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モデル ギルバート に 1人が投票した。
売女 アデリーナ に 3人が投票した。
記者 ノエル に 1人が投票した。
妄者 エーリカ に 2人が投票した。
旅人 ミト に 2人が投票した。
トレブル ベガ に 1人が投票した。
ヒューズ に 1人が投票した。
亡霊 ░▓▒▓ に 4人が投票した。
亡霊 ░▓▒▓ は村人達の手により処刑された。
次の日の朝、ヒューズ が無残な姿で発見された。
現在の生存者は、修道士 アイザック、モデル ギルバート、フロイライン アウローラ、売女 アデリーナ、記者 ノエル、妄者 エーリカ、運転手 シュウジ、旅人 ミト、異国の婦人 レイコ、喪失 ライ、シャーマン トッド、放浪娘 リコッタ、トレブル ベガ の 13 名。
公証人 の死亡が確認されました。しかし、遺言は託されていなかったようです。
「私はミトさんに投票しますね。皆さんの話を聞いて色々考えました。一番共感が出来たのはエーリカさんの『願いがより強く、小瓶以外の力では実現不可能な人』の話ですが
他の方々も各々自分の論理を組み立てて考えていらっしゃいます。彼の希望が一番掴み所のないように思いましたので」
「……っ、猫さん。いえ、ヒューズさん」
唐突に起こる昨日と同じ惨劇。
今日すべきことは恐らく間違わないだろう。アウローラはリコッタの側まで走ってゆき、彼女の目をぱっと覆った。
「……彼が、公証人とやらだったのでしょうか。それとも亡霊さんかしら」
ぽつりと呟いた。
/*
時計の針が2と0を短長それぞれが指し示すその瞬間に。
本当にその一瞬に、全てが終わっているのだ。
転がっているのは、綺麗な毛並みをしていた白猫。
それと、自称亡霊。こちらは、死んでいるのかは分からない。荒唐無稽な登場の仕方を思い出すと、しばらくしたら立ち上がりそうだが、あの主人の介錯であれば、そんなこともないのだろうか。
*/
「…………」
「ご主人! 本当にされるんですね」
時は来た。
目を恐る恐る開けるとそこにいたのは─────ヒューズだった。
「ヒューズさ……ん……………これは」
震える唇を手で抑え、青ざめた顔でヒューズにふらつきながら近づく。
そう遠くない場所木箱が転がっている。
「……交渉人の、箱?
ヒューズさんか、幽霊さんが……」
今日は、私のすべき事をしようと強い意志で近くにあったテーブルクロスをヒューズにかけ、手を合わせる。
主はすごいなあ、と思う。幽霊でも命を断てるんだね。
「──ああ、そう。ゴメンね?
【亡霊くんは狼では無かった】らしい。成仏したかなあ、彼」
「あっ、おい、アンタ……!」
妙なことを口走った女性に振り返ると、ふらりと彼女が倒れるところだった。
ソファに倒れてしまった彼女に、取り敢えずは上着をかける。
処刑されたのは、亡霊の青年だったらしい。苦い味が口の中に広がった。
「ふーん、今日襲われたのは猫さん?とりあえず占い師たちの結果も聞いてから判断するか」
「あと、もう一人の霊能者は隠れてるの?昨日は能力を実際に使えてなかったから怖かった?もう自覚したでしょ?寂しいんだけど、僕」
「……今更、ですが、もし、ヒューズさんか幽霊さんが霊能なら、偽物の隠れ蓑になりかねないですね
霊能者同士がお互い、分かるのなら、話が別ですが」
ヒューズに手を合わせ終え、顔を上げてから気付いたようにぽつりと言う。
「………彼は、殺伐とした空気の中でも私たちを和ませてくれる、平穏な存在でした。」
目頭が熱くなるのを隠すように帽子を目深に被る。
毎晩2時になるたびに、こんな思いをしなければならないのだろうか。
ぐっと唇の内側を噛みながらヒューズさんの元へ近づこうとした時、亡霊の彼が倒れていることに気づいた。
「…………」
ーー嗚呼、本当にもう後戻りはできないのだ。
僕たちの票で誰かの死が決まる。誰かではなく、自分だってそうなり得る。その恐怖と重責が、胸をじわじわと締め付けた。
目覚めた時、そこに倒れていたのがエーリカさんでなかったことが、せめてもの救いだった。
自分で票を投じた相手であるのにおかしな話だ。おかしな話だけれどーー亡霊の彼に投票をした人たちは、そうして望み通り死した彼を前にして、今何を思うのだろう。
「彼らも……別の場所に移してあげたほうがいいですよね」
>>11 ギルバート
「亡霊の彼は犯人ではなかったのですね。結果を教えていただきありがとうございます。
ーーー。おそらく、もう一人の霊能者はこのまま隠れているつもりなのではないでしょうか。」
彼らの遺体を運ぶ前に、ギルバートさんの声に応じる。
「犯人にとって占い師や霊能者が持つ力は脅威です。ですからギルバートさんが名乗りあげたのを見て、様子を見ることにしたのではないかと。
二人揃って出てきてしまったら、他者を守る能力を持つ者の護衛が分散されて、君ももう一人の霊能者も狙われやすくなるでしょう?」
「……結局隠れたまま襲われてしまった場合のことなどを考えると、一長一短な気もしますがね。」
>>13アイザック
「ああ、ヒューズさんであれば私が運びます。亡霊さんは……移動させられるんでしょうか。わかりませんが」
>>10アデリーナ
「失礼します。ヒューズさんを静かな場所へ移動させたいのですが……大丈夫でしょうか。もう少しお別れがしたい、ですか?」
シーツごとヒューズを抱き締めるアデリーナに呼び掛ける。服が汚れることも厭わないのか、とぼんやり思った。
ふう、やっと落ち着いた。
このアンの状況、前兆なしにやってくるから怖い。対応するのも怖い。だからといって離れることもできないし、自分が覚悟決めるしか無い。
まあ、対処している最中、例の時刻になったわけで。きちんと能力は使役出来たから良かったものの、毎回こうなるとつらいものがある。
…もしかして、午前2時が近くパワー的な何かがアンをこうしているのだろうか?そうならば少し厄介だ。
毎回席を外してしまうのはマズい。自由を得る代わりに信頼や信用といったものを無くすからだ。
さて、戻るとしよう
この情報を頼りにまた 犯人を探そう、さっさと小瓶をもらって帰ろう
