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宇宙農家グリフォン チャボ の能力(襲う)の対象が 元賞金稼ぎ トバ に自動決定されました。
渡りの コガネウタドリ の能力(下駄を蹴上げる)の対象が まよいご ナナ に自動決定されました。
北西の農夫 は 渡りの コガネウタドリ に投票した。(ランダム投票)
元賞金稼ぎ トバ は 宇宙農家グリフォン チャボ に投票した。(ランダム投票)
果樹園の娘 アオイ は まよいご ナナ に投票した。(ランダム投票)
まよいご ナナ は 果樹園の娘 アオイ に投票した。(ランダム投票)
宇宙農家グリフォン チャボ は 北の果樹園主 シュンギョウ に投票した。(ランダム投票)
渡りの コガネウタドリ は 北の果樹園主 シュンギョウ に投票した。(ランダム投票)
北の果樹園主 シュンギョウ は 宇宙農家グリフォン チャボ に投票した。(ランダム投票)
北の果樹園主 シュンギョウ は村人達の手により処刑された。
次の日の朝、元賞金稼ぎ トバ が無残な姿で発見された。
照坊主の下駄が、どこからともなく まよいご ナナ の頭に飛んできました。
からんころ〜ん♪…明日は… 霧雨 かなぁ?
現在の生存者は、北西の農夫、果樹園の娘 アオイ、まよいご ナナ、宇宙農家グリフォン チャボ、渡りの コガネウタドリ の 5 名。
―宇宙警察派出所―
[多くの人々が集まる場所には悲しきかな、獲物を狙って犯罪者も集うものだ。この「宇宙でぱぁと」も例外では無く、対抗すべく近くに建てられた派出所にて警察が常時犯罪を防ぐべく目を光らせている。
でぱぁとの煌びやかさとは対照的に、公安の勤務地といった雰囲気漂うここは、最新式の監視カメラロボットから生身の人間タイプまで様々な能力を備えた警察メンバーが出入りしているとの事だ]
『「でぱぁと」中ハ私服ノ警察官ガ時折巡回シテイマス。ソレデ、逃ゲタ男ハ貴方ヲ警察ト勘違イシタノデショウ』
[セールスマンの格好をした不審人物の言動について届け出ると、セキュリティシステム担当のアンドロイド警察がそう告げる]
『防犯カメラニ捉エタ映像データデ確認シタトコロ、コノ不審人物ハ【火事場泥棒タイプ】ノ犯罪者ト確認。アチラコチラデ窃盗ヲ働イテイマス
「超巨大化栄養剤」ヲ配ッタノモ、ソノ地域デ騒ギガ起コッテイル間ニ盗ミヲ働ク算段ダッタノデショウ』
[「逃げた男」について、警察はある程度把握しているようだ]
―宇宙警察派出所―
[「超巨大化栄養剤」を配っていた銀河セールスマンは、火事場泥棒の常習犯という情報が手に入ったが]
宇宙海賊の話は出なかったな
[何故、相手が俺を昔襲った海賊と同じ入れ墨をしていたのかは分からない。宇宙海賊は泥棒達を使って資金をかき集めているのだろうか。それとも、たまたまその泥棒が「以前宇宙海賊だったから腕に入れ墨があった」のだろうか]
海賊と泥棒の事情は分からないが。ただひとつ、確かなのは…俺が「ぼんたゆきをひとつ、盗難から守れた」という事。
[知り合いの大事なものがあんな奴に奪われずに済んだ、それだけで、嬉しい]*
[俺が救出したぼんたゆきといえば、相変わらず俺の腕の中で微睡んでいる]
温かいからかな…
[さて、これを本来の持ち主である果樹園の者に返さねばならぬ。警察に礼を言うと、派出所を出た]*
―西の高原 大きなぼんたゆきの木の下で―
火持って転んだら逃げられたらすまんで危ないもんなあ。
あと、シャモやなくてチャボな。
[全く効果のない友人への訂正>>4:73に、ココッと鶏冠の熱が噴火しそうになるが我慢我慢。]
なんでかみんな黄色いと思うみたいやけど、ワイは生まれた時から真っ白よー。
まあ、黄色っぽいのとか茶色っぽいのもおるけど。
そういうのは個性やねー。
発着場なら途中に邪魔なもんもないし、余裕やね。
後から着いてくよー。
[話しながらも周囲をキョロキョロ。
脱走者がすでにいないか確認をしておく。
樹木の馬に乗り込む友人の確認にバサバサと翼を振って返し、後をついて低空飛行を始めた。]
毛玉〜ころころ〜お散歩中〜♪
逸れたらアカンよー。
[散々名前は間違えられたが、結果的にはご機嫌で樹木の馬が白い丸玉とグリフォンを先導していく奇妙な行列は高原を進んで、発着場を目指す。2(3)
1、ハプニングはなく無事に着いた
2、霧雨でちょっと濡れた
3、うん?なんか増えとらん?]
―北の発着場―
[高原を抜け、目が良ければ遠目に温泉施設の見えるあたりに来たころから、冷たい霧雨が降ってきた。]
少し濡れてしもたな。
温泉の湯気が温かかった分、冷えたねー。
こけー。
逃げた奴はいなかったと思うけど、みんな揃うとるかな。
[ぷるぷると体の水滴を振り払う。
引率されてきたぼんたゆき達の数を確認を手伝うと、詰め込みは頑張れとのんびり友人を見送った。**]
――幕間・宇宙でぱぁと/イベント広場――
[彼の者は、孤高の王。]
ずんちゃかちゃっ♪
[東の森より出で、温泉栽培施設にて育つ。]
『ま・る・で・心は〜げんきのこ〜♪(HEY!)』
[その体には、数多の「不可逆性」を否定すべく、大地の復元力をその身に蓄え、]
『時空を超えて〜恋の菌糸〜伸ば〜す〜わ〜♪(菌糸!)』
[生物循環の始点、菌界(Kingdom Fungi)の玉座に君臨する。
青年の持ち物の中にある、温泉施設で拾った小さなネゲントロピー茸。
それが、メロンよちゃんの歌声を受け、人知れず静かに脈動する。]
――幕間・宇宙でぱぁと/イベント広場――
『好きよ〜鋤・鋤・隙あり〜♪(隙あり〜!)』
こーん!
[軽妙なリズムに子狐の体が、ウキウキ踊りだす。
合いの手に合わせて鳴き声を入れる。
子どもにも分かりやすい、キャッチーなメロディーと歌詞は、意外と考え抜かれて作られたものなのかもしれない。
と、メロンよちゃんがこちらに気付いたのか、ウィンクを投げてくる。
今まで微動だにしなかった飼い主の体温が、微かに上がったように感じた。**]
―宇宙でぱぁと方面再び―
[警察派出所を出て、ぼんたゆきを大事に抱え歩く。ふと前の方を見れば、春暁・オーコールニルさんの姿があった]
果樹園の主さん…!
