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遅延メモが残されています。
カナン は、ムラクモ に愛の言葉を囁いた。
カペルラ は、ゼノン を占った。
次の日の朝、店主 アウローラ が無残な姿で発見された。
《★占》 ゼノン は 人間 のようだ。
魚人が、店主 アウローラ の近くで跳ねたようです。
照坊主の下駄が、どこからともなく 店主 アウローラ の頭に飛んできました。
からんころ〜ん♪…明日は… 風塵 かなぁ?
店主と名乗る彼女が告げる不吉な未来は、今ここに。
暮れる盆を見送りながら、新たな死者を皆様はどのようなお気持ちでご覧になるのでしょう。
この場に餌として呼び出された皆様は、
さぁ果たして、当店での“そんな夜”に、どのような彩りを持ち帰られるのでしょう。
目を背けたくなる紛うことない凄惨な光景が、
この場を食い荒らさんと、広がるのでした。
現在の生存者は、テトラ、ネアカ、ジョン、セーニャ、ムラクモ、リヒト、ゼノン、リーノ、リディア、パレス、カペルラ、ヒノ、カナン、アルマン、ナザレ、ハルト の 16 名。
−−逢魔が時。
日を改め再び朝日が昇る時。
店主が来ないように望んだ時。
どう足掻こうが、彼女には訪れることのなかった時。
皆々の、絶望の時。
>>1:195 ナザレ
「たった16人……17人ぽっちだぜ? こんなもん俺っちにかかれば5分だゼ。ま、そいつらごとってのも悪かねーのかもだけどよぉ。」
>>1:197 ゼノン
「おう、バレバレサ! ゼノンだな、おいらはネアカ。こっちこそよろしくな。──ヤッハハ! 気になってくれてたんなら話しかけて正解だったな! まだ30秒も話してねーけど、俺っちもアンタとは気が合うんじゃねーかと思い始めたぜ。
ンー。……いや、案外このテーブル、楽器の素質あるかも知れねェぞ。」
と、テーブルを手でぱしぱし鳴らす。
>>1:198 ヒノ
「あぁ? アンタ誰だ?……オレはネアカだ。」
髪がもっさりした女性に話しかけられ、視線をうろうろと左右させながら答える。
ノイズの話が出ると少し悩ましげにした。
「あぁ……アレか。アンタにも聞こえたのか。……コースターの役職とは違ったケド、おいらはそっちでゲームする気満々だったぜ。だって、意味分かんねぇだろ、『声』なんて。」
「おはようございます、ハンス。……先に行っておきますけれど、僕は愛の囁きを受けてはいませんよ」
まあ、分かっていたことですけどね。と付け足しながらリヒトは笑う。
リヒトは昨日の話を思い出しながら、言葉を続ける。自分が占い師だと言う話だったはずだ。
「ええ…そうですね。もちろん、ハンスの知恵も必要だと思っていたので。僕が憑依される狼に狙われるように出来れば一番いいのですが…。
ああ、すみません…。記憶力が悪いわけでは無いのですが……口には出さないようにしますね」
リヒトはハンスの言葉を一つ一つ頷きながら聞く。
「とりあえずは、まとめ役の対抗が出ないことを確認することからですね。占い師を出すかどうかは…昼までに互いの意見を交換出来るようにしましょうか」
「……アー、寝すぎちまったな。
ちゃんとベッドで寝てぇよ……。」
身体が軋む。
そういえば、妙に店内が静かだ。
もうみんな帰ってしまったのだろうか。
いや、『人狼ゲーム』が終わるまで出られないとあのマスターが言っていたじゃないか。
ネアカは眠たげに身体を起こして、目を擦りながらテーブルに置いた黒縁メガネを手に取る。
「……それとも、酔っ払ってるうちにゲームも終わっちまったのか……?」
一番最初に目に入ったのは、とあるページで開かれたルールブックだった。
「──憑……狼?」
クリアになった視界。
その先に見える文字の羅列に、ネアカは暫し目が逸らせなくなった。
「……どういう、ことじゃんよ……」
そこには、連続殺人事件のスクラップがあった。
街道のバーで起きた凄惨な事件。その被害は12人に及び、殺された者たちはバラバラ死体となり──。
そのスクラップ記事の最後に貼り付けられた写真は、紛れもなく。
「────!」
はっとなり顔をあげる。
辺りを見回すと、昨夜ちらほらと見た顔が、同じようにそれぞれの座席で休んでいる様子だった。
ホッとしたのも束の間。
そこでようやく、カウンター越しからむせるような鉄錆の臭いが漂ってくることに気付く。椅子を倒す勢いで立ちあがって、カウンター裏に目をやると。
【ネアカはアウローラの死体を発見した】
>>テトラ
「っ……お、オイ! オイ! 起きろよボケナス!」
腰が抜けそうになるのをぐっと堪えて、ネアカはぱっと視界に入ったテトラを揺さぶる。
「大変だ──ヒトが、マスターが!」
「……はっ! そう、だ……サツ! サツに連絡して──」
途中でそのことに気がつき、ネアカは慌ててポケットからスマホを取り出す。そして、震えてうまく動かない指を無理やり動かして、ダイヤルを押した。
が、発信ボタンを押して気付く。
「────くそったれ、圏外じゃねぇか!!」
携帯をテーブルに放って、バーの出入り口に駆け寄る。
──ドンドンドン!
