローラの列挙した悪役たちは、
影が縫われるような体の重さを感じることでしょう。
ずり、ずり……と。地の底へ引きずりこむような、そんな意志を感じます。
( #8 ) 2018/08/30(木) 00:52:08
>>ナザレ
「あら…、貴方は… 三日目はありがとう、貴方のおかげで、どん底にはならなかったわ…。そこは感謝してる。
他愛もない話、ね。私墓下で、貴方達…狼達の話の方が何倍も興味あるのだけど、聞かせてもらえるのかしら?」
( 285 ) 2018/08/30(木) 00:52:58
>>280 カナン
「…クスクス
死んでから息子と娘ができるとは。
私はそういう運命だったのでしょうな」
目の前に置かれた百年の孤独を手に取る。
感謝を込めて乾杯の仕草を返し、クイと一口飲み込んだ。
( 286 ) 2018/08/30(木) 00:53:39
……そして、勇敢な、人間である皆さん。
本当に、ありがとうございます。
皆さんでいらっしゃらなければ、私は次も、同じ罪を繰り返すことしかできませんでした。
……っふふ。
あはは。
お供え物ができましたぁ憎き仇敵も邪悪な立役者も全て全てこの地の底へ過去の死者への供物にっははは
( 287 ) 2018/08/30(木) 00:57:23
>>282 リディア
「へえ、何をくれるつもりなんだろうなあ」
ふん、と鼻で笑って、また一口ケーブル・グラム・ハイボールを飲む。
「ああそう、きっときみに言い寄るオトコはみんな優しかったんだろうね。きみの強がりを否定しないように気をつけてあげてさ」
なんでおれは、このひととこんな話をしているんだろう。
最低な別れをぶつけてきたはずなのに。
そんなことを思っていると、挑発的な物言いが耳に入り、思わずジロっと流し目でリディアを睨む。
「……何も知らないくせに」
「リーノである以上出来ないことはたくさんあった。他の誰かが許されても、リーノが同じことをすると許されないようなことなんかも。
おれが出来ないんじゃない、周りがそうさせないんだ。
レイズになれば、それがすべて自由になるんだ。
おれは今最高に楽しい」
( 288 ) 2018/08/30(木) 00:57:43
…………。
[女がグラスを掲げ、意味ありげに名を呼ぶのを聞いていた。……猫の勘は侮れない。いや、これはあの名前が単純すぎただけか。]
……じゃあな、クソ猫。
( 289 ) 2018/08/30(木) 00:58:03
……。
…………。
あは。
私も、
もう駄目なのですね。
自分が生きて元の世に戻れるとも思ってはいませんでしたが、
本当に、この場でお別れです。
そしてそれは、きっと皆様も。
( 290 ) 2018/08/30(木) 00:59:04
あとの時間を。
この……私の愛する『Nostalgic Nocturne』の消えゆくまでの時間を。
どうぞ、皆さんは、
悔いのないように、お使いください。
元の世界に戻っても、
何一つ情動の湧かない日常へ帰っても。
「そんな夜もありました」と思い起こせるような。
そんな、1日を。
( 291 ) 2018/08/30(木) 01:01:29
( A30 ) 2018/08/30(木) 01:03:24
皆様の人生に、少しばかりの傷跡を。
そんな夜もあったと思い起こせるような、そんなひとときの夜を。
退屈で代わり映えのしない日常に彩りを添えるべく。
『Nostalgic Nocturne』は、存在したのですから。
その皆様の"傷跡"になっていますことを、
店主一名……心より、お願い申し上げます。
( 292 ) 2018/08/30(木) 01:03:45
>>279アウローラ
そりゃ、面と向かって言う人なんてごく僅かだろう。そんな当たり前のことを言いそうになり、黙り込む。当たり前じゃ無いことを、7日も続けて来たのだから。
「ローザロッサ?…………あれ、なんで、」
アウローラに渡されるカクテル。
知らないはずが無い。アマレットを使ったカクテル。赤ワインは炭酸と弾け、杏の甘みが絶妙なバランスを取るカクテル。
「どうして、こんなに安心してるんだろう。どうして、こんなに暖かい気持ちになれるんだろう。なんで、あれっ、おかしいな」
涙が止まらない。
拭えど落ちる涙は、消して悲しいものではなかった
こんな感情、知らない。知らないのだ。コースターの裏を確認した時から、何事も受け入れ、歩んできたヒノは、幸せなど捨て置いていた。残忍であれ、残酷であれと、淡々とこなしてきた。それなのに。
「っう─────」
( 293 ) 2018/08/30(木) 01:04:18
>>285 カナン
俺達の話か?