[小走りで、その側へと駆け寄る]
こんにちは。チャボさんのところで雇われている者です。
捜索願いが出されていたぼんたゆきをひとつ、こちらの星で見つけました。怪しげな奴が他所へ持って行こうとしていたのですが、思いがけず取り戻せたのでお返しします
[といって、腕に抱えていたぼんたゆきを渡そうとしたが2(3)
1.既にぼんたゆきの出荷は何とかなったと言われた
2.我が子に再会したかのような喜びを示され男泣きされた
3.何らかの理由でそのぼんたゆきを譲ると言われた]
[ぼんたゆきをシュンギョウに渡せば、攫われた我が子との再会を果たしたかのように男泣きされた。
彼の感情の豊かさについては噂に聞いていたが、目の前で見るのは初めてだ。
俺はあっけにとられて、ただただそれを見守る]
すごいな。
[感情を迸らせるシュンギョウを前に、俺自身がそんな事をしたのはいつだっただろうとふと考える。
いつしか、感情を露にしなくなった。子供から大人へと成長したからであろうと、自分の中では納得していたが。
彼の感情の豊かさを見れば、実はそうでは無く…正体を悟られる事を恐れるあまり冷静さの仮面を被っていたのかもしれない。
そして、皆との間に壁を作り続ける事を選択した今。俺は仮面をこれからも被り続けるのだろう]
[ハマチさんに梨やオサシミをすこし分けてもらって、
だいぶん胃袋は満足。
辺りは人、人、人。
人混みから避けるように天井近くへと飛び上がって
きょろきょろとおのぼりさんの如くでぱぁと見物*]
[ただ、【星の雫】で繋がってしまったナナと新城。そして媚薬の効果を受けた時にグリフォンと関係している事を知らせてしまったチャボに果たして俺の秘密を隠し通せるのだろうか]
チャボさんには冗談でしたと言える範囲かもしれないけど。俺の正体はどこまで伝わってしまうのだろう
[ナナと新城に【星の雫】を通して俺がヒューマングリフォンだと2(3)
1.はっきり把握されてしまう
2.本人が知りたいと思っていれば伝わってしまう
3.全く伝わっていない]
[無事、ぼんたゆきを持ち主へ返し安堵したとたん。再び耳に響いてきたのはイベント広場からのメロンよさんの歌声]
彼女の歌は、生き物を高揚させる効果があるようだな
[俺が飲んだ酒【星の雫】の送り主。プリンセスと呼ばれる彼女から、詳しい話を聞けるだろうか。俺は悩んだが、再び広場の方へと向かう事にした]*
[広場からは、再びメロンよさんの歌声>>+3>>+4が響く]
『ま・る・で・心は〜げんきのこ〜♪(HEY!)』
『好きよ〜鋤・鋤・隙あり〜♪(隙あり〜!)』
[子狐も体を揺らす軽快なリズムだったが、どうやら彼女の歌のモデルになった「茸」には脅威の復元力があるらしい。その名は【ネゲントロピー茸】]
もしかして、俺の左肩の焼き印もその薬効で消せるだろうか…?
[ふとそんな考えが過ったが、どうか]*
――宇宙でぱぁと・イベント広場付近――
[イベントが終わると、続いて始まった握手会の列に押し出されるようにして、俺は会場を後にした。
サヴェイに促されて、うっかりメロンよちゃんグッズの福袋なんかを買わされてしまったが、なんか悔しかったので、これはサヴェイからのプレゼント交換ということにして、星役場に送ってやった。ぐぬぬ。
そういや、ライブの途中、菌類の歌のらへんからだろうか。ポケットに熱を感じていたな。
中をあさってみると、温泉施設で拾ったままポケットに入れっぱなしだったネゲントロピー茸が…案の定、活性化してやがる。
メロンよちゃんの歌を聴いた動植物には、往々にしてこういうことがあるのは話に聞いていたが…。
俺は、どくんと脈動するネゲントロピー茸を、まじまじと見つめた。]
––温泉施設内、トバがでぱぁとに向かう前のコト––
[暫くぼんたゆきをトバと探し回り。
彼の助けの力もあり、1つは+表+表:自販機の下で鼠よろしく丸まっていた/裏:売店でしれっと*07手長猿*ぬいぐるみの中に混じっていた のを無事確保。
もう1つは何をどうしたらそうなったのか、番台のじっちゃの頭とヅラの隙間にすっぽり収まっていたのを、何とかこうどうにかして、回収を完了した]
やっぱトバさん、背ェおっきいからボクより色々見つけられますね?
お陰で助かりました! んぅっと、今度お礼送りたい…んですけどっ。
[もし、借家の事を聞けば、その住所を聞き出してお楽しみにですよ!なんて笑う。
それと同時に、新生活に向けて家具を揃えなきゃという話も交えて彼がでぱぁとに向かうのを見送ることだろう。
聞く事が出来なくても、では今度会った時に、と何としてでもお礼をする気満々の様子を見せる筈だ。
役場付近にあった彼の乗り物は、まるで見た事の無い様なフォルムをしていて、
何と言うか、こう、
……飛船よりも扱いが難しそうだった。]
………んぁっ。
[ナナが傍に居れば彼女と一緒に、居なければ作業員に眺められつつ。
飛び去って行く戦闘機を見送って溜息付いた次の瞬間、
ちかちかと光る通信マーク。慌ててマイクを曲げて対応する]
お、おとっつぁん…今、いまどこ居るのっ。
んぅと、怪我、怪我とかしてない!?
メッセージちゃんと読んだよ、
収穫成功した…みたいな感じ、だけど、
腕とか折ったり、鼻血止まんなかったり、
ムチウチになったりしてないよねっ!?
–––宇宙でぱぁと–––
……––––––ああ、アオイ? アオイかの。
大事ないぜよ、ちぃっと未だ痛む場所有るがの。
骨ば折れて無し、収穫量も上々の上じゃ!
