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カルテット メノミリアは研究者の娘 アリシアに投票を委任しています。
“蒐集家” ヴァレリア は 公安 リュミエール に投票した
“鋼の左手” ダンテ は コールガール ソーニャ に投票した
公安 リュミエール は “鋼の左手” ダンテ に投票した
コールガール ソーニャ は カルテット メノミリア に投票した
神父 クリストファー は コールガール ソーニャ に投票した
新参ナース リーン は コールガール ソーニャ に投票した
研究者の娘 アリシア は “鋼の左手” ダンテ に投票した
カルテット メノミリア は “鋼の左手” ダンテ に投票した
ギーク ジャンクス は “鋼の左手” ダンテ に投票した
“烏” ケビン は コールガール ソーニャ に投票した
“鋼の左手” ダンテ に 4人が投票した
公安 リュミエール に 1人が投票した
コールガール ソーニャ に 4人が投票した
カルテット メノミリア に 1人が投票した
“鋼の左手” ダンテ は村人の手により処刑された……
研究者の娘 アリシア は、新参ナース リーン を占った。
公安 リュミエール は、新参ナース リーン を守っている。
コールガール ソーニャ は、ギーク ジャンクス を守っている。
カルテット メノミリア は、研究者の娘 アリシア を守っている。
新参ナース リーン は カルテット メノミリア に憑依した。
次の日の朝、新参ナース リーン が無残な姿で発見された。
《★占》 新参ナース リーンは 【人狼】 のようだ。
現在の生存者は、“蒐集家” ヴァレリア、公安 リュミエール、コールガール ソーニャ、神父 クリストファー、研究者の娘 アリシア、カルテット メノミリア、ギーク ジャンクス、“烏” ケビンの8名。
/*
リーン姉さんだったかぁ。赤っぽいとは思ってたけど本狼だとは思ってなかったのです。
アリシア鋭いよアリシア。
そして病院が壊滅しそうな気がする。
[どっと流れてゆく記憶。
いつものことだがこの瞬間だけは全ての意識をそちらへ持っていかれる]
ふ、う。
[顔をあげると息をついた]
危ない危ない…
感付かれてた、か…
[にやりワラウ口許]
[口許に浮かべただけのそれは次第に声に]
ふふふふ…
あははは!
これでもう、忌々しいワクチンはなくなったわ!
[ひとしきりワラウと
すっ、と高笑いをおさめる]
今回は私が手を下して正解だったみたいね
お腹、空いてるでしょう?
[まだ意識を起こさぬ同胞へ語りかけた]
/*
うわぁ、朝から
マックス・ザ・変なテンション
フルスロットル
なのです
だって、先に決めた襲撃先がどんぴしゃだし、
表の展開も中々に一波乱ありそうだし
(直前で襲撃先決めたのでないことは赤ログ読んでもらえたらわかるし!)
まずやらないといけないこと
・メノミリアになりきる!
こんな不思議テンションのキャラやったことないよー
*/
/*
食べてくれてありがとうといわれると
なんとなく複雑ですよ。てれてれ(ぉ
食べちゃってごめんね。ミノ・・・じゃなくてメノ
*/
/*
う゛にゃぁぁぁあああ
メモ一つ貼るのもびびりが入るよーorz
変に意識すると余計怪しいかなとか
でもさらっといって素で間違えるとどうしようとか
とかとかいろいろとかっ!
*/
[広場でメノミリアと共にアリシアを待っていると、突如ミカたんの髪の色が明滅して変化する]
『緊急通信を傍受したなのです。Masquerade容疑者の発見情報なのです、マスター』
……何、どこだ?回してくれ。
『路地裏のスクラップ置き場付近らしいなのです』
わかった……ちょっと行ってくる。メノミリアはここでアリシアさんを待ってな。あ、知らない人に声かけられてもついてくなよ?それからいざって時にはこれを使え。威力はねえが、目くらましにゃなるだろ。
[懐から発光弾を取出して、メノミリアに差し出す。その後急いでスクラップ置き場へと向かう]
―回想・広場―
[広場でアリシアと落ち合えば、依頼品であるもの…ダンテの触れた椅子カバーをそっと手渡した。]
…あ、あとこれも、できれば引き取って下さい。
リーン、姉さん、が、くれた、やつなんで、その…姉さんを調べるのに使えるかも、って。
[ハート型の湿布をべりっとはがして、さりげなく依頼品の中に混ぜておいた。
恥じらいからちょっとだけ解放された。]
…え?リーン、姉さんが?
