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リュミオーネ は、童心 ピーター に愛の言葉を囁いた。
シュタールバウム家の娘 マーシャ は、長靴をはいたネコ ジョン を占った。
次の日の朝、呼び声 ルーフェ が無残な姿で発見された。
《★占》 長靴をはいたネコ ジョン は 人間 のようだ。
噂は嘘と塗り替えられ、
嘘は此度、眼前に現実として浮かび上がる。
英雄たちを集い寄せた“呼び声”は、今この場で再現される。
その死に様は――彼ら英雄に精通している者であれば、きっと目についたことだろう。
彼女の身体が、小さな傷口で果てられていることを。
そして傍らに落ちている――何か。
それは、
現在の生存者は、長靴をはいたネコ ジョン、王妃 オデット、眠り姫 ターリア、小鬼 ドワーフ、渡り鳥 ツバメ、漁師 浦島、シュタールバウム家の娘 マーシャ、童心 ピーター、幸福の王子 オスカー、硝子の靴を履いた王妃 シンデレラ、リュミオーネ、少女 ゲルダ、雉を抱いた娘 千代、ハーメルンの笛吹き男、乙姫 の 15 名。
−−小さく小さく開いた、ルーフェの首筋の傷口。
そこは大変不思議な傷の開き方をしていた。
鋭利な刃物では絶対にありえない、無理矢理な力で捻じ込まれたであろう暴力的な傷口と、
隣に落ちていた……赤く染まった、笛。
これらを見て、ヒーローたちはある人物に結びつく。
誰もが同じ人物に、結びついたのだった。
気がつくと俺は、ジョンの肩に頭を預けて眠りこけていた。
昨夜は半信半疑ながらも、もしもの時のためにと宿の屋根から一日中この御伽の村を見張っていたのだ。
もちろん俺は特別夜目が利くわけではない。だが、此処に居れば、もし宿に出入りがあった場合すぐに気づく事が出来る。“呼び声”に集った我々15人の中に狼が居るのだとしたら、皆が寝泊まりする場所を見張っておけばいいと考えた結果だ。
いつ寝落ちてしまったかは定かではないが、少なくとも、己が見張っている間に怪しい行動を取る者はいなかった。自分が用を足しに宿内へ戻った時も、誰の顔にも不穏な影は窺えなかった。
静かな村をぐるりと見渡して、何事もない景色に俺は一安心する。
「やはり狼とは根も葉もない噂………」
「……っ、あれは…!?」
青白く照らしていた月が静かに隠れ、地平線に溶け込んだ太陽がきらきらと顔を出す。
日の光が村の入り口に差した時、どくりと心臓が跳ねた。
慌てて隣のジョンを揺り起こす。
>>136 長靴をはいたネコ ジョン
ジョン、起きろ! 起きろジョン!
昨日は寝落ちて悪かった、だから早く起きてくれ!
あそこに誰か倒れいる!
「……ああ、そうだ。思いだした。俺は昨日、彼女をこの牙で噛みちぎって…。」
誰にも聞こえぬくらい小さな声で、俺はそっと息を吐きだした。
自分が何をしたのか思いだすだけで頭が痛くなる。
用を足すふりをして宿屋の裏口から外へ出て、俺はルーフェを噛み殺した。
彼女を殺すつもりなど一ミリもなかった。
人の形を為した狼――人狼となってしまったことで、どう身を振ろうかと考えあぐねていただけだったのに。
嫌でも昨夜の記憶がフラッシュバックする。
何故俺はこんなことをしてしまったのだろう。
理性を保とうにも血に飢える衝動は抑えられなかった。
少女を見た時、頭より先に体が動いていた。
無理やり押さえつけて、無理やり細い首に鋭い牙を捻じ込んだ感覚が今もまだ残っている。
「はあ…」
途方にくれて最後にもう一つだけ溜息を吐く。
乙姫に会いたい。
彼女と話したい。
彼女も俺と同じように衝動に駆られたはずだ。
今すぐにでも会いに行って言葉を交わしたかったが、下手に動いて、彼女まで巻き込まれるのはまずい。
「一旦落ち着こう」
深呼吸する。
何よりもまずは自分に疑いを向けさせないことだ。
このまま身を隠すにしても、皆に自分の正体を明かすにしても、まだ今はその時機ではないだろう。
俺は目の前のジョンや、他の人々たちとの交流に専念することにした。
彼女にはあとで囁きかけよう。
昨晩、一通り村中を歩いて見て回ったが、禍々しい気配を察知することはにゃかった。
meは思案する。
やはり、ルーフェの言う通り、15人の中に狼がいるとでも言うのか。疑いたくはない。しかし、疑わざるを得ない。
しかし、胸に灯る闘志が消えることはない。
音の拾いやすい野外で寝るため、ヒラリも屋根へと登り、
一晩を過ごした。
まさか、怒号で眼が覚めるとは。ゆさゆさと体も揺れている。それよりも驚いたのは、思いもよらにゃい人物の大きな声。比較的澄まし顔でいる男の声に、切羽詰まったものを察知した。
>>1笛吹き男
「にゃに!?どこだ!」
言われるがまま、視線を彷徨わせる。どこだ。誰だ。何が起きた。
「あそこか!!」
ピントが合い、倒れている人物を発見する。
確かに誰か倒れておる!その姿を見た瞬間、昨晩少女とのやり取りを思い出した。
「笛吹き男よ!meは先に向かうぞ!」
言うや否や屋根から飛び降り、倒れた人物の元へ走り出す。耳の奥から、くすくすと笑い声が聞こえた気がした、
倒れている人物へ近づいていくにつれ、想像が確信へと変わる。昨夜対峙した、me達を呼んだ、あの少女。あの少女が頭から離れにゃい。
辿り着いた時、【ルーフェの死体を確認】した。
meは思案せずとも理解する。
【これが茶番劇の幕開け】にゃのだと。自らを犠牲にし、それでもme達を手のひらで転がそうと言うのか。
面白くにゃい。非常に面白くにゃい。
しかし、死しても尚、敵は少女にゃのだ。少女は言っていた【全て終わらせることができれば、元の世界へ帰す】のだと。つまり、彼女が黒幕であることは間違いにゃいのだ。
狼、いや。ルーフェよ。
meが相手ににゃるぞ。その眼にしかと焼き付けるが良い、長靴を履いたネコの姿を。
ルーフェの死体を、あの“のほほん一家”に見せるべきなのか。
meは思案する。そんにゃ酷い事をしてまで、狼退治に協力しろと言わずとも
meにも、ツバメにも聞こえた声が平等に聞こえているのなら。顔の知る者の最後の姿など、見せずとも動いてくれるのではにゃかろうか。
meは思案する。
【この遺体は、村人に任せよう】と。
meはネコである。故にこの少女を運べるだけの、物理的にゃ力はにゃい。ワゴンか何かがあれば別だが、この場を動いてしまうことは得策ではにゃい。
「…ん?」
日が昇り始め、ルーフェの姿が光に晒された時、喉元のあたりが異様に光った。
>>3 ジョン
「待て、俺も行く!」
サッと屋根から飛び降りるジョンを見て、俺も急いで地上へ降りた。そのまま彼を追って駆け出すと、ずくりとした頭痛に見舞われる。先ほど見えた、誰かの倒れている姿が脳裏にこびりついている。
「はぁ…、はぁ…」
肩で息をしながらやっとの思いでたどり着く。
最後に大きく息を吐き出すと、俺はそっと顔をあげた。
そして対面した少女。
首から血を流し、血だまりができている。
砂利がそれを吸収して赤黒くなっていた。
目眩がする。
よく見るとそれは、小さな塊であった。
刹那、先ほどの男の姿がフラッシュバックした。
笛吹き男。
そう、これは笛にゃ。凶器とは言い難いが、確かにこれでルーフェの命を奪ったのだと、meは思案する。
少し、見当違いであった。
狼と呼ばれるからこそ、身は切り裂かれ、あらゆる箇所を噛みくだかれた…そんなイメージが先行していたが。
meは思い出す。
昨晩、彼女は死に方を問いかけていたのとを。
にゃるほど。面白くにゃい。
こうしてme達を錯乱させ、踊らせるつもりか。
とは言え、この笛は立派な凶器であり、証拠品になる。
考えを巡らせている間、こちらに近づく足音が聞こえている。笛吹き男のものだろう。本人に確認するか?