そうだな……、……。
[話し出そうとして体の重さに気付く。>>#8
ああ、もうじきお迎えか、と。
ふっと笑ってから適当な酒をあおる]
俺は自分を不甲斐ない狼と思ってた。
だが、アイツは俺を最高の相棒と言ってくれた。
何度でも、何度でも。
初めてだったよ、そう言ってくれるヤツは。
アイツといると何をやっても楽しかった。
最高の相棒だよ、アイツは。
……だから、地獄の底でも楽しめそうだ。
( 294 ) 2018/08/30(木) 01:06:31
>>224リヒト
「ううん、しるば…………。リヒトさんが隣にいてくれたおかげだよ。ありがとう」
“もう相棒でない”という彼の言葉に従って、囁いていた名前を紡ぐのをやめた。少し心が苦しい。一緒に歩んで来た相方、戦友。たった一週間だけの関係が終わる。長い長い夜。はやく終われと舵を取っていた筈なのに。
「……私と話しても、何も面白くないよ」
本音。
ヒノ自身、特別なものは何もない。ゲームに巻き込まれて、リヒトと偶然ペアを組んだだけの関係。話す話題など、思い付けないのだ。
( 295 ) 2018/08/30(木) 01:06:45
−−ちりちり、と店内全体が柔らかい光で満たされる。
それが何を意味するのか、この場の全員は理解するであろう。
人狼たちの餌場であった、忌々しき狩場という呪縛から解き放たれたこのバーも、この夜で、全てが終わる。
どんな夜だったのか、それは、この地に訪れたものたちそれぞれの心に、少しばかりでも、刻まれているのであろう。
そんな夜を作り上げる、店主の思いで生み出された地なのだから。
( #9 ) 2018/08/30(木) 01:07:09
−−暮情の村
end1.そんな夜は、もう来ない
〆
( #10 ) 2018/08/30(木) 01:08:37
>>288 リーノ
「……そうね。みんな優しかったわ。
例えば、私の気持ちを季節に例えてくれた人もいたかな。」
今自分は意地悪な顔をしていないだろうか。
飲むペースが、早くなる。
もう"プライド"は空だ。
「……だからあなたはオコサマなのよ。
"リーノ"とか"レイズ"とか、私にはよくわからない。わかってあげるつもりもない。
"リーノ"を否定しても、あなたなのよ。いくら捨てたって、あなたはあなたなの。嫌いな自分と向き合いもしないで新しい自分だけで生きていこうなんてオコサマだわ。
リーノも、レイズも、関係ないの。
私は、"あなた"と話したいの。
……ケーブル・グラム・ハイボール。
カクテル言葉は「あなたに会いたい」よ。」
( 296 ) 2018/08/30(木) 01:09:39
パタ、と落ちていた一冊を開きます
最後の頁に刷られた記事には、写真が一枚
かの雇い主によって語られ、男も巻き込まれた店の看板でした
>>292 アウローラ
「なぁ、お嬢さん
この記事を記録した切り抜き
これも外には持っていけないかい?
こんな悲惨な話でも年寄りの慰みには必要でね」
( 297 ) 2018/08/30(木) 01:10:47
あ、そういえば。
>>リディア
なかなかタイミング見計らえなかったんですけどね。
あのかるっそーな金髪の子から、ですよ。
あぁ、その子本人は、って?
いやぁ、もう連れてってしまいました。あっはは。
ただの、コルドンネグロなんですけど。
ひどいですよねぇ! 「やっすいシャンパンを、あのおねーさんに」って、それだけのオーダーなんですよ!
男ってこーですもん! 言わなきゃ分からないこと、絶対言おうとしませんもんね!
……それで、その意味は、ですって?
あっはは、私は私ですから、知ってますけど……。
少し、考えてあげてくださいな。
( 298 ) 2018/08/30(木) 01:17:43
>>296 リディア
季節の話をされて、ぐっ、と胸が詰まる。
──夏。夏を惜しむ彼女と、ゆっくり話してみたかった。彼女の言葉を聞いて、刺激を受けて、楽しい時を過ごそうと思ったのだ。
「……そう。それは……」
言葉が出てこない。
そのまま、彼女の言葉を黙って聞いていた。
勝手な言い分ばかりだ。おれのことなんて何も知らないくせに。
それでもどこかで。なにか、乾きに水が垂れるような、そんな感覚に戸惑っていると。
「──なんだよ、それ」
カクテル言葉。【あなたに会いたい】?
「……きみは、なんなんだよ!!」
乱暴に彼女に怒鳴りつける。またこんなふうに大声をあげるつもりは無かったのに。
( 299 ) 2018/08/30(木) 01:19:16
( A31 ) 2018/08/30(木) 01:20:38
>>295 ヒノ
「そんなことありませんよ。僕は、ヒノと話すのがずっと楽しかったですよ」
にこりとリヒトは微笑む。
「特別なことでなくてもいいんです。何が好きとか、そんなゲームとか役目に縛られない、些細な話をしてみたかったんです」
この夜が終わる前に、彼女のことを知りたいと思った。
( 300 ) 2018/08/30(木) 01:22:29
>>296 リディア
「おれが何者か、闇狩人の力が無ければわからなかったくせに」
「おれを追い詰めて殺したくせに」
「おれの中身なんて今まで考えたこともなかったくせに」
「おれの言葉なんて表面的にしか聞いていなかったくせに!」
「なんで、最後の最後にまたこっちに戻ってくるんだよ!!」
「なんで、おれがきみから離れたらこっちに来るんだ。会いたい?笑わせないでくれ、おれはもう、いつきみがここから出ていくのか、それだけを待っているのにさあ!!」
( 301 ) 2018/08/30(木) 01:22:51
流石にそろそろ限界だと、身体が悲鳴をあげていた。
まだ話し足りない方々が最期の逢瀬に夢中になっているのを眺めながら身支度を整える。
カランコロンと昔懐かしいベルの音と共にドアをくぐった。
良き思い出とは言い難い7日間だったが
良き人達と出会えたと、心は暖かかった。
君は1週間もどこに行ってたんだと怒るだろうか?
心配しているだろうか?
そんな君を宥めながら私はこの出来事を話そう。
最初の言葉は、そうだな、
「こんな夜があったんだ」でどうだろう?
