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新聞部副部長 一ノ宮凛 は 3留 鬼塚真尋 に投票した。
茶道部部長 萩宮院汐 は 競技かるた部部長 篠塚あかね に投票した。
二重人格 鹿瀬ひなた/陽景 は 新聞部副部長 一ノ宮凛 に投票した。
競技かるた部部長 篠塚あかね は 新聞部副部長 一ノ宮凛 に投票した。
ピアノ科学生 佐倉比奈子 は 新聞部副部長 一ノ宮凛 に投票した。
図書委員 紺野蒼 は ピアノ科学生 佐倉比奈子 に投票した。
3留 鬼塚真尋 は 新聞部副部長 一ノ宮凛 に投票した。
演劇部員 仁科ともえ は 新聞部副部長 一ノ宮凛 に投票した。
修理工 諒 は 新聞部副部長 一ノ宮凛 に投票した。
新聞部副部長 一ノ宮凛 に 6人が投票した。
競技かるた部部長 篠塚あかね に 1人が投票した。
ピアノ科学生 佐倉比奈子 に 1人が投票した。
3留 鬼塚真尋 に 1人が投票した。
新聞部副部長 一ノ宮凛 は村人達の手により処刑された。
次の日の朝、3留 鬼塚真尋 が無残な姿で発見された。
現在の生存者は、茶道部部長 萩宮院汐、二重人格 鹿瀬ひなた/陽景、競技かるた部部長 篠塚あかね、ピアノ科学生 佐倉比奈子、図書委員 紺野蒼、演劇部員 仁科ともえ、修理工 諒 の 7 名。
[再びチョークが擦れるような乱雑な音が鳴る。そして、黒板には]
一ノ宮 凛
鬼塚 真尋
[新たに2名の名前が書かれていた]
ボーン ボーン
[鐘の音が二つ、校内に響き渡った]
死んだので、後は手記を凛が死ぬ直前のところまで仕上げるべくがんばる!
/* 4dの死亡者は以下の2名となります。
▼演劇部員 仁科ともえ
▲修理工 諒
【本日が最終日となります】
各自セットをお願いします。
※牧田の中の人はMでなければ指摘をお願いします。
[廊下で凛と分かれて、3-Bの教室へ向かっていたあかねと汐。
もうすぐ教室に到着する、というところで…]
ボーン、ボーン…
[もはやその鐘の音を意味することを正確に理解していて、一瞬で全身に緊張が走った。恐怖と緊張で、身体は氷のように冷たいのに、心臓だけが、まるで別の生き物のようにドクドクと大きな音を立てている。]
…う、汐くん…っ!
ま、まさか…また…
ー3-Bー
[牧田と連れだって3-Bへと移動した後。そういえば黒板を確認していなかったと、視線を移すと]
ボーン ボーン…
[再び鐘の音が響いた。刹那、名前が書き足される瞬間を目にしてしまった。そして、その名前は…]
ユカちゃん…鬼塚君…それに、副部長さん…
[どれも見慣れた名前だった。誰が消えてもおかしくないのだと、見せつけられている気がして]
…うぅ…
[吐き気がこみ上げてくる。あとどれだけの人が犠牲になるのだろう。考えたくもない。フラフラと立ち上がり、近くにいた牧田に声をかける]
牧田、君…ごめん。あの、あの…着いてきて貰っても…いい?あの、えっと…
[小さな声で「お手洗いに」と告げる。男性に頼むのはおかしいと思いながらも1人で行くのは怖かった]
[凛にそう言われてしまえば、其れ以上引き留める事も出来ず――。
あかねに3-Bに行こう、と言われてしまえば、頷いた。]
……せやね。……凛、ちゃんと戻ってきいや?
死んだら、許さへんから。
[そう、言い放って。移動中に――鐘が、二回、鳴れば。何度目かの嫌な予感が――過って。>>0あかねの言葉に、応じる事は無く――、戯言の様に。真っ先に思い浮かぶのは凛の顔で、この鐘が示すのは彼でなくても他の者の死なのに。随分薄情だと、自分でも思う。]
……大丈夫やんな?
…まさかあいつに限ってそんな事、無いやんな?
すみません、死亡ロールに協力してもらってもいいでしょうか?
[ 不安げな汐の表情(>>2)を見て、どんどん心配な気持ちが膨れ上がってくる。
今すぐ探しに…
でももしも沙織のような状態になっていたら…。でも心配で。手遅れかもしれない。
一人で行かせるべきではなかった。こわい。
いろいろな感情が、どんどん湧き上がってくる。やがて、意を決して、あかねは汐に話しかけた。]
…汐くん。凛くんは写真部の部室へ向かったはず。
もしも…例えばもしかしたら、今まさに何かトラブルに巻き込まれているかもしれない。
もうこれ以上、大切な人がいなくなるなんて耐えられない。
ねぇ…
[覚悟を決めて、一度深呼吸をしてから]
一緒に凛くんを探しに行こう。
汐くんの
この鐘が示すのは彼でなくても他の者の死なのに。
随分薄情だと、自分でも思う。
あたりは、うまいなぁ〜。
ブラフが綺麗だなぁって、めちゃ感心してるー(´∀`)ウン
[鬼塚の名前が書かれた時、牧田が玄関に行かなくて良かった>>3:@11と思ってしまった。クラスメイトが死んだのに、なんて薄情なんだろうと、自分自身に嫌悪感を抱く]
あの…
[迷惑だろうか、という考えが過る。しかし牧田に着いてきて欲しいという気持ちに偽りはない。何より、離れてはいけないと本能が訴えていた]
[黒板にスラスラと文字が書かれる見慣れた名前に動揺しつつも表にはほとんど出さない。]
とうとう凛兄ちゃんも…
ひなたが死んじゃったら僕はどうなるんだろ…
…大丈夫…ひなたが…っても僕は…
[聞こえるか聞こえないかの声でボソボソと独り言を呟いていたかと思うと]
…僕、最後に佐倉さんの演奏を聞きたいな。
[教室の窓には2人の影が映し出されていた。それは紺野と比奈子のものでひかげの分の窓ガラスに映る影はない。これまでもそのことに気付いた者はいただろうか…]
ー3-Bー
ボーン ボーン
[先程と同じようにまたふたつ、鐘が鳴り響く。
アオはボンヤリと黒板に書き足されてゆく一ノ宮と鬼塚の名前を眺め、そして…。
はは…。
ははハははははははははははははははははははははハはははははははははははははははははははハはははははははははははははははははははははははははははははハははははははははははははははははははははハハはははははははははははははハははははははははははハははははハハははははは!!!!!
[まるでネジが外れたかのような狂った彼の笑い声が、教室の中にこだまする。]
ありがとうございます!可能でしたらお手洗いに着いていってあげてください。さくっと死んできますので…!
ー3-Bー
[鹿瀬から先生の手の話を聞き、急がなければという思いを強くする。早くなんとかしないと、きっと誰も助からない。
ともえに声をかけ、鬼塚を探しに1人で教室を出ようとしたその次の瞬間、背後にチョークの音が響く。反射的に振り返ると、逢坂の時と同じ様に新たに2人の名前が書き足されていく]
…………マジかよ………………
[そこには一ノ宮と、今しがた自分が探しに行こうとしていたクラスメイトの名が刻まれていた。茫然とする牧田の耳にまた二つの鐘の音が響く]
/*もちろんついて行きます!!
/*囁きや独言の中の人発言に今気付きました(^q^)!!
瓜科知らなすぎてほんとすみません!!
