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《―――…ドーム内に危険生物を確認。
係員の指示に従い速やかに避難して下さい。
落ち着いて行動して下さい。只今ドーム内に…―――》
とある町のドーム型複合施設にてそんな警報が繰り返される中、
なおも避難を完了しなかった――
正確には「避難前に意識を失わされた」者たちが居た。
通信 マルキは、村人 を希望しました。
[複合施設の外へと通じていた道路には全てシャッターが下ろされており、
ビルの出入り口や窓に至るまで、外に通じている場所は全て閉ざされている。
商業施設ビル、オフィスビル、集合住宅ビル。
この三件のビルに支えられる形で頭上にあるドームは
夜間になれば色とりどりに鮮やかにライトアップされる。
そのドームの透明な部分越しに見える空だけが、
閉じ込められた者たちが唯一知ることのできる外の景色。]
通信(村建て人) マルキ が見物しに来ました。
通信(村建て人) マルキは、見物人 を希望しました。
―オフィスビル1F:ドーム管理人室―
[無機質な機械音と微かな息遣いだけが響く室内。
外部に面した窓はシャッターが下ろされており、
外の景色はおろか僅かな光さえ射すことはない。]
……ったく、めんどくせ。
[その中でマルキは思わず、愚痴めいた独り言を洩らした。]
(でもまあ、こんな大がかりな隔離への協力で
あんだけの大金くれるんだったら楽な商売か。
しかし何かの心理実験みたいなもんかね、これも)
[マルキはそんな思考を頭に浮かべながら、
コンピュータのディスプレイの前の回転椅子に座り
ぼんやりと灰色の天井を見上げている。]
[ドーム内に閉じ込められている者たちが持つ端末には
マルキからのメールが一通送られている。
メールの内容は次の通り。]
先程放送した警報の通り、現在このドーム内に
「人狼」と呼ばれる食人生物が潜伏しています。
ドーム内に居た皆様の内に人狼と思しき個体がいるとみられる為、
町当局からの指示で、皆様をドーム内に拘束させて頂きました。
ドーム外部との連絡は、物資の遣り取りも含めて遮断中で
またこの拘束措置の終了時期の見通しが立っていないことから
拘束期間中、施設内の全ての物資を自由に用いて構わないと
町当局から承諾を受けています。
暫くの間、皆様には不自由を強いることになりますが
緊急措置へのご協力を何卒宜しくお願い致します。
※人狼についてですが、おとぎ話等に出てくる人狼をご存知の方は
それと凡そ同じものと考えて下さって差し支えありません。
人狼にも様々な個体がいるとみられていますが、
外見上一般の人間に紛れることが可能であること、そして
食人衝動を抱えていることは共通しています。
マルキ・スミス
axxxx@xxxxxx.xx.xx
[名前の横には、色白の肌に大きな碧眼、短いブロンド姿の
マルキその人の顔写真が表示されている。
また、オフィスビル1Fのドーム管理人室が
送り主であるマルキの居所であることも記されている。]
[果たして何処からどのようにしてか。
このドームの何処にも居ない黒幕たちは
閉ざされたドームの中の人々をモニター越しに傍観している。
再現されつつある「人狼騒動」の経緯を観察するために**]
村の設定が変更されました。
村の設定が変更されました。
/*
いや、キャラセット切り替えがちゃんと出来ているか確かめるために通常参加側で参加フォームを開いてみたら、名前欄に思いっきり sakanoka って書いてあって戦慄したんですよね……。
前に瓜科国にお邪魔した時は特にそういうことが起こった覚えが無かったのでびっくりしてしまったという。(というかこの見物人マルキでも特に起こらなかったので)
ブラウザは変えてないのだけれど、ど……何か別の設定が絡んでいるのかな……。
というわけで、そんなうっかり者だった村建てですが、
これからどうぞよろしくお願い致します(ふかぶか
臓物商 イルド が参加しました。
臓物商 イルドは、霊能者 を希望しました。
……あ゛?
[ ―――酷い頭痛。
僅かに眩暈も。
聞こえていた子供の声も、賑やかな喧騒も、何も聞こえない。
眠い、と思った所迄は記憶している。が、そうは言っても仕事で来ている自分が商売道具を無防備に置いたまま寝る筈が無い。
状況に違和感を覚えつつ、指先でサングラスを持ち上げて、微かに痙攣する眉間をぐにぐにと伸ばす]
いっ…つー………どう言う事だよ…。
[薄く開けた瞼の奥、灰色の瞳が捉えたのは閉じられたゲート
公共の巨大施設であるドームの門が閉じる等、見た事が無い]
な、ンだよ畜生…。どうなってやがんだ。
[サングラスの渕を指先で撫でて端末を起動すれば、通信は無事のようで電波状況は正常。
既に着信していた幾つかのメールを開けつつ、視界の端で傍らに置いた仕事道具の無事を確認する。
長時間持ち歩くには正直シンドい重さの其れに手を掛けて、頭痛と共に立ち上がった。
ここに来たのは、仕事の為のはず…だったのだが。]
ったく…こんな場所を指定するたぁ、何考えてんだ。
[目を覚ますだいぶ前。
指定された”取引場所”に不平を漏らしながら、明らかに場にそぐわない饐えた空気を纏った男は噴水脇のベンチに腰を下ろして、人を待っていた。
明るい陽光が降り注ぐドームの中は、心地よい温度と日常に包まれていて。”仕事”で無ければこのまま寝てしまいたいくらい。
ぱっかりと広げた膝の上に、何処ぞの子供が飛ばしたシャボン玉がふわりとひとつ不時着し、小さな滲みを作った]
あーーあーー 平和だねェ。素晴らしいこって。
[具体的な時間も場所も無く、日付と建物だけを指定してきた”客”のためにただひたすらに時間を潰す。
扱う商材が商材だから、待つ事も、アポに客が現れないのも珍しい事ではなかったが、客側が自分を見つける"合流"は異例のこと]
「お嬢ちゃんは元気か?」……ねェ。
悪趣味もいいトコだぜ。 …一体誰なんだか。
[指定された約束の合言葉をひとりごちて、広場を走り回る幼い子供の背中を目で追う。娘が死んだのは、丁度あの位か。]
[闇ルートでの臓器売買。
その界隈でのコールネームは【少女】
自分の喉と、今は亡き娘の喉。
ふたつの声帯を持つ男は、基本的に全ての取引を音声のみで行う。己から臓器を買った人物の多くは”少女”は女だと思っているだろう。
今回の依頼者は、それが嘘だと知っているのか。
…もしかしたら、娘が死んでいる事も、
少女の”声”は娘の喉である事すら知っているかのような、揶揄が感じられる合言葉。]
薄気味悪ィ…。
[自分よりも余程情報戦に長けた同業者からの依頼か、元義体化医師として、戯れに施術した患者(モルモット)達の誰かが、何も知らずに「臓物商の少女」ではなく「闇医者イルド」を呼び出したのか… その程度の事なら、良いのだが。]
どっちの俺に用があるにしろ、無視する訳にいかねえのが
信用稼業の辛いトコだよなぁー。
[吐き捨てる様に、斜めに開けた口の端から紫煙と不満を零し。
傍らに置いた仕事道具の詰まったジェラルミンケースを
踵でひとつ、ゴツリと蹴った]
[ベンチの背凭れへ首を折って、ぼへぇーっとドームに張り巡らされた支柱の隙間を流れる雲を、赤いサングラス越しに見上げる。
両足はだらりと伸ばしたままで、緩んだ口元からは今にも煙草が落ちそうだ]
あ゛ーーー 眠ィ…
[だらしない格好のまま目を伏せて、緩んだ意識は鱗雲のように目元から散る。
それが誰かに仕組まれて与えられた意識の喪失などとは
…思う事も無いまま*]
准教授 ルシアン が参加しました。
准教授 ルシアンは、人狼 を希望しました。
― オフィスビル12階:多目的ホール ―
―――…ぅ、
[机が階段状に並べられた扇形の室内で小さな呻き声が上がった。
痛苦を堪える声に遅れること数秒。
今まで机に突っ伏していた影が小さく揺れ、
無機質な机に懐いていたアメジスト色を緩慢な所作で引き剥がす。
片手を机に着いて身体を支え、蟀谷を五指で圧迫しながら、
頭蓋を内側から鳴らす鈍痛を押さえ込んで瞬きで眸を洗った。]
……なんだ…? 今のは。
[白昼に抜け落ちた記憶を掻き集めるように独り言を漏らす。
自身はこのオフィスビルが貸し出しているホールで行われる小さな学会に出席していたはずだ。
大学名を記帳して受付を済ませ、ネームカードを胸に差した所までは覚えている。
現に『国立大学遺伝子工学准教授 Lúcien Malark』と己の仰々しい身分を証明するカードが現実を教えてくれていた。]
[視界に流れる未読メールのうちのひとつ、見たこともないメールアドレスからの、一方的な拘束通知>>2]
誰だこりゃ。マルキ?
