1898 哀願の村
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人里離れた森の中、古びた洋館の前。
一人の少年が地図を片手に立っていた。
軋む門を開け、枯れたバラ園を抜ける。
そして、屋敷の扉を開いた。
1人目、呪われし王子 リオ がやってきました。
( 0 ) 2018/12/28(金) 21:13:16
謎の気配 が見物しにやってきました。
謎の気配は、呪われし王子 リオの横を通り過ぎた。
( A0 ) 2018/12/28(金) 21:16:53
今のは……?
[リオは辺りを見渡す。もちろん人なんて見当たらない。]
いや…気のせいか。
ここに僕の望む物が……。
( 1 ) 2018/12/28(金) 22:09:55
2人目、修道士 アイザック がやってきました。
人里離れた森の中ーー樹皮や木の芽のむんむんとする香の中を、真っ直ぐに歩く。
最初は舗装されていた道を行けば良かったが、次第に草木に阻まれてその道は狭くなり、とうとう獣道すらもなくなってしまった。
木々の隙間からは、時折バサバサという鳥の羽ばたきのような音が聞こえた。
ーー森に警戒されている。
「…………」
ここで踏みとどまれば、僕たちはまだ引き返せるような気がした。
願いの成就が近づくたびにそんな考えに囚われて、けれどもう手遅れだということも十分に理解している。
本当に引き返そうと思うなら、修道院から出てはいけなかったのだ。
それでも僕はーーレティシアが大罪を犯したあの日から、この願望を胸に生きてきた。
何百にも渡る問答の末に導かれた結果は、もう覆らない。
覆ったとしても、僕たちに待ち受けるのは、決して和らぐことのない苦悩だけだ。
( 2 ) 2018/12/28(金) 22:16:55
( 3 ) 2018/12/28(金) 22:35:22
3人目、モデル ギルバート がやってきました。
「……驚いた。本当にあるんだね」
何度も何度も夢で通ったその屋敷は、確かに森の中に有った。
現代には似つかわしくない古びた洋館……ただし歴史的、美術的な価値はあるのかもしれない。
歩を進めれば、枯れ果てた庭が見える。おそらく、遺物を見るに薔薇園だったのだろう。
「……クラシック……というよりは、ホラーかな……」
しばらく目を閉じて在りし日の薔薇園を思い浮かべていたが、まずは中に入ろう、と扉へ向かった。
( 4 ) 2018/12/28(金) 22:42:02
やがて鬱蒼とした木々が嘘のように拓けて、辿り着いたのは枯れた先は薔薇園だった。
その奥に、古びた洋館が構えている。
「………ここが、僕たちのルーツ」
無意識にそう呟いた僕は、ふと自分以外にも人がいることに気がついた。
これも主のお導きなのだろうか。その神を、僕は裏切ってここへ来ているわけだけれど。
>>3 リオ
僕は穏やかな笑みを携えた。
「こんにちは。驚かせてしまいましたか?……私はアイザック・ツァデック。怪しいものではありませんよ。」
そして、ぺこりと帽子を手に取り会釈をする。
「きみはーーこの屋敷の住人、というわけではなさそうだね。名前も聞いてもいいですか?」
( 5 ) 2018/12/28(金) 22:53:43
4人目、フロイライン アウローラ がやってきました。
門の軋む音に目眩がする。
「うぅ……」
自分は、どうして。
「此処、は何処……?」
この場所に辿り着いたのだったか。
ふらつく足を押し進め、屋敷の前へと立つ。
「何も……」
分からない。けれど。
きっと自分の求めるものが此処にあると。
ただその予感だけを頼りに。
彼女は立っていた。
( 6 ) 2018/12/28(金) 22:59:37
フロイライン アウローラは、振り返り、荒れ果てた薔薇園を見渡した。
( A1 ) 2018/12/28(金) 23:01:17
「おや、先客がいるなあ」
見知らぬふたりが話しているのに気が付き、少し様子を見守ることにした。
( 7 ) 2018/12/28(金) 23:01:32
5人目、売女 アデリーナ がやってきました。
パパ、嘘つきじゃなかったんだぁ…
すっごぉい…こんなの、まだあるんだ。
誰かいるのかな?いないよね。
たぶんあれ、薔薇でしょ?
綺麗だったはずなのに、
枯らしちゃうなんてもったいないもん。
[軽装の女が1人、森の中を進んでいた。
丸出しの腕、短いスカートから露になった脚が、枝で、草で、棘で、傷つけられていく。
それに頓着せず、聞かされた方向へ。
方位磁針に従って、まっすぐ。そして、その先にみつけた。
誰も話さないのなら、自分が話さないと。
そうすれば、喜んでくれるのだから。
染み付いた癖そのままに、誰かへ語りかけるように話す]
( 8 ) 2018/12/28(金) 23:05:55
6人目、記者 ノエル がやってきました。
「ふんふんふーん〜♪
よっ、と!やっと着いた
ここね、噂の屋敷は」
ふわりとウェーブのかかった長い髪をたなびかせた女性が一人、廃墟のような屋敷の前で佇んでいた。
長旅で疲れた体にぐっと伸びをして喝を入れると、重い門を自力で開き、中へと入る。
そこには、見知らぬ数人の男女がおり、何やら話しているように見えた。
誰かに事情でも、と目の前の男性に話しかける。
>>7 ギルバート
「あのー、そこの方?
名前わからない……あ!長髪のイケメンさん!
私、今来たんですけど、どういったご状況で?」
首を傾げながら、気さくに聞いている。
( 9 ) 2018/12/28(金) 23:14:51
謎の気配は、モデル ギルバートの横を通り過ぎた。
( A2 ) 2018/12/28(金) 23:19:39
>>9 ノエル
視界の端から現れた、柔らかそうな髪の女性に声をかけられる。
仕事用の笑顔を浮かべて彼女に応対した。
「状況?さあ。館の中に入ろうとしたら、他にも人がいたみたいだったから、僕はちょっと様子を見てたんだよ」
「お姉さんこそ、こんな辺鄙なところへ何をしに?」
( 10 ) 2018/12/28(金) 23:22:20
モデル ギルバートは、謎の気配が髪を揺らしたような気がしたが、正体は見つけられなかった。
( A3 ) 2018/12/28(金) 23:23:05
>>9 >>10 ノエル、ギルバード
ねーねー!!
ここの人?
あたしね、このお家気になってて。
見学してもいーですかぁ?
[扉の前に男女2人がいるのに気づくと、
特に意味もなく住民だと思うことに決めた。
10cmヒールの音を響かせながら歩み寄り、
2人の肩にポンと手を置き話しかけた]
( 11 ) 2018/12/28(金) 23:30:18
>>11 アデリーナ
別の女性に声をかけられた。明るい金髪に深い真紅の瞳とドレスが似合う華やかな人だ。
同業……にしては、些か妖艶な雰囲気も感じる。
「残念だけれど。僕は屋敷の人間ではないんだ。たまたま、今日ふらっと探検に来た、いたずら坊主さ。咎められても、帰るつもりもないけど、ね」
先程の女性に対してと同じく、雑誌にそのまま掲載できるような笑顔を貼り付けた。
( 12 ) 2018/12/28(金) 23:37:35
>>10 ギルバート
端正な男性に完璧な笑顔を向けられ、あらまあと口元を手で抑え、同じように上品な笑みを返す。
「なるほどなるほど?そうだったんですねー
ああ、私はこういう者でして
噂の屋敷とやらに、取材に来ました」
薄紅色の鞄から名刺ケースを取り出し、一枚ギルバートに差し出す。
それは〘 ノエル・リー〙という名前と連絡先、所属先が書かれている、簡素な作りの名刺だった。
「貴方の名前も伺っても?」
と声を掛けたところで、金髪の艶やかな女性に話しかけられ、眉を上げて驚く。
>>11 アデリーナ
「びっ、くりしたあ……私もここの人ではないですー
金髪の美人さんも、ここにふらっと来た感じですか?」
( 13 ) 2018/12/28(金) 23:49:48
ふと彼の手元を見てみると(>>3)、そこには紙があった。
ぱっと見る限り、それがこの近辺の地図であることが分かった。
彼もこの洋館に用があって来たのだろうか。こんなところに何の用があるのだ、と僕は思ったが、その答えにはあっさりと辿り着いた。
後ろを振り返ると、先ほどよりも人が増えていてびっくりする。
ここに用があってきたのは何となく分かるけれど、みな一様に中に入らないのは、最初に訪れた目の前の彼や僕が足を踏み入れないからだろうか。
「……あの、こんにちは。僕はこの屋敷に用があって来たーー森の外の街にある修道院のアイザックといいます。
皆さんも、ここに何か用事があっていらしたんですよね。……どうやら全員初対面のようですし、ここで出逢ったのも何かの縁だと思います。
みんなで中に入りませんか?」
( 14 ) 2018/12/28(金) 23:59:22
修道士 アイザックは、周辺にいる人たちに声をかけてみた。
( A4 ) 2018/12/28(金) 23:59:33
>>5 アイザック
[リオはほっとため息をつく]
ああ、すまない。こんなところにまさか人がいるなんて思わなかったから…。
…僕は、リオ。姓は名乗る資格が無くてね。ほら、こんな姿だしさ。
ああ、僕はここの家の人間じゃない。…とある噂を聞いてね。君も…同じなんじゃないか?