>>all
「やあやあ、ごめん待った?【あの猫は、】」
結果を伝える前に知る情報。
目の前で女性が血まみれの塊を抱き上げていた。
徐々に城を赤く染めていくそれは、きっと、そうなのだろう。働いて欲しくない第六感が告げる真実。
>>アウローラ
「……そうだ。こんな時に言うのもおかしな話ですがーーご飯、美味しかったです。ありがとうございました。」
食事を楽しむどころではなかったけれど、それでも彼女の心遣いが嬉しかったのは本当だ。
>>19トッド
「『あの猫は、』……もしかして、『犯人じゃなかった』なんて続いたりしますか」
現れた占い師候補の彼に聞く。
「ヒューズさんが何故襲われたのかを、考えていたんです。さっきからずっと。見当が付かなくて。
貴方の言葉がそう続くのなら納得も行きます。
……ヒューズさんは、欲に囚われた人だったんでしょうか」
猫さんは無残な姿に、自称幽霊さんは動かなくっている。
─幽霊って死ねるの?─
>> all
「占いの結果をお伝えしておきますわね。【ノエルさんは人間】という結果だったわ。もう1人の占い師さんの結果も聞いてみたいところね。」
「【猫は犯人じゃなかったよ】」
良い知らせのつもりだったのだが、どうもがっかりしてしまう。結果を残せなかったのだ。味方が増えたと思った矢先の出来事、ぬか喜びもいいところだが、それを口にするほど非常識ではない
「僕、“お姫様”のお部屋使わせてもらうね」
ヒューズや幽霊を埋葬、もとい弔うことを請け負っても別段問題ないのだが任せる事にした。考えたいことがあるし、できる人がいるならば、手は出さないつもりだ。
この館の主人の部屋の隣、姫と呼ばれる人物の部屋を借りる事にしよう。そして寝ながら考えよう
きっと朝起きた頃には脳みそもクリアになっているハズさ
「ああ、それとも。トッドさんが確実に信用を自分のものにするためにこういった状況を作った可能性もあるわけですね。此処は今考えた所で意味が薄いですが」
「ギルバートさんの結果(>>6)やレイコさん、トッドさんの結果(>>22)(>>23)は聞きました……ふあ」
結果を聞いたところで自分の考えを、と思ったが思わず欠伸がでる。
腕時計を見ると夜明け前で、驚きながらも今いる人達に向き直る。
「……流石に、寝かせてもらいますね
怖くて寝付けない、って思ってましたが眠気が……私は、使用人の部屋を借ります
昨日、ライさんの手伝いで厨房に行った時、見かけたので
では、おやすみなさい」
一礼すると、使用人の部屋へと行く。
二部屋あるうちの女性……メイドが使っていたと思しき部屋に入り、ベッドへ寝転ぶ。
どこにでもあるベッドだが、整えられたシーツの上に寝転ぶと程よい眠気に包まれ、そのまま眠りについた。
遺体を移して戻ってくると、占い師の結果も出揃っているようだった。
「……一目見て分かるように書きつけられたらいいのですが。明日、表にできないか試してみますね。ーーそれでは私も、今日は休ませていただきます。客人用の部屋がいくつかあったので、私はそちらで……。」
>>ノエル
「ゆっくりーーは無理かも知れませんが、少しでも休まりますように。手伝ってくださりありがとうございました。……おやすみなさい。」
>>21アウローラ
「そうだよ、犯人なんかじゃなかった。参ったねこりゃ。味方が増えたと思ったら死んでいたんだ。考えることが増えちまったよ」
プラス思考の自分であれど限度がある。アンの対応後じゃどうもネガティブになりがちだ。
去る間際、声をかけてくる女性に返事をする
名前は知らないが多分、小説とかそういうのが好きそうな雰囲気を感じた
あとなんかヤバそう。直感がそう告げてる
「欲に囚われた人、さてね。本人にしかわからないことだよそんなの。ただ推測は出来る。欲は強かっただろうさ」
畜生の姿だというのに美貌を気にして毛並みを整え、この館にやって来た。人真似をして握手をしようとしたりする姿は猫のものではなかった。
「ヤツは人として振舞っていた。猫なのに人であろうとした。そんなヤツを見て“欲が無さそう”なんて言えないな、僕は」
故に、味方だったのか否か、この場で判断することは難しかった。
小瓶の持ち主が狙われるかと思っていたのだけどね。
ああ、私が殺した亡霊のことだけど。彼は元々死んでいるからね、欲望を取り除いておいただけさ。
この世に未練があるから、欲があるから成仏出来なかっただけだろうし。
「皆様の占いや霊能結果は確認いたしました。
手短に、ですが。偽物の占い師はなんの力の持ち主なのか。それと占い結果が狼でなかったという結果に対して、信用できそうか、或いは別の誰かに乗り移ってるのを隠していそうか……その辺りを考えたいと思います」
/*
むくり、とソファから起き上がって一言。
本格的に、自分たちによる人殺しが始まった日の寝起きとしては随分と落ち着いたものであるように思える。それはいよいよ本当に始まってしまったことを受け入れた証明なのかもしれない」
*/
>>29 レヴィン
「その口ぶりですと……殺せば殺すほど、この小瓶はより力を増すのですね」
/*
気は進まなかったが、部屋の一つを使い睡眠を取った。
暗い部屋だったけれど、ベッドのサイズがちょうどよかったから。
荷物から水筒を取り出して中身を口に含み、重い足取りで食卓のある部屋へ向かった。
*/
おはよう。
占いとか、霊能の結果は聞いたよ。
トッドが偽物だと思ってるわけじゃないけど、あの猫は狐とかじゃないと思う。勘だけどさ。
動物に動物の役を与えるなんてナンセンスなことするかなって。
[毛並みは赤黒く汚れ、ゴワゴワと掌を刺す]
そんな…可愛い猫ちゃんでいてほしかったのに…あたしが手を下せたなら、こんな酷い姿にしなかったのに。ごめんね。
[赤いドレスが更に赤くなるのも構わず、最後にギュッと抱きしめた]
>>37アデリーナ
「ええ、勿論」
『自分が手を下せたなら』の言葉に、まあ確かにそうかと思う。人、もとい猫の命を奪うのにここまでする必要はまず無い。
「行きましょうか」
アデリーナのペースに合わせ、ヒューズを別の部屋へと移動させる。
その後は彼の零した血を掃除して回った。
>>40アデリーナ
「嘘と秘密、ですか?