…ハァ… 拘束措置? いやおい、冗談だろ…
[目の前に広がるシャッターで閉鎖された扉は、それが冗談ではなさそうな事実をむざむざと匂わせている。
…”人狼” か。
いつぞや、眉唾もののような”それ”のパーツ入荷は無いのかと物好きな客から聞かれた事があったが、生憎自分が売っているのは夢やファンタジーではなく、ほんまモンのナマモノだと断った事がある位の認識しか無い。
カツカツと硬質的な音を響かせながら、重いケースをぶら下げて、ドームの中央からぐるりと周囲を見て回る。
来いと言わんばかりに添付されている位置情報と、いけ好かない優男風の写真に眉を顰めつつ、何処か蹴破れば出られるような窓とかあるだろ、と安直に捉えていた。
出来る事なら、誰にも気付かれずに外へと出たいのだが…]
―――…学会は…、いや、始まっていない。
私が寝過ごしたか? まさか。
[短い髪を無造作に掻きあげ、周囲を見渡すが、
学会参加者はおろか、案内役のホストも居ない。
鈍い痛みが尾を引く頭部を押さえたまま、訝しげに双眸を眇めた。
本来なら在る筈の人の気配がチラとも感じられない。]
…………、
[状況を把握すべく、眉間に深い皺を刻みながらも、
この時代の生命線である電子端末を鞄の中から探りあげた。
メールの受信は1通。
見覚えのない送り主からの電子郵便に眉間に皺が増えた。
開封した文字を認識し、更に皺を増やしたのは言うまでもない。]
先週そんな映画をシアターで見たな。
……ターゲットユーザーを間違えている。
[まるでキネマ・プロローグだ。と茶化すくらいには現実感がない。
ともあれ、子供向けのアトラクションに抜擢されてしまったらしい大人が取る行動など一つしかない。
早々にギブアップし、未来の明るい少年少女らに、
この不思議で不気味なイベントのクリアを譲るだけだ。
添付された顔写真を流し見て、目的地をビルの一階に定めた。
黒革のレトロな鞄を引き寄せ、踏鞴を踏まずに立ち上がる。
関係者以外が立ち入れるとも思わぬが、管理人室に向かう他ない。
するりとホールを抜け出し、通電の行われているEVに、
やはり子供のイベントかと拍子抜けしつつ、
ボタン一つでクリアガラス製の箱を呼びつける。]
[下がってくるパネルランプをなんともなしに見上げ、
非日常的な状況に、億劫の二文字を隠さず呼気を吐いた。
これから更に、己の日常が歪んでゆくとも、*知らぬまま。*]
/*
こんばんは。先ずは村建てお疲れ様でした。
メトロポリスセットでの人狼騒動に心惹かれ、
そして丁寧な企画に感服し、参加を決めたmomotenと申します。
動きもロルも拙いばかりの若輩者ですが、楽しみにしておりました。
出来るだけ一生懸命、心行くまで遊ばせていただきますね。
月末までの短い間ですが、何卒宜しくお願い致します。
夢見るお留守番 ベル が参加しました。
夢見るお留守番 ベルは、人狼 を希望しました。
─ 商業施設2階、ブックカェ『ファルズフ』 ─
[紙の本に綴られた物語っていうのは、快楽だ。
彼女、ベル・フュザリスは、親を亡くしてから、そう言われて育ったんだ。
彼女の父親の従兄弟であるサファイア・フュザリスっていう、胡散臭い中年のおっさんにね]
ん、サフィー……
[胡散臭いけれど、彼女にとっては今じゃ誰よりも頼れる人。
誰よりも大好きな人。
彼女がそんな男の夢を見ているのは、古書の買い付けに行ったサファイアの代わりに留守を任されているブックカェ『ファルブス』のレジカウンターの上。
見た目の割りにどどんと成長した胸を押し付ける苦しさなんて無視して、突っ伏す体勢ですやすやと仕組まれた眠りを貪っていた]
[快楽を司る天使の名前を冠した店内は日当たりのいい場所に間借りし、蜜色の店内照明も合わさり穏やかで静かな空間を演出している。
レジカウンターには、書籍専用のダウンロード端末機器が置いてあるんだ。
今じゃ書店を名乗る店には、こういった端末機が何台も並んで、出版社のホストコンピューターにアクセスして、本を売る時代だからね。
本屋の役目は、細分化されたデータをお客様のニーズに合わせてご案内すること。
紙で綴じられた本が売られていた時代と比べたら、味気ないかもしれないけどね]
んー、やだ……起きたくないってばぁ……
[むにゃぁなんて口の中で彼女が呟いたのは、キュロットスカートのポケットに入れていた電子端末のメール受信音を耳にしていたからだろうね]
って、メール!? サフィーかな!
[起きたくないって夢現に呟いてた幼ない顔立ちの女が、ぱっとオフェリア色の瞳を開いた。
目覚めは絶好調という勢いだけれど、彼女は受信したメールを開く前に自分の異常に気がついたんだ]
夢見るお留守番 ベル は肩書きと名前を ブックカフェ店員 ベル に変更しました。
なんでボク、寝てたの?
お店まだ営業中なのに、それもまるで倒れるみたいにカウンターに突っ伏してさ。
お客さん、見送った後だったけど。
──あ、ヨダレ垂らしてた。
[眉を寄せて、改めて自分の状況に首を傾げる。タイル貼りの床に膝をつき、レジカウンターに突っ伏して眠っていた。
なんだか頭の奥が重い気がして、やはりおかしな状況だと彼女は眉を寄せる。
薄茶色のエプロンの裾で、発見したヨダレを拭き拭きしながらね。
ちなみにもう片方の手は、痛い膝を撫で撫でしているよ]
おまけに、静かすぎるし……。
[商業ビルの隅とはいえ、いつもならコーヒーを飲むついでに、この時代物珍しい書架に収められた紙の本……いわゆる古書を眺めに来る冷やかしもそこそこいる時間帯の筈なんだ。
目覚めた時には目を輝かせていたあどけない顔には、立て続けに感じる異常に真剣さと慎重さを混ぜた表情が浮かぶ]
取り合えず、メールを確認しよう。
[窓際に沿って置かれたテーブルセットは、ここがただの本屋ではない事を示すアイテム。
選んだ本をその場で楽しみ、そうして美味しいコーヒーとパニーニ等といった軽食を楽しめるカフェでもある。
今窓際のテーブルセットには、誰も腰掛ける者はいないし、店のドアベルを鳴らすお客さんの気配すらない。
だから彼女は、目覚めの引き金を引いた電子端末を取り出して通知内容を確認する事にしたんだ]
じんろー?
人狼?
ひとおおかみ、ウェアウルフ!?
[届いたメール>>2>>3の知らない名前の発信者を見て、待ち人である中年からではない事にがっかりしたのは一瞬。
内容を目で追って、甲高い声をひっくり返して立ち上がってしまう]
古書で何度か目にした事あるけど、あるけど……。
[おぞましい怪奇話が大半だった。
それを一緒に眠るベッドで読み聞かせる意地悪で楽しげな、中年男の口許が憎ったらしかった。本をめくる指先は、とても大好きだけど。
そんな事を思い出しても、この異常事態への背筋が寒くなるのは止まってくれないんだよね]
/*
おまい人狼?
という替え歌を祖国の灰に落としていたガチPLさんがいらしてですね、ふとそれを思い出しました。
外、本当に出られないのかな?
[まずは現状を確認しよう。
モニター画面に映し出される文字だけでは、にわかにこの事態は信じられないからね。
そう一人頷いて、彼女は保護者である人が置いていってくれた護身用の小型スタンガンをエプロンのポケットに入れて、店の外へと出たんだ]
人ー、いなぁーい、ほんとに、いなぁーい……。
[さて、それから暫く歩き回り、彼女は商業施設のあるビルから出ていた。
ここまでは誰にもあっていないけれど、あまりの静けさに人がいないと勝手に彼女が判断しただけで、もしかしたら商業ビルにも誰か人がいたのかもしれない。
それでも彼女は見ていないし、今もまだ、誰にも会えていない]
ていうか、お空しか見えない! 外見えない、なにこれ!
って、メールが事実だってコトだよねぇ。
[ぐるりと外を見回し、見慣れたドームの景色との違和に眉尻を下げる。
甲高い声で見たまま、感じたままに騒いでも、いつもなら人ごみが掻き消してくれるのに、人気のない閉ざされた場所ではやけに彼女の声は響く]
これなら、人狼の声もよく響いたりするのかな。なんて、さすがに本当にいる訳ないとは思うけど。
ボク、きっとまだ夢見てるんだよ……。
[そういう事にしたい、切実に。
少し外を歩き、見慣れた景色とは違う光景に肩が落ちてしまう。
ただただ、好きな人の帰りを待つだけだったのにね。待つどころか、ドームの外と中でシャットアウトされてしまっているんだ。
これが現実だなんて、彼女としては認めたくないところなんだよね]
……このマルキって人に、取り合えず会いに行けばいいのかなぁ。
[空以外塞がれているドームの中。
彼女自身の身の振り方も、塞がれている。だから導き出される答えは、結局そういったものだ]
あれ、人がいる……。
[そうして肩落としたままふらりと歩き、中央広場を抜けようとした時、彼女は重そうなジェラルミンケースを持ったサングラスの中年男性を見かける事になる。
いつもなら絶対避けて通りたくなる風貌の人だが、事態は異常だからね。
少し気弱な少女といった感じで、サングラスの男との距離を詰めてみるんだ]
おじさ……。コホン。
お兄さんも、マルキって人からメール受け取って閉じ込められたの?
[人2人分くらいの距離かな。それくらいまで詰めて、重い足音を響かせるサングラスの男に声をかけてみたんだ。**]
/*
イルドおじさんとはなんかこう、設定の相性が良さそうなので近づいた方がいいと思いまして。
そしてなんでこんな時間なんだ……。
あとしゃべりすぎごめんですよ……。張り切りすぎるとこうなるよね、ダメだ。
/*
キャラ選択のイルドにももてんさん臭を感じたけれども、ルシアンさんがそう見えてならないですの。まさかな、うん。
寝よう。
研究者 シルビア が参加しました。
研究者 シルビアは、占い師 を希望しました。
_ オフィスビル20階:研究室 _
[8:00。白い肌を叩く、無機質な…肉球。]
…ん……っ。
[まるで、彼女の気質を表すかのように寸分の狂いもなく描いている二重瞼が、深い青を覗かせた。
ぼうっと、顔を置く床を写すがそれからはなにも理解できないようで。
ゆっくりと猫のような仕草で金色のまつげを擦りつつ、起き上がる。]
なに…?朝…?