…いや、気づいた時の反応を確認しよう。
meはわざと、凶器をそのままにした。
>>6笛吹き男
「貴殿は、このように誰かが死んだ姿を見るのは初めてか?ちなむとmeも、生まれてこのかた初めてである。」
男は息も絶え絶えであるが、meは話しかける。今この場にいるのは2人。どうするべきか、話がしたかった。
返事を待つ間、じっと、笛吹き男の表情や行動を観察させてもらおう。
「うっ……」
思わず口元を押さえて、村の立て看板のそばの茂みへ駆け寄る。吐き気が波を寄せるようにやってきた。人の目など気にする余裕もない、そのまま俺は身を屈めると嘔吐した。
胃液に噎せて、咳き込む。口の中が酸っぱい。そして生理的な涙を革製の黒の手袋で拭ったところで、ようやく俺は我に返った。
ジョンが声をかけてきたからだ。俺は静かに細い息を吐きだしてから、ゆっくりと彼の方を向き直る。
まったく酷く恰好の悪いところを見せてしまった。
>>8 ジョン
「……見苦しいところを見せてしまって悪かったな。今まで色んな地域を渡り歩いてきたが、こんな場面に遭遇したのは……俺も生まれて始めてだ」
声が掠れる。視界の端にあった彼女の遺体にちらりと目をやりながら、俺は力なく答える。
死体を見るのは初めてだと語るジョンの声は、とても落ち着いたものだった。取り乱さずに冷静でいられる彼を素直に尊敬しぎこちなく頬をあげたが、きちんと笑えていたかどうかは分からない。
「どうしてルーフェくんが…」
――ん?
少女の遺体に目をやったとき、思わず目を丸くした。
彼女の傍らに落ちているのは一本の笛。恐らくは彼女の血で真っ赤に濡れている笛だ。俺はその笛に見覚えがあった。
言葉を発するよりも先に、正確には驚きで声が出なかったのだが……俺はおそるおそる腰にさしていたはずの笛を握ろうとする。
――ない。
笛がない。
手が空を触る。
いつだ?
日中は眠り姫に演奏を披露したから、確実に俺の手元にあった。昨晩は用を足しに行ったとき以外宿を降りていない。その時に落としたのか? それを誰かが拾った? それとも盗まれた? 誰かって誰だ? 何のために?
厠で笛を落としたわけでないとしたら、俺が寝ている隙に誰かがとったはずだ。今朝目覚めたとき、俺はジョンの肩で眠っていた。つまりジョンは、俺が寝てしまってからは恐らく屋根から動いていない。ジョン以外の誰かが俺の笛を?
分からない。分からない分からない。分からない。頭がごちゃごちゃだ。何故彼女の遺体になっているのか、その彼女のそばに何故自分の笛があるのか、もう何も考えられなかった。俺は真っ赤な笛をじっと見つめて、何も言えずにただただかぶりを振った。
ちがうだろう。
ちがわない、おれはやってない。
おまえがころしたんだろう。
ちがうちがうちがう。ほんとうにやってないんだ。
あのおおかみしょうじょをころしたのはおまえだ。
ちがう、ころすつもりはなかった。
よくぼうにまかせてころした。
ほんとうにからだがいうことをきかなかったんだ!
かんだときにふえをおとした。
おとしてない。おれはずっとやねのうえにいた! だれもころせるわけがない。だれもころしてなんていない。ころすつもりもない。そもそもおれはこのむらをすくうためにここにきたんだ。むらをすくうえいゆうがつみもないにんげんをころすわけがない。そうだおれはやってない。そうだ。そうだ。そうだ俺はやっていない。きっと誰かが俺を嵌めようとしているんだ。
――頭が痛い。
罪悪感に塗れた正義感。
責任転換をする不義感。
頭が痛い。
"占い師を騙るなんて、わくわくするわ…!"
シンデレラは、ある種あの例の舞踏会の夜のようなひどい高揚感に頬を紅潮させていました。
シンデレラにはこの後のストーリーがある程度予想できました。
きっと占い師と霊能が2-2、あるいは3-2の展開であろうと。
どれくらい信用を取れるかはわかりませんでしたが、それでも全力で騙ろうと。
エンターテイナーであろうと。
改めて誓うのでした。
"ところで、今日は本物の占い師はすでに占っているのかしら?今宵が初めての能力行使日かしら?"
運命の初日から一夜が明け!!
神々の神託が降った15人のヒーローたちは、各々の宵越しを過ごしていたと言う!!
昨夜に、ルーフェの真の声を聞いていたものも居よう!
その前にのほほん一家と称し、ゆったりとした眠りについたのもいたのである!
それぞれの一夜が明け、陽がまた昇り始めた2日目の始まりに!
身体も心も口調も年老いたかつての永遠なる17歳、ピーターは、一瞬にして全てを理解し、最善の判断を下したのである!
【現場保存だ!!!!!】
【誰も遺体に触ってはいけなあああああああああい!!!!!】
>>10笛吹き男
「…実は、昨晩このようなやり取りをルーフェとしてな。察しはついていたのだ、悲しいことにな。」
ルーフェを含むその場にいたもの達のやり取り>>1:139〜>>1:172 を一部掻い摘んで説明した。
見るからに笛吹き男は青ざめており、この一連の会話を知らにゃいだろうと教えた。確かにそうだ。屋根の上から会話が聞けるのは、この中だとmeくらいのものしか居らぬな。
「して、笛吹き男よ。申し訳ないが、ルーフェの亡き姿を、このままにしておけぬのだ。村人かどなたか、呼んできてはくれまいか?少し離れておけ、慣れておらぬなら、尚更だ」
meが行くほうが速く、すぐ対応できることもわかってはいる。しかし、一連の彼の動作から、この笛を、凶器を隠されるわけにはいかにゃかった。
姫はその日、随分と朝早く目覚めました。
何故か眠りが浅かったのです。
十五の誕生日が近づくにつれて、姫の眠りの周期は、だんだんと不規則になっておりました。
姫は音も立てずに、眠っている少女たちの元から抜け出します。
こんな朝早くに起こすのは忍びないと思ったからです。
外は気持ちのいい風が吹き、まだ暑くない太陽の光が差し込んでおりました。
その時、男性の大声が聞こえました。
【現場保存だ!!!】
【誰も遺体に触ってはいけない!!!!】
そう笛吹き男に話しかけた時、大きな声が聞こえる。
【現場保存だ!!!!!】
【誰も遺体に触ってはいけなあああああああああい!!!!!】
しまった。笛吹き男に注意をし過ぎて、誰の足音であるか考えもしなかった。
ピーター、という、姿が変わった者の1人が大声を出す。
>>13ピーター
「待つにゃ!いいのか!?あの娘子供らに、遺体を見せるというのか!?大の男が、既に1人、パニックを起こしているだろう!狼探しどころではにゃくにゃるぞ!?」
ピーターの返事を待たず、続ける。
「もし、meと笛吹き男が発見者であり、怪しむのにゃらば、ピーター、貴殿がここの守りを頼む。meは村人を探しに行き、ルーフェの遺体を引き取っていただく。笛吹き男も監視でき、その間現状維持もできる。★この案をのんではくれぬか?」
姫はその瞬間、男性の声の方へ走り始めました。
遺体、姫の耳は確かにそう捉えておりました。心の蔵がドクドクと脈打ちます。それは急に走り始めたからだったのでしょうか。
姫の目は、二人と一匹が話しているのを捉えました。
いえ、もう一人いました。――地面に。
正確にはもう一人だったもの、でしょう。
遠くからでは、それは赤黒く汚れて誰かは分かりませんでした。しかし、その大きさから――女子供であることはわかりました。
姫の頭に、昨晩共にパーティーをした皆の顔がグルグルと駆け巡ります。
「そんな……これは、一体……」
ピーターに案を出したものの、おにゃご達の寝ていた家屋から、小さくも物音が聞こえた。
まずい、誰か目をさました!