……できりゃ、んなコトないといいんですがねぇ。
[アリシアの驚くような声を聞き。
幾許かの不安。
そういえば自分は、無防備にリーンに触れられていた。]
― 路地裏・スクラップ置き場 ―
[見慣れたビークルが停まっている。無人だ]
『あっちから声が聞こえるなのです、マスター』
[ミカたんの指し示す方向を見ると、一人の少女と、そちらに向けて銃を構えるダンテの姿が目に入った。トリガーにかかった彼の指に力が込められる瞬間、撃たれる少女とMasqueradeと誤認されて射殺された妹の姿が重なった]
……止めろ!
[思わず懐からブラスターを取り出して、撃つ。そこから伸びる熱線は、狙い違わずダンテの身体を捉えた。倒れながらもブラスターの銃口をこちらに向けるダンテに、さらに二発。ダンテのブラスターで焼かれ絶命した少女と、動かなくなったダンテを前に、しばらくブラスターを手にしたまま*立ち尽くしていた*]
ギーク ジャンクスが「時間を進める」を選択しました
[広場にいたヴァレリアやジャン、ミリアに、不審に思われてなければいいけど、とちらと見遣った時、ジャンが何処かへと急いで駆け出すのが見えた。]
…ジャン?どこ向かうんだ……っ。
[追おうとしたが、足が動かない。
そこにいたミリアのことが気に掛かって。
ジャンがミリアに発光弾を手渡していたことには気付かなかった。
改めて両の手を眺める。素手だった。
ポケットに突っ込んでいた黒革の手袋をはめ直し、ミリアの傍に寄っていった。
必要だと思えば、先程端末越しにヴァレリアに伝えた、感染体の判別に関する話を伝える*心算だ。*]
/*
依頼品の持ち主であるダンテとリーンが両方この世にいない件について。
……先輩、お力に、なれません…で…し……(ばたん
“烏” ケビンが「時間を進める」を選択しました
/*
…いや、すごい大変、だよなぁ、騙り。
なってもいいように事前にみんなの文体を纏めてはいたけど、それでも上手く隠れられるか自信ないですもん…(汗
少女村の時でさえ騙るのにすごいがくがくしてた、から!実は騙りいれてたけど気付かれてなかったっぽいから!
…スキルアップのために希望入れても良かったかも。
―街・中心街―
[ソーニャを探しに、街へ向かう。場所にはほとんど心当たりはないのだが]
会った事のある場所は…"Blue Moon"と図書館くらいですかねえ…
[思い立つ場所を羅列した後に、とりあえずはと"Blue Moon"へ向かった。"Blue Moon"の近くまでたどり着いたが、繁華街のはずなのに、事件のせいか人影がまばらになっている]
寂しい物ですね…
[そうつぶやき、周りを見渡した。裏路地から、かすかな異臭がする]
『もしや…"Masquerade"…』
[嫌なにおいがする。懐に仕舞い込んでいた銃を握り締め、そちらに向かう]
[用心しつつ、路地裏を覗き込む。まず目に入ったのは、綺麗な桃色の髪の毛だった。所々に赤い色が飛び散っている]
リーン…さん…[声が震える]
さっきまで…お話してました…よね…うそ…でしょう…[身体も震える]
[地面に横たわっている死骸。左の足が腐食し、嫌な匂いを発している。
ざっと見渡せば、右の手の甲に奇妙な形の痣―"Masquerade"を示す痣が浮かんでいる]
感染…してたの…ですね…
[頬を冷たい物が伝い、地面に落ちた]
ああ…連絡しないと…
[震える腕で携帯端末を取り出して、連絡をする。
まずは"相棒"ケビンに。続いて結社に。
誰かが来るまで、その場で*立ち尽くしているだろう*]
/*
あうー。色々とあれというか、その。
リーンさんのー、ばかー(じたばた
昨日あんな感じになったあとにー
ちょっと、『あ、いいな』と思った人は、なんでいつも狼なんだー(笑
なんで私を襲撃してくれないんですかー(待
そして、デフォルト投票先がケビン君(笑えない…涙
*/
『検死を急ぐなのです、マスター』
あ、ああ。そうだったな。
[細胞の壊死が進まないうちに、転がる二つの遺体の腕に射出型注射器を当て、薬の注入を行なう。しばらく待つも、どちらの遺体も何の反応も示さなかった]
……そっか。おそらくどっちも、Masqueradeの感染体じゃなかったってことだろうな。
[精度の低い薬の反応に縋るならばだが。他に頼れる物もない以上、それを信じることにする]
通報があった場所だし、そのうち誰か見つけてくれるだろ……あばよ。
[二人の冥福を祈った後、現場をそのままにその場を*立ち去る*]
―回想・スクラップ置き場―
[緊急通報を受け、ビークルを駆る。
追い詰めたのは幼い少女。
ランニングコストの高い白熱線ブラスターを使うのは、ウイルスの飛散防止の為。
正確に狙いは頭部。
2発目を打とうとして、背中に熱い痛み。]
…っ!
