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外来 真子 は 美容師 翔太 に投票した。
若手芸人 蓮人 は 美容師 翔太 に投票した。
モデル 舞 は 美容師 翔太 に投票した。
美容師 翔太 は 若手芸人 蓮人 に投票した。
学生 昌義 は 美容師 翔太 に投票した。
プログラマー 範男 は 美容師 翔太 に投票した。
OL 麻耶 は 美容師 翔太 に投票した。
男の娘 ルカ は 美容師 翔太 に投票した。
若手芸人 蓮人 に 1人が投票した。
美容師 翔太 に 7人が投票した。
美容師 翔太 は村人達の手により処刑された。
次の日の朝、プログラマー 範男 が無残な姿で発見された。
現在の生存者は、外来 真子、若手芸人 蓮人、モデル 舞、学生 昌義、OL 麻耶、男の娘 ルカ の 6 名。
ありがとううござ…って、きゃ、え?
[チャンプルーを受け取りながらも、肩を抱かれると驚いた様子で翔太の顔を見て]
あ、あと…はい。ぜひ、お願いします
[よく分からないがなんとなく状況は察して、翔太と共にその場を離れる]
学生 昌義は、モデル 舞 を投票先に選びました。
学生 昌義は、OL 麻耶 を能力(襲う)の対象に選びました。
−昨夜・自室−
[くしゃりと握り締めたメモに視線を落とした後
窓から離れ 床に座り机に突っ伏した
ひんやりと冷たい机に 頬がぴったりとくっつく
視界に入るのは布のかけられたそれと ミシンと
考えても 悩んでも 過ぎた事は戻らない
ならば進むしかないじゃないか
顔をあげて 電気をつけてミシンを動かす
その夜 ...の部屋の電気が消える事はなかった]
−現在・自室−
なんか、いつもより南荘が静か?
気のせい?心情的なもの??
[仕事行って、飲んで帰るとこんな寂しさは味わわない]
なんか苦手だなー
[テレビは嫌いでアンテナつないでない]
昼の一人は好きだけど、夜の一人は…苦手。昔から。
うん、今日も夜勤だよ?
[ルカの様子もおかしい。
一体どうしたんだろうか。]
あー、うん、ありがとう。
いってらっしゃーい。
[最後まで慌ただしい様子を、不思議に思いながらも見送った。]
−翌朝・自室−
朝、いよいよ 今日だなぁ…
[電気をつけたままとはいえ
窓から朝日が差し込めば なんとなく気付く
部屋を見回す そこにはダンボールの姿はないものの
今此処にあるのは この机とミシンと服が数着
後は必要最低限の家電や食器などの生活用品といった所か
実家に戻る事を決めてから荷物はある程度送っていて
今この部屋を知る者が訪れたのなら
きっと以前より簡素になっている事はわかるだろう]
挨拶 しないと、いけないな
[そっと呟きながら 最後の仕上げとばかりにミシンを動かす
でもどういう表情でいけばいいのだろう
なんと言えばいいのだろう
見送る事が少なくなった自分は それがわからない
しかし黙って出て行くのも どうなのだろう
様々な感情が ぐるぐるぐる と
引越し先 実家には電車で向かう予定である
遅くても夕方には 此処をたつ事だろう]
―回想・昨夜―
あ…ショータさん、行ってまうん?
とうとう僕、一階一人やわあ。
[さみしいなあ、と呟いて、ふるふると首を振った。]
隣の駅やったら、案外近いんやなあ。
僕もどこか決まってへんけどどっか行くから、また飲み会のときにいろいろ教えて。
ほんでな、これ引越し祝い。ちゃうけど。寂しなったからな、持ってくつもりやってん。
僕、料理せえへんけど、おはぎは作れんねん。たべてみて。
[ひょいと摘まみ上げる仕草に、にっこり笑っただろうか。]
ほな、いってらっしゃい。
/*
真子とルカには料理振舞いたい
更新前に 駅の公衆電話か、もしくは携帯で電話して終わりたいんだよなぁ
だから駅に行く前に挨拶とか済まさないといけないわけで るんるん
[昨日は誰か引越したのだろうか
もしそうなら誰が出ていったのだろう
大家に聞けばそれは明らかになるだろうがそれは出来なかった
その理由は きっと…――
考えている事を振り払うようにぶんぶんと首をふり
立ち上がる 今度はコードに足を引っ掛けないように
気をつけながら
徹夜した事による眠気は多少なりともあるが
仮眠といいまたうっかり昼過ぎまで寝てしまっては困る
南壮で過ごす最後の1日なのだから]
―回想・昨晩―
[南荘の入り口から離れた後、チャンプルーの温め方や作り方なんかを翔太から教わる]
作り方まで、わざわざありがとうございます
タッパー、必ず返しに行きますね
[翔太からのレクチャーが一通り終わると改めて御礼を言って翔太と別れた]
/*
料理を置いておくのはだめかな
今日来てくださいねってメールしといて
で、手紙おいとくの
<それ食器とか荷物置きっぱなしになりますよ舞さん
あ はい だめですよね
―回想・昨晩―
[自室に戻り、チャンプルーを食べ終えた頃
ふいに携帯が着信を告げる。画面に表示されたのは会社の二文字]
――…はい、もしもし
こんな時間になんですか?
え、早めに…ですか…?
