情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 エピローグ 終了 / 最新
[1]
[2]
[メモ(自己紹介)記入/メモ履歴/自己紹介] / 発言欄へ
ここはメローネ学園、演習場。
今ここでは、補習をしなければならない学園の生徒達が集まっていた。
それぞれに出される補習は別々だが、大まかに種類を分けると三つ。
・採取や狩猟のクエスト
・模擬戦
・洞窟での魔石採掘
となっている。
そのうちの一つ、模擬戦はまだまだ後のようだ。
1人目、使い魔 シモツキ がやってきました。
(master) 使い魔 シモツキは、村人 を希望しました。
「キキキッ!(皆ー頑張ってね!)」
[学園の使い魔のシモツキ。
テイムし易く人懐こい、学園でもよく見かける人気者だ。
尋ねれば色んな事を態度と動きで教えてくれる賢い奴だ。]
[シモツキ以外にも、王様チックな姿をしたキング使い魔さんが、何やら生徒達の周りを飛んで回っているようだ。]
【メローネ学園自己紹介メモ】
■名前
■学年
■種族
■年齢・性別
■外見
■持ち物や武器など
■特筆事項(能力や特技などあれば)
■その他・PLより
[任意なので、纏めたり省いたり付け加えたりなどは自由らしい。]**
村の設定が変更されました。
村の設定が変更されました。
2人目、睡眠生徒 ニース がやってきました。
(kkr) 睡眠生徒 ニースは、おまかせ を希望しました。
──歴史科の授業──
「────これにより、大戦は終結へと流れ始め、
今の様な平和な時代の礎をつくり始めたのです。」
ぐぅ、すぅ。ぴぃ。
すぅ、すぅ。
「では来週は各戦いをおさらいしていきましょう。
xxxページ、───年の魔族の将グロシアと人族の将クラウスが率いる戦いで、グロシアが討たれた戦いから。
それでは本日はこれまで。」
すぅ、すう。すぅ。
ふに?
[授業が終わって目をこしこし。
顔をあげると歴史科の先生が立っている。
差し出されたのは、補習行きの切符(テスト)]
睡眠生徒 ニースは、村人 に希望を変更しました。
──料理科の授業──
あー!待つのです。待つのですー。
駄目です、駄目です、あっちにお姉様から聞いたレアな茸が生えていたのですよ?
ゲットしなきゃなのですっ。
[演習林での、料理科の野外実習で目的の食材では無くレアな食材ゲットに奔走し、同じ班の子達と逸れ、結局一人だけ実習を失敗してしまったりだとか。]
睡眠生徒 ニース は肩書きと名前を うっかり生徒 ニース に変更しました。
──料理科の授業──
あー!待つのです。待つのですー。
駄目です、駄目です、あっちにお姉様から聞いたレアな茸が生えていたのですよ?
ゲットしなきゃなのですっ。
[演習林での、料理科の野外実習で目的の食材では無くレアな食材ゲットに奔走し、同じ班の子達と逸れ、結局一人だけ実習を失敗してしまったりだとか。]
──必修の魔法科の授業──
あれれ、うっかりしていたのです。
魔法科の授業だったのです。
[図書館で調べものをしていて、授業に出そびれてしまったりだとか。]
[この他、天然が入っていそうなマイペースなニースはマイペースに行動し、そして偶然でも何でも無く、必然的に幾つもの科目が危うくなってしまった。
しかしながら、座学関連の補習については見事クリア。
残すは演習場での補習を残すばかりとなっていた。
ここでの補習をこなせないと、ニースは進級出来ないのである。**]
村の設定が変更されました。
3人目、魔獣科 アルジャーノン がやってきました。
(akimomiji) 魔獣科 アルジャーノンは、村人 を希望しました。
–演習場・ 林–
[メローネ学園から少し離れた場所にある演習場。
魔物避けの要石に囲まれた中には戦闘実習や点呼を行うためのグラウンド、学校の管理下にある森林や林、そして洞窟がある
その中のなだらかな山になっている箇所に、直径5m程の開けた草地があった。その中に動くものがある
大きな牙を天に向かって生やした、猪のような姿をした生物だ。白い毛皮が陽光に照らされてぎらりと輝く
一般的に”サカミチイノシシ”と呼ばれる個体で、モンスターに分類される
メローネ学園が演習の為に飼育している個体だ]
[説明しよう。
サカミチイノシシとは、その名の通り坂に縄張りを作る事で知られているモンスターだ
基本的には坂の上の方に行くほど地位が高くなり、縄張りの一番上を陣取るのがボスに当たる
サカミチイノシシはモンスターの中でも ランク争いが激しい事で知られ、ランクの高い者ほど戦う為の牙に傷が多く見られる
よって、市場では大きく、かつ傷の少ない牙ほど値段が上がる傾向にある]
[そのイノシシを周囲の植物に身を隠して狙う者がいる
向けるは銃口。
銃身が1mはありそうな、大きな猟銃だ
長い金髪をかき分けもせず風に流れるがままにして、髪と髪の狭間にイノシシを捉える]
––––––––––––––––。
[静かに動く。長い銃の上に乗った筒、その両端に取り付けられた硝子の円盤へ眼を近付けた
硝子の中心に、地に落ちた木の実を食んでいるイノシシの頭部が映る
銃は単発式。一回撃つごとに弾と火薬を込めなければならない]
–––––––––ダァァン!
[引き金を引く。甲高い音を上げ、鉛玉は真っ直ぐ飛んで行く
イノシシの頭に黒い孔があき、白い身体がぐらりと倒れた
男は茂みから素早く立ち上がり、駆け寄った
確かめる までもなく、男には仕留めたという確信があった]
4人目、無口 パサラ がやってきました。
(takicchi) 無口 パサラは、村人 を希望しました。
―森の中―
[見つけた。
頭上にお目当ての木の実を見つけ、にんまりと笑う。
よいしょ、と手に持っていた大きなかご……中には既にさまざまな木の実やキノコが入っている……を地面に置いた。
そして手にするのは、背負っていた弓。自身の身長ほどもあるそれを軽々と引き、狙いを定める]
――――……緑の風。
[呟くと、ふわ、と淡い緑に発光する矢が現れた。
魔弓使い、というのはエコでいい、と思っている。なにしろ、消耗品である矢がいらない。
ひゅん、と魔法の矢が風を切ると、狙いを過たずお目当ての木の実が降ってきた。落としては大変、とかごを差し出してキャッチする]
こんだけありゃ、いいべ。
[今ここには他に誰も居ない。だから独り言を呟いても大丈夫。
満足そうに頷くと、集合場所へと向かう。
さて、今日のごはんは何にしようか。
魔獣科が食べられるお肉をゲットしてくれていたらいいのだけど**]
[駆け寄り、肩にかけたロープを手早く下ろして動かないイノシシの脚に結んで行く
演習場に設えられた東屋の前に運んで行くまでが、今回「補講」として提示された狩猟クエストだった]
うん。体長120cmて所か?演習場の中じゃ大きい方だな
牙の様子も問題無さそうだ!
市場に出回ったら結構な値段になりそうだな。まあ、ここじゃ薬学科か…鍛治科で武具の材料になるかな。
[ロープを結びつつ、イノシシの様子を見る男の名はアルジャーノン。必須の魔法科を除けば魔獣科と、医学科を学んでいる
彼は二つの科目において、優秀な成績を収めている
だが、それは
あくまでテストでの話]
…よし。
[ロープを結び終えると立ち上がり、端を持つ。引っ張って、イノシシの身体を動かそうとする
–––––––が]
…………。
[ずず、ずず、と少しだけ土を擦る音がするものの動かない
他の生徒に比べて、彼は筋力で劣る
魔獣科の狩猟実習には身体を使うものが多い
座学ならともかく実習においては、体力の無さが仇となり要求された課題をクリアできない事が多かった
結果的に点数が足りず、補講となっているのである]
…はぁ。早く4年生になりたい
/*
ファンタジー #とは
魔弾ではなく火薬式の単発銃なのですか…それは…ううん、そういうファンタジージャンルも有りはしますけど…微妙なラインなのではないでしょーか!(剣と魔法に初回から喧嘩を売るスタイルなのです…!)