──ドンドンドン!
「オーイ! 誰か! ヘルプ! 事件だ!!」
「……は?」
ようやっと目が覚めればこの状況。
さすがに目の前で人がこんなふうになっているのは初めてかもしれない。
「いや、いやいや、演技だろう?
鍵まで掛けて閉じ込めて、こんなのを見せつけてさ、ちょっとリアリティ出しすぎてるよ」
変な笑いが零れる。
鼻をつく鉄の臭いが自分の言葉を否定していた。
「あっはは、こんな鉄臭い血糊なんてよく見つけてきたよね。店主も趣味が悪い。はは、は」
誰にともなく、恐らくは自身に言い聞かせ、ポシェットから携帯を取り出す。薬や携帯、必要最低限のものしか入っていないシンプルなポシェットだった。
「ボク、もう飽きちゃった。誰でもいいからおじさんに……」
『圏外』の二文字にテトラの手が止まった。
誰が喚いている。ドンドンと耳障りな騒音。
むせ返る鉄錆の臭い。
「うるさ」
眉間に皺が寄る。頭がいたい。体が重たい。持ち前の低血圧と重なり、ヒノの表情は最悪だろう。
>>7 >>8 >>9 ネアカ ジョン テトラ
「おはよ。で、【私共鳴者】だから非対抗かどうか聞いていいかな、あとまだ余裕ありそうなジョンさん手伝って」
ある程度昨夜予想はしていたヒノは、アウローラの人形でもなんでもなくなった姿を見ても狼狽えずに済んだ。
彼彼女らに声をかけると、ジョンを名指しで手伝うように声をかける。
相変わらず眉間に皺が寄っている。頭痛は抜けてないようだ。口調も変わらず淡々としている。
>>12ジョン
「いーよ。そっち持って。みんなに見せる必要は無い。とりあえず名乗り出た事は後で話そう。アウローラさん運ぼう」
自分の力だけでは運ばないと判断をし、1人呼び寄せる。
「おい、なんやっちゅーんやこれは……。
店員の姉ちゃんはどないしてもうたんやろか。
うーん、考えないようにしとこか。ようわからんし。」
>>ヒノ
【オレは対抗せえへんで】
言うん遅なってごめんなー。
何やら騒がしい音で目を覚ます。
目を開け、目を覚ましたのだし、ちょっとお花を摘んで、顔でも洗ってこようかしら?などと呑気な事を考えていると
【アウローラの無惨な死体が目に入った】
「……え?」
思わず、さあっと血の気が引く、そんな、まさかと確かめるように、何かに引きずられるように、死体に近づき、思わずそれを覗き込む。
両親が共に医者だったからか、幼い頃から"死"に触れるの事が何かと多かった……と思う。
それでも、こんなに残酷に、ズタズタにされた死体を見るのは初めてで、自然と心拍数が上がり、胸が早鐘のように五月蝿い。
思わず目を見開き、じっとアウローラを観察する。
ああ、そうか、これはーーーー
と思った時、アウローラを運ぼうという声ではっとなり、邪魔にならぬよう、少しだけだけ退いた。
リヒトは欠伸を一つ。
そして、アウローラの無惨な姿を発見した。
『お、おおー…こりゃひでぇな。しっかしよぉ…嬢ちゃんも飽きないもんだねぇ』
すでに手遅れであることを確認すると、リヒトは他の者を見渡す。まとめ役だと名乗ったヒノが起きてきていること、ジョンが占い師であることを確認した。
「ふあ……いやだな、また寝てしまっていた」
んっ、と伸びをする。背中が少し痛い。
まだハッキリしない頭のまま、周りを見回すと、ヒノが何か運んでいる。それに、このにおい、は。
「え?店主の、おねえさん……?」
「こんな所で寝るなんてどうかしてる……飲みすぎたわけでもないのに。ああそうそう、私【共鳴者じゃないわ】
みんな、おは……
!
……なによ、これ」
アウローラの姿に絶句する。
「しるばー、おはよう」
眉間に皺は寄っているが、声色は穏やかそうだった。愛の囁き、と言われて何のことかわからずにいたが、すぐに気づくことが出来た。
「私も、なかったよ。これからお互い、声が聞こえなくなった時まで、一緒」
ここで口をつぐむ。
「もし私が私じゃなくなった時、はしるばーが相方って名乗り出ることは賛成なんだけれど、疑いの目が強くなるかもしれない。その時のことも、考えて行こう」
常に最悪を。自分の嫌な事を考えて動く癖。後で良かった、とプラスに取られられるようにする、ある種の自衛。それがゲームでも大事だと思っている。
「とりあえず、話しておきたい事まとめよう」
箇条書きにメモに記す。
・ジョンについて(本物か偽物か)
・占師の出るタイミング
・占った人を教えてもらうか
・今後占ってもらう人を指示するか否か
リディアは、ジョン を能力(守る)の対象に選びました。
/*
ぐ………、頭が痛い…。呑みすぎたのかしら…。
いや、ね。子供じゃあるまいし…。
自分の呑める量くらい把握してたつもりだったのに…。
それとも歳かしら…。全く、歳はとりたく無いものね…。
しかも、やだ…、ここカウンターじゃない。
痕とか付いてなきゃ良いけど…。
*/
「う〜…、おはようござ…」
/*
え…?