( 302 ) 2018/08/30(木) 01:28:08
–––––カラン、コロン
ひとつふたつと消える人影
重苦しい空気に包まれる中、男は店内に目を細めると、退店を示すように鐘を鳴らした
「バァサンの猫もいねぇみてえだし、もうオレも用済みだろ?」
「では、さようなら」
( 303 ) 2018/08/30(木) 01:30:03
>>299 リーノ
突然声を荒げるリーノに驚く。一瞬目を見開いたが、すぐに調子を戻す。
……これだけ煽ったんだもの、当然でしょうね。
「私?……私は、リディアよ。
あなたに、会いたいの。」
身体をリーノの方へ向け、静かに、目を見つめて話す。
「……あなたは、誰に会いたいの?」
( 304 ) 2018/08/30(木) 01:30:10
少しずつ、少しずつ、時を惜しむように飲んでいた紅茶も遂に底に溶けきらない砂糖を残すのみとなった。
カップを傾けると口内にざらりとした感触が広がる。
「……甘い」
誰かさんのようだと思う。
舌で溶けゆく砂糖を転がしながら零した。
店内が光に包まれ、終わりが近いことを悟る。
怖くないと言えば嘘になる。けれど確かな希望があった。
「 」
この先歩む貴方たちの道が、少しでも明るいものとなりますように。
( 305 ) 2018/08/30(木) 01:30:15
>>304リディア
静かに自分を見つめるリディアの声は、憎らしいほど落ち着いていた。
これじゃあ、おれが一方的にキレて、一方的に負けてる。
……どこかの、架空の人物を相手にしていたときみたいに。
下唇を噛んで、荒らげた呼吸を整える。
おれは、【レイズ】。
勝負をかけられたら、上乗せしてやり返すのが、おれの流儀だ。
「……いいよ。リディア、きみがそのつもりなら」
「おれは、【リーノ】じゃない誰かになって、会いたかったひとがいたよ。きみにだけは絶対に、教えないけどね」
「きみこそ、【おれ】に会って何を話したいんだ?」
強気にリディアを見下ろして、ニッと意地悪く笑って見せた。
( 306 ) 2018/08/30(木) 01:41:20
>>300リヒト
「楽し……」
かったの、だろうか。死の瀬戸際、命のやり取り。目を見開き、相手を見てしまう。あの夜が楽しかったと。彼は言っている。
「…私も、楽しかった」
最高だった。2人で声を重ねること。怖いものはなかった。心強い味方が隣にいるだけで、ヒノは頑張れたのだ
口元が緩む。この高揚は、きっとアルコールのせいだろう
「…………ヒノ、アマネ ヒノ。ええと。指輪作ってる」
何を話そう。何を話せばいいのだろう。
「…リヒトさんは、チョコレートが好きなんだっけ」
( 307 ) 2018/08/30(木) 01:48:17
>>エイヴォン
「ゴットファーザー、アマレット多め、ハマっちゃった」
帰り支度をするエイヴォンに、声をかけた。あの日、あの時飲んだカクテル。あのカクテルが全ての始まりだった。
参加したくないと言うヒノへ、強制するようなカードをあてたエイヴォンの采配。
それは、必然だったのかもしれない。このBARの主を思うが故の。
「ご馳走様です」
あの時とは違う、ありがとうを込めながらお礼を言った
( 308 ) 2018/08/30(木) 01:53:52
>>306 リーノ
……ここまで言わせるんだ。そういうのって男の仕事じゃないの?
と、いう言葉は飲み込む。場にそぐわないよね。
>>301 を叫ぶ彼の声は、絶叫と言ってもいいだろう。
「わかってあげられなくて、気が付かなくてごめんなさい。
……なんて、言うと思った?そうよ。あなたの言う通り。
何も、知ろうとしなかった。
つい最近私学んだの。自分が欲しい言葉や気持ちは自分から水を向けなきゃ得られないって。
相手が何も知らないのにあれもしてくれない、これもしてくれない、なんて。ばかのすることなのよ。当たり前じゃないの。」
言いながら、心が痛い。
もう忘れたはずなのに。
「でも、今知ったから。まだ間に合うのなら。
あなたに触れてみたい。
あなたに、会わせてくれる?」
( 309 ) 2018/08/30(木) 01:53:58
「リーノじゃ、会えない人なの。
あなたなら、会える人ではないの?その人には何をしたかったのかしらね。
あなたに会えたら……そうね。
何でもないことをたくさん、話したいかな。」
( 310 ) 2018/08/30(木) 01:57:10
>>307 ヒノ
「僕はリヒト、リヒト、グリューエン。旅人です」
プロフィールカードに書いたとおり、つまらない男だと思った。これ以上に話すことはないのだ。
「…ええ、旅とチョコレートが好きですよ。ヒノは、甘いもの好きですか?」
( 311 ) 2018/08/30(木) 02:06:10
>>308 ヒノ
ドアをくぐる寸前、話しかけてくる人がいた。
ご馳走様ですと言った彼女は、この店で最初に話したお客様。
壊れそうな心を奮い立たせ共鳴者として勝利を掴みとった方。
「…もし機会がありましたら、メリー・ウィドウをお勧めします」
そっと微笑み、その一言だけ告げると、振り向くことなく店を後にした。
どうか、その心の傷が癒えた時は
"もう一度素敵な恋を"
( 312 ) 2018/08/30(木) 02:09:42
[遠くで相棒が怒鳴る声が聞こえる。
視線の先にはリディアの姿が見えた]
レイズ……。
[ふぅとため息を一つ。
カウンター裏でカクテルを作り、グラスに注ぐ。
出来たグラスをカウンターで滑らせ、相棒の前に。
作ったのはウォッカ・アイスバーグ。
――ただ貴方を信じて。
どんな窮地でも、信じる気持ちは変わらない。
いつもと変わらず見守ろう。
それはゲームが終わっても同じ事]
……。
[ひらひらと手を振り、笑いかける。
俺はここにいる。
だから、安心しろと目で語りかけた]
