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読者モデル ミライ に 11人が投票した。
闇の眷属 シオン に 1人が投票した。
ボンボン ククイ に 1人が投票した。
マイペース アオイ に 3人が投票した。
読者モデル ミライ は村人達の手により処刑された。
次の日の朝、オカルト部 マコ が無残な姿で発見された。
次の日の朝、クール ヒビキ が無残な姿で発見された。
現在の生存者は、闇の眷属 シオン、軽音部 エニシ、モテ願望の強い キイチ、放送部 アリサ、学生漫画家 シズク、バレエ部 ミサ、在日 セボ、ボンボン ククイ、バカップル ミウ、帰宅部のエース ヤクモ、テニス部 サヤ、巫女 コトハ、マイペース アオイ の 13 名。
長年共に過ごしてきた級友を死に至らしめるほどの呪い。
かれらを突き動かすものとはなんでしょう。一体如何してかれらをこうまでさせるのでしょう。
足元から蟲が這い上がってくるような不快感。押し寄せて来たに怨毒に、彼らは打ち際に落ち散る木の葉のように浚われて行った。
目や鼻から一筋二筋、何筋もの血が流れる凄惨な死体が二体。
長年共に過ごしてきた級友を死に至らしめるほどの呪い。
かれらを突き動かすものとはなんでしょう。一体如何してかれらをこうまでさせるのでしょう。
足元から蟲が這い上がってくるような不快感。押し寄せて来たに怨毒に、彼らは打ち際に落ち散る木の葉のように浚われて行った。
目や鼻から一筋二筋、何筋もの血が流れる凄惨な死体が二体。
寝静まる生徒たちの間を踊るように縫う白い足。長い桃色の髪を垂らした誰かが、その亡骸を見てくすくすと嗤った。
『──わたしの痛みはこんなものではなかった。
──わたしの苦しみはこんなものではなかった。』
誰もがよく聴き馴染んだ声で。いっそ慈愛に満ちた甘い甘い口ぶりで。死に顔を細い指が撫でる。それは本当に、やさしいやさしい、手つきでした。
『惨苦とは理不尽に起こるものです。せっかく外に出たのだもの。もっともっとわたしに見せて。もっともっとわたしを魅せて。』
然して──けぶったような青白い夜明けに融け入るように、彼女の姿は薄らいでいった。
「おはよう。」
……ミライから返事が返ってくることは、もうない。
必ず、むかえにいかなければ。
「……まこが、辻占狂人だったみたい。まこ、ありがとだね。
ひびきは、えにしを占ったのかな。これは。
ちょうどよかったね。混乱させられるよ。」
殺したのが、仲間でも。
まずは、私たち3人が、だいじだ。
「結果は、じょうじょう。昨日の分を取り戻して、あまりあるよ。
えにし、ないすはんだん、ありがと。」
「……あとは、いかに、処刑にひっかからないか。
そして、きつねがだれか。
だれを殺すか、よくかんがえよう。」
「……っは、……はあ……」
ひどい夢を見た。全身から熱が引いたような寒さに襲われて、オレは目を覚ます。なんで目が覚めたんだろう。寝つきはいいほうなのに。
自分で買ったお茶でも飲もうと思って、立ち上がる。その後で、鼻につく異臭に気づいた。
目に飛び込んできた赤にすぐ反応出来なかったのは、きっと脳が認識することを拒んでいたから。
だって、二人とも、話してたんだ。さっきまで、さっきまで──!!
「……マコ!!!! ヒビキ!!!」
オレはその場で尻餅をついた。
呪いが呪いたることを、ようやく理解する。
「なんで二人死んでるんだよ、おかしい、だろ? だって、昨日は誰も死んでなかったのに……!」
やっぱり、これは悪い夢なんだ。そうじゃなくちゃ、説明がつかない。
生ぬるい血が、俺の手まで流れてくる。
誰か、誰か助けて。そう願っても、助けてくれる人はいない。
「いけない。忘れていた。ひとつ確認。」
「今日、占い師を守った狩人・闇狩人には、占い師の、しんがんが、ついた。今後名乗る際は、気をつけて。」
スケッチブックの切れ端に、整理する。
本物の狩人(自覚済)
・ヒビキを護衛→死んでいたことから、逆呪殺と判断可能
闇狩人
・ヒビキを護衛→闇狩人と判明しない。襲われたのは、マコで、ヒビキは逆呪殺と判断可能。
・マコを護衛→闇狩人と判明。襲われたのは、マコ。つまりヒビキは逆呪殺と判断可能。
「今日占い以外を守ったひとと、霊・狐・公には、どちらが逆呪殺かはわからない。
せいりすると、これで、いいはず。」
『明日原さんはモデルをやっているそうだ。
高校生になってようやく読むようになったファッション雑誌。その四角く区切られた世界に映る明日原さんは、どんなファッションでも完璧に着こなしてみせた。
わたしは鈍臭いせいでよく彼女を怒らせていたけど、それでも明日原さんが好きだった。憧れていたと言っても過言ではない。
スタイルといえば、大柳くんはかなり身長が高い。
最初は少し怖い印象を受けたけど、話してみると穏やかだ。実はしばらく、昔飼っていたフラッティーに似ていると思っていた。黒い毛並みが美しいフラットコーテッドレトリバー。
自分でも信じられないけれど、一度だけ大柳くんをその飼い犬だった“ブラッディ”と呼んでしまったことがある。
山田くんがなぜかその単語に強く反応したのが、恥ずかしくもあり、面白くもあった。』
───七原南のいつかの回想
>>0 セボ
不安で仕方なかった昨日とは変わり、少しだけ楽に眠ることができた。
そんな時セボの声が聞こえてきたので向かうと…
「おはよ…そうか、今日は2人も…」
ミウは泣き疲れて眠ってしまっていたようです。顔をわずかにあげると二班の二人が目に入りました。
今日もミウたちは生きられた。ミライとのことが胸の中でもやもやと引っかかっていましたが、今はこの生を噛み締めようと細く深く息を吐き出します。
「──……。……え?」
セボの悲痛な叫び声でミウはハッとしました。そして、彼の視線の先を辿ると、ミウも「きゃっ」と短く悲鳴をあげます。
恐怖で座り込んだまま壁に背中を押し付けて、込み上げてきた胃液に思わず噎せました。
「…………わぁっ!」
勢いよく飛び起きる。
周囲を見回し、ここが集会所な事を認識してからは力んでいた肩を下ろす。
「……夢、よね?びっくりしたあ。
……とりあえず、結果を言うわね。
ミライちゃんは【人狼】よ。
彼女とは、インスタ映えすると噂のカフェでケーキと紅茶を楽しみながら、2時間みっちり話を聞かされたわ。
恋話、先生や皆の愚痴、私への質問攻め……夢とはいえ、ちょっと疲れたもの。
話し終えたら満足してくれたのか、自分の正体を教えてくれたけど。
でも、最後の最後に怒るのは酷くないかしら……思わず、叫んじゃったじゃない。」
眠気の残る目を擦りながら、はあと小さく息を吐いて、落ち着いた、その時だった。
ヒビキ君と、マコちゃんの遺体が目に入る。
「……………………え?」
今日は、2人もいるのね。なんて言葉より早く、顔色は蒼白に染まり、その場に蹲ってしまった。
えっ…あっ……!
[覚悟はしていたのだが。]
ヒビキくん…マコくん…
[脳が現実を受け入れない。叫びそうになるのをぐっと堪える。堪える代わりにとめどなく涙が溢れてくる。アリサはそれを堪えることはしなかった。]
……【ミライちゃんは、人狼だった】。
「【ミライちゃんは人狼だった!!!!】」
[…それはなにかを振り払う様に。]
「…勝手な判断ををさせてもらう。【真なる占い師は大柳 響】だ。
彼の者が昨夜言っていたことが、事実ならば【十堂 葵、不破 縁のどちらかは、呪狼である】」
セボの声で目が覚める。
ガバッと飛び起き、寝癖が残ったまま、重たい瞼を意地でもあけながら辺りを見渡す。
「ヒビキ.....マコ.....??」
流石のアオイも胃酸が逆流してくる。胃酸を戻そうと口の中が唾液でいっぱいになる。
(耐えろ...)