何このむせ返るような血の匂い…。
嗅ぎ慣れてない訳じゃないけど、こんなに鼻をつんざくようなのって大量出血ってものじゃ…
*/
「いま…、………すっ…」
>>15 ヒノ
「ああ? ああ、オレは【共有者でもなんでもねえ】よ。これで満足か?」
ジョンの胸倉を掴んだまま、口の端を歪めて言う。
「……っつーか、何なんだよ。何があったのかちゃんと話せよ! 記録って何だよ、何があったのか知らねーけど、翌日こんなコトになると予測できるほどの出来事があって、それを冷静にいちいち記録してたヤツがいんのか?」
「──ソイツ、頭おかしいんじゃねぇのか。」
そうしているうちにジョンに腕を振りほどかれた。
ネアカに、その手を再びジョンに向けるほどの気力は残っていなかった。
行き場を失った腕をだらんとおろして、俯く。
そしてひとりぽつんと、施錠された出入口の前で奥歯を噛み締める。
「なんなんだ……急にそんな」
「なんなんだよ……。俺っちは……オレは、……なぁ…、…アニキぃ……おれは、どうしたらいいんだよ……。」
その声に返事をする者はいなかった。
「良かった、と言うべきなんでしょうかね。この場合」
愛が囁かれていないことを喜ぶ、というのは失礼にならないのだろうか。しかし、異常事態だから仕方ないと自分に言い聞かせる。
「ええ、この声は君だけに。僕が僕でなくなる、その時まで」
柔らかく微笑みながら答え、気を引き締める。
「そうですね…わざわざすぐに中身が変わったことが分かる、共鳴者を狙ってくるとは思えませんが……乗っ取りにくるのならありえるのかもしれませんね」
リヒトはそこまで言うと、ハンスの書いたメモの中身を読む。
「僕はあまり、ジョンのことは本物に見えないというか。占いの結果は一緒に言いたくなりたくなりませんかね?誰を占ったか、にもよりますが。
こうなった以上、順番に出してしまってもいいかと僕は思いますよ。
占った人…教えてもらった方が良い気もしますが。他にも占い師だと主張する人が全員出てからにします?
最後については少し考えさせてください。憑依する狼いますし…どこを占ったか次の日見えるメモに残して、個々人に任せてもいいような気がするのですよね」
この日は朝から騒がしかった
そして鼻につく臭い、この臭いは知ってる
みれば、店のモノを運ぼうとする姿が見える(>>15)
慌ててその時はそこにむかって飛び込んだ気がする
>>15 ヒノ
「待ってくれ」
そういって店のモノの遺体をみる
ズタズタにされた彼女の遺体は手遅れなのは見てわかった
しかし、このままにするのも彼女が可哀想だった
急いでバーカウンターにむかい、水をだして自分のもってたハンカチーフを濡らし、戻っては彼女の顔や手についた血を拭き取っていく
「……悪いな、このままにするのは可哀想だったから
私も運ぶのを手伝う。」
そういって手伝うことにした
口調はリディアと話してた時とは違い仕事のモードに切り替わっていた
カナンは死体を見たことが無いわけではない。
祖父や祖母の遺体(寿命を全うした)だって見たことがある。
しかし
目の前にある四肢が引き裂かれて腕や足がそこら中に散らばっている死体なんて17年間()生きてきて見た試しなんて無かったし、みる予定も無かった…。
「………っ!」
昨日の飲み干したものが逆流してきそうだ…。
普通に過ごしていたら見る事も無かったであろう物。
昨日からの少し日常と離れた環境により。
推し寄れる吐き気を口を手で覆うだけで精一杯だった…。
リヒトはメモを見つける。
開いて、中を読むとアウローラが書いたものだと分かった。
が、その内容は何一つとしてリヒトには理解出来なかった。
その中でも、特に気になった一文。
「……新しい、身体?」
リヒトは気味が悪くなって、メモを握りつぶした。
>>15ヒノ
「ふぅん、『これが現実』? そうだね、そうだったとしてさ。はいそうですかでゲームを続けて人が本当に死んでいって最後に残った人間は? 鍵が開かなくて餓死? それとも不思議な力で助けが来ましたはいめでたしめでたし? 下手なギャグにもなりやしないさ。まあゲームを続けることにそこまで意義を見出すのであればどうぞ。【ボクは共有者じゃないよ】。で、どうするつもりなの。【ゲームをきっちり終わらせればこの状況は打開されるの?】 分からないならボクは鍵を探すよ。早く帰ってしっかり寝たい」
電波が届かない。その現実がテトラを追い詰める。
助けてくれる人間が居ない。この非力な肉体で何が出来るというのか。自身が一番よく知っていた。
何も無いのだ。
なっ、なんだァー……?
俺が、ショットガンで寝かされてからなにが起こったってんだよォー……!
>>ヒノ
おい、なんか知ってそうじゃねえか!
教えてくれよな、なァ!
共有者だってェ? よくわかんねェーけど、何か知ってそうだから、お前が、犯人なのかァ?!