[早めに会社に復帰できないか
電話の向こうから聞こえて来たのはそんな言葉]
[携帯を開くと 真子とルカのアドレスを出す
"今日 よかったら うちに夕飯食べに来てください"
送信
それが2人に届くのは昼過ぎの事でしょう**]
[引越しのためとはいえ、忙しい時期に無理を言って休ませてもらっているのは理解していた
だからこそ、最初はさっさと済ませるつもりだったのだが、気付けばその休みも随分と長引いて]
分かりました。ただ、後一日
明日一日だけ時間を下さい
明日一日あれば、引越しも終わりますから
はい、はい。失礼します
[通話が切れる
まだ時間はあると思っていたけれど、案外早くその時は訪れた]
仕方ない…か
さ、そうと決まれば荷物を纏めなきゃ
[今日は徹夜かなー。なんて呟きながらも、大きな音をたてないように気をつけて動き始める
明日、最後の一日を南荘でのんびりと過ごせるように**]
/*
ひょっこり 流石に夜には動かないか
それにしてもランダムだから仕方ないけどどうしてまぁ
啓くん一番最初に落ちるん…ぐすぐす
ー近未来午後ー
ん?メール?舞から?
いゃったー!言い出し辛かったけど、舞の手料理最後に味わっておきたかったのよねー!
To:舞ちゃん
件名:ふわぁ...(昇天寸前)
本文:クリスマス前に天に召されちゃいそうなくらい嬉しい!
(ん?クリスマスは誕生祭?)
えーと、お酒は(主にルカだけど、汗)任せといて。
あと、デザート系も持ってく??それとも仕事奪っちゃいけないから、真子に任せたほうが大人の対応かな?w
昼飯抜きで参戦しまーす!
嬉しさ絶好調のルカより
ー現在ー
[メンズ、ユニセックスの服、靴、バッグ、アクセサリー、小物だけ残してあとは箱に詰めてみた]
まさかこんなになるとはw 服は古着屋でいいけど、アクセとかは質屋だろうな。結局隣街まで行かなきゃだめね。
[タクシー会社に電話]
もしもし。ワゴンタクシーを一台。はい。段ボール箱七つと美人一人です。膝に抱えてもいいですよ。え?私が荷物を膝に抱えるんです。あ、運転手さんの膝に私が?ははは、それでもいいですよー。お兄さんおもしろーい。
いや、危険物は私だけです。箱は安全ですよ。古着を売りに行くだけです。はい。20分ですか?ちょうど良いです、荷物を玄関まで運んでおきますので。
え?その後ですか?残念ー。彼氏とデートでーす。
(朝からナンパなアンちゃんね。。。まったく)
[レディースものは今着ているものだけで、あとは全て手離すようだ]
ええと。リアルでは昼飯食べていいんだよね?
一瞬、昼飯抜かないとって思ったてど、舞のご馳走にありつけるのはルカちゃんでしたw
−街の質屋−
はあ?たったそれだけですか?
[自分がいままで誇らしげに身につけ、着飾っていたモノたちの値段を聞いて、そのあまりの安さに驚いたが、もとより金に困っての質屋通いでもない。二つ返事でサインをすると十数枚のお札を畳んでコートのポケットにねじ込んだ]
[今までの自分のアイデンティティーの安っぽさを思い知らされたと同時に、それらと訣別したことにむしろ、清々しささえかんじていた。可愛く着飾ったミニスカの少女とすれ違う]
最後の記念にミニスカでお散歩しとけばよかったかな?
なんて言ってたらいつまでたっても前進できないよね。
歩いて帰ろう。あ。月だ...
[見上げるとビルの隙間から、薄い銀色の昼の月が微笑んで見えた**]
─昨日・夕方─
[範男と別れた後、昌義は歩いて近くの不動産屋まで足を運んで見た。明日にはたくさんの場所を回る予定なのだが、近くの不動産屋は今日でもいけるだろうか、と思っていた。]
…あ、閉まってる……
[無機質に、シャッターの下りたその不動産屋の前で立ち尽くす。びゅう、と冷たい風が吹いて少し身震いした。
やはり明日にしようか、そう思いながらその場を立ち去った。]
─翌日・午前中─
[いつもより少し早起きをして、しっかりと朝食をとれば昨日プリントアウトした地図、財布と定期と携帯電話をカバンにいれて家を出た。
今日は様々な不動産屋を回ってみよう。
自分に合う新しい家はあるだろうか。]
…何だか、懐かしいな。
[以前にも、不動産屋を回ったことがあった。その時は新しい生活の場を探す事に胸が躍るような気分だったが、今はどうだろう。少し気乗りはしなかった。
でも、いつまで立っても探すわけには行かないから。
定期を改札に押し当て、隣町への電車に乗った。]**
"そういうと思ってお酒にあうものも 作っておきます
お酒なら真子も飲むんじゃないかな
あ、お昼は軽くでも食べてください
でないと、倒れちゃいますよ? ちょっと心配です
鍵を開けて待ってますから いつでも来てくださいね"
[ルカへ 送信
本来なら昨夜の件で 言わなければいけない事はあるのだろうけど
なんとなく メールだけは いつものようにしたかった]
−日が少し傾いた頃−
これと、これと… 後は
[新しいダンボールに残った荷物をつめる
衣料品など もうこちらでは必要にないものを
そして此処では役目を終えた ミシンを
ある程度まとまれば それを呼んでいた車に乗せる
それは親のもので
久しぶりというのに運転手にいる父親に声をかける事も
自分はなかなかできなかったように思う
それは相手も同じだったようだ]
[だが沈黙はいつか破られるもので
大きくなったな 舞
急に聞こえたそれに目を丸くして そちらを見る
父親は 笑っていた
だが 寂しくないか?