[もう少し早く鬼塚の探しに行っていれば鬼塚は助かったのか?……それとも、黒板に書かれた名前が自分になっただけか。
じわじわと腹の底が重く冷える感覚。これから自分はどう動くべきなのか……動けば死ぬのではないか。では固まって待てばいいのか。何を待てばいいのか?助けが来るのか?
牧田の思考は混乱する。
混乱し、動けずにいた牧田はともえの声>>1で思考を取り戻す。
……勿論その申し出は受ける。
霧の中で外から一方的に矢を射られるように、何をどうしたら事態が良くなるのか全くわからず絶望的な気分だったが。
せめて目の前にいる怖がりの彼女を、なんとか守れるものなら守りたい]
ん、わかった。
着いてくよ。
[ともえと2人でそっと教室を出た]
ごめんね…あ、ありがとう…
[牧田>>7 に礼を言うと、牧田と同行して女子トイレへと向かう。道中、ビクビクと周囲を気にする場面もあったが、牧田の存在を心強く感じていた]
ー3-B→女子トイレ前ー
あの、あの…ここまでで、大丈夫、だから…すぐ、済むから…待っててくれると、その…
[暫く牧田と言葉を交わすと、そっとトイレの中へと入っていった]
ー女子トイレー
[蛇口を捻る…どうやら水道は生きているようだ。両手で水を掬い、ザブザブと顔を洗う。水の冷たさが心地よかった]
(美琴ちゃんが死んだ…美作先輩も…その時、わたしに何が出来たんだろう)
[人のいる中で死んだ2人。三度目の鐘。さっきまで一緒にいた人たちが次々と亡くなっていく現状]
[中嶋は生徒のために奔走した。一ノ宮たちは誰よりも早く出口を探しに駆けた。牧田は自分を見つけてくれた…自分は何が出来ただろう]
(逃げて、泣いて…迷惑ばっかりかけてた…このままじゃダメなんだ、このままじゃ…こんな、弱虫な自分を…)
[蛇口を捻ろうと視線を少し上に移し、ハッと目を見張る]
[蛇口の前。大きな鏡の中]
[顔を洗う、という同じ動きをしていなければいけないはずの自身の分身が]
[『腕を下ろし、立ち尽くしていた』]
[背筋が凍る。冷や汗が吹き出し、それ以上顔を上げられない]
[次の、瞬間]
ー女子トイレ前ー
きゃあああぁぁぁ!!
[耳をつんざくような悲鳴が周囲に響き渡る。数瞬の後に、取り乱した様子の少女が飛び出してきた]
ま、牧田君っ…助け…鏡、鏡が…‼︎
[入口の前で待機していた牧田に助けを求める。腕に縋りつくとトイレの入口を指差し]
ど、どうしよう…何とかしないと…お願い、牧田君…鏡を…
[混乱した様子で、何とか単語だけ羅列すると牧田に中へとついてきて欲しいと懇願する]
ー女子トイレー
[手洗い場の前には大きな鏡には、赤い…血に塗れた手形が無数に広がっていた]
ダンッ ダンッ ダンッーーー
[殴りつけるような勢いで、手形の数が増えていく]
き、きっと…わたしの、怪談が…な、何かが出てこようとしてるの、かも…このままじゃ、わたし…
[怯えた表情で牧田を見上げる。その間も、音は止まない]
な、何かが…出てくる前に…お願い!
牧田君…鏡を、壊して…‼︎ **
諸々すみません…!軽く離席しますね。すぐ戻ってきます!
ー女子トイレ前ー
[ここまでで大丈夫、と言われ入口横の壁に背をもたれてともえを待つ。こんな時だというのに、恐怖感とはまた別の妙なドキドキ感があるのは牧田が健全な男子高校生である故と思って欲しい。
ともえを待つ間、暗くなった廊下や教室に向け携帯電話のなけなしのライトを当てて目を凝らしてみる…が、光がある分却って大部分の照らせない部分の闇が濃くなるように思えて。ちっぽけなライトではなんの足しにもなりそうになかった。
照らすのを諦め携帯電話をしまおうとした時、中からともえの悲鳴が響いた]
!?
おいっ!!!!仁科!!!
どうした!!!??
[牧田が踏み込むより先に、ともえが女子トイレから酷く取り乱しながら飛び出してきた]
鏡!?
鏡がどうした…落ち着け。
なにがあった??
[ともえは何かを必死に訴えているが、言葉にならない。
ただ、彼女が中についてきて欲しいと伝えようとしているのがわかり、牧田は小さく頷き女子トイレへと入った]
鏡がどうしたんだ!?
なにがあっ……た……
[ともえが必死に指し示す方を見てーーー絶句。
2人の目の前で、手洗い場の鏡に赤い手形が増えていく。
殴りつけるような激しい音が周囲に響く。
ブワッと全身が総毛立ち、止め様のない悲鳴が口をついた]
う、うわああああぁぁああぁあぁああっっ!!!!!!
なんだこれ!!!なんなんだよっ!?!!!??
[頭が真っ白になる。
手の震えが止まらない。
ーー一瞬の後、思い出す。
自分の腕に縋り付くように震えているともえを守らなくては。]
……わかった!!
壊せばいいんだな!?
離れてろ!!
うっしゃぁぁぁぁぁぁぁああっっっ!!!!!!
[弾かれたように中へ駆け込み、掃除用具入れからモップを取り出す。手の震えを止めるように強く強く握り締め、気合いを吐きながら渾身のスイングで鏡に叩きつけた]
/*遅筆申し訳ないですー!
ご迷惑おかけして本当すみません…!*/
がしゃん
[野球部の牧田が振りおろした渾身の一撃は、古びた鏡を割るのには十分すぎるほどだった]
[無数のヒビが入り]
[音が、止んだ]
ぴちゃ…
[鏡に入った亀裂から、赤い液体が滴り落ちる。幾筋も、幾筋も]
[そして、彼の後ろにいたはずの少女は]
[いつの間にか姿を消していた]
お母さんは、いつも僕に厳しかった。
勉強ができない、挨拶が小さい、その顔が、声が気に入らないと、いつも殴っていた。実際できなかったわけじゃないし理由はなんでも良かったんだと思う。
何度か小学校や中学校の先生に相談したけどダメだった。
お父さんもいないし、お母さんの親戚もいたなんて聞いたことがない。僕には頼るところがなかったんだ。
そして、中学のときにある本を見つけた。
「彼方と此方の境界」
その本には鏡の向こうの世界には此方とは真逆の世界が広がっていると書いてあった。そして、それはどうやらある方法で超えることができるらしい。
この辺りでは、鏡乃の神社…今は取り壊されて学校になっている場所でカミサマに願えば少しだけ鏡の向こうの自分と入れ替わることができるらしかった。
鏡の向こうの自分はきっと両親に愛されて幸せなのだろうと考え、そしてこの学園に入学した。
いえいえ、付き合ってくださってありがとうございます…!