きっとピーターの声につられて部屋を出てきてしまった!
【そこの者!!!meが良しとするまで動くにゃ!部屋にゃ戻るのにゃ!!】
できる限り大きな声で叫び、誰だか確認する前に、ピーターの返事を待たず走り出す。時間がにゃい時間がにゃい時間がにゃい。
誰か、誰か村人はおらぬのか!
>>14 ジョン
「そんな事が……つまり、彼女は俺たちの英雄譚とやらを見たいが為に、ただそれだけの為に我々を此処へ呼び、あまつさえ誰かをオオカミに変えたっていうのか?」
あり得ない、と未だ掠れる声で呟くとルーフェの亡骸をみおろす。しかし正直なところ、そんな事はどうでもよかった。根源は彼女にあったかも知れないが、俺が憤る対象は別にある。
「そうか、俄かに信じがたいな。だが…ルーフェが何者だろうと俺には関係ないな。いや…関係はあるが、今一番の問題は、俺の笛を盗み、あまつさえルーフェ殺しの濡れ衣を着せようとしている誰かがこの村の中にいるという事実だ。その正体がオオカミか、彼女の妄言に乗っ取っただけの殺人鬼かは知らないが――」
ジョンの頼みなど耳に入らなかった。俺に濡れ衣を着せようとした奴のことで頭が一杯だったからだ。俺はぶつぶつと独りごちるように呟くと、みなが休んでいるであろう宿屋へと駆け出した。丁度その時、現場保存を主張するピーターとすれ違う。ルーフェの遺体は彼らが保管してくれるだろう。
俺は宿の入り口から叫んだ。
【この村で殺人事件が起こった!】
【皆起きろ、村人も来訪者も含めて全員で会議だ!
ばかぁ( i _ i )現状維持っていってるじゃん( i _ i )おんなのこだからわかるけどぉ( i _ i )
[昨晩はあの言動の若々しい老人や、娘達と遊んでいたら、そのまま寝てしまっていたようだ。…我ながら危機感の無い。狼、という存在が平和を乱そうと牙を剥いているかもしれないというのに。
そして、千代は目を覚ます。
静かな朝。周りの娘達はまだ、眠っているようだ。
その時、声が聞こえた。]
『あそこに誰か倒れている!』
『にゃに!?どこだ!』
[誰か…?
目を閉じる。耳元に、自らをここへ誘った少女のくすくすという笑い声がこびりついて離れない。
それから、しばし、外の問答に耳を傾けた。]
[誰が死に、誰がそれを見たのか。
誰が、どう行動したのか。
その声と、足音と、風の音に耳をすませ、千代は静かに目を開いた。]
心遣い、感謝するべきでしょう。素敵な靴の、言葉を持つ猫の方。
…しかし、すみません。わたしには、聞こえてしまうのです。声が…
[雉の鳴き声と、猟銃の音。そして雉が落ちる位置までも聞き分けた、発達しすぎた己の耳を撫でながら、千代は布団の中で静かに呟いた。]
間もなくして、姫に連れられた神父がやってきます。
少女ルーフェの遺体は、神父の指導の下、教会の霊安室に運び込まれることとなりました。
【教会の霊安室に行けば、ルーフェの死体を見ることができるでしょう。】
また【隣に落ちていた笛は、いち早く神父さまが気付き、少女の形見の品だろうと思った彼が、丁寧に保管してあります。】
娘は目を覚ました
なにやら村が騒がしい
寝ぼけ眼をこすり、騒がしい方へと向かうと【1人の少女が運ばれていた】
それは、ルーフェの姿だった
「?!…そ、そんな…どうして…?」
恐怖で無骨な人形を抱きしめた娘はカタカタと震え始める
「まさか、まさか…狼さんが…?」
昨日から騒がれていたあの噂は事実だったのだ
「……と、とりあえず、皆さんに会うことからはじめなくては…。そして、戦わなければならない…のね…」
先程とは打って変わって表情をかえた娘は、無骨な人形をみつめてこういった
「くるみわり人形の王子さま、どうか私を支えてください」
meは彼女の良心>>20を、無視する形で走り始めた。
現場は現場で動いてくれる、ピーターの>>19行け!という声も確認した。大丈夫にゃ、あとはmeが村に知らせるのにゃ。
【どなたか!どなたかおられぬか!少女が!少女が狼にやられた!】
死とは明言せず、助けを求める。しかし、にゃんということだ!誰もmeの声を聞いてくれない!人が倒れたというのに白状な村人達だ!
走りながら、叫びながらも思案する。
もしこれがルーフェではなく、meでもなく、村の一員の声ならば。きっと大騒ぎににゃるだろう。
長靴をもってしても、この村人達は動じはせぬ。
meの声に誰も起きてこない。理由は簡単である、誰もが皆、meの狂言だと勘違いしているからだ。 少女の
次は猫かと、呆れる輩もいるだろう。
ルーフェよ、やってくれおったにゃ。思わず舌打ちをする。
西の港へ行き、東の山を駆け、一通り村を見て回ろう。
何か手掛かりがあるかもしれぬ。meが戻った頃には、何か進展してるかもしれぬ。meは村中を駆け巡った。
娘は広場の方へと向かった
そこには男性が2人と、猫の姿。
そして昨夜話しかけられたシンデレラとはまた違う美しさをもった女性がいた
「…あの人たち、が、ヒーロー…?」
フレイ、おはよう
離れていても、念話は使えるのだろうか?
誰かから話は聞くだろうが、落ち着いて聞いてくれ。ルーフェが死んだ。笛吹き男の笛によって、息絶えていた。
今meは手掛かりや村人集めに駆け回っておるが、広場には他の集められたヒーローがいるはずにゃ。
彼らを、まとめて欲しい。
そして、能力者がいるにゃらば、名乗っていただいても構わないとmeは思案する。占師だけでも、霊能者も含めても良いかと。
フレイの好きな方を選択してくれ。
渡り鳥 ツバメは、幸福の王子 オスカー を能力(守る)の対象に選びました。
ゲルダは周囲の騒がしさでハッ!と目が覚めた。
どれくらい寝てしまっただろうか、昨日大騒ぎしていた後からの記憶がおぼろげなのは、きっと寝てしまったせいだろう。
むくりと起き上がると、一緒に寝ていたはずのヒーロー達がいない。
とりあえず、他のヒーロー達に挨拶に行こうと身支度をしていた時だった
【この村で殺人事件が起こった!】
【皆起きろ、村人も来訪者も含めて全員で会議だ!】
とハーメルンの笛吹きの叫び声が聞こえた。
何事かと大急ぎで騒ぎのする方に駆けつけてみると、そこには血まみれのルーフェが倒れているではないか!
生まれてこの方、これほどの血を流して死んだ人を見た事のないゲルダはクラっと眩暈を起こし、その場でへたりと座り込んでしまった。
暫くゲルダが放心していると、ルーフェは運ばれていき、眠り姫ターリアが神父を呼んできた頃、ゲルダはハッ!となり、様々な考えが頭をよぎった。
あ……、これ、は…。本当に、死んでいるんですね…。
どう、それば。憎いはずなのに、怖いはずなのに、どうして、俺は「守れなかった」なんて思うんでしょう…。
ルーフェは、幸せを壊す悪なのに……。俺は…。
【やはりルーフェの言っていた人狼は本当にいたのか?】
【何故、ルーフェが殺されたのか?】
【───本当にヒーロー達の中に人狼がいるのか?】
考えども考えども、答えは出なかった。
彼女は決意を固めた。
人狼の好きにはさせない。
みんなを守り、必ず故郷の町へ、カイの元へ帰ってみせる、と。
[昨日と同様に、小鬼は森の中の洞窟の寝床から起き出し、指一つ鳴らして村まで移動した]
昨日、あの小娘は不穏な物を言い残して言ったが…
さてはて今日は何が起こるのかな?