その問いに...は 首を横にふった]
そりゃ 身長は少し伸びたかもしれない、けど…
此処に、南壮にいたから今の私がいて 頑張れた
たしかに 距離は離れちゃうけど でも
きっとみんな変わらないから
だから寂しくないし ずっと頑張れるよ
[胸に刺さるとげは そっと秘めて]
[...は 最後にこの街を歩きたかった
だからその時、車に乗る事を進められても 断った
まだやるべき事は残ってる それを終わらせるまで
ルカにメールを返した後の事
時間で言えば午後2時をまわった頃だっただろうか
その時にもし舞が停まっている車に荷物をつんでいる所
父親と話す所に誰かが通りかかり声をかけてきたのなら
引越しの日が今日である事を隠し 言わなかっただろう
追求されても 先に荷物を送っただけ そう口にして]
[徹夜による目の下のクマも 親は心配した事だろう
なんでもない そう笑って誤魔化したのだけど
部屋に戻れば作りかけの夕飯の匂いが漂い
味見といいちょっとずつ摘みながら作っているとはいえ
やはり空腹な様子で ぐうっと音がなった
メニューは和食
どちらかと言えば和食のほうがビールにあうイメージだし
真子にはこの前 カレーをご馳走したから と
きんぴらごぼう 焼いた塩鮭 肉じゃが ほうれん草のおひたし
豆腐とねぎの味噌汁 ご飯を夕方に炊けるようにセットして
おかずは電子レンジで暖めて食べられるようにラップした
2人分には少し多いかなと苦笑しながら
感想を直接聞けないのは 残念だなと そう思う]
[唯一、残された机にラップをかけた食事を並べ
その隣に 書いていた手紙と 部屋の鍵を置き
いつもの鞄を持って その部屋を後にする
この後 此処に来るだろうルカと真子はどう思うか
考えれば容易な事だ それでも]
私 ふたりの優しさに 甘えちゃうね
[南壮を背に駅に向かって歩きながら 涙をあふれさせた
できれば誰にも会いませんように
そう思いつつ だけど 本当は 本当は ―――………
それは時間でいえば 午後4時頃だっただろうか]
[時が過ぎれば
机と その上にある食事と手紙と鍵
部屋の隅には人間の大きさくらいの布がかけられたもの
それ以外は何もない部屋が 2人を迎えるだろう]
[その布の下には ここ数日で作ったドレス
それをマネキンに着せて 布をかけておいた
といっても そのドレスは決して、煌びやかなものではない
どちらかといえば 安っぽい、簡素なもの
だけどそれは どこか暖かい印象を与えるだろう
ひだまりのような 家族のような 暖かさ
南壮をイメージして それを形に残したかった
ずっと悩んでいた そのデザインを
サイズは住人なら誰でも 着ようと思えば着られるだろう
こうやって荷物を置いたまま去るのも気は引けたけど
どうしても見せたかったのだ]
−手紙・2人へ−
まずはルカさんに謝らせてください。
昨夜は取り乱してしまい、きっと驚かせてしまった事でしょう。
ごめんなさい。
あのまま部屋に戻った後に、一晩考えて。決めました。
私、伝える事にします。
ルカさんにしてもらった事、無駄にしたくないから。
それにもう後悔するのは嫌なんです。
そしてもうひとつ。これは2人に、みんなにもかな。
謝らないといけない事。
今こうして手紙を読んでいるのなら、私はもう南壮にはいないと思います。
今夜 私は南壮を、この街を発ちます。
こういうのってきっと、挨拶に向かうべきでしょうけど。私はそっと、出て行く事にしました。みんな怒ってる、かな。
ルカさんにも真子にも、感謝しても しきれない。
本当にお世話になったと思う。特に2人には。
だから、お礼に。今晩はご馳走しようと思いました。
真子は今晩も、かな。
作りすぎちゃったから他のみんなにもと思ったけど…
もう、時間がきちゃった。
私が実家に戻るのは、前から決めてました。
それでもすぐに引っ越せなかったのは それは想いもあったけど
(ルカさん、今更ですがあの事は内緒ですよ!)
この居心地のいい場所に少しでも長くいたかったからかな。
実家、此処からは少し遠いから会うのは難しいかもしれない。
でも絶対じゃないから。またきっと、どこかで。
その時が来るのなら、よかったら
私が黙って南壮を出て行った事を怒ってやってください。
舞より **
ー引っ越し先にてー
[家具は、元々少ない。
昨日の深夜、軽トラから荷物を降ろし、適当に運び込んで、その部屋が南荘よりも少し広く、殺風景な部屋になっていることに気が付いた。
…ベットを買おうか。
南荘では布団を上げ下げしていた翔太であるが、部屋に似合ってしまったソファー(彼処では大きすぎて、アンバランスだった…)に家具を合わせるべきと思い立つ。
1DK、トイレ、風呂付き。
その割に家賃も安め(駅から少し離れているから。30分歩いていた翔太にとっては「駅に近い」)
…いい環境、なのだろう。
ベットは木製のしっかりした物にしよう。
幸い物欲のない性質、貯金はある。 体を支えるものだから、やはり良い物が良い。
ダンボールの片づけもそこそこに、翔太はささっと、外に出た。
外に出たい、気分であった。]
─南荘・屋上─
また、こうして人が減って行く……
いつかは、誰もいなくなってしまうんだろうな…
[空を見上げつぶやいた。
きらり、一番星はすでに顔を出していた。]
……南荘がなくなるその時まで、僕はずっとここにいますから。
誰にも知られず、見られずに壊されるなんてそんなさみしいことは、しませんから。