ー回想 / >>11からの分岐ー
ん…
[ともえは床に倒れこんでいた。気を失っていたのだろうか。ズキズキと頭が痛む]
ここ、は…えと、わた…し…
[自身の状況を把握しようと周囲へ目を向け、言葉を失った。一面に広がるのは闇。ただひたすらに暗く、暗く…自分がどこにいるのかもわからない。混乱したように周囲を見渡すと]
[唯一、光があった]
[その光は、四角く切り取られた景色だった]
[見覚えがある、そこは…]
なん、で…
[自分が先ほどまでいた女子トイレ。そこにいたのは見間違えようもない]
[自分だった]
[フラフラと立ち上がり、四角く切り取られた景色に手を伸ばす。しかし、見えない壁でもあるかのようにそれ以上進むことは叶わなかった]
[その時、何かが足に触れた。鏡から差しこむ明かりを頼りに、足元を見やる]
……っ
[息を飲む。白くぶよぶよとした『何か』が、地面を這いずり回っていた]
ひっ…
[払いのけようと試みるが、足に纏わり付いて離れない。それどころか、白くぶよぶよとした『何か』はじわりじわりと、ともえの足を絡めとり這い上がってくる]
[冷たく、温度のないソレは。人の子どもほどの大きさの塊で。まるで…]
あ…あ…
[それ以上は考えてはいけない、と警鐘音が鳴り響く。恐怖からか、声が出せない。ヒューヒューという呼吸音のみが、この空間の静寂を破っていた]
[得体の知れないものが、蠢き、自分を取り込もうと迫ってくる。そんな異常事態に思考が白く塗りつぶされる]
[景色の向こう、ともえによく似た存在はこちらに気づくと、ニコニコと手を振ってみせた。そして大きく息を吸い込むと]
…きゃあああぁぁぁ!!
[悲鳴を上げ、トイレの外へと走っていった]
やだっ…!
[何度も]
出し、て…
[何度も]
助けて…‼︎
[何度も叩いたせいだろうか。手のひらから血が滲み、幾多もの血に染まった、赤い手形が出来上がっていく。だがそんなことを気にかけるほどの余裕は彼女にはなかった]
やだ、やだやだやだっ…イヤッ…
[明らかに『人間の指』らしきものがともえの足首を掴んでいた。『何か』から発される、くぐもった声のようなものも、きっと幻聴ではないのだろう]
助け、て…牧田君、牧田君っ…
[蚊の鳴くような細い声で、牧田の名を呼ぶ]
僕はカミサマに願った。鏡だろうが幻想だろうがなんでもいい。一瞬だけ、幸せな生活を送ってみたい。
それはあっさりと叶った。
僕の鏡の向こうは女の子でみんなから愛されていた。僕は自由に彼女の生活を味わうことができたが、30分もすると強制的に元の世界に戻された。
それに、愛情は全て彼女に向けられたものであり僕のものではない。
僕はもう一度願った。
彼女の世界を全て僕のものにしたい、と。
カミサマの仕業か先ほど図書室で見た本にあの本があった。それには彼方と此方を完全に入れ替える方法が書かれている。
向こうの自分を壊せばいい。
なんだ、簡単なことじゃないかー…
君は僕が苦しんでいる間、幸せに過ごして来たよね。
優しい君は幸せ、分けてくれるよね?
ひなた、君の分まで幸せになるよ。
/*殺した(^o^)!!!*/
…僕、あんまり交代していられないんだよね…
ひなたに変わるよ…
☆
[気付くと紺野が狂ったように笑っている。今突然眠りから覚めたようなひなたには理由がわからなかった]
紺野先輩…
何か面白いことでもあったんですか…?
[ふっと何気なく黒板を見た。そこには見慣れた名前が書かれている]
…嫌…嘘でしょ…凛お兄ちゃん…!!
[そこへ牧田とともえがトイレから戻ってきた]
凛お兄ちゃんが死んじゃった…
ちっちゃい頃から優しくしてくれたのに…なんでよ…
嘘…
/*書いてる間にトイレから戻ってしまった(^q^)!
こういう時の為にメモがあるんだよね…!
色々ごめんなさい!!*/
―廊下→新聞部部室―
せや、僕も…、これ以上何かあるのはもう勘弁や…!
……もし、何かあったら…、助けへんと…。
…行こ。
[>>3一緒に捜しに行こう、という声に、一つ頷いて。その声は何処か普通で、自身の嫌な予感を必死に否定しようとしているもの。途中の教室で――浮いたチョークが。凛の名前をカリカリ、と書いていくのを、見て見ぬフリをした。正確には、無かった事にした。
その儘、顔を伏せて――、新聞部の部室へと、走り出す。]
―新聞部部室―
……凛ッ…、……。
[入った瞬間に、ぶらぶらと、浮いている肢体が其処に在った。ガタリ、と手に持っていた扇子が落ちる。否認しようとする現実を否が応でも認識させられて、目を見開いて。]
……嘘、やろ?……ほんま…、……ッ、
[その物言わぬ死体に近寄って――、落ちた、メモ帳を拾って。その儘、羽織が、重力に従いながら、靡いて。がくりと膝から崩れ落ちた。
拾ったメモ帳を膝の上に乗せて――、顔を、覆う。
昔から、何かと一緒に居た腐れ縁の彼の、死は。彼にとって一番堪えるものである『ハズ』だった。けれど、その記憶とは。一体何なのだろう。……もし、他者が植え付けたものだとしたら。
――それこそ、あかねが知る『萩宮院汐』という人物も。
誰か…、そう、此処で蹲っている彼が。本当は会った事も無い人物なのに、紛れやすい様に記憶に干渉しているとしたら?]
……はッ、…凛…。…はは、あははははははははッ!!!
[譫言の様に名前を呟いた後に、狂った様な嗤いを、部室に響かせる。それと同様に、部屋の硝子という硝子が一気に割れた。其れでも、外に出る事は見えない壁がある様に阻まれて出来ないのだが]
……せや、皆。死んでまえば良いんや。
………哀れにまあ、ものの見事に迷い込んで。
『友達ごっこ』は短い間だったけど、楽しかったよ。
[顔を覆った手を、ゆるりと外せば。
にたにた、と場にそぐわない笑みを本来皆が知る、彼の茶の瞳とは異なった、緋色の目に浮かべて。至極愉快そうに笑んでいた。]
[ふらふらとあてもなく幼馴染みの兄貴分を探しているうちに、いつの間にか職員室の前にたどり着いた。チラッと覗いてみると人が倒れている]
鬼塚....さん....
全身血まれじゃない!早く助けないと....っ!
[鬼塚に触れるとその冷たさに驚く
。斧を拾って職員室を後にした]
深く息を吸うと黙って傍らに落ちている]
一ノ宮凛の手記F
汐と篠塚さんに会った。俺を心配して探しに来てくれたらしい。
俺は何しに多目的室にいたんだっけ…?
視界の端の黒い物がどんどん大きくなってくる。耳元で、誰かが何か囁いているのが聞こえたが、やはり誰もいなかった。今これを書いている間も聞こえている。気のせいだ、と自分に言い聞かせ新聞部の部室に向かうことにする。
篠塚さんが自分も行くと申し出てくれたが、断った。何故か一人になりたかった。
この状況で一人になるのがどれだけ危険か百も承知だが、何故だろう。
誰かと一緒にいると、冷静でいられない俺を見られてしまいそうで。
一ノ宮凛の手記G
新聞部の部室に向かっているが、やっぱりおかしい。
あいつが追いかけてくる。あいつが、あいつが
あいつって誰だろう。分からないが、とにかく何かが追いかけてくる。俺の耳元でずっと何かを言っている。「死んでしまえ」そう聞こえる気がした。
頭が痛い。何かを考えるのももう辛い。足が重い。視界は黒く、もう殆ど見えない。
部室に行けば逃げられるだろうか。部室に行けば、この声を聞かなくて済むだろうか。
なんだか吸い寄せられているような気もしたけれど、とにかく新聞部の部室を目指すことにしよう。
一ノ宮凛の手記H
恐らく、これが最期の記録となるだろう。
新聞部の部室に入ると、あいつが耳元で言った。
「待ってたよ」、と。
その瞬間、背筋がゾワリと寒くなったのがわかった。
駄目だ。駄目だ、怖い。俺は、
[そこから先のページは、ボールペンで真っ黒に塗り潰されている]
[自分から汐を誘ったものの、一歩一歩新聞部の部室へ近づくにつれて、どうして教室でじっと待っていなかったのだろうかと後悔に似た気持ちになる。怖い。本当のことを知るのが、とてつもなく、怖い。]
…汐くん。
[無意識に汐の手を握ると、汐は無言でぎゅっと握り返してくれた。大丈夫、きっと凜くんは大丈夫。そう自分に言い聞かせて、新聞部の部室の、ドアを、開けた。]
…りん…くん…。
[目の前に広がるのは、つい先ほど会話を交わしたばかりの親友の、姿。
どくんっ。
心臓が大きく高鳴る。身体が冷たい。頭の中がジンジンと麻痺して行く。
しかし、なぜかこの事態を冷静に受け止めている自分がいた。
心のどこかで、こういう結果を予想していたからなのかも、しれない。
あぁ…もうみんな逃れられないのか…。]
[落ちていた凛の手帳を手にした汐が、錯乱したかのように、急に狂ったように笑い出した。]
…っ!汐くん…
[いろいろな思いが交錯する。
あかねは、静かに涙を流しながら、
狂気の世界へ足を踏み込もうとしている親友ー汐ーの背中にしがみついた。]
…うしお…くん…?