銃火器は当たり前の様に無いものだと思っていたので、その辺、注意書きから抜けていましたね…。むん。
まあ、卒業できてもフィールドワークはあるのだろうね
[その場でため息をついて、空をあおぐ
6年間の学業のうち3年生までは定められた授業に必ず出なくてはならないが、残りの3年間については自分の出たい授業に出る事ができる
アルジャーノンはもうすぐ前半の3年間が終わろうとしている。進級できれば実習をせずに済み、座学へ専念できる
だが体力はつけておいた方が良いだろうなとも思ってはいた。彼の夢は魔獣研究者だ
研究職とて部屋にこもりっきりではなく、むしろ進んで外に出て調査をするものだろう
もう一つため息をつく。勉強と、独自の魔獣研究で彼の自由時間は構成されていた
4年生になれば授業を減らせる分、運動する時間は取れるだろうか]
…ああ、いけないいけない。誰かいるかな
[補講中である事を思い出して思考を打ち切り、辺りを見回す。もしも見知った顔があればイノシシを運ぶのを手伝って貰えないか働きかけるつもりだ
もし知った顔が無くても、少し歩けば誰か見つかりはするだろう]**
/*
相方さんはどっちかで言えば有りなのですが、ニースは戦闘バランスよりも、ファンタジー色が無くなるのでは的な方が心配なのです…。魔法とか。
銃は手軽な戦争が出来ちゃうから好きくないのですが…様子見でしょうか。うーん。。。
でも、モンハンではガンランスやガンナーがあったですよね。脳内で、モンハンのガンを思い浮かべるのですよ…!
/*
はっ、科目は複数選べるんだった!
あれなんです、希少生物の保護とか勉強していたいイメージなんですけど、どれがいいですかね…
[きゅるる]
……………。
[腹が鳴る。
今回は補講の対象のモンスター以外にも、ある程度までなら狩猟が認められている
イノシシを運び終えたら何か狩って飯にしようか。ぼんやりと考えるのだった]**
/*
「○○科の生徒」という風に分けるんじゃなくて生徒でいくつか選べる事に入村直前に気付いてでも他に肩書き思いつかなかったね。
5人目、武術科生徒 ラキア がやってきました。
(Akatsuki-sm) 武術科生徒 ラキアは、村人 を希望しました。
―― 演習場・森の中 ――
待ちやがれええええええ!!!
[森林の中に同化できそうな緑がかった体毛を持ち、
素早く跳ねて逃げ回る森林ウサギ。
それを追いかける黒い影ひとつ。
時々、手元から風の球を生みだし森林ウサギに向かって撃ち放っているものの、
ひらりひらりとかわされて全く当たらない。
地面にぶつかって散った風の球にあおられて、
黒い影――少年が身につけたマントがばたばたとはためいている]
[だが。
森林ウサギとの追いかけっこにも終着が訪れようとしていた。
視線の先、前方には小川が横切る形で流れている。
演習場内の森林地帯の、山になっている場所に流れる川を上流とするなら、
いま目の前を流れている川はおおよそ下流といったところ。
森林ウサギは川を渡れずに立ち往生しているようだった。
これを好機と見て一気に走って距離を詰め、飛びかかる!
と、森林ウサギが急に方向転換した。
そのまま少年の足の間をくぐって悠々と距離を開けていく]
な、 なんだとおおおーーー!?
[すぐに振り返ってまた追いかけようと思ったものの、
身体の方は急に止まれない。それでも振り返ろうとすれば余計にバランスを崩す結果となり]
/*
今晩はこんばんは 今回は脳筋系でいっちゃう企画人の片割れです(一礼)
挨拶はそうだねサブIDの方に一任しますかー
──演習場──
うんしょ、うんしょ、なのですっ。
[学園の学生寮からゆっくり徒歩で15分の演習場。
何が入っているのか謎な、ぱんぱんにはでは無いが、横幅も縦幅もある大きなリュックを背負い、その上に円匙を括り付け、演習場のグラウンドに辿り着いてキョロキョロ。]
最初の補習クエストは何でしたっけ?
[きょとり。ポケットに収められた「補習クエスト」の紙をごそごそと探して手にとり、じっと見つめる。]
了解なのですっ。
*12殿様蛙*蜂の蜂蜜ですねっ!
[握り拳をぎゅっと作り、演習林へと入っていったのが少し前のこと。]
──演習場──
うんしょ、うんしょ、なのですっ。
[学園の学生寮からゆっくり徒歩で15分の演習場。
何が入っているのか謎な、ぱんぱんにはでは無いが、横幅も縦幅もある大きなリュックを背負い、その上に円匙を括り付け、演習場のグラウンドに辿り着いてキョロキョロ。]
最初の補習クエストは何でしたっけ?
[きょとり。ポケットに収められた「補習クエスト」の紙をごそごそと探して手にとり、じっと見つめる。]
了解なのですっ。
{14節制:逆}蜂の蜂蜜ですねっ!
[握り拳をぎゅっと作り、演習林へと入っていったのが少し前のこと。]
──演習場・演習林──
お姉様によると、この辺がぁゃιぃとのことですが、
むむむっ……
羽音なのです?
[首を傾げて見上げれば、+表+(地上/木の上)に蜂の巣を発見。]
おっきい蜂の巣なのです。
たっぷり蜜も溜まっていそうなのです。
[両手をそれぞれ拳を作り、気合いをいれるポーズ。]
──演習場・演習林──
お姉様によると、この辺がぁゃιぃとのことですが、
むむむっ……
羽音なのです?
[ぶ〜んという独特な音が聞こえ、首を傾げてみれば、前方に蜂の巣らしきものが見えた。
木の上ではなく、地上の手が届く場所にある。]
おっきい蜂の巣なのです。
たっぷり蜜も溜まっていそうなのです。
[両手をそれぞれ拳を作り、気合いをいれるポーズ。
そろそろと蜂の巣に近づく。]
/*
孤児でドワーフに育てられたとかも考えたけどそぉいしようしかし近所にドワーフはいる
身長:149+5(6)cm
ー東屋ー
[狙撃地点から少し歩けば他の補講者と会った。その者に協力してもらい、イノシシを東屋へと運び終えた
首尾はシモツキという学園の使い魔が常に見ている。教師に補講生徒の様子を報告してくれるだろう
東屋に設えられた井戸で軽く顔を洗い、喉を潤した]
…ふぅ。さて、次はどうするかな
[課題の記された紙をポケットから取り出す]
──演習場・演習林──
確か欲望蜂は、
叩き落としてゲットする?
[ニースは可愛らしくも腕組みし、うんうんと唸る。]
じゃあ無かった筈なのです。
[じーっと蜂の巣を見つめる。
その間も、蜂は蜂の巣を出たり入ったりしているようだ。
ニースはひたすら見続けて蜂の仕草だとか動きだとかが次第に楽しくなって来た頃、]
……燻り出しなのです。
[ニースは深く頷いた。
誰も居ないのに、重々しく頷いた。]
/*
そういえば、なのですが…。
wikiに、先に火薬草採取に行こうかな? とかあるので、wikiを作った当初は割とモンハン脳だった感がありますね…。
[一番上に書かれている"サカミチイノシシ 1体"と書かれた箇所にペンで打ち消し線を引く
その下に書かれてあるモンスターの名前は"*07天王星*鰐"。鱗を持ち、その皮膚は星の輝きのように鮮やかだ
大きくは成長しない種類だが、かたい皮膚を持つ為に銃では仕留め辛い]
…ふむ。どうするかな。
鱗があるぶん、環境の変化には鈍感だから魔法を使っても元素の流れで気付かれたりはしない…か?
随分大きな群れを作るようだからおびき出せたら……ん?
[次の標的に対しての思考を回していると、どこかで大きな水音がした>>16
アルジャーノンがいる東屋は演習林の立つ山の中腹にあり、目の前は下り坂だ
側には川も流れている
つまりは、下流の方で音がしたのだと解る]
[天王星鰐は水辺に住み、強靭な顎と牙を持つ。しかし無用な争いは好まない性質だと授業で聞いた
水音は鰐ではないだろう
では何だろうかと、好奇心半ばに音のした方角へ脚を向けた]
─演習林─
……ん?