僕が、あなたの最後を見届けます。
[そっとコンクリートを撫でて、さみしそうに微笑んだ。]
[夕焼けが、南荘を、昌義を、赤く染める。
水平線の向こうに沈もうとする陽は、赤く、眩しかった。]
……さて、そろそろ自分の部屋に戻ろう。
[くるり、踵を返して屋上のドアを開ける。
古く、錆び付いたドアはギシリと鈍い音を立てながら重々しく開かれた。]
……後──日、その日が来たら……
─夕方・電車内─
[結局この日は15件の不動産屋を回った。しかし、いいなと思う部屋はあっても住みたいとまで思う部屋は無かった。改めて南荘の住み心地の良さを実感した。]
……皆は、どうやって新しい家を見つけたんだろう…
[すでに南荘を出て行った人たちのことを思い浮かべる。彼らは何を思い、どのようにして新しい部屋を決めたのだろうか。]
…はぁ。
[ため息を一つ。幸せが逃げるよ、なんて言われた気がしたが、南荘を離れなければいけないこの現状に幸せも何も無い気がする。]
─夕方・電車内─
[結局この日は15件の不動産屋を回った。しかし、いいなと思う部屋はあっても住みたいとまで思う部屋は無かった。改めて南荘の住み心地の良さを実感した。]
……皆は、どうやって新しい家を見つけたんだろう…
[すでに南荘を出て行った人たちのことを思い浮かべる。彼らは何を思い、どのようにして新しい部屋を決めたのだろうか。]
…はぁ。
[ため息を一つ。幸せが逃げるよ、なんて言われた気がしたが、南荘を離れなければいけないこの現状に幸せも何も無い気がする。]
あっ、あれ………
[電車の中から住み慣れた街を見ていると、同じ南荘の住人である舞が駅に向かって歩いてるのが見えた>>23]
そっか、舞さんも……
[いつもと違う雰囲気が遠目から見ても少しだけ、伝わって来て嗚呼、彼女もいよいよ南荘を離れるのか、とさみしい気持ちになった。]
[いつかは自分も離れなくてはいけないのだが。
まだ、その時では無い。
まだ、やり残したことがあるから。
それを終えるまでは、まだ。
その決意は、住人が出て行くたびに揺らぐけど、自分で決めたことだから、きちんと果たさないと。
──気が付けば、電車は目的地についていた。]
[駅から出て街に戻ってきた。そのまま、雑貨屋へと足を運ぶ。
古めかしいアンティーク調のドアを開けば、落ち着いた雰囲気の店内に綺麗な音楽が流れている。昌義は一目散に文房具のコーナーへ向かい、あるものを手にとった。
"ボリュームレターセット"
20枚入りの便箋と、10枚入りの封筒が入ったそのレターセットを手に持ち、レジに向かう。]
すみません、これを下さい。
『プレゼント用ですか?』
いえ、自分で使うので自宅用でお願いします。
[そう言って、代金を支払って、店を出る。
そして南荘へと戻った。]
/*
・住人一人一人に手紙を書く
・以前その住人が使っていたポストに入れる
・南荘取り壊しの工事が始まる瞬間を見る
・その後、新しい家へと向かう
・〆ロール
[自室に帰ると、とりあえず荷物をテーブルの上に起き、早速作業に取り掛かり始めた。]
まずは誰から手紙を書こうかな……
[1人目は、<<学生 昌義>>に宛てて手紙を書こうか、なんて思いながら便箋にペンを走らせた。]
─夕方・電車内─
[結局この日は15件の不動産屋を回った。しかし、いいなと思う部屋はあっても住みたいとまで思う部屋は無かった。改めて南荘の住み心地の良さを実感した。]
……皆は、どうやって新しい家を見つけたんだろう…
[すでに南荘を出て行った人たちのことを思い浮かべる。彼らは何を思い、どのようにして新しい部屋を決めたのだろうか。]
…はぁ。
[ため息を一つ。幸せが逃げるよ、なんて言われた気がしたが、南荘を離れなければいけないこの現状に幸せも何も無い気がする。]
あっ、あれ………
[電車の中から住み慣れた街を見ていると、同じ南荘の住人である舞が駅に向かって歩いてるのが見えた>>23]
そっか、舞さんも……
[いつもと違う雰囲気が遠目から見ても少しだけ、伝わって来て嗚呼、彼女もいよいよ南荘を離れるのか、とさみしい気持ちになった。]
[いつかは自分も離れなくてはいけないのだが。
まだ、その時では無い。
まだ、やり残したことがあるから。
それを終えるまでは、まだ。
その決意は、住人が出て行くたびに揺らぐけど、自分で決めたことだから、きちんと果たさないと。
──気が付けば、電車は目的地についていた。]
[駅から出て街に戻ってきた。そのまま、雑貨屋へと足を運ぶ。
古めかしいアンティーク調のドアを開けば、落ち着いた雰囲気の店内に綺麗な音楽が流れている。昌義は一目散に文房具のコーナーへ向かい、あるものを手にとった。
"ボリュームレターセット"
20枚入りの便箋と、10枚入りの封筒が入ったそのレターセットを手に持ち、レジに向かう。]
すみません、これを下さい。
『プレゼント用ですか?』
いえ、自分で使うので自宅用でお願いします。
[そう言って、代金を支払って、店を出る。
そして南荘へと戻った。]
─南荘・自室─
[自室に帰ると、とりあえず荷物をテーブルの上に起き、早速作業に取り掛かり始めた。]
まずは誰から手紙を書こうかな……
[1人目は、パッと思い浮かんだ真子に宛てて手紙を書こうか、なんて思いながら便箋にペンを走らせた。]**
−夜・南荘−
ぐぅぅ。(とお腹が鳴る)
[お昼ごはんを抜いたのでお腹が空いてきた]
ちょっと早いかなー。でもまあ…お腹も気持ちも我慢できないし!