[振り返った汐と目があった。
…深い、深い緋色の輝き…。
本来それは生者では、持ち得ないはずのもの…。
訳がわからない。
汐くんは何のことを言っているの…?
あかねは、混乱・戸惑いながらも、汐から目を離せない。]
ー女子トイレー
[がしゃん、と大きな音を立て、鏡に大きな亀裂が入る。
亀裂から赤い液体が止めどなく滴る。
がつん、がつんと大きな音を立てて。
牧田は2度、3度と鏡に打ちかかる。
恐怖を破壊衝動に変えて。
衝撃で痺れた指がモップが握れなくなるまで。
牧田は鏡を破壊する。
音が止み、粉々になった鏡と、鏡から飛び散った血と。
その中に息を切らせて立つ牧田。
ーー鏡の後ろには何の変哲もない壁があるばかりだった。
がしゃ、と握れなくなった手からモップが落ちて音を立てた。半ば自失の状態だった牧田は音に我に返る。
ともえの無事を確認しようと、振り返りーー
ーーーいない。]
[そこにいるはずのともえがいない。
心臓がドクンと跳ねた]
おいっ!!!!
仁科、どこだ!!!!
[今日何度目かの大声で、ともえの名を呼びながら辺りを見回す。暗くて目視では探せそうにない。
牧田は携帯電話のライトを点灯し、近くの教室を照らして回る。
そうしてどの位時間が経ったか。
か細い明かりを頼りに教室を探す牧田の耳に、後ろから。
足音が。
かつん。
[安堵。思わず駆け寄り、感情のまま抱き締める。
…が、彼女のひんやりと体温を感じさせない身体に少し驚き、冷静さを取り戻して身体を離す。少しバツが悪そうに]
っと、……いや、……悪い。
お前、いきなり居なくなるなよ…。
焦ったぞ。
鏡は壊した。
裏にも何もなかったし、もう大丈夫だろ。
お前、なんともないか?
とにかく、戻ろうぜ。
[鐘の音がした。黒板に名前が書き出された]
嘘………
嘘だ……
まひろ、ちゃん……
[叫ぶこともできず、静かにヒナは涙を流した]
まひろちゃんを、見つけて、あげないと……
[フラフラとヒナは教室を後にした]
/*アホの牧田の呼びかけなので返答なしで大丈夫です。人外ともえちゃんのキャラで答えてくれても!
個人的には別ルート考えてましたが、こっちでは牧田は気付かない方向でいきます*/
ー職員室前廊下ー
[斧を持ってフラフラと職員室から出て来た鹿瀬の後ろ姿が見えた]
あの、斧は…
[慌ててひかげに声をかける]
待って!
まひろちゃんがいたの?!
まひろちゃんは…!!
ピアノ科学生 佐倉比奈子は、演劇部員 仁科ともえ を投票先に選びました。
[頭の中がガンガンする。まるでその場から離れるように警告を与えているようだ。
あかねは、身体中から感じる、未知のものに対する嫌悪感や恐怖心を、自分の意思で押しとどめた。
汐くんが…
汐くんが、私たちを裏切るなんてこと、絶対にないっ!!]
う、汐くん…一体どういうことなの…?
[>>33背中にしがみついた、その人の温かみを放つ腕に。まるで死者の様に冷たい腕が人間離れした力で、掴もうとする。]
…なあ、考えてる事を当てたろか?
僕が裏切る筈無い。そう、思っとるんやろ?
[にこにこ、と機嫌良さそうに笑う顔。
その肌は、いつにも増して白く見えるだろう。まるで、生気を感じさせないような其れは、死者の如く。緋い瞳は爛々と輝く。]
僕は、裏切ったりしてへんで。
なあ。勝手に仲間やと思っとっただけやろ?
僕は――、私は。最初から、『此方側』だ。
[もし掴めていたならば、其処で腕の力を抜いて、手帳をポケットに押し込んで立ち上がる。所謂ポルターガイストの様な現象が、室内を襲う。がたがた、とパソコンや戸棚、ドアが震える様に騒ぎ立てる。]
…――僕が神様や言うたら、信じる?
[口角を、更に吊上げて――、何者かは、問う。]
きゃぁっ!!!
[あちこちで硝子が割れ、飛び散る音がして、思わず両手で耳を塞いでしまう。
一体、これは、なんの、話?
目の前に佇むのは、大好きな親友の姿をした、なにか。
違う、汐くんはこんな風に笑ったりしない。
違う、汐くんは絶対嫌なことはしたりしない。
違う違う違うっ!
汐くんは…汐くんは…汐くん…は…?
私が知っている汐くんって…
一体、誰の、こと…?]
汐くん、やめて…。
神様ってなんのこと?これは全て汐くんがしていることなの…?
[身体が、精神が、全ての感覚が、目の前にいる異質の何かを認識する。
それでもっ…
それでもっ…!!!]
汐くん…私にとって…貴方が何者であっても、汐くんは…汐くんだよ…。
[もう枯れ果てたと思っていた涙が、また一筋、静かに頬の上を伝った。]
どうしよう、長時間マッサージ行きたいけど、なんかクライマックス的な雰囲気www
みほたは、うぉっかん(汐くん)を信じているよっ
[新聞部の部室で、凛は目を覚ました。痛む頭と首を抑え、起き上がる]
ここは…部室?あれ、おれ…
[その刹那、思い出す。自分が何を見たのか。何を聞いたのか]
ーーーーーーーッッッ!!!
[恐怖に耐えきれなくなり、ガクガクと身体を震わせる。顔が蒼ざめ冷や汗が噴き出た。あいつが見える。あの声が聞こえる。逃げたと思ったのに、まだ追ってくるのか]
嫌だ…いやだ…!もう、やめてくれ…!!
……へえ、まだそんな事言うてくれんの?
ああ、ほんま。僕が生きていた時代に会いたかったわ。
[けらけら、と可笑しそうに嗤いながら、双眸であかねを覗きこみながら。其れはいつもの道化の様に茶化した口調で、更に嗤う。]
……さあ。どうやろな?
――でもな、あんたが知ってる、汐って誰や?
薄っぺらい記録だけ与えられて。
そんな生徒、此処には実在しないし――、紛いもんの記憶や。
なあ、どうして出会ったか思い出せる?