( 15 ) 2018/12/29(土) 00:00:47
>>13 ノエル
名刺を見て、内心顔を顰める。
──記者か。発言には気をつけないと、面倒かもしれない。
「そう。ノエルさんは記者さんなんだ。どういうジャンルが専門なの?
僕はギルバート・バトラー。たまたまここに辿り着いてね」
──嘘だけど。
( 16 ) 2018/12/29(土) 00:03:05
モデル ギルバートは、修道士 アイザックの呼びかけが聞こえた。
( A5 ) 2018/12/29(土) 00:03:34
>>12 ギルバード
イッケメーン…
ねぇ、お兄さんホストとか興味ない?
パトロンしてあげる、絶対No.1になれるよ。
…じゃなくてぇ、
まあさっきのも考えといてほしいけど?
とりあえずお家の人じゃないんだぁ。
1人で探検ってめっちゃメンタル強くない?
ま、あたしもだけど。
( 17 ) 2018/12/29(土) 00:04:00
>>14 アイザック
「ああ、悪くないなあ。ずっとここで立ち話するのも、ちょっと変だしね。みんなで行けば、こんなホラー映画みたいな洋館も、きっと怖くないよね」
あは、と軽く笑った。
( 18 ) 2018/12/29(土) 00:05:44
>>13 ノエル
やだぁ!美人とかウケる!!
[ニヤニヤしながら、ノエルの背中を叩く]
あたしはねぇ…
仲良しのおじさんが教えてくれたの!
「綺麗なお屋敷があるんだよ」って。
で、気になって来てみちゃった感じ。
[浮かれた仕事ではなさそうな女性には、
色々とぼかしてみた]
( 19 ) 2018/12/29(土) 00:12:49
まあ、アイザックの言うことも一理ある。
僕は…この家に用があったからね。ここまで来て、帰る訳にはいかないさ。
( 20 ) 2018/12/29(土) 00:13:28
誰かの声ではっと我に返った。ぼんやりとしていた頭に人の声が入り込んでくる。
>>14アイザック
「修道院、の方……ですか。ええと、初めまして。
私はアウローラといいます。
この中に……えと、此処まで来た私が言うのもなんですが、入っちゃっても良いものなんでしょうか。その、不法侵入になったりしませんよね?」
言いつつも、無意識に身体は扉へと向かっていた。
( 21 ) 2018/12/29(土) 00:13:58
>>20リオ
「あら、貴方は此方にご用事があったのですね。
このお屋敷の主人とお知り合いです?」
( 22 ) 2018/12/29(土) 00:17:45
>>22 アウローラ
いや…そういう訳ではないのだけどね。そもそも、こんな廃墟に人が住んでいるとも思えないけどさ。
君は…どうしてここに?
( 23 ) 2018/12/29(土) 00:24:25
謎の気配は、記者 ノエルの横を通り過ぎた。
( A6 ) 2018/12/29(土) 00:30:12
>>17 アデリーナ
夜の仕事への勧誘。今までも無くは無かったが。
「うーん。お申し出は嬉しいけれど、今のところ転職は考えていないかな。今の職も、それなりに気に入っているから」
「はは、おひとりさま行動、好きなんだよ。そうだな、それもあって、あまりホストには向いていないかもね。あまり話は上手くないし……マイペースなのは自覚してるからさ」
少し肩を竦めてみせる。
( 24 ) 2018/12/29(土) 00:36:12
>>16 ギルバート
「普段は世の中で起きた事件とか書いてますね
民事も刑事ものも書いてます
あ、そうなんですか?
こんなところまで来るなんて、もしや、旅行が趣味だったり?」
記者という職業のせいか、気になる事はとことん聞く悪い癖が無意識に出てしまっている。
彼の隣をぴったり歩き、目を合わせて話を聞いているが、ノエルは特に気にしてはいないようだ。
>>19 アデリーナ
「あは、事実を言ったまでですよ〜
そうなんですか?
仲良しのおじさん……お友達が多いんですね
それにしてもその赤いドレス、素敵ですね
身なりが整ってますけど、芸能界の方ですか?」
アデリーナにも悪気無く話を聞こうとする。
( 25 ) 2018/12/29(土) 00:36:38
>>15 リオ
「……姓を名乗る資格がないだなんて」
言いかけて、途中で口を噤んだ。
世の中には様々な人間がいる。確かに彼は、僕とは少し違った姿をしていた。きっと、想像もつかないような処遇を受け続けてきたのだろう。
「では、リオと。私のこともファーストネームで呼んでいただけると嬉しいです。私の場合は、あまりこの姓を好ましく思っていないので。」
「噂ーーええ。おそらくこの屋敷に訪れた者はみな、それを目当てに来たのでしょうね。そうだ、君も一緒に中に入りませんか?」
>>18 ギルバート
「ふふ。どこかの国に、昔そんなことわざがどこかであった気がします。……屋敷もかなり老朽化が進んでいるようですし、集団で動いた方が危険に対処しやすいですよね。」
人当たりの良さそうな笑顔を向けた。
( 26 ) 2018/12/29(土) 00:37:23
>>23リオ
「このお屋敷に人が住んでいないにしろ、家主自体は居るんじゃありませんか? どうなんでしょう」
きょとん、と首を傾げる。
「私は……えっと、実は、よく覚えてないんです。
気が付いたら此処に居て……変ですよね、あはは……。
でも、何ででしょう。不思議なんですけど、私も此処に大事な用がある気がするんです。
入って、みませんか?」
恐る恐る屋敷の扉に触れた。
( 27 ) 2018/12/29(土) 00:41:22
>>14 アイザック
皆に話しかけてきた金髪の男性に気付き、挨拶をされたら返さねばとそちらに振り向き、名乗る。
「修道士のアイザックさん、ですね
初めまして、私はノエルです
皆で入る、ですか
まあ、構いませんが……見知らぬ人に対する不信感はないんですか?
案外、屋敷に何か残ってないか押し入る小悪党とかいて、命が危ないかもですよ?」
人を疑うのは職業柄の悪い癖、だが気になったらとことん聞こうと彼の返答を待った。
( 28 ) 2018/12/29(土) 00:43:16
記者 ノエルは、謎の気配が通り過ぎた時に振り向くが、何もおらず首を傾げた。
( A7 ) 2018/12/29(土) 00:44:54
>>21 アウローラ
「アウローラさんですね……ええ、よろしくお願いします。
この屋敷を管理されている方がいるなら問題かも知れませんが、おそらくは大丈夫かと思いますよ。ここへ来る前に下調べをしましたが、今は誰も住んでいないはずです。」
心配そうな彼女を安心させるためにそう笑いかける。
ここへ訪れたということは、彼女もーーとぼんやり考えた。
「……それにもし何かあった時は、私に任せてください。私、こう見えて屁理屈が得意なんですよ。不法侵入になったら、どうにか凌いでみせましょう」
なんて冗談を言ってみる。
( 29 ) 2018/12/29(土) 00:45:39
>>25 ノエル
「へえ。事件派の記者さんなんだ。ノエルさん、学がありそうだもんね。尊敬しちゃうな。
……そうだなあ、旅行というか、森林浴が好きなんだよ。散歩しながらのんびり考え事ができるしね」
当たり障りのないような会話は難しい。
これだけ人がいたら、今後も色々話すことになるのか……と思うと頭を抱えたくなった。
>>26 アイザック
人当たりのよさそうな青年に笑顔を向けられる。
見たところ、神職だろうか?いつ死んだとも知れぬ、どこの誰ともわからぬような亡き主の鎮魂にでも来たのだろうか?
本格的にホラー映画だな、と思いつつ、こちらもよそ行きの笑顔で対応する。
──表情筋の筋トレになるなあ。
「へえ、外国にはそんなことわざがあるんだね。確かに、とっても古い屋敷だし、一人で入るのも危険かもしれない。ここはみんなで探検と行こうか。
中に宝でもあれば楽しそうだね」
( 30 ) 2018/12/29(土) 00:49:28
>>28 ノエル
「ええ。初めまして、ノエルさん。」
僕の挨拶に答える女性の声に振り返って、柔和な笑みを浮かべる。続いて投げかけられた質問には少々面食らうが、警戒心の強い人なのだなと、僕は思った。
「人並みにはありますよ。けれど、初めから疑ってかかっていたらよい人間関係は築けません。まずは信じることからーー私は修道院でそう教えられてきましたから。……それに、もしこの中に悪人がいたとしても、集団で動けば悪事を働きにくいと思いませんか?」
( 31 ) 2018/12/29(土) 00:54:59
>>24 ギルバード
そっかぁ…ざんねんっ。
じゃあさ、連絡先だけでも交換しない?