んだら、発着場でホッパーば見っけての。
『たいみんぐ』良が、トラックの荷台ば乗げで貰って
先にでぱぁと来ちょるんよ。そいで…
>>=4:3
サヴェイは、歌ってるっつーか、歓声にまぎれて鳴いてる感じだったな。肩や頭の上で踊るもんだから、何度も落としそうになったよ。あっぶねぇ。
ああ、そうそう。
温泉施設で嬢ちゃんと一緒だった時、ネゲントロピー茸って希少種を拾ってたんだが>>2:90、こいつがメロンよちゃんの歌を聴いたら活性化してやがった>>+3>>+10>>+11。
メロンよちゃんは、キノコもノリノリにさせるらしいぞ。
餅米ならいくらでもあるぜぇ。
実は、うちんとこの高原は雨が少ない>>0:278んで、田んぼが無いんだが、南の湿原の農家と付き合いがあってな。麦と米でいつも物々交換してンだ。餅米もいっぱい貰ってる。
今度、おっちゃんのとこにも分けるよ。
ぼんたゆきと交換なら、うちの奴らも喜ぶ。ぜひ頼む。
大事無い、って、多分、それ嘘! ボク分かるもん。
絶対どっか怪我してるで…
ち、違うから、怒ってる訳じゃないよっ。
…あの、ね。ごめんね、逃がしちゃった時、
すぐおとっつぁんに連絡、入れないで。
ボク、おとっつぁん心配させたくなかったけど…
もっと心配、させちゃったし、……うん。
じゃあおとっつぁん今、でぱぁとに居るんだねっ。
それで、どのくらい採れ–––––いや、いいや。
―宇宙でぱぁと・イベント広場付近―
[丁度、広場ではメロンよさんが >>+3>>+4歌を熱唱しているところだった。観客の中にはコアなファンもいるらしく、得意げに歌についてのうんちくを連れに披露している者も。その会話に、気になる情報が紛れ込んでいた]
『あの歌にはモデルになった茸があるんだぜ。知っているか?メロンよちゃんがいつも美しいのも、それのせいって噂だ』
『そんなにすげえ茸なのかよ』
『希少種だから滅多に手に入らないけどな。ネゲントロピー茸ってやつで、脅威の復元力があるんだとか何とか。顔のしわもすっきり取れるそうだ』
『マジかよ。それが本当なら欲しい奴いっぱいいるんじゃねえの?』
ック……矢張り御星様とアオイにゃ嘘ば付けんのォ…
農家としてもおとっつぁんとしても
己れァ未だ未だ半人前よォ……
アぉいイ……まっごど、餓鬼みだぐ泣く
駄目なおとっづぁんで御免なァ…
も、もぢっと、しっがりじで、頼り甲斐有るよな風体だぜりゃあな…
…………ッ。ウッ。
せばな。そ、セエルまで時間未だあるがね、
そいでだな…
うん、時間、まだあるでしょ?
だからボク…もうちょっと探したいんだ、
居なくなっちゃったコたち。
在庫は間に合うって分かってすっごく安心したの。
だけど、やっぱり自分の作物には責任、持ちたいっていうか…
…おチャボ様も、作物、大切にしてるし。
おとっつぁんも今までいっぱいぼんたの実に蹴られたり
樹の改良種に殴られたり投げられたり『イッパツケーオー』されたり、
おっかぁもしもやけ作ったり、渋いの食べて吐いたり、
ほんと、今まで頑張って頑張って作ったコ達だから…
……迷子に、しておきたくないな、って…
…だからね、おとっつぁんにね、
ギリギリまでそっちで待っててほしいの。
セエルの準備、任せちゃって、ごめんね、だけど、探したいの。
………ァオい……おめ゛ェさ……
おとっつぁん頼ってくんだなァ…………!!
嗚呼、嗚呼、嗚呼! わがっだ、わがっだ。
任しといてくりゃアな、おめさんは探せるだけ、探せばえが!
…あああ! 何やらこう……何!
兎角ッッッ!! 任せときんしゃア、こっちは『どーにかしとく』。
こっぢさ来ッ時怪我すんでねェぞ!!
慌でで事故るんぢぁながよ、さもしたら泣くがんな!?
宜しい、頑張りゃあ!!
…うん、わかった! おねがい、おねがいね。
絶対、絶対セエルまでには間に合うように行くから。
おとっつぁんも、準備の時、慌てすぎちゃ駄目だから!!
あと、あとあとえっと……えと、えっと………
そ、したらまた、後でっ!!!!
[一気に色々吐き切って。
よし、今回はきちんと話せた。
胸を撫で下ろして、通信を切った]
……はァ…。
[ぶつん。通信の切れる音。
一瞬の静寂。目を開けば戻って来る遠い喧噪。
此所は宇宙でぱぁと
–––の、迷子センター、プレイルームで、
袴一丁。血のにじむ拳をそのままに。
半裸の野武士風の中年は、
どっかりと小さ過ぎる椅子に腰を下ろして。
ぐすぐすと啜り泣いていた。]
[説明しよう。
チャボと共に西の高原からほんのりスロー、ときどき雨なお散歩を繰り広げ
無事に1つの逃亡も無く、北の発着場へと辿り着いたこの男。
アオイの飛船の最大積載量以上の収穫を得てしまっていた事にその時気付くも
運良く通りかかった農家の知人–––彼も出荷中だった–––のトラックの荷台に乗せて貰い、
ついでにアオイの飛船も牽引してもらって、でぱぁとに辿り着く事が出来たのだが。
1つ問題があった。
彼は乗り物は馬(ポチ)とバスしか乗った事が無い。
そしてトラックが向かうは搬入口。
知人の好意(と、新品種の試食という取引)で荷物はセエルの場所に持って行ってもらえたものの、
全く使った事の無かった『特別な入り口』から、只でさえあまり行った事の無いでぱぁとに放り込まれてしまった彼は。
パーフェクトに、迷子に。いや、迷い中年になってしまった訳である。]
―宇宙でぱぁと―
[宇宙でぱぁとに着いたはいいが何を揃えたものかと歩き回る。]
(ぼんたゆきが無事に見つかったのは良かったな。
まさか爺さんの頭に挟まってたのは…さすがに…クッ…)
[思い出して口元が緩みそうになるのを抑えた。ダメだ、あれは衝撃映像すぎた。]
(アオイちゃんもわざわざ礼なんて気にしなくていいのにな。あんなに若いのに真面目だよなあ。)
[かえって申し訳ない気もしたが、借家の住所は教えておいたし今は素直に楽しみにしておこう。]
んー、宇宙でぱぁと…さすがに広いな。どこに行こう。3(3)
[1.農家になるために必要そうな道具を探しに
2.家の家具とか生活に必要な品を探しに
3.{北の果樹園主 シュンギョウ}の方向へ]
[セエルの準備は任された、娘に頼られた事はとても喜ばしい事ではあったが
まるで道が分からぬ。此所は何処だ状態でまた涙が滲む。
何かもふっとした生物に肩ポンされた気がするが涙でよく見えません。
やがて執事型ロボットが迷子センターへとスッ飛んで来た。
流石にこんなおっかない外貌の男を此所に長時間置きっぱなしにするのは不味い]
んゥ? ……案内ばしてくれっと?