[振り向き、向けた銃の引き金を、引く事は出来なかった。
視界は白く焼かれ、それで終わり。]
新参ナース リーンは、にゃーしたかった。 ( b4 )
―― 街外れ・自宅の自室 ――
………リーンさんが感染者だった………。
[解析結果を見て愕然とする。昨日ケビンが頬に貼っていたもの、ハート型の湿布薬から彼女を調べたのだ]
――ケビンくんに知らせなきゃ――
――っ!!!
[急いで端末を手にしたとき、頭を過ぎった一抹の不安]
……………。
確かBarで偶然リーンさんに会ったって言ってた。
昨日、ケビンくんがリーンさんと接触してしまっていたら……。
な…何を考えてるんだろう、わたし。
昨日、お願いしたものを受け取ったときのケビンくんは普通だったじゃない。
[打ち消そうとする自分の中の懸念]
(―未だ、発症していなかっただけかもしれない―)
違う!!!
[頭を振って否定する]
リーンさんが居れば、そんな心配することない。
Masqueradeが別の人間に感染するときは元の身体は破壊されるから。
リーンさんが生きていれば…この…銃で…わたしが…。
[護身用に持っておくといいと渡された唯一の武器を握りしめる。それはもともとリュミエールのものだった銃]
先にリーンさんを探そう。
そのあとでケビンくんに知らせればいい。
[ケビンに対して疑いの眼差しを向けたく*なかった*]
―― 自宅→街 ――
[端末に着信反応。“バディ”からのものだった。]
…………。
[その知らせの内容に、唖然とする。
ぞわり。一歩、ミリアから離れる。
少ししてから、クリスに「すぐそちらに向かいます」と返信し、端末を閉じる。]
…あ、ちっとまた野暮用が入ったんで、俺、行きますわ。
姐御……ミリアを、どうか頼みます。
ミリア…無事で、な。
[確かめ、なくては。
脇目も振らず、現場へと急ぐ。]
―→Bar"Blue Moon"近くの路地裏―
―路地裏―
…はぁ、はぁ。
神父、さま………、………っ!
[腐臭、立ち尽くしているクリス、そしてその前にいる…ある、桃色の髪をした無残な死体。
右の手には紛れもなく、あの痣。
引っ張られた左腕が、手当てを受けた右腕が、頬が、撫でられた頭が。
ぞわり。]
……神父様。
感染体は、リーン姉さん、で、間違いないん、ですね。
…お伝えしなきゃ、いけないコトが。
[先にバーで、自分がリーンと直に接触していたことを、告げる。
触れられることを拒むように、腕を弱く組んで。]
― 公立図書館 ―
[Masqueradeの噂が広まっているせいだろうか。公共の場所だというのに、人の姿はほとんど見えない。受付にIDカードを差し込んで中へと足を踏み入れる]
『中も独占貸切状態なのです。今なら何を見ても恥ずかしくないなのです、マスター』
……はいはい。顔見られなくても閲覧記録が残るからな。
[実際には記録を残さないような閲覧もできるのだが。子供向けコミックコーナーへ先導しようとするミカたんを嗜め、地下書庫への階段を下りていく]
[いつもの席につくと、スクラップ置き場で投薬の後に採取した二人分の変化の記録を、デジタルデータにコンバートしていく]
……面倒だな。部屋の機材が使えりゃいいんだが。ま、気にすることもねえか。ちゃんと足跡だけ消しときゃな。っと。
[館内の人の少なさから、足がつかないように入館記録も後で外から改竄しておこうと考えながら、ヘッドセットをつけたままキーボードを叩いていく。各種の偽装を施し、パスを掛けて街の外へと送信する]
ちょいちょい、仕事終わりっと。後は市民の情報も集めとくか。
[ここ数日で名前を知った相手たちの情報を、市民データバンクから引っ張り出す。と言っても名前と性別、職業、公開メールアドレス程度の情報しか得られないが]
手持ちのアクセスレベルじゃ、この程度が限界か。ま、何かの役に立つかもしんねえし、保存しといてくれ。
『らじゃなのです、マスター』
[ほぞん、ほっぞん〜♪と音の外れた歌を歌いながら、ミカたんはそれらのデータをメモリーに保存していく]
これでちっとは精度も上がっかね。
本当はアリシアさんから、強引にでも研究の成果って奴を聞き出して入手する方が手っ取り早えんだろうがな。
『どうしてそうしないなのです、マスター?』
……さあな。わかんね。
[ヘッドセットを外して机の上に放り投げると、椅子の背凭れに体を預け、天井を*眺めている*]
[亡骸は放置されたまま。
着信を知らせるメロディだけが流れる。
痩せた野良猫が音もなく歩み寄ると、微かな腐臭を嗅ぎとった。
舌を寄せるのは、義肢との接合部。]
[腐食した、ナノカーボンインターフェースユニット。
そこを喰いちぎった猫は、人のように笑った。]
ィヤッハァ!!
