1898 哀願の村
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修道士 アイザック に 1人が投票した。
フロイライン アウローラ に 5人が投票した。
売女 アデリーナ に 1人が投票した。
フロイライン アウローラ は村人達の手により処刑された。
次の日の朝、シャーマン トッド が無残な姿で発見された。
現在の生存者は、修道士 アイザック、売女 アデリーナ、運転手 シュウジ、放浪娘 リコッタ、トレブル ベガ の 5 名。
( 0 ) 2019/01/05(土) 02:02:06
( 1 ) 2019/01/05(土) 02:02:45
ああ、彼は私の愛しい人に小瓶を返していたのだったね。
君達のものなのだから、返す必要など無いのに。
( 2 ) 2019/01/05(土) 02:05:40
( 3 ) 2019/01/05(土) 02:06:38
いつの間にやら、眠りに落ちていたらしい。
……数日間といえど習慣なのだろうか、ぱちりと目が開いた。
そこにあるのは──。
( 4 ) 2019/01/05(土) 02:07:34
殺された彼は弔って欲しいそうだよ。
まあ、優しいアイザックとシュウジなら弔ってくれるんじゃないかな。
( 5 ) 2019/01/05(土) 02:10:52
>>5 レヴィン
もう…ほんとに、悪い人ね。
[死体には目もくれなかった。]
じゃ、オヤスミ。また明日ね?
行くわよ、可愛い子猫ちゃん。
( 6 ) 2019/01/05(土) 02:14:04
「ごめんなさいーー私は………」
苦虫を噛み潰したような表情をした。
「……【トッドさんを守っていました】」
可能性はあったのだ。
それでも僕は、守ろうとしたものがすり抜けていく感覚に、再び空虚を感じていた。
( 7 ) 2019/01/05(土) 02:14:37
>>レヴィン
「……貴方に言われなくとも。」
>>トッド
「……守れなくてすみませんでした。私が責任を持って弔わせていただきます。アンさん……と言うのでしたよね。結局、彼女のことを紹介してもらえなきったな。」
少女も一緒に、弔ってあげよう。
アウローラさんのことも。
>>シュウジ
「……手伝っていただいてもいいですか?」
( 8 ) 2019/01/05(土) 02:17:09
>>5 レヴィン
「…………」
ちらりと見て、それから死体に歩み寄る。
「悪ぃな、正しい作法はわかんねえんだ。昨日は見ていたし、俺なりにやって見るけどよ」
どこに向けてでもなく俺はそう言って、昨日のようにトッドを持ち上げた。
>>8 アイザック
「……おう」
( 9 ) 2019/01/05(土) 02:19:45
修道士 アイザックは、運転手 シュウジとともにトッドとアウローラを別室に運び、弔った。
( A0 ) 2019/01/05(土) 02:21:51
アイザックと共に弔いを終える。
その後で、昨日と同じように二人に向かって手を合わせた。
「…………」
俺は二人のことを、きっと何も知らなかった。
それでも胸はくちく痛む。死後の安寧を祈って、黙祷を捧げた。
( 10 ) 2019/01/05(土) 02:30:11
トッド!おつかれにゃ!
トッドが憑狼だったのはちょっと意外だったにゃ!
今日はベガを吊る流れになると思うにゃ。
狐が残っていないことを祈るにゃ。
……これで、アタシ"達"の勝ちにゃ!!
( *0 ) 2019/01/05(土) 04:29:44
……っ、!
/*
何かに追われるようにして身体を預けていたソファーから勢いよく起き上がる。
暫くののち、額に手を当てて文字通り頭を抱えた。
*/
……ごめん。あの後、守る先もきちんとしないままあのまま寝ちゃってたみたいだ。
( 11 ) 2019/01/05(土) 07:44:37
……ああ。何やってんだろ、何にもできないままだ。
えっと、昨夜僕が守った先はアイザックだった。
シンプルに、考えよう。
憑狼のことは考えず、この顔ぶれなら。
アデリーナが最後の狼ってことでいい、んだよね?
リコッタと僕が狩人で、シュウジとアイザックが闇狩人だった?
( 12 ) 2019/01/05(土) 07:51:32
あれ……でもそしたら、
/*
手近にあった紙とペンに箇条書きで能力と人名を書き連ねる。
*/
––––––––
狼……ミト、アウローラ、アデリーナ
占……トッド
公……ヒューズ
求……░▓▒▓
霊……ギルバート、エーリカ
狩……リコッタ、ベガ
闇……シュウジ、アイザック
狂人、狂信……レイコ、ノエル
狐……ライ
––––––––
( 13 ) 2019/01/05(土) 08:14:28
やっぱりノエルが敵だったことになる……?
あれ、合ってる?
( 14 ) 2019/01/05(土) 08:14:53
……でも、もし仮にだけど、ノエルが敵方だったとしたら
ただ黙ってるようなことしそうにないし、やっぱりおかしいよね?
ううん……?
( 15 ) 2019/01/05(土) 08:28:24
( A1 ) 2019/01/05(土) 08:29:18
おや、美しい。今日もまた増えましたね。
この小瓶、随分満たされてきました。
誰の願いが叶うんでしょうね?
みなを助ける、といった陳腐な願いでなどありませんよう。
この欲望の塊で叶うんですもの……エゴイスティックで、他人を蹴落とすような。
そんな、転がり落ちるような、高みに上り詰めるような、花火を期待していますよ。
それをレヴィンと私だけの特等席で眺めるとしましょう。
( 16 ) 2019/01/05(土) 08:34:13
[カツカツと変わらずヒールを響かせて、広間に戻る。キッチンの戸棚に入っていたクッキーを勝手につまみ、紅茶を片手に時を待つ]
ああ、そっか…いないのね、トッド。
【アウローラは狼、よ】
( 17 ) 2019/01/05(土) 09:37:40
>>16 ガラン
そのような物よりもずっと君の方が綺麗だよ、愛しい人。
さあ、誰だろうね。その小瓶は彼らのものだから君が気に入った子にでも渡してあげてくれ。
もちろん、君が小瓶を欲するなら手に入れられるように、彼らと取引するけど。…君には必要ないだろう?