[意地悪気に、首をこてり、と傾げながら。彼女が大凡思い出せないのを知った上で、問うている。くすくす、くすくす。その様を笑っている。だって、思い出せる筈も無い。
――そんな記憶、与えてないのだから。
あるとすれば、自らが想像で創り出した記憶だろう。]
茶道部部長 萩宮院汐は、修理工 諒 を能力(襲う)の対象に選びました。
茶道部部長 萩宮院汐は、演劇部員 仁科ともえ を投票先に選びました。
[恐怖心など、もはや完全に麻痺していた。明らかに生者ではない何かと対面していても、もう、何も感じることができない。
沙織や凛の無残な姿を目の当たりにした時とは違い、心の中は驚くほど、澄んでいた。]
汐くんとの出会い?
そんなの、忘れるわけないっ!
だって汐くんは、ずっとずっと前から仲良くて…いつも和室にいて一緒に、まったりとした幸せなときを過ごして…
ずっと…前から…?
…一体…いつから…?
[そこまで言ってから、沙織や凛とは異なり、汐との記憶は断片的でしかないことに、やっと、やっと、気がついた。
和室で一緒にお茶を飲んだ幸せな記憶。
一緒にいると落ち着く気持ち。
すべて…すべては…。
そこまで考えが及び、あかねは、初めて、全てのことを…理解、した。]
…汐くん…。
貴方は一体、どうしたいの…?
[もう、大好きな親友の姿をした何かが、
全てを、…自分の命も含めて、全てを
終わらせてくれるのであれば、もうそれでいいさえ、思った。]
汐くん…
例えあなたが、私が知る汐くんではなくても…
それでも、私にとって、あなたは…
失いたくない、大切な人なの…
飲むヨーグルトフルートごくごく
バン!!!!!!!
バン!バン!バン!バン!バン!バン!バン!バン!バン!バン!バン!バン!バン!バン!バン!バン!バン!バン!バン!バン!バン!バン!バンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバン!!!!
[学園中の窓を叩く音が鳴り響き、無数の人の手形が一斉に映し出された。]
……ほら。何時から?
……思い出せへんのやろ?
[完全に恐怖すら麻痺した彼女を見て、少し面白くないなあ、なんて思いながら――、其れでも、現実を叩きつける様にして。断片的にしか、与えてない。それを、漸く理解したようで。]
……それは、神のみぞ知るって奴やで。お嬢さん。
[この部屋の窓硝子は割れてないけれど。廊下の硝子が、バンバンと叩かれる音を心地よさそうにBGMとして聞きながら。しい、と人差し指を口元に当てて――。]
……じゃあね。最期迄、この世界を愉しんでけばいいよ。
ああ、鐘は鳴ってないけど――、また一人。消えたみたい。
[そう言えば――、あかねを突き放せば。にこやかな表情の儘、窓から飛び降りては、床にその羽織を遺して消えた。窓の外を見てもその姿は、何処にも落ちていない。また、割れた窓も、其処に硝子がある様になっていて、本来は出る事が出来ないのだが。]
[バンっ!とそばの窓に何かがぶつかる音がした]
ひっ!
[ヒナが息を飲んだ、次の瞬間、
バンバンバンバンバンバンバンバン…と周りの窓がビリビリと音をたて始める]
やめてよ…もうやめてよ!!!
やめてやめてやめてやめてやめてやめてやめてやめてやめてやめてやめてやめてやめてやめてやめてやめてやめてやめてやめてやめてやめてやめてやめてやめてやめてやめてやめてやめてやめてやめてやめてやめてやめてやめてやめてやめて!!!
[ヒナが耳と目を塞いだ時]
……ポロン……
[聞こえるはずのない静かな音が、窓ガラスのひび割れるような音の間をぬって、ヒナの耳に滑りこんできた]
[ピアノの音だった]
方針了解です!お手伝い出来る事があったら言ってください
ー暗闇の廊下ー
[3-Bを飛び出したものの、暗闇に紛れて鹿瀬をすぐに見失ってしまった。探す当てもない。途方に暮れながら、携帯の細い明かりを頼りに適当に探すしかなかった]
鹿瀬!!どこ行ったんだよ!!
……げほっ。さすがに喉が枯れたぞ。
[ぼやきつつ歩いていると、眼前の廊下の先、細い明かりの中に女生徒の制服が一瞬見えた気がした。
明かりに目を凝らすとーーーー居る。
長い髪の後ろ姿。髪が長くて制服なのは、残っていた者の中では鹿瀬だけ。牧田は後ろ姿を鹿瀬だと判断し、近付きながら声を掛ける]
おーーーい!!鹿瀬か!?
今そっちに……
[そこまで言い掛けてぎょっとする。
……靴を履いていない。
思い出されるのはーーーー]
[半ば予期した足音から、後ろも振り返らず牧田は全力で逃げた。
どれほど走ったか分からない。声が枯れるまで大声で叫んだかもしれない。足を縺れさせ転倒したかもしれない。何かに衝突し身体を強打したかもしれない。なにもかもかも分からず、牧田は滅茶苦茶にただただ逃げた。
それでも足音は。牧田の背後から離れない。
3-B前を通った。誰もいない。
居たはずの紺野もともえも。
誰も。誰にも出会わない。
誰もいない。]
[酸欠と恐怖で霞がかった牧田の頭は、そこでようやく思い出した。
後ろ向きに歩く女から逃げる方法は『目を覚ますこと』]
ははは、はははは……
そうか、夢か。
そうだ、こんなもん。全部、全部最初から。夢だ。そうだよ。こんなもん、夢に決まってたじゃねえか!ははは!!ははははははは!!!なんでもっと早くさぁ!!気付かなかったかなぁ!?はははは!!はははははは!!!
[おかしくてたまらない。なにもかも。なにもかも滑稽な夢だと分かってしまった。
逃げることも忘れて、牧田はげらげらと笑い続けて]
はー、笑った。
もういい、下らねぇ。こんな悪趣味な夢はもう終わりだ。
……ああ。丁度いいや。
[気付くと、そこはともえと2人で来た女子トイレの前だった。中は血と鏡の破片が散乱し、凄惨な有様だ。
破片をじゃりじゃりと踏みながら躊躇なく牧田は中に入り、一際鋭く大きな鏡の破片を拾う。
そして傷付いて血が出るのも構わず両手で破片を持ち、]
せーの、
[ぐさり、と自分の太股に突き刺した。
何度も。何度も。何度も。何度も。
ざくざく、ざくざく。]
いでぇ……くそっ……早く……
目ェ、覚めろよ!!!!!
いでぇよ!!!くそったれが!!!!
覚めろ!!覚めろよ!!!
[ざくざく、ざくざくと。刺し続ける。
……まだ、目は覚めない]
[覚めない激痛の中で牧田は、
ーー明日、学校に行ったら。
ともえに話しかけてみよう。
演劇のシナリオの話を聞いてみよう。
昼を一緒に食べられないか誘ってみようか?
試合に出られるようになったら、応援を頼んでみたりして。
明日。……目が覚めたら。
そう、ともえの事を考えて、
自分の喉を鏡の破片で引き裂いた]
[糸の切れた人形のように、牧田は脱力し破片と血の海に倒れ伏す。
近くには誰もいない。
後ろ向きの女も。足音も。
何もない。
ただ静寂だけが残った]
/*>>@11は絶命直前という事でひとつ(^ཀ^)*/
ーーーーーっ!!!!!
[汐が軽やかな動作で窓から飛び降りたのを見て、あかねは一瞬、心臓が鷲掴みちされたように全身を強張らせた。]
汐くんっ!!!
[縺れた足であちこち躓きながら、それでも必死で汐が飛び降りた窓に飛びつく。]
あぁ…、何も…ない…。
[窓の外にはもちろん、どこにも、そうどこにも汐の姿はなかった。
ただ、床に落ちている古ぼけた羽織だけが、その人が確かに今さっきまでここにいたことを証明していた。]
本当に…、本当にあなたが、この恐ろしい出来事全てをおこしている、神様…なの…?
