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神浪男子高等学校校長 廬山先生 に 5人が希望した。
誑し屋 井村あずき に 1人が希望した。
神浪男子高等学校校長 廬山先生 は生徒会に転校させられた。
今日は転校生がいないようだ。せんせーは転校指示しなかったようですよ。
楽しかった神楼学園での学生生活も終わりを告げた。
やがて卒業のシーズンを迎える……。
まあ。ここまで尖ってませんよ。
[赤らんだ頬はお面で見えないだろうけど、声がうわずっているのは隠しようもなく]
まだ日は落ちていないですから、少しお腹になにか入れましょうか。屋台も開いてますし。
[何件か冷やかして回り、たこ焼きなどを賞味して]
この後、花火大会が川岸であるので移動しましょう。
[日も落ち、暗い中。家から持って来た行灯に火を入れる。花火は見えるが人からは見えない場所で行灯の灯りを消した。
お祭りも花火大会も口実で、ふたりで居たかっただけ]
― 的矢 ―
これいかがです?
とてもええ景品が当たりますんよ
ま、弓道の心得なんて何もあらしまへんけどなぁ
西野と一緒にせんといてくださいな
[そう言いながら支払いや受領を済ませていて。
西野のように教養は無くとも、この女好きが景品の内容を知らない訳がない。
既に矢取り女の身のこなしに合わせたかのようにひらひらと手を振って。
もちろん隣には特定の女性がいるのだが]
…――3射ね
[あのときの釣りのように、跳ねさせて。
照準やら"静"やらまったく関係ないが、彼なりにもっとも成功を狙ったものだろう。
放った結果は――2(10) 9(10) 1(10) ]
[日も落ちて、暗がりの中、行灯の淡い光が懸命に真矢の横顔を照らしていて]
気付いとったかもしれませんけど……すんまへん、あれの景品、あそこにいた女の人やったんですよ
………………女の子に関わることなら奇跡起こせる思ってましたけど、もうあかんね
もう誰でもってわけにはいかなくなったんやなぁ自分
[女当てたいではなくて、それを確かめたかったらしい。
自分がもう特定の相手としか縁が無いことを]
[的矢の景品の事はきづいていなくて、でもそうとは言えず、少しふてくされる]
ふたりきりですから他の話をしましょう。
[川岸、樹が影になっている絶好の場所でそおっと井村に寄り添った。遠くに花火を打ち上げる音に続いて遠雷のような音、一瞬の光に愛おしい人が浮かび上がる]
井村さ、いえあずきさん。お慕いしております。
[吐息を感じるくらい近く、いつも寄す処を探していた左手を引き寄せ、心臓の近くに触れさせる]
わたしの心の臓の鼓動がわかりますか。どれだけあずきさんを想っているかを。
誠に申し上げにくいのですが
とても想われていますが、今のうちでは真矢さんの想いを全て感じ取れていないと思います。
……それだけは分かるようになりました。
[たぶん、感謝の言葉をついてから]
より正確に知るためには、何が必要でしょう?
時間か、距離か――
[導かれて心の臓あたりに当たった左手の五指が、より委ねられるものを求めて少し波打った]
[手指が動けば肩がピク、と微かに揺れた]
両方です。時間も距離も。どちらも必要だと思います。
けれど、わたしからしてみたら、なんて遠くに来てしまったんでしょう。場所、ではなくて。
[視線が空中を彷徨う。言葉にならない言葉を探して諦めて]
ただ、あずきさんが触れている部分が苦しいのです。
[ほう、と吐息がこぼれた]
ー 大会 ー
[市の体育館で行われる、柔道団体勝ち抜き戦。市内16つの高校が5人1組でチームを作り、勝ち残り戦である。昔は総当たりだったそうだが、流石に総当たりは今のご時世試合数が多すぎる為である。]
……シャァッ!