[そんなことを考えながら、村を散策すると少し遠くから叫び声が聞こえる]
【現場保存だ!!!!!】
【誰も遺体に触ってはいけなあああああああああい!!!!!】
おやおや、やはり何かあったようだな
何が起こったかはうかがい知れないが、あの女が単なる大ボラ吹きでないのは確かなかね
[小鬼は再び指を鳴らすと、その場から一緒で消えた]
おはよう、念話聞こえてるよ。
私の方も大丈夫かな?
姿が見えないと思っていたら、村中を駆け回ってくれてるんだね。
ありがとう。
ルーフェの事は見たよ。
私、思わず放心しちゃったから、神父さん達に話も聞いた。
うん、必ずみんなを導いてみせるよ。
私は状況整理をしたいから、共鳴者として名乗り出るのはお昼にしようと思う。
名乗り出るタイミングの事等で何かあればお昼までに念話をお願い。
ようやくこの騒動に皆が気づき始めたようだ。
皆がルーフェの元へと集まっていく。
「……」
頭痛が酷い。明け方から起きて、その上あんな事が起きたのだ……体が不調を訴えるのも仕方がない。俺は少し体を休ませようと宿の前でしゃがみこんだ。じんじん響く痛みを抑えるようにこめかみに手をやる。しかし瞼を閉じる度に、先程見た遺体がちらつき、更に頭が痛くなる。
本当ならば今すぐにでも村にいる人々を搔き集め、事情聴取を行いたいところだった。だが、休んでいるうちにカッと血がのぼっていた頭が少しずつ冷えてきて、冷静になっていく。
「……周りが見えなくなるのは俺の悪い癖だな」
手は恐らく知恵のあるオオカミだ。このように猪突猛進しては、相手の思うツボだろう。だから俺はハーメルンの人々に騙されたんだ。
まずは現場と…それから気が進まないが遺体を確認しよう。俺の潔白を晴らすことも勿論だが、一番大事な目的を忘れちゃいけないな。
ルーフェを殺した犯人を捕まえて御伽の村を守らなければ。
[小鬼はひと足で宿まで飛ぶと、再び別の叫びを耳にする]
【この村で殺人事件が起こった!】
【皆起きろ、村人も来訪者も含めて全員で会議だ!】
ふうむ、どうやらヤツの昨日の妄言は本当だったようだ
この様子を見るにー聞くにかー殺人事件の被害者とやらは大方あの娘であろう
兎にも角にも、現場まで行ってみようか
[小鬼は何やらざわめきが集まっている場所に近づく]
誰も反応しにゃい村を、ひたすら走る。
そんな中、前からご老人が急ぎ足で広場へ向かうのが見えた。よかったにゃ、希望はあるにゃ。そのままとおりすぎようとするも、呼び止められる。この声は聞き覚えがあった。
>>30浦島殿
「これはこれは!浦島殿!落ち着いて聞いてくだされ、ルーフェが、狼にやられた。しかしmeはこう考えておる」
笛吹き男にしたように、昨晩のやり取りを>>1:139〜>>1:172を伝える。
「そんな訳にゃ。良ければ先に広場へ向かってもらえぬか?meは一通り村を見て回るつもりにゃ。」
ふう…ふう…御機嫌ようギルバート。
貴方は私と同じ匂いがするわ。
…そう。貴方だったのね。
ところでギルバート。実は昨晩の記憶が曖昧なのです。目が覚めたと思えば辺りは既に暗くなってて、そこから記憶が途切れてるの。
……その夜は少女の四肢を噛みちぎる夢を見たのよ。嗚呼、とても目覚めが悪い朝ね。
【………!!!】 【………………………!!!】
(………騒がしいわね。まだ眠たいのよ。)
【…の村……殺人事件……った!!!】
【皆起きろ、村人も来訪者も含めて全員で会議だ!!】
……え?殺人……事件…?
[完全に覚めない頭を起こしながら皆の元へ向かう。]
[皆の元へ向かうと遠目で少女がうずくまり、猫が騒いでるのが見える。]
[そして更に近づくと運ばれる少女と取り囲み嘆く人の姿が見えた。]
ルー……フェ…?
昨日遠くから耳にした狼というのにやられたというの…?
[乙姫は完全に理解しきれずその場に座りこんでしまう。]
幸福の王子 オスカーは、渡り鳥 ツバメ を投票先に選びました。
………。
まさか、昨日の夢は…。
あの少女、昨日夢で見た少女にそっくりだわ。私が噛みちぎったあの少女に………。
いえ、夢よ!!これは悪い夢だわ。
海底から離れて身体が慣れてない故の悪夢…。
嗚呼、ギルバート。貴方はどんな夢を見たのかしら。
乙姫……姿を見ないと思ったら宿にいたのか。……不思議だな、キミの声を聞いていると頭痛がすこし和らいでいくようだ。
嗚呼、そうだな……俺は衝動に駆られて彼女の喉を噛みちぎった夢をみたよ。そして目が覚めたら村の入口付近で、ルーフェが死んでいた。彼女の傍らには血に染まった俺の横笛も。
今はそれで村中が大騒ぎだ。
恐らく俺は皆に真っ先に疑われるだろうな。
……本当に悪い夢だ。
姫、俺たちは退治されるべき悪なのか?……俺たちはこの村を救うために彼女に呼ばれたのではなかったのか。
[狼少年、狼に食べられる。]か
いや、ルーフェ嬢は狼少女だったか。
しかし、あの首元を見るに、本当に狼の仕業で間違いはなさそうだね。
【嘘ではなく、本当に狼に食べられたのなら、晴れて狼少女ではなくなった】
さぞかし幸せなことだろうな・・・。
[しかし、事件現場であったろう数人がそこは、予想していた状況とは異なる様相をしていた]
おおう、殺人事件があったのだと聞いたのだが?
死体も見られないし、血だまりも思っていたより小さい
すでに誰かが片付けを行ったのかな
[小鬼はこのような荒事に慣れているのか、至って冷静な様子だ]
しかし、本当に起こってしまったのか
俺は静かに楽しく暮らしていたかったのに
あの小娘の狂言に乗るのは残念だが、さっさとこの事件は片付けてしまいたい
この場合、報酬は平穏な生活ということになるのかな
おーい、誰か、発見した時の状況なんかを聞かせてくれないか?
……そうだ、姫。
貴女のことをツバキと呼んでよろしいかな? 乙姫と書いてそう読むこともある、と図書館で読んだことがあるのだよ。
もしも俺たちの密談を誰かに聞かれてしまったとき、そういった呼び名があれば、貴女がオオカミだということだけは誤魔化せるかも知れない。
不思議ね。私もそう思っていた所よ。
実は昨日の夢にも耳が生えて鋭い爪と牙で少女の喉に噛み付く貴方に似た人を見たの。
ふふ、貴方の夢ともとても似てるわ。とても可笑しい噺ね。
勿論よ、ギルバート。
素敵な名前ね。有難う、悪いわね。
ああ、でも。いくら、幸せだからといって、死んだ彼女に何もしてあげないのは可哀想ですよね。ゴミとして処分されるのは、悲しいですから。
ツバメだけれど、知っていますよ。綺麗な花を探しに行ってきます。
🍬
まって、これCOとかしていいんだよね?まずいの?
やばい、むらについてけない感出てきてしまってる
よかった。念話は村に入れば聞こえるようだにゃ、安心だ。
うむ、お昼…ちょうど頃合いであろうか?