深呼吸をする。何回も何回も。肩で息をする。
昨日の寝た後のボイスレコーダーを聞き直す。
顔が強ばる。また怒った表情をしているだろう。ミライに文句つけられ泣きそうになってるミウが容易に想像出来る。
(こんなだったのか...?いじめも嫌いだったと言う事も。)
のらりくらりと躱してきたアオイには到底わからないものだった。だからこそクラスメイトは友達であり、綺麗なモノだと思い込んでいたのかもしれない。
「結果は、確認した。ククイの結果待ちだが、ミライは狼であるという解釈でほぼ間違いないのかねェ
あと、昨日のヤクモのように今日俺に3票入ってンのは気になるな」
意識を取り戻した瞬間から絶望の色が空気を満たしていた。
「…………っ」
あまりにも凄惨な二人のその姿に言葉を発せない。
吸って、吐いて。呼吸することに意識を集中させる。
「……【明日原さんは、狼やった】」
「二人のうちどっちかが、呪狼を占ったいうことやな」
「山田くんの話、聞こえたわ。
本当なら、本物は大柳くんやったってことになる」
「……」
所在無く立ち尽くしていたが、力が抜けてその場にどかりと腰を下ろした。
「マコは占い先を言わずに...そうか」
「ヒビキは俺とエニシ、シオンを占い先にしていたんだな」
そう、思いふけっているとミウとシオンの会話が聞こえた。
(俺かエニシが呪狼?好きに言ってくれンじゃん...)
グッと手を握りしめる。
「敵をとる為にも冷静にならなきゃ」
ヒビキとマコの死体を近くに寄せる
「お前ら、本当は仲良いのにな。仲直りもせず、こんな別れ方なんて最悪だよな」
拭うものはもっていない。ジャージの袖でマコとヒビキの血を拭う。目を伏せる。
胸から何かが湧き上がってくる。視界がボヤける。
涙が落ちそうだ。
「……霊能のうちわけは、よくわからない。
しおんの言葉を曖昧にしておきたいけど。敢えて、どちらかはまこを守った闇狩人として出て行く、とすることもできる。うーん。」
「どちらかは、闇狩人、どちらかは狩人として勝負するのがぶなん。
わたしは、表でまこを真寄りでみていたから、闇狩人に見せてもいいかもしれない。とは。
ただ、いま疑われているのは、えにし。
うまくすれば、今日あおいを処刑に持って行けるから、悩みどころ。」
「わたしは表には昼前にでる。つもり。
他にいい作戦があれば、おしえてほしい。」
「うーん。みらいが確定狼になってしまったね。遺言がどうころぶかびみょうだから、さやは、あえて残す選択肢もあり。」
「そっか、ミライちゃん、呪われてたんだ。
みんなを殺したんだ。オレのことスキって言ってまで、生き延びて。みんな殺したかったんだ。……それくらい、憎んでたのかなあ……」
そりゃ、オレだって嘘だってわかってたけど。
分かってたけど、心に澱みが溜まっていく。オレらしくないって笑えない。たくさん悲しいことが起こりすぎて、一体何に苦しんでるのかさえ見失ってしまいそうだ。
「まこを守って闇狩人が発覚した、と名乗る場合は、第一声でいう。
ただ、これもきけんではある。まよいはある。ひびきが本物と確定してしまうと、ぐれー、が、せばまる。
もし、ふつうにかわすなら、結果は言わず、さやあたりを守ったことにしても良い。」
「……ごめん、こっちにも、しばらく、反応できない。」
「2人…」
ミライも含めて、3人。一気に減ってしまった。シオンの語ったことに、幾度か頷く。
「そうね、その考え方は合っていると思う。それが本当なら、ヒビキが占い師だったみたいね。」
手近にあった水を、一気に飲み干す。
「ミライは呪われていた。それが霊能者の総意ね。うん…」
納得してしまった。最後の余りにも醜く藻掻く様が、脳裏に残っている。それを振り払おうと、シャワーへ向かった。
おはよう。
………悪くない判断だったが、これで余計に俺が怪しまれることになったな。ダーヤマの発言力を抑えないと俺かアオイが今晩の処刑かもしれない。
分かったことは何点か。
必然的にミウは狩人ではない。つまりアオイを護衛してないってことだ。
それと、アオイは狐だな。下手にそれがわかっていることをアピールするのはまずい……。ってことか。
ダーヤマは狩人で間違いないだろう…。まずいな。一言目の発言はみんなに印象を与えやすい。
…俺もまだどう出たらいいかわかんねえ。でも早めに出とかねえとな。
「うそ……やだ……なんで…………?
ぃ………いやああああああああああ!!!!!!!!!
大柳くん!!!マコちゃん!!!
やだ!!!起きてよぉ!!!!!!!」
…初日の被害者無しを逆手に手応えがあったと言ってみむるか?まあ今日生き残れたとしても、明日俺が死んでなければ疑いの目は向けられるだろうな。
正直悩んでる……
ひとまずはサヤ護衛したこと、初日の回避は自分ではないこと、真偽は分からないこと。
これでアオイに怪しいという目を集中させられないかやって見る。
蹲り、乱れた呼吸を整えていたが、大分落ち着いた。
まだ眩む頭を抑えながら立ち上がり、昨日夜から聞いていないボイスレコーダーを手に取る。
音声を聞き返していると、そこには嘆き、悲しみ、怒りといった負の感情の循環が凝縮されたような、そんなクラスメイトの声が録音されていた。
「……………そんな……。」
思わず、声が漏れる。
ミナミちゃんの物がたまに紛失したり、お昼ご飯の時にクラスにいなかったりしたのは……と今気づくには遅すぎる事が脳内を巡る。
前に、一人で探し物をしている時に、何かあったの?と聞いた事があった。
彼女は笑顔で、何もないよ、物をどこかで落としちゃったみたい。そう答えた。
その笑顔を、信じきった。
……いや、そんな綺麗なものではない。
何かある、と僅かにでも思っていながら彼女に否定してもらう事で、なかった事にしたのだ。
結局の所、私はこの島の伝承の村人と同じで。
"臭いものには蓋をした"
ただ、それだけの事だったのだ。
結局の所、私はこの島の伝承の村人と同じで。
"臭いものには蓋をした"
ただ、それだけの事だったのだ。
自分のその愚行が、この惨劇を引き起こしたのだとしたら。
「………………はは……。」
口から乾いた笑みが出る。
だが、涙は出なかった。
その場に崩れ落ちる様に座ると、力無く壁に寄りかかり、そのまま体育座りに蹲った。
今はただ、そうしている事しか出来なかった。
…っ……ヒビキと、マコ……両方やられたのか……?
(目が覚めた時の惨状は、想像していたよりも惨たらしいものだった。そして山田の発言を聞き、考えるより先に言葉が出る。)
【俺だって狩人だ】。……いや、真偽の程はわからないが。俺はサヤを護衛していた。でも護衛初日の手応えはなかった。…ダーヤマの言ってることを信じた場合、違った場合……少し、考えてみる。
取り急ぎになって悪いが俺はまたしばらく顔が出せない。考え事が増えたしな。
>>9 >>13 シオン
「…シオンくんは守護のチカラをもっていたんだね!
ただ、それがホンモノかどうかわからないなら、ヒビキくんが占いだって言い切るのは早計でしょ?違うの?
呪いを受けた人に占いの真偽がつかないなら封印が今日ヒビキくんに当てたことだって考えられるし。
シオンくんが守護のチカラを持ってないならヒビキくんが襲われて、マコくんが呪狼の反撃にあったって考える必要があるはずなんだけど、なんでそれをしないの?