( 18 ) 2019/01/05(土) 09:54:47
ふあぁ……欠伸をして部屋に入る。
もう何度目だろう。感覚が麻痺してくる自分がいた。
「…………。」
すぐにトッドアウローラの死を知らされる。
トッドが偽物だった場合を想定してアデリーナを守ってみたが、この襲撃先だとそれも稀有な話だったらしい。
( 19 ) 2019/01/05(土) 11:26:55
「………」
疲れ果てていた。けれど、終わりが見えてきたことも事実だ。それが良い方向か、悪い方向かはもう。
それでも、ここで立ち止まってはいられない。
>>レヴィン
「智狼がもし狩人を襲撃した場合、狩人か闇狩人か判別がつくのでしたっけ。」
( 20 ) 2019/01/05(土) 13:08:40
>>20 アイザック
どうだい、そろそろ慣れたかな。
…ああ、君に慣れたかどうかを聞くのは失礼になるね。そもそも遺伝子に組み込まれているのだから。
ああ、そうだね。自らが自覚していなくても、彼らは知ることが出来るよ。
ただ、分かるのは自らの手で殺した相手だけさ。
( 21 ) 2019/01/05(土) 13:20:48
「……トッドを本物だと仮定するなら、もう詰んでる、はずだよな。占い先を聞いておかなかったのが、失敗だったが」
広間に戻って、呟く。
「……ここでトッドが死んだのは、素直に見れば本物だってことになると思う。
するともう狼候補はベガとアデリーナ、それから憑狼の可能性か。
所感でいいなら、アデリーナが最後の犯人なんじゃないかと思ってる。ベガは犯人にも狐にも見えねえんだよな。言葉にはうまくできねえんだけど。……一週間過ごしてきた勘かな」
「ただ、ううん、なんつーか、しっくりこない。……何がって言われてもわかんねえけど」
( 22 ) 2019/01/05(土) 13:37:21
「昨日トッドさんはどちらを占ったのでしょう。ベガさんをとお部屋に戻ろうとする時は仰っていましたが……」
最後、僕の話に耳を傾けていなかったか。
「私はトッドさんが本物だと決め打ちます。そしてまだ、あと2回選択ができます。トッドさんが本物の場合、敵である可能性があるのはベガさんとアデリーナさん。
……昨日言った通り彼女は狼だと思っていますが。」
「つまり、相対的に狐の可能性があるのはベガさんだと思っています。いつか占い師同士で占ったらどうかーーという提案をしていましたよね。それが、占いが飛んでくるのを避けたがっているようにも感じたので。」
( 23 ) 2019/01/05(土) 13:46:51
「ノエルさんは狩人ではないでしょうか。最悪ライさんも狩人である可能性がありますが、その場合はシュウジさんが本物の闇狩人で、リコッタさんが偽物かと。私が今日も守ると分かっていて襲撃したのは、本物がここにいないと分かっていたからーーという可能性がありますから。トッドさんから占いを受けていますから、リコッタさんはあって狂人かな。」
「なので、今日はベガさんかリコッタさんを念じるつもりです。トッドさんが占っていない可能性があるので、一応ベガさんのつもりでいますが……狐ではないと思えればリコッタさんにします。
そして、明日はアデリーナさんを処刑すればこの悪夢は終わるはずーー私はそう信じたい。」
( 24 ) 2019/01/05(土) 13:47:50
>>21 レヴィン
不快さを隠し切ることができず、僕は眉に皺を寄せて顔を顰めた。
「ーー違う。僕をアンタとつるんで家族を蔑ろにするような男と一緒にするな。」
そして、帽子を取り前髪を整えながら静かに息を吐き出す。
この男に怒ってもどうにもならないことは、この数日でよく理解していたから。
「……。そうですか。ご説明ありがとうございました。」
( 25 ) 2019/01/05(土) 13:53:47
>>シュウジ、アイザック
何だったかな、生き残ったヒロイン症候群トリオのうちのお二人。とでも呼べばいいのかな。
ここまで来れば、状況が整理出来るんじゃないかな。
君達の目にはどう見えているんだい。
( 26 ) 2019/01/05(土) 13:54:22
>>25 アイザック
同じだとは思っていないさ。
君は彼とは違うよ。
それに、彼にとっての家族は私だった、それだけの事じゃないかな。
( 27 ) 2019/01/05(土) 14:04:43
>>18 レヴィン
ふふ。愛しい人。
ええ、私に小瓶があるとしたらそれはもう叶えられた思いでいっぱいです。あなた色でしょうから、さぞ美しいでしょうね。見せてあげられるなら、見せてあげたいものです。
そう、これはただ預かっているだけ、もちろん私には不要なものです。
さて、誰に渡しましょうか。運命にゆだねましょう、
<<放浪娘 リコッタ>>
( 28 ) 2019/01/05(土) 14:43:39
語り部 ガランは、放浪娘 リコッタに「はい、お嬢さんどうぞ。今日はこの小瓶はあなただけのものですよ?」
( A2 ) 2019/01/05(土) 14:44:32
アイザックは昨日から表でシステムの質問するのやめた方がいいと思うにゃ
あまりにメタ白が過ぎるにゃ
( *1 ) 2019/01/05(土) 14:44:34
語り部 ガランは、小瓶に口付けをし、放浪娘に手渡した。
( A3 ) 2019/01/05(土) 14:46:24
突然小瓶を手渡されギョッとする。
>>28
「ギィョエ!!き、気持ち悪いにゃ!」
近くに居た<<修道士 アイザック>>の服で瓶を拭う。
( 29 ) 2019/01/05(土) 15:00:03
アタシは今日ベガを念じるにゃ。
みんなも、頼むにゃ。
( *2 ) 2019/01/05(土) 15:01:59
レヴィン・メルゼブルクの言葉に(>>26)、瞳の青が燃える。
「っおまえーーー」
抑えていた苛立ちの堰が切れそうになった時、突如リコッタさんがおかしな悲鳴をあげて僕に寄ってきた。
「……ええ!?」
思わず目を丸くしてリコッタさんを見ると、彼女はそのまま僕の服で小瓶を拭う。
当惑して視線を辿ると、彼女越しに視界に入ったのは、あの男の『家族』だという僧侶。
僕は毒気が抜けたーーというよりは、怒りのやり場を失って溜息をついた。
>>28 リコッタ
「ええと……大丈夫ですか?」
( 30 ) 2019/01/05(土) 15:09:50
>>30 アイザック
「気持ち悪いハゲオヤジの唾液にゃー!嫌だにゃあ……気持ち悪いにゃあ……ひいぃ……」
ふきふき
( 31 ) 2019/01/05(土) 15:17:54
>>31 リコッタ
猫ちゃんにそんな汚ったないもの持たせられないわ!あたしが持っててあげる。ね?
[邪心を全てクリームで覆い隠したような笑顔で、手を差し出した。迷うような素振りでもあれば、「大丈夫よ、ちゃんと返すから」と付け加えたことだろう]
( 32 ) 2019/01/05(土) 15:26:23
>>31 リコッタ
「あの……あはは。」
僕は眉を下げて苦笑いをした。
これ以上服を汚されるのは僕としても困るので、ポケットから無地のハンカチを取り出してリコッタさんに差し出す。
「よかったらどうぞ。返さなくて大丈夫なので」
( 33 ) 2019/01/05(土) 15:29:21
僕が狐だ?
ふざけないでよ今さらそんなのってある!?
/*
突っ伏せていた机から憤然と顔を上げる。
*/
だってあのときは本当にそう思ってたんだもん。
狐が占い名乗るメリットもあるよなって。>>3:110
僕のこと狐だと思うんなら褒めてほしいよね、あれだけ占ってほしいって言われてここまで占われずにいるんだからさ!
まあ、ゆうべトッドがどっち占ったかは知らないけど。
僕は、今夜はアデリーナのことを念じる。
( 34 ) 2019/01/05(土) 15:29:40
僕が狐の可能性があるから"先に一応殺してから"アデリーナを……なんて理由なら許さないからね!!
( 35 ) 2019/01/05(土) 15:31:35
……って、
/*
くるくると手渡される小瓶と取り巻く者たちに瘴気を抜かれる心地で眺める。
*/
もう全員が見えるテーブルの真ん中とかに置いてればいいじゃないか。
民意で"処刑"する以上、生き残ってる全員のものなんだから。
( 36 ) 2019/01/05(土) 15:34:32
>>32 アデリーナ
彼女の笑顔にぴくり、と反応する。
昨日までアタシを撫でていた彼女とはまるで別人のような、貼り付けたような笑顔。
咄嗟にアイザックの後ろに隠れる。
「これは……アタシが預かるにゃ。大丈夫にゃ、独り占めはしないにゃ……」
じっと彼女を見つめる。
あの温もりの真偽を確かめるように。
( 37 ) 2019/01/05(土) 15:38:13
語り部 ガランは、「おやおや……」とみなをさらりと見渡して微笑む
( A4 ) 2019/01/05(土) 15:43:39
>>37 リコッタ
…わかったわ。
でも、大事に持っておくのよ。
[あっさり引いて、眼を覗き込んだ]
ねぇリコッタ?