[漸く解放されたと、歓喜の叫び。]
― 回想 ―
[アリシアにワクチンを手渡した後、ナニか。
ナニか――――――――。]
えっ………。
[視界が霞んだ気がした。
けれど、一瞬のことで良く分からない。
小さく呻いた後、頭へと手をやった。
はずだったのに――――――。]
― 回想終了 ―
/*
あともうちょっとで箱っ!
テンションあげて上げて……
あたしはメノミリアだよっ!
にゃははーっ!
…ダメかもしんないよぅ
たはーっ
*/
― 記憶の海 ―
[いつものよう頭の上で聞こえるはFの音。]
…………ん。
[次に響くのはドラの音。
この音はGだった気がする。]
うるさい………??
[それから時計を叩き壊す音は、低く鈍いDの音だった記憶が―――――、]
ある……?
[沈んだ意識の海は凪のよう静かだ。]
―路地裏―
[どれだけ立ち尽くしていたのか。
はあはあと、荒い息遣いが聞こえる。ゆっくりと振り向いた]
ケビン君…
[相棒の姿を見て、ほっと息を漏らす]
[被害者について問う声には]
ええ。間違いないと思います…回収した後に、検査で確認されると思います。
[冷静を装い、話す]
[そして、バーでリーンに接触していた事を告げられた]
そうですか…そういえば先ほど別れたときに、ケビン君に会いに行くと言ってましたね…
[一瞬黙り、自分の手をじっとみる。一呼吸おいて、続きを話す]
…私も、さっきリーンさんと会ってました。そして、彼女の手に触りました。
―― 教会 ――
[勤務先の病院ではリーンの姿は見つけられなかった。
なんとなく思い立って今は無人の教会の礼拝堂に居る]
……………静かだね。
[自分の足音さえ響くような気がする]
わたし……。
気付かれてしまったのかな…やっぱり。
[昨日の一連の出来事にそれを考える]
わたしにはもう…時間がないかもしれない。
[祭壇の近くまでゆっくり歩いて行き跪いて手を組む]
どうか、わたしに出来ることをさせて下さい。
その為にずっと…隠してきたんです。
[目に涙が溢れてくる]
それがもう、無理なのなら。
せめて、わたしの姿をした病が大好きな人達を傷つけないように、わたしを――。
[死を望んでいるのではない。研究を続けたい。世界を変えたい。ただ、自分を信用してくれるひとを自分じゃない自分が襲うかもしれない恐怖が強かった]
……そう、ですか。
…ですよね。見りゃ、分かるってのに…。
[ふいと見降ろす、リーンだった遺体。
クリスが冷静を装っていることにまでは気付かない。
しかし彼が己が手をじっと見ているのを見て、まさか、と。
そして、開かれた口からの言葉を聞き。]
え?…神父、さま、も。リーン姉さん、に。
……ははは…はは…あは。
…そんな、不注意っすよ、神父様…。
……神父様も…俺…も……。
[ほろ、と幼い目に涙が滲む。そんな目を覆うように、両手を顔の前に。]
…やっと出られた。
まさか、乗っ取れないとはね…。
[ネットワークを視覚で知覚できるならば、思念は、長らく己を封じていた宿主の姿を模して。
支配下に置けぬまま長い時が過ぎたせいか、今は獣に宿るのが精々だったが。]
/*
つーかこれって。
次に襲われるの、普通に考えて、先輩ですよね?
にせはんていもらっちゃうよー!
く、覆せる、かな、かな…!