フツーにご飯いこうよ!
[あっさり引いて、新しいお願いをしてみる。]
あたしは喋ってて楽しいけどなぁ。
てかまじで、なんの仕事か知らないけど、
その顔は使わないと損だって!
[雑誌を買わずテレビも見ないアデリーナは、
名前の切れはしぐらいしか知らないだろう]
( 32 ) 2018/12/29(土) 00:56:43
>>29アイザック
「あら、大丈夫そうなんですね。それは良かった? ですかね?」
笑う彼に釣られるように、ふふ、と笑みを零す。
「まあ、修道士さんが屁理屈だなんて、いけませんよ。……でも、そうですね。いざとなったら助けてくださいな」
ふにゃりと目尻を下げた。
( 33 ) 2018/12/29(土) 01:02:01
>>25 ノエル
芸能界!?
そんなんじゃないって!
まあ、ちょっと男の人と仲良くなりやすい?
と思うけどぉ…仕事的に。
( 34 ) 2018/12/29(土) 01:02:25
>>32 アデリーナ
「そのくらいなら全く構わないよ。美味しいお店教えてくれると助かる」
しつこく勧誘されなかったことに安堵しつつ、軽く了承する。この場合、教えない方がきっと面倒になりそうだと、経験上判断した。
「確かにお姉さんは話すの得意そうだね。頭の回転が早いんだろうなあ。
あは、ありがとう。褒めて貰えるのは悪い気はしないな」
記者がいる以上、あまり職は知られない方がいいかもしれない、と思う。
わざわざ隠すほどのことでもないが、わざわざこちらから言うことも無い。
記者もファッションや芸能が専門ではないようだし、自分を知らない者が多いのは好都合だ。
( 35 ) 2018/12/29(土) 01:44:32
定員に達しなかったため、村の更新日時が24時間延長されました。
>>26 アイザック
では、アイザック、と。君も中々複雑な事情持ちなのかな?ああ、深く聞くつもりは無いさ。
…そうだね。いつまでも、こうしていてもどうしようもない。
( 36 ) 2018/12/29(土) 02:34:18
>>27 アウローラ
家主がいるのなら、こんなにボロボロにならない気もするけど。それに、鍵はあいているみたいだ。
それは、大変だ。記憶喪失なのかな?
ああ、僕も入ってみるつもりだよ。
( 37 ) 2018/12/29(土) 02:37:35
中も…ボロボロだ。
ただ、元は相当良いものを使っていたみたいだ。
[リオはキョロキョロしながら呟く。]
( 38 ) 2018/12/29(土) 02:39:19
>>37リオ
「それもそうですかねぇ……管理者さんがいくら適当でも、鍵を開けっ放しにだなんてしませんよね。ええ。
記憶喪失、では無いと思うんです。自分の名前も分かりますし……ただ、どうして此処へ来たかだけがよく分からなくて。何か……呼ばれているような、そんな感覚に駆られて」
自分で話していてもピンと来ていないのだろう、アウローラは曖昧な手振りをしながら首を捻った。
リオの後に続いて屋敷の中へと踏み込む。
しっとりとした埃のにおいが鼻腔を満たした。
( 39 ) 2018/12/29(土) 07:09:33
7人目、従者 エーリカ がやってきました。
( 40 ) 2018/12/29(土) 08:22:19
謎の気配は、フロイライン アウローラの横を通り過ぎた。
( A8 ) 2018/12/29(土) 08:27:23
「もうっ! どこへ行かれたのですかっ?!
これだけ広い屋敷ではございますが、朝からずっと呼んで探してもお出になられないなんて……。
早くしませんと公務に支障が」
/*
いいかけて、数瞬後。
敷地の中に別の気配を感じた。
それは一人だけのものではない、色々の男女の声である。エーリカが聞き覚えのあるものではない。
誰かが−−"屋敷に入り込んで"いる。
*/
( 41 ) 2018/12/29(土) 08:31:44
8人目、運転手 シュウジ がやってきました。
──俺は、俺のために彼を救わなければならない。
いつだって、思い出すのは紫陽花の青と、むせ返るような。
( 42 ) 2018/12/29(土) 08:51:27
/*
−−ぎり、
屋敷の扉が軋みながら開くと、灰色の肌の者を先頭に、(>>38)
金髪の女性も含め結構な人数が入り込んでくる。
その人たちを見つめて、エーリカは自覚するほど、様子が変わる。
*/
「あ、あのぅ……こ、こんにちは?
はじめまして、どうして、こんなところに?」
/*
その問いは、目の前の面々にも、そして自分にも向けられるように。
*/
( 43 ) 2018/12/29(土) 08:54:42
従者 エーリカ は肩書きと名前を 妄者 エーリカ に変更しました。
>>39 アウローラ
ははっ、そうでしょう?
それは、不思議なこともあるものだ。ぼーっとしてたら、でこんな人里離れた場所にたどり着くなんてね。
[本当は目的があるのでは?とリオは思う。声には出さないが。]
>>43 エーリカ
おおっと、まさか人がいるなんてね。
ちょっと探し物をしていてね。君はここの家の人なのか?
( 44 ) 2018/12/29(土) 09:36:55
>>44 リオ
「い、いえ。あの……私も、この屋敷を訪ねてきたところまでは覚えているんですけれども。
それから、何をしていたのか……
皆様も、こちらへご用が?」
( 45 ) 2018/12/29(土) 09:54:01
9人目、旅人 ミト がやってきました。
あれ、こんなに人がいるなんて聞いてなかったなぁ。
噂に惹かれてこんなところまで足を伸ばしたのに、出遅れかぁ。参ったなぁ。
あはは、でもなんとか……なるよね?
( 46 ) 2018/12/29(土) 10:11:25
>>45 エーリカ
[先を越された、って訳か。リオは焦る]
君もか。
いや、ちょっと、探し物をね。
( 47 ) 2018/12/29(土) 10:20:29
謎の気配は、妄者 エーリカの横を通り過ぎた。
( A9 ) 2018/12/29(土) 10:58:50
>>35 ギルバード
おっけ、まかしといて!
[顔の整った彼なら、
一通りのマナーは身につけているだろう。
しかし初回からフレンチというのは堅苦しいし、
すこし活気のあるところがいいだろうか。
幾つもの候補の中から、
個室もあるダイニングバーかな、と考えておく。]
( 48 ) 2018/12/29(土) 11:11:50
てか、寒くない?
[誰に言うでもなく、扉に手もかけない。
こう言っておけば、
誰かが暖かいところに入れてくれる。
それに慣れた彼女の悪い癖だった。]
( 49 ) 2018/12/29(土) 11:14:46
( A10 ) 2018/12/29(土) 11:16:07
[その声を聞いてか聞かずか、
扉は開かれた。
埃臭さに顔をしかめる。
そして、扉のすぐ奥に1人立つ女性を見つけた]
>>45 エーリカ
えー!このお家の人じゃないんだ。
なんかメイドさんっぽいじゃん?
じゃあそれも私服な感じ?
[少年への返事を聞くと、
お邪魔しますと声を掛けるのをやめ、
質問に切り替える。]
( 50 ) 2018/12/29(土) 11:22:27
えーっと……これは誰かに挨拶しなきゃいけないのかな。
この館って今も誰か住んでるのかな。
しまったなぁ……こんなことならちゃんと下調べしとくんだったよ……
( 51 ) 2018/12/29(土) 11:49:59
>>48 アデリーナ
「ああ、楽しみにしているよ」
にっこりと彼女に笑いかけてから、屋敷の中へと入った。
やはり長い年月人の手は入っていないのだろう。
埃がひどいし、蜘蛛も至る所で元気に生活しているようだ。
「なるほど。まさに幽霊屋敷という趣だね。こんなことを言っては、館の主に怒られてしまうかなあ。
何か、お宝でもあればいいのだけれど」
来ただけで願いが叶うなら楽なのだが──これだけ人数がいたら、そういう訳にもいかなそうだ。
( 52 ) 2018/12/29(土) 11:53:49
謎の気配は、旅人 ミトの横を通り過ぎた。
( A11 ) 2018/12/29(土) 12:22:08
>>51 ミト
「よう! そこの兄ちゃん。
アンタもこの館に用があってきたのかい?」
足音。話し声。
こんな寂れた屋敷で茶会だなんて洒落たものはないだろうに、人の気配が一つや二つでないのはやはりあの噂のせいだろうか。
「俺は、シュウジ。ついさっききたばっかなんだけどよ、随分と先客が多くねえか?」
( 53 ) 2018/12/29(土) 12:40:40
>>50 アデリーナ
「そ、そうなんです。私も、多分、今来たところで。
服? 服ですか?