マコくんは『占い先を投票に合わせる』って言ってた。それは最初の占いからもわかる。ヒビキくんは明言していなかったけど初日の動向からはそれはなかったよ。
ヒビキくんがマコくんに揃えて、例えばシオンくんを占うことにして投票したとして、そうなると、マコくんは誰を占ったのかな?ククイくんはマコくんが閉じ込める人に挙げていたから占う可能性はそう高くない。ましてや霊能に出ているのだからね。アオイくんの可能性もあるけど、ククイくんへの投票はミライちゃんだと思う。
…もしかして、マコくんはシオンくんを占ったんじゃないのかな…。」
これで良かったのか………はあ。
アオイと勝負だとあいつは俺を真っ向から怪しがってた。俺たちの中ではあいつは狐確定だから、何としても今日処刑に持っていきたい。
お前が怪しまれない程度にフォロー頼むな。
「私、ククイのことは信じてる。騙した上で、全て無かったことにする意味が無いから…」
もしククイが呪われているならば、砂糖まみれの言葉で私を縛ればよかった。『最後には仲間を裏切るから』なんて言えば完璧だ。狼に味方する人が1人増えるのは、とても大きいことだろう。
霊能者だと騙って絆を解けば、こうやって私は正しいことのために動くのだから。
集会所から少し歩いたところで、座り込む。
「はは…っ」
確証が得られるまではどちらも信じると言ったが。
死ぬことでなんか知りたくなかった。
心が乾ききっているのか、涙もこぼれない。ただただ、自分自身を支配するのは無だ。
だが、守るべき仲間はまだいると意識を集中させる。
「大柳響が誰を占ったのか想像がつかぬな…。彼の発言だけ見ていると、我を占いたいとばかり言っている。
明日原 未来が、十堂 葵を占い先に上げている。彼の方が怪しいだろうか。
皆がどのように言って来るかにもよるが」
とサヤに念を飛ばした。
二班の敷地でもう一度休もうとしますが、どうしてもアオイのことを考えてしまうと思いました。
ミウは毛布だけ持っててこてことミサのそばに寄ります。ある意味ではミサが、最も信用できる相手の気がしました。
「ミサミサ、近くで……」
しかし、そこで気付きます。結局また、誰かに甘えようとしている。ミウは途中で言葉を止めて、それから唇をあげました。
「……なんでもない♡」
時間が経つだけで、少し気分が落ち着いてくるから、不思議だ。それが砂の城みたいに脆いものだとしても。
>>All
「ええっと、少なくとも、狩人候補の人は、……ってか、名乗ってない人オレ含めてみんなそう言うかなって思ってるんだけど。
少なくとも手応えあったかどうかは言わない方がいいと思う!」
オレは声をもう一度張り上げた。
「……もし、言うとしたら、マコ護衛してて、今日自分が力持ってないこと知った人か、ヒビキ護衛してて同じパターンの人で……。
シオンみたいな場合は、闇狩人だって確信してない、って言い方がいいんじゃないかなと、思うよ!」
>>23 セボ
「ミライが…狼だったって…。
あんなに明るくって、元気で…
だからさ、呪いのせいだよ…」
嘘であって欲しかった…
今はまだ皆の話を聞いて立ち尽くしてることしかできなかった。
「わたしは、被害者なしを、逆手にとるなら、わたしよりえにしが適任だと思う。
現状本物の狩人と自覚があるひとが、うそをまじえるのは、おかしくない。狼の餌になる、からね。
もし今日閉じ込められる対象としてしめいされたら、【本当は初日に(占い師のどちらか)を守って手応えがあった】と言ってみてもいい。2日連続狼が来るとは思わなかったから、外した……と、いって、おかしく……ない、かなあ。詰めきれてない、かもしれない。
【現状は、真偽のわからない狩人としてふるまう】で問題ない。
ありさのうごきは狂人にみえる。けど、主張に穴がある。
ひびき襲撃で、しおん闇狩人なら、闇狩人であることが発覚している。
……うーん。わたしは、ここでしおんを肯定するのはやめておく。
想定能力は、闇狩人。護衛対象は、ずっとさや、で、いいかな。今のところは。」
>>15 セボ
「我もそう思う。日向 咲耶の意向を優先するが…【大柳響、影裏真子のどちらかを守っていて、我と違う結果を持つ者がいれば】だろうか。同じ結果は…うむ、我は必要ないと思うが、皆から見ればどうなのだろう」
>>30 アリサ
「我の話を聞いていないのか。よく聞こえぬなら、そのヘッドホンを外した方が良い。
我は未だに守る力の真偽が分かっていない。が、我が守護の力を行使した先、大柳響が死んでいる。これは、大柳響が人狼の襲撃以外で死んだことを現している。ここまでは良いか?
確かに、貴様から見れば大柳響が封印、襲撃され、影裏真子が呪狼を占った可能性もある。が、我からしてみればそれはない。大柳響が襲撃されたのであれば、我の力は思い込みであった、と我自身が分かるはずだからな。
影裏真子が我を占った可能性は高いだろう。
つまり貴様は【影裏真子が本物で我を占って死んだ】そう言いたいのだろう?だが、その場合、我が今こうして出てくる理由は何だ?その説が本当なら【影裏真子を護衛して手応えが無かったもの】あるいは【大柳響を護衛して偽りの能力だと分かったもの】が出た場合に、我かその者のどちらかを閉じ込めることになる」
>>36 ヤクモ
「……そうだよね」
でも、ミライちゃんは、ミナミちゃんを。いや、きっとそうじゃない。それだって、呪いの力で思い込んでるだけなんだ。きっと。……きっと。
「やくもは、……。──ごめん、なんでもない」
>>ALL
「……オレ、昨日ヒビキと話しててさ。頼まれたから、伝えとくね。多分ボイスレコーダー見ればわかると思うんだけど。
【昨日ヒビキが占ったのは、シオン、アオイ、エニシの誰か】>>3:420」
もちろん、ヒビキが偽物って可能性もある。
「それから、こっちも情報整理として記録しとく! 【マコが占ったのは、アオイかシオンのどっちか】>>3:137」
考えがまとまらない…
ヒビキとマコ…仲良くって…2人で信頼しあっていた所の裏切り。そして今日は……
俺は無残な姿なった2人の前に立ち、もう動かないその体に言葉を投げる
「2人一緒に逝っだ…もう向こうでは仲直りしろよな…(グズっ)」
それからシャベルを探してきて、マコがミナミ達を埋葬した所の近くに2人分の墓穴を掘り始めた。
「多分、セボの言っているようにマコがアオイとシオンのどちらかを占った可能性は高いと思う。
シオンは確証を得るため、アオイはマコの中で求婚者だと思ったが違かった…ではなんなのか?そう考えれば2人が上がっては来るかな…」
お腹がすいて、目が覚めた。
もう日が高い。お昼の時間か。と、ぼーっと思う。
昨日は力尽きるように、倒れてしまったが、誰かが寝床に運んでくれたらしい。
何かお腹に入れないと、と、ふらふらといつものところに行く。
「ごめん。ねぼう。けっかは…………?」
異様な雰囲気に、立ち尽くす。
占い師のふたりが、いないことを把握した。
「ま、こ。ひびき。」
「まこ」
……まだ、伝えてないことが、あった。
まこの小説について、聞いていなかった。
尊敬してると、言ってくれた、まこ。
わたしにないものを、持っていたはずの、友だち。
反応がおもしろくて、カメラを向けた時のことがフラッシュバックのように思い出された。
「……ごめん。録音、きいてくる。」
どのくらいの時が経っただろうか。
突然、ぐうと大きな音を立ててお腹が鳴る。
そういえば、昨日はおにぎりしか食べていなかった。
自覚すると酷い空腹に襲われ、仕方なしに立ち上がる。
集会所から一番近い家に向かうと、ご飯を炊いた。
ふと、クラスメイトの皆の顔が過ぎる。
あの中に皆を殺した犯人がいる。
それは心の弱い部分をつつかれたからであって、本人の心からの意思ではないと、誰も悪くはない、悪いとしたら目を背けた自分なのだと。
だからこそ、その罪を償う為にも、戻ったら沢山考えようと心の中で決心した。
手遅れかもしれないが、救える命は救いたい。
それが、級友なら尚のことだ。
ぼんやりとそんな事を考えていると、そろそろご飯が炊けそうな頃合いになる。
……何だか、温かいものが飲みたい。
そう思い、ネギと油揚げを入れたお味噌汁を作った。
自分の分量だけ作るのは気が引けたので、ご飯もお味噌汁も皆の分量を作り、自分は借りた台所で食すと、少し心の痛みが和らいだ気がした。
やっぱり、ご飯は偉大だ。
皆にも持っていこうと、ご飯は塩むすびに、お味噌汁は鍋ごとお玉とおわんと共に持っていくと、集会所の机に置いた。
「そして、現状何より怖いと思ってしまったのが、狐を見つけていないにもかかわらず、占いを襲撃に来た。って事実は頭の片隅にでも入れていても良いと思う。
それってつまりさ、@(言いにくそうに)ミライが狼ってバレて、今日の占いの候補にもう1人入っていて焦った。A候補の中に狐がいてそれを知ってる狼が、狂人を見捨てた。いや、もしかしたら狼側ですら偽物がわからなかったのかもしれないな…」
「抜けはあるかもだけど。しおんが、ひびきを守ってた、と主張したことは、はあくした。
しおんのいうことを信じるなら、ひびきが本物で、逆呪殺された、と。
