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――――prologue
1人目、吟遊詩人 がやってきました。
吟遊詩人は、村人 を希望しました。
銅嶺 矜持 が見物しにやってきました。
銅嶺 矜持は、見物人 を希望しました。
[頭が幾度となく警鐘を鳴らす
足を踏み入れた瞬間感じ取る認識
それと己の相棒に対して叫ぶのは同時だった
……ああ、そうだ
此処には居てはいけない
それは己の知る世界とは明確なまでに異質
今すぐにでも、逃げ出さなくては―――]
ライダー が見物しにやってきました。
ライダーは、見物人 を希望しました。
こ■■す■に……―――
[崩れてゆく体で、途切れ途切れの言葉を紡ぐ
己が英霊としての本能で理解した真実を]
―――せ■はい■……う■が■……―――!
[だがそれも、刹那の抗い。
世界の内側に入り込んでしまったそれは
あるべき場所へと還るように、綺麗に一遍の曇りもなく
己が出でた器へと戻り、消えていった **]
ライ、ダー……?
[それを呆然と見届けて
青年はガクリと膝を突いた
終わってしまったのが分かったからだ
始まる前に、何もかもが終わってしまった]
なんで……なんでだよッ!!!!
[己の身に降りかかった理不尽に
思わず声を荒げ、喚き叫ぶ
そんな中に小さく紛れ響くのは、コツ……という靴の音]
2人目、安部 御門 がやってきました。
安部 御門は、人狼 を希望しました。
あーあ、だから言ったのに。
この先には入るな……ってね?
[その声に振り返れば
入り口のほうからコツコツと歩いてくる、一人の男]
人の話はよぉく聞くもんだぜ?青二才。
お、お前……教会に居た!
[勢いよく立ち上がり、現れた神父姿の男へと掴み掛る]
こんな事になるなんて、分かる訳ないだろう!
だったら最初から教えろよ……
なんなんだよ!"此処"は!!!
[服を掴む手を払いのけて]
青臭すぎるよ、お前。
聞いたらなんでも答えが返ってくるとでも思ってるのか?
ちょいとばかし、世間様をナメすぎだな。
[ドン、と青年を突き飛ばすように]
あ、あ■あ■■ああああ!!!
う■ああ■す、たす■■■■■……
[ごぼり、と口から泡が出る
何もかもが溶かされていく、養分になる
自分という物がなくなっていく]
[先ほど、ここを異質な世界だと彼は言った
それは正解であり、間違いだ
なぜならそれは、彼からの視点でしかない
この世界という視点から見れば……
異質なのは、彼の方に他ならないのだから
そして、須らく世界というのは
力の強い者の視点から語られる
世界は強者に優しい存在だからだ
ならば、排除される者はおのずと決まってくる]
さよならだ、マスターだった人
ま……次は気をつけることだね。
[帽子を深く被りなおして
安部御門はこの空洞の中央部を見つめる。
そこにあるのは、見えないながらも強大な力の奔流。
そして――――]
3人目、霜月 半葉 がやってきました。
霜月 半葉は、村人 を希望しました。
4人目、Souffle (スフレ) がやってきました。
Souffle (スフレ)は、村人 を希望しました。
[蝋燭は何故燃えるのか。と、少女は問いかけた。
炎は燃えるから燃える。
なるほど、それは一つの真実だろう。
尤も少女にとっては、到底納得のいく結論ではない。
炎は何故燃えるのか。と、少女は問いかけた。
原初に唱えられた四大元素。
パラケルススが提唱した三原理。
負の質量を持つフロギストン。
カロリック。百を超える素反応の末路――。
目前に見える簡素な現象は、多くの経過を辿っている。
細かく探れば「何故そうなるのか」は残れども、
ひとまずは少女の溜飲を下げる結果となった。]
[少女は蝋燭は何故なくなるのか。と、訊ねた。
炎に燃やされると、何故一様の反応を示すのか。
炎に燃やされたものは、何故一様に原型を失くすのか。
炎に消されてしまう物体とは、消えてなくなるほど
密度も薄く、構造も簡素な代物だったのだろうか。
科学的に、魔術的に、脆弱な代物だったのだろうか。
そもそも、燃焼される存在の構造すら、鮮明ではない。
花はどのような構造を持ち、機能を備えているのか。
虫はどのような構造を持ち、機能を備えているのか。
犬はどのような構造を持ち、機能を備えているのか。
人はどのような構造を持ち、無駄で効率的な機能を持つに至ったのか。
それらが炎に包まれた時、何が起こるのか――。]
― ???/山 ―
『嗚呼、ミコト。
き、み……は。
生きて、この山を下りて、立派な忍に ―― 。』
腕の中で死にゆく誰かが言った。
名前も知らない。
痩せ細った理由も、全身に斑が浮かんだ理由も、まだ知らない。
―― 人が空腹になる理由も、なった後の末路も、
十分な煮沸と調理の及ばない食材が齎す病の詳細も、まだ知らなかった。
次代の「隠岐命」を選ぶ為に、私と同じく山に放置された以外、
彼のことなど、何も知らない。
ただ ―――― 。
『いや、ちが、うな。ミコトになんて、ならなくていい。
……… 生きて、この山を下りて、きみは
しあわせに …… 長生きしてくれ』
彼が死の間際、穏やかな表情を浮かべた理由は、
とても、とてもよく、知っていた。
― 東ブロック/隠岐工房 ―
[方角にして東の区画に、隠岐工房と呼ばれる店はあった。
陸屋根のビル群が続く新興地に佇む切り妻瓦葺き。
木造平屋の店内は、半分を古書を詰めた書架が、
半分を古めかしい時計の森が占めている。
それら節操のない陳列を一手に引き受ける女主人はと言えば]
こんで終わ ――、―― りっと。
出すんは明日でえーかな。
[『犬の受注あります。ご相談承ります』
などと書かれたカウンター内にて、古書の値札をつけ終えたばかりだった。]
[一日の作業が終われば、『開店中』の看板を引っ込め、
戸締りを確認し、カウンター奥の扉を潜って、居住区である母屋へ向かう。
渡り廊下の窓から見える空は狭く切り取られている。
夜とも昼とも取れない、曖昧で変わり映えのないいろ。
滲むような血の赤。或いは郷愁をもたらす薄明の時。
中には一日の終わりの景色であると呼ぶ者もあるだろう。
彼女にとってその景色は、 ―― さて。
結論がよぎるよりも早く視線を切って、軋み鳴く板張りを通り過ぎた。]
― 隠岐工房/母屋 ―
[寝室の壁を軽く押し込むと、音なく半回転した。
俗に『からくり扉』を呼ばれる構造が、彼女を隠された部屋へ誘う。
役割上、電灯なるものは存在しない。
手探りで部屋の中央に敷設された机に辿り着き、蝋燭に火を点した。
デシケーター、冷却管、乳鉢、フラスコ ――。
机の上には多くの実験器具が散乱し、多くが機能を停止している。
古書、鉱物、書簡、液体の入ったバケツ、枯れた花 ――。
床には雑然と放置された統一性のない物品の数々が、時間を止めている。
この場で正常な時間を刻んでいるのは、入ってきた女店主。
そして、水泡を浮かばせる二つの水槽。
水槽の中には、それぞれ『人間のような何か』が密封されていた。
片方は女主人にそっくりな容貌をした女。
もう片方は ―― 形成が不十分で、腰より下を拝む事ができない。]
[店主は黒い羽織を揺らしながら、机の器具を弄り始める。
触れ合う硝子の音。
乳鉢の中に残っていた僅かな粉を指先で拭い去り、周囲を見回した。]
昨日はええとこまで反応きてはったし
もうちょいや思うさかいに ……
……あれ。どこいきよったん?