( 313 ) 2018/08/30(木) 02:10:22
>>309 >>310 リディア
リディアの言葉ひとつひとつが、胸に矢を打ち込んでいくようにずきんずきんと、感じたことの無い痛みを植え付けていく。
ちがう。これは。プライドを傷つけられた痛みであって──彼女の目が、はじめて、おれの目の奥まで見つめていることとは、無関係なんだ。
「おれは……あの日、きみを、本気で殺すつもりだったんだ」
リディアは狼だと。嘘つきだと。決別したつもりだったんだ。
「……レイズで会って、殺したかった」
【リーノ】では、殺せなかった。
「殺せばよかった」
スッとリディアの顎に手をかけ、上を向かせる。
そのまま顔を近づけ──触れ合わないギリギリの所で、カチン、と歯で音を立てて、唇を噛む真似をした。
「──そうすれば、きみの言葉を紡ぐこの唇が、どんな味がするのか……確かめられたのにね」
( 314 ) 2018/08/30(木) 02:13:08
リーノは、ナザレの視線に気が付き、静かに親指を立てた
( A32 ) 2018/08/30(木) 02:14:38
( A33 ) 2018/08/30(木) 02:17:30
>>311リヒト
「好き。私は、イチゴのショートケーキ…が、一番…ふふ」
一週間前のやり取り。なぞるように言葉を紡ぐことがくすぐったい。
そうだ、そうだった。こんな風に。互いを探しながら言葉を重ねて。何気ない会話もしていた。憔悴する意識の中、手繰り寄せる相方の言葉を抱きしめながら息をしていた。
目の前にいる彼の声は、思い出ではない。
( 315 ) 2018/08/30(木) 02:21:36
( A34 ) 2018/08/30(木) 02:21:53
>>314 リーノ
「……そうなんだ。
あなたは私と、一緒なのよ。
……怖いんだわ。何かを得られるために勇気を奮うより、失わないように押し込めることの方が苦しまないから。
欲しくて行動して、得られなかったときの苦しみに耐えられそうにないから。
オコサマには教えてあげる。
私は、"あなた"の言葉を今、全部聞いてるの。
レイズになっても怖いから、私を殺せばよかったって言うのね。
……あなたは、今私を殺せる?」
顎を掴まれたまま。白い喉を晒して目を閉じます。
( 316 ) 2018/08/30(木) 02:26:35
>>ガペルラ
「全く、こんな美味しそうなお酒、一人で飲むなんて勿体無いわ…そう思うわよね?占い師さん、喫煙所から一緒に見てた光景がこんなに変わるとは思わなかったわ…、私の恋は終わったけども、そちらは順調かしら?」
トレーから渡すグラスには半分よりも少なめのそれ
「貴女は[まだ孤独じゃなそう]だから、味わうのは半分だけよ?」
カナンはキセルに火をつける、置いて来たライターではなく、マッチで。
( 317 ) 2018/08/30(木) 02:30:50
カナンは、 まーた呼びまつがいですよ 。ごめんね???
( A35 ) 2018/08/30(木) 02:32:39
>>316 リディア
それは、自分から見て、明らかな挑発だった。
無防備に目をつぶって、白い喉を見せて。
怖がらせるつもりだったのに。そうしたら離れてくれると思ったのに。なんでこのひとは離れないのか。
──そんなにまでして、【おれ】に「会いたい」と?
死んだ後の、ジョンの言葉が頭をよぎる。
おれは、彼女を殺せたのかと。
──殺さないと、と頭では思った。
それでも、その細い喉を締め上げる気にはなれなかった。
おれは、彼女に何を求めて、ムラクモに、いや、別の誰かで彼女に会いたかったのか。
きっと、……見つけて欲しかったからだ。おれを。
器が変わっても、おれを見つけて欲しかったんだ。
中にいるのが、おれだと。
憑狼に身を捧げたおれを見つけたのは、このひとだったんだ。
( 318 ) 2018/08/30(木) 02:37:17
[喧騒に身を委ねながら、グラスを傾ける。
そろそろお迎えが来る頃だろう。
体の重さを嫌でも意識する]
ああ、もうゲームも終わりか……。
楽しかった、楽しかったのになぁ……。
……ははっ。
まだ、殺し足りない。
( 319 ) 2018/08/30(木) 02:37:28
[喉が渇いて渇いて、仕方がなかった。
気付けばずっと昔から。
人に心を許した事などなく、一人で生きてきた。
幻想の世界に身を委ね、物語を綴る。
そうしている時だけ、少し満たされていた。
でも、それでも渇くのは――……。
幻想の中に自分がいないから。
だから、なんとしてでも欲しかった。
憎い人間を殺して殺して、殺しつくして。
そうして出来る完璧な理想郷が]
( 320 ) 2018/08/30(木) 02:37:42
>>317 カナン
……あは。
あたしはなんとなく、あなたがムラクモをここに呼びつけてた夜から察してたよ。
……お疲れ様。
/*
相手の言葉に肩をすくめてグラスを受け取り、口をつける真似をする。
*/
あたしまだやることがあるけんさ。
じっくり味わうのは、後からにするね。
( 321 ) 2018/08/30(木) 02:37:48
ああ、でも……もう必要ないのか。
俺が幻想に取り込まれるんだから、な。
[人間を憎み、幻想を愛し。
そして最後は地に呑まれて消える。
馬鹿な物書きの、くだらないエンディングだ]
ただ、それでも俺は満足してるぜ。
俺の渇きは少しは癒えた。
それも意外な方法で。
[物語を書く事でもない。
人を殺す事でもない。
ただ相棒が傍にいて笑い合える事。
それだけで乾きは驚くほど癒えた]
( 322 ) 2018/08/30(木) 02:37:56
[――そうして孤独な物書きは最高の相棒を見つけました。
地の底に落ちる間際も、彼は笑っているのでしょう]
さあ、次はどんな悪だくみをしようか。
なあ……相棒?