[あかねは恐る恐る、床に落ちている汐の羽織ーしかしいつもとは違い古ぼけて赤いシミがついている羽織ーを手に取った。
脳裏に浮かぶのは、いつもの、大好きな、汐の姿。]
まだ、まだ全ては終わっていない。
…いやよっ、最後まで、諦めないわっ。
[あかねは羽織を握りしめ、
ー吊られたそのままの状態のー凛の方を少し見て、目を伏せ、しばしの時の後、意を決して、新聞部の部室のドアを開けた。]
[鉄錆の匂いでむせ返る女子トイレの中]
[ぽつんとおさげ姿の少女が立っていた。そっと屈み込み、牧田の頭を撫でる。以前彼がそうしてくれたように、愛おしむように]
いっぱい、話そうね。
これからは、ずっと…一緒だから…
[泣き笑いのような表情を浮かべると、少女は霧のように消えてしまった]
[職員室から出てきたところで突然比奈子>>38に話しかけられてビクッとする]
比奈子ちゃん…
鬼塚さん…?鬼塚さんなら職員室で…あの…
[まさか死んでいた、とは言えず口ごもってしまった。そのとき、窓ガラスが一斉にバンバンと何者かに叩かれ始めた]
何これ…!?
嫌だよ、もう…!!うるさいうるさいうるさいうるさいうるさいっ!!
…ひかげ?
[バンバンと煩く鳴り響く中に、聞き覚えのある声が聞こえた]
…わたしを呼んでる… 痛いの?苦しいの?
踊り場の大鏡…そこにいるのね?
わかった、今助けに行くから待っててね…
[踊り場は確かこの階の廊下の突き当たりのはず。ひなたは音が鳴り響く中、走り出した。]
着いた…ここだね…
ひなただよ。どこにいるの?
[大鏡の前に立つがそこには影が映るだけで誰もいない。]
ーここだよ、ひなた。
[声は鏡の中から聞こえた。よくよく見てみると、鏡に映っていたのは自分によく似た男子生徒でひなたではなかった。鏡に映っているのが自分ではないことに疑問を抱きつつも声をかけた]
無事だったんだね、ひかげ…よかっ…
[鈍い痛みがひなたの腹部に広がる。訳がわからずお腹を見ると自分で、自分の腹部に斧の刃の先を突き立てていた]
/*>>@12@13
全牧田が泣いた
求婚ばんざい!!!!*/
いやだ…いやだ、やめろ!!
たすけて…、
[頭を守るように抱え、部室の隅に蹲る。周りには何も無いのに、何かを掻き消すように、振り払うように右手を振る]
くるな…!くるなくるなくるな!!!
くそっ…
あ、そっか…!
求婚者混じりだから、3人死んじゃうのか
みんな続々と…あわゎ((((;゚Д゚)))))))
どういう、こと…?
[斧を抜こうとしても腕が動かない。鏡の中のひかげが口を開く]
ーひなた、僕たちは姉弟じゃないんだよ。僕は君の鏡。仁科さんの怪談話でも言ってたでしょ。
[ひかげが楽しそうに話している間もギリギリと斧の先が突き刺さる。痛い…痛い、痛い痛い痛い痛い!!]
ー僕はずっと君が羨ましかった。君は今まで幸せに過ごして来たよね。だったら、僕にそれを頂戴?安心して、君の分まで幸せになるよ…って、もう聞こえないか!
[ひなたが最期に見たのは嬉しそうに自分を見下ろす、彼の笑顔だった…]
ー職員室前廊下→ピアノ練習室ー
ピアノ、ピアノを弾かなくちゃ…
私の居場所に……
[フラフラと練習室の集う一角へと差し掛かる]
どこから…ピアノが…
[ポロリ、ポロリ]
[ポロリ…ポロリ…]
ああ…
開いてる。
[第2練習室が開いており、ヒナを誘うようにピアノの音が中からきこえている]
[第2練習室は、埃っぽいながらも、日差しの差し込む明るい部屋で、ヒナは躊躇なく足を踏み入れた]
暖かい部屋…
[ピアノの音は消えていた。
ヒナが見回すと、窓辺に真っ黒なグランドピアノが鎮座しているのがわかった]
ピアノ…
[蓋を開き指をのせると、ポーン…と澄んだ音が響いた]
なんて…綺麗な音…
[ヒナは海辺の狂女の唄を弾き始めた]
ー1-Aー
[ゆらり、と空気が揺れ、いつの間にかその歪んだ空間にはアオが立っていた。
ここが、全ての始まりの場所だった。
彼は黒板の前に立ち、彼はそこに牧田の名前を書いてゆく。
バンバンと、窓はまだ鳴り止まない。鐘は、まだ鳴らない。
少し前にどこかの窓が割れた音がしたはずだ。
彼らはすでに、この学園の中に入り込んでいる。]
残りの獲物を捕らえるために。]
佐倉さんはもうすぐカミサマに逢えるはずだから。
あとは、
頑張って逃げてね、篠塚さん。
[陰鬱な曲が、淡々と進む。
弾き始めたあたりから、ヒナの視界に黒い影がうつりはじめる。
曲が進むにつれて、影は増えていく]
まひろちゃん…先生…先輩…
みんな、聞いてくれているの…?
[窓の外にも、一つ、また一つと影が増えていく]
ああ、みんなが聴いてくれて…
なんて…
[やがて視界に映る影はヒナを取り囲み、曲の終わりに近づく頃には、窓の外の影は窓を覆い尽くすほどになった]
この、最後の山がどうしても…
[ヒナの指に力がこもる]
(……また、鐘が二つ鳴った。)
[廊下を歩きつつ、徐々に自分が今置かれている状況を把握しつつあった。
ポスターや時計の反転表示。校舎の構造も左右逆。
つまり、この建物自体が全て鏡の様に反対になっているという事。
黒板やホワイトボードに、鐘の音と共に1-Aで怪談話をしたメンバーの名前が書き込まれている。もちろん反対の表示で。
そして、その書かれる名前は恐らく…]
死んだ人の名前…よね…きっと。
[という事は、恐らく自分も死んでいる可能性が高い。
痛みを感じないのもそれなら納得できるが、学校から出られないのは何故なのか?]
★
ありがとう、ひなた。ちゃんと君の分も幸せになるからね。
でも、とりあえずここから出ないと。
[職員室前の廊下に戻ると、比奈子の姿は消えていた。微かにピアノの音色が聞こえる]
ーがらり。
[音楽室の扉を開けると、予想通り比奈子がピアノを演奏していた。]
こんな状況でいうのもアレだけどさ、やっぱり綺麗だよね。君の演奏…っていうか、ここにくる前より上手くなってる気がするよ。上から目線みたいだけど。
それにしても、誰にも行き合わないのは何故なの?
死んだ人が私と同じ状況なら、ここに居てもおかしく無いと思うんだけど…。
[ふと、遠くから人の声が聞こえた気がした。]
誰か…居るの…?
Σ(゚д゚lll)!!!
そ、そっか…
いま7人残ってて、今日3人死んで、3w残ってるってことは、み、みほたしか残ってない!!