今の大事なことは、そこかな。」
「あと、みらいが、ほぼ確定で狼、に、なるの、か。違う場合は、りことみらいが、本物の霊能者だった場合、だけど。これは、いったん考えなくて、よさそう。かな。
霊能者のうちわけ、よくわかんなくなるし。
素直に、かんがえたら、霊能者でいま残ってるのは、ほんものと、狂人、かと。
狐と魚人が出てくるのは、りすきー。くくいについては、なくはないけど……みさの件があるから、おそらく、現状でほんものにいちばん近い。とは。」
「……みらい、みなみ、いじめてたの?」
少女漫画のヒロインのような、明るくて、かわいくて、きらきらした、みらい。意外だった。
錯乱したように、ミウやミサを詰る様子も、残っている。
>>43
>>47 と自分で話してゾッとする。
もし今の考察でいけば、俺はどこかのタイミングで3人の中から誰かを選ばないといけないのだ。
「アオイ…エニシ…シオン…」
初日、決断を迫られた
昨日、輝きを失った
そして今日は……
……ふう、と、息をつく。
キョンシーの真似をする、茶目っ気のあるヒビキの姿も、ちら、と浮かんだ。
それに、ガールズトークをした(もっとも、シズクはすぐに寝てしまったが……)ミライの姿も。
「……ごめん、まだ、頭が上手く働かなくて。ほんかくてきに、かんがえるの、は、夕方か、夜。
ちゃんと、今までの発言とか、ききかえして、考えたい。」
「わざわざ言うまでもないかも、しれないけど……霊能者は、いったんほっといて、いい。
厳密にいうと、みさを完全にほっといていいのかは、不安はあるけど……今日どうこうってかんじでは、ない。」
「立場上、あおいをガンガン攻めることは、むずかしい。
えにしがてれっと能力を明かしたことを、うかつだと言うかもしれない。けど、やくも寄りのあんぜんぱいとして、持っていきたい、かな。
まだ、録音も聞ききれてないから、まとまってなくて。
なにかあったら、えんりょなく、いってね。」
迂闊さを演出した………ってのは嘘だけど。かえって俺が取り急ぎカミングアウトした事でシオンとセボ以外には指摘されてないな。まあ何言われたって…とりあえず構わない。
お前も無理なことはすんなよ。1番生き残れるやつだ。
(マコを殺した。ふたりとは違って力を使って、だが。
でも確かにマコの目の前にたち殺すという意思を持って…。
笑顔にはならなかった。
けれど、後悔もなかった。
やはり自分の中に確実に残る感情は
この行為が赦されることへの"安堵感"ばかりだった。)
………ミウとミライ、凄かったみたいだな。
(ボイスレコーダーを聴きながら、ミライのしていたことを耳に入れる。彼女なりの葛藤もあっただろうが……最後に狼としてひと花、咲かせているのかもしれない。)
>> コトハ
「手伝わせてありがとう。あのさ…これはコトハだから頼めるんだけど…」
「マコってオカルト好きだったろ?だからさ、何かそれっぽく供養してやりたいんだ。も、もちろん巫女がやるべき事でないっては思ってるんだけれどもさ…」
>>ダーヤマ
悪い。お前が手応えを感じた狩人なのかと勘違いしてそのまま白状した。完全に迂闊だな……それ以上の理由はねえよ。
(ちらっと集会所に戻ってきた矢先、そうダーヤマに声をかけられ急ぎでボイスレコーダーを確認する。長い前髪をガシガシかきながら少しイラつきを見せる。無論自分に対してだが)
>>54 ヤクモ君
「うん、いいわよ、任せて。
……と言っても、私は神主の娘だから、神式の葬儀しか見た事がなくてね。
作法はわかるから、頑張ってみるわ。」
準備をしながら、神式の葬儀は仏教葬儀とは意味が全く違うもので、仏式の葬儀は故人を極楽浄土に送るための供養の儀式だが、神式の葬儀は故人の御霊をその場にとどめて、守り神になってもらうための儀式だと説明した。
「……あ、ちょっと待ってて!」
確か、お世話になったお家に線香があったな、と拝借した。
それだけ取りに戻ると、きちんとそれらしく供養をし、最後に手を合わせてから顔を上げる。
「……これでよし、と。
マコちゃん、ヒビキ君、せめて浄土では仲良くね。
…………ヤクモ君、帰りましょうか。」
未練を残さないよう、踵を返した後は振り向かずに集会所へと戻った。
葬儀を見送ると、アオイは集会所に戻り、考え始めた。
「整理するわァ
現状占い師だったヒビキとマコ。お互いを占って村人であると言ってる以上ここに狂人が1人。
霊能者に関してはククイ、コトハ、アリサ、ミライ。
ミライが狼であったことから、霊能者+狂人の組み合わせで良さそう。あの状況で狐が出るのはリスキー過ぎる、気はするが、自分で閉じ込められる位置にいると自覚しているのであれば出てきてもおかしくはない...か?それも後で考えるが、一旦霊+狼+狂で考えるかなァ。
求婚者はミサ」
ふぅと息を整える。
「……狼は残り2匹。
狐は……まだ生きてるでしょうね。
リコちゃんが狐なら、単独で生き残る為にもっとお話してくれそうなものだし。」
元々物静かな子だった。
特に異変は感じられなかったので、そう話す。
「シオン君の意見、私も考えたけどそれがしっくりくるわね。
そうね……ヒビキ君がシオン君、アオイ君、エニシ君の誰かを占ったのなら、シオン君は呪狼の可能性は低そうに思えるわ。
シオン君がもし狼なら、村目線よりの意見は首を絞める一方でしょうから。
2人との関係性を切って、1人だけ生き残るつもりなら話は別だけど、今はその線は薄そうに見えるわね。
シオン君、大抵の人と仲良くしているように見えるわ。
他2人は……もうちょっと待っててもらっていい?
音声、もう1回聞き直したいの。」
「求婚はミサちゃんを信じる事にしたから、ノーコメントよ。
ククイ君の方の役職は誰もわからないから、ちょっと不安要素ね。
これはククイ君に限らず、あるとしたら狼や狂人の可能性が高そうだけど……狼なら霊能に2匹出るようなドジをしなさそうって思ったわね。
狂人だと辻占いが無難に占師騙りしてるのなら、封印狂人が出てるのでしょうね。
狐は霊能が場合によっては、皆吊られる事を考えたら、潜伏で狩人騙りした方が吊られにくいし、噛まれても平気な狐がいきそうなポジションだと思うから順位をつけるなら狂人>狼≧狐だと思ってるわ。」
そこまで言うと、ボイスレコーダーを手に、近くの壁に寄りかかり、考え始めた。
「朝のドタバタに関してだけど、感じた事は性急すぎるだろ。シオンは理由ありきで出てきてはいるが、自分で『思い込んでるだけかもしれない』という。その裏ヒビキが真占であるとわかっているような出て来方のように感じる。し、出てこなくても議論は出来る。ここがシオンっぽくないポイント。
エニシに関してはシオンの後を追うように狩人だと名乗り出ているのが最高に怪しすぎる。疑われたくなくて出てきたようにしか見えない。
今のところシオンは同じ村陣営の可能性もあるからなんとも言えないが、エニシに関しては、俺の中では割と...ダメ。だ。」
「あと水を指すようで悪いけど、マコは>>3:370でこう言ってるし、霊能者以外だと結構いるから誰を占ったかってのは判断し辛いと思うわ」
アオイのやつ………はなっから疑われてると思ってたが、ここまで来ると厄介だな。
シズク、何とかアオイへの不信を集中させたい。空いた時でいいからいい案頼む。渦中だと灯台もと暗しって感じだ。
>>56 コトハ
コトハの葬儀をアオイと共に見守った。
「ヒビキ、マコ、あっちで仲直りしろよ?」
神式と、仏式の違いに関しては分からない事があったが、これは専門家である彼女ならではだろう。
一通り終わるとコトハとアオイは集会所へと向かっていった。俺もついて行こう。
「だいじょうぶ。あおい目線では、現状、えにしを狼として推すしかない状況。
せぼが頭出ししている録音によれば、まこはあおいとしおんを占った可能性があり、えにしだけ外れている。両者真の可能性を残せば、現状、いちばんあやしいのは、あおい。
みんな、いがいと霊能に狼残りをみている。
わたしは、はずしちゃったけど、してんが漏れないように、気をつけないと。」
「えにしは、あおいを疑えばいい。
具体的な指摘ポイントは、わたしもまだ、ゆっくり録音を聞けないからわからないけど、
わかりやすいところだと、誰かも言っていたけど、みらいの占い希望先。か。
みらいが、あおいを、占い希望に出しておいてくれたの、が功を奏したかも」
「ついじゅうに、ならないように……というのは、なかなか難しいけど。
最終的に、疑われて焦った真の狩人というふうに見せられたら、いい。」
>>60 アオイ
「あ、アオイ?シオンがシオンっぽくないという点はわかるが、お前も…らしくないぞ?」
しかし仕方ないのかもしれない、彼らは呪狼の可能性をかけられる。
「確かに今の議論はシオンの発言に引っ張られているところも大きいとは思う。ヒビキは特にシオンを占いたいと言っていたからさ…シオンからしてみれば、当然のことを言っていると思うし、俺がシオンの立ち位置でもきっと似たようなことは言うと思う。
でも、マコの占い先だけはある程度絞れるんじゃないか?