[また研究室で寝落ちちゃったか…。先に帰るなんて、室長のバカぁ。
床に落ちているメガネをカチャカチャとかけ、何者かの手により、深い深い休みについていた頭をかろうじて動かす。酷く重たく響いている頭痛にも、いつものこと、とそれでも日常と混濁しつつ。]
おはよ、ティン。
[よいしょーと、21にしては老いを感じるセリフを合図に、立ち上がり。自分の愛する犬型情報通信機ロボット、通称ティンに声をかけるも、音声装置のないティンが尻尾をふり、お役目達成のご褒美を待っているようにこちらを見つめる。そのディスプレイの瞳には、ご主人様の細く長い手脚、そしてそれに相反して大きく膨らんでいる胸部が写る。]
はーいはーい!ほら、今朝のご褒美!
[ニコーっと顔全体で笑いながらエネルギー源にもなっている餌をティンに投げると、ティンも慣れているようでしっかとキャッチして。
ふ、と気づくものが。]
?なに、ティン。メールきてるの?
[ティンは返事の代わりにはぐはぐと餌を食べながら空中にメール画面のホログラムを映し出す。>>2>>3
最初は斜め読みのようにしていたけれど、文書が進むにつれメガネをずり上げ、眉間にシワがきざまれ、口に手をあて、金色の髪の毛に手櫛を通す。考える時の癖だ。
しばしののち、]
たぶん重要なことはメールで送ってくる気しかないんだろうなぁ。
まずは他の人を探しに行くのと、何日か分の食料と生活品を探しに行こうか!それと人狼ってものの資料さがし!ね、ティン?
[そう、ものも言わぬロボットに話かけ、研究室を出た。]
□場所:オフィスビル20階→
□接続:オン。コアは不定期にフラフラと。真夜中は寝てます。
□縁故:どんなのでも歓迎です。
/*よろしくお願いします!
[ がツ、カツ、カツ がツ、カツ
静まり返った床が、磨り減った革靴に踏まれて不機嫌な声を鳴らす。
ドームの外周を辿って半ばほどは歩いただろうか。シェルターのように閉ざされた窓達の先…消化設備管理パネルの横に【特殊緊急時避難対応施設】の文字を見つけた]
こりゃー…俺が蹴ってどうにかなる窓なんざ、無いわな。
[特殊避難という事は即ち、津波、ハリケーン、竜巻等の自然災害や、細菌兵器等に対して一定値以上の耐性を持つという事。
守りの為の設備が、今は自分達を囲う檻となっているのだろう。
消化設備の非常ボタンを、保護硝子の上から指でなぞれば、溜まった埃が指先に黒い斑を付けた]
そんだら、どーしますかねぇ…
[選択肢はふたつ。
この封鎖が解ける迄、何処かにひとりで身を隠す。
若しくは………。
その思考も、背後から響く女の声>>20にひとつめの選択肢がほぼ瓦解する。何せ自分が居る場所は最奥、ひとたび視線が合えば逃げる事は成らないだろう。
成らない可能性が、高いのであれば。鼻に抜けるは溜息ひとつ、顰め面の上に人の良さそうな笑みを被せた]
やあ。どうやら、そうらしい。
[声の主>>22が近づくのを感じて、自分も自ら足をそちらへ向ける。「その方が自然だから」だ。
グラスの先に気弱そうな少女の姿を捉えれば、更に自分の行動を気安いものへと変化させ、重いケースを親指に掛けて両の掌を彼女に見せる。
「敵意ナシ」の降参ポーズだ]
こんな可愛いお嬢さんが居るのなら
悪く無いって気もしてきたが…
…嘘。 冗談だよ。 君は、何処の子なの?
[店員の風貌。豊かな胸に押し上げられたエプロンに店名のような刺繍が見える気がしたが、判読は出来ずに。
自分は上げた腕をストンと元に戻す]
俺はイルド。見えんだろうが、ちょっとした医者だよ。
お客さんに呼ばれて来たのに…運悪く閉じ込められた。
まーったく ついてねェ。
[ははは、と乾いた笑いと共に顎を掻く。
そしてその末尾には"おジさんで構わねェよ"と、添えて]
/*
ああう\(^o^)/メモのとこの独り言は気にしないでください…間違えすぎててもうやだ辛い。手が震えるよおおう。
ベルの巨乳アピに加えてシルビアとか巨乳祭りですね!
おじさんおいしいです!!!
しかしあの【喉がやばい予感しかしない】 大丈夫かなぁ。
一発で70位は使うのか〜〜。
でもこのくらいなら社会人プレイ()ができそうかな!安心した。
ロル丁寧な人ばかりでうれしい。がんばろーーっと!
[エレベーターホールへと向かい、まるでシルビアを待っていたかのように大きく扉を開けていた透明の箱に乗り込みつつ。]
うん、一階にマルキさんがいるか確認してからにしよーか。
[恐らくそこにはもういないけど。部屋には入れるだろうし。と、続けて独りごちる。
階下へと降りるエレベーター。
ビルの外を見ても、いつもならドーム内で活気良く走るスカイカーもなく、非日常の中にいるのだ、と手のひらに滲む汗を隠すようにキツく握った。]
……あれ?
[このまま一階まで降りていくと思い込んでいたエレベーターが、12階で止まる。>>12
そういえば昨日、この階にある多目的ホールでどこかの学会が開かれるようだ、と室長が教えてくれた。短髪の理知的な雰囲気を醸し出す男性を見、野草のような研究者である自分とは正反対の、気品のある鈴蘭のような雰囲気を感じ取った。]
あ、えっと、…何階です?
[想像よりも早く、人狼容疑で閉じ込められているある種の仲間に出会えたことに動揺し、迷った挙句選んだ言葉は癖のように染み付いた言葉で。
失礼にならないようにしなければとタッチパネルの開くの部分を押し続けた。]
intervene.408 カルア が参加しました。
intervene.408 カルアは、守護者 を希望しました。
― 商業施設ビル周辺 ―
……今日は皆、寝坊でもしているのだろうか
[透明パネル越しに、少々くすんだ空を見ながら呟く
普段より何時間か遅くに目が覚めたのにも関わらず、まだ体が睡眠を求めていて
肌身離さず持ち歩く円柱形のケースが歩行にあわせて振り子のように揺れる 眠気を誘うかのように、ゆらり、ゆらりと
非常に心地よい時間帯、繁華街に自分を除き誰もいないという異常を、そういう日もあるか…と、ぼんやりと受け入れれば]
眠い、な
[ぱたりと倒れ、そのまま意識を手放す
―――大通りの真ん中で]
/*
フラウト・トラヴェルソ は、古い横笛の名前
肩書の元になった曲が出てこない…から、それは後述
狩人で「介入」できたらいいね、408は408チェイタック弾から
昼休みに村に誰も来ないわろうた◝(⁰ཀ⁰)◜静かだー!
これで24h1dでいけるのか…?どうなるんかな…
割と狂気のひとにしておかないとキリング進まなさそうよねー
/*
イルドおじさんにお返ししたかったけど、眠気、が…。一度寝よう。
んー、カルアくん拾えるかなとも思ったけど、まだ人来るし、動きすぎるのダメ。
後先考えずに動き回るのダメだなぁ。あと、シルヴィアさんとイルドさんの端末素敵。何か考えれば良かったなぁ。
村の設定が変更されました。
村の設定が変更されました。
/*
うん、原因は情報欄推敲が足りなかった所為です……。
既に入村済みの方が特に気にされないなら良い事ではあるのですが、そうではない場合も鑑みての決定変更です。
混乱させてしまったことと思います。ごめんなさい!
[声をかけた男は、眺めていた時に想像していたよりも気安い態度で応じてくれたんだ>>22。
だから彼女は一瞬オフェリアの瞳をきょとと瞠らせ、それからすぐに感じた安堵のままに、ふわりと笑ってみせた。
男の敵意ナシ、降参ポーズは効果覿面ってところだね]
嘘…。
可愛いお嬢さんってとこが嘘なのかな?
──なーんて、これも嘘。例え好きな人と一緒にいられたって、こーんな状況は『悪くない』なんて思えないものね。
[男の言葉にちょっとだけイタズラ心が湧いて、意地の悪い問いかけをひとつ。
もっとも、すぐに馬鹿な事を言っていると笑い出してしまってるから、それが思ってもない事だと伝わるかもしれないね]
そこの商業ビルの、ブックカフェの子だよ。『ファルズフ』っていうの。電子書籍と、古本も置いてある。
こんな状況じゃなきゃ、興味があればコーヒーでも飲みに来てって、営業トークも出来るんだけどね。
[少し遠くに見える商業ビルを指差し、次いでエプロンを押し上げる胸元の刺繍をなぞって勤め先の名前を告げる。
そうして溜め息混じりに肩を竦めて、腕を下ろした男の自己紹介に頷きをひとつこぼすんだ]
見えない。と、ごめんなさい。
[見えないけど医者と自己申告への同意をしてすぐ、しまったと彼女は片手で口を覆いながら頭を下げた]
ボクはベル。
これから、メール送信者のマルキって人のところに行こうとしてるんだけど、ご一緒する?