あわわゎゎ…
図書委員 紺野蒼は、演劇部員 仁科ともえ を投票先に選びました。
図書委員 紺野蒼は、修理工 諒 を能力(襲う)の対象に選びました。
ー新聞部部室→廊下ー
[あかねは、汐の羽織を、まるでお守りかのように大切に抱きしめながら、新聞部の部室を出た。]
こ、これは…
[廊下はあちこちガラスが割れ、散らばり、とてもよく見知った学校だとは思えない。
薄暗く、あちこちで何かが割れるような音や、水が滴るような音、ピアノのような音が聞こえる。
遠くで…誰かが叫ぶ声も聞こえるような…気もしたが、あまり深くは考えないようにした。]
あぁ…沙織…凛くん、助けて…。
[助けを乞う親友たちの名前の中に、心の中で、汐の名前を付け加え、羽織を強く抱きしめた。]
最後まで、絶対に諦めないっ…!
[あかねは、とりあえず他の人を探しに、廊下をゆっくりと歩き出した。]
ー新聞部部室ー
[ドアを開けると、一瞬中には誰も居ないかと思われた。
しかし声の聞こえる方向に目をやると、部屋の角で蹲り必死に「来るな」何かを払い除ける様に手を振る一ノ宮を発見した。]
一ノ宮!!!!
[声を掛けても聞こえていない様だった。
近寄り、肩に手を掛けて揺さぶる。]
大丈夫かっ!?しっかりしろ!!
[確か一ノ宮も黒板に名前が書かれていた。となると、他の生徒もこちら側では無事な状態で居るのではないか。という淡い期待に必死にしがみついていた。]
お願い…だから…しっかりし
バン!
[廊下側から突然大きな音が鳴り響き、ビクッと体を震わせる。]
バン!バン!バン!バン!バン!バンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバン!
[徐々に音は大きく、速度を上げて行く。
廊下を見える様に部室のドアを開け放つと
白く写っていた窓一面を 、黒い手形が埋め尽くしていた。]
………っ…!!!
[あまりの恐怖に声が出なかった。目の前で起こっている事が理解出来ない間にも、その黒い手形達はガラスを割りそうな勢いで窓を叩いている。]
[部室に入ってきた中嶋に気付くことなく、凛はぶつぶつと来るな、と呟き続けるだけだ。肩を揺さぶられると手を振るのはやめたものの、まるで中嶋が見えていないかのようにぼんやりと焦点の定まらない目で虚空を見つめる。その表情は怯え切っていて]
いやだ…。こないでくれ…。たすけて…たすけてたすけてたすけてたすけてたすけてたすけてたすけてたすけてたすけて
[ぶつぶつと呟き続ける。その刹那窓からバンバン音がしたが(>>+6)、凛がそれに気付くことはなかった]
……あ…っ……
[ヒナの指が信じられないほど軽やかに跳ね、難関も難なく弾きこなした
最後の一音を弾き終わる]
……ふぅ……
[その表情は恍惚としている]
[恍惚とした表情のままひかげに気づき、にこりと幸せそうに微笑んだ]
ひよりんはやっぱり汐だと思うんだよなぁ。
そんで紺野君はとれたんっぽい。
あと楪はそういえば見物だった気がする。…じゃあ、タマ?
んぐぐわからん
ー廊下ー
[不意に背後から名前を呼ばれて、あかねは一瞬で全身が総毛立った。恐る恐る振り返ると、そこにいたのは…紺野(>>74)だった。]
…ふ、ふぅ。紺野くん。
良かった…無事だったのね。
[あかねは、生きている…そう、生きている知り合いを見つけて、ほっと一息つき、紺野の方向へ歩き始めた
…が、安心した心とは裏腹に、なぜか身体の強張りは全く解けず、むしろ先ほど汐と対面していたとき以上に、全身が緊張している。
理由は分からないが、まるで身体が拒否しているかのように、それ以上足が進まなく…あかねは立ち止まった。]
…でも、どうして…こんな薄暗い廊下に1人で…?
他のみんなは…?
[紺野とは距離があり、まだ彼の表情が分からない。
どうして…どうして彼は、この異常な光景の中で、あんなにも落ち着いているのだろう…。
頭の中が、またジンジンと鈍く痛み出した。]
二重人格 鹿瀬ひなた/陽景は、修理工 諒 を投票先に選びました。
―図書室―
[随分長い間眠っていたような気がする。憑き物が取れたような、すっきりした気持ち。こんなすっきりした目覚めはいつぶりだろう]
何をしていたんだっけ…そうだ、あかねを傷つけるようなことを言ってしまって…
それから?
[あかねに暴言を吐く自分を外側から見ていた。それから意識がふっつり消えて]
ここは…図書室?よね?
[誰もいないひっそりとした図書室。目の前の本棚には、意識が途切れる前に自分が捲っていた本が、題名を“反転させた状態で置かれていた”]
なんなの…これ?
[薄暗い廊下の中で、あかねは紺野と向かい合っていた。
紺野に見せられた手は、薄暗い中にポツンと浮かび上がっているように白く、とても白く…まるで作り物のように、見えた。]
そう…みんな、いなくなっちゃったの…?
それは、心配…。
[紺野は、自分が知っている紺野だろうか…。
いまだ紺野の方へもう一歩近づくことが、
怖くてできない。
違和感…
そう、心の片隅で、ほんの少しだけ引っかかっているのは…彼が何処かこの状況を楽しんでいるように感じることだ…。]
ねぇ、紺野くん。
…あなたは、本当に、何も知らないの…?
[あかねは汐の羽織をぎゅっと抱きしめた。汐くん…助けて…!]
[たちの悪い悪戯だ。本棚まるまる一つ悪戯のために作るなんて、度が過ぎている]
うふふ、一体誰がこんなことを仕掛けたのかしら
…あの、窓から飛び降りた“フリをした”女の子?
もしかして全員仕掛人だったりして。
[沙織は歩き回り、あちらこちらの本棚を見て回った。しかし、そのどれもどれもどれもが“反転していた”。何冊も目についた本を手に取り捲るが、中の字も全て――]
なんて大きな悪戯なのかしら!
あはは…本の中身まで反転してるなんて!
[本をひたすらに棚から取り出し、反転していないものを探す。しかし、そのどれも結果は同じだった。諦めて呆然としたとき、図書室の作り自体が“完全に反転していることに気づいた”]
え…確か図書室のドアはこちら側で…え…?
いやあぁあああ
…おかしなこと、言うんだね。
[彼が一歩、篠塚に歩み寄ると彼女もまた一歩、後ろに下がる。
一歩、また一歩と、二人の距離は離れることもなければ近づくこともない。
一歩、また一歩。
また、一歩。
もう一歩下がった篠塚の背中にドン、と何かが当たる。]
僕は何だって知ってるよ。だって、図書委員だもの。
[彼の言葉は、いつもと変わらずまともである。
ただ、
その声はそこにいるはずの目の前ではなく、篠塚のすぐ背後から聞こえてきた。]
あなたは、本当に、何も知らないの…?
[紺野にそう聞いてから、自分は一体何ばかなことを聞いているんだろう、と思った。
けれども、その後の、紺野の様子から、その質問が全てを表していたことを悟った。]
こ、紺野くん…っ!
[にこやかな微笑みを保ちながら、紺野が一歩、また一歩、あかねの方に近づく。
に、逃げないと…っ!!!!
しかし、全身が震え、一歩ずつ後ろに後ずさりすることしか、できないっ!]
やめて…紺野くん…
どうして、どうして、こんなこと…
[恐怖で、目の前にいる紺野から目が離せない。
ドンと、背中が何あたる。
そして、その背後にいる、何かから、耳元で囁きが聞こえた。]
(僕は何だって知ってるよ。)
[とうとう心が耐えきれなくなって、
あかねは、羽織を強く握りしめたまま、
声にならない悲鳴をあげた。
助けて、助けて、助けて助けて助けて助けて…汐くんっ…]
[ヒナの目には鹿瀬だけではなく、沢山の観衆が映っていた。
夥しい数の観衆が、惜しみなくヒナに拍手を送っている様子が。
ヒナが立っているのはもはや練習室ではなく、大舞台であり、無数のスポットライトがヒナを照らしていた]
ありがとう。
[ヒナは優雅におじぎをし、鍵盤にそっと指を置き]
ありが…とう
[ポーン、と音が鳴った次の瞬間、
バチン!!