【狐ってだれだと思う?】
( 38 ) 2019/01/05(土) 15:46:27
>>38 アデリーナ
あまりにあっさりと引くものだから、キョトンと首を傾げる。
一瞬見せた彼女のあの冷たさが嘘だったのではないかと錯覚するくらいに。
「狐は、まだ残ってるとすればベガにゃ。
ただ、そうするとアデリーナが犯人って事になるにゃ。
アタシはトッドを本物だと思ってるし、レイコが仲間を売ったように思ってないにゃ。」
「だから、今まで念じた中にいたんじゃないかと思うにゃ。
ベガは、犯人だと思ってるにゃ。」
( 39 ) 2019/01/05(土) 15:53:31
>>35 ベガ
「……狐である可能性がある以上、私はアデリーナさんから処刑するのは避けたいです。ベガさんの立場であれば、そう仰る気持ちは理解できますが。そう思うことの何がおかしいのでしょう? 」
真剣な目で彼を見つめる。
「でも、僕はリコッタさんが狂人である可能性も見ています。理由はさっき申し上げた通りです。
シュウジさんが闇狩人であると申し出ていることを踏まえても、これだけ狩人候補がいる。それなのに狼はトッドさんを襲撃した。」
「これが意味するのはアデリーナさんが智狼で、狩人がもう死んでいると知っていたからではないかと。
また、ベガさんは納得されていたようですが、私はリコッタさんが敢えて狩人であることを口にしなかった理由が納得できていません。だって、狂人や狂信者のふりをしても、狼が既に彼らの位置を知っていたらばればれじゃないですか」
( 40 ) 2019/01/05(土) 15:55:19
>>ベガ
「もし君が本当に狐ではなく狩人なら、私は狂人の可能性が高いリコッタさんを選びます。
今まで亡くなった方たちのためにも、狼陣営は余さず処刑するべきだ。それに、もしアデリーナさんで終わったとしても、生き残った狂人が小瓶を奪わないとも言えないから。」
「でも、私は君が狐だった可能性も怖い。君が引用した箇所を聞いた上で言っています。君は子供だが聡い人間だ。他に君が狐ではないという論拠はありませんか?」
( 41 ) 2019/01/05(土) 15:56:22
>>リコッタ
「……小瓶についてはベガさんの言う通りかと。テーブルに置いて、全てが終わるまでは全員触らないことにした方がよいと思います。」
後ろに隠れているリコッタにそう声をかける。
( 42 ) 2019/01/05(土) 15:58:34
>>39 リコッタ
[ゆるゆると首を振る。赤い目は心の奥底まで覗くように、大きく見開いて]
【狐がいるの!いるのよ!!!!!】
[唇からは、小さな悲鳴と共に言葉が漏れた]
( 43 ) 2019/01/05(土) 16:07:42
>>アイザック
うぅ……と呻き声を上げる。
「確かにそうにゃ。これを持ってて犯人に狙われたらたまったもんじゃないにゃ。」
けど……とあとに続ける。
「テーブルに置くのは不安にゃ。ハゲジジイに返却にゃ!」
ぽーーんっとガランに向け放り投げる。
「しっかり持ってるにゃー!あと唾は付けないようにしてにゃ!!」
( 44 ) 2019/01/05(土) 16:08:57
>>43 アデリーナ
とのつぶやきは小さいのによく部屋に響いた。
「どういう……ことにゃ?
トッドが本物じゃなかったにゃ……?」
今更、今更彼女はレイコが本物だったなんて言うのだろうか。
( 45 ) 2019/01/05(土) 16:11:38
語り部 ガランは、キャッチ。
( A5 ) 2019/01/05(土) 16:13:11
はー!
なんでここには人が言ったことを言葉通りでなく曲げて解釈する人がこんなにいるのかなあ?
/*
苛々と髪をかき乱すように頭を掻く。
*/
>>40 アイザック
僕がいつ、アンタがそう思うことがおかしいって言ったんだよ。
むしろそう思ってるだろうからああ言った>>35んだ。
もしそんな理由で僕を処刑したいと言うならアンタが僕を殺してよ。
台所の長包丁で心臓を突き刺して、「忌々しい狐が!けだものめ、地獄に落ちろ!」って言いながら、呪いの言葉を吐いてさ。
そしたら僕は天国からライラとふたりで、アンタが嫌うその血が流れてるやつ全員と
僕を念じたやつ全員を呪って呪って呪ってやるから。
( 46 ) 2019/01/05(土) 16:14:25
>>43 アデリーナ
は?何言ってるの。
本当にそうだとしてどうして君にそれがわかるの?
( 47 ) 2019/01/05(土) 16:15:28
>>41 アイザック
狼陣営は余すところなく処刑すべきだ?
『亡くなった方たち』の誰かがそう願ってるとでも思うわけ?
リコッタが狂人かもしれないことには僕も同意するけど、
生き残ったからって負けた狂人が小瓶を奪うことが許されるなら、最初からこの屋敷の中で行われてたことは茶番もいいところだね。
屋敷の主人がそれを見過ごすようなアンフェアなことするようには思えない。大嫌いだけど。
( 48 ) 2019/01/05(土) 16:20:55
>>47 ベガ
あなたが狂信者なら教えてあげるわよ。
( 49 ) 2019/01/05(土) 16:21:18
>>45 リコッタ
もう、そんな誤魔化しは要らないのだけど…あたしはね、今日に賭けようって、そう思ってるの。
( 50 ) 2019/01/05(土) 16:22:44
アデリーナ!どういうことにゃ!?
アタシ、訳分からないにゃ!!
けど、けど、どうすればいいにゃ!
( *3 ) 2019/01/05(土) 16:25:14
>>41 アイザック
ていうか……この期に及んでよく僕に、「子供だが聡い」だなんて言えたよね。
この屋敷を出られたら、地雷がないかどうか確かめるために歩く先へ戦車を走らせることをお勧めするよ。
狐でない論拠……は……誰も守れてないどころか狩人か闇狩人かも確定できてないから言えた身分じゃないけど。
もし僕が狐だったらノエルが襲われた時点で「守れなかった、僕は闇狩人だ」って言ってるかな……たぶん。
( 51 ) 2019/01/05(土) 16:26:03
トッド!トッド!返事するにゃ!
トッド生きてるにゃ!?
まさか仲間割れなんてしてないにゃ!?
もう隠す必要ないにゃ!生きてるなら返事してにゃ!!
( *4 ) 2019/01/05(土) 16:26:11
ふふ、安心してくれ。生き残った、勝者になる資格を持つもの達。
敗者が願いを叶えてしまうなんてことは起こらないようにするために私がいるのだからね。
( 52 ) 2019/01/05(土) 16:26:53
>>49 アデリーナ
……そう。その赤い瞳は、隠すのに持ってこいだったってわけ。
せっかく綺麗なのにね。
( 53 ) 2019/01/05(土) 16:26:59
( 54 ) 2019/01/05(土) 16:28:09
( 55 ) 2019/01/05(土) 16:30:20
ああ、そうそう。
大切なことを言い忘れていたね。
狐とC国狂人のことさ。彼らは人からは少し外れた存在だからね。
【狐は一人として、数えられない】
【C国狂人は狐が生存していれば人間として数えられ、狐が死んでいれば、一人として数えられない】よ。
私の愛しい愛しい、子供達から聞いているとは思うけれどね。
( 56 ) 2019/01/05(土) 16:31:01
ふふ、誰が小瓶を手にするのか大事な場面だろうからね。
私は君達を見守っているさ。
( 57 ) 2019/01/05(土) 16:33:09
>>56 レヴィン
そういうの早く言ってにゃーーー!!