[裂帛の気合いを込めた掛け声と共に、内股の返技に谷落。主審の『一本!』という声を受けて、線に戻って一礼。
…だが、最早肩で息をしている程の消耗であった。]
[試合は午前に準決勝まで、午後に決勝だけがある。それに伴い朝は早かった為、紫織さんとは朝は会えていないかもしれないし、挨拶を交わす位は出来たかもしれない。
会えたとしても、普段にも輪を掛けて言葉少なであったことだろう。]
…勝ちたい。
[自分は君を守れるのだと、示したいから。
______そして、現在に至る。]
[一回戦。副将まで1本勝ち2回、優勢勝ち2回の4連勝し、大将戦で一本負けするも中堅がしっかり決めてくれた。
そして今は2回戦の中堅戦が終わった所である。ここまでは一本勝ち2つだったが…自分から技を放つ体力があまり無く、消極的な試合運びに指導が一つ入る。それでも、一瞬の隙を突いて一本を取ったのであった。
…そして、副将戦。
_______3分で勝負が付かず、引分けにこそ持ち込んだが、体力は既にほぼ残っていなかった。
『「進入生」、あと2つ大丈夫かよ?』の声に。苦笑しながら頭を一つ下げるばかり。
その後先輩方が苦戦して大将同士の試合になったが、部長はスパッと一本勝ちで決めていた。]
『____始めっ!』
[準決勝。組む前に威嚇のような掛け声こそ上げど、体力が残っていないことは自覚していた。
それに、相手との体格差が5,6貫差ありそうである。見たことのある顔であるから、恐らく個人でも強いのだろう。
_______1分経たずに、力で投げられた。
10秒、15秒。投げられた後も、疲労で動けない。何とか立ち上がって、礼をして。倒れこむのを我慢しながら陣地へと*]
[その日はよく晴れておりました]
― 大会で ―
[普段より早く起きれば重箱に色々詰めて
からころ、下駄を鳴らしてやってきた市の体育館
臙脂色の袴が、夏の風を受けてひらりとはためいておりました]
……頑張って……
[きゅ、と手を胸の前で握りしめ
固唾を飲んで私は試合を見ております
裂帛の気合の声が、緊張し張り詰めた空気を割るを知れば
びりっと肌を震わせるような一瞬の攻防
それは私の知らぬ、世界でした
それは私が知った、美しく強い世界でありました]
、 。
[息をするのを忘れる、とはこういうことなのでしょう
貴方の所作はこの場の誰より美しく
また、勇猛果敢に対戦相手と戦う様は
私の心を揺さぶり魅了してゆきます
一回戦目が始まる前、挨拶をと顔を出した時
貴方の真剣な眼差しに、どう声を掛けていいのか迷いました
頑張れ?――圭一さんの努力は知っています
負けないで?――それこそ負荷になるでしょう
では、どんな心を伝えられれば良いのか
言葉少なに、勝ちたいという貴方に
私が言えたのはたった一つ]
ご武運を
[貴方を信じておりますと
疲労で体が揺れても、脚が立ちそうになくても
貴方の目が死なぬ限りは、私はきっと応援し続けます
その腹決めたものへの真摯さにも、私は惚れたのですから]
[最初の四人抜き、次の三人抜き
八面六臂の活躍に胸躍り
準決勝の対戦相手の大きい方に
果敢に攻めても投げられる姿に
息を飲んだり、悲鳴を上げそうになったり
其れでも決して、私は目をそらしません
来てほしいと言って下さった貴方の雄姿
どんな姿でも、立ち向かう強さは
私の目には一等眩しく映りました*]
[暫し、眠っていた。
力及ばず、彼女が攫われる夢を見た。
相手の顔は、覚えているようないないような。
痛めつけられていたのか、身体は動かなくて。立ち上がれなくなっている自分がいて、悔しくて。]
……くっそ!
[汚い言葉と共に、眼を覚ます。控え室というか、更衣室で壁に凭れかかって寝ていたらしい。
一度解散になり、再度集合とのこと。部活なので集まって飯など喰うのが普通だとも思うのだが、柔軟を含めて自分でやることこそ厳命されていたものの、自由であるのだ。]
…さて、行くか。
[取り敢えず、疲労は未だ抜けた訳ではないが。
結局着替えまではせずに帯を締めなおして応援席の彼女の下へ、向かおうかと。]
…取り敢えず、腹が減った。
[彼女に会うや否や、そんな呟きを漏らすだろうか。勝ったことも負けたことも、口にはせずに。
そして、それより決勝のチームは強いのである。柔道においては常勝軍団であり、柔道をするだけなら此処に行っても良かったかもしれない。
少なくとも、優勝の本命であると言うことは紫織さんも聞いているだろう。
それでも、今は。自分自身ある程度自然体でいられている気が、した*]
[決勝のチームが強いことは
観客席に座った応援団の方々から
伺っていましたから
怪我をしないでほしい。でも
貴方の努力も報われてほしい
そんな思いのまま、自分も一口お茶を飲んで
唇を、開いて]
……見守って、居ります
[勝ち負けへの言及ではなく
唯、どんな結果になっても
貴方の頑張る姿を応援しています、と
告げて私は微笑みました*]
頂きます。
[>>17 有難う、と伝えて手を合わせる。
用意された弁当には…ただ食べ物が入っているのではなく。それ以外の何かが、入っているような気がして。
身体の中に、何かが蓄えられていくのを感じる。
それと同時に、負けた悔しさが甦ってくる。]
悔しかった、先程は。