[ルカは着替え出した。舞と真子との南荘での「最後の晩餐」となるであろうから、少しだけセミフォーマルっぽい格好に着替える。
グレーのスラックスに薄く柄の入ったオフホワイトのニットに、濃紺のブレザー。胸元にはローズレッドのスカーフ。
髪は強めにセットして結ぶ…、完全に「男子」な出で立ちである]
[目指すのは舞の部屋。晩ごはんをお呼ばれしているのだ。いつものことだがルカはお酒係。缶ビールと女子でも飲みやすそうな缶のカクテル。そしてとっておきのシャンパンも開ける予定でいる]
−夜・舞の部屋−
[周りを見渡しても、何をしていいのかわからない。
そもそも涙と鼻水が止まらない。
何かをしなくちゃしなくちゃと考えて気づいたのが、この静寂の怖さであった]
私が部屋の前で異変を感じたとき、怖くてたまらなかった。これから来るかも知れない真子も、きっと同じ思いをするであろう。真子にそんな思いをできればさせたくない。
かといって、一人で音を出し続けるわけにもいかないし...
[ルカはふらふらと自室に戻って、ティッシュペーパーと携帯ラジオ、そしてタバコと灰皿を持って、舞の部屋に戻った]
−夜・舞の部屋−
[もちろん食欲は何処かに行ってしまった。とにかく真子を待とうと思った]
[人気のいないという恐怖を、真子に味わって欲しくなくて、音と匂いを出して、どうにか生活臭を出そうとした。]
[ラジオからはジャズが流れた。ルカは取り立てて吸う気も無かったが、タバコに火をつけた]**
OL 麻耶は、モデル 舞 を投票先に選びました。
―昼前―
チケット売り場はこちらになりまぁーす!
[寒い。スタッフジャンパーを羽織って、声を張る。
高い位置で結った髪が、防寒具も何もない首元をくすぐる。マフラーが欲しい。
それなりにファンのいる先輩らの公演のスタッフの仕事をもらっていた。
この客の中の何人が、こうして列整理や誘導を行うスタッフも、スポットライトに憧れる人間なのだと知っているのだろう。
それでも、さほど大きくもない劇場にわざわざやって来てくれる層だ。顔を覚えてもらえれば、何か、縁があれば。そういう思いがないわけではない。]
開場間もなくでーす!
[あまりに奇抜な格好はしないよう。直接注意されたのかは覚えていないけれど、皆が知っている。暗黙の了解。
せいぜい、男にしては長い髪を伸ばし続けるくらいが、精一杯のアピール。けれど、]
[少し離れて、自分と同じように声を張り上げる同期の姿を、チラチラと目で追う。
つい先日まで豊かだった黒髪が、バッサリと奇妙な形に切り落とされている。
遠目では分からないけれど、爬虫類を象っているらしい。客に指差され、おどけた動作で会話に応じる。
きっと、ここはああいう人間のための世界だ。]
−夕方・街を歩き駅へ−
[見慣れた街並みをひとり 歩く
ゆっくり ゆっくりと その地を踏みしめながら
顔見知りとすれ違う事があれば軽い挨拶は交わした
それは引っ越す、という報告ではなく いつもの挨拶
途中 料理を教えてくれた近所のおばあちゃんにも会う
隠すつもりが つい、お世話になりました そう言ってしまった
おばあちゃんは目を細めて言う
"舞ちゃん
行ってきます は、また帰ってくると約束する言葉なんだよ
逆に 行ってらっしゃい は、此処で帰りを待つということさ
だから 舞ちゃん 行ってらっしゃい"
面くらうものの 意味を理解すると、こくりと頷いた。]
[俯く事は もうやめよう
そっと顔をあげて 昌義に笑顔を向ける]
こんばんは 今お帰りですか?
[こちらが引っ越す事を察しているのなら
相手は複雑な表情を浮かべてそれの返事をしただろうか
何を言われようと、こちらの言葉は決まっていて]
私はこれから、長い長いお出かけです
[南壮の住人が家族なら 南壮はもうひとつの私の家
それを出るのは ほんの長い お出かけ]
だから、行ってきます
[昌義にもう一度笑いかけて 止めた足を前へ
さようならでもまたねでもなくて
ルカと真子にあてた手紙にもそう書くべきだったと
今になって思う
帰ってくるという約束
その約束を果たした時 ただいま そう言ってまた
みんなに会えるように]
―回想朝方・自室―
ようやく終わったー…
やろうと思えば案外何とかなるものね
[徹夜で引越し作業を続けて、ついにダンボールと必要最低限の物だけになった部屋を見回す]
これでお別れ…かぁ…
[ここへ来た日を思い出す
あの頃はまだ学生で、右も左も分からない初めての都会、初めての独り暮らしで]
―…あら?