ええ。不注意でした…
それに…彼女に"異端審問官"である事を伝えてしまいました。
まったく…我ながら、不甲斐ないどころじゃないですよ。始末書物ですかね。
[ただ、淡々と告げていく。]
[手で顔を隠すケビンが目に入る。慰めようと一歩近づいて。
そこではっと、身体が止まる]
ごめんなさい…
今の私には、ケビン君の頭をなでることも、できないのですね…
[言葉から、冷静さが消えた]
[意識が浮上する。
それは、メノミリアだった意識。
客観的にはただの感情がある信号にすぎないが。
意識そのもの、主観的には世界が存在するかもしれない。]
ここが……月……?
[朝、いつも通り目覚めた時のような心地。
けれど焦点は定まらず瞳に光はない。
夜の海、波打ち際にいる感覚。
降ろした髪が、波にさらわれ戻ってくる。
そんな感覚が、あるだけ――――――。]
― 回想・広場 ―
っと・・・え?なに?
・・・ハッコウタイ?
・・・・・・・・・ってナニーーー?!
[聞き返したときにはそれを渡した男の姿はちいさくなっていた。
また大声を出していたけどそれには気付いていない。]
・・・なんだろね、コレ。
センパイ、しってる?
[そっちを向いたとき、
彼もヴァレリアになにか言って去っていくところだった。]
― 回想終了 ―
[クリスから、リーンに審問官であると伝えてしまったと聞けば、俯く。]
……じゃあ、“向こう”には神父様……俺らの素性、バレちまってますかね…。
…でも、もう、仕方ないっすよ、だから、だから……。
……つーか、始末書なんて俺が真っ先に書かされるっての。教会で発砲とか…さ。
[自嘲の苦笑い。でももう、それほど落ち込んでいない。
近づこうとして、ぱっと動きを止めるクリスの姿を、仕方ないよと言いたげに見遣る。]
…えへへ。神父様が謝るコトなんてないっすよ。
もう、俺は、誰にも触れられちゃいけねぇんです。
姐御に……神父様に……撫でて貰う、コトも。
[寂しげな、儚い笑み。]
[冷たくも暖かくもない波が頬へとかかる。
またも、そんな感覚だけ。]
へへ……えへへへへへ、ヘヘヘヘヘ。
[海の中、感覚と意識だけが研ぎ澄まされる。
音は聞こえない。
けれど、頭の中を流れる音。
壮大でけれど、静かな平均律。]
……ここにはパパもママもいない。
[コワイ、コワイ、コワイ。]
あれ…コワイって……なんだっけ……?
[良く分からない。]
[席に座ったまま、注射器を手に弄んでいる]
ヴァレリアが言ってたっけ。Masqueradeは皮膚感染する……としたら、こいつは注射器でなく、もっと遠距離から投与できるように改良しねえといけねえんかな。Masquerade、まだまだ謎が多すぎるな。もう少し待っててくれ、ミカ……。
『緊急通信を傍受したなのです。感染体の抜け殻が発見されたらしいなのです、マスター』
何!?場所はどこだ……路地裏?急いで向かうぞ。
[がばっと身を起こす。反動で椅子がずり下がって机に額を強打したが、幸い周囲には誰も目撃者はいなかった]
『凄い音なのです。平気なのです、マスター?』
[笑いを堪えている立体映像は見ていたようだ]
[何だろう、何か聞こえた気がする。]
ここが……月なら。
へへへ…えへへへへへへ…。
[でも――――――。]
寂しいね…うさぎさん、いないもん……。
アナタ……だぁれ……?
うさぎさん……??
[倒れた身体を起こそうと。
けれど、これも感覚だけであろう。]
/*
「脇目も振らず」だから、アウトすぎた。
がんばれ、ミリア!