[ふと、ぶぅぅぅんと唸る羽音を聴いて腰を屈める
音の方をよく見れば、欲望蜂の立派な巣があった>>20
そのすぐ近くに、黒い、小柄な生徒の姿がある。知った顔がどうかはまだ判別できない
おそらく、補講の内容が蜂蜜採取なのだろう。欲望蜂の蜂蜜は濃厚であり、薬にも調理にも幅広く使われる]
◆おしらせ◆
[キング使い魔がパタパタと羽を震わせてやってくる。]
『キキーッ!!!
(剣と魔法のファンタジー世界だしと、すっかり説明書きが頭から抜けていました。wikiの方に追記いたしましたので、ご確認下さい。)』**
[生徒どうし手助けはしても良いと聞いた。
欲望蜂の蜜を採取する手段の定石は他の蜂の蜜か、何か甘いものを用意して気を惹き、その間に採取するというものだ
目の前の生徒はそれを知っているかどうか。知らなくても、他に方法はあるだろう
蜂の巣と対峙する生徒がどう対処するのか興味が湧いた。少し様子を見ることに決めた
生徒が危うくなるようであれば、助けに入るつもりだ]
──演習林・蜂の巣──
[ニースは、落ち葉やまだ落ちて間もなそうな枝を持って来て小さな山を作り、その上に、扇型をした大きなオウギの葉を毟って来て積んだ。
背負った円匙を手にとり、小さな山の周囲を浅く掘り起こし火が燃え移らないようにすると、火を付ける。
オウギの葉でも、火を扇ぎ始めると火は次第に大きくなり白い煙が出始める。]
けふんっ、けほけほっ。
目、目が痛いのです〜っ。
[くしゅくしゅとしながら、尚も煽ると火も煙も安定し始める。]
これくらいでしょうか?
[ニースは、ちらっと蜂の巣を見る。
昆虫達は、気付いているのかいないのかは、いまいち分からない。]
/*
えっ。…何時の間にか、>>26。
ソロで暫く、ひとりドタバタをしたかったのですが、うーん。(さくさく色々なクエストをしたかったのです)
失敗を刺すつもりでも無い…のです?
[ニースは、円匙に煙がもくもくと出ている落ち葉や枝やオウギの葉を乗せると、そろそろと蜂の巣に近づく。
風下も何も今は風は吹いていなかった。
近づくと警戒しているような動きを、欲望蜂は取り出した。]
はわわっ。
[そろ〜。そろそろ。]
えいっなのですっ。
[円匙の先を放り投げるように動かせば、小さな山は蜂の巣に*05ダブルヒット*。]
[ぶぅぅぅぅぅぅぅぅううううん!]
はわわわわわっ。
[ぶわっと辺りに欲望蜂達の群れが、巣から出て来る。
小さな煙の山は蜂の巣に二度バウンドしたようだ。
燻されるのは燻されるが、その前に怒らせてしまったようだ。]
これは戦略的撤退なのですっ!
[後ずさったニースは、両手に円匙を握りしめ、一顧だにせずに走り始める。
蹴り上げられた枯れ葉が舞う。
ニースの後ろを、欲望蜂達も追い始める。
最初に燃やした場所は煙が燻る程度だが、蜂の巣の周りは煙だらけだった。
蜂達がごっそり出ていった蜂の巣と、その中にある蜂蜜やその蜂蜜が結晶になったものをそのままにして、ニースは逃げ出した。*]
[少年はさっきまでの出来事を鮮明に思い出した。
しばらく頭を抱えていたがやがて弓使いらしき人影に向き直って]
補習の課題で森林ウサギ捕まえなくちゃなんねーんだけど!
さっき逃げられて! どっかで見なかった!?
[そう、問いかける。
なおこの少年、相手が先輩だろうと同学年だろうと、
口調はあんまり変わらない。生意気な盛りであり、それがトラブルの種となることもあった*]
あぶり出す気か。なるほど
[生徒がやっていること>>28を見て感心する
要は巣から蜂が出て来れば良いのだ
そして生徒は持った円匙の上にもくもくと煙を出している山を乗せると、蜂の巣に近づいた>>29
だが勢い余ってしまったのか、円匙はバウンド>>30
怒った蜂が巣から一斉に出てきた]
!!
[助けに入ろうと一歩脚を踏み出すも、生徒の逃げ足は存外早かった。あっという間に蜂の大群と共に見えなくなってしまう
思わず口をあけてぽかんと立ち尽くす
気を取り直して向き直ると、残ったのは完全留守の蜂の巣。欲望蜂の蜂蜜入りだ
しかもこの大きさなら蜂蜜が凝固してできた結晶もできているかもしれない]
ネコババするのもな…。
[蜂の巣に寄って、頭をかく
巣から蜂を遠ざけたのは先ほどの生徒だ。アルジャーノンは何もしていない
どうするか決めあぐねていると、がさり、と足元で音がした]
うん?
[見ると、地面の一部が動いている
否、地面ではなく。それは緑色をした何かだ
よく目を凝らせば、ウサギ状の姿をしているのがよく分かる
それは足早にアルジャーノンの側を通り過ぎようとしていた]
!!!!
(森 林 ウ サ ギ ! !)
[山に溶け込む緑の体毛を持つウサギだ。
保護色ゆえに逃げ回る必要が無いため、普段はじっと身を隠して動かない
数が少ない訳でないにも関わらず、その習性から見つけるのが困難であり
追いかけても見失いやすい
だが、捕まえる事ができればその肉は美味である]
[足元の個体は随分と神経質になっている。誰かに追われていた>>14か、煙によって動かざるを得なくなったか。
いずれにせよチャンスだ
ウサギがアルジャーノンの後方に向かったタイミングで、素早く飛びかかる―――――!+表+
表:逃げられた
裏:捕まえられた]
[メインディッシュにされるかと思った、との言葉に、申し訳なさそうにぺこぺこ頭を下げたが、次の瞬間奇声を上げられて目を丸くした。>>31
お肉は確かに美味しいけれど、お魚も悪くないと思う、という主張はそっと胸に秘めて、すわ何事かとまじまじと少年を見つめる]
…………。
[問いかけに、うさぎ、と胸の中で呟き、首を横に振った。>>32
言葉遣いは特に気にしない。というか、むしろ標準語なのがちょっと羨ましい。
うさぎを見かけなかったことをちょっと申し訳なく思いつつも、でも見つけたら自分が狩っちゃってた気がする、ともこっそり思う。
うさぎも美味しいのだ]
待てぇぇぇ昼メシィィィィィィィィィ!!!
[捕獲に失敗した事でウサギに感付かれ、ぴょんぴょんと走り出す。一気に距離が開く
負けるものかと素早く立ち上がって、できる限りの体力で追いかける
待てと言われて待つ訳もなく。昼メシであれば他の捕獲しやすい生物でも良いのだが
男は鰐のことなどすっかり忘れて、希少ウサギとの追いかけっこというロマンを選んだ]**
6人目、きまぐれ ジャッカ がやってきました。
(HAL) きまぐれ ジャッカは、村人 を希望しました。
―演習場・林―
うーん、こんな天気の良い日に補習だとか補講だとかなんて。
とってもとっても勿体無いんだゾ。
[柔らかな日差しの昼下がり、鳥の囀りをBGMに両手を後ろに組んで目を閉じる。
なんてお誂え向きなシチュエーションではあるが此処はそう、メローネ学園の誇る演習林であって決して悠々と昼寝に使う場所でもなく増してや補講課題を抱えたまま余裕決め込んで良い立場でもないのであるが。
あるが。
このまま暫く日向でうとうとを決め込むつもりであったのだが、なんだかキナくさい。
鼻を利かせるまでもなく、煙ったい。]
──演習林──
ふぅ。
撒けたのです?