……イルドさん。
[言い淀んだおじさんという言葉は、きちんと聞き取れていたんだね。
おじさんでいいとイルドに言われてそう気づけば、申し訳なさもひとつ追加。
彼女は苦笑しながら、せっかく名前を教えてくれたのだからと、イルドの名前を口にして、見上げながら問いかけをひとつ。
応の反応があるならば、背が低い彼女の精一杯の急ぎの歩幅で、案内するようにオフィスビルへと向かっていくつもりなんだ。**]
/*
個人的には予約変更気にしないけど、これ言ってさかのかさんの判断迷わせるのもあれよね、と思ってここに埋める。
しかし瓜一年振りくらいで、灰誤爆しそうで怖いな。
でもメモもプレビュー出来るの有り難い。
トルニー が参加しました。
トルニーは、おまかせ を希望しました。
― 集合住宅ビル1F・エントランスホール ―
[ドーム内部と外部の双方へ通用口があるエントランス。
白い壁に掛けられた抽象画の一つの前に置かれた長椅子。
そこに女の身形をした長身のトルニーは横たえられていた。]
ん、……
[黒い肌に蒼色を載せた瞼が開き、覗き見えた瞳もまた空の青。
瞼と同様に蒼く彩られたくちびるから、低い声がか細く洩れた。]
そうだ、避難、って、さっき放送してた、筈……
――っ!
[細身ながら大きな半身をはっと起こし、辺りを見回した。
長椅子のすぐ傍の床に、一輪の花を差した小さな花瓶が置かれていた。
それを見つけるなり、トルニーの蒼い目許と唇は安堵に緩む。]
あったわ、ルナディーマ。
[花弁は薔薇の形に似たもので、その色は宵の空にも似た濃紺。
棘を持つ茎は真紅。それは野生には生息しない種の花。
トルニーは長椅子から滑るように降り、「ルナディーマ」と呼んだそれを花瓶ごと抱え上げた。]
で、そうよ、避難……って、え、ちょっと?
[「避難口」である筈のドーム外部側の通用口が明らかに固く閉ざされていると、青い目にも解った。
常ならば透明なガラス張りである筈のその出入り口は、光一つ通さないシャッターで隙間なく塞がれていたのだから。
ジーンズのポケットに入れた端末が、着信を示し点滅していることにも未だ気づかぬまま、長身のトルニーは茫然とその場に立ち尽くす。**]
記者見習い ジキル が参加しました。
記者見習い ジキルは、おまかせ を希望しました。
― 中央広場近く、植え込み −
[ ヴヴヴ …
携帯端末が震え、そのまま内ポケットの口から地面に落ちる。
体は屈曲し、まるで何かを抱え込んだような寝姿。
口端に鬱血の跡ができていた]
… ぁ
[ひく、と指は自分の胸元を触る。しかし、それらしい感触がない。
てっきり、目覚めのバイブだと思ったのに。
至極面倒くさそうに、ジキルはゆっくりと目を開いた。
植え込みの土が軽くついてしまった端末を拾って、起き上がる]
い゛ ッ!
[脇腹にも微かに痛みが走る]
くっそ、あいつらあっちこち殴りやがって…
痛くもない腹ならいくら探ったってタダだろうが。
[ばたばたと体についた土やら葉やらをはらい落とし、悪態をつく。
痛みと共に思い出されるのは、意識を失う前の出来事。
あまり品のいい記事を並べないと(ある意味)評判の我が雑誌「ユートピア」だが、だからと言って門前払いはないだろう。
無論、食い下がった自分も自分だが]
げ、カメラどこ行った。
あーもー いたーいいたーいどこ触ってもいたーい。
[わざとらしく甘えた声で嘆いて、気を取り直して立ち上がる]
[さてさて、何のメールだろう。
メール画面に指を滑らせると。そこには『警報』『人狼』『拘束措置』の文字>>2>>3]
はあ。 …はぁ? あああ、やばいなこれ…
[メールに一通り目を通してすぐ、ぼくの頭に浮かんだのは決して「不安」や「人狼に対する恐怖」ではない。
断じて、そうではない。
「格好のネタへの出遅れ」で、ある。
食人生物の来襲??我が「ユートピア」でも二年に一回程度の取り上げるか取り上げないか程度の、起こりえないと思っていたことが起こっている?]
…メール来たのいつよ?
げ、暫く時間経っちゃってんじゃないか。まずいまずいダッシュだうっへぇ。
[オフィスビル。
また殴られるなんてまっぴらだが、売れそうなネタがあるんなら行くしかない。
だから、走る]
→ オフィスビル
[あんなメール一通で始まった拘束措置だ。
ビルに「どうなっているんだ」と市民が殺到しているさまを想像していたが、見事に外れ]
…それどころか、人とすれ違ったかぼく…??
[拍子抜けして、首を捻る。
土の布団で眠りこけている間に、政府から説明会見でも行われてしまったんだろうか。
それとも、そもそもこのメール自体の信憑性も怪しい?
アドレスも、実際に存在しているものだろうか。
あまりに落ち着いた様子に、ぼくはビル入り口で暫し立ち尽くしてしまった**]
リーン が参加しました。
リーンは、囁き狂人 を希望しました。
[相手に合わせた応対は効を成したようで、目の前から漂う警戒の気配が薄まる。腹に隠し事がある人物が、其れを隠し通すのに必要なのは隠匿する事ではない。適度に真実を話し、相手を安心させる事だ。…詮索をしたいと、思わぬ程度に]
この状況下で、冗談>>30が言えるなら十分だ。
"お嬢さん"は撤回するよ、レディ。
全員男でムサ苦しいよか余程いいさ。
[薄く持ち上げた上唇から尖った八重歯を覗かせながら、冗談に、冗談を返す。
ただのオウム返しのようでいて、これもひとつの懐柔方法。
独りでやりすごす選択肢が潰れた今、取るべきなのは極力敵を作らない…即ち相手に脅威だと思われないこと。
処世術の塊のような男は、ひらひらと掌を波打たせ
気安く振舞うのだ]
『ファルズフ』?…そいつぁ何ともまぁ、刺激的な店名だ。
本屋ならアクラハイルとか…
古書も置いてンならナントゥルのが良いんじゃねえのか。
[ケタケタと笑いながら、店名に感想を漏らす。
本人が知っているのか知らずかは解らないが、もし知らないのであれば興味を惹くには十分だろうし、知っているのならそれはそれで、奇妙な客候補のひとりくらいには数えて貰えるだろうと]
覚えとくよ。とっときの珈琲を期待してる。
…ま、やる事もねェし。シェルターが開くまで
紙の本とやらに触れてみるのもいいのかもな。
[少なくとも、自分の周囲からは紙が姿を消している。
続きを読むのに手を動かす必要がある不合理が、本というものを不用品へと変えていた]
ははは。正直で結構。謝る必要なんてねェよ。 …ベルか。
[破顔して。申し訳なさそうにする姿から、素直さを感じ取る。
此方の名を呼びながら見上げる目線>>31と、胸元の刺繍がやけにアンバランスだ。
脳裏に浮かんだ何かを払う様に小さく首を振り]
マルキとやら…な。
同じような境遇の人間が何人居るのか解らんが
だいたいの奴が委細を問い正しに行くんだろう。
ベルはココの従業員なら話も通り易いだろうし、
俺は遠慮しておくよ。
怪しげなオジさんはきっと居ない方が良い。
[幾許かおどけてみせて。
半分は本心だが、言っている事は尤ものはず。
胡散臭いヤツが居たら出るモンも出ないだろうと]
あぁ…ただ。
何か解った事があったら、俺にも教えてくれないか。
アドレスは落としておくから、拾う拾わないはベルに任す。
[サングラスの中、視線で端末を操作して自分の端末情報をぽろりと極小範囲のネットワークに転がす。彼女がもし端末を持っていれば、カメラ越しに胸元を意味ありげに開けたナースのARが視えることだろう]
俺の"名刺"の趣味は、勘弁な〜〜
[彼女の肩をポンと叩いて、別れの挨拶のかわりにする。
もし、マルキの元に行かぬというのなら足を止めるだろうが、呼び止められぬままであれば
男はひとり、商業棟へと向かうつもり]
[そう、時報のように言い聞かせられながら生きてきたが、別段”外の世界”に出たいという欲は湧かなかった。
憧れめいたものや好奇心、興味はあっても行動に移す気になれなかったのはこの、無機質な部屋での生活が快適だったからか。
そういう願望を抱かないよう元からプログラミングされているのか。
答えを知るのは彼女の親――1本の試験管から彼女を作り上げた『とある組織』の研究者のみ]
送ってくれてありがとうございます
マルキ=サン
[ドームの地下に密かに建てられた施設から、地上1階のエントランスへ案内すると、マルキは別の任務があるからと管理人室へ消えていった。
彼も、彼女について正確なプロフィールは知らされていない。『組織の用意した検体のひとりに選ばれた学生』と認識している。一方、リーンも何故自分がここに連れてこられたのか、詳細は知らされていなかった]
『18歳の誕生日おめでとう、リーン
明日からしばらくの間”上”で生活してもらうよ
施設内のどこへ行っても、何をしてもいい
ただし、”ここ”のことは秘密だ。守れるね?』
はい、マスター
[小さなこともに言い聞かせるような口ぶりに、素直に答えた。
自由なんて欲しくない。この人と一緒に過ごせたら、それでじゅうぶんだったのだけど、それを言葉にすることはできなかった。
何のために生まれたのかは知らされなくても、何から生まれてきたのか、どう生きるべきなのかは察していたから]
美術商 グノ が参加しました。
美術商 グノは、おまかせ を希望しました。
ユートピアwwwwww
びっくりするほど!ユートピア!!!