[君には、それを見せても。きっと大丈夫だと思うから。言葉少なながらでこそあるが感情を吐露して。檸檬の蜂蜜漬けを一口。]
…次は、今迄と比べてもずっと強い。
少なくとも、現状の個人戦としての戦力では向こうが上だろう。
[365日運動しているような高校だ、強いのは当たり前と言えば当たり前なのだが。
出来ないことは言えぬが、と言いながらも。]
だから、“俺”はまず一つ勝つ。
その為に、力を貸してほしい。
[具体的に何を、などとは言わなかったが。
それだけ言って、あっという間に彼女が用意してくれた弁当は、食べ終わったことだろう*]
[お弁当を食べ乍ら、ぽつり、ぽつり
零される貴方の心を私はじっと聞いておりました
蜂蜜漬けが貴方の口へと消え
次の対戦相手のことを述べる貴方の声には
先程の敗戦の口惜しさと
次の強敵との対戦への鼓舞が含まれていたでしょうか
こうして感情露なのを見せて下さること
決意を改めて語って下さること
私は耳を欹てつつ、希われた事に
1つ、頷いて了承を示したのでありました]
……はい
私にできること、でしたら
[貴方の力になりたい
強くあろうとし努力し続ける、勝ちたいと願う貴方の
負けた悔しさ、勝利への渇望
その背を見守りながら、時には支えながら。貴方の力に、私はなりたい]
[弁当を食べ終えた貴方は
試合会場へと戻るのでしょう
私はつかの間の語らいを思い返しながら
貴方の勝利を願って、試合を見守ります
まず、1つ――その言の葉を
真にする貴方を見届けるために*]
[苦しいと言われても手は離さず、零れた吐息をさらに聴きたくて撫でさすれば。
残った右手を後ろから真矢の右肩に回して引き寄せて――]
これから、さらに遠くに連れて行くかもしれません
距離はもっと近くで、時間はずっとのところへ――場所ではなくて
[抱き寄せて、半身をよじり、体重を少しかけていく]
…――背中、つけますよ?
[ゆっくりと倒していき――宵闇の中の影を知るのは、ゆらめいた行灯の火だけ**]
[吐息がこぼれるたびに熱くなっていくのを感じる。花火の音に気を取られた一瞬に慕う人の腕の中に囚われていた。心はもう、ずっと前からそうなのだけど]
はい、連れて行ってください。あなたとなら怖くはないから。
[そうっと優しく地面に背中をつけられれば、いたずらっぽく微笑む]
わたしというおんなを試してみますか。
[いつか口にした覚えのある言葉が口の端に登った**]
[私に出来ることなら、と言ってくれる彼女に胸が暖まる心持ちがする。人前でないのであれば、抱き締めたくもなるけれど。
そうすべき時ではないことも、解っている。]
…最後の一瞬まで、見ていて欲しい。
[相手の先鋒は解っている。何故なら彼も中学は資門で2つ上の主将だったからだ。体格差もある、胆力もある、が…。
其れ程得意ではない部分は、そう変わってない。
だから、そこに賭ける…いや、確実に取る。]
行ってこよう。
[最後に一つ、軽くて頭を下げて撫でる位なら許されるだろうか。再び、力を漲らせて。試合会場へと改めて向かっていった*]
必ず。見ていますから
[相手の先鋒はそこそこ有名であったろう
だが、何故か今の貴方が負ける気は
私はしなかったのであります
だって。こんなにも貴方の目は強い光を帯びている
勝負をかける目だ。気持ちの上で負けていない目
ならば私は、貴方の勝利を願い応援する]
行ってらっしゃいませ
――……圭一さん
[頑張って。負けないで。言葉にはしなくとも
貴方の武運を祈る心は誰にも負けていないと
私の頭を撫で、戦いの場に赴く貴方
私はその背が会場へ消えゆくまで
じっと眺めていました。嗚、試合開始までもう直ぐ
きゅ、と胸を押さえながら。撫でられた手の感覚に頬染めながら、私は貴方の勝利を願っております*]
ー試合の前にー
「久しぶりだな。」
[決勝戦のその前に、声を掛けられて振り向けば。そこには決勝戦の相手、加々知先輩が居た。遠くで見た時よりも大きく感じられるのは、存在感のせいであろうか。お久しぶりです、と昔のように敬意をもって接していたのであるが。]
「昼に見えたけどさ、御前の隣にいた娘可愛いよな。」
……はぁ、有難うございます。
「紹介しろよ。」
………?
「あぁうん、俺が勝ったらでいいさ。『解ってるよな、西野?』」
[大きく見えたその身体が、小さくなったのを感じる。というか、静かながら自分が怒っているのを感じた。
_____夢で見た顔も、彼奴のように思えてきて。]
何の冗談を言っているんだ?
「御前こそ何故口ごたえ出来ると思ってるんだ?解ってるよな?」
[あぁ、そうだ。こういう、実家の権力を盾に圧力掛ける奴だった。
その後の話は碌に覚えていない。
あるところでくるり、背を向けて。怒声を聴きながらも立ち去ってしまおうか。
______実力という意味で、この様な小物を一分でも尊敬していた自分に嫌気がさしたが、これで。これで力を、出せるのかもしれない。]
ーそして、試合へー
[決勝戦。5人が全員線の前に並び一礼。その後、一度下がるが先鋒の自分は直ぐに元の位置に戻って再度礼。
怒りに震え掛けている自分と、それを冷徹なまでに客観視する自分が混在しており、ただ平衡は未だ保たれている様に感じられる。
始めと言う掛け声を聞くや否や直ぐに組み合った、が。流石の体格差に矢張り力負け感は否めない。]
……負けん!