[どれだけ走っただろうか。
先程の蜂の巣があった場所よりも数キロくらい走ったように思う。
ニースは小柄だが体力はあるようだ。
後ろを振り返ると、舞い上がった葉っぱが舞い落ちてくるところだった。]
欲望蜂の蜂蜜が手に入ると思ったのに失敗したのです。
[ニースは、蜂を煙で燻して眠らせようと思っていたが失敗に終わってしまった。
それでめげるようなニースではなかったが、手頃な木にリュックごと背を預けて、少しの間休憩することにした。
暫く休んでいると、森に目が慣れてきてキノコが目に付き始めるのだが、それはもう少し後の話。**]
[少年の手から逃れたうさぎが、今度は別の人間とデッドヒートを繰り広げていることなど知るよしもなく、溜息を吐く少年を気の毒そうに見た。>>39>>42
メシ、という言葉に思い出したように、戦利品の入ったかごを手に取る。もっとも、木の実やキノコばかりで、動物性たんぱく質は今のところ確保できていない。
育ち盛りなのだ。そして体を張った課題中。動物性たんぱく質を求める気持ちはわかる。美味しいし]
…………。
[川に視線を移し、思案する。
見つけるのが困難なうさぎよりも、鰐の方が可能性は高そうだ。>>36
なにより、鰐は大きい。大きいということは、たくさん食べられるということだ。
先ほどの水音に反応して、獲物を求めて鰐がやってきたりしないだろうか、と水面を凝視した]
ウサギよウサギよウサギさん、
頼むから他のやつには狩られてくれるなよ……?
[と祈るように呟いた直後、ぶるりと身震いし、
くしゃみまで飛び出る始末。
そういえばマントも何も乾かしてない!
マントを脱いで広げて近くの木の枝に引っかける。
髪の色とほとんどお揃いのマントに隠れていたいでたち――
主に無骨なウエストポーチだとか、
両手にはめたガントレットだとかを露わにしつつ、
ひょいと弓使いの方を向いて]
/*
うーんなんか脳筋度合がたりない どうすれば
まあ脳筋じゃなくてガキ大将ってところにだいぶ振ったキャラだし脳筋はついででも……ついで……?????
とりまあとひとり来たら先生の方も動かさんと
[落ち着きのない様子の少年を眩しそうに見つめた。>>45
若いっていいなあ、なんて、そんなに年齢差があるわけでもないのに年寄りじみた感想を抱く。
しかし黒髪に黒いマント、無骨な装備は、まるで……そう、本で読んだニンジャみたいだ、なんてこっそり考えた]
!?
[水面に全神経を集中させていたので、少年の上げた奇声にはびくっと肩を震わせる。>>46
ぱちぱちと瞬きしながら意味を把握して、今度はこくこくと頷いた。
調理科も専攻している身だ。補習に参加したのは、勉強するつもりももちろんあるが、食事提供のお手伝いになれば、というのも動機のひとつだった]
鰐。
焼き鳥みたいな、味。
[訛りが出ないように気をつけながら、ぽつりとそう言って、また水面に視線を戻す。
訛りが出ないようにと意識すると、接続語の類が使えず、片言になってしまう。
水面を見つめるその顔には、眉間に皺が寄っていた**]
7人目、本の虫 ギフト がやってきました。
(MissLied) 本の虫 ギフトは、村人 を希望しました。
『いつしか炎は猛り狂い、煌々と城内を照らし出していた。
絢爛たる装飾品の数々――、ドワーフの手で生み出された精緻な蔦細工の金食器、エルフの職人が数年を掛けて織り上げた魔法のタペストリー、大粒の紅玉と青玉が飾られた一対の白鳥と黒鳥の像――等が、貪欲な炎に飲まれてゆく。
それと同じように、この城で血を流し、骸となった人々の遺体も、とうに灼熱の舌の餌食となってしまった事だろう。
「ウィル! ――ウィリアム!」
どこかそう遠くない所で、何かが崩れたような轟音が響いた。
床を伝う振動に崩落の時が近い事を悟りながらも、スティーヴンは異母弟の名を呼び、広い廊下を走り続ける』
[ごくり、と喉を鳴らしてページをめくる。
演習場の片隅、森の木々と茂みによって覆い隠された窪地に身を潜めているのは、浅黒い肌の少年だ。
鬱陶しいほどに長い髪の隙間から覗く、赤みを帯びた眼が一心不乱に追いかけているのは、臙脂の革表紙の書物。
背表紙に踊る箔押しの文字が、『スティーヴン物語 ―血塗られた玉座―』という表題を刻んでいる。
『スティーヴン物語』とは、今一部生徒の間で人気のシリーズものの小説である。
旧家の跡取りである主人公スティーヴンが、庶子の異母兄弟ウィリアムを従者に活躍する冒険活劇で、時に推理ものやアクション要素をも兼ねる。
その中で、血塗られた玉座は現在7作出ているシリーズの、最新刊。
つい先日、念願かなって図書館に収められた待望の一冊だ]
あぁ、この素晴らしい物語を、ゆっくりと堪能できないなんてなんて勿体ないんだろう……。
[熱っぽく陶然とした言葉を零し、愛おしげに書物を撫でる。
真新しい革表紙はまだ馴染みきっておらず硬いまま、けれどその手触りを堪能できるのは、最初に本を開いた者の特権だ。
読みまわされてよれよれになったり、黄ばんだりしていない、張りのある白い紙の感触もまた格別。
この降り積もったばかりの新雪のような純真無垢な本が、長い歳月を掛けて熟成され、趣深い古書となってゆくさまを想像するだけで、背筋がぞくぞくしてきそうだ]
[一刻も早く、邪魔の入らない場所でじっくりと、この物語を隅々まで読み解きたい。
このシリーズには物語では詳細に語られていない謎が幾つか残されていて、その考察がまた白熱する部分なのだ。
昨晩も蝋燭が溶けきるまで夜更かしし、中盤までを一気に読み進めた。
蝋燭が燃え尽きたとなると、今度はウィル・オ・ウィスプを召喚し――、たのだけれど、彼の方が術者より常識的だったために、すぐ魔石の中に還られてしまった。
そんなわけで、ギフトの心は今、補習うんぬんより『スティーヴン物語』一色に占められている。
ぺらり、また一枚ページを繰り、物語の尻尾を追いかける。
ぶぶぶぶぶ、と聞こえてきた不穏な羽音など、物語を盛り上げる効果音ほどにも耳に入っていない]
『「ウィリアム、何故……」
悲壮なスティーヴンの呟きに、ウィリアムが口元を歪めた。
日頃の快活さの損なわれた、歪な、張り付けたような笑み。
対峙する二人の間に横たわる距離が、そのまま彼らを分かつ断崖のようだった。
あれほど共に数々の事件に挑んできたというのに、今スティーヴンには、相棒が何を思っているのか、推しはかる事ができない。
「スティーヴン様、私はもう、貴方の側に戻ることなどできません。もうご存知でしょう? 此度の事件は全て、愚かな母が企てたこと」
「だったとしても!」
紙面を読み上げるように単調な相棒の乾いた声に、覆い被せるよう声を張る。
「だったとしても、それがお前自身と何の関係があろうか。お前がこの事件を望んだわけじゃあるまい!」
彼は無我夢中で相棒へ手を差し伸べた。
戻ってこい、そう呼びかけようと思った刹那、ぶつりとひときわ大きな音が響き渡る。
不吉な調べに顔を跳ね上げた彼の目の前で、ダンスホールを鮮やかに彩っていたあの巨大なシャンデリアが、チリチリと鈴のような音を奏でながら墜落してきていた』
あぁぁぁ、スティーヴンとウィリアムがぁぁぁぁぁ。
[物語はここで場面が移り変わり、事件を追っていた間抜けなオスカー刑事のパートに切り替わる。
オスカー刑事には悪いけれど、この部分を読み飛ばして、事の顛末を追いかけたくなった。
彼のパートは物語で言うのなら緩急の緩の部分、シリアスに挟まれたコメディ、ある種の心のオアシスだ。
しかし今、ギフトが求めているのは心のオアシスではなく、このカタルシスに任せて主人公たちの行く末を知ってしまいたいという好奇心なのだった。
そうこうしている間に、ぶぶぶぶぶという羽音はより大きさを増してゆく。
その羽音は巣を脅かした不届きもの>>43を逃した蜂の群れの無念の叫びであり、無論、その矛先はところ構わず側にいる者へと向く。
欲望蜂は普段は温厚だが、巣を脅かされると一気に凶暴化する性質だ。
そうなった蜂たちは実に攻撃的であり、見境なく周辺に飛びかかってゆく]
……カチカチ?
[カチ。カチカチ。
それは狸の背負った木の枝に火をつけるべく、兎が火打石を打ち鳴らす東方の童話の不吉な旋律……ではない。
怒れる蜂たちが立てる威嚇、俗にいう警戒音であり、聞いたらすぐに逃げろと言う件の音だ。
とはいえ、どちらも不吉には変わりない。
事ここにいたって、ギフトはようやく書物から顔を上げた。
その時には周辺を蜂の群れが取り囲んでいるわけであって――]
△〇□×〇〇△×〜〜〜〜〜!?