[視線が彷徨う。
机に広げている器具の中には、怪しげな液体の一滴も、まだない。
問うように水槽に振り返ろうとも、無音の反応が返るのみ。
ついにはしゃがみこんで、散乱した床の物品を漁り始める。]
あっれー。確かこのへん
、痛っ
[声とほぼ同時に手を引っ込める。
遅れて、掴んでいた石ころを落ちる音が響いた。
痛覚に泣き言が膨れ上がるよりも、指先から血が滲み出るが早い。
一滴、赤いいろが床に落ちる。]
[無自覚に近い動作で、小さく切れた傷を口に含む。
―― すれ違うように、床が青白く発光した。
浮かび上がる紋様は、まるで召喚陣のよう。
陣のような紋様には、詠唱のような文言が描かれている。
読み上げようにも、収束するエーテルの渦に、呼吸は儘ならず ―― **]
5人目、四方天・ウィルフレッド・転 がやってきました。
四方天・ウィルフレッド・転は、村人 を希望しました。
―中央エリア・公園―
由来から考えるに自然が感じられる場所でかな。
人がないないうちに行おう。
[早朝の公園、人気の少ないエリア。
その地面へと手早く魔方陣を描く。
そして、その中央に手に入れた触媒を設置する]
よし、では……。
[体全体の魔術回路を起動させる。
そして息をひとつ吸って間を空けた]
素に銀と鉄。 礎に石と契約の大公。 祖には我が大師シュバインオーグ。
[伝を通じて調べた呪文を紡いだ所で間違いに気づく。
自分の祖はシュバインオーグではない事。
そして、どこかで宝石翁に筋違いな期待を持っている事]
うん、違うね。
でも正しい召喚呪文なんて要らないか。
この戦争、或いは偽りかもしれない。
だったら、呪文だって偽りで良いか。
ならば……。
[再び息を吸う。
そして再度、間をとった]
きてくれ!! 僕と共に戦う英雄よ!!
[魔力を乗せて言葉を紡ぐ。
そして光りだす魔方陣。
そして何かの気配が生み出されていった――]
四方天・ウィルフレッド・転は、おまかせ に希望を変更しました。
6人目、セイバー がやってきました。
セイバーは、村人 を希望しました。
[閉じていた眼を開くと
あどけなさのこる少年は幾度か瞬きをした後]
…… ちゃんと“呼ばれ”たのは 久しぶりだ
[そう謂って、笑顔を浮かべる。]
[相対した青年へ、澄んだ瞳を向ける。]
He,iramkarapte.
(やあ、はじめまして)
……君が、ぼくのkimin(主人)かい?
[独特の響きを持つ言葉と
今、この時代の言葉を織り交ぜ、
少年は問いかけた。
身の丈も高いわけではない、
純朴そうな少年だ。
だが圧倒的な魔力が、確かに彼を“それ”であると示している―――]
/*
俺だよ俺俺あずまだよ
まさかのセイバーで念願のアイヌの英雄を手に入れたぞ!!
違う私こそがアイヌの英雄ポンヤウンペです
専門家ではないので付け焼刃の知識と
アイヌ神謡集による突っ走りで駆け抜けますよろしくお願いします
/*
ちなみに私が選ばなかった結果
人数が足りない分ライダーが死んだ模様。
ライダーは犠牲になったのだ。
ライダーだと大淫婦バビロンになってましたけど
色気なんてどこにもないのであきらめました。
/*
あと金曜日夜から土日と月曜の朝にかけて
関西に出払っちゃうのでオールはとだぜヒャッハー!いつものことでした
よろしくお願いします。
/*
アイヌはあれです
シャクシャインとかオキクルミ(神様なのでアウト)とか
素敵なのがたくさんいらっしゃいますし。
今回何がしたかったといえば
大神降し
名作「大神」の大神降しができれば
もう思い残すことはありません!!!!!!!!
大神降し参考
http://www.youtube.com/watch?v...
7人目、玉繭 紬 がやってきました。
玉繭 紬は、村人 を希望しました。
―遼往市・南ブロック・玉繭邸地下室―
では、始めましょうかね。
[薄暗く、ひんやりとした地下室で玉繭紬はつぶやいた。
普段、話す相手がいないせいだろうか、最近独り言が増えた気はする。
それに気づき、やれやれと首を振った後、短音節の呪文を口にした。
直後、足元にあった赤い糸球が回転をはじめ、ほどかれた糸は生き物のように床をはい、魔法陣を形成していく。]
今度こそ、成功すると良いのだけれど……。
[そう言って、古びたまち針をいくつか赤い魔法陣へと放り込んだ。
昔、海外のアンティークショップで手に入れたものである。
続けて、召喚のための長い呪文を唱え始める。
糸で形作られた陣は、呪文の成就と共に輝きを増し、地下室を大きな光で満たした。]
8人目、アサシン スザンナ がやってきました。
アサシン スザンナは、おまかせ を希望しました。
アサシン スザンナ は肩書きと名前を 旅芸人 スザンナ に変更しました。
旅芸人 スザンナ は肩書きと名前を アサシン に変更しました。
[魔方陣の中央 粘着質のある黒い液体が浮かぶ
それは、徐々に増え続け
陣一杯に満たされた。
腐敗した泥沼から 瓦斯が上がるような音を立てて
泡が弾けた…]
[ 部屋に充満するのは
どこかで嗅いだことのある「鉄」と「生臭さ」と
―― …「腐敗」
…揺れる蝋燭の炎にチラチラと浮かび上がるのは
全身血塗れた女 ]
[ 女が手を翳す と、
魔方陣から、その身から血溜まりが消えて行く
まるで、その手で全てを飲み込んでしまったようだった。]
―― あぁ… お いし…ぃ
アサシンは、村人 に希望を変更しました。
[魔方陣から光が失われた後に起きた禍々しい変化、それは紬の心から召喚に成功した達成感すら奪い取った。]
清涼感漂うサーヴァント……なんてのは贅沢だとは思ったけれど、また、真逆な者が現れたようね……。
[召喚者と、似た気質を持った者がサーヴァントとして現れると、風の噂には聞いていた。
だが、紬には自分の中に心当る部分は無い。
噂は所詮噂だと言う事だろうか。
やや動揺したものの、紬とて長年魔術師だった身、不測の事態に経験が無いと言う訳でも無かった。
気を取り直して、会話を試みる事にする。]
ようこそ、私は玉繭紬、あなたの召喚者よ。
良ければ、お名前と役職を聞かせてもらえるかしら。
[恍惚とした様子の女性にそう問いかけた。]
[ 自分が許さぬ内から話し掛けれらることに
驚いた様子である。 ]
―― ほ…ぅ。 妾を召還したと申すか?