……恐らく、私に貴女が望む返答は出来ませんが」
話すべきだと言うのが正しいのだろう。
「その嘘や秘密が私たちに何かしらの利益をもたらすのであれば話すべきでしょうし、私もしくは貴女のどちらかに不利益をもたらすのなら話すべきじゃ無いのでしょう……が、その判断に困っておいでですか?」
どうだい、『友人』達。
願いに一歩近付いた気分は。
…それに、何を悲しんでいるんだい?あの亡霊もヒューズも、君達にとっては他人だというのに。『家族』でも『友人』でも無い生き物の命なんて、消費するだけのものさ。
>>41アデリーナ
「もし良ければ……そうですねぇ、私と貴女だけの秘密にするとか。
貴女が自分で話すべきと判断しない限り、私から誰かにそれを話すことはしないと約束します」
あらゆる傷を癒すのは時間ではなく眠りである。
そう言われるくらい、眠りとは人間にとって欠かせないものだ。なるほどーー目が覚めると幾分か頭がすっきりしていて、絶望に浸されていた僕の心は少し落ち着いていた。
「おはようございます。」
辺りにいる人にそう告げると、僕は情報を整理するために紙にいまの状況を書き記す。
「……これはボイスレコーダーの隣に置いておきましょう。」
「んあ……?」
パチリと目を開く。目に入るのはいつもの安アパートの染みた天井ではなく、豪華な洋室。
「…………ああ、そうだった」
昨日は一体いつ寝たのか、記憶にないままみんなの所へ向かう。
「……おはようさん! もう昼だけど」
寝ている間に出た情報をそこら辺のやつに聞いて把握した。
>>12 ノエル
「あー、それねえ。残念ながら、誰がもう一人の霊能者かは、分からないんだ。僕には。
でも、もし亡霊くんが霊能者だったら、皮肉すぎる配役だし、割と疑われていたのに、言わないの不自然じゃない?
あるとしたら猫さんだけれど……多分、主の説明にあった公証人って役割だったんだよね?
なら、この中にまだ霊能者は居るんじゃない?
ただ、心配なのは……恋にうつつを抜かしてないかってことかな」
>>14 アイザック
「ふーん。僕は無駄に占い師の能力を使わせるより、さっさと出てきた方が賢明だと思ったけどなあ。下手に隠れてると、敵に利用されかねないし」
「勇気のある記者さんだなあ。この状況で主に楯突くなんて。僕にはできないよ、あは」
しかし、案外そう言う反抗的なひとの方がウケが良かったりするのかなあ。
>>49 レヴィン
顔色一つ変えずに聞いてくる館の主に恐怖よりも何よりも感じたのは呆れだった。
この人、頭のネジが一本抜けているのでは?と失礼極まりない事を考えながら、肩を竦めた。
「例え貴方がどの様な意図で言ったり、行動したとしても、結果としては最悪すぎる事態を招き、卑怯な後出し論で皆をそうせざるおえなくしたのは事実です
私は記者ですから、真実しか見ません
……先程から貴方の言葉を聞いていて思いました
きっと、私と貴方では価値観が違うのでしょう
生まれも、育ちも違うので当然ですが
そんな貴方に一から説明するだけ無駄かと
待つのが好きならついでにどんな理由があるのか、自分で考えてみるのはいかがでしょうか?」
貴方が人ならざるものなら時間は沢山ありますからねと嫌味に嫌味をたっぷり塗った発言をし、レヴィンにだけ見える角度であっかんべーをしてから立ち去った。
>>50 ギルバート
「おはようございます、ギルバートさん
朝から騒がしくしてごめんなさい」
朝から煌めくような顔の彼を眩しく思いながらも丁寧に挨拶をした。
「霊能者同士は分からないのですね
それも……そうですね、確率的には低いと
ただ、昨日は誰を念じるか、意見が割れていたように見えたので、言い損ねたのかと……でも、貴方が言っている事の方が有り得そうに聞こえますね
ありがとうございます
……求婚者、でしたっけ
現を抜かされていると厄介ですね
その点に関して、狙われやすいポジションに出てきた貴方は可能性が低そうですね」
とても見目麗しいので、求婚されていても不思議ではありませんけど、とさり気なく褒めの一言を茶化しながら言う。
>>+2 亡霊
ああ、もちろん。ここは私の屋敷だからね。
君達の心の中までは読めなくても、それ以外については把握できると言っただろう。
彼も随分と文句を言っているようだよ。
恋に現を……かあ〜
僕は全然人の事言えないんだけど、困っちゃうよね〜……
でも、霊能者だ!って人が2人出てきていたと仮に仮定しても、恋人たちがいる可能性を考えたらどっちも本物!って決めつけるわけにはいかないってことだよね。
ギルバート1人だけである意味よかったのかもね……
ほぼ、本物だって信じるつもりだよ。
「……死んだ方の声が聞こえる?