[言葉にならない奇声を上げた亜人の少年の逃走劇が、今その火蓋を切った**]
はあ、はあ、はあ……
[1キロも走っていないのに息が上がる。それは険しい山道のせいもあっただろう
ウサギを見失わないようにするのが精一杯で、距離は一向に詰まらない
むしろ開いていっている気さえする]
―――はぁっ!!
[ならばと一か八か、ウサギに向けて全身を使い飛びかかる
だがウサギは軽やかにジャンプして回避!そのまま山道を駆け上がり、アルジャーノンはといえば山道にしたたかに全身を打ち付ける結果となった]
いたい…。
はぁ。やっぱり罠でも無ければ無謀だったか…
[じんじんとした痛みが消えるのを待って、髪が汚れるのも厭わずその場にごろんと仰向けになる
空は快晴。長閑な日和だ
調理科と合同で森林ウサギを追い詰めた時のことを思い出す。
あの時は皆で協力して罠を張った地点まで追い込んだのだっけ
回想に耽りつつ、頭の中で演習場に生息する魔物のリストを頭の中に並べていく
その中から狩りやすい獲物を絞りはじめる
はたから見ればただぼんやりと寝っ転がっているだけに見えるだろうが]**
──演習林・茸──
あれれ?あそこに見える深紫◆色の茸は、
もしかして、補習クエストの茸ではないでしょーか!
[ぽけーっとして休んでいる>>43と、目についた茸に声をあげる。
ポケットから補習クエストの紙を引っ張り出して、ぺらぺらと捲ると、そこにはドクトル茸と、*10金星*ぽい斑点と萎びた姿が目印のカンゾウ茸、そして{19太陽:正}茸の名前がある。]
──演習林・茸──
紫色なのです。
珊瑚みたいな形の茸なのです。
確か茸辞典には、こう書かれていた筈なのですっ。
[ニースは、リュックを一度降ろし、中から袋や皮袋を取り出し、円匙の半ばを掴んで茸に近づいた。
辺りを見回せば目が慣れて来たのだろう、一つ見つければ同じ形である他の茸達も目に付き始めた。]
ドクトル茸は薬や調合の材料になる、
お医者さんの名前に相応しい基本茸のひとつなのです。
[色は、銀鼠◆系統。]
カンゾウ茸は少し甘くて、
鎮痛や解毒や色んな効果のある茸なのです。
風邪薬にも使えるのです。
[カンゾウ茸は甚三紅◆系統。]
太陽茸は食べて美味しい食材なのですっ。
笠が開ききってるのが美味しいのですっ。
[拳をぎゅっと握る。]
/*
うーん。誰かが日本人の現実感性を持ち込むと、アンズ茸には毒があるんだ!と躊躇するロールをしそうな気がして悩みますね。。。(潔癖感を持ち出されると困ったり惑う感)
[太陽茸は黄色〜オレンジ色の茸で、オレンジ色に近いほど、とても美味しいと言われている。]
よく見てみたら、太陽茸もあれば、あっちにはアン茸、こっちにはタマ茸、マッチュ茸は無いみたいですけど、選り取りみどりなのです〜っ。
[可愛らしい歓声をあげて、先ずは目の前の深紫色の茸を、円匙の先端で掘り起こすようにして採取し、土を払って袋に入れる。]
焼いても煮ても美味しいのですっ。
どんどん採るのですよ〜っ!
[続いて、群ではなく一本一本生えているものは、小さな採取ナイフで、根元を切って採取して袋へ入れてゆく。
その中で、補習の茸は太陽茸はあったが──3(4)
1.ドクトル茸だけあった
2.カンゾウ茸だけあった
3.両方ともあった
4.他の補習茸は見当たらなかった。]
多分、これがドクトル茸で、
これがカンゾウ茸の筈ですっ。
これで補習完了に一歩近づいたのです!
[ニースは、銀鼠色のドクトル茸と黄色み掛かった紅色のカンゾウ茸と思われるもの、そして太陽茸は補習分だけ別々の小袋に入れて、他の可食や薬用に使われる茸達は大袋へと入れてゆく。
分からない分はまた別の袋にいれて、つやつやしたぬめりがありそうな茸は皮袋へと入れていった。]
わー、大量だったのですよ。
[一頻り、袋が一杯になれば採り終えて、ニースは大袋や小袋や皮袋を抱えて、リュックのある場所へと戻り、潰れないようにリュックに入れた。]
[軽く手を払い、服についた葉などを払っていると、ふと別の茸に気がついた。
光に晒されて色が褪せたような、白にほぼ近い薄い水色をした茸だ。
程よい形に笠が開いた茸と、まだ笠が開ききっていない茸の二つが寄り添い、生えている。]
この茸は。
……後で使えそうなのです。
[ニースは頷き、リュックから瓶を取り出す。
簡単にロック出来る瓶で口径も広めの瓶だった。
ニースは、下の土ごと二つの茸をその瓶に納めて土を落ち着かせると、きっちりとロックしてリュックの中に仕舞う。]
うんしょっ。
[ニースはリュックと円匙を背負う。
欲望蜂のことも気に掛かるが、ニースが目にやったのは次なる補習クエストの紙だった。そのクエストとは、1(2)
1.薬草採取
2.甲殻蜥蜴の甲殻。]
◆お知らせ◆
『キキーッ!!キ、キキ?
(皆さん、メモでのご意見ありがとうございます。
全員のご意見を拝聴とはなっておりませんが、
これより若干名、本参加を解放したいと思います。
パサラさんに出して頂きましたご意見のよう、
先ずは見物人参加で参加→メモで本参加希望→本参加枠増量の流れにしたいと思います!
また、現在落日希望を出して下さっている、ニース(A)、アルジャーノン・ラキア(B)については、落日を決定(勿論当人同士の入替え希望があれば別です)。
事前参加の方の落日希望は飛入参加の方よりも優先とします。)』**
村の設定が変更されました。
村の設定が変更されました。
村の設定が変更されました。
8人目、メローネ学園の先生 ユリアナ がやってきました。
(Akatsukisun) メローネ学園の先生 ユリアナは、人狼 を希望しました。
―― 演習場・グラウンド ――
『キキーッ!』
[補習の課題(各人ごとに違う)、注意事項などを記したプリントを持たせた使い魔の一体を送りだしました。
プリントの末尾には
『不明な点ありましたら今回の補習の監督担当教師(ユリアナ・ハーディ)まで質問どうぞ』
と書かれています**]
/*
肩書でだいぶ悩んでしまった……
(魔法科教師、にするとラキアと似過ぎる件)
そんなわけで眼鏡です。またサブIDが眼鏡ですよー!
/*
す、凄いのです、あかつきさん。
何も話してないのに天声リンクまで張ってくれてるなんて…痒いところに手が届いているのですっ。
[黒髪黒目、といういでたちは、
この大陸だとかなり珍しい部類に入る。実際珍しがられたこともあった。
とはいえ。
メローネ学園に入る前はずっと孤児院で育ってきた少年には、
己のルーツは分からない。
そのため珍しがられることにはたいてい、歯がゆさに似た気持ちがついてきもした。
今はだいぶ吹っ切れている。
個性をもっとすごい個性とするべく全身を黒ずくめの格好で彩ってみたり。
それがニンジャと呼ばれる者達の格好みたいだとは、
全く知らない少年であった]
[調理科も実は結構体育会系である。
魔獣科には劣るものの、獲物を仕留め、解体し、調理して美味しくいただくまでの一通りを学ぶ。
鰐を求めて水面を見つめる顔は本気と書いてまじと読むそれだった。……眉間の皺は相変わらずだったけれども。
鰐は、焼き鳥に似ている。焼き鳥は美味しい。そして鰐は一頭仕留めればいっぱい食べられる。
串焼きを思い浮かべ、眉間の皺がちょっぴり薄くなった]
[こう、巨大な鉄串に鰐肉をぶすっと刺して直火で炙って、
タレは……つけなくてもそのままでじゅうぶんいけるだろうか。
想像しているうちに少年の頬も緩んできた。が、ふと真顔に戻って]
そういえばあんた、ワニ解体できんの?