え、まじにゃ?
( *5 ) 2019/01/05(土) 16:33:10
「…………」
考えているうちに、話が進んでいた。
「エーリカが本物だったって、……そういうことか?」
考えることは他にあっただろうに、震え声で呟いたのはそんな言葉だった。
( 58 ) 2019/01/05(土) 16:33:29
>>56 レヴィン
あら、そうなの。狂人については知らなかったわ。
( 59 ) 2019/01/05(土) 16:33:34
( 60 ) 2019/01/05(土) 16:34:08
>>60 アデリーナ
「どうして彼は死んだんだい?」
( 61 ) 2019/01/05(土) 16:35:12
>>59 アデリーナ
ふふ、私から話すまでもないと思ったからね。
聞かれれば答えるつもりではあったけれど。
( 62 ) 2019/01/05(土) 16:37:26
つまり、トッド・アデリーナが生きてる状況で、狐が居ないのは確定してるどころか既に勝利していなくてはいけない。
つまり……トッドは、生きていない。
アデリーナの提案はつまり、トッドは通常の殺人で、ここには狼C人人狐って事にゃ?
( *6 ) 2019/01/05(土) 16:39:01
アデリーナは僕のことを狐だと主張して"処刑"してやろうって魂胆なのかな。
もちろん違うし狂信者でもないけど、今日に賭けるってどういうこと。
リコッタがやっぱり狂人だからそんなこと>>50言ってるの?
狼がアデリーナひとりなら、明日が来たら示し合わせて……って言ってたら、そうか狂人はヒトじゃない数え方もするのか。
だったらなおさら今夜"処刑"されるわけにはいかないよ。
( 63 ) 2019/01/05(土) 16:39:47
>>61 アイザック
彼? あたしが踏みつけた誰かのことかしら。
…狐が生きてるのを知っているのは、あたしだけだった。バランスを取る為に、殺した。…この回答が求めてるもの?
( 64 ) 2019/01/05(土) 16:40:32
……?
アデリーナは狂信者を探してるの?
この中に狂人も狂信者もいるならもう負ける……よね。
なんで>>61アイザックは違うって言わないんだよ!
どうなってるんだよ……
( 65 ) 2019/01/05(土) 16:43:26
トレブル ベガは、助けを求めるようにシュウジを見た。
( A6 ) 2019/01/05(土) 16:44:00
アデリーナ!なんで!なんで!殺したにゃ!
みんなで瓶を分ければいいにゃ!なのににゃんで!
アタシはアデリーナが好きにゃ!
一緒に生きて欲しいと思うにゃ!
アタシの事も……終わったら殺すのにゃ……?
( *7 ) 2019/01/05(土) 16:45:18
狂信者……まだ生きてるなんて、思えないにゃ……
名乗りを上げたとしても狐と見分けつかんにゃ……
アデリーナは狐の炙り出しをしようとしてるのにゃ……?
( *8 ) 2019/01/05(土) 16:49:26
>>65 ベガ
「ーー。好機が来るのを待っていたんだよ。」
唇を少しだけ横に広げるようにして微笑む。
「……この様子だと、やっぱりまだ狐はこの中にいるんだね。」
>>64 アデリーナ
「……そう。じゃあ、好機ってわけではないのかな。それでも、賭けるのが今だと言うなら仕方がない。」
「アデリーナ、どうしたら君に信用してもらえる? 君の仲間の名前を今ここで言えばいいかな。」
( 66 ) 2019/01/05(土) 16:58:05
「……なるほどな」
>>65 ベガ
「大丈夫だよ、ベガ。……俺達に出来ることはひとつしかない。少なくとも、これで俺はアンタのことを、信じられそうだ」
そう少年に笑いかけながら、必死に頭を回す。
信じられる、ではなく正しくは信じるしかなくなった、と言うべきか。
( 67 ) 2019/01/05(土) 16:58:53
修道士 アイザックは、語り部 ガランの手から小瓶を取った。
( A7 ) 2019/01/05(土) 17:06:59
( *9 ) 2019/01/05(土) 17:08:19
>>66 アイザック
そうね…答えはもう半分広げられているようなものだけど、とりあえず答えて貰いましょうか。
( 68 ) 2019/01/05(土) 17:14:59
( A8 ) 2019/01/05(土) 17:15:05
放浪娘 リコッタは、修道士 アイザックにベロを出す。残念。さっきハゲジジイに投げたのは空き瓶にゃー!
( A9 ) 2019/01/05(土) 17:15:10
アイザックもえらい道化にゃ。
死んでいった人に投げかけたあまーい言葉はアデリーナ顔負けにゃあ。
( *10 ) 2019/01/05(土) 17:16:36
ふふ。楽しい……!
レヴィンの思いつくことは100年の妄執も澱も吹き飛ばしていく!
さあ勝者は誰になるのでしょう?
敗者が抱え込んだところでその小瓶、抱え切れるものでもありません。
私の口付けた瓶を後生大事に抱えておいでなさい。放浪娘。
( 69 ) 2019/01/05(土) 17:21:57
>>68 アデリーナ
「……哀れな少年ミトと、お人形と仲良しのトッド。」
「ミトくんはうっかり猫くんが殺されたーーなんて言うからついつついてしまったけれど、トッドには十分協力しただろう? これまでずーっと彼が本物だと主張し続けてきたんだから。」
空だと言われて、おやおや、と手にした小瓶を眺めながら呟く。けれどリコッタのことはひとまずおいて、そのまま僕はアデリーナを見つめた。
「狂人は死んだのかい?」
( 70 ) 2019/01/05(土) 17:22:12
「……トッドのこと、結構好きだったんだけどなぁ。」
( 71 ) 2019/01/05(土) 17:24:21
( 72 ) 2019/01/05(土) 17:24:32
館の主 レヴィンは、退屈そうに様子を眺めている。
( A10 ) 2019/01/05(土) 17:24:49
( 73 ) 2019/01/05(土) 17:25:56
>> 70 アイザック
正解。
狂人?ずっとそこにいるわ、あたしの可愛い子猫ちゃんよ。
…それは、本当にごめんなさい。気づいたのは昨日で、踏み切れなかったのはあたし。…運を掴んでしまったのも、あたし。あのね、ほとんど…ギルバート以外は、あたしが殺したの。
( 74 ) 2019/01/05(土) 17:35:23
「アイザック……! お前!!!」
「……お前それで、いいのかよ…………。……どうして……っ」
( 75 ) 2019/01/05(土) 17:37:13
……静かに事実を確認する。
「にゃるほど。アイザックは生真面目な優男だと思ってたけど、裏の顔は違ったみたいにゃ。」
ニンマリと笑顔を作る。
「クスクス、よろしくにゃ、アイザック?」
( 76 ) 2019/01/05(土) 17:43:06
ずっとなにかを…ギルバートが憑狼で…なんて堂々巡りもしたけど、それもないでしょう?