例え精神が変わっちゃっても凄絶に後輩ちゃんを応援します。
ー回想/スラム街ー
[二人の男を残し路地裏を去ると、仕事場にしているbarの一つへ。
簡単な食事を済ませ、武器調達のつなぎを取ると非常階段に座り込み、パスティスのグラスを傾ける。
先ほど作った食事も、この酒も、誰が作ったのか分からない。
直接、”触れた”わけではないから、感染の危険は無いだろうけれど。
そんなことを考える自分にいらだちながら、暮れ行く街に目を落とした。
そこに響くのは、一つの銃声。
表情をきつくして、音のした方を眺めた。
非常階段から、非常階段へ、隣のビルへと飛び移る。]
いえ…相棒の名前は告げてません。だから、ケビン君についてはまだ大丈夫だと思います。
…すみません。私のせいで、貴方にまで危険が及ぶことになってしまったら…
[教会の発砲事件のことを話されて、思わず一緒に苦笑いをする。
あの時に止めてくれたダンテが殺された事は、まだ知らない]
[ケビンの寂しそうな笑みに気がついて、なきそうな顔になる]
…そんな悲しそうな顔をしてるケビン君に、私は何もできないのですか…
[しばらくケビンの顔を見つめていた。
程なくして、ぽつりとつぶやく]
…ケビン君…今のケビン君は、ケビン君です、よね。
私は…まだ、大丈夫です。いつまで大丈夫かは、わかりませんけどね。
― 公立図書館→路地裏 ―
[現場に到着した時には、すでに感染体の姿はなかった。防護服を着た役人らしい人々が、辺りを片付けているのが見える]
『来るのが遅かったなのです、マスター』
……そうみてえだな。知ってる奴じゃねえといいんだが。
[遠目から現場を眺めながら、感傷的につぶやいた]
[眼下に遠く、スクラップ溜まり場が見えた。
スラムの子らしい少女と、銀の髪の男が見える。
溜まり場に一番近いビルの外階段に飛び移り、踊り場からその様子を眺めた。
こちらに背を向けている少女の表情は分からない。
けれど、彼女に向かい、銃を構える男の顔は見えた。
いつも、何か言いたそうに自分を見る目。自分以外の誰かを見ている男。
どちらに向かってかは分からないけれど、体が勝手にナイフを構える。
瞬間、二つの銃声が響いた。]
あ…俺について、は。
……あ、ありがとう、ございます。その…その……。
[どうせバレるなら、もう長くはないかもしれない…それは感染に関係なく…自分だったら良かったのに。
神父自身も感染している可能性があることは、自分への疑惑で手いっぱいで頭から抜けている。]
神父様…。
神父様が、泣いちゃダメっすよ…。
だって神父様はいつも、ガッコウのコトとか、任務…のコトとか、ずっと相談してくれて。
悪いコトした時の、懺悔、も。
だから、だから、んな顔……。
…神父様には、できるコトあるじゃないっすか。
ほら。
俺がマジでヤバくなったら、さ。お互いサマでしょ?
[にこっと笑う。]
……オオカミ…?
キャハハ、赤ずきんちゃんはおいしかった??
[首を振るうと、ミントグリーンの髪が揺れる。
夜の空を見上げるよう、天を仰ぐ。
声がそこから聞こえるような気がしたから。]
あたしはねー……えっとねー。
えーっと……ミノメリア…?
[記憶を整理するかのよう。
パズルのピースが次々とハマっていく。]
/*
あれ…?あの匿名メモ、表でも見えると思って貼ったのかな…?だとしたら、反応したのが恥ずかしいのですが…(*ノノ)キャ
― 広場 ―
[ぺたんと噴水の縁に座る。
ワクチンはどうなったのか気になって、携帯端末を取り出した。]
うーーっ
やっぱむつかしいーーっ
[昨日と同じように手記を追いながら
システムの文字を読んだ。]
えーっと
ワクチンTypeβ-32の効果は継続中です。
・・・あれ、昨日と違う・・・
そっか、アリシアねーちゃんと『Masquerade』は接触してないんだ!
あへへ・・・よかったーっ
[楽器を抱えてへらっと笑った。]
喰いっぱぐれたオオカミの腹ん中にゃ、石コロがたんまり詰まってるかもなぁ。
[笑い声は似て異なり。]
…クイズに答えて一千万か。
[複雑に解け合う膨大なデータの、ものすごく古い記憶が蘇ったらしい。]
[銃声に重なる声に、目撃者は自分だけでなかったことに気づく。
銃声がもう二発響して、辺りは静かになった。
やがて、ブラスターを構えた黒髪の男が、崩れ動かない銀髪の男に歩み寄るのを、ただ黙って見おろす。
やがて黒髪の男が立ち去るまで身じろぎもせずにじっと、一部始終を階段から見ていた。]
ー回想終了ー
[泣かないで、という少年の声。
はっとして、できるだけ笑おうとする…どこか引きつってはいるが]
す、すみません…
…ケビン君の色々な話を聞いたのは、ほんの最近のはずなのに。何かずいぶん昔のような気がしますね…
[お互い様、と聞けば]
…そうですね。お互い様、ですね。わかり…ました。
[自分がケビンに頼んだ事は、逆も起こりえる事だったのだが。
正直、逆は考えてなかった…考えたくなかっただけかもしれない]
[ケビンが振り向いたの気がつき、そちらを向いた]
[意識の中に響くやり取りはどこか気が抜けていて。
取り付いたばかりでぴりぴりとしている神経が
さわりさわりと鎮まっていくのを感じた]
そう、アナタもそこにいるのね。
[それはどこへ向けた言葉なのか―]
─東地区─
[父が『なりたて』らしき症状であるという通報が公安へと入り、そこから処分命令が送られてきた。]
あいつ、…かな。
[ターゲットの顔を、携帯端末へと送られてきたデータと見比べる。間違いないだろう。
確かに『なりたて』のような様子で、家の前でただ座っているだけの男。]
これが任務なんだ。……ごめんね。
[引き金を引く。
一発。
二発。
それで、終わり。
遺体の処理を、と役所へと連絡を入れた。]
あはは、じゃあ、お水飲めなくって沈んじゃうんだねーっ。
[けらけらと笑うもその声は何処か虚しい。]
ぶっぶー、はずっれー、てね。
ホントはね、メノミリアだよーっ。
[そうだった存在。]
……あたしは、あたしだったのに。
今は別のあたし、なのかなー……。
オオカミさんは…『Masquerade』なの?