そんなメイドらしい服なんて……えっ?」
/*
言われてエーリカは気付くだろう。
自分が見覚えのない給仕服を着ていることに。
*/
( 54 ) 2018/12/29(土) 12:48:41
>>54 エーリカ
たぶん?
どゆこと?
[自身の服装を見て戸惑う彼女に、首を傾げる]
なんか…もしかしてだけどぉ、
誘拐、とか?
( 55 ) 2018/12/29(土) 13:00:15
10人目、異国の婦人 レイコ がやってきました。
─学生時代の知り合いから聞いた噂話。もしも嘘だったらアイツ、絶対に許さないわ─
「全く、こんな所までわざわざ来てしまうなんてね。」
ここまでの長旅を振り返りながら言うと、衣服に付着した土埃や葉を手で払い、既にいくつかの声がする屋敷の中へ躊躇わず踏み込んだ。
( 56 ) 2018/12/29(土) 13:00:23
>>53 シュウジ
こんにちは。僕はミト。よろしくね。
そうなんだよ〜……まさかこんなに人がいるなんてさ。
妙な噂を聞いてきたんだけど、みんな噂目当てなのかな?
シュウジもそうなの?
( 57 ) 2018/12/29(土) 13:05:34
>>57 ミト
「ミト、ね。おう、よろしくな!」
俺はにっと笑みを浮かべた。目的がどうであれ、話ができそうな奴がいてよかった。
「噂ってぇと、あれだよな。願いが叶うっていう──」
そうだ。どんな願いでも叶うなんて、眉唾の噂を信じて遥々こんなところまで来た。
「ははっ、まあな! っても、胡散臭ぇ噂をこんな大人数が信じるとは思ってなかったんだがな。
ミトも、なんだな」
ぐるりと屋敷を見回す。まだ年若い女や、俺と同年代の男……、全て目的が同じだというのだろうか。
( 58 ) 2018/12/29(土) 14:19:25
リオと共に先陣を切って屋敷に足を踏み入れると、女性が先に中にいた。
屋敷の人間ではないと聞いて、先を越されたのではないかと焦ったのはきっと僕だけではないはずだ。
とはいえ、年来の悲願のために躍起になっているからといって、女性にすげない態度を取れるほど僕も酷い男ではない。
僕は会話をしている金髪の女性と(>>55)の給仕服の女性(>>54)に声をかけた。
( 59 ) 2018/12/29(土) 14:24:08
>>アデリーナ、エーリカ
「こんにちは、お嬢さんたち。……貴女は確か、外で笑顔の素敵な彼とお話をしていた女性ですよね。」
まずは金髪の女性に笑顔で挨拶をするが、ふと視線を落とした先の切り傷に眉を下げた。おそらくここに来るまでの間に作ってしまった傷なのだろう。
「……ああ、痛そうな傷だ。念のため応急セットを持ってきているので、あとで手当しましょう。」
アデリーナに単純な厚意でそう言ったあと、手当に使える部屋を探す前に給仕服の女性とも会話をする必要がある、と考えて、僕は彼女に向き直った。
「それで、話が少し聴こえてしまったのだけれど、貴女はその服にも覚えがないと?……いつ頃ここへ来たかは覚えていますか? 貴女も怪我はありませんか?」
( 60 ) 2018/12/29(土) 14:24:20
>>シュウジ
「そこの御仁、ちょっといいかしら。このお屋敷は観光名所にでもなっているの?思っていたより人が多いようだけど。何かご存知?」
辺鄙な地の古びた洋館へ一度に人が集まるなんて不思議だ。思わず目に付いた近場の男に尋ねた。
( 61 ) 2018/12/29(土) 14:54:04
謎の気配は、異国の婦人 レイコの横を通り過ぎた。
( A12 ) 2018/12/29(土) 15:04:06
>>61 レイコ
声が聞こえて、振り向く。
「ん? おお! 着物!
……じゃねえ。構わねえぜ! 俺はシュウジだ、よろしくな!」
そこに居たのは故郷の伝統服に身を包んだ女性。懐かしさと哀切が胸を焼いて、そんな感傷を胸にしまった。
「いやぁ。観光名所ではないだろうがね。どうやら皆、噂につられてきてるみたいなんだよ。ははっ、そういうご婦人も、そうなんじゃねぇのか?」
( 62 ) 2018/12/29(土) 15:17:12
11人目、喪失 ライ がやってきました。
自分の字で書かれたメモを頼りに森を歩く。
だいぶ深く進んで行くと枯れた庭に古びた洋館。
「ここ、か?」
( 63 ) 2018/12/29(土) 15:30:24
12人目、シャーマン トッド がやってきました。
「パワースポットがあるって聞いて
遠路遥々、こんな所まで来てみたんだけれど…」
人っ子一人立ち入らないような古びた洋館
何も“パワー”を感じないこの場所が、本当にパワースポットなのだろうか?
「とりあえず、行って見ないことにはわからないか!そうだよね!アン!」
アンと呼ばれた女の子は、黙ってコクリと頷いた。
そんな風にやり取りをしていると、なにやら自分以外に人がやってきたようだった。1人だけではない。2人、3人と集まって行く
「あっ、…………えいっ」
思わずトッドは庭にある小さな小屋で身を潜めることにした
( 64 ) 2018/12/29(土) 15:43:49
>>62 シュウジ
「あら、着物をご存知でして?シュウジさん……もしかして日本の出身なのかしら。挨拶もせずに突然ごめんなさい。
私はレイコ。どうぞよろしく。」
私の声に振り向き返事をよこした男は同じ国の出身らしく、異国の地の雰囲気に知らぬ間に張っていた気が少し緩んだ気がした。
「そうなのね……いつもここはこんな人で賑わっているのかしら。こんな辺鄙なところまでご苦労なこと。
でも私もその噂につられてノコノコやってきた1人になりますわね。うふふ。嘘か本当かもわからないのにねぇ。答えてくださりありがとう。」
( 65 ) 2018/12/29(土) 15:45:30
へぇ、僕だけじゃなかったのか。
[城を抜け出すときに、兄と慕う人物から教えて貰った、お伽噺のような噂。てっきり、知っているのは自分と彼だけだと思っていたのに。こんなにも人がいるなら、自分の願いを叶えるのは難しいのではないだろうか。]
( 66 ) 2018/12/29(土) 15:52:57
>>58 シュウジ
僕は半信半疑なんだけどね〜。そんなうまい話がそうそうあるとは思えないけど……あはは、やっぱり気になるよね〜!
他にもいろんな人がいるよね。
僕は小耳に挟んだくらいなんだけどさ、まさかけっこう有名なのかな。
( 67 ) 2018/12/29(土) 16:02:37
>>60 アイザック
まじー?ありがと!
[目線に合わせて自身の脚を見ると、
そこまで深い傷ではないものの、
白い柔肌は所々赤く染まっていた。
特に感慨もなく赤を見つめると、
顔をあげてニコニコと礼を言う]
( 68 ) 2018/12/29(土) 16:10:37
謎の気配は、売女 アデリーナの後ろで小さく笑った。
( A13 ) 2018/12/29(土) 16:15:32
( A14 ) 2018/12/29(土) 16:18:15
>>68 アデリーナ
「どういたしまして。こんな辺鄙な場所だし、傷を作った草に毒がないとも限らないからね。」
顔だちのせいかも知れないが、僕より年下のように感じた。
妹と同じくらいだろうか。
「君の名前を聞いてもいいかな。私はアイザック。」
( 69 ) 2018/12/29(土) 16:21:52
>>66リオ
「あの、皆さん口々に『噂』と仰っていますが……このお屋敷、何かあるんです? い、いわく付きみたいな」
気が付けば此処に居た。先にこの屋敷に来ていた給仕服の少女>>54も似たようなものだと言っていたのを小耳に挟んだ。
幽霊などは信じていないが、それでも少し不気味に感じる。そわりと背筋を震わせた。
( 70 ) 2018/12/29(土) 16:28:20
この森の外にあるとある街の修道院で、僕と妹は暮らしている。
ツァデック家は市民から貴族へと成り上がった一族だったが、祖父の代から領内の不作が続いて借金がかさみ、父が当主となった時には既に、領地を手放さなければならない状態だった。
僕と妹のレティシアは孤児同然となり、路頭に迷っているところを今いる修道院に拾われたのだ。
修道院は、一般人をかたくなに拒むように、かたく閉ざされた門と高い塀に囲まれている。
ずっと進むと静寂で厳かな空気感になり、並木道のずっとずっと奥に修道院の建物が見えた時、子供ながらに鳥肌が立ったのを覚えている。
( 71 ) 2018/12/29(土) 16:32:09
13人目、放浪娘 リコッタ がやってきました。
フラフラと歩いてると、目の前に古びた屋敷が見えた。
そっと裏口から侵入すると、複数の人影が見える。
「ナニナニ〜?