[ 名乗る女をじろじろと無遠慮に眺めたが、年老いた老女には興味が無さそうに
髪をかき上げ、舌を鳴らした ]
ちっ。 愚か者め
― だが、お主 乳母に少々似ておるの
よし。「lady」と呼ぶことを許そう。
あら、こんなお婆ちゃんではお気に召さなかったかしら。
[舌を鳴らした事に軽く肩をすくめる。]
でも、それで良かったのかもね。
この場合、お気に召していたら命の危機なんて事もあったのかもしれないし。
[直感的にそう思う。]
では「lady」、しばらく共に過ごす事になる、地上の我が家へご案内するわ。
身分が高そうだから、あなたには狭いかもしれないけれど、息子夫婦や孫と住む予定だった家だから、私一人では広すぎるのよね。
[地下室を照らす蝋燭を手に取ると、そのまま「lady」を階段へと誘った。]
―この老女 紬と言ったか。中々に侮れんのぅ…―
[ 後に続き階段を上がる。
ニヤリを嗤い指先をつい と、紬の首筋に滑らせた。
小さな傷から一筋の深紅が零れ出す。
紬を後ろから抱きしめ、首筋に口付け驚く紬の耳元で囁くように ]
これは、契約である。
そなた中々美味な魔力を秘めた血潮を持っておるのぅ。
[真っ赤な舌でぞろりと唇の血を舐め取り、嗤った。]
[唐突な行為に、ぞくりと身をすくめ、腕の中から逃れる。
何かされたのだろうか?
警戒心から、体の変調を感じ取ってみるが、異常は無いようだ。]
些細ないたずら心……なのかしら?
私がもう少し若ければ、絵的に良かったのかもしれないわね。
これでも昔は、文学系の美少……まあ、それは良いわ。
[言葉を濁しつつ、懐から短めの絹糸を取り出すと、ladyの腰紐へと結びつける。]
これは、お返し。
あなたは奔放そうだから、印を付けさせてもらうわね。
[紬はそう言うと、上の階へ歩みを進めた。**]
[ 慌ててかいなを解き、体の変調を確かめる紬
呆れた様に肩を竦め ]
やれやれ 何とも小心なことよ。
妾とて、聖杯とやらを手に入れるまでは、そなた…紬であったな。
死なれては困るでのぅ。まあ、それまでは安堵しておくが良いぞぇ。
― それまでは…の… ―
[猫のように目を細め、腰に結びつけられた絹糸を弄ぶ]**
9人目、宙野 遙水 がやってきました。
宙野 遙水は、村人 を希望しました。
[まずは私の話をしよう]
えーっと、これが喚び出し文、だっけ。
これないとだめなの?
[カサリ、手に持った紙が床へと落ちた]
触媒はあるんだし、適当で良くない?
[私の家は、代々と続く魔術師の家だ。
住んでいるのはそれほど都会でもない、西日本のある地方都市。
いわゆる地主として、資産だけはたっぷりとあったりする。
表だって魔術師だとは言えない以上、表家業は必要なのだから。
魔術師協会に属していた父親は、私に刻印を継がせた後、亡くなった。
魔術回路の量も少なくて、刻印を保存するためだけに父親は存在したようなものだ]
えっと、ここにこれを置いて、あとは呪い文と共に魔力をささげよ、って。
[宙野家はもう魔術師としての再興は難しい。
姉が生まれた頃、父と親交のあった魔術師協会の幹部に言われた言葉だ。
魔力を持たずに生まれた姉は、だから魔術の一切を知らない。
ようやく生まれた私に、魔術をちゃんと使えるだけの力がある事がわかって、父親はたいそう喜んだらしい。
師匠としては、だめだったけれど]
[その父親が常日頃から私に言い続けたのは、いつか来る聖杯戦争への参加、そして聖杯の奪取だった。
聖杯に、魔術師の血を絶やさぬ願いを。
いつか根源へと至るために。
聖杯をとったら根源へ至る力を望めば良いんじゃ、と思ったけれど。
私の後に魔術師となれる子は生まれてこないかも知れない。
父としては、自分が見る事の出来ぬ根源よりも、魔術師の血を存続させる方が大事だったようで。
まあ、願いなんて実際目の前にしてみないと、わからないものだけど、ね]
――告げる。
[床に描かれた陣の上に立つ。
触媒と、自分の血と。
口から出る召喚の言葉は、紙が落ちてしまったので覚えているだけ。
それでも。聖杯と繋がれるパスを感じ取る。
左手の甲にあるのは、三角の令呪。
魔力の奔流が、陣より巻き起こる。
内側から流れていく魔力が、示す先、そこに――――]
10人目、ランサー がやってきました。
ランサーは、村人 を希望しました。
[噴き上がる魔力が形を成し、一人の男の姿を生み出す。光が次第に静まっていき、見るからに偉丈夫といったなりの男が立っていた。
眼光はいかにも鋭く、唐突に左右へと奔って止まる。そしてしばらくして、眼前の女性へと向く。その際に、視線がかなり下を向いた事が、お互いの背丈の差を表していたか。]
[彼は数秒のあいだ遙水の姿を眺めたあと、不意に目を閉じて口元を緩めた]
で、お前さんが俺の舎弟ってやつか?
[馬鹿にしたようにそう言った]
11人目、異邦人 キャスター がやってきました。
異邦人 キャスターは、おまかせ を希望しました。
パアアア.....
[魔方陣に幾筋の光条が立ち上ったかと思うと、その光は突然かき消え、辺りは暗く静まり返る。その中に、突如人影が現れた]
ドガッシャアツ
[召喚の不完全性のためか、床に叩きつけられるようにして落ちてきた人影は、やがて頭を押さえながら胡座をかいて陣内に座り込んだ。ちらと素早く周囲を見渡し、やがてこわごわと前の女性を眺める]
あ、あの。
もしや貴女、私を召喚されましたか?