【アウローラが狐でない場合、狼も口減らししないと終わる。】それが昨日の考え。狂人が数に入らなくなる条件は知らなかったけど…今でも間違ってないわよね。
( 77 ) 2019/01/05(土) 17:43:15
「それでいい?……いいかって、聞いたのか?」
ハ、と笑う。
「……これで本当にいいのかなんて問答は、とっくに済んだんだよ。欲しいものがあるなら自分から動かなきゃ。」
人の死は痛かった。
ノエルさんのために流した涙は嘘じゃない。
でも僕は、狼を責めはしない。
「シュウジ。君はどっちなんだい?」
( 78 ) 2019/01/05(土) 17:46:07
もう与えられた権限を行使する必要もないだろう。
思えば長いようで短かった。
空に向けて喋り続けるのはなんとも虚しいものだ。
>>77 アデリーナ
「……トッドを襲ったのは、憎くてじゃないんだにゃ?
信じて……いいにゃ?」
( 79 ) 2019/01/05(土) 17:49:04
>>78 アイザック
「……アンタは、今も自分の家系を絶やすために、あの小瓶を使いたいのか?」
「…………だけどな、アイザック。アンタも死ぬんだ。アンタは勝てない」
俺は唇を軽く持ち上げる。
質問には答えないまま、俺はそう言った。
( 80 ) 2019/01/05(土) 17:55:38
「僕の見立てでは孤独の王はベガだったけれどーーシュウジ、君の可能性もあるわけだ。真面目に見える人間ほど危険なものはない。そうだろう?」
僕は彼にそう言ってから、アデリーナに視線を戻した。
>>75 アデリーナ
「……謝る必要はないさ。それよりも、僕が狂信者だと伝えられないまま死ぬほうが怖かったからね。あのままトッドが生きていたら、狐に一人勝ちされていたかも知れないし。」
「そうかーー処刑した人間までは分からないんだね。彼女の死に際は……狐、にはあまり見えなかったけれど。果たして誰なんだろうね。」
( 81 ) 2019/01/05(土) 17:58:39
>>81 アイザック
あたし、あなたのこと狐と見立てていたから。
それにしては…ええ、真実に辿り着いているのに大人しいから、狂信者か、ね。あたしに殺されることはなかったわけだわ。
[でも、やっぱり昨日のうちにやるべきだったわね。これは運がいいだけだわ。
そう自虐的に微笑んだ]
( 82 ) 2019/01/05(土) 18:05:11
処刑された人も、あたしからしたらほとんど透けてみえてるんだけど…恋人、狐ではない、狼、霊能、…アウローラ。
ここでいきなりノーヒントってこと。甘やかされちゃったからもう…さっぱりだけど、狐ではない気はするわね。
( 83 ) 2019/01/05(土) 18:07:40
>>80 シュウジ
「さあね。これから死ぬ人間が、僕の願いを知る必要はないだろ。」
嘲るような笑みを頬に浮かべたまま、シュウジを見つめ返す。しかし彼の予言めいた言葉に、僕はその表情を歪に顰めた。
が、すぐに落ち着かせるように唾を飲み込んで、片頬をあげる。
「……ふん、もしアデリーナに裏切られたとしても、何もしないよりはマシさ。君は負け犬らしくそうやって遠吠えでもしていろよ。」
( 84 ) 2019/01/05(土) 18:12:44
ふふ、美しい仲間の絆というやつかな。
いいんじゃないかな。命を懸けた先に、真実の絆を見出す。
民衆が好みそうな、良い物語だと思うよ。
( 85 ) 2019/01/05(土) 18:12:52
>>79 リコッタ
ええ、もちろん。
あなたには本当に…ごめんなさいって言わなきゃね。
( 86 ) 2019/01/05(土) 18:19:16
>>82 アデリーナ
「なあ。君、僕のことを裏切ったりしないよな?」
自分の口で言ったのだ。欲深い者たちがただ協力し続けるわけはないと。それでも、僕は余裕のない瞳でアデリーナを見つめる。
「……僕にも小瓶を手にするチャンスを与えてくれるなら、このまま君に協力しよう。」
( 87 ) 2019/01/05(土) 18:32:17
>>84 アイザック
「……いくらだって、賢いやり方はあっただろ」
俺には、もう、言葉しかなかった。
「こうやって、ここで出会った人たちを犠牲にすることでしか、アンタの願いは叶えられなかったのか?
──アンタは、そうやって、死ぬのか?」
多分これは、説得とか命乞いというよりも、やりきれなさに満ちた後悔の言葉でしかなかった。
「……アイザック。欲しいものために自分が動かなきゃなんねえのは認めるよ。だからって、何をしたっていいって言うのか?」
──生きてさえいれば、もっと真っ当なチャンスだって。
「ああ、吠えるよ。吠えてやる、最期までな。俺はアンタのいつかの言葉全てが嘘だったわけじゃないって、信じてるから」
それでも。もうこいつの感情にかけるしかなかった。
( 88 ) 2019/01/05(土) 18:33:03
語り部 ガランは、修道士 アイザックに「今日も差し上げますよ?ふふ。忙しい方だ」
( A11 ) 2019/01/05(土) 18:34:43
そっかあ………ははっ。
狼と狂人と、狂信者と、
それから。
( 89 ) 2019/01/05(土) 19:03:10
( A12 ) 2019/01/05(土) 19:03:26
>>87 アイザック
ええ、もちろん。
【あなたとリコッタがベガを…今のところベガよね? 選んでくれるなら、あたしはシュウジを獲物にするわ】
もう選んであるわよ。それで…チャンスはあるけど、結果はあたしに管理できるものじゃない。あなたは賢いから分かっているでしょうけど、できるのは"生かしておくこと"だけだわ。
( 90 ) 2019/01/05(土) 19:04:33
あははっ。はは。
全部間違えてたんだ僕。
前提も、分かれ道でも全部間違えてたんだ。
おかしいねえ、ライラ。
馬鹿みたいじゃなくて、僕が馬鹿だったんだね。
( 91 ) 2019/01/05(土) 19:05:41
「……ベガ」
「違う、まだだ。アイザックを、いや、リコッタでもいい、どちらかを、説得できればまだ!!
なあ、諦めんなよ、ベガ……。お前が、諦めちまうのかよ」
( 92 ) 2019/01/05(土) 19:08:31
>>92 シュウジ
うん?じゃあシュウジは、誰が狐だと思ってるの?
自分じゃない、って否定すらしてなかったけど。
僕に答えられるの?
( 93 ) 2019/01/05(土) 19:13:56
説得ぅ?ふふっ、そうだね、できたらいいねえ。
アウローラが狐だったんなら、シュウジが本当に闇狩人なら、アデリーナを今夜"処刑"できればいいねえ。
村人側が勝ったら小瓶を扱えもしない狂人たちが、説得に応じるのかなあ?
たとえ今、アデリーナがみーんな裏切って小瓶を独り占めしようと考えてたとしてもさ。
彼らだって可能性がある方に縋りたいだろ。
( 94 ) 2019/01/05(土) 19:18:37
>>93 ベガ
「アウローラしか、いねえだろ!!