ていうかできねーと困る! ごらんのとおりオレには無理だし!
[すっかり取らぬ狸の皮算用……ならぬ、
取らぬ鰐の肉算用で話を進めている]
[自身の片言がまさか少年にそんなに衝撃を与えたとは夢にも思わず、鰐の味情報に頬を緩める少年に向かって、焼き鳥味というのにこっくりと頷いて、解体できるの?という質問にこくこくとまた頷いた。>>67>>68
本人的にはばっちり返事しているつもりだが、客観的に見ればひたすら頷いているだけなので、わかりにくいことこの上ない。
ということに気づいて、少し困った顔をして言葉を探す]
調理科。
[結局、たどり着いたのはそんな主張。
かごを持っていない方の手で、自身の顔を指差して、ぽつり。
調理科だから、解体は大丈夫だ問題ない、ということを伝えている、つもり]
うわわわわ、ちょっと待ってちょっと待って、ボク何もしてないよぉぉぉぉ!?
[なんという災難!
ちょっと補習をサボって読書に没頭していただけなのに、欲望蜂に追いかけまわされる羽目になろうとは。
足に絡み付く下草を踏みつけ、木の根を器用に飛び越えて、本の虫はけもの道をひた走る。
物語の中ならきっとなかなかの見せ場。
ただし、現実は物語と違って残酷だ。追いつかれたら酷い目に合う]
欲望蜂、欲望蜂……。
地上に巣を作る種の蜂であり、巣から獲れる蜜は非常に濃厚。
薬効も栄養価も他種の蜂の蜂蜜より高く、そこそこ高額で取引されている……。
えぇと、蜂蜜の取り方……、は置いといて、毒とかあったっけ……。
何か所か刺されても一回目なら、ショック死する事はなかったような……。
[頭の中の知識を引っ掻き回し、役立ちそうな情報を探った。
とはいえ半ばパニック状態では、焦りが先立ってろくに頭が働かない。
今この場に昆虫図鑑がないのが実に惜しい。
後生大事に抱えた『スティーヴン物語』にちらと視線を流し、いやでもこの本も大事なんだ、とぶんぶん首を振った]
でもこのままじゃ埒が明かないよぉぉう!
[相手は飛べる生き物だ、人の足で逃げ惑うには限度がある。
真横を一匹の欲望蜂が掠め飛んできたので、ギフトは慌てて踵で急ブレーキをかけた。
片手を掲げて、空中でぱちんと一度指を弾く。
途端に腕にはめた魔石の腕輪が輝いて消滅。
入れ替わりに、複数の雫状の魔石をぶら下げた杖が姿を現した]
出でよグリム!
ボクを安全なとこまでつれてって!
[早口に命じて、杖を地面に打ち付ける。
じゃらん、と魔石同士がぶつかり合って賑やかな音を立て――、杖を打ち付けた先の地面に、濃い闇が滲み出た]
[粘着質な水飴を思わせる闇はすぐさま盛り上がり、絡み合って、黒く大きな魔犬の姿を成す。
妖精グリム。別名ブラックドッグ。
墓地を守る守護者であったり、人に襲い掛かる凶暴な魔獣であったり、まぁ逸話は絶えないが、ギフトの使役するブラックドッグは可愛い奴である。
その証拠に、迫る蜂の大軍を見てキャインと一声甲高い悲鳴をあげ、尻尾を巻いた]
グリム、ゴー!
丁度良いからこのまま森の奥まで行っちゃって!
秘密の花園で、星雫の花が蕾の奥に隠し持ってる朝露をGETしちゃおう!
[構わずに、ギフトはグリムの背中にまたがって立派な首筋にしがみ付く。
ハイヨー、シルバーとばかりに前方目掛けて指を差せば、混乱したグリムはそちらへ向かって一目散に走り出した]
[魔犬の脚力は流石のもので、蜂たちはぐんぐん遠ざかってゆく。
頬を撫で、髪を掻き回す風が心地よくて、ギフトはえへへと口元を緩めた]
グリムと一緒に走るのは、すごく気持ち良くて楽しいなぁ……!
毛並ももふもふで触り心地最高だし、ボクお前を使い魔にしたいくらいだよう。
[×一緒に走る
〇グリムに走らせて自分はその背中の上で楽をする
ではあるが、口にした言葉は本心だ。
自分の手で造り出した仮初の命だし、長時間顕現させる事が出来ないから無理な相談ではあるけれど、興に乗ってぐりぐりと魔犬の頭を撫でまわす]
──演習林──
[ニースの補習クエストの紙に書かれていた薬草採取は、普通の薬草を含めて、地林檎の花、火竜涎草の根、金狼草の綿毛、硬岩の果実、びっくりドングリと、六種類集めるものだった。]
薬草はその辺に生えてるですけど、
何処にあるか分からないのが何種類かあるです。
[ニースは、薬草の群生地があれば、しゃがみ込んで、採取してゆく。]
[地林檎の花は、その名の通り、林檎の匂いのする薬草花のひとつ。
火竜涎草の根や、金狼草の綿毛は調合で色んなものになる薬草素材。
硬岩の果実はロックツリーと呼ばれる樹になる、表皮がとても硬くハンマーで叩かないといけないくらい硬い実だが熟練者ならナイフでも斬れるようになる美味しい果実、びっくりドングリは、普通のドングリよりもまるまるして大きく、殻を剥いて煎るとぽんと弾けるドングリだった。]
薬草さん達と甲殻蜥蜴と、
欲望蜂の蜂蜜をゲット出来れば、
採取と狩猟の補習は終わりなのですっ。
[拳をぐっと握りしめる。
何処かから新たな補習クエストの紙が出て来ない限りは、ニースの補習は、あとは模擬戦と洞窟の中にある魔石採掘だけだった。
ニースは見つけ次第、甲殻蜥蜴を狩ろうと考えていた。]
ー演習林ー
[そのまま寝っころがりながら、ポケットから課題の書かれた紙を取り出す
天王星鰐の他にも、狩猟を言い渡されたモンスターはいる
それを改めて確認しようとした矢先、足音が聴こえた>>74
聴くに、たったかたったかとリズムがいい。四つ足と思われる
しばらく耳をそばだてていたが、ふとある事に気がつく]
…足音が
どんどん近づいてきてる
ような。
[がばっと素早く身を起こし、足音の元を確認する。真っ黒い何かがこちらに向けて一目散に駆けてくる!>>75]
し、新種の魔物!?
[猛スピードで近づいてくる何かが、いかんせん速い。
慌てていてはせっかくの知識も役に立たず、それが何であるか判別できない。一先ず退避しようと駆け出そうとする
だが木の根に躓いてしまい、体制が崩れた]
–––はブッ
[転んだだけでなく、黒い何かに背中を踏まれた
二回も山道で転ぶ羽目になろうとは流石に予想していなかった
が、背中に感じた足の感触は肉球感があって悪くなかった気がする]*
[地林檎の花は、空き地や河川の近くなら何処でも見かけるもので、これも見つけ難くない。
ロックツリーやびっくりドングリの木も、何度か演習林に来た時に、見かけた。
探す必要があるのは、火竜涎草の根と、金狼草の綿毛だった。]
先に、蜂の巣を見に行ってみるです?
駄目です、戻るのはもう少ししてからの方がいいです。
[ニースの決意は固い。
眦はきりりとしていた。
欲望蜂が無関係の生徒達を襲ったことなど、ニースは全く知らないのだった。無知は強い。
そんなニースの目に飛び込んで来たのは、2(4)
(地林檎の花/ロックツリー/びっくりドングリ/甲殻蜥蜴)。]
出やがったな! メシ! メインディッシュ!
[鰐を睨み返す少年の周囲にふわりと風が巻き起こる。
そのまま川岸へ向けて数歩進む]
解体とかは任せた! えーと、
[訊いてない相手の名前を言えるわけもなく。しかたがないから後で訊こうと決めた]
――あ、オレの名前はラキア、な!
そんじゃあひと狩りいってくるぜーーーっ!