随分と面倒くさそうなところに迷い込んじゃったみたいにゃ?」
とぼけながら呟く。ここが目的地で間違いなさそうだ。
( 72 ) 2018/12/29(土) 16:40:47
僕たちが拾われた修道院は戒律が厳しく、室内ではフードを被り、祈りや勉学の時は左右にしきりのある椅子に座らされた。
修道士は大半を一人で過ごし、他者と言葉を交わさないのが原則で、レティシアとはおろか、他の修道士とも日曜日の数時間しか会話ができなかった。
外界との関わりを断つこの場所では、世の情勢は院長がすべて口頭で伝えてくれる。
一年に一度だけ、決められた期間中に家族からの訪問を受けられるが、僕たちのもとへ両親が訪れたことは一度もなかった。
もっとも、僕たちは両親をーー特に父親を憎んでいたから、その期間中はあの男に見つけ出されて連れ戻されないか、それだけを恐れていた。
( 73 ) 2018/12/29(土) 16:46:19
>>70 アウローラ
あー……。
何、大したことじゃないさ。とりあえず、君が心配してるようなことでは無いよ。そうだな、お宝が眠っている、とだけ。
[敵は少ない方がいい。僕は彼女に嘘をついた。]
( 74 ) 2018/12/29(土) 16:54:40
>>74リオ
「へえ、お宝が……」
"大したことじゃない" "お宝" とは一体……? とアウローラは思考を巡らす。
これだけの人が集まるのだから、それなりに魅力的なものではないかと思うのだが。
そしてリオの言うお宝が金銀財宝のようなものでないこともすぐに想像はついた。屋敷がここまで荒れ果てるほどに長い間、そんなものが放置されているとは考えにくい。
「あ、もしかして」
「此処で出会った人たちは運命の赤い糸で結ばれちゃう、とか」
一拍、動きが止まる。
「なんて……あはは、えっと……わ、忘れてください」
夢見る少女のようなことを口走ってしまい、少し気恥しくなる。
「でも良い線じゃないです? こんなに人が集まるんですもの。きっと話題性のある何か……そうですねえ……」
( 75 ) 2018/12/29(土) 17:13:09
フロイライン アウローラは、むーん、と考え込み出す。
( A15 ) 2018/12/29(土) 17:13:31
>>75 アウローラ
「運命の……」
ふと、聞こえてきた言葉に振り返ってしまった。
何か、知っていることでもあるのかと思ったが、聞く限り、彼女はあまり情報を持っていないらしい。
──急ぐことも無い。確実に目的を達する。それが肝心だ。
( 76 ) 2018/12/29(土) 17:47:28
>>31 アイザック
「うーん?まあ確かに……?」
別にここで事を荒立てたい訳ではないので、疑問符を浮かべながらも、頷く。
この人の言っている事は間違いではない。
ただ、現代社会では珍しいというだけで。
「……何だか、言い掛かりを付けちゃってごめんなさい
仕事柄、人を疑いやすくなってるみたいで……改めて、よろしくお願いしますね!」
仲直りの印!と言いながら、右手を差し出す。
ハンドシェイクは疑心の表れらしいが、この時は謝罪の気持ちも込めて手を差し出した。
( 77 ) 2018/12/29(土) 17:48:56
入った場所は、小屋を保つことが精一杯のような、
触るとガラガラと崩れ落ちそうなほど古びていた。
何故ドアが開き、トッドを招いたのか不思議なほど、
洋館と同じくらい古かった。
「ひぇー…人が集まるってことは、やっぱ有名なパワースポットなんすかねぇ…」
隙間からこちらを見えないよう、そっとお屋敷の方を覗いた。人種も服装もバラバラで、なんだかスピリチュアルに興味を持っているような気配は感じない。
そもそも、トッドはパワースポットだとおもいこんでいるが、正しくは人に「願いの叶うらしい洋館がある」という風に伝えられている。
それをどう解釈したのか、パワースポットとなってしまった。
…まあトッドはこのパワースポットには、願いを叶えるためにやって来たようなものなので
間違ってはないのだが。
( 78 ) 2018/12/29(土) 17:53:26
14人目、トレブル ベガ がやってきました。
チッ。
/*
––––もう、人が通った跡がある。
身体に似合わぬ大きさの背嚢を規則的に上下させながら、その人影は歩みを速めた。
*/
( 79 ) 2018/12/29(土) 17:53:45
>>30 ギルバート
「あはは、ありがとうございます
言われ慣れてないので、何だか照れちゃいますね……
そうなんですね!
健康、というか美容に気遣ってるように見受けますが、それだけ見目麗しいのは、何かそういうご職業につかれてる感じですか?」
ちょっと前から気になっている疑問を爽やかに笑いかけながら聞いてみる。
>>34 アデリーナ
「そうなんですかー?
これだけ美人さんならそうなのかな〜と思いまして!
私、芸能関係には疎いのでもしやっていう話だったんですけど!
男の人と仲良し……バーの店員さんとかですか?」
職業当てクイズではないが、やけになって聞いてしまっているようだ。
( 80 ) 2018/12/29(土) 18:10:00
………ここだ。
/*
やがて見えてきたのは荒れきった敷地と、冷えつつ回る星のように鎮座した洋館だった。
長らく空き家だとは聞いていた。話に違わぬ彩度の低さだが、迷わず足を運ぶ。
その建物にはそれほどの、引力とも呼ぶべき何かがあるようだった。
*/
引き寄せられたのが、他にもたくさん、か。
( 81 ) 2018/12/29(土) 18:19:50
>>77 ノエル
右手を差し出される。
僕はその歩み寄りに頬を緩めて、自分からも右手を出して握手をした。仲直りもなにも喧嘩をした覚えはなかったけれど、彼女のさっぱりとした態度には好感が持てた。
「お気になさらず。こちらこそ、改めてよろしくお願いします。ええと……確か記者、でしたっけ。すみません、さっき話しているところを聞いてしまって」
記者ということは、噂を聞きつけて願いを叶えにきたというよりは、その噂そのものを解明しにきた人なのかも知れない。
「ふふ。……仕事柄人を信じやすい私と、疑いやすい貴女。足して割ったら丁度いいかもしれませんね。」
( 82 ) 2018/12/29(土) 18:20:06
( A16 ) 2018/12/29(土) 18:21:43
>>82 アイザック
優しげな表情の彼が握手を返してくれた事を嬉しく思いながらも、こちらもにこりと笑いかける。
「そうですよー!
構いませんよ、別に知られて困る事ではありませんし
あ、名刺いります?」
名刺を取り出し、一応は差し出しておく。
「ですねえ、純粋に人を信じる心って中々手に入るものじゃありませんし……アイザックさんはそのままでいてくださいね」
貴重ですよ、とにこやかに言うと、気になっていた事を聞いてみる。
「……そういえば、アイザックさんはどうしてこの屋敷に?
ここ、幽霊が出るだの願いが叶うだの色々な噂がありますけど、ここの屋敷について何か知ってる事があれば教えて欲しいのですが」
( 83 ) 2018/12/29(土) 18:30:32
15人目、ヒューズ がやってきました。
ただの廃屋になぜこうも人間が集まるのか、全く理解しがたい。
いや、理解し難いという表現には語弊がある。頭では理解しているが、目の前の情景を認めたくないが今の考えとしては正しいか。おおよそ私と同じく噂を聞いてやってきたのだろう、ちょっとした人だかりを塀の上から眺めて一人、嘆息する。
はてさて、只の猫として振舞うべきか、誰かに話しかけてみるか。それが問題だ。
( 84 ) 2018/12/29(土) 18:34:23
あぁ、ようやく扉が開いた。次からは猫用の扉を付けておいて欲しいものだ。
( 85 ) 2018/12/29(土) 18:35:33
記者 ノエルは、ヒューズを見て、「猫ちゃん……?」と首を傾げている。
( A17 ) 2018/12/29(土) 18:36:19
ヒューズは、ベガの開けた扉にするりと体をくぐらせた。
( A18 ) 2018/12/29(土) 18:37:14
まさしく。"猫ちゃん"である。今の私は右から見ても左から見ても"猫ちゃん"と形容するに相応しい見た目をしている。しかしどうしたのだろう?この人間は猫を見た事がないのだろうか?それとも毛並みを整えてきたのが裏目に出たか。もっと薄汚い野良猫のような、みずぼらしい姿で現れるべきだっただろうか。
しかし毛並みを整えない品位の無い猫と思われるのも業腹である。それに過ぎた事をとやかく言っても仕方のないことだろう。そんなことより今はこのカンのいい人間を観察した方がよさそうである。
( 86 ) 2018/12/29(土) 18:44:41
( A19 ) 2018/12/29(土) 18:45:35
( 87 ) 2018/12/29(土) 18:47:20
( 88 ) 2018/12/29(土) 18:47:41
>>65 レイコ
「もしかして、アンタも?