過ぎたことは戻らない、どちらが真実かも現状で俺は即答できない。
だけど、ヒビキが細かく言葉を残していたのなら、マコはマコなりの意思の残し方をしてくれていたと思う。」
シオンにもアオイにもこのままでいてほしい…
[アリサはシオンの棘のある物言いに顔を顰める。おかしい、自分はそんなことをするような人間だっただろうか。悪霊の怨毒は少しずつ、だが確実にその身を侵している。]
>>38 シオン
「そうか。…そうだね。確かにお互いの目線からわかる情報はお互いのそれでしかないからね。シオンくんの言い分に間違いはない。
ここで物別れになっては思うつぼだ、一旦謝ろう。
だけど、シオンくんの言う通り、疑念が解けたわけじゃない。犠牲が二人いる時、片方が襲撃を受けたのは明らかだ。
ヒビキくんが真ならもちろんシオンくんの考えは間違いないだろう。
マコくんが真であり、かつ呪狼である誰かを占い死に至った場合、疑いがかかるのはシオンくんだ。
疑いが向くかもしれないのなら偽装に出るのも頷けるよね。だって自分がホンモノかわからないだろうから守護のチカラの持ち主は大勢いるんだから。」
[…嫌になる。信じていたい友達を疑うのも、勝手に口から出ていく言葉も。大好きな、大切な、人たちなのに。]
「うーん。今日はふたりとも、狩人の日記を用意した方がいいのかな。
あんまり細かくなくてもいいけど、準備しておくに越したことはない。
可能なら、だけど、えにしは、手応えがあった狩人ぱたーん、真か偽かわかってない狩人ぱたーん、2種類ぶん、あると、いいけど。
じかんなかったら、ざっくりで、いいとおもうよ。
日記書け、とは、いわれてないし。だれにも。」
「……I was so wrong. And now,」
「You’re the only one for me.」
真っ暗な物置の中で、囁くように歌う。この歌はなんだっただろう。そういえばミウにとってはこれが唯一、周囲から褒められた取り柄らしいものかもしれません。
物覚えが悪いミウも歌なら少しだけ。
最初に褒めてくれたのはエニシだったでしょうか。なんでもアオイだったような気がするのは、ミウの悪いくせです。
「I really...なんだっけ、えっと」
そういえば一年の頃、文化祭で歌を歌わせてもらった。部活の催しだったからクラスと関係ないけれど、見にきてくれたサヤやミライにいつもと全然声が違うと言われた。
ミウも歌を歌う時の自分は好きです。歌を歌うと、歌詞にえがかれた誰かになったような気がして。
「And even though I can't forgive ya
I really want to
I want you.」
ここのところ泣きっぱなしで、いつもより声は掠れてしまっています。
「Head in the clouds
Got no weight on my shoulders」
「……私も大人にならなきゃね。」
そうか………だな。あいつも自分がダメになれば負けは極めて高くなる。
ミライの占い先希望か………身内のライン切り、もしくは、少しだけ狐の指名を示唆した感じで言ってみるか。ニュアンスが難しいもんだな……俺ももう少し考えてから表で発言するよ。
(物置の方でミウの声が聞こえる。人の心をうばえる音楽の才能……いっそ彼女の首を、皆の前で締めてしまえたなら…あの声を潰して二度と歌えない醜い声にしてしまえたらと心の中でそんな気持ちが渦巻いていた。)
[目が覚める。また、朝が来てしまった。
重たい身体を起こし、軽く首を振る。
昨日皆が運んできてくれた布団で寝たはずなのに、昨日より疲れが取れていない気がするのは、なぜだろうか。
相変わらず、昨日と同じで頭が痛い。
確か、昨日誰かが救急箱を持ってきていたはずだ。後でそこに頭痛薬がないか確認しよう。そう思い、布団からぬけだした。
そして、見つけてしまう。
二人を。………マコとヒビキだったもの、を。]
………え?
[胃の中のものが逆流してくるのがわかった。
急いでトイレに駆け込んで、全てを吐き出す。
部屋の中に充満する異様なにおい。辺り一面に広がる血。その中に横たわる二人。
一瞬のうちに目の奥に焼き付いて、忘れようにも忘れられない。吐いても吐いてもなくならない。]
ガハッ……げほっ…………っぐ……
[昨日まで、生きていた、はずだった。
昨日まで、そこにいた、はずだった。]
ぁ……ぁぁ……ぁああ………
[今まで必死に塞き止めていたものが溢れ出して止まらない。逆流した胃液が溶かした喉の奥が痛かった。
それでも、掠れる声で泣き叫ぶ。友を想って。仲間を想って。]
あぁ……ぅああああああ!!!!
[──あぁ、心が壊れそうだ。]*
「考えたんだけど……」
……震えた声で切り出した。
「今日、あおいが先に処刑されても、霊能結果で、あしたはえにしに処刑がまわる可能性が、たかい。
このままいけば、しおんも対象だけれど、状況的に、えにしが先に処刑される可能性が高い。」
「だから……えにしの首を絞めることになるさくせん、だけど、【まこを護衛して闇狩人だと発覚した】と、名乗り出ようかと、おもう。
すぐにでなかった言い訳は、「本物の狩人が絞られる可能性を考慮」「せぼの呼びかけが、すこしおびき出そうとしてるようにも見えてしまった。けど勘違いだった。」など。
しおんは……狐として、処刑に持っていくことは……出来る、かな、とは。」
「つまり、このさくせんは……わたしが、闇狩人として、長く残っても違和感ないようにするための、、わたしだけのことしか考えてない、さくせん、ともいえる。」
(ボイスレコーダーの中身を聞く。昨日の夜からの分だ。……ミライのやつ、最後の最後に暴れ回っていたらしい。ミウやセボたちとの言い合いが聞こえる。)
意外と簡単に崩れるもんなんだな……絆ってやつは。
(なんて言いながら、ミライと他愛ないことで言い合っていた平和な日々を思い出す。
先程の自身の発言により、自らの命も危ぶまれさらに混乱を招きかねない事態となった。今は兎にも角にも過去の情報が必要になるだろう。自分の中でも精査しなければ。
ミライの発言を中心に聞いていると、ふと物置の方から聞きなれた歌声が聞こえた。声の主は、考えなくてもわかる……だが、いつもよりも悲しそうな歌声だった。昨日あれだけ泣いてたもんな…。
彼女の恋人を疑っているのは確かで、今どんな立場で彼女の前に現れていいかはわからないがとりあえず物置の扉の前で待機することにした)
>>65 ミウ
おつかれ。……声ひでえじゃん。なんか飲みもんとってくるか?