それ以外の答えが残されてるってのかよ……っ」
ベガの耳元に囁くように言った。
「……分かってるよ。俺にしたらアンタが、アンタにしたら俺が狐の可能性もあるって。……それでも。…………それでもアイツらに勝たれるよりは数倍マシなんだよ……!!」
「俺は、【俺は狐じゃねえ!!】」
( 95 ) 2019/01/05(土) 19:19:57
>>88 シュウジ
「うるさい……うるさい、うるさいうるさい!!!」
怒りが腹の底から一気に喉もとへ突き上げてきて、 僕は首を横に振りながら、言葉の最後を鳴り響くような大声で爆発させた。
そして、上瞼を引き攣らすような目つきで感情任せにシュウジに掴みかかる。目の前の男の首に両手をかけて、壁に背中を押し付けて。
「ーーおまえに……おまえに何が分かるんだよっ……。僕がどんな気持ちで生きてきたか知らないくせに!! おまえだって小瓶を求めてここに来たくせにっ……!」
喉から声を絞り出しながら、そのまま首の器官を指で圧迫する。
「………、………愛されたかった。一度でいいからサンタクロースを信じてみたかった。綺麗な物語で涙を流したかった。心から笑いたかった。誰かに頼りたかった。夢を持ちたかった。」
( 96 ) 2019/01/05(土) 19:22:26
「……じゃあ、シュウジ。君が僕を救ってくれるっていうのか? 僕のこの血を洗い流してくれるのか? なあ」
( 97 ) 2019/01/05(土) 19:23:09
>>95 シュウジ
あれっ、そう?
あは、実は僕もおんなじこと考えてたよ!
シュウジが、狐で、なおかつ勝てるならまだマシかなーってさ。
中身がどんなに悪人だかわかったもんじゃないけど。
シュウジならいいかなって。
/*
アイザックから壁に縫い付けられているような今の彼に届くかは気にせず言葉を発した。
*/
( 98 ) 2019/01/05(土) 19:33:28
おや、騒がしい。
レヴィン、我々はお茶でも飲みましょう。
紅茶にウォッカでも入れましょうか。
乾杯という気分ではありませんが、揃いのカップに同じものが入るだけで幸せなものですね。
( 99 ) 2019/01/05(土) 19:38:59
ふふ、そうだね愛しい人。
もう少し、素敵な劇を見せるつもりだったのだが、『友人』ではここら辺が限界だったのかな。
ああ、そうだね。コックやメイドがいれば、何か用意させたのだけれど。
( 100 ) 2019/01/05(土) 19:42:37
まあ、説得もいいけれど。
誰が小瓶を使うか。こちらも決めておいた方がいいとは思うよ。
【小瓶が満ちるまであと4人分の欲望が必要】なのだからね。
( 101 ) 2019/01/05(土) 19:49:18
>>アイザック
>>リコッタ
ねえ、アンタらさ。
僕、アイザックには「嘘つきの分際で引っぱたいてごめんなさい、嘘つきの分際で君のために泣いてごめんなさい」ってノエルの遺体の前で床に頭擦り付けながら謝ってそのまますりおろされて消えてほしいし、
リコッタは「アタシがろくに喋りもしなかったのが原因なのに憑狼だって疑われて逆上してごめんなさい、嘘つきの分際で狩人のマナーなんて説いてごめんなさい」って言ってるところを猫鍋にしてそのまま残飯にしたい。
僕はそれくらい、自分のミスも棚上げした上で、ふたりが憎くて憎くて今は仕方ないけどさあ。
僕とシュウジは今夜アデリーナを念じるよ。
勝ったら、全員が平等になるように願い事をするよ。
シュウジも賛成してくれるよね?
( 102 ) 2019/01/05(土) 19:52:33
>>アイザック
>>リコッタ
だからさ。
独り占めされるかもしれないアデリーナと、一緒に勝つより。
アウローラが狐だったことに賭けて、僕らに譲ってくれないかな。ねえ。どう?
それで一緒に、どう願えばいいか考えてよ。
( 103 ) 2019/01/05(土) 19:53:31
トレブル ベガは、館の主 レヴィンを力無い目で見た。
( A13 ) 2019/01/05(土) 19:54:28
館の主 レヴィンは、トレブル ベガに微笑んだ。
( A14 ) 2019/01/05(土) 19:55:53
はあ。そう。
だったらなおさら、アイザックもリコッタも。
願わせてはもらえないだろうね。
それならシュウジが狐だとしてもいいじゃないか。
みんな生き返って、何もなかったことにして忘れ去って。
全員元の生活に戻らせてって願えばいい。
ねえ。
( 104 ) 2019/01/05(土) 19:56:16
>>ベガ
君達の命を懸けた願いを、私の手で叶えてあげるつもりはないけどね。可哀想な『友人』を『飼って』あげるぐらいならするつもりだよ。
もちろん、小瓶を手に入れた人物が使うことを望めば、君の欲望は貰うけれど。
( 105 ) 2019/01/05(土) 20:03:25
>>96 アイザック
「っ!!」
壁に押し付けられて、頭を強かにぶつける。その衝撃もやまないうちに、俺の首には彼の手が回っていた。
激情は俺に牙を向く。
──そうだ。俺にだって叶えたい願いがあった。俺は、……アイツを助けたかった。
だけど。
眩む。視界が歪んだ。白いようにも赤いようにも見えた。
生理的なものかも分からない涙をだらだらと流しながら、俺はアイザックの叫びを聞いていた。
俺は力を振り絞って、彼の手を剥がす。
「……げほっ、…………ごほ……ごほっ……」
咳き込み、息を整えて、アイザックの手を掴んだ。
( 106 ) 2019/01/05(土) 20:05:34
「───救ってやるよ!!!!!
アンタのことも!! 他の奴らも!!!!!」
枯れた喉を更に枯らすほどに叫ぶ。
「サンタを信じたいなら俺がサンタになってやる、一緒に綺麗な物語も探してやるよ、笑える話も!!
頼りたいなら俺を頼れよ!!!! 愛されたいなら、俺がお前を愛してやる!!!!」
「それじゃダメかよ!!!なあ!!!
それでもどうしてもだめってんなら、一緒に探すから。でもやってみなきゃ、分かんねえだろ!!!!! アンタは……その可能性を捨てて、今、それにすがんなきゃなんねえのか?」
──他の人を犠牲にして、アイツを救ったら、アイツは絶対怒るだろう。
なにより、俺自身が、許せない。
アイザックだって、きっと。
( 107 ) 2019/01/05(土) 20:06:01
>>102 ベガ
「面白いこと言う負け犬にゃあ?」
思い切り笑う。こんなに笑ったのは久しぶりだった。
「ろくな仕事も出来ない憐れな出来損ないの狩人。いや、お前こそ"ただのヒト"がお似合いにゃ。
お前が今日まで生きてこれたのはアタシの仲間が泳がせてただけって自覚すらできてない可哀想なヒト。
……早く死ねよ」
( 108 ) 2019/01/05(土) 20:07:00
>>101 レヴィン
憐れな子犬から家主に向き直る。
「何アホなこと言ってるにゃ。ベガとシュージと
……あとレヴィンとガラン。これで四人にゃ。」
「何もかも思い通りに行くと思うなよ、人間。」
( 109 ) 2019/01/05(土) 20:12:14
>>108 リコッタ
あ、そう。まあ応じないだろうとは思ったし、負け犬の遠吠えなのは確かだ。
泳がされただけなのは流石に自覚してるよ。
本当に誰も彼も他人が言ってないことを言ったように解釈する。
アンタこそ仲間のおこぼれで、黙ってたのに勝つくせに。
早く死ねよって言うならアンタがいま殺せば?