[ふいに、...の頬を一筋の涙が伝う]
あはは、やだなぁ。なんか感傷的になっちゃって…
[苦笑いを浮かべると涙を拭って]
やっぱり最後は笑顔で終わりたいわよね
[そう言うと、化粧ポーチから手鏡を取り出して自分の笑顔を映す]
よし、珈琲でも飲みに行こうかな
さすがにこの歳になると徹夜は堪えるわ…
[欠伸をかみ殺して部屋を出る。昼間のうちはサウスゲートやコンビニなど、この近所を散歩するつもりで]
[彼女が、綺麗な笑顔で笑いかけ、いってきます、そう言った>>41。そこでようやく、言葉の真意に気が付いた。
いってきます。
それがあるならいつか、"ただいま"がある。
またきっと会える、不思議とそう確信に近い思いを抱いて。笑いかける彼女に、こちらも笑顔で返した。]
──いってらっしゃい、お気をつけて。
[家族には、"さようなら"なんて言わないから。
南荘の皆は大事な家族。それならば、"いってらっしゃい"と言うのが普通だな、そう思った。
またいつか、"ただいま"と"おかえり"の言葉が交わせるように。
舞の姿が見えなくなるまで昌義は舞を見送った。]
―昼過ぎ・南荘前―
はい。荷物はこれで全部。よろしくお願いしますね
[荷物を積みに来た業者のトラックを見送る]
さて、この後はどうしようかしら…
[引越しの作業もすべて終え、後は新しい家に向かうだけ
とはいえ、まだ日は高く、今日という時間はまだ残っていた]
―現在・夕方頃―
あー疲れ、てへん。ただいま。
[1階の最奥。いつも帰る場所。
いつもは自分の部屋にたどり着くまでに、各部屋の物音がしたものだけれど、廊下もすっかり静まっていて。]
やっぱさみしいなあ、ここ。
[どうやら本当に、この階に一人になってしまったらしい。漸く実感する。]
……。
[荷物は大方まとめ終わってしまった。上着を羽織って、部屋を出る。]
―引っ越した後―
―…あーあ…
[とうとう新しく契約したアパートの中に家具や段ボールを運び終わってしまった。
範男が移り住んだのは、まぁまぁ新しいどこにでもありそうな普通のアパート。駅からは少しばかり距離があるので、家賃はあまり高くはない。とは言え、南荘よりかは高い。
もう今日からここが、自分の家。
住めば都と言うし、ここに慣れれば楽しく暮らせるかもしれないが。範男の直感が、南荘以上に良いとこなどないと先ほどからずっと叫んでいるのだった。]
帰りたーい…
[ここが自分の家なのだから帰りたい、というのはおかしいのだがついそう溢す。
どこに帰りたいのかは分かりきっている。そう、懐かしの南荘。懐かしいと言っても、まだ引っ越して一日すら経っていないのだが。]
…ちょっと、見に行ってみようかな。
ちょっとだけ。
[ああ、自分は本当に『南荘』という場所が好きだったんだなと思いながら、南荘をちらりと見に行ってみた。]
あ、昌義くんやあ。こんばんはぁ。
[声に反応する。
問いかけには、へにゃりと笑って、]
んーどないしよ。もう一階な、僕しかおらんくて、さみしいからふらっと出てきてんけど、
昌義くんどっかいくん?
――…
[南荘をじっと見上げる。見納めになる"我が家"を決して忘れないように
どれほどの間そうしていたか、不意に名前を呼ばれると声がした方へと視線を向けて]
大家さん…
こんにちは。ええ、今日で引っ越すことになりました
[声をかけてくれた大家に引越しのことを告げる]
大家さんにはいつもお世話になってばかりで…
あ、そうだ。部屋の鍵
[大家に部屋の鍵を返そうとカバンから取り出すも、そこで...の手は止まり]
ごめんなさい。もう少しだけ、持っていてもいいですか?
夕方にはお返ししますので
[もう少しだけ、自分でも未練がましいなと呆れてしまうけれど
今日はもう少し残っているのだから]
[南荘へは現在の自宅からだと電車で一駅。わざわざ電車代をかけてまで行くなんて自分はちょっとアホかもしれないな、と内心少し苦笑いをする。
彼は電車に乗り、暇潰しに携帯を見る。
――新着メール:一件――]
(あれ、全然気付いてなかった)
[最新型の携帯を持っている割にはあまりマメにチェックしない性分なので、メールに気付かない事はしょっちゅうだった。
気付いてもめんどくさいと感じると返さない事すらあるらしい。なんて奴だ。
範男は取り敢えず新着メールを確認した。差出人は―啓。]
―自宅―
[携帯をいじって。範男にふと、メールを送ってみた。]
「そっちの様子は、どうですか?」
[丁度彼が引っ越したタイミング、かもしれない。]
(ふゆきちだ!)
[ぱっと表情が明るくなる。周りの乗客がその様を見ていたとしたら、『どうしたんだあいつ、気持ち悪い』と思ったかもしれない。
内容は近況報告と、お決まりの『ご飯を食べてください』『きちんと寝てください』の二文。
あまりの啓らしさに笑いが込み上げて来たが、頑張って堪える。
そして彼はすぐに返信を返した。
内容は同じく近況報告、それと
『大丈夫です、ご飯も食べるしちゃんと寝ますよ〜!』
という、いつもしているようなゆるい返事。
さらに『今から南荘を見に行くんですよ』という旨の文も添えておいた。
さて、彼から返信は来るだろうか。
そこで電車は止まり、目的地に近い駅に着いた。
南荘まで、あと少し。]
−改札を通った後 ホームにて−
[電車を待ちながら 赤く染まった夕焼けの空を見上げる
手には切符と 携帯と あの時のメモ
一度決めたものの やはりいざとなれば怖いもので
どうしても、逃げ出したくなる
だけど此処で逃げるのなら 前に進む事を諦めるのと同じ事
それだけは嫌で 何より]
伝えないままは やっぱり駄目だよね
[すう、と深呼吸をして 携帯をひらく
メモにルカの字で書かれた啓の番号を確認しながら
ひとつひとつ 間違えないように
震える指で通話ボタンをおせば呼び出し音がなり
携帯をそっと耳にあてて 応答するのを待った]
うん、しょーたさんが昨日、いきはったから。
[でも、また会えるはずの人だ。きっと、曇りのない笑顔を返せただろう。]
あー!嬉しい!僕ももう家になんもあらへん!忘れてたわあ。昌義くんありがとお
[家電も大方片してしまって、冷蔵庫の中身もほとんどない。
願ったり叶ったりな申し出に、大げさに反応した。]
他にも暇な人おったら誘う?…もう、あんま人おらなさそうやけど。
[そのまま数秒 彼は電話に出ただろうか
もし出たのなら どちら様ですかと聞こえるだろうし
ないのなら 留守番に繋がった事だろう
どちらにせよ もう一度呼吸をおいて]
冬木さん急にごめんなさい 南壮の、千代乃です
先日引っ越されたと聞いて 驚きました
何も挨拶できなくて 申し訳なかったなって
実家に戻ったそうですがお元気ですか?