[代わりに自分の名前は名乗っておく。
そうして身に纏わせた風の力で軽々と跳んだ。
落ちればまたもやドボン、という位置取りだが、今度はしくじらない。
落下位置を鰐の真上に定め、落ちつつ。
周りを包む風を両拳にはめたガントレットに集約させていけば、
風が少年の両手の周りで、一瞬拳の形をとって渦巻く]
硬岩の果実なのですっ。
このロックツリーの木を見たことがあるのです!
ここなら、あっちがグラウンドなのです。
[位置確認も済ませて、ロックツリーの木を見ると、そこには、1(3)
1.たわわに実った硬岩の果実達
2.硬岩の果実が、ころころと転がっている
3.誰かが先に来たのか、動物に食べられたのか、16(20)個程しか残っていない。]
[鰐が鋭い牙の生えそろった口を広げ切る!
――前に、拳を鰐の顔面に向けて振りぬいた。
鰐は吹っ飛び、先程よりも派手な水飛沫があがる。
一方少年は上手い具合に風を操り、跳躍というよりは飛行。
元いた川岸に着地して、両手をあげてガッツポーズを取り始めた]
ふっふっふ。
なかなかいい運動になった……礼を言うぞーー!
──演習林・ロックツリー──
付いてるのですっ!
えいっ、ていっ、えいっ!
[ニースは喜びの声をあげ、樹から少し離れた場所にリュックを降ろすと、円匙の柄を持って、ロックツリーと果実を繋ぐ枝の部分へと、円匙の先端を振る。
硬岩の果実は、熟れれば自然に落ちるし、繋がっている枝は、そこまで硬くは無い。]
えいっ。え〜いっ。えいえいっ!
[ニースはそうして、5(10)個程、硬岩の果実を落とした。]
あだっ、うぇっほげっほ……
災難にも程があるゾ……
[どじゃんと落下で打ち付けた所をさすりながらもう片手で口を覆う。
目じりに滲む涙は痛みか煙で染みたか判らないがセットでと言うのが妥当なのだろう。
幸い多少の打ち身で済んだらしくまあ多分動くのには問題ないだろう、痛いのは痛いが。]
[ばしばしと見つけた煙元を踏みつけて火を消してから、少しすれば残った煙も晴れて。
この様子なら誰かが目的を持って煙を起こしたのだろう。
まさか私を驚かせるためではあるまいに、と思ってきょろきょろとしていた所。]
はわわっ、盛大に空振りしたのです。
でも、他には誰もいないから恥ずかしくないのですっ!
[周囲をきょろきょろ確認すると人影は見当たらない。
ニースは、地面に落ちた硬岩の果実を袋に入れると、リュックへと入れる。紙で確かめると、補習で必要なのは4(5)個のようだ。]
おぉ……これはこれは。
なる程何処かの誰かさんは蜂を燻り出した、そして一緒に私のシエスタも燻り出しちゃった、と。
[なんと、蜂の巣(留守)では無いですか!
排除途中に刺されるという危険も無く蜂蜜を採れるとはそれはとっても幸運だと思う。
棚から牡丹餅ならぬ 下に蜂蜜である。
落ちたのは自分ですからね。
自分の補習要項には入っていないが行き掛けのお駄賃だと、しめしめ悠々と欲望蜂の巣をgetしたのでした。]
きまぐれ ジャッカ は肩書きと名前を 道探し ジャッカ に変更しました。
[鰐に向かって叫んだ少年の言葉に、内心大いに同意しつつ、解体は任された、と力強く頷き返して>>82]
あ。
[自己紹介に、パサラ、と名乗り返そうとした時には、ラキアと名乗った少年は既に宙を舞っていた]
ふぁいと。
[小さな応援の呟きは、きっとラキアには届いていない。
そして、勝敗はあっという間に決した。
ばっちり着地を決め、ガッツポーズをとっているのはいいけれど……]
……鰐が!
しっかり回収してけろ! 流れてっちまうだよ!!
[吹っ飛んだ鰐は、派手な水しぶきを上げて川に落ちていってしまった。
大事な食材の危機に、思わず訛り丸出しで絶叫してしまったことには幸か不幸かまだ気づいていなかった**]
──演習林・ロックツリー──
余分を三つゲットですっ!
あとで食べるのです。
[ふにゃっとニースは笑うと、余分分もリュックへと入れた。
欲望蜂の蜂蜜をかけると、もっと美味しくなるのはここだけの話。
その欲望蜂の巣が誰かの手に落ちていることは知らないけれども、もしニースがあの時ゲットしていたら、全部は採らなかった筈だった。
蜂の巣も蜂蜜も全部採ってしまうと、帰って来た欲望蜂が帰る所を失ってしまうし、蜂達が生きるのがとても難しくなってしまうと考えたので。
ゲットした誰かさんは、どれだけ採っていっただろう?*]
/*
プロローグが3/1からで、それまでに模擬戦の相手把握。
1d、2dの間にクエストを終了しておく
2dのうちに移動できるようにしたほうがいいかもねえ
[そんなこんなで燻り出された不幸もそっちのけで幸運のおすそ分けにありついた本人は、ほくほく顔で、補習要項そっちのけで。
因みに採った蜂蜜の量は7(10)割ぐらいだとか。]
パンに塗るだけー……いやいやロックツリーの実もいいなぁ、楽しみだゾ。
[食欲の虫が、うずうずと準備体操を始めたようです**]
/*
>>93
鬼です。
あげないですよ、この先輩には。(ぷんすか)
大体、蜂蜜はお肉に使っても美味しいのです。
明日か明後日には別の蜂の巣を見つけて、お裾分けして、料理して……とすると全部回しきれるかギリギリです……。
/*
回しきる作戦を考えるですよ…!最悪、甲殻蜥蜴は墓落ち後で回すとして、それまでに全部の薬草を探すです。
明日は、蜂の巣の所まで来るか、別の蜂を探す。(甘いもので釣る(アルジャーノンさん、失敗フラグ?なんて言ってごめんです。助かってるです。))
地林檎の花は、グラウンドか水場近くでゲット、びっくりドングリはト書きで軽く流しても良いです。
・火竜涎草の根・金狼草の綿毛…ですねっ。
そして、1dには料理描写をするですよーっ!
/*
ものの見事にみんなバラバラだなあ……wwww いやそこが面白くていいんだけど
あと急性ジャッカをもふもふしたい症候群にかかっている ナカノヒトが
アルジャーノンがはじめましての方かなあ……
/*
ちょっとこう強すぎる描写になってしまったかもしれないけれど あんまり引き延ばすのもあれだったのでワンパンに……
[黒い獣はその場に留まったか、あるいは去って行ったか。
いずれであれ、アルジャーノンは山道に身体を投げ出しながらも素早く上体を起こし、背中を踏んだ生物を確認する
その姿は夜の闇を切り取ったような漆黒で、姿は犬に似ている
そして眼を引いたのは何より、首元にしがみ付く人影だ]
あれ?…ギフト?
[特徴的な角と羽が見て取れた
魔物に関する調べものをしに図書室に赴いた際に、ほぼ必ず彼の姿を見かけた
折に触れて幾度か話しかけたこともある。
人造のモンスターを使役できるとは聞いていたが、眼の前の犬のような生物がそうだろうか
彼が留まるのであれば、君も補講かい、と声をかけるだろう]**
[ギフトの最高に可愛い魔犬は、その力強い足で地面を蹴り、ぐんぐんと先へ進んでゆく。
とうに蜂など振り切ったのに、まだ耳を横倒しにしたまま、一向に勢いを緩めない]
もうそろそろ大丈夫じゃないかなぁ……。
グリム、グーリームー、そろそろ速度落として――
[ずいぶん距離は稼いだはずだ、もうそろそろ採収クエストの目的のひとつ、星雫の花が咲く辺りにでる。
もう十分だよと魔犬をなだめようと、ギフトはその背中をとんとん叩くために手を浮かせた。
――瞬間、目の前に見える人影>>79]
ファッ!?