[小柄なのを活かして懐に潜り、相手の勢いをも使った背負い投げを狙うも、潰れ。そのまま締めを決められかけ。外して四つん這いになったところに腕挫腕固をほぼ決められた。
苦悶の声が漏れる。痛む。普段なら降参して然るべき地点では、あるのだが。
何とか相手の太腿から腕をずらし、抜け出そうと奮闘する。
______抜け出たところで、肘から鈍い音が鳴った感覚を覚え、思わず再び呻き声が漏れた。
抜け出したので一度待てが掛かるも、冷や汗が一斉に身体から吹き出すのを感じる。
脱臼に依る痛みの中で、一瞬。彼女の姿が視界に入った気がした*]
[左腕が悲鳴を上げている。引き手は十分に使えそうにないが、吊り手がなるよりはましであるかもしれないな、などと冷静な頭が言っている。
ただ、殆ど力が入らぬ。痛みは今こそあまり感じぬが、恐らく終われば痛むだろう。まぁ、知らぬ。
_______今は此奴に勝つことで頭が一杯であるのだ。
彼処に彼女がいる。思い出すのは夢の中での光景。口にしない方が正夢になるとか聞くが、そんなもの、ぶっ飛ばすしかなかろうて。]
…まだ、背中を付けてはいないぞ?
[好戦的な笑顔でそう言えば、彼奴はぎょっとした顔をしていた。余程手応えを感じていたのだろうか。ニヤついた表情に怒りが混じる。そうだ、それで良い。]
『…始めっ!』
[その声に組み手争いもそこそこに組み掛かるが、矢張り引き手に力が入らない。挑発に乗ったのか一本を取りに行くを狙われ、狙われ______反射神経で背中をつけぬ様にするのが、精一杯であった。技ありは一つ、有効は三つ取られた。
でも、まだ。まだである。諦めてなどはいない。]
……此処っ!
[待った。待ち続けた。残り時間もあと30秒となったところで、焦れて今度は内股を狙ってきた彼奴が_____内股返も谷落も今日の自分では使えぬ____脚を振り上げた瞬間に、片膝を軽く曲げ片方の足に重ね、払いにきた相手の足をすかして重心を崩し。釣り手で頭を押しながら腕で前に転がすように投げ、きる!
向こうの勢い全てを使い切ったので、それは一瞬。会場に響き渡る、身体全体を畳に打ち付ける音と。『一本!』と言う声。
集中力は使い切りに使い切っていたので、二戦目は綺麗に投げられ。その後は先輩方が気炎をはいて縺れに縺れ、副将が引き分け、大将も引き分け、代表戦で大将同士で負けてしまって団体勝ち抜き準優勝となるが______個人最優秀賞を、貰っていた。
既に左手は、三角布と包帯で釣られていたけれども*]
-どこかの期末、どこかの時点-
(/*みなさんの都合の良いように使ってください*/)
え〜。みなさんに、お知らせがあります。
神浪男子高等学校は、来年、仁楼女学校と合併になり、共学となることになりました。
以上、お知らせでした。
[告知は女学校の方でも同じように流されるだろうが、至って*質素*]
[苦悶の声と共に、腕を固められる様子
痛みを齎している事は、武道に疎い私でも
十分わかる事でありますが
唯、何とか抜け出した貴方が
見守る私の方を振り向いたような気が致しましたから
私はぐっと心配の、声を飲み込み
小さくうなずくのであります
私は見ております
どれ程、貴方が苦しんでも
貴方のその様子を見守っております
――だから、頑張って。圭一さん
貴方の目は、死んでいない]
[試合が再開して。貴方が左の腕を
痛めているのであろうことを
動き鈍いその様子から察しました、けれど
――最後の残り、30秒
内股すかしと後世では
呼ばれるようになるのでしょうか
それを成した様子に、私は泣きそうになりながら
精一杯の拍手を送ったのであります
団体戦では準優勝ですが、個人最優秀賞に
貴方が選ばれたことを、
大会委員の方が名を呼んだことで知りました
三角巾と包帯という、痛々しい姿ではありましたが
貴方の顔は晴れやかな様に見えました]
[先輩方との談笑が終わった頃にでも
私は貴方の傍へと向かいましょうか
笑顔は、作れていたでしょうか
傷ついたその姿をみて
泣きそうになっていなかったでしょうか
貴方が勝って嬉しいのに
貴方が痛そうにしている様子が悲しくて
それでも、貴方が笑んでいたのなら
私も自然な笑みになることでしょう]
―――お疲れさまでした
[おめでとうございます、と
そっと三角巾の、腕触れぬ箇所を撫でました*]
ー試合後のある日ー
…男の扱いを御前に聞くのが良いかどうかは判らんが。
[などと言って、紹介しろと元先輩に恫喝された旨を話す。
試合に来てはいなかったのであれば特に説明はそこそこ長かったかもしれない。]
その時個人としてどう対応するのが一番良かったのだろうな。