え? 探偵役?
狩人をあてがわれるなんて、つくづく私はレディじゃないのね。
誰かを守ることができるなら王子様だって、巨漢だって守ってあげる。
それとも、守れると勘違いしているだけなのかしら。
……そっちの方が私らしいかも。
とりあえず、ひとりでぱっと出てきちゃったジョンを守っておこうかな。
ヒノが危ないかもしれないけど……共鳴者は2人いるし、きっと占いできなくなる方がマズイよね。
なにィ? 俺も探偵かどうか言えって?
よくわかんねェけど、その【共有者ってのじゃ、ねェ】んじゃないか?
お姉さん、こんな状況なのによく理解してらっしゃるじゃねェーか……
インテリちゃんは、店から歓迎されるんだ。何か機会があったら来てくれよなァ!
/*
およそそれどころでない話をして、気を紛らわせようとするが、どうやっても拭えないショッキング映像が脳内を5秒ごとに行き来する。
*/
>>36
カウンターへ入り物を物色すると、果物ナイフやマドラーなど、カクテル用具がちらほらと出てきますが、ピッキングには使えなさそうなものです。
その中に一枚、写真が見つかりました。
アウローラと同じ姿になったものが、いくつか写っています。
それらは無造作に部屋の中央に、捨て置かれるように放置されているようでした。
中には、若い女性もまだあどけない少年も例に漏れず、いろんな人間がいます。
全員、このようにされてしまったのでしょう。
「うん。よかった。よかったんだよ。そう思おう」
まだしるばーの声が聞ける。絶望的状況下の中、意見の交換が出来る相手。まだ声が聞ける安心感は、どこの感情から来るものなのか。
「うん、うん…そうだね…」
メモに沿って返事を聞きながら相槌を打つ。
概ねジョンに対する見解は似ていた。何故占った相手を言わなかったのか。共鳴の指示がないから、と言うものならばそもそも名乗りあげる事もしないだろう。
「よし。もう順番に出てもらうようにしよう。曲者も何人かいるし、時間が惜しいね。アイツらも混ぜて話すなら、時間がかかると思うし」
ネアカ、テトラの顔が浮かぶ。アウローラの姿を見ていない人の中から、こう言う人が出て来ることは予測していた。
「占ってもらう相手については、ジョンの言うように、こっちから指示はしない方が良いのかな。そんな気もするね。よっぽど気になる人じゃない限り。」
「あぁ……なんか、聞きなれないカードもあったよね…魚人と…照る照る坊主だったかな…あの二つは特に驚異的じゃないし置いておこうか」
対極にいる死にたがり。襲撃死に美徳を見つける者。処刑死に美徳を見つける者。この2つのカードは、さほど混乱を招かないだろう。
占師や霊能者を名乗る人数が多ければ視野に入れる程度で良いと思っている。
「はは。なんだか本当に探偵みたいだね」
ハルトに言われた言葉を思い出す。探偵。そんな優しいものでない事は分かっている。他人を蹴落とし、処刑し、犯人を捜す独裁者。
疑われない王座に腰掛ける気分は、最悪だ。
(……ああ、懐かしい。うふふふ。でも結局、アウローラさんがいっちばん美味しかった気がします。今回の狼さんは味わえたでしょうか……)
ネアカはしばらく扉の前で茫然としていた。
困惑する者、努めて冷静でいる者、現実を直視しない者──さまざまな人々の声で溢れている。
「こういう時、兄貴だったらどうするんだろうな……。」
手のひらをじっと見たあと、瞼を下ろす。
うるさくて、チャラチャラしていて、でも明るくて、前向きで、公平で、誰よりも正義感が強くて、自分の信念を突き通して生きる──それが兄だった。
兄だったら、きっとこの場ですぐ警察を呼ぶ。
遺体に触らせず、この場をまとめきって、なんとか店から脱出する術を見つけ出す。
どんな逆境にも負けたりせず、意地でも誰かを救う。
兄はそういう人だった。
だからネアカは、火の海から生き延びた。
「……オレには無理。」
「────いや、無理じゃねぇ!!」
パンッと両手で自分の頬を叩いた。
まだ心が震えている。
ついでに自分の顎にアッパーをかける。
「っ───うぐ! いってェ……。」
加減をするのを忘れたせいで、じんじんと痛む。
メガネを外して涙の滲む目をゴシゴシとこすって、今度こそネアカは気を引き締めた。
「……『クールな男』は、負けねぇ。
まずは、ちゃんと状況を理解しねぇと。」
/*
カウンターに頬杖をついたまま眠ってしまった。肩も首も痛い。
顔に跡がついているだろうと頬をこすり、ずれた眼鏡をかけ直して辺りを見回す。
*/
あー……
…………、は
/*
何だあれは。何だ。
運ばれているのは、人、か。
*/
/*
おかしい。話に聞いていたホテルの催しでは、本当に死人が出るなんてことはないはずで、
*/
……。
/*
どこかふらついた足取りで扉へ向かい、開かないことを確かめる。取り出したスマートフォンの画面に見慣れた電波のマークはない。
自分で見たことしか信じない性格が、自分自身にまぎれもない絶望感を与えていた。
*/
……本当なんだ。
[シェフはきょうもおおいそがし だってかれのお店は毎日毎日だいはんじょうしているのです。
いえの かどっこの 小さなお店 いとでつくられたお店
きょうはだれが お話にくるのでしょう]
ん、んん………。
(久しぶりにお気に入りの絵本の夢を見た。絵本の夢でよかった。だって、最後に聞いた恐ろしい話を思い出さないように必死になって眠ったから。
ソファーに腰掛けたまま眠っていたけど目を覚まし、周りが騒然としていることに気づく。
見たことないものを、見た。人の死体だ。
死体……?どうして…どううして…?夢じゃないの…?唇が震え、呼吸がうまくできない、叫ばないように叫ばないように手で口元をぎゅっと強く抑えた。酸素を求めようと抑えのきかない呼吸が漏れる。)
っは、あ……っふぅー、ふぅー!っう、ああ……!