[そこに現れたのは、随分と大きい男だった。
触媒に何を使ったのかは、知らない。
父親から譲り受けたもので、なにやら伝を頼って手に入れたものらしい。
思わず見上げたけれど、首が痛くなりそうだった]
……でかっ。
[つい口から出た言葉に、しまったと思う。
大きいのか、実際はどうなんだろう。
自慢では無いし余り口にしたくはないのだけど、私の身長は低い方だ。
メイクをしていても下手をすれば小学生に間違われる時もある。
うん、きっと身長のせいなんだけど]
[ここはマスターとして主導権を握られてはならない――そう思ったのは一瞬。
現れた英霊の口元の緩みとその後の言葉に]
ハァ!!? ちょっと、誰が舎弟よ!
誰かと間違えてんじゃないの!?
いくら自分が大きいからって、喚び出したのは私。私がマスターよ!
[つい頭に血が昇ってしまったのは、きっと相手が大きいからだ]
[くらくらとするのか、こめかみを押さえながら目の前の人物は背筋を伸ばす。
その姿は中華風の長衣に束帯、長い髪をまとめて頭に布の簡素な冠を被っている。
にも関わらず160cmほどの体は妙に華奢で、顔立ちも線が細い。
つまり、その人物は典型的な男物の漢服を纏った、紛れもない女だった。
にも関わらず、その胸は平坦であった]
………頭が重い。ちょっと目眩もします。
失礼ですが貴女…きちんと手順を踏まれましたか?
魔力の小径は…
[その人物は、やや青白い顔色でそう問いかけた]
阿呆、てめーが小さいんだよ。
[「でかっ」という言葉を聞いて、かかかと笑わんばかりに大口を開く。自分がでかいかどうかはわからない。まあ、あの辺とかあの辺とかの化け物ども程ではないだろうと、ランサーは心の中でつぶやく]
ほほう? マスター。ねえ。当世は乳しゃぶりの餓鬼が呪い師なんぞの真似事をやってるのか。全くもって傑作、傑作。
[そう言うと、ランサーはことさら大仰に身体をかがめて、遙水の顔を覗き込むような仕草をした]
そりゃあ、人より小さいのは認めるけど!
残念ながら、子どもじゃありませんから!
[大丈夫だ、今日は少し大人っぽい服装にしてきたし。
英霊には子どもに見えるとしても、ここに来るまでにあった人にはちゃんとせめて高校生くらいには見えていた、はず……!
って自分で言ってて悲しくなるけど。
屈んだ男は屈んでも大きかった。
いや、屈んだら高さは同じくらいにはなったけれど、態度の大きさがそのまま形になった感じだ]
残念ながら、これでももう20は超えてます。
[証明するものは何もないけど]
……なに? 齢二十超えてるだ?
[一気に険しい顔になったかと思うと、ランサーは遙水の姿を凝視して、]
何食ったらそうなる。それもあやかしの術とやらか?
なるほど、呪い師たるもの、命を引き延ばす術に長けていてもおかしくねえ。見た目はわらしだが実年齢は百を超える者もいると聞く。
ふむ、お前もそういう輩か? もしや俺よりも年上か? ならば見識を改めねばならんな。
我はランサーのサーヴァント。召喚の儀により参上した。
御身が我がマスターか?
[ランサーは居住まいを正して片膝を付くと、うやうやしく名乗った。礼儀に頓着しないが礼儀知らずではないようだ]
12人目、杯 一杯 がやってきました。
杯 一杯は、村人 を希望しました。
−西ブロック/制杯軒−
[彼の名は杯一杯(さかずき いっぱい)。
一杯のどんぶりに魂を込めるべく、日々ラーメンと向き合うこと48年。
極めても極めてもなお極み切れぬ道の途上にあり、彼は渇望していた。]
究極の一杯、作りてぇなぁ。
そうよ、20は超えて……。
[まだ21だけど、と言おうとして、続いた言葉にこめかみの血管が切れそうになったけれど、何とか抑えた。
勘違いさせておくのは良いかも知れない。
そうだ、そうしよう。
――――でも年上って思われのはちょっとさすがに、いやだ]
100超えてるわけないでしょ。
大体何食ったらって、今からだって伸びるかも知れないし。
へえ、ランサーなんだ。
そうよ、さっきも言ったけど、私が喚んだの。
私は、宙野遙水。
あなたは? あんまり情報を他に渡したくもないし、ランサーって呼ぶのは控えたいのよね。
[自分を少しでも大きく見せようと胸を張ってみたけど、余り意味なかった気がする。
ちなみに、胸のサイズは多分人並みだ]
……っ!?
[呟いた刹那、頭巾で隠れた頭頂部に鋭い痛みが走った。]
な、なんだぁ、今のはぁ?
[痛んだ箇所をさするが、既に痛みは引いており、特に傷らしきものもない。]
はぁ、歳かねぇ。
やんなっちゃうぜ、全くさぁ。
[独りでぼやきつつ、スープの仕込みを続けることにした。]
今から伸びる? 面妖な。
[面妖な]
ふん。
[そして無理に胸を張る仕草を見て、くっくと笑いをかみしめ]
わらしでは無いが……ま、さほど俺と齢変わらぬ娘か。なら堅苦しい礼法は必要なかろうて。
では名乗ろうか、小娘。我が真名は森武蔵守(もりむさしのかみ)。かつては織田中将殿の末席に名を連ねた者よ。
[ランサーは姓と官職名で応えた。諱で名乗らなかったのは彼女を格下に見ているせいか、それとも親しみを込めてか]
面妖って……いやいや妖怪とかじゃないんだから。
普通に身長が伸びるってことよ。
……今、笑った?
[笑った気がする。ううん、笑っていたと思う。
……ここは一つ我慢して]
森武蔵守? 織田中将って、織田信長?
えーと、ちょっと待ってね。
[喚び出す英霊が何か判らない以上、大体の偉人なんかは調べてきたつもり。
父が伝を頼って手に入れた触媒だ、日本の英霊の可能性は見ていたけれど]
――うん、わかったわ。呼び方は何か考えとく。
[何者かを知って、抑えられる自身は、あんまりない]
[聞き取れた言葉と聞き取れない言葉。
表情と合わせれば意図を読み取る事が出来ないはずがなかった。]
ああ、僕がマスターだよ。
よろしくどうぞ。
[目の前に現れた純朴そうな少年に告げる。
手に刻まれた刻印を見せながら]
さっそくだけど、拠点を用意したから移動しよう。
道すがら、必要な物、知識があったら教えてくれる?