[親との衝突は自分も経験があり それ故に心配もあった
だけどそれは この状況では時間を稼ぐ口実なのかもしれない]
私も今日 この街を離れて実家に戻る事になりました
気持ちとしては、長いお出かけのつもりですね
いつかまた此処に 帰ってこられるように
それで実は 御話したい事が―……
[ 震える口で紡がれた想いは ]
私、冬木さんの事 好きです
[ 遠い彼に届いたでしょうか
伝えられれば終わり それでいいと思っていたのに
過去形じゃないのは
まだ見慣れた街を見ているから想いを断ち切れないのか
それとも ]
モデル 舞は、外来 真子 を投票先に選びました。
(―――あれ)
[どうやら、新着メールは一件じゃなかったらしい。一と二を見間違えるとはどういう事だ。引っ越し疲れか、と南荘へ歩いていく間にセルフツッコミを入れてみる。
もう一件も確認してみると、差出人はこちらも啓だった。
『様子はどうか』…さっき近況報告はしてしまった。返信はどうしようか…と思ったが、彼からの返信を待ってからでも遅くないと判断し、携帯はポケットに突っ込んだ。
――そして、南荘に着いた。
元々寂れた雰囲気はしていたが人が減ったせいか、その雰囲気は増している気がする。
気のせいかもしれないが。]
―夜・自室―
―…ん
[目を覚ます。あの後、何もない自室に戻ってきて気がつけば少し寝ていたようだ]
暗いわね
[光源となるのはカーテンの外された窓から差し込む月明かり]
[携帯を開くと携帯を持つ手の辺りだけが微かに明るくなった]
もうこんな時間、いい加減そろそろ行かないとね
[呟いて立ち上がる。最後に薄暗い部屋を見回して]
いってきます
[さよならは寂しいから
部屋を出ると、扉に鍵をかける
――…カチャリ
普段は気にならないその音は、今だけはひどく響いた]
/*
というかこっちが先にいろいろやったせいで
麻耶さん動きにくくなってないかな
ルカさん会ってはいないけど部屋にとどめさせちゃってるし
真子さんも多分、そうなる?
昌義さんと蓮人さんがそうなるなら、おおう
夕飯おいて去るのは
人数少ない時にやるべきではなかったかもしれん
うーん、残ってる人もみんな忙しいかなあ。
おったら物音しそうなもんやけど、静かや。ここがこんな静かなんて。
[耳を澄ませても、あまり音がする様子もなく。
防音性の低さからか、いつも生活音が聞こえていたものだけれど。]
なんでもえーよ。でも、僕は料理でけへん。
好き嫌いはあらへんよ。あとコンビニ商品はめっちゃくわしい。
[威張ることでもなかったが、胸を張ってそう言った。]
[――ああ、やはり南荘に住んでいたのならば、考える事は一緒だったらしい。
"俺も先日、見に行きました。"
"もうすぐ無くなってしまうと思うと、寂しいですね。"
ぽち。送信ボタンを押して。
大丈夫。今度はちゃんと、送れているだろうから。]
−夜・舞の部屋−
[一人でラジオから流れるジャズを何と無しに聞いていた。今日はワルツ特集なのだそうだ。時にはジャズのワルツのナンバーを、また時にはクラシックのワルツ曲をジャズ風にアレンジした曲が流れている。
トイレに行くために立ち上がり、洗面台の鏡を除くと、泣きはらしてみっともない顔になっている自分の姿があった]
!!
なに!この顔!!こんな顔は真子に見せられない!
[一旦自室に戻って、冷水で顔を洗い。洗いたてのタオルで水を拭う。自室の鏡の中の自分と目を合わせながら、誓うのであった]
よし。真子の前では決して泣かない!
[ルカは舞の部屋に戻って、真子を待つことにした。が、ルカの目は隠しきれず、真っ赤に腫れあがっている...]
−夜:舞の部屋−
[今日も夜勤から帰ると布団に飛び込んだ。
目が覚めると既に日は落ちていて、届いていたメールに気づく。]
またお邪魔するのも悪いよねー。
[なんて漏らすがもちろん行く気満々で楽しみにして舞の部屋へと向かった。]
舞ー。
いるー?
夕飯いただきまーす。
[そう言いながらドアノブを回し、部屋に入るとすぐにその雰囲気の異様さに気づいた。]
…ルカ、どうしたの?