[天を仰いだ顔は、疲れたのか俯く。
疲れた、なんて感覚もあるらしい。]
― 路地裏 ―
『あれ見るなのです、マスター』
どした?
[現場での作業員を眺めていたが、ミカたんが指差す方に顔を向けると、神父と雛烏の姿が見えるだろうか]
……何か変な雰囲気じゃねえか?
『そうなのです?よくわからないなのです、マスター』
気のせいか?
[遠目から微かに二人の表情にぎこちなさを感じて首を捻りつつも、軽く手を上げて挨拶し、近づいて行く]
だーかーらー…謝んなくて、いいんですっ。
[笑顔を作ろうとするクリスに、胸がちくり、とする。]
…それにさ、ずいぶん昔のような、だなんて、んな走馬灯の見えそうな台詞は聞きたくありませんっての。
[クリスのわかったという答えに、うんと屈託なく答える。
一瞬振り向いた後、小声で]
……なんか、ちっと人が増えてきたみたいっすね。
話聞かれてもアレっすし、ここで一旦引き揚げましょうか?
それに…もうひとり、聞きこみしなきゃいけない人が、いるんで。
―回想・広場―
[端末越しにケビンの話を聞く。]
ああ、そうなのか。
わかった。よく覚えとく。
隣のちっちゃいお嬢ちゃんは感染してないんだね。
[念を押すように聞く。
研究チームの話について、詳しく聞く心算はないようだ。]
ありがとね、わざわざ教えてくれてさ。
じゃ。
[ぷつり、と端末を切った。]
─回想終了─
/*
ダンテの遺体とか見たら、きっと取り乱すしかないだろうし
ソーニャと遭遇してみたい気もする。
でもそのままキリングな流れになるような気もする。
なるべく穏やかにとりつき初日は過ごしたい・・・
*/
『ナリソコナイ』の、マスカレイドさ…。
今は、何もできん。
[自嘲めいた苦笑い。
「生者のまま、黄泉行く者」ダンテの意志は、もうここには無い。
あるのは散り行く残滓だけ。]
ジャン……。
[やんわりと、手を振り返す。]
…ちっと、ここで、……リーン姉さんが。
感染して…亡くなってた。
[さっき彼が広場から駆け出して向かった先は、ここだったのだろうか。
…それはない。だとしたら自分より早く着いている。
ではどこに、と首を傾げるも、今は他に気掛かりなことがあって聞く気になれなかった。]
す、すみません…ああ、また言ってしまいました…
[あわてておどけるように口を押さえてみた]
[小声が耳に入れば、こちらも小声で答える]
そうですね…一旦別れましょう。
私も別口で聞き込み、しておきますから。
[そういって、近づいてくる男を視線で示す]
それでは。気をつけて。
[ケビンが場を離れるなら、笑顔で見送るだろう]
─中心街・ストリート─
[すっかり静かになった町の中を、携帯端末片手に歩く。]
ああ、そうかい。
例のモノ、手に入ったんだねぇ。ありがとさん。
じゃあ、明日辺りにでも落ち合えるかい。
ブツの受け渡しに。
[端末越しに、相手と軽いやりとりをした後、切る。]
さて。
あとはメディクスに連絡を付けるだけだが………。
知らんのよね。連絡先。
またケビンに頼るかな、どうするかな。
ううん。
[同朋の気配に、ニヤリと顔を歪めて。]
俺が眠ってる間に、随分派手にやってんじゃねぇか。
[首尾はどうだ?と問いながら。]
……判らない人は、撃たないんじゃなかったの?