「・・・、ようやく落ち着いたわ・・・、にわかには信じられないけど・・・」
カナンの額には脂汗がびっしり浮き出ていた、落ち着いたとはいうものの、肩で息をしているのは見て取れるだろう。
「殺人・・・、でいいのかしら・・・? なんだか昨日から店員さんが人の出入りを出来なくしてたみたいだけど、つまり・・・」
と言った所で、またカナンはえずきそうになるが、堪える。
「この中に・・・人殺しが居る、って事よね・・・・・・・・・」
・・・どういうつもり、って貴方、それなりの紳士なんでしょう?
私がセーニャちゃんに言ってた事も貴方なりに理解してたみたいだし。
どういう事か解らない?
「……なんじゃこりゃ。」
ネアカはカウンター裏を覗き込んで後悔した。
テトラが手にしている写真を見て、うげ、と気分が悪そうな声を漏らす。
「こんなのってねぇじゃんよ……。」
か、過呼吸じゃね?
ふくろ、袋を被せンだ!
な、赤髪のおねーさん、背中さすってやってくれ、ビニールぐらいなんかあんだろ、俺が持ってくるぜェー!
金髪ゥー!
助かるじゃねーか!
あとこーいう店にはよォ、あるんだよ、まず真っ先に出す冷えたおしぼりがなァ……
あったっ。
>>セーニャ
ほら、使ってみな
首筋、ちょっとびっくりするからな。
/*
セーニャにビニールを被せ、おしぼりで首筋を拭いてあげる。
*/
セーニャ、セーニャ。大丈夫かい?
なんなんだろうね、これは。ゲームなんて次元じゃない。
でも、とにかく、落ち着こう。ボクも、ボクも居るから。大丈夫だから。
[目を覚まして周囲を見回すと、何やら騒がしい。
それに、妙に鉄錆のような嫌な臭いまでする]
ん……、よく寝た……
これは、この匂いは……?
[匂いの正体を探す前に苦し気なセーニャに気付き、何か自分に出来る事はないかとカウンター裏に水を取りに行こうとして……。
そうして、アウローラの死体を発見する]
う、ぐっ……!
嘘だろ、こんな……
[初めて見る人間の死体。
それに思わず吐き気が込み上げて口元を抑えた]
テトラ………テトラ、テトラテトラテトラ。
どうしてこんなことが起きてますの?わたくし、何か悪い行いでもしてしまったの?わからない……全部全部分からないですわ!!
[口元を押え、息を整える。
整えようとしても、ありありと残る血の匂いに気分の悪さは治まらない。
ただ、運ばれていく死体を見ているだけしか出来なかった]
ただのゲームのはずだろ、どうして、こんな……。
[状況を理解するまで、落ち着くまで。
しばらくその場で立ち竦むしかなかった]
「な・・・、何? なんで? 私は何もしてないわよ・・・?
なんでこんな事になってるの!? え・・・? え・・・どういう事なの・・・」
/*
わからない・・・、洒落なバーを見つけただけなのに・・・。
殺人現場を目撃するなんて・・・。
怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い。
私もああなるの・・・?
それは嫌よ・・・。どうしたらいいの?
ああ、そうだ・・・ たしかヒノって名前の子が対抗やらなんだって言ってたわ・・・。こんな状態なのに、ゲームを続けるの・・・?
どうかしてるけど、何も言わなきゃ私も殺されちゃうのかしら・・・。
・・・・・・・・・もう・・・。
*/
「わ、わたしも[共鳴者じゃない]わ、ねぇ? ゲームを続けるの・・・? こんな非常事態なのに・・・? ・・・・・・・・どうかしてるわ・・・」
「ええ、そうですね。僕も賛成です。占い師だという人に出てきてもらいましょう。霊能者は…占い師の人数によって、また考えることにしますか」
ハンスの言葉に頷きながらリヒトは返す。
「今のところは、ですがね。僕も気になる人が出てきたらこちらからお願いするぐらいでいいかと思います。必ず、誰を占ったか。これさえ残してもらえれば」
人狼と狐以外の脅威について聞き、リヒトはああ、と声をもらす。
「誰の味方でも無い、という人ですね。とりあえず、今日は考える必要はないかと僕は思いますよ」
「君が探偵なら、僕は助手ですかね。…大丈夫ですよ、君は一人じゃないんです。君が背負うものは僕も背負っているのですから」
──こんな、異常事態にすら懐かしさを憶える自分が嫌になる。
運ばれていったアウローラを見送りながらリヒトは小さくため息をついた。
「ゲーム……か」
命をかけるゲームをするのは気が重かった。
別に、ね・・・。この力を貴方に送ったのも偶然よ。
見た目が少し似てたりとか、裏表の激しい人だな、とか
ちょっと特徴のある笑い方だったり。おどけてる時も真面目な時もちゃんと自分の気持ちを持ってて人に伝えられる力があるとか
あ、後タバコを吸ってるのとかも
ってやだそういうのは関係ないのよ。
なんだったら貴方にはセーニャちゃんを守って欲しいわ。
貴方が仮に人狼だろうと占い師だろうとなんだって良いけれども。
だから、ちょっと気になってた、ってだけで、そういう訳じゃないわ だから、断ってくれた方が貴方も私も楽かもね?