[ニィっと笑む顔はヴィランのもの。
そうして地の底で、物語を綴り続けるのです。
抗いがたい乾きが癒える日を夢見ながら]
( 323 ) 2018/08/30(木) 02:38:15
( A36 ) 2018/08/30(木) 02:39:25
( A37 ) 2018/08/30(木) 02:39:53
>>318 続き
大きく息を吐いて、リディアから手を離した。
「…………ふたりめだよ、リディア」
「おれを探してくれたのは」
「おれの大事な相棒は、いつだっておれを見つけてくれるのさ。そう約束したから、おれは憑狼になれた」
「きみは──あのとき、セーニャのおれに【リーノ】の名前を呼んで、【おれ】を一瞬呼び戻したね」
「……きみと鬼ごっこをするつもりだったんだけどな。
とっくに尻尾を掴まれてしまっていたらしいね」
少し疲れたような顔で微笑んだ。
( 324 ) 2018/08/30(木) 02:42:52
/*
そう狭くもない店の中を、ちりちりと光が満たそうとしていた。
*/
あー……急がんとなあ。
>>317 カナン
じゃあ、ね。
/*
言葉とは裏腹に身体は動かない。
火をつけた煙草は短くなるのに。
最後に頼んだカクテルの後味を消さないために、一本だけにしようと決めていた。
––––種火が残らぬように、押し潰すように、丁寧にその煙草を消す。
そして、はじめに座っていたカウンターの席へつき、相手を待った。
*/
( 325 ) 2018/08/30(木) 02:44:30
>>315 ヒノ
「ふふ、いいですね。…出来れば一緒に食べに行きたかったですけれど」
それはきっと叶わぬ願い。
ここから出れば、日常に戻る。
けれど。
「あの、僕は忘れませんから。だって、僕は旅人です」
毎日言った「また明日」という言葉は言えないけれど。
「…君が思い出になる前に、また会いに行きます。約束、です。その時は、一緒に甘いもの食べましょうね」
リヒトはにこりと微笑む。
( 326 ) 2018/08/30(木) 02:46:15
( A38 ) 2018/08/30(木) 02:47:14
>>カペルラ
「………、流石、本物の占い師様。お手上げね、欲を言うなら、先も教えてほしかったわ…」
差し出されたグラスを飲む真似をするカペルラを横目で見つつ。
「あら、いい呑みっぷりじゃないの。惚れ惚れしちゃうわ。
貴女の待ち人も そういえば私と同族だったかしら」
*グッグッグッ*カナンはそれを一気にあおる。
「あーーー! 美味しい…、骨身に染みるわぁ!
なら、それを飲み干す時も来るわけね、
どうなるか分からないけれど、頑張ってね」
あの時と同じように手をあやふやさせながら、カペルラにエールを送ります。
( 327 ) 2018/08/30(木) 02:54:29
>>324 リーノ
「そうよ。私はあなたを探してるの。」
目の前の人は、リーノでもあり、レイズでもあるその人なのだろう。落ち着いた目をしていた。
「……あなたに、会えたかな。私。」
伸ばしたら、手を取ってくれるだろうか。
今はもう、拒絶される恐怖は感じなかった。
しかし、空になった自分のグラスがふと目についた。
「……ねぇ。グラス、空いちゃった。
何か私にごちそうしてくれる?」
( 328 ) 2018/08/30(木) 02:54:53
>>326リヒト
「うん。私も、覚えてる。ずっと。だから、食べに行こう」
笑う、否、笑えているだろうか。
彼の言葉を察することは容易だ。ゲームは終わった。長い長い夜は明けると同時に日常へと帰っていく。
「…あ、これ」
ポケットを漁り、1つの指輪を取り出した
シルバーのストレートリング。なんも装飾もない、飾り気のないただの指輪。
「…持ってて」
指輪やアクセサリーは、その人を想いながら作る。実際、ヒノは好きな人を模したデザインを創作していたが、そのリングは自分を想像しながら作ったものだった。
女々しいと言われるかもしれない。忘れられないと自信はあった。けれど、確かに忘れられない証が欲しかった
( 329 ) 2018/08/30(木) 03:06:22
>>328 リディア
「きみは……やっぱり強いなあ。あはは!投了だ──悔しいな」
そう、対局相手として……不足はなかった。
むしろ、揺さぶられるのは、おればかり。
きっと、このひとがいたから……ゲームに全力になれたのだろう。
──「敵」は、強い方が燃えるものだから。
彼女に奢ってもらったカクテルも残り一口。飲み干そうかと思った時、「何か私にごちそうしてくれる?」と言われる。
きっと、これは、彼女を揺さぶる最後のチャンス。
ポーカーフェイスを崩すには───
「…………いいよ。リディア、目をつぶって?おれの好きなカクテル、あげるから。当ててみて」
( 330 ) 2018/08/30(木) 03:06:53
( 331 ) 2018/08/30(木) 03:09:22
>>331 ゼノン
まだとは何よ。
……もう、あのカクテルは全部飲んだよ。心配せんでも。
地の底だかブラジルだか知らんけどさあ、あんたも連れてかれるんやってね。
あたしが、何もしなくても。
……もう、忘れものはないわけ?
