家族大好き レンは、無口 ネメシア(マフラーに頼らない相手を撫でつつふと疑問に思ったのか首をかしげて)そいえば、聞いてなかったかもー

家族大好き レンは、無口 ネメシアネメっち、なんで私なのー？

家族大好き レンは、無口 ネメシア……でも、それは他の人もできることじゃない？？私だけじゃないよ？ネメっちは、すごいと思うの

家族大好き レンは、無口 ネメシア………それは、私が、一番最初だからじゃないのかな？…んーと、ねえ

家族大好き レンは、無口 ネメシア私は、自分が劣ってるっていうか、こう、おかしいことを知ってる。だから、うぬぼれられないなーって思うの

家族大好き レンは、無口 ネメシア人が死んでもなんとも思わないし、多分自分が傷ついても、あーって思うだけで。善い人間じゃないし

家族大好き レンは、無口 ネメシア私なんかより、ネメっちを受け入れてくれる人も、認めてくれる人も、いると思うんだ。

家族大好き レンは、無口 ネメシアだから、私が最初だからって、そのまま私にしちゃうんじゃ、ちょっともったいないんじゃないかって思うの

家族大好き レンは、無口 ネメシアネメっち、違う。嫌いじゃない。ネメっちから、離れたいわけじゃない

家族大好き レンは、無口 ネメシア(真面目な顔で、言い聞かせるようにゆっくりと、目を見つめて言って)

家族大好き レンは、無口 ネメシアなんていえばいいんだろうなあ……。

家族大好き レンは、無口 ネメシアネメっちは、私なんかよりも、もっともっと、ずっと、いい人に会えるって、私は思うんだよ

家族大好き レンは、無口 ネメシア私みたいな狂人じゃない、まともで、優しくて、ちゃんと、ネメっちを幸せにできる人

家族大好き レンは、無口 ネメシアそりゃ、私がネメっちを幸せにしないのかって言われたら、したいって思うけどさ

家族大好き レンは、無口 ネメシアでも、もしかしたら、私で妥協してるんじゃないのかなって、ちょっと思ったの。…なんか、妥協じゃ違うなあ

家族大好き レンは、無口 ネメシアうーん……言葉足りなくて、語彙も少なくてごめん。嫌いじゃないのは本当なんだけどね？

家族大好き レンは、無口 ネメシア(自分のことを想ってるというのは確かに伝わるものの、それでもずっと思っていた自身の無さはあまり消えず)

家族大好き レンは、無口 ネメシア……ごめん、ネメっち(泣かせたいわけじゃないのに、泣かせていること、それがとても悔しくて、悲しくて)

家族大好き レンは、無口 ネメシアごめんね(謝るしかできないことにもどかしさを感じながら、黙ってそっと、壊れ物を触るように抱きしめて)

家族大好き レンは、無口 ネメシア……うー、ん、と…。(相手の言葉を聞き、ゆっくりと、しかし確実に飲みこみ、考えて)

家族大好き レンは、無口 ネメシア私、そばいて、いい、のかな？……もしかしたら、ネメっちを、傷つけるかもしれないけど、いいのかな

家族大好き レンは、無口 ネメシア(自分でも時々操れなくなりそうなほどの力。それを恐れるようにレンの声はほんの少しだけ、震えていて)

家族大好き レンは、無口 ネメシア(抱き着かれ、顔をうずめられれば、大丈夫だと伝えたくなって。ただ、なぜか言葉が出て来なくて)

家族大好き レンは、無口 ネメシア(ならば、と静かに相手の背中に腕を回し、抱き寄せて。温かな体温を共有するように、そのまま抱きしめる)

家族大好き レンは、無口 ネメシア(黙ったまま抱きしめ続けていると、不思議と安心感が広がって)……やっぱ、ネメっちは、すごいなあ…

家族大好き レンは、無口 ネメシアうん、すごい。(素直に頷いて、笑いかけて)ネメっちにぎゅってしてると、安心する。息が、しやすくなる

家族大好き レンは、無口 ネメシア(柔らかになった顔を見るとホッとしたように微笑んで)私が、ネメっちに安心をあげられるなら、

家族大好き レンは、無口 ネメシアそば、いたい、な。ネメっちのそばにいて、守りたい。全部守れるってわけじゃないかもしれない、けど

家族大好き レンは、無口 ネメシア(不器用に言葉を紡ぎながら、じっと見つめて、首をかしげて)