びっくりするほど!ユートピア!!!
ジキルはん元ネタ違ったらすみません…!
わたしの腹筋は軽くえぐられました…!
そしてリーンがぶっこんできましたねー!読んだ瞬間、解剖したい♥と思った私はなかなかにイルド。
[マルキと別れてから数時間が経ったか。
好きにしていいと言われて適当にうろうろしてみたものの、想像よりもずっと人の気配が少なく閑散としているドームに首を傾げながら、噴水近くのベンチに腰掛けてぼんやりとしていると、ポケットにいれていた端末が震えた。
部屋を出る前に、マスターに持たされたものだ。
外部との接触がなかっただけで、一般的な常識や社会情勢についてはテレビや雑誌、本で学習している。慣れた様子で端末を操作し、表示されたメール>>2>>3に首を傾げた]
じん、ろう・・・
[研究施設に、そのような記述のある資料がいつくかあった気がする。もしかしたら自分の他にも施設から”テスト”を受けている者がいるのだろうか。それよりも]
『皆様には不自由を強いることになります』
って。自由を得るためのテストなのに
・・・変なの
[早速、マスターから言われたことと食い違っている部分をみつけて思わず吹き出した。あの男が、施設の人達が正しいことを言った記憶はほとんどない。
それでも憤ることも、悲しみも感じないのは元からそういう性格なのか、それとも]
[己の本職は国立大で壇上に立ち、生徒等に智の道を示しす教授であるが、自らも学問の前に膝着く敬虔な士でもあった。
専門は生命に刻まれた情報を扱う遺伝子工学。
魂の設計図を書き換える行為が、神への冒涜とされたのも今は昔。
華々しくも目覚しい発展を見せる分野において、
若年の身で准教授と云う地位を得たのは訳がある。
両親が一線で活躍した研究者であることも十分な理由だが、
それ以上に、本人自身も貴賎なく他分野からのアプローチを欠かさぬ貪欲さが今の地位へ導いた。
此度の学会も小規模だが、是非とも聴講したいと態々大学に掛け合ったものだ。
それなのに、目的を果たせず、奇妙な面倒に直面しているとなれば、知らず知らずの内に溜息も増える。
三度目の重い溜息を脳裏に残る頭痛と共に吐き出した時、
EVが小さな電子音を立てて到着を知らせた。>>28]
―――…君も災難に見舞われた側か。
一階だ。
[先客に驚くこともなく、気安く声を掛けて応じた。
研究者然とした彼女の出で立ちには自然と気安さが混じる。
偶々乗り合わせたEVで、無闇に婦女に声を掛けるほど本来軟派な体ではない。]
……君はこのビルの関係者か。
すまないが、このイベントについて仔細を知っているなら、
ドロップアウトの方法が知りたい。
[EVに乗り込みながら、彼女の足元に行儀良く足を揃える四足歩行体を認め、半ば決め付けるように話を切り出した。
望みの薄さは肌で感じていたが、彼女がこの冗談にしては大掛かりな面倒事の仕掛け人側であればと、期待を込めて。]
――……ところで、私の顔に何かついていたかね。
[操作パネルを彼女に任せ、一時懐古的なエレベーターガールに就かせると、先ほどほんの少し揺れた語尾を湾曲な形で指摘してみせた。]
―― 回想 警報が鳴り響く数時間前 ――
[わたしは直属の部下である人物に仕事の指示を出すべく
オフィスで電話をかけていた。
発達した科学の恩恵を受ける現代、人類は月への旅路を
知り、財は凡ゆる富を手に入れることを赦している。
しかし欲は、太古の昔から変わることなく胎内に息衝き、
わたし達美術商へ時に無理難題を課せていた。]
[その時もわたしは、得意先から途方に暮れるような
依頼を受け、まさに部下へと指示を出していた。
オフィスルームからの伝言では儘ならず、商業施設棟へと
来ていたのは。
単なる偶然か必然かは今となっては些細なことだろうが、
それでも幸運か不運かで分けられるのならば、
明らかに不運だろうと思った。]
目隠れ ニコライ が参加しました。
目隠れ ニコライは、おまかせ を希望しました。
[目が覚めるとまず、世界が正常であることを確認する。
数ヶ月ぶりに自宅に戻って以来、それが日課になっていた]
[AR(拡張現実)インプラントの誤作動が原因だったと、医者は言う。
脳内に埋め込まれていたそれは、今はもう完全に取り除かれていて、あとは自分自身の精神状態の問題だとも]
[補償金として一学生には多過ぎるくらいの金を貰い、病院からの投薬やサポートも万全だ。
だから何も心配はいらない、あとは時間が解決してくれるのを待つだけだ]
[今日も世界は正常だった。
あの放送が聞こえてくるまでは――]
/*
動いたぁぁぁぁ。
こんなに一人称ト書きの人が多い村は初めてですね。PC的に有りだとは思ったけれども、しなくて良かった。
前よりは上手く綴れる様にはなってるかな、糠床ト書き(命名主がそう呼んだので、このト書きは自分の中でも糠床とカテゴライズされています)
ふむ、マルキのとこ行きたいけど、多角すぎるか。おじさん構いたい構いたい発動してるので、ちょいウズウズ。
― 集合住宅ビル2F・自宅前 ―
――はっ
[再び目を覚ました時、目に映ったのは自室の天井ではなく、集合住宅のドアが並ぶ廊下だった。
放送を聞いて、半ばパニックになりながら部屋を飛び出した所までは覚えている。
しかしその状況で、何故廊下で眠りこけていたのか]
一体どうなった?
どうして、誰もいないんだろう?
[体を起こし周囲を見回すも、自分以外に人のいる気配はない。
まるで自分一人取り残されたようだと思いながら、そろそろと立ち上がる。
メールの着信に気付いたのは、その時だった]
[端末を持ち歩かなくてもメールが読めるし、いつでも思い通りの画面を視覚上に呼び出せる。
1年前、運よく被験者に選ばれた自分が夢見たのはそんな世界だったけれど。
結局夢は夢のまま終わり、相変わらずメールは実体を持った端末で読むしかない]
[指先で画面をスライドし、髪の奥から目を走らせる。
読み進めるにつれ、口許は次第にわなわなと震え出した]
人狼……まさか、本当に……?
[居ても立っても居られず、メールの内容を確かめるべくビルのエントランスへ向かおうと歩き出す]
/*
自己紹介欄の説明とか、メモで落とした方がいいのかな……。
うーん。瓜国慣れてない人もいると思うんだ……。
いや、余計な事なのかな……。うーん。
あと。そういや瓜国なら村建て時にID入力すれば、ダミーとして発言出来たよね。言えば良かったかしら。どのみち2IDになりますが。
うーん(ぐるぐる。
―― 回想 警報が鳴り響く数時間前 ――
[再び記憶を手繰り寄せよう。
仕事の電話は美術商のそれではなかった。
わたしには別の顔がある。と言ってもそんなもの、
この胡散臭い商売に就いているならば、珍しくもない。
『水面下で何かが動いているらしい』
それを突き止める為に、信頼する部下をひとり外へと放った。]
わたしかお前のどちらかが亡くなっても、任務は遂行すること。
約束だ。
[わたしは携帯端末越しに、淡々と呟いた。
その言葉こそが、どれほど危ういことなのか。
現実を見させてくれる気付け薬の役割をしてくれると信じて。
――そして、その数時間後。
わたしは不自然な睡魔によって、意識を失なった。]
― 集合住宅ビル1F・エントランスホール ―
[エレベーターは問題なく作動し、2階から1階へ。
エントランスにあったのは、立ち尽くす人影>>33。
背は高いが、身形は女性のように見えた。
その人物の視線を辿れば、シャッターで閉ざされたドームの出入り口が見える]
お、おい。冗談だろ?
[ふらふらと近付いて、シャッターを拳で叩く。
音すらもろくに響かないのは、それが容易に壊せぬほど強固である証拠だろう]
駄目だ……本当に閉じ込められてる。
[肩を落とし振り返る。
そこに佇む人物と視線が合いそうになれば、慌てたように顔を伏せ前髪で隠した]
[大きく目を見開き、ぱちくり。
馬鹿にされるのはよくあることだが、子ども扱いとは]
…子供じゃありませんから!
ぼくは記者、なんです。
店主さん、か。
いや、食人生物のメール、届いてませんか?
それから、今回の拘束措置について、どう思われます?
[やや、子ども扱いへの反感がこもった口調で質問に入る。
ひくり、鬱血痕が残る口端が震えたかもしれない。
さすがに「まだ見習い扱いだ」とは言えず、身分はややぼかす。
携帯端末をとりだして、音声レコーダー機能をつける]
―― 回想 オフィスビル入口到着前 ――
[目覚めた時には、周りには人がいなかった。
端末には、避難指示があったことを示すメールが
未開封で残っていた。どうやら取り残されたらしい。
試しに事務所へ出向いたところ、残っていた従業員も
避難済みだったらしく、わたしは安堵に胸をなで下ろしながら、
他の施設の確認へと出向いていた。
あわよくば、商業施設二階、片隅にあるブックカフェで
目覚めの珈琲など口にできたらなど、淡い期待を抱きながら。]
[男が、人狼、と聞いて一番最初に思い出すのは、悍ましい人喰い伝承でも、子供に教訓めいて言い聞かせる御伽噺でもなく、若い見習い記者の見事なブルネットだった。
以前、己にとってはハズレの、彼らにとってはアタリだろうオカルト染みた講習に出かけた際、質疑応答で講師と舌戦を繰り広げたことがある。
そのときに知り合った駆け出しの記者が、そんな雑誌の関係者だったように思う。
己は真実を明かす探究者であるが、教えを請う者には隔てなく対した。
当然、彼が塩基配列の中に隠された記事の素―――所謂ネタを拾い上げようとするなら、遺伝子学の初歩でも語って聞かせたことがあるかもしれない。
――――常人であれば、三時間は悠々と船の漕げる睡魔と言う代償と引き換えに。*]
所で貴方、記者なら名刺とか持ってないの?