フレイの決意と意思が固まり次第でも構わにゃい。
ショッキングな出来事だが、気を確かに。
大丈夫、このスミスがフレイの元に必ずや戻る。
そうだ、昨夜フレイがのほほん一家…もとい、お布団パーティを楽しんでおった者達の中で、怪しいと感じたヤツや影を落とす者のはいにゃかったか?
もしくは、今もなお目を覚まさぬ者。少し注視していただきたい。
それから、ツバメ。奴はmeの言わんとすることを先に話してきた。>>1:69超能力者の1人にゃのか、夢の内容を理解している聡い者か、まだ判断が出来ておらぬ。
もし能力者出ないというときは、気をつけてくれると助かる。
座り込む少女に、何かを運ぶ男性方。外に出た時、一瞬で何かが起こったことがわかるほどに、その場の空気は張り詰めておりました。
昨日はルーフェの異変に気が滅入ってしまって、すぐに寝てしまいましたが、また何かあったのでしょうか。
私はのろのろと騒ぎの中心へ向かいます。
して、すまにゃい。昨晩はルーフェに気を取られていた故に、質問を厳かにしていた。
☆難しいところなのだ。
meは村の中で、声が大きい自信がある。発言力も、他のものと引け劣ることはにゃい。本物の狩人のフリをすれば、meが狼の餌食になることは、割と想像が付くのだ。
そうすることにより、狩人を護られるならば、本望でもある。
しかし、だ。この村には変わった狩人もいるらしい。
“力を持たぬのに狩人だと思い込んでいる者”が3人いるそうだ。闇狩人と言う。
そのもの達が、本物の狩人の盾となる事も間違いにゃいだろうから、meが出向くまでもない気はしておる。
ありがとう、フレイのおかげで深まった考察が出来た。
娘は広場にいた
ルーフェが亡くなったことでまわりはざわざわと騒いでる
娘は無骨な人形にこういう
「くるみわり人形の王子さま、いまから私のするべきことは正しいのか、どうか見守ってください。」
そして、無骨な人形を抱き締め、娘は大声でいう
>>all
「皆さん!どうか私の声をきいてください!
ルーフェさんが言っていたことは事実でした、狼さんは本当にいるということが、あってはならないことが、起きてしまったのです
だから、だから…
【まずは全員が広場に集まって、狼さんを探さなくてはなりません。いいえ、さがさないと私たちもこのままではやられてしまいます】
話はそこから、とにかくまずは自分の安全とルーフェさんの死をお祈り申し上げましょう
ああ、紹介が遅れました私はマーシャといいます。この村にきた理由はわかりませんが二日前にきたものです。
なにとぞよろしくお願いします、ね」
娘の声がどうか、ヒーローたちにきこえますように
ゲルダはヒーロー達が集まる、ルーフェが殺害されたと思われる場所に行くと、声高に宣言した
『みんな、聞いて!今こそヒーローは団結し、人狼に打ち勝つべきだと思うの!そのためには、まとめ役が必要よね。だから、私は名乗りを上げさせてもらうわ。 【私は共鳴者であると!】』
決意を固めたゲルダには、もう迷いなどなかった。
彼女は多くの苦難を乗り越えし者・・・年相応に悲しみ、嘆くが、その心は鋼のように硬い。
いつまでも立ち止まっていられないという現実を乗り越え、今ここに、ヒーローとして立ち上がったのだ。
"……ルーフェ……!!!"
シンデレラは後ずさり、言葉を失います。
昨日まで生きていた子が、今日死体となり目の前にあることは、シンデレラにとっては衝撃的なことでした。
狼から皆を守らなくては、と決意したのが昨日のこと。
それがこんなにも早く打ち砕かれたのですから、哀しみもひとしおなのです。
"……狼は本当にいたのね……
もうあなた方の好きには……させないわ。"
うん、みんな集まったようね。
まず、最初に
>>all
【占師がいれば出てちょうだい】
今の所は、私や他のヒーロー達が抑制した事もあって、特殊な能力持ちのヒーローは名乗り出てないようだけど、もう隠す必要はないと思うの。
むしろ、今こそ出てくれないと話が進まないから、今日までにお願いね。
霊能は・・・もう少し考えさせて。
じゃあ、夕方にまた発言させて貰うわね。
お気遣いありがとう。
でも、被害者が出た以上、もう立ち止まってなどいられないから。
名乗りはあげたから、夕方までは様子見っていう感じかな。
そうね・・・そこも含めて考察してみるね。
狩人の考察もありがとう。
ひとまず最低限の事はしたから、貴方へのお返事も含めて、夕方までに考えをまとめるね。
村の人達が怯えてしまっているから、ちょっと宥めに行ってくるわ。
声に導かれるまま、私は教会へ向かいました。そこには、死体というにはあまりに綺麗な顔のルーフェが横たわっておりました。
「ああ……」
仮にこれが、彼女の計画のうちだったとしても、私は彼女にもう少し何かしてあげられることがあったのではないでしょうか。見様見真似で手を合わせ、彼女のことを思います。
そのとき、外で少女の声がしました。言う通りに広場へ向かうと、そこにはすでに数人の人が集まっていました。
始まったのです。────狼探しが。
【少女ゲルダが共鳴者であると言っているのを、私は聞きました】
私と違って、こんな時でも、彼女は前を向いていました。共鳴者……すなわち彼女にはこの村を率いる能力が与えられていたということになります。
このような幼い少女が頑張っているというのに、私はいつまで下を向いているのでしょう。とにかく、やるべき事をしなければ。ようやく私は今するべきことを思い出しました。
「おはようございます、皆様。……ああ、答えておきますわね。【私は占師ではございません】。」
娘の声が届いたのだろうか、1人の少女が声を挙げた >>50
そして、それに応えるかのように娘も勇気を振り絞る
「ゲルダさん、あなたがまとめてくださるのね…
あなたをヒーローと信じ、私は従います
私、マーシャは【ヒーローの皆様の真偽がわかる能力を持っています】
そして、本日判明した真偽もお伝えします
【長靴をはいたネコ ジョン は ヒーロー】という結果がでました
理由は昨日、彼のまとめぶりに彼こそがヒーローなのかもしれない。と感じたからです。
彼の言葉に私も含め、皆さん賛同されていたし、彼がヒーローならば、安心できるだろうと思ったから…」
娘は無骨な人形をさらに強く抱き締める
「もしかしたら、偽物さんが私の真似をする人もいるのかもしれません
【そんな偽物さんとも私は戦います】
頼りないかもしれない、私ですが…負けません
……ね、くるみわり人形の王子さま」
無骨な人形に話しかけてしまう癖はどうか目をつぶってほしい
[状況が見えずに少し困惑していると、何やら数人が協会に向かってるように見えた]
ほほう、そういえばあのお嬢さん>>25は昨日の揉め事の中にいたな?
あいつについていけば何やらわかるだろうか
[そう推測を立て、あとをつけて協会に向かうと神父とともに霊安室に入るところを伺えた]
なるほどヤツはここに収容されているのか
それに、あの神父が持っているものはなんだ…?
棒状で…長く…穴が空いている…
笛か?どこかで見たことがあるぞ…
比較的最近…そう、最近…
そういえば、集まったお人好しの中には笛吹き男がいたな?
ふん、面倒なことになったもんだ
中途半端な手がかりなんて、ヤツに同情するよ
みんな集まっていたか…先ほどジョン殿に聞いたから驚きはしないが、悲しいことだ
犠牲者が増える前に人狼を討たねばなるまい。
私も力になりたいが…【私には英雄達の真実を見抜く占いの力はない。】【よってマーシャに対抗することもしない】
【ゲルダが共鳴者だと名乗り上げたのを聞いたぞ】
あぁ、私たちをまとめる旗頭となってくれ。私は君に従おう。【対抗はしない】
[小鬼はこの世界に来た夜の記憶を思い巡らせる]
ふむふむ、この世界にゃあ他に、霊能者や狩人…
あとは、ハムスター人間や求婚者とやらもいるんだっけ
人間に味方するのも多くはないんだな
ふーん…
これからも狼の襲撃があるとするならば、能力者は隠れていた方が安心…?