もうこの際アンタでもいいよ。
( 110 ) 2019/01/05(土) 20:12:35
>>110 負け犬
「そうにゃあ、私は仲間に恵まれたにゃ。
ただ、アンタほど無能ではなかっただけにゃ!くぷぷ!」
「この子の身体を私が汚すわけにゃいだろ。無能がなに指図してるにゃ。弁えろよ。」
( 111 ) 2019/01/05(土) 20:15:30
息を整えながら、ベガを見た。
ベガだって、まだ戦おうとしている。そうだ。なら、大丈夫。俺だって、諦めたりしない。
>>102 ベガ
「おう!」
にっと笑うと同時に、汗がぽたりと床に落ちた。
( 112 ) 2019/01/05(土) 20:18:34
>>109 リコッタ
おや、【残念ながら、この屋敷の主は私】だよ。
君…は実感がないだろうけど、君の崇拝する彼女なら知っているだろうね。【今の私に子供達の力が通用するはずない】だろう。
( 113 ) 2019/01/05(土) 20:20:23
>>111 リコッタ
泳がされた無能なのはもう分かってるって言ってるだろ。
ただただ黙ってたやつが勝つのが無性に腹立たしいだけでさ。
うん?早く死ねよって言われたからじゃあお前が殺せよって言ったんだけどな。
指図なんてしてないよ。
言ってないことを言ったみたいに解釈するなって言ってるのまだ分からないの?
身体が愛しい人間になってどのくらい経つのか知らないけど、ヒト語の勉強頑張ってね。
( 114 ) 2019/01/05(土) 20:21:10
>>113 レヴィン
「つまらん事ばかり言うやつにゃ。そんなのアンフェアにゃ。
お前は争い合うのを求めてるのかもしれにゃいけど、そんな簡単にコントロールできると思わないことにゃ。」
お前は唾液ヤローとお揃いで頭の中スカスカハゲジジイだにゃん、と捨て台詞を告げる。
( 115 ) 2019/01/05(土) 20:26:52
>>114 ベガ
「なんか申し訳ないにゃ。まだ子供でわけもわからず仕事をしなかっただけなのに責め立てるのは可哀想すぎたにゃん。
元気出すにゃん。
誰でも死ぬのは嫌だにゃん?」
( 116 ) 2019/01/05(土) 20:28:33
/*
もういいや、と言おうとして、必死な笑顔と目が合った。
自分は不毛な応酬を繰り返しているだけなのに。
つられて、へらりと口もとが緩んだ気がした。
*/
はは、ばかだなあ……
( 117 ) 2019/01/05(土) 20:32:40
>>115 リコッタ
おや、君達が私と取引をして、私はその小瓶を欲していないのだから当然だろう。
争い合うことなど求めてないさ。私は親愛なる『友人』のうち、一人でも願いが叶えられればいい、そう思っているよ。
君達が平穏を望むなら……そうだね、この屋敷に次の『友人』が来るまで待てばいいさ。ここには、そういう人間しかたどり着けないのだからね。
( 118 ) 2019/01/05(土) 20:32:58
アタシの煽りは小学生レベルってリアルで煽られてるにゃん
( *11 ) 2019/01/05(土) 20:37:53
……
>>116 リコッタ
うん。死ぬのは怖いね。
だから毎晩人のこと思い浮かべるのも怖くて仕方なかったよ。
……っ、
/*
首元の鈴を見て、それから瞳に視線をまっすぐ移す。
*/
ねえリコッタ。
じゃあ、教えてよ……『可哀想な子供』の僕にさ。冥土の土産だと思って。
リコッタたちが勝って、アデリーナとアイザックと3人で、願いを叶えるたった一人をどう決めるの?
( 119 ) 2019/01/05(土) 20:39:35
やーい!ばーか!うんこー!
お前のかーちゃんとーらーげー!
( *12 ) 2019/01/05(土) 20:40:31
小瓶をいっぱいにするために、今度は仲間から殺されちゃうんじゃないの?
( 120 ) 2019/01/05(土) 20:43:10
>>120 ベガ
「……アタシは、アデリーナもアイザックも信じてる。それだけにゃ。」
( 121 ) 2019/01/05(土) 21:01:53
>>121 リコッタ
そっか。うん、そうだよね。
分かった。ありがとう。
( 122 ) 2019/01/05(土) 21:07:08
>>106 シュウジ
「っ……」
鉄の塊で心臓を殴りつけられるような感覚に陥った。途端、誰の声も耳に入らなくなった。
アデリーナの声も、ベガの声も、リコッタの声も、レヴィン・メルゼブルクの声も、ーーネモの声も。
ただ、シュウジの言葉だけが僕の耳を浸した。
「嘘、だ……うそに決まってる……だって」
歯の隙間から息を洩らす。今まで体のどこか薄暗いところに淀んでいたものが波立ち騒ぐような、そんなざわめきが訪れた。
喉が、込み上げてくる涙を吞み込むかのようにごくりと動いた。
「……僕らに勝たれる、よりマシって……どうせっーー」
( 123 ) 2019/01/05(土) 21:07:35
幼い頃の僕が、耳元で囁く。
ーーどうせ裏切るに決まっている。
彼らだって生きるために必死なのだから。
人間は欲深くて汚くて、自分のためにしか生きられない生き物なのだ。
それを僕は何より自分が一番知っているから。
幼い頃の僕が、耳元で囁く。
ーーみんな、絶対に裏切るよ。
知り合って間もない人間を救うなんて馬鹿げてる。ただ、自分が助かりたいから。小瓶を手にしたいから、騙そうとしているだけだ。
そうだ、騙されるな。
「……約束したんだよっ、妹とーーだから、僕は何としてでも願いを叶えなきゃいけないんだ!!」
「この命を懸けてでも……結果的に誰かを犠牲にしても、呪われた系譜を抹消して、僕たちという存在が皆の記憶からも消し去られれば、それでやっと!! やっと、解放されるんだ……」
( 124 ) 2019/01/05(土) 21:08:36
「もう何も要らない……サンタも綺麗な本も、家族も友人もーー!!」
滲み出る涙が熱くて痛くて、僕は目を瞑って体中の皮膚が焼かれるみたいに咽喉を枯らして叫ぶ。
そして、手を振り払おうとした時、何かがぱさりと落ちる音がした。
「…………」
赤くなった目を大きく見開く。
視線を落とした先ーー床には、貝殻のようなものが落ちていた。
「ぁ………」
ーー開けたり捨てたら、罰が当たりますからね!