そんな……」
イタコやシャーマンのようなと言いかけそうになったが、シャーマンはいる為、言葉を慎んだ。
不可解な現象が目の前で起こっている上に、考える事も多くて頭が痛い。
そんな中、アイザックさんが厨房に向うようなので自分も手伝いについて行くことにした。
>>アイザック
「……私も!お手伝いします!」
「……おいおい。幽霊の幽霊と話してるって言うのか?」
館の主人を横目に見ながら呟いた。
訳が分からないことばかり起こるから、それも有り得るのではないかという気がしてきた。
「あーっと、情報をまとめるか。昨日は半ば無計画に処刑者を決めたけど、今日は方針を考えるべきだよな」
無駄な死を迎えないために。迎えさせないためにも。
「……ま、ギルバートは本物の霊能者って見ていいよな。現状、猫の旦那が霊能者で幽霊くんが公証人だったって以外は、まだ霊能者が生きてると見ていいか。──恋に現を、の部分はうーん。今出てこないからと言って霊能者が恋に落ちたってえのも早計な気がするがね。今出てきている三人は、少なくとも違うと思うぜ」
>>59 ミト
「いえ……私も初めて話す方に試すような物言いをしてすみませんでした。こんな状況ですから、やはり疑心暗鬼になっているところがありまして。」
僕はすこし反省して、眉を下げて笑った。
「……何人かが話題に出していましたが、トッドさんの占いの力によって、ヒューズさんが持つ夜の力が暴かれてしまったーーそうは考えられませんか?
私はまだ彼がどうして亡き者になったかは判じられませんが……なんといいましょう。君はヒューズさんが殺されたと決めつけていたので、何か確信に至る理由があるのかと」
「そうですねーー失礼を承知で申し上げると、一瞬ヒューズさんを襲った狼なのではないかと疑いました。」
>>all
あたし、嘘と秘密、それと真実を抱えていたの。
【あたしが霊能者、亡霊さんは求婚者。】
【そして、猫さんが公証人ってことになるわ。】
説明は要るかしら?
迷っていたのよ、ごめんなさい。
許して…くれる?
>>65アデリーナ
「はい、どちらを選ばれても私はその意思を尊重します」
にこやかに答え、彼女の告白>>68を聞く。
「……?」
始めは理解が追い付かなかったがアイザックの>>70に納得する。
「ああ、なるほど。それなら合点がいきますね」
>>67 アイザック
「そうでしたか……ならよかったです」
彼にそう言って貰えたので、張り切って手伝おうと腕腕まくりをした時だった。
アイザックに肩をつつかれ、自分より背の高い彼の下に軽く屈んで顔を出す。
すると、アデリーナの声(>>68)が耳に届き、驚きのあまり思わず持っていたお皿の山を崩しかける。
何とか押さえようとしたが、上の二枚が重力に従って床へと落ちる。
ガシャガシャーン!!!!!!
大きな音が響き、慌てたノエルは手に持っていたお皿の山をカウンターに置き、お皿の破片を片付け始める。
その時にちら、とアデリーナの顔を見るが、昨日彼女の名を念じた事を思うと、二人失いかねない事態だったのだと自分の浅はかさに嫌悪を覚えた。
そんな事を考えながらも黙々と皿の破片を片付け、その場にあったタオルに包んで捨てた。
「……」
やや間を置き、口を開く。
>>67レヴィン
「すみません、ボイスレコーダーで聞いて思ったんですが。
今のアデリーナさんの発言の真偽を、貴方が話していた亡霊さんの幽霊に聞いて確かめることは可能ですか?
それともこれは貴方にとって楽しくない、ルール違反に当たりますか?」
使えそうなものは何でも使ってみよう。少なくともその価値はある。
>>84 アイザック
「ええ……私は、平気です
ありがとうございます……」
彼がお皿の片付けを手伝ってくれるのを嬉しく思いながらも、恥ずかしさが心を占め、手早く片付けた。
「……だといいんですけど」
館の主の方を申し訳なさそうに見ていると、彼がそう言う。
アイザックさんは館の主の親友であった人を憎んでいる。
知り合って間もない私は触れてはいけない域だと心の距離に少し寂しく思いながら、料理の手伝いをした。
アイザックさんの腕は確かなもので、とても美味しそうな料理が並ぶ。
「はい!