有り難いのォ…すまんの、建物ば中慣れでのうて……
[大人しくその後を付いて行こうと迷子センターを出る。
そう、迷子センターという存在は大抵、警察の様な役割をする部門の傍にあるもので]
カジュエ…己れかの?
[まさにその時、>>+5己を探す者が出て来たところであった]
――回想――
ハッハッハッ。
[吐息が飼い主の耳元に吐かれる。子狐は、すごーく興奮していた。
メロンよちゃんの歌声に、身も心も浮き足立つ。
イベントが終わってからも、その残響が、子狐の心と体を虜にしていた。
まんまと、飼い主にメロンよちゃん福袋のおねだりを成功させた子狐は、おまけで貰った小さなストラップを自分の首輪に付けてもらってご満悦である。
肝心の福袋本体は星役場に郵送されてしまったが、気前の良い子狐は満ち足りた心地だった。]
[顔と活動範囲の広い娘から彼の事を少しは聞いていたかもしれないし
この男も、その風貌と行動から農夫の間ではちょっぴり名も知れている。
だが余り雪山から出ないこの男は、見ただけではパッとそれが嘗ての『案山子の男』とは気付かなかった]
んゥ、おシャケさのトコ、で…?
あッ あ ああああああああ!!!!
[その手にあるのは紛う事無くぼんたゆき。
荷物とも離れ、実家とも離れ、通信も切れ、
この賑やかな星で凄まじい孤独感を感じていたこの男は]
お、おめさんこん子を何処…ああ……
己れらントコばぼんたじゃ……間違いなくぼんたぜよ……あああああ………!!!!
[膝付き崩れ落ち、実を抱きしめる様にして、
噂に違わぬ男泣き>>+6をおっぱじめた]
[飼い主は、少しかがむと、腿のポケットから、空色の塊を取り出す。]
『結構熱いな。サヴェイ、触んじゃねーぞ。>>a2』
[禁止されれば触りたくなるのは、世の常。
うずうずしながらも、しかし福袋を買ってもらい、ストラップを付けてもらったばかりの子狐は、良い子にしてることにした。
うずうず。
人込みの向こうに、先ほど別れたばかりの、風変わりな空気の男、スヴェンが見える>>+19。]
コン!
[子狐は、飼い主の肩からぴょんと飛び降り、スヴェンに駆け寄った。]
─温泉栽培施設>>4:92>>3─
あ!アオイっちー!
[トバから>>88この近くに居るとの話がされて、アオイが現れたのはすぐの事だった。俺達はアオイと合流すると、主に何かこうトバがメイン探索隊員>>3となって、ぼんたゆきを幾らか発見する事が出来た。
トバとアオイが、トバの借家等の話を語る間、俺は都合で一緒に住む事になった等も言おうとしたが、トバから切り出さないなら言う事でも無いかと、空気を読んで見守っているに留める。]
あっ、トバっち、家具を買いに行くっスか?なら…+表+
表.小型飛船みたいの欲しっス。
裏.何か乗り物欲しっス。
[とか言ってみたが、無理は言うまい。地表を浮遊して走る何かこうスクーター型の移動機とか、最悪こう電動でも何でもない自転車でも良いから、俺は乗り物が欲しかった。]
(ていうか、トバはこの星に乗り物に乗って来たなら、それを一度見させてくれるだけでもいいっスけどね。)
[高ぇよとか言われたなら、冗談っスーとか返すつもりで。
俺はそんな会話を交わし、トバが去っていくのを見送る。]
…っひ…ぅ…硬、さがら見ンに、今朝がた、
収穫した方のぼんたっちゃの……
ンなトコまで逃げてきちょるびん…アオイ…おめさん大変じゃったのォ…!!
[今度改良を加える時はもうちょっと大人しめに出来ないか見当しよう。
そう思いつつ、星を越え逃亡を果たしたぼんたゆきを風呂敷に入れると
ぽかんとしていたであろうか、新たな梨農家の従業員となった男と
堅く、堅く握手を交わすと]
これァ、礼じゃ…持ってぎ!
[さっと取り出したのは、割引券。
このでぱぁとで売り出しをするにあたって、関係者から貰った物だ。
自分はどうもこう云う場所では買い物が上手くできないから、とかなんとか言いつつスヴェンに押し付けた事だろう]
[割引券を渡す際、気付く。
そういえばまだ拳に滲んでいた血が止まっていないらしい。
此所に到着するまで全く自覚していなかったが、
矢張りあちこち擦りむいたり強打したり。
物理的痛みは涙腺を一切くすぐらない。
放置しておいても構わない気はするが、
これ以上アオイを心配させる訳にもいくまい]
バンソーコーだけでも貼っがね…
[その呟きを執事型ロボットは感知したらしく。
一礼すると、彼をドラッグストアコーナーへと導こうと
袴の端をしっかり掴んで、機械的な音を鳴らしつつ進んで行った]
さっきぶり…ですね!
[コルンにはそう返事したが、サヴェイはどうだったか。3(3)
1.俺のまわりをぐるぐる回っていた
2.勢い余って俺にタックルした
3.コルンの方へ戻っていった]
[通信を切り上げ、ちょっぴり湿気やら温泉の湯気で
額に滲んだ汗を拭くと、傍でじぃっと見てた少女>>10と目が合った]
うん、今のボクのおとっつぁん。
ちょっと…んと、めんどくさいっていうか、
涙脆過ぎるっていうか…そんな感じだけど
いいおとっつぁんだよ。シンケンなヒトだしっ。
[呆れた様に肩を竦めたが、口元は上に弧を描く。
そういえばさっき、バレちゃって大泣きさせた時に
貰い泣きしたの見られちゃってたっけ、と思い返せば
ちょっと気まずくてその口を片手で抑えた]
ん! もちょっと探すよ。
やっぱり自分のコだもん、ちゃんと見つけてあげなきゃ。
次はそうだな、ホッパーさんもでぱぁと行ったらしいけどあのヒトの畑も見に行って……
[賢い子狐は、コルンが俺に気付けば相棒の元へ戻っていった。俺も声をかけた手前、挨拶がてら彼に近づく。
彼は何やらトリュフにも似た、空色の小さな塊を手に持っている]
珍しいキノコですね。でぱぁとで手に入れたんですか?
/*
正攻法なのか。
宇宙海賊とのバトルで負傷してそれに使うのかと思いきや。何に使うのか、スヴェンさんの物語が気になる。
…負傷中だから?
くははは、そいづぁめんこいもんじゃ。
おめさん肩幅でけえが、そいでも落ぢんならサヴェ公ばダンスの才能ァ在り過ぎる。
ネゲントロピー…? 応、何ばでも直しゆさたんちうアレが。
確か温泉栽培で養殖でぎねが実験してっ奴ば居ぅた気がすっが成功しだのがね?