そうそう、日本人! 修めるに司るでシュウジって書くんだよ! 漢字の話すんの久しぶりだな!」
それはそうとして故郷は懐かしい。思わず声が弾んだ。
「レイコサンな! アンタはどういう字書くの?
あー……、本当に俺も含めてお疲れさんって感じだよな。
へへっ、これだけの人数が噂のためにっ集まったんなら、それはそれですげえよな。一体どこから噂されてるんだか」
( 89 ) 2018/12/29(土) 18:53:43
猫がいる、のはまだしも屋敷の中へと入ろうとするなんて賢い猫だなと思いながら、口からはつい言葉が飛び出る。
よく見ると綺麗なオッドアイかつ、白い毛並みは汚れが見当たらないので、もしや誰かの飼い猫?と思ったが、この屋敷は廃墟だし、他の人もさして気にしていないようだ。
首を傾げていると、猫ちゃんはこちらに駆け寄ってきたので、少し驚きながらもしゃがみ込んで待ち構えてみた。
すると、可愛らしい声で鳴かれたのではわわ……となりながら、そっと手を伸ばしてみた。
>>87 猫ちゃん
「……かっ……かわいい……!
どこから来たの?迷子かな〜?」
にこにこしながら、伸ばした手を首のあたりへとやり、こしょこしょしてみる。
確か、頭より首の方が喜ぶはずだと記憶していたからだ。
( 90 ) 2018/12/29(土) 18:54:49
>>83 ノエル
「ああ、いただいてもよろしいですか? ありがとうございます。」
差し出された名刺を両手で受け取ると、一度そこに書かれた名前を眺めてから、丁寧に荷物の中にしまう。
自分も返さねばと思ったが、そこで名刺がないことに気付いて、困ったように眉を下げて苦笑した。
「……すみません、こういう時は名刺を返すのが礼儀ですよね。ええと、甘いものは食べられますか? よかったらお近づきの印にどうぞ。私の暮らす修道院では、開墾や農耕、牧畜が盛んで、バターやクッキーが人気なんですよ。」
( 91 ) 2018/12/29(土) 19:04:51
修道士 アイザックは、記者 ノエルにバタークッキーの包みを差し出した。
( A20 ) 2018/12/29(土) 19:05:38
……うわあ!
/*
扉の先ばかりに意識を向けていたために、足もとを通り抜けたそれにひどく驚く。
……小狡い猫め、無駄に大声を上げさせやがって。
*/
( 92 ) 2018/12/29(土) 19:05:42
( A21 ) 2018/12/29(土) 19:06:10
/*
少々決まり悪げに桜貝の唇を引き結び、猫が駆けていった先から屋敷の中を––先にいた面々を––見渡す。
かなりの数だ。埃と時間の積もり積もったこの屋敷の中に、まさか住んでいるわけはあるまい。
であれば、
*/
全員"そう"なのかよ。
/*
ほとんど吐息とともに低く呟くと背嚢を乱暴にドサリとおろし、取り出した水筒の中身を一口飲み下した。
*/
( 93 ) 2018/12/29(土) 19:06:44
>>90 ノエル
しゃがみ込んだのは私にとっては好都合だ。頬擦りするように人間の耳元に囁く。
「迷子ではない。この館には来るべくしてきたのだ」
( 94 ) 2018/12/29(土) 19:08:35
謎の気配は、トレブル ベガの横を通り過ぎた。
( A22 ) 2018/12/29(土) 19:09:15
猫…?
[いや、居てもおかしくはないのだが。それにしても、この屋敷は部屋数が多い。…かつては大人数で暮らしていたのだろうか]
( 95 ) 2018/12/29(土) 19:12:27
到底人が住めなさそうな洋館にも関わらず、その扉をくぐる人々がいた。
片方の眉を上げながら訝しげに見るも、恐らく彼らもこのメモと同じ目的なのだろう。
それにしても同じタイミングでこんなに人数が集まるものかと思いながらも、とりあえず<<異国の婦人 レイコ>>に話しかけてみることにした。
「なあ、あんたらも願いがあって来たのか?」
( 96 ) 2018/12/29(土) 19:13:18
( A23 ) 2018/12/29(土) 19:15:55
>>94 猫ちゃん
「…………えっ?えええええ!?」
頬擦りされ、猫ちゃん〜♪と思っていると、耳元で声がして思わず口元を手で抑える。
辺りを見渡すと、こちらには気にしていないようでそれだけを確認すると、猫ちゃんへと改めて向き直る。
そして、神妙な面持ちで声のトーンを落としながら聞いてみる。
「…………そうなの?
それにしても、人の言葉を話せるなんて……貴方、本当に猫ちゃんなの?
それに、この屋敷に何の用があるのよ?」
( 97 ) 2018/12/29(土) 19:19:01
>>97 ノエル
あまり回数を重ねたいものではないが、やはり私が話した時の人間の反応はいつだって面白い。
「残念ながら"猫ちゃん"だよ。人間の様に見えていたのならば嬉しいけれどもね。全く残念だ」
「何の用?それは私の台詞でもある。猫の用事というものは大小多岐にわたるが、人間にとってはここは辺境の地、よっぽど大きな理由がないと来るまい。君こそどうしてこのような廃墟に来たんだい?私はそれが知りたい」
( 98 ) 2018/12/29(土) 19:29:07
>>ノエル
「ええと……私がここに来た理由、でしたっけ。」
──人里離れた森の中、古びた洋館のどこかにどんな願いでも叶う魔法がある。
そんな話を聞いたのは何年も前のことだった。
その話を聞いた当初は、虫のいい話だと思いはすれど、特に興味は抱かなかった。
神に仕える者の言うことではないが、正直そのようなオカルトめいた話を信用しようがなかったし、僕の未来は僕自身が掴まねばならないと思っていたからだ。
けれど、事態は思わぬ方向へと進んだ。その屋敷に僕たちのルーツがあると判明したのだ。
「……実は、その噂を求めて遥々ここへ来たのです。なんでも、この屋敷のどこかに“どんな願いでも叶う魔法”があるとか。私は不治の病を患う妹のために、その魔法を探し出したいと思いまして。」
僕の話は半分本当で、半分嘘だ。彼女の知りたいことは正直に話しているし、問題はないだろう。
( 99 ) 2018/12/29(土) 19:30:20
>>91 アイザック
名刺を受け取った彼に、自分は忘れてしまったと謝られ、まあたまにある事だしと笑顔でフォローに回る。
「名刺、持ってくるの忘れちゃう事、ありますよね
私も新人の時は忘れて、編集長にどやされて…………今は癖で持ち歩いてます
わあ!いいんですか!ありがとうございますー!
私、甘い物には目がなくて〜ちょっと味見を……美味しい!」
小さな包みに入った淡い黄金色のクッキーを見て、きらきらと目を輝かせながら包みを開け、その内の一枚を取り出して一口齧る。
バターの風味とさくさくの食感が口の中に広がり、一枚ぺろりと食べてしまった。
残りは後でゆっくり食べようと包を元に戻しながら、こちらも……と鞄の中を見る。
「こんなに美味しいお菓子を貰ったら、私もお返ししないとですね!
どうぞ!ご近所にあるお菓子屋さんのおすすめです!
すっごく美味しいんですよー!」
( 100 ) 2018/12/29(土) 19:33:21
記者 ノエルは、修道士 アイザックにミンスパイの入った包みを渡す。
( A24 ) 2018/12/29(土) 19:33:52
記者 ノエルは、ミンスパイを渡した後、真剣な表情で話を聞く。
( A25 ) 2018/12/29(土) 19:34:18
>>67 ミト
「まあなぁ。……でも、半信半疑でも、確かめるためにわざわざここまできたってわけ」
ようは、ここに集まってるのはそれなりに強い願望を持つ人間達ってことになる。俺も含めて。
「有名なのかもなあ。ちらほら噂噂って言ってる奴らも見るしな!
まっ、人間考えることは同じってこった」
( 101 ) 2018/12/29(土) 19:36:18
なんか、人の気配がいなくなるまで待とうかと思っていたんだけれども。早、数時間。
「出て行くタイミング逃しちゃった系?」
アンはコクリと頷く。
「やぁっぱりそかぁ。うーん、まぁいいか。」
別に馴れ合うつもりもないし、パワースポットならば、ここに居てもパワーはもらえるだろう
そんな風に、小屋の中で過ごす事に決めた。
( 102 ) 2018/12/29(土) 19:37:04
>>69 アイザック
そっかぁ、今度から気をつけるね。
あたし、アデリーナ!
アディって呼んでもいいの、
みんなそう呼ぶから。
よろしくね、アイザック。
( 103 ) 2018/12/29(土) 19:37:10
だぁれ??