[本来なら名前の交換としたいところだけど、
サーヴァントの真名を迂闊なところでは聞けない。
自身の名前も迂闊に後悔したくなかった。
だからこそ、移動を促したのだった]
― 東ブロック/隠岐工房/母屋 ―
[>>60数条もの光。その連鎖に、眼を開けていられる道理はない。
視覚は潰され ―― それでも、隠し部屋の圧は変化した。
蝋燭の炎が揺れ収まり、風が収束する先に、"それ"は立った。]
てじゅん。
[目映いほどの光も、既に無い。
話しかけてくる女の声に、ちぐはぐな男装のようなモノ。
其が中華に由来を持つものとは、女店主の知識には過ぎらない。]
えっと。
うん。ちゃうやん、ね。
うん。
[布の冠のようなものを認めてから、重ね透かすように彼女の背後となる二つの水槽を見る。どちらの形も、変化は無い。]
13人目、バーサーカー 謎の軍人 がやってきました。
バーサーカー 謎の軍人は、村人 を希望しました。
ー制杯軒前ー
[暖簾を凝視する不審者の影。
どう不審者かといえば、まさにその姿は軍人。
多少散らかした髪に所々擦りきれた軍服。
腰には帯刀。
その高身長でかつ引き締まった体躯は山のごとく、その鋭い眼光はまるで鬼のよう。
そんないわば時代錯誤の変質者は、眼前のラーメン屋の入り口に手を掛けて
勢いよく力任せにがらりぴしゃんと押し入った]
― 東ブロック/隠岐工房/母屋 ―
[遅れて、目の前の異風な彼女に"吸い取られる"ことに気付く。
内側に向いているはずのものが外へ向かう感覚 ――。]
あー、まずねー。
勘違いを正してもええでしょうか。
[お世辞にも綺麗とは言えない床に正座をした。]
私は使い魔の儀式をやった覚えないんやけど。
あんたどちらさんかな。
……なに?
[織田信長という名前を聞いて、眼光に今までとは違ったものが混じる]
若殿と大殿を間違えるだけに飽きたらず、大殿の諱(いみな)を軽々しく用いるとは、貴様命知らずか?
[今にもつかみかからんという風で詰め寄って、数度歯ぎしりを鳴らす。そしてしばしのあと、遙水の目に邪念が無い事を知って、ため息一つ]
ああ、わかったわかった。やれ、時代で礼節も変わるものだな。
目上の人物を諱で呼び捨てる世の中になるたあ思わなんだわ。
改めて名乗ってやる。我が名は長可(ながよし)。森武蔵守源長可(もりむさしのかみみなもとのながよし)。字(あざな)は勝蔵(しょうぞう)。まあ、好きに呼べ。織田中将信忠様の家臣だった男だ。
[彼は呆れ顔を隠さず、そう名乗った]
ランサー は肩書きと名前を ランサー 森長可 に変更しました。
杯少佐!
小生、本日の巡回業務を至極全うにむしろ円滑にむしろ円満に完了を報告する所存であります!
[付け加えるならば、その眼光は狂気に濁り切っていた]
機械か、君とは逆を行くものだね。
だから無理になじまなくても良いと思う。
どうしても必要となったらその時に使い方を教えるよ。
[「森の中が落ち着く」その言葉に期待した英霊である事を確信した。
第一段階はひとまずクリアできたようだった。]
一応この公園の近くに拠点は用意したよ。
森の中までは行かないけど公園の緑だけでもどうかなってね。
[サーヴァントを召喚するに当たって緑が必要であろう事は分かった。
だからこそ野拠点の位置だった。
また、近くに住宅地が少ない事も戦争には好都合だった]
セイバーはアイヌ系なのかな。アイヌっていうとアテルイとかぐらいしかわからんなあ。しかもアテルイも名前しか知らん(ぉぃ
いつも思うけど、聖杯ってどの程度まで知識をくれるんでしょうね? 二次創作をチラ見してると「なぜそんな事を教えたwww」みたいなのをたまに見かけるけど。
ちょ、ちょっと。
[詰め寄ってくるランサーに一歩下がる。
なるほど、息子の方か、と合点がいく]
軽々しくって言うけど、あなたがいた頃から何年経ったと思ってるの。
歴史の教科書でも他の媒体でも、大体その名前で書かれてるわよ。
目上って言われても、会った事もないし。
肖像画の中の人物だもの。
[名乗る名前は全部覚えた方が良いのかなぁと思ったけど、そう長いわけでもない。好きに言われて少し悩んだ。
あんまり敬称とかつけたくないし。かといって呼び捨てにするのも今の詰め寄り様を考えると若干怖い。
でも好きに呼べって言われたんだから文句言わないよね?]
らっしゃーい。
お客さん、うちはぼろいんだから、もちっと丁寧に扱っておくれよ。
ガラス一枚入れるのに、ラーメン何杯いると思って……
しょうさ?
ニイさん、あんた、頭でも打っちまったのかい?
じゃあ、むーさんで。
[無難なところに落ち着いて、とりあえず呼んでみた。
勝ちゃんと呼んでみたくもあったのだけど、呼んだ途端斬られそうだし。
武蔵から何か広げられないかとも思ったけど、その内気が向いたら広げてみようって事で]
とりあえず、ここの説明をするわ。
静かな方が良いかなと思ってここは地下だけど、私達の拠点はここになるわ。
一応感知されないように結界は張ってるけど、あんまり目立たないようにね。
上に行く?
村の設定が変更されました。
― 東ブロック/隠岐工房/母屋 ―
[目の前の女性の様子に>>71>>74、どうやら何らかの偶発的な事故でもあったらしき事に気づき、魔方陣の上にどっかりと胡坐で座りなおす。
しかし目の前の女性が正座になったのを見て、慌てて正座に直し、長い袖を胸の前で合わせて深く一礼した]
ああ…これは失礼いたしました。
私は……名前を言うならば、
姓は張、名は良。字は子房。張良と申します。
非才ではありますが、かつて皇祖皇帝陛下―――
劉邦様の下で軍使として仕え、漢帝国の成立に微力なれどお力添えいたした者。
…もしや、本当に私を呼び出されるおつもりはなかったと?
異邦人 キャスター は肩書きと名前を キャスター 張良(子房) に変更しました。
―いつか/どこかの夜道―
んー……?
[一人の女性がとてとてと夜道を歩く
長い黒髪に着物を着て、街灯が照らす中のんびりと
いや、とてとてと…とは少し間違った表現か
見た目的にはそんな感じの歩みではあるのだが……
その歩みには"音"が一切ないのだから]
[さて、音もなく歩くこの少女
それは所謂音を消して歩いてるというのではなく
正に此の世ならざる者であるかのように、純粋に音がない
さて、そんな傍目には奇妙不可思議に移る少女はというと]
んー。
……此処、何処なんでやがりましょう?
[首をかしげて、そんな事を呟いていた**]
何年? ふむ、この時代だと俺の死後四百年といった所か。俺のいた頃から四百年ほどもさかのぼると……鎌倉や六波羅が破られし頃だな。
あの時代ももののふの時代であったが、当世にもののふはおらぬと聞く。未来とはつくづく読めぬものよ。
[本能寺の変事を思い、少し視線が揺らぐ。そして、]
む、むーさん?
……それも当世風の呼び方、なのか?