アイザックさんは、料理がお上手なんですね」
誰が見ても上手だと言うだろう料理を笑顔で褒め称えながらワゴンの上に並べ、アイザックさんと共に広間へと料理を運んだ。
>>79 アデリーナ
「ま、経験上、割と信用に足る証言かなとは思う。気の毒だね、亡霊くんは。考えようによってはゴーストとの恋なんてロマンチックなのに」
夢のあのひとが幽霊だったらどうしたかな、と少し頭を掠めた。
「アデリーナさんのことは、いったん僕の同業者と見なしてもいいんじゃないかな、と思う。
もし狂言だったら、既に他に恋人が居る恋人の可能性も考えられるけれど、その場合でも、もう一人の方を何とかすればいいわけだし、このままなら彼女をどうこうする必要も無さそう。
狐や狼なら、恋人が死んだと見せかけるのは、彼らにとっても不都合だろう。
焦らされて、寂しかったよ?」
>>87レヴィン
「あら、出来るんですね。
確かに信用度としては心もとありませんが、何かしら情報が増えるのは良いことと思います。
貴方はずっと『嘘は言わない』スタンスの方だと思っているのですが……彼の言葉を捻じ曲げたり、意図的に言葉を隠したりするおつもりでしたか?」
お姫様と呼ぶ人物はあの力を貸してくれた子供達の誰かだと思っていた、まあ名前から行けばユリアなのだがその予想は大きく裏切られた
「こりゃ婦人の部屋だな」
子供趣味な部屋でなく、欠点の見当たらないアンティークな部屋。部屋の四隅の塵はもちろん、照明器具でさえ埃1つない。相当神経質な人物だと伺える。
いくら潔癖症の子供だといえど、この好みだと達観し過ぎている。引きこもり貴族の娘だとしてもこの趣味は無いだろう。
「ジュエリーボックスはあるのに宝石はないのか」
医務室同様、めぼしいものはないらしい。誰かが盗んだのか、持って出たのかは知らないけれどね
寝心地はどうだろう。ベットにダイブする。うむ、思っていた通り気持ちいい。もしこの部屋の主がいたらきっと打ち首だろう。
彼女のパーソナルスペースに土足で踏み荒らしているのだから。
はは、ごめんと形だけ謝っおこう
「……恋しただけで命を狙われるんだから、嫌な世の中だよな。まあシメオンってやつのせいで、世の中は悪くないのかもしんねえけど」
そう言えば何人か、まだ姿が見えない人たちがいる。
……何故、猫の旦那は襲われたのだろうか。
/*
アデリーナの告白を聞いていた。
あの霊体が、求婚者だったという。シメオンと言う名の願いか、呪いかが、そうさせたということらしいが。
よりにもよってだな、と言う感想だ。
霊体にそんな呪いをかけようなんて、どんな考えなんだろうか。
*/
「アウローラさんが、ご主人を通して彼の言うことを聞いて、と言ってます。
その回答を待ってみましょう。アデリーナさんだけの言葉で判断するよりは、いいでしょうから」
>>86 ノエル
「あはは……。簡単なものしか作れませんが、日頃から院で家事は分担しているのでこれくらいならば。ーーそういうノエルさんは、家庭的な女性なんですね。お仕事もばりばりこなされて、そrれでいて家事も両立できるのはすごいことだと思います。」
>>90 ミト
「貴方がヒューズさんを襲った犯人だから、真っ先に“殺された”という言葉が出たのではないかーーということです。もしくは貴方自身が夜の力を持つ者で、ヒューズさんが占いの力によって死ぬわけがないと知っているとか。」
じっとミトの反応をうかがうように、僕は口に出してみた。
やがて、にこりと笑う。
「それも決めつけですよ、ミトさん。私は冷静でいようと努めているだけです。」
「……でも、お気を悪くされたならすみません。最初に言った通り、貴方を試してみたんです。
疑念を抱いたのは本当ですが、敵だと断定するには根拠が薄いでしょう? だから揺さぶりをかけて、その反応を判断材料に付け加えようと思いまして。」
「あまり言い訳をなさるなら怪しいかなと思いましたが、その様子を見る限りだと……本当に怯えが口をついただけ、なのかな。」
>>92レヴィン
「それは……『正しいことを教える気は無いから諦めろ』ということでしょうか。言外のことを悟るのは苦手なんです。もしそうでないなら教えて頂けませんか」
小瓶の中身を満たす過程を見て楽しむのだと彼は言っていた。亡霊からの情報が手に入るのであればより早く小瓶を満たすことに繋がるかもしれない、それが彼にとって面白くない展開でない限りは。
それからいつ眠ったのかは分からず、目を覚ますと頭はスッキリとしていた。
さて、考えることは多い。そしてそれをどのように推理して構築し、導き出すかは容易い。材料が多ければの話だが。
と、言うことでとりあえず部屋を出よう
今は日が昇り新たな情報も増えていることだ、無駄にこもって考え事をして、見落としがあると考察は水の泡だ。
「ふぅん、いつの間にこんな便利グッズが。借りるね」
誰かの録音機を借りてことのあらましを一通り理解する。ほらね、引きこもらなくて利が出た
「この求婚されたって言ってる霊能者の言葉を鵜呑みにするならば、猫は公証人だったってことか」
考えることは少し減った。
それから夜中に話しかけてきた女性が、面白い提案をしていた。それには賛成だ、嘘か真かはこっちで判断すればいいさ
寝すぎた様だ。
同じ姿勢を保っていたせいで首やら肩が痛い。
椅子から立ち上がりほぐすように首と肩をグルグル回してみるが違和感は残った。
「私もあのボイスレコーダーを借りましょう。」
ドットがボイスレコーダーから離れるのをまって内容を確認する。
「早いところ、占い師の真偽が分かるといいなあ。
狐をやっつけたり、誰かに狼って判定が出たら答え合わせ出来るんだけど」
「あとは、狼はなぜ猫さんを襲ったんだろう?イヌ科の本能かな?なんてのは冗談だけれど。
憑狼が公証人に憑依した場合は、公証人が死んだということになるんだったよね。
トッドが偽物なら、猫さんが憑狼だった、という可能性も頭に置いておくべきかもね。
トッドが本物なら、猫さんは公証人と見ていい
はあ、ややこしいことだ」
気を失っていた。
それは唯一の同胞だと思っていた者を失った悲しみ。
かつての自分の無残な姿に重なるその肉塊はとても小さなものだったから。
もう何も見たくない。
あの子を取り戻したくてここに来たはずなのに、積み重なる死体の山に耐える事が出来なかった。
「大丈夫、私がついてるからね。」
それは幼い少女の声色だった。
酷く眠い。
体は起きろと言っているのに頭はまだ寝ていたかった。
それでも徐々に眼が覚める。
「………覚えてる」
ほっと胸を下ろしたのも束の間、幽霊と猫の姿を見ると思わず皮肉に笑った。
「はっ…やっぱり本当に死ぬんだな」
顔は青ざめ握った拳は微かに震えていたが、どこかで"あいつらは人間じゃない"と安堵している自分がいた。
そして胸ポケットから願いの小瓶を取り出した。
その中身は明らかに昨日より…
「増えてるな」
いつの間に増えたのかなんてもう疑問に思わなかった。
「あれ、僕ってば親愛なるトッドさんのことを呼び捨てにしていたのか。失礼したね、トッドさん」
深層心理が出たのだろうか。
「僕からの提案なんだけど。今日から占い師は、【占いたい人を二人挙げて、そのどちらかを占う】とかどう?