[試合は勝ったし完全に間違えた訳では無いだろうが、と言いながら。やや不機嫌気味な声色で、そんな事を言っていた*]
圭一さん
[名を呼べば。彼は振り向き
告げられた言葉に内心きょとんとしておりました
応援が力になった、ということなのか
はたまた別の意味なのか
今の私にはわかりませんが]
――帰りましょうか
今日は、おめでとうございます
[労りを滲ませれば、貴方の手が頭に降ってくる
それが愛おしくも嬉しく。ふわり、笑って
一緒に居られる幸せを、噛みしめるのでありました*]
― 試合後のある日 ―
[実のところ会場で見ていた。
何言っているのかは聞こえないが、女絡みの話なのは経験と直感で気付いていた。
けど知らないふりして全部喋らせて――]
それで守りたくて燃えたんやなぁ
見てみたかったわぁ、惚れた女のために鬼神になった西野
もう千切っては投げ千切っては投げ、五人抜きじゃ飽き足らず味方や審判まで投げ捨てて、反則取られて団体優勝逃したんよな
[あからさまに誇張表現が混ざっているのは、それだけあらためて西野の口から聞いて楽しかったという意味だろう]
まぁそれで良かったんちゃう?
じゃあ俺が勝ったらお前の女寄こせ、とかは言うわけないやろし
俺が勝ったら二度と近付くな、ぐらいがええんやろうけど……林間学校のときぐらい凄み効かせられんとなぁ、試合前は難しいか
力でどうこうしようとする負かせるんなら、こっちも脅しになる力が有効なんよ
や、あのときの西野は怖かったわぁ〜
[わざとらしく震えてみせてから]
同じもので勝つ負ける、ってのが決定的な決着になるんよ
柔道家の風上にもおけんやつに柔道で勝ってもしゃあないってこと
うちなんかなぁ……うちの女好きなところを女で上回られろいう完璧な負けやで、一生添い遂げる気にもなるわ
[結局のところ惚気けてから]
…――ま、そいつが西野らに何かするなんてことはもう無いから安心しいや
[柔道で勝っても決着はつかないと言った矢先にそんな言葉を
そう言った本人は少し嬉しげにお守りの巾着を触っていただけだった]
― 試合会場 ―
ようやっと少し分かってきました
いーとーまきまきされるんは、逆によろうしゅうないんやな
……西野は気負いもなさそうやし、最後までこっそり見てましょか
[真矢と連れ立ってこっそり応援に来ていて。
ルールや見どころがまったく分からないので、時おり真矢に尋ねたり、訊かずとも教えてくれたかもしれない。
西野を茶化す必要がありそうなら一声かけるつもりはあったのだが、どうやら要らなさそうだ]
真矢さんは柔道続けないんですか?
……あ、ずっとやってましたっけ
[連れてきた目的はもう1つ。
赤らめる真矢が見たかったから]
!
…………………。
[そんなやりとりをずっと十二分に堪能していれば、気がつけばもうすぐ決勝戦らしい。
――先程さっくり負けたのはもちろんまともに見ていないので知らない。
さすがに決勝戦ぐらいはちゃんと観るつもりで会場を見やれば、西野が他校の選手と揉めている感。]
女の取り合いとか西野もやりますなぁ
あ、うち読唇術できますんよ、ずっと真矢さんの唇見てたから覚えましてん
――さっき、声にならないように、口吸ってほしいって言ってましたでしょう?
[巾着を持った左手で、得意気に自分の唇をなぞって見せた。
しかし真矢への話は完全にでまかせである――有り得る話と賭ける価値はあったが。
何にしても西野が何と言っているのかは読めないわけで。
――ただ、女の話をしているのは経験と直感でわかった。]
― 決勝戦 ―
………………っ。
[男の話ながら西野が苦しんでいるのは伝わってきた。
男の話ながら西野の逆転を期待し拳を熱く握っていた。
男の話ながら西野が相手の掛け足を躱した瞬間は凝視していた。
その直後、両者がもつれて畳の上に転がった。
どちらの技が勝ったのか、観衆や審判でさえ間違いかねないところだったが]
うち知ってますえ
柔道は相手の背中をつけたら勝ち、ってこと
真矢さんとふたりで覚えた最初のことですさかい
[一本の声と歓声に関係なく、単純な理屈で親友の勝利を確信した。]
[試合会場。井村に誘われてこっそり見に来ていたけど、友人のキズつく様子にそっと息を飲んだ。それでも泣くのは自分の役目じゃないから堪えて。
問わず語りに井村にルールを教える。話しかけてくる井村はいつもどおり明るくて、何を考えているのかいまひとつわからなかったけど]
……ばか。
[質問に、思惑通りに赤面してしまった]
― 試合後、会場某所 ―
優勝おめでとうございます先輩
――当時、資門中の1年の井村言うたら分かりますかえ?