[頭を抱えた。当時もかぶき者というのはいたものだが、これが余の常識だとすると、この時代のかぶき者とは一体どのような輩だろうか]
ふむ、此処が拠点か。まあよかろうさ、不足はあるまい。
まずは一通り、この屋敷といまの状況について話を聞きたい。上とやらが都合良いのならそうしよう。
あとは、茶を一杯もらおうか。おなごと言うなら、女の嗜みぐらいは心得ておろう? 小娘よ。
[ランサーは、にい、っと意地の悪い笑みを浮かべた]
14人目、アーチャー がやってきました。
アーチャーは、村人 を希望しました。
−東・図書館屋上−
[古びた図書館のその屋上、配水タンクの上に影はある。
すくと立ち、風を読むように広がる空と眼下の街を眺め
身を煽るように吹く一迅に目を細めたかと思うと
右の親指と中で形を作るようにして]
───。
[空気を震わす音は一条。
空を射抜く矢のように響き、男の上を旋回するように
羽ばたく音を伴って鳥影が過ぎる。
男はこれを見上げて口元へと
少しばかりの満足そうな笑みを結んだ]
そうよ、400年も経てばみんな刀も持ってないし戦もやってないし服装だって着物も袴も着てる人少ないんだから。
鎌倉と戦国ならそこまで差はないイメージだけど……。
[呼び方が気に入らないらしい。頭を抱える様子が気になったけど、それで呼び方を一々変えるのもなんだし]
今風っていうか、呼びやすさ?
判る人にはわかっちゃうんだもの。
なんなら勝ちゃんでも良いけど。
[ショックから立ち直ったのか、浮かべる笑みに内心で舌を出した]
お茶くらいなら、入れられるわよ。さすがに立てる道具なんてないから煎茶くらいしかないけど。
[そう言うと、地上へ続く階段へと向かった]
な・・・・・・何を仰るか少佐殿!
我ら、天皇陛下の御意思を実現する為に、その身を大日本帝國へと捧げた間柄ではありませぬか!!
しかして!
腹が減っては戦は出来ぬといいまして!
恥ずかしながら小生、ラーメンを所望したい!!
― 隠岐工房/母屋 ―
ちょうりょう、さん。
ちょうりょう。張良……? て。
[>>81目の前の謎の塊はそう告げた。
衣装に見覚えはなくとも、名は知識の端に積まれている。
だがそれは ―― 二千百年以上も昔の人物の名。]
なるほど。説明も間違うてはらんね。
でも……。男やなかったっけ。
[ぶつぶつと呟きながら、彼女?彼?の質問に耳を傾ける。]
うん、他の要因もあるけどね。
あとは、拠点も緑化処理を施してあるから安心して。
もうそして拠点にまもなく付くよ。
あそこだ。
[指を刺しながら足を速めた]
うん、他の要因もあるけどね。
あとは、拠点も緑化処理を施してあるから安心して。
もうそして拠点にまもなく付くよ。
あそこだ。
[指で拠点を示しながら足を速めた]
[目の前の張良とやらは、疑問の塊。
言葉が全て嘘であり、不法侵入者であると結論するにしても
彼女がここに侵入した方法を考えなければならない。
だが、現象は"目の前"で起こされた。]
ほやね。
私は呼び出した覚えあらへんよ。
そもそもあんたが"あの"張良さんやとして ――
そんなん、呼び出す知識も技術もあらへんし。
あったとしても、私の魔力だけではそないなことようせんし。
…………
ほんでに、張良さんの言わはることが成立するんは
何か私以外の別のもんの力を借りるか
私以上の技術と魔力を持った人が呼ぶしかないんやけど
―中央ブロック・拠点―
[拠点は古い屋敷を借りていた。
そして、出きる限りの緑化を行っていた。]
では、君の真名を教えてくれる?
先程からの話からして、僕の想定と相違ないと思うけど。
だからこそ、こんな拠点を用意してみたんだよね。
[緑化作業は骨が折れた。
おそらく、それが無駄になっていないだろう。
そんな気持ちで思わず顔が緩んでいた]
ああ、失礼!!
僕が名乗るのが先だね。
僕は四方天・ウィルフレッド・転といいます。
一応、この日本の血も混ざってたりします。
魔術師で、僭越ながら根源を目指してます。
その過程というか諸々で今回この戦争に参加してます。
改めてよろしくお願いします。
[一気に自分の都合をしゃべった]
そ、そうか!
[ポンと手を合わせる。]
あんた、腹が減りすぎておかしくなっちまってんだねぇ。
任せときな、アタシのラーメンで、目を覚まさせてやるよ。
[麺を茹で
スープ注いで
できあがり
一杯、心の俳句。]
さぁ、こいつはアタシのおごりだ。
遠慮なく食べてくんなぁ。
[男の前に魂の一杯を差し出した。]
勝ちゃん……。正直、その感性がつかめぬ。
それはお前が変わっておるのか、それが当たり前の世の中であるのか、どちらなのやらな……。
[どうやら難儀しそうだと、苦笑いをしながら]
ほう、ならば馳走になろう。茶道具の一つもあれば手にとって眺めてやろうと思うたが、無ければ是非もない。
なに、茶をもてなすは形ではなく心と天王寺屋の宗及殿も言うておられた。不味くなければよいわ。
[そう言うと、遙水の後について階段を上った]
こ、これは・・・・・・
[ごくり]
この透き通った醤油の出し汁、平成のラーメンブームとはまったくもって一線を画する完成度、まさに大日本帝國が生んだ至宝の一杯!
[丁寧に割り箸をぱちりと割り、そのラーメンに箸をつける]
くっ。
なんてことだ。
今更ながら同胞イタリアが最前線でパスタを茹でた理由が判明した気がするであります!
この味はまさに2階級特進ですぞ杯准将!!
[ずずずっ]
[肩と地が平衡になるように持ち上げた左拳を見た鳥は
拳を覆う弽へと、すうっと滑らかに舞い降りた。
肘を曲げることでその影を引き寄せて
不要な傷や汚れのないことを確かめながら首を傾げる]
どうだ龍城(りゅうじょう)、調子は。
[足首に鹿革の帯を結んだ鳥へと問う。
落ち着きもあり、不要な遊びもしてこなかったと見えれば
それほど悪い街ではないように判断する]
というわけで杯准将、小生まさに第三次世界大戦たるこの聖杯戦争に、生きた英霊むしろ英霊むしろ隷属的階級にて馳せ参じた所存にございまする。
[小腹が満たされ心も優しくなった模様]
― 隠岐工房/母屋 ―
[目の前の女性があくまでも自分を呼び出すつもりがなかったということを確認して、一瞬だけ目を閉じ考え込む様子を見せる。やがて、その目を見開いた]
…ええ、確かにそのとおり。史書では私は男ということになっているはず。女が軍策を説いたところで、それを本気で用いようとする者などおりませんでしたから。
…私の一族を皆殺しにした贏政…始皇帝の頭蓋を鉄槌で砕かんと決めたときから……
そうするしかなかったのです。
そうですね、貴女だけの魔力で私を呼び出せたわけではないでしょう。
ご存知ありませんか?望めばあらゆる願いを叶えられる、天意に基づく万能の願望機の話を……
それを得るための儀式をあなたが行われたのではないかと思ったのですが。
[雲は空を流れ、男の上に薄く影を作り
また風と共にどこかへと]
ここが、吾達の次の戦場らしい。
…まったく、これだけ世の中が変わったというのに
人の業とはまこと罪深いものだと思わんか。
[やや古風な口ぶりは男の見た目にはつりあわぬ。
二十代も前半、下手をすれば十代。
加えて、鳥を据えるその有様もまた異質であった。
龍城、と呼んだ鳥と共に改めて街を見下ろし、嘆息を隠さない。
英霊を喚んだ魔術師は、この建物に用があるらしかったが
自分を呼んだり、現れたりする気配は未だないので
まだ少し時間が掛かるのだろうとあたりをつけるのは簡単だった]
感性って言われても、だって武蔵さんじゃだめだし長可さんでもだめだし森さんもだめだし、かみさんって言ったら奥さんの事だし、ならどこか一部を取るしかないでしょ?