いや、偽物が出るならば、物言わぬ死体になる前に言ってもらった方がいいのだろうか
まあとりあえず、自分を守れないらしいお人好しな【狩人さんは名乗り出て欲しくはない】ね
出て来たって無駄死にするだけさ
俺が狼ならそんな厄介な奴はさっさと殺してしまうからね
あとは–––霊能者だっけ?
そいつも今出てくると、襲われる可能性もあるってんだ
しかし、知らないうちに死んじまってもめんどくせえなあ
そうだ、こんなのはどうだい?
あの掲示板じゃあ、役所にメモを預けとけば、次の日に張り出してくれるサービスがあるってんだ
そいつを使って、自分が霊能者かそうでねえか貼り出してもらったら?
"今日の占い結果はどうしよう"
と、シンデレラは不安げな声で話しかけます。
まず、黒を出すか白を出すか。
誰に対して出すか。
シンデレラは未だ悩んでいるようです。
"誤爆や潜伏共有なんかも考えると、無難に白を出しておけばいいかしら…よくしゃべってそうな方がいいわね"
眠り姫 ターリアは、乙姫 を投票先に選びました。
なるほど・・・、ここにいるヒーロー達は狼を探す事を決めたようだ。ただの狼ではないし「人狼」とでも言うのかな?
人の皮を被った狼、ねぇ・・・。
狼少女は昨日この中に狼が居ると言っていたが。
それを本当だ嘘だと言っていた者も何人かはいたが
本人が食い殺されて、人狼を疑うものは、もう一人も居なくなった・・・。
・・・、皮肉というのはこういう事を言うのだろうね。
なるほど・・・、ここにいるヒーロー達は狼を探す事を決めたようだ。ただの狼ではないし「人狼」とでも言うのかな?
人の皮を被った狼、ねぇ・・・。
狼少女は昨日この中に狼が居ると言っていたが。
それを本当だ嘘だと言っていた者も何人かはいたが
本人が食い殺されて、人狼を疑うものは、もう一人も居なくなった・・・。
・・・、皮肉というのはこういう事を言うのだろうね。
共鳴者というのはたしか、二人で意思疎通が出来るものなのだろう?片割れだけが出てきても、何の証明にもならないのじゃないか?>>50
ほぼ同じタイミングで
[お互いの名前を言って共鳴者同士だと言うのは]
共鳴者同士なら造作も無いことでは?
ま、こんな芸当が出来るのは。
本物の共鳴者。叫迷狂人。人狼。相方が出来た求婚者
のどれかだろうな。
関わってはならんバレてはならん知られてはならん
もうあの女とは縁を切ったのだ
お礼と言いながら私から家族を友を奪ったあの女を許すわけにはいかない
そうだな…昨日よく話していて目立っていた者を人間だと言ってしまう方が無難だ
私はドワーフやジョンなどが思い浮かぶが姫君はいかがか
被害が起こってしまったのだから、与えられた力を使わなくてはなりませんよね。ああ、でも、俺はただのツバメ。【他人の中身なんて覗けませんよ】
もちろん、幸せのためならなんでもお手伝いはしますけれど。
"遅れてごめんなさい"
と、シンデレラは頭を深々と下げます。
皆が議論している内容を飲み込んだのがちょうど先ほどだったのです。
そして、能力を持つ人は名乗り出るという旨を知ったのもまた先ほどだったのです。
シンデレラは誓います。この中の狼を、必ず見つけ出してみせると。皆を守ってみせると。
"よく聞きなさい、【私が占い師です】
そして、【ドワーフは正真正銘のヒーローよ】"
状況を整理しよう!
かの勝手振る舞うお嬢ちゃんは己の予言の通りの死を迎え!
ルーフェは下僕たちを残していったと、そう聞いてある!
その上、ルーフェの死体にあったのは、笛!
この中でたったの一人しか、それを持つことによってアイデンティティを得ることができぬ得物、笛!!
かくして占い師も共鳴も出揃い!
我々ヒーローの出番が迎えられたと言うわけだ!
なんて勝手な筋書きだ!
んーどうするかなー
森に迷ったパターンで少し席外すか
一度戻って、思案するためにフラッと何処かに行くか
今日飲み会あるしな。。。
ありがとう、フレイ。
meは森で少し迷っておる…不甲斐ない…夜には戻るつもりだ…
すまぬが、頼みがいくつかあるのだが聞いてくれぬか?
本日から狼探しが始まる。狼と思われる者を処刑するための投票を募ることににゃるだろう。
【何時まで募集し、何時に誰を処刑するか】時間を明確にしておくことが大事だと思われる。その時間を決定してほしい。もちろん、フレイの独断でも良いし、ヒーロー達に希望時間を聞くも良いだろう。
もうひとつ、占師が名乗り出ている場合。
自由に占ってもらうか、多数決で決めるか。
その辺りを少し詰めて話そうではにゃいか。
\|鬼猫漁形燕白王童雉星硝雪笛姫眠|
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
占|−−\@−−−−−−A−−−−|
共|−−−−−−−−−−−@−−−|
狩|−−−−−−−−−−−−−−−|
狂|−−−−−−−−−−−−−−−|
狼|−−−−−−−−−−−−−−−|
狐|−−−−−−−−−−−−−−−|
闇|−−−−−−−−−−−−−−−|
求|−−−−−−−−−−−−−−−|
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
先|A@−−−−−−−−−−−−−|
こんなもんかな
順番はプロローグのメモ順にさせてもらったよ。
眠り姫の君は出典メモがなかったので、最後にさせてもらったが。
(しかし、ここはお姫様やらお妃様達が多くて一文字にするのに困ったものだ)
浦島殿は共鳴も否定していたな・・・、まぁ、後で付け足すとしよう。
村 も入れておくべきだったかな?
まぁ、いいか、そのうち必要になったら増えたり減ったり
ヒーロー達がやってくれるだろう
浦島殿と別れた後、meは村中をくまにゃく走った。
森の中に行くのが間違いだった。にゃにか成果を出さねばと走ったが、ただ迷い時間と労力を無駄にしたのみである。
痛恨のミス。
村の広場へ戻ったmeは、もうヘトヘトのクタクタである…
「すまにゃい、思ったより遅くにゃった。して、誰か。★村の様子を教えてはくれぬか?」
娘は悲しくなった
昨日話していた美しいシンデレラが偽物という事実を。
>>71 ジョンさん
「簡潔にまとめさせていただくわ
共鳴→ゲルダ
占師→マーシャ→ジョン 白
シンデレラ→ドワーフ 白
となっていますの」
見た所、この時間というわけもあり、流石にルーフェの遺体はここにはにゃい。しかし、血痕はそのままだ。
これはピーターの云う現場をそのままにするという精神のものだろうか。
喉の渇きを潤し、口元の毛づくろいをする。
にゃんとにゃくだが村の雰囲気が少し変わった気もする。
meのいない間、どんなことが起きたのだ。
広場にいた少女がmeの元へ駆け寄ってくれた。
>>72マーシャ嬢
「そなたは確か、人形を持ったお嬢さんだな?