昨日誰かが言ってた気もするけれど。
嘘つきもいることだし、ね」
「僕からはそんな感じかな。今日はノエルさんと猫さんが狼じゃない、と判定されたんだったね。一応今のところはそこは外そうかな。猫耳の子とライさんは単独行動が多いように見えるけれど、占いの結果を無視してでも死んで欲しいって程じゃない、と思う」
淡々と言う。罪悪感や嫌悪感が無いでは無かったが。どうせ殺すのは僕じゃない。
「で?亡霊くんに、アデリーナさんに愛の告白をしたかどうか確認するという話が出ているの?
僕は僕の能力しか信じないし、賛成も反対もしないけれど……それ、いわゆる公開処刑、っていうのじゃない?
亡霊くんは3回も死ぬのかあ。気の毒なことだねえ」
「まぁ、霊を呼び出す類の術なども、成功するとは限りません。
机に10円玉と音票を並べる気持ちで、言葉を仰ぐのもよろしいのではないでしょうか」
「…………」
「ご主人もまぁお人が悪い!
きっと、あの亡霊の言うことを伝える伝えないの決断などどうでもよくて、その手段で彼女が惑うのをただ眺めていたいだけなのですから!
ご麗人も、変に付き合う必要なんてないんですよ!」
「さあ、今日は誰をどうしたものかなあ」
「僕としては、占って欲しいのは【アイザックさん】と【シュウジさん】
二人とも素直に見れば、無害そうというか、人道的に正しい人って感じだけれど、腹の中で何を考えているかは分からないからね」
「みんなの為に死んでもらうひと……そうだなあ。現状の印象だと【ミトさん】か【エーリカさん】で迷っているとだけ言っておこうかな」
僕は、占い師を名乗ってる二人にお互いを占ってほしいかな。
主人の話じゃ、狼たちは仲間が誰か分かんないんだろ?
てことは、占い師として事実と違う結果を言っても、狼に仲間だと勘違いされて庇ってもらえるし。
狼が襲おうとして失敗しても、狩人に守られてるのと区別つきづらいと思う。
あと、いくら仲間がいるからって狙われるかもしれないのに名乗り出るかな、っていうのも確かにって思うし。
だったら片っぽが、一人で生き残ろうとしてる狐かもしれないかなって。
/*
誰に向けるでもなく、テーブルのボイスレコーダーのそばで喋る。
*/
まあ、占ってみてダメだったら一回ぶん無駄になっちゃうわけだし……なんだっけ、狂信者ってやつかもしれないし。
それ以外で占ってほしい人なら【ノエルとシュウジかな。】
/*
そこまで話し終えるとひとつ溜息をつく。
徐ろに水筒を取り出して二口ほど飲んだ後、再びクッションを抱いてソファーに深く腰掛けた。
*/
……つ、ぅ
/*
握った手を左胸に当てて、息を整えるように呼吸を数度。
*/
うん……大丈夫、大丈夫だよ。
ごめんね、ライラ……
ふむ、あのハデジョが幽霊と恋するか悩んだと。それで断ったってことらしい。なんで断ったんだろう、ろくろ一緒に回せばいいのにね?
「あー、あのウソツキは、好機を待つタイプの狂人だと思うよ。犯人知ってるんでしょ?だから犯人に自分が仲間だよって教えるんじゃないかな。あの、えと占ったって言ってた……あの人が狼の可能性はあるね」
とりあえず、ギルバート君とハデジョは保留にしていいだろう。2人の結果が揃わなかった時に考えよう。ま、同時に伝え合うことが出来ない分、どちらかが後出しばかりしてたら疑うとかすることにしよう
「幽霊は教えることないってか。まぁ死人に口なしがセオリーだしね」
一旦、人の名前と顔、声を一致させよう。話はそれからだな、うん。
「一つ、気になってるところを言うとしますと、アデリーナさんがアウローラさんに相談を持ちかけた点でしょうか。
あ、耳がいいんです。聞こえていました。
彼女たちの会話、不自然にすぎませんか?
アウローラは、喋るべきとも言わずにいるべきとも、明確に答えていませんけれど、それでもアデリーナは臆せず告白をされました。
まるで……そうですね、自分の中では結論が出ていたかのように、私には見えましたけれど。
悪いお人たち同士、誰がそうなのか、それはそれとして探し当てる必要がありますもの。
どこがその合図だったのか、など言われますと……少々苦しいのですけれど」
「えーと、人形の占い師の方は猫娘と猫が、レイコは俺とノエルが犯人じゃないって言ってたんだよな。
んで幽霊坊主も犯人じゃねえのか。
霊能者は綺麗な顔の奴とエロい奴?
あとは…猫が公証人、幽霊が求婚者の可能性があったってとこか?
一気に情報増えんなよ頭痛え」
ボイスレコーダーから聞き取った内容をメモに残していく。
「占い師は1人なんだよな。
それだと人形の方が本物に見えっけどまあ確証なんてねーからなんとも。
あーでもそれだと猫死んだのはいてーな。
霊能者は2人だからどっちも本物なのか?
あ、最初に死んだ呪いの奴もいるのか」
ぶつぶつと呟きながら情報を整理していく。
/*
さして、仲睦まじげ、とは言い難い二人の女性のやりとりを思い出しながら、エーリカは続ける。
*/
「本当に相談しにいきたい相手かと考えると、そうではないと思うんですよね、彼女。
取り繕っているとはいえ、曲がりなりにも人の心が分からないと豪語する方のところへ、相談を持ちかけられます?