[小さく聞こえた笑い声に、
首だけ振り向いた]
( 104 ) 2018/12/29(土) 19:38:09
>>98 猫ちゃん
「……そうなの?
実は魔法使いで人が化けてましたー!とかではなく?……って、そんなわけないか」
猫が話せるのがそもそも魔法みたいなものだけど、と付け足しながら猫ちゃんの頭を撫でてみる。
「あー……猫ちゃん、色んなところに散歩するもんね
私?私は……」
本当の理由を話すべきか一瞬悩んだが、実の家族すら言わなかった真実をここで易易言える訳もなく、胸にそっと秘めた。
「……私はね、記者なの
この屋敷ってさ、色んな噂があるの、知ってる?
どの噂が本物で、ここがどんな屋敷か確かめてやろうって思って
で?猫ちゃんはなんの用なの?
記者だから気になるなー」
( 105 ) 2018/12/29(土) 19:40:48
>>80 ノエル
どうやら、この女は秘め事を秘め事のままにさせてはくれないようだ。
やれやれ、と軽く肩を竦めてから、つとめて平静を心がけて向き合う。
「さすが、記者さんの観察眼にはかなわないなあ。
確かに、肌とかには気を使っているよ。これでも、ファッション誌のモデルをしているもので」
( 106 ) 2018/12/29(土) 19:41:48
>>アイザック
「にゃん」
少しくらいそのいい匂いのするパイを分けてくれても罰は当たらないのではないだろうか?衣を2枚持つ者は、何も持たぬ者に1枚分けるべきなのではないだろうか?それとも猫は隣人に入らないとでもいうのだろうか?
「……ヮー」
( 107 ) 2018/12/29(土) 19:43:05
>>99 アイザック
「うんうん、噂、確かにありますもんねー」
相槌をうちながら、手帳を取り出し、その中に何かを記していく。
記者たるもの、話の記録は速記術で取るべしという編集長からの教えだ。
「……えっ、病気の妹さんがいるんですか!?
失礼ながら、病名の方は……側にいてあげなくてもいいんですか?」
思わず手帳から顔を上げ、聞いてしまう。
不躾なのは百も承知だが、気になる事をあやふやにして笑顔で誤魔化すよりましだと思い直した。
( 108 ) 2018/12/29(土) 19:52:48
>>103 アデリーナ
「では、アディと。……私のことも、アイザックと呼びづらければ、アイクと呼んでくださっても構いません。ザックと呼ぶ友人も昔はいました。」
笑顔で受け答える。
彼女が身に纏う服とは違って、彼女自身はやはり少女らしさが残っているような印象を受けた。
「……君は、どういった用事でここに?」
( 109 ) 2018/12/29(土) 19:57:58
>>89 シュウジ
「そうよ。この噂をきいて真相を確かめにきてやったの。日本から。
漢字ね、その様子だとあなたは長く海外で過ごしてらっしゃるのかしら?
私のは王に命令の令で玲。それに子どもの子で玲子って書くわ。」
噂を自慢げに話す知人の胡散臭い顔を思い出しムッとしつつ、更に賑やかになった周りを気にしながら答える。
( 110 ) 2018/12/29(土) 20:11:19
>>100 ノエル
「あはは……」
名刺そのものを作っていないという意味だったのだが、彼女のはきはきとした声は聞き心地が良くて、ついニコニコしたまま相槌を打ってしまった。
「挨拶がわりだったのですが、これではまたお返しをしなくてはいけませんね。……でも、ありがとうございます。パイは大好物なので、あとで美味しくいただきます。」
彼女は記者然と、僕が話す内容をスラスラと記していく。
病名を聞かれ、いくつか浮かんだものの一つを適当に口にしようか迷ったが、結局眉を下げて微笑んだ。
「妹も修道院にいるので、留守のあいだの心配はいりません。病名はーーすみません。悪気がないのは分かるのですが、記事のネタとしてそこに妹の話を記されるのは、見ていて気分がいいものではないので」
そう断ったあと、彼女の興味を引く話ができないものかと少々考え、そして再び口を開く。
( 111 ) 2018/12/29(土) 20:14:49
>>ノエル
「噂の域を出ませんが……ここには昔、引きこもりの貴族が住んでいたそうです。彼は外部との関わりを絶っていましたがーーたった一人、街に住むとある男のみは、友人として屋敷に招かれていたそうですよ。」
「……。その男が誰かまでは知りませんし、出所は不明なので真偽は分かりませんが。お役に立てたらいいのですが、もしもご存知だったらすみません。」
( 112 ) 2018/12/29(土) 20:16:53
>>107 ヒューズ
「……おや? 君は……どこからきたんだい、猫くん。」
いつのまにか猫が寄ってきていた。
どうやらさきほどノエルさんからもらったミンスパイが目当てのようだ。
「もしかして、これが欲しいのかな。さっき彼女からもらったのだけど、君もひと切れ食べるかい?」
( 113 ) 2018/12/29(土) 20:20:59
修道士 アイザックは、ヒューズにミンスパイをひと切れ差し出した。
( A26 ) 2018/12/29(土) 20:21:29
>>96 ライ
男が恐らく私に声をかけてきたようだ。願いね……。
「私かしら?えぇ、そうね。他の方々も噂を知ってここに来た人間なら大なり小なりの願いを持ってきているんじゃないかしら?本当かどうかは知らないけど、あわよくばってね。」
( 114 ) 2018/12/29(土) 20:27:38
16人目、亡霊 ░▓▒▓ がやってきました。
鬱屈とした森の奥の奥、人界から隔てられたように屋敷が一軒、暗闇にポツリと浮かびます。
廃墟さながらの屋敷には十数人の男女が集いまして、飲み食いおしゃべりに講じているようです。
「………」
そこに差し迫る影が一つ。
窓の外からじっと皆の様子を眺めると、スルッと影も形も失くしーーー
集う人々のど真ん中に現れました。
( 115 ) 2018/12/29(土) 20:59:42
うわぁっ!?
[突然現れた男にリオは声を上げます]
>>115
君は一体、誰なんだい?
( 116 ) 2018/12/29(土) 21:10:23
その突然現れた存在は、ちょいと透けていて、
「ヤァヤァ、みなさん。
なんでも願いが叶うというのはこの場所かいな?
ちょっと人伝いに聞いたんだけれど、いかんせん呆けたヤツらばっかりでさあ。
みんな適当なことばかり言うんだよ。
オレたちのタチとしては仕方ないといえどもさあ、あ、別に“たち”と“タチ”は引っかけたつもりはないぜーー」
などと、極めて快活な声で話しかけてきました。
( 117 ) 2018/12/29(土) 21:14:50
( A27 ) 2018/12/29(土) 21:15:54
( 118 ) 2018/12/29(土) 21:20:43
>>116リオ
「あ!ゴメンねー、おどろかせて。
“わたしは幽霊である。名はまだない。”
ていうかー、オレ名前忘れちゃったんだよねえ。
だから“名乗る名はない”、てか。」
( 119 ) 2018/12/29(土) 21:21:09
>>ヒューズ
やぁ、君はどこから来たんだい?
ひょっとして、飼い猫かな?
えーっと、猫ちゃんはどこを撫でれば嬉しいんだっけ。
猫じゃらしもないなぁ。
あはは、ごめんね、僕の話聞いててもつまんないよね。
( 120 ) 2018/12/29(土) 21:23:03
「……んん?
幽霊まで出るのかあ! 面白いな、ここは」
幽霊にしちゃ、随分陽気だが。
( 121 ) 2018/12/29(土) 21:23:28
え!幽霊なの……?
こ、この辺りでは普通……なの?
僕、初めて幽霊見ちゃった。みんなこんなに元気にしゃべるの?思ってたのとちょっと違うな〜。
( 122 ) 2018/12/29(土) 21:25:55
>>119 幽霊
幽霊……。
[信じられない。自分には霊感はなかったはずだが。しかし、目の前に現れた存在が幽霊だとは思えなかった]
( 123 ) 2018/12/29(土) 21:26:26
>>106 ギルバート
「あ!モデルさんなんですね!
だからそんなに見目麗しいのですか、なるほどー!
ごめんなさい、私は芸能関係には疎いもので……お名前を聞いた時点で気づくべきですよね
私の勉強不足なので……精進します」
あはは……と申し訳なさそうに笑い、軽く頭を下げた。
( 124 ) 2018/12/29(土) 21:29:08
>>111 アイザック
「え!?気にしないでください!
きっと、アイザックさんのお返しが素敵でしょうから、私もまた何か贈ってしまいそうで……ああ、でも、そうして親交が深まるのであれば悪くないかもしれません」
薄い唇をきゅっと上げ、穏やかに微笑みながら言った。
珍しく心からの言葉だったが、ノエルはあまり気にせず言葉を続ける。
「ならよかったです…………いえ!私が不躾な事を聞いてしまっているので……むしろ、私こそごめんなさい」
癖で記録に残してしまっているが、記事にするつもりはなかった。
流石に、今存命の人の不幸は後ろめたいからだ。
背徳感から、この事については深入りをやめた。
( 125 ) 2018/12/29(土) 21:29:54
>>アイザック
「……へえ、それは初めて聞きました
こんな立派な屋敷ですもんね、当主とやらがいてもおかしくないでしょう
……という事は、今この屋敷が誰か管理しているか、とかも知らないですよね?