[心配そうに声を掛けるが、すぐに置いてある手紙に気づいて目を通す。]
舞も水臭いねー。
[ポケットの中の携帯が震える。啓からすぐに返信が返ってきたようだ。
さすが若者、即レスだな〜と思ったが、自分も十分若い方な事を思い出した。
新着メールを開いてみるとそこには意外な文章が。
どうやら彼も南荘を見に行ったらしい>>+7。]
(考える事は一緒なんですね、わざわざ見に来たのは僕だけかと思いました。)
[思った事をそのまま携帯に打ち込む。
『もうすぐ無くなってしまうと思うと、寂しいですね』の一文には
『本当にそうですね。
うう、あの頃の南荘に帰りたいです〜〜〜〜』
と切実な思いを綴ってみた。
そして、送信ボタンをタッチする。画面には送信完了、の4文字が出てきた。]
いつも聞こえるはずの音が聞こえないって、さみしいものですよね……
[生活音のしない空間で2人、話をしていた。
淋しさが募るが、それを振り払うように消して。
話を聞けば、蓮人がコンビニの商品に詳しい、と言ったのでそれならば、と思い]
じゃあ、コンビニでも行きましょうか。
[何かオススメの商品でもあれば教えてもらおう、と思いコンビニへの道を歩こうとした]
賑やかなん、当たり前やったもんなあ。
どこおっても、聞こえるし。冬は寒かったわあ。
[なくなんねんなあ、と小さく呟いて、コンビニへ行こうと言われれば、ゆっくりと足を一歩前へ。]
あー、僕、おでん買おかなおでん。
なんか、こないだも食べたのにすぐ食べたなるわあ。
[へらりと笑って、ゆっくりと歩く。]
最近のコンビニはすごいからなあ。ちゃんとおいしそうな匂いすんねんもん。
−夜・舞の部屋−
あ。真子。
舞も、ひどいよね。最後三人でパーティーできると思って喜んでたのにさ、「上げて落とす」ってやつじゃん。
どうする?食べる?
[ルカは精一杯、平静を装って語りかけた]
[もう、大分日が落ちてきている。暗くなるのも早くなったなあと考えながら、適当に話を振った。]
昌義くん、もうどうするか決めてんの?次、行くとこ。
もう、ほんますぐやんなあ。
[ああ、どないしよ、と苦笑しながら、道を行く。]
いつも楽しそうな声が聞こえて、その声を聞くだけでも自然と笑顔になれましたよね。
[ふふ、と笑いながら以前の事を思い出す。
ゆっくりとコンビニに向かう道を歩きながら]
おでんですか……いいですね。
僕も何か美味しそうな具があれば買おうかな…
あはは、寒いときっておでんとか食べたくなりますよね。
分かります。
[おでんは大根と厚揚げが美味しいよな、とぼんやり考えていた]
−真子が現れる前・舞の部屋−
一人で座っていてもなあ。
居ない相手を思って飲むなんて、なんだかお葬式みたいで嫌だけど、ま、舞との思い出に浸りながら、今日は飲もうかな…。
[カキョ。缶ビールを開けて一人でヤり始めた...]
寒い日はいいよなあ、おでん。
こないだな、範男さんとしょーたさんと食べてん。
[つい先日のことなのだけれど。そういえば、範男さんも見ていない。送ってもいない。]
回ってんねや、えらいなあ。
実家には帰らんの?
[大分年下の彼なら、そういう選択肢もありそうなものだけれど。
彼がどうして今一人暮らしをしているかもよく知らないが、当たり前のように思ったことを、そのまま口に出す。]
僕は未定。どっか遠いとこ行こかな思ってんけど、そしたらこっち出てきた意味なくなるし。
バイト探すんに書ける住所さえあったら、暫く野宿も面白いかな思うんやけど。
[そう訪ね返されると、無計画性を惜しみなく披露する他なかった。]
−真子が現れる前・舞の部屋−
ぐぅぅ。
[ビールが染みると、空腹であったことを胃は急に思い出したようである]
きんぴらごぼう。塩鮭。肉じゃが。ほうれん草のおひたし。豆腐とねぎの味噌汁。ご飯。
[舞の作るものはどれも大好物である。その中でも特にお気に入りの味噌汁。味噌汁を温め始めた]
へぇ、範男さんと翔太さんとですか。
いいですね。
[3人が楽しそうにおでんを食べる姿を頭に浮かべ、くすりと笑みを零す。そう言えば翔太の姿も見当たらなかった。彼はもう引っ越ししてしまったのかもしれない。]
新しい家を探さないと困っちゃいますしね…
最悪、姉さんの家にしばらく厄介になるのでもいいかな、とは思ってたんですが、あまり迷惑をかけるのも…
[姉は優しいが、いつまでもその優しさに甘えているわけにもいかなかった。
蓮人に実家に帰らないのか、と聞かれ少し決まりの悪そうな表情をして]
その……実家は、海外にあるんです…
だから帰ろうにも帰れなくて……
[せっかく勉強して受かった大学。捨ててまで実家に帰ろうとは思わなかった。]
遠い所……ですか。
はは、何だか会うのが難しくなってしまいそうですね。
[軽く、遊びに行くような口調でそう言った。また気軽に会いにいける、そう思いたかったから。]
へぇ、範男さんと翔太さんとですか。
いいですね。
[3人が楽しそうにおでんを食べる姿を頭に浮かべ、くすりと笑みを零す。そう言えば翔太の姿も見当たらなかった。彼はもう引っ越ししてしまったのかもしれない。]
新しい家を探さないと困っちゃいますしね…
最悪、姉さんの家にしばらく厄介になるのでもいいかな、とは思ってたんですが、あまり迷惑をかけるのも…
[姉は優しいが、いつまでもその優しさに甘えているわけにもいかなかった。
蓮人に実家に帰らないのか、と聞かれ少し決まりの悪そうな表情をして]
その……実家は、海外にあるんです…
だから帰ろうにも帰れなくて……
[せっかく勉強して受かった大学。捨ててまで実家に帰ろうとは思わなかった。]
遠い所……ですか。
はは、何だか会うのが難しくなってしまいそうですね。
[軽く、遊びに行くような口調でそう言った。また会いにいける、そう思いたかったから。]
そっか、最後か…。
[どうあがいてもその時は来るのだろう。]
そうだねー、ひどいね。
でも、折角だから食べよう?
これで、舞の料理食べられるの最後かもしれないんだからさ。
[そしていただきます。と食べ始める。
おいしい、と言葉を漏らすと同時に涙が一筋ほおを伝った。]
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