重罪するにあたって名乗るのは当然の義務だと思うけれど。
それとも何かしら? 疑いかけて片っ端から引っ張っていく、
強引極まりない態度でなんとかこの騒ぎを収めたい、
短絡的な思考でカマかけて来たのかしら?
そもそも記者が何故この緊急事態に立ち会えていたのかしら?
[口許に残る鬱血の跡を見透かしながら、
矢継ぎ早に問い質そうとする。]
変な子に捕まったわね。
――と、思っているのは向こうも同じかしら。
[佇みながら、ふっとため息を吐く。]
人狼、だって。
捕まえたら高く売れるかしら?
それとも――
[裡で呟きながら、まだあどけなさの残る目前の人物を眇めた。]
一階、ですね!
[>>49悠々とエレベーターへ乗り込む彼に慌てて返事。
動揺したことを隠せるか、と綿雪のように淡い期待をするも、それは無理だろうなと分かりつつ。
指先で彼の目的地へのボタンを押そうとし、すでに自身で行っていたことに気づいて、指先を閉じるのボタンに誘導した。]
関係者…ですか?
[きょと、と目を丸くし自身の立場を再確認する。部外者にとってはここのドームで働いているというだけで関係者なのだろうか?そんな考えを巡らせると次の質問で目の前の男性が冗談めいたことを言ったのだと理解する。と、同時に、この現実主義めいた風体の彼との違和感を察し、口角が上がった。]
ふ、ふふふふっ。
言わば私たちは望まないデバッカーでしょうか?
[そう、彼の淡い期待をやすやすと砕く回答をしつつ。笑いを押し殺すのは笑い上戸の彼女にとって難儀なことではあったが、なんとか飲み込む。]
あ、いえ!その、…ここで人に会えるとは思っていなかったので。
ルシアン、…さんと、お呼びしても?
[わちゃ、失礼だったか!と慌てて視線を胸元へとおろすと彼のものであろう名札。気安くは呼べなさそう…と、呼び方を提示してみた。]
…売れ?
[きちんと機能がオンになってるか確認しようと視線を落とした矢先、返ってきた答え>>63にこれまた頭の悪そうなオウム返し。
だって、命がかかっているかもしれないことを「売れる売れない」の観点で話すのはぼくら記者くらいなもんだろう。
こんな答えを誰が予想できた?
常人の感覚ではないだろう?
続けて吐かれた言葉>>64を聞いて、やっと判断した]
…… えーと、
[このねーさんやばい。
そして、この緊急下にぴりぴりしていない人間などいないだろうに、いつものように取材しようと思ったのも間違いだった。
あと、相手が悪かった。]
め、名刺は… あ、あります!ありますから!
ほら!はい! ジキルと申します!
[次々浴びせられる質問になんとか一つでも答えようと、体中のポケットを叩く。
恐る恐る胸ポケットから、薄い合皮でできた名刺入れを出し、彼女に差し出す]
残りの質問には、どう答えたものか…
お姉さんに納得してもらえる答えを用意してきてません
単に、情報が欲しかったんですよ、内部の。
[名刺には、ユートピア編集部所属と記載がある。
ゴシップ誌の人間だと知られれば、さらに問いただしが続くか、そもそも取材自体も打ち切りになるかもなぁと思いながら、ぼくは素直な気持ちを話す]
美術商 グノは、守護者 に希望を変更しました。
[思いのほか気安い対応と、それから彼女の待ち人である中年と大体同じ年代のせいか、淋しさが紛れる感覚を持ってイルドを見上げ、その声に素直に耳を傾けるんだ。
残念ながら彼女は男性ではないから、>>39イルドの言う全員男のムサ苦しさというのが理解出来ないのだけども]
うちの店主いわく、本を読むのは快楽らしいからね。紙をめくって、物語を読み進める充足感は、快楽以外の何者でもない。
だから、娯楽や著述だったかな? は、きっと不釣り合いなんだよ。
[店名に対する男の反応>>40には、真面目にそう返してみた。
博識とでも言えばいいのか、なかなかにして機知に富んだ雰囲気を言葉の端から感じる。
とっときの珈琲という言葉には、喜んでと子供みたいににっこりと笑って返したんだ。
大好きな人の好きなものだから、という理由も勿論あるけれど、彼女自身も幼ない頃から触れていたせいか、紙の本の方を好んでいる。
だから、イルドが紙の本に触れてみたいと口にした事がただ純粋に嬉しかったんだ。
それが懐柔目的の言葉だと知らないから、というのもあるかもね]
うん、僕はベル。
失礼な事言ったたんだから、謝まる必要は充分あるんじゃないかな。
[そうして医者と聞かせてくれたイルドへ向けた言葉への反応>>41には、やはり申し訳ない表情のままに続ける]
メールが来たってことは、ある程度向こうもこっちのこと把握してる気がするんだけど。
[誘いに対する消極的なおどけに対して存外淋しげな声が洩れたのは、彼女が留守番の日々に閉じ込めていたそれがつい、待ち人と同じ様な年代の男に会ってこぼれてしまったから。
それに気づいて一瞬だけ切なげな苦笑を描き、そうして彼女はイルドに向かって頷きを返すんだ]
うん、りょーかいっ。何か判れば、イルドさんにも教えるね。
アドレス? もちろん、いただきますっ。
[>>42アドレスを落とすと言われれば、素直な子犬がキャンと吠えるみたいに笑ってみせたんだ。
もっともこの笑顔は、アドレスを拾う為に取り出した端末に表示されたナースに凍りつくことになるんだけどね]
うん、ボクはベル。
失礼な事言ったたんだから、謝まる必要は充分あるんじゃないかな。
[そうして医者と聞かせてくれたイルドへ向けた言葉への反応>>41には、やはり申し訳ない表情のままに続ける]
メールが来たってことは、ある程度向こうもこっちのこと把握してる気がするんだけど。
[誘いに対する消極的なおどけに対して存外淋しげな声が洩れたのは、彼女が留守番の日々に閉じ込めていたそれがつい、待ち人と同じ様な年代の男に会ってこぼれてしまったから。
それに気づいて一瞬だけ切なげな苦笑を描き、そうして彼女はイルドに向かって頷きを返すんだ]
うん、りょーかいっ。何か判れば、イルドさんにも教えるね。
アドレス? もちろん、いただきますっ。
[>>42アドレスを落とすと言われれば、素直な子犬がキャンと吠えるみたいに笑ってみせたんだ。
もっともこの笑顔は、アドレスを拾う為に取り出した端末に表示されたナースを見て、凍りつくことになるんだけどね]
このセクシーさを堪能するには、ボクの端末じゃ小さすぎるかも。
……ナースか、そうか。おじさん年齢には受けるのかな。
[思考が別の方向にいったのは、まだ19歳の小娘だから仕方がない、ということにしてもらおうか]
このおねーさんの胸元にアドレス? タップすれば取得出来る?
[一応そんなことを問かけ、道を分かつ前に今度は自分の名刺を差し出した。
ほおずきという植物が淡い色合いで書かれた、手のひらの中に収まるくらいのオフホワイトのブックマーク……栞をね]
お店のフロア情報のコードがメインだけど、ボク個人用の名刺だからね。
ボクのアドレスは、ここ。
[言いながら、淡く描かれたほおずきの絵を切り揃えられた人差し指の爪先でつん、と示してみせるんだ。
カメラを通せば各種情報が取得出来るのは、先に名刺をくれたイルドには言わなくても判るだろう]
紙の本に縁がないなら、こういうのも縁ないでしょ。
ま、妙なことに巻き込まれた記念品として持っているのも悪くないんじゃないかな。
[なんて告げて。そうしてイルドに肩を叩かれ、彼には別れの挨拶として片手をひらりと振って背中を向けることになるんだ]
/*
このくそ長い発言向けられるイルドさんが可哀想だ(ノノ)
なんかうん、張り切っているのが駄目な方向に出た気が、する
[既に点灯していたランプは地上を目的地に定めている。
目の前の彼女も期待を裏切り、予想通り、自身と同じ境遇らしい。]
狼だが、虫(バグ)だか知らないが、実に傍迷惑な話だ。
――…いや、だが、虫籠と云う方が正しそうだな。
[笑気を堪える彼女を視界の端に捉えながら、クリアガラスの向こうに狭い空を見た。
巧緻な調整を施されたドームの環境は快適に他ならない。
普段は人で溢れている広場も今はゴーストタウン張りに寂しいが。
一時、三半規管に違和を齎す浮遊感に身を預けて口を開き直した。]
……構わん。呼ばれて恥じ入る名前でもない。
君は、バグに集られる―――ダンデライアンとでも?