誰かが言ってましたが、不法侵入に……あら?」
と言った所で突如部屋の真ん中に出てきた男に目を移した。
( 126 ) 2018/12/29(土) 21:30:23
謎の気配は、あなた達の間を通り抜けた。
( A28 ) 2018/12/29(土) 21:30:53
>>117 亡霊
「……」
思わず、言葉を失っていた。
まさか幽霊にお目にかかる日が来るとは思わなくて、しばらくその姿を眺めたあと、おずおずと口を開く。
「初めまして、幽霊さん。私はアイザックと言います。その……幽霊さんも、噂を聞きつけてやってきたんですか?」
( 127 ) 2018/12/29(土) 21:30:57
冷たい何かがあなた達の間を、屋敷を抜けていった。
それは、一体なんだったのだろうか。
そんな風に、あなたたちは考えるかもしれない。
( #0 ) 2018/12/29(土) 21:31:39
村の設定が変更されました。
その瞬間、明かりが灯る。
埃も蜘蛛の巣も消え、先程まで見えていた屋敷がまるで嘘のようになった。
窓から庭を見れば、バラを中心に様々な花が咲き乱れていた。
かつての姿を、屋敷は取り戻す。
そして──
( #1 ) 2018/12/29(土) 21:36:38
謎の気配 は、支配人に任命されました。
「はい?」
幽霊と名乗る人物の突然の登場に唖然としそれ以上は言葉がでなかった。じぃーっとその幽霊とやらを見つめる。
( 128 ) 2018/12/29(土) 21:37:14
──それは現れた。
( #2 ) 2018/12/29(土) 21:37:24
謎の気配 は肩書きと名前を 館の主 レヴィン に変更しました。
( 129 ) 2018/12/29(土) 21:37:50
「…………ゆ、幽霊ぇ!?
嘘、幽霊ってこんなにあっさりと、しかも明るく出てくるものでしたっけ?
ええー……なんか拍子抜け……はあ」
自然と肩に入ってた力を抜き、肺に溜まった空気を吐き出す。
先程までの緊迫した空気はどこへやら、何だか気が抜けて幽霊と名乗る男に気にしつつも、猫ちゃんに向き直る。
すると、隣に見知らぬ男の人がいたので話しかけてみる事にした。
>>120 ミト
「ハロー、見知らぬお兄さん
……あ、突然話しかけてすみません
猫ちゃん、お好きなんですか?」
( 130 ) 2018/12/29(土) 21:38:05
( 131 ) 2018/12/29(土) 21:38:51
「ーーーーっ」
不思議な気配が僕のすぐそばを抜けていったような感覚がして、思わず辺りを見回した。
けれど当然、視線の先には何もない。
「気の、せいかな……」
>>126 ノエル
「一応、ここへ訪れる前に色々と下調べはしたのですが、管理者がいるという話は聞きませんでしたよ。……外の薔薇園も荒れ果てていましたし、これだけ老朽が進んでいるとなると、屋敷の持ち主はいないのではないか、と…………」
>>129 レヴィン
「あなた、は……?」
( 132 ) 2018/12/29(土) 21:38:59
それは信じられない光景だった。
幽霊だと名乗る少年が来て、興味深く思っていたら──急に屋敷が姿を変えた。
>>129 レヴィン
「……失礼、貴方は?」
( 133 ) 2018/12/29(土) 21:40:30
>>118ミト
「お兄さんも!ごっめんねー。
ついついさあ。
あんまりオレら見える人っていないからね、びっくりさせると見える人がわかって便利なんだ。
みんな使ってるし。
2人も見えるヤツがいると思わなかったぜ、ラッキー!
あ、イメージと違うのはごめんだわ。
幽霊も個々で性格違うからさ、ま、しゃーないっつーか。
ほら、女々しい男とかもいるじゃん?」
ミトの背中を叩こうとしますが、もちろん░▓▒▓の腕は透けていますので、スカッとずっこけてしまいました。
( 134 ) 2018/12/29(土) 21:41:37
>>132、>>133 アイザック、ギルバート
初めまして、親愛なる『友人』達。
私は、レヴィン・メルゼブルク。この屋敷の主さ。
君達は、誰だい?
( 135 ) 2018/12/29(土) 21:44:32
「あれ?みんな見えんの?
見える人ばっか?
もしかして、霊能力者の巣とか?
やっベー、祓わないでくださーーい!!!」
░▓▒▓はキレイにジャンピング土下座をすると、こちらを見ている視線に向かって平謝り。
スッと様相を変えていく屋敷には気づかぬままです。
( 136 ) 2018/12/29(土) 21:45:37
/*
ぱちり、と目が開く。
エーリカ本人にはもうそんな自覚は残っていない。
周りの誰に今のエーリカがどう見えようと、きっとエーリカは気にも留めないだろう。
"元に戻った"彼女は一目散にそれへと駆け寄る。
*/
「こんな時間までどちらにいらしていたのですか!
卿のスケジュールを管理する身にもおなりになってくださいよ!
今度はどこの女に手を引っ掛けてたのかは知りませんけれども、また別の奥様を連れ出してきただなんてことを仰いましたら、フィト様もネモ様も何をおっしゃられるか……!」
/*
まくし立てる口から出た人名は、果たしてエーリカも存ずるか否か。
今の本人では定かではないが、流るる言葉は大変流暢である。
*/
( 137 ) 2018/12/29(土) 21:46:45
「うっ………さむっ、なに……?」
冷気のような冷たい気配が通り抜けていったような気がしてすぐさま振り向くが、そこには何もおらず、訝しげにしながら流す事にした。
>>132 アイザック
「…………やっぱりか
私も調べてはみたんです
でも、手がかりがなくて……おかしいな、と思って現地に来てみたら……私だけではない、という事は偶然ではないのですね
なら……」
話を続けようとしたその時だった、電気が消え、声なき悲鳴を小さく喉から漏らした瞬間、そこは見るも美しい姿へと変え、目の前には見知らぬ男が立っていた。
>>129 レヴィン
「……ええっと、どちら様ですか?
それに、友人って……どなたかと間違えてます?
それとも私以外の人に向けて言ってる感じですかね?」
( 138 ) 2018/12/29(土) 21:46:59
「……え!? あれ、ここってこんな、──綺麗だったか!?」
俺は慌てて周囲を見回した。声が上擦ったことが恥ずかしい。
世界が変わっていく。
とうとう俺の脳もいかれちまったのかもしれない。ただ、俺の目に見えるのは、到底現実とは思えない光景。
>>129 レヴィン
「俺ぁ、アンタみたいな知り合いに心当たりはねえが、友人とはどういうこったね?」
( 139 ) 2018/12/29(土) 21:48:55
>>135 レヴィン
目の前の男は、屋敷の主と名乗る。
主……つまりこの屋敷の所有者なのだろうか。
先程までは居なかったように思うが……庭の薔薇園が花開いたのも、埃や蜘蛛の巣が消えたのも、イリュージョンの一種なのだろうか。
「申し遅れました。僕はギルバート・バトラー。たまたま、森を歩いていたら、この屋敷を見つけてふらふらと立ち寄ってしまいました。屋敷の主がいらっしゃるとは思わず、ご無礼をお許しください」
( 140 ) 2018/12/29(土) 21:49:02
>>137 エーリカ
/*酷く冷たい目を目の前の『友人』に向けます*/
…君は誰だったかな。私の『家族』に親しげにすることを許可した覚えはないのだけどね。
( 141 ) 2018/12/29(土) 21:50:08
「…………なんか、やばい雰囲気?」
隙間からずっと眺めている間、誰が誰だか、それから何を話しているかすらわからないのだが
2人、異質な、というより、妙な人物がいる。
その中でもひときわヤバそうなのが、あの顔色の悪い人物。
「何話してるかわかんないけど、本物の霊だったりする?
うっわぁやだなあ。やだなあ。除霊とか霊媒とかヤなんだけど。…………知らないフリしよう、そうしよう」
今のうちに、こんなボロい小屋を抜け出して逃げ出しても良いんだけど。なんとなく、なぜか気になった
事の顛末を見届けて、出て行っても、まあバチは当たらんだろう。
( 142 ) 2018/12/29(土) 21:52:48
語り部 ガラン が見物しにやってきました。
「ああもう!なぜいつも私を置いていかれるのです……!
あなたという方は、あなたという方は……
たまらなく、愛おしい。」
( 143 ) 2018/12/29(土) 21:56:24
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