「ほんとうに、自分本位だから、きになることがあったら、おしえて。
わたしたちのネックは、本物の狩人と、霊能。
もし、このさくせんでいくばあい、なんとしても、今日はあおいを処刑にもっていくようにしなければ、意味が無い。
それに、もちろん、わたしがあやしまれるリスクも高い。
息を潜めている方がぶなん。まこが本物の占い師の可能性ものこせる。
しかし、残ったメンバーをみたとき、想定狼が、せぼとしおん、くらいしかいない。と、おもう。
さきの盤面をかんがえたとき……わたしが残されるとは、思いづらい、から。」
「…………」
沈黙。
「処刑回数は、あと6回。魚人が残ったら、5回。
霊能とみさを、みんなが放置するなら、
わたし、えにし、あおい、みう、せぼ、きーち、しおん、やくも
この8人のうち、2人狼じゃないとおけばよい。
そして、あおい、えにし、しおんの3人に1人、残りの4人に1人、と考えることが出来る。
わたしが名乗り出たら、あしたは、きーちを殺す。狼じゃないのが、確定になるからね。」
「このクラス、みんなすなお。名乗り出た人のいいぶん、割と素直に信じている。なので、わたしもそれに賭けよう、かと。」
「【みらいのうらないさき】について指摘するなら、身内切りと言うよりは、あおい(呪狼)を、占い師に仕掛ける意図、とか、かな。
んー。ただ、それをいうと、なんでひびきを襲わなかったのかって、話に、なっちゃうか。
ひびきは占いを封じられるだろうと、ふんで、まこにいった、とか、かなあ。」
色々考えてくれてサンキューな。…んー……聞いた感じは合点が行くと思うぜ。ただ、あんまり考え無しに肯定されても不安だよな。ちゃんと掘り下げて考える。
ただ…俺は俺が少しでも長くここに留まって、最終的にはシズクが怪しまれないようにしてこの場を去るしかないと思ってる。必要に応じて俺を利用しろ。それだけは言っとく。
明日殺すのはキイチとして……今夜は可能ならミサがいいな。キイチだとややヒビキの真目を上げることになる。
難しいな……あくまでダラダラ可能性を口に出すのもありだ。良くも悪くも俺の失態は俺を真に見せてくれてるし、ある程度の効力はある。
「うん……きーちを今日殺す場合は、わたしが、しおんを肯定するように名乗り出た場合。
わたしが、【まこを護って闇狩人が発覚】したというばあい、しおんが狼でない可能性も上がる、から。
ぐれーは、せばまる。
今日は、えにしと、あおいの二択になる。それが、こわい、ね。」
「……閉じ込めたい人、みんな、レコーダーに吹き込んでおいて……
あたし、ちょっと外の風に当たってくる。」
閉じ込めなきゃ、殺される。
マコちゃんや、大柳くんみたいに。
明日には、あたしも殺されてるかもしれない。
大切な友達が、また殺されるかもしれない。
吐き気がして、とにかく、新鮮な空気に触れたかった。
スケッチブックを開いて、頭を整理する。
現状村目線。
公証人……さや
元求婚者……みさ(ここを素直に信じすぎているけど)
霊能……くくい、ことは、ありさ(中に狂人はいるが、奇数のため結果をわりづらい)
.......…………………………ここまで、放置らいん。
次点で、ほっとかれそう→きーち(ひびきの占い先)、やくも
残り……わたし、やくも、みう、あおい、せぼ、しおん
こう考えると、極端な話、残りを順番に処刑したら、足りてしまう、と、思う。
「んー……せいりすると、やっぱり、ひびき本物は、確定させないほうが、いいか。
意見が、コロコロしててごめん。」
「……しおんを処刑にもっていくため、やはり、確定させないほうが、いいか。
うむう……。思考を、だらだらさせてて、ごめん。」
「なんでひびきを襲わなかったか……は、えっとー……うん?まって。べつに、いい、のか。
ええと、わたしが想定したのは……ひびきが本物かどうかは、昨日時点でわからなかった。
あおいは、ひびきと、まこ、二人の占い先候補で……。
ひびきは、封印される可能性がたかく、まこは今後封印されない可能性が高い。つまり、逆呪殺が起こる可能性は、まこのほうが高かった、と思う。
だから、まこをおそうのは、もったいない、のでは、と、いう思考。でも、夜遅かったし、そんなに……かなあ。
……だめだね。やっぱり、大胆な行動は、ひかえる。
これは……ぜったい、なにか、ぬけがある……。」
「やっぱり、闇狩人と発覚した、というのは、やめておく。可能性を、いろいろのこそう……。
ひとりで、ばくはつしてて、ごめんね。」
いや、あんま力になれなくて悪い……悪いついでにボイスレコーダーに残した俺の発言、ちょっとアドバイス頼む。
聞いてどう思うかだけ教えてくれると助かるわ。
(そう言って、こっそりシズクにボイスレコーダーを渡す。)
「……えーと、まずはさっきの俺の発言についてはごめんの一言。それは一旦置いとくわ…俺が議論できるもんでもないし。
【アオイ】はずっと俺を疑ってきてたよな。昨日まではそこまで気になってなかったけど…今日の占い師二人が襲われたことやダーヤマの発言を合わせると、それは俺を狼として推すのが当然の方法かもな、とは思う。
気になった点は【ミライが占い先希望にアオイを入れてること】。例えばただの仲間と思われないための身内切り。有り得そうなのはミライからの誘導。逆呪殺を狙ってのことかなって。他にも考えられることはありそう…。あとは初日にまさかのアオイを襲って、狐であると分かった…とか?…あー、ちょっとまとまりきらなくて悪い。
もう少し精査してから、改めて伝えるわ。」
>>71 エニシ
「ありがと」
エニシから受け取った炭酸を開けて、ミウはちびちびと口をつけます。
ミウはシオンの言うことは本当なのではないかと思っています。それは、このクラスの中でもシオンが最も憎しみから離れているように感じるからでしょうか。
いいえ、ミナミによく似た声は言いました。怨毒は誰の裡にもあるものなのだと。現に仲が良かったと思っていたミライは、呪いに侵されていました。
──しかし、それでも。あれが咄嗟についた嘘だとは思えない。
シオンを信じるということは、エニシとアオイを疑わなければいけないということ。
ミウにそれが出来るのでしょうか。
「……エニシ、エニシの歌。どれだっけ、仲間のこと書いたって言ってた曲って。」
「しおんを信じた場合、えにしめせん、あおいしか、呪狼はいない。
だから、あおいを集中的に疑うのは、あり。
ただ、しおんを信じる前提であおいをうたがいにいくなら、うそをつく意味があるか否か、それを、えにし目線でも、考えたら、てっぱん。たぶん。」
「とはいえだな、【我が潔白であること】。これを証明するのは難しい。真実は我しか知らぬのだからな。
だからせめて、【大柳響が真占いである】。これを証明しよう。
仮定として、我が狩人であると嘘をついている、ということになるな。その際、我は何者でも有り得るが…呪狼としておこう。
まず、【我が結果を偽っている、影裏真子が真占いの場合】
我が結果を偽る事で疑いの目を向けられる対象が3人になる。そして、この場合だと我よりも金枝 希壱を守るためになるのだろうか。
リスクは狩人は少なくとも4人残っている。内、2人が大柳響、影裏真子を護衛していた時点で破綻するということだな」
「私が信じたいのは、ククイとコトハ。アリサはきっと封印狂人だと思ってる。」
だから、本当に迷うなら閉じ込めたほうがいい。
感情を押し殺した声で、そうレコーダーに語りかける。
「2人…マコとヒビキがどちらか狐というのは考えづらい。どちらかが呪狼を選んでしまった。だから、ミライは呪狼ではない。
もしミライが智狼なら、狼はどちらが本当の占い師なのか分かっていないかもしれない…逆なら、狼たちは見事本物と仲間を見分けたでしょう。両方殺してしまった今、あまり大きな成果ではないでしょうけど」
「わたしは、しおんの意見を確定はさせないけれど、ほんとのことを言っている、というふうに、表では言うことにする。
否定出来ないか、さがしてみたけど、しおんが嘘をついているとは、客観的に見て、かんがえにくい……」
ふはっ…なんか演技指導みてえ。わりぃ真剣に聞いてくれてんのに。
あー……おっけおっけ。
じゃああれだ。「ダーヤマを本物だと仮定した前提で話すけど、」って前置きは必要になるな。あと、アオイ目線での発言も見て、ダーヤマが嘘をつく利点が少ないってこともサラッと触れとくわ。
お前頭切れるな。これがまとまったらお前のこれからのことも考える。
「我が結果を偽っていない場合。これも大柳響の真占いを証明出来る。…我が人狼だった場合にこれをやるメリットはギミックに気付いた時に疑われにくくなることだろうか。
うむ、確かに我が人狼ならやりそうではある。リスクがほぼ無いからな。
我が思うに、ここで結果を偽るメリットは限りなく低い。既に、人狼側が二人なのだからな、疑われる対象を一人増やす為にわざわざ自分が人狼であることがバレることをしないだろう。これが、自分が疑いの対象から外れるのであれば、結果を偽るかもしれぬが。
まあ、我は人狼では無いのだが」
「ああ、言っておきたいことがあったの。
私はなんの力もない。だから、もし誰も選べなくて、1人も怪しくないことがあったら、【この身を差し出すわ】。」
大丈夫、後でまた会えるから。
誰にも聞かれぬように口を手で隠す。ひそひそと吹き込んだその声は、僅かに震えていた。
「うん。
なんだか、えにしには、わたしが、あーしてこーして、って、言ってばっかだね。ここにきてから。
ありがとう。わたしを、そんちょう、してくれて。
すごく、ささえになってる、よ。」
ぼーっと、デジカメに残る、履歴を見ていた。
ほとんど、マンガの資料だけど、時々挿入される、クラスメートの写真。
2班のみんなの集合写真。