ほォほォ、歌コでキノコば変質したんが…今度メロンよ嬢ウチば招待してみっかの…
新たな品種ば可能性、見えるやもしれんのぉ……
応応、そりぁよがよが!
湿原ちうこたぁちっくと虫コやの蛙コやの面倒な地帯じゃの。
ほいだらめでてえ節目にうめえ餅コば食えそうじゃなぁ…
おんし、雪山のほ、もうちっくとしたら自然に熟れるぼんたが幾つかあっからの。
もし今日余りゃそれで、余りゃにゃぁその熟れ待ちの方で!
味噌も付けてさあびすしちょうよ。
そっスかー。
……良い人なんスね。
[俺は俺の口がそう語るのを知覚する。]
ふぇ?
え、…でも俺、金は持ってねーっスよ。
んー、…でもいっか、うん!
一度、そのホッパーさんとこに見に行ってみたいっス!
[アオイの提案に頷く。]
あっ、そうそう。
それとさ、そのホッパーさんとこ案内して貰う前に、行ってみたいとこがあるっスけど……
[ああでも、アオイと一緒に落ちたポッドのとこに行くのは+グー+
ぐ・誰かに案内して貰わないとあの場所もう分かんねーし。
ち・場所は分かるけど、その近くまで行って待ってて貰うか。
ぱ・うーんと53秒考え込む。]
あー、そういや、ナナの奴が小型の飛船が欲しいとか言ってたよな。
[まあ、乗り物も無いなら生活しづらいだろうしな。バスはあるけど。しかし…乗り物も無いならナナは一体どうやって宇宙農家の星に来たんだ?
一応探すだけなら探してやらんでもないが、と飛船はどの辺りで売っているだろうと探していると]
ッ…?!
[凄い勢いでむせび泣くおっさんを発見>>+23した。な、何事
だよ…?しばらく眺めていると彼は執事ロボットと共にどこかへ向かうようだ。
1(3)
1.あれ?あのおっさんが持ってるのって…
2.あのロボット便利そうだな。
3.おっさんと一緒にいた青年は確か…]
[あのおっさんが抱えてたのって…ぼんたゆき、だよな?
アオイちゃんのぼんたゆきがこんなとこまで来てるとも思えないけど…
俺は気になって彼の後をつけることにした。*]
おカネだっていっぱい作物作って売れば、きっと貯まるよ。
このコ達だって売るものだからねっ。
[鞄の中の様子を確認しつつお喋りを。
するとナナがほんの少し考え込んで、1つ1つ、確かめる様に情報を説明して道案内を頼んで来た>>13]
んぅ…?
超・のどかで…こだわり農場?
あんまりこの時期にヒトが居ない、緑のトコ……
何処だろ……
[むすんと口をつむんで、口に当てていた手をそのままに考え込む。
64(100)秒ほど考え込んで、2(3)]
1.ん、わかったわかった、あの場所だねっ!!
2.う、ううん…自信無いけど…あの辺…かな…
3.と、とりあえず体験農場の周りをグルッとしてみ…る…?
[遥か昔、もっと子供の頃。
おチャボ様をからあげクン、って呼んだ男の子が居たのが発端で始まった、ハイパーにエキセントリックだった
かくれんぼと鬼ごっこと缶蹴りというか、とにかく色々混ざりまくってよくわかんない事になっちゃった、遊び。
皆すっごい興奮状態になって、もはや誰が鬼で誰が逃げ役なのか。
その時にボクが大慌てで隠れた茂み、
半泣きで駆け抜けた道が今、ナナちゃんの説明してくれた光景とうっすら重なった]
……な、なんかわかる…気が…するかも…?
うん、確かこっちを、こーいって……
[思わずゴーグルの端をカリカリ爪で弄ったが、
そうしても過去の記憶が巻き戻る訳ではなく。
ほんのり覚束ない足取りで、施設を出るとナナの手を取って
んーとね、んーとね。と道の曖昧な、緑地の方面へと歩き出しただろうか]
お。お?
流石地元民っス!
[アオイに手を引かれる。俺はアオイの手を握り返し、アオイに考えつつの道案内をされながら、一緒に歩く。]
確か、ここでミドリんが空豆くんに踏まれて。
あの辺でヒトツメアクマの群れに、役場の妹さんが追いかけられて…
あ、そう、そうだ! ここに金魚のおはか作ったよ。
[微かに残った思い出を辿りつつ右往左往。
その道筋は、古い記憶の順序が曖昧な様に
先程とおった道をバックしたり、曲がったかと思えば斜に過ったり。
『こどもの視点』から道を再現しているせいか、
先程まで高い視点のトバとは逆に、低い視点からと分担してぼんたゆきを探していたせいか。
ナナの手を引く>>17少女の目線は低く、茂みや畑の根元に集中している]
んぅ…でもその、混合してる畑?ってアッチ側だよね。
だってボク、あすこでコザックさんに怒られたもの…
[ナナは気付いただろうか、方向転換しようと踵を返す少女、
その少女の前の茂みの向こう側、緊急ポッド的な物>>0:22の頭がほんのちょっぴり、顔をだしていることに]
負傷兵 スヴェンは、茸には詳しくない。 ( b8 )
[アオイは語りながら歩みを進める。記憶を辿り、思い出を語り、茂みを覗き、俺はその度に、相槌を打つ。
アオイの視線は低く、先程のぼんたゆき捜索を思い出させた。因みに先程のぼんたゆき捜索では、俺は中くらいの視点でかつほぼ貢献もしていない。]
ふぅん。
そのコザックさんて人は… ん?
[その中くらいの視点が幸いしたのだろう。俺は、目的のポッドを… ポッド を ぽっど?]
……………
[おかしいなあ。金属の表面を根>>4:52が覆っているように見える。勿論、見間違いでは無かった。]
あ、悪ぃ、アオイ
[踵を返そうとするアオイとは逆方向に足を踏み出した為、手を繋いだ腕は互いにピンと張られ、組まれた指は]
何度も言うが、これは売りモンじゃ…
[と、言い掛けて、口を噤む。
ブレーキをかけたのは、農家としてではなく、商品作物を市場に流通させる経営者としての、いたずらな遊び心だった。]
スヴェン、こいつに興味があンのなら、
…+裏+(何かと交換しようか。/2(7)00円で譲ろうか。)**
っと と とと え?
[急激に後ろに引っ張られるような感覚>>19。
組まれた指が呆気なくすり抜けて、ナナが自分の導く方とは
別の方向へと向かった事を理解する、そして漸く疑問が遅れて到着した。
……このコ、何探してたんだ?