礼を言う、教えてくれてありがとう。」
娘は考える、シンデレラは、何者なのかと
美しい顔立ちの裏にはどのような表情を隠しているのかと
「…当然のことを言うのだけれど、シンデレラさんは私にとって偽物です。
ただそれが狼さん、とは言いきれないのも事実です
なぜなら叫迷狂人さんの可能性もあるからです
ただまだ完全に非対抗ができってないものですから、もしかしたらでてくる可能性もありますよね
だから、もう少し様子を見て私は考えて行きたいと思います…」
無骨な人形を抱えながらいう姿は他人からどう見えるのだろうか
meは思案する。
【meに超能力は使えにゃい。】鋭い牙と爪を兼ね備えるだけだ。
確かゲルダは、人の助け合いが素敵だと話していた、心の綺麗な彼女が統率者ならば、きっとルーフェの呪いにもかてるだろう。
しかし、マーシャとシンデレラについては情報が足りない。
meの意見に賛同したマーシャと、堂々としろと周りに促したシンデレラ。どちらも占師の素質はありそうだ。
>>占師のお二人
「なぜ、meとドワーフを占ったのだ?理由があるならお聞かせ願おう」
娘は猫にきかれた質問に緊張しながら答える
>>75 ジョンさん
「☆理由なら>>55に書いてありますの。
それでもなにか気になる点があったら言ってほしいです…」
ちゃんと答えられただろうか。
そう娘は不安な表情で、猫をみつめた
あら、戻ってきてみれば占い師の方が二人!
……三人目は流石に居ないですよね?
あと【私も超能力はありません!】
神様の愛が懐にあるだけで十分ですもの!
遅れてごめんなさい!
村の片隅に図書館があったから、つい寄ってみたらこんな時間になってしまったの。
時間って経つの早いな〜。
みんなのお話は、さっき教えてもらったから大丈夫。
親切に情報をまとめてくれていた人がいたから、見やすくて助かったよ。
まず、霊能についてだけど
【本日は出なくていいよ】
掲示板だっけ?
そこにメモを預けられる事、鬼さんが説明してくれたから、分かるよね。
霊能は今日中に手続きを済ませておいて。
次に狩人
【狩人も出なくていい】
だって、今出てもやる事ないでしょ?
ちなみに、霊能も同じ理由だよ。
狩人は今日、誰を守るべきかよーく考えてほしいな。
後ね、みんなに聞きたいんだけど
>>all
★何誰が怪しいかの意見を提出する時間と、誰を処刑するか私が本決定を出す時間を決めるべきだと思うんだけど、22時30分と23時で大丈夫かな?
こういうの、投票っていうんだっけ?
私がこの位がいいかなと思う時間にしたから、不都合があれば、今日の21時までに言ってほしいな。
仮決定はなくても大丈夫だと思ったから抜かしたけど、あった方がよければ、これも21時までに言ってね。
ふう、みんなの所に走って戻ってきたから、喉乾いちゃった。
ちょっと紅茶を飲んでくるね。
ただいま、図書館で考えをまとめてきたよ。
まず霊能、狩人への対応を決めた。
これで大丈夫かな?
どっちも今出てもご飯になりかねないから、隠す方針で行こうかなと思ってるよ。
後、ハンスのアドバイスにあった時間も指定してみたよ。
投票って、紙に名前を書いてもらわないとダメだから、時間指定は大切だよね。
いいアドバイスありがとう。
役職は占師が2人出たよ。
ハンスは出ない感じなんだね。
ここについてだけど、対応はどうしようか?
私としては、さり気なくハンスをマーシャにも占わせたいけど、これは後日考えてもいいよね。
指定占いでみんなの総意として占わせるか、自由占いで2人を問いただす方針でいくか、悩みどころ・・・ハンスはここについてどう考えてるの?
ごめん、間違えた。
マーシャじゃなくて硝子のお姫様をハンスに占わせたい、だったよね。
名前を間違えるなんて恥ずかしい・・・忘れてほしいな。
>>75 ジョン
"理由は、目に付いたから、の一言にすぎるわ"
と、シンデレラは困った顔をします。
確かに占い師としては狼やハムスター人間を探し当てるのが理想的です。しかしながら、シンデレラには昨日までの動きに違和感を感じることはできていません。
であれば、少なくとも議論に参加してくれそうな方の正体を見ておくべきかと思ったのでした。
"ドワーフが少なくとも人間でよかったわ。
まだこちらの味方、と言い切れないのが辛いけど。"
帰ってからバーっと話すべきじゃないね・・・噛み噛みで名前を間違える恥ずかしい姿をハンスに見せちゃったし、穴があったら入りたい!
《机に突っ伏し、じたばたする》
姫はまたもや、長いお昼の眠りに誘われておりました。
この村に来て、最近はそれが顕著になっておりました。
「ふぁ……おはようございます……。一体、これはどういう集まりですの? 昨晩まで対立していらっしゃった方も、今ではすっかり大人しくなられて……不思議なものです。
あれだけ疑っておられたのに、ルーフェさまの死によって、超能力の力をすんなりと信じられるのですから」
姫のその目にははっきりとした困惑が浮かんでおりました。
ただいま、ルーフェはもう埋めました?色々と花を悩んでいたら、遅くなってしまいました。でも、俺なりにいい花を選びましたよ?クチナシ、っていう花らしいです。白くて可愛い花でしょう?
>>81 ゲルダさん
仮決定はしなくていいと思いますよ。皆、力を持っているんですから、死にたくない理由なんていくらでもでっち上げられますし。
ああ、それから。俺の個人的な意見なので、聞き流してもらってもいいですけど、意見を出す時間とかあまりきっちり決めたらその時間までに来れなかった人が出しにくくなりそうで。意見が出揃ったな、というところで貴女が処刑人を決めればいいんじゃないかと俺は思いますよ。出来れば、決定時間を24時にしてほしいってぐらいですね。
さて、占い師が2人いるようだが……本当に人の本質を見抜ける者は一人だけだろう?
これは、俺たちにマーシャかシンデレラのどちらかが加勢してくれているのだろうか。
それともゲルダと共鳴している誰かが、本物の能力者を守るためにわざわざ嘘をついている?
――どう思う、ツバキ。
このまま2人でこそこそ隠れているよりは、どちらか一人もなにか能力者を偽った方がなにかとやりやすいような気がするのだが。
特に占い師に紛れ込む方がいいかも知れないと思ったが……今日は隠れていろと言われていた、霊媒師になりすますのもありかもな。
もし出るというのなら俺が名乗り出よう。
キミの意見が聞きたい。
「それに、占い師が二人いるということに対する反発も少ないのですね。
わたくしは未だに信じられませんわ……。
だって、それじゃあ……それじゃあ……!
あんなに楽しくお布団パーティーをしていたのに!
二人の内のどちらかは、絶対に嘘をついていることになるんですもの!」
姫は【占い師と共鳴、そのどちらでもないようでした】。
娘は考えます
自分がヒーローの真偽がわかる今、どう導いていけば狼が見つかるのか
そして、どう伝えていけば自分を本物だと思ってくれるのか
時間はかかれどやっていくしかないのだ
「一応お伝えしますが、私は【ゲルダさんと対抗はしません】
私の理想はよく喋られる方のヒーローの真偽を調べていきたいです
あまり喋れない、情報が落ちないという方は…言葉は悪いけど処刑にしても良いかと思われます
ただ、そのなかにお狐さんがいるかもしれない、と思うと安直にはいえません。」
皆様の意見をさらりと確認して、私は言葉を発しました。そうしてからようやく、処刑という恐ろしい話をしていることに気が付きました。
狼か人かわからぬ者を、殺そうというのです。
いつの間に、そんなことになったのでしょう。恐ろしい話だと思いましたが、私はそれに対してなにか意見を言うことができませんでした。
非情だと思われることも、人を救うためなら厭わない。そうしてこそヒーローだと仰るのでしょうか。
私はただ、その場に立ち尽くしてるのみでした。
>>all
「それに皆さま、簡単に処刑、処刑と仰りますけれども……。
★【それではどなたがその処刑を実行なさるのですか?】
皆さまは、ヒーローです……。無実の可能性のある誰かを、実際に手にかけることが出来るのですか?