袴田に頼まれた、園原さんの写真。
マコのピース。
こっそり撮った、ミライの横顔。
もう、あの、穏やかな日々は、かえらないのかな。と思う。
きっと、涙が出ないのが、異常なんだろう。
物言わぬ肉の塊になった、マコとヒビキを見ても、息が詰まる感じがしただけ。
仲良くしてもらったのに、薄情なものだ。本当に。
「我から見ると大柳響が占い対象にあげた中に呪狼がいるのは確かだが。今日、閉じ込める対象にしていいのかというと、迷う。
妖狐はまだ閉じ込められていないだろう。ここから先ノーヒントであることを考えると…残しておくべきなのかもしれぬ。
霊能者に残っているのは狂人と見る。
となると、力を明かしていない者の中に残る人狼と、妖狐が」
>>72 ミサ
(ボイスレコーダーにて)
「……えーと、まずはさっきの俺の発言についてはごめんの一言。それは一旦置いとくわ…俺が議論できるもんでもないし。
【アオイ】はずっと俺を疑ってきてたよな。昨日まではそこまで気になってなかったけど…今日の占い師二人が襲われたことやダーヤマの発言を合わせると、それは俺を狼として推すのが当然の方法かもな、とは思う。
気になった点は【ミライが占い先希望にアオイを入れてること】。例えばただの仲間と思われないための身内切り。有り得そうなのはミライからの誘導。逆呪殺を狙ってのことかなって。他にも考えられることはありそうだけど…あー、ちょっとまとまりきらなくて悪い。
あと、ダーヤマのこともちゃんと疑っては見たけど、考えてみたなりにあいつが嘘をついて名乗り出る利点が思いつかねえ。出方が焦ってんのは俺がいえたことじゃねえが、ほんとそれくらいかな、気になったのは。
もう少し精査してから、改めて伝えるわ。」
「うーんと、オレの考え、話しておくね……」
オレはレコーダーに向かって話し始める。
「えっと、オレは結構シオンが言ってること本当じゃないかな、って思ってる。というのは、シオンが言うのが嘘だったら、マコを守ってたけど力を持ってなかったかは分かんないって人が一人出てきた時点で今日はシオンかその人が閉じ込められることになる。結構リスクが高い、と思うよ。
シオンが言い出したのは今日の最初だし、ヒビキの占う先も分かってた。
……それでも可能性として考えられるとしたら、ヒビキが本物までは本当で、シオンが嘘ついてる可能性、かなあ。でも、そんなの狼で咄嗟に思いつけるのかな。……確かに、シオンは頭いいけどさ」
意見を言う時はいつも心臓が爆発しそうになる。他人におかしいって言われたら。責められたら。ヒビキの言葉を思い出す。「威圧的にになってたらごめ。そんなつもりは無いんだ」じわり、と涙が滲んだから瞬きをする。
「……そしたら、エニシかアオイのどっちかが狼になる。……今はここまで。
ボイス聞き直して、また考えるね」
いや………分かってるかもしんねえけど、俺が決断力ねえんだわ。迷いがあんのもそうだけど、今回のこの状況……整理しようとするだけで頭が疲れちまって。
指示はシズク、行動はミライ。…俺はそれに助けられてる。
お前が言うような主人公じゃねえかも。…強いて言うなら碇シンジタイプ、かもな。
「エニシとアオイを狼候補として見ましょう。これはサビみたいなものだから省略するわね。この2人は今日は置いておきましょう。っていうのもBメロって感じ」
もう何度か聞いた気がするわ。そう一呼吸置いて、
「キイチ、セポ…ミウ。なんとなく」
もう、ちらほらと星が出始めている。
今日は、月夜だろうか、と思う。
有翼人もいる世界。アリアは、空が飛べなかった。
空を飛ぶ人を見て、いつか自分も、と思っていたのに、アリアの種族には生まれつき翼がなかったのだ。
有翼人は、翼のないアリアの種族を蔑み、あるいは憐れんだ。
アリアの種族は、卑屈に地を這うばかりだった。
それでもアリアは、小さなころから、月を見てはお祈りした。わたしは空が飛びたい、と。
月は、アリアが15になった夜、アリアの願いを叶えてくれた。
月光のあるときにのみ現れる、翼をもらったのだ。
うれしくてうれしくて、夜ごと飛び回っていたある春の夜。
崖から降りられずにいる、雛鳥のような有翼人の子を見つけた。
その子を助けて、下に降りたとき、青年カロスと出会うのである。
……自分のマンガの大好きな冒頭を思い出して、まだ少し冷たい空気を、肺におさめ、集会所に戻った。
いつまでもへこんでいられません。その表情は限りなく暗いものでしたが、ミウはボイスレコーダーに向かってぼそぼそと口を開きました。
「ミライがみなみんを殺したんだね。……ミウ、山田を信じるよ。でもあーくんのことになるとやっぱり、冷静に考えられないみたい。ミライの言葉が気になっちゃってさ(>>3:411)、かたややなぎんが占うって言ってたのはエニシだし。」
わけわかんない、とこぼしたあとの溜息もきっと、それは録音します。
「……とりあえず今日は、狐をどーにかするべきだと思う。狐とお魚って人間にも人狼にも数えられないんだよね? お魚は直接ミウたちに何かしてくるわけじゃないけど……人狼じゃないって言われた処刑者はリコだけ。
ヒビキとマコマコは占いあってるから狐じゃない。魚は分かんないけど、ミウは片方が狂人だと思ってる。つまり今、すくなくとも、お魚か狐はいるってことだよね。」
「だからあと5回で狐と狼を見つけ出さなきゃいけない……ってことで、合ってるよね?」
「ただ、わたしは、今日は【あおいか、えにし】をとじこめるのが、よいのでは、と。
と、いうのも。それによって、霊能けっかが、どう出るかが、気になってる。
割れたら、うちわけが、ある程度よめるし。
割れなかったら、狼がほぼ、確定する、の、かな?と。
そこから、みらいとつなげて、もうひとりの狼を推測、できたら、とは。」
>>74シオン
「俺がらしくないと思ったのは出方だな。もっと用心深く出ると思った。少なくとも本当に狩人ならば易々と出る意味がない、と俺は思うわァ。朝一の時点で今考察してるまで状況把握出来て、出てきてるなら何も言えん
だから俺の評価としては>>60でも言ってる通り同じ村陣営ではないかという着地点」
「あんまり自分をアピールしたくはないが、今日3票入ってるは、自分が人外だとしたら不自然じゃないか?仮に俺が狼だとしても、ミナミともう1人の狼、最低2票しか集められないだろ。
まあミスをしてしまって間違えたっていうなら仕方ないとは思うが。」
もっとちゃんと勉強しておけばよかったと、ミウは計算しながら後悔します。
「あと、山田とくくるんとあーくんに票が入ってる。ミウはちゃんとミライに入れたよ。マコマコは霊能者以外を占うって言ってたから、山田かあーくんを占おうとしたのかな?
……ミウは今のところ、マコマコが辻占いで、ありりんが封印占いなのかなって思ってる。」
「山田を信用するってことは、やなぎんが占ったキイチは人狼じゃないし狐じゃない。つまりミウ、あーくん、エニシ、しずしず、セボ……ミウにとっては4人の中に狼が二人と、あとは狐がいる可能性がある。」
頭の中を整理するようにゆっくりと口にしていきます。
「うーん。投票先の件、みすって言いに行こうかとおもったけど、のちのち、あおい狐の可能性を、のこしたい、から。いうのやめようかな。
わたしがいうと、やぶへび、かもだし。」
葵はホワイトボードを使って情報を纏めている。
「@ヒビキ真マコ狂
キイチは村人もしくは魚ってことになるな。
ヒビキの昨日の占い先は【シオン、アオイ、エニシ】
シオンの情報が正しければヒビキは逆呪殺されたことになり、俺かエニシが該当する。
結果としてエニシが呪狼ということになるな。
シオンの情報が嘘=シオンが襲撃されるってことになるが、その場合村陣営であるとしたら出るメリット薄いな。本物の闇狩だった場合、自分は村人であるというアピールくらいだが、後から真狩出てきた場合嘘ついてる事になるし、ナンセンスだ。
もう1つの可能性は狐で闇狩を騙っている。この場合1番最初に出て疑いの目を俺とエニシに向けることが目的だろうなァ。
シオン狐...闇の眷属っていってるしなァ、眷属は誰かがいないと生きていけないって事だしなァ」
なんて最後は巫山戯てみる。
[身体が重い。頭がボーッとする。喉が痛い。
胃の中はもう空っぽだ。涙も流し尽くしてしまった。
吐き出すものはもう、全て。]
見つけないと……
[泣いていたって始まらない。いつまでも悲しんではいられない。
呪いを断ち切らねば、終わりは来ない。
フラフラと立ち上がり、トイレの扉を開いた。]
「……日記は書いていない、けど。しばらく、「わたしは真偽が判明していない村人」の自己暗示をかける……ので、あまり、こちらに関する話は……できない。けど、ごめん。」
「Aヒビキ狂マコ真
この場合あんまり情報がないンだよなァ。昨日は占えなかった、今日は誰を占うかすら明言してなかった。
シオン呪狼で逆呪殺した場合、ヒビキは狼に襲撃された。
ヒビキ狂は透けてた?としたらキイチ狼?それだと昨日シオンが>>3:204しれっと仲間をうってる訳だけど、この発言はそういう意図が見えなくて、純粋に会話に参加していない、わからないから選択したように感じる。
ってところからシオンとキイチの狼説はあんま推せない。
エニシが狩人と明言してて護衛先はサヤ。シオンは闇狩騙り、俺とエニシを陥れようとして算段か。こっちの場合は確実にシオンは仲間ではないなァ。
ただここまで計算して闇狩騙るにはタイミングが早すぎる気がするんだよな」
「うむ、何まで話したか。先に結論だけ言ってしまうと、今日は妖狐を閉じ込めたいと思っている。
小宮山 心優、顧近衛 八雲を閉じ込めたいと思っている」
自分は何をヤケになっているのか。ホワイトボードに殴り書きをしながら自問自答した。
なんでヤケになってる?