………マスターさんが、このゲームをわたくし達にさせようとした。その目的は分からないけれど……【マスターさんを殺した犯人は、見つけなければならない】のかも…知れませんわね。
何もわからないけど……今しなければならないことを、しっかり考えないと…。
「おねえさん……ほんとうに死ん……だのか?」
手の震えは止まらない。
何が始まったのか理解できない……と、思いたい一方で、本当はわかっていた。
アウローラの死体を見て、昨日から感じていた乾きが少しだけ癒されていることを。
その事実に震えてしまう。
「なぜかな。満たされるためには、続けなければいけないと、身体が知っているみたいだ。なぜかな」
「……おれたちなら上手くやれるさ。なあ、相棒」
『……I was dancing with my darling to the Tennessee Waltz』
歌いながらアウローラが運ばれていった隣の部屋をリヒトは覗き込む。
やはり、死んでいる。死んだこと自体を疑っていた訳では無いが、わざわざ死ぬ理由があるのか。そこを疑問に思っていた。
アウローラに近付き囁きかける。
『嬢ちゃんからの手紙、ちゃーんと読んだぜ?ま、嬢ちゃんじゃ体の相性悪いと思うけどなぁ。で、嬢ちゃん。また、あんたは殺されたのかい?』
自分が硬直している間にてきぱきと数人が動いていた。
……何よ、役に立たないわね、私……
何か、何かすべきことはないだろうか。
「そうだ、現場保全……」
片付けられてしまって意味はないのかもしれないが、アウローラの倒れていた場所と、丁寧に拭き上げられた遺体の写真を撮る。
そして、カウンターの隅、キャッシャーの近くにある電話もまた不通であることを確認した。
バッグから仕事道具を取り出す。どうやら電源を入れたままにしていたらしいが、動作に問題はなさそうだ。
「ボイスレコーダー、ここに置いておくから誰かの話を振り返りたくなったら使ってね。昨日のも多分、撮れてるわ。」
『まー、俺も死んじゃ困るしなぁ』
これが人狼ゲームなら、どこを探しても証拠なんて出てこないのだろう。
しかし、何もしないでいるのも退屈だ。リヒトは探偵ごっことばかりに、店の中を探索することにした。
ちょっと迷ってる。
ジョンが人狼でないのなら、人狼だって下手に手出しできないんじゃないかしら?
他にも占師のフリをしようとする役職だってあるのよね。
ヒノは慣れているみたいだし……少し、様子を見ようかしら。
呆然としている間に、体調を崩すひとや、それを介抱するために駆け回るひとがいたことを、ゆっくり理解した。
「今日は頭の回転が遅いや。よくないな」
>>48 リディア
手の震えをリディアに指摘されなかったことに、内心ほっとする。
いい年をした男が、情けない。
「そうだね。セーニャみたいな子が一晩帰って来ないのを、親御さんたちが放っておくわけないもんな」
リディアはつよいな────と言いかけて止める。
こんな状況で、若い女性が平然としていられるわけがないだろう。きっと、彼女だって。
「……とにかく、現状を打破するために動かないとな。おれは、この中では歳も上の方だし、何か出来ることがないか探さなくちゃ」
リディアに軽く笑いかけてから、テトラとネアカのいるカウンターの方に向かった。
「ひとまず、霊能者の人は後から。今は占師の人だけ。魚人と照る照る坊主は今日は考えない。ってスタンスで行こう」
はは、と笑う。笑顔が作れているだろうか。しるばーにしかわからないだろう。
「うん、しるばーは助手だね。よろしく頼むよ、ワトソン君」
良い。独裁者の椅子に座るのは、自分一人で充分だ。その結果、しるばーにも別の重荷を背負わすことになってしまうが、この胃の痛み、悲観さを味わうのは一人で良い。
「……好きな時に、占師だって名乗っていいからね。お互いに自由が無くなるけれど。私の隣にいてくれて、ありがとう」
しるばーを盗られる日が明日かもしれない。
言えるうちに、感謝を伝えよう。照れ臭そうに笑った。
アウローラを運び終える。
戻って来ると、ずいぶん人が集まっていた。昨夜遅くまで話していた、アルマン以外とは顔を合わせることができるだろう。
知らない間に何かあったのか、セーニャの周りには人が集まっていた。
もうそれは収束しているようで、ヒノの出る幕はなさそうだった。
チラリ。カウンターの端にいるテトラを見つける。壁に背を預ける彼女に、声をかけることにした。その時に写真も見るだろう。
それでもヒノは、口を開く。淡々と、変わらずに。
>>58 >>36テトラ
「そうなりたくなかったら、協力して。何も鍵を探すなと言ってるわけじゃない。ゲームを続けようって言ってるだけ。帰る手掛かりなのは確かだから」