[団体優勝は決めたが不満げを隠さず管を巻いていた男に近付いてそう名乗った。
相手がそれを聞いて何かに気付いたかもしれないし、知らないかもしれないが]
先程はえらいことしてくさりはりましたなぁ
西野圭一はうちの…井村の大事な大事なダチ公やねんなぁ……
で、"和解"しに来ましてん
ピストル撃っても刀で斬っても『殴り込み』言うの何故なんか知ってはります?
何があっても穏便に済むよう、殴っただけってことにするためですえ
先輩が海の底高等学校に転校になっても、丸く収まるようにできてますねん――
うちも母校の先輩が県大会出られなくなるんは心苦しいさけ、なんとか手打ちにして引き下がってくれませんやろか
どうかこの通りお願いします――さもなきゃ、この『朱蝮紋(シュフクモン)』が黙ってませんえ?
[深々と頭を下げた後にこやかに巾着を裏返して、赤い蝮が縫い込まれた模様を見せた――やったのはそれだけだった(→>>41*)]
[唇見てたらとか胡散臭い事を言われて真に受けて、こんな場所で口吸いと言われて]
っ、誰がですか。
[井村をぽかぽか叩くのに夢中で、やがて井村の表情が変わって。結局目の前の男に気を取られていたから決勝の行方は見てなかった]
はい、背中がついたほうが負け、です。
[頬を彩る紅色が濃くなったのを自分でも感じていた]
ー そして試合の帰り道 ―
あら。その時は
私がこう、あーんってしますから
問題ない、かと
[ダメですか?と苦笑する貴方に提案してみましょうか
恥ずかしがったなら。貴方のお手伝いを
したいのですと押し切ろうとしたでしょう*]
…してくれるのか?
[まだ大丈夫、赤面してない筈だ。
押し切るも何も、内心ではむず痒い気持ちを抱えつつも少し、甘えをちらと見せたことだろう*]
ええ、させて下さい
……ね?
[私に頼ってくださる言の葉から、
貴方が甘えて下さるのが
ちらりと見えたような気がいたしまして
私は薄っすら頬染めて、
嬉しそうに告げた事でしょう
それから暫くは、”そうした”光景が見られたはず*]
[X年後。
ほとんどの人は言うんです。あんな男とは別れた方が良いって。父にも反対されました。あの男を選ぶのなら、金輪際家の敷居を跨ぐな、と。
それでも、惚れ抜いた男ですから、添い遂げる約束をしたのですから。
華燭の典は少しだけ憧れがあったのですが、彼の人には気づかれないように、傍らで微笑んでいます。そうするのが幸せですから]
ー X年後 ー
[もともとこの放蕩息子は後継者としてたいして期待されてなかったらしく、継ぐ気がないと分かると卒業後早々に放り出された。
手切れ金で始めたささやかな生活はとても楽しく幸せなものであったが――文字通り添い遂げていて働きに出ないものだから資金が底をつくのは当たり前で。
妻の献身的な支えで暮らすことに罪悪感を覚えないこの甲斐性無しは、添い遂げるのが最大の応え方だと本当に思っていて――
かつて言ったとおりさらに苦労をかけることになる。
※こういうのは内助の功とは言いません]
[卒業後、井村の用意した家に転がり込んで、最初のうちはおままごとみたいに楽しいだけの日々。資金が焦げ付いてから慌て始める事になる]
あずきさん、わたし就職を決めてきました。
[ある日、真摯な表情でそう告げて働き始めた。外の世界に目を向けると、見るべきものはいくらでもあって。でも家に帰ると井村しか見えなくて、養う事になんの疑問も感じてなかった。
誰になんと言われても、幸せに暮らせる自信はあった**]
[しかし家で養われる身分と言っても家事をするでもなく。
となると――]
………………………。
[暇をもてあますわけで――]
― 実家 ―
……いや敷居はまたがへんよ
最後に頼み聞いてもろて欲しくてな
いい彫…師を紹介してほしいんよ
いやスミ(刺青)のことやなしに
実はな……………
[事情を話し、伝手を得て。
代わりに支払ったのは、肌身離さず身につけていた巾着。
赤蝮は使うことなく生きていく――という意味で。]
[真矢が働きに出るようになって、どれぐらい経ったろうか――ある夜のこと]
――真矢さん
来月から、真矢さんがお仕事へ言っている間、大事なものを作るのと身につけるに街へ通います
期間はよく分かりませんが、長くかかると思いますえ