自分の探し物のコトばっかり考えてたものだから、
色々な物がすっぽ抜けていたのだろう。
事実、思い出を辿りつつぼんたゆきを探す事も忘れてはいなかった。
しかし、ナナが『どうして』そういう場所を求めているのか。
…落とし物?
振り向いた先、ナナの脚の向かう場所。
金属的質感の何かが、辿っていた思い出の中にはどう掘り起こしても存在しない、違和感バリバリの物体が、見えた]
[そう、この先の芋畑でコザックさんに怒られたの。
案山子は鈍器じゃないんだぞ、って。
振り回して遊ぶのは、危ないし、案山子の神様や、
案山子の仕事をしてる人に失礼なんだぞって。
それ以来、こどもすら不気味がる様な
触手まみれの案山子>>0:30が誕生して…
その近くで、会って…
…工事中かと思って………]
お、音…がしたん、
[流石にそれが宇宙から落ちて来たとまでは分からない。
されど、–––––『工事の音にしちゃあでかすぎる気はするんだが、な。>>0:32』
轟音と、その違和感を放つ金属が、繋がりかけている。だって本当にこんなモノ、今まで知らない見た事無い。
その中にひげ根をモリモリと生やす我が子が居る事も分からないまま、ナナの後を追った**]
―宇宙でぱぁと・ドラッグストア方面―
[ぼんたゆきを持っていると思われる男性の後をつけていくと、ドラッグストアらしき施設へロボットに誘導されていくようだった。]
…怪我でもしてんのかな?
[ぼんたゆきを抱えてむせび泣いていた彼は一体何者なんだろうか。+表+
表:アオイちゃんの身内?
裏:ぼんたゆきマニア…?]
へぇ。
温泉栽培でネゲントロピー茸を栽培するとか、剛毅な奴も居たもんだな。
東の森でしか見ねぇと思ってたが、俺が拾ったのが天然なのか養殖なのか、気になるところだな。
メロンよちゃんの歌は…なんだ…まあ、果樹園に呼んで歌ってもらうのもいいが、嬢ちゃんのファッションが突然変異しないことを心から祈るよ。
ぼんたゆきに関しては、それで頼む。
気前いいねぇ。おっちゃんのそういうとこ好きだぞ。
ホッパーの旦那にも、世話ンなってるし、ぼんたゆきを少し分けてやっかぁ。
[普通に考えたら、ぼんたゆき持ってるってことはぼんたゆきの持ち主…だよな…
アオイちゃんの親父…ってのが妥当な線だろうか。それでも何故泣いていたかはわからないが。
そんな推理を脳内で組み立てて、その男性に近寄る]
もしかしたらー…なんですけど、宇宙農家の星の北の果樹園の人、っていうか、アオイちゃんの身内の方だったりします?
[アオイちゃんとは知らない仲ではないし、これから農家になるにあたって星の農家ならば挨拶をしておこうと声をかけた**]
/*
RP村ってちょっと「ラジヲの時間」という映画っぽいよね(様々な設定を変更して辻褄を合わせていった結果、メロドラマが大スペクタクル映画に的な)
[アオイから離れ、茂みを掻き分け、その場所に辿りつく。
まあ辿りつく前にヤバいこれヤバい感じの触手まみれの案山子という深宇宙の何かを思わせる案山子が居たりしたが、見ない事にする(子供が泣くぞこれ)]
………、(あちゃー)
[ポッドの表面には根が、張ってる。某天空の●●ュ●を思い出させる様な、人生ならぬ林檎生にしぶとい感じの伸び方だ。]
(これじゃあ流石に、修理や部品回収は……引き剥がせば出来なく無いけど、はぁ。)
[ポッドの前に立って、胸中で溜息ひとつ。ああこれ、ちょこんと乗ってるのはぼんたゆきだよな?根というか、菌糸的な伸び方をも思わせるけど。]
アイエッセンスは驚異的な視力を得られる効果のある実をつけます。その効果はひとつ食べると3(3)。
1.その日の間、千里先まで見通す事が出来ます
2.明日自分に何が起きるか分かります
3.一ヶ月の間、天気が正確に把握出来ます
デリシャススペシャルの方は、根は宇宙ごぼう、茎はクリームアスパラガスに似ていて、葉は厚みがあり肉のような味わい、花は口にすれば密の味でデザートになるという無駄の無い食用植物です。特に葉の部分はサヴェイも気に入ると思いますよ
[再びコガネウタドリが飛び立つ。恵みの霧雨を散らすその姿は遠くからでも確認できたかも知れない]
ピューーーイ
[気持ちよさそうに声をあげる。雲裏の太陽を背に雨を乱反射する姿。だから鳥はコガネウタドリと呼ばれたのだ]
あっしはこれをしたいがために星を訪れるのでありやさ……
[誰にも知られない微笑を浮かべた。遠くには、<果樹園の娘 アオイ>が見えた]
[ただ、俺は把握したからといってすぐ態度を変えるつもりも無かった。【星の雫】を通じて得た情報がどこまで正確なのか分からないし、彼女には酔った時に助けてもらった恩がある。また何故か、彼女の声の響きに荒んだ精神を沈める作用を感じていた。
思い浮かぶのは、>>2:44星役場で見かけたあの姿]
宇宙海賊から離れて何かを行おう、とこの地域に来る者もいるんだろうな
[農業をひとりで行うのは困難だ。ここで悪い事をするのは長い目で見るとマイナスにしかならない。もし彼女が移住目的で来たのなら、海賊とは全く違った行き方をせねばならぬだろう]*
ああ、スヴェンは再就職したてだったか…。
金が入り用な時期に、悪いことしたな。
本当は、ただで進呈しても良かったんだが、手放すのにちぃとばかし躊躇ったンだ。
種との交換、乗ったよ。
スヴェンが持ってるうちの数粒でいいさ。
おもしろそうな種だし、大切に育てるさ。
- 北の雪山 -
[遠く、恵みの霧雨は平野に静かに降る。優しく淡い色と、雪山からは聞こえない静かな雨音を大地に落とし鳴らす。
上空を舞う一筋の黄金は雨を反射させ光の粒子を纏っているよう。まるで...の子を思い出す光だった。
微かな郷愁は、恐らく先程舐めた【星の雫】の所為だろう。
男は、狼を群れの近くで離した後、彼方を見ることの出来る宇宙一本杉の元に立ち、幹に手を置き大地を見ていた。]
がりっ、
ばき、ごりごり、ごりごり。
…………。
[男は鉱石を光に透かした。光は石を通り金緑の光を投げかける。男は、石を噛み砕き咀嚼して食べ、やがて雨で黄金に輝き始めた平地を何時までも眺めていた。*]
[それにしても、火傷、か。
ちら、と、スヴェンを見る。
なんか事情がありそうだが。さて。]
子供の時の火傷となると、大分エントロピーが増大してそうだが、人間本来の回復力もあるから、大丈夫だろうよ。
壊れたものは本来あるべき姿へ、が、こいつの性質だ。
スヴェン君か。
無事だよ。
[遠くを見た侭、男は呟く。]
君はまだ宇宙でぱぁとに居るみたいだな。
何やらナナ君の物を買おうとしているようだが。
そうなんですか…。譲っていただけるのなら、大変嬉しいですが
[なんせ初めて見る茸なので、何も分からない]
この量の茸で足りない場合は増やせますか?火傷を治す場合は食べるのか、塗り薬に加工するのか…調べれば分かるようでしたら自分で調べますが
[希少種なら、出回っている情報も少ない気がして。詳しそうなコルンに尋ねた]
こちらには、普段手に入らないものが色々ありますからね。
[折しも、希少種茸を手に入れる交渉の真っ最中だ]
新城さんは今、どちらに?