気にしない気にしない。その内慣れるってば。
[階段を上がりながら言うと、背中に掛かる言葉にぴくりと眉が動いたけど。
上に昇れば丁度玄関で、折り返すように廊下がキッチンに向かって延びている。
工房にもなるようにと用意された家で、割合広い。
廊下の壁には扉が一つ、リビングに続く扉だ。
そこを無視して奥の扉まで行くと、リビングと繋がったキッチンに出る]
そっちの、椅子に座っててくれる?
お茶を用意するわ。
[ついでに、テレビのスイッチも入れておいた]
ひゃひゃひゃ、ラーメン一杯で少佐から准将に昇格かい!
ニイさん、あんた面白いお人だねぇ。
[手を打ちながら、ラーメンをすする男を愉快そうに見た。]
せいはいせんそう?えいれい?
……はっ、そうか!
つまりあんた、行くあてがないからうちで働かせて欲しいってんだね?
いやぁ、近頃は肉体労働がつらくなってきて、ちょうど若くて活きのいいのが欲しかったところなんだよ。
ニイさん、よろしくな!
― キイッ… カシャ…ン
[拠点の門扉が小さな金属音を立て開いて閉じる。
家主は召還による多大な魔力の消失と、疲労によって微睡んでいるらしい。
この時代には豪奢と呼べるほどの敷地と建坪の館である。
用心深い性格らしく十分すぎるほどの結界も張ってあった。
だが、見上げる女は… ]
馬小屋であろうかのぅ…?
まるで幼子のするような結界ではあるが、、
[指を小さく弾く。と 結界の上から目に見えぬ茨が、更に屋敷を覆い隠すように包み込んだ。]
ほほほっ 今宵は十分に休むが良い。
[優雅なヒールの靴音は
南ブロック〜西ブロックへと消えていった]
/*
Q:なぜ張良が男設定なのですか?
A:1.司馬遷が「なんかごつい男かと思ってたら美女みたいだった、あと病弱だった」って公式で言ってる
2.司馬遼太郎の小説で
・劉邦に「俺の先生になってくれ」と言われて頬を染めた
・助走したら類稀な美少女になってしまうと書かれた
・劉邦の命を助けるために項伯に向けて恋する少女みたいな目で訴えた
・劉邦を諌めるために足を踏んづけて止めた
・なんだかんだでダメ人間の劉邦についつい尽くしちゃう
どうみてもヒロインです本当にありがとうございました
― 隠岐工房/母屋 ―
…………。
[声は穏やかながら、言葉には不穏ないろが見え隠れする。
それに頷くでもなく、首を振るでもなく、瞬いた。
張良に結論が出ない以上、彼女の言葉に応える権利は無い。]
万能て言葉はあんま私好きやないんやけど、
つまり、私が何らかの経緯で万能の願望器を利用したと。
[張良の向こう側で、水槽の泡がまた一つ、浮かんでは消える。]
うん。"それ"やったら多少聞き覚えはなくはないないね。
儀式は……あー、どうなんやろ。
[彼女が現れる前に浮かび上がった召喚陣のようなもの。
床を指で摩れど、その痕跡は見当たらない。
記憶にだけこびりついた証拠物件は、断片と断片を崩して繋ぐ。]
かみさんなどという呼び名が候補に挙がる時点で面妖に過ぎるわ。
……ふん。
[椅子にどっかとばかりに腰を下ろすと、遙水の動きをちらりちらりと見る]
気の強いおなごであることよ。室よりは武者に向いておるかもしれん。……いや、もののふになど、なるものではない、か。
[自嘲気味につぶやくと、テレビなるからくり箱に視線を向けた。なにやら不思議な格好の女子が珍妙な唄と舞を披露している]
これではむーさん呼びもやむを得ぬ、か。
[「きゃりー」だか「ぱみゅー」だかというらしいおなごを見つつ、ため息一つ]
筋は、通ってはるかもしれへんね。
[筋は通っている。
しかし、今しがた解消されかけた疑問が疑問を呼び込んだ。]
でも、知ってる言うてもほんまに聞いたことあるだけやし。
そもそも万能の願望器って何でも願い叶えるん?
叶えるとして、どうやって願い叶えるん?
[家系の巻物に記された、奇跡を象徴するシロモノ。
あまりにも謎が多すぎる眉唾もの。
取っ掛かりもないそれは、こうして疑問として提示される。]
[目の前に疑問があるならば、否定し、解し、壊さなければならない。
目の前に疑問があるならば、肯定し、接続し、再生しなければならない。
目の前に疑問を差し挟む余地があるならば――最小単位にまで分解し、最大単位を得る為に再構成しなくてはならない。]
そもそもどんな形しとるんかな。
中身はどんな構造なん………おっと。
ごめん。
[矢継ぎ早に質問しかけたことに、愛想笑いを落とした。]
―中央ブロック:古い屋敷―
――――道を極めようとするひと、か。
[ならば、礼には礼を。
彼の流儀で正式な挨拶のしぐさ。
いまはもう、喪われつつある少し風変わりなもの。]
“私”は《ポンヤウンペ》。
かの大地――――アイヌに語り継がれるもの。
此度は剣の英霊……
《セイバー》として、汝が元に現界した。
[うつくしい細工の施された鞘に納められた刀を横に持ち、掲げるような礼をとり、そして静かにおろす。
一連の動きは、舞いにも似ていた。]
セイバー は肩書きと名前を セイバー ポンヤウンペ に変更しました。
成程!
准将の命令とあらば了解致した!
[腰の日本刀を引きぬき]
この大日本帝國軍曹、不肖舩坂弘!
天皇陛下と国家と杯准将の作るラーメンの為に、この制杯軒を守りぬいてご覧に入れよう!!