[外に置いていた視点を戻し、ふわりと散らかるブロンドを、唇の形も変えずに揶揄で弄ぶ。>>67
彼女の笑気か、はたまた無礼に対する怒気かが発露する前に、EVが地上に降り立つ音を立てた。左右に開かれたEVとエントランスの境界を跨ぎ、靴裏が磨かれたタイルを踏みつける。]
― オフィスビル・→1F エントランス ―
……その様子では君は管理IDの所持者では無いらしいな。
無駄足になりそうだが、私は管理人室に赴いてみる。
[暗に、君も来るかね。と遠回りな問いかけを投げた。
常識と言う偏見に捕われる男は、面白味のない行動として、直談判を選択していた。]
―集合住宅ビル1F・エントランスホール―
[人の手で掛け合わされ生み出されたルナディーマに注がれていた視線>>50。
けれどその時倒れていたトルニーは、遠くからのそのひとの眼差しには気づけなかった。
漸くトルニーが近くの他者の存在に気づく素振り見せたのは、すぐ近くからその声>>59が聞こえてきた時。
青年と思しきそのひとが強固なシャッターを叩くも、当然のようにそれが開く気配は無い。
その様子を見遣り、トルニーはそこそこに広めの肩を竦めた。]
はァ。これって――…
アタシたち逃げ遅れですぅ、ってヤツかしら?
[振り反ってきた相手に対し、腰まで覆う丈のゆったりとした女物のセーターを纏う銀髪の主は、男のままの声でそう零し]
……って、何そんな俯いちゃうワケ?
別にアンタを取って喰いやしないわよ、アタシは。
[まだ「人狼」についてのメールが来ていることには気づかぬまま、幾らか冗談めかした口調でけろりと笑みを作ってみせた。]
ってか、とりあえずぅ……。
あのコにこの事態伝えとかなきゃだわ。
[やはり男の声のまま、零す独り言。
頭の中に過るのはひとりの若者の姿。
それはドームの外にある生花店、『アースライト』のバイトのひとり。
明らかな非常事態だと解っていても、すぐに過ったのは生業の心配だったということに、トルニーはまた溜息を零した。]
トルニー は肩書きと名前を 花屋 トルニー に変更しました。
甚振ったお詫びとして、もうひとつの質問に答えるわ。
拘束措置については、少し恐ろしさを感じているの。
――まるで仕組まれた罠に嵌められたような気分ね。
何事もなければいいのだけれども。
[名刺を差し出しながら囁くと、私はオフィスビルへと
くるりと身を翻した。]
わたしが坊やに話せるのはこれくらいよ。
あとはほかの人に訪ねてみては如何かしら。
[そう告げて。
わたしは再びオフィスビルの中へと、歩みを進めた**]
─ →オフィスビル/入口付近 ─
あれ、取り込み中かな。
[そうしてイルドと別れた向かったオフィスビルの入口にて、派手な赤髪が印象的な青年と、クールな雰囲気のお姉さまが対峙しているのが視界に入り、彼女は足を止めるんだ]
なんか、大変そう?
[取り込み中のお二人が視界に入れるのは難しい、やや遠い位置で彼女は立ち止まっている。
珈琲をよく飲みに来てくれるグノは、入店している時の雰囲気を醸し出している。
つまりは、なかなかにして面倒な状況なのが遠目でも理解出来てしまうんだ]
……そういや、今日はグノさん来てなかったし、ボクは目覚めてから割とすぐにお店出ちゃったからなぁ。
ああ、でも。
[少し近寄り難い状態ではあるが、人気のないドームの中で顔馴染みがいたことに、ほっと胸を撫で下ろしてしまう。
そうした頃には、グノの青年を甚振る様子も落ち着きをみせただろうか>>75、>>79]
/*
村側おされてますね……。うーん、人狼やりたいのだけども、襲撃ロール回せるかどうかの日程計算してないんだよね。うーん……。
迷子に坊や、か。
…とりあえず、名刺を渡してくれたってことは今のところ信用してくれたってことでいいの、かな。
ちゃんと聞いたことには答えてくれたし。
しかし美術商ね。
どおりで、「売れる」なんて話すわけだよ。
[色々と、彼女の話に納得がいった。
ついでに、連絡先を手早く携帯端末に打ち込む。
『美術商 グノ』]
少しの恐ろしさ、仕組まれた罠、かー。
まぁ、正直なところ、そう感じるのも無理はないか。
[次号の煽り文にでもそのまま使えそうな言葉。
音声レコーダーの停止を指示し、とりあえず頭の中を整理して、オフィスビル・管理人室とやらに向かおうと一歩。
視界の端には、>>80こちらを見ていたらしい女性が映った**]
[快楽、ねぇ。>>70
自分に心当たる”快楽”というものに若干の苦笑を漏らしながら、此方の投げたボールを正面から打ち返す知識に口角が上がる。
彼女の知識に興味を覚えつつ、カフェではきっと可愛い笑顔だけではない、会話というサービスが受けられる事を願いつつ]
じゃあ、約束だ。
マルキから何もわからなくても、後で俺に一杯頼むよ。
[同行はしないという此方の言葉に、一段落ちた声のトーンで返す彼女>>71へ、ゴリ押しとばかりにまた会う約束を匂わせて。
下げてから上げる会話の術。
全く興味のない相手にはそこまでする事は無いのだが、彼女とまた話ができたらと]
へえ、これも紙か。洒落てるねえ。
[物珍しそうに光に透かして、浅緋色の実を包むその絵を眺め。形の良い桜貝のような爪がそれを指し示す頃には、既に目元の端末が登録を済ませた頃だった]
紙に触れるのすら久しぶりだ。有り難く。
[貰ったそれに小さく唇を寄せて、紙の感触を愉しむように感謝の詞を口にする。
跳ねるように去る背中を見送って、温度すら感じる栞を胸ポケットに仕舞った*]
この世の財はありとあらゆる物を手に入れられる。
人狼という人の姿をする生き物を欲する顧客もいるのよ。
生憎、珍品好きの富裕層相手にしているのだし。
[最後に付け加えられた年齢に>>82、アッハと一蹴してみせて]
二十代なんて、まだまだ坊やじゃないの。
坊やは弄ばれている内が華なのよ。
からかい甲斐が無くなったら、詰まらないじゃない。
[坊やにとっては不幸以外の何者でもないだろうけれど。
初対面のこのどこか不器用な記者を、わたしは気に入ったらしい。
利用価値がある内に使えばいいと、一言告げて。>>83
わたしは背中越しに手を振り、扉をくぐり抜けた**]
ふふふふ、やだなぁルシアンさん。たんぽぽだなんて。花言葉は真心の愛、ですよ?
[ふわふわと笑いながら改めて名前を呼びかける。知識のある人との会話は楽しい。彼の言葉一つ一つが愉快だ。
軽い音を立て落ち着いたエレベーターから出て、おじぎ。]
私はほかの人を探しに行きます。
また無事にお会いできたら結果を教えていただきたいです。では。
[ルシアンとの会話を名残惜しみながら、きっとマルキの痕跡を少しならずとも見つけてくれるだろう、と判断しその場を離れ、オフィスビル出入り口へ向かう。
身軽にジャンプしてくるティンを腕に抱えて歩き出すが、しかしその反動で彼女のネームタグが白衣から落ちる。
ルシアンが気づくかどうか、彼女は知らないままに。]
[相手>>81の視線が少しだけ上がったような気がして、それとなくその両目の形を確かめようとでもするように、トルニーの青い目は長い前髪へとじぃと向かう。]
まだカラダは、ね。
[男かという問いに対しては、特に不快を示すことも無く淡々とそう答えた。
慌てているようにも聞こえる返答が耳に届いても笑みは湛えてみせたままだったが、
「化け物」という単語にはトルニーもまた瞬いた。]
……えっと。
とりあえずぅ、ちょっと電話させて貰うわね。
[「人狼」という単語は耳に届いていたが、放送の中で聞いた覚えの無かったその語に対し、別段反応は示さなかった。
それ故に、距離を離そうとする様に対しても引き留める素振りは無い。
大きな手で抱えていたルナディーマの花瓶は左手のみに抱え直し、ジーンズの腰元のポケットへと右手を潜らせた。
手に取ったのは掌大の円い通信端末。
そこで漸く、トルニーはメール>>2>>3の存在を示す青い点滅に気付いた。]
あら?何かしら、これ。
[そしてメールの文面を見詰め、硬い面持ちを続けること幾許か。
突然、場にそぐわない程に明るく笑い出した。]
あっはは。バッカじゃないの?
人狼ーだなんて、メルヘンか昔話かのイキモノでしょ?
ドームの管理人さんだか何だか知らないけど、そんなものが
本当に居るだとかさぁ、ふざけてるわぁ。
そんなのいるわけねェ、無いでしょ?
アンタも一応大人なんだから、こんなこと
間に受けなさん、な、って……。
[次第に弱まっていく男声が、事を完全には笑い飛ばせていない心境を相手に示していた。]
[そういえば、以前そういった「食人生物」、いわゆるぼくらの飯のタネであり、世間一般でいうオカルトの記事にはじめて関わったとき。
あのときの「先生」なら今日のような事態をどう分析するんだろう。さすがに「売れる」などとは言わないだろうけど]
… あの先生だったら、今回のことも、夢物語みたいに感じてそうだなぁ。
はたしてここは夢か現か、と。
[科学的な観点から、「オカルト」を一つ一つ解きほぐして話してくれる人だった。講習会が終わった後、講師そっちのけで彼に色々な話を聞いた覚えがある。
そのころは今以上に無知だったが、丁寧に教えてくれる人だった。
(あまりに科学的すぎて、出来上がった原稿は「売れない」と言われてしまったけど)]
あの人の名刺とか、残ってたっけ…?**
[遠目で眺めていたオフィスビル入口でのひと騒動。
それが終わったらしいことを確認して、彼女はキュロットのポケットに入れていた端末を取り出し、改めてマルキから送られたメールを確認する]
ええと、1Fドーム管理室にいる。で間違いないよね。
[そう独りごちて、目的地を再確認。普段あまり立ち入ることはないビルを見上げ、若干の気後れを覚えてしまう。
それでもよく理解出来ないままに閉じ込められてしまった混乱を紐解きたくて、結局目的地の変更はしない]
何かあればイルドさんにって約束したからね。……何もなくても、また会えるみたいだけど。
[ここに来る前のやり取り>>85を思い出し、少しだけ気後れした心に叱咤してみることに。
ちなみにナースに触れるのはどこでもいいと言われた(>>86)ので、出来るだけ露出した肌の方向は避けた。胸に触れさせるだと、さすがに大問題だろうと、答えを聞いて一人恥ずかしくなったのは内緒だけどね]
いざ!