宇宙でぱぁとが出来て随分と便利になったものだ。
私は今、雪山の一本杉の下だよ。
ここは遠くまで見渡せる。
[男が嚥下した石は、その色合いに納得の味をしていた。]
黄金鳥、ですか…。
[グリフォンは黄金に通じている。当然、その鳥の存在も知っていた]
俺の故郷では、37羽で群れになって飛んでいました。それが、来ているのですか
存在を知ってはいますが、今そちらに飛んでいる鳥と知り合いかどうかまでは…会っていないので
[清らかな場所に現れると言われる黄金鳥。俺の母星が、荒らされて以来見ていない]
ほら。こいつを手に持ってみてくれ。
[俺は、矢継ぎ早なスヴェンの質問に、若干気圧されながらも、冷めつつあるがまだ十分に熱いネゲントロピー茸を差し出す。]
こいつは、ついさっきまで、こんなに熱くなるくらい活性化してたんだよ。
見てくれは小さな塊だが、こんだけ活性化してれば、星ひとつ直すくらい、造作もないさ。
使い方は、んー。それぞれだな。
食って美味いかわからんが、火傷なら当てて撫でるだけで十分だ。
使い方より、使うときに何を念じるかが重要だって聞いたことがある。
なんにせよ、ネゲントロピーを放出し尽くすと、こいつは消滅するから、大切に使うこった。
[コルンに促され、ネゲントロピー茸を手に持つ。確かに熱い。が、その後に続く規模の大きい話に仰天してしまった]
ほ…星ひとつ、造作も無い???それを聞くと、火傷の傷よりも星直した方がいい気が…
[だが心当たりのある星はあまりにも遠過ぎた]
[新城との会話で故郷へと思いを馳せていたところに、でぱぁとの広場にて「星ひとつ直すくらい、造作もない」という話を聞き、仰天した。
世の中には俺の知らない不思議がまだまだあるのかもしれない]*
[コルンの話が本当なら、それほどのものを俺に譲るというのは覚悟がいる事だろう。つまり、彼が俺を信用している証ともとれる]
…分かりました、大事に使います。
[取引する事に決め、約束の種をコルンに渡す]
─Replay, Escape from Diabolus─
[通常宇宙空間から亜空間への突入。
先陣を切るのは緊急ポッド。後方より迫り来るのは、楕円体を平たく押し潰した様な本体部に、これまた平たい機械の触腕が3本付いた小型機だ。
どこか鞭毛的動きを思わせる、平坦な機械の触腕は、360度における物理的捕獲以外にも尖端が光学兵器となっており、対象への威嚇・攻撃・捕獲等における威力加減も抜群の出力調整を為されている。全長5m、機械の触腕を含めれば全長15mの多目的な殺傷・捕獲用の小型攻撃艇、Tri-《トライ-》の名を冠する自動追尾機能を保持す無人機。それが、トール/現ナナの乗る緊急脱出用ポッドを容赦無く追う機体の正体だ。]
[攻撃《アタック》・殲滅《デストロイ》・捕獲《ハント》の3種の目的遂行を行い得る、3本の機械の触腕を持つ、自動追尾機能を保持した機体は、元々、無駄の無い設計《シンプル》で、汎用性と改造性の高さから利用する者は多く、裏稼業とまでは行かない堅気で無い者の間でも知れ渡る《トライシリーズ》。その面影を残す攻撃機は、魔改造されている。
性能や追尾能力・飛宙時の調整など、システム面の調整に狂気を感じる。機体性能を引き出す、高度なプログラミング技術が無ければ叶わない其れを行う相手を、対立関係になればこの上なく厄介だと今更ながらに再確認する。]
ッ、しつけーっス。
こっちはろくな動きも出来ないポッドだってのに、XXXXめ、手を抜くつもりが無いっスね。
[何とかまだ逃げ切れているが、そのうち捕まるのは目に見えている。緊急用のポッドを追うのに、こんな攻撃機を差し向ける容赦の無さを、もし仮に偶然見かけた者が居れば何思おう?尤も、ポッドと攻撃機の鬼ごっこなど、裏稼業の者にとっては何の珍しさも無いかもしれないが。]
[通常の宇宙空間から亜空間に突入した際の粒子をポッドは纏う。後方の攻撃機を、亜空間内に断裂でもあれば、そこに危険を侵しても誘い込み叩き込んでやるのだが、幸いにも不幸にも断裂の歪みの兆候も無く、スペクトル分布も正規の範疇でしかない。]
仕方ねーっス…。
[座標位置確認。亜空間より通常空間へ。+-3(3)を誤差範囲とす。目標、XXXアステロイド地帯。
亜空間脱出後、目の前に無音で迫る巨大岩石の塊を、コンマ19のギリギリさで避ける。後方から迫る攻撃機が勢いを殺しきれず巨石と合体するが、《トライ》は3本の腕を器用に使い、衝撃を和らげる。腕の破損は無し、本体部に衝撃のみ。
そんな後方状況を確認する暇も無く、目の前には、一つでもポッドに衝突すれば終わりのアステロイドの群れが迫っている。]
[目の前に踊る、無数の小惑星は砕かれた岩でしかないが、其れらが何の力に従って凄まじい速度で来たるのか理解出来なければ狂騒の殺意の群れでしかない。
残骸は、宇宙の黒の前に、白濁した白の腹を見せる。其れはさながら、肋骨を拓いた中から無秩序に飛び散る死のイメージを脳に走らせる。]
[ポッドの外は深遠の宙(ソラ)。凍える闇と彼方の過去の星光が、残骸と肋骨を拓くように晒している。即ち死を。全ては無音の裡だ。警告灯は付いても、音を響かせる大気はここには無い。]
[迫る無数の死を見据えた。1つでもすり抜ける事が出来なければポッドは大破し凍える宇宙へ投げ出される。無数の死に恐怖を感じる。しかし、ろくな操作も出来ない操縦桿を握る手は最後まで震える事は無かった。この恐怖は慣れず慣れている、常に在るモノ。死は常に傍にあった。だから、呟くだけだ。裡にある覚悟を操縦桿と共に押し出し吐き出す。]
いけ。
[一言。覚悟は吐息と共に。けれど覚悟すら感じさせない零れる吐息でしかない。コンマ0.27で避ける。衝撃がポッドを揺らす其れでも目を閉じる事も操縦桿を手放す事も無い。