( 332 ) 2018/08/30(木) 03:11:38
>>カペルラ
……ああ。もう……未練あらへん。
残りは、あんたと過ごさしてもらうわ。
……何飲んどったんや?
( 333 ) 2018/08/30(木) 03:14:07
ヒノは、ゼノンとカペルラのやりとりを隅で聴いている
( A39 ) 2018/08/30(木) 03:15:47
>>333 ゼノン
それは、有り難いことで。
……なんやったっけな。忘れたわ。
/*
嘘は、見抜かれるだろうか。
努めて笑顔を浮かべて、相手の真正面に立った。
*/
( 334 ) 2018/08/30(木) 03:18:08
>>330 リーノ
「ふふ。何だろうな。リーノの好きなカクテル。
きっと夜ももう遅いんでしょうけど、あなたとまだまだたくさん話がしてみたい。」
……時間は限られているみたいだから。
いや、今は言うまい。
「ここはみんながまだいるから……あそこに行きましょうか。」
バーの一角、そこには接待向けなのだろうか、個室……と言うにはやや控えめだが……ひとつ。
あそこなら、きっとゆっくり、色んな話ができそう。
( 335 ) 2018/08/30(木) 03:19:08
>>329 ヒノ
「これは……」
リヒトはヒノから指輪を受け取る。こういうものは身に付けたことは無いが、自分に似合うのだろうか。
左手の薬指に付け、そっと口付けてからヒノに、微笑む。
「ありがとうございます、大切にしますね」
自分から贈れるものは何一つない。
過去も未来も無い、旅人なのだ。
「君を必ず、見つけに行きます」
( 336 ) 2018/08/30(木) 03:19:18
>>335 リディア
「……いいよ。行こうか」
相棒はもう少し待たせてしまうけど。
おれのわがままを許してくれるのも、わかっている。
「きみと静かに話したい。最初にこの店に来た日みたいに、落ち着いて」
身体はだんだん重くなるけれど。もう少しだけ。
そっと、一口分だけ残ったグラスを隠し持ち、リディアと一緒に別室へ向かった。
( 337 ) 2018/08/30(木) 03:24:06
>>334 カペルラ
「なんや、もうちょっと喜ばんかいや!
……そうかー。ま、ええんやけどさ。」
言葉が出てこない。
最後の会話だと言うのに、何を伝えたらいいのか。
本当に伝えたいことは、なんだったのか。
想いがいっぱいになって、言葉に詰まる。
( 338 ) 2018/08/30(木) 03:24:45
>>338 ゼノン
あたしは忘れんよ。何を言われても。
この店であったこと、全部覚えててやる。
やけん、さあ。
聞かせてみなさいよ。最後に。
/*
顎を上げて、睨むように相手の顔を見つめる。
そして、その首に手をかけた。
*/
( 339 ) 2018/08/30(木) 03:30:22
リディアの元から戻ると、丁度カペルラがジョンの元から離れたのが見えた。
どうやら、二人の話は終えたらしいと見てとれたので、ジョンに「ただいま、です。」と言うと「おかえり、パレス。」と返ってきた。
そのまま彼の隣に座り、下を俯く。
彼とは、今日でお別れ……それも、どうやら彼とは二度と会えない雰囲気を察してしまった。
ああ、何故こんな時ばかり無駄に勘が働くのかと、自分が呪わしくなる。
そうこうしている間にも、時間は刻一刻と進む。
はー、と大きく溜息を一つつき、彼に向き直る。
>>ジョン
「…………ジョンさん、お話があります。
その、少なくとも、わたしにとっては重要なお話なので、暫し御付き合い、お願いします。」
( 340 ) 2018/08/30(木) 03:33:18
パレスは、いつも伏せている目を開け、両眼でジョンの瞳を見つめる。
「…………ジョンさん、貴方とわたしは今日でお別れ、みたいです。
わたしは元の世界へ……ジョンさんは…………その、本当は、お側にいれればよかったのですけど……どうやら、それも許されないようですね。
…………本当は、嫌です。
貴方ともっとお話したかった、様々な景色を見たかった、貴方と……生きてみたかった。
………あはは、やだな、最後の最後にわたしったら……………ドウニさん。」
ぱちん、と胸元のブローチを外し、そっとドウニの手を取り、その手にブローチを握らせる。
「わたしだと思って、持っていってください。
……いらなければ、捨てても………なんて、ドウニさんは捨てない……大切にしてくださると、信じてますから。」
渡し終えた後、パレスがこの店に来てから初めて満面の笑顔で笑った。
その目には涙が滲むが、どうやら、気丈に堪えているようだと見てとれる。
( 341 ) 2018/08/30(木) 03:33:40
>>337
やっと、会えた。
どんな話ができるだろうか、また季節に何か例えてくれるのだろうか。リーノでもあり、レイズでもあるその人は、どんな感性を見せてくれるのかな。
「やっぱりこのバーいいお店ね。
外から見るより、この部屋もずっと素敵。」
窓がある。リーノは外の景色をもう見ることはできないのだろうか、と思うとカーテンと鍵を開けて外の風を入れてみたくなった。
涼しいながらもかすかに熱を残すその風は、確かにまだ夏がそこにあることを感じさせてくれた。
リーノと並ぶように、座った。
目を閉じて彼の好きなカクテルを待つ。
……ああ、好きなものもまだ知らなかった。
( 342 ) 2018/08/30(木) 03:34:02
>>336リヒト
「っ、」
左の薬指にはめられるリング。
頬が緩んだ。次第に白く青い肌は桃色に染まる。
リヒトの左手の薬指へとぴったりおさまったリングを見る。シンプルなリングはよく似合っていた。似ている、とお互いを言うだけあるなと感心した。