それがわかるのは、引いたカードに関係するだろう。感覚的なものを言語化し、伝えたところでテトラの納得のする答えになるとは限らない。多くは語らなかった
「ふぁーぁ…オレが最後かぁ?」
男は目を覚ましました
店内はすでに片付けが終わるころでした
しかし、赤黒い液体は木目に染み込み、血液の臭いはむせ返るほど
何が起こったのかは一目瞭然でしょう
「うわっ…
わかっちゃあいたが、この臭いはキョーレツだなぁ
そんで?コイツの持ち主は誰だ?」
嗚咽を漏らすもの、重い現実に溜息を吐き出すもの
男が昨日言葉を交わしたのはわずか数人
男はすぐに気付くでしょう
あの、女バーテンがいないことに
/*各々から乗っ取られまいという強いこだわりを感じるのは気のせい???*/
/*今考えてる候補は、ムラクモ、ハルト、セーニャ。セーニャは、女の子に向ける顔がどんなものか知りたくて、という理由。ハルトは、あまりにも自分の美意識とかけ離れた言葉遣いだから興味があって。ムラクモはもう嫉妬(私とてもムラクモすき)*/
/*まあ中の人の本命はチップなんだけどな!*/
感覚的には恐ろしいほどの時間が経過しているはずなのに、時刻はまだ正午。気が狂いそうな日々が続くことは覚悟の上だったが、これほどとは。
「まだ、私に対抗するか答えてない人がいるけれど、進めるよ。」
ヒノは声をあげる。時間が惜しい。
「【占師の人は、教えて。名乗り出て欲しいな。今日貴方は誰を占い、どんな結果だったかも一緒にね。違う人も念の為に違うって言って欲しい。】」
「【霊能者を引いた人は、まだ名乗り出なくていーよ。待っててね】」
「あ。ジョンは誰を占って、どうだったか教えてね」
ふう、と息を整える。覚悟は昨日から出来ている
「……ゲームを、人狼ゲームを始めるよ。怪しい人、気になる人、気付いたこと、些細なことでも良いから喋ろう。よろしくね」
投票を委任します。
リディアは、ヒノ に投票を委任しました。
**
……狂人しか名乗らなかったら、慌てた狼出て来てくれるとかない?流石に2匹しかいないしそれはない?
潜伏したい欲を必死に抑えてる。共有からのアナウンスあったら出る。
出るよ。潜伏しない。しないってば
ヒノが淡々とテトラに協力をあおぐ様子を目のあたりにする。
顔色はまだ芳しくなかったが、多少いつもの調子を取り戻したネアカは、茶化すように口笛を吹いた。
「ヒュウ。昨日指輪がどーのとむせび泣いたヤツとはまるで別人だナ。」
憎まれ口をたたいたあと、タイミングをみてネアカからもヒノに声をかけた。
>>73 ヒノ
「よっ。エート、さっきの顔色の悪いネーチャン。」
そのあと、少し言いにくそうに唇を尖らせる。
「……そのよ、朝から怒鳴って悪かったな。少し頭をクールにしてきたゼ。しょーじき、まだゲームをするっつーのには抵抗があるけどよ、新聞やらあんな写真やら見せられてダダこねてらんねぇ。……可能な限り、協力してやんよ。」
「ただし! 今回のことにゲームが必要ねぇって分かったら、すぐ止めにはいっからな。」
悪いことなんてしてないさ。していない、はずなんだ。
でも……ボクらがまだこうやって話せるってことは、ゲームがまだ続いていて、ボクらは人狼の味方をしなくてはいけないってことなんだろうね。
ねぇ、セーニャ。
人狼ゲームでいう『処刑』ってさ、今この状況でいうと何に当たると思う?
『共鳴者』っていう絶対に疑われない立場にいるヒノはさ、怪しいと思った人間をどうやって『処刑』するんだろうね。
あっはは、恐ろしいなあ。
ああ、何故こんな事に。
わたしはただ、気まぐれにお外を歩きたかった。
ただ、それだけなのに……等と陰鬱な事ばかり考えてしまう。
これでは、だめだ。
せめて、お仕事をしている時みたく、出来る子でなくっちゃ。
そう思い、ふらふらとお店の内装の姿見の前に立ち、ぶつ、ぶつ同じ言葉を繰り返し、いつもの様に自己暗示をかける。
「わたしなら出来るわたしなら出来るわたしなら出来る……」
何回この言葉を口にしただろうか。
鏡の中の自分に話し掛けるわたしを見て、気持ち悪がる人がいるかもしれない、という考えは無惨な死体を目の当たりにしたショックのせいか、何処かへと行ってしまっていた。
本当、貴方性格悪いわね・・・。私も人の事言えたもんじゃないけど。
本当の望み、ね・・・。
☆貴方が仮に相手が居る役だとしたら、きっちり断ってもらって構わない。
☆この関係を続けたいか・・・。欲を言うなら、発展はして欲しいわ・・・、でも負担になんかさせたくない・・・。
今、言えるのは、これくらい、かな・・・?