彼女のはにかむ笑顔が蘇る。手を伸ばそうとして、僕は一気に力が抜けた。
そのままシュウジに縋り付くように膝から崩れ落ち、彼女がくれた御守りを食い入るように見つめた。
眉間に深い皺ができ、唇が震えだす。目尻に溜まっていた涙が止まらなくなって、頬にへばりついて、顔中が痛くてーー。
( 125 ) 2019/01/05(土) 21:10:40
「………っ」
目を見開いたままシュウジを見あげて、それからアデリーナとリコッタに視線を移す。そして、最後に御守りに目を落とすと、僕は顔をぐしゃぐしゃにしたまま啜り泣いた。
体を二つに折るようにして、床に手をついて──。
ああ僕は、
「っ……僕は、どうすれば」
( 126 ) 2019/01/05(土) 21:12:51
>>126 アイザック
「……そうだよ。俺はベガを、結果的な能力がなんであれ、信じることにしたから。だから、アイツが狐だったら、重い選択をアイツに任せちまうって申し訳なさはあるけど、ずっとマシ、なんだ」
小さく笑った。それから、俺は小さい子供に──ちょうどはじめの日にベガにしたように、アイザックの頭に手を置いた。
「……捨てられねえよな。いらないって諦めても、ずっとどこかで期待しちまう。
アンタの絶望のすべてを分かってやることはできねえけど、分かろうとするところから、始めたいんだ。
──俺はアンタを裏切らない。
だから、後はアンタが選べ。俺は、アンタを信じることにするよ」
アイザックの視線の先を辿って、それを拾い上げて渡した。
──信じてほしいから、信じるのだ。
( 127 ) 2019/01/05(土) 21:34:52
まあ、私にしてみれば何でもいいのだけれどね。
ただ、このままでは哀れな『友人』達が可哀想だ。
……そこら辺にいる君達のことさ。
( 128 ) 2019/01/05(土) 22:08:30
「……犯人がやったことはさ、殺人だ。許せない、っつうか、許されないことだよ。
……でも、俺たちみんな、本当は一緒だろ。俺の手だって、同じように汚れてる。俺だって罪のない人間を殺した」
今までに念じた人を思い浮かべた。
「……だけど。だから、俺は許したい。誰もを。俺のことも、アンタらのことも」
ちらりとレヴィンを見て、それからふいと視線を逸らす。こいつばっかりは、そうとは言えないが。
>>アデリーナ
それから、アデリーナに歩み寄る。
「……アンタも。なあ、家族が欲しいって言ってたよな」
録音機で何度が聞いた、彼女の願いを思い出す。
「それって今からじゃ、遅いのかよ。今から作るんじゃ」
俺の親友は、一人で死んじまった。もう1人の親友を死に追いやったことを悔いて、自らの腹に包丁を突き刺した。
「……生きてりゃ、いくらでも取り戻せるだろ。生まれ直して、今のアンタを無かったことにして、それは、”アンタ”なのか?」
他の人を犠牲に得た幸せを、何も知らないのと同じように享受出来るのだろうか。
( 129 ) 2019/01/05(土) 22:12:52
命を懸ける程の途方も無い願いを叶えるつもりは無いけれど。
『友人』達にささやかな贈り物ぐらいなら、してもいいかと思ってね。
君達は【この先どうしたい?】
( 130 ) 2019/01/05(土) 22:14:30
館の主 レヴィンは、運転手 シュウジに微笑んだ。
( A15 ) 2019/01/05(土) 22:16:36
>>129 シュウジ
ええ。
だってあたしは、裏社会に拾われて生き延びたアデリーナを辞めたいんだもの。
幸せな家庭に"産まれた"アデリーナは今からじゃ作れないのよ?
試してみたいわ。この姿で、この愛嬌を持ってして。手に入れられる最高の幸福を、ね。それが今のあたしとは違うものであればあるほど、成功よ。
( 131 ) 2019/01/05(土) 23:14:20
[どうせ、と続ける]
…どうせ、死ぬか生まれ変わるか、なのよ。
いま何人殺そうと、変わりはしないわ。
それがあたしの強さ。ここまで来れた理由だわ。
( 132 ) 2019/01/05(土) 23:16:51
語り部 ガランは、静かに眺めている。
( A16 ) 2019/01/05(土) 23:25:42
「アデリーナも、アイザックも。
確かに利害関係から始まった関係にゃ。それでも。」
「切った捨てたするつもりは、ないにゃ。」
緊迫した環境下での仲間意識なんて、所詮幻想だと笑われるかもしれない。
「ヒトの生活に慣れすぎたかにゃ。猫は群れない生き物なのに。」
苦笑いしつつ、それでも、自分の夢も『家族』の願いも、捨てる気はなかった。
( 133 ) 2019/01/05(土) 23:31:46
>>127 シュウジ
「………………」
僕はしばらく人目も憚らず嗚咽を漏らして泣いていた。
そして、やがてぐすっという音とともに肩を波打たせて、ゆっくり顔をあげる。
頬と目の縁には涙の痕跡がまだ残っていて、泣いて真っ赤になった双眸を彼の手元に向けると、僕はいまだ震えるその手で貝殻を受け取った。
お守りを握りしめて、自らの心臓へと当てがう。
「ーーー…………」
そして一度だけ、シュウジと目を合わせてからーー背を向けた。
ふらついた足取りで部屋の隅までいって、僕は壁に背を預けるようにして座り込む。
ーー後はアンタが選べ。
その言葉が耳の奥で、もう一度聞こえた気がした。
( 134 ) 2019/01/05(土) 23:32:21
…さあ、今日も決める時間が近付いてくるね。
どうするのも、君次第さ。
君達は、自分自身がしたいようにすればいいよ。
( 135 ) 2019/01/05(土) 23:32:33
( A17 ) 2019/01/05(土) 23:33:36
( A18 ) 2019/01/05(土) 23:33:39
迷うのも、説得するのも、済んだのかな。
後悔しない選択をしてくれよ。『友人』達。
( 136 ) 2019/01/06(日) 00:37:49
>>131 アデリーナ
「……そっか」
願いを否定したいわけじゃない。
胸に蟠りが迫って、それを俺は飲み込んだ。
そんなの、自殺願望と同じじゃないか──。なんて、言う権利はない。
「──アンタは、それで幸せになれるのか?」
だから一言呟いて笑って俺はその場を離れた。
いつかレヴィンに向けた言葉と同じ。──虚しくないのか?
( 137 ) 2019/01/06(日) 00:52:03
運転手 シュウジは、修道士 アイザックの隣にどかっと座り込む。
( A19 ) 2019/01/06(日) 00:53:25
修道士 アイザックは、顔を少しだけあげて赤くなった目を隣に向けた。
( A20 ) 2019/01/06(日) 00:54:46
運転手 シュウジは、修道士 アイザックのおでこをつついて頬をあげた。
( A21 ) 2019/01/06(日) 01:02:30
【変えてないわよ。】
リコッタ、アイザック…従えとは言わないけど、勝たないと権利すらないのはわかってるわよね。あたしもまずは権利がほしい。あたしたちは共犯者…そうでしょう?
( 138 ) 2019/01/06(日) 01:24:00
修道士 アイザックは、運転手 シュウジを見て、眉を寄せてふんと笑った。
( A22 ) 2019/01/06(日) 01:31:52
( 139 ) 2019/01/06(日) 01:36:16
ごめんね。ライラ。
僕のせいで、君は心臓だけになったのに。
僕が何にもできない、馬鹿で無能で。
( 140 ) 2019/01/06(日) 01:52:23
子供だったから?……関係ないね。
僕が、馬鹿で無能だったから。
( 141 ) 2019/01/06(日) 01:53:17
また、君を死なせてしまう。
……ううん、僕の中で生きてるなんて、僕が見てた都合のいい幻で。
君はとっくに死んでるんだよね。
人のこと勝手に決めつけるなって他人には言うのにな。ライラのことになると僕はてんでだめだ。
すぐに行くよって言いたいけど、僕はもう何人もの人を殺したから、きっと会えない。
天国で君は人を幸せにする歌をうたってるのかな。そしたら夢が叶ってるね!
( 142 ) 2019/01/06(日) 01:54:16
夢が叶ってたら、良いなあ。
ちょっとでも聞こえたら、っておもうけど。
やっぱり天国は遠いのかな。
( 143 ) 2019/01/06(日) 01:55:09
( A23 ) 2019/01/06(日) 01:57:03
––––主よ、今わが身は み前にひれふし、
み恵みたのみて ひたすら祈れば、
ゆるしの御声を きかしめ給えや。
さ迷いいでたる かよわき我をも、
つきせぬ愛もて み許にひきよせ、
砕けしこころに 安きをたまえや。
主よ、主の御恵み うけたるわが身に、
み神をおそるる 聖なるおもいと
ふたたび背かぬ 真実をたまえや––––
( 144 ) 2019/01/06(日) 01:58:22
……俺は口角を横に広げて、そうしてずっと被ったままのキャップを、ゆっくりと外した。
( 145 ) 2019/01/06(日) 01:59:52
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