むしろ、本当に合理的な判断を下してくれそうでもありますけれども……それでも、『相談したいか』とは別のお話にならないかな、って思います。
その上で、【本日の占いはアウローラさん】を。
そうでなければ【シュウジさん】です」
「あぁ、降霊、失敗してしまったのですね、ご主人」
/*
霊の呼び出し方は正しい順序で、などとよく言われるが、出てくる霊にも都合があるのだろう。
或いは果たして本当に、彼が語らなかったのかさえ不明でもあるのだが。
*/
「お次、また……死に行く人を思わなければならないのですね。
今のところですと、ライさんかリコッタさんに生存欲がなさそうでしたら、このお二人のどちらかを差し出したいと考えてはおりますけれども。一応、どちらの方もどちらの占い師かには、人狼ではないと言われているんですものね。
それに、調理役がいなくなるのも不都合です。
ミトさんか、昨日に引き続きベガさん。
もう少し、皆さんのお話をお伺いしたいです」
「つーかこれ俺が持ってても誰も何も言わねーのな」
願いの小瓶でトントンと机を鳴らす。
既に3人分の命を懸けた願いが詰まったそれはあまりにも軽かった。
>>106エーリカ
「ええと、付き合うことはないと言われましても先に話を持ち掛けたのは私の方でしたから……結局煙に巻かれてしまいましたが」
困り顔で首を傾げる。
それにしても『自分が惑うのを眺めていたい』……レヴィンにはそういった性癖があるのだろうか。あまり一般的ではない。
そこは一旦置き、アウローラはエーリカが続ける言葉を聞く。
>>117エーリカ
「ああ、そこは私も疑問には思いましたね。恐らく相談相手を間違えているか、もしくは誰でも良かったのかと。
そこから私に占いを向ける理由は些か不明ですが」
僕……やっぱり、あんまり喋ってない人から投票しようかなって思う。
現時点ではリコッタだね。
みんながしゃべってるの聞いてても、これだ!って証拠はないし。しゃべらないのは怪しいよ、何か後ろめたいのかもしれないし。
占いしてほしいのは、1人はシュウジ。
もう1人は、アウローラ。
2人はちょっとだけ僕とお話したから……
これに乗じて人を殺すような人だって、思いたくないから……
だから、占ってほしいなって思う。
え〜っと、
トッドはリコッタとヒューズを悪いやつじゃないって言ってて、
レイコはライとノエルを悪いやつじゃないって言ってるんだね。
だ、だってさ、猫2人もいたしさ、ここにきたばっかりで名前もあんまり覚えてないしさ……
ご、ごめん……
このゲームの役職の内訳のメモを読み返す。
幽霊が求婚者だとしてあと殺さなくてはいけないのは少なくとも智狼2人、憑狼、狐の4人。
占い師の真偽はまだつかないから投票は占われていない奴から選ぶべきか。
そこまで考えたところでボイスレコーダーから聞こえてきたことに疑問を浮かべる。
「…ん?占いたい奴も挙げてんのか?
それなら俺はあの僧侶みてーな奴とゴーグル?をした奴かな」
そう言ってアイザックとシュウジを指差した。
「投票なあ…流石に殺さなくてもゲームはできんだから他人つってもあんま気は乗らねーけど。
…まあこっちも死ぬのは御免だし恨みっこなしだろ。
あのメイド服の奴に投票するわ」
エーリカを指名するとくあ、と欠伸をした。
「頭痛えから少し寝るわ。
2時までに起きなかったら悪い」
必要なことをメモしたかチェックをし終わると地味に長引く頭痛に顔をしかめながら近くのソファに横になった。
「うん、取り敢えずさあ、名前をなのっとくべきだよな!まあ、もう結構みんな知ってるみたいだけどな」
>>all
「俺はシュウジ! ニホン生まれ、もっと詳しく言うとフクイってところ! 32歳のB型牡牛座だ!
家族構成は父ちゃん母ちゃんに結構下の弟一人!
…………犯人探しってんなら、まずその人となりを知らなきゃダメだろ? ま、嘘もつけるけどさ、自己紹介がてら、どーよ」
「個人的には昨日に引き続きミトさんのふんわりとした様子が気になっています。願いを叶えるため小瓶を争うこの状況であれば、此処にいる全員が必死になって然るべきなのでは、と。
自らの命が狙われることが無い、もしくは狙われても死ぬ事の無い存在故では? というのが推測です。
しかしながら彼のそういった言動はこの屋敷に来た時から一貫していて、元来の性格として捉えても違和感は無いんです。
それを占って明らかにしてもらうのも手ですが、手数の関係上直接投票しても構わないと考えます」
「占いを使うのは疑いの目の向きにくい、優しさのある方が良いかと。そういった部分から信用を固める、もしくは疑問の種を引き出し考察材料としていきます。
ノエルさん、アイザックさんが適任でしょう。」
>>all
僕は、ミトです。よろしくね。
生まれは、ちょっとこの辺じゃないんだよね〜……
年齢は16歳だよ!