音と同時にヒナの首に一筋の亀裂が走る]
ひゅっ
[ヒナの首は床に転がり、身体がゆっくりとかしいだ]
[後に残ったのは、穏やかに涙を流しているヒナの首と、人形のような胴体と、切れたピアノの弦。
そして、微かな残響だけだった]
え、これ、全員ちゃんと死なないといけないの?!
え、どうしたらいいのヽ(´Д`;≡;´Д`)丿アワワ
……、
[名前を呼ぶ声に、浮かべるは表情の無い顔。
屋上で、唯一人、柵に凭れかかっていた。]
……救われたいなら、噺を――。
[誰に言うでも無く、ぼそりと。虚空に呟いて。]
気に入った話ならば、叶えてくれる、か。
……ああ、そうや。羽織置いてきてもうた。
怖かったね、篠塚さん。
もう大丈夫だよ。
クス…
クスクスクスクス…。
[背後から聞こえてきたのはアオのものではない、無数の誰かの笑い声であった。
必死に救いを求める篠塚をまるで嘲るように、無数の、おびただしい声たちが笑い出す。]
あハハははハハハハはハハはハはハハハ!!!!
きゃハははははははハハ!!!!
ハハははははははははハはははははは!!!!
あーあ… ニンゲンって思ってたよりずっと脆いんだね。
僕、本当に君の演奏が大好きだったんだよ。まあ、仕方ないよね。センパイが誰も帰さないって言ったんだもん。
もしかして僕も帰れないかもしれないね。でもいいや、お母さんから逃げられたってだけで…
[目の前で落ちた比奈子首を拾い上げてピアノの上に乗せた]
―或る噺―
[村を滅ぼした彼は、神と謂う存在では未だ在りませんでした。
実際の所、唯の害のある怨霊。地縛霊に過ぎませんでした。
村が無くなり、祀る為の神社――鏡乃神社が建てられましたが、其れはごくひっそりとしたもので、ゆるやかに行き場の無い、潰えた恨みの中で消滅に近付いていきました。
けれど、とある時、一つの概念と言える存在に出会い――。
力を得るのでした。]
紺野先輩のだけ書式が違うなんでだ
あと、うぉっかさんはともえちゃんでFA、
みなとんさんはあかねさんかな…
ふっふっふ… なんでひなたを殺したかって?
動かしにくいからだよ!
やべ、はらへった
『君の気に入った噺を叶えてあげるといい。
何時か、君自身も救われる日が来るだろう―――。』
[それは、本当の『神』という存在であり、概念。偽物だった彼とはまた違う、本物。其れから、彼は噺を求めました。神社が取り壊された後も、ずっとずっと―――、独りぼっちで。]
質問頂いたので回答を
★エピってどうなるの?
☆企画ページにもある通り、生存者メインでエンドロールを回して物語を締めてもらって、代表の方が【終了】と打ったところから、汝のようにRP解除発言可とします。
解除後はPCの発言は白で、PLの発言は独言で、と使い分けてくださると見やすいかと思います。
【補足】
・【終了】と締めるまでは独言禁止です。エピ乙コールもそれまでお待ちください。
・物語の主軸を締めるのは生存組がメインですが、死亡組も「その後…」といった感じでプランがありましたら表で回しても構いません。特に制約はないので自由にどうぞ!
[周りに溢れるおぞましい笑い声。
恐怖に身体が痙攣し、これで最後かと思った、その瞬間…なぜかその笑い声が止まり、複雑な表情であかねを見つめる紺野。
…いや、違う。紺野の視線の先にあったのは、あかねが握りしめている、汐の羽織だった。
紺野の注意が逸れたと感じた、その一瞬、あかねは全ての神経・筋肉を駆使して、その場から駆け出した。]
(怖い怖い怖い怖い怖い…助けて、助けてっ!!!)
[思い出すは、こんな事態になったきっかけ…そう、学校の七不思議。
そこに、何か手がかりがある気がする。
私がした話は…呪われた黒いカルタの話…。
それが関係する場所は…和室か…屋上…]
[和室へ向かうなら、この先の階段を下へ。屋上へ向かうなら、この先の階段を上へ。]
汐くんっ…!!!!
[最後に浮かんだ汐は、普段よく見ていた、和室での友好的な汐ではなく、
夕暮れの放課後、屋上で、何処かさみしそうな表情で、風の中に立っていた汐。]
[あかねは、目の前にある階段を駆け上がった。]
汐カミサマの言葉は僕への救いなのだろうか←
いやでもこういうとき布団が吹っ飛んだぐらいしか思いつかなry
怪談話ですらガチ即興だったもの、被ったんだもん!
どうしよう、23:30〜エピで、そこから締めくくり…
どうしよう、就寝時間23時のみほたは、起きていられる気がしない((((;゚Д゚)))))))
ー新聞部部室ー
[いくら話し掛けても一ノ宮の視線が自分と合わない。
完全に自我を手放している様子だが、自分自身も正常な判断が出来ているかどうかは怪しい状況だ。]
(そもそもこれは現実なの?
自分は悪い夢を見ているだけでは……?
それならさっさと覚めてよお願いっ!!)
[ぐっと目に力を入れて閉じるが、廊下から聞こえる音は止まない。
その内、]
パリン!
[という音が遠くから聞こえた。]
(何かが 来る)
[直感をした。
フラフラと立ち上がり廊下に出ると、左手突き当たりの窓が割れており、その隙間からドロドロとしたドス黒い物体が流れ込んでいた。
その物体は液体の様でもあり、気体の様にふわふわと上にも広がっていく。
誘われる様に、自分の意思とは関係なく足はその物体に向けて進んでいく。]
…。
[誰もいなくなった廊下に、ポツリとアオは立ち尽くしていた。悲しみとも怒りともとれない、表情である。]
見てくるといい。
君とカミサマが見る先にあるのが絶望か、はたまた僅かに残された希望か。
[どこか寂しげに、アオは言う。]
[階段を駆け上がるときに、女子トイレの周りに大量の血液らしき赤い液体が、見えた。
廊下を駆け抜けるとき、床から人の手のようなものが突き出しているのが、見えた。
助けて助けて助けて助けて助けて…っ!
やっと屋上へのドアに辿り着き、ゆっくりとドアノブに手をかける。
お願い…開いて…っ!!
屋上のドアが、キィーーーっと金属的な音を立てて、ゆっくりと開いた。
目の前に、立っていたのは…]
…汐…くん…。
[不思議と、恐怖や混乱は感じていなかった。
その物体の前で足を止め、ふと下に視線を落とすと自身の左腕が徐々に黒い煙の様に分散し始めていた。
その煙は黒い物体と同化をし始めている。]
(あぁ、そうか。
初めから、そうだったんだ。
私はコレのイチブダッタンダ。)
[自分が意識を手放す瞬間、]
「コレカラハ ズーット アソボウネ」
[と聞こえた気がした。]
[彼は知っていた。
復讐する相手は、すでに事故で死んでいたことに。
彼は、復讐を果たせずして学校の神隠しそのものと成り果ててしまった。
そして、彼は知っていた。
自身もまた、学園に囚われた存在であことを。
生きた人間こそが、カミサマに願いを叶えてもらえることを。
アオには叶わぬ願いだった。
救われるなど、アオには許されなかったのだ。]
[1]
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