どれだけの時間が経ったか。数秒、数十秒、数分、皮膚は冷たくしかし皮膚下はカッカと熱い。脳はぐつぐつと煮え一瞬一瞬が遅く感じられ鼓動が聞こえる。]
入り用っスかー…、
[いやどうしようか。…乗り物とかはトバにも少し言ったし、アオイがホッパーさんとやらの所で見せてくれるとかだし。]
う、ううーん。すまねっス。
今すぐには思い浮かばないけど、そっスね…+表+
表.豚…とか野菜の種とか…って、俺お金持ってないっス。
裏.うーん…あ、そっちにもしかして、トバとか言うおにーさん行ってないっス?もしも見かけたら、その男に俺が何必要そうか尋ねて欲しいっス。
まよいご ナナが「時間を進める」を選択しました。
まよいご ナナが「時間を進める」を取り消しました。
[ハンサムな役者がヒーロー役を務めるため、子供だけでは無く奥様方にも人気がある番組「宇宙戦隊シリウス」。俺はそれについて3(3)(1.詳しい/2.少し知っていた/3.全く知らない)]
人の声の賑やかなざわめきも、たまにはいいものですね
[以前は麦の穂が風に揺れてざわめくのと同じ程度にしか感じられなかった声が、今は違って聞こえた]*
[北の発着場で友人を見送った後、グリフォンはなんとなく散歩気分で空の旅に出ていた。]
コケッコー。
[色々騒ぎがあったものの、空は今凄く静かだ。
音の外れた鼻歌交じりに当てもなく飛んでいると、どうやら<<宇宙農家グリフォン チャボ>>のいる方向へと向かっていたようだ。]
あっ、でも、種とか豚とかは…、宇宙でぱぁとより、こっちの星の方があるっスよね……。
[思い返し、うーんと悩む。そもそも、宇宙でぱぁとに何があるんだ?むしろ、衣服とかを買う…あー、こっちで綿栽培してる所があれば服を作ってそうだけど。]
ん。やっぱ無理には見なくて良いっスから。
[訂正の言葉を送りつつ、]
何かあったっていうか…、この星の生命力って凄いなあって思ってるところっス。
[俺は苦笑を洩らすように話す。]
ワイは今風になっている。
[吹き抜ける風に乗って、畑や草原の上に大きな影が走る。
それはぼんたゆきに覆われつつある墜落したポッド>>33の上も走り抜け、地上にいる少女達に+裏+(気づいた/気づかない、ワイは風)]
はっ…影…影が上空を過る…っ
あ、あれは、+裏+
表.チャボっち
裏.チキンさん
っス。
[俺の呟きは囁き程に小さい。恐らく、正しい名前を呟いてもチャボはそのまま通り過ぎていったかもしれない、が。]
[「チキンさん」それは魔法の言葉>>36。]
…………。
……。
ダレが、チキンじゃコケー!!!
[普通なら届くはずのない距離、声量。
だが、グリフォンの耳にそれははっきりと届いた。1(3)
1、ナナの上に着陸
2、垂直回転頭突き
3、グリフォン流星脚]
反省しとらんようじゃなー!!
[一度は通り過ぎたグリフォンは急転回。
即座に取って返してきて今度こそその姿を見つけると、巨体は懲りてないナナをもふもふで押しつぶすように着地を試みる。]
こいつが何故こんなところに居座ってるかは分からないけど、地面まで遠いのに、頑張って根を這わせて地面まで届かせて、まるで…
いや、生きてるっスね、この果物も。
ぬ、ぬぁーっ!
[ずだーん!頭上からのチャボの攻撃!
俺は、地面にもふもふと押し潰された。この鳥…!]
くっ、な、何という地獄耳っス。
全く失礼やな!
相手に聞こえなければええと思っとるのか。
懲りんようならおしりぺんぺんするで。
[ナナの上へと無事着陸。
説教しながらもっふもふと胸毛を膨らませた。]
ぐぐっ…重いっス。
この、筋肉……この体重……。
[何故だ!何故聞こえた!聞こえない距離、聞こえない声量の筈!くっ、こ、こうなれば。]
………しーん
[死んだふりだ。お知りペンペン?はっはー、誰が食らうか。]
ぐぐっ…重いっス。
この、筋肉……この体重……。
[何故だ!何故聞こえた!聞こえない距離、聞こえない声量の筈!くっ、こ、こうなれば。]
………しーん
[死んだふりだ。おしりぺんぺん?はっはー、誰が食らうか。]
[暴れる少女が突然静かになった。]
こけ?反省したん?
……。
大丈夫なん?
当たり所悪かったりしたん?
[ちょっと心配になって、ナナの身体の上から退いて嘴でツンツン。]
…ね、ねえナナちゃん!
これさ、なぁに? ナナちゃんはこのコ探してたの?
[呆然と謎の、乗り物の様な大きな機械を眺めるナナ。
機械は何処か焼け焦げているというか。足下を見ると
まるで遥か彼方、空から落ちて来たかの様に大地を荒らし上げている。
だがその土の盛り上がり方はどうも新しいのに、機械はまるで前時代の遺跡。不思議な根っ子が表面を覆ってる。
物珍しさが先行して全くそこにぼんたゆきがある事には気付かず、少女はその表面やら複雑そうな機械に興味津々]
もしかして…このコが落ちて来たのが、今朝の…
じゃ、じゃあやっぱナナちゃんは…トバさんとお知り合いなナナちゃんは…
これを追いかけて来た、うちゅーけーさつ的、な
[と、変な想像が駆け出した瞬間。
親方、空からまた鳥バードが>>37]
[返事がない。ただの屍のようだ。]
な、な、ななな……。
ナナはーん!!!
そんな、そんなつもりはなかったんや!
ただちょっとグリフォンを舐めくさっとるから懲らしめようと思っただけなんや!!!
[もう一人の少女の真顔もあってパニック。+表+
表、力加減を考えずにゆっさゆっさ
裏、死んだらアカン!と翼や前足でバサバサ叩いた]
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