[裏返った声を上げるも、この速度だ。
制止する暇などないまま、魔犬が青年の背中を踏み台にして、高く高く跳躍――というか勢いそのままにすっ飛んでゆく。
もちろん、その背中に乗っていたギフトも共に軽々と宙を舞い、ついでに運悪く手を放していたタイミングなので、空中に放り出された。
魔犬の方は、仮にも魔犬であるがゆえに、軽やかに着地を決めた。
その傍らで、ギフトはべちーんと派手な音を立てて地面に激突するのである]
グリムぅ、ボクはもう疲れたんだ……。
[青臭い草の匂いを嗅ぎながら、すんすん鼻を鳴らして泣き言をぼやいたのは数秒後。
亜人は身体が頑丈にできている事も多く、ギフトもまた(運動神経は兎も角)頑丈な方である。
よってダメージはそれほどではないのだけれど、精神的に色々痛い。
踏んだり蹴ったり、とはまさにこのことか。
踏んだのは確実にギフト側だけれど。
そこまで考えたところで、はたともう一人の犠牲者に思い至った]
うわぁ!
そうだった、グリムが誰か踏み台にしたんだった……!
[そう、踏み台の彼の存在がなければ、あれほどまでに見事な跳躍は成し得なかっただろう。
……ではなく、踏み台にしてしまった彼の怪我が心配だ]
すみませぇん、ボクちょっと調子こいてました!
[心配げに傍らに寄ってきていたグリムがぎょっとする勢いで跳ね起きて、傍目に見たら色々誤解されそうな謝罪の言葉と共に、踏み台の彼の元へ駆けつける。
そのままずざーとスライディング土下座。
東方では、これがジャンピング土下座に並んで最上級の謝意の表し方なのだと、つい先日雑学の本で読んだところだ。
教本の参考イラストよろしく、指先まで綺麗に揃えた手を美しい角度で重ね、地に掏りつけんばかりに頭を深々と下げる。
背中の蝙蝠の羽根までピシッとお行儀よくそろえて、きっかり10秒。
……そろそろと見上げた視線の先にあったのは、見覚えのある先輩の顔だった]
……あ、せんぱい。
[モンスターを造るにあたって、参考文献を探すのに協力して貰ったり、魔獣科ならではの貴重な話を教えてくれた有難い先輩。
数秒、彼と視線を合わせたまま間抜け顔で硬直し、その後でへにゃりと誤魔化すみたいな笑みを浮かべた。
えへぇ、間抜けなとこ見られちゃったぞー。ボク、乙!]
[ともあれ、彼に補習かい>>95と問われれば、こくこくと首を縦に動かした]
はい、座学とか採収は兎も角、ボク実戦がからきしで。
グリムは肝っ玉が小さいし、ゴーレムは頭悪すぎて命令に反して自爆するし、相手が手を下すまでもなく自滅しちゃったりするんです。
[自爆の一件では、あまりのスピード敗北に対戦相手が驚愕のあまり脅威と敬意すら感じたという噂である。
しょんぼりと己の不甲斐なさを告白しながら、じぃっと見つめるのは彼の表情]
ボク「も」ってことは、せんぱいもですか?
[そんな風には思えないんだけれど、と首を傾ける。
……傍らのグリムが、空気読まずにクシュンとくしゃみをした**]
[いてて…とつぶやいて身をおこす。打ち付けた腹をさすりながら片手で土を払う。
すると何やら天使が降りてきそうな泣き言が聞こえた>>97
グリムとは黒い犬の名だろうか。どうやら乗っていた者も無事では無かったらしく、地面の上でぐすぐすとべそをかいている
彼はアルジャーノンに気づいたらしく、跳ねるように起き上がって急いで駆けてくる
顔にかかるくらいに伸びた前髪。亜人に多く見られる特徴である尖った耳、そして曲がった角。
その特徴はよく知った後輩そのものだった。
前髪に関して言えば自身も偉そうには言えないのだが]
[そして驚いた事に、謝罪の言葉とともに彼は綺麗な土下座をキメてみせた>>98
頭が地面に着くかつかないかすれすれまで下がっている。スライディングで膝が擦りむいていないか心配になるが、見る限りでは大丈夫そうだ
呆気にとられながらも言葉を探していると、ギフトも顔を上げた]
やあ、ギフト。しばらくぶりだね
[まだ痛みの残る腹を摩りながら、片手を上げて後輩にへらりと挨拶した
少し叱ってみようかとも思ったが、土下座のフォームが実に綺麗であったことと
様子を見るにどうも故意ではなく過失のようだから、そんな気はほとんど薄れていた
何より、服が泥だらけだ。先輩として格好がつかない
魔物に関する本には1、2年生の時にあらかた眼を通してある。魔力を用いて人造のモンスターを生成する彼に知識を提供する事も何度かあった
自身も彼の人工モンスターには興味があったが故に、一種の協力関係を築いていた]
[ギフトは物語の中に没頭すると止まらないが、だからといって勉学をおろそかにするような者でもない
補講を受ける事になった理由について>>99聞くと、ふむふむと首を一緒に動かした]
なるほどなるほど。生み出されたとはいえ彼等も一個体の生物という訳か。
…でも、自爆は酷いな。
その話は僕も聞き及んではいたけれど、君だったか
[返事をしながら、なんとも言えない苦笑いを浮かべた
その瞬間は見ていないが、噂好きな者から自爆してスピード決着の記録を塗り替えた猛者がいると聞いた事がある]
ああ。僕も君と似たようなものだよ?
知識はあるけど、フィールドワークがどうも苦手でね
学ぶ留めたは良いけど獲物をなかなか運べなくて狩猟の課題を時間内に終わらせられなかっただとか。
自信のある医学科の課題でハリキリすぎてかえって自分が手当てされる事になったりだとか
そんな事が続いて今補講中だ
[首を傾げて不思議そうなギフト>>99に、補講を受ける事になった経緯を説明した
その後に大きな魔犬がクシュン、とくしゃみをすればそちらに意識を向ける]
はっはは!くしゃみもするのか!
魔力で生み出されたとはいえ、生物と変わらないんだな。さっき踏まれた時に体温みたいなのも感じたし…
………ね、触っていい?
[そわそわと手を動かしながら、ギフトへ問う
顔がニヤついているのが分かる]**
[ラキアの投げたロープがしっかり鰐を捕らえたのを確認して、安堵のため息を吐いた。>>94
貴重な食材だ。そして回収できなければ、ただの無益な殺生になってしまう。
ちなみに焦って訛り丸出しで絶叫したことにはまだ気づいていない。
食材の解体はスピードが命だ。早く血抜きしてしまわなければ、味が格段に落ちる。
無事岸へと引っ張り上げられた鰐へと、腰に差したナイフを手に歩み寄った。傍らにしゃがみこむと、迷いのない手つきで鰐の体にナイフを入れていく。
硬いが、解体に適したポイントは決まっており、そこにはさほど苦労もなくナイフの刃が入るのだ]
……あ。
[手際よく解体しながら、ふと思いついてラキアの方を見上げる。
鰐は食材としかみなしていない。けれどラキアは違うかもしれない]
肉、以外、も。
使う?
[仕留めた鰐は、あまり大きくならない種にしては、なかなか立派な大きさをしている。
たくさん食べるところがあってありがたいだけでなく、鱗や牙など、食べられない部位にも価値があったりするのかもしれない。
どこか必要な部位があったりするだろうかとラキアに向かって首を傾げてみせた。
食べられる部分しか関心がないので、そういうことにはとんと疎い。
これが絶滅が危惧されている希少生物だったりするなら、そこそこ詳しかったりするのだが……**]
…………。
[あれれ口調がさっきと違うぞ!
しばし首を傾げていたが、やがて今度はこくこくと首を縦に振って]
ああ使う使う!
とりま、牙を5(10)本と……あと鱗も一応剥いどいてくれねーか?
[これだけ固い鱗があれば、強化版ガントレットが造れるかもしれない!
……という目論見があった。補習にはまったく関係ないが]
オレはちょっくら火を起こしてくるぜ!
[ポーチから取り出した火打ち石を指の間に挟んで、
しゃきーんと示して見せながら告げる。
なおこのポーチ、防水の加護がかかっているので、
中身が濡れてしまう心配はしなくてもいいのだ]
うっかり生徒 ニース は肩書きと名前を ちっちゃな ニース に変更しました。
──演習林──
[ロックツリーで硬岩の果実をゲットしたニースは、続いて、びっくりドングリの木も見つけ、これも一つずつ拾い集めていた。
十分もしないうちに99個分のびっくりドングリを拾い集める。]
[1]
[2]
[メモ(自己紹介)記入/メモ履歴/自己紹介] / 発言欄へ
情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 エピローグ 終了 / 最新