申し訳ないのですが、作成と習得のための予算が――ほどかかるそうなので、工面していただけませんか
うちには真矢さんしかおりませんよって……どうにもならないなら働きます
[収入支出どちらも真矢が全権を握るようになってから、この甲斐性無しは意外にも小遣いをせびったことはなかった――それが初めて金銭を要求した、しかも今の生活ではそんな余裕あるはずもない額を。
――挙げ句の果てに本末転倒なこと言ってまで。]
― そうしていつの日か、いちおう大安吉日 ―
真矢さんに一生ものの『大吉』もろて、一生添い遂げることにしました。
……真矢さんが知ってる通り、うちは左手に何か無いと死んでしまいます。
けど、うち以外の人たちは、どないなんやろかと
無いと死ぬわけちゃうけど、本当に何もなくてもええんかなと
……うちの逆で、「あった方がええ」ものなんかなと思って
――うちからも、真矢さんの左手に一生ものを贈らせてもらえへんやろか
うちみたいにずーっと持ってたらもう気にならんのやけど、手にずっと持っててたら普通は邪魔やろうし……手にずっとあるけどあっても邪魔にならなくて、一生大事にしてもらえるもん
そんなん無いかなぁって探しましてなぁ…………これだってものは見つけたんですが、いかんせん高過ぎましてなぁ
相場が月収の3ヶ月分ぐらい言うから、じゃあタダですやん、ええお店どすなぁ――って思ったらどんだぬか喜びで。あの店員いけずやわぁ。
……で、仕方がないんで、自分で作ることにしましてん
実家の伝手で彫金師を探して弟子入りして――最初に作ったものです
[真矢の左手に握らせたものは、当時まだまだ普及されていなかった結婚指輪。
そのクオリティはと言えば39点、出来栄えは気にされないだろうけれど。
ちなみに手を取って男が指輪を嵌めさせるという概念までは耳にできなかったらしいので握らせただけ。]
……こんなのして祝言あげたら神主さんに怒られてしまいますなぁ
まぁ祝言なんて余裕あらしまへんからこんなんできたんやけどね
[式の習わしに囚われずに済んだからこそのこの贈り物だろう。
なお、指輪の内側には今日の日付の刻印と――『千勝一敗』という謎の文字が彫られていた。]
――あ、今日までの戦績です。
まぁ詳しく覚えてないので千は適当ですけど
真矢さん――今さらになってしまいましたけど、うちと永遠に添い遂げられる夫婦になってもらえへんやろか
[そう囁いた時点の戦績では、一敗はまだ無かった。**]
[X年後。
無理に思われる井村のお願いに、微笑みを浮かべたまま頷く]
あずきさんのお願いだから、よくよく考えての事だと思います。わたしにできる事ならなんだってやります。わたしが仕事に出ている間、暇だったでしょう。なんで考えつかなかったのかな、図書館とかで暇をつぶせる人でもないし、公園で日向ぼっこする趣味もないでしょうに。
習い事で暇を潰せたら良いのですが。
[弟の手引きで実家に置いてある着物を持ち出して質に入れて現金を作って井村に渡した]
[後日。
長々とした口上にしばらくぽかんと聞き入った後]
わたしの左手にも、寄す処が必要ということですか。
[自分の左手を見やる向こうに、とんでもなく優しい表情の井村が見えて、心臓が高なった]
あったほうがいいって、言われてみればそうなのかもしれません。
[もっと言いたいことはあったけど、言葉にすると薄っぺらくなるのでもっぱら聞くに留めて。
指輪と呼ばれるそれを握らされればそっと左手を開いて見て、掘られた文字に首を傾げながら、
入る指に嵌めれば薬指だった]
綺麗。
[視界が霞む。優しい声が追撃でくる]
祝言なんていいんです、こうして求婚してくれただけで。
[恋い焦がれた彼の人に抱きつき、その胸でしばらく嬉し涙を流した]
泣くのはこれが最後にしますから、あずきさんが傍に居てくれる限りは。
[もっとひとつになりたくて寄り添えば、井村の背中を地面につけることになり]
ふふ。早速一勝です。
[いたずらっぽく微笑んだ**]
泣かれるのは困りますが、真矢さんほど嬉し涙が似合う女性もいませんよ
これからも好きなだけ喜んでください
おいで――
[軽く腕を広げて寄り添わさせて――]
真矢さんが飛びついてくれるぐらい喜んでくれたら、この求婚は成功だろうなと思いましてあの字を彫りました
これからもよろ…………ええっ!?