その覚悟は、本当におありなのですか?」
「あと、私の考えなのですが、シンデレラさんは叫迷狂人さんなのではないか、と考えます。
勿論狼さんの可能性も見ておりますが、これは第一印象にすぎません
しかし、狼さんは2人しかいなく、この能力の偽物に出たとしても処刑されて1人になってしまう、それは嫌だ。
それならば村人としてヒーロー気取りしていた方がまだ生き残れる可能性が残るのではないか、とお考えなのではないかなと思います
とりあえずこんな考えです。変わるかもしれませんが、いまの気持ちをお伝えしました」
「わたくしは……恐ろしいのです。
昨晩まであんなに和気あいあいとおしゃべりしていましたのに、今の……そう"処刑"を考える皆さまの目は……冷たくて、自分と同じ"人間"を殺すことを考えてるとはとても思えませんでした。
あんなに暖かかった皆さまが、まるで、魔女の呪いにかかったみたいに……!」
日が沈む。だんだん外が暗くなり、白い月がたちのぼっていく。見あげていると意識がぼんやりとしてくる。
「……殺さなければ」
無意識にそう呟いていた。
「……俺たちは英雄だ。これはこの村を救うためには、まず人々も新しくしなければいけない。心苦しいが、平和には犠牲がつきものだ」
そう言いながら村の人々を一人ずつ吟味する。
さあ、誰を襲おうか。
理性が少しずつ衝動に飲まれていく。
申し訳ないが私は会議の時間には席を外さなければならない。戻って来た時の結果を楽しみにしておくよ。
>>76 ドワーフ
いや、その意見には賛成だよ。対抗がないのならそれでいい。私の中に共鳴は二人同時に出るものという固定概念があるだけさ。
それと私は【村人だよ】吊り先に困った時は、私を選ぶといい。物語と同じで私はここでも自分では何もできないようだからね…。
ぐるりと見渡すと、一人の女性に目がとまる。
眠り姫ターリア。
彼女の顔をみていると、なぜだか胸が締め付けられた。
昨日、彼女だけは俺を一人の人間として見ていてくれていたような気がする。俺の笛の音を聴いて微笑んでいた。したたかでいて、繊細な女性。誰でもいい、この牙で人間の肌を破りたい衝動に駆られながらも、彼女はまだ殺す必要はないと判断した。今は、まだ必要ない。
「ツバキ。……俺はマーシャかシンデレラ、そしてゲルダの誰かを襲いたいと思っている。俺にとって一番厄介なのは、頭の回るジョンだがな。噂に聞く狩人とやらは彼女たちを守っているのだろうか」
姫は皆が集まっている広場で立て続けにそう喋りました。
今では広場にいる十五人誰もが、黙って姫に注目しておりました。
「それに……本当はわたくし、黙っておくつもりでしたが……」
姫はぎゅっと唇を噛み締めます。その顔には憂いと、覚悟の色がやどっておりました。
姫は懐から何かを取り出し、皆によく見えるように上に掲げます。
――それは例の"笛"でした。
「これが! ルーフェの亡骸の隣に落ちていたそうです!
神父さまがおっしゃっておりました……。『少女の隣に落ちていたからてっきり肩身だと思ったのです』と……。
皆さま、これがどういうことか、きっとお分かりでしょう!?
わたくし、何かの間違いだと思って、こっそり本人に問い詰めようと、黙っていたのです。
――けれども誰かを"処刑する"というなら話は別ですわ!
わたくし、これを黙ったまま、誰か別の方を処刑するだなんて、そんなこと、できませんわ……」
姫は、仕舞には肩を震わせて、泣きだしてしまいました。この手で誰かの罪を暴くことの"重さ"に耐えきれなかったのです。
「遅れてすまない……ようやく頭の痛みがとれた。シンデレラ、そしてマーシャが占い師を名乗っていると聞いたよ。それから、これからはゲルダが会議の指揮を取ってくれるのだな、俺ではまたカッとなりそうだったので…感謝する。
時間がどうということについてだが、俺は毎日同じ時間に広場へは顔を出せそうにない。思ったことはその都度言わせてもらうつもりなので容赦願いたい」
ここまで発したところで眠り姫の涙声が響いた。
心優しい女性。きっとあの場所にあった笛をみて、他の者と同じく俺を疑っているのだろう。分かっているのに、なぜだか彼女を見ていると悲しみよりも、心が震えた。
「……ああそれから、俺は占い師ではないよ。2人の中に本物がいるとするなら、ジョンとドワーフのどちらかは俺たちの味方ということになる」
言いながら俺は、広場の中心に立つターリアの傍へ歩みよった。やはり美しい女性に涙は似合わない。手を差し伸べたかったが、ここで俺が差し伸べていいのだろうか。結局それは出来ず、彼女の前でただ立ち尽くす。
>>97 眠り姫
「……貴女も俺がやったと?」
遅めのティータイムついでに、夕ご飯も食べてきたけど、やっぱりあんな事があった後は、食欲も無くなるね。
・・・人死にが出てしまった以上、仕方のない事なのかもしれないけど、空気が重くてやだな。
《上記1文は、周りに聞こえないような小声で言う》
こんばんは、ハンス。
眠り姫さんと笛吹きさんが一触即発でとっても心配・・・物陰からこっそり様子を見てるけど、いざっていう時は止めるね。
立ち位置的に、私が1番動きやすいだろうから。
時間の事だけど、決まった時間に来れない人もいるみたい。
ぐだぐだにならないよう、私が気をつけて、吊り先指定の時間だけは意見のあった0時に変更した方がいいかな?
私としては、みんなの意見が言いにくくならないようにしたいのだけど・・・。
>>103 眠り姫
「>>105☆ああ、俺の笛だ。
俺は……皆と比べるとまだ交流も浅かった。ジョンが屋根に来るまで一人でいたからな。だからオオカミは、俺に罪をなすりつけやすかったんだろう。
……俺は昨夜、厠以外で下に降りていない。戻ってきてからはずっとジョンといた。貴女に笛を演奏してからは触っていなかったから正確なところは分からないが、恐らくは、降りた時に誰かに盗まれたのだと思う。……俺がオオカミならば、素直にその笛を現場に置いておかないだろう。今だって、自分のじゃないと嘘をつくことだってできたに違いない……でも嘘はつけない。逃げも隠れもしない。なぜなら俺も貴女と同じ、ヒーローだからだ」
>>106 少女 ゲルダ
姫はそう宥める声を聞くと、いよいよ頬を蒼白にしました。
自らが、笛吹き男に有りもしない罪をなすりつけているのではないか――。
そういう懸念は、姫の中にも常にあったからです。だからこそ姫は、今まで黙っていたのです。
しかし、それと同時に、なんの証拠もない誰かを誤って処刑するのならば、自分が主張しなければならないとも感じておりました。
それが姫の"正義"でありました。
真っ青になった顔で、姫はそれでも気丈に言い返します。
「――ですが、一番可能性が高いのもまた彼ではありませんか? わたくしは、ただ、他の皆さまを、何の証拠もない皆さまを、処刑などという野蛮な方法から守りたかっただけなのです!」
>>106 ゲルダ
「ああ……あ、すまない。ありがとう。」
庇ってくれた彼女が意外で目を丸くする。
俺ももう少し冷静にならなければ。
また周りが見えなくなっていたことに気がつく。
「俺は、少なくともジョンはオオカミではなさそうだと思っている。外を見張っている間に不審な姿を見なかったことで、ルーフェ殺しは俺が寝たあとに起こったと考えているからだ。俺はジョンの肩に寄りかかって寝ていた。浅い眠りで起きてしまう可能性もあるのに、そんな俺をわざわざずらしてジョンが殺しに行くとは思えない。だから、この中で俺は一番ジョンを人としてみている。占い師のことはまだよくわからないが、ジョンのことはとりあえず仲間として信じたい。」
ハーメルンの笛吹き男は、少女 ゲルダ を能力(襲う)の対象に選びました。
[1]
[2]
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