>>82 テトラ
「なぁ……テトラ。俺っちは直接は聞いてねぇけど、あのマスター。アイツ、『非日常を求めこの店を見つけた皆様が、私の準備したこの店で、過去の死者たちの慰霊の贄となる』って……言ってたよな。」
ネアカは思ったことを更に続ける。
テトラに話しかけるというよりは、自分自身の考えを整理するため、誰かに喋りたかっただけなのかもしれない。
「──昔、この店で12人の人間が惨殺される連続殺人事件があった。その中には、従業員の死体もあったって。……これってよぉ、その……昔死んだヤツらの関係者が復讐のために暴れてるんじゃねぇのか。」
「それとも、本当に亡霊が……。」
色々と喋っている時、テトラがそれを遮るように言った。
オレは口をへの字にして一度黙りこくる。
少女のような見た目だから平気なのだろうか。
その瞳をじっと見て、ふっと、息とともに笑いをこぼした。
>>83 テトラ
「ヤハハハハ! おチビさん、そりゃあ聞き捨てならねぇよ。根拠がねぇだって?……根拠ならありまくりサ。
どんな復讐鬼が相手だろうと、どんな地縛霊が相手だろうと、このオレにかかりゃ赤子も同然よ!」
ぐいっと腕まくりをして、得意満面ににぃ、と八重歯を見せる。
「何故なら俺っちは、因果律をも捻じ曲げる最高のクールメン──ネアカサマだからナ! ヤーッハッハッハ!……ゲホッゲホッ、オオウエ……」
さ、って?
つまりアレっしょ? ゲーム、なんてあの店員は言ってたけど、
ちゃんと人に化けちゃう、やーべェのがいるってわけだ。
それを、見つけるすげェーやつもいるってことっしょォ?
すーげェー話だよなァー!
よく出来てるぜ! 鍵が閉まったこの店と、死んだ店員も合わせてなァ。
ふう、と一息つき、自己暗示をかけるのをやめた。
これで多少は心が持つはずだ。
くるり、と向き直り、自分の考えを持って話す事にした。
>>all
「…………店員、さんは恐らく他殺、だと思います。
あまりきちんと見れていませんが、あの無惨な死体の現状からして、自殺の線は薄い……バーは昨夜から人が出られない、となるとここに犯人がいる、ということになりますね。
……そして、不自然に置いてある人狼ゲームについての記事や実際にゲームをわたし達にやらせる辺り、犯人に打ち勝つには、このゲームをするしかない、ということかと。
わたし、何となく腰が重くて、ゲームには乗り気ではありませんでしたが……死者が出てる、となると話は別です。
……わたしに出来る限り、犯人探しに協力させていただきます。」
でだ。俺、占い師じゃねェっても言ってなかったっけか?
【そんなんじゃねェよ】
/*
リディアの置いたボイスレコーダーには、占い師だと名乗る人間が一人録音されている。
ジョン、というのは、軽薄な笑みを常時浮かべたあの男のことだと気づいた。
*/
言うだけ、ねェ。
俺にも出来んだけどなァ、言うだけ、ってのならよォ。
「ああ、そして、わたしは【占師ではありません。】
……リディア?さん?がボイスレコーダーをお貸しくださるようですね。
ありがとうございます。
度々お借りするかと思います。」
とリディアの方にぺこり、と会釈した。
*ネアカがどう見てもたかみをさんにしか見えないんですが……
たかみをさんでなければ、どなたかがたかみをさんRPしてるんだろうなあと思います*
>>79
写真をあれこれと眺めていると、裏面に文字が書かれているのを見つけられます。
「許さない許さない絶対に許さないあの人たちは思いも実らず殺され続け無念のまま死んだというのにこの期に及んで特別な夜だなんて認めない許さない殺してやる死んでしまえ絶対に逃さない一人残らず喰われるといいんだその人に向ける笑顔も照れる仕草も千切ってしまいたい捨て晒してやりたい殺す殺すここのもの全員殺す」
一面びっしりと丁寧な字で書かれていますが、
その文字より前に、下になるように書かれていた一行がありました。
「もう一度」
/*
私に出来る事って何だろう・・・。皆、自分達が出来る事を各々探してる。それなのに私はちょっと吐きそうになったり、震えてるだけ・・・。だって、今でもすごく怖い・・・。恐怖と寒気と眩暈で押し潰れそう・・・。もう部屋の隅で体育座りになって黙ってたい・・・。
お腹空いたな・・・。お腹・・・、は! そっか料理!あれ、でも厨房って勝手に使っていいのかしら・・・?
*/
「って、そうだ・・・、ゲームのルールも把握しなきゃね・・・」
**
近くにいたからってのはちょい照れ隠しもある。
昨夜の時点で本当に人が死ぬとは思ってなかったから軽い気持ちだった、って感じ
今の所カナンチャンは何処ポジにいるんだろう?
とりあえず、ムラクモには恋人ってばれてる以外、何もわからん。
あとついでに言うと、受け取ってくれるかも全くわからん。
わかんない事ばっかりだ!
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