[誰もいない非常階段に座り込み呟く。
やがて、疲れた動作でのろのろと立ち上がると、元のbarへ。
カウンターで、小さな包みを受け取り店を出る。
途方に暮れたように空を見上げると、赤い月が見えた。
サックス吹きの少女の言葉を思い出す。]
[口を押さえる神父に、ちょっと微笑ましげににこり。]
はい…神父様の方も、お願いします、ね。
じゃあ、これで。…神父様も、気を付けてください。
[笑顔のまま、手を振ってクリスと別れる。]
感染、か…。
[ふぅ、と物憂げに溜息を吐く。]
やだねぇ。
知り合いが感染してるかもしれない、なんて怯えるのは。
母子感染はないとして、粘膜、血液はとりあえず大丈夫。
ただ、皮膚接触もあるってことは………。
[指折り数える。]
何処でどう感染していてもおかしくないってか。
はぁ。
ま、直接触らなかったら大丈夫なんかね。
[ジャンとの擦れ違い様。
自分の身が、彼に触れてしまわないようにと仄かに身を捩って。]
……死ぬんじゃ、ねぇぞ。
俺より早く逝ったら、許さねぇからな。
[鳥のように、すっと離れていく。]
―→中心街・表通り―
へ?
[ケビンの言葉、リーン姉さんという名前から、Barで出会った看護師と結びつくまで数秒の間]
……感染って、Masqueradeのことだよな。リーンさんが?
[それ以上の言葉が紡げず、その場から立ち去るケビンを見送る]
派手に、も何も。
これがアタシらの生き方じゃないか。
生まれながらの役者にして演出家。ついでに脚本も書いてるかもね。
[けらけら。]
んー。
そいえば、ダンテとも連絡取れんよなぁ。
[連絡先の番号を押し、コールボタンを押すが繋がらず。
諦めて端末を切る。]
リュミに連絡取って、スイーツを奢りつつ情報をぶんどるかねぇ。
[今度は、リュミエールの連絡先に端末をつなげようとする。]
ナリソコナイ……なりそこない?
[ざぁぁ、と波が引いていく。]
なんか、よく分かんないやーっ。
えと、あたし、が、なりそこないで…。
必要がなかった…、だから、パパはあたしで…。
[瞳に光が戻ることはない、けれど――――。]
また…ダレかを困らせるの……?
人間になれやしないのに…。
[ぼんやりと呟く。
足元にまた波が静かに打ち寄せた。]
[立ち去るケビンを見送って、ジャンクスに向き直る]
ええ。リーンさんが"Masquerade"に感染してました。
先ほど遺体は回収されましたが…痣があることは、確認してます。
[ぎゅっと、拳を握る]
― 広場 ―
[日が沈みかけ、うっすらと月が見える。]
月・・・ウサギのお餅。
聞いてみたいな、おいしいのか・・・
[ケースを抱えたまま月を見上げた。
赤い月。
赤い色。
血の色・・・。
自分の血をもって完成する特殊なワクチン。]
あっ!届けなきゃっ!
[ケースを抱えたまま広場から歩き出した。]
…BGMとナレーションもやれば完璧だな。
[久しぶりの自由を謳歌するように、野良猫は路地を駆け回って。]
まぁ…俺ぁしばらく傍観させて貰うさ。
どうも、まだ本調子じゃねぇ。
そっち?どっち?
・・・あぁ、ごめん。
半分聞いてなかった・・・
ワクチンで感染したら、
アタシが偽者だってわかっちゃうじゃない
なしなしっ
[けらけら]
[路地に出た時、スクラップ置き場の方に一瞬視線が向いた。
けれど、そこに向かうことは無く、街の中心街へと続く道に足を向ける。]
fly me to the moon……。
[歌うように呟き、スラム街を後にした。]
/*
うわーーっ、ミリアさん怪しいぜ、怪しいぜっ!!
なんだか、不思議な感じだなー。
というか、オオカミさんたちは大変そうだ。
ホント、お疲れ様です。
テンション微妙なキャラでごめんね。
あたしは、こんなに美人に進化したのに(笑)
ぼでーちぇんじー。
―中心街・表通り―
[ただでさえ閑散としていた昨日よりも、さらに寂れた雰囲気の街。
ヴァレリアとは別の道を通っている。]
…普通に、話聞かれそうにねぇよな。
助かるっつっても、なんか切ねぇや。
……先輩に、言わなきゃ。
[ビルの裏の壁にもたれ掛かり、端末を開く。
そしてアリシアのアドレスに。]
……先輩。俺です、ケビンです。
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