[なんて声を出して足を踏み出そうとした時、先ほどまでグノとひと悶着を起こしていた青年の視線>>84を感じた気がして、取り合えず会釈してみることにしたんだ]
お兄さん、大変そうだったね?
もしかして、目的地一緒だったりするかな。
管理室にいるマルキって人に会いに来たんだけど。
[人気のないドームにいる人、それはすなわち、自分と同じメールを受け取った人である。
例外もあるかもしれないと頭の隅で描きながら、そんな質問を投げながら彼女は青年へと近づいていくんだ。
目的地が一緒なら、一緒に行くのが妥当だろうか。そんなことが脳裏に過ぎりながらね。**]
/*
何故女の人とエンカウントしないのだろう(
多角避けしているよね、シルビアさん。なんかごめん……。ううーん、上手く時間ずらせたりできればいいのだけど。取り合えず、寝よう。
[彼女が頭を下げれば、柔らかそうな日差し色が揺れる。>>90
己も植物図鑑でしか見たことのない花屋に並ばぬ野草。
天然土などドーム内では花壇に敷かれている以外見たことがない。
月への道を開拓した代わりに、土の匂いを忘れていく時代だ。]
ああ、人権と云う武器でも振りかざしてみよう。
誰が描いたが知らんが、絵空事に付き合うほど私も暇では無い。
[少し眩しげに双眸を眇めつつも、大人気ない言葉を吐いた。
野草に見立てた不躾な批評にも、彼女は立腹することも無く、
寧ろ笑みを深めてから、踵を返して立ち去っていく。
波を打った白衣から連想するのは、自身の職場である大学のこと。
年に関係なく開かれているが、彼女位の年頃の生徒が断然多い。]
さあて、どうしますか。まずは武器かね。
[発した言葉の物騒さとは比較にならない気軽さで、スキップでもするように商業棟へ向かう。
この中に、知ってる店はひとつしかない。表向きは怪しげな美術品だかを扱っていた筈だが、自分が利用するのはもっぱら別の方面の用向きで。
あそこなら銃器のひとつやふたつ確実にあるだろうと踏んでいた。店主が居れば良いのだけれど、今日は生憎そうもいかないかもしれない、なんて思いながら]
あーあー、ほうらね、行かなくてよかった。
[何やら騒がしいオフィス棟の入り口付近を一瞥して、人気の少ない方へ逃げるように移動する。
先程まで自分が居た椅子に物憂げに座る少女>>50に、何処か既視感のような、違和感のようなものを感じたが今はそっと蓋をして。
また見かける事があれば、問いただす事だろう。
「その体は何だ?」と。]
―――…、
[年相応に明るい彼女に反し、脳裏を過ぎたのは薄暗い青年。
強い日差しに影が鮮明に浮き上がる連鎖反応に似る。]
彼もアレくらい明るければな。
[一時有する意識の揺れと、教師然とした独り言。
それを挟んだお蔭で、眼前に零れ落ちたタグの発見が遅れた。
一度肩を竦めてから、急くことも無く、ネームタグを取得するも、
既に持ち主は視界に捕まえられない。
小さなプレートの中には、聞き損ねた名と身分が刻まれていた。]
……太陽ではなく、月か。
[言葉を柔く噛んで、口腔で名を唱えてみる。
出席を確認するが如く、硬い声色になってしまうのは職業病だ。
懐にネームタグを仕舞い込むと己は一路、管理人室へ。*]
本当にそう思ってるのか?
[場違いなほどに明るい声>>92。
片方の口の端をぴくりと動かしながら、呟く声は冷笑を帯びたもの]
僕は知ってる。
人の中には化け物が潜んでいることを。
普段はどんなに取り繕っても、そいつが牙を剥く瞬間があることを……。
[ぼそぼそと呟きながら、端末を握る手は微かに震えていた。
冗談を言っている素振りはない、何故ならこれは自分の中において真実であったから]
信じられないならいいさ。
人狼がいようがいなかろうが、ここから出られないのに変わりはないしな。
[そして深く俯いたまま、相手の横を通り過ぎ、何処かへと去っていった**]
うーん、載ってないや
[以前一度だけ、同名の雑誌を目にした。その中にもマルキのメールに記載されていたような、伝承ともオカルトともいえる記事があったがどうやら毎回掲載されているものではないらしい。
タブレット型の端末には他にもファッション誌や様々なジャンルの雑誌が詰まっていてしばらく読み耽ってしまい、気がつくと向こう側にいた女性の姿が消えていた]
あれ、いなくなっちゃった
[タブレットを元に戻し、あたりを見渡す。いかにも人工的な色合い。自然のものなのか、創りものなのか興味があったのだけど]
・・・
[ぼんやりと噴水を見上げる。人工とも自然とも取れるもの、ハッキリと区別できるものがこの世にはある。
例えばこの身体は、他人にどう映るのか
伝承では、”人狼”と人間は普通のひとには区別がつかないという。なら自分は?
この身体に流れている血が赤いことも、ヒトと同じ構造であることも知っているが、普通のヒトにはあるべきものが欠落していることも理解している]
― オフィスビル・1F 管理人室前 ―
[准教授等と言う大層な肩書きを背負っていると、象牙色の塔の住人と揶揄られることもあるが、己は内に篭るタイプの学徒ではない。
知らぬ者には語って聞かせ、知らぬ事は識りたがる。
フィールドワークだと飾って告げることは無いが、見聞とは電子化された以上の信憑性を持つと知っている。
男はいつか駆け出し記者に身を証し、夢を砕くよう熱弁したままの人物であった。>>93
空が落ちてくるだの、化物が出ただのと議論するより、行動することを善とする男はレッドランプの輝く強固な扉の前に居た。]
―――…、
[外見からは判断付き難いが、憮然とした面持ちを晒し、セキュリティと言う名の鍵で封鎖された通行止めの前に居た。]
遊びにしては随分と手が込んでいる。
……ウェアウルフ、ライカンスロープ、ルーガ・ルー…、
いいや、“そんなもの”は存在しない。
[冷たく閉ざされた扉に片手を乗せ、思考の回転率を上げる。
学問に頭を垂れる身に有るまじき、安易な否定まで用いて。]
[欠けているものが元々不要なものなのか、不都合があって取り除かれているのか、あるべきものなのに欠陥しているのかは自身には解らなかった]
・・・まあ、いっか
[深く考えようとすると決まって思考が別の方向へ向いてしまう。それが知らないうちに身体に埋め込まれたいくつかの機器の作用だなんて、もちろん気づかない。
何人かは管理人室――マルキの元へ行くらしい。こういう場合、集団行動に混じった方がいいのだっけ。でも]
ブックカフェ、美術商店・・・どれも面白そう
[施設案内の掲示板を眺めていれば、ひと匙ほどの不安も疑問もすべて溶けて消えてしまう。口元に笑みを浮かべて、不自由なのだか自由なのだか解らないがこの時間を楽しもうとしていた]
[生業の連絡を優先する行動を取った花屋は、苛立ち混じる声>>101を聞き拾った時には、軽く窘めるでもするようにちらりと青い流し目を向けていたのだが――。
結局、メールを目の当たりにしてからは、そのような視線も向けられなくなった。
呟き>>102に咄嗟に何も返さなかったのは「本当にそう」思い切れていなかったから。]
……随分と色々、酸いも甘いも経てきましたって
言わんばかりのセリフじゃないの。
[ぼそぼそとした呟きには、平坦な低い声でそんな感想を零しつつ
深呼吸を一つ置いてから、笑みを消して]
まあまあ、流石にドッキリ番組にしては
こんな封鎖とか色々大がかり過ぎでしょー、とは。
冷静に考えてみれば、その通りなんだけれどねぇ。
でもだからって、子供みたいに震えてるばっかでも
どーしよーもないワケですがぁ――…。
[見下ろした先の相手の手が微かに震えていたように見えていたから、ふっとそんな一言が付け加わった。
そのひとが横を通り過ぎる様を、やはり特に引き留める訳では無く、けれど遠ざかるまで青い目で眺めつづけていた。]
[目の前の扉から続くのはドームの管理を司る部屋だ。
一般人たる己が押しても引いても開く道理は無い。
ささやかに抱き続けた期待は一度も昇華されること無く、徒労の判を押されて処理される。
此処で扉の破壊を選択するほど、反社会的な思考も持たず。
まして分厚い鉄の扉が人の手で抉じ開けられるとも思わない。
合理性に欠ける現状に何度目か数え忘れた溜息を量産する。]
―――存在し得ないものを探すのか。
まだ、気を違えた殺人者が潜んでいると言う方が現実感がある。
[レトロ・サスペンスだ。と独りごちて、思考を巡らせていく。
あまりの非現実感に、忘れていた頭痛が蘇るようだった。**]
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