[抜き去った日本刀には、誰のとは言わないが血糊がべっとりとついていたが、それをむしろ誇らしげに天高く掲げた。
結果、天井に突き刺さった]
がっはっはっはっは!!
[全く意味不明だがツボに入ったらしく、豪快な笑い声を放った]
バーサーカー 謎の軍人 は肩書きと名前を バーサーカー 舩坂弘軍曹 に変更しました。
[微かに漂う森の香り。
引き締まった表情は
不意にいたずらな笑みにかわる。]
……アイヌ、とぼくらは呼ばないけど、
この方がこの時代、通りがいいかと思って。
君の予想は当たっていたか?
[何かまだ本調子が出ないのは不完全な召喚のせいか、それとも生前に病弱ですぐに寝込んでいたためか。こめかみを押さえながら、床に座り込んで言葉を続ける]
やはり、聞き覚えはありますか。
意図したものでないとすれば父祖の力を借りたものか、それこそ天意とでもいったところか。
私も良くは存じませんが、それこそ因果を捻じ曲げるような、いかなる神仙でも叶えること能わぬような願いでもかなうとは覚えがある。
願いを叶える方法?……本当にご存知ないのですね。
私は軍師としての引退後に俗世を離れ、仙術を扱う同士となりました。貴女方の言葉なら仙人といった方が覚えがよいか。・・・即ちきゃすたー。
他に剣、槍、弓、それらを得意とする古今の英雄大聖が私と同じように呼び出される。
彼らを全て屠った者だけが聖杯を手に入れる資格を得る・・・ 戦です。
戦ですから命を失う恐れもある。
え、だって真名を推測されないように呼んだ方が良いでしょ?
[お湯を沸かしている間、既にポットに入っていたお湯で湯呑みを温める。
母親は魔術師ではなく、いわゆる一般人との間には母親がいつも立っていて、それは礼儀にうるさい母親だった。
姉に続いて稽古事だのやらされたのは中学生くらいの頃だ。
茶道もやったけれど、お菓子を食べるのが楽しみで続いていたようなもの。
BGMに流れている曲は知ってはいるけれどテレビやラジオから流れるのを知っていたけど、この位置関係とお茶をいれる構図という場面に、非常にそぐわない気がして。
チャンネルを間違えたな、と少し思った。
急須も温めて、湯が沸く頃茶葉を入れお湯を注いだ。
少し蒸らしてから、ランサーの方へと運ぶ。
ついでに、羊羹を一欠片皿に載せた]
もっとも、聖杯といっても仮の名前。
それは大道に合致して太極からいづるもの…
名などあってないようなものかもしれません。
実を言うと、こうして呼び出されたのは私にとっても好都合である事。
…私にも一つだけ、願うところがあるのです。
そのような願い… 貴女にはおありか?
[一度に質問をまくし立てる彼女に少し苦笑しながら、彼女の様子を伺った]
おいおいニイさん、元気なのはいいが、店を傷付けないでくれよぉ。
[舩坂と名乗った男に貫かれた天井を仰ぎ、苦い顔をした。
職業柄、血は見慣れているため、さして驚きもせず。
暖簾をしまい、閉店の準備を手際よく進める。]
とりあえず、二階の空き部屋をニイさんに貸してやるから、寝泊りには困らねぇだろ。
部屋代は給料から差っ引くからな。
明日は3時に厨房だ。
寝坊すんじゃねぇぞぉ。
[一通りの説明を終えると、首をコキコキと鳴らしながら二階へと消えて行った**]
―西ブロック:商店街―
[高級ブランド婦人服のショーウィンドウの前で、靴音は止まる。
中には今年入社したばかりであろうか。
着慣れぬ高級ブランドに身を包み、居心地が悪そうな店員が早めの閉店準備を始めていた。 女に気がつくと
―いらっしゃいませ。―
慌てて手を止めて、扉を開き中に誘った。]
そなた…乙女であるか。
[女は店員の顎を指先でしゃくり、うっとりとした眼差しで見つめる。]
[ばさ、と、鳥は羽ばたいて
風に乗るを求めるようにちらちらと主を見る。
待つことに慣れた男とは違い、
鳥はどこか開放を常より求めているもの。
見やる男の表情に乗るのは少しの苦笑]
…すまんな、少し我慢してくれ。
手隙になれば自由にさせてやることもできようからな。
[ぱたん、と大いなる不満を羽ばたきに忍ばせ
それから龍城は大人しくなる。
鳥は、それだけ男に慣れていたし
忠実というか、戦友のような存在に違いなかった]
― 隠岐工房/母屋 ―
大丈夫?
かなんかったら場所変えようか?
[こめかみを押さえる様子に、首を傾げる。
その後に語られた言葉に対する答を練りながら、
女主人は、ゆっくりと立ち上がった。]
うーん……その辺はまた後で調べてみるとして。
その、なんかえらいことに巻き込まれたんはええとしてや。
いや、あんまりようないけど。
[机の上に置かれた様々な器具は、どれも使い古されている。
緩い歩みで近付いて、デジケーターに手を触れて、離した。
中には特に何も入っていない。]
今欲しなったもんは置いといてー、そやね。
[また少し歩を進めて、"女"の入った水槽に手を伸ばす。
指先がついて、遅れて掌をそえた。
もう片方の、上半身だけの"形"の入った水槽を見やりながら]
この世の全てが知りたい。
無理やろうけど。
ほんでもって、この世にないものを創りたい。
[水槽の中のものを見つめて、曖昧に笑う。]
無理やろうけど。
了解致した准将殿、明朝まるさんまるまるにて上陸作戦を決行致しまする。
過酷な作戦ですな、アンガウル島の決死戦を思い出す次第であります。
それでは、本日は休息むしろ急速むしろ休足を頂きます故、失敬!
[舩坂はそう丁寧に挨拶をし、堂々と二階への階段を登っていった]
意図について疑問を差し挟んだわけではないわ。発想が面妖だと言うておる。俺もかつては発想が人と異なるようだと言われたものだが、この現代においては霞むというもの。
大殿……信長様がこの時代の話を耳にしたならば、大層悔しがられたであろうな。なにしろ面妖事に目がないお方であられた。
[辺りを眺め回しているうち、遙水が茶と羊羹を持って来た]
では、頂こう。
[口元で香りを確かめたあと、無造作にぐいっと飲む。そして羊羹を一切れ口にほおばって、むしゃりむしゃりと荒っぽく食べ、]
悪くない。後は慎ましさだけだな。
[もう一口茶を飲んでから、]
で、戦は近いか? それともまだ時はあるのか?
[一先ず、状況について尋ねた]
うん、当たってた。
本当に良かった……。
君のいう通りでさ、大変なんだよ緑を作るってさ。
だから無駄になってたら落ち込むところだったよ。
本当、君がポンヤウンペでよかった。
[心から安心した様子で語る。
顔にはきっと安堵の表情が浮かんでいただろう]
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