真似して自分の左手の薬指に口付ける。
「約束」
長い長い夜が終わる間際
ヒノは、最高の相手を見送ることを選ぶ。
必ず、見つけてくれる。それはきっと呪いではなく希望だった。自分が、ハンスとシルバーがたどり着いた希望。
( 343 ) 2018/08/30(木) 03:34:25
彼女の手がかかる。
やはり、彼女の言う使命は、このことだったんだ。
ーーーー本望だった。
彼女への想いを抱いて、逝くんだ。
>>339 カペルラ
……店員の姉ちゃんに怒られてまうわ。
今日のところは、堪忍、っちゅーことで。
今あんたに言いたいことはこれだけや。
「お前のこと、絶対忘れへん」
( 344 ) 2018/08/30(木) 03:37:06
;>>340
[……彼女の言葉を聞いていた。彼女にドウニと呼ばれるのは、なぜだかどうしても痛くて、目を伏せた。
落とした視線の先で、手のひらに何かが乗った]
……これは。
…………ありがとう、パレス。大切に、するよ。
[笑みを消して、彼女を見つめた。信じるなんて、という気にはならなかった。
彼女の顔を見て、思わず目を細める]
( 345 ) 2018/08/30(木) 03:39:56
>>344 ゼノン
上等。
/*
今、自分が笑えているか分からない。
首に手をかけると、脈打つ血をその皮膚の下に感じた。
"人"そのものじゃないか、と思う。だけど、
*/
あんたは、てるてる坊主、やもんな。
……首を絞めるのが一番ふさわしいよね。
/*
指に力を込める。その感覚が消えるほど強く。
歯を食いしばって、気が逸れないように。
きちんと、終わらせることができるように。
*/
( 346 ) 2018/08/30(木) 03:40:01
/*
少しずつ、指に感じる脈の間隔が空いていく。
辛かったね。とか、ごめんね。とか。
かけたい言葉はいくらでもあるけど。
*/
––––ゼノン。
/*
誰かを殺した人間も、吊るされそびれたあなたも、行き着く先はきっと同じ。
数十年の誤差があっても構わない。
現の世で持った病も、地獄での効き目はないだろう。
*/
またね。
( 347 ) 2018/08/30(木) 03:41:08
……さあ、そろそろ行って。
[彼女の肩を、そっと押した。体は重く、早く早くと急き立てる。時間は無い。彼女にそんな姿を見せるのは嫌だった]
( 348 ) 2018/08/30(木) 03:42:15
彼女の手が食い込む。
自ら呼吸を止め、目を閉じる。
薄い酸素を使い回して、脳が徐々に回転を止めていく。
ーー本当に、よかった。
彼女に出逢えて、色んな話をして、
こうして、終わりを告げてくれて。
あー、なんでちゃんと言われへんかったんやろ。
忘れたない、じゃなくて。
本当に伝えたいことーーーー
( 349 ) 2018/08/30(木) 03:44:51
( 350 ) 2018/08/30(木) 03:46:59
パレスはドウニに肩を押された時、手で目を擦り、再びにこっと笑う。
そして、一歩彼の方へ踏み出し、肩にそっと手を置き、耳元でこう囁く。
>>348 ドウニ
「……またお会いしましょうね、ドウニさん。」
これだけ言い終えると、さっと離れ、くるりと回り、扉の方へ歩き出す。
「…………大丈夫、大丈夫、わたしとドウニさんなら……どれだけ時間をかけてでも、きっと、会える。
だから……この思い出を大切にしないと、ね。
…………そんな夜も、ありました。
……なんて。」
そう呟きながら、彼女は扉の先ーーーー光の中へ消えるのであった。
( 351 ) 2018/08/30(木) 03:47:36
>>352 パレス
…………ずっと、見てるから。
[彼女の背中に微笑んだ。そっと彼女のポケットに紙をひとつ忍ばせる。
こんなものに意味などない。手のひらに残ってるのはブローチひとつで、俺は彼女を追えやしない。ずっとどころか、次すら与えられない。
けれど、これでいい。俺は嘘つきなのだ。……彼女が俺の最低な嘘に気づいたら、その時騙されていたと知ればいい。
だから、それまでは]
……またね。
[彼女が消えていく。……ああ、彼女も。彼女も嘘つきだった。薄く笑って、そうして重たく重たく沈む体に目を閉じた]
( 352 ) 2018/08/30(木) 03:50:20
>>342 リディア
「別室があるのは、なかなか珍しいよね。最初は、もっと狭いと思っていたのに」
自然と、【リーノ】の口調になっていた。本当に自然に。
彼女は窓を開ける。去ったはずの、彼女の惜しんだ夏が、たしかに部屋の中に入ってきた。
ああ、これから自分はこの季節を感じることもないんだなと、急に実感を持って身に沁みた。
「──夏も、きみに負けないくらいに寂しがり屋だね。いや、未練がましいのかもしれない。自分からいなくなったくせに、こうしてまた帰ってくるなんてね」
夏。夏。おれもずっと求めていた。
隣に座った彼女は、目をつぶって、カクテルを待つ。
先程よりもやさしく顎に手をかけて唇をそっと、開かせる。
「……ごめんね、リディア最後の一口だからさ。おれもちょっと味わいたくなった」
一言そう言って、グラスに残ったカクテルを口に含む。
おそらく戸惑っただろう彼女に顔を近づけて、そのままカクテルを「プレゼント」した。
( 353 ) 2018/08/30(木) 03:50:52
「……これで、二人とも味わえただろ?」
そう言って少し意地悪く、しかし満足そうに笑ってみせる。
きっと悪巧みは成功だ。
( 354 ) 2018/08/30(木) 03:51:13
……そんな夜もありました。