[結婚してから、というより真矢と出会って最も目を丸くした。
千勝一敗の文字は、これまで自身が千勝してきていて、真矢に飛びつかれれて初めて一敗を喫すという、出会って以来の愛の形を彫ったつもりであったが――]
……かないませんなぁ、ではそういうことにしましょうか
というより、今のではっきり惚れました
夫婦になってください
[真矢はこの勝敗を逆にしてきた。
齟齬が合ったかもしれないが、とにかく彼女はこの戦績をこれまでのものではなく、ふたりのこれからと受け取ったようだ。
永遠を誓った仲ではあったが、よりはっきりと未来を見ようとしていたのは彼女だけだったのかもしれない。
それを思い知って――初めて、愛を囁いた。
またあらためて求婚すれば、また嬉し涙を流されたりするのだろうか――それなら千敗は遠くないかもしれない]
いちおう、指輪にかかったお金のぶんぐらいは働きますので
真矢さんを家に残して働きに出たら添い遂げてない、と思っていたら真矢さんが働きに出てくれて――楽なのはいいのですが、やっぱり添い遂げてないのかなと
会えない時間ぐらいはうちも稼いだほうがええのかなと思いました
彫金は今ではこれ作ったときよりかは上達しました
売り物になりそうなもっと凝ったもの作ろうとしたら82点だって師匠も言ってくれてます
……真矢さんほど指輪贈られて喜ぶお人はおらんような気もしますが
これからのこの国は、女性がこういう服飾品を愛の形として身につける文化の時代が来るんやないかと思います
園子さんや藤乃さんもきっとそうなるといいなと――
うちなぁ、真矢さんの傍におれへんぐらい働く気は無いんやけど、世の女性に喜んでもらえるなら一肌脱いでもええ気かなと
彫金そのものとか、指輪やらなんやらの意匠とか、宣伝や販売とか――女性を綺麗に飾るためにいろいろやれそうな気がしてきましてん
――よかったら手伝ってくれませんやろか
同じ働くなら、働きに出て一緒にいられへんより、働いているときも一緒にいたいから
あと、指輪した真矢さんがいてくれたら……
最愛の妻はこんなに綺麗になりますよって国中に最高の宣伝になるやないですか
――資本金の調達とかでまだ苦労かけますけれど、ずっと傍にいてください
[事業に乗り気なのはいいことだが、宣伝効果というより国中に惚気を振りまきたいのかもしれない。
――このあと三敗目を喫したら、ふたりの新しい船出。*]
すん。
[井村の上で、全体重をかけるのはしばらくの間。重くないように腕で自分の体重を支える。こうしないと井村の顔が見えないし]
初めて言葉にしてくれましたね。正直、諦めていたのですけど。
[ぽろぽろと零れ落ちる雫が井村の胸元を濡らしていく。井村が考えるほど先なんて見えてなかった。現実的にお金の問題が出てからは、目の前の問題を一つずつ解決するのに手一杯で。それでも何を考えているかまでは読めないから反論もできないしする必要もないのだろう]
あずきさんと一緒に働けるなんて、考えた事もなかったのですけど。すごく楽しみ。あれ、おかしいね、涙がとまらない。でも今日は泣いちゃう。
[井村を組み敷いたまま、わあわあと子供みたいに泣いた。
店を出すまでにまだいろんな障害があるけど、惚れ抜いた男となら乗り越えられる、否、乗り越えてみせると胸に誓った**]
― それは未来の噺 ―
[好いた人がいるのだと
娘に相談されたのは、皐月の頃でございました
私たちが2年となった際、共学となった神楼学園
其処に通うことになった娘と息子
息子の方は今年卒業が決まっておりますが
父親の跡を継ぐのだと張り切っております
息子の時には色めいた話はなかったのですが
娘にはどうやら、林間学校の際に
気になる殿方ができたようでございます]
まぁ、まぁ
一葉ももう、そんな年頃になったのですね
[ほんわり、と笑みを湛え
私はその様なことを申します
娘は恥ずかしがりながらも
思いの伝え方を悩んでおりました
恋文を出すと決めたのは良いのですが
どうも、勇気が出ないようでありまして]
一葉、母が、とっておきのおまじないを
教えてあげましょうか?
ふふ、私も貴女のお父様に
思いを告げる前に
神様に願掛けをしたのですよ
[願掛け?と娘は首を傾げます
私は娘の耳元で、こう囁きました]
あのね、神楼神社のお御籤に、
好いた人の名を書いて括れば―――……
[それが、娘の同級生、そのまた後輩に、そのまた……
広まり長く語り継がれる噂の先駆けとなるとは
私はこの時、思いもしませんでした*]
ー いつか。 ー
[どれだけの日々を、送ってきたのだろう。
僕も、君も。色んな事で迷い、悩み。若しかしたら意見の相違くらいはあったかもしれない。
でも、君とは言葉では表せない信頼があったから、それを裏切る気もなければ。途絶えることも、無かった。
僕は言葉が相変わらず多いとは言えないから。君に言葉としては中々伝えられてないものもあると思う。伝わってますから大丈夫と君なら言うかも知れないけれどな。
でも、これからも。子供が出来て大きくなろうとも。自分が引退するくらいに年を重ねようと。これだけは言おうと思うのだ。]
[言葉で足りぬなら、態度で。背中で示そう。
何があっても、君は守り抜くと。好きでいる、愛し続けている。
そうあの樹に誓って、これからも生きていこうと思うのだ*]
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