───それは...
信じてた、好きだった人に、今1番掛けて欲しかった言葉を貰えなかったからだ。
2年というのは永い。最初は八重歯が可愛く、感情豊かで一緒にいて飽きなかった。だから付き合ったのだ。
それが今どうだ。
ミウは依存性だと思っていた。けど、今、今は
────俺か。
「む、妖狐をとじこめるとして、よそに対象がむくなら、今日はえにしはたすかる可能性。
ただ、あおいものこる。」
「そうなると、案外あぶないのは、わたしかもしれない。」
[皆の元に戻る前に、ベチッと自分の両頬を叩く。
しっかりしないといけない。しっかりしないと、前には進めない。
必ずこの怨嗟を断ち切って、閉じ込めた奴らを外に出してやらないと。]
………よし。
[ぐっと拳を握りしめ、部屋の中へと入っていく。
机に置いてあるボイスレコーダーを手に取って中を確認、その後、自分の声を吹き込んでいった。]
俺の考え、だけど。
「うっ、間に合わない……。」
「……ふたりをせいさしている、けど、提出時間に、まにあわない。ので。あとで、くわしく。」
「……わたし、すこし、あせった?余裕があるうちに、霊能の結果を見たい、とおもったけど。今日は、狐探すほうが、いいのか、な。
……うーん。そうか。」
……って言ってもまぁ、皆がほぼほぼ言ってくれてたから、あんまり言うことないんだよな……
霊能は、ミライが、狼……は、うん。理解してる。残りの3人は、本物と狂人だと思う。
だから、今のところ、ここは放置でいいんじゃないかな。
その中に魚人がいるってことは考えにくいし、狐が出てくるのもまた違う気がする。
占い師については、1人は呪狼を占った、1人は襲われたって考えるのが自然だよな。
そこは理解できてる。呪狼がいるから、占われた時の為にもう1人も襲ったってのは、理解出来るんだけど……
シオンの言うことが本当でも嘘でも、
俺は【アオイを閉じ込める】のが、いいと思う。
二人とも選んでる。し、マコが入れたのかわかんないけど、票も入ってる。
その結果次第で、シオンの真偽……というか、中身を考えればいいんじゃないかな。エニシに関しても、同じ。というか、もし狼なんだとしたら、なんでこのタイミングで出てきちゃったんだよ?って思うし。
だから、今日は一旦保留でいいと思う。それも、明日の結果次第、だな。
おかしいとこあったら指摘してくれ。よく考えてみたんだけど、俺ばかだから……
あ、あと、ククイに入れたのは俺なんだ、ごめん。気が動転してて、合わせらんなかった。
[一気に言い切ると、ふぅ、とため息をついて録音ボタンを停止させる。
こんがらがって、雁字搦めになってきた。
頭を使うのは、苦手なんだ。]*
>>101 エニシ
途中で音楽は止んでしまって、ミウは悲しそうな顔でエニシを見つめました。
「……エニシは──」
その時、シオンが閉じ込めたい名前の一つにミウを挙げました(>>98)。ミウが声の方を向くより先に、大好きな人が視界に映ります。
>>アオイ
ホワイトボードの一角には、アオイの文字が書き殴られていました。ミウは結局堪え切れず、アオイに駆け寄ります。駆け寄ったついでに、その勢いで抱き着きました。
「あーくん! ミウ、山田に言われたって気にしないから! ミウはみんなのこと大事だってこと、今から頑張って証明するから!」
「あーくんのこと信じるために、みんなのこと助けるために、頭いっぱい使うから……」
そして、体を離します。ミウも考えていることの続きをみんなに話すことにしました。
集会所に戻ってきて、鞄から紙とペンを取り出し文字などを書いていた。
何もしないよりは何かをしている方がずっとマシで、そのうち意識を手放していたが内容が頭に入って来ない。まだ寝ぼけれいるようだ。
気がつけばシオン、アオイ、ミウ、シズクが情報を整理しながら会話をしていた。
「あーわりい、今すぐ確認する。」
ボイスレコーダーを確認し始める。
>>93 ミウ
狐……に関しては、まだ目星はついてないし、少なくとも、霊能の中にはいないって考えてる。あと、ミサの言うことを、俺は信じたい。
…そうなった場合、候補にあがるのは、ヤクモ、かな。
あと狼は、ミライと、さっきも上げた通り………アオイ……
[ミウからそっと目を逸らす。]
あとのもう1人は、セボとシズクとミウの中から1人だけど、まだわからない。
………ごめん。
[最後の言葉は聞き取れないような、小さな声で。
ただただ、今は胸が苦しい。]
「……ごめん。きつねにかんしては、考察が、おいつかない。」
「わたしの、閉じ込める希望は、【あおい】」
「あとで詳しく言うけど、えにしより、あおいの、霊能けっかで、今後について、はんだんしたい。と。」
班の1人を、こんな、ゲームの駒のように希望を出す。
ともだちの、彼氏を。
スケッチブックを、きゅっと、にぎりしめた。
「……うーん、オレやっぱりエニシの発言が引っかかるっていうか……。
狩人だって言ったの、やっぱり、気になる、かな」
オレは今までずっと、直接的に誰が怪しいってあまり言ってこなかった。だけど、もう避けて通れないんだろうな、と思った。
「その、オレの立場のはなしはあんまりできないけど。うーんと、シオンは自分が護衛したこと言うことで、オレたちは推理できたわけだけど、エニシはそうじゃない、だろ?」
オレは俯いた。
「オレはまず最初に、狩人の情報が狼に知られたらヤバい! って思った」
エニシはオレの友達だ。ギターやってて、なんでも卒なくこなす。
「……エニシの言うことが嘘だとか思ってるわけじゃないけど。エニシは真っ先に自分が狩人だって、言った。護衛先も明かした。手応えがあったかどうかさえ。……なんて言うんだろうな、オレはあんまり、狩人っぽくないな、って、思った」
腸をナメクジがはっているような鈍痛がする。それはやがて肺まで登って、オレの気管を塞いでしまう。そんな、嫌な幻が浮かぶ。
「……だからといって、狼っぽい気もしなくて。オレはエニシが狐か、もしくは魚なんじゃないかなって思ってる」
トンっと背中に小さな衝撃を受けた。
ああ、これはよく知っている。この手の位置、ミウだ。
「信じるのか、一旦離れたのに。せっかく、シオンが出てきたのに...」
手を強く握り締めている。爪が肉に食い込むくらいに。
「……ごめん。票を割るため、敢えてえにしを推すことも考えたけど……雑に、あおいを出しちゃった。」
「なにか、不備があったら、ごめん。
みらいの占い先に入っていたこと。えにしの動きが比較的軽いこと。など。で。
村っぽい、と。主張するつもりだけど。
……流れ上、きーちに乗ったと、みられても、ふしぎでは、ない。」
「俺は概ねシオンの案に賛成だ。ミウを閉じ込める事はしないけど。
やっぱりエニシ呪狼の線が割と強いんだわ。今日エニシを閉じ込めて、残る狼を明日閉じ込めしまうと一人勝ちするやつ、狐がいるかもしれないんだろう。
閉じ込めるだけなら...魂は失われないかもしれないらしいからな」
チラッとシオンを見た。
「主な理由としては、えにしは、発言が、軽いように思った。
特に気になったのは、閉じ込める先に、やくもを選んだところ。
封印狂人の話を出したのはいいとして、その理由は「使ってみたかったから」とか、言ってたところ。
それと、今日。しおんの、告白に対して、てれっと狩人について、言っちゃうところ。
言わせてもらえば、うかつ。
やくもも、だけど……こういう動きは、あまり、狼らしくはない。
強いて言うなら、しおんの発言で、閉じ込められそうになったことに焦り、ついでに、しおんが狩人に見られて襲撃されることを、けねんした、魚人の可能性を、わりと考えている。」
「……うん。
今日狐を閉じ込めるっていうなら、エニシがいい。
狼狙いなら、……アオイ」
ミウチャンとアオイの顔が見れない。
いや、誰も見たくなかった。
そういえば、肝試しの夜は、アオイに文句言われるんじゃないかって、ビクビクしてたっけ。馬鹿だよなあ。そんなこと、どうでも良くなってしまった。村のみんなが死んだ朝に、みんなも一度死んでしまったのかもしれない。
「どっちにするべきかっていうと……。オレはエニシからがいいと思ってる」
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