いつか…そんなことを語りながら、子供や孫にお話をする……素敵な未来を想像してましたのに。
せっかく……仲良くなった、人がいるのに……。
(鼻の奥がツン、といたくなる。
このゲームが始まってから、覚悟はしていたことだったのに…。
甘みがたくさん入った紅茶を飲みながら、カウンターで帰る人々を目で見送る。
そういえば先程、ムラクモのウェストポーチを漁ってみた。そこには睡眠薬などなくて、嗚呼置いてかれてしまったのだと理解した。まるで私はジュリエットのよう…と、陶酔することで自分を慰めて。)
……ありがとう、皆さん。
こんなわたくしに優しくしてくれて、本当にありがとう。
忘れて欲しくないけれど……さようなら。
( 355 ) 2018/08/30(木) 03:54:27
ああ、してやられた。
……やっぱりこの人は悪い男だ。
"好きなカクテル"なんて。
せっかく教えてもらったのに、もう2度と飲めないじゃない。
1番お気に入りになったカクテルが見つかったのに。
もう、朝が近い。
そろそろ、ここを出ないといけない。
「せっかく好きなカクテル教えてもらったからお礼がしたいけど、何も持っていないから……
100年に1度の奇跡でも、見て。」
涙が後から後から頬を伝うのを拭いもせず、リーノの顔を見た。
「それから、あなたにひとつ嘘をついていたの。
……夏は、好きよ。」
( 356 ) 2018/08/30(木) 03:54:59
>>350 ゼノン
/*
脱力しきる直前に、その唇が少し動いたような気がした。
反射的に緩めそうになって、目を閉じる。
首に回した指に入る体重がかかるのを感じて、目を開けながらゆっくりとその場に寝かせた。
*/
次に会ったときはちゃんと聞く、ね。
/*
穏やかな顔だった。そうであれと、願っているだけだろうか。
力の抜けた身体に背を向けて、扉へ向かう。
*/
( 357 ) 2018/08/30(木) 03:55:33
>>356 リディア
「あはは!最初から、知っていたよ。今更だ」
ああ、名残惜しい。名残惜しいが、このひとは行かないといけない。
「さようなら、リディア。いい夜を、ありがとう」
( 358 ) 2018/08/30(木) 03:58:37
リディアを見送って、静かに相棒の隣に行く。
ゲームが始まってから今まで、チップのおかげでずっと満たされていた。
────これからも、ずっと一緒だ。
囲碁の話もしよう。
小説の話もしよう。
これからの悪巧みの話も。
ここで出会った人たちのことも。
きみになら、きっと、どんなに格好がつかなくたって、全部さらけ出せる。
だから、今夜のことも、たくさん話そうな。
チップの背中に自分の背中を預けて、静かに静かに、地の底へとけていく。
( 359 ) 2018/08/30(木) 03:59:21
リヒトは扉を開ける。
振り返れば、随分と静かになった店内が見える。あの時感じた懐かしさは感じることはもう無かった。
自分の左手に視線を落とせば、シルバーリングが目に止まる。
あてのない旅に目的が出来た。こんなのも悪くないと思いながら一人微笑む。
道しるべがあれば再び出会える、そう確信してリヒトは一歩踏み出す。
「…また、会う日まで」
その時は二人で《こんな夜もありました》と語り合おう、と。そう思いながら。
気が付けば外は夏の終わりが近付いていた。
( 360 ) 2018/08/30(木) 03:59:39
「……帰ったら、髪戻すかな。」
"あるがまま"の姿で、いつか。
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-------
( 361 ) 2018/08/30(木) 03:59:43
––––––何処とわからぬ塔がひとつ、生い茂る枝葉に隠れてポツンとありました
ついでに、傍には人影がひとつ、森に入るに相応しいとは云えぬ、きっちりした格好で歩きます
幾重にも噂のある塔ですが、男は迷わず歩みます
ドンッ
「おい、バァサン」
–––––『 』
「なんだよ、んならオレが探した意味ねぇじゃねぇか」
–––––『 』
「ん?あぁ、そのことでよ、おもしれぇ土産モンがあんだ」
鞄から取り出すは一冊の本。それを片手に意気揚々と語り始めます
聞き手はすぐにわかるでしょう
最後を締め括るは––––
( 362 ) 2018/08/30(木) 03:59:59
地獄に落ちると彼女は言っていた。
地獄の釜が開く時。そんな時は訪れて欲しくないし、来客を待ちたくはないが。
そんな夜もあった、と二度とない夜を過ごした人達を忘れることはない
血塗られた椅子を降りても。記憶が消されることは無い。脳が抉られるような、溶けるような、潰されそうな時間を、忘れようも無い。
「【おやすみ】」
ヒノは最後の挨拶を残し、ドアベルを鳴らす。二度と悲劇が起きぬ様。強く強く、願いながら。くたばれ、なんて言わずともきっと。彼女は、彼女達は眠れるだろう。
長い長いゲームが終わる
( 363 ) 2018/08/30(木) 04:00:00
人々が日常をこなす日々。
世間は熱愛報道や汚職などのニュースに他人事の関心を持つだけ。
そんな中、とあるバーで7日間16人の客が人狼ゲームをさせられていた。
日々増える死体。
それは人狼が死ぬまで続けられた。
しかしそれは事件になるでもなく、世間には知られぬまま。
ひっそりと当事者の心へ爪痕を残すのみだった。
当事者へ話を聞くと、皆この一言だけを口にした。
「そんな夜もありました」
( 364 ) 2018/08/30(木) 04:00:00
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