えっと、家族は両親と、双子の弟が1人いるよ。
/*
シュウジという男性が自己紹介を始めて、流れで名乗り始める面々たちを見る。
あぁ懐かしい。そういえば、前もこんなことがあったな。
*/
「……」
「私の名前はエーリカ。
この土地に、知らない間に連れてこられたんです」
「…………?」
/*
一人、首を傾げる。
自分は今、何を思っていたのだろうか。何かしら抱いた感情を、上手く思い出せない。
*/
欲を失った彼が騒ぎ立てているようだよ。
アデリーナのことは好ましく思っていたみたいだね。
あとは、顔の整った人間は嫌いみたいだ。
「自己紹介ねえ」
これから疑ったり殺したり奪い合ったりするというのに、ずいぶん呑気なことだ。
「僕はギルバート・バトラー。28歳。売れっ子でも無ければ仕事がないって程でもないそこそこのモデル。この国の出身。家族は父、母、嫁いだ姉。こんなところでいい?」
「顔がっ整ったっひと、がっ嫌いっっっ」
大草原である。
関わってない人物の名前と顔を一致させることが苦手だが、
亡霊だけは覚えたぞ、ノーイケメンだ。
それから最低限、占った人物くらいは覚えようとリコッタとヒューズは覚えた
「あー。そこの昨日僕に気づかせてくれた子、その子は犯人じゃないと思うよ。リコッタ君が占われてた事忘れていたからね。犯人だったら、僕と、ニセモノのアイツ、どっちが本物か気にするはずだし、誰が占われてたかは覚えてるでしょ」
笑い終わった後、とりあえずその場にいる人に伝える。
まあまだ感想の域を出ていない。彼をどう見るか悩んでいる人もいるようだし、その辺りの所感は擦り合わせていきたいと思った
騒がしくなってきておちおち寝てもいられずむくりと起き上がる。
>>アウローラ
「まあそうだろうな。
んじゃ最後まで俺が生きてたら俺がもらっていーよな?これ。
誰より命張ってんだし」
触り慣れたそれを手の中で転がしながらさらりと言った。
>>ALL
「俺はライ。昨日も言ったけどあんま長く覚えてらんねーからいつもメモを取ってる。
年は27らしい」
「そろそろ今日の結論を出さなければいけませんね
占師二人と、霊能の二人は除外
占いに関しては……引き続き、【アイザックさん】と【ベガ君】を
理由は昨日と同じです
……処刑、念じる、人は……【エーリカさん】を
………疑いざるおえない言動が多くて………記憶がない、というのが
せめて、自分で管理が出来ていれば……」
苦虫を噛み潰したような表情を浮かべ、それ以降はその事に関しては押し黙った。
「……なら、俺はベガとミトを占ってほしい。若いやつには、生きてて欲しいだろ。少なくとも、無実の罪で疑われて欲しくないんだよ。
……まあ、じゃあ歳が近いやつや俺自身が死んでいいかというと別だけど」
目を伏せる。罪を犯している可能性がないとは言えない。けれども無闇に疑いたくはなかった。──無論、占うことでその命を失うやつもいるわけだが。
「……」
「…………処刑するやつ、は……」
口が重たくなる。もちろん単純に気が進まないというのもあるが、それ以上に、俺は既に昨日、間違えている。
「……エーリカ。……さっき録音機借りたけど、やっぱり、偶に別人みたいだよな」
彼女も、もしかしたら年若いのかもしれない。そう思うといっそ恐ろしかった。
/*
ずきり、ずきりと頭が痛む。
調子がおかしい。この屋敷に来てから−−調子がおかしいのだ。その自覚はエーリカにもあった。
まるで、自分が自分でないような、そんな感覚。
*/
>>138 レヴィン
「あっはは! ご主人も人が悪いですね! 成功したなら早く教えてくださいよ!
えぇ、相変わらずロクでもないお方。しかしいいですね。ご主人はこんな私達を見て楽しまれる! 私達もご主人様は異界と言葉を紡ぐ手段でございます! っはは」
「……」
「…………亡霊さんは、アデリーナさんを好いていたと仰いました。
それは行動を指すものなのか、思考を指すものなのか。私達はそれを考える必要があります。
いえ、いいえいいでしょう。彼が求婚者でなければ、いずれは分かりそうなもの。取るに足らないネズミでございます」
「…………」
「……あの、少し思ったのですが。
アデリーナさん、ためらいなく疑っていらっしゃいましたよね……あの、亡霊、さん。記憶違いでなければ、そうだったと思うのですが。
そんな、あまりにひどいと思いませんか? どれだけ好みから外れていたかは存じ上げませんけれど、自分を好いてくれる人のことだったら、ちょっとは大事にしたいと、思ったりしそう、ですけれど。
いえ……彼女は、そういうの、慣れてるんでしたね。
それでも今、生きるか死ぬかの境地で……それで、【自分の味方でいる人】なんですよ?
犯人でも、共犯でもなくて。味方の人……の、はずですよね」
「勿論、あの亡霊さんが本当に求婚者だったとは限りません。
でも、アデリーナさんは。霊能者であるアデリーナさんは、亡霊さんのことを求婚者だと、仰られたのですよ。
私達にとっては亡霊さんは何者かは分かりませんが、アデリーナさんにとっては、求婚者なのでしょう?
結局、最後はヒューズさんの名を念じられていたようですけれど。魔性の女性、皆ああなんでしょうか。私には到底なれっこございません」
/*
ぶつりぶつりと、言葉を途切れ途切れに誰にあたるでもなく話し続ける。
誰も聞いていないかもしれないのに、話し続ける。
電源を消し忘れたラジオのように。付けっ放しの衛星放送のように。そこにあるボイスレコーダーの方が達者に喋られるかもしれない。
*/
>>156 エーリカ
「その点は僕も気になってたんだよね。なんか、どうでも良くなってスルーしてしまったけれど、それは聞いておいても悪くないと思う」
>>アデリーナ
「君が当初、亡霊くんを怪しいと思っているようなことを言ったのはどうして?あの時点では、まだ愛の告白をされていなかったのかな?」
アデリーナに問いかけてから、時計に目をやる。
「ああ、時間が近づいてきたね。占って欲しいひとは変わらないけれど、【既に相手に占われたひと】を候補に入れるのも悪くないと思うよ。
ライさんは小瓶を持っているから、狼だと面倒だし、猫耳の……リコッタさんは単独行動が多く、行動が把握しきれない。
それに、もし偽物が狂信者というひとなら、狼をどちらかが庇っているかもしれないからね」
「死んでもらうひとは、そうだなあ……。ミトさんを候補に挙げていたのは、1に同調気味、2に目の前の出来事を素直に受け止めすぎなきらいがある、3に個人的に嫌いだったからなんだけど、年齢を聞いて少し印象が変わったんだよね」
「んー、【エーリカさん】かな。占われていなかったら、リコッタさんだったんだけど」
/*
うなされるように言葉を紡いで、何を喋ったかも半分ほどうろ覚えだ。
頭がいたい。自分じゃない。何かがいる。
へたり込んで、疲れが押し寄せて来て、ソファに沈む。
ぐったりと背もたれに身を預けながら、よく音を拾う耳が聞き取った声には−−
*